外法帖徒然〜邪の章〜


魔物 悪夢 神来 天秤 世界樹 黄昏

無双 剣客 呪禁 蟲姫 前夜 黄龍 真神


 〜ディスク間移行についての考察〜

 真神庵会議室やあちこちのファンサイトで物議を醸している【陰】or【陽】⇒【邪】への移行に際しての私なりの考察を述べさせて頂きます。
 なお、これはあくまで私個人の解釈であり、公式設定とはなんら関係ありません。とんでもない勘違いをしているかもしれませんがご容赦を。


 【陰】ディスク最終話のラストで、鬼道衆の危機に颯爽と現れた龍閃組。
 私は、あの時点で彼らは『主人公と共に過ごした歴史』の記憶を取り戻していると解釈しました。
 タイミング的には『柳生の姿を見た時』が妥当でしょうか。自分たちが殺された時の記憶というのはかなり強烈でしょうから。
 その場に居なかった他の仲間たちも、連鎖反応的に記憶を取り戻したという事で(あるいは比良坂の干渉?)。

 その理由は再会した時の会話。彼らは『鬼道衆としての大河』には殆ど接点がなかったにも拘らず、「おうが」と愛称で呼んだのです。
 デフォルトだと『緋勇龍斗』で『ひーちゃん』になりますが、どちらにせよ仲間としての記憶がなければ彼らには知りようのない名前ですよね?
 それに「お前がいたから…」「あなたが教えてくれたから…」という台詞も、彼らの記憶がないとするとかなり無理があります。
 はっきりそれらしい台詞を言ってくれる訳ではありませんが、無言で交わした視線の中に変わらぬ絆を感じる…なんて、夢見過ぎでしょうか(^_^;)?

 ただ、この解釈もプレイによっては必ずしも当てはまらない(好感度が低い・愛称と本名が同じなど)ので、もう少しちゃんと説明してくれても良かったかな?とは思います。
 …まあ、GMやってる身としては、ついうっかり伏線の説明を怠ったり、『自分にとっての常識』でプレイヤーには判らない謎を出したりなんてポカをやらかす事もあるので、あんまりスタッフの事を責める気にもなれないんですけどね(苦笑)。

 ではでは、引き続き『外法帖徒然』をお楽しみください……。

■血風録篇■
 血風録では、外法帖に存在しない『北欧篇シナリオ』が追加されています。
 旧作ではあっさり同盟を結んだ龍閃組と鬼道衆。しかし今までずっと敵対してきたもの同士、そう簡単に和解が出来るはずもなく。
 北欧篇では、その名の通り北欧からやって来た神々が新たな敵として現れ、共通の敵を前に龍閃組と鬼道衆が手を取り合い、真に相互理解を深めていく…という物語になる(予定)と事前インタビューなどで聞いてました。
 いろいろ不安はあるけれど(苦笑)、今まで目立たなかったキャラにもスポットが当たると嬉しいな、などと思いつつ。
 北欧篇レポート、これより開幕です――――。


 
北欧篇其之壱『魔物』 〜大河最強伝説〜

 冒頭は御神槌が子供たち相手に北欧神話を語り聞かせている場面から始まります(イベントスチル×2あり)
 なかなか雰囲気あって良いんですが…陽→陰ルートの人はともかく、陰→陽ルートで御神槌を仲間にし損ねた場合はどうなるの?
 御神槌が死んでる場合はイベントが変わるんでしょうか。それとも血風録では御神槌が死ぬイベント自体が消えてる?
 …もしかして、前半での御神槌の生死に関わらず、邪シナリオでは死んだはずの仲間が全員生き返ってるとか…(−−;)
 確認のために御神槌殺してやり直す気にはなれないので(苦笑)その辺りは攻略本待ちかなー。

 血風録では邪シナリオに入ってから新規OPが付くんですね。PS2の性能に合わせてグレードもアップ。カッコいいですvv
 …本当に良かった、あの特典アニメが邪のOPでなくて(安堵)

 タイトルコールの次は、龍泉寺に円空和尚からの書簡が届いた場面。陽→陰ルートだと鬼道衆の場面になると思われ。
 しかし私、ど〜〜〜も
京梧のここでの態度が腑に落ちないんですが。
 だって直前のインターバル会話では
「刃を交えた者同士、(鬼道衆は)信頼できる」とえらく物分りの良いこと言ってたくせに、このシナリオに入った途端こんなこと言ってるんですよ?(以下、台詞を抜粋)
「何だって鬼道衆の連中と…いいじゃねェか、
俺たちだけで」
「(雄慶に諭されて)だからって、
(※鬼道衆)と馴れ合うのは御免だぜ」
「まッ、奴ら(※しつこいようだが鬼道衆)がこっちに従えば
手を貸してやらないでもないがな」…………何様や、お前(#−−)

 あ、シナリオ本編だけを見れば、これはごく自然な流れだと思います。始めは対立していても、これからじっくり信頼を築いていくのだな、と思えますから。ただ、それならそれでインターバル会話の内容を本編に合わせるべきでしたね。
 外法帖でも京梧は「言動が首尾一貫してない」と批判されてましたが、それは「先に良いことを言ったにも拘らず、その後いきなり聞き分けのない行動をしていた(涼浬に説教した次の話で沖田に無益な争いを挑むなど)」ことが原因ではなかったでしょうか?
 最初に物分りの悪いことを言って、後から反省するなら「ああ、こいつも成長したなァ」と受け取れますが、その逆だと…(−−;)
 インターバル会話とシナリオ本編を書いた人が別人だったなら、次から同じ人に書かせた方が良いと思います。
 もし同じ人が書いていたなら……お願いですから、登場人物の言動・価値観には統一性または連続性を持たせてください。
 キャラ同士の掛け合いとか、別々に見れば良い味出てるんだけどなぁ(今回、本編の脚本は今井監督。インターバルは誰だろ?)


 江戸城にて、龍閃組と鬼道衆メンバー揃い踏み(追加スチル数枚あり)
 この辺のやり取りは(インターバルとの矛盾を抜きにすれば)よく書けてると思います。
 些細な言い回し1つで諍いになりかけたり、それまでの経緯から相手を信頼しきれずあわや…という場面など、いかにも彼ららしくて。
 一触即発、全面抗争もやむなしか?…と思ったところで愉快げに笑い出す円空和尚。
「どうじゃろう? このままでは双方埒が明かぬ。ここはひとつ、戦って敗れた者が勝った者に従うというのは?」
 火に油注いでどーすんの!? と思ったプレイヤーの斜め上を行く和尚の発言。
「じゃが、龍閃組と鬼道衆で遣り合えといっておる訳ではない。それでは、どちらが敗れたとしても、勝者に大人しく従うとは思えぬでな。双方には、同じ相手と闘ってもらう。つまり、龍閃組と鬼道衆を斃した者こそ双方を従える権利を持つということよ」
 …? 京梧たちは「和尚が全員の相手をする」と考えたみたいだけど、まさかそんな筈はないだろうし。
 …………あの…まさか、このパターンは、ひょっとして…??(大河、嫌な予感を感じて逃げ腰)
「ほっほっほっ。儂が相手をするとはいっておらぬ。(にこやかに)儂の代理は、ここにおる
石動大河が務めるでな」
 
あぁぁぁあ、やっぱりいぃぃぃぃッ!!?(←頭抱えつつ悲鳴)
 ちなみに大河は悲鳴あげてますが、プレイヤー自身はバカウケ(笑)。やー、こういう
イイ性格のキャラは大好きですv
 大河的にはヤケクソで、プレイヤー的にはかなり本気で【愛】連打したりしてましたvv 和尚と雄慶の反応も良いですね(笑)
 藍一人が味方につくのも、管理人的には歓迎。彼女だけは終始鬼道衆を理解しようとしてたし、展開としても自然でしょ。

 戦闘では藍に補助系をかけてもらってから、大河一人で中央へ。
 次のターンで大河がわざと攻撃くらって式神《茨木童子》を発動、みんなの装備をガメる作戦に出ました(笑)
 装備略奪後は《秘拳・玄武》連打で殆どのキャラを軽く殲滅。雄慶だけは何故か玄武も朱雀もあまり効果がないです。火属性技はダメージ増えるはずなのに、おかしいなあ? 《八雲》と《秘拳・白虎》を連続で叩き込んでやっと斃せました。

 しかし、いかにも主人公っぽく扱ってもらえて嬉しい事は嬉しいんですが…これは龍閃組・鬼道衆のメイン全員よりも大河一人の方が
ぶっちぎりで強いと証明されたということで。仲間たちの存在意義って一体…とか思ったのは私だけでしょうか?(苦笑)
 まー、ループした分で他の連中の2倍経験積んでるから良いのかな(他の連中は微かな《想い》が残ったのみで、記憶や経験自体はリセット扱いのようだし)

 戦闘終了後、劉から《崑崙山》の話を聞いた…けど、あんまり参考にはなりませんでした(^^;)
 帰り道に涼浬さん登場、しかも一枚絵つき。相変わらずの生真面目ボケ炸裂が楽しいです(笑)
 しかし、登場そのものには意味がなかったですね。彼女は他にも追加シーンあったし、別のキャラを出しても良かったのでは?
 涼浬さん退場後、龍閃組と行くか鬼道衆と行くかの選択肢が。だけどこれ、どちらを選んでも鬼哭村へ行く事になるんですね(苦笑)
 こういう『何の意味があるのか判らない選択肢』を出すのは、ちょっとなあ。どうせならルートを二つに分けて欲しかった。
 藍も一緒に行くと言い出すんですが、桔梗さんに「龍閃組だから」と嫌な顔されます。大河は歓迎されてるくらいなのに。
 こういうのを見てると、やっぱり他の仲間たちもループ前の記憶が戻ってるんじゃないかなぁ、と思います。

 鬼哭村に帰ると比良坂がお出迎え。でもって謎の魔獣ことガルムも塀をぶち破ってお出迎え(←いりません)
 戦闘は普通にやってれば楽勝です。《開眼》してたりアイテム狙ったりすると、それなりに手間はかかりますが。
 …というか、大河一人を突っ込ませて秘拳連打した方が、仲間と一緒に闘うより簡単に勝てたりして(^^;)
 ちなみに短い時間(3ターン内なら確実)でガルムを斃すと、《狼の紋章》が入手できます♪

 何故かガルムの名を知っていた比良坂。「どこかで会ったような気はする」そうです。
 皆が疑問に思っていると、全身に刺青をしたスキンヘッドの男が登場。
 彼の名は炎の国ムスペルの王、スルト。肉体どころか魂まで焼き尽くす炎を操る《力》持つ者。
 不気味な予言を残して去った彼の目的は一体? …というところで今回は終わり。

 ま、薄味だったけど導入としては良い感じなんじゃないでしょうか。
 魔獣ガルムの出番があれで終わりってのは、あっさりしすぎな気もしますけどねー。



 続く。


 
北欧篇其之弐『悪夢』 〜新たなる魔人たち〜

 冒頭は比良坂の悪夢から。
 何処とも知れぬ夜の森を走る比良坂。疲れきり、水を飲もうと泉を覗き込んだ彼女が見たものは――!?
 …些細な事かもしれないけど、いい加減に彼女の首輪と手枷、外してあげましょうよ(苦笑)

 ガルム襲撃の翌朝、比良坂は藍の手当てを受けていました。
 夢が原因なのかどうか、自宅で両目から血を流して倒れていた所を発見されたのだそうです。
 診察した藍曰く、比良坂の目には異常がないとのこと。心理的要因か何かで視力と記憶を失った可能性がある…と。
 ていうか、比良坂って過去(見世物にされる前)の記憶がなかったんですね。リメイク前はその辺、触れてませんでしたよね?

 天戒も龍閃組全体はともかく、藍だけが相手だと意外に素直な態度で(笑)
 鬼道衆と龍閃組を夜と昼に喩え、相反する二つが交わる時を《黄昏》として、その日はきっと来るだろうと語ります。
 後の伏線になってたら格好いい台詞だなー。もちろん《神々の黄昏》にも引っ掛けてあるんですよね?

 龍泉寺へ帰る途中、九桐が「ループ前の記憶」に関する話を大河に振ってきました。内容からして、陽→陰ルートだと別イベント?
 どうもループ前の記憶は夢か何かのように曖昧らしいです。ただ、大河への《想い》だけは強く残っている、と。
 なかなか熱い台詞をかましてくれるので【愛】で返答したら、「お前にも――この槍、捧げよう。命の限り…」 うわあぁ…vvv
 と、そこに御神槌登場。スルトの名前と台詞から北欧の神々に関する手掛かりを教えてくれます。
 涼浬さんと違って(笑)登場に必然性があるのはいいんですが。どうもこれ、必須イベントっぽいですよね。彼、死ななくなったの?

 内藤新宿に着くと、杏花さんが登場。両国の辺りに出る辻斬りの話を聞けます。
 傷跡から見て物凄い怪力の持ち主か、剣の達人か…どちらにせよ只者ではなさそうなので、さっそく現場へ向かうことに。
 現場は以前見世物小屋のあった辺り、ということは比良坂がいた辺りということでもあり。
 ……で、何でここに京梧が出てくるんですか。どうせ偶然なら出番の少ない他のキャラに会いたかったですよ、私は(#−−)
 そこに狼の毛皮を被った男が出現。頭の中身は獣並だけど、ガルムの血の匂いを嗅ぎ分けたり京梧と九桐の同時攻撃を受け止めたりと、能力の方は獣どころの騒ぎじゃなさそう。 彼の名は…終末を齎す魔狼、フェンリル!!

 戦闘では《狼の紋章》を装備した比良坂ちゃんを出してみました。……行動力が増えると鬼より怖いです、この人(笑)
 式神《綾女》を発動させたら、物凄く楽にクリアできますね〜。移動消費1の効果は偉大です。
 フェンリルへのトドメは、アイテム狙いで真那ちゃんと們天丸・梅月・泰山の方陣技三連コンボを使ってみました。
 あ〜、でも大したもん持ってないなぁ。狼だから《狼の紋章》取れるかと思ったのに…。

 戦闘終わって。富士山では柳生とガンダル…もとい、謎の老人こと自称《北の賢者》の邂逅。
 思わせぶりな事をさんざ柳生に吹き込むだけ吹き込んで消えやがりました、この爺様。何しに出てきたんだかな〜。
 何だか導入その2、って感じの話でしたね。フェンリルは辻斬り以外大した事してないし、ぶっちゃけ内容薄…(−−;)



 続く。


 
北欧篇其之参『神来』 〜心優しき戦神〜

 インターバル会話で皆が主人公に構ってくれるので嬉しいです(^^) 男女問わず主人公LOVEって感じが(笑)
 ところで京梧、「この世の最後の食事にどちらを選ぶ?」って質問で「ここの蕎麦or雄慶の手料理」って選択肢はどーゆー意味だ?
 そんなもん、爽やかな笑顔を浮かべつつ
雄慶の手料理を選ぶに決まってるじゃないか(笑)<それは管理人だけだろう


 冒頭は両国のどこかから。スルトと…何故かフェンリルまで登場。どうやら前回の話と同じ日に起きた出来事みたいですね。
 スルトが言ってる「大将」ってのはトールの事かな? えーと、巨人族と神々の勢力図がまだよく解んないや(^^;)

 タイトルの後は、なにやら似非くさい陰陽師が登場。なんだろなー?と思ってたら、いきなり選択肢が出てビックリ。
 ……えーと(^^;) こういうのも一応、龍閃組の仕事に入ってるんですね(笑)
 戦闘は楽勝ですが、この似非陰陽師の装備には何と《独鈷杵》が!
 ここでは藍以外のメイン3人しか参加できないので、ぜひ式神《茨木童子》(←盗み攻撃あり)を装備して行きませう♪

 龍泉寺に戻ってみると、トールが境内に寝転がってました。
「腹が減った」ってアンタ、泰山じゃあるまいし…(苦笑)
 犬神先生登場時に一悶着あったり(イベント絵が欲しかった…)したものの、御厨さんと杏花が来たことで有耶無耶に。
 しかし、御厨さんの表情は何だか暗い。…あー、火盗改廃止って歴史上の事実だったんだっけ。
 それでも出来るだけの協力はしたいと言う御厨さんから、最近起きている事件の話を聞く。
 死体に梵字を書いた者ってのは、外伝で京梧が遭った僧侶じゃないかと。管理人的には璃空さんだろうと思ってるんですが。
 他には、町の人たちが特に理由もなく争い始める事件が増えているとか。陰氣の影響か、はたまた誰かの《力》の仕業?

 翌朝目醒めると…って大河は龍泉寺で寝起きしてるんですか。陽→陰ルートだと鬼哭村で寝起きする事になるんでしょうか?
 起こしに来てくれた藍に
【愛】入力すると、ちょっとした神魂もとい新婚気分vが味わえたりして(笑)<やったんだなお前…
 子供のはしゃぎ声を聞いて外に出ると、そこには子供たちと一緒に遊んでいるトールの姿が。
 うーん、ほのぼのv とか思ってたんですが…え〜と、なにやらトールさん急に子供たちを帰らせたりして不穏な雰囲気。
 もしかして、これからの戦いに巻き込まないため、とか? この人も敵になるのは、ちょっとやだなぁ(−−;)

 少し深刻な雰囲気の中、トールが話し出したのは《世界樹》と《神々の黄昏(ラグナロク)》についての話。
 うーん、《神々の黄昏》を繰り返してたって所がちょっと解り難いけど…本来トールたちが住む神々の世界ってのは、符咒封録に出てきた「想いが象る世界」の一種なのかな? 神の世界と現世、そして黄泉の世界は《世界樹(=龍脈)》で繋がっている、と。
 で、神々の敵対勢力である巨人族の長・ロキが、もう一度《神々の黄昏》を起こし今度こそ神々を斃すために、「《世界樹》としての《力》を持つ人間」を手に入れようとしている。
 トールは神族の一人として、《世界樹》がロキに利用されるのを防ぐため、オーディンに教えられて龍泉寺へやって来た。
 石動大河――――《世界樹の力をもつ者》を、殺すために。…うっわー、確かに話が繋がるわ。そりゃ戦うしかないわなぁ(泣笑)

 今回、戦闘に参加できるのは龍閃組メンバーのみ。アイテム狙いで真那、他に涼浬、梅月、葛乃、美冬を召喚。
 やっぱり普通にやれば楽勝なんだけど、北欧篇のボスは良いアイテムを持ってると聞いたので色々頑張ってみました。
 …が、苦労して《沙門》を発動させたり粘ってみたにも拘らず、トールが落としたのは
大福一個だったり(T_T)
 ま、いいですけどね。メギンギョルズは盗み技でばっちり入手できたからっ(←負け惜しみ)

 斃されたトールは「お前さんたちならロキの野望を阻止できるかもしれん」と言い残し、光の中へと消えました。
 基本的にはいい人ぽかったですよねー。どうせなら協力して欲しかったなぁ。
 最後の語りは藍さん。荒れる一方の世の中に「これは主の裁きなのかもしれない…」と嘆きつつ、それでも希望は捨てないと。
 なぜなら、彼女の傍には
無敵の主人公、石動大河がいるんですから(笑)<それは微妙にニュアンスが違うだろー



 続く。


 
北欧篇其之四『天秤』 〜ナルシー兄妹の来襲〜

 冒頭は美形兄妹の語りから。…な〜んか、ナルシストの臭いがぷんぷんするなあ。苦手なタイプかも(苦笑)

 今回、大河は鬼哭村に来ています。藍とほのかも鬼哭村慰問のために同行中。
 
余談ながら、私は「〜してあげる」という言い回しがあまり好きではありません。何だか大上段に立って相手を見下すような感じがして。
 もちろん藍やほのかは純粋に善意から言ってるのであって、他意がないのは判ってるんですけどね。
 ただ、こうした言い回し1つで『傲慢』『偽善者』と受け取られる事もあるので、自分で書く時はなるべく気をつけたいなあと思います。

 会話途中で九角屋敷へ呼ばれました。今までに出てきた敵と《神々の黄昏》についての情報を検討するためです。
 切支丹の人たち(藍、ほのか、御神槌)が『神々』という概念をあっさり受け入れてるのに少し違和感。唯一神信仰なのにいいの?
 八百万の神々がいる日本人ならではの解釈なんでしょうか? 何だか『主』も『神様』もキリストもごっちゃになってる気がするんですが。
 ……? 前回の回想シーンが龍泉寺でなく鬼哭村になってますな。情報掲示板とか見てると、どうやらバグのようです。
 たぶん、前回のお話は陰→陽ルートか陽→陰ルートかによって分岐するはずだったんでしょうね。
 システム的なバグは見つからない事もあるだろうけど、こんな1回通してプレイすれば誰でも判るバグが残ってるのは頂けないなあ。
 粗の多い新規システムといい、外法帖のバグが残ってる事といい……スタッフさん、ちゃんとテストプレイやったんでしょうか?(−−;)

 九桐に送られて山道を帰っていると、向こうから『お迎え』が登場……って、また京梧と涼浬さんですか。
 京梧は九桐と会話で絡ませ易いから、涼浬さんは神出鬼没で登場させ易いからなんでしょうけど、正直
「またか」と思いました。
 そりゃ涼浬さんは好きですけどね、
偶然居合わせるにも限度があるでしょ。後から出てくる某色ボケ神との絡みで必要なんだったら、『魔物』の回では無理に出さないで他のキャラに出番を回してくれれば良かったのに。
 藍とほのかは鬼哭村へ来る必然性があるからまだ気にならないけど…(溜息)

 京梧と九桐の喧嘩(というほどでもないけど)を仲裁したところでフレイ登場。
 ……何だか一人で喋って一人で結論付けて大河を攫っていこうとしてるんですけど。こっちの都合は無視ですかい。
 そこに立ちはだかるのは涼浬さん。あああ…彼女の愛を感じる(笑) さっき「出過ぎじゃん」と思ったにも拘らずときめいてしまった(笑)
 と、そんな涼浬さんに
「美しい…」と一目惚れ状態のフレイ。九桐の啖呵も周囲の白眼視も綺麗さっぱり無視して、蔦で絡め取った涼浬さんを『お持ち帰り』しようとしてるじゃないですか。ざけんなこの脳内(だけ)プレイボーイが【怒】

 大河に止められて「恋路を邪魔されるのが一番嫌いなんです」と襲い掛かってきた勘違い色男
情け容赦なく叩き伏せ(酷)、装備アイテムを根こそぎ分捕った後にお帰り頂きました(爽笑)。ていうか、逃げ足だけは神クラスでしたね、確かに(笑)
 しかしせっかく逃げたその先で、妹に化けたロキに
ころっと騙され、あえなくお亡くなりになったフレイ君でありました(チーン)
 ロキ曰く、残りの神はオーディンとフレイヤの二人。神々が《世界樹》を目醒めさせるか謎を解ければ(横取りできるので)よし、《世界樹》が目醒めなくとも残りの神々が斃されれば後は巨人族の思うがまま、という策略だったらしいです。
 さすがは策謀を得意とする巨人…と言いたいとこだけど。頭良いというより、むしろ
せこいぞそれ。

 内藤新宿に戻ると、葛乃さんに出くわしました。おお、珍しい(笑)。会いたかったよ〜vv【愛】
 美冬さんに稽古をつけた帰り道とのことで、稽古風景のスチルを拝めました。こういうささやかなイベントが欲しかったんですよ〜vv
 と、いきなり一枚絵付きでフレイヤ出現。……え〜と(苦笑)。そのポーズは、もしかして誘惑してるつもりなんでしょうか。
 彼女はフレイが大河たちに斃されたと思い込んでる模様。二人揃って
単純というか、騙されやすい兄妹だこと。
 なぜ《世界樹》の力に目醒めないのです?と責められるんだけど、そんなこと言われてもわざとじゃないしー(投げやり)
 しかし兄同様
とことん人の話を聞いてませんこの女。「私の愛の力で《世界樹》を目醒めさせてあげましょう」だって。
 ていうか…キャラ紹介の「愛と欲望を司る女神で、主人公たちを誘惑してくる」って、まさかこれだけ? 
これだけなの?!

 とりあえず、兄同様アイテムをかっぱらってから妹ストーカー奈涸さんにトドメ刺させました。
 まともにやれば《大鳳》2発で片付くんですけどねー。北欧篇に入って戦闘がやたら簡単になった気がします。

 ……しかしいったい、なんだったんだ、あの兄妹は(−−)
 最後の締めは物陰で様子を窺っていた(←せこい)ロキの語り。
 大河が《世界樹》として目醒めない原因をオーディンに探らせるつもりのよう。あくまで火事場泥棒に徹する作戦ですかい。
 ぶっちゃけ今回は『悪夢』以上に内容の薄い話でしたね。場繋ぎとロキの顔見世くらいしか意味ないじゃん…。
 剣風帖でも敵は一見一人ずつだったけど…その実、仲間たちとの因縁があったり背後で糸を引く存在を匂わせたりして、濃ゆいドラマがあったんだぞー。せっかくデザイン描き起こしてるのに、こんな使い捨てじゃ勿体無さ過ぎるでしょー?
 お友達の感想によれば、北欧篇は残り2話が盛り上がるらしいのでその辺に期待しつつ…。



 続く。


 
北欧篇其之伍『世界樹』 〜父よ、貴方は偉かった〜

 冒頭は九角家屋敷の裏、天戒の語りから。今もって龍閃組(≒幕府)と組む事に迷いのある天戒。
 復讐を果たすべきか、それとも許すべきなのか。亡き父、九角鬼修ならどうしたのだろうかと。
 そこに現れた大河と藍。そして老人の声――――って、え?!
 いきなりか。いきなりすぎてビックリしたよオーディン!!
 オーディンが語る《世界樹》が世界を支えているという話を「まるで黄龍伝説だな」と言う天戒。えーと、黄龍って割とポピュラー?
 ある程度は鬼道書に載ってたりしたんでしょうか。柳生曰く鬼道書には「黄龍の器を造る法」が秘められてたらしいし。
 オーディンによれば大河が《世界樹》にならないのは何者かが大河をこの世界に繋ぎとめようとしているから。…うん…?
 その者は死の運命を曲げ、大河を絶望の淵より救い出したって…あー、それはもしかしてもしかしなくても比良坂ちゃんですかい?
 と、オーディンが何か術を使って大河たちをどこかへ転移させた。えーと、これは九角屋敷の中みたいな…。
 そこに「御屋形様に申し上げます――」と誰かの声が。
「幕府の兵が屋敷を取り囲み、屋敷内に火を放った模様!」  う、嘘ォオッ?!

 …………あー、びっくりした。そう言えば鬼哭村って昔九角家のあった辺りを模して作られたんだっけ。
 お察しの通り、ここは十数年前の九角屋敷。まさに先代御屋形様・九角鬼修が討死する直前の時間へ来ていたのでした。
 さすがは神々の父オーディンというべきか。やー、神様って凄いなー(刻の道を開くだけなら璃空もやったけど)
 亡き父の抱いていた理想を聞き、堪らず父の元へ駆けつける天戒、それを追う大河と藍。
 鬼修が立ち向かっている敵は…
ッ!? 何で九角を鬼が襲ってるの? 鬼を使ってたのは幕府の方だったんですか??
 バッサリやられた父を藍に任せ、鬼に斬りかかる天戒。だが、何故か目の前の鬼に天戒の技は通じない?
 天戒は「ここは食い止めるから二人を連れて逃げろ」と言うけど、そんなこと出来るわけないじゃないか!!
 しかし目の前に立ちはだかった鬼の一撃で、あわれ大河は身も蓋もなくざっくりと……。

 暗転した視界の中、響いたのはいつか聴いた声…。
「わたしは、比良坂――現世と常世を繋ぐ糸を紡ぐ織り姫。
 邪を祓うは熱き龍の拳。暗雲晴らすは悠久の龍の息吹。
 あなたは、まだ此処に来るべき運命ではありません。あなたの宿星は、まだ燃え尽きていないのですから。
 感じますか? あなたを必要としている世界の鼓動が。聴こえますか? あなたを呼ぶ人々の想いの声が。
 還りなさい…あなたの住むべき世界へ、還りなさい――」

 視界が戻ると目の前には鬼が。そして先刻の光景をなぞるように爪が振り下ろされ…しかし、今度はその攻撃を受け止めた!
 天戒が
「大、お前の力を俺に――貸してくれッ!」 おうともよッ!!【愛】

 一度死んで蘇った後は鬼とも普通に戦えるようになったらしく、戦闘開始。一緒に戦えるのは藍と天戒のみ。
 しかしまあ、普通に戦闘さえ出来れば負ける道理がないのです(笑)。いつも通り式神で装備を剥ぎ取ってから殲滅。
 
 藍が傷を癒したから、ひょっとしたら歴史が変わるかも?と思ったけど…あ〜、やっぱり無理なのか【悲】
 ここで逃げれば村の者に幕府の追っ手が及んでしまう。人々の未来を繋ぐために、当主である鬼修は敢えて…(涙)
 彼は「民を犠牲に生き延びる領主がどこにいる」というんだけど、
世の中そんな権力者ばっかりよ〜(笑)<こら
 天戒はずっと悩んでいた事を父にぶつける。同じ立場にある者として、父は敵である徳川幕府を許す事が出来るのか、と。
 それに対する鬼修の答えは……
お、大きい…。こう言っちゃ何だけど、大河なんかよりよほど人間出来てますよこのオヤジ様(笑)
 せめて親子の名乗りをさせてあげたいな…
っていかん、私も「あげたい」などと言ってしまった(笑)と思ってたら、なんと気づいてましたか。
 わーん、先刻の答えといい、この辺かなり感動したぞ。やっぱり大 好 き だ 鬼修パパ…(T_T)
 ところで私、鬼修パパが藍を抱きしめてる一枚絵に
とても萌えてしまいましたvv(←待てこら)

 抜け穴を出てみると、まあ予想通りにそこは元の場所。オーディンが待っていました。敵なんだろうけど、今は感謝したい気分。
 しかしこれで大河を護る存在の正体がオーディンに知られてしまった……と思ってたら、
ぎゃー!本人が来たああ!?
 よりにもよって何でこのタイミングって言うかやばすぎこれは奴らの思うつぼー!!?(←錯乱中)
 って貴様か貴様が連れて来たんか
京梧ォォオ!? テメェ余計な真似しやがってそこになおれやコンチクショォオ!!

 …ぜいぜいはあはあ(←落ち着いた)
 オーディン曰く、大河は死ぬことで《世界樹》へ生まれ変わる。オーディンに光と記憶を奪われ鎖に繋がれた巨人族の娘、黄泉の女王ヘルこと比良坂は大河の死を、刻を戻して食い止める事により無意識のうちに《世界樹》の目醒めを邪魔していた。
 つまり《世界樹》を手に入れる方法とは、大河と比良坂を…殺す事。
 ここでオーディンが大河に向かって示す二者択一。
「選ぶがよい……ヘルが葬り去られるのをそこで見ているか――人の身で神々の父たる儂に立ち向かい、ヘルを救い出すか」

 
ざけんなジジイ。女神様だろうが何だろうが、女の子が殺されるのを黙って見てるなんざこの俺、石動大河の選択肢にゃねぇんだよ!!(爆笑)

 ここでオーディンとの戦闘。むー…比良坂ちゃんは待機か。誰を出したら良いか悩むなあ…って言うか京梧出すぎだし(#−−)
 とりあえずその場にいるの確定な京梧・藍・天戒は出すとして、アイテムGET係の玄武兄妹と比良坂のマブダチ雹姫、剣聖繋がりで美冬と壬生っちを召喚することに。残る一人はオーディンの技を覚えさせたくて九桐を。
 普通にやるなら大河が正面から近づいてって《秘拳・青龍》2発でカタが付きます(笑)
 が、それだとアイテムが手に入らないので、奈涸に式神《沙門》を、京梧に《道満》を憑けて頑張りました(^^;)

 オーディンの真の目的は、《世界樹》を探す事ではなく、《神々の黄昏》を…世界の終焉を止められる者を探すこと。
 トールと同じく、人間がこの試練を乗り越えられるかどうか試したのでした。…ま、前回のナルシー兄妹は別として(笑)
 天に還る前、オーディンが彼らに残した予言……ってこれ、どう考えても剣風帖への伏線だよなぁ(苦笑) 特に天戒と京梧。
 ていうかやっぱり京梧って未来でも重要な役目を背負ってるわけ? ひょっとしてリメイク版剣風帖で明らかになる??
 あんまり京梧ばっかり重要人物扱い・えこ贔屓するのはやめて欲しいなぁ…というかぜひやめてくれ(#−−)
 もし「現代で柳生を斃せたのは京梧が人知れず尽力したおかげだったのだ」とか言われたら…
ファンやめるよ?(真顔)
 まあ予言なんて後から「ああ、こういうことか」と判るだけであって、当人にとっては何の役にも立たないものだけどな(笑)

 今回の締めは御屋形様。父との邂逅で迷いを振り切り、仲間たちと共に人々を護る決意を新たにするのでした。

 しかしまさか、比良坂の金髪・盲目と腕の鎖が北欧篇への伏線になっていたとは…深い、なんて深いんだ血風録!!
 ……っていうか、比良坂のキャラデザと《力》から北欧神話との関連を思いついたんでしょ、今井監督(笑)



続く。


 
北欧篇其之六『黄昏』 〜黄昏の後に来るものは〜

 冒頭は九角屋敷から。オーディンの遺した言葉と比良坂の正体について話し合ってます。
 正体が何であれ比良坂が仲間である事には変わりない…のはいいとして。
 えーと、天戒がいきなり大河を《黄龍》と決め付けてますけど。ここは少し説明不足というか、論旨に無理があるような。
 北欧神話の《世界樹》と風水での《黄龍》、位置付けが似ているとはいえ、同じ存在だと言い切るには根拠が薄くないですか?

 広場に出ると散歩してた比良坂とばったり。彼女は以前見た悪夢のことを話し、オーディンの言葉に嘘はないといいます。
「あの夢もこの《力》も全てが呪われた血によるもの。私は…、ここにいる資格などないんです。私は――」

 
選択肢:比良坂を抱きしめるor抱きしめない

 もちろん抱きしめてから【愛】です。ええ、他に何を選べと?(笑) ちなみにBGMは葵之舞。似合ってるけど、いいのかなぁ(^^;)
 お友達も言ってたんですが、やはりここは
一枚絵が欲しい所ですよねー。
 しばし雰囲気に浸っているとお邪魔虫もとい桔梗とほのかが比良坂を迎えにきました。霊的防護の強い江戸城に比良坂を匿おうと円空和尚から提案されたのだそうで。
 しかし比良坂は何者かの気配を察して大河たちに「逃げて」という。そこに突如、転移してきたのは――ロキ!
 現れ方が神々の側に似てたのは、ロキが神と巨人双方の血を引いてるからかな?
 ロキは比良坂に向かって「お前は俺の娘なんだから、俺に力を貸して《世界樹》を目醒めさせろ(←意訳)」と言うんですが…なんっか、娘への愛情がこれっぽっちも感じられないんですけど(#−−)
 娘に拒絶されたロキは「役に立てぬなら、ここで死ね」と来たもんだ。はっはっはー、
ふーざけんな〜♪(立ち塞がる)
 ところで、ここでも切支丹にとっての《主》と北欧神話の神(この場合オーディン)が混同されてるのは…ツッコむべきですか?

 主だった仲間たちも続々と駆けつけて、戦闘開始…なんだけど。この話に入ってから一言も雄慶の台詞がないって事は、メイン中で彼だけ龍泉寺で留守番してるってことでしょうか(虚笑)。ていうか3話の前半以降、インターバルでしか会ってないんですが。
 北欧篇最後のシナリオなのに…仮にもメインなのに、一人だけのけ者? 雄慶って本当にメインキャラなんですか??
 いいんだ、いいんだ。どーせ奴は
影薄い脇役さぁ!! ……えこ贔屓なんて大ッ嫌いだぁ〜〜〜!!!!(号泣脱兎)

 というわけで、戦闘メンバーは雄慶以外(怒)のメイン7人と比良坂、アイテム回収係の奈涸を参入。
 適当に戦ってましたが、九桐は何となく《神々の黄昏》をラーニング。武器・装備も全部取り上げてサックリ血祭りにあげました。

 …ずいぶん、
あっけなかったな〜。いちおう巨人族の首領じゃなかったっけ? ま、どうでもいいけど(←やる気なし)
 藍と比良坂ちゃんが何か良いこと言ってるけど、管理人は今すっかりヤサグレてるんで殆ど聞いてません(−−)
 ロキが何か喋って消えた後、スルトが
のこのことやってきました。オーディンもロキも死んで、後は《世界樹》もろとも世界を滅ぼせば《神々の黄昏》は終わり。《巫女の予言》を変えることは誰にも出来ない…たとえ、神々でさえも。
 しかし言っちゃ何だが、運命に縛られてるのはむしろ神話に語られてる存在の方だと思うんだな、大河としては。
 人間なんてのはそもそもイレギュラーな存在でしかない。予め、決まった運命なんてありはしない。そこにはただ、積み重ねられてきたものと、積み重ねていくものがあるだけの話。…実のところ、神様よりもよっぽど自由なんだよ、俺たちは。

 スルトは炎の剣で村に火を放った。ほのかが朱雀の《力》でスルトに挑むが、まるで相手にならない。
 ああっ、こんな時にほのかと方陣技のある『あいつ』がいたら…っと思っていると、まさにその時!
 
出たーっ!火邑ーッ!!(←喜色満面)。いやー、まさか本当に出てくるとは思わなかった(笑)
 わー、しかも一枚絵つき(笑) いいなぁ、こういうお約束は大好きだvv ついでに火邑×ほのかも大好きだv(こら)
 二人の合体攻撃に自慢の炎で押し負けたスルトは、ひとしきり取り乱すとこっちに襲い掛かってきた。北欧篇最後の戦闘かな?

 メンバーは先刻のから桔梗・風祭・比良坂を抜いて、ほのかと火邑、ついでにクリスを呼んでみる。
 おや、こいつ(スルト)《狼の紋章》持ってるわ、ラッキー♪ 装備を剥いだら、げしげしと痛めつけて奈涸でトドメv(酷)

 もったいぶってた割にはやっぱりあっけなかったねー、ハハン☆
 スルトに言われて空を見ると、確かに黒雲が出てきたけども…これって柳生のせいじゃないの? アンタと関係ないじゃん。
 ともかく一連の事件を通して、龍閃組と鬼道衆の同盟は、ここにしっかりと結ばれたのでした。

 一方、崑崙山頂上付近・柳生の隠れ家。
 出てきたのは黒縄翁と柳生と……え? 陰の第壱話に出てきた行方不明の娘じゃないですか。
 キャラクターズファイルによると、鬼道衆の作った鬼に殺されて、その死体を柳生が武蔵の器として使った設定のはず。
 血風録では逃げ延びた事になったわけか。まあ見世物小屋のオヤジも逃げ切ってたから不思議じゃないけど。
 うーん、これ変更の必要あったのかな? 管理人的には鬼道衆の罪の1つとして、そのままにした方が良かったと思う。
 柳生の残忍さを見せたかったのかもしれないけど、それだったら十兵衛(の器)だっていいじゃん。

 北欧篇のラストを締めるのは御神槌の語り。
 神話における《神々の黄昏》は、実は世界の終末ではない。神と巨人が滅びた後も生命は生まれ、大地に広がる。
 それは、《新たなる世界の始まり》を示す伝説でもあったのだ――――。



 …てな感じで追加シナリオはこれにて終了。
 導入だった『魔物』はともかくとして、続く3話は内容が薄かったですね。特に『悪夢』と『天秤』は敵に魅力を感じなかったし。
 ストーリー的には『世界樹』が一番好きです。『黄昏』は比良坂とほのか&火邑のイベントが良かった…けど、ロキやスルトの扱いは物足りなかったな。御大層な背景しょってる割に、ただ出て来てやられただけだもんね。桔梗の父親の方がよっぽど強かったよ。

 ……それからこれは、きっと管理人以外のプレイヤーには
どぉぉおでもいい事だと思いますが(#−−)=3
 私、追加シナリオにこそ前回目立たなかったキャラのイベントを期待してたんですよね。他では無理だろうから。
 さすがに
全員出せというのは無茶だけど、もう少し偏らないように出来なかったんでしょうか。京梧と涼浬さん、出過ぎです。
 そして。『魔物』と『神来』だけ(しかも前半のみ)にしか出番のなかった雄慶は、もはやメインでもなんでもないただのモブキャラと思っていいですか?(真顔) 見せ場どころか
出番そのものがないのには笑っちゃいましたよ、あははー(自棄)



 続く…のか?


 
崑崙篇其之壱『無双』 〜魔人共闘戦線〜

 『俺に会いたくば、崑崙山を探すが良い――――』
 そう言って姿を消した柳生…その行方は杳として掴めません。
 百合先生は身体を石に変えられ、龍脈を堰き止められた鬼哭村もこのままでは滅びを待つばかり。
 共通の敵を前に協力する事にした龍閃組と鬼道衆は、一旦龍泉寺に集まってこれからの相談を始めるのでした。


 江戸の空を覆う不気味な黒雲…これも柳生の仕業なのか、あれ以来晴れる事がありません。
 おりしも季節は冬――気温が下がるだけでなく、闇に乗じて悪事に走る人間も増えているとか。
 全ての鍵を握るのは柳生宗崇……一刻も早く『崑崙山』を見つけなければなりません。
 この国を憂いながら死んでしまった家茂や犠牲となった多くの人々のためにも……。

 と、いつの間にか皆さん冬服に衣替え。
 ……うーん(苦笑)、なんつーか、全体的に夏服の方が好みかな?
 誰とは言わないけどあからさまに着膨れしてる人とか、逆に夏服にマフラー巻いただけみたいな人とかいるし。
 あ、雄慶さんはそのままなんですね。
良いんですよー、似合ってるからvv【愛】
 …あ、九桐もそうなんだ。ふーん、まあ坊主だしね(←酷)。


 以前『崑崙』という言葉を口にしていた劉に話を聞くため、手分けして彼を捜す事にしました。
 …って、え?メイン八人を四つに分けるの?

 小鈴&藍:「ねェねェ、おうがッ。キミはボクと藍の組でいいかな?」「あなたが一緒に来てくれたら、嬉しいわ」
 えーっとぉ…(【悩】入力)。

 九桐&天戒:「師匠、俺たちを手伝ってはくれないか?」「うむ。大、お前がいてくれると助かる」
 ううッ、迷うなァ…でも、もしかして次は雄慶さんかも…(【悩】入力)。

 そして期待通りに雄慶さんが!……しかし。

 京梧:「へへッ、もちろん
俺たちと来てくれるんだろ?」 プチーン☆(←ナニかが切れた音)

 
何でお前と雄慶がワンセットなんじゃーッ(絶叫)!!
 すると何か?お前はまた俺の目の前で、雄慶と二人の世界で『トムとジェリーが仲良く喧嘩』しようってか
ああ!?(怖)
 龍閃組で
さんざんお前らの仲の良さ見せ付けられた俺の気持ちがわかるか?わかんねえだろうが!!
 俺だってな、俺だってなあ…
お前らの喧嘩に混ざりたかったんだぞぉォォッ!!!!

 大河:「やだやだやだッ!お前ら
二人と組むくらいならおっきー(←風祭の事らしい)どついてた方がマシだッ!!(ジタバタ)」
 天戒:「大…どうした?龍閃組
(むこう)で何か辛い事でもあったか?(心配げ)」
 九桐:「若……(無言で首を振る)」
 桔梗:「ふぅ、(仕方ないねぇ)…一緒に来てくれないかい、たーさん?(慈母の笑み)」
 大河:「……桔梗姐さぁぁん!!(号泣&抱きつき)」
 風祭:「…ったく、餓鬼かよ(←猿と張り合ってた奴に言われたくないぞ)」

 かくて桔梗姐さん&風祭と同行する事に。……いや、ゲーム上は少し違うんですがプレイヤーの心情的にはこうだったんです(T_T)。


 まずは本所へ出てみましたが、さっぱり人通りがありません。もう少し人手を求めて両国へ。
 すると「よォ、大将ッ」と威勢のいい呼び声と共に葛乃さんが現れました。
 葛乃さんによれば劉は今頃目黒不動に行っているとの事。そっか、藍たちと一緒に行けば会えたのかな?


 ひとまず葛乃さんと別れ、一橋御門で龍閃組&劉と合流します。御屋形様と九桐はまだなんだね。
 大事な事だから、詳しい話は御屋形様たちが来てから聞く事にします。

 ……………………遅い。
 かなり待ったのにさっぱり来る様子のない二人に、さすがに心配になってきました。
 捜しに行こうとする大河たちを止めたのは劉…バラバラになる前に、話を先に聞いて欲しいそうです。

 劉の推測によると柳生が言った『崑崙』は、恐らく日本において龍脈の集まる場所だろうとの事。
 …それって、つまり『あそこ』の事でしょうか?

 と、そこに御屋形様登場。よかった、無事だったんですね!…と思いきや、九桐が敵に攫われた?
 すぐにでも助けに行こうというところに、妙齢の女がやって来て「雲水さま(禅僧の事)がこの先の小屋で怪我をしている」と言う。
 …………なんか…嫌な予感がするのは私だけ?


 小屋に入ってみると確かに九桐はそこにいました――それも無傷で。
 これは九桐ほどの使い手を無傷で捕らえる実力を相手が持っているという事…尋常ではありません。
 その時木ッ剣を携えて襲ってきたのは――――さっきの女性!?
 がらりと口調を変えたその女性の目的は、『石動大河の抹殺』…。

 小屋の周囲に積まれていた樽、実はその中には大量の油――完全に罠に嵌められていたのです。
 京梧はそれを見抜き、あえて相手を挑発する事で生き延びる道…相手との決闘に持ち込みました。
 敵の正体は女性の身体に転生した『宮本武蔵』…彼の気に惹かれ迷い出た亡者たちと共に、世紀の決戦が始まります。

 …どーでもいいけど私、柳生十兵衛が女性に転生したって設定の漫画持ってるんだよね。本当にどうでもいいけど(笑)。


 編成画面では龍閃組と鬼道衆、両方の仲間を選べるんですが…定員は八人のままなのね、しくしく。
 風祭と小鈴をよけて、代わりに比良坂を入れました。せめて十人は欲しかった…。

 前面の雑魚三匹にいきなり《黄龍菩薩陣》発動!おお、久しぶりvv…あ。京梧が近づきすぎて
に変えられちゃった(爆笑)。
 ありゃ、御屋形様が武蔵の一撃で刀飛ばされちゃったよ。お?これは…御屋形様と京梧の方陣技!?
 《二天鬼王殺》――――格好いいけど…
なんでお前ばっかり美味しい所持ってくんだ京梧!!!!
 よし、藍が遂に《ジハード》修得だ。ふふふふふ…見とれよ、京梧(←敵は武蔵です)。
 次のターン、武蔵を吹き飛ばす進路に京梧を巻き込んで(←酷)《ジハード》発動。……
この演出、怖いよ藍様
 ラストは本当に久々の《サハスラーラ》ッ!!


 ようやく武蔵を斃したものの、鬼道衆の顔色は優れない。
 自分たちがかつて最善の条件で行った筈の《反魂》の法――それとは比べ物にもならぬほど完成された柳生の呪法。
 服部半蔵、天才陰陽師、そして希代の剣豪…そして恐らくは、まだ他にも。

 まるで悪夢のような柳生の《力》。だが、これは紛れもなく大河たちにとっての現実なのだ――――。




 続く。

■血風録篇

※私情入りまくりで荒れてます。かなりキツイ事も書いてるので、京梧か雄慶のどちらか一方でも好きな人は避けた方が無難。
 それでも読まれるなら自己責任でお願いします。以上、警告終わり。



 インターバル会話の幾つかと本編の繋がりが不自然になってる気がします。ここも修正すべきだったのでは?
 本編冒頭のやり取りは若干修正されてますが、やっぱり不自然なまま。リメイク前を知ってるから余計にそう感じるのかもしれませんが、嵐王の格好した支奴が龍泉寺で今さら柳生と崑崙について話してたりとか、北欧篇の後付けがばればれなんですけど。
 いちおう台詞で北欧篇のことに触れてる辺り、どうにか自然に繋げようと努力はしたのでしょうが…ね(苦笑)

 ところで。雄慶の姿、ずいぶん
久しぶりに見た気がしますねぇ? おかしいなあ、インターバルでは毎回会ってたのに(皮肉)
 ルート選択では
とりあえず京梧&雄慶組を選択。ひょっとして万が一にでも雄慶絡みの追加イベントがあれば見てみたいな、と。

 あれ、雄慶っていつから京梧の名前呼び捨てにしてましたっけ? 前は「蓬莱寺」だったはずだけど。
 何しろ
出番がなかったから判らないなー…と思って直前のメッセージを読み返すと、あれ「蓬莱寺」って呼んでるなあ?
 暫くイベントを進めると、名前呼びになったり苗字呼びに戻ったり。……なんだ、単に脚本家が間違えただけか(−−)
 弥勒と会って話を聞くと、『崑崙八仙』の話から京梧が風水の『見立て』について思い出すイベントが(※追加ではないが初見)
 って、
ちょっと待て。あの時、京梧は適当に聞き流してなかったか? 確かに京梧は頭の回転速いし機転も利く方だとは思うけど、今の会話内容から一回聞いただけの『風水』について思いつくなんて、いくらなんでも都合良すぎない?
 で、その手の雑学に詳しいはずの雄慶は、京梧の推理に感嘆しつつ専門用語の補足をするだけですか。
 …そりゃ確かに、知識のない者の方が先入観に囚われず、知識のある者より早く真実に辿り付く事だってあるけれど。
 でもそれはあくまでごく稀にそういう事も起こり得るってだけであって、普通はそういう事に詳しい者の見せ場じゃないの??
 これは、あれですね。喜名版外法帖で、京梧の男気やいざという時の機転に感心し褒め称えるためだけに存在した、真面目だけが取り得で頭の固い、どこが魅力なんだかさっぱり解らない雄慶像そのままじゃないですか。
 なーんだ、ウザいほどの京梧えこ贔屓にむかついて評価下げてたけど、喜名外法って本当にゲーム原作の雰囲気を
忠 実 に 再 現してくれてたわけですね!
 そりゃあ京梧が格好いいヒーロー役で、雄慶は
どうでもいい引き立て役になるはずだよ、アははハハははははははha!(狂笑)

 orz シバラクソットシテオイテクダサイ……。


※言い訳
 上の愚痴…と言うか既に罵倒のレベルですが。実は書いてる私自身が一番痛かったです。
<自傷行為と解ってるんだからやらなきゃいいのに…
 ただ外法帖→喜名魔人→ファンクラブDVDとキャラえこ贔屓の連続でウンザリ来ていたところに、あの特典アニメと血風録本編で相変わらずキャラ偏重が続いてるのに気がついて……遂にぶち切れてしまってました(#−−)
 ブチ切れそうになった、じゃなくてブチ切れた、です。たかがゲーム内の出来事なのに、大人気なくも実生活にまで影響するほど。
 だからって何書いても良いわけじゃないですけどね。お友達にも怒られてしまいましたし。
 しかし、やはりこんな罵倒をしてしまうほど腹が立ったのも確かなので、発言そのものは残しておきます。
 上のコメントを読んで不快になった人、あなたは正しい。真っ当な判断力と感性の持ち主だ。
 そんなあなたに不快感を与えてしまった、その点に関しては深く深くお詫び申し上げます…m(__)m



 天戒と九桐がなかなか戻らない中、劉が『崑崙山』について話してくれるんですが……ここでまたもやミス発見。
 この場にいないはずの天戒が「世界の中心か…《世界樹》にも似ているな」と発言しています。
 いない人間が話すのも拙いけど、台詞内容も変。以前に《世界樹》を世界の中心だからと《黄龍》に結びつけた人の台詞じゃないです。
 今回の脚本家は今井監督とは別人ですが…リメイク前の
京梧様バンザイ!なシナリオ書いたのと同じ人ですね(←確かめた)
 贔屓のキャラに力入れるのも結構だけど、前後の繋がりやフラグのチェックくらい完璧にやっといて欲しかったですプロとして
 
リメイク作品で論理的矛盾やバグ増やしまくってどうするんでしょうねぇぇえ(毒)

 九桐は攫われたんじゃなく女(武蔵)に騙されて小屋に来たことになってます…が、この修正も変。
 柳生らしき男がこっちに来たと教えられたと言ってますが、小屋ってくらいだからそう広くはないはず。大河たちが小屋へ行くまで2時間、女に誘い込まれた事を考えれば(往復分で)九桐は4時間近くも小屋の中にいた事になります。張り込みでもしてたんですか。
 監禁されてたわけでもなく、それだけの時間ここにいて周囲を調べていたわけでもない(※樽の中身に気づいてなかった)
 …あの〜、井●上亮太さん(←脚本家)、九桐はそんなに馬鹿じゃないと思いますよ?(−−)
 武蔵の罠もただの人間になら有効ですが、《力》ある魔人たちに通じる方法じゃないでしょう(これはリメイク前にも思ったけど)
 樽の中身が爆薬ならともかく油程度なら、火事になったところで手近な壁を《力》でブチ抜けば、悠々脱出できるんですから。
 仮に魔人の《力》がそこまで強くないとしても、神出鬼没の玄武兄妹を召喚すれば一発じゃないですか(笑)

 武蔵とのやり取りが削られた事で、京梧のウザさがかなり薄まってはいますが…それ以外は全体的にお粗末過ぎて、まるで評価に値しない話でしたね。修正部分も含めて、いっそプロットから全部書き直すべきだった気がします。
 別に武蔵と京梧のやり取り自体は残ってても良かったんですよ。他の人たちの見せ場もしっかり作ってくれてればね
 脚本でひたすら京梧ばかり特別扱いして、主人公や他のキャラが蔑ろだったから多くのプレイヤーが怒ったんじゃないですか。
 そこら辺、監督を始めとするスタッフの皆さん、ちゃんと理解してくださってるんでしょうか…?(−−;)
 
……あ〜、でも他のプレイヤーさんたちは主人公がこれでもかとヨイショされてて既に満足かも。拘ってるのは私だけか(自虐)

 それから戦闘がリメイク前に比べて
超☆楽勝になってました。何だか敵の思考ルーチンがおバカさんになってませんか??
 何しろ武蔵が一回も行動しない内に斃してしまったので、戦闘後の会話は
間抜けな事この上なしでしたねっ☆(酷)

 

崑崙篇其之弐『剣客』 〜人を活かす剣とは〜

 うーん、邪ディスクに入るとOPは無くなるのか…なんか寂しいぞ。

 冒頭、田舎浪人らしき男が役人に捕まえられていきました。
 何だろう…?と思っていると、どうやら幕府に柳生の手がかりを捜させるよう手配したらしいです。
 表向きは浪人狩り、しかし実は柳生の手下を捜すため――もっとも、別口の悪事に加担してる奴も捕まえるらしいけど。
 雄慶さん、「幕府も
ではない」ってそれ皮肉?おまけに念仏なんて唱えちゃって…。
 崑崙の行方も未だ判らないまま、話し合いも行き詰まって蕎麦屋を出ようとする一行。その時――――

 役人の悲鳴と物凄い音に驚いて外に出ると、番所の壁を“ぶち破って”放り出された大柄な番衆の姿が。
 …え、このお爺さんに投げられたの?……あのー、もしかしてあなたも柳生の関係者?

 …………わざわざ俺たちを迎えに来たんですか?で、捜すの面倒だから番所に居座って、俺たちの方から来るのを待ってた、と。

 天戒:「大、お前はどう思う?怪しいとは感じぬか?」
 …確かに怪しいけど。でもまあ、ここまで大胆にやられると乗ってやってもいいかなあ、なんて(【友】入力)。



 この爺さん何者?と思いながらついて行くと、郊外に来た所で「ここがワシの住処だ。まァ、あがってけ」と言う爺さん。
 えーと、もしかして柳生とは別口のお客さん?と思ったら、あっさり自分が柳生の刺客だと認めやがったよこの爺さん!(@_@)

 ……なんか様子がおかしいんですけど。武蔵と違って殺気がまるでないし、言ってる事も何だか『活人剣』の人みたいな…?
 天戒や京梧たちの剣を『殺人剣』と称し、それでは宗崇と変わらぬと言うこの爺さん…もしかして桔梗さんの父親と同類なんじゃ?

 老人:「お前らの《殺人剣》は、それほどワシの首を欲しがっているのか?」
 別に闘わなくて済むなら、それに越した事はないけど…(【悲】入力)。
 …何か話したい事があるのかもしれないし、ここは落ち着いて話を聞きましょうか。「大事な話」って何でしょうね?


 中に入って茶など飲んでいると、爺さんが自分の正体を話し始めました。
 「ワシは柳生――柳生十兵衛三厳という」

 ……
ぶぴゅぅッ!!(←茶を噴いた音)

 俺たちの追っている『柳生宗崇』は柳生家兄弟の三男――――マジですか(@_@)?
 …えーと、クロニクルによれば、宗崇は『幕末の世に生を受け130余年にわたり生きてきた』とあるんですが。
 柳生十兵衛の時代って幕末に含まれるのカシラ?ていうか剣風帖では200年もサバよんでた訳ですか??(混乱中…)

 ともかくこの十兵衛さん、宗崇の指図で俺たちを殺しには来ているものの、しっかり自分の意志はあるみたい。
 …しかし、「弟は止める。但し――お前らを斃してからだがな…」って、おーい!

 俺たちの《殺人剣》に自分の《活人剣》が負けるなら宗崇に勝てる訳がない、逆に十兵衛に敗れる程度の力では俺たちも宗崇を斃せない…。
 ……言ってる事は判るんだけど、もう少し平和的に協力とか出来ないんですかあ?(【悲】入力)

 御屋形様も雄慶さんもこんな事を言われて「はい、そうですか」と闘えるような人じゃない。
 迷う俺たちを見て十兵衛さんは「宗崇は富士にいるぞ」と口にした。
 
プレイヤー、実は今までの手がかりから柳生がいるのは寛永寺か富士山のどっちかだと思ってたんですよね。
 今回は寛永寺は関係なかったのかな?


 十兵衛:「斃せるもんならワシを斃せ。そして、とっとと富士に行くがいい――」
 やるしか…ないんですか(T_T)?

 ここで十兵衛さん、《活人剣》のなんたるかを語ります。
 あれ…これって京一の外伝で神夷京士浪が言ってた台詞?えーと、解ったような解らんような。もっと解りやすく言ってくれー(-_-;)。
 …京梧は何だか悟ったような事いってるんですが、プレイヤーはまだついて行けてないぞー??

 《活人剣》なんて剣術はどこにもない、それは剣を振るう者自身の心に在るものだから――――。

 えーと、えーと…つまり何?
俺が今までやってたままで良いって事なんでしょうか(笑)?

 と、十兵衛の魂に引かれ現れる亡霊たち。戦いの中で《活人剣》の極意とやらを教わる事になりました。


 編成は…とりあえず京梧は出しときましょうか、主役みたいだし(苦笑)。定員八人だとメインだけしか入れないなァ…。
 今回は桔梗姐さんに外れてもらったけど…こんなに仲間が多いんだから、定員はせめて十人以上にして欲しかったです。

 初めのターンは藍の支援技を使った後、前方の鬼女と鬼火を遠距離技で攻撃。
 ……あのう、なんか京梧の技って
異様に使い勝手が良くありませんか?剣だけにしちゃ、やけに範囲が広かったり…贔屓?
 柳生の技を見事に見切って躱す京梧…しかし横合いから来た鬼火に呪詛を受け、あえなく
に(爆笑)。
 どうでもいいけど、九桐が《天使の光》をコピーして使うと、
藍様の声で喋るんですな。想像すると不気味だ(^_^;)。
 最後は《サハスラーラ》と《二天鬼王殺》の方陣コンボ。しかも御屋形様で発動したら
クリティカルだった…(@_@)。


 十兵衛斃れる――その死を悼みつつ《活人剣》の真髄を教えてくれた事に感謝する京梧たち。

 京梧:「俺たちは江戸の民全てを救うために柳生を討つ。ただ柳生を討つために闘ってはならねぇ…。それを十兵衛は教えてくれた」

 …………?あのー、俺、
今までずっとそのつもりで闘ってたんですが。なんか、すっごい今更な気が。
 そーかそーか、だから改めて言われても何の事だか
さっぱり解らなかったんだね。当たり前だと思ってたから。



 ひとまず休憩って事で龍泉寺に戻ってきた大河たち。しかしそこには何故か杏花さんと円空老師が待っていた。
 「今あんたたちが直面してる事件、あたしに託してみない?」と言う杏花さんには快く【友】入力。今まで除け者みたいだったしね。
 あ、ここで柊くんの話題が。今までさっぱり聞けなかったから、なんか嬉しいな(^^)♪


 寺に入って今まであった事を円空老師に報告する一行。
 やはり柳生の言う『崑崙』とは富士山の事であるらしい。しかしこの時代、樹海を抜けて富士に登るというのは大変な事…。
 円空老師によれば、富士に繋がる龍穴の入り口がここ龍泉寺にあるという。
 長い年月膨大な《力》の通り道だったそれは今やこの世の理を外れ…早い話がワープみたいな事が出来るんでしょうか(笑)?

 百合先生の真の《力》も遂に判明。《如来眼》――《氣》を詠む事によって森羅万象だけでなく人の心の良し悪しまで判るそうな。
 なんか《菩薩眼》よりよっぽど凄い《力》のような気がするのは私だけ?菩薩より如来の方が偉そうだし(^_^;)。

 ……どうでもいいけど、
またお前が決め台詞を持ってくんだな京梧【怒】




 続く。


■血風録篇

 起きてるイベント自体は同じだけど、言い回しを変えることで随分リメイク前の不自然さが払拭されてますね。
 冒頭の浪人狩りは治安維持がメインで柳生捜索は二次的な目的になっていたり、十兵衛とのやり取りが全面的に変更されてたり。
 それぞれの台詞もキャラの性格・行動パターンに合ったものになっていて好感持てます。
 京梧以外のキャラの台詞がかなり増えているのも好感触。小鈴の騙されっぷりや九桐が体捌きから老人の正体を見抜く所とか、いかにも彼らならでは、といった感じで良かったです。
 十兵衛が京梧や天戒たちの剣を《殺人剣》と呼ぶくだりも、以前より説得力が格段に上がってました。
 
そう言えば、リメイク前は十兵衛と神夷が時代を隔てて全く同じ言葉を口にしたのが不思議でしたが…こういう事だったんですね。
 (※「こういう事」の内容は、ファンディスクの外伝か『符咒封録』の攻略本で判ります。ネタばれなのでここには書きませんが)


 今回の脚本も前回と同じ人が書いたらしいけど、『無双』と違ってだいぶマシになってると思いました。
 …ま、短い話だし一本道なのは変わりませんけどね(−−;) 前回もこのくらい大幅に書き直してくれたら良かったのに。

 締めの語りはやっぱり京梧ですが、前ほどウザくは感じませんでした。まんま京梧が主役みたいだった台詞も修正されたし。
 …………しかし、どうしても一言だけ言わせてください。

「おうが、みんなに命じろよ。江戸城で負けたあの日から、俺はお前に従うと決めていた。いや…初めて出逢った、あの時から…」


 嘘つけ。

 

崑崙篇其之参『呪禁』 〜そして誰もいなくなった〜

 幕間では五人も揃ってお得感漂う茶屋か犬神さんの待つ龍泉寺か迷いましたが、結局ED見たさに龍泉寺を選ぶ私(笑)。
 こんなに早くから先生やってたんですか、ていうかそれならもう名実共に
『犬神先生』と呼んで良いんですね?
 教職を『食い扶持』と言う辺り、なかなかヒネてくれますけど…もしかして百合先生が石化中だから心配して見に来てくれたのかな?


 ようやく富士山へ行く準備を終えた龍閃組&鬼道衆。御屋形様と京梧の言う『最後の仕上げ』とは…?

 これから大河たちが向かうのは、いつ帰れるかも判らない――もしかしたら死ぬかもしれない旅路。
 もちろん皆死ぬ気はないけれど、せめて出かける前に大切な人への挨拶くらいは済ませておこう…そういう事なのでした。
 選択肢には今まで登場した主要なサブキャラ7人の名前が。
 ……う〜〜ん(-_-;)。
犬神先生にかなり後ろ髪を引かれるんですけど、百合先生は長い事顔すら見てないし、今は石にされてるって…。
 かなり迷った挙句、百合先生に挨拶する事にしました。……多分、犬神先生についてはお友達のプレイレポで見られると思うし(笑)。
 ちなみに京梧は、会うような相手は誰もいないので一人で蕎麦でも食ってるとの事。……寂しくないか、それ?


 龍泉寺に戻ると、百合先生の変わりに出てきたのは円空和尚(笑)。百合先生は和尚の張った結界の中で眠り続けているそうな。
 柳生の呪詛に負けず生き続けようとする百合先生、彼女が生きようとする理由が判るか?と訊かれて【愛】入力する私。
 柳生を斃さなければ百合先生も江戸も救われない…それが判っていながら、自分の老いた身体では足手纏いにしかならない事を知る和尚。
 しかし、せめて大河たちの放つ闘いの技に自分の想いも託せれば…と《発剄》の奥義を一つ教えてくれました。

 和尚の想いを名前に託したその技――――《円空破》を。



 龍泉寺の裏手にある古井戸…そこが富士山に通じる抜け穴の入り口。一刻も早く柳生と対峙すべく、いざ突入です。

 濃密な《氣》が流れる道を延々歩き続ける一行。
 同じような風景、何度も続く曲がり角――藍や京梧が不安を訴え、それを否定する九桐と御屋形様…って何、今の太鼓みたいな音?
 それに何だか、皆の台詞が不自然に途切れたような…?
 苛立たしげに振り返った風祭の台詞まで途中で途切れ――――沈黙。

 
選択:振り向くor振り向かない

 ……これって…どう考えても……罠?(−−;) とりあえず『振り向かない』を選択。
 他に残ったのは雄慶、藍、桔梗の三人だけ。泣きそうな顔の藍に「言いたい事は判るが、絶対に振り向くな」と釘を刺す雄慶さん。

 桔梗:「後ろに何があるか知りたいかい、たーさん?」 あはは…何があるんでしょうね?(【同】入力)

 とにかく何者かの術中に嵌まった事は確か。雄慶さんや桔梗姐さんはこの手の現象に詳しいから辛うじて引っかからずに済んだんでしょう。
 しかし、このままじゃ埒が明きませんな…ここら一帯が結界か何かだとすれば、先に進んでるかどうかも怪しいし。
 と、その時後ろから足音がして――

 
京梧(らしき声):「ようッ――」 ……!?『振り向かない』ッ!!

 今ので藍と桔梗さんが振り向いてしまい、太鼓のような音と共に消えてしまいました。辛うじて踏み止まったのは大河と雄慶のみ――。
 なかなかに…凝った手口を使ってくれるじゃないですか。
 
こういう罠のパターン、面白いな…一度シナリオで使ってみたい――――などと考える私はどこまでもGMの業が抜けません(^_^;)。

 雄慶:「大河…。振り向けば――俺たちも消えるだろうか?」 ……だろうね(【同】入力)。

 決然たる表情で「仲間を見捨てるくらいならば、いっそ皆と同じ罠に飛び込む事とて望むところよッ!!」と雄慶さん…漢らしいです(T▽T)。

 …今、ほんの少しだけ『えー、消えた京梧なんて放っといて(酷)もう少し二人きりでいたい…』と考えた不埒な私を許してくれますか(^_^;)?
 とにかく一緒に「せえの――!!」と振り向くと…。


 暗闇に呑まれて次に気がつくと――そこに居たのは九桐。え、雄慶さんはどこに行ったの??
 あ、すぐ傍にいたんだ…良かった。九桐もどうやら本物みたいだね。ここは何処だ、と話す三人の前に現れたのは…。

 怪しい声:「イヒッ、イヒッ、イヒヒッ…」
 九桐:「…少なくとも――浄土じゃないみたいだな」
 雄慶:「そのようだ。仏はあんな下品な笑い方をせんだろうからな」

 …全く同感。遂に出て来たか、
バンダナ変態――もとい、百鬼妖堂(ナキリ ヨウドウ)
 やはりここは奴の張った結界の内部…他の仲間がどこに居るかは判らないけど、奴は各個撃破するつもりで最初に俺たちを選んだようだ。
 つまりここで奴を斃してしまえば他の皆は(きっと)大丈夫…ふっふっふ、俺たちに喧嘩を売った事、後悔させてやるぜェッ!!

 百鬼の幻術か、急に辺りが暗くなり奴の姿も消えました。代わりに映し出されたのは京梧や小鈴の姿。
 こちらの事が見えない様子の二人に百鬼が襲い掛かり、なす術もなく殺される京梧と小鈴。これ…本物?それとも幻術?
 激昂する雄慶、そこに姿を現した百鬼。挑発に乗った雄慶が思わず殴りかかると……不意にその動きが止まった。

 『禁呪』――相手の持つ要素の一部を『禁ずる』事で使えなくする呪法。奴の自信の源はそれだったのだ。
 …しかし。雄慶の得意技は肉弾戦ばかりじゃないんだぞ。法力だって使えるんだからな
九桐と違って(笑)!

 九桐の槍も『禁』じられ、大河に目を向ける百鬼。ハンッ、やれるもんならやってみやがれ(【冷】入力)!…しかし、その時。

 百鬼:「…ヒィッ――!?なな、何だテメエ――、な、何モンだァァ!?」

 大河の『何か』に突然百鬼が怯む。その隙に雄慶が真言で奴を金縛りにかけた!
 さすが密教僧だ雄慶!
格好良いぞ雄慶!!お前が主役なら俺は許す!!!(←超現金)
 …あ、決して京梧が嫌いな訳じゃないですよ(^_^;)。
 ただ外法帖って異様に『京梧美味しいとこ取り』が多いんで、他の人が活躍してるとつい応援したくなるんです。まして雄慶さんならvv

 《禁呪》を封じられた百鬼、自分の力はそれだけじゃねぇ!と襲い掛かってきました――戦闘です。


 編成はメインが殆ど消えているので、方陣技目当てに四神を呼びます。あと、
絶大な攻撃範囲を見込んで比良坂も。
 マップは敵の数もさることながら、やたらと入り組んでいて面倒臭いです。ボスの百鬼は遠隔攻撃メインだから、そのためでしょうな。
 最初のターンはとにかく支援技と《四神覚醒》を使って敵の接近を待ちます。
 2ターン目は一斉に移動して《四神方陣》…あれ?思ってたより攻撃範囲が狭いぞ?でもって和尚直伝の《円空破》ッ!
 全滅させようかと思ったけど…ここ移動が面倒なんだよね、百鬼さえ斃せばいいんだし。
 壁越しに術をかけようとのこのこ近づいてきた所を、九桐と雄慶さんの連携攻撃で仕留めました。


 百鬼をぶっ倒すと術が解けたらしく、他の面々も出てきます。
 雄慶に得意の《禁呪》を禁じられた百鬼を見て桔梗さんが笑い、《呪禁》が何故衰退したのかを語り始めました。
 
実は《禁呪》についてはプレイヤーが某仙人物TRPGを持ってたんで大体知ってたりします(^_^;)。
 理屈は難しいですが、要は万物の流転を基礎とする陰陽道から派生した《呪禁》が、それとは全く反する原理に基づいた《禁呪》を取り入れたために術系自体が破綻した、という事らしいです。
 …しかし百鬼よ。いっそ潔いくらいの手のひら返しっぷりだな、相手にするのが馬鹿らしくなってきたよ。他の皆はまだ怒ってるけど…。

 
雄慶:「まァ、その辺にしといてやらんか。奴さん、干し烏賊みたいに縮こまってるじゃないか」
 …実はプレイヤー、彼の表情の中でこの『少し照れたように笑う顔』が一番好きだったりします(*^.^*)。
 それはさておき、「御仏に誓って自らの罪を悔い、静かに暮らすというなら――」と懐広い雄慶さん。もちろん他の皆にも異存ないですよ♪


 先を急ぐ大河たちの姿が見えなくなった途端に、ころりと態度を変えて「殺すッ――絶対ェ、ぶち殺すッ!!」と息巻く百鬼。
 そこに現れたのは蜻蛉――彼女は「頑張れば、また機会をやる」と言い、それに飛びついた百鬼は…哀れ、蟲の餌食となったのでした。
 ……ま、悪党の最期ってこんなモンかもね。


 そんな事は知る由もない大河たち、もはや一刻の猶予もないと先を急ぎます。

 柳生の待つ富士までは、残り僅か――――。



 ……それにしても、百鬼の声って
村雨と一緒かァ…(遠い目)。




 続く。


■血風録篇

 サブキャラはグッドED条件が厳しいっすねぇ(泣)。初回は《円空破》修得のため時諏佐先生ルートへ。
 2周目は犬神先生の所へ行こうっとvv だけどできれば円空和尚にもEDが欲しかった……え、無理?(笑)

 洞窟内では雄慶&九桐ルートを選びました。しかし一言一句たりとも追加・修正はありませんでした(きっぱり)
 …………まあ、
数少ない雄慶の見せ場が削除されてないだけマシだったかも(−−;)

 戦闘には四神メンバーと方陣技絡みで葛乃さん、劉、嵐王を呼んでみました。
 だけど…嵐王の吹き飛ばし技、何故か敵のみが対象になってるorz 味方の移動に使えるのが唯一の長所だったのに〜(泣)
 こんな所で
余計な改変するくらいだったら、多すぎるバグを何とかしてよ!
 だいたい《秘拳・黄龍》だって修得レベル上げるだけで十分やん!! これじゃ京梧の奥義の方がよっぽど使えるじゃんか!!
 相変わらず《四神方陣》は弱体化したままだし…この辺の調整したスタッフには何考えてたのか
ぜひ伺いたいです【怒】

 リメイク前も他のルートは見てなかったから何とも言えないけど、シナリオ上の追加要素は特にないような気がします。
 とか言って、実は京梧ルートにだけ追加スチルが用意されてたりしたら……
ワタクシぶち切れましてよ?(#^ー^)

 

崑崙篇其之四『蟲姫』 〜二百年の亡霊〜

 インターバル会話がなくなってる…ただでさえ他のメンバー影薄いのに、これじゃ居ないも同然ですがな(T_T)。寂しいよー…。


 地下洞窟を先へと急ぐ一行。若干余裕が出てきたのか、小鈴がヒョイヒョイ進むのを心配する藍…仲良さ気で良いなあ(ほのぼの)。
 と、虫を見つけて騒ぎ出す小鈴&風祭。小蒔は爬虫類が苦手だったけど、小鈴の苦手は蟲なのかな?


 この洞窟は龍脈を通る膨大な《氣》が形を成したもの――『触れる事のできる蜃気楼のようなもの』と喩える御屋形様。しかし…、

 小鈴:「へェ〜。じゃ、お腹空いた時に見える幻が本物になったって事だねッ」 ……いや、それは
激しく違うと思うぞ小鈴。

 とにかくこの蜃気楼を越えて目的地へ辿り着くには、皆の『富士の頂に登りつめたい』という強い想いが必要…と話していると、なにやら嫌な感覚が。妬みの視線…?

 不意に「これでも喰らいなッ!!」と女の声がして、藍が倒れてしまった。物陰から現れたのは柳生の配下、蜻蛉――。

 蜻蛉が藍に施したのは蠱毒――じわじわと身体を腐らせ、決して助かる事のない毒だという。
 捕まえる間もなく蜻蛉は姿を消した。
 「あたしの蟲たちは、いつでもアンタたちの傍にいる。岩陰、荷物の下、履物の、髪の、友人の背に――」 そう、言い残して。
 そして辺りの景色が一変し、広大な沼地になった。確かにこれじゃ、どこから蟲が襲ってきても不思議じゃない……やだなあ(-_-;)。

 この沼地は多分蜻蛉が創りだしたものなんだろう。奴を斃さない限り脱出は無理…しかし今は藍の手当てが先決。
 こういった呪法に精通している桔梗姐さんが治療に当たります。
 あれ、御屋形様が藍を名前呼びしてる。明かしてないとはいえ妹だもんね、つい感情が昂ぶったってところでしょうか?

 男が傍にいてはちゃんと治療も出来ないので、大河たちを追い出す桔梗さん。
 蟲に刺された傷を見るため、着物を脱がせると…藍の左肩に勾玉のような痣が。
 それを見て驚く桔梗さん。……御屋形様にも同じ痣があるんですか?でも、兄妹で同じ痣が出来るなんて聞いた事ないなあ…。


 一方、追い出された大河たちは御屋形様に『蠱毒』に関する詳しい話を聞いていました。
 壷に沢山の小動物を押し込め共食いさせて、最後に残った一匹を強力な呪詛の媒体へと変える…結構有名だから知ってる人も多いかな?
 そうやって蟲を作り、それを自在に操る家系の者たちは、『持ち筋』または『憑き物筋』と呼ばれ忌み嫌われたとか。
 …蜻蛉が包帯で体を隠す理由が判った気がする。最初に感じた妬みの視線…藍を真っ先に狙ったのも多分そのせいだろう。


 手当てを終えてこちらにやって来た桔梗さん…しかしその表情は暗い。
 蠱毒を治療するには『毒を持って毒を制す』しかない。使われた毒虫の種類が判らなければ手の打ちようがないのだ。
 御神槌の広めた疫病も、《力》じゃどうにも出来なかったもんね…。

 心配して見舞いに行こうとする御屋形様を、あれこれ理屈をつけて遠ざける桔梗さん。んー、あの痣を見せたくないのかな?
 …でも、おかげで俺たちまで会えなくなっちゃった(T_T)。
 藍を救う方法は唯一つ――――蜻蛉を捕まえて使った蟲が何かを聞き出す事。
 そのために桔梗・小鈴・大河・風祭の四人を残し、他の皆は蜻蛉を捜す事になりました。風祭は少しゴネましたが…。



 苦しむ藍を前にして自分を責める小鈴。でも、それを言ったら俺たちも一緒だよ?ひとまず気合を入れる意味でここは【怒】入力。
 藍を看病しながら小鈴が話し出したのは幼い頃拾った病気の犬を救けた時の事。
 ……うーん、なんとも彼女たちらしいエピソードです。
 自分が言い出したことなのに、結局藍に迷惑をかけた…それがずっと気になっていて、だから龍閃組で一緒に闘う事でお返ししたかった。
 けれど、結局自分ひとりでは何も出来ない――今回のように。
 
今回は藍と小鈴の絡みが殆どなくて、親友にしては淡白かな?と思ってたんで、こういう話があるのは嬉しいです…不謹慎かな(^_^;)?

 ここで落ち込む小鈴を励ましたのは意外な事に風祭でした。…もっとも、言葉が足りなくて危うく小鈴を怒らせる所だったのはご愛嬌(笑)。
 拙いながらも懸命に『仲間としての在りかた』を訴える風祭を見て、ついプレイヤーの顔も綻んでしまいました(^^)。
 ……ま、どーせなら大河も何か言いたかったんだけどね(苦笑)。

 しかし、突然それを嘲笑った奴がいた――――蜻蛉。最初から皆が出払うのを待って、護衛に残った少数を襲うつもりだったのだ。
 …だが、そこに「待っていたぞ、化け物」と御屋形様の声が!
 蜻蛉の考える事などとっくにお見通しだった御屋形様。出て行ったフリをして待ち伏せた…
美味しい!美味しすぎるぞアンタッ!!


 編成は小鈴・天戒・桔梗・風祭の他にほのか・火邑・クリスを入れました。遠距離戦重視の組み合わせです。
 予想通りに入り組んだマップでウンザリ(笑)。おまけにボスが蟲遣いだけあって、出てくる雑魚も蟲…おまけにかなり丈夫ときた(-_-;)。
 敵は全部土属性なんで、木属性を持つ遠距離ユニット――クリスが大活躍です。嵐王も呼べば良かったかな?
 あ、火繋がりの方陣技発見。ほのかとクリスの方陣がないのは意外だな、仲良さげなのに。御神槌がいないからかな?
 ラストは久々の《双龍螺旋脚》で決め!


 ようやく斃して蟲の正体を聞きだしたのは良いけれど、その蟲は蜻蛉が飼っていた中でも極めて特殊なものだと言う。
 「その毒を消す薬はない――――少なくとも、この国には」 そう言い残すと、蜻蛉の身体はみるみる腐り崩れてしまった。蟲遣いの末路だ。
 希望は絶たれたかに見えた。しかし…“この世界のどこかには”…?この洞窟の性質からすると、もしかして……。

 絶望に言葉を失う一行…その中で小蒔だけがこう言った。
 「毒消しがドコかにあるなら――ここにあったっていいじゃないッ!?世界の誰かが持ってるなら、その誰かがここにいたっていいじゃないッ!!」

 その時、辺りに男の声が響いた。「こちらだ…」 そして、くぐもった笑い声と共に視界が暗くなり――――



 …気がつくと、一行は蛍が舞う洞窟内にいた。
 そこに居たのは痩せた隻眼の男…ここを住居だと言う彼は、どうやら藍の毒も治療してくれたらしい。大喜びする小鈴に釣られて【喜】入力。
 「よくわからないけど、小鈴ちゃんも大河も喜んでるなら、私も嬉しいわ」 藍の
天然ぶりも愛しいですvv良かったよぉ〜(T▽T)。

 と、いきなり「なるほど、こんな処に隠れていたとはな」と声がして現れたのは――劉!?
 この男が劉の捜していた『崑崙』だったのだ。
 劉の故郷を救うためには崑崙が盗んだ『何か』を取り返さなければならないらしい…たとえ、殺してでも。
 「わかってくれるか?大河…」 な、なんでこんな所でそういうヘビーな質問を…(-_-;)。
 ……劉の言う事は解るけど、今救けて貰ったばかりの人に拳は向けたくないなあ…ごめん、劉(【悲】入力)。

 話を聞いていた崑崙、お前らに《勾玉》を持つ資格はないと言います。そして――――柳生に野望を植え付けたのが自分だとも。

 崑崙:「今度はお前たちの力が試したくなった。かかってこい――、勝てば――、それなりの褒美があろうぞ」

 闘うの?でも、その“蒼いオーラ”……?


 邪に入ってから戦闘一回で終わるパターンが続いたので、よもや二回目があるとは思いませんでした(^_^;)。
 編成は大河と劉は強制として、さて、だーれーにーしーよーおーかーなー(悩み中)…。
 メインから病み上がりの藍と付き添いの小鈴・桔梗さんに抜けて貰って、回復・補助・遠隔攻撃を持つほのかを呼ぶ事にしました。

 入ってみると…
うーわー、嫌味なくらい進み難いマップ(苦笑)!おまけに崑崙以外は全部金属製…小鈴と火邑も呼ぶんだった。
 一通り雑魚を潰して最後は大河・劉・風祭の方陣で決めよう…と思ったらその前に《双龍螺旋脚》がクリティカル!?ごめん、劉(-_-;)。


 闘い終わると無傷の崑崙が登場。先刻のは奴が創った幻影だったのだ。
 大河たちが崑崙と柳生の過去を覆す力を持っているかどうかを確かめたかったのだ、と彼は言う。

 かつて森羅万象を司る法を求めた一人の仙道士。彼が長い捜索の果てに見つけたのは《龍脈》を司る鍵――《勾玉》。
 それを崑崙山から盗み出した彼は逃げ続けた末、日本に辿り着いた。
 しかし、当時の日本の荒廃振りを見て、崑崙は自分の求めていたものが如何に無力だったかを知ってしまった。
 国を治めるのは人心――それなくして国は栄えない。たとえ強大な《力》があろうとも――――。

 そんな時に出遭ったのは一人の傷ついた男…御家争いで実の兄に殺されかけたのだと言うその男は、強大な《力》を求めていた。
 「力があればこんな事にはならなかった…」そういった男に崑崙は仙道の秘術を授けた。もう、二百年以上も昔の事…。

 かくて不死身となった柳生宗崇は崑崙から一対あった《勾玉》の片方を奪い取り、崑崙は逃げるようにこの洞窟へと隠れ住んだのだった。

 
魔人シリーズ全ての元凶と言えなくもない崑崙ですが、はてさて…本当に悪いのは誰だったのでしょう?
 分不相応な野望を抱いた崑崙?《力》と不死を手に入れて暴走した柳生?それとも…彼らを生み出す下地となった社会そのもの?

 些細な行き違いや価値観の相違がきっかけとなって大きな悲劇を生み出してしまう…今の真神庵に通じるものを感じるのは私だけでしょうか?
 最初のきっかけが何であれ、生まれた悲劇はそれをもたらした他者への憎しみを生み、次の悲劇を生み出す――決して終わらない連鎖。
 世界のあちこちで起きている民族紛争などは正にそうして続いてきたのだと思うと、つい考え込んでしまいます。

 …ま、今回の場合、崑崙が後悔した時点で勾玉を返してくれてれば、ここまで大きな事件に発展はしなかったと思うけど(^_^;)。


 柳生の持つ《陰之勾玉》の力を封じるには崑崙が持っていた《陽之勾玉》を用いるのみ。そしてそれが出来るのは――――大河?
 崑崙によれば柳生に見えたのと同じく大河の頭上にも星――《宿星》が見えると崑崙は言う。全ては…運命だったと。

 劉は新たに《勾玉》の所有者となった大河と一緒に行くことになった。
 崑崙は――消滅した。既に彼の肉体は朽ち果て、精神だけがこの洞窟で自分の犯した過ちを償える時を待っていたのだ。



 気がつくと、一行は富士の雪原に立っていた。…崑崙が最期に送り届けてくれたんだろうか?
 目指す山頂まではあと一息。これまで以上に結束を固め、先を急ぐ龍閃組と鬼道衆でありました。



 今回さり気に御屋形様が主人公を立ててくれて嬉しいんだけど…俺、あなたたちの事導いてましたっけ(苦笑)?




 続く。


■血風録篇

 インターバルはないのかあ…。う〜、メイン以外のキャラとも話させてよー(−−)
 それから藍と天戒についてる勾玉型のアザ、何か意味があるんですか? 身元を示すために彫られた特殊な刺青とか…。
 ただ同じアザがあるってだけじゃ兄妹って事にはならないし、伏線だったらきっちり消化して欲しいです。
 崑崙と柳生が持ってた《陽と陰の勾玉》にも何か関係があるんですよね??(無関係だったら大笑い)

 所々で細かい言い回しが変わってたような気もしますが……うーん、やっぱりよく判んないや。
 しかし崑崙さん。「《陽之勾玉》で《陰之勾玉》を封じろ」って言ったけど、結局何の役にも立たないのはどういう事ですか(苦笑)

 ちなみに今回の脚本は長田いづるさんでした。『無双』から『呪禁』までは井ノ上亮太氏。北欧篇は全て今井監督が書いてます。
 脚本家ごとにシナリオの傾向(台詞の言い回しやキャラの扱いなど)を比べてみるのも面白いかもしれませんね。

 ……え? やだなぁ、別に含む所なんて……
あるに決まってるじゃないですか、はっはっは(笑)

 

崑崙篇其之伍『前夜』 〜フラグを逃したお馬鹿が一人〜

 雪山でもいいから仲間との会話が欲しいよ〜。皆一緒について来てるんでしょ?寄り道はちゃんと出来るのに〜(T△T)!!


 えっちらおっちら歩いていると、風祭がくしゃみを連発。他の面々は平気なのに、どうもこいつだけ寒さに弱いみたい。
 京梧がそれをからかうけど…剣風帖だと、こういう場面で真っ先に音をあげるのはお前の子孫なんだぞ(笑)?

 
はーははははっ!と豪快な笑い声を上げる御屋形様。…あの、雪山でそんな大声をあげちゃ拙いような…。

 期待に違わず(笑)辺りに不吉な地震が起こり始めました。はは…は……?

 
かくして、雪崩発生(爆笑)。御屋形様の馬鹿ーッ!!!!
 
…いや、だってこのタイミングって絶対御屋形様と風祭のせいですよね?


 画面が暗転して次に気がつくと周りには誰もいない。そして『誰を捜すか?』という選択肢が。おお、これが噂の雪山イベント?

 
…どうやらここ、邪ディスクの最初の方にフラグがあったらしく、私のプレイでは御屋形様に逢えない事が判明。しくしくしく…(T_T)。
 そんな訳でここは女性キャラの本命を選ぶ事にします。…………
雄慶さんのイベントがあったらな(ぼそり)。

 誰にしようか
すっごく迷いましたが、結局一番可愛いかな?と思ってた一人を選んでいざ捜索へ。
 しばらく雪原を歩いていたら、どこからともなく無気味な声が聞こえて魔物が現れました――――戦闘です。


 他のユニットは全部『待機』状態のため、一人きりでの戦闘…寂しい(T_T)。おまけにマップが
真っ白で目が痛いです。
 雪で敵の動きが鈍いのを良い事に、射程外から《秘拳・黄龍》をドカドカドカと三連発であっさり殲滅しました。
 …しかし自分でやっといてなんだけど、こんな派手な技使ったりして別の雪崩が起きたりはしないんでしょうか(^_^;)?

 ここから先はネタばれもいいところなので隠しにします。やっぱりこういう美味しいイベントは、実際にやってみるに限ると思うので(^^)。

 
戦闘後、涼浬さんが現れてくれました。玄武の《力》で吹雪くだろう事を感じ取った涼浬さんと一緒に、近くの洞穴へ避難します。
 偶然でもあなたを見つける事が出来てよかった、という彼女に【喜】入力。…いや、【愛】入れたいけど怯えられそうだし(^_^;)。

 少しの沈黙の後で『忍びたる者は常に心を無にし、決して何かに心捕らわれてはならない…』と話し出す涼浬さん。しかし…

 涼浬:「大河殿…、あなたは…、もしも私が既に忍びではないとしたら…、私に、失望…されますか?」
 ……可愛い(///)。最初の頑なさが徐々に綻びていくのを見ていると、こうした不器用さの一つ一つに【愛】が湧いてきますvv


 続く彼女との会話にひたすら【愛】を連打していると、やがて外に雪が降ってきました。

 雪を綺麗だと思ったのは初めてだという涼浬さん。
 「…ふふふ。あなたといると、不思議な事ばかり起こります。何もかもが新鮮で、そして…、暖かい…」 へへッ、何だか照れるなァ…。

 「あなたの温もりはいつも、私に大切な事を教えてくれる…。私の中にある暖かなこの想いは、あなたがくれたもの。だから…」
 いやあ、何だか取り様によっちゃ随分大胆な台詞ですよ?と余裕かまして笑ってると――――はい、私が甘かったです。

 「離さ…ないで。このまま、ずっと……」 
ええッ!?そ、そんな大胆な…(ドキドキ)。ていうか何してるんだ、俺ッ!?

 「大河殿……」 涼浬…さん――――(暗転)。

 これって…これって……。
もしかして俺、大人になっちゃったの!?(←殴)


 翌朝、皆が二人を呼ぶ声に起こされました。涼浬さんと顔を見合わせ、少しお互いに照れ笑い。
 さあ行こうかと立ち上がると…

 「…大河殿…。私は…あなたを護ります。私のもてる全てで、必ず、あなたを――――。

  だからあなたは、そのまま…。あなたの信じるままに、進んでください。

  私は必ず…、追いかけていきますから。あなたの進む道の先を――――、

  私が今まで、知らなかった世界を、これからも見せてください…。約束…です」

 
気分は既に夫婦チック。いや、もうなんつーか…一生かけて護ってやるぜッ!!てなもんです、はい(///)。



 皆と合流を済ませ、柳生のいる山頂までは本当にあと一歩。未来を勝ち取るための決戦が、遂に始まる――――。



 …ちなみに。フラグを満たさず『誰も捜さない』を選んだ場合、本当に誰とも遭わないまま翌朝になり、他の皆と合流してしまいます(虚笑)
 シャウトさん、次こそは全男性キャラとのイベントも用意してください。しくしくしくしく……。




 続く。

■血風録篇

 たぶん変更はない…んじゃないかな? 何しろずっと前に女性キャラ数人を一回ずつ見ただけなので記憶が曖昧です。
 あー、でもやっぱり男性キャラは天戒か京梧しか出てこないんですね(−−;)
 仕方ないので一度くらいは見てやろうかと京梧を選択しました…が、ナチュラルに感情入力したら失敗しました(笑)
 あははー、だって「俺よりも他に会いたい奴がいたんじゃねェか?」と訊かれて、つい
「うん(【同】入力)」と答えたもので。
 もしも雄慶ルートがあるなら、ぜひそっちへ行きたかったです。できれば泰山や火邑、們天丸も…(溜息)
 二周目は天戒ルートを見てみたいですが…それだと瓦版が揃わないんですよねー(※瓦版拾参号は、『無双』で藍&小鈴ルートへ行った時のみ貰えます。瓦版壱号〜拾伍号まで全て集めれば、ED後に拾六号を貰えてコンプリートになります)

 というわけで仕切りなおし、今度は比良坂ちゃんと一緒しましたv 女の子たちはどの子も可愛くて甲乙つけがたいですvv
 特に好きなのは藍、涼浬、葛乃、美冬(ピセル)、雹、比良坂ですかね。順位は訊かないでやってくださいまし(笑)

 ちなみに今回の脚本担当は真部渉氏でした。終盤になって毎回のように脚本家が変わってますね。得意分野で分けてるの?
 …陰陽のシナリオも、それぞれ脚本家が誰か調べてみようかな、二周目で。

 

崑崙篇其之六『黄龍』 〜ほんとうの永遠〜

 さて、魔人のパターンから考えて最終話はEDのみだろうと思われるので、実質これが物語のクライマックスになります。
 つまりは最終決戦、張り切ってまいりましょー♪


 雪の降る明け方、通りでばったり出会った杏花さんと御厨さん(&与助)が話しています。
 寒い上に昼でも夜のように暗いため、油の値段は上がる一方。町の治安もかなり悪化しているようです。
 今や頼みの綱は富士へと赴いた大河たちだけ。それを知る者はごく僅かだとしても…。

 御厨:「…生きて帰って来いよ。必ず、生きて帰って来い、大の字――――」



 それと時を同じくして、ようやく山頂付近まで辿り着いた大河たち。
 江戸に残してきた友人たちや、柳生の言っていた事の真偽について話していると、不気味な笑いと共に三度現れたのは黒蝿翁。
 怪しげな術でまたもや転移…今度はどっかの寺ですか。
 「雪バカリデハ、寂シカロウ」とか言うんですが…もしかして
アンタが寒いの嫌なだけなんじゃ(笑)?名前もなんかハエっぽいし。


 今回の編成はメインから九桐と風祭を抜いて比良坂を加えました。
 相手は…と見ると黒蝿翁の影多数に加え、武蔵や十兵衛の姿が。マップの一番奥には黒蝿翁本体もいます。
 影たちは例によって射程距離が長いので、攻撃範囲に入らないよう注意しながら長射程の奥義で撃破していきます。

 武蔵は鬼道衆&小鈴が担当。桔梗さんと小鈴が遠距離からじわじわ削り、御屋形様の《剣掌・鬼氣連剄》でとどめ。
 十兵衛は雄慶と京梧の技を鍛えてから(笑)取り囲んで《サハスラーラ》。駄目押しで近くにいた影もろとも《秘拳・黄龍》。
 最後に残った黒蝿翁(本体)は京梧と雄慶が削った後、《楼桜友花方陣》&《黄龍菩薩陣》でしとめました。
 …いや、《秘拳・黄龍》使えば一発だったけど、《黄龍菩薩陣》で見られる藍の笑顔が可愛くてつい(^^)。


 戦闘後、不吉な言葉を残しつつ黒蝿翁は消滅しました。終わった…かな?
 周囲も元の雪原に戻り、間もなく始まった地鳴りに先を急ぐ一行――――そして山頂へ。


 《氣》の奔流が激しく渦を巻く富士山頂。さっそく柳生御大のお出迎えです。

 柳生:「よくぞ、此処まで辿り着いたというべきか。《生と死》の因果に縛られしモノ共よ」 
 ……前から思ってたけど、何で
たかが不死身なくらいでそんなに偉そうなんですかアナタ。

 荒ぶる大地の《氣》に苦しむ藍を「所詮、ニンゲンの世界に産まれた脆き存在」と嗤う柳生。
 柳生は《菩薩眼》の力など借りずとも自分は龍脈を我が物にし、森羅万象を司ってみせると嘯きます。
 しかし、その時。藍の祈りに応えるように静まっていく大地の《氣》――。
 世界は生きている全ての者たちのためにある、それを支配する権利など誰にもない…そんな想いに《龍脈》が呼応するかのように。
 ならば再び流れを乱すまで、と襲い掛かってくる柳生――――戦闘です。


 編成は強制参加の藍を合わせた真神五人組を揃え、それに天戒・九桐・比良坂を加えます。
 敵は柳生を中心に彼が呼び出したと思われる式鬼(?)が多数。こいつら金属性か…ほのかも呼ぶんだったかな?

 最初のターンはそれぞれのグループごとに支援技。前進した九桐に《糸を吐く》を使わせ…いきなりクリティカル!一機撃墜。
 …よく見たらこの技、九桐の持ち技で一番攻撃力高かった(笑)。麻痺・引き寄せ効果付きで消費行動力少ないし…極悪だな。
 でもって二匹目を御屋形様と大河の連携攻撃で瞬殺。
 次のターン、九桐がもう一体を独力でしとめ、京梧・雄慶・小鈴が更に一体。
 のこのこ囲みから出てきた柳生に、御屋形様・葵・大河の最凶トリオ(笑)が次々と奥義を叩き込み戦闘終了。
 ……こんなにあっけなくて良いのか?二百年の魔人よ(笑)。


 倒れたはずの柳生、余裕綽々で立ち上がり、叫ぶ。「蟲よ――――ッ」みるみる全身の傷が治り…ってアンタ、某蟲遣いじゃあるまいし…。
 と、いきなり柳生の持っていた《陰之勾玉》と大河の《陽之勾玉》が共振し始めた。それに気づいた柳生は――――

 ……
って、え(@_@)?なんか柳生の一声で《陽之勾玉》はあっさり奴の手元に飛んで行っちゃったんですけど!?

 柳生:「わざわざ俺の元に勾玉の片割れを運んでくれるとは…はっはっは、愚か者めが。笑いが止まらぬわ」

 …………主人公の面目って、いったい…(T_T)。
 ていうか、崑崙さん。藍を救けてくれた恩人を悪く言いたかないけど…アンタの重大な選択って
ことごとく裏目にしか出てないよ!!

 白と黒…二つの勾玉が合わさって一つとなる時、その真の《力》が発動する。
 勾玉に導かれた龍脈の膨大な《氣》が柳生の身体に注ぎ込まれる。

 柳生の姿が、変わる――――。


 〜ネタばれのため、戦闘については省略させて頂きます(笑←コラ)〜


 奴を斃したにも拘らず、空の黒雲は晴れないまま――――と、思いきや。
 「――――ニンゲンめ…」 まだ生きてるし(@_@)!!



 不死ゆえに何度でも蘇り、何度でもこの世を闇に染めてやると言う柳生。
 限りある命の人間が奴と闘い続ける事は出来ない――――けれど。

 人は、受け継ぐ事が出来る。その想いを――願いを。
 今ここで闘っている仲間たちは、百年後にはもう生きてはいないだろうけれど。

 想いは消えない――――それを託され、受け継ぐ者がいる限り。

 全ての生命は、遥かな昔から限りある命を次の世代へと引き継いで、永い刻を越えてきた。

 だから――――“俺たち”は…絶対、負けない。



 最後の一撃は大地の《氣》を伴って天へと昇り、黒雲を貫いた。


 そして、闇は吹き払われ…朝が訪れる――――。




 最終話へ続く。

■血風録篇

 サブキャラの愛称変化に必要な好感度が厳しく(=高く)なったらしく、御厨さんが「大の字」と呼んでくれません(T_T)
 この期に及んでまだ「石動」と名字呼びですよ。サブキャラは好感度上がり難いんだから、そこんとこ考えて欲しかった…(涙)
 どうやら血風録も好感度は二周目に引き継がれるらしいので、そのためもあるんでしょうが。
 でも私としては、キャラのレベルとアイテム類はともかく好感度は引き継がないで欲しかったです。イベントの幾つかは好感度で自動分岐するから、二周目以降は絶対見られないイベントもあったりするし。愛称が徐々に変化していくのも楽しいのにな〜。

 勾玉が柳生に奪われる展開も以前のままですかい。もうちょっと…もうちょっとどうにかなりませんでしたか?(−−;)
 結局、主人公が《黄龍の器》だって設定が
何の役にも立ってないんですけど(苦笑)。主人公が勾玉を使えるって話は?
 北欧篇の《世界樹》絡みで、天戒が勝手に《黄龍》呼ばわりしただけだもんなー。説明としては強引と言うか、こじつけぽかったし。
 しかしまあ、主人公が《黄龍の器》であるのは間違いないみたいですね。前はどっちとも解釈できる雰囲気だったけど。

 あ、柳生との最終決戦はそれなりに燃えました。しかし全話通して一番強いと感じた敵が
桔梗の父上なのは不動(笑)

 最後の語りは修正ありませんが、とても好きな部分です。私的に魔人最大のテーマだと思う所なので。
 ……しかしそれだけに、後付け設定としか思えない
京梧のアレは勘弁して欲しかったですね…(−−)

 ED曲はやっぱり回転数が上がったまま(音程が僅かに高い)。もう慣れたけど、私は前の音程の方が落ち着いてて好きでした。

 

最終話『真神』 〜全ては、此処から始まる〜

 ――――元日。
 桜の花びらが舞う中を(抑制されていた龍脈の《氣》がいきなり解放された反動らしい)龍閃組の仲間と一緒に初詣に行った。
 …元・龍閃組と言った方が正確だろうか。柳生を斃し、鬼道衆も事実上解散した今となっては『龍閃組』が存続する意味もなかったから。

 俺はといえば、事件後しばらく経った今も龍泉寺に厄介になっている。
 元凶たる柳生を斃したとはいえ、荒れた江戸の町では俺たちの力を必要とする事態も結構起きていたのだ。
 何しろ江戸は広いから、御厨さんや他の仲間たち総出でもまだ追いつかないくらいだった。
 鬼哭村も大変だったけど…ま、あっちは鬼道衆の仲間たちで何とかなったし。

 兎にも角にも江戸の事件を解決しつつ、暇を見ては鬼哭村に訪れて扱き使われ…いやいや(笑)、労働に汗を流す日々が続いていた。

 ようやくそれらの事も一段落着いた今日、俺はしなければならない事がある…個人的に。

 共に闘った皆と挨拶を済ませ、俺はこの一年で一番大切になった“あの人”に逢いに行く――――別れを告げるために。

 近い将来、この国を襲うだろう混乱…そんな中で、少しでも自分に出来る『何か』を見つけたい。

 それは、江戸ではいけない…って訳じゃない。だけど…彼らの傍は居心地が良すぎるから。

 このままずるずると甘えていたくはないから…だから。


 俺は、此処を出て行く。あてどもない旅へと――――。



 …そして、明治元年、春――――。

 幕府が倒れ、新政府発足…時代は怒涛の如くに動きつつある。
 様々なものが姿を変えゆく中、龍泉寺もまた新たに生まれ変わっていた。

 満開の桜の中、百合先生の夢が叶えられようとしている…いや、それはこれから永い刻をかけて叶えていくものだろう。
 育んだ夢を、想いを次の世代へと受け継ぎながら……。


 誰もが幸せに暮らせる世界…夢を叶えるための道標たれ、と彼女の想いが込められたその場所――そこは、こう呼ばれるのだ。


 『桜之杜――――真神の園』…と。




 東京魔人學園外法帖   完結

■血風録篇

 EDは比良坂と、男性キャラ数人を見ました。変更点は特に気づかず(※比良坂は台詞が少し修正されてるらしい)
 黒縄翁との戦闘はそのまま…だけど、《秘拳・黄龍》が使えないので少し不便。ま、青龍と白虎で秒殺出来ますが(笑)
 でもアレも一応神様みたいなもんなんですよね。一時退散したけど、またどこか(続編)に出てくるんじゃないでしょうか。

 ちなみに上の記述では「主人公は大切な人に別れを告げて、独り旅立った」という展開になってますが、これは
当サイトの魔人小説【久遠刹那】の設定に合わせた為です。ゲーム内ではこんな事にはなりませんので、御安心下さい(笑)

 血風録全体の感想はまた別に書きます。が、リメイクにしては楽しめたと思います。
 不満な部分も色々ありましたが(苦笑)魔人学園を好きだからこそ出てくる不満、というのもあるので。
 シナリオは話によって質のバラツキが激しかったにせよ、概ね筋が通ってて登場人物にも共感できるものでしたし。
 但し、システム関連の不具合については庇う気にもなれませんけどね。そこら辺の苦言も後で書くつもりです。

 ではでは、長いレポートにお付き合い頂き、ありがとうございました。m(__)m



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