第7話
超獣GIGA

●今回予告●

我は獣、求めるのは力。
そこに、理由は無い。理念は無い。
ただ、求めるのみ。
如何なるものを、犠牲にしようとも。

Beast Bind New Testament
『超獣GIGA』

汝、最強の獣と成らん。



オープニング ミドル クライマックス エンディング

■プレセッション■


GM(Nオレンヂ):では、始めましょうか。よろしくお願いします。
一同:よろしくお願いします。
GM:今回は、千里→誠司→遊佐→ティート→法眼→千里の順でPC間の絆を取ってください。自己紹介も、この順番でお願いします。


●PC1(定員1〜2名) 推奨:特になし

 裏ストリートで密かに開かれている格闘大会。
 何気なく覗いたキミの目に映ったのは、並み居る男達を圧倒する、少女の姿だった。

 シナリオ絆:獅堂 紅葉しどう もみじ (関係:共感、好奇心、闘争など)


神崎 千里かんざき ちさと神崎 千里  プレイヤー:CEF
 【マジシャン/イレギュラー】 年齢:17歳/性別:女/カヴァー:高校生
 闇を操る『闇使い』の一族に生まれた少女。
 腰まで伸ばした黒髪と、踝まであるスリット入りスカートのセーラー服がトレードマーク。
 言動は乱暴で喧嘩っ早いが、根は優しく人に頼まれると嫌とは言えない姉御肌。
 社交性に乏しく友人は少ない。しかし本心では誰か声をかけてくれないかと期待している寂しがり屋。
 所持HA:《魔法の国よ》、《リセット》、《律の破壊者》

吉田 誠司よしだ せいじサティリエル  プレイヤー:porepole
 【イレギュラー/セレスチャル】 年齢:28歳/性別:男/カヴァー:探偵
 元々は、少しだけサイコメトリーなどの異能力を使える霊能探偵だった。
 しかしある時、ノア・クルセイダーズとO∴S∴Pの武力衝突に巻き込まれ、瀕死の重傷に。
 偶然その場に居合わせた天使サティリエルと融合・一体化することで、辛うじて一命を取り留めた。
 二つの組織に(サティリエルが)追われたり、時折(自分が)美少女の姿に変身したりと、悩みは尽きない。
 所持HA:《歩く影法師》、《勝利への賛歌》、《ヴォイド》


●PC2(定員1〜2名) 推奨:なし

 キミは鳴沢学園
(*ルールブックp199参照)に通う有森信乃から、相談を受けた。
 半魔ばかりの同学園の生徒が、襲撃される事件が相次いでいるという。
 また、彼女も何者かの気配を感じたと…。

 シナリオ絆:有森 信乃ありもり しの (関係:友情、純愛、庇護など)


御門 遊佐みかど ゆさ新人形  プレイヤー:夜叉丸
 【フルメタル/セレスチャル】 年齢:17歳/性別:男/カヴァー:高校生
 かつて『新人類のアーキタイプ(原型)』となるべく、或る天使によって造り出された神造人間。
 しかし製作者である天使が堕天して、プロトタイプの彼一人だけが取り残された。
 後にその天使が人間を滅ぼそうとしていることを知り、彼は人間を守るために戦う決意をした。
 一見、好青年だが……それにしては、言動や根性がそこはかとなく黒いのは何故だろう?(笑)
 所持HA:《マルチリカバリー》、《裁きの光》、《ヴォイド》

ティートリー・テルビネ月無き夜  プレイヤー:夜来ねこ
 【イモータル/イモータル】 年齢:外見は13歳(実年齢不明)/性別:女/カヴァー:バーの主人
 同族狩りをしながら世界各地を転々としてきた吸血鬼。篠崎勇司のブラッドマスターでもある。
 友人間での愛称は「ティ」もしくは「ティート」。何の酔狂か、今ではバー『フルムーン・ナイト』の女主人。
 見た目はストレートの黒髪を後ろで束ねた絶世の美少女。子供扱いされるのとツケで飲む客が悩みのタネ。
 頭脳明晰で色々と企むのが好きだが、しばしば致命的なところでポカミスをやらかすドジな面も。
 所持HA:《永劫より》、《死界の主》、《死者の微笑み》


●PC3(定員1名) 推奨:ビーストのブラッド所持キャラ

 夜道を歩くキミを、怪しい息遣いが狙う。
 それは何者かの――――『魔』の気配だった。

 シナリオエゴ:通り魔 (関係:敵意、闘争、執着など)


鬼来 法眼きらい ほうげん鬼法師  プレイヤー:麻那
 【イレギュラー/ビースト】 年齢:32歳/性別:男/カヴァー:法力僧
 先祖返りで『鬼』の血脈に目醒めた流浪の法力僧。飄々としているように見えて、芯は熱い性格。
 身長2mを超す巨漢でボサボサ髪に無精髭、顔も身体も傷だらけ。僧衣と下駄履きが基本スタイル。
 鬼の血がもたらす忌まわしい食人衝動を堪えながら、人に仇なす魔物を調伏している。
 実のところ『法力僧』としては二流以下だが、鬼の能力と実戦で鍛えた戦闘技術により『退魔師』としては一流。
 所持HA:《歩く影法師》、《律の破壊者》、《獣の生命》


誠司:あ、誠司から遊佐への絆は、信頼で。
遊佐:ティには恐怖で(爆)。おいら勇司とマブダチだから(笑)。
ティート:恐怖かー。法眼に対する絆は感服で。
千里:みんな好敵手(笑)。
法眼:マジかい(笑)。
誠司:なかなか男らしいですな。いや女性ですが(笑)。
千里:「お前を倒すのは、このあたしだ!(びしっ)」
誠司:「うむ、まいった」
法眼:「…嬢ちゃん。そんなことばかり言ってると、早死にするぞ?」千里へはエゴ/心配で(笑)。
千里:今日のキャラ、小さい子いますか? いたら絆/献身に(笑)。
ティート:ダイジョブ。ちっちゃいけどそんな意識は無いはず。
法眼:今回はいないような? NPCにはいるかもですが。
千里:小さい子には優しいのです。
法眼:それはこの前のシナリオ(ex.第6話『幼年期』参照)でよく理解しました(笑)。
ティート:優しい? ちょっと違うよーな…(←蹴撃)
GM:小さい子は、今回予定無いですな。いや、今まで出したこと無いですが。
法眼:千里のロールプレイは必見なので、少し残念かも(笑)。

GM:では、いつも通りハウスルールの説明を。今回も、絆判定は無しとします。取る場合は、絆・エゴ好きな方を取ったことを宣言してください。また、一度に何個取ってもいいものとします(最大は7個)。これは、『シーン数が少ないせいで絆が足りない』という事態を避けるためです。ただ、絆は判定に関わることもありますので、そこのところ、よろしくお願いします。それでは、ゲーム開始です。


 

■オープニングフェイズ■


●シーン1 『極星は現れた』 シーンプレイヤー:神崎千里&吉田誠司

○池袋・裏通り


GM:場所は、池袋の人が入ってこないような裏側。そこでは、半魔達が独自に集まって、格闘の技を競い合っています。この集団のことを、君達は承知しています。何かしらの理由で、君達は、その辺りを通りかかりました。いつも騒がしい場所ですが、今回は少し違った熱気に包まれています。
千里:「ん……? おおおーやってるなー」
誠司:「へえ、今日は変わったカードだな…」
GM/半魔:「おお、お二人さん。今、すげぇんだよ!」
千里:「なにが?」
誠司:「なんか大穴でも出たのかい?」
GM:そう言って指を指した先では、小柄な少女が、大男を圧倒していました。少女の方は、君達は見たことがありません。
誠司:「―――凄いな」
千里:「おおー」
GM/半魔:「この間、ひょっこり現れたんだけどよ、強いのなんのって!」言ってる側から、少女は大男を倒してしまいました。歓声を上げる見物人達に手を上げると、少女は颯爽と去っていきました。そのグローブには、紅い星があしらってあります。
誠司:「なんとも勇ましいもんだな。こりゃしばらく荒れそうだ」
千里:「へぇー。でもそんなに強いんなら何か情報ないの?」
GM/半魔:「なにしろ、ちょっと来ては、颯爽と去っていくからなぁ。まあ、ここじゃあ『紅の極星』って、みんな呼んでるぜ」
千里:「極星ねぇ」
誠司:「ふぅん…」
GM/半魔:「話したことある奴も、あんまいないみたいだしな」では、ここらでそろそろシーンを切りましょうか。
誠司:こちらはOKです。
千里:この半魔とコネクションを持ちたいかな。組織でも個人でもいいので名前を……。
GM:では、絆/半魔Aとでもしておいてください。あるいは、全体で競技者達でも。どちらかと言うと、全体をオススメします。
千里:ありがとう。進めてOKです。
GM:それでは、シナリオ絆と[SA:少女を探る]をどうぞ。シーンを切りま〜す。
千里:紅の極星に献身…(笑)。
法眼:好敵手でなく献身ですか?
千里:(肯き)
誠司:こちらは好敵手で。
法眼:何だか意外だ…二人とも(笑)。
誠司:誠司君も男の子ですからな。
千里:極星、小さいので。あ、競技者達に対しては信頼を。



●シーン2 『不安は忍んで来た』 シーンプレイヤー:御門遊佐&ティートリー・テルビネ

○BAR『フルムーン・ナイト』


GM:カウンターに、信乃と並んで座ってるところから。
ティート:「……いらっしゃい、ご注文は?」
GM:信乃は、どこか憂いを帯びた表情をしています。
遊佐:「えっと、ソフトドリンクありますか?」
ティート:「ええ、何がいいかしら」
遊佐:「信乃?」
GM/信乃:「紅茶をお願いします。…あ、ごめんね、御門君。変な顔しちゃって」
ティート:「わかったわ、アッサムでいいわね? ……で、何があったの?」紅茶入れつつ。
GM/信乃:「うん。…あ、でも、こんなこと話したら、迷惑がかかりますし…」
遊佐:「いや、いいよ。それでなにかな? デートで半魔の店をわざわざ選ぶなんて」
ティート:「このままそんな顔された方が迷惑よ。……彼にくらい打ち明けたらどうかしら」
GM/信乃:「…ごめんなさい。でもやっぱり、こんなこと、御門君にしか相談できないから…」
遊佐:「うん、なんでも言って。出来ることなら何でもするから、信乃の力になれる事は凄い嬉しい事だから。ね」笑って。
ティート:では、2人きりにするように、少し離れます……ただし盗聴器つきで(ぇ)
GM/信乃:「今ね、鳴沢学園の生徒が、何人か襲われるって事件が相次いでるの」
遊佐:「…」さりげなく盗聴器を潰しつつ。
ティート:「……ちっ」小声で(笑)。
GM:そんな裏の攻防に、信乃は気付きませんとも(笑)。
遊佐:「襲われた人たちって半魔だよね。通り魔やブラックコートってことはないのかな?」
GM/信乃:「何人か、入院した子もいるけど、よく判らないって。魔物なのは確かだけど、見たことも無いような形って言ってた」
遊佐:「なるほど…信乃はどうしたいの? 親に迷惑をかけたくないとか…怖いなら僕ができるかぎり守るよ」
ティート:静かにグラスを磨いてます。客いないし(爆)。
GM/信乃:「私、事情が特別だから、家から通ってるんだけど、昨夜も何か気配を感じて…私、怖くて…どうしたらいいか判らない…」
遊佐:「う〜ん、信乃はバイク嫌い?」いきなり話の腰をぶった切る。
GM/信乃:「バイク、ですか? …いえ、大丈夫だと思います」
遊佐:「それじゃ…(携帯を片手で操作して)うん、明日から一緒に登校しよう。僕も学校の都合があるからバイクでの送り迎えになるけど」申し訳なさそうに。
GM/信乃:「…え? ありがとう、御門君!」
遊佐:「大切な恋人だもん。これくらいはお安い御用だよ」胸を叩いて少しむせる。
ティート:「……若いっていいわねぇ」小声でどこか遠くを見つつ。
遊佐:「それで時間がこうだから」と打ち合わせをする(笑)。
GM/信乃:「………あ、ごめんなさい…ちょっと…」と、言いにくそうにチラと横を見る。
遊佐:「ん?」横を見る。
GM/信乃:「あの…えと…ちょっと…」顔を心持ち赤くして。
ティート:「あら、何か?」目線の方向を見て。……どこ見てるん? 信乃ちゃんは。
GM/信乃:「あの、ちょっと電話かけなきゃいない相手がいて…」トイレに行きたいけど、面と向かっていえない乙女心。
ティート:「ああ、ココは電波が悪いから、そこ行くといいわよ」化粧室指しつつ。
GM/信乃:「ごめんね、すぐ戻って来るから」言いつつ席を立ちます。
遊佐:「あっそか、ごめん…じゃ僕は飲み物選んでおくね」メニューを見る。
GM/信乃:「うん、ごめんね」そそくさ。彼女がいない間に、PC同士で話すことありますか?
ティート:……やだなぁ、自分たち以外の気配とか、店の中にあったら。信乃ちゃん襲われそうで。
法眼:その時突然、トイレから絶叫が!!
ティート:やーめーてー(笑)。
法眼:…なんて事が、あるんじゃないかって?(笑)
GM:ここで襲われたら、シナリオが解決しかねない!(笑)
誠司:解決するのか!(笑)
ティート:それはさておいて。向こうに無きゃ無いのです、話す事は。話しかけなきゃ、一人で尾けたり調べたりするし(ぉ)
GM:では、しばらくして信乃が戻って来ました。「ごめんね。お待たせ」
遊佐:と…しまった。好青年の演技に気を取られてティとの裏話するの忘れてた(笑)。
ティート:あははは(笑)。
GM:なにか、することありますか?
ティート:戻ってきたならますます無いです。
遊佐:え〜と、ティに情報収集を頼む。場合によっては武力の手助けも頼んでおく。
ティート:頼まれました。
遊佐:報酬は他の奴らのツケの肩代わり(爆)。
ティート:……高くつくわよ?(爆笑)
GM/信乃:「じゃあ、お願いするね、御門君」
遊佐:「うん、まかせて」笑って。
GM:ってところで、シーン切ってよろしいですか?
ティート:ういっす。
遊佐:OKです。
GM:シナリオ絆と[SA:信乃の悩みの解決]をどうぞ。
ティート:信乃に対して〜、絆/誠意でとる。
GM:では、シーンを切ります。



●シーン3 『獣は一時去った』 シーンプレイヤー:鬼来法眼

○池袋駅近郊


GM:人気のない夜道を、貴方は一人歩いていました。
法眼:「…さて。仕事も終えたし、一杯ひっかけて…」ティの店に向かっている。
GM:そうしていると、貴方を探っているような僅かな気配が感じられます。
法眼:「…………」気づかないフリをして、歩いている。
GM/気配:「…こいつも、そうか……でも、強い…」遠巻きに探るばかりで、距離は縮みません。
法眼:「……そういうあんたは、誰だい?」呟きの聞こえた方向にくるりと振り返る。
GM/気配:「…やるか? でも、強い…」振り返ると、動きを止めます。距離は保ったままです。
法眼:「……今夜は疲れてるんでね。面倒ごとは避けたい所なんだが…」言いつつ、油断無く気配を探ります。
GM/気配:「…まだ勝てない。まだ勝てない…」言いながら、段々と気配がしぼんでいきます。おそらく…逃げた。
法眼:「……ふむ、行ったか」踵を返して、店に向かう。「…まぁ、そのうちまたちょっかいかけてくるだろうさ。なぁ?」誰に言うともなく呟く。
GM:その背後に、気配が残した言葉が微かに響きます。「…でも、すぐに強くなる…その時には…俺が…」
法眼:「……」何も言わず、目だけが強く煌めく。
GM:というところで、シーンを切りましょうか? シナリオエゴと、[SA:気配の正体を探る]をどうぞ。
法眼:謎の気配に「エゴ:興味」を取った。
GM:では、シーンを切ります。


 

■ミドルフェイズ■


●シーン4 『極星は輝いた』 シーンプレイヤー:神崎千里  登場難易度:自由に登場可

○格闘競技会


GM:今日も、通称『紅の極星』が派手に活躍しています。
誠司:ポップコーン片手に観戦中。
GM/半魔:「うおぉぉぉっ! 『クラウン』も負けちまったぜ! これで、ランキング5位確定だな!」
千里:「……」
誠司:「…食うか?」
千里:「ああ…」ポップコーンを食べる。
遊佐:「…ふぅ、やりますねぇ。所属選手のクラウンがやられるなんて…このままでは赤字になってしまいます」マネージメント中(一同爆笑)。
法眼:バイト中かっ(笑)。
GM:って言うか、遊佐にこんな一面が!?(爆笑)
遊佐:なんかやりたかった…こういう胡散臭いの(笑)。
法眼:みんなで観戦してるんだな(笑)。俺はこういう場所に興味ないから来てないが。
GM:ごめん。遊佐の意外な一面に、笑いすぎてむせた(笑)。ちょっとタンマ。
ティート:うぃ、GMが落ち着くまで待ちましょう(笑)。
遊佐:やっぱ、男には裏の顔がないとね(ぉ)
法眼:遊佐と一緒にプレイするのは初めてだからなぁ…これがデフォルトだと勘違いしそうだ(笑)。
遊佐:いや、最初は普通に好青年してましたよ。
GM:ごめんなさい、復帰しました(笑)。極星は、観衆に片手を上げて答えると、また颯爽と去っていきます。
ティート:「……鉄板の1.1倍だけど、まあ手堅く取ったからいいか」賭け中(爆)。
誠司:「しかし……まさしく快進撃だな。こりゃひょっとするとひょっとするか」
遊佐:「ティさんはほんと手堅いですね。こうなると4位の僕が(爆)」
ティート:「仕方ないでしょう?(……店の補填に使ってるなんていえないわけだし)」
千里:「それにしても、ここまで目立ってて…いまだにリングネームでしか呼ばれないっていうのもなぁ」
誠司:「恥ずかしがりやって訳でもなさそうだしな」
GM/半魔:「まあなぁ。すぐに帰っちまうから、なかなか話聞けねぇんだよ」
千里:「試合が終わったら捕まえてみよっか?」
誠司:「本気か。ならまあ、後半戦終わる前に待機しとくか?」
遊佐:「ふぅ…ティさん。どうです…あの『紅い極星』の素性を探る。追加料金出しますよ?」電卓で金額を示す。
ティート:「――――構わないけど、彼女はいいの?」マイナーで飛行状態になりつつ。
遊佐:「そちらの方が優先で。信乃も大切ですけど、ビジネスも大切ですからね」
GM/半魔:「ま、今は俺達『紅の極星』ファンクラブが、いろいろ聞き出してる最中だけどよ」
ティート:「ま、いいわ。片手間でよければね」そして隠密状態になります。
遊佐:「さて」ハッピを着る。「さ〜『紅の極星』の生写真、一枚千円からいかがですか〜?」
千里:「くれ」
遊佐:「ファンクラブの方はなんと五割引!」販売中(笑)。
誠司:「……ファンクラブまであんのか」
GM/半魔:「副会長! 今日もいい絵が撮れましたぜ!」
遊佐:「さすがですね。一条くん、ボーナスは期待できますよ」
ティート:副会長だったのか(爆笑)。
遊佐:決してトップには立たず。影でひっそりと組織を操る(爆)。
GM:そういうことされると、反応したくなるので。彼(一条)の名前も決まったし(笑)。
千里:「ファンクラブ…だんだん路線がずれてきたなぁ……」
誠司:「よくある事だ。シナリオ終了まで我慢しろ」
千里:「…わかったよ(呆れ顔)」
法眼:なんか誠司がメタな発言をしてますが(笑)。
ティート:誠司くん、メタな発言は駄目〜(笑)。
誠司:つ、つい…出来心で(ぺこぺこ)。
GM/一条:「あと、名前を聞きだせました! 『獅堂 紅葉』っていうらしいっす!」
遊佐:「よくやりました。よし…これでカードの作成に入りますよ。一条くん」
GM/一条:「はい!」…実はこのシーン、彼女の名前が判明するだけの予定だったのですが(笑)。
遊佐:「そして、ゆくゆくはブロマイドのトレーディングカードを! 旬は早い、急ぎますよ」きらんと眼鏡を光らせる(笑)。
ティート:「じゃ、またね。程々になさい?」隠密のまま飛んでいく。
千里:「……。紅葉ちゃんかぁ……(顔がほころぶ)…(顔を大きく左右に振る)その情報はどこから?」
GM/一条:「No.6が接触しました。わりと気さくだったそうっす!」
千里:「そうか。わかった」
誠司:「…まぁ、何でも良いけどさ」
法眼:……遊佐、どこまで突っ走るんだろう?(笑)
遊佐:神のみぞ知る。
千里:自分も判って(笑)。
GM:ってところで、シーンを切ります。



●シーン5 『護衛は現れた』 シーンプレイヤー:御門遊佐  登場難易度:自由

○鳴沢学園前


GM:OPから1〜2日経って、鳴沢学園前。信乃と話しているところです。
ティート:隠密のまま、登場。
遊佐:「お待たせ、信乃」バイク手押ししている。
GM/信乃:「御門君、今日もありがとう」
遊佐:「いえいえ、いいんですよ。信乃の笑顔が見れれば安いものです」にっこり。
ティート:少し高い所から、飛行状態で監視してます。
GM:そういう信乃の側には、別の女性の姿が。
遊佐:「おや? お友達ですか」
GM/信乃:「あ、生徒に被害が増えるばかりだから、学園に話したら、こちらでも護衛を出すって…」
遊佐:「なるほど…あ、初めまして。御門遊佐という者です。よろしくお願いしますね」女性に向かってぺこりとお辞儀。
GM/女性:「こんにちはー」
ティート:「……あら、あの子は」上空から誰なんだろうか? と見てよう。
遊佐:「一応、そちら側に踏み込んでます」コンコンと自分の手を叩くと鈍い金属音が。
GM/女性:「うん。よろしくねー」
遊佐:「できれば、お名前聞かせていただけますか?」
GM/女性:「うん、天縫胡燐(てんほう こりん)。よろしくー。じゃあ、私は空から見てるねー」そう言うと、上空に上がっていきました。
ティート:「……何? このふわふわした子は」困惑中。
遊佐:「…………………………腐敗クッキー女」ぼそり(笑)。
GM/信乃:「胡燐さんには悪いけど、上から見てもらうって、話をしたんです」
遊佐:「確かに上空からだと見張りもしやすいですしね、近くには僕もいますし。…でも少し残念。せっかく信乃と二人きりになれるチャンスなのに」笑って。
GM/信乃:「…うん」少し、顔を赤らめながら。
法眼:GMに質問。法眼も護衛の一人として学園に登場することは可能ですか?
GM:護衛の一人としては、不許可とします。相手、女子高生ですし。
法眼:了解。被害者が他にもいるって話だし、学園が調査を依頼することもあるかな、と思ったんですが。情報交換のためにも一度合流しておきたいし、取りあえず登場しようかな。
GM:すいませんが、少し待ってください。ちょっと場面が上下で割れたので、シーンを切って仕切りなおしますね。
一同:OKです。
GM:ということで、一旦シーンを切ります。



●シーン6 『役目は託された』 シーンプレイヤー:ティートリー・テルビネ  他PCは登場不可

○鳴沢学園上空


GM:ではまず上空のシーンから。ティート、どうぞ。
ティート:同じくらいに浮かび上がった胡燐を見て「……少しは隠れなさいよ」小声でこっそり。
GM/胡燐:「あれー? …誰?」虚空から剣を取り出して、スチャッと構える。
ティート:発見する前に、まずは知覚対抗に勝ってみれ。(ころころ)勝った、18(笑)。
GM/胡燐:(ころころ)達成値8、負けました(笑)。「…いない。あれが敵?」
ティート:「……(そうか、アホの子なのね)そこの貴女、姿くらい隠したら?」近寄って話しかけましょう(笑)。
GM/胡燐:「誰ー? 大丈夫、この高さなら、下から見えないよ」
ティート:「……敵には見えるかもよ?」といいつつ、隠密切ります。「で、貴女は彼女の敵じゃないのね?」下の信乃を指差しつつ。
GM/胡燐:「んー、でも、夜しか襲われてないって聞いたよ? …敵? 違うよー」
ティート:「……なら、今から張る意味は?」頭に手を当てて(笑)。
GM/胡燐:「『念のためだ』って、師匠が言ってたー」
ティート:「ふぅ…そう。まぁ、いいわ。私も彼女の敵じゃないから。邪魔はしないわ…だから貴女も邪魔しないで」
GM/胡燐:「そうなの? じゃあ、行くねー」
ティート:「ええ、さようなら」再び隠密状態に〜。
GM/胡燐:「相手、獣の気配がするって、師匠が言ってたよー。じゃあね〜」
ティート:「覚えておくわ」何も見えない空間から声だけ聞こえる。
GM:では、シーンを切ります。



●シーン7 『接触は果たされた』 シーンプレイヤー:御門遊佐  登場難易度:自由

○鳴沢学園前


GM:お待たせしました、遊佐と法眼どうぞ。
法眼:「よぉ。青春だねぇ」遊佐と信乃がいちゃついてる所に(笑)偶然通りかかったフリして登場。
遊佐:「あれ? 法眼さん、こんにちは」
法眼:「前に一度ティの店で会ったな。元気だったか?」
遊佐:「はい、元気ですよ。あっ、こちらは顔が怖いけど根は優しい…けど本性は鬼の法眼さん」と信乃に紹介しておきます。ちょっと刺々しく(笑)。
法眼:「…しかし隅に置けねぇなぁ。いろは嬢ちゃん
(*)のことはどうしたんだ?」笑顔で。

(*)『琴乃葉いろは』:このGMがよく使うNPCで、ノウンマンの高校生です。通称『ゴシップの女帝』。
 とにかく好奇心旺盛で、強引かつお喋りな性格。何かと事件に首を突っ込もうとするけれど、憎めないのは人徳か?
 PCの何人かは彼女に対して絆/エゴを結んでいます。遊佐も彼女に対して絆/純愛を持っていたので、ここでツッコんでみました(笑)。


遊佐:「いろはですか? 幼馴染で恩人ですけど?」
GM/信乃:「あ、始めまして。有森 信乃です」
法眼:「ふむ。なるほどなるほど…おう、こちらこそ初めまして」
遊佐:「あ、こちらは僕の彼女の信乃さん」一応紹介。
法眼:「で。悪いんだが…少し男同士の話をしたいんだ。彼氏、借りてもいいかい?」返事を待たず、遊佐と強引に肩を組む。
GM/信乃:「あ、はい。御門君、私はあっちにいるね。それと…後で病院に寄っていいかな? 友達の一人がね、昨日襲われて入院しちゃったから…」
千里:登場しようと思ったけど、『男同士で話したい』ということなのでシーン外で体育座りしてます(笑)。
法眼:いや、あれは単に信乃を遠ざけるための方便だったんですが(笑)。
ティート:胡燐と話のついたティート、上空に登場します。
GM:登場どうぞ。胡燐は信乃共々、離れています。
ティート:では、周囲を監視してるだけです。情報収集しつつ。
法眼:「この学園で、生徒が何人も襲われてるって聞いたんだが…そいつらに、共通点とか無いか?」遊佐にだけ聞こえるよう、小声で話す。
遊佐:「ふぅむ」GM、共通点あります?
GM:この段階のPCでは不明ですね。後で情報収集のシーンをやります。
遊佐:では、首を横に振ります。
法眼:「そうか…実はな、俺もこの前変な奴に目を付けられたらしいんだ。で、気になって少し調べたら、半魔ばかりのこの学園の生徒が立て続けに襲われてるって言うじゃねぇか」
遊佐:「なるほど…」渋い顔をする。
法眼:「だから、何か手がかりはねぇもんかと思ったんだが…知らないなら仕方ねぇな。学園長にでも聞きにいくさ」
遊佐:「法眼さん。その話は後で。信乃を早めに送り届けないと日が落ちて…厄介なことになります」
法眼:「おぉ。嬢ちゃんと仲良くな」手を振って去っていく。退場ー。
GM/信乃:「…話は終わりました…?」入れ替わりで戻ってきました。
遊佐:「えぇ、お時間とらせてすいませんでした」
千里:「どうせ、『男同士で話すこと』なんてロクなことじゃないだろうと思って見に来た」少し離れた所から登場。
遊佐:「おや? 千里さん、こんにちは」
GM/信乃:「…こんにちは」ちょっと引きながら頭を下げます。
千里:「……まぁ、どうせロクでもねーこと話してたんだろうから、内容は聞かねーが」
誠司:「だから、何でいつもそう態度でかいんだ、お前は」千里と一緒に登場。
千里:「ん? そうか?」
GM:次々現れる人達に、信乃はちょっと驚いているようです。
遊佐:「信乃、行こう」手を繋いでそのまま歩き去る(笑)。
GM/信乃:「あ、うん」
千里:「おいおい、私が来たら一斉解散かよ!」(笑)
誠司:「タイミングの問題だろうに」
千里:「ふん、まぁそういうことにしといてやるか」
←無意味に偉そう(笑)
誠司:「…ま、良いけどな」
ティート:「さて、移動したわね」見届けてからシーン退場〜。
GM:特にすることがないなら、一旦シーン切って病院に移行したいと思いますが?
一同:OK。
GM:では、シーンを切ります。



●シーン8 『思いは託された』 シーンプレイヤー:御門遊佐  登場難易度:自由

○病院


GM:場所は、病院の一室。信乃の友達が横になっていますが、それほど酷い怪我ではなさそうです。二人はしばらく他愛も無い話をしていましたが、そのうちに内容が事件のことに移り始めました。
遊佐:バラの花束をお見舞いとして贈呈。後は黙ってリンゴの皮などを剥きながら、二人の話に耳を傾けておこう。
GM/友人:「…うん、暗かったけど、顔は見えたよ。大体、覚えてる」
遊佐:「どうぞ」ウサギさんリンゴの皿を差し出す(笑)。
GM/友人:「あ、ありがとう。信乃ちゃんの、友達?」
遊佐:「いえ、彼氏…でいいかな?」と信乃の顔を見る(笑)。
GM:信乃は顔を真っ赤にして俯いてます。
遊佐:「御門遊佐といいます。以後お見知りおきを」ぺことお辞儀。
GM/友人:「へへ、そうなんだ。信乃ちゃんをよろしくね」
遊佐:「はい、それで…犯人の顔を教えてもらえませんか? さすがに僕も心中穏やかではいられないので」
GM/友人:「うん。あたしも、信乃ちゃんが心配だから…はい、これ似顔絵」
遊佐:「ありがとうございます」受け取る。
GM/友人:「信乃ちゃんをよろしくね」その言葉には、いろいろな意味がこめられているようです。
遊佐:「はい、任せてください。安心して貴女はベッドで休んでくださいね」
GM/友人:「うん。それじゃあ、あたしは寝るけど…イチャイチャするなら、外でね!」信乃は友人の台詞に、更に顔を真っ赤に。…ってところで、そろそろシーンを切りましょうか?
遊佐:は〜い。
GM:では、シーンを切ります。



●シーン9 『獣は襲撃した』 シーンプレイヤー:鬼来法眼  登場難易度:特殊

○池袋某所


GM:法眼のシーンです。とりあえず、他PC登場不可で。法眼が一人夜道を歩いていると、いつかの夜の気配が再びします。
法眼:「…………」変わらず歩いている。
GM/気配:「…こいつもそうだ…」
法眼:「……で、今夜はやるのかい?」声をかける。
GM/気配:「…強い…でも、勝てるか…」今度は、少しづつ距離が縮んで来ます。
法眼:「…ほぉ、やる気か」振り返って身構える。
GM/気配:「…勝てるか…勝てるか…」
法眼:目を細めて気配を探る。姿は見えますか?
GM:まだ、姿は見えませんが、気配は確実に近付いています。「…勝てるか…勝てるッ!」そう言うと、飛び出して、まず一撃。ここは演出戦闘です。
法眼:「この前の台詞を信じるなら、強くなったって事か。いいだろう……遊んでやるぜッ!!」演出で《獣化》と《切り裂くもの》を発動。鬼変化だっ!
GM:近付いてみれば、それは人間型です。鍛えられた、男の姿。
法眼:もはや言葉はいらぬ。拳で語るのみ(笑)。
GM/男:「ケェッ!」突き、そして蹴り。明らかに人間の力ではありえません。ただ、攻撃方法は普通の格闘技のものです。
法眼:「ふッ!」がっちりと受け止め、弾き返す。
GM/男:「強い…思った以上に…」
法眼:「…この程度じゃ、俺は倒せんぞ?」
GM/男:「ク…」勝てないと悟ると、男は逃げ出しました。
法眼:「逃がすか!」《天を駆けるもの》を発動。ジャンプして男の前に着地する。
GM:すると、貴方と男の間に、グレータデーモンが出現しました。
法眼:「さて、答えて貰おうか。…何だとっ!?」
GM:デーモンは、男を守るように向かってきます。
法眼:「ちぃっ、一人じゃなかったわけかっ!」
GM:その間に男は逃げ去ります。そして更にデーモン追加。男は退場です。他PC、登場したい方どうぞ。戦闘は行いません。
法眼:「…ちっ。目障りだな……消え失せろッ!!」《爪爪牙尻尾》で薙ぎ払う。
GM:薙ぎ払われるデーモン達。しかし、簡単には倒れません。
ティート:では、夜闇の空から登場。「あら法眼、どうしたの?」
千里:「加勢はいらなそうだな……」頭を掻きながら登場。
法眼:「よぉ、嬢ちゃんか。…見ての通りさ、通り魔に逃げられちまった」肩をすくめる。デーモンは敢えて気にしない。
ティート:「あらあら、それは大変」デーモンを見てもいない。
遊佐:「無粋ですね」倒れたデーモンの頭を鷲掴みにして登場。
法眼:「…で、嬢ちゃんたちはお揃いでどうしたんだ?」
千里:「ん? ここら辺は私の庭だ」
遊佐:「ビジネスですよ」
ティート:「……じゃ、私はこれで。見守っていないといけない娘が居るのよ」隠密&飛行で退場。
GM:デーモンは、とりあえず目に付くものを殺そうという感じに動いてますね。
法眼:話しながら、手近なデーモンを手当たり次第に殴り倒してます。
遊佐:光り輝く手で撫でるようにグレーターデーモンを滅していく。
GM:足止めをした後は、野放図に暴れているだけという感じです。なので、何匹かはこの場を離れようとしました……が、内一匹が何者かによって倒されたようです。
法眼:何者か、ってのは誰?
千里:「……」周囲に気を配る。
GM:見えるのは、後姿だけです。
千里:路地裏に止めてたバイクで追うってOKですか?
遊佐:ふ、光り輝く翼を出して追いかける。
GM:デーモンが邪魔しているので、追えません。
遊佐:グレーターデーモンに《飛行能力》はないね。エンゲージで足止めは不可さ(ぉ)
法眼:法眼も飛べるけど、残りのデーモンを掃討しておく。周囲に迷惑だし。
誠司:GMが「追えない」っつってるんだから、追えないで良いんじゃないですか?
GM:ごめん、ルールブックのグレーターデーモンのつもりじゃなかったから。
遊佐:おうち、なら空中戦を繰り広げておきます。
GM:はい。それではそうこうしている内に、デーモンは駆逐されました。
法眼:「……やれやれ。やっと片付いたな」手をパンパンと払いながら。
千里:「あーー!! 邪魔くせぇ!!」叫びつつデーモンの死体を闇の中に消していく。「やい、法眼! てめぇ、友達は選べ!」
法眼:「あれが友達に見えたのか? そりゃあ酷い誤解ってもんだ」
遊佐:「ふぅ…法眼さん。ちゃんと駄目な親戚からは縁を切らないと」ぱっぱと服の埃を払う。
法眼:「言っとくが、悪魔に親戚はいねぇぞ? どっちかと言えば、俺は狩る側だ」
遊佐:「それは失礼しました」
千里:「それにしても、あたしの街を汚すやつは許せねぇなぁ……」
遊佐:「追いますか?」
千里:「だな……」
法眼:「無理だな。さっきもいきなり湧いて出た。また邪魔されて終わりだろ?」大あくび。
GM:GMとして言えば、今からでは追いつけません。
千里:「だが……、あんなのほいほい湧いちゃー困るだろ? 追う追わないは別としても原因は探らないとな」
法眼:「まぁな。それは今から探ってみるさ」
遊佐:「そうですね。やれやれ、騒動の種は尽きませんね」
GM:他にすることがなければ、そろそろシーンを切りますか?
一同:了解です。
GM:それでは、シーンを切ります。次は情報収集のシーンです。



●シーン10 『情報は集められた』 シーンプレイヤー:吉田誠司  登場は任意

○BAR『フルムーン・ナイト』


GM:さて、翌日ですが。このシーンでは『紅葉』、『事件』、『通り魔』に関しての三つを調べることが出来ます。
誠司:「へぇ、そんな事があったのか」何か聞いたらしい。
法眼:法眼が知ってることは全部話した。といっても、通り魔のことだけだが。
ティート:ん、事件に関しては〈情報:魔物〉が使える?
GM:『紅葉』は噂・ネット・魔物、『事件』は噂・ネット・裏社会・警察、『通り魔』は魔物・裏社会が有効です。
誠司:判定は一人一回ですか?
GM:各項目に関して1度づつ可能です。
遊佐:事件に関して調査〜。〈情報:裏社会〉で(ころころ)9かぁ…だめだめ。
法眼:通り魔に関して、〈情報:魔物〉と情報屋で。(ころころ)達成値17。
GM:通り魔は17で充分です。
千里:紅葉に関して〈情報:裏社会〉で。(ころころ)6ゾロ! 達成値19だ。いい知り合い持ったなぁ……(笑)。
遊佐:おぉぉ!
GM:うむ。完璧。
法眼:さすが、目の色が違う(笑)。
誠司:ばっちりですな。
遊佐:通り魔を〈情報:裏社会〉と(ころころ)11。
ティート:ん〜、では事件に関して、【社会】ボーナスのみ〜(ころころ)13。
法眼:事件に関して、社会と情報屋(裏社会)で(ころころ)達成値9か。
GM:現在の出目だと、事件のみ完全じゃないですね。
誠司:事件に関して《自然感知》で探ります。(ころころ)達成値15。
GM:15あればOKです。
法眼:さすが、探偵。
ティート:くぅ、さすがに技能無しじゃ届かなかった。
GM:では、紅葉の情報から。一条くんが「副会長〜! 紅葉ちゃんに関して、ばっちり調べてきました!」と報告に来ます(笑)。
千里:「おお! でかした!」
GM/一条:「まず、彼女はしばらく前に池袋に来たみたいっす。完全に路上生活ですね、ヤサはバラバラです」
遊佐:「ふむふむ」
誠司:「…いつから副会長になった、お前」
ティート:「まぁ、いいじゃない。はい、どうぞ」グラス差し出し。
遊佐:「さすがですね。一条くん」誠司の問いはスルー(笑)。
GM/一条:「で、聞いた話によると、武者修行に出た兄と友人を探しているそうです」
遊佐:「では一条くん、彼女に寝床を与えて私生活の写真をゲットです(笑)」
GM/一条:「了解ッす! 命かけてやるメンバーには、事欠かないッすよ!」
ティート:「……ええと、信乃ちゃんの電話番号は、と」ごそごそ探し中。
遊佐:「立案その他は一条くん、全て貴方がしたことに」(爆)
GM/一条:「はぁ。それで、彼女っすけど。夜中は町中うろついてるみたいっす」
千里:「……。一条……もっと深い捜査を頼む」
GM:ちなみに、昨日見たデーモンを倒した相手、紅葉の特徴と一致します。
千里:「デーモンにも絡んでるかもしれないということか」
GM/一条:「では、早速メンバーと作戦を立てるっす!」一条退場。
法眼:「…悪魔に取り込まれた、のかもしれんな。その兄貴とやら…」
遊佐:「もしくは力に魅入られたのかもしれませんね」
誠司:「…厄介な事だ」
遊佐:「で…ティートさん。その電話のジャックはこちらです」手に握られている(笑)。
ティート:「あら、じゃあ、このレコーダーはいいのね?」にっこり笑顔で。「電波に影響を受けない優れものよ?」
遊佐:「私の負けです(お辞儀)。これをお詫びに」袋から取り出した、黒い何かをティに放り投げる。
ティート:ぱしっと受け取る。
遊佐:超強力な磁石だったり(爆)。
ティート:「あらあら、CDに効くのかしら?」と言いつつ電話の回線取って、情報屋の連絡待ち。
法眼:…どうでもいいが、遊佐。今のやり取り、絶対好青年の台詞じゃねぇよ(笑)。
ティート:全くです(笑)。
遊佐:えぇぇ、どれがぁ?(ぉ)
ティート:……あえて言うなら、ほとんどが(爆)。
遊佐:では言い換えます。信乃の前では好青年。裏はしらね(爆)。
ティート:いろは〜、ばらしちまえ〜(笑)。
遊佐:いろはの前でも好青年(ちょっと腹黒)です。
誠司:隙がありませんね。
遊佐:好青年ですから(←用途を間違えてます)。
GM:では、事件に関しての情報。事件は全て夜に発生しています。そして被害者は、全員がビーストのブラッドです。現在のところ、被害の程度に関わらず、二度以上襲われた者はいません。
法眼:「やはりな。獣の性を持つものが狙われた、か」
誠司:「何か、心当たりでも?」
法眼:「追い返したからなぁ、無傷で。勝つの負けるのと言っていたから、また来るんじゃないか? リターンマッチによ」
GM:最後に通り魔に関して。『がっしりした体格の男性』という証言と、『キメラのような外見』という二つの証言があります。
遊佐:「まさか、力を取り込んでる?」
法眼:「キメラの方が魔の姿って事も考えられるがな。まぁ、今度遭えば判るかもな?」
GM:また、逃げる際にデーモンを呼び出したことが多々あります。手口から同一人物と見られています。ちなみに、事件が起こり始めて暫くしてから、紅葉は池袋に現れています。情報は以上です。
ティート:「まぁ、法眼…貴方が襲われたなら、最終的な目標はしばらく貴方でしょうね」
誠司:「取り敢えず、話は見えてきたんだ。…どうする?」
遊佐:「法眼を囮にして、捕獲してみます?」
法眼:「ま、囮くらいは務めてやるさ。紅葉って嬢ちゃんもマークした方がいいとは思うがね」
ティート:「そちらは任せるわ。私は信乃の方を見てるから。法眼に勝つ為に、力を付けようと襲う可能性があるものね」
誠司:「紅葉の方は、俺が回ろう」
千里:「私も紅葉が気になるな……」
法眼:「だな。まぁ、そっちはよろしく頼んだ」
誠司:「んじゃあ、千里はこっちについてくるか?」
千里:「ああ」
遊佐:「私は信乃のボディガードを」
ティート:では、ひゅんっと法眼に向かって何かを投げる。
法眼:受け取った。で、何?
ティート:「簡易型の連絡装置よ。何かあればそれを押して。すぐ行くわ」登場する為に伏線貼り貼り(笑)。
法眼:「判った。嬢ちゃんたちも気をつけろよ?」懐にしまいつつ。
誠司:「――じゃ、早速取り掛かるか」
ティート:「ええ。じゃ、勇司、夜はこの店を頼んだわよ」
遊佐/勇司:「あいさ〜」
GM:では、全員の行動をまとめましょうか。千里と誠司が紅葉を張って、遊佐が信乃に付く。ティートと法眼は?
ティート:ティートは上空から信乃の周辺の監視です。
GM:実質三手に分かれるのですね、了解。
法眼:法眼は囮、遊佐とティは信乃のガード、千里と誠司は紅葉をマーク。…結局、囮が罠になってない(笑)。
ティート:いやぁ、こんな事になるとは(笑)。一人くらい、法眼についたほうがいいのかなぁ?
法眼:「何なら、俺が紅葉って嬢ちゃんの所に行けば、ある程度戦力の分散は防げるが…どうする? 信乃嬢ちゃんを危険な目に遭わせたくないんだろ、そっちは?」
遊佐:「もちろん」
ティート:「頼まれてるものね」肩すくめて。
遊佐:「ふむ、しかたない…僕は法眼さんの方に行きますよ。ただし朝と夕方は送り迎えに抜けますが」
法眼:「信乃嬢ちゃんはティート一人で大丈夫なのか?」
ティート:「さぁ? 善処はするけど」
遊佐:「夜、出歩かないようにすれば大丈夫でしょう」
ティート:「相手の戦力が不明なんですもの。確約は出来ないわ」
遊佐:「最悪、時間稼ぎはお願いしますよ。信頼してますから」
ティート:「善処するわ」手を振り振り。
誠司:こっちの組が法眼さんと合流したほうが、主にセッション時間と言う意味でメリットがあるかも。
法眼:ただ、それだと敵が紅葉を避けてた場合、無駄に手間取る可能性もある。
ティート:一人じゃないと襲わない、なんて場合にもね。
法眼:「ふむ……で、遊佐。お前さん、隠れるのは得意か?」
遊佐:「それなりには」
法眼:「多人数だと向こうも警戒するかも知れないから、気づかれないようにしててくれ。で、俺は千里と誠司がいる辺りの近くをうろつくとしよう」
GM:それでは、そろそろシーンを切りますね。
法眼:あ、忘れてた。誠司に【絆/信頼】、遊佐に【絆/連帯感】、ティに【絆/友情】を取得。千里へのエゴを【絆/友情】に変更します。
誠司:微妙ですが、千里に絆/家族で。
ティート:遊佐に絆/好敵手、だ(笑)。



●シーン11 『目的は聞かされた』 シーンプレイヤー:神崎千里  登場は任意

○競技会場周辺


GM:登場は、まず二人のみ。紅葉を張っているところからスタートします。
千里:紅葉の様子は?
GM:いつも通り、競技会で戦い終わり、そのまま去ろうとしています。
誠司:「…声でもかけてみるか?」
千里:「追うぞ。…あ、そういえば気さくだとか言ってたな」
GM:普段と変わった様子はなく、競技場を後にします。で、人気のない路地裏に向かいます。
誠司:「ま、後で良いか。取り敢えず追おう」
千里:「そうするか」
GM:では、しばらく追うと、不意に紅葉が言います。「…いるんだろ?」
千里:「……」
GM/紅葉:「ずっと、尾行は警戒してるんだ。出て来なよ」
千里:「しかたねぇな……」姿を現す。
誠司:「オーケイ。すまなかった。紳士的にいこう」
GM/紅葉:「盗撮は趣味悪いよ…って、あれ? …あんた達、ファンクラブとか言ってた奴らじゃ、ない…よな?」
誠司:「残念だが、別口だ。ファンじゃないと言うと、嘘になるかもしれんがね」
GM/紅葉:「なんだ。…いや、そっちの方が問題か。何の用だい?」
千里:「まぁ、追ってたことには変わりないけどな」
GM/紅葉:「あたしには追われる覚えはないけど?」
誠司:「…ストレートに行こうか。この前、君を見かけたらしいんだ。デーモンが湧いてる所で」
GM/紅葉:「ああ、見たのかい。まあ、ここのところ多いからな」
誠司:「その事で、話を聞こうと思ったのさ。尾けたのは謝るよ。すまん」
GM/紅葉:「…それなのに、肝心の兄貴達には会えない。我ながら情けないよ」
誠司:「てことは君も、あの件とお兄さんが関わってると考えてるのかい?」
GM/紅葉:「あんた達、何が聞きたいんだい? どうも、お互い話の噛み合いが悪い気がするんだけど? …ま、あたしの方の事情、ぶっちゃけちゃうか。隠すほどのことでもないしね」
千里:「頼む」
GM/紅葉:「あたしはまあ、兄貴達を探して、ここに来たのさ。それでつい、あそこで戦うのが面白くなっちゃってさ」
千里:「その『兄貴』の見当はついてるのか?」
GM/紅葉:「いや、それが全然。で、塒を探してるとデーモンに会ったりさ。最近多いのかい、ああいうの?」
千里:「多いみたいだな。あたしの友達が好かれてるみたいだ」
GM/紅葉:「ふ〜ん。あ、これ兄貴の写真。あんたらも見かけたら教えてよ」そう言って、写真を渡します。写ってるのは二人。兄の『獅堂 京助』と、友人の『門田 大吾』だそうです。「それとこれ、あたしの電話番号な。ファンクラブとかいう奴らには、教えるなよ」
千里:「わかってるよ。」紅葉の電話番号を携帯に登録する。で、その二人に見覚えは?
GM:え〜と、遊佐は犯人の似顔絵を皆に見せましたか?
遊佐:あ”。…うん、ミセテルヨ(棒読み)。
GM:了解。では、似顔絵と京助の特徴が一致しています。
千里:「じゃあ、何か判ったら連絡するよ」こっちの情報も教えておきます。
GM:肝心な部分。写真と似顔絵の一致は話しますか?
千里:話します。
GM/紅葉:「…ああ、頼むよ」そう答えながら、顔が引き締まっていきます。「ありがとよ。…お礼代わりに一つ。兄貴達は、『最強の獣』ってのを目指してた」そう言い残して、紅葉は去っていきます。
千里:「……」
誠司:「ちと、厄介だな…」
GM:さて、他にすることがなければ、シーンを切りたいと思いますが。
一同:OKです。
GM:では、シーンを切ります。



●シーン12 『情報は出揃った』 シーンプレイヤー:御門遊佐  登場は任意

○池袋某所


GM:では、信乃を送り届けて囮作戦を実行している最中、遊佐の携帯に連絡が入ります。着信は信乃。
遊佐:「信乃? どうかしたの」
GM/信乃:「御門君? あのね、沙紀ちゃんから連絡があって…」
遊佐:「うん、入院してた娘だよね?」
GM/信乃:「うん。沙紀ちゃん、襲われた時に携帯を獲られてたんだって」
遊佐:「う…うん、それで?」
GM/信乃:「その携帯に『お友達リスト』ってのを入れてたみたいなの。それも、獣人系の人達の」
遊佐:「(GPS機能付きか…それなら逆探知を、いや電話局に…)ふんふ…………はいぃ!?」声が裏返る。
GM/信乃:「ひょっとしたら、通り魔って、それを見たんじゃないかって…」
遊佐:「そのデータのコピー、手に入りますかね? 襲われていない人が判れば……」
GM/信乃:「それで、調べて見たんだけど。襲われてないの、あと一人だけだったの」
遊佐:「……(滝汗)」
GM/信乃:「今、そっちに場所のメールを送るね」
遊佐:「うん、わかった。ありがとう信乃。助かったよ。……あれ? 信乃も…その、獣だよね」
GM/信乃:「…うん」
法眼:つまり、残る一人は信乃嬢ちゃんだと。
ティート:もっと酷い事かもよ?
法眼:例えば?
ティート:信乃ちゃんが友達リストに入ってなかった、とか。
法眼:をいっ!(笑)
遊佐:「もしかして最後の一人って…信乃?」
GM/信乃:「ううん。その子、『芙木 加奈子』さんって言うんだって」
ティート:やっぱりか〜。
遊佐:「…え〜と、つかぬ事を聞きますが。信乃の携帯番号は何系に登録されてたんですか?」
GM/信乃:「私も、その中に入ってましたよ」
遊佐:「そうか……ごめん、守れなくて」
GM/信乃:「ううん。大丈夫。私は、遊佐君がいてくれたから、襲ってこなかったんだと思うから…」
遊佐:…あり?(首傾げ) いまいち現状がわからん。GM、説明を求む。無傷なのは信乃と芙木さんのみ? それとも芙木さんのみ?
GM:え?(←素) こういう場合、普通自分は抜いて話すもんだと思ってましたが…。
ティート:成る程。襲われてないけど、現状で彼女が襲われそうだ、と?
GM:あ、いや。『襲われてないのがあと一人』って言う時、普通自分は抜いて話しませんか?
遊佐:いや、入れるタイプなんだ、おいら(汗)。
法眼:俺も入れるな。
ティート:自分も含めてあと〜、って話すかな?
GM:『無傷:信乃、加奈子』、『襲われそうなの:加奈子』です。すいません、混乱させて。
遊佐:了解、現状理解。
法眼:まぁ時々、うっかりさんなNPCって設定でPLをひっかけることはあるけど(笑)。
GM:この場合、ウッカリなGMがナチュラルに引っ掛け(オイ)
遊佐:「そっか…メールありがと。助かるよ、それじゃあ早くこの事件を終わらせて少し遠出でもしよう」
GM/信乃:「うん。…待ってる」
遊佐:「おやすみ、信乃。いい夢を」電話を切って、メールを全員に配布。で、監視網を形成します。
GM:了解。他になければシーンを切ります。



●シーン13 『舞台は整った』 全員登場

○任意の場所


法眼:これは、すぐに芙木とやらの所に向かうべきか? 間に合えば、だが。
ティート:ですねぇ。間に合うといいなぁ。
GM:加奈子の所にみんなで向かう、でよろしいですか?
法眼:OKです。
GM:では、全員登場で。
ティート:空かッ飛んで、直線に〜、マナステルス便利〜(笑)。
法眼:ビルの屋上や家の屋根伝いにジャンプして直行(←目立ちすぎ)。
ティート:「で、遊佐。その加奈子とか言う子が今、最も狙われていそうって訳ね」携帯電話で〜。
千里:誠司を後ろに乗せてバイクで……。
誠司:乗せられて…。
遊佐:オフロードバイクで疾走。
GM:…っと、微妙なことに気付きました。危ない危ない。
ティート:何がですか?
法眼:なにか?
GM:このまま行っても、加奈子と面識がない(爆)。信乃から連絡行ったことにしようっと。
ティート:ああ、全くですな(笑)。
法眼:確かに(笑)。法眼としては謎の人物のまま助けて名も告げずに去っていく、のもありだが(笑)。
ティート:……名乗らんでも、すぐにばれそうだなぁ、自キャラは(笑)。判りやすい外見してるし。
GM:てか、信乃は遊佐のことしか連絡しないでしょ。
法眼:おぉう(笑)。
GM:いやだって、他のPCが関わってること、よく考えると知らない気が。
誠司:流石に社会人がいるのなら、こちらから改めて連絡ぐらいすると思うのですが。余裕さえあれば。
GM:では、全員芙木神社に着いたって事で。神社は、未だ静かなままです。
法眼:「…間に合った、か?」
ティート:周囲を窺ってみます。気配はあります? 獣の気配。
GM:獣の気配なら、二つ。
ティート:神社と法眼、じゃ無いよね?(笑)。
法眼:「…片方が芙木、か? それとも…」
GM:片方は加奈子、もう片方は胡燐です(笑)。
ティート:胡燐なのかー。何でこんな所に。
GM/胡燐:「あ、来たよ、加奈子さん」
遊佐:「と…しまった。連絡するの忘れてました」
GM/胡燐:「信乃さんに言われて、話を通しておこうって。信乃さん、今日は家を出ないから」
法眼:「少なくとも、あの通り魔じゃなさそうだな」肩をすくめる。
ティート:「あら、あの時の。信乃ちゃんの方は本当に安全なの?」
遊佐:「ほ、後でお礼を言わないと…てぇ、護衛無しか!?(頭を抱えて)」
GM/胡燐:「んー、家の中まで襲って来たことはないよー。でも、ここは広いから、危ないかも。だから、私なら、連れて飛べるからー」
ティート:「確かに、広いわね。……なんでか一部、敷石が新しいし」
GM/胡燐:「よくわからないけど、なんかあったみたいだよー。…ん?」
法眼:「……」周囲を警戒。
ティート:「まぁ、そう言う事なら、彼女は頼むわよ。っと……」
誠司:「何だ…?」
GM:では、皆さん。ここで、神社に続く道の先から、獣の気のぶつかりあいが感じられます。
法眼:「例の兄妹が闘ってるのか?」走り出す。
誠司:「だろうな」追走します。
ティート:「例の……あぁ、あの2人ね」箒を滑らすように飛んでいく〜。
遊佐:「…」後に続く。
GM/胡燐:「私は、ここを守ってるねー」
ティート:「任せたわよ〜」手を振って飛んでく。
千里:「じゃあ行くか……」バイクで向かう。
GM:そうやって向かっていると、辿り着く前にぶつかり合いが収まってしまいました。
遊佐:「…不意打ちは無理ですか」
ティート:「あら……、終わったみたいよ? 生きてるかしら」
法眼:「ところで……兄貴ってのは“友人と一緒にいた”んじゃないのか? 友人の方はどこへ消えたんだろうな?」走りながら、独り言のように呟く。
GM:その気配は、ゆっくりとこちらに向かって来ています。…って所でシーンを切って、クライマックスに入りましょうか。
一同:了解。
法眼:さぁみなさん、絆/エゴの取り忘れはありませんね?(笑)
ティート:ある、思いっきり。しかし、この2人に取る事になると思われ。
誠司:取り敢えず、法眼に信頼で。
ティート:とりあえず、紅葉に興味追加〜。
GM:では、シーンを切ります。


 

■クライマックスフェイズ■


●シーン14 『役者は揃った』 全員登場

○芙木神社


GM:こちらに向かって来たのは、二人。写真で見た『獅堂 京助』と、目の色が変わった紅葉。紅葉の方は、明らかに普通の様子ではありません。
法眼:「(紅葉を見て)尋常じゃないな、あれは……憑かれたか」
遊佐:「…取り込まれた?」
ティート:「――――ふぅん、面白くなってきたわね」
誠司:「憑かれた…どうにかなるもんなのか?」
千里:「……まさかこんなことになるとはなぁ……」
GM/京助:「お、そっちのは? ククク…ちょうどいい、ついでに力を戴こうか…」法眼を見て凶悪な笑みを。
ティート:「――――だそうよ、もてもてね?」
GM/京助:「最強の獣。それになるにゃあ、俺より強い獣がいちゃあいけねぇんだよ…」
ティート:「……ところで、そこの彼女は如何したのかしら? 随分と変わったけれど」
GM/京助:「可愛い紅葉にゃあ、手伝ってもらうのが本筋だろ。デーモンだけじゃなく紅葉まで操れるんだから、俺の力が上がってきてる証拠さ」
誠司:「そうか……紅葉は操られてるだけなんだな?」
法眼:「お前、京助か? それとも……“大吾”とやらかい?」
GM/京助:「おや、その名前を知ってるか? 紅葉から聞いたのか? ククク…ま、どうでもいいさ。俺が興味あるのは、『最強の獣』…その称号だけだ」
法眼:「ふん…で、どっちなんだ?」
GM/京助:「どっちかねぇ。どっちだと思う?」
法眼:「肉もろとも魂まで喰われたか、さもなきゃ大吾とやらがあんたの身体を乗っ取ったか辺りだと踏んでるんだが…違うか?」
GM/京助:「ハハハ! いいよ、あんた。70点ってところだよ」言いながら、京助の顔が変わっていきます。すなわちデーモンのアーツ…《偽りの仮面》
(*他人の姿に変身するアーツ)
法眼:「…残り30点は、『大吾が京助を喰らってた』って所か?」
GM/大吾:「いざって時には、奴に罪をなすりつけるつもりだったが…どうでもいいわな、もう。獣以外に興味はねぇ。他の連中は見逃してやるから、消えなよ」
法眼:「(大きく肩をすくめて)俺より強い獣なんざ、幾らでもいると思うがね。……まぁ、そっちがやる気ならお相手しようか。俺は女子供を苛める輩が大っ嫌いでね」
ティート:「あらあら、面白い事を言ってくれるわねぇ…見逃す? 私を? ――――粋がるな、若造が!
GM/大吾:「しょうがねぇなぁ。―――やりな、紅葉」その言葉を受けて、紅葉がスッと構えを取ります。
ティート:「いいわ、教えてあげる。……私という恐怖を、その魂に」右手に瘴気が纏わり付きます。
遊佐:「悪いけど、僕の彼女も獣なんでね。貴方に恨みはないんですが」腕に光を纏う。
千里:「てめぇは狂ってる。それ以上の情報は何もいらねぇ……」
誠司:「…」
GM:さて、それでは戦闘に入りましょうか。
一同:OKです。
GM:[SA:大吾を滅する]をどうぞ。ではシーンを切ります。



●シーン15 『さあ、最強を決めよう』 シーンプレイヤー:全員

GM:まずエンゲージの状態から。前方に紅葉。後方に大吾。封鎖されているわけではないので、マイナーアクションで大吾とエンゲージできますが、最初は紅葉としかエンゲージできません。では、エンゲージの宣言をお願いします。
ティート:単独エンゲージで。誰ともエンゲージしない。
誠司&遊佐:紅葉とエンゲージ。
法眼:《天を駆けるもの》でジャンプして、大吾にエンゲージ希望だが…もしかして、飛行状態でも大吾に届かない?
GM:距離が離れているので、初期状態では不可です。…あ、念のため。勝利条件は『大吾を倒す』ですが、大吾を倒すか紅葉を倒すかしないと、紅葉の洗脳は解けませんので。
一同:了解。
GM:紅葉、倒してOKです。
法眼:そうか、ひとまず紅葉を気絶させて戦力を減らそう。紅葉にエンゲージ。
千里:紅葉にエンゲージしとくかなぁ。
GM:では、エンゲージが(大吾)(紅葉・遊佐・誠司・法眼・千里)(ティート)でOKですね。戦闘開始!

 現在のエンゲージ:(大吾) (紅葉・遊佐・誠司・法眼・千里)  (ティート)


▼ラウンド1

GM:セットアップ。こちら、大吾は《殺戮の宴》。紅葉はなし。
一同:こちらもなしです。
GM:で、行動値は大吾9の紅葉8です。
ティート:ほほう、では私が最初ですか。「さぁ、恐怖をその身に刻みなさい……」マイナーで《夜の貴族》、メジャーで《黒き洗礼》。(ころころ)達成値14で命中します。
GM:標的は紅葉、〈運動〉で防御判定でしたっけ?
ティート:おおっと。標的は大吾で、防御判定はありません。
法眼:《夜の貴族》の効果でリアクション不能なのですな(笑)。
GM:了解です、ダメージどうぞ。
ティート:では(ころころ)13点、闇属性でバッドステータス[重圧]付きです。
GM:闇は素通し。でも、まだ魔獣化しません。次ですが、イニシアチブフェイズで紅葉が《疾く駆けるもの》宣言。割り込んで行動します。(ダイスいっころ)標的は、法眼。マイナーで《符術》《ハンティングスタイル》《呪文》。メジャーでHA《並列思考》。使用AGPは1点ですが、消します?
法眼:いや、魔獣化するだけだから別にいい(きっぱり)。これでHA《魔法の国よ》とか言われたらマズイが(笑)。
GM:念のために言っておくと、HA《並列思考》は同じ対象でなければならないので、2連発ですよ。
法眼:一撃で魔獣化しそうですなぁ。
遊佐:最悪カバー入ります。
GM:通しなら、命中振ります。《ダークネスフレア》二連発!(ころころころころ)17と16です。クリティカルせず…。
法眼:オートで《獣化》して回避を試みます。(ころころころころ)25と21で軽く避けた。「…それじゃあ、俺には当たらねぇよ」実はファンブル一歩手前だったが(笑)。
ティート:危なかった(笑)。
GM/紅葉:「…」行動終了。
法眼:HA、消すまでもなかったな(笑)。
GM:後は大吾が8なので、皆さんどうぞ。
法眼:マイナーで《切り裂くもの》、メジャーで攻撃。(ころころ)うわ、低ッ! 17だ。
GM:《獣化》《魔獣の動き》で回避。(ころころ)20で回避成功。「ククク、あれでも紅葉は格闘家だぜ」大吾が嘲笑う。
ティート:…法眼さん、いったい先刻からどうしたんだ(笑)。
法眼:女子供が相手だから、とか…だめ?(笑)
ティート:いえいえ、迷いが出たのでしょう(笑)。洗脳されてるだけだし。
法眼:設定的には『女子供に甘いのが原因で死にかけた』こともあるんだが……ダイス目まで忠実に反映せんでも(笑)。
千里:ふふふ(笑)。
ティート:まぁ、そんな時もありますよ。
遊佐:では、9で先手行きます。「すみませんが、寝てもらいます!」マイナーで《アラミタマ》、メジャーで殴る。(ころころ)達成値21。「ふっ!」ぶぅんと大振りのパンチ。
GM:回避、さっきと同じ。(ころころ)命中、ダメージどうぞ。
遊佐:(ころころ)41点の〈殴〉ダメージ。「ふぅん!」レバーパンチ!
GM/紅葉:「…」ダメージ充分。魔獣化! HA《超魔の命》はなしです。
誠司:待機します。
千里:私の番かな。マイナー《呪文》、メジャー《ダークネスフレア》。HA《魔法の国よ》で大吾と紅葉に攻撃! Crt値6で…(ころころ)AGPで振り直して(笑)、クリティカルです。
GM:とりあえず、回避。まず紅葉(ころころ)…次は大吾(ころころ)…駄目でした(爽)。命中です、ダメージどうぞ。
千里:皆さん愛をください……HA《律の破壊者》行きます。
法眼:千里の絆固定で1点あげよう。
誠司:こちらも千里の絆から1点捻出しましょう。
遊佐:とりあえずこちらからも1点。
ティート:愛を3点、どんとあげます。
千里:全部で6点ですね。「くらいやがれーーー!!!」“闇”が二人を蝕んでいく。(ダイスざらざらーっ)75点の〈魔〉属性ダメージです。
GM:まず大吾が魔獣化してHA《超魔の命》。で、紅葉が真の死ですが…大吾から紅葉にHA《獣の生命》。
遊佐:えらいぞ大吾!
GM/???:「おまえに、紅葉は殺させない…」
法眼:「…お前…京助、か?」大吾を見て。
GM/???:「ボクはここまで…すいません、紅葉を…」
法眼:「…あぁ。任せな!」
GM/大吾:「まだ残ってやがったかぁぁぁぁっ! いつも俺の前にいやがって、立ち塞がりやがって! 目障りなんだよぉぉぉぉっ!」ということで、紅葉退場。《獣の生命》での復活は戦闘終了後です。
(*HA《獣の生命》を他人にかけた場合、即時復活は出来ない)
遊佐:「これで遠慮なく殴れますね」
誠司:「げに強きは、血の絆、か」
GM/大吾:「クソッ! …まあいい。今ので完全に消えやがった。ククク…てめえのしたことが全て無駄だって、すぐに思い知らせてやらぁ!」
法眼:「…無駄なのは、テメェの方だ。ここからは“本気で遊んでやる”から……覚悟しやがれっ!!
GM:で、こちらの行動。マイナーはなしで、オート《獣化》、メジャー《恐怖の咆哮》。対象は前方エンゲージ。いろいろアーツ合わせて、(ころころ)クリティカルです。
遊佐:ぐぉ!?
GM:クリティカルやファンブル系HA使うなら、今です。
遊佐:ごめん、《ヴォイド》、《裁きの光》、《マルチリカバリー》しかねぇ。ファンブル系で落とせるなら誰か落としてくれると嬉しい。
法眼:誠司とティの絆固定、それぞれに1点進呈しておく。
千里:《念動防御》いきますー。
GM:どうぞ。
千里:(ころころ)クリティカルです。
GM:HA《死に至る病》使用。その判定をファンブルに。
誠司:HA《勝利への賛歌》で上書きクリティカル。
GM:《ヴォイド》で《勝利への賛歌》を打ち消します。
誠司:AGPを渡すので、遊佐に《ヴォイド》使って頂けますか? とりあえず2点かな。提出。
遊佐:「それは悪いけど、キャンセル」自前のエゴを1個固定。もらった分と合計して3AGPで《ヴォイド》。敵の《ヴォイド》を消す。
GM:はい、通し。こちらの攻撃は打ち消されました。
千里:「くぅ!!! みんなありがとうな…。ホント油断ならねぇ奴だ……」闇から湧いた漆黒の無数の手が、大吾の攻撃を妨害した。
GM/大吾:「おのれ…」こちら行動終了。待機の誠司どうぞ。
誠司:では、マイナーでエンゲージ。メジャーで《守護者召喚》。で、守護者が攻撃。《大小拵え》で二回命中判定(ころころころころ)達成値20です。
GM:(ころころ)避けられない、残念。ダメージどうぞ。
誠司:(ころころ)23点の〈殴〉ダメージです。
GM:5点止めて、18点通し。次のターンですね。

 現在のエンゲージ:(大吾・誠司&守護者) (遊佐・法眼・千里)  (ティート)


▼ラウンド2

GM:セットアップ。こちら、《真なる魔》使用。
誠司:守護者が《盟約》します。
GM:さて、相変わらずこちらが一番遅いです。順番にどうぞ。
ティート:1番、ティート。待機します!(笑) 法眼、どうぞ〜。
法眼:2番、法眼。マイナーで大吾にエンゲージ、メジャーで殴ります。(ころころ)達成値18。
GM:回避は低い〜(ころころ)ダメージどうぞ。
法眼:さぁて、HA《律の破壊者》行ってみようか! というわけでAGPぷりーず。
ティート:3点あげます。
千里:6点〜。
誠司:3点どうぞ。
遊佐:2点あげゆ。
法眼:食人衝動と憤怒のエゴを固定、自前で2点。
ティート:総AGPは16点ですね。
法眼:「これでも…喰らいやがれ!!」(ざららーっ)157点の〈魔〉ダメージ!
GM:それは、ちょっとだけ残りました。
ティート:まさか、平均値から20点も低いとは(汗)。
法眼:…すまん、どうも今日はダイス目が死んでるわ(苦笑)。
誠司:そればっかりは仕方ないですな。
ティート:まぁ、そんな日なのでしょう、ってことで。
GM/大吾:「おのれ、認めねぇ…俺より強い獣なんざ…」
遊佐:「まだ、やりますか?」
GM/大吾:「負けられねえ…誓ったんだ…。……俺は、何に…誰に誓ったんだ…?」
千里:では《ダークネスフレア》でとどめを。(ころころ)6ゾロでクリティカル!
GM:振るだけ!(ころころ) …はい、ダメージどうぞ。
千里:うるせぇえ!! 無に還りやがれ!!」大吾を闇が包む。(ころころ)37点の〈闇〉ダメージ!
GM/大吾:それは、耐えられない。「俺は…負けね…負けら………すまねぇ、京助、紅葉」そういい残し、大吾消滅。後には二つのネックレスだけが残りました。戦闘終了。
法眼:「死に際に、ようやく誓った相手を思い出したか。力に溺れた者の末路だ……迷わず、地獄に堕ちるんだな」人のままの片手で拝む。
ティート:「終わったようね。――――恐怖を魂に刻めなかったのが心残りだわ」
遊佐:「さてと…僕は帰りますね」
千里:「後味が悪りぃなぁ! くそっ! あいつはあいつで求めてたものがあったんだろうに……。でも潰さなきゃいけない…。くぅ…」
ティート:「それじゃ、私はこれで。――――まだ勇司一人じゃ不安だわ」隠密&飛行で退場〜。
誠司:「俺も、ひとまず先に帰るよ。じゃあな」退場。
千里:「……なぁ…私は正しかったんだよな……?」
法眼:あ、完全に消滅したんでしょうか? 欠片も残ってない?
GM:はい。欠片も残ってません。
法眼:残念、何とか兄貴だけでも助けられたらと思ったんだが。京助に《獣の生命》使えませんか? 使用タイミングは「いつでも」なんですが。まだシーン変わってないし。
GM:復活系HAって、シーン変わった後でも大丈夫なんですか? 私は元々出来ないものだと思ってましたが。
千里:私の《リセット》は「シーン内に存在するキャラ」が対象ですね。
法眼:微妙だな…解釈次第? GMが無理だと宣言するなら諦めます。
ティート:自分以外なら、シーン内の死亡のみ、かなぁ。
GM:まあ、今回は無理としましょう。『京助』はこのシナリオが始まる前から死んでますし。
法眼:了解。
GM:人間性の回復は大丈夫ですか?
遊佐:まだプラス〜。
ティート:プラス4。
誠司:プラス12。
千里:マイナス3。絆の数だけで大丈夫。
法眼:守護者さえ出さなけりゃ、余裕。奥の手も使ってないし。
GM:全員無事なら、シーンを切ってエンディングに移行します。
一同:了解ー。
GM:エンディングで、何かやりたいことがある人はいますか?
千里:うーん…。私は特に〜。
ティート:ん〜、どうだろう?
法眼:紅葉がまだ対戦格闘してるんなら、珍しく法眼も試合を見に行ってます。
千里:紅葉とちょっと話したいっていうのはあるねぇ。
GM:他に無いようなら、その辺から演出しましょう。
ティート:ちょっと保留します〜。
遊佐:おらは日常に戻るわ。好青年(腹黒)の日々に(爆)。
法眼:腹黒に戻ってどーする(笑)。
ティート:いやいや、それが彼の真の姿だったのだよっ(ぉ
GM:では、シーンを切りますね。


 

■エンディングフェイズ■


●シーン16 『なおも高みを目指して』 神崎千里&鬼来法眼ED 
(*誠司はPL体調不良のため、ED直前に退出)

○競技会場

GM:紅葉が、たった今ランキング1位を倒しました。これで、彼女がランキング1位に立ったことになります。
法眼:「…お〜、大したもんだ」ぱちぱち、と気のない拍手を送る。
千里:「ああ、少なくとも池袋じゃ最強の獣だな…」
GM/紅葉:「よう。…世話になったね…」観衆に手を上げて応えていた紅葉が君達に気づき、近づいてきました。
法眼:「よぉ、嬢ちゃん。頑張ったな」ぽむ、と頭に手を置いて。
千里:「ああ…」浮かない顔してます。「私がこんなこと言うと偽善に聞こえるかもしれないけど…。大吾って奴も志があってやったことだと思う」
GM/紅葉:「格闘家として旅立った以上、こういう別れは覚悟してたさ。それに…」ネックレスを玩びつつ。「…聞いたよ、兄貴は負けてなかった、だろ?」
法眼:「…あぁ、そうだな。京助は立派だったよ」最期まで、とは敢えて言わない。
GM/紅葉:「大吾のことだって、恨んでないさ。勝つために生きているあたしたちは、みんなそういうものを抱えてる」
千里:「ああ…。だからさ、方法は良くなかったかもしれないけど、あいつの求めた『最強の獣』ってやつだけは求め続けて欲しいんだ。それで大吾も報われると思う」
GM/紅葉:「言われなくても! 三人の目標だったからさ…」3組のネックレスを掲げて。
法眼:「ま、そうだな。…時に、ここのチャンプになったわけだが…嬢ちゃんはこれからどうするんだ?」
GM/紅葉:「まずは、東京制覇! それからは、そのとき考える!」
法眼:「先は長そうだな。…いや、案外短いかも知れんが……頑張れよ」
千里:「そうか! 絶対なれよ! 最強の獣にな!」紅葉の背中をバンバン叩く。
GM/紅葉:「ああ、じゃあな! また会う日まで!」そう言い残し、いつものように颯爽と去っていきます。
法眼:「ちなみに、俺に挑むのは勘弁してくれよ?」笑って見送る。
千里:「ああ! じゃあな!」脇に止めてたバイクに跨る。
法眼:「…行ったか。千里、どうする? これから焼き肉でも食いに行こうかと思うんだが」
千里:「じゃあ行くか! これ被れ、法眼!」ヘルメットを投げつける。
法眼:「おいおい、俺が乗っても大丈夫か?」苦笑しながらメットを被る。
千里:「大丈夫だ、乗れ。その代わり、しっかり掴まってろよ! 腰だからな!」何か過去にあったらしい(笑)。
法眼:ちなみに法眼が千里を名前で呼んだのは、彼女に絆/友情を固定したから。
(*他の女性は『嬢ちゃん』と呼んでいる)
千里:「友達か…。まぁ、なりてーっていうなら……まーなってやってもいいけど……」俯き頬を人差し指でぽりぽりと掻く。
法眼:「ま、今後ともよろしく頼む」シェイクハンド(握手)。
千里:「ああ!」がっしり握手。
法眼:で、バイクに跨った二人の後ろ姿が街中へ消えていって…フェードアウトってところで。腹黒組、どうぞ(笑)。
ティート:えー、ハラグロクナンカナイデスヨ?(ぉ)
GM:了解です。それでは、一旦シーンを切ります。



●シーン17 『それよりも日常へ』 御門遊佐&ティートリー・テルビネED

○BAR『フルムーン・ナイト』


遊佐:ランキング4位から5位に転落した遊佐は、紅くなった頬をバーで冷やしてるというところで(笑)。
ティート:「あら、随分な顔になったわね。彼女に見せられるの?」フフフと笑う(笑)。
遊佐:「見せられませんね」肩をすくめて。
GM:ちなみに、一条の書置きが。『俺達は、紅葉さんについて行くっす。まずは、目白制覇っすよ』
遊佐:「やれやれ、いい稼ぎだったんですけど…」一条からの手紙を燃やしつつ。
ティート:「――――そして獣は平野へと、か。収入源が減ったわね。まぁ、きっと問題は無いんでしょうけど」
遊佐:「なんにせよ。また全てが元の鞘に戻りましたね。色々欠けてしまいましたが…まぁ問題ないでしょうね」
ティート:「貴方は、少しは『欠けたもの』が取り戻せたのかしら?」グラス磨きつつ。
遊佐:「…」小さく笑ってグラスを傾けるだけ。
ティート:「ああ、そうそう」
遊佐:「なにか?」
ティート:「CD、止めないと凄い事になるかもしれないわよ? 今から頑張ってみる?」
遊佐:「……は?」状況が判ってない。
ティート:「つまりね。テープレコーダーだけじゃ不安だったから、CDを用意してね?」店内での遊佐の会話を盗聴したCDが、多方面から信乃に向かっているのです(笑)。「とりあえず、目の前のものが無くなると、人は安心してしまうものなの。判る?」
遊佐:「…そのCDの行き先は?」
ティート:「………『彼女』に振られないといいわねぇ」くすくすと笑う(笑)。
遊佐:「……」信乃に電話(爆)。
GM/電話:『タダイマ、留守ニシテイマス…』
ティート:「あらあら、大変ねぇ」クスクス笑ってる。
遊佐:「…………」次はいろはに電話(笑)。
GM/電話:『今、電話に出られないから、ピーッて音の後に、伝言入れてねー!』
遊佐:「………………」
GM:では、そんな遊佐の携帯にメールが2着。
遊佐:「メール?」開く。
GM:片方が、信乃から『お疲れ様です』と。もう片方が、いろはから『CD聞いたよ』。そして、二人共通して、締めの言葉は、『―――おかえり』
遊佐:「色々奔走しそうですね」ぐったりという感じで椅子の背もたれに体を預ける。
ティート:「まぁ、大丈夫だとは思うけどねぇ」手元にある紙切れを見ながら、遊佐には聞こえないように小声で呟く。そこには『面白い情報ありがとう。全部貰ったよ。byいろは』ってことで(笑)。
GM:はい。では、終了! お疲れ様でした。
一同:お疲れ様でした〜!





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