第3話
シロキ ハコノナカデ

●今回予告●

暗い病室の中、少女は眠り続ける。
いつまでも、ただ静かに……
どんな治療を施そうと……
どんなに声をかけようと……
少女は静かに眠り続ける……
魔に命を蝕まれながら……。

Beast Bind New Testament
『シロキ ハコノナカデ』

汝、少女を魔より救い出さん。



オープニング ミドル クライマックス エンディング

■プレセッション■


GM(夜来ねこ):では、皆さん、全員揃ったようなので開催します〜。自己紹介は掲示板に書き込んだ順番で。
一同:了解です〜。



●共通ハンドアウト(定員1〜4名) 推奨:特になし(笑)

 キミたちは春日という医師から相談を受けた。
 患者である一人の少女が、ずっと眠ったままだというのだ…医学的には健康体にも関わらず。
 そう――――あくまで“医学的”には。
 彼は、最後の頼みの綱として魔物…つまり、キミたちの力を頼ってきたのだった。

 シナリオ絆:春日 敏明かすが としあき (関係:共感、尊敬、信頼など)


日向 晶ひなた あきらソロモンの継承者  プレイヤー:麻那
 【マジシャン/アーティファクト】 年齢:16歳/性別:女/カヴァー:高校生
 とある魔神から『ソロモンの指輪』を託されて、つい最近召喚者になった少女。
 憧れていた男性(=とある魔神)が晶を護るために消えたことから、自分も誰かを護ろうと決めた。
 …しかし、お人好しで詰めの甘い性格から、比較的無難な魔神12柱しか使いこなせていない。
 ボーイッシュで明朗快活。嘘が苦手で、『誰かの命を奪うこと』が何よりも嫌い。
 所持HA:《万色の魔術》、《電光石火》、《ヴォイド》

篠崎 勇司しのさき ゆうじ魔人YUZI  プレイヤー:夜叉丸
 【イレギュラー/マジシャン】 年齢:21歳/性別:男/カヴァー:高校生
 高校浪人&留年を繰り返し、21歳にしてピッカピカの高校一年生。
 その実体は、腕利きの魔術師。真面目にしてればいい感じだが、普段はだらだらの駄目人間。
 一応これでも晶の師匠。彼女の素質に目を付けて、自分の技術・知識を継承させようと企んでいる。
 愛着のある対象(主に女性)以外には、冷淡かつ酷薄な一面も。
 所持HA:《歩く影法師》、《歩く影法師》、《並列思考》

御竹 かぐやみたけ      輝夜かぐや  プレイヤー:アムリタ
 【スピリット/レジェンド】 年齢:25歳/性別:女/カヴァー:古典教師
 竹の花の精霊が、『かぐや姫』の伝説に影響されて生じた存在(よって、物語のかぐや姫本人ではない)。
 明治以降になって住んでいた山が開発されたため、人里に降りてきた。教職免許は一応本物。
 竹の化身だけあって、背のピンと伸びた黒髪の和風美人。但し、胸のボリュームは……。
 冷静沈着、穏やかでよく気のつく女性だが、携帯電話さえまともに扱えない極度の機械音痴。
 所持HA:《世界霊魂》、《許されし芽》、《遠くからの声援》

セシル・J・フォレスター黒の姫君  プレイヤー:ぷち夜叉
 【イモータル/ビースト】 年齢:外見は十代半ば/性別:女/カヴァー:大富豪
 元々は中世時代に生を受けた没落貴族の末娘だった。
 しかし、とある吸血鬼が一族を皆殺しにし、彼女自身も吸血鬼にされたことで全てが変わった。
 仇とそれに連なる系譜の吸血鬼を全て殺した後で、唯一気の合う同族に会うため来日。
 別名、無限再生娘。死んだ魔物に自分の命を与えて蘇生させ、従僕にするのが得意技。
 所持HA:《永劫より》、《永劫より》、《獣の生命》


GM:PC間の絆も、自己紹介と同じ順番で取ってくださいな。
晶:PC間絆は勇司に『師匠』。シナリオ絆は春日医師に『信頼』で。
かぐや:師匠なんだ?(笑)
晶:はい。この前決まりました(笑)。
勇司:カグヤさんには絆・肉欲で(爆)。
かぐや:肉ッ!?Σ(´ロ`;;;)
セシル:ダメ?
かぐや:別に構いませんけれども(笑)。絆は、セシル嬢に「信頼」。春日医師にも「信頼」で頂きます。
セシル:晶に絆/隷属で(笑)。
晶:こらー!(笑)
セシル:ぷち?(ぉ)

GM:はい、では初GMで迷惑をかけますが、よろしくお願いします〜。


 

■オープニングフェイズ■


●シーン1 『待ち受ける者たち』 シーンプレイヤー:全員

○とある病室内


GM:君たちは、暗い病室の中で、息を潜めている。獲物が来るのを待ち受ける為に……。
晶:……獲物??
勇司:「おいこら、押すな。狭いんだから」ぎゅうぎゅう(笑)。
晶:「センパイこそ、やたら動かないで…ッ!」
勇司:「嗚呼、乳が背中に腹に…萌え〜」さぁ殺せ、過激なツッコミ求む(笑)。
GM:そして、時計が11時を指す頃、
かぐや:「ご、ごめんなさい……って、どうしてこんな所に四人まとめてっ……」先生は(体型が)フラットですよ?(←聞いてない)
勇司:平坦には平坦の萌えが!(←同じく聞いてない)
GM:ベッドの上に奇妙な影がにじみ出る……って。静かになっ、みんな(笑)。では、シーン切ります、さくさくと〜。
かぐや:依頼人とおぼしき春日医師すら出てこなかった……早い(笑)。
晶:おそらく、今のはクライマックスの先取りシーンではないかと(笑)。
GM:あ、言い忘れてましたが。今回、クライマックスが1時50分に終わります。何があろうと(笑)。では次のシーン。

 

■ミドルフェイズ■


●シーン2 『眠れる森の…』 シーンプレイヤー:やっぱり全員

○病院


GM:時間が戻って、その日の昼。君たちは、ある病院の診察室に来ていた。依頼者である春日 敏明に会う為に。
セシル:「それで依頼内容は?」
かぐや:「こんにちは、春日君。お久しぶりね」スツールを自分で用意して、そこに腰を下ろします。
GM/敏明:「……君たちが、その、“例のモノ”達なのかね?」いぶかしげに君たちを見るよ。
セシル:「えぇぇ、証拠見る?」
勇司:「疑うのなら仕方ない。晶、見せてやれ」
晶:「って、ボクは人間なんだけどなぁ…Orobas−馬の太守−よ」召喚に応えて、巨大な黒馬の魔神が虚空から現れる。
GM/敏明:「こ、これは……っ!」非常に驚くよ。「…ああ、いや、すまない。聞いてはいたんだが、未だに信じられなくてね」彼はつい最近までアンノウンマンだったようです。
セシル:「私は…こんな感じかしら?」むりっと自分の首をもいでお手玉(笑)。
GM:やめい(笑)。
勇司:「セシル…グロイ(汗)」
晶:「せ、セシルさん、それはちょっと悪趣味…」
セシル:「力使わないですむの、これくらいだもの」ぺちょっと付け直して、傷跡を撫でるとあっというまに元通り(笑)。
GM:「ま、まあ、依頼というのはだな」何とか耐えたようです。流石外科医(ぇー)。
かぐや:「セシルさん……。しばらく見ないうちに、色々、変わったわねぇ……」と、苦笑したりして。
セシル:「えぇぇ。力をずいぶん取り戻したからね、三千分の一から百分の一まで」
GM:「依頼というのは、私の患者なんだがね。……聞いとるかね?」
勇司:「聞いてるから続けてくれ」
GM:「ああ、判った。だが、患者を見た方が早いだろう…付いて来てくれ」そう言うと、彼は歩き出します。そして、しばらく歩くと、ある病室の前まで来ました。「ココの患者なんだがね……」そう言って扉を開く。
かぐや:「……失礼します」春日医師に続いて、病室にお邪魔します。
GM:そうすると、清潔そうな白い病室の中には、唯一つのベッド。そこに、一人の少女が眠っていた。「彼女が、その患者だよ」
晶:「…この子は?」ちなみに年は?
GM/敏明:「彼女の名は藤崎 真里菜だ」11歳くらいの女の子ですよ。
勇司:「どれどれ」瞼をこじ開ける。
晶:「ちょっ、センパイ!」思わず大声を。
勇司:「晶、他の人に迷惑…ん〜、眼球運動が…寝とるなぁ」眼鏡を外して。
GM:「そうだ、彼女は眠っている。医学的にも間違いは無い」
晶:「病気なの?」
GM/敏明:「いや、彼女は多少衰弱している事を除けば、健康そのものだ。……身体的にはな」
勇司:「こりゃ…医学じゃ判んねぇだろ。寝続けてるのが」眼鏡をかけ直す。
かぐや:「……もしかして、起きない、ということかしら?」春日医師に問いながら病室をさっと見回します。点滴、ついてます?
GM:「そうだ。かれこれ10日間一度もな」点滴はあるよ〜。
かぐや:「身体の問題じゃないということは……心かしら?」
セシル:「夢魔か何かでしょ? 説明を早めにね、先生」
GM:「いや、原因……といっていいかはわからんが、見当はついている」うい、すまんね。
かぐや:「……そうね、ただの心の病なら、私達は呼ばれないわね」
GM/敏明:「看護婦が、いや、今は看護師だったか。それが、『見た』というのだよ。……化け物をな」
晶:「…(人間じゃないものが必ず悪いことしてるわけじゃないんだけどな…)」口には出さずに、少し複雑な表情をします。
GM:「初めは、ただの気の疲れと思った。だがソレが複数にも及べばな」
勇司:「外見は?」鞄から古い巨大な本を取り出し。
GM/敏明:「看護師が言うには、それが彼女に対して何か危害を加えていた、というのだ」外見は、ガーゴイルっぽいよ〜な、インプのよ〜な感じだったと説明するよ〜。
かぐや:「何か危害、ね……? 他に何か、目撃談に共通点などはないかしら?」
勇司:「ふぅ〜む、色々考えられるけど…まずは遭ってみねぇと判らんなぁ」
GM/敏明:「ふむ……、そうだな、一度、攻撃を加えたものが居たのだが……」複雑そうな顔をして言います。「……すり抜けたそうだ」
セシル:「ならイモータル
(*不死者。亡霊や吸血鬼、ゾンビなど)ね。そういう種類もいるもの」
GM/敏明:「ふむ…… まぁ、専門的なことは君たちに任せる。ああ、それと…そいつは、毎夜いつも決まった時間に来るらしい」
セシル:「なら、待ちね」さっさとベットの下に潜り込んで。
GM/敏明:「頼む。私ではもう、どうしようもないのだ」そう言って彼は頭を下げます。あ、個室だけど必要ならベッドも出すそうです(笑)。
かぐや:うーん。その時間まで出来ることないなら、その時間にまた来る、とかしたいですが(笑)。
GM:やる事無ければシーン切るけど、何かあります?
勇司:ないです。
かぐや:特にありません。
セシル:ぷち。
晶:あ、真里菜/救済で絆取っておきます。
かぐや:……は! 忘れてました。先生も、「慈愛」あたりで。
勇司:晶以外の女性には肉欲で(爆)。
GM:うぃ、では、次のシーン…ってか、オープニングの続きです、ぶっちゃけ(笑)。



●シーン3 『そして、訪れるモノ』 シーンプレイヤー:全員だってば

○再び病室


GM:さて、そういった事情で君たちは隠れていたわけだが。
晶:「あれか…センパイ、何だか判る?」
GM:正体知りたい時は〈情報:魔物〉で〜。
勇司:先輩パワーで! (ころころ)達成値9。
セシル:普通に、(ころころ)16(笑)。
GM:OK(笑)。じゃ、二人は『あれは夢魔の一種じゃないかなぁ〜』と思った。で、セシルは更に珍しい種類であることも判る。
勇司:「夢魔の一種だな」
セシル:「しかも珍しいわよ。あれ、捕まえられるかしら」
かぐや:「……ち、ちょっと、よく見えな……」ということで、先生はよく判りません。
晶:セシルさんでも達成値が足りてないのでしょうか?
GM:いや、単に絶対数が少なくて、情報が無いの(笑)。
勇司:「やるしかないだろ」真剣な顔しつつ飛び掛る準備…の振りをして晶とカグヤの乳の感触を楽しむ(ぉ)。
晶:「とにかく、あれを何とかすれば良いんだよね。……で、どうしよう?」気づいたら勇司をぶん殴るとこですが(笑)。
GM:えー、では、魔物は少女に向かって管のような尻尾を伸ばしていきます。どーする?
セシル:とん、と割り込んで、その管を掴みます。
GM:うぃ。では掴まれる。
かぐや:……ふと気づきました。「SA」もらってないです(爆)。
GM:Σおおぅ!? すみません、[SA:少女を救う]で。
勇司:出来るかどうかは判らないけど退路を塞ぎます。
セシル:「はぁい、言葉は解るかしら?」そのまま管を引き寄せて。
GM/魔物:「ギギイィィ!」 さっぱり解らないようです。
かぐや:「ふぅっ……」窮屈だった、と思いつつ出てきます。とりあえず、窓側に回り込みます。
GM:攻撃しかけるぜー。
セシル:誰に?
GM:えーと、《紅の眼》に、色々追加で…範囲に居る皆に(笑)。
勇司:全員かよ!?
GM:回避は〈意志〉でどうぞ〜。(ころころ)達成値18。
勇司:(ころころ)ダメだ。(><)
晶:ボクは防御全般を〈魔力〉で判定するんですが、この場合は?
GM:〈魔力〉だよ〜。基本的に、防御側のアーツによる変更が優先です。
晶:りょーかい。(ころころ)クリティカル回避♪
かぐや:〈意志〉で(ころころ)足りない。「くっ……!」謹んで受けます……ルール色々忘れてるなぁ。
セシル:(ころころ)ひらり〜。
GM:セシル〈意志〉高いのかっ!
セシル:〈意思〉10の〈運動〉10。これでも一千歳を超える吸血鬼ぷち。
GM:むう、もっと強くすれば良かったかな?
勇司:こっちが死ぬわ(笑)。ダメージくだはい。
GM:まあ、それはさておき当たった人には、(ころころ)24点の闇ダメージとバッドステータス[放心]。
勇司:ぐぇ、《シールド》! (ころころ)14点軽減。それでも10点来るか。
かぐや:月光を受けて(*《カテゴリー:アナザー》の効果)、闇属性は常に2d6軽減です。(ころころ)8点防いだ。
GM:じゃ、それプラス放心です。
勇司:「つぅ…不意打ちかよ。くそ、意識領域がかき乱される」
GM:不意打ちも何も、先にやったのはセシルだ(笑)。
勇司:退路を断っただけです、オイラは(笑)。
晶:《シールド》の重ねがけは可能ですか?
GM:(少し考えて)後がけ有効
(=後者のみ効果あり)にしよう、今回は。
晶:了解。「センパイ、かぐやさん、大丈夫!?」
かぐや:「大、丈夫っ……!」一瞬、ぐらり、と来ます。
勇司:HAHAHA、実は奥の手で《念動壁》出せるんだけどね(爆)。
GM:どうする〜、このままならもう一回いくよ〜?
セシル:とりあえず殴ります(笑)。
GM:OK、こいや〜。
セシル:(ころころ)達成値22。
GM:(ころころ)当たりー。
セシル:「落ち着きなさい。落ち着かないと、滅するわよ」(ころころ)12点の〈殴〉。
GM/魔物:「グギギィィィィ!」(何かを思い出して)……ってごめん、通り抜けた。ダメージ無いや(笑)。この感触は《さまよう魂》だと思った。
晶:やっぱりか(笑)。
かぐや:「ん……やっぱり、普通に触るのは無理、みたいね……」
セシル:「ふむ、そういうわけね。やっちゃいなさい」
晶:さっき手掴みしたから「あれ?」と思ったんだけど(笑)。
GM:ふふふ、それには壮大な伏線がっ! ……ないない(笑)。
晶:次はボクが行きます。「Buer−星の頭領−よ、光の矢を!」メジャーで《シャイニングレイ》(ころころ)達成値19。
GM:(ころころ)20、避けた〜。
晶:がーん(笑)。
勇司:HAHAHAHA!
GM:あ、ちょいまち。ここでHA《彼方への門》。逃げるわ(笑)。
晶:なんですと〜!?
勇司:誰か《ヴォイド》を(笑)。
GM:魔物は耳障りな声を上げるとその姿が消えていった……。
かぐや:「物理攻撃がダメでも、これなら──って、逃げるっ!?」《ヴォイド》ありませーんっ。
GM:まだクライマックスじゃねえゼ(笑)。
晶:《ヴォイド》持ってるけど、今はその時ではない…(笑)。
セシル:「ふむ、そういうことね」
晶:第一、ここで本格的な戦闘したら、寝てる女の子が怪我しちゃうし。
勇司:「痛つつ、殴られ損か…(ワクチン精製完了、投与、駆除の確認、デフラグ開始)」
GM:ここでセシルの頭の中に浮かぶ、一つの知識。こいつ、死ぬほど臆病ですぐ逃げる(笑)。
かぐや:「……これじゃ、いくら待ち伏せても同じだわ。尻尾を捕まえないと」放とうとした冷気を手から振り払います。
セシル:「そうね、何とかして捕獲しないとダメね」
GM:何か対策手段があったはずだけど、ちょっと思い出せない。
勇司:「対抗策を調べないとダメって事か」
晶:それは判定で判ること? それとも他に調べる方法が?
GM:対抗策なら次のシーンだ(爆)。
晶:了解(笑)。では次で。
かぐや:とりあえず、朝までは病室で待っていますがもう何もないのでしょうなぁ。了解です。
晶:「…どうしよう。このままじゃ、この子本当に…(唇を噛む)」
勇司:「晶、あんまり肩肘張るなよ」
晶:「ん、判ってる。魔術師たるもの、いつも冷静に…だよね」
勇司:「おっと、説明するまでもないな。まぁそういうことだ」
GM:では、やる事無ければシーン切ります。



●シーン4 『残されし時』 シーンプレイヤー:だから全員

○再び病院


GM:次の日の朝、君たちは再び春日敏明に呼び出された。
セシル:「せっかちね」
かぐや:「……ぁふ」口元隠して、小さくあくびしたりして。
GM/敏明:「で、どうだったかね?」彼は、宿直室で寝ていたようだ(笑)。
セシル:「夢魔の一族よ、それも特殊なね。しかも臆病だし厄介だわ」
GM:「夢魔? ……そんなものが実在するとは……」
セシル:「吸血鬼にかぐや姫、終いには魔術師がここにいるのよ? くだらない常識は捨てなさい」
かぐや:「結論から言うと……すぐに逃げられて、現状では手出しできないわね。残念だけど……」
GM/看護婦:「先生。やはり、あの人を頼るべきです」と後ろの看護婦が言うよ。
GM/敏明:「いや、しかし、君。あれはただの都市伝説だろう?」
セシル:「都市伝説? 聞かせてもらえるかしら」
GM/看護婦:「いえ、彼等だって実際居たのです。 なら、あの噂も……」
勇司:「あ〜、都市伝説から生まれる魔もいるからなぁ」
GM/看護婦:「あ、はいっ」
GM/敏明:「おい、君……」
かぐや:「……そうね、私も人の物語から生まれた存在の一人だわ。聞かせて頂きたいわね」
勇司:「もしかして猿と犬のアレかもな」
晶:「…桃太郎?」勇司を見て。
勇司:「知らんのか? 『〜〜には言うな、〜〜には言うな』と騒ぎながら化け猿が村を襲うって奴だ」
晶:「ん〜……わかんない(きっぱり)」
GM/看護婦:「私も人から聞いた話なんですけど…この街のどこかに奇病のみを扱う妙な医者が居る、という噂があるんです。自分の気に入った病にしか治療をしないという、変わった人物だそうで……」看護婦自身もちょっと疑わしげだ
勇司:「連絡手段とかはあるのか?」
GM/看護婦:「さぁ、そこまでは……」知りたければ〈情報:噂話〉で判定〜。
かぐや:「……奇妙な医者の噂、ね……」学生の情報網で(ころころ)14です。
セシル:(ころころ)13ぷち。
GM:十分です。
かぐや:「そういえば……」残念ながらクリティカルではないですが、教え子から聞いたことがあるようです。
GM:では、連絡方法ではなく『そこに居るんじゃないかな〜?』という情報が手に入った。
かぐや:「……その医者だけど、どこに行けば会えるか、っていう話を聞いたことがあるわ」
セシル:「それじゃ行きましょう。かぐや」
かぐや:「ええ、そうね。……やはり、セシルさんも知っていたのね」頷いて、スツールから腰を上げます。
GM/敏明:「……あの子の体力は著しく減っている。……保って、今日の日付が変わるまでだろう」
セシル:「大丈夫、死んだら私の眷属にするから」
GM:Σおおぅ!? では、次のシーンへ〜。



●シーン5 『怪医』 シーンプレイヤー:全員

○廃病院(?)


 ――――噂を辿ってやってきた場所は、廃墟と思しき崩れた洋館。
 どことなく、鴉の鳴き声が聞こえてきそうな怪しげな館だった……。


GM:そんな訳で、腐った館の前に居ます。
晶:「ここのどこかに、その、お医者さんが居るの?」
勇司:「さぁな〜?」
セシル:「グチグチ言わないで探すわよ」
かぐや:「……と、いう噂ね?」素直に、門扉の横にインターホンを探します(笑)。
GM:目標値8で〈知覚〉判定をどうぞ〜。
一同:(ころころ)成功〜。
晶:クリった。無駄に(笑)。
GM:判った人には、崩れかけた門柱に『XXX医院』と書かれているのが見て取れます。
晶:「…ここに間違いないみたいだね」
GM:あ、『XXX』は、木製なので雨で湿気って見えないって事です。
セシル:「…」ぴんぽ〜ん。
GM:インターホンは壊れているようだ(笑)。中庭は荒れ放題だし門も崩れてるしなっ。
晶:「お邪魔しま〜す」扉を開ける。
GM:ぎぎぃぃ……ばたん! と音を立てて扉が崩壊する(笑)。
セシル:「…みんな耳ふさいでて」
勇司:「…」塞ぐ。
かぐや:「……廃墟そのもの、ね」何をするのか知らないけれど、素直に耳をふさぎます。
セシル:すぅぅぅううと息を吸い込む。小さい胸が大きく膨らむ。
晶:「え? なに?」振り返ってきょとんとしてます。
セシル:
「お邪魔します!!」衝撃破かよ!? と言いたくなるぐらい大声で(笑)。
晶:「……ッ!?」耳を押さえてうずくまる(笑)。
GM:返事は無いよ(笑)。勝手に入ればいいのでは?
勇司:「お〜お〜、木が倒れたぞ。ちわ〜す」てこてこ入っていく
セシル:「礼儀は守らないとね」てくてく。
かぐや:「っ……!」びりびりびりりっ……と、残響が収まるまで待って。「……出迎える気はさらさら無いらしいわね」
晶:「あいたたた…鼓膜が破れるかと思ったよ」後ろからついて行く。
かぐや:「……ともあれ、私も。失礼します」と、門をくぐって邸内へ。
GM:では、大きな扉を開けると、そこはがらんとしたロビーだ。
かぐや:中を見回して見ますが……生活の痕跡とか、埃の上の足跡とか、ないですか?
GM:内装はほとんど無く、あったものも崩れ落ちている。内装の中で壊れていないものは、大きな長時計だけのようだ。埃も積もってるね〜。
セシル:「手分けして探すわよ」
勇司:「お〜らい」
GM:ただ、右手の扉の近くに、病院なんかにある背の無い長椅子があるよ。で、そこに一人俯いたまま座っている人が居る。
勇司:「…とまぁ、お医者さんよぉ。あんたを探すって言ってるけど?」長椅子の人を見て。
かぐや:「埃っぽい……」少し眉をひそめて、口元にハンカチをあてます。
晶:「すいませ〜ん、ここにお医者さんが居るって聞いたんですけど?」話しかける。
勇司:そいつの肩に手をぽんと置く。
GM:では、肩に手を置くと。――――ごとり、と首が落ちる……。
晶:「…ッ!?(息をのむ)」
GM:そして、その首はごろごろと転がり…(ころころ)かぐやさんのとこへ〜。
かぐや:「篠崎君、患者さんの方かも──って、きゃぁ!」ちょっと驚いて、小さく悲鳴をあげます。
勇司:「お〜い先生、それ取ってくれよ〜」
セシル:「あら、遺体はミイラ化してたのかしら」
GM:そして、かぐや先生の足元に来るなり、がっと目を開き、「くけけけけけけけけけけけけけけけけ!!!!!!!」
セシル:「あら。ご同類」
かぐや:「簡単に言ってくれるわね──っと?」手を差し出そうとしたのを止めて、さっ、と一歩距離を取ります。
勇司:「お〜、お約束」ぱちぱちぱちと拍手。
GM:そう笑って、すぅっと消えていくよ〜。
勇司:「なにかしらいるなぁ」
セシル:「それは見れば分かるわよ」
晶:「…ま、幻? 今の?」
かぐや:「……消えた? 幽霊?」長椅子に座った身体の方も、消えてますかね。
GM:消えたよ。で、その瞬間。長時計が大きな音を立てて鳴り響く。
ごぉぉぉぉぉん…… ごぉぉぉぉぉん…… ごぉぉぉぉぉん……。
晶:ビクッとして時計を見る。
GM:次の瞬間っ! 長椅子のあった扉の方から、「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」と、女性の悲鳴が。
勇司:目が光る。「女の子のピンチ! 俺のでば〜ん」ばびゅ〜んと飛んでいく!
晶:「っ! もぉッ、今度はなにっ!?」内心怖いのを我慢して悲鳴の方に駆け出す。
セシル:「誘いか本気か、どれかしら?」翼を生やして飛んでいく。
かぐや:「お化け屋敷の演出としては、うるさいばかりで50点だけど……!」と、扉の方へ走──ると、追い抜かれていく私(笑)。
GM:そして扉からは、「――――次の方、どうぞ」そう、静かな声が聞こえる。
勇司:「な〜んだ、つまんねぇの〜。晶、ほれ落ち着け」手を握っておく。
晶:「…ん、大丈夫だよ」気づかずに手を握り返す(笑)。
セシル:「出張のお願いだけど、いいかしら?」扉を開けて。
GM:扉を開けると、そこには血のついた拘束具付きの台と、その横に立つ血塗れの白衣の男。
かぐや:……やっぱり、血は新しくて真っ赤なんだろうなぁ。
GM:「やあ、よく来たね。早速手術だ」そう、男は言った。
かぐや:「誰をですか」ツッコんだ。
勇司:「その前に診断」
GM/男:「……と思ったら、なんだご同輩か。つまらん」
晶:「…あなたが、ここのお医者さん?」
GM:「ああそうだ。私が、ここの医者だ」
勇司:「一応、こいつは人間だぞ。ちょこ〜っと魔法使えるけど」晶を見て。
晶:「センパイだって人間でしょ」握った手に気づいて慌てて離す。
セシル:「え〜と、患者用の衣類はどこ?」手術されようっと(爆)。
かぐや:「セシルさんも、自虐ネタは程々にしないと。」ぱたぱた、と手を振ってツツコみます。
GM:「ああ、いらんいらん。 半魔など切ってもつまらんからな」
セシル:「別に心臓なくても動けるし…と、出張とお願いと相談に乗っていただけるかしら?」
GM/男:「……何の用だ?」首をそちらに向けるよ。
かぐや:「名医というより、マッド・リッパーね──」ふぅ、とハンカチごしに小さくため息。
GM/男:「うん? 先程の演出の事か? あれは、危機的状況における人間の行動の観察だよ。疲れたならそこに座るかね?」血の付いたように見える台を指差し(笑)。
かぐや:「先生のご研究に関しては、本日は遠慮させていただきます。……お席も辞退するわ」
晶:「えぇっと、夢魔に取り憑かれた女の子を助けたいんだ。どうしたらいいの?」
GM/男:「夢魔? ……まぁ、話を聞かせてもらおうか」
勇司:「ん〜、こういう感じだ」さくっと説明。
晶:「セシルさん、詳しいところはお願い」で、かくかくしかじか(笑)。
GM/男:「……なんだ、つまらん。私を頼るくらいだからどんな奇病かと思えば、そいつか」
晶:「知ってるなら教えて! お願いします!」
GM/男:「ああ、一度捌いた事があるだけだがな」
勇司:「むむ!! 資料を是非!!」目がきらきら(笑)。
GM/男:「資料ならそこだ。写しで良ければ好きにしろ」
勇司:「お〜う♪」写本開始。
セシル:「あら、突然変異の一種じゃないのね。その話聞かせてもらえるかしら?」
GM/男:ちょっと考え込んで答える。「……要は逃げられないようにすれば良いのだろう?」
セシル:「えぇぇ、そうよ」
GM/男:「なら話は簡単だ。その小娘を食わせればいい」
晶:「(勢い込んで)うん、でもあいつ臆病ですぐに消えちゃうんだ。結界が効けば良いんだけど…って、えぇえ!??
セシル:「あら、それで良かったの?」
かぐや:「あら……仮にもお医者様が、患者を見捨てるような方法を示すんですか?」と、わざとらしく眉を顰めてみせます。
GM/男:「そう早合点するな。 食いついたくらいでは死なんよ」
晶:「そんな! 傷が残ったらどうするんだよ!」
勇司:晶の頭を辞書でゴンと。わりと角で。「治癒呪文使えばいいだろうが」
晶:「いったぁ…」涙目で。
GM/男:「あれは、管を刺し、直接精を吸うタイプでな。首の後ろにでもその痕があるはずだ」
セシル:「ただ、生命力がもう少ないんだけど大丈夫かしら?」
GM/男:「まあ、それは相手次第だろう」
セシル:「最初の一吸いで殴り倒すしかない、と」
かぐや:「……そういえば、刺そうとしていたわね。刺してしまえば、生気を一通り吸い終わるまで逃げられない、ということ?」
GM/男:「一度食いつくと、食事の邪魔をされるのが酷く気に障るらしくてな。逆上して襲い掛かってくる。そこまでいけば、もう逃げるまい」ルール的には、食いついたラウンド内に魔獣化させてください。
セシル:「なるほどね。さて、急いで戻って準備しましょう」
晶:「…それしかないなら、やるしかないよね。念のために聞くけど、他の人が囮になったりは出来ないの?」
GM/男:「無理だな。あれは、一度決めた獲物は死ぬまで離さん。それだけ、獲物に対する執着が強いという事だ」
晶:「……わかった。じゃあ、それで何とかしてみる。ありがとう、お医者さん(ぺこり)」
GM:ちなみに、吸精管だけは実体を持っているってわけさ〜。
かぐや:だから尻尾は掴めたのねっ(笑)。
晶:ああ、それでセシルさんが触れたんだ。
GM:《さまよう魂》を解かないと吸精できないの(笑)。では、やる事無ければ次のシーンです〜。
一同:了解です。



●シーン6 『峠の晩に』 シーンプレイヤー:全員…

○藤崎真里菜の病室


GM:病室でいいかな?
一同:問題ありませーん。
GM:では、病室です。相変わらず、眠り続けている少女…その前に君たちは再び戻ってきた。行動、何かあればどうぞ(笑)。次はクライマックスです。
かぐや:「……今夜が、山場ね」衰弱した少女の頬に、す、と手を触れます。
晶:「今夜だけ、我慢してね。必ず、助けてみせるから」女の子を見つつ小さく呟く。
かぐや:クライマックスの前に、少女に《大地の恵み》いきまーす。(ころころ)自動成功で、少女のFP11点回復です。エキストラだから意味はなさそうですが、一応。
GM:OK、では考慮に入れて…(ダイスをいっころ)3回くらいは吸われても死なない。
晶:おおっ。これで3ラウンドまでは大丈夫、と。
かぐや:「きっと、助けてあげるから…」微笑んで、少女から離れます。
GM:やる事無くなったら言ってね。次のシーン行くから。あと、絆はシーン1個なんで、今の内に宣言してよ〜。
晶:じゃあ、さっきのお医者さんに絆/信頼で。
勇司:では医者に絆、いや師匠に。
晶:で、今の内に勇司と医者への絆を固定。勇司にAGPを2点渡しておきます。
勇司:わ〜い♪ つっても今日は《並列思考》使わないよ(笑)。たまには魔術師らしくしないと(笑)。
晶:《歩く影法師》を期待してます(笑)。
GM:AGP受け渡しはいつでも幾つでもいいよ〜。あと、セシルに一言。
セシル:は〜い?
GM:完全に生気を吸い取られれば、たとえ眷属化しても生き返らせても、少女を助けるのは無理です。人間性がマイナスな状態なんで、生き返った瞬間に“堕ち”ます。
セシル:《獣の生命》でも無理ということね。りょうか〜い。
晶:生き返らせても抜け殻同然になっちゃうんですね、きっと。
GM:そんな訳でよろしく〜。他に無いならクライマックスいくぜ〜。

 

■クライマックスフェイズ■


●シーン7 『シロキ ハコノナカデ』 PC全員登場

○同病室内


GM:深夜11時近く、不気味なほど静かな病室に、君たちは隠れ潜んでいた。
勇司:「……」乳と尻の間でむにむに♪(←殴)
GM:刻々と時間は近付いていく……各々の感情、想いを余所に……。
かぐや:「──ど、どうして、前と同じところに、またみんなでっ──?」むぎゅぅ。
晶:「ここしか隠れる場所がないからでしょ…それにしても狭いなぁ」
GM:隠れるところ、作らないんだもんなぁ(笑)。しばらく待つと、少女の上にあの時と同じように影が生まれた。影は、ゆっくりと少女に魔の手を伸ばし始めた……。
セシル:「……」ゆっくりと血の刃を作っておきます(笑)。
GM:では、戦闘ラウンド、いきましょうっ。


▼ラウンド1

GM:セットアップフェイズ、こっちは待ち伏せの存在を知らないんで、なし。
一同:ありません。
晶:…そういえば。何だか全員、判で押したように行動値が9(笑)。
GM:惜しかった、実に惜しかった。ボスは違うんだ〜。
かぐや:元々8〜10前後になるようなシステムですけど……全員一緒、というのは初めて(笑)。
GM:では、行動値9の皆様、どうぞ(笑)。ちなみにボスは行動順回ってないんで、まだ食いついて無いから。
晶:とりあえず待機。
勇司:待機。
セシル:「(ん…とぉ)」え〜と、《黒き牙》とメジャーで《血脈付与》。隠れつつね。
GM:まぁ、それくらいは出来るでしょう。OKです。
かぐや:「……き、来た? そろそろ来たかしら?」よく見えてないので、そのまま隠密状態で待機です。
GM:では、こちらの番。行動値8で少女に食いつきます。管が少女の首筋にぷすりと刺さります。
勇司:待機を解除する。
GM:あ、エンゲージは離れてるからねー。
勇司:「晶には見せたことなかったっけな。よく見とけよ」マイナーで移動、メジャーで《ダークネスフレア》!
GM:こいっ!
勇司:かざした右手が超重力で歪む。(ころころ)クリティカル!
GM:(ころころ)クリティカルなし、ダメージどうぞ。
勇司:「超重力パンチ!」(ころころ)41点〈闇〉属性。「分子レベルから壊れろや」
GM:げはぁっ! えー、アーマー無いから…(計算して)一応立ってる。でも、もうボロボロ。
勇司:「おっ、意外と丈夫でやんの」
晶:「その子は死なせない! Buer−星の頭領−よ、閃光の矢を!」銀色に煌めく半人半馬の魔神が光の矢を射る。マイナーで《呪文》、メジャーで《シャイニングレイ》! (ころころ)達成値20。
かぐや:「……っはぁっ、やっと来たわね……!」隠れ場所からまろび出つつ、その手に冷気を集めます。日向君の次に行きまーす。
GM:回避は(ころころ)無理〜。
晶:(ころころ)18点の光属性ダメージです。
GM/魔物:「グギャァァァァァァァァァ!!!!!!」何出ても魔獣化〜、残りFP1だったし(笑)。では、AGP突っ込んでHA《超魔の命》〜。
セシル:よし、それに《ヴォイド》かませ(笑)。そうすればあっという間ぷち〜(笑)。
かぐや:まさに外道!(笑)
晶:使用AGPは何点?
GM:あぁ、それ無理。特例で出来ない、ルール上。
セシル:あ、本当だ。残念(爆)。
GM:うむ、出来たらあっという間だよ。そんなにAGP使って無いもん(笑)。では、残りの待機組、どうぞ。
かぐや:「……くらいなさいっ!」メジャーで《カテゴリ:ウォータ》! (ころころ)出目は平均、達成値22です。
GM:(ころころ)こっちも出目7で19。基準値で負けたっ。ダメージ、どぞー。
かぐや:ウォータは命中ボーナスつくのです。(ころころ)あぅ、ピンゾロで〈氷〉属性10点(笑)。
GM:食らった〜。では次のラウンドだ。


▼ラウンド2

GM:では、セットアップ〜っと、その前に一つ演出忘れてた。たいした事じゃないが、吸精管切れたから。
セシル:精気垂れ流し!?
GM:こちらはセットアップで《殺戮の宴》。
かぐや:セットアップはナシですがー。夢魔は逃げる様子は無い?
GM:無い無い。
セシル:「へぇ…みんな攻撃には極力当たらないようにね」セットアップ無しです。
勇司:な〜し。
GM:では、行動値9組どうぞ〜。あ、こっからそちらの全ての判定に《不幸者》掛けるから、計算しといて。
晶:全て…って《不幸者》は1ラウンドに1回まででは?
GM:おう、そうだった。では晶ちゃんの攻撃に全部(爆)。
晶:をいっ!(笑)
かぐや:「闇の力が、拡がっていくのを感じるわ──」殺戮の場の中で、月光を浴びた瞳がきらり、煌めくのです。
勇司:「じゃ、姫様の花道作りに」え〜、HA《並列思考》なしは嘘で、貰ったAGP2点つぎ込んでHA《並列思考》で3回行動(爆)。
GM:こいや〜。達成値上がってるから、避けてやるっ!
勇司:「力場展開、これが俺が魔人と呼ばれる理由だ!」《ダークネスフレア》3回! (ころころころ)クリティカル、13、クリティカル(笑)。
GM:二回クリットかよ orz (ころころ…と振って1ゾロ)達成値16、一発は避けた。
勇司:いや、それファンブルだし(一同爆笑)。
GM:って、のーう!?
セシル:GM…最高(笑)。
GM:全部こいや〜!(←ヤケ)
勇司:(ころころころころころ)45、46、39点の闇(笑)。
晶:終わったか…(笑)。
GM:生きてる、生きてるよ……。
勇司:「料理の下ごしらえは終ったぜ。姫さんら、後は任せた」ばちばちばちと魔力の残滓が残る拳を開いて魔力を散らしつつ。
セシル:じゃぁ次は誰が行く〜?
晶:ボクが行きます。「Buer−星の頭領−よ、裂光の矢を!」《不幸者》の宣言されたので、オートで《能力強化》、メジャーで《シャイニングレイ》。
かぐや:「日向君、決めてしまいなさい!」その攻撃に、HA《許されし芽》行きます。絆全部固定してAGP4点で。
GM:絆からのAGP使えるのは他人のみだよ〜。
かぐや:──しまった!!Σ(´ロ`;;;)
←ルール勘違いしてた人(笑)
晶:ボクにそのAGPください(笑)。
勇司:自分の絆6個を固定して、かぐやに(笑)。
かぐや:よし。では、4点を日向君に。そして自分にエゴ1点。そして、春日君との絆を昇華して……。
勇司:しなくても6個あげるってば〜(笑)。
かぐや:自前の3点と、篠崎くんからの6点のうち5点ほどを費やして、8点の《許されし芽》! 命中したらダメージに+19d6です。
セシル:ではセシル分のAGP6点を勇司に〜。
勇司:ではHA《歩く影法師》で《許されし芽》をコピー。「晶、俺の魔力分けてやるから決めろ」AGP6点使ってHA《許されし芽》をもう一発(笑)。
晶:(ころころ)達成値は22です。
GM:(ころころ)ぶ、ダイス目が1と2!? …今日はまさに《不幸者》です。こいつ(笑)。
晶:えーと、まずは(ころころ)光属性で22点。で…(計算中)二人のHA《許されし芽》の追加でダイス34個。…振る必要、ありますか?(笑)
GM:無いけどさ(笑)。
勇司:「ほい、瞬殺て奴だね」
GM:HA《永劫より》するしなっ!
勇司:晶〜、《ヴォイド》よろしく(笑)。
晶:「(すかさず)Barbatos−美徳の公爵−よ! あいつの魔力を打ち消して!」HA《ヴォイド》!
GM:じゃ、それ《ヴォイド》(あっさり)。
勇司:んじゃ絆二つ昇華して、「はい、カウンタースペル」それ《ヴォイド》。
GM:これで、《ヴォイド》は尽きたのにぃ〜。
勇司:影法師舐めるな。これで全てのHAを使い切った(笑)。
GM:じゃ、もっかい《永劫より》(爆笑)。
かぐや:ちなみに、もう一発なら先生がHA《遠くからの声援》ありましたけど。そのための1AGP(笑)。
勇司:くだはい(笑)。あ〜…でも絆3つ消去はきついな。
GM:やめとけ〜。どうせセシルが居るんだ(泣)。
勇司:じゃあ仕方ない、通しでいきますか?
かぐや:「私の力も、使いなさい──押し込んで!」というわけで、篠崎君にHA《遠くからの声援》!
晶:ボクから残りの絆固定、AGP4点あげます。
勇司:あ〜、では。「お言葉に甘えて…因果律に割り込んで改竄、クラッキング」晶からのAGP2点使って《ヴォイド》(笑)。
GM:では、消された。
セシル:「あらら、一瞬ね。しかも復活させないように、あれだけのカウンターを準備するなんて…流石」
勇司:「終ったな」病室禁煙なのでパイポを咥えて。
GM:……晶の一撃に一瞬で灰になったかと思ったその時、再び闇が集まり、再生しようとした。しかし、魔力の鎖に矢に、その集まりは解かれ、塵へと変わっていった……。
晶:「ギリギリ、間に合ったね」微笑んで息をつく。
GM:一撃も当たらなかったよ〜。
セシル:「あら出番なし…つまらないわ、ね」(笑)
GM:時刻はすでに、11時36分。日付が変わる前に片がついたのだった……。
かぐや:「──ふぅ。闇の一族は、相手に回すと結構なしぶとさだわ」ちらりと時間を確認して、まだ日付が変わってもいないことに少し、安堵します。
セシル:「それじゃ、私はさようなら」身体を蝙蝠に分裂させ、根城に帰る。
かぐや:「せっかちね……おやすみなさい、セシルさん」にこり、微笑んで蝙蝠達を見送りました。
勇司:「さてと…あの先生を驚かしたるか」寝ている少女に近づいてキスをしようと(爆)。
晶:(むんずと肩をつかんで)「センパイ、いつからロリコンになったの?」
勇司:「眠り姫に精気を…」《治癒》かけます(笑)。「いや最近、欲求不満で…うわ、恐い顔するな。俺が悪かったから」ぺほ、と少女の額に手を当てて治癒。で、ぎゃ〜ぎゃ〜言いながら窓から帰る。
GM:人間性の回復は各自やってくださいねー。
晶:ギリギリ1点残ったから大丈夫でーす。
勇司:−6なので、(ころころ)13点、余裕。
かぐや:珍しく8も残りました。……先生は、二人を見送ってから普通に扉から帰ります(笑)。
セシル:まだ+7ぷち。
GM:OK、ではエンディングへ〜。

 

■エンディングフェイズ■


●シーン8 『ハコノナカを出て…』 共同(?)ED


 彼等が去って言った後も、少女は静かに眠り続ける……。
 しかし最早、終わらぬ眠りではない。
 朝が来れば、再び目覚めるのだ。
 このシロキハコノナカから出る時が……。


GM:では、EDの演出で希望があればどうぞ〜。
セシル:学業の遅れた女の子の家庭教師をしてる姿を(笑)。
GM:それでいいのか、高校生(仮)よ(笑)。
セシル:HAHAHA。一応、アメリカの大学卒業資格はあるという事で(笑)。

○藤崎家

GM:数日後の真里菜の家。昼間だというのに、なぜかカーテン閉めたままの彼女の部屋です(笑)。「えっと、この辺が解らないんですけど……」そう言って君を見上げる彼女に、もう問題は無さそうだ。
セシル:「あ〜、これはこうして、こうなってこうなるの」と懇切丁寧に教えている。なお、今日は本来補習があるはずの日(爆)。
GM:いい感じに生気に溢れてるよ(笑)。
セシル:「(うん、元気そうでなによりね。善哉善哉)」
GM/真里菜:「あ、そうか。ココでこうすれば……」飲み込みも早く、この様子ならすぐにでも復帰できそうだね。そんな彼女を見つめつつ……、今日という日もまた、日常として過ぎていくのであった……。

GM:そんな感じで、シナリオしゅーりょー!
一同:お疲れ様でしたー!






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