第1話
復讐…もとい、逆ギレ

●今回予告●

或る所に、復讐を誓う一族がいた。
復讐の相手とは――――『真祖の王』と呼ばれる吸血鬼。
家宝の鎧を纏い、仇敵を斃すべく固い決意で来日した少女は。

…実のところ、割とスットコドッコイな性格だった。

Beast Bind New Testament
『復讐…もとい、逆ギレ』

汝、己の過去を清算せん。



オープニング ミドル クライマックス エンディング

■プレセッション■


GM:(シナリオ調整中)…よし、いい感じになった。では皆さん、自己紹介よろしく〜。
一同:よろしくお願いしますー。


●PC1(定員1名) 推奨:神薙悠専用ハンドアウト(笑)

 友人と一緒に街中を歩いていると、いきなり名指しで呼び止められた。
「見つけたぞ! 我が一族の宿敵、神薙 悠! お前を成敗してやる!!」
 恨まれる覚えはない……とは言わないが、生憎とその相手にはまるで見覚えがない。
 はて、どうしたものだろう?

 シナリオ絆:復讐者アヴェンジャー (関係:忘却、悔悟、執着など)


神薙 悠かんなぎ ゆう真祖の王  プレイヤー:神威
 【イモータル/イレギュラー】 年齢:外見17歳/性別:男/カヴァー:高校生
 吸血鬼の上位種、『真祖』。その中でも特に強い潜在能力を持つことから『王』の称号で呼ばれる吸血鬼。
 長身、超絶美形。日光を克服しているので、昼間から平気な顔して街中をうろついている。
 人に関わることを好み、学生としての時間以外では裏家業として何でも屋紛いのことをやっている。
 戦闘では重力を操る大剣&斥力を操る手甲(=守護者)を召喚する。
 
所持HA:《永劫より》、《死界の主》、《歩く影法師》


●PC2(定員1〜3名) 推奨:悠以外のキャラ(←おい)

 悠と一緒に街中を歩いていると、いきなり彼を名指しで呼び止める謎の人物がいた。
 どうやら、わざわざ復讐しに来たらしいが……無謀な奴がいたものだ。
 キミたちは事の顛末を見届けようと思った。――――義侠心かデバガメ根性かはさておき。

 シナリオエゴ:復讐者アヴェンジャー (関係:興味、闘争、恐怖など)


鈴木 和馬すずき かずまスレイプニルの弟  プレイヤー:Patriot
 【ビースト/セレスチャル】 年齢:外見20歳/性別:男/カヴァー:大学生
 北欧神話の主神オーディンの乗騎である、八本足の天馬スレイプニル……の、弟(ちなみに六本足)。
 兄に比べると足が遅いため、「修行してこい」と地球ドミニオンに追いやられた。
 嫌々ながらの滞在だったが、最近では人間に興味を持ち、それなりに日々を謳歌している。
 得意の戦法は、神馬としての力を具現化した大型バイクで敵を轢くこと。
 所持HA:《獣の生命》、《アドベント》、《ヴォイド》

日向 晶ひなた あきらソロモンの継承者  プレイヤー:麻那
 【マジシャン/アーティファクト】 年齢:16歳/性別:女/カヴァー:高校生
 とある魔神から『ソロモンの指輪』を託されて、つい最近召喚者になった少女。
 憧れていた男性(=とある魔神)が晶を護るために消えたことから、自分も誰かを護ろうと決めた。
 …しかし、お人好しで詰めの甘い性格から、比較的無難な魔神12柱しか使いこなせていない。
 ボーイッシュで明朗快活。嘘が苦手で、『誰かの命を奪うこと』が何よりも嫌い。
 所持HA:《万色の魔術》、《リセット》、《電光石火》

セシル・J・フォレスター黒の姫君  プレイヤー:ぷち夜叉
 【イモータル/ビースト】 年齢:外見は十代半ば/性別:女/カヴァー:大富豪
 元々は中世時代に生を受けた没落貴族の末娘だった。
 しかし、とある吸血鬼が一族を皆殺しにし、彼女自身も吸血鬼にされたことで全てが変わった。
 仇とそれに連なる系譜の吸血鬼を全て殺した後で、唯一気の合う同族に会うため来日。
 別名、無限再生娘。死んだ魔物に自分の命を与えて蘇生させ、従僕にするのが得意技。
 所持HA:《永劫より》、《永劫より》、《獣の生命》


●GMの自己紹介
▼夜叉丸 【好事家/変態】 年齢:二十代前半/性別:男/カヴァー:フリーター
 その正体は、現在MAD萌えにハマっている電脳ジャンキー。
 1つのネタから無数のGMをこなすが、いつもノリだけで終る事が多い。
 別名、ミスター空回り。そういわれるとだいたい逆切れします。
 ちなみにボクッ子にかなり弱く。基本下手に出るRPが得意という変人。
 
※この文章は、『当時のGMの自己紹介』をほぼそのまま書き写しています(笑)。


GM:以上の愉快(?)なメンバーでシナリオをやりたいと思います〜。

 なお、夜叉丸さんがGMの時は、「絆チェック/シーン登場共に判定不要」というハウスルールを使っています。
 オンラインセッションは時間がかかるので、少しでも短縮するためにこういう処置をするGMさんが多いですね。


 

■オープニングフェイズ■


●シーン1 『復讐のアイアンメイデン』 シーンプレイヤー:神薙悠

○秋葉原


GM:というわけで、君たちは某秋葉原で買い物をしています。理由は誰かがパソコンでも買ったのでしょう。その荷物をもって団体で行動していると思ってください。
晶:貧乏高校生なので、誰かのお供と言うことで一つ(笑)。
セシル:「流石に買いすぎたわね」どうみても自分の体積より多い箱を抱きかかえながら歩いている。
悠:「ふぅ。これで仕事が少し楽になる…」ノートPC購入(笑)。
和馬:「にしても…イキナリ呼び出すから何かと思えば、荷物持ちか…」押している軍用バイクの後ろには山のような荷物が(笑)。
セシル:「お駄賃は弾むわよ。ほら、アキラ用のノートパソコンも買ってあるから持ちなさい」デスクトップを4台購入(爆)。
晶:「え、え?! い、いいよボクそんな高いもの!?」
GM:まぁ、そんな一行がいると。
セシル:「いいわよ。連絡手段がないと私が不便だモノ。あなたの実力高くかってるのよ」
晶:あ、荷物は持ちますが(笑)。
悠:「ま、そう言うなよ。メシくらいは奢るからさ」
和馬:「にしても…こんなに大量に何に使うんだ?」
セシル:「私の組織に新しくパソコン導入したから…いいかげん魔導だけじゃ連絡がきつくて」はぁ、とため息。
晶:「携帯電話くらいは持ってるんだけどなあ…(苦笑)」
悠:「オレは自分の買い物のついでの付き合いだからな」
GM:そうやって電気街通りをJRの秋葉原の駅に向かって歩いていると、アニメイトのあたりで凄い人ごみを目撃します。
晶:「ん? 何だろあれ??」
GM/オタクA:「これ新作アニメのコスプレですか!?」
和馬:「…何かイベントでもあるんじゃねぇの?」
GM/オタクB:「おぉぉこれの造型はかの有名な(うんぬんかんぬん)」
GM/??:「えぇぇい、どけどけ!」と、どこか英国鈍りの日本語が聞こえます。
悠:「ま、ここだといつもの光景だな……でも少し様子がおかしいかな?」
GM:その声が聞こえると同時に、野次馬どもを押しのけるように鉄塊がでてきます。もう鉄塊としか言えない…物体ですが。中世に詳しい人物は分かります。
晶:「……えーと。洋館の置物??」
和馬:「…ん?」良く観察してみますが。
GM:フルプレートと呼ばれていた、かつて最前線で使用されていたとされる鎧です。
悠:「………フルプレートなんて久々に見たな」←中世以前の生まれ(笑)
セシル:「そうねぇ、しかも…あれ中々の代物よ」←中世産まれ
晶:「へー、何だか判らないけど凄いんだ」←現代っ子
GM:そしてその鉄塊がのろのろと手を持ち上げると、びしぃと悠を指差します。といってもゴーントレットは指を伸ばせないので拳を突きつける状態になりますが。
悠:「………オレに何か用か?」
GM/??:「見つけたぞ! 我が一族の宿敵、神薙 悠! お前を成敗してやる」
和馬:「…お前、この鉄の塊に何やったんだ?」
GM/??:「我が一族の怨敵め、お前のために一族がどれだけ酷い目に遭ったと思うんだ。尋常に滅されろ!」
悠:「よく今の名前を知ってたな………でもオレ、見覚えないんだが」
晶:「…誰か中に入ってるの?」
GM/??:「むぅ!? この顔を見ても判らんのかぁ!」ぱか、とフルフェイスの面を上げると、美しい二十代半ばの女性の顔が出てくる。
和馬:「昔、相当酷いことやったんだなお前…」
悠:「いや、全然覚えがない。ここ数十年は平穏に過ごしてるんだけどな……」
GM:はい、そこでぽわぽわぽわと回想シーン入ります〜。
悠:はーい。
和馬:うい。
GM:時を遡ること数百年。気まぐれで人間の女孕ませたな〜と思い出した。回想終了(爆)。
悠:いや、気まぐれは無い。子供が生まれた事自体知らない可能性があるから、何だか面影がある程度にしておいて(笑)。
GM:では気まぐれに逢瀬をと(笑)。
GM/??:「名門貴族だった我が家系の血を汚しおって! そのおかげで我が先祖はどれだけ辛い目にあったかと」
晶:「…………責任重大?(笑顔)」
悠:まぁ、吸血鬼とのハーフが産まれるなんて天文学的確率だし(笑)。
セシル:「ふむ、悠。もしかして…昔、貴方が手を出した女の子孫じゃない?」
GM/??:「その通りだ。そこの小娘」
和馬:「…あ〜それはまぁ責任くらいは取っておいた方が良いかもな」
セシル:「というわけで責任とって一回死んでくる?」
悠:「ん〜……確かに面影はあるんだけど。でも子供が生まれてたなんてオレ、今初めて知ったんだぞ?」
GM/??:「なにぃ!? 更に一族の事すら知らぬというのか…ゆ…許せぇ〜ん!!」どたどたと地団駄を踏んで。「えぇぇい、100回殺しても飽き足らぬ。殺し尽くしてくれるわ!」で背中からガチャコンと武器を出す。
晶:「……子供生まれるような事した相手をほったらかしって、十分ひどいと思う(ぼそり)」
セシル:「同感」
悠:「と言うかなぁ……何度か会ってから、彼女は引っ越したからな。その後の行方が分からなかったんだよ」
セシル:「そりゃ、あんた。得体の知れない相手が娘に手を出してるとしれたら存在隠すわよ。普通」
悠:「先に押しかけて来たのは向こうだったんだけどな……」
セシル:「押しかけたからって手を出していいことにはならないわよ」
和馬:「それはそれとして…その格好恥ずかしくねぇの? あんた」
GM/??:「ドワーフが鍛え神に聖別されたこの鎧が恥ずかしいわけなかろう! 無知な蛮族どもが群がって大変だがな」とパイルバンカーを構える。…で、そこにぴぴ〜と警察がやってくる。そしてあっというまに囲まれて連行される(笑)。
晶:えーと、連行されたのは鎧の人?(笑)。
GM:です(笑)。「離せ、離せ〜…こらはなさんかぁ〜」と喚き散らすも、もう凄い手際で縄でぐるぐる巻きにされ、ずるずると引きずられていく(笑)。
和馬:「…まあ何だ、テンションの高いお姉さんだったな」ちょっと疲れたように(笑)。
晶:「で、でも悪い人じゃなさそうだったよ? …凄い傍迷惑だけど」
悠:「……さすがに手馴れてるなぁ」警察の手並みに感心しちゃったよ(笑)。
GM:じたばたと暴れてもフルプレートが重いのか芋虫の動き。という事でシーンが切れます(笑)。
一同:(笑)
悠:ちなみに、全員に絆:友情を取っておくからね(笑)。
和馬:うむ、ではわたしもほぼ全員に友情。


 

■ミドルフェイズ■


●シーン2 『放浪の伯爵令嬢』 シーンプレイヤー:セシル・J・フォレスター

○セシルの屋敷


GM:その日の夜。ネットワークの設備などを終えて、セシルの奢りのディナーに舌鼓を打った後。リビングで極上の紅茶とコーヒーでお茶をしてると思いねぇ。
セシル:「みんな、今日はありがとう。助かったわ」
晶:「うわ、この紅茶、凄い高級な葉っぱ使ってる…」
悠:「オレは大した事してないけどな(苦笑)」
和馬:「荷物持ちだけだがね」
セシル:「助かったわ、私は機械関係殆どダメだから。貴方がいないと…ランだっけ? あれが組めなかったわ」
悠:「長く生きてるんだから、それくらい憶えたらどうだ?(苦笑)」
セシル:「ウィンドウズ3.1までは覚えてたんだけど、それ以降がね」肩をすくめて。
和馬:「随分古いな…俺が降りてきた時は98だったぞ(苦笑)」
悠:「ある意味、その方が凄いと思うのはオレだけか? DOSから使ってるオレが言うセリフでも無いだろうけど」
GM:と、そうしてると電話が鳴る。
GM/ミュヒハウゼン(セシルの秘書):「…」かちゃと単眼鏡をつけた初老の男が電話を取る。「はぁ…はい、確かに…。お嬢様、お話の所申し訳ありません。ギュングスター伯爵のご令嬢様から支援の電話です」ギュングスター伯爵…セシルの組織、銀逆十字に協力してくれてる英国の貴族の一人で、『血が汚れている』という噂がある一族です。
セシル:「はぁ、レイチェルから? 顔も見たことないけど…まぁいいわ、支援してあげなさい。今は機嫌がいいから」
GM:名前勝手に決められた…じゃあそうするか(笑)。レイチェル=ギュングスター…伯爵の一人娘。勝気で古風な喋り方をする女性で、何かの目的の為によく世界を飛び回り、困るといつもセシルに泣きついてくる女性です。ただし電話口でしか会ったことがなく、お互い直接の面識はありません。
セシル:「嗚呼、ごめんなさい」他のみんなにレイチェルとギュングスターの説明を(笑)。
晶:「……お友達?(かなり疑問系)」
セシル:「友達といえば友達ね。まぁ『仕事上の』が付け加わると思うけど」
GM/ミュヒハウゼン:「では、そのように手配を…宿泊する場所がないとのことで、この屋敷に逗留を望んでいるそうですが、よろしいですか?」
セシル:「問題ないわ。部屋は余るほどあるからね」
悠:「……ギュングスター?」
和馬:「何か嫌な予感がするねぇ…」お茶をズルズル啜る。
GM:うむ、予想通り。君が逢瀬を重ねた女性の苗字もギュングスターだったような気がする(笑)。
晶:「…あ、だけど『血が汚れている』って、何のこと?」
セシル:「そこまで詳しく調べてないけど、身内から魔女でも出たんじゃないかしら?」
悠:「違う………多分、その話の出所はオレだろうな」
GM:で、1時間後。屋敷の玄関にきゅきゅと車が止まる音がすると。
晶:「……えーと。それって。もしかして…(窓の外を見る)」
セシル:出迎えておきます(笑)。
GM/レイチェル(鉄塊娘の中身):「セシル叔母様。お邪魔します…このたびは」と礼儀に則った挨拶をしている。
悠:「やっぱり………」
晶:「どっかで聞いたような声だねぇ…(−−;)」
GM:さすがにセシルの外見に驚いたのか、少しだけ驚いた様子を見せたが礼儀正しく挨拶を(笑)。そして車から降ろされる鉄塊、もといフルプレートとパイルバンカーやガトリング。さらに白木の杭やらなにやら大量に(爆)。
和馬:「…良く釈放されたな(汗)」
晶:「悠さん……責任取る? それとも隠れる?」
悠:「と言われてもなぁ……数百年前の事を今さらとも思うぞ」
晶:「あの人にとっては現在進行形みたいなんだけど…」
GM:イモータルのブラッドを持ってる人は思う。やば、殺しつくされるかもと(爆)。
悠:光以外の弱点は存在してないから〜(笑)。
GM:うむ、そういうと思ってな。光線銃などもラインナップにあるぞ(爆)。
悠:待てぃ!!
GM:待つか!(くわっ)
セシル:「…(やばぁ…私でも殺しつくされそうな装備)」冷や汗たら〜り。
晶:「ていうか、ボクがあれで刺されたら一発で死ねるし(怖)」
GM:まぁ、みんなのいるリビングまでセシルと軽い雑談をしながらレイチェルが入ってきます。
悠:「しかし、カノン本人ならまだしも、十代以上後の子孫に言われたところで実感なんて全然湧かないぞ?」即興で、昔の女性はカノンという名前に(笑)。
GM:OK(笑)。そして君たちに優雅にお辞儀をする。
晶:「う〜ん、確かにそれはそうだよねぇ(困)」
GM/レイチェル:「こんばんわ、私は…」と自己紹介しようとしたところで止まる。「………」
セシル:「南無」合掌(爆)。
悠:「――よ。カノンの子孫」軽く手を上げて挨拶(笑)。
GM:獣を思わせる動きでスカートを跳ね上げると。
和馬:「俺を巻き込むなよ」壁際まで下がる(爆)。
悠:「そう言うな。友達だろ?」
GM:太ももに備え付けてあった拳銃を引き抜き!
晶:「……(馬の太守、呼んであげた方がいいかな…?)」
GM:容赦なくパパパパパパパン!! とフルオートで悠に向かい撃ち尽くす。しかも全弾、銀で精製されたわりと痛い素敵な弾丸だ(笑)。
悠:ヒラリとバック宙しながら全弾回避(笑)。
和馬:「こうゆう時だけ宣言されてもなぁ…」
GM/レイチェル:「くっ、避けるな。このぉ!」服に仕込んである、これまた純銀製のナイフを何本も投げる(笑)。
セシル:「うわぁ……ソファーがぼろぼろ(汗)」
晶:「うわわぁ?!」横に飛んで逃げる。
悠:「無茶言うなって」ナイフは指で白刃取り(笑)。
GM/レイチェル:「なら死になさい!」さらにスカートの中からRGPを取り出し、どか〜んと(爆)。
悠:「それこそ無茶だ!」演出で《漆黒の外套》装着。RGPから身を守ろう(笑)。
セシル:「嗚呼、アキラ…後ろに…これくらいなら私でも壁になれるから」
晶:「セシルさんこそ離れて! Orobas−馬の太守−よ!」演出で《シールド》使います(笑)。
和馬:「痴話喧嘩なら外でやれって…」窓から外に飛び出します(笑)。
GM/レイチェル:「痴話喧嘩ですってぇ!? この聖戦をそんなものと一緒にしないで頂戴!!!」と和馬に標的を移しフルオートのP90を乱射。
和馬:「違うのか?」と言いつつ外に飛び出し隠れます(笑)。
悠:「痴話喧嘩ってのはオレも否定したいが……屋内じゃ迷惑だな。セシル、少し庭を借りるぜ!」と言ってから、窓から外に飛び出そう。
GM:パラパラパラパララララララと壁に穴があく。
晶:巨大な黒馬の魔神を召還して、セシルと一緒にその陰に(笑)。
セシル:「あ〜あ、修復するの大変よねぇ」遠い目。
GM/レイチェル:「それは予想済みよ」外に出たらクレイモア(指向性対人地雷)のお出迎えを考えていたようですが。起爆スイッチは手元にあるのでいいんですが…。
晶:それって和馬さんも巻き添えじゃ…?
GM:肝心のクレイモアは、現在運び込まれた荷物の山の中で。それはレイチェルの後ろにあるわけで(笑)。
晶:げ。
和馬:爆発?
GM:どっか〜ん!! と玄関ホールが半壊。そしてその爆風でレイチェルは見事に気絶しました。
悠:「………カノンにそっくりだな。あの豪快なドジっぷりは」遠い眼をしながら庭にいる(笑)。
セシル:「豪快というか壮絶ね」
晶:「…えーと。鎧着てなかったけど、大丈夫、かな?」
和馬:「おぉ、男の美学、“自爆”」パチパチとやる気なさげに手を叩く(笑)。
晶:「…この子は女の子だよ」同じくやる気なさげにつっこみ。
和馬:「男女差別はいけないぞ」真顔で。
GM/ミュヒハウゼン:「レイチェル様は…おぉ、ご無事のようですな」爆心地にいたにも関わらず、燕尾服に汚れひとつない(笑)。
悠:「まぁ、オレの子孫って言ってたから多分大丈夫だろ。回復能力は高いだろうから…」
GM:ミュヒハウゼンがレイチェルを抱き上げて、ぱんぱんと汚れを叩いている。実際、煤塗れだが傷は殆どないようだ。
和馬:「丈夫で良いねぇ」
セシル:「まぁ吸血鬼の血を引いてるんだもの、丈夫に決まってるじゃない。…さてと、レイチェルが目覚めるまで請求書でも作ろうかしら」そろばん片手に捻りハチマキをして(笑)。
和馬:「折角パソコンあんだけ買ったんだから使えよ(苦笑)」
悠:「代を経て薄まってても、真祖の血脈はちゃんと生きてるって訳か。微妙に感慨深いものがあるな…(苦笑)」
GM:では、ここでシーンを切りまして、GMの演出シーンが1つ。
晶:悠さんに信頼、和馬さんに保護者、セシルさんに連帯感で絆とります。鉄塊の女性にはエゴになってるけど…絆→同情にしたくなった(笑)。
GM:それでもOK(笑)。
晶:じゃあ彼女には絆:同情で(笑)。
悠:オレは鉄塊女性には絆/懐旧で取りたいな。昔の女性の面影を懐かしく思うのだ(笑)。
和馬:この様子だと…悠さんには憐憫で取ろうかな(笑)。
悠:憐憫ですかい…。
和馬:いや、この様子だと…味方少なそうだなぁと(笑)。
GM:だから今回の生贄(笑)。
悠:うむ。ちょっと予想外の展開だがな(笑)。



●シーン3 『心労の警察署長』 マスターシーン

○池袋警察署


GM/警官:「署長! また例の屋敷でドンパチがあったようです!」
GM/署長:「またか…放っておけと言いたいが、本庁がうるさいからなぁ」胃を抑えて。
和馬:ドンパチで有名なのかっ(笑)。
GM/署長:「とりあえず…今晩だけは厳重警戒態勢を引いておけ」
GM/警官:「はっ、畏まりました。にしても…この所ペースが多いですね」
晶:慣れてますねぇ(笑)。
悠:微妙に哀れだ、ここの署長さん(笑)。
GM/署長:「おかげで家内は肥えるけど、俺は胃が痛くて痩せるよ(←見舞金としてセシルから裏金を貰っている)」
GM/警官:「ははは、確かに私も妻にいいものを食べさせてやれて願ったり叶ったりですが…こう残業が多いと(涙)」
GM/署長:「お前も苦労してるんだな」
GM/警官:「えぇ…」
GM/署長&警官:「はぁ〜」
和馬:何だ、この中間職と部下の寂しさは(笑)。
GM:シーンエンド(笑)。



●シーン4 『薄幸のレイチェル』 シーンプレイヤー:鈴木和馬

○セシルの屋敷


GM:という事がありまして、君たちは今晩この屋敷に止まる事が決定です(笑)。
晶:「…まぁ、このままほっとくわけにも行かない……かなぁ?(自信なく)」
悠:「まぁ、どうせ一人暮らしだし………オレにもこの騒動の責任の一端がある見たいだしな」
セシル:「そうね。別に悠が死のうが生きようがしったことじゃないけど」
和馬:「何だ、明日は講義無いからまあ良いんだが…騒ぐのはせめて夜が明けてからにしてくれよ」
晶:「ボクもゴールデンウィークに入ったから暫くは大丈夫かな」
セシル:「街の被害請求、こちらに来そうだし…ほら見てよ。先刻の損害だけでざっと三千万よ」
悠:「それは彼女に言え…」
和馬:「言えって…聞きそうに無い雰囲気がだな…」
悠:「マジメな話、オレが何を言っても火に油だろうしな…」
和馬:「そこを何とかしろ、自分で蒔いた種だ」
悠:「吸血鬼の子供が生まれるケースは皆無に近いんだよ。それに、真祖ならさらにその可能性が5桁は低下するんだし…」
セシル:「文字通り撒いてるわね。種」
和馬:「見事にな…ここまで文字通りだとビックリだ」
晶:「自分でしたことの責任は取らないとね……やっぱり(誰に言うともなく)」
GM:そうしてると、「う、う〜ん…」とレイチェルが軽く呻き、瞳がぴくぴく揺れる。「…ぅ…あ…ここは…?」
晶:「大丈夫?すっごく魘されてたけど…」悠さんを視界から隠す位置に立って。
セシル:「おはようレイチェル」請求書をつき付けてから。
GM/レイチェル:「あ…叔母様、て神薙 悠!」と跳ね上がった所でセシルの請求書が顔に当たる(笑)。「あの、これは〜?」日本語はあまり読めないらしく、不安そうに請求書を持って周りに助けを求める(笑)。
悠:「―――」見覚えのある文字で書き直してやろう(笑)。
GM/レイチェル:「……」さぁぁと顔が青ざめる(笑)。「あ…あの叔母様…これはそのぉ」
セシル:「……」ただにこにこと笑っている。「今年のギャグ、トップスリーにランキングしそうね」
GM/レイチェル:「あ…あぅあぅ」請求書を丸めて口に入れてむしゃむしゃ、ごくん。そして飲み込むとまた倒れて目を瞑る。
和馬:「…ヤギの血でも混じってるのか? お前の血は」紙を食べたのを呆れた顔で見つつ。
悠:「オレに言うな。あんな真似、オレもする気は無いわ」
GM/レイチェル:「…請求書なんて悪い夢だったのね。ふぅ、よかった」十秒後、目を開けて起き上がる。どうやらなかった事にしたようだ(笑)。
セシル:「……」無言でコピーしたのを差し出す。
GM/レイチェル:「…あぅあぅあぅ」受け取っておろおろしてから、ちろ〜りと上目遣いで悠を見て。「…狩られてくれませんかぁ〜」弱弱しく訴える。
悠:「却下(0.1秒)」
GM/レイチェル:「ほらほら、真祖の遺体って高く売れるんですよ。そうすれば借金も返せて私たちの一族の復讐も果せて一石二鳥」ぱんと手を叩いて。
悠:「アホか」
晶:「…あの鎧や武器類その他、『何でも鑑●団』に見せたら幾らになるんだろ?」
セシル:「あれのこと?」クレイモアの爆発で粉々になった武器を指差す(爆)。
GM:うむ…見事に粉々なので逆に処分費を取られそうなぐらいだ。唯一無事なのは彼女の着ていた鎧ぐらいだろう。
和馬:「…鑑定団は骨董品しか扱わなかった気がするしなぁ」
晶:「じゃあ……鎧は?」
GM/ミュヒハウゼン:「精々一千万かと…問題はミスリルなどを使用しておりますから、世に出したら大問題になる程度で」
和馬:「魔物に売った方が高く売れそうだな」
GM/ミュヒハウゼン:「確かに…しかしアーティファクト化しておりますので買い手は難しいと存じ上げます」
晶:「駄目かぁ。う〜ん…(−−;)」
悠:「一般市場にミスリル製品はまずいだろ…」
GM/レイチェル:「あぅ〜鎧は売らないでください〜(TT)」ひしと鎧に抱きついて。
和馬:「アーティファクト化かぁ…それは確かに使いたくねぇな」
GM/レイチェル:「あぅあぅ、元を正せばこいつが全部いけないんですよ〜!」悠をびしと指差して。
晶:(目をそらす)
GM/レイチェル:「ご先祖様を孕ませて血を汚したのは、現代社会ではもうどうでもいいことなんですがぁ〜(涙)」
和馬:「…ブッチャケタぞ」
GM/レイチェル:「真祖の血だかなんだかしらないですけどぉ〜吸血鬼からは真祖をだせ〜とか〜。魔狩人の人から、真祖にやられたから治療費だせ〜とか〜(涙)」
悠:「文句ならカノンに言え! アイツがいきなり姿を消したんだ……子供を生んでたなんて、知ったのは今日だぞ!?」
GM/レイチェル:「ご先祖様にどうやって会えというんですかぁ〜!!」
悠:「オレが知るか!」
晶:「…色々大変なんだね(悠に視線を向ける)」
セシル:「え〜カノン、カノン…」なんか記憶を探ってる。
GM/レイチェル:「真祖の血を引いてるからって〜魔物に色々やられてるんですよ〜うちの一族はぁ〜(涙)。おかげで弟は貴族なのに靴屋の見習いにさせられるしぃ…お母様は家政婦のアルバイトですよぉ〜」えぐえぐと。
悠:「むぅ………まぁ、魔物関係に関してはオレの名前で当たるとして。魔狩人に関してはどうしようもないぞ? 実際の話」
GM/レイチェル:「私は人身売買されますしぃ〜、自由になる条件は悠を狩る事だ〜ていわれてますしぃ〜」えぐえぐと鼻水と涙で顔はぐちゃぐちゃ(笑)。
和馬:「あちゃぁ…大変だねぇ」
セシル:「同情はするけど借金は消さないわよ(さらっ)」
GM/レイチェル:「だから〜」悠を見る。
晶:「え〜と。念のために聞くけど、その条件を出したのはどこの誰?」
GM/レイチェル:「死んでくださ〜い!!」泣きながらドスを懐から取り出し、横にして突き刺そうとする(爆)。
セシル:「うわ、何気に肋骨の合間縫うように横にしてるし…えぐいわねぇ」
悠:《漆黒の外套》で防ぐ(笑)。
GM:防がれました(笑)。
和馬:「…ってか、あんたいったいいくつ武器隠し持ってるんだ?」呆れ気味に。
GM/レイチェル:「え〜と、あとはですね〜」ごそごそ取り出す。腰帯剣が2本・鉄扇が1本・デリンジャーが1つ・ナイフが3本(笑)。
和馬:「…入国管理局のやつら何やってたんだ?」ボロボロ出てきた武器を見つつ。
GM/レイチェル:「…」セシルを見る。
セシル:「あ、悪い。それ私の組織が手引きしたみたい」(爆)。
悠:「………セシル。勘弁しろよ…」
セシル:「だって、貴方との因縁知らなかったんだもの」けろっと。
GM/レイチェル:「…あぅ〜」がしがしと悠を刺し続ける無駄な努力を続けております。
悠:「仕方ない………あの隠し財宝、使うか」
和馬:「んなもん持ってんのか貧乏学生」
悠:「中世時代に、な。今は普通の学生だから、それには手をつけたくないんだよ」
セシル:「ん〜、隠し財宝とかやっても元の木阿弥だと思うわよ。所詮、金は有限。欲望は無限だし。それに、換金ルートあるの?」
悠:「ルートまで面倒見切れるか。金塊と銀塊だから、結構簡単に換金はできると思うけどな」
セシル:「市場崩れるわよ(汗)」
悠:「いっぺんに換金する訳でも無いだろ。それに、せいぜいあの時代の貴族が一月生活できる程度でしか無いからな」
セシル:「嗚呼、昔は贅沢してたわねぇ。私も」(ぉ)
晶:「お〜い。…聞いてないし(呆)。悠さん、彼女にあなたを殺すよう条件を出した“誰か”が居るみたいなんだけど?」
セシル:「まぁ、長く生きてれば恨みだって色々あるだろうしねぇ」
GM/レイチェル:「あぅ〜」靴底からC-4爆弾を取り出して悠のマントにぺたぺた貼り付ける。
晶:「要は、この人(レイチェル)が人身売買された現状がどうにかなれば、恨みはあまりないような気がするんだけど。…3千万はともかくとして(ぼそり)」
GM/レイチェル:「…んしょ」信管をさして…コードを伸ばして退避。
悠:《漆黒の外套》を外して、上空に放り投げる(笑)。
和馬:「…何か貼ってるぞ? …あ、レイチェルとやら…服に一個付いてるぞ」(爆)
GM:空中でどかん(爆)。
晶:そして天井には高価なシャンデリアが(笑)。
GM/レイチェル:「はぅ…はぅわぁ!?」爆発に巻き込まれてシャンデリアの下敷きに。どちゃ〜ん(爆笑)。
セシル:「ぁ〜…あれ、高いのに」
和馬:「…今のでどの程度被害額増えたんだ?」
晶:「ちなみにいかほど?」
セシル:「天井穴の修理費含めて、一億の大台ね。爆風で窓も割れたし」
悠:「爆弾の被害はさすがに洒落にならんよなぁ…」
セシル:「えぇぇ」
和馬:「1億ねぇ…借金増やしてどうするよ?」
晶:「あ〜、星空が綺麗だな〜」←現実逃避中
GM:まぁそうして夜空を見てると、ひゅぅぅんと何かが夜空から落ちてきます。
晶:「あれ?なんだろ?」
GM:ひゅるるるるる〜。
和馬:「ん?」落ちてきたものをよく見ます。
悠:「何だ何だ?」
晶:「!? Orobas−馬の太守−よ!」
GM:どうやら堕ちてくる物体はかなり大きいものらしい。ど〜んとレイチェルを巻き込んで床を突き破り砂埃をあげる。
GM/レイチェル:「はぅわ〜!?」
晶:「今度は何〜?!」黒馬に隠れつつ。
悠:「いつまで騒動は続くんだ……(嘆息)」
GM/??:「わはははは、探したぞ。真祖の王!!」墜ちてきたナニカの上に立っている男が腕を組んで偉そうに言う。
和馬:「不幸だねぇ…生きてるか〜い?」
GM/レイチェル:「なんとか〜」ナニカの足元から手が出てぴこぴこ振られています。
晶:「……また知り合い?」
GM:今度はその姿を見ても思い出せそうにないです。
和馬:「千客万来…人気者は辛いねぇ」
GM/??:「我輩の顔とこのゴーレム君24号を見忘れたとは言わせんぞ!」
悠:「いや。まったく見覚えが無い」
GM/??:「がび〜ん! 覚えてないと!? 我輩を覚えてないと!?」
悠:「知らん(キッパリ)」
GM/??:「我輩だぞ我輩! お前とカノンを奪い合った魔術師。覚えてないの!? これっぽっちも!?」あ、微塵も覚えてなくていいです。というかカノンの元ストーカー(ぉ)。
晶:「……すっごい長生きな人だね…(ため息)」
悠:「憶えてる訳ないだろ。オレとカノンが会っていた時期なんて、一ヶ月前後だぞ」
和馬:「そのカノンとやらの子孫を思いっきり轢いてるんだが…」物体の下から生えた手を見つつ。
GM/魔術師:「がび〜ん!! カノンを奪われてその復讐だけに一生捧げてる我輩、なんか馬鹿ミタイジャナイデスカ!?」
セシル:うん、馬鹿
和馬:馬鹿だな
悠:「まぁ……無駄の極地だな
GM/魔術師:「(ふと下を見て)おう? レイチェル。なんでそんな所に寝てるでありますか? 宿敵はほら其処におるでよ。さっさと狩っておくんなまし」
GM/レイチェル:「ぁうぁう〜」じたばたじたばた。
悠:「いや、潰したのお前だし…」
GM/魔術師:「おぉぉ、何たる外道。自らの子孫を喋れないくらいに痛めつけるなんて!」オマイガッ! といわんばかりにオーバーアクションで悲しむ。
晶:「レイチェルさんを買った人って、この人?」
GM/魔術師:「いかにも。カノンの血統が水商売に落ちるのを見たくないゆえ、我輩の私財を叩いて買ったであります。あぁぁなんと我輩カノン想いなんでしょうか」くねくね。
悠:「………そう言えば、カノンのヤツ。色々な意味で怖い人に尾け回されてるって言ってたなぁ」遠い眼。
セシル:「いろんな意味で恐い、すらも超越してると思うわよ」
和馬:「…おまえ、変人を誘うフェロモンでも出てるんじゃないのか?」魔術師を哀れみの目で見つつ(笑)。
セシル:「変人フェロモン…ありえそうね。なんせ真祖だし」
悠:「お前ら、何か真祖に関して間違った認識してないか?」
GM/魔術師:「まぁ、そういうわけで真祖の王! 我輩の復讐のため、知的探究心と資金源調達の為に死んでもらうであります!」
悠:「色々と知らずに恨みを買う事は多いけど………ここまでアホらしい理由で狙われたのは初めてだぞ」
GM/魔術師:「問答無用! 死んでもらうぞぉ〜ゆけぇいゴーレム一号と魔鎧クルンガスト!」
晶:「…頭痛いよボク(−−;)」
GM:というわけで戦闘に入りま〜す。
一同:OKです。


 

■クライマックスフェイズ■


●シーン5 『逆恨みの魔術師 PC全員登場

○セシルの屋敷


GM:なお、このゴーレムはルールブックに載ってるスタンドアロンのゴーレムと同データです。それから、ぐちゃぐちゃと魔術師が喋っていたので、そちらは2ラウンド分準備していいとします(笑)。
悠:OK(笑)。
和馬:じゃあバイク取ってきますの(笑)。
GM:準備したものを宣言よろしく(笑)。
セシル:黒い牙、血脈付与、獣化、ビーストヘジーク(笑)。「あ〜アキラちゃん。魔方陣敷いておく?」チョーク片手に。
晶:「魔方陣はまだよく覚えてなくて(苦笑)」
セシル:「そっかぁ、じゃあ何か準備するものある?」
晶:「ん、じゃあ…来たれ、Bathin−蒼の公爵−よ!」飛行状態。エンゲージ離脱(笑)。
和馬:バイクに跨り、飛行状態で窓から飛び込んできます(笑)。
悠:1ラウンド目はMN《漆黒の外套》・MJ《守護者》・守護者は隠密状態に。2ラウンド目は守護者がSU《盟約》(笑)。
GM:で、こちらの行動値ですが。ゴーレムが6、鎧が1だ(爆笑)。
悠:エンゲージしてたいんだけど、いい?
和馬:同じくエンゲージしたいんですが良いですか?
GM:えぇぇよ〜。こう、相手がぐだぐだ喋ってる間に近づいてると。
悠:そう。しかもその手には2m級のバッソ
(*バスタードソード)が(笑)。
セシル:血で作られた鎌が(笑)。
GM:ちなみに魔術師は離脱しているのでターゲット不可です。
晶:あ、《召喚術》で使い魔出しときます。
GM:は〜い、出されました〜。
和馬:軍用バイクに跨っております(笑)。
GM:では、ファイト〜(笑)。


▼ラウンド1

GM:セットアップどうぞ。
一同:無しです。
GM:では、行動値15のお馬さん。
和馬:馬って(笑)。では、マイナーで《ハンティングスタイル》、メジャーでゴーレムに攻撃。
GM:じゃあ六本足がいい?
和馬:馬でいいです(笑)。「避けれるか?」(ころころ)達成値28。
GM:「マ”」(ころころ)クリティカルで回避しました(笑)。すごいぞゴーレム(笑)。
悠:「ゴーレムの癖に避けるなぁ…」
GM/魔術師:「ふはははは、最強なり我がゴーレム1号くん!」
和馬:「あっちゃぁ…意外と素早いなぁ……って、24号じゃなかったか?」
GM/魔術師:気にするなである」では次、行動値9の鍵と幼女(←晶とセシルのことらしい)。
悠:「………カノン。お前、苦労してたんだなぁ」
晶:マイナーで《呪文》。「Buer−星の頭領−よ、光の矢を!」メジャーでゴーレムに《シャイニングレイ》! (ころころ)達成値20で。
GM:(ころころ)ばすっと当たる。
セシル:血の鎌で普通に殴る。(ころころ)達成値27。
GM:(ころころ)当たるわぃ(涙)。
晶:(ころころ)光属性で16点。
セシル:(ころころ)闇で46点。
GM:ぶっ、もう壊れた!? 「ほぁい!? 一撃で壊されるなんてナンデナンデ不可解なり〜!」光の矢と血で作り上げた鎌の一撃で、ゴーレムは切り刻まれ光に穿たれ崩壊する。残りは鉄塊しかいないぜー(滝涙)。というわけで次は王様。
和馬:魔術師は?
GM:離脱しているので目標には出来ません(笑)。
悠:まぁ、それなら鉄塊へ攻撃だな。(ころころ…出目は6ゾロ)うむ、問答無用のクリティカルだ(笑)。
GM:がふぅ!?(一同爆笑)
悠:「教えてやろう。モノを殺すってのは―――こうやるんだ!」オートで《魔眼》を発動。(ころころ)闇属性で50点。
GM:では《精霊力付与》で属性を斬に変更。纏っていた闇が解かれ、ただの斬撃になりはてる。更に《カテゴリー:アナザー》と《祓魔の力》で、(ころころ)か〜んと弾かれました。
悠:50点で弾くか。恐ろしく堅いなぁ。
和馬:ダメージ50点で無理ならわたしは絶対無理(笑)。
悠:なればその鉄塊の番だな。ささ、攻撃なされ(笑)。
GM/レイチェル:うむ(笑)。「というわけで死んでください!」悠にパ〜ンチ、(ころころ)13。
悠:すいません。それ、振るまでも無いんだけど(笑)。(ころころ)クリット回避。
GM:ふ、そこでHA《電光石火》。避けたと思ったがぶち当たる(笑)。

 これ、実はルールミスです。《電光石火》を攻撃側で使う場合、防御側の判定前にしか使えません。
 …が、この当時はGMを含めた全員がルールに不慣れだったので誰も気づきませんでした(笑)。


悠:ふむ。よかろ…ただし、防御は20点以上弾くぞ(笑)。
GM:ふむ…一撃必殺って知ってる? AGP10点次ぎ込んでHA《剣魂一擲》。(ころころ)86点の魔属性ダメージ。
セシル:あ、セシルなら耐え抜いた(笑)。←FPが90点近くある人
悠:カモ〜ン。どうせ魔獣化するだけだからなぁ(笑)。
GM/レイチェル:「やった、これが魔鎧クルンガストの力よ。この鎧だけで攻撃が出来ると言う優れもの! 何発も討てないのが玉に傷だけど。これで私も自由の身! わ〜い♪」
悠:「―――やれやれ。オレは平穏に過ごしたいんだけどな……」魔獣化して瞳が紅から金色に変化、髪も白く変わる。
GM/レイチェル:「なぁ!? ま…まだ生きてると言うの」
悠:「レイチェル。教えてやろう―――『真祖の王』の名は、あんな一撃程度で死んでて名乗れる名じゃない」


▼ラウンド2

GM:お馬さんどぞ〜。
和馬:魔術師って、エキストラ?
GM:一応データーはあります(笑)。どうしても狙いたいなら、射撃攻撃があればいいですよ。
和馬:なるほど、近づけはしないのですね?
GM:近づくには鉄塊を倒さないと無理そうです。
和馬:ラジャ。鉄塊…欠片もダメージ通らない(笑)。
晶:その魔術師にエゴとります。無縁で(笑)。
GM:ちなみにこの魔術師のブラッドはマジシャントゥルーだったり(爆)。
晶:とすると…(ルールを確認中)あ、《反鏡魔法》
(*特殊攻撃を反射するアーツ)があるなぁ。攻撃魔法は自殺行為と。
セシル:うん、下手な攻撃するとヤバいぷち。
悠:スマンけど、オレの番になったらAGPある程度集めてくれない? 例のアレ、やるから。
晶:悠さんとセシルさんの絆固定で2点あげます。
セシル:手持ちの6点全部あげるぷち。
和馬:ですね、6点プレゼント…あ、ごめん。悠のはエゴ/憐憫だから5点しか渡せない(笑)。
悠:気にしない気にしない。コレに自分のエゴ固定で14点……ん、十分だ。
和馬:マイナーで《ハンティングスタイル》、メジャーで鎧さんに攻撃です。(ころころ)達成値26。
GM:(ころころ)がすっと当たる。
和馬:「大して威力は無いがね(苦笑)」(ころころ)34点殴ダメージ。
GM/レイチェル:「うわ!? 酷いよバイクで轢いてきた!」素で弾いたけどな(笑)。バイクの体当たりでも全く堪えてない様だ。
和馬:「丈夫過ぎるぞ…嫁の貰い手の心配をしてあげよう」(笑)。
GM:では女傑二名どうぞ(笑)。
晶:誰が女傑ですか(笑)。マイナーで《呪文》、メジャーで《シャイニングレイ》。(ころころ)達成値19です。
GM:(ころころ)回避無理〜。さぁ、どんとダメージこい…て、やば。《精霊力付与》〜と(笑)。光の矢が薄れ、ただの風となって鎧に弾かれる。
晶:甘い、ここでHA《万色の魔術》! 人助けと魔術師へのエゴを固定、あと少し欲しいけど…?
セシル:むぅ、全部悠にあげちゃったからなぁ。
悠:晶にAGP4点差し上げよう。
晶:では合計6点で。「72柱の魔人たちよ、力を!」(ころころ)69点。〈魔〉属性なので《精霊力付与》は無効になります。
GM:ごふっ(吐血)。うまい使い方だなぁ、全部素通しで魔獣化。「きゃぁぁぁあああ!?」レイチェルが悲鳴をあげ、がくんと鎧の動きが止まる。
晶:「悠さん、お願い! けど殺しちゃだめだよ?!」
←どの口で言うか
GM/魔鎧:「よくも我が鞘を…殺してくれる!!」そして鎧がぎこちなく動き始める。操り人形のように。
悠:「レイチェルを殺す気は元々無いけど――――オレの子孫を操ってくれたテメェは別だ。死がどういうものか……教えてやるよ」
セシル:ぷちは待機で終了ぷち〜。
GM:では王様どうぞ〜。
悠:では攻撃(ころころ)達成値17。惜しいな…。
GM:(ころころ)ふぁんぶ〜る!?(一同爆笑)
悠:…GM、美味しすぎ(笑)。
GM:悠の台詞に威圧されたのか、鎧はびくりと身を竦ませ棒立ちになる(涙)。
悠:では《魔眼》を宣言&HA《歩く影法師》でさっきの《剣魂一擲》をコピー。AGP14点消費! 「我が眼は万物の死を視る―――貴様には死ではなく、滅を与えよう!」(ざらざらざらーっ)168点の<魔>属性ダメージをどうぞ(笑)。
GM:うむ、一撃で滅んだ(笑)。鎧がぼろぼろ崩れていき、晶の魔法で黒コゲになってたレイチェルが出てくる。
和馬:「派手だねぇ…」
GM/魔術師:「ぬぅぅうう」
悠:「ったく………カノンの血はお転婆が遺伝するのかね(苦笑)」 レイチェルは生きてる?
和馬:「…アドベント、いるか?」覗き込みながら(笑)。
GM:一応生きています(笑)。かりそめの死です。
悠:ならば問題なし(笑)。
和馬:魔術師の男に接敵、轢くのは可能?
GM/魔術師:「くぅ…このままではヤバイである。戦略的撤退!」じりじりと間合いを取ります。
和馬:おぉう…間合い取っちゃったのね。
GM:でも轢けます。バイクを思いっきり走らせれば(笑)。
悠:「逃がすと思うか―――死を視る眼は、死を与える眼でもあるんだぞ」《紅の眼》使用してよいでしょうか? 射程はシーンなのですが(笑)。
GM:どうぞ(笑)。
晶:「殺しちゃだめだよ。ね、セシルさん? せっかくだし、レイチェルさんの負債はこの人に払ってもらえば?」
セシル:「お金持ってるのかしら?」
悠:攻撃っと…(ころころ)げ、ファンブル!? Σ( ̄□ ̄)
和馬:ぶ(笑)。
GM:美味しいね(笑)。どうやら王様の目は疲れているようです(笑)。
悠:「む、それもそうか……」どうも後ろの会話で集中が切れたらしい。
GM/魔術師:「ぶははは、それではさらばであ〜る」
和馬:逃げられるのも何なので轢いておきましょう。(ころころ)達成値24。
GM:うむ、轢かれるぞ。ダメージをどうぞ。
和馬:(ころころ)16点。《ハンティングスタイル》使ってないしね。
GM/魔術師:「バリアーである!」オートで《シールド》5レベル〜(ころころ)17点防いだ(笑)。
和馬:止められた!?
GM:おぉぉ(笑)。突撃したら見えない壁にごいんと当たる(笑)。「ふははは、さらばであ〜る」すたたたたとギャグ走りで逃げていく(笑)。
和馬:固い奴ばかりかこの世はっ!?
セシル:「まぁ、トゥルーマジシャンのバリアーは硬いわよね」
晶:「…逃げられちゃった?」
悠:「まぁ、追いかけて仕留める気も無いからな……」
晶:「これでレイチェルさんが諦めてくれるなら問題ないけど…ボク的には」
悠:「オレもだ……それに、元々カノンの子孫とやりあいたくなんか無いんだよ」
和馬:「はぁ…ったく、自信無くすよなぁ…バイクを止めるか普通?」気落ち中〜。
セシル:「そりゃあ、魔物だもの(苦笑)」


 

■エンディングフェイズ■


●シーン6 『逆ギレの真祖』 共同ED


GM/レイチェル:「ぅ…う〜ん」
悠:「お。目、覚めたか?」
GM:まぁ、そうしてると悠の携帯が鳴る。
悠:「(ピッ)はい、もしもし」
GM/魔術師:「はははは! 今回は不覚をとったが、次はこうはいかないであるぞ! いずれお前を狩ってやるぞ、真祖の王よ。ふひゃひゃひゃひゃ、猫の鈴はお前の首についたのだからなぁ!」
悠:「何でテメェがオレの携帯の番号知ってんだよ……」
GM/魔術師:「いや〜天下のドコモでも顧客情報て漏出するもんなんですよね〜」
和馬:「…しっかり携帯の番号まで探ってたらしいな…たいしたストーカーだ」
悠:「オレのはボーダフォンなんだけど…」
GM/魔術師:「細かい事は気にしないのである。あ〜で、隣にソロモンの鍵はおるかいな? 替わって」
晶:受け取ります。「もしもし? …て、ゆーか。何でボクのこと知ってるのさ?」
GM/魔術師:「え? 業界じゃ有名だぞぉい。で、どう? 真祖の王狩ったら賞金そっちが7でこっちが3で分けない? 協力してよ」
晶:「…魔神フォラス呼び出して、キミの居場所を探しだしてもいい?(笑顔)」
GM/魔術師:「僕が悪かったです、ハイ。でも考えるだけ考えといて〜。あ、真祖に替わって(笑)」
晶:悠さんに電話を返す。
悠:「で、まだ話があるのか…?」
GM/魔術師:「悪役の最後の台詞ぐらい言わせるである。近頃風情のがないのが増えて見得を切ってる最中に殴られることが多数あるからなぁ」
悠:「悪役の美学ってヤツか………ま、それで気が済むなら好きにしろ」
GM/魔術師:「ふははははは、それでは真祖の王、(ばさぁとどうやらマントを翻した音が聞こえる)また闇夜で合間見ることを楽しみにしておるぞ! ふははははははげふげほげほ(←気管に入ったらしい)…ツーツーツー」切れたようだ。
悠:「アホらし………カノンがオレの前から姿を消したのって、ヤツが原因かな?」
和馬:「…類友ってやつか?」悠から少し距離をとりつつ(笑)。
セシル:「うわぁ、同じイモータルなのが恥ずかしいわ」
悠:「あんなのと一緒にされるのは心外だ」
和馬:「そか? …まあ俺も御免だがな」
GM/レイチェル:「はぅ〜…」復活したようだ。
和馬:「お、硬いのが目ぇ覚ましたみたいだな」
GM/レイチェル:「あぅ〜どうしよ〜。飼い主に置いてけぼりくらっちゃうし〜道具は全部なくなるしぃ(涙)」めそめそ。
晶:「泣かない泣かない。見捨てられたんじゃなくて、自由になったと思えばいいじゃない」
GM/レイチェル:「…責任取ってください。貴方が大人しく狩られていれば、なにも問題なかったんですから…責任取ってください」悠に涙目で訴える(笑)。
悠:「責任って………んな無茶な話あるか! 家に置くぐらいならまだしも、狩られてたまるか!!」
晶:「…家に置くのはいいんだ?」
GM/レイチェル:「狩る狩らないは置いといて、衣食住の保障を求めるデス!」
晶:「いいみたいだよ、今自分で言ってたし(笑)」
悠:「まぁ、オレの子孫なのは間違い無いみたいだしな。ここで放置するのも寝覚めが悪いし」
和馬:「ところで…この惨状の大体の請求額は?」好奇心でセシルに聞いてみる(笑)。
セシル:「レイチェル本人に行くわよ」(笑)
和馬:「そか…金額としては?」
セシル:「まず、レイチェルの分が一億。で、カズくんのが300万ぐらいね」バイクが走った跡を指差すと、高級そうな絨毯がぼろぼろになってる(笑)。
和馬:「あぁ、浮いてたんだからそのくらい許せ。チョピットだろうが」
晶:あ、ちなみに魔神たちは基本的に霊体なので召喚しても周囲に被害は出ません(笑)。
悠:剣なので、床に被害は無いのです(笑)。
セシル:「むぅ、しかたないわね。100万にまけておいてあげる」
和馬:「それでも十分高い、大学生に無茶言うなって…出世払いじゃ駄目か?」
セシル:「体で払ってくれてもいいわよ?」
和馬:「運転手代わり程度なら、してもいいぞ」
セシル:「商談成立ね」
和馬:「まあ、確かに部屋の中をバイクで走った俺が悪いしな…働かせていただきましょう、お嬢様」
セシル:「じゃぁ主に道は魔物ということで」(笑)
和馬:轢けってかっ(爆笑)。
GM:まぁ、かずっちに請求書がいくいかないは別の話として。悠の家にレイチェルが居着き、毎日のように魔狩人がやってくる事になるのはまた次回という事で(笑)。
悠:「せめて家事くらいは手伝えよ」魔狩人くらい、全て返り討ちだがな(笑)。
GM/レイチェル:「家事は万能ですよ」むぅんと胸を張る。…ただ、日常として。

レイチェル:「あっ、おかえりなさ〜い」
魔狩人:「むぐむぐ(飯を食べ終わり)…レイチェル、旨かったぞ。さぁ、真祖の王よ、勝負だ!!」

GM:なんてことが日常の一こまに(笑)。
悠:オレの日常を返せーー!!!!(ドカーン)」
晶:翌日の学校にて。「悠さん、大丈夫? なんか、疲れてない?」実は同じ学校だったりして(笑)。
悠:「毎日、魔狩人を相手にしてて疲れてる………」
セシル:「猫の鈴って、あの子の事だったのね」私も同じ高校(笑)。
悠:「レイチェルに仕返しはしてるけどな……それぐらいせんとストレスで倒れる」
セシル:「まぁ自業自得よ。ほら、言うじゃない? ――――種まきは計画的に♪ てね」
GM:え〜、セシルの言葉を最後に締めとさせていただきます(笑)。
一同:お疲れでした〜(笑)。





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