第5話
駆け抜ける目醒め

●今回予告●

それは遙か太古の昔。
一人の大工の息子が、世界の罪を背負って死んだ。
そう、世界は罪に溢れている。
そして、その罪を背負った少女は……。

Beast Bind New Testament
『駆け抜ける目醒め』

汝、世界のエゴを打ち破らん。



オープニング ミドル クライマックス エンディング

■プレセッション■


GM(夜叉丸):それでは、全員揃ったところで行きますよ〜。
一同:よろしくお願いしま〜す。


●PC1(定員1名) 推奨:神楽蒼紫(ぉ)

 少し前に知り合った少女、赤井洸。彼女は『人の“決意”の化身』とも呼ばれる、謎多き半魔だ。
 キミにすっかり懐いた彼女だったが、ある日ふと寂しげに呟いた。
「――――もう少しで、お別れだから……」
 決意を滲ませたその瞳に、キミは心がざわつくのを感じた。

 シナリオエゴ:赤井 洸あかい ほのか (関係:純愛、傾倒、献身など)


神楽 蒼紫かぐら そうし“双星”の神楽  プレイヤー:電波王
 【イレギュラー/アーティファクト】 年齢:17歳/性別:男/カヴァー:高校生(*データ上は退魔師)
 比良坂流
(*比良坂流古神道。陰陽師を中心とする拝み屋のトップを担う組織)の流れを汲むシスコン退魔師(笑)。
 霊剣・翡翠刀と化した妹を手に、人々を守るために戦う。基本的には正義感が強く情に脆い性格。
 …が、思いこみの激しすぎる性格と退魔師としての使命感から、融通が利かずに事態を悪化させることも。
 所持HA:《歩く影法師》、《律の破壊者》、《電光石火》


●PC2(定員1〜2名) 推奨:人のいいキャラ

 君たちは知人の退魔師、水守鞍馬に呼び出された。
 内密の依頼――――世界の贄たる『聖女』を、死すべき運命から護って欲しい…と。

 シナリオエゴ:水守 鞍馬みなかみ くらま (関係:共感、信頼、知己など)


鬼来 法眼きらい ほうげん鬼法師  プレイヤー:麻那
 【イレギュラー/ビースト】 年齢:32歳/性別:男/カヴァー:法力僧
 先祖返りで『鬼』の血脈に目醒めた流浪の法力僧。飄々としているように見えて、芯は熱い性格。
 身長2mを超す巨漢でボサボサ髪に無精髭、顔も身体も傷だらけ。僧衣と下駄履きが基本スタイル。
 鬼の血がもたらす忌まわしい食人衝動を堪えながら、人に仇なす魔物を調伏している。
 実のところ『法力僧』としては二流以下だが、鬼の能力と実戦で鍛えた戦闘技術により『退魔師』としては一流。
 所持HA:《歩く影法師》、《律の破壊者》、《獣の生命》

秋片 朱月あきひら すづき“蠢く蛇”ファブニル  プレイヤー:くるり
 【ビースト/デーモン】 年齢:28歳/性別:男/カヴァー:ハンター
 大昔、大陸から日本へと渡ってきた“人に棲む”蛇。
 実は全身に纏い付く『蛇の入れ墨』の方が本体らしい。
 故郷を追放されて日本へ来たようだが、詳細は不明。
 戦闘では邪犬の群れを下僕として従え、闇の瘴気を吐き出して攻撃する。
 所持HA:《獣の生命》、《神獣撃》、《悪の華》


●PC3(定員1〜2名) 
推奨:勇司の知り合いか、非情になれるキャラ

 キミたちは元魔術師にして新米吸血鬼の篠崎勇司に呼び出された。
 地球ドミニオンを護るために、贄である『聖女』を殺すのを手伝って欲しい……と。

 シナリオエゴ:篠崎 勇司しのさき ゆうじ (関係:好奇心、共感、献身など)


セシル・J・フォレスター黒の姫君  プレイヤー:ぷち夜叉
 【イモータル/ビースト】 年齢:外見は十代半ば(実年齢1000歳以上)/性別:女/カヴァー:大富豪
 元々は中世時代に生を受けた没落貴族の末娘だった。
 しかし、とある吸血鬼が一族を皆殺しにし、彼女自身も吸血鬼にされたことで全てが変わった。
 仇とそれに連なる系譜の吸血鬼を全て殺した後で、唯一気の合う同族
(*ティートのこと)に会うため来日。
 別名、無限再生娘。死んだ魔物に自分の命を与えて蘇生させ、従僕にするのが得意技。
 所持HA:《永劫より》、《永劫より》、《獣の生命》

ティートリー・テルビネ月無き夜  プレイヤー:夜来ねこ
 【イモータル/イモータル】 年齢:外見は13歳(実年齢不明)/性別:女/カヴァー:バーの主人
 同族狩りをしながら世界各地を転々としてきた吸血鬼。実は結婚したこともあるらしい。
 友人間での愛称は「ティ」もしくは「ティート」。何の酔狂か、今ではバー『フルムーン・ナイト』の女主人。
 見た目はストレートの黒髪を後ろで束ねた絶世の美少女。子供扱いされるのとツケで飲む客が悩みのタネ。
 頭脳明晰で色々と企むのが好きだが、しばしば致命的なところでポカミスをやらかすドジな面も。
 所持HA:《永劫より》、《永劫より》、《死界の主》


●PC4(定員1名) 推奨:神薙悠(ぇ)

 レイチェル
(*ex第1話参照)がキミの家に居着いてからというもの、平穏な日常は彼方へと消えた。
 魔狩人達が夜討ち朝駆け……にしても最近、数が多すぎないか?
 そう思ったキミに、レイチェルがあっけらかんと答えた。
「ごめんねー。私、たぶん今回の『聖女』と間違えられちゃってるみたい」

 シナリオエゴ:レイチェル・ギュングスター (関係:庇護、献身、許容など)


神薙 悠かんなぎ ゆう真祖の王  プレイヤー:神威
 【イモータル/イレギュラー】 年齢:外見17歳、実年齢2000歳以上/性別:男/カヴァー:高校生
 吸血鬼の上位種、『真祖』。その中でも特に強い潜在能力を持つことから『王』の称号で呼ばれる吸血鬼。
 長身、超絶美形。日光を克服しているので、昼間から平気な顔して街中をうろついている。
 人に関わることを好み、学生としての時間以外では裏家業として何でも屋紛いのことをやっている。
 戦闘では重力を操る大剣&斥力を操る手甲『真なる夜の守護者ナイト・オブ・ナイト』(=守護者)を召喚する。
 
所持HA:《永劫より》、《死界の主》、《歩く影法師》



GM:今回も、絆チェックは無しです。取る場合は、宣言して絆/エゴ好きな方を取ってください。合計7個以下なら一度に何個取ってもいいです。登場する時も判定は要らないですが、GMの許可取ってね。というわけで、開始〜。


 

■オープニングフェイズ■


●シーン1 『狙われる聖女』 シーンプレイヤー:神楽蒼紫

○蒼紫の自室


GM/洸:「蒼紫〜」ごろごろと君の腰にじゃれ付くように洸が擦りついてくる。彼女は君に強大な力と狂気を与える、アーティファクトの集合体…人の『決意』の化身と言われている魔物だ。君を主として仰ぎ、ここしばらく君の家に居ついている。
蒼紫:「おいおい、やめろよ〜」言葉とは裏腹に、嬉しそう(笑)。手には土鍋。今日は鍋の日なのです。
GM/洸:「やだよ〜。もう少しでお別れだから、いっぱ〜い甘えるんだぁい」すりすり。そういう洸の顔は少し寂しそうだが…どこか『決意』を匂わしていた。
蒼紫:「まったく、ほのかは甘えん坊だなぁ……って、お別れ?」きょとん。
GM:「うん、“銀貨三十枚”がもうすぐ支払われるから。私は聖女だから…人の『決意』だから」少し寂しそうに笑うと、また蒼紫にじゃれつきだした。
蒼紫:「おいおい、聞いてないぜ? どうして急にまた…」
GM:その問いには答えず、ひたすらじゃれ付く。君は…心のどこかにざわつくものを感じた。
蒼紫:「しょうがない奴だなぁ」また笑みを浮かべるが、どこかぎこちない。
GM:[SA:洸の言葉の意味を探る]をあげます。シナリオエゴor絆を取ってください。
蒼紫:えと。シナリオ絆は「絆:傾倒」で取得します。


●シーン2 『護り手たち』 シーンプレイヤー:鬼来法眼&秋片朱月

○池袋/叙●苑


GM:君たちは池袋の●々苑で焼肉をつついている。その焼肉台の対面にいるのが君たちの今回の依頼者。水守鞍馬…情報操作を主とする、退魔の家系の頭首だ。
法眼:「いや〜ぁ、久しぶりの肉だなあ」つついている。
GM:水守は肉を焼きつつ、相変わらず無表情で無骨な顔で話を切り出した。「…聖女という言葉を知っているか?」
法眼:「言葉だけ、ならな」
朱月:「聖女?」
GM/水守:「そこの肉…焼けているぞ」肉を取り分けつつ。「では…銀貨三十枚、キリスト。この単語は分かるな」
法眼:「単語だけならな。だが、そう言うって事はもっと別の意味があるんだろう?」まだ生焼けの肉を喰いながら。
GM/水守:「あぁ、地球ドミニオンは不安定なものだ。様々な生き物がエゴ…まぁ『罪』だな…罪を犯す。そしてドミニオンはある一定の罪を背負うと、それを贖わせるために『或る存在』を作り出す。それが、聖者や聖女だ」
法眼:「……人柱か何かの話か?」不機嫌に顔を顰める。
GM/水守:「世界の罪を背負わせ、罰としてその命を…絶つ」首を切る仕草。
朱月:「……面白い話では……ないな」
GM/水守:「そして今回の『聖女』は…赤井洸。神楽という退魔一族の蒼紫に懐いている少女だ」
法眼:「……子供か……」更に不機嫌になる。
GM/水守:「これは、私のエゴで独断だ…蒼紫を…奴を悲しませたくはない。その少女を守ってくれ」水守はすっと後ろに下がると、畳に頭を擦り付けて土下座する。
法眼:「…どうした風の吹き回しだ?」
GM/水守:「私も人の子だということだ。聖女…が死ななくてもドミニオンは何とかなるはずだ。その証拠にキリスト以降の生贄はなくとも、地球は持ち堪えてきたはずだからな」
法眼:「ふむ……(考え込む)」
GM/水守:「頼む…無論、報酬は私の私財から出す。お前たちの腕を見込んでの頼みだ」頭を上げずに土下座したままです。
法眼:「……聖女だかなんだかは、俺は知らん。俺はただ、一人の子供を護ればいいのだろう?」
GM/水守:「ああ」頼む…と水守は頭を上げず君たちに頼み込んだ。
法眼:「よかろう…」立ち上がる。
朱月:「……」
GM:[SA:赤井洸を守る]とシナリオエゴor絆をどうぞ。
法眼:水守鞍馬に絆/共感を取得。
朱月:水守鞍馬に絆/救済で修得です。
法眼:…ん? ああ、トレーラーにあった「大工の息子」って、もしかしてキリストのことか? 誰かと思った(笑)。←今頃気づいた奴
GM:が〜〜〜ん!? わりと有名なのに…銀貨三十枚はわかる?
朱月:ユダですよね?
GM:あ、それは分かってもらえたか。
法眼:いや、PLは割と宗教とか毛嫌いしてて無関心なんですよ。まるで知らない(苦笑)。
GM:HAHAHA無宗教だがそういう知識はある。


●シーン3 『狩人は闇の住人』 シーンプレイヤー:セシル・J・フォレスター&ティートリー・テルビネ

○篠崎勇司の自室


GM:君たちは、君たちより格下の吸血鬼
(*勇司のこと)に不本意ながら呼び出され…ぼこぼこにして身の程を思い知らせた後、とりあえず話を聞いてやろうという風になりました。
ティート:個人的には最初は[隠密]していたい。ぼこぼこにしたのはセシルだけじゃ駄目?(笑)
GM:どうぞ(笑)。
ティート:どうもです(笑)。
セシル:「で…勇司、何の用かしら?」頭を足で踏みつつ(笑)。
GM/勇司:「あ〜はい、できれば首を戻していただけると幸いなんですが」首のない体が資料を準備しつつ。
セシル:「しかたないわね」むんず、と首を掴むと体にくっつけて。
GM/勇司:「ん…と」癒着中〜。「聖女って知ってるか?」
セシル:「エゴの生贄でしょ? 知ってるわよ」
GM/勇司:「あ…そうですか、はい(汗)。まぁ今回それが発生したから…狩って欲しいって依頼なんだが」
セシル:「狩る?」
GM/勇司:「あー、昔みたいに絶対王政が敷かれてる訳でもない、宗教の祖でもないとなると…暗殺ぐらいしか手がないからな。『世界』というか地球ドミニオンを守る為に、その子を狩って欲しいんだが…俺一人の力だと限界もあるし、他の退魔組織や自衛隊に出られると色々厄介だから」
セシル:「ふぅん…で、どう思う? そこの馬鹿のご主人様は」虚空に向かって語りかける。
ティート:「……そうね」暗がりから滲み出るように[隠密]解除。
GM/勇司:「ぬぉ!? ティート、いつの間に!」びびり。
ティート:「それは秘密」実は勇司がぼこぼこにされてる時からいたけどね(笑)。「まあ、いいんじゃないかしら? 妨害があるかもしれないけれど」
セシル:「じゃあ決定ね。久しぶりね、二人だけで組むのは」
ティート:「1年は経ってないわよ? まだ」
セシル:「あら、そうだったっけ? まぁいいわ」
ティート:「世界はどうでもいいけど、従僕の憂いを経つのも主人の務めだものね」
セシル:「あら、優しいのね」
ティート:「ええ、自分以外にはね」
GM:最恐(?)の吸血鬼がタッグを組んで出撃する。眷属は割と不安そうに見ているが…まぁどうにかなるだろ。お二人に[SA:地球ドミニオンを守る]とシナリオエゴ・絆をどうぞ〜。
ティート:セシルに絆/連帯感 篠崎勇司にエゴ/契約で〜。


●シーン4 『とばっちりの真祖』 シーンプレイヤー:神薙悠

○神薙悠の自室


GM:というわけでPC4、お待たせしました〜。
悠:ほいほい。
GM:君の自室は荒れ放題だ…どこぞの馬鹿な魔狩人が暴れまわったおかげで。
悠:「ンな半端な実力で襲ってくるな!」有り金巻き上げてから、魔狩人はポイッと窓から捨てたぞ(笑)。
GM/レイチェル:「神薙、これどこにあったっけ?」そして、そもそもの元凶はのほほんとテーブルなどを片付けてる(笑)。
悠:「あ〜、ソレは隣の部屋だ。ソッチに椅子も転がってるから、戻しておいてくれ。ところで今晩のメシ当番はレイチェルだったけど、何を作る気だ?」
GM/レイチェル:「ニクジャガって言うのに挑戦しようと思ってるけど…材料はあんな感じ」蜂の巣になった冷蔵庫を見る(笑)。「ごめんね。今回は神薙が目的だけじゃなくて…私を『聖者』と勘違いした人が襲ってくるからね」
悠:「……道理でいつもより数が多い訳だ。で、聖者だって?」箒でお掃除お掃除。
GM/レイチェル:「えぇ、私は聖女だけど…元々は私の家系って生贄系だったのよ。ひい婆さまは、人身御供になったし…その前は魔女狩りで他の人を守る為に犠牲になったりとか……結構悲惨な家系なの。まぁ…今回は違う人に役目が行っちゃったみたいだけどね。えっと、椅子はこっちと」
悠:「生贄ねぇ……まぁ、オレの血筋って事は潜在魔力は普通の人間よりは多いだろうし。そういう意味だと適当と言えば適当だな。気に食わんけど」
GM/レイチェル:「そうね。まぁそういうわけで。しばらく、聖女問題が解決するまで…当社比400%ぐらいに増えるわよ、襲撃」
悠:「―――おい、レイチェル。さっさと問題片付けにいくぞ…これ以上襲撃が増えてたまるか!!
GM/レイチェル:「あいさ〜」というわけで導入終了(笑)。[SA:聖女問題を解決する。俺の平和のために!](笑)


 

■ミドルフェイズ■


●シーン5 『探り合い』 シーンプレイヤー:全員  登場難易度:自由に登場可

○任意の場所


GM:というわけでミドルシーン、皆さんの行動は?
蒼紫:「聖女」について調べます。
悠:同じく。
GM:聖女について調べるなら 情報/噂話か魔物でどうぞ。
ティート:狩る(爆)。もとい、聖女の周囲の人間を調べます。
GM:え〜と、ティートの方は蒼紫のデータが全部手に入ります。現在地とかも。
蒼紫:〈情報:魔物〉で判定させてもらいますね。 ちなみに、洸と一緒に居たいので電話中心(笑)。
法眼:聖女について調べます。〈情報:魔物〉+情報屋で。
悠:オレはメシを食いに行くついでの情報収集。屋台のラーメン屋で聞き込みしてると思いねぇ(笑)。
蒼紫:〈情報:魔物〉+情報屋で(ころころ)クリティカルだッ!!!
GM:蒼紫すご!?
ティート:……クリットか。
蒼紫:ふ。これぞ愛。
悠:〈情報:噂話〉で(ころころ)達成値10。まぁ、ンなもんかな。
法眼:こっちで振る必要なくなったなあ(笑)。
朱月:ないねー。
GM:聖女…世界の生贄となるべく地球ドミニオンが作り出すもの。生きるだけで罪を犯す人間や魔達の歪みを一手に引き受け、世界の澱みを無くすための浄化装置。罪の累積により、その贖いは死のみとされている。地球ドミニオンを守る為に、退魔組織や魔術組織など…人間よりの半魔に狙われる存在。
蒼紫:んー、つまり「スケープゴート」って事かな?
GM:YES。悠が調べた噂話の方は、今回の聖女は蒼紫の元にいる『赤井洸』だという事が分かる。
悠:OK。なら、蒼紫とコンタクト取りに行こう。
法眼:じゃあ、次は聖女を狙いに来そうな組織や刺客について当たりを付けておいて良いですか? 望みは薄そうだが(笑)。
ティート:んー、アッサリ手に入ったんなら、他に動いている人物や半魔を調べよう。立ち位置含めて。具体的には他のPCの情報が欲しい(爆)。
法眼:同じく(笑)。
GM:PCデータを調べるなら、〈情報:魔物〉で(笑)。
ティート:〈情報:魔物〉ね。情報屋込みで(ころころ)あう、出目が悪い…11。
セシル:(ころころ)ぐ、12。
GM:ぶっ、この吸血鬼たち強!?
ティート:振り直そっかな〜?
セシル:あ、ならプチが振りなおす〜。眷属のエゴを固定して(ころころ)達成値16。
GM:鬼や、鬼がいる!?
蒼紫:本気だ。本気で殺る気ですね。
法眼:では、こちらも振りましょう(ころころ)達成値12。
GM:吸血鬼グループは、悠までの名前と全員のキャラクターシートのデータが分かる。
ティート:OK、では策略実行。蒼紫に電話します。
GM:法眼達にはセシルとティートと勇司の名前が分かる。
法眼:「あちゃあ…ちょいと手強い感じだなぁ、こりゃ?」朱月に話しかける。
朱月:「だな」
GM:え〜、では個別に処理します〜。


●シーン6 『集合、そして襲撃』 シーンプレイヤー:神楽蒼紫

○蒼紫の自室


GM:蒼紫は情報を集め終わった所で。
蒼紫:「ええ、はい……それで、他に方法は? ……はい、はい…ふっざけんな!!」電話ガチャン!
GM/お手伝いさん:「蒼紫さま、お客様です。神薙悠と仰るかたですが…きゃぁ!?」蒼紫の剣幕に驚いた。「あ…あの、お通ししない方がいいですか?」
蒼紫:「あぁ?! ……あ、ふきさんか。いや、ごめん。お通しして」ちなみに、蒼紫は徹夜続きで髪ぼさぼさ、目が据わってます。
GM:お手伝いの富喜代(ふきよ)さんは、40歳の気のいいおばさんということで。「では、お通ししますね」というわけで悠どうぞ。
悠:「よ。何だかややこしい事になってるな……そのとばっちりをオレも受けてるんだが」微妙に不機嫌。
GM:ちなみにレイチェルは現在、退魔師と追いかけっこしてるのでいません(笑)。
悠:それは少し残念(笑)。
蒼紫:「わざわざ嫌味を言いに来たのか? こっちは今忙しいんだが」洸は、今どうしてます?
GM:自分の下半身を見れば判る。じゃれついてます(笑)。
悠:「そう言うな。ウチの居候も『聖者』の候補だったらしくてな……他人事じゃないんだよ。だから出来るだけ協力しようと思ってな」苦笑する。
GM/レイチェル:「うんうん」いつの間にか退魔の人をまいて屋根裏から出てくる(笑)。
蒼紫:ふっと目から力抜いて。「……そっか。悪かったな、ちょっと気が立ってたもんでさ」手は猫のように洸をじゃらしてます。
悠:「まぁ、それは気にするな―――で、お前はどっから出てくる!」レイチェル捕らえて下敷きにしちゃる(笑)。
GM/レイチェル:「天井裏から。ヤバいよ、味方かどうか分からない退魔師が二人ほど居間にいるよ。秋片朱月と鬼来ていうヤバい二人が」くるっと降りてきつつ。そうしてると…ジリリリ、と蒼紫の携帯が鳴ります。
蒼紫:着信も確かめず出ます。「はい、神楽ですが」
GM:ティート、どうぞ(笑)。
ティート:うぃ(笑)。「蒼紫、私よ」
セシル:「あと、私もいるわよ」回線に割り込み(ぉ)。
ティート:あー、今回のティは本当に酷いよ? 警告するけど。
蒼紫:いや、できれば警告よりも優しく(笑)。
ティート:まあまあ、知略で乗り切って♪ 「……蒼紫?」
蒼紫:「うん……何か用か? 今、すげぇ忙しいんだけど」
ティート:「わかったわ。……貴方の彼女、狙われているのはもう知ってるかしら?」
蒼紫:「……あぁ。お前たちも手伝ってくれるのか? それとも……」
ティート:「――――貴方の知り合いの何人かが、その子の殺害を請け負ったわ。世界の平定と引き換えにね」
蒼紫:「って、うわっ、やめろって。そんなとこ触るな、洸」とか電話口に(笑)。「…あぁ、すまない。それで、何だって?」
ティート:さっき言った事を繰り返す〜。
悠:「ちなみにオレは都合次第、だな。オレはさっさとこの件を片付けたいだけだ……必要次第じゃ、敵に回るかもしれないぜ?」
GM/レイチェル&洸:「うるうるうる」悠に向かって子犬の視線ビーム!(笑)
悠:「…まぁ、聖者のシステムは気に食わないからな。敵に回る可能性は殆ど無いだろうけどよ」
GM/レイチェル:「…わ〜い、悠愛してる〜」抱きつきっ。
悠:「はいはい……」
蒼紫:「ティート、出来れば請け負った奴らの名前を教えてくれないか。交渉したい」
ティート:「不明ね。情報工作の痕があるわ…手に入れる情報にも気を払いなさい」
セシル:「――――悪いけど、蒼紫。本気を出して狙うわよ? …一応ね、この世界は好きだから」ティの後ろから冷たい声が。
蒼紫:「……って、おい。セシル? 今、何て言った?」声がひび割れて。
ティート:「聞こえなかったけど?」とぼける。「なんにせよ、そういう人が味方の振りをして近付いてくるかもよ? 気をつけておきなさい」
蒼紫:「フン。警戒しておきながら、不意を撃たれるようなヘマはしねぇよ。……とりあえず、情報には感謝する。それで、今後は、どっちに回るんだ?」
ティート:「言ったでしょう? 立場上、あまり表立って手伝えないって。死なない程度に頑張りなさい」
蒼紫:「生き残れたら、何か奢るよ。サンキュ」
ティート:「そう、それじゃね」 といって電話を切ってから。「……セシル?」振り向く(笑)。
セシル:「…どうしろというの」不機嫌そうに(笑)。
ティート:「宣戦布告より、情報工作よ。基本は」溜息つきつつ。
セシル:「そんなの力でねじ伏せればいいじゃない? 情報は任せたわ」手をひらひら。
ティート:そんなんでシーン退場かな?
GM:では電話が切れた。
朱月:…先手を打たれた?
法眼:打たれましたねぇ、先手。まぁ、何とかなるでしょ。
蒼紫:なるほど。「酷い」って、そゆ事だったのですね。
ティート:君に信用できる人を作らない(笑)。ホントは、悠君が来るまでに電話したかった…それで、ドンドン他人を信用できなくしたかったな〜(笑)。←鬼
蒼紫:深々とため息一つ。悠に向き直ります。「どうやら、刺客がもうこっちに向かってるらしい。参ったね、全く…」
悠:「刺客、か。可能性は否定せんが……電話、誰からだ?」
蒼紫:「ティートは知ってるよな。彼女」
悠:「………なら、撹乱の可能性もあるな。全面的に信用するのは避けた方がいいだろ」
GM/富喜代:「あの〜、蒼紫さん? またお客様が…秋月様と鬼来様が、あの…鞍馬様の紹介だと」
蒼紫:「秋月、鬼来……覚えの無い名だな。どっかの分家筋か……?」ちょっと考え込みます。
法眼:ずかずか入り込んだ。「よぉ、坊主が鞍馬の甥っ子か?」
GM/富喜代:「あ、あの…」すすすと退場(笑)。
蒼紫:「って、おい?! アンタ、何のつもりだ?」背中に洸を守るように。
GM/洸:「…」驚いたようにぎゅぅと蒼紫にしがみ付く。
蒼紫:「(小声で)安心しろ、洸。お前は……俺が守るから」
朱月:法眼の後ろにいます。見られないくらい。
悠:「で、他人の家に勝手に入ってきたアンタは誰だ?」NoN
(*悠の《守護者》)を装備。無論、演出で(笑)。
法眼:「すると、そっちに隠れてるお嬢ちゃんがホノカか…ふむふむ。突然だが、鞍馬に頼まれてそこのお嬢ちゃんを護衛することになった。よろしく頼む」平然と。
蒼紫:「……策、ならこんな杜撰な手は使わないよな。判った。よろしく頼む」あっさり握手を求める。
法眼:「あぁ、別に信じなくとも構わんぞ? というか、簡単に信用するな」笑って。
蒼紫:「目を見れば判る……とか言うと、叔父貴やら翠やらには怒られるんだけどな」
法眼:「ふむ、まぁそういう甘さは嫌いじゃないが…ともかく油断はするなよ。たとえ知ってる奴でもだ」にやりと人の悪い笑みを浮かべる。
悠:「それ以前に、家主の許可が出てから家に入れ」剣の腹で頭をゴツンと(笑)。
法眼:「そりゃ悪かったな、とっくに許可は出たと思ってたんだが?」あっさり剣を受け止めて笑う。
蒼紫:「あー、悠。構わんさ。どうせ、ここに長居はできない」
悠:「だな………ド下手な気配消しをしてる阿呆どもが来てるみたいだぞ」表を睨んで。
GM/レイチェル:「…鞍馬? うげ、あの狸オヤヂ。信じていいのかなぁ?」
悠:「レイチェル、何か知ってるのか?」
GM/レイチェル:「水守っていうと…情報工作が大得意な家系で、その鞍馬っていう頭首がまた喰えない人で〜」
法眼:「まぁ俺も鞍馬に頼まれたと言ったが、あいつ自身何考えてるか知れたものじゃないしなぁ?」
蒼紫:「鞍馬の叔父貴は、親戚の中じゃ4番目くらいに信用できる相手だから、大丈夫だと思う」
GM/レイチェル:「あっそれなら、セシル叔母様に協力仰ごうか? ほら、私知り合いだし♪」
←状況をかき回したいGM
蒼紫:「いや、アイツは敵に回ったかも知れない。悪いけど、遠慮してください」
GM/レイチェル:「え〜、叔母様そんな酷い事は…多分、滅多にしないと思うけどぉ?」
法眼:「…っと、待てよ、そこの金髪の嬢ちゃん。セシルだって?」
GM/レイチェル:「うん」
朱月:「なにかで名前が挙がっていたな…」
悠:「レイチェル。今回に限り、セシルは味方と思わない方がいいだろ……アイツの性格からすると、聖者を狩ろうとするだろうからな」
GM/レイチェル:「それじゃぁ…ティートおばさまのバーに行ってみる? ここ、ばれてるみたいだしぃ」←しつこい(笑)
法眼:「やめとけ。俺の聞いた話じゃあ、厄介な奴が三人ほど敵に回ったらしい。篠崎勇司、セシル、ティート…だそうだ」
GM/レイチェル:「…ぶっ! あの無軌道馬鹿と小母様たちが!?」
悠:「敵ってのは正確じゃないな。オレ達の今回の敵は、『聖者システム』そのものだろ」
GM/レイチェル:「世界そのもの…うわぁ〜大変そう」
蒼紫:「ティートも、か。いや、アイツの事だ。きっと考えがあるに違いない」(笑)
GM:と、流石に神楽家の威光があるのか、表玄関ではダース単位の魔狩人たちが標的の出てくるのを虎視眈々と狙っています。
蒼紫:えと。正面入り口には対人地雷が仕掛けてあるのですが(笑)。
GM:どか〜ん、ぎゃ〜!! 魔狩人たちは重傷を負いました(爆)。
法眼:「お〜ぉ。気の毒になぁ?」表の様子に苦笑しつつ。
蒼紫:「ふん、未熟者が。敷地内に不法侵入したんだ、この際仕方ないさ」
GM/洸:「…でも、私が死ねば蒼紫たちとかみんな大丈夫なんだよね?」
蒼紫:洸の肩を強く掴んで。「――冗談でも、二度とそんな事は言うな。言わないで、くれ……」くずおれそうになる。
GM/洸:「う…うん、でも…私の力は蒼紫を魔に堕とそうとするよ」
法眼:「やめとけよ。世の中には自分が死ぬよりも辛い事ってのはあるんだ。惚れた相手なら、なおさらな?」
悠:「今は良くても、同じ事がまた起きる………悲劇を先送りするだけだ。なら、オレ達でこの問題に片をつける。それが、どんなに難しくてか細い希望でもな」
GM:ちなみに爆発音は結構断続的に続いてます。
蒼紫:「――細かい事はさ。今は話す時間がないけど。俺には、お前の影響くらい、どうって事無い理由があるのさ」
GM:で、爆発音がやみました。
蒼紫:「――やべ。本命か? 悠、坊さん、そろそろ引き上げよう」
GM/弟子:「そ…蒼紫さま! ご無事ですか」扉を乱暴に開けて。「魔術協会の強硬派が貴方様の命をねら…がっ!?」魔法で吹き飛ばされる。
悠:「蒼紫。彼女を抱えて飛べ……急ぐぞ!」レイチェル抱えて、窓から脱出〜。
蒼紫:えと。峰打ちで弟子を気絶させるよ。今の家知ってる奴、親父と叔父貴くらいだし。
法眼:「派手になりそうだ。ひとまずずらかるか」
朱月:「先に行ってろ。足を止めさせてから追いかける」
GM/刺客:「おっとっと、油断してくれませんでしたか。残念」
蒼紫:「――派手になっちまったな。全く、どうかしてる」自分も裏から飛び出……せる?
GM:飛び出せます。使い魔がわんさかいるので、演出で薙ぎ払ってください(笑)。
悠:了解(笑)。
法眼:外の気配を伺って、人数の多い辺りに突貫。ぶっちらばす(笑)。
GM:ついでに刺客も薙ぎ払えます(爆)。
蒼紫:「邪魔すんな、三下ッ!!」手当たり次第なぎ倒しながら突破。ちなみに、洸はおんぶで。
GM/洸:「…蒼紫」ぎゅぅと抱きしめ。
蒼紫:「ぐぁ。洸、そこは動脈。締めるな! 落ちる、落ち……」くらくら(笑)。
GM/洸:「あ、ご…ごめん(汗)」
蒼紫:「へへ。ま、その分、感触を楽しませてもらったから良いよ」
GM/洸:「エッチ」ぷぅと頬を膨らませて。
蒼紫:「ははっ。その元気だよ」
GM:「ははは、逃がしはしませんよ!」と笑う刺客の腕に、レイチェルが手錠をはめた。「はい、無軌道馬鹿お手製の魔封じ。悠、飛ばしちゃって〜」
悠:「……貴様らに『死』を与えてやろう―――!!」NoN+《魔眼》の演出攻撃。一撃で全てをコロして突破! レイチェルは片手で抱えながらね。
GM/レイチェル:「はぅ、悠。そこ胸…あんまりないけどさぁ(涙)」
悠:「今さら言うな! それに、非常事態だ!」そこらの建物の屋根の上を駆けておりますが(笑)。
GM/レイチェル:「はぅ〜、責任取りを要求するよぉ〜」で、退魔組織(雑魚)が「逃がすな。そっちいったぞ!」ぱらぱらぱらららと銃撃を。
悠:「そのセリフ、聞き飽きた! …圧死せよ!!」と、雑魚どもを重力で押し潰す。
GM/退魔組織:「く、銃はやめ…ぐぁ!?」雑魚は重力で潰された。続いて小隊長が出てくる。「抜刀許可、白刃部隊出ろ!」
法眼:「悪ィな、まぁ寝ててくれや」突っ込んで片っ端から殴り倒す(笑)。
蒼紫:「神楽神討流、中伝――落水」白刃部隊の刀が、一斉に粉々に。
GM/白刃部隊:「なにぃ!? 刃が…くそ、神楽の血筋か!」では、どこに逃げます? 街中だと派手に戦えません。その分だけ退魔組織の方が有利になります。
蒼紫:んー、行き先は「秩父山中」。
GM:そこまでの足は?(笑) 公共手段は封鎖されてると思っていい。
蒼紫:えーと。車持ってそうな知り合い、今回のPCに居ます?
悠:車は無いなぁ。
GM/レイチェル:「ミニバンで良ければ」
蒼紫:「よっしゃ、それだ! 頼む。秩父山中の――道は俺が案内するから」
悠:「免許、持ってたのか?」
GM/レイチェル:「無免許」胸を張り。
蒼紫:「この際、贅沢は言わないって。走れば充分だよ」
悠:「……この際だ。目を瞑ろう」
法眼:「途中で事故ったら洒落にならん。俺が代わりに運転しよう」
GM:では、一度シーン切ります〜。


●シーン7 『遁走…何故か実家へ』 シーンプレイヤー:鬼来法眼、秋片朱月

○街中


GM:では全員窮屈ながら乗り込んだ。さぁ、〈運転〉で判定してください(笑)。
法眼:「くそっ、小せぇなこの車」
朱月:「……ぐぅ」
GM/洸&レイチェル:「むぎゅぅ〜」「し…しかたないでしょぉ〜」
悠:「と言うか、なんでオレのマンションの駐車場にあるんだ?」
GM/レイチェル:「え? 住んでるから」(笑)
蒼紫:「この感触……苦しいような、嬉しいような…」
法眼:もうダイス振っていいのか?
GM:追っ手の〈知覚〉と対決して勝てれば、捲いて逃げられます。
セシル:さて、ティートどうしようか?(笑)
ティート:んー、展開次第で色々考えてる。とりあえず次が秩父山中なら、セシル隠密、自分そのまま登場でいってみようかと。
セシル:了解。
法眼:(ころころ)6ゾロだ、達成値17!!
ティート:そして、防護側の出目が神!(爆笑)
悠:見事!(笑)
GM:すげぇ!?
蒼紫:おお。締める時は締める親父、それが法眼さん!
法眼:「へっ、昔は慣らしたもんさ!」ハンドリングを駆使して敵陣を突破する。車内はミキサー状態だと思うが(笑)。
蒼紫:「意外なような、もっともらしいような…」
GM:ミニバンは数々の包囲網を、法眼の天才的なドライビングですり抜けていく。
蒼紫:…てか、秩父山中行ってどうするか、実はあんま考えてません(爆)。
ティート:おーい(笑)。
蒼紫:とりあえず、とっさに思いついたのが実家だったの。
ティート:……実家はむしろ実行派な気が。
蒼紫:んむ。それに気づくのは、多分着いた後ですね(笑)。
ティート:おーい蒼紫君、何の為に忠告したんだと(笑)。
蒼紫:あぁ、蒼紫、馬鹿ですから(笑)。
ティート:くそ、蒼紫くんのバカっぷりが計算に入ってないぜティ(爆笑)。
蒼紫:てか、そろそろティさんたちにシーン回さないと悪い気がしてきました。
GM:そうそう、ティさんら、いつ出てもいいよ(笑)。
ティート:ううん、考え中(笑)。シーンが切れて、次の展開次第、かな?
悠:「レイチェル……お前、貧乏だとか言ってた割に車は持ってるんだな」
GM/レイチェル:「セシル小母様の『グリフくん写真集』売ったお金で」(笑)
悠:「……役立ったから、それで良し!」頭ナデナデ(笑)。
GM/レイチェル:「♪」
法眼:「おらおらおら、どきやがれぇ!!」街中を豪快に爆走中〜。
GM/二輪車部隊:「くそ!? 馬鹿な、ミニバンごときに追いつけないだと!?」ではそのまま爆走を続け、秩父山中付近に車を乗り捨て、どうにか山の中に逃げ込みました。実家までは徒歩で数キロ(笑)。
法眼:「…で、ここからどこへ行くんだ?」
蒼紫:「ここまで来れば、あと少し。とりあえず、うちの実家なら結界も張れる」
悠:「それなんだが…蒼紫。実家の陣営は、むしろ聖者肯定派ではないかと思うんだが」
法眼:「……坊主。最初に言ったろう? 『知ってる奴でも信用するな』って。実家に来てどうすんだよ…(盛大な溜息)」
蒼紫:「……む。た、確かに親父ならやりかねん……」(冷汗)
GM:…そこで、渋い表情をした君の叔父さん…神楽灰夜がいるね。「――――蒼紫」
蒼紫:「叔父貴……まさか……あんたまで?」ちなみに戦力は当然、灰夜の方が蒼紫より上です。
GM/灰夜:「…ここより先に踏み入るな」ざっと目の前に線を引く。「ここから先に入れば…神楽家に従い俺は動く…だがな、鞍馬に頼まれた件もある」
法眼:「逃がしてくれるつもりかい?」
悠:「………感謝するぜ」
GM/灰夜:「……篠崎やフォレスターに頼れ。奴等なら」
蒼紫:「……そう、ですか。やっぱり、親父は……」唇を噛み切るほど歯を食いしばる。
法眼:「篠崎とフォレスターは今回敵だと聞いてるんだがなぁ?」本気で言ってるのか、それとも罠か?
GM:その後ろで下級兵士達が駆けつける。「灰夜様! …蒼紫さま、そこを動かずに!!」
蒼紫:「……何で、こんな事にッ!」やむなく後退。
GM/灰夜:「…早くしろ!!」灰夜は後ろを向くと印を組み、時間稼ぎを開始する。
法眼:「ちっ、仕方ねぇ!」しんがりを勤めて撤退。
悠:「……追って来るな。『死』を味わいたくなければな」《紅の眼》で雑魚の一部を散らしてから撤退〜。
蒼紫:あ。撤退の途中、洸を庇って肩とか撃たれるんですよ。こう、バキューンと。
GM/洸:「あ…蒼紫!? 矢が…」
蒼紫:じゃあ、矢が魔力で爆発する感じで。ドカーンと。
GM/レイチェル:「あ〜、やばくない? 毒塗られてるか…うわぉ!?」
悠:NoNで、飛んでくる矢は片っ端から撃墜。ちなみにレイチェルのガード最優先ね。
GM/洸:「そ…蒼紫、だ…大丈夫?」
蒼紫:「このくらい、平気だよ……お前の胸の痛みに比べればさ…」で、左腕、どう見ても動かない、と(ぉ)。
GM:ではシーンを一度切ります。
法眼:あ、朱月には絆/連帯感を。蒼紫と洸の二人一組で絆/救済を取得。
朱月:こちらは法眼に絆/執行で〜。
蒼紫:最初に会った悠に、絆/友情を。で、法眼に信頼の絆を取る。
ティート:蒼紫に絆:同情(笑)。
朱月:蒼紫に絆/思い出。
蒼紫:思い出? え、過去形?!
悠:レイチェル→守護、蒼紫→共感、法眼→信用で。



●シーン8 『こちら篠崎諜報部』 マスターシーン  登場難易度:PC3のみ登場可

○勇司の自室


GM/勇司:「だぁっ!? 蒼紫の馬鹿さ加減計算に入れてないよ。マスターは…とマスター、現在蒼紫は実家近辺にいやすよ」ペポパ、と電話連絡。
ティート:「はいはい判ってるわよ」
GM/勇司:「ほいほい、退魔組織のB班ですね〜。そのまま追い込みどうぞ〜。はいはい、神楽の灰夜さんね。ああ了解ですね」
ティート:「……あの辺りには隠れ家があったわね、確か」
GM/勇司:「うぃす、その見取り図。いまミニパソに送りやす〜」
ティート:「お願いするわ。…その辺りで、何か仕掛けるか」ぶつぶつと(笑)。
GM:どこぞの情報部よろしく忙しくしてる勇司のシーン終了(笑)。



●シーン9 『隠れしもの』 シーンプレイヤー:神薙悠

○山小屋


GM:秩父山中…灰夜の隠れ家に身を潜めている状態だと思ってください(笑)。塹壕風に掘られた穴と、偽装するように作られた木組みの小屋です。保存食などがあり、とりあえず一週間程度は楽に潜めます。ちなみに野犬が多数いるね。
蒼紫:こう、Fateのセイバールートのエロシーンの辺り風によろしく。
GM:その望み受け取った(笑)。
悠:ふむ。まぁ、オレがやろうかと思ってたが…やるならどうぞ。あぁ、野犬は重力の壁で遮っておるのでご心配なく(笑)。
蒼紫:便利ですね、重力(笑)。
GM:えぇ、普通の野犬はそれで問題ないですね(笑)。
セシル:にやり(笑)。
←邪犬を下僕として使える人
蒼紫:って、ただの野犬じゃねぇーーー?!
悠:まぁ、予想はしてたけどね。
GM:とりあえず、今の所は問題なし(笑)。
朱月:「…犬、呼んでおこうか? 見張り用に」《群れを成すもの》で。
悠:それで周囲の警戒を頼む。
ティート:ふっ(意味ありげな笑み)。
蒼紫:「…いや。目立つのはマズい。鳴子を信用しよう」
ティート:ちぃ(笑)。
GM/洸:「蒼紫…傷、大丈夫?」矢の傷跡を、舐めて治すんだと言わんばかりに小さい赤い舌でぴちゃぴちゃと舐めている。
蒼紫:「ああ……これくらいなら、後遺症も……残らない……くぅっ」痛そうに顔をしかめつつも。
GM:というわけで、隠れ家で休んでいる状態です。体勢を立て直すもよし…なにか道具を集めるもよしです。
法眼:どちらかと言えば情報交換と行きたいな。
悠:だねぇ。
法眼:「どうも、いまいち理解してないんだが…『聖女』について詳しい奴はいるかい?」
蒼紫:「そう、だな。聖女って奴は、降りる事は出来ないのかな?」
悠:「ここのレイチェルが、聖者の候補だそうだ」
法眼:「ふむ。で、誰か一人が世界の罪を背負って死ななきゃならん…そういう話だっけな」
GM/レイチェル:「えぇ、まぁ私は運良く外れたけど…ジャンヌダルクみたいなものね。こう、神からのお告げを貰って…」
法眼:「いつから、どうしてそんなことになっちまったんだ?」
悠:「知らん。まぁ、気に食わないのは確かだな……オレが生まれる前からっぽいし」
GM/レイチェル:「そりゃもう…遙か昔から…としか」
蒼紫:「ふざけやがって……生贄に全部押し付けて、罪を無かった事にするなんて……」
法眼:「なんで、“たった一人”が背負わにゃならんのだ? 俺はそこが理解出来ん」
蒼紫:「なぁ、洸。お前は、何か知らないのか?」
GM/洸:「うん、七つの大罪は知ってるよね。みんなそれを犯しながら生きてる。その罰という事だから……」
蒼紫:「七つの、って、基督教のだよな。なら、罰は、天界ドミニオンの神が?」
GM/洸:「人の罪悪感が凝り固まって…ドミニオンを歪めるの。『贖罪様』や色んな地獄を模造したドミニオンが生まれやすいのは、そのせい」
法眼:「ああ、誰もが何がしかの罪を背負ってる。それはいい。で、なんで『誰か』がその身代わりを務めにゃならん? 全員で背負うべきもんだろうが、そういうのは?」
GM/洸:「ううん、地球ドミニオンの拒絶反応なの。地球ドミニオンを人の体とすると、私は癌細胞」
ティート:ところで、防御組の皆さん。結局、鳴子は仕掛けるん?
蒼紫:てか、基本として鳴子と落とし穴くらいは仕掛けてる。演出だから、抜けたきゃどうぞ。
ティート:いやいや、むしろ仕掛けに出て来い(笑)。
蒼紫:離れたとこの鳴子が鳴るとかすれば、誰か見に行きますよん(笑)。
ティート:OK、じゃ行動しよう。外の鳴子がカランカランと鳴る。
悠:「―――オレが見て来よう」NoN装備して、表に行きます。
蒼紫:「……ちっ。よりによってこんな時に。――悠、頼む」
GM:では、一旦シーンを変えましょ。



●シーン9 『夜の使徒、相対す』 シーンプレイヤー:ティートリー・テルビネ

○隠れ家近くの林


ティート:「ぃたたたた……」外でティがこけてる(笑)。
悠:「………ティート。一応、聞いていいか?」
ティート:「げ」露骨に嫌な顔をする。「貴方がいるってことは、蒼紫がいるの?!」嫌そうに。
悠:「聖者システムを肯定するか否定するか、YesかNoで答えろ」ちなみに、重力の壁で自分の身を護ってるから。
ティート:「嫌いよ、あのシステム」あっさりと。「もう、こっちまでようやく来たってのに……」ぶつくさ言ってますが(笑)。
悠:「ならもう一つ。今回の聖者、洸を消す事を肯定するか否か。それも答えろ」
ティート:「私、自分以外には優しいわよ? Yes、ね」髪を掻き上げつつ。「……まあ、いいわ。ついでに頼まれごとをするか、ハァ」ため息ついて。
悠:「そうか……なら、この場から去れ。同族とはできるだけ殺りあいたくないんでね」
ティート:「……蒼紫、いるんでしょう? これ、渡して。宣戦布告だそうよ」携帯電話を悠に差し出す。
悠:「………いいだろう」
ティート:「それじゃ、私は帰るわ。今、あの疫病神の近くにいたくないの」そのまま歩いていって、茂みで隠密(笑)。
悠:「………」念の為、気配を察知してみたいなと(笑)。
GM:え〜と、悠の〈知覚〉と、ティートの〈知覚〉で即決勝負(笑)。
悠:まぁ、話が進まないので戻って携帯を蒼紫に渡そう。
ティート:ち、じゃあ普通に退場するわ(笑)。
GM:では、シーンを切りますよ〜。
ティート:悠君に絆/強敵&聖女に絆/義務〜。
悠:強敵かよ(笑)。
ティート:うむ、なかなか警戒心が強いじゃないか、と(笑)。
悠:長く生きてるからねぇ(笑)。
ティート:真祖舐めてますな(笑)。まあ、今回一番の壁かな、ってわけ。


 

■クライマックスフェイズ■


●シーン10 『理想だけでは救えない』 シーンプレイヤー:神楽蒼紫

○山小屋の中


GM/レイチェル:「…だから、癌を切除すると」さっきの会話の続きですが。
蒼紫:「ガン細胞ってよりは、その説明だと白血球だよな。穢れを吸収して、自分は排出される」
GM/洸:「そうかも…じゃぁ私は痰なのかな?」
蒼紫:「タンって……せめて涙とか。ちょっと違うか?」
法眼:「拒絶反応、ねぇ…自分から出た罪を拒絶するか。身勝手なもんだな、世界ってのも」憮然とする。
蒼紫:「誰かが肩代わりする……いや、むしろ拡散させる事は可能かな? どう思う?」
法眼:「出来ても良さそうなものなんだがな。肝心の方法が、な…(考え込む)」
朱月:「それよりも……俺たちはいつまでこの子を守り続けるんだ?」
法眼:「一件落着するまで、だな。なに、千年に一度だ。そのうち終わるさ(苦笑)」
蒼紫:「(シニカルに笑う)もし、可能なら……俺が代わる、そのつもりだ」
GM/洸:「それはダメ…そんなことしたら後追いするから」
法眼:「蒼紫。お前さんが身代わりになるってんなら、やめとけよ。それじゃあ、なんの解決にもならん」
蒼紫:「…あぁ、話してませんでしたね。俺は元々、そのために作られた人形なんです」
法眼:「そいつは初耳だな。どういうこった?」
悠:「――――蒼紫、宣戦布告だとさ」外から戻るなり、携帯をポイッと。
セシル:ぷるるるると携帯電話が鳴る(笑)。「はぁい、蒼紫。ご機嫌はいかがかしら?」
蒼紫:「…セシルか」
セシル:「ええ、ごめんなさい。貴方は結構好きなんだけどね」
蒼紫:「交渉の余地は、無しか?」
セシル:「戯言なら聞くわ。私は戯言、結構好きなのよ」
蒼紫:「なら、戯言でも良い。聞いてくれ……。俺は、アイツを、洸を殺したくない。けどな……世界を殺すつもりも無い。二択にするのが、間違いなんだと思ってる」
セシル:「そう、なら選択肢はどうするのかしら? 二つしか今はないわよ」
蒼紫:「俺たちはいつだって、そういう理不尽と戦って来たはずだ。そして、不可能を可能にしてきたはずだ。諦めなければ、方法は必ずある」
セシル:「で…その方法を見つける当てはあるのかしら?」
蒼紫:「……本家なら、情報が手に入る筈だったんだけどな。親父が、簡単に解決させる気はないらしい」
セシル:「……それで?」
蒼紫:「この際だから言うと、俺は多分、『世界の敵』だ。これは、洸とか関係なしにだけど。つまり……世界の法則を破る力は、持ってる筈なんだ。まぁ、命くらいは、犠牲になるかもしれないけどな」
セシル:「そう…それでどうするの、『世界の敵』さん? 悪いけど…私は手加減しないわよ。そちらのメンバーを全員食い殺すまでの命は持ってるつもり」
蒼紫:「時間を、くれないか? あいつの命が助かるなら、俺にも、もちろんあいつにも償いはさせるつもりだから」
セシル:「その時間は…どのくらい? 指定してもらうわよ。それ以降は1秒だって待たないから」
蒼紫:「それは、お前しだい、かな……。少なくとも、戯言を続けてる間くらいは待って欲しい」
セシル:「いいわ。戯言の間は足を組んで“見て”いてあげる」マナステルスで[隠密]して部屋に入ってます(笑)。
蒼紫:えーと。残った面子は残った面子で、方法考えたり実行したりしてくれるの、大歓迎です(笑)。
法眼:さっきから考えてるんだけどねー。
悠:すでに腹案はある。けど、悠だけじゃ無理なんだよねぇ。
朱月:考えがまとまりませぬ〜。
蒼紫:正攻法なら、力技。裏技だと、蒼紫奈落化確定です。
法眼:とにかく『聖女が死ぬこと』が条件なのか、それとも何らかの儀式が必要なのか、それも解らないし。『一度死ねばOK』ってのなら復活系HA使うだけなんだけどねー。
悠:実は、簡単なHAが一つ存在する。《歪曲する真実》と言うのが(笑)。
GM:優しいGMからのヒント。
悠:ちょーだい(笑)。
GM:手持ちの絆を探れ。そして、おいらは設定好きだ(笑)。
ティート:うん、ぢつは予想ついた、少しはね。
悠:ちなみに質問。「拡大解釈」という単語はお好きかな?(笑)
GM:大 好 き で す。ただ、許可とってね(笑)。
悠:了解(笑)。
ティート:んー、5回か〜(謎)。
法眼:聖女の効果がHAに準ずるなら、《歩く影法師》で肩代わりしてその後復活! という手も。
GM:発動しないと肩代わり不可だから、死んでからになりますな(笑)。『オリジナルHA《原罪昇華》/発動条件:真の死』ってことで。
悠:それをするならオレが担当だよ。《永劫より》と《歩く影法師》を両方持ってるし。
蒼紫:「なら、戯言の続きだ。――お前も、判ってるはずだ。一人に押し付けて、世界中のみんなの罪が無くなるなんて、ありえないって」
セシル:「……そうね、溢れてるわね。だからって切り捨てないでいい理由にはならないわ」
蒼紫:「それだけじゃない。罪を裁くのは、世界なんかじゃなくて、それぞれの良心のはずだろ? 他人に押し付けて、それができるのか?」
セシル:「でもね。現に世界はその子を切り捨てろと言ってるのよ? 私が聞きたいのは…一般論じゃないわ。貴方の本音と、いかようにするかの行動よ」
蒼紫:「その、世界は――システムは、誰が作ったんだ? どうやって決めたんだ? そもそも――世界、とは何だ? …俺は、システムを壊す。システムの理を、因果を、律を――破壊する」
セシル:「その破壊するモノは見えるかしら? 何を壊すか定まらずに、力を振るえるのかしら?」
蒼紫:「そのための『目』を持ってる奴が、俺の隣にいるだろう? 悠の事は、お前も知っているはずだ」
セシル:「……ダメね。世界そのものを殺しちゃったらダメよ」
蒼紫:「――悠が視て、俺が壊す。そもそも、多分……あいつも、自分が視てるものが何なのか、勘違いしてる、はずだ」えっと。悠さんの設定、拡大解釈中。間違ってたら、ツッコミよろしく。
悠:うむ(笑)。
GM/勇司:「はい、タイムオーバー」いつの間にか部屋に入り込んだ蝙蝠がばたばたと塊り、勇司の姿となって洸の真後ろに現れる。
ティート:「……30点ね」セシルの後ろで小声で(笑)。「彼の戯言。頑張りましょう、って所かしら」
セシル:「そうね」
GM/勇司:「うん、若いって…素晴らしいね。ただ…戯言はココまでだ」
悠:「思った以上に待っててくれたな、勇司…」
蒼紫:「師匠、か……ッ!!」
GM/勇司:「まぁな、俺は結構優しいんだぜ?」
ティート:「若さに溢れている…でも決意が無い、意志が無い、実行力が無い…わね」蒼紫くん見ながら。
セシル:「そうね」すぅっとマナステルスを解除。いつのまにか蒼紫の隣に座ってる。
蒼紫:「方法論に拘ったのは、そっち、だろ?」
悠:「なら、もうほんの少しだけ時間をやれよ。オレも、見届けたいんでね……蒼紫が、どうするつもりか」
GM/勇司:「さぁ、ラストチャンスだ。選択肢は二つ。さて、三つ目を作ろうとするお前の方法論を言ってみな?」
ティート:肩をすくめて2人を見るよ。
蒼紫:GM、二つ質問。
GM:あいあ〜い。
蒼紫:その一、HA《万能なる一撃》って、どこまで万能?
GM:ふむ、『どこまでも万能』と今回は定義しておく。
(*あくまで今回だけの拡大解釈。本来は全然効果が違います)
蒼紫:そのニ、《律の破壊者》で「カタチのないルール」を律と見做すのは可能?
GM:見なせますが…まずは『聖女の律』を確定させないとダメです。
法眼:律の確定イコール聖女システム発動?
GM:うん。何かが一度起こったから、それは確定される。シュレディンガーの猫理論です。
蒼紫:「俺のチカラ……世界の律を破壊し、捻じ曲げるチカラを開放する。その直後、たぶん『世界の敵』……罪を被る生贄は、俺に移行するはずだ。後は、好きにしろ」
ティート:ちょっとだけ失望した目で蒼紫くんを見てあげよう(笑)。
悠:「世界の敵、か………それがお前の結論なんだな?」
蒼紫:「――俺はさ。ヒーローでも正義の味方でもない。ただ、誰も死なせたくないだけだ」
GM/勇司:「……ファイナルアンサー?」
蒼紫:うーん…ダメだな。データに引きずられすぎてる。昔と比べて、屁理屈の切れ味が。
法眼:……ん?(何か思いついた) 待てよ、もしかして…よし。「――――生贄の律を破壊しろ、坊主」
GM/勇司:「だから、その律は確定してないから破壊できないだろ?」
法眼:「キリストさんが以前の生贄だった。てことは、その律は“既に確定されてる”んだ。そいつを壊しちまえ!」
蒼紫:「――そんな事をしたら、洸が死ぬ……そうか! 復活祭!!」
悠:「お見事………そして、オレは見てるんだぜ――ヤツの、その時をな」ニヤリと笑んで。「一度起きた事、そして見ていた事なら―――オレは写し取れる。それが、正解だ」
GM/勇司:「と…解答まで導かれちまったか」ちぃっ、あと3分で時間切れバッドEDだったのに(笑)。
ティート:「70点。大工の息子を超えるくらいはして欲しかったかな」
セシル:「同感、少し肩透かしねぇ」
蒼紫:てか、それは蒼紫からは絶対に出ない答えだった…キャラ的にね。パーティに恵まれました。
悠:そだねぇ。それでも期待はしてたんだけど(笑)。
蒼紫:蒼紫は基督関係の知識には疎いのよ、意図的に。それに、『洸を殺して一週間後に復活』てのはPLは気づいてたんですけど、言えないですよぅ。だって、それは「洸を殺す」のを、一回認めないとならないから、蒼紫的には言い出せない。
GM/勇司:「蒼紫、今回はいい面子に救われたなぁ。少しは自覚しろよ、てめぇの、てめぇ自身の力とやらを」肩をすくめつつ、殴られる前に退散。
悠:「まぁ、期待しすぎるのも酷ってものだろ。状況が状況だしな……及第点としておいてやれよ」
蒼紫:「……俺は結局、諦めてたって事か? 誰も犠牲にしない道なんて、ないって」愕然とする。うー、データと自己犠牲癖に引き摺られすぎたー。
法眼:「男はな、坊主。惚れた女が居たら“生きて”幸せにするもんさ」
セシル:「そういうこと、生と死に囚われすぎ…これだからモータルは」肩をすくめて。「あぁ、ちなみに私…貴方が気が付かなかったら、洸を殺す気だったからね」
ティート:「自分さえ死ねば。楽な言葉と考え方よ?」同じく肩をすくめる。
蒼紫:「――俺は、ここに居て良い……良かったのか?」呆然自失のまま。
ティート:「自分の立場くらい、知っておきなさい。……泣く人、まだいるのでしょう?」
悠:「裁定する方の身にもなれよ、お前ら。実行するのはオレなんだぜ?」苦笑。
ティート:「それくらいどうにかなさいな。真祖でしょう」やれやれって感じに(笑)。
セシル:「そうそう、私達の上に立つならそれくらいしなさい。…さぁ、蒼紫はどうする?」
ティート:「さ、壊したければ壊しなさい。貴方の思うままに」
悠:「オレは何も言わんぜ。決めるのは蒼紫、お前次第だ」
蒼紫:世界に対して絆/容赦を取得。即、固定して悠さんにAGP1点。
悠:おうよ(笑)。
GM:ちなみに、現在トゥルールート(笑)。
法眼:おぉー…って、あれ? ハッピーではない?
GM:ハッピーまでは届かなかったね。
悠:まぁ、仕方ないんでない?
蒼紫:んー、ノーヒントだと厳しいです。
GM:ふふふ、最後のフラグ。復活祭後、キリストはどうなったか?
法眼:数日後に天へ帰るんでしたっけ?(←うろ覚え)
悠:そーなんだよねぇ。
GM:ヒント。天秤、復活祭後。
法眼:だから、宗教無関心のPLにその手の知識を期待するなと(苦笑)。
蒼紫:えと。じゃあ、PLとしてズルを言うよ。PCと外れすぎてるんで言わなかった事。復活系HAで、基督本人を呼び出して千年王国を築いてもらう。
ティート:ひゃっひゃっひゃ(謎笑)。
GM:ふぅ(溜息)。
蒼紫:五年遅れですが、基督復活→楽園到来は本来、セットのはずなので。アーマゲドンは、実は必須じゃないし。
悠:ん〜……本気で気付いてないっぽいなぁ。
ティート:今回、命は二つ在ったんじゃないかな〜?
蒼紫:二つ?
ティート:一人死ねばいいんだよ? 逆に言えば『一人分』死ねばね〜。
悠:そーだねぇ。
GM:ほほう、気がつかれてますなぁ。
法眼:HA《獣の生命》なら、俺とセシルが持ってますが。
悠:俺、《永劫より》所持者。
蒼紫:んー、ごめん。中の人が気づいてない事実があるかも。
ティート:ひどい事ふたたび。レイチェルに命を少し使ってもらう。
GM:ぴんぽ〜ん♪
蒼紫:え、それ有りなの? てか、「選ばれなかった」っつってなかった?
法眼:あぁ、そういうことができたのか。
ティート:これで、一人も死なない、だよね?
GM:候補だったので。『天秤=一人分の命』を指します。
ティート:そして、その律を歪めればいいのだよ、蒼紫君が。
蒼紫:えーと。てか、あれ? ムハンマドがアレなんだから……救世主が死ななきゃいけないっての、おかしくないか?(今更)
悠:まぁ、正解をもう言っても良さそうかな?
ティート:命の代価は銀貨30枚…銀貨30枚で、一人分の命、だね。
蒼紫:あれ? あれあれ?
GM:ちなみに候補者は三十人。で、『銀貨30枚』は渡された。最初に洸が言ったよね〜?(猫笑)
蒼紫:え。ごめん。意味がわかんない。ナチュラルに、中の人の知識不足?
GM:つまり、30人分の権利(=銀貨30枚)が洸の元に来たの。
ティート:三十人から、一人分の命があればいいんです。よね?
法眼:候補者三十人って何のことだ? と思ったんですが…冒頭シーンの銀貨がそれに繋がるのか。…わかんねーって(苦笑)。
蒼紫:銀貨は、一人に与えられるものだよね?
GM:え〜と、元々は罪の贖いとして一人分の命を求めてるわけ。
悠:で、その償いに差し出す命を二人に分断すれば、両方とも死なずに済むってことさ。
ティート:幸い、欠けた命治せる人いっぱいいるし(笑)。
蒼紫:候補者三十人って、どこで出てました?
GM:それはフラグ踏んでないから出てない(笑)。
蒼紫:なにぃ?!
朱月:いつの間に…。
悠:破壊する律は、『聖者システムで“聖者一人の命”を差し出す』って部分。コレを『合計で一人分の命』にしちゃえば万事解決なのさ。
GM:はははは。つ〜か、またもフラグ全部踏まねぇでハッピー持って行かれたよ(血涙)。
法眼:蒼紫のOPで洸が「銀貨30枚、洸のところに来たから…」とか言ってる。あの言葉を突っ込んで聞くべきだった? 俺はシーンにいなかったから無理だけど。
GM:うん。後は銀貨三十枚について情報を調べるべきだった。
ティート:でもティは気付いてて言わない(爆)。
法眼:聞いてて「意味不明な言葉だな〜?」とは思ってたんだけども。
GM:実は意味があったり(笑)。
蒼紫:てかさ。俺は、『聖者システムそのもの』を壊そうとしてたんだけど。それは不可能なのね?
GM:可能。ただし弊害として何が起こるかは不明。世界に罪が蔓延するからね。
悠:で、悠はその件に関しては絶対に協力しない。『生贄の命が確実に失われる事』を嫌ってるだけだから。
蒼紫:うーん。それだと、蒼紫は誰かが誘導しない限り、システム破壊に走ります。『罪は、自分で償うべき』は蒼紫の正義観ですし。で、このまま何もなしにロール再開すると「それでも、俺は――」つーてシステム破壊しそうなわけですが。
GM:まぁ、その辺の葛藤は主人公特権だ、頑張れ(笑)。ちなみにどちらでもGMは困らん。むしろシステム壊す方が続くし愉快d(←殴)
蒼紫:一応、中の人として他のPLさんの意見はここで聞きます。
ティート:知らない(きっぱり)。ティは絶対に自分からは言わない(笑)。
セシル:セシルは、別に世界が壊れなきゃいいわけだし。自分を滅ぼせるだけの化け物は、そういないっていう自負が。あ、さすがに津波は勘弁ねってレベルで(笑)。
悠:悠は生贄の命が消えないようになればどっちでもいいし(笑)。
法眼:基本的には悠と同じスタンスかな。ただ、《律の破壊者》は法眼も持ってるんで、蒼紫の破壊に干渉してシステム消失には至らないようにするかも。ただ破壊するだけじゃ別の犠牲者が出るかもしれないわけだし。
朱月:デーモン混じってる自分にこの話はふらないで(笑)。
蒼紫:OK。なら、BAD気味で悪いですが、ロール再開させてもらいます。
ティート:いやいや、トゥルーだって(笑)。
悠:まぁ、頑張ってくれ(笑)。
蒼紫:「――(キッと顔を上げ)それでも…それでも。犯した罪を誰も償わない、誰かに押し付ける世界。そんなのは――間違ってる! だから――俺は。『聖者システム』を“破壊する”!!」世界への絆/容赦を消去して、HA《万能なる一撃》と《律の破壊者》を使用。
GM:そして蒼紫は…その力を振り下ろした。
ティート:「……さて、どう破壊する?」小声でぽつりと。
蒼紫:洸の中にある30枚の銀貨を、誰の手にも渡らぬように完全に破壊する。その時、洸自身は傷つけないように。
GM:ではその瞬間、聖者システムと銀貨が壊され…世界に贖いが求められた。マスターシーン入りま〜す。
蒼紫:さて。このままだと人が死にますね。
ティート:ですね〜、自殺もしないとは〜。
悠:ちと待った。
GM:は〜い?
悠:…すみません。今、台詞考えてます。
GM:あいよ〜。
蒼紫:さて、どう来るか……怖いような気もします。悠さんは今回、確実に「もう一人の主役」ですし。
法眼:俺も干渉しようかと思ったんだけどね。先に宣言されたし、ここは悠に任せますか。
ティート:実は『破壊の仕方、その2』が自分の中にあったり。
悠:「―――やれやれ。もう少し、後始末も考えろよな…ま、頑張ったご褒美だ」HA《歩く影法師》にて、《律の破壊者》をコピー。システムに干渉して、償いで失われる命をオレに指定。その後、《永劫より》にて《真の死》から復活!
ティート:必要なAGPはあげやう。
悠:ん、感謝する(笑)。
蒼紫:む。これは、俺が最初言ったのとどう違うのか判らんのですよ。
法眼:う〜ん、俺は銀貨を無限に増やして、全人類に配ろうかと思ったんですが。その方が『それぞれで自分自身の責任を負う』法眼の主義には合うし。
ティート:うん、それがもう一つですね。
蒼紫:あー、そっちがあったか。それも面白かったですね。
悠:それも思ったけど、今回はコッチで綺麗に纏めようかなって。
法眼:…まぁ、悠に任せたんだから仕方ないか。
蒼紫:結果的にはほぼ同じですが、そっちのが美しかったかも。
ティート:あと、悠くん的に、人類が多数犠牲になるのは許せなかったのでしょう。しかし、蒼紫くんの決定は尊重する、と。
悠:人間には興味津々だからねぇ。人命が多く失われるのはゴメンなのよ。
蒼紫:てか、犠牲にされるのは「罪人」のはずですよね?
法眼:人類全員が『原罪』を背負った咎人なのですよ。
ティート:だから、ほぼ全人類に、何かが起きます。
蒼紫:んむ。悪い方から順に、重い罰を受けるはずなんで、蒼紫的にはOKなんですよ。そこまでやって自分が無事なのが許せないってのはありますが。
ティート:いやいや、神の前に小さな大小など(笑)。
法眼:そう都合良く『人間の尺度』で下される罰の軽重が決まるとも思えんのだがなぁ。相手は世界だろ。
GM:まぁ、マスターシーン入ります。
一同:OK。

 

■エンディングフェイズ■


●シーン11 『贖いきれないモノ』 共同ED


 ――――『真祖の王』の命により、贖いは僅かながら成された。
 だが、破壊された銀貨30枚の分は補われず…世界に贖いが求められた。
 不況、飢餓、戦争。
 世界のどこかで、一人余計に死に。
 世界のどこかで、一人余計に餓死する。
 世界は何も変わらず、回る。ただ少し、“余計に不幸が広がる”だけで。

 何かが壊れ、何かが溢れて。少しだけ……世界が澱んだ気がした。


○山小屋


GM/レイチェル:「…終ったの?」
法眼:「やれやれ、もっとマシな方法があったのかも知れんが…ま、仕方ないさ」肩をすくめる。
GM/洸:「……うん、世界に膿が溢れちゃったけど……」
ティート:「やれやれ、結局はこうなっちゃったか。――――まぁ、過ごし易くていいけれど」
セシル:「そうね、魔には過ごしやすいかもね」
法眼:「お嬢ちゃんたちが助かっただけでも、僥倖だな」
蒼紫:「――俺には、こういう生き方しかできない、から」
ティート:「悠に感謝なさい。きっと後悔したでしょうから」
蒼紫:「後悔は、しない。する事は、許されないから」視線だけは真っ直ぐ前に。
悠:「ま、今回はこんなもんにしておくさ………」一時とは言え償いの犠牲になったせいで、魔獣化の姿&ろくに動けないくらい消耗してます。
GM/勇司:「ん〜、まぁ悠が余計なことしなきゃ…もう少しマシだったかもなぁ?」
ティート:「神にとっての罪と、人の罪の価値観は違うのだから…ね」
蒼紫:「悠、師匠、セシルさん、ティートさん、それにお二人も――俺を、どうしますか?」
悠:「ここから先は、人間達に任せるさ。罪を背負ってくれる存在が無くなった、この世界での人間たちを、オレはこれからも見続けるさ……何も、変わらない」
GM/勇司:「まぁ、お穣ちゃんたちは救われたけど…『人』は救われなかったと。ただ、罪が溢れただけなら魔として具現化しただけかもしれないからね。ん〜まぁ、断罪?」
ティート:「ん、そうね。私からはとりあえず……」
GM/洸:「…」庇うように蒼紫の前に立つ。
蒼紫:そっと洸をどかす。「いいんだよ。罪は、償わなきゃいけない。俺だって、例外じゃない」
法眼:「早とちりしなさんな。責任ってのは、生きて償うもんだぜ? そうだろ、魔術師の兄ちゃん…確か篠崎だったか」
蒼紫:「もう、殺せとは言いません。ですが、このまま見逃されるとも思ってませんから」
GM/勇司:「まぁ、そういうもんさ。精々足掻いて足掻いて世界を青臭くしてくれや。さ〜て、神楽本家の方は俺が抑えとくから…あ〜めんどくせぇ」欠伸しながら魔界に出かけていきました(笑)。
悠:「ああ、頼んだぜ勇司…」
セシル:「私は眠いから帰るわ。ふわぁ〜…昼間は起きるものじゃないわね。ティート、私の分もよろしく」てくてくと去っていきます。
朱月:「俺も、もう帰らせてもらうよ。仕事は……終わった」静かに去ります。
ティート:つかつかと蒼紫の傍に来て……額にぱんっと判子。字は
『要・再試験』(笑)。
法眼:「ぷっ(小さく吹き出す)」
ティート:「コレが私から、ね」
GM/レイチェル:「次は合格しなさいよ〜。ほら悠もしっかりして」むんずと掴み上げて。
蒼紫:「――なぜ、なぜ、なんです……なぜ、誰も……くっ!!」拳を握り締める。
悠:「別に間違っちゃいないからさ。それに………オレも、同じ道を通ったからな。責める理由も無いのさ。気持ちも良く分かるしな」レイチェルに支えられてようやく立てるような状態です。
法眼:「……断罪を求めるのも、場合によっちゃ甘えと同じなんだぜ?」独り言のように呟く。
GM/洸:「…」ぱん、と蒼紫の頬を叩く。で、洸は蒼紫の手を握って自分の頬を叩かせる。「蒼紫は『傲慢』の罪、私は『好色』の罪。これで…贖ったよ。蒼紫は、自分が全部を背負えると思った。私は蒼紫とずっと一緒にいたいと思ったから…運命に、逆らったから」
蒼紫:「俺は…俺はッ! いつだって、何度だって同じ罪を繰り返す!! ただの、人間なんだ……ッ」ゆっくりと目を見張り、涙をぽろぽろと。その涙はやがて、号泣へと変わる。
GM/洸:「だからね…二人で償おう。罪は償うためにあるんだから…ね」蒼紫を抱きしめて胸で泣かせます。
蒼紫:「俺は、俺を裁けるだろうか……」やや空ろな目になりながら、すがりつく。振り出す霧雨。
GM/洸:「いいの、蒼紫は洸が裁くから…自分で自分を裁けるなんて驕りだよ。めっ」ぺちと頭を叩く。そしてシーンは切ります。…さて、オチは任せたご主人様(笑)。
ティート:次のシーン、そのすぐ続きからで〜。
GM:はいな。


●シーン12 『少年よ、輝く星に成れ』 ネタED(笑)

ティート:「……さぁて、次はセシルの分いくわね?」蒼紫くんをがっしり掴む。さっきまでの空気をぶち壊すくらいのイイ笑顔で(笑)。
蒼紫:「?」空ろな目のままなので反応できない(笑)。
GM/洸:「あ…で…できればや…やさしくぅ〜」おろおろ。
ティート:「洸ちゃん、だったわね。……これから大人の時間だから、ちょっと待っててね」あくまで笑顔(笑)。そして、ずるずると茂みの方へ〜。
GM/レイチェル:「…死んだわね
法眼:「手加減してやれよ、吸血鬼のお嬢ちゃん?」
GM/洸:「はぅ(涙)」
ティート:「子供に惨劇は早いものね〜♪」変な節の歌を歌いつつ(笑)。
悠:「おーい、ティート。あまり迷惑にならん程度にな〜。……じゃ、レイチェル。オレらは帰るか。さすがに一眠りせんと身体がいうこと聞きそうにないんでな」
GM/レイチェル:「あっ、ほら肩貸すからv(ちゃ〜んすっ、これで滅ぼせるっ)」
悠:「ちなみに……戻ったら、少し血を貰うからな」
GM:ぐちゃばきめきょぐちょめちょめりめり。
赤い液体が茂みから漏れてきた。
法眼:怪音を聞きながら、軽く肩をすくめる。
ティート:止めは車田パーンチ!(笑)
蒼紫:「あぁ……そうか……俺は、間違ってたんだな……誰もが、こうして誰かを……」悟ったような顔で星になります。
GM:そして蒼紫が星になった所で、シナリオ終了となります。オツカレサマでした〜。最後にぐだぐだ申し訳ない(汗)。
一同:お疲れ様〜。


 ――――そして、贖いきれなかった分の『罪』がどうなったかというと。
 後に『聖者原罪』と呼ばれることになる、一連の事件へと続いていくのでありました(笑)。




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