第4話
精霊の日

●今回予告●

風が、水が、土が、火が、
闇が、光が、世界がざわめく。
近づいて来る、それは…『精霊の日』。

千年に一度の災厄。
そして、世界が最も自然に近くなる日。

Beast Bind New Testament
『精霊の日』

汝、災厄に抗わん。



オープニング ミドル クライマックス エンディング

■プレセッション■


GM(Nオレンヂ):それでは、本日は、よろしくお願いします。
一同:よろしくお願いします。
GM:とりあえず、晶→セシル→勇司→かぐや→アンリ→真→晶の順でPC間の絆を取ってください。自己紹介も、この順番でお願いします。



●PC1(定員1名) 推奨:特になし

 何気ない日、しかしそれは、鋭い痛みとともに破られた。
 君に何かを突き刺しながら、偉そうに踏ん反り返っているそれは、自分は精霊だと名乗った。

 シナリオエゴ:ネム    (関係:共感、好奇心、友情など)


日向 晶ひなた あきらソロモンの継承者  プレイヤー:麻那
 【マジシャン/アーティファクト】 年齢:16歳/性別:女/カヴァー:高校生
 とある魔神から『ソロモンの指輪』を託されて、つい最近召喚者になった少女。
 憧れていた男性(=とある魔神)が晶を護るために消えたことから、自分も誰かを護ろうと決めた。
 …しかし、お人好しで詰めの甘い性格から、比較的無難な魔神12柱しか使いこなせていない。
 ボーイッシュで明朗快活。嘘が苦手で、『誰かの命を奪うこと』が何よりも嫌い。
 所持HA:《万色の魔術》、《電光石火》、《ヴォイド》


●PC2(定員1〜2名) 推奨:なし

 ショコラの『図書館』に呼び出された君達。
(*ショコラ:GMの持ちキャラ。異世界の魔術師で、異界図書館の管理人的存在)
 何やら協力して欲しいことがあるという。
 彼女は、開口一番言った。「――――『精霊の日』って、知ってるかい?」

 シナリオエゴ:ショコラ・斜上はすうえ (関係:友情、信頼、知己など)


セシル・J・フォレスター黒の姫君  プレイヤー:ぷち夜叉
 【イモータル/ビースト】 年齢:外見は十代半ば/性別:女/カヴァー:大富豪
 元々は中世時代に生を受けた没落貴族の末娘だった。
 しかし、とある吸血鬼が一族を皆殺しにし、彼女自身も吸血鬼にされたことで全てが変わった。
 仇とそれに連なる系譜の吸血鬼を全て殺した後で、唯一気の合う同族に会うため来日。
 別名、無限再生娘。死んだ魔物に自分の命を与えて蘇生させ、従僕にするのが得意技。
 所持HA:《永劫より》、《永劫より》、《獣の生命》

篠崎 勇司しのさき ゆうじ魔人YUZI  プレイヤー:夜叉丸
 【イレギュラー/マジシャン】 年齢:21歳/性別:男/カヴァー:高校生
 高校浪人&留年を繰り返し、21歳にしてピッカピカの高校一年生。
 その実体は、腕利きの魔術師。真面目にしてればいい感じだが、普段はだらだらの駄目人間。
 一応これでも晶の師匠。彼女の素質に目を付けて、自分の技術・知識を継承させようと企んでいる。
 愛着のある対象(主に女性)以外には、冷淡かつ酷薄な一面も。
 所持HA:《歩く影法師》、《歩く影法師》、《並列思考》


●PC3(定員1〜3名) 
推奨:なし

 何も変わらない日常。人間にしてみれば、そうだっただろう。
 しかし、半魔である君達には違った。
 世界的規模での魔力異常。君は、何かが起こる予感を感じていた。

 シナリオエゴ:精霊達 (関係:好奇心、共感、献身など)


御竹 かぐやみたけ      輝夜かぐや  プレイヤー:アムリタ
 【スピリット/レジェンド】 年齢:25歳/性別:女/カヴァー:古典教師
 竹の花の精霊が、『かぐや姫』の伝説に影響されて生じた存在(よって、物語のかぐや姫本人ではない)。
 明治以降になって住んでいた山が開発されたため、人里に降りてきた。教職免許は一応本物。
 竹の化身だけあって、背のピンと伸びた黒髪の和風美人。但し、胸のボリュームは……。
 冷静沈着、穏やかでよく気のつく女性だが、携帯電話さえまともに扱えない極度の機械音痴。
 所持HA:《世界霊魂》、《許されし芽》、《遠くからの声援》

三村 アンリみむら      リドム・パッシュ  プレイヤー:久川カズホ
 【アーティファクト/デーモン】 年齢:子供(実年齢1000歳以上)/性別:女/カヴァー:検死官
 地獄の最下層で鍛えられ、魔性を帯びた氷の魔剣。別名、『刀剣総統』。
 喜怒哀楽が激しく、殆ど脊髄反射で行動してるんじゃないか? と思わせる性格。
 姿形は自由に変えられるが、大抵はツインテールの少女の姿で現れるのを好む。
 無類の美形好きで、代々のマスターは『顔(の美醜)』を基準に選んでいるらしい。
 所持HA:《電光石火》、《万物の王》、《歪曲する真実》

獅子神 真ししがみ まこと鋼鉄の獅子王  プレイヤー:神威
 【フルメタル/レジェンド】 年齢:18歳/性別:男/カヴァー:高校生
 かつて、人知れず世界を救った『勇者王』…の息子。偉大な父から半機半人の肉体を受け継いだ。
 長身痩躯でもちろんハンサム。爽やかな笑顔も父親譲りか?
 普段は普通の学生生活を送りつつ、ひとたび事件が起これば鋼の勇者(二代目)に変身して駆けつける。
 元ネタは……言うまでもなく、某ガオ●イガーの中の人(笑)。
 所持HA:《フルファイア》、《マルチリカバリー》、《虹のむこう》


かぐや:……行動値、また9ばっかり!!(笑)
晶:一人だけ10の人(=アンリのこと)がいますねー。
真:これは仕方ないと思うぞ。7〜9が平均なんだし。オレは《戦闘形態》なら12になるが。
アンリ:私、10の意味ない…。
晶:セシルさんには絆/連帯感を取ります。
セシル:勇司への絆は借りぷち。
勇司:あー、かぐや先生には絆/師匠で。
かぐや:アンリ嬢に絆か…うん、好奇心で。
アンリ:真への絆は友情ということで。
真:オレは晶にか。絆/友情で。
かぐや:真への絆…むしろ「勇気」とか言いたい(笑)。
真:「絆/勇気」? どんな絆だとツッコミを入れて良いか?(笑)
かぐや:いや、わかんないけど(笑)。えーと、こう。「勇気だっ!」とか叫ぶ長官の役?(笑)
真:出番が少なくて良いならどうぞ(笑)。



GM:今回も、絆判定は無しとします。取る場合は、絆・エゴ好きな方を取ったことを宣言してください。また、一度に何個取ってもいいものとします(最大は7個)。これは、『シーン数が少ないせいで絆が足りない』という事態を避けるためです。ただ、絆は判定に関わることもありますので、そこのところ、よろしくお願いします。それでは、ゲーム開始です。


 

■オープニングフェイズ■


●シーン1 『前日:出会いの朝』 シーンプレイヤー:日向晶

○晶の部屋


GM:ところで、晶の住いはどんなところですか?
晶:えっと、家自体は普通の一軒家。ただし、母親と二人暮らしで。ボクが魔法使いになったことなんかは秘密にしてます。
GM:了解です。それでは朝―――。薄暗く、少し天気が悪い以外は、特になんでもない朝でした。
晶:「(窓の外を見ながら)うーん、傘もってった方が良いかなあ?」
GM/??:『………ょ!』
晶:「さて、着替え着替えッと」パジャマを脱ぎつつ。
GM/??:『………ば!』何か、微かに声のようなものが聞こえます。
晶:「ん? なに、キミ(魔神)たちの相手なら後で…」
GM/??:『………ぇぃ!』プスッ。
晶:「いたっ!?」
GM:それは、君の足に小さい釘を刺しました。
晶:「痛いなぁ…なんだろ?(足元を見る)」
GM/??:「ちょっと、こっち見なさいよ! …ふう、やっと気付いた」視線を向けると、五寸釘を持った、小さい人間のようなものが、君を見上げています。
晶:「…………キミ、誰?」
GM/??:「あたし、ネム! 精霊よ! ちょっと変わった霊力持ってたけど、やっぱりあたしが見えるのね!」
晶:「……えーと。新手の魔神?(真顔で)」
GM/ネム:「精霊よ! せ・い・れ・い! 魔神なんかとは、モノが違うわよ!」
晶:「ふーん。で、ボクに何か用?(←違いがよく解っていない)」しゃがんで視線を合わせる。
GM/ネム:「ところで、ちょっと頼みたいことがあるんだけど…見下ろされてると話しにくいから、そこに登っていい?」テーブルを指差す。
晶:「うん、じゃあ掴まって」指を差し出す。
GM/ネム:「ありがと」ちょこんとつかまります。
晶:掴まったら、テーブルの上に乗せます。
GM/ネム:「ふう…。あのね、貴方、あたしが見えるなら、他にも色々見えるのよね?」
晶:「うん? まぁ、いちおう。魔神とか魔神とか魔神とか」
GM/ネム:「なら、ちょっと町を案内して欲しいの。…見つけたいものがあるから…」
晶:「ふーん、これから学校なんだけど、そのついでで良ければいいよ?」
GM/ネム:「うん。それでいいよ! ありがとう!」そう言ってはしゃぐネム。
晶:「じゃあ、ボクの肩に乗ってく? 空は飛べるかな?」
GM/ネム:「飛べるから大丈夫よ。なんか今日、風が強いみたいだけど…」
晶:「じゃあ、(胸元を指さして)ポケットに入っていきなよ。キミの口ぶりからすると、他の人には見えないんでしょ?」
GM/ネム:「多分。精霊は、なかなか人間の目には見えないから…」
晶:「決まり。んじゃ、行こうか?」ネムをポケットに入れて登校します。
GM/ネム:「それじゃ、よろしくね! シュパーツッ!」
アンリ:どーでもいーけど、なんでネムは妖精らしく針じゃなくて五寸釘なのだろう(笑)。
真:微妙にソコがギャグチックだよねぇ。
かぐや:呪いの妖精?(笑) 五寸釘というと、丑の刻参りしか思い浮かばない私。
アンリ:まぁ、不幸なのは晶らしくていいですけど(笑)。
真:かもな(笑)。
GM:では、そろそろシーンを切りましょうか? [SA:ネムを案内]と絆/ネムを。
晶:あ、ネムに【絆/好奇心】を取ります。
GM:では、シーンを切りますね。
晶:了解です。


●シーン2 『前日:依頼の朝』 シーンプレイヤー:セシル・J・フォレスター&篠崎勇司

○ショコラの『図書館』


GM:あなたたちは、ショコラに「頼みがある」と呼び出されたところです。
勇司:「ち〜す。ショコラ師匠〜。顔出しにきやしたよ〜」
セシル:「ショコラ? いるかしら」
GM/ショコラ:「ああ、すまない」眼前に詰まれた本の山の中から、声が聞こえてきます。
勇司:「重力の楔は存在せず、と」天井に足をつけてショコラの真上まで移動する。
GM/ショコラ:「君達に、頼みたいことがあってね…よっ、と」山の中から顔を出す。
セシル:「なにかしら?」
勇司:「師匠の頼みとあらば、チッスの1つで魔界の王もぶん殴ってきますよ〜」へらへら。
GM/ショコラ:「こんな状態ですまないね。ところで君達は、『精霊の日』って、聞いたことがあるかい?」
セシル:「ごめんなさい、名前だけしか判らないわ」
勇司:「資料で見たぐらいっす」
GM/ショコラ:「そうか…。ボクは今、ちょっとそれを調べるように頼まれてたんだけど、なかなか記述が見当たらなくてね…」
勇司:「ん〜、バベルの写本見たっすか? あれにそこそこ書いてあると思うっすよ。まぁ『精霊力がうんたらかんたら』レベルっすけど」
GM/ショコラ:「バベル写本か…奥の方にあったはずだけど、行ってみるか…。ともかく、近々それが来るらしいんだ。すまないけど、外の様子を見て来てくれないか? 魔力の流れの異常とか、データが欲しいんだ」
勇司:「了解っす、報酬はなんすか?」
GM/ショコラ:「報酬? 何が欲しいんだい? スポンサーは大きい組織だから、そこそこ無理が利くと思うけど」
勇司:「師匠と一日デート券で(爆)」
セシル:「見るのは構わないけど、勇司。私は魔力に疎いわよ…私の魔力は全部自己制御に使ってるから…だから確りしてよね」
勇司:「よっと…あいよ。セシルお嬢様の言うとおり、魔力の流れはおいらが担当しますよ。そんかわり荒事は任せました」天井から離れて地面に着地。
GM/ショコラ:「報酬の件は相手に交渉してみるよ。ボクにデートを申し込む人は、意外と多くてね(笑)」
勇司:「へいへい、んじゃしてもらえるまで借りを作るだけでさぁ(笑)。ほんじゃまセシルお嬢様、参りやすか」
GM/ショコラ:「交渉結果は、働き次第かな?」
勇司:「あいあ〜い」手をひらひらしながら出て行く。
GM/ショコラ:「それじゃあ、頼むよ」
セシル:「巧くあしらうわね。あの馬鹿魔人を…それじゃショコラ、行ってくるわ。私は貸しにしておくだけでいいから」てくてくと出て行く。
GM:[SA:ショコラの依頼を果たす]と、絆:ショコラをどうぞ。それでは、シーンを切ります。


●シーン3 『前日:惑いの朝』 シーンプレイヤー:御竹かぐや&三村アンリ&獅子神真

○池袋駅前


GM:お待たせしました、PC3のオープニングです。一緒に行動してても、バラバラでもかまいませんが、同じ所にいるということで。
一同:了解です。

 朝、何も変わらない日々。しかし、半魔である彼らは、魔力の乱れを感じていた。
 まだ、それほど大きな乱れではない。しかし、それが徐々に大きくなってきているのも、また確かだった。


アンリ:「んー、なんか体がムズムズするなー? なんでだろ!?」
かぐや:「何だか、胸がざわつくわ……」そわそわと、落ち着かない様子でスーツの首元を少しくつろげたりして。
真:「………何だ。このジワジワくる嫌な予感は」
GM/??:『…危険』ふと、どこからとも無く声が聞こえてきます。
アンリ:「え? だれ!? どこにいるの!?」
真:「―――誰だっ!!」
GM/??:『…来るよ』どことも、特定できません。あえて言うなら、周り全てから聞こえてくる感じです。
アンリ:「なにが? なにが来るの!? ねぇ、出てきてよ!!」
かぐや:「……三村君? ……貴女にも聞こえているのね」瞳を閉じて、声に耳を傾けます── 聞き覚えはあります?
GM:かぐやはスピリットでしたよね。なら、あります。
真:「来る? ……一体、何が―――」遠い眼であらぬ方向を。
GM/??:『…危ないよ』声に敵意はありません。その声は、雑多の精霊たちです。『…気をつけて』そう言いながらも、姿を現すことはありません。
アンリ:「かぐや? ねぇ、これ誰なの? かぐや知ってるの!?」
かぐや:「私の、仲間達……? ……ありがとう」風に囁いて瞳を開き、周囲を軽く見回してみたり。
真:「警告……なのか? なら、ありがとうって言うべきなんだろうな、きっと」
GM/??:『…かぐや? かぐや…気をつけて…』
かぐや:「これは、精霊達の声…… 私のようにはっきりした形を取らない、自然に溶け込んだ数多の精霊達の声よ」
アンリ:「自分だけわかってるのってずるいよ!! ねぇ、ねぇってば!!」かぐやの袖を引っ張る(笑)。
真:「精霊の声………あれがそうなのか」
アンリ:「精霊? なにそれ!? わかんないけど、なんかスゴそー!!」
かぐや:「ええ…… 私も、胸がざわつく。何かを感じる。けれど、何が来るというの?」と、虚空に向けて。精霊に向けて語りかけます。
GM/??:『…来るよ…精霊の日…来るよ……気をつけて…ちに…気をつけて…』その声を最後に、精霊達の声は聞こえなくなります。
アンリ:かぐやが見ている方向を見て、やっぱり何も見えず不服そうな表情をする。
真:「何かが起ころうとしてるのか………」
かぐや:「精霊の日……」その単語に、かぐやは聞き覚えが無くても問題ないですか?
GM:無い方が問題無しです(笑)。
かぐや:では、全く知りません(笑)。「私にも、何が起こるのかはわからない。けれど、胸がざわつく…… 落ち着かない、予感がするの」
GM:それでは、そろそろシーンを切りましょうか?
一同:OKでーす。
かぐや:あ。シナリオエゴの精霊達は、「連帯感」で絆を取ります。
アンリ:好奇心で〜。
真:感謝って絆を取ろう(笑)。
GM:君たちには[SA:精霊たちの様子を探る]、絆/精霊達を。それでは、シーンを切ります。



 

■ミドルフェイズ■


●シーン4 『前日:騒がしい昼』 シーンプレイヤー:日向晶  登場難易度:自由に登場可。

○学校


GM:ネムに、町を案内中ということで。放課後にしますか?
晶:そうですねー。でも、授業に勇司は出てなかったんでしょうか?
(*実は同級生)
勇司:HAHAHA。使い魔が出てます(爆)。
晶:「…(まぁたサボってるよあの人は…)」内心で頭抱えてます。
勇司/使い魔:「なしてオラがご主人様の代わりに授業さ出なあかんのだべ」とぼとぼ(笑)。
晶:「この子(ネム)のこと、相談しようと思ったんだけどなぁ」
GM/ネム:「(キョロキョロ)」ネムは、ポケットから顔を出して、辺りを見回してます。
勇司:「うむ、今日もお勤めご苦労」校門の所で使い魔とノートを回収(笑)。
晶:「ネム、捜し物は見つかりそう?」
GM/ネム:「…うん」答えながらも、どこか気もそぞろのようです。
勇司:「ん? 晶もついに目覚めたのか? カプセルフィギュアの素晴らしさに?」ネムを指さして(笑)。
晶:「…あ、さぼり魔がいた」ジト目で睨みます。
真:「ん? 晶じゃないか……また勇司がサボったのか?」買い物中か、学校帰りというところで登場です(笑)。
晶:「あ、獅子神先輩。…いつものことなんですけどねー」呆れた顔で。
勇司:「失礼な。ちゃんと授業には出ていたぞ。使い魔が(爆)」
真:「……それをサボリって言うんだよ(呆れ)」
アンリ:「やー!! 勇司!!」
勇司:「つ〜か、俺一応アメの大学出てるから、来なくても『も〜まんたい』なんだけどよぉ」
真:「だと思ったよ。晶、付き合う友人は考えた方が良いぞ?」
アンリ:「ねー、晶ってなんで勇司師匠にしてんの!? 他にも良い人いるじゃん!!」
晶:「なんで…というか、押しかけられた、というか…(言葉を濁す)」プレイヤー双方の話し合いにより、勇司は晶の『押しかけ師匠』であると決定しております(笑)。
勇司:うむ(笑)。
アンリ:なんだそれはー(笑)。
真:「晶………きっと、いい事もあるさ」哀れみの表情で肩をポンと(笑)。
セシル:「まぁ性根は腐りきってるけど、腕前だけは確かだからね。私も一度殺されたし」勇司の後ろから現れる。
かぐや:では、今日はあまり仕事のないかぐや先生も、帰宅のために学校から出てきます。「さよなら、先生ー」とかエキストラの学生に挨拶されつつ(笑)。「……あら、篠崎君。使い魔だけじゃなくて、ちゃんと自分で授業に出ないとダメよ?」と、姿を見かけて近づいていきます。
真:「あ、御竹先生。先生も帰りですか?」
勇司:「う〜す、かぐや先生…お〜そうだ。ちぃ〜と相談してことがあるんでお茶しない? 俺のおごりで」
かぐや:「学校は、学業だけでなく社会の様々なことを学ぶための場だからね。……相談? それは構わないけれど、教師が生徒に奢られるのは遠慮するわ」
GM/ネム:「…いない…よね…」増えた面々も気にせず、辺りをキョロキョロ。ちなみに、ネムは町と言うよりも、周り全体を見回してる感じです。
勇司:「あ〜そうだ。晶。と、そこの妖精くんにも話があるんだがいいかい? お代は今話題の新作ケーキでいかが?」
晶:「見えてるのには今更驚かないけど…センパイ、この子のこと知ってるの?」
アンリ:「晶、誰これ!? かわいー!!」目がきらきら(笑)。
セシル:「そうね、巻き込める人は数が多い方がいいからね。それとアンリと勇司。普通の人には見えないからね…勇司は変人で通ってるからいいかもしれないけど」
アンリ:「あー、普通の人にはこーゆーの見えないんだっけ!! 忘れてたよ!!」
GM/ネム:「ふう…」自分のことと思っていません。人間には見えないと思ってますから。
真:「……なぁ、晶。この子は? できれば教えて欲しいんだけど」
晶:「うぇ!? 獅子神先輩にも見えてるんだ?!」
(*この時点で、晶は真の正体を知らない)
真:「ん……まぁ、な(苦笑)」
勇司:「んにゃ、たぶん精霊だというのは力場的構築要素で読み取れる。んで今オイラは…精霊の日について調べてるから」くるくるくると回転して、「スピリットの力を引いている人に話を聞こうとしているわけですよ」いきなり美形モード(笑)。
晶:「(勇司を見て)うわ、うさんくさー
アンリ:「勇司、大好き!!」飛びつきすりつく(笑)。
かぐや:「三村君、あまり大声で話していると…… ほら。注目されてるわよ?」と、苦笑しつつたしなめます。
GM/ネム:「…ねえ、そろそろ行こう」ポケットをクイクイ。
晶:「あ、ごめんね」
勇司:「弱輩種たる我が身では知識が追いつかず、大いなる歴史を持つ偉大なる叡智と歴史のかたまりたるスピリットの皆様にお話をと」
セシル:「そろそろ目立つわよ。みんな(==;」
真:「……取り敢えず、こんな街中で話すのもどうかと思うんだが。近くに公園がある筈だから、そこに移動しないか?」
セシル:「あ、常識持ってる人が…よろしく」手を伸ばして握手の姿勢。
真:「あ、どうもよろしく」笑顔で握手、と(笑)。
晶:「こんなところで話してるのもなんだしさ、みんな喫茶店にでも入らない? …センパイが奢ってくれるって言ってたし(笑)」
勇司:「構いませんよ。美しいお嬢様方に奢れるなど男として光栄の極みですから」きらきら(ぉ)
アンリ:「あー、好きー、かっこいー!!」勇司にすりすり。
かぐや:「……公園でも喫茶店でも構わないけれど、往来で立ち話も難ね。場所を変えましょう」
アンリ:「あー、ずーーっとこの勇司でいてくれればいいのになー(恍惚)」かぐやの注意は聞こえない(笑)。
GM/ネム:「(…どこ、行くのかなー)」
セシル:「なら、私の傘下が経営してる喫茶店あるから、そこに行きましょう。案内するわ」てこてこ。
勇司:「レディ、アンリ。みっとも…てぇ疲れるわ! アンリ頼む擦りつくな、嬉しいけど動きにくい(爆)」
真:「勇司、アンリさん。場所を変えるよ(苦笑)」
勇司:「あいよ〜」へらへら〜。
アンリ:「…あ」絶望の表情。で、とぼとぼついていきます。
セシル:「こっちよ」てくてくてく。
真:後についていこう。一応、晶の歩調に合わせて。
(←…マメな男だ)
かぐや:「……まぁ、細かいことはひとまず落ち着いてから、ね?」苦笑して、セシルさんの後をついていきましょう。
GM:場所変えるなら、一旦シーンを切りましょうか。
一同:わかりました〜。
アンリ:とりあえず、かぐやへの絆は尊敬にしますね。
真:アンリへの絆/友情な。ちなみにオレは絆が七つ欲しい……《皆の想いを》を生かしたいから(笑)。
かぐや:初期エゴはどうした(笑)。
真:初期エゴは変えようが無いか。忘れてた(笑)。
かぐや:まぁ、固定する前なら普通のルールだったら絆判定で転換できるんじゃないかと思うけれど。
アンリ:いや、変えれるのもありますよ!! 私、絆が『親しい者/家族』ですから、相手が裏切るか狂って頂ければ!!(笑)。
真:うむ。だけど今回は特殊だから、絆は6つにしておくよ。
かぐや:セシルさんに、「信頼」で絆をげっちゅー。
勇司:晶に絆/弟子(笑)。
セシル:マコトに絆/友情。
真:かぐや先生に絆/信頼で
アンリ:セシルは昔の使い手のようだし…信頼かな?
晶:勇司には師匠、かぐやには信頼、真には尊敬で。アンリには…枠が足りない、ごめん(^^;)
真:PL6人だから仕方ないさ。
アンリ:お気になさらず〜。
GM:では、シーンを切ります。



●シーン5 『前日:やはり騒がしい昼』 シーンプレイヤー:全員

○喫茶店


GM:ところで…今回のPCに、地球ドミニオンで千年以上生きて活動してる人はいますか?
セシル:1000歳オーバー(笑)。
真:真は正真正銘の18歳だ(笑)。
かぐや:私は年齢不詳です。ただ、竹取物語の発祥よりは後。……いつだろう?(笑)
アンリ:じゃあ、自分も1000才オーバーで。その方が楽しそう(笑)。
かぐや:年齢じゃなくて、「地球で千年以上」じゃぁ、アンリさんは微妙かもー? どうかな。
アンリ:あ、確かに。地上出ては500年くらいかな?
かぐや:竹取物語の時期から考えて、かぐやも1000年は微妙。
真:
(*神薙悠。真のPLの持ちキャラで、吸血鬼。詳しくはex.第1話参照)だったら確実だったんだが……。
GM:可能性のありそうなのは、セシルだけですね。了解。まあ、大した意味のないことなのですが。
晶:1000年に一度やってくる地球規模の一大イベントってところかな?
アンリ:ノストラダムス?
勇司:「まぁ…というわけだ。協力してもらえると嬉しいんですが」こちらの事情を全て説明した。真面目モードなのでやや美形(笑)。
かぐや:「精霊の日、ね……」話を聞いて、こくん、と頷きます。ちなみに注文は高級ミネラルウォータで。
セシル:「時間がなさそうだからね。手伝ってもらえるかしら? むろん貸しで構わないわよ」ブレンドのブラックを飲んでる。
真:「それで警告してきたのか……」普通のブレンドを注文。
セシル:ちなみにこの喫茶店、メニューのお値段は全部一桁違います(笑)。
アンリ:「かぐやが一番詳しいって! 精霊の話だし!」勇司はチラチラ横目で見ている(笑)。あ、オレンジジュースで。
かぐや:「力になってあげたいのは山々だけど、残念ながら私は何も。……最近その単語を聞いたから、調べようとは思っていたところだけれど……。篠崎くんにセシルさんも、知らないのね。」
勇司:「私としても、全ての叡智を手にしてるわけではないですから」困り顔で。
セシル:「基本的に私は肉弾戦ばっかりしてるから、そういう知識はね…まぁ最近、魔力の流れが異常だと言うのはわかるけど」
アンリ:「だってセシルっていっつも話聞く前に斬っちゃうんだもん!! あたま、良くなるわけないよー!!(笑)」
真:「アンリさん。取り敢えずそういう話は後回しで……」
セシル:「…アンリ、もう一度私に使われる?」にっこりと(笑)。
アンリ:「あ、うそうそ!! ゴメン、ゆるして!! もう言わないからー!!」一転して涙目に(笑)。
セシル:「よろしい」にっこり。
GM/ネム:「…はえー、あたしを見ることができる人が、こんなにいたなんてー…」今更なネム。
晶:「(ネムを見て)ねぇ、ネムは“精霊の日”って何のことだか知ってる?」ちなみに注文は紅茶お代わり三杯目、ケーキ2皿目。全部勇司の奢りで(笑)。
勇司:表情ひとつ崩さない(笑)。
GM/ネム:「精霊の日…う〜ん、聞いたこと無いなー」
かぐや:「ネムさん、っていうのね? 私はかぐや。御竹 かぐや。よろしくね?」と、日向君の胸元の彼女に微笑みます。「とりあえず、精霊の日については、まだ誰もわからないみたいね。……ところで日向君? 彼女は一体、何者なの?」と、ネムさんを示しますが。
晶:「うーん、実はボクも今朝会ったばかりで。詳しいことは聞いてないです。ただ、誰かを捜してるみたい」
勇司:「今朝…ですか。ふむ、晶。その捜し物を手伝ってもいいですか? いえ、ネムさん。貴方の手助けを、弱輩種たる人間の私が手伝ってもよろしいですか?」
GM/ネム:「ありがとー。でも、自分で探す。…自分で、見つけたいの…」
晶:「…………センパイ、さっきから敬語でどうしたの? 何だか不気味だよ…(本気で心配そうに)」
勇司:「あ〜ん? 思考を真面目にすると自然とこうなるんだよ。ちぃ〜と師匠からの頼みだから真面目にやらねぇとなぁ」普通の様子に。
真:「ま、オレもバイトは暫く無いしな。可愛い後輩の手助けでもするか」晶の頭をポンと(笑)。
晶:「あ、ありがとうございます…獅子神先輩」赤くなりつつ少し他人行儀に。
勇司:「あ〜、晶…(ネムが今回のキーマンぽいぞと)」ちょいちょいと指で合図。
晶:「(うーん、やっぱりセンパイもそう思う?」アイコンタクトで。
勇司:「(おう)」頷く。
かぐや:「ねぇ、聞いてもいいかしら。……一体何を探しているの? 聞かせてもらえたら、何かわかるかもしれないわ?」視線をネムさんと同じ高さに合わせて、丁寧に話しかけます。
GM/ネム:「…仲間…あたしと、同じもの…」
かぐや:「あなたの仲間? はぐれてしまったのかしら。どのあたりにいるかは、心当たりはない?」
GM/ネム:「わからない。あたし、ずっと一人だったから。あたしと同じものが、いるのかどうか…」
勇司:「(立ち上がって)さ〜て…セシル〜。おめぇさんはお得意の情報収集を頼むわ。俺は現地で探してみる」
セシル:「OK、勇司はどうするつもり?」
真:「オレも知り合いに詳しい人が居るから、ソッチを当たってみる」
勇司:「とりあえず、町中の魔力の波を図ってくるわ。おう、マコマコ頼んだぞ」(笑)
真:「マコマコってオレの事か? 別にいいけどな…(苦笑)」
アンリ:「マコマコ!!」嬉しそうに(笑)。
真:「オレはシシガミマコトだよ。マコマコなんて呼ばれ方は初めてだな(苦笑)」
勇司:「ほんじゃま、会計はしておくから(同じもの…大極を求めているのか? それとも…)」ぶつぶつ言いながら会計を済ませて出て行く。
セシル:「さてと…」ファンシーなぬいぐるみ型鞄からサテライト携帯とどう見ても5kgはありそうなパソコンを取り出し。「私は部下使って探ってみるとして〜、はぐれ精霊も探してみるわ」かたかた操作をし始める。
真:「オレも当たってみるか……晶はどうする?」携帯電話でピッポッパッ。
晶:「う〜ん、こういう事に詳しい魔神もいるから、聞いてみれば何か判るかも?」
真:「それなら当たってくれ。こういう時は、ルートが多いに越した事は無いから」
晶:「うん…じゃなくて、はい判りました獅子神先輩」
真:「――真でいいさ。堅苦しいのは好きじゃないんだよ。学校内じゃないんだし(苦笑)」
晶:「あはは、すいません…つい」釣られて笑う。
アンリ:興味が移って、かぐやとネムの話を大人しく聞いています。
かぐや:「(ずっとネムと話していた)…独りぼっち、ね。そう……大丈夫。諦めずに探せば見つかるかも知れないわ。今は力になれないけれど、私達もできることがあれば、きっと力になるから。ね?」
GM/ネム:「…うん。でも、あたし…」何か言おうとして、口を噤んでしまいます。
晶:「…ネム、どうしたの? さっきから元気がないみたい…」
真:「そうだな………何か、元気付けれると良いんだけど」心配顔。
GM/ネム:「あ、ううん。なんでもないよ! うん、仲間、探さないとね!」
アンリ:「ねー、言いたいことあるんなら言ったほうがイイって!! こんなに人がいるんだしさ!! 誰かやってくれるよ!!」
晶:「…ん、そうだね。じゃあ、手分けして探そっか!」本当は気になってるけど、笑顔を作る。
GM/ネム:「大丈夫、大丈夫! あたしは元気だからさ!」
アンリ:「えー…、元気かなー? うーん…」考えるフリをする。
真:「なら、いいけどな。辛い時は、誰かに話すだけでも気が楽になるもんだぜ。それくらいはオレ達でも出来るから」ネムに笑いかける。
かぐや:ミネラルウォータを一口、唇を湿らせて。「……このあたりのことでよければ、私も精霊に聞いてみれば調べられると思うわ。でも、精霊たちに聞けるのはせいぜいひとつ…… ふたつは、私が厳しいわね。んー……ネムさんの仲間のことと、精霊の日。どっちのことを調べた方がいいかしら?」《自然感知》使うってことです。
GM:さて、いろいろ宣言されたので、ちょっとシーンを切りましょうか。
一同:了解でーす。
GM:少し整理します。全員の行動宣言を、改めてお願いします。
真:「情報屋」を使用しての情報収集。
晶:《偉大なる叡智》+《情報屋:魔物》で調べようかと。
かぐや:《自然感知》で情報収集したいです。精霊の日とネムの仲間について、両方調べてみたいです…が、人間性が厳しいので《自然感知》は片方だけにしたい(笑)。
勇司:魔力の流れをかたっぱしから調べます。
セシル:情報屋で収集しまくります。
アンリ:特に判定はなし。ネムが気になるのでついて回ってると思います。
かぐや:と、いうことで。ネムさんに「救済」で絆頂きます。
アンリ:ネムは… エゴ/疑惑でいきましょう。
GM:了解です。



●シーン6 『前日:探索の夕方』 シーンプレイヤー:セシル、かぐや、真

○喫茶店


GM:では、真、かぐや、セシルのシーンです。他のキャラは、登場なし。ただ、電話をかける等はOKです。
セシル:「…」かたかた調べてます。
真:「小父さん。今、少しいいかな……うん、ちょっと調べたい事が出来て」と電話中。
GM:情報判定はネムが〈情報:魔物〉、精霊の日が〈情報:裏社会〉になりますね。
セシル:両方で判定してもOK?
GM:どうぞ。
真:〈情報:噂話〉は使用不可能?
GM:噂話に引っかかるものではないので。上記以外は、技能無しとします。
真:了解。
かぐや:「…………………」ミネラルウォータのコップを虚ろに見つめています。トランス状態に入って精霊達と交信…。精霊の日について、《自然感知》で情報収集行きます。(ころころ)達成値16、ファンブル一歩手前(笑)。
セシル:裏社会で(ころころ)達成値16。魔物で(ころころ)クリット(笑)。
真:〈情報:魔物〉で…(ころころ)ぐは!? ふぁ、ふぁんぶるですじょ……(涙)。「分からないなら分からないって最初に言って欲しかったよ、小父さん……それじゃ、また今度ね」電話プチッ。結局情報は得られず。
GM:まあ、ファンブルはともかく(笑)。まず、クリティカルの魔物から。ネムは『釘の精霊』という、大変な希少種です。目撃情報は、ほとんどなし。
セシル:「…げ…限定しすぎの存在ね、ミュヒハウゼン(汗)」(←携帯での会話)
晶:釘の精霊! それはまたレア…といっていいのか(笑)。
かぐや:あー。それで五寸釘かー。
アンリ:なんの役に立つんだろう?(笑)
かぐや:出てきたからには大事な役割がある筈!(笑)
真:うむ、納得した。これで「丑の刻参りの精霊」とか言われたらどうしよかと思った(笑)。
アンリ:いや、それの方が需要がありそうな(笑)。
かぐや:1/5800の確率で相手を呪殺する能力、とか持ってたりして(笑)。
真:レアだが目撃情報は多そうだ(笑)。
アンリ:比良坂流古神道ではひっぱりだこ(笑)…って1/5800じゃダメだー(笑)。
かぐや:10年やれば1/2以上の確率で!!(笑)
アンリ:10年だったら交通事故待ちます!!(笑)
晶:釘の精霊…って、付喪神とは違うのかな?
真:付喪神とは別物でしょ。付喪神ってのは、特定の物に宿る存在だし……精霊って事は、「釘」って概念自体に宿る存在だから
GM:全世界的に見ても、確認されたのは2度3度というところでしょう。基本的に、実害はない存在とされてます。まあ、精霊らしく、気が立って刺す事もあるでしょうが、サイズが極小なので。とりあえず、現時点でネムの他に存在は確認されていません。まあ、こんなところです。
セシル:「ふむ、ふむ」受け取ったレポートを携帯プリンターで印刷しつつ。「とりあえず、今現在。世界中でネム以外は発見されてないわね。まぁ現在位置が判っているのは…って事だけど」要約して。
GM:で、精霊の日ですが、今から千年以上前の、魔力の異常現象のことです。言うなれば、魔力の台風。精霊力の悪い澱が、一定以上溜まると発生する…というのが一部の定説。
かぐや:具体的には、どういう被害があったりするんでしょう?
GM:精霊に対し、様々な異常を与えます。個体差があるので、詳細は不明。ただ、純粋な精霊でもない限り、それほど影響は受けないとされています。ぶっちゃけ、PCなら大丈夫。
かぐや:「…………ふぅ」精霊との交信を終えて、瞳が意志を取り戻します。「精霊達から、精霊の日について引き出してきたけれど……」ミネラルウォータで唇を湿らせてから、さっきの情報を話しておきます。
晶:純粋な精霊…かぁ。それってネムもだよね?
セシル:「はい、これ報告書」全員に配りつつ。
真:「あ、どうも……」受け取ってペラペラ目を通そう。
かぐや:「ありがとう、セシルさん。……結局、今はこのくらいのことしか判らないみたいね」
セシル:「えぇぇ」
かぐや:「……精霊の日。精霊に、変化をもたらす日、か……」
GM:今入る情報は、こんなところですね。他に何か、しておくことはありますか?
真:特になしー
セシル:なし
GM:では、シーンを切ります。



●シーン7 『前日:接触の夕方』 シーンプレイヤー:篠崎勇司

○街中


GM:では、勇司のシーンです。他PCは登場不可。
勇司:「少しは真面目にやらねぇとなぁ」使い魔と共に町中の魔力を測っていく。
GM:魔力の流れを片っ端らから調べるとのことでしたので、魔力判定をどうぞ。
勇司:「……」目を瞑り、魔力の波長に自分の波長を合わせる。(ころころ)クリティカル(笑)。
GM:はぶ!?(笑) ええと、魔力の流れがくっきり判ります。西の方から、異様な魔力が流れ込んでいて、それを辿ると塊にぶつかります。
勇司:「西だな、キンケドゥ。いくぞ」ちなみにキンケドゥは猫の使い魔の名前(笑)。
GM:その塊は、どんどん大きくなりながら、ゆっくりこちらに向かってきています。
勇司:「近寄ってきてるな。しかたない、キンケドゥ…お前はセシルと合流しろ。俺は様子を見ておく」
GM:では、そちらに向かうなら魔力の塊にぶつかります。マジシャンなら、はっきりと感じられてOKです。それは、明確な意思はなく、ただ進むだけの魔力の塊でした。
勇司:「……これ…最悪すぎるぞ(滝汗)」ショコラに携帯電話で連絡します。
GM:電話どうぞ。ちなみに、クリティカルなので判ります。これは、ただの先触れだと。本命がくるのは、おそらく明日。
勇司:「しかも…これが余波だと? あ、ショコラ師匠?」かくかくしかじかと説明。
GM/ショコラ:『ああ、勇司君か。なるほど…。それ、潰せそうかい?』ちなみに、演出で潰すことは可。見送るなら、それはそれでOK。これが影響するのは、おそらく海のど真ん中なので。
勇司:「…料金上乗せを希望するぞ(涙)」周りをきょろきょろ、人がいないのを確認して。「六芒星を刻み、五芒星を刻みと」
GM/ショコラ:『お金なら心配いらない。スポンサーは太っ腹だよ(含笑)』
勇司:「いや金より俺は心の安らぎを(笑)」
GM/ショコラ:『スポンサーが、美人だといいね(笑)』
勇司:「ショコラ師匠は出す気なし、と了解ですよ〜と。潰すんで電話切りますわ」ぷち。「我が魔力を糧に…召喚と」刻んだ魔法陣に腕を突っ込む。「おら、出て来い! アスモデウスの破片」魔剣を召喚して魔力の塊りを…喰わせる。「塵も残さず喰らえ」で、喰わせ終わったらまた魔法陣に突っ込んで消す(笑)。
GM:魔剣に食われ、魔力の塊は大きく震えます。が、大した抵抗もなく、すべて食われます。
勇司:「ま〜ったく、あの総量…下手な魔族より魔力容量あるぞ。まったく」
GM:ただ、食われた瞬間、その魔力が澱んでなかった事が、勇司に伝わってきます。で、電話が鳴ります。
勇司:「澱んでない…で、アレだけの魔力があるとはね…おっと?」電話を取る。「はいは〜い、愛と性義の使者。勇司くんですよ〜」
GM/ショコラ:『どうだった? 何か、感じたことがあるなら、聞かせて欲しい』
勇司:「ん〜、ありゃ澱んでない。何らかの現象によって自然発生したものだと思われる。人工的ではなく自然的にアレだけの魔力が発生するなんて…まずありえない。ぶっちゃけありえな〜い♪ という感じだぞ。いやマヂで」
GM/ショコラ:『…そうか…ありがとう、参考になったよ。後で、セシル君とまた来てくれないか?』
勇司:「了解」
GM/ショコラ:『待ってるよ』
勇司:「おっととと、皮がずれた。ほんじゃな〜」電話をきった後、顔をむにむに。
晶:なんか勇司が不気味なことやってますが(笑)。裏設定絡み?
勇司:はい、なにが?(笑) HAHAHA、実はアスモデウスの分け身の一つだなんていいませんよ。HAHAHA。
真:堂々と言いやがった(笑)。
勇司:いや、分け身の一つだなんていいませんよ。だから分け身じゃないよ、マヂで。アスモデウスと喧嘩はしたけど(笑)。
GM:では、ここらでシーンを切りましょうか。
勇司:は〜い。



●シーン8 『前日:憂いの夕方』 シーンプレイヤー:日向晶、三村アンリ

○街中


GM:では、晶とアンリのシーンです。他のPCは登場不可。
アンリ:はい〜。
晶:らじゃー。
GM:帰り道です。他PCがした情報収集の中身は、電話なり何なりで聞いたことに。
晶:「(電話している)…はい、判りました。それじゃ、また後で」電話を切る。
GM/ネム:「そっか。あたしの仲間は、いるかどうかわからない…か」
アンリ:「…ネムー?」落ち込んだ表情を見て、つられて表情を暗くする。
晶:「ごめんね、何とか探してみるけど…ネムには心当たりとかないの?」
GM/ネム:「あたしね、目が覚めたとき一人だったの。自分が何なのか、って自覚だけはあって…他の精霊には、同じ仲間がいた。けど、あたしにはいなかった。最初、それが不思議で。でも、段々、寂しくなって…でも、探しに行けなくて…」
アンリ:「…ねー、元気だしてよー」晶とネムの表情を交互に見ている。
晶:「ひとりぼっち、か……ボクのところに来る前はどこにいたの?」
GM/ネム:「…わからない。ただ、あたしって存在があるのはわかってて、でも、動けなくて…。でも、もう大丈夫。あたしにも仲間がいるってわかったから」
晶:「動けなかったって? 閉じ込められてたとか?」
GM/ネム:「精霊はね、必ず形があるわけじゃないの。あたしは、今朝までこういう形じゃなかったんだよ」
晶:「あぁそうか、力の固まりみたいなものだったのかな? 今みたいな体はなかったんだ?」
GM/ネム:「今、こういう形をしているのは、何かの魔力に当てられたから…だと思う」
アンリ:「なに、その魔力って?」
GM/ネム:「わからない。強い…それと、波長が合う魔力」
晶:「……たぶん、それが『精霊の日』だね…」
GM/ネム:「なんだかわからないけど、それには感謝していいかな…こうして、仲間を探すこともできたし」
アンリ:「ふーん。でもアンリは別にどう生まれたなんか気にしないけど。他の魔神もそうだったよ? だからネムも気にすることないって!!」自己完結して明るい表情。
晶:「他の仲間、見つかるといいよね」明るい表情を作る。
GM/ネム:「ありがとう…えっと、アンリ、アキラ…」
アンリ:「じゃあ、帰ってなんか食べよう!! 会えたお祝いに!! イイよね、晶!?」
晶:「そうだね。またセンパイが奢ってくれるよ、きっと(笑)」
アンリ:ネム:エゴ/疑惑→絆/友情〜
晶:ネムへの【絆:好奇心】を【絆:友情】へ。
GM:さて、他にすることがないなら、シーンを切りたいと思います。
アンリ:ないですー
晶:情報収集は他で終わってそうなので、良いです。
GM:では、シーンを切ります。



●シーン9 『前日:予兆の夜』 シーンプレイヤー:かぐや、アンリ、真

○池袋某所


GM:時間は進んで、その夜。場所は池袋のどこか。魔力の異常は、さらに強く感じられます。
アンリ:「あー、びりびりするなー、もう!! マコマコ大丈夫?」
真:「マコマコって……いや、もういいけどね。正直、かなり厳しいぜ…コレは」
かぐや:「ええ、精霊達が騒いでいるわ。私も、肌がチリチリする……!」
GM:と、突然、そこらで炎が燃え盛り始めます。
アンリ:「かぐや!! あれ、なに!!」驚き。
GM:その炎は、周りに燃え移るでもなく、まっすぐに立ち上ります。意志を持っているかのように…それは、炎の精霊。その瞳は狂気に染められています。
真:「チッ、ついに暴走が始まったか!?」
アンリ:「え、どうすればいいの!? 斬ればいいの!?」
GM:ここは演出でどうぞ。
真:了解(笑)。
かぐや:「この異常な魔力にあてられて、暴走して実体化しているだけよ。散らしてやれば、一時的に収まるはず……」
真:「なら―――オレが、討つ!」《戦闘形態》+《コスチューム》で鋼鉄の戦士に変身!(笑)。
GM:炎の精霊は、君らを見つけると、襲い掛かってきます。ちなみに、人気はないのでご安心を。
アンリ:「やっちゃってよ、マコマコ!!」とりあえず冷気で精霊を縛ります。演出で(笑)。
真:「オォッ! くらえ、レオン・ストライィク!!」《伝説の一撃》で、炎を拳の風圧で拡散しちゃる(笑)。
GM:炎の精霊『おぉぉぉぉぁぁぁああぁぁぁぉぉっ』一瞬、凍りつくように動きを止めた精霊が、拳の一撃で粉々に砕け散る。
アンリ:「楽勝!! 大したことないじゃん!! 精霊の日って!!」
真:「……終わり、か?」
GM:その後で、炎の精霊が微かにお辞儀をして消えていきます。ただ、同じようなことが、そこかしこで起こったようです。
真:「アンリさん。これは多分、前兆だ……まだまだ、本番は後に控えてるみたいだぜ」
かぐや:「ええ…… 精霊達のざわめきも、まだ収まらないわ」
アンリ:「んー、かぐやがそう言うんならそうかなー」
GM:そして、また精霊達のささやきが聞こえてきます。『…来るよ…気をつけて…明日、来るよ…精霊の日が…』
真:「明日、か………明日は、大事になりそうだな」
かぐや:「ん……どうにか、阻止できれば良いのだけれど。セシルさんたちにも話をしてみましょうか……?」
真:「相談した方がいいと思うぜ、先生」
アンリ:「明日は期待してるよ、マコマコ?(笑)」
GM:さて、それではそろそろシーンを切りましょうか。



●シーン10 『前日:宣告の夜』 シーンプレイヤー:セシル、勇司

○ショコラの『図書館』


GM/ショコラ:「ありがとう、君達のおかげでいろいろ判ったよ。とりあえず、君達の耳に入れといた方がいいと思ってね」
勇司:「で、解決方法は?」
セシル:「なにかしら?」
GM/ショコラ:「精霊の日が来るのは、間違いなく明日だろう。その影響は、精霊の種類によって分類化ができそうだ」
勇司:「ほうほう」
GM/ショコラ:「おもに暴れ回るのは、炎の精霊と風の精霊だろうね。逆に水の精霊なんかは、大人しくなり過ぎそうだ。わかる範囲で、種別ごとの対策はまとめてみたよ」
勇司:「ふむふむ…放って置くと厄介だな。なら俺たちのすることはなしでいいかな?」
セシル:「私も組織の人間を動かしてみるわ」
GM/ショコラ:「ひょっとしたら、個別で対応を依頼されるかもね。ただ…君たちの話に出てきた『釘の精霊』は、前例がない」
勇司:「…最悪、倒せって事か?」
GM/ショコラ:「前回は、確認されなかったみたいだしね。正直、どうなるかわからないよ」
セシル:「勇司には荷が重そうね…まぁ、私が受け持つわ。恨まれるのには慣れてるもの」
GM/ショコラ:「ボクはもう少し、『精霊の日』自体をどうにかする方法を探ってみるけど。最悪の事態は、予想しておいた方が辛くないよ」
勇司:「了解」頭をばりばり掻きむしる。
セシル:「わかったわ」
GM/ショコラ:「すまなかったね、こんな話を聞かせて。報酬の方は、後日、振り込んでおくよ。じゃあ、お休み」
勇司:「お休み」晶に連絡だけ入れておこう。
GM:では、シーンを切ります。



●シーン11 『前日:誓いの夜』 シーンプレイヤー:日向晶

○晶の部屋(夜)


GM:勇司からの電話は、どうします? かかったことにします?
晶:じゃあ今取ったと言うことで。「…はい? あ、センパイ…ネムの仲間について何か判ったんですか?」
GM:勇司、電話で登場願います。話す内容は、そちらで決めてどうぞ。
勇司:「ああ、精霊の日。最悪…ネムが暴走するかもしれない。最悪の覚悟をしておけよ」
晶:「(息を呑む)……だけど、ネムは精霊の日が近づいたからあの姿になったのかも。暴走しないかもしれないし…もししたって、止めてみせるよ」少し、声が震えるけど精一杯強がってみる。
勇司:「……甘いな。だがまぁ、そういう甘い所は嫌いじゃない。まっ…師匠に任しとけ」からから笑って。
晶:「うん…信用してるよ、お師匠様」珍しく師匠呼びで。
勇司:「んじゃま、寝とけ。明日は忙しくなると思うからな」電話を切る。
晶:「……明日、か。絶対、大丈夫。大丈夫に、しなきゃ…」
GM/ネム:「アキラー、どうしたのー?」眠そうな声で。
晶:「何でもないよ。大丈夫…大丈夫だから」精一杯笑う。
GM/ネム:「そう…? ん、それならいっかー」
晶:「うん、じゃあ寝よう寝よう。お休みー」
GM/ネム:「お休みー、アキラー」すぐ寝息が聞こえます。で、眠りに落ちた晶の耳に、かすかにネムの声が聞こえたような気がしました。『…もしもの時は、あたしを殺して、ね…』
GM:というところで、シーンを切りたいと思います。
晶:了解です。
GM:それでは、クライマックスフェイズに移ります。


 

■クライマックスフェイズ■


●シーン12 『当日:別れの朝』 シーンプレイヤー:日向晶

○晶の部屋(朝)


 ――――精霊の日。魔力が溢れ、精霊たちが狂う日。


GM:時間は、翌朝。部屋から、ネムが消えています。
晶:「…ネム? どこに行ったの!?」慌てて探します。
GM:では、知覚チェックを。
晶:(ころころ)達成値13。
GM:充分です。では、昨夜ネムが寝ていたところに、釘で突いたであろう無数の小さな穴が不規則に開いています。それと、窓が開けられています。あと、小学生後半くらいの大きさの足跡も見られます。
晶:「……育ってる?」嫌な予感がするので、窓から顔を出して魔力の流れを感じようとします。
GM:魔力の流れは、判定の必要もなくわかります。大きな塊が、公園にゆっくり向かっています。
晶:とにかく外へ出て、足跡を追いかけます。行き先は公園ですか?
GM:はい。辿っていけば、公園につくと想像できます。他のPCも、適時登場OKです。
晶:「お願い、間に合って! Bathin−蒼の公爵−よ、見えざる翼を!」空飛んで到着。ちなみに人目は気にしてません(笑)。
勇司:「ようやく来たか。晶」公園内に結界を張っている。
セシル:「勇司、杭は打ち終わったわよ?」
真:「勇司、向こうもOKだ」
GM:人目はありませんね。おそらく、なんとなくという形で異常な気配を感じているのでしょう。
晶:ここへ来るまでに、ネムの姿は見あたらなかったんですね?
アンリ:「まだかなー? 魔力の塊っての」
勇司:「そろそろじゃないか? ま〜ったく…これだけの広域結界張らせるなんて、魔術の才全部使い切りそうだぜ」
アンリ:「それはないって!! 昔はもっとスゴかったんだし!!」
勇司:「昔は昔…今は今だってぇの…基本才能は有限なんだって…とっ、『閉』。お客さんを閉じ込めたぜ」
かぐや:「精霊の日……止められる、のかしら?」ふぅっ、と額の汗を拭いつつ手伝っていたりします。
真:「先生。止められるか、じゃなくて止めなきゃいけないだろ?」
かぐや:「ん……そうね。期待してるわよ、獅子神君」口元にだけ笑みを浮かべて、こくんと頷き。
GM:そして、公園の中は、無数の穴を開けられたオブジェクトが立ち並んでいます。
晶:「これ……まさか、あの子の仕業?」
GM:その只中に立つのは、13〜4歳くらいの人間大に育った、ネム。
セシル:「あら、ネム。御機嫌よう」
真:「ネム……なのか?」
アンリ:「随分大きくなったねー! なにしてんの?」
GM/ネム:「………」黙って釘を持ち上げる。
晶:「!」防御魔法の準備をします。
かぐや:「ネムさん……この魔力を受けて、暴走してしまっているのかしら?」
GM:明らかに正気の様子ではありません。
セシル:「多少殴って大人しくさせるしかないわね」ぐっと腰を落として。
真:「クソッ! ……やるしか、無いのか!?」
晶:「それしかないの…?」
勇司:「今の所考えられるのはな…それくらいだ」
GM:釘をスッと差し出すと、そこから無数の針が飛び出します。全部演出なので、そちらも演出で回避どうぞ(笑)。
晶:「Orobas−馬の太守−よ、守りの壁を!」
真:「おぉぉぉ!!」地面を殴って、土砂の壁を作る。
かぐや:「篠崎くん、もう少しお手柔らかに彼女を正気に戻せないかしら……!?」《霞の外套》を使い、飛んでくる針を逸らします。
アンリ:「ちょっとアブないって!! なに考えてんの!?」あたふた避けます(笑)。
GM:針はすべて弾かれました。それで、どうやら危険を感じた模様です。ネムは無言のままちょっと距離を置いて、釘を構えなおす。
勇司:「…そうだな、魔力を散らしてやれればいいと思うんだが」普通に身体能力で避けてる。
セシル:「どうやって散らすのよ」全弾命中(笑)。
アンリ:「かぐやなら知ってる!! 精霊だし!!」
晶:「待って! 逃げないで!」空飛んでネムにエンゲージ。
真:「ネムっ!!」ダッシュでエンゲージ。
GM:既に、ネムの方は戦闘態勢です。逃げるほど離れてませんよ?
晶:いや、あくまで演出的に(笑)。キャラ能力的にはエンゲージを離れたいんだけど(笑)。
(←遠距離戦がメイン)
GM:さて、それではそろそろ戦闘に入りましょうか。
一同:了解。
GM:SA:『精霊の日を終わらせる』をどうぞ。一旦シーンを切りますね。エンゲージ宣言は、次のシーンで改めてお願いします。



●シーン13(バトル1) 『当日:戦闘の朝』 シーンプレイヤー:全員

GM:では、まず勝利条件から。ネムをかりそめの死にさせれば勝ちです。タイトルに『バトル1』とある通り、もう一回戦予定しています。が、「持続時間:シーン」のアーツは継続させて良いので、遠慮なく使ってください。エンゲージは自由とします。それではエンゲージ宣言をどうぞ。
勇司:エンゲージ済みで。
真:エンゲージ済んでます。
アンリ:真とエンゲージ。
かぐや:《大地の加護》とか使えますが……エンゲージは離れておきます。
セシル:「まずは…本気を出さずに軽く撫でる程度ね」しゃきんと古めかしい剣を抜いてエンゲージ。
晶:飛行状態でエンゲージは離れてます。範囲攻撃は怖い(笑)。
かぐや:先生と日向君だけ離れてて、あとの三人はネムとエンゲージ状態のようです。
GM:(ネム、勇司、セシル、真、アンリ)(晶、かぐや)でOK?
晶:いえ、晶とかぐや先生は別エンゲージで。ボクは空中にいますんで。
GM:了解です。それでは、戦闘開始。

 現在のエンゲージ:(ネム・勇司・セシル・真・アンリ)  (晶@飛行中)  (かぐや)


▼ラウンド1

GM:第1ラウンドのセットアップ、こちらは《絶対先制》宣言。
勇司:おう!? 素敵過ぎる。
アンリ:「なにも悪いことしてないのに、なんで友達ばっかり斬ることになるんだろー?」寂しげな表情で。セットアップ《盟約》を宣言。
真:「友達だから……止めるのは、オレ達の役目だ」
かぐや:先生はセットアップなしです。
勇司:まぁ、こちらも本気を出すから。《絶対先制》! いきなり人間性マイナス2だぜ(笑)。
セシル:阿保がいる!?
アンリ:ホントにエンディングで奈落化!?
勇司:「さ〜て、晶。見とけよ、魔術師の恐ろしさと愚かしさを」
晶:って、そんなコスト馬鹿食いアーツ取ってたの!?
勇司:うむ。で、守護者しょうか〜ん(笑)。
GM:あー、ごめんなさい。こちら、行動値10なので、《絶対先制》同士でも、こちらが先ですね。
(*当時の勇司は使用経験点が低く、行動値も遅かった)
勇司:OKです。つ〜か、先に攻撃してくれないと守護者がピンチです(笑)。
GM:標的はダイスで…(ころころ)かぐやさんになりました。
かぐや:OK、来なさい。
GM:マイナー《伝説のプロセス》《ジンクス》《同化》、メジャーで《自然の戒め》に《精霊増幅》《妖精伝説》。射撃攻撃で(ころころ)達成値27。
かぐや:では、回避──って、運動はトロいの!?(ころころ) 「きゃぁっ──!?」避けられません、そのまま頂きます。
GM:ではダメージ出します。(ころころ)14点の〈刺〉ダメージ。1点でも通ったら、4ラウンド転倒状態です。
晶:「Orobas−馬の太守−よ、かぐや先生を護って!」《シールド》使います。(ころころ)15点ガード。黒馬の魔神ががっちり防ぎました(笑)。
かぐや:1点どころか丸通し! ……の筈でしたが、バチッ! とシールドで弾かれましたね。「あ、ありがとう、日向君……」よろめくように、二歩ほど下がります。
GM:では、ダメージ無しで終了。次は《絶対先制》を宣言した勇司どうぞ。
勇司:では〜《守護者召喚》! 「来い、我が力の破片。我が魔剣よ!!」更にセットアップで守護者の《盟約》。ずずずずと魔法陣から出てくる禍々しい魔剣を掴み抜き取る。「さぁて…本気で行かせて貰うぜ」ぎろりと睨む。で終わり〜。
GM:はい、では行動値10のアンリどうぞ。
アンリ:真と《盟約》中なので行動終了です〜。
GM:では、行動値10で、もう一度こちらの番。(ころころ)サイコロはセシルを狙えと言いました。
セシル:どぞ〜♪
GM:マイナー、メジャー共にさっきと同じ。(ころころ)達成値24。
セシル:手加減モードで(ころころ)19。「ちっ…拘束具つけたままじゃ避け切れないわね」
GM:では、ダメージ出します。(ころころ)19点の〈刺〉ダメージ。通ったら4ラウンド転倒です。
セシル:10点ダメージ受けました。残りFP63。
勇司:あ〜《シールド》飛ばします。(ころころ)15点軽減。「たく、しっかりしろや」黒い瘴気が針を腐らせる。
セシル:「悪いわね」
GM:こちら終了です。行動値9の皆さん、どうぞ。
勇司:「そら!」普通に魔剣を振るう。(ころころ)達成値16。
GM:充分きつい。(ころころ)命中、ダメージどうぞ。
勇司:(ころころ)27点の〈斬〉。
GM:27点なら、まだ立っています。
セシル:「…んと」手加減で普通に剣を振るう。(ころころ)達成値13。
GM:回避〜(ころころ)クリティカルだ(笑)。
セシル:「へぇ…やるじゃない」軽々回避されて。
かぐや:先生は、マイナーアクションでネムにエンゲージして、メジャーで大地の加護を使用します。対象は、ネムと晶以外の全員っ。ということで、各自防御力に[斬+5/刺+5/殴+5]です。先生は以上。
セシル:セシルの防御が二桁に(笑)。
(←出た、防御力と体力の化け物)

 現在のエンゲージ:(ネム・勇司&守護者・セシル・かぐや・真&アンリ)  (晶@飛行中)

真:マイナーで《戦闘形態》! 「フォーム・チェンジ!!」と、全身が輝く鋼の姿に(笑)。メジャーで攻撃ねー。
アンリ:「力、見せてよー?」
真:「おう!!」(ころころ)達成値22。
GM:きついな。(ころころ)無理。ダメージどうぞ。
真:「破ァァァ!!!!!」(ころころ)47点の〈氷〉ダメージで。
アンリ:「やるじゃん!! セシルがちっちゃいセシルだった時みたい!!」
セシル:「あ…なんか今はちゃっちぃと言われた気分ね」かちーんと(笑)。
アンリ:「今も強い!! 今も強い!!」慌てて喚く魔剣(笑)。
GM:HA《伝説の証明》宣言! AGP1点使用です。
真:「まだだ! ……まだ、気を抜いちゃいけない」
GM:(ころころ)27点防いで残りFPは…無理でした(笑)。かりそめの死、戦闘終了。
晶:「ネム、大丈夫?!」地面に降りる。
真:「ネム、しっかりしろ!」
勇司:「セシル」
セシル:「わかってるわよ」油断せず辺りを見回す。
かぐや:「ネムさん……!」駆け寄ります。《母なる大地》は魔獣化限定なのが惜しい。
アンリ:「先生、終わったの?」
GM:ネムが倒れると、少しずつ身体が縮んで行きます。
晶:「ネム…」手のひらに乗せる。
勇司:「…やれやれ、御大。いつまで隠れてるつもりだい? さっさと出てこいよ」
GM:と、一旦シーンを切って演出しましょう。先ほども言いましたが、アーツの効果は続行で。
真:勇司に絆/信頼で。これで絆は全部埋まった。
アンリ:真も絆/友情から絆/信頼に変えておきます。データ的には意味ないですけれど。
GM:では、一旦切ります。



●シーン14 『当日:精霊の日』 シーンプレイヤー:全員

 猛り狂う、雑多の精霊たち。近づいてくる、魔力の塊。
 いよいよ、精霊の日が始まる…。


真:「やっぱりいるのか? 勇司……」
勇司:「腕時計を見てみろ。精霊の日は…いつだ?」
真:「時計? 精霊の日は…」と、時計をチェック。
GM:晶の手のひらに乗せられたネムは、本来の大きさよりも、更に縮んでいきます。
晶:「ネム?! どうしたの、ネム!? どうしようセンパイ、ネムがどんどん縮んでくよ!?」
かぐや:「っ……来るっ、来るっ……!」突然、自分の身体を抱きしめて膝を突きます。黒髪の合間に、ぽつぽつと小さな白い花のつぼみが現れたりして。
アンリ:「ねえ、先生、どうしたの!? ねぇ!!」ゆさゆさ。
真:「ああ、来るな………オレでも分かるぜ、この圧力は」
勇司:「こりゃあ魔力が吸い上げられてるな。仕方ない」手早く自分の指を切るとネムに血を振りかける。「俺の魔力を分けてやる。これで少しは持つだろう…と、先生は自前で耐えてくれよ。あんたは霊格それなりにあるだろ」
GM:それで、ネムの縮小スピードが、だいぶ収まります。
勇司:「ちっ、凄まじい勢いで吸われてるぞ。こりゃ」頬がやつれていく。
かぐや:「っ、身体の芯が、ビリビリくる……確かに、何とか耐えられるけどっ……」身体を揺する三村君の手を、しっかりと握りしめます。
GM/ショコラ:「間に合ったかい?」と、そこにショコラがやってきます。
セシル:「グットタイミングね」
晶:ネムが消えてしまわないよう、ソロモンの指輪にいったん封じ込めます。実はソロモンの指輪は特殊なドミニオンへのゲートなのです(笑)。
アンリ:言ったモン勝ちだ!!(笑)
晶:あぁ、演出で設定でっち上げるって、楽しい(爆笑)。
GM:それでも、消えていくこと自体は抑え切れませんね。ネム自身の生命力が減っているので。
勇司:ふふふ、ならばGM〜。こちらの魔力というか人間性をばかばか消費して維持させます(笑)。
晶:こらー(笑)。
かぐや:奈落堕ちして悪魔化する気満々ね!(笑)
勇司:HAHAHA。
真:GM。ちと宜しいか?
GM:何でしょう?
真:HA《マルチリカバリー》は「対象に活力を与える」とあるのだが……ネムに使用して消えていくのを止めるのは不可能でしょうか?(笑)
GM:それは、拡大解釈しすぎです。…てか、戦闘ラウンドくらい保つって言わせてください(笑)。
真:了解(笑)。
アンリ:誰か説得力のあるセリフを〜(笑)。
晶:かぐや先生に後で《アドベント》を使ってもらうという手も(笑)。
かぐや:《アドベント》はセレスチャルのHAです。先生のは《世界霊魂》(笑)。……まぁ、みんなネムに感情移入してるってことで!
GM:と言うか、戦闘終了までは保ちます! よし、言ったぞ(笑)。
勇司:よし、言質取った〜(笑)。
かぐや:してGM、最後の敵は一体何者なのですか! ということでショコラ嬢のセリフをどうぞ。
GM:話、戻していいかな?(笑)
かぐや:お願いします(笑)。
真:どうぞ(笑)。
セシル:ダメ(笑)。お約束をひとつしてからどうぞ〜ぷち。
晶:戻しましょうよ(笑)。
アンリ:GM! 手綱を!!(笑)
GM/ショコラ:「何とか、精霊の日を押さえ込む術式を作ってきたよ。あれは、自然現象には違いないからね。あのままじゃ、普通に殴るのは無理だろ。それを、できるようにする。後は、力押しだけど…いいかい?」
真:「頼む……」
セシル:「力押しは大得意よ。さ…てと、第一拘束解除。少し本気を出すわ」
勇司:「だろうな。で、術式は? 師匠の魔力じゃ…発動させきれないでしょ」
晶:「ボクに任せて! 自慢じゃないけど、魔力容量だけは馬鹿高いって師匠のお墨付きなんだから!」
←本当に自慢になっていない(笑)
GM/ショコラ:「今更、全てを取り戻そうなんて、思っていないさ。ボクで出来ないなら、わざわざ来たりしない。…始めるよ」
勇司:「お〜らい、師匠。任せた」
GM/ショコラ:「別れってのは、ちゃんと挨拶をするものだよ。そうだろ?」
晶:「…別れ?(不安げに2人を見る)」
GM:何も言わない。術式発動。
勇司:「柄じゃないねぇ、俺は」苦笑を浮かべて。
真:「……勇司。お前、まさか」
セシル:「別れの挨拶は、ない方が希望は持てるってものよ。さぁて行こうかしら」
アンリ:「…なに? なんの話?」
GM:世界が軋むような音を立て、魔力の塊が質感を持つ。これで、攻撃可能になりました。
かぐや:「っ……篠崎、君? あなた、馬鹿なこと、考えてるんじゃ……」少し苦しげにしつつも、立ち上がって視線を向けます。
勇司:「さぁて、晶。見とけ…ラストレッスン、魔術師ってものは代償さえ積めば何でもできるんだ。だから力に呑まれんなよ」
真:「行くぞ!」
晶:死ぬ気満々ですねー、師匠(苦笑)。
勇司:死ぬ気はないけどね〜(笑)。
真:まぁ、奈落落ちは止められないからねぇ(笑)。
かぐや:死にはしないけど奈落には落ちる?(笑)
晶:奈落に落ちて本物の魔神になる(苦笑)。
←PLは内心「嫌だな」と思ってるけど、他人が好きでやってることなので口を出せない。
GM:さて、戦闘再開としましょうか。
一同:了解。



シーン15(バトル2) 『当日:決着の朝』 シーンプレイヤー:全員

▼ラウンド2


GM:では、敵は精霊の日1体。既に魔獣化、HA《超魔の命》使用済みとします。エンゲージは自由です。各自宣言お願いします。
勇司:エンゲージ済みでセットアップはナシです。あ〜セシル、例のやるからAGPよろしく。
アンリ:真と同じエンゲージ。ていうか《盟約》中で動けないですー。
真:オレにAGPをある程度集めてくれ。HA《虹のむこう》を打つから。あ、オレもエンゲージ済みで。
セシル:エンゲージ済み、でAGP5点を勇司に。
かぐや:同じく、最初からエンゲージしておきます。AGPを3点ほど獅子神君に渡しておきましょう。
晶:真とセシルの絆を固定、AGP2点を真さんに。
アンリ:「死なないよね?」微塵も疑問を抱かず。勇司に愛を5点。
セシル:あ〜、じゃ〜私の分を勇司にあげるの中止〜。
真:全部の絆を固定化。勇司に3点、晶・かぐや・セシルに1点ずつ。そしてエゴを固定化。1点を自分に。
勇司:一度やってみたかった。HA《並列思考》3連発による、7回行動(笑)。
かぐや:人間性捨てると凄いなぁ!(笑) ……つーか、マイナスの限度って無かったよね(笑)。

 現在のエンゲージ:(精霊の日・勇司&守護者・セシル・真&アンリ)  (晶@飛行中)

GM:精霊の日は行動値10ですが、確か真は《戦闘形態》使ってましたよね。効果継続でよろしいですよ。
真:(現在、行動値12)オレからで宜しいか?
GM:セットアップで何かする人がいなければどうぞ。こちらは無しです。
真:セットアップで《コスチューム》を使用。鋼の体が金色の光を帯びる。これぞ【鋼鉄の獅子王】の真の姿!(笑)
かぐや:先生も《コスチューム》を使用します。スーツ姿から、十二単の平安美人にへーんしん!
アンリ:「頼むよー!」使い手/信頼の絆を固定。真に愛1つどぞー。
真:「任せろ!」…で、行動でいい?(笑)
GM:どうぞ。
真:ではHA《虹のむこう》を始動。AGP7点全部使用! 「皆、オレが道を開く。後に続けぇ!」メジャーで《伝説の一撃》。(ころころ)(ころころ)達成値23。
GM:わはは、全ダメージに+7d6&魔属性だ(笑)。
真:その通り(笑)。
GM:回避〜(ころころ)当たり、ダメージどうぞ。
真:(ころころ)64点の魔属性ダメージ!
GM:まだまだ。では《盟約》中のアンリを飛ばして、行動値10でこちら。まず真のイニシアティブでHA《緑の領域》を自分に。次にアンリのイニシアティブでHA《自然侵蝕》をAGP3点消費で、そちら全員に。そして自分のイニシアティブでHA《怒りの日》AGP1点消費。
勇司:では、地獄の花道やっていい?(笑)
真:そのために道を開いたんだ。では演出で一言。「これで―――“殻”は砕いた。勇司、後は任せたぞ!!」と、先程の攻撃で一部傷を入れてた事にして(笑)。
GM:一部も何も(笑)。ではHA《怒りの日》のダメージを(ころころ)魔属性で5点のダメージを全員に。真のみ《ブースト&ウィーク》でダメージ増えるので11点。
勇司:余裕〜。
セシル:意味があるのだろうか?
真:まだ33点も残ってる(笑)。
セシル:もう68点しかない(ぉ)
GM:で、こっちの行動。マイナー《精霊の息吹》、メジャー《カテゴリー:エア》《自然との絆》、オート《精霊力拡大》で、前方エンゲージに攻撃。(ころころ)クリティカル値6なので、クリティカルしています。《自然との絆》は宣言しておきます。
勇司:《魔法相殺》。そして《呪文》を併用して…こちらもクリティカル値6ですが(爆)。(ころころ)がぁぁぁああ1足りない!? かぐや先生、補佐よろしく(笑)。 
かぐや:てゆーか、《自然侵蝕》でそれはファンブルではッ……! ということで《一世一代》で篠崎君のダイス目を片方6に。出目10です!
勇司:で、クリティカルで打ち消しました。ありがとう先生(笑)。

 *ここ、例によってルールミス。《魔法相殺》は『自分が特殊攻撃を〈魔力〉で防御できるだけ』です。勇司ー…(苦笑)

GM:《自然への回帰》宣言、《一世一代》打ち消します。ちなみに、全員ファンブル値6なのでよろしく。
勇司:ごふぅ!?
真:まぁ、振るだけ振りますか。(ころころ)無理〜。
セシル:(ころころ)ダメージくださいな〜。
アンリ:(ころころ)全然駄目ー。
かぐや:「くぅっ……!!」でも先生は、クリティカルで回避。紙一重で横っ飛び!
セシル:さりげに一人クリティカル(笑)。
GM:では、ダメージ出しますよ。(ころころ)28点の〈雷〉属性。
真:「来るなら来いっっ!!」避ける気なしで、両腕を交差してガード(笑)。
晶:《シールド》+《呪圏拡大》使います。「Orobas−馬の太守−よ、みんなを護って!」(ころころ)16点実ダメージ減少。
勇司:魔獣化〜。
セシル:余裕(笑)。
真:FPの残り、21点。まだまだ耐えてるぞ(笑)。
アンリ:残りFP3点。
かぐや:残りFP21点。……回避しましたもの(笑)。
真:何気に先生、オレとFP並んだね(笑)。
GM:さて、行動値9の皆さんどうぞ。
勇司:では〜
勇司:HA《並列思考》、《歩く影法師》でコピーして更に《並列思考》の繰り返し〜で7回行動!(笑) 通す?
GM:《ヴォイド》…無いの。
勇司:「並列思考展開。圧縮呪術式展開。修正術式展開完了。演算完了。晶…見ておけ、これが人間と言う枠を超えた魔術師という人種の一撃だ」メジャーで《ダークネスフレア》×7回(笑)。
かぐや:ん。長い処理の前に── 獅子神君にAGP1点、譲渡です。
GM:7発もいるかなー? 全部のダメージに7d6もプラスされてるのに(笑)。
勇司:演出の為に(笑)。ヘキサグラムを打ち込んで砕く!
GM:一発くらい《霞の外套》しても、焼け石に水ですねー。
真:「勇司―――やるなら、徹底的にやれ! 見届けてやる!!」と、HA《マルチリカバリー》起動。《並列思考》を再度使用可能にしてやる!(笑)
勇司:待て、それは確実に奈落落ちしろという魂胆か!?(笑)
真:どうせ最初からそのつもりだろ?(笑)
勇司:OK乗ってやる(爆)。誰がAGP2点おくれ(笑)。
晶:…ここまでやっといて何を今更(苦笑)。
勇司:いや実は経験点半分にすれば、まだ復帰できる範囲なんだけどね(笑)。
かぐや:演出でひとつ叫びます。「篠崎、君……? 何をしようとしてるの? 馬鹿なことはやめなさいっ……!」などと叫びつつ、1AGPを篠崎君に。
セシル:どぞ〜(笑)。
勇司:ではセシルとかぐやからのでさらにブースト(笑)。
晶:「センパイ、だめぇぇっ!!」と言いつつ1点進呈(←ヤケ)。
勇司:これで9回行動だ(笑)。
GM:あ、命中回避は普通にありますよね。念のため。
勇司:「吹き飛べ…」では命中判定を、(ころころ×9回)…あれ?(笑)
真:ちと待て。何だか凄く極端な出目が出てないか?
アンリ:…ふぁんぶる、多くない?
晶:3回ほど華麗に空振ってますが(笑)。
真:5発がクリティカルで当たってるな。
GM:HA《自然侵蝕》の効果で、クリティカルでないのはファンブルです。では、回避します。こちら9以上でクリティカル回避。(ころころ×5回)3発命中ですね。
勇司:では〜(ざらざらざらーっ×3)62、69、65点の魔属性(笑)。凄まじい超重力に空間が歪み、光すら飲み込む。
GM:それは……倒しました。魔力の塊が、悲鳴もあげずにバラバラになっていきます。後に残るは、浄化された…静謐なる魔力。
かぐや:「くっ、なんて力……。でも、こんな力を使ったら……!!」
勇司:「これが…滅びの一撃だ。まぁわかっただろ、代償さえ準備出来れば…魔術師は何でも出来る、ってな。ラスト、レッスン……終了」そう言うと、カランと魔剣だけ残して勇司の姿が消える。
真:「勇司………見事だったぜ。お前の事は、忘れない――」
晶:「…………ばか…」地面にへたり込む。
セシル:「ひゅぅ…正真正銘の馬鹿ね」
真:「晶。哀しむのは後でも出来る……今は、やれる事をやるんだ!」
晶:「もう二度と、誰も死なせないって決めたのに…」知らず、涙がこぼれる。
GM:では、人間性の回復をしてから、シーンを切りましょう。
真:人間性はプラス2なので問題無しです。
アンリ:「勇司はこれくらいじゃ死なないよー」マイナスになってないので大丈夫です。
かぐや:「篠崎君…… 何故、こんな……」マイナス3ですが、絆5つなので問題ありません。
勇司:現在値マイナス39点。これに経験点を半分捨てて、回復に振れるダイスは12個。(ざらざらーっ)はははははは、プラス9!(一同爆笑)
真:戻ってきたー!(笑)
GM:ナイス(爆笑)。
かぐや:結局戻ってきたし!?(笑)
晶:戻った(笑)。
アンリ:ゲエェー!!
真:美味しいところは全部持ってかれたな(笑)。
かぐや:なにくそー!?(笑)
勇司:「お〜い。んで、なに悲しんでんの?」と公園の入り口で座ってる(笑)。まぁ生贄にしたのは『魔術師の才能』ということで(笑)。
セシル:「さすが正真正銘の馬鹿」ため息1つ(笑)。
GM:一旦シーンを切ってから、演出しましょう。
一同:了解。

 

■エンディングフェイズ■


●シーン16 『そして、いつもの朝』 共同ED


GM:とりあえず、演出どうぞ(笑)。
勇司:晶が泣いてるのを、公園の入り口でシシシシと笑いを堪えながら見てる(笑)。
晶:「なんで…なんで、大事な人はみんな死んじゃうの…?」気づかないので、まだ泣いてます。誰か教えてやってください(笑)。
かぐや:「……はぁっ?? 篠……崎、君……?」目が点になりました。
真:「晶………アイツ、しぶとさは悪魔以上のようだぜ?」肩ポンと叩いて教えてあげよう。
勇司:「うぃ〜す。え〜、説明しますと…今回の生贄はおいらの魔術回路。生身自体は無事ですよ〜」手を振り振り
晶:「(勇司を振り返り)…………Orobas−馬の太守−よ。徹 底 的 に 踏 ん で
勇司:「だから言ったでしょ。別れの挨拶は柄じゃないって…まっ、おかげでしばらくは正真正銘のにんげ…ぎゃ〜、たんま! 死ぬ死ぬしんじゃぅ〜〜!!
真:「つまり、さっき死んだのは魔術師としての勇司って事か?」
勇司:踏まれて泡を吹きつつ、こくこく頷く(笑)。
真:「晶。気持ちは分かるが落ち着け!」羽交い絞めしてでも止めよう。
GM/ショコラ:「術式、解除」淡々と。
晶:「出でよBuer−星の頭領−! 光の矢、雨あられ!」勇司の居る辺りを中心に光の雨が降り注ぐ!
勇司:「ぎゃ〜す。ぎゃ〜す。焼ける焼ける。つ〜か蒸発する〜!?」逃げる逃げる!
セシル:「晶、徹底的にやりなさい。甦らすのはお手の物だから♪」
真:「セシルさんも煽らないでくれ! 後始末の事も考えなきゃいけないんだから!!」晶を羽交い絞めしたまま、かなぁ。
GM/ショコラ:「予定通りにして、予想通り。アッチは問題ないね」
セシル:「そうみたいね。まぁ馬鹿騒ぎしてるみたいだけど」
アンリ:「だから、アレくらいじゃ勇司は死なないって言ったのにー」
かぐや:「………………はあ……」呆れ半分、安堵半分で、ため息をついて苦笑しつつ、若者達を見守る先生でありました。
セシル:「後始末は私の組織がするわ。さぁて、思う存分どうぞ」くすくす(笑)。
GM/ショコラ:「いつまでもこうしてはいられないね。別の問題もあるし」
セシル:「そうね。じゃあショコラ、次のビジネスの話でもしましょう」
真:「父さん……オレ、くじけそうかも」トホホな表情で泣いちゃうぞ(笑)。
晶:「ふふふふふ、Aim−炎の公爵−よ、Furfur−嵐と稲妻の伯爵−よ、Crocell−浴場の公爵−よ! 必殺ッ! トリニティフレアァァァッ!!!」
勇司:「わひゃひゃひゃ〜〜」ひらりひら〜り避けつつ(笑)。
真:「だから止めろって! これ以上やるなら口を塞ぐぞ!!!」…何気に暴走キャラを止めようとするの、結構楽しい(笑)。
GM/ショコラ:「…そろそろ止まらないと、ネム君がやばそうだけど…」
晶:と、そこまでやったところでくたり、と力が抜ける。気を失ったようだ(笑)。
勇司:「うむ、魔力は有限だぞ」
真:「あー………そりゃ気絶もするわな」
アンリ:「んー…帰る?」
真:「だな。晶もすっかり忘れてたようだけど……」ま、気絶したなら抱えるか。
GM/ショコラ:「帰っていいかな? 疲れたし…」
晶:はた、と気がついて起きあがる。「ねぇ、ネムはどうなったの!?」晶の魔力は底なしです(笑)。
勇司:「そっちの問題が解決してなかったな。んで…どうなるんだ? あ〜師匠、肩もむからそんなこと言わずに」もみもみ(笑)。
かぐや:「はい、お疲れさま。……ネムさんは、助かるかしら?」よければ回復させますけど、と付け加えつつ。
真:「ショコラが帰りたい気持ちはすごく分かるけど、せめてネムの件に関してだけ……」
GM/ショコラ:「実のところ…精霊の日を無理に消滅させた時点で、概ね解決してるよ」
真:「へぇ、そうなのか」
GM/精霊達:『終わったよ。精霊の日が終わったよ』精霊達も、元通りどころか、むしろ元気になっています。そして全員気付くのですが、あれだけ狂っていた魔力が、むしろ浄化され綺麗になっています。
勇司:「世界中の澱みを纏めて暴走させて、濾過させるのが精霊の日ってやつなのか?」ぽりぽり頭をかいて
晶:「…台風も自然のエネルギーの歪みを解消するために起きるんだもんね。人間にとっては迷惑だけど」
真:「………すごく納得だ」ちなみに、すでに変身は解除。元の服装に戻ってるから。
GM/ショコラ:「暴走は副産物だけどね、その通りさ。まさに、精霊力の台風だよ」
晶:「で、ネムはこれからどうなるの?」
勇司:「まぁたぶん…普通に精霊に戻るんだろ? つ〜ても今のおいらにゃ精霊の声もな〜んも聞こえねぇけど」
GM/ショコラ:「とりあえず、この場に出して」
晶:「うん(指輪のゲートを開く)」
GM/精霊達:『仲間達を助けよう。仲間達を助けるんだ』精霊達が口々に言います。そして、そこらじゅうからHA《世界霊魂》! 辺りにいるほぼ全ての精霊がしたので、皆さんも治りすぎるほど治ります。
かぐや:「ええ、自然の精霊は全ての自然と共にあるもの……助けなければ、ね……」呼応して、私も《世界霊魂》行きます。……回復量は出さなくてもいいですよね、別に(笑)。
GM:癒されたのは、まさに世界そのものです。回復量、もういくつなんだか(笑)。
真:「精霊の力、か。優しい力を感じるぜ……」暖かい目でその光景を見ていよう。
セシル:「……あの〜…私、種別アンデッドなんで……普通の癒しの力は…燃えるんですけど」しゅぅしゅぅ白い煙を出しながら遠い目(笑)。
アンリ:「あっははは!! セシルが! セシルが焦げてるー!!」
GM/ショコラ:「これが、本来の精霊の日だったようだよ。まあ、今回は無茶したけどね」
セシル:「今回はたまたま、規模が大きすぎたのね」しゅぅしゅぅ焦げつつ。
GM/ショコラ:「まあね。セシル君には、千年振りじゃないかい?」
セシル:「そうね、すっかり忘れてたわ…千年前に滅ぼされかけた、この日を」しゅぅしゅぅ焦げてます焦げてます(笑)。
晶:精霊たちに呼びかけます。「ねぇ! キミたちの中にこの子(ネム)と同じような子はいないの?!」
GM/精霊達:『釘の精霊だね』『この国には、沢山いるよ』『実体化できないけど、沢山いるよ』
晶:それを聞いたネムの反応は?
GM/ネム:「………沢山いるの…あたしの、仲間…」ヨロヨロと、身を起こしながら。
かぐや:「……………………」先生は、少し思案顔でくるくると髪を指に巻き付けていたり。
GM/ネム:「…一人じゃなかったんだね。気付かなかっただけで…」
晶:「実体化できないけど、たくさんいるって。だからきっと、いつか逢えるよ!」
GM/ネム:「…うん、元気でた!」ピョコンと飛び上がる。
晶:「…で、これからどうする?」
GM/ネム:「そうなると、実体化してるあたしって希少価値? レア物? なぁんだ、凄いじゃない、あたしって!」
晶:「う、うん、そうなるね…」気圧されて後退りします(笑)。
かぐや:「……私達、精霊の時は長いわ。きっと、『二人目』もいつか、生まれてくるわね」指に絡めた指をほどいて、微笑みます。
GM/ネム:「とりあえず、もう一度町を見る! 今度は『町を』見るの! 楽しいところ、あるよね!」
セシル:「くす、元気は出たようね」
GM/ネム:「今度は、面白いところに一杯案内してよ、ね?」
晶:「わかったよ、それじゃ…帰ろっか!」歩き出す。
GM/ネム:「うん…帰ろ!」ポケットの中に入り込みます。
勇司:「さ〜て、オイラも帰りますか。早いとこ別の力を身に付けんとなぁ」転がってる魔剣をひょいと拾い上げ、てくてく歩いていく。
かぐや:「学校の授業の方にも、ちゃんと顔を出しなさいね?」と、篠崎くんの背中に声をかけますが(笑)。
晶:「あ、そういえば魔術師の力がなくなったみたいなこと言ってたけど、大丈夫?」
勇司:「でぇじょうぶ。出力デバイスがいかれただけだからな。出力に使うものを別にすればいいと…晶、これで理解できたか? 魔術師の無限の可能性と、その危険性を」
晶:「うーん、正直良く分かんない。けど、力に頼りすぎるのが良くないのだけは嫌ってほど判ったよ」
勇司:「OK、まずはそれくらい分かればいい。おめぇさんの魔力は底なしだけど…体は人間だからな。気〜つけろや」
GM/ショコラ:「セシル君は、ボクの『図書館』で休んでいくかい? 月の霊力も増してるから、一晩で戻れると思うよ」
セシル:「是非ともお願いするわ。このままだと灰になりかねないから」いつのまにか召喚した銀狼のお腹に隠れつつ(笑)。
GM/ショコラ:「じゃあ、行こうか」ショコラ、退場。
セシル:セシルも退場(笑)。
アンリ:「かぐやー、学校っていうのに行けば勇司と会えるのー?」
かぐや:「うぅん…… 篠崎君はサボりの常習犯だから、難しいかもね?」っていうかアンタも仕事あるじゃない!?
アンリ:「だってなー、いっつもただの殺し方だしなー」軽い音とともに小学生くらいの高校生の姿(?)に変身ー。
晶:「……そういえば、今何時だっけ?」
GM:朝の9時過ぎ?
勇司:「遅刻のお時間だな。今日はサボるかー」
かぐや:「……大変、私も学校行かなきゃ……!?」先生なのに!
晶:「学校始まってる! どうしよう〜(大慌て)」
アンリ:「え? 学校って遅れちゃダメなの?」
勇司:「あははは、俺様は抜かりなく使い魔を身代わりに…ってぇ!? 魔力ねぇから使い魔召喚できねぇじゃん俺!!」
GM/ネム:「町の案内は? また放課後? まあ、いいかー。時間あるしねー」
晶:「学校に行く人、ボクに掴まって! Seere−親切な太守−よ!」転移魔法で一気に学校まで飛びます。演出ですが(笑)。
勇司:「うむ、晶頼む」ぐわしと掴まる。
かぐや:「あ、わ、私もお願いっ……!」と、日向君に捕まります。どっちにしろ後で教頭先生からこっぴどく怒られそうですが。
GM/精霊達:『元気だね』『元気だよ』『愉しそうだねー』そんな騒がしい君達を、精霊達が愉しげに見守っています。精霊の日は終わり、またいつもの日がやってきました。
かぐや:「ああ、三村君? 学校に来るつもりなら、遅刻は程々にしなさいねっ……!」と言い残して飛びました(笑)。
GM:ってところで、おしまいとしましょうか?
一同:了解です〜。お疲れ様でした!





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