第15話
ボクのパパはパパじゃない

●今回予告●

ある日、家に帰ってみると、玄関口から家族が出迎えてくれた。
しかし、その家族は信じられない言葉を口にする。

「あなたはだあれ?」

隣の家も、その隣の家も、全く同じ反応が返ってくる。
もう、何が何だか解らない。
おかしいのは自分なのか、それとも…。

Beast Bind New Testament
『ボクのパパはパパじゃない』

汝、彼の絆を取り戻さん。



オープニング ミドル クライマックス エンディング

■プレセッション■


GM(R−3):さて、まずは自己紹介と絆の取得です。灯夜→雅也→弥生→法眼→灯夜で。この順で自己紹介もお願いします。
一同:了解です。


●PC1(定員1名) 推奨:お人好しのキャラ。

 君は、ある日公園で一人座っている少年を見つけた。
 子供が公園にいる時間ではない。気になって、少年に声をかけた君に、その少年は事情を話し始めた。

「ボクのパパはパパじゃない」の一言から始まる物語を。

 シナリオ絆:岩倉 翔太いわくら しょうた (関係:友情、救済など)


観月 灯夜みつき とうや疾風の魔狼  プレイヤー:トウマス
 【ビースト/フルメタル】 年齢:17歳/性別:男/カヴァー:高校生(苦学生)
 人狼一族の少年。幼い頃、とある『組織』に捕獲され、改造手術を受けた。
 10歳の時に隙を見て『組織』を脱走。その後、竜胆アカネに拾われて鳴沢学園の生徒となる。
 経験は浅いものの、人狼の身体能力を改造で強化されたため、基本能力が極めて高い。
 普段は学生寮に住む苦学生。家族と無縁な生い立ちのせいか、愛情に飢えている。
 所持HA:《獣の生命》、《復讐の爪》、《マルチリカバリー》


●PC2(定員1名) 
推奨:退魔師、ハンターなど。

 宇野沢健二の姿は、暫く誰にも目撃されていなかった。勝手にいなくなるような人物ではないのだが。

 一週間ほどして、彼の姿を見るが…彼は君のことを知らない、という。
 しかし、彼はどこからどう見ても君の友人、宇野沢に間違いない。
 一体、何が起こったのか。

 シナリオエゴ:宇野沢 健二うのさわ けんじ (関係:友情など好意的感情)


鬼来 雅也きごろ まさやデストロイア(*本来の名称は『呪天童子』)  プレイヤー:蘇芳
 【アーティファクト/アーティファクト】 年齢:17歳/性別:男/カヴァー:高校生(裏番)
 酒呑童子の力を元に作られた武具『鬼鎧』と『魔剣・神薙』を振るう男子高校生。
 本来、これらの武具は彼の恋人のものだったが、ひょんな事から所有権が彼に入れ替わってしまった。
 雅也が主となった時に、魔剣は巨大な金棒に姿を変えた…が、魔剣自身の意思は極めて不本意らしい。
 その後、雅也は武具の名称も『ギガンテス』『デッドエンド』と(勝手に)改め、恋人の代わりに戦っている。
 性格は悪く言えば粗野で単純だが、責任感が強く気っ風の良い少年。学園では密かに裏番的存在。
 所持HA:《剣魂一擲》、《電光石火》、《ヴォイド》

美月 弥生みつき やよい 紅 炎 Prominence  プレイヤー:久川カズホ
 【マジシャン/イレギュラー】 年齢:16歳/性別:女/カヴァー:高校生(風紀委員)
 普段は真面目な風紀委員。裏では悪名高き法王庁第十三課ブラックコートの一員で、漆黒の炎を操る魔術師。
 かつて人狼に滅ぼされた村の生き残りで、人狼族全体を激しく憎悪し復讐を誓っていた。
 しかし日向晶・篠崎勇司らとの触れ合いから考えを改め、別の生き方を模索し始めている。
 『真面目で冷静な優等生』を絵に描いたような眼鏡美少女だが、その実は割と感情的で暴走しやすい性格。
 魔物絡みの事件を解決する時は、スイッチを切り替えたように『冷酷で容赦のない狩人』として振る舞う。
 所持HA:《魔法の国よ》、《リセット》、《運命の紡ぎ手》


●PC3(定員1名) 推奨:子供のキャラ

 昨日の交通事故の被害者…それを見せるために、死霊課の長沢遼は君を呼んだ。
 事件そのものの発表は伏せてあると聞く。
 きな臭いものを感じながら、霊安室の死体を見る。
 君の前には、出来の悪い特撮から抜け出てきたような、奇妙な死体が転がっていた。

 シナリオ絆:長沢 遼ながさわ りょう (関係:連帯感、友情など)

鬼来 法眼きらい ほうげん鬼法師  プレイヤー:麻那
 【イレギュラー/ビースト】 年齢:33歳/性別:男/カヴァー:法力僧
 先祖返りで『鬼』の血脈に目醒めた流浪の法力僧。飄々としているように見えて、芯は熱い性格。
 身長2mを超す巨漢でボサボサ髪に無精髭、顔も身体も傷だらけ。僧衣と下駄履きが基本スタイル。
 鬼の血がもたらす忌まわしい食人衝動を堪えながら、人に仇なす魔物を調伏している。
 実のところ『法力僧』としては二流以下だが、鬼の能力と実戦で鍛えた戦闘技術により『退魔師』としては一流。
 昔、恋人を喰い殺しかけたトラウマから、自分と自分に流れる『鬼の血脈』を忌むべきものとして憎んでいる。
 所持HA:《歩く影法師》、《律の破壊者》、《獣の生命》



GM:では、絆の取得をお願いします。
灯夜:雅也への感情は……とりあえず絆/好奇心?
雅也:こちらも弥生へは絆/好奇心ですね。真面目な風紀委員をからかう感じで(笑)。
弥生:………んー…法眼に絆/信頼でいいでしょうか?
法眼:こっちは構いません。灯夜へは絆/興味で。見所がありそうだと思う反面、暴走しないか不安でもある。
GM:では、今回のルールです。絆/エゴはシーンに一回、好きに結んでもらって構いません。登場判定も、宣言頂ければGMが不許可としない限り、好きに登場して下さって結構です。
一同:了解しました。
GM:はい。では、本編に入ります。


 

■オープニングフェイズ■


●シーン1 『ボクのパパはパパじゃない』 シーンプレイヤー:観月灯夜

○公園(夜)


GM:まずは、灯夜からです。時間は既に日が落ち、暗くなっています。
灯夜:「ヤバイ、急がないと…バイトに間に合わん」
GM:そんな時、公園のブランコ脇に佇んでいる子供の姿が見えます。
灯夜:「……(珍しいな、こんな時間に)」
GM:ちなみに、公園に子供がいる時間ではありませんね。
灯夜:「おい、そこのガキんちょ…家に帰らなくていいのか?」
GM:少年は顔を上げますが…また、元気なく視線を下ろして言います。「…家が、ないんだ」
灯夜:「おいおい、最近は物騒なんだから早く家に帰らないと…って、なに?(家出か?)」
GM/少年:「…ボクの家は、もうないんだ…」
灯夜:「(真剣になって)…一体何があったんだ?」
GM:少年は、もう一度視線を上げて「ボクの家は…パパはパパじゃないんだ」
灯夜:「はぁ?」あっけに取られる。「それって、離婚とか?」
GM:首を振った少年は、『岩倉翔太』と名乗り話し出す。以下は、その概要です。

 ある団地に暮らしている少年、岩倉翔太は『自分の父親が父親ではない』という考えに取り付かれている。
 修学旅行から帰ってきた日、彼は出迎えた父親にこう言われたと言う。
 「――――あなたはだあれ?」と。
 どう説明しても自分を「知らない」という父親に少年は腹を立てて、隣の部屋に住む住人のところに飛び込む。
 しかし、ここでも反応は同じ。
 頭がおかしくなりそうな気分を感じて、少年は逃げ出した…。


GM:と、そんな感じです。
灯夜:「ふむ…団地の人が覚えてない、か」
GM/翔太:「…パパも、だよ」
灯夜:「……ち、しゃあねぇなぁ」そう言って携帯を取り出しバイト先に連絡、「今日は休む」と。
GM/翔太:「…?」
灯夜:「こんなことは、あんまししたくないんだがな……」そう呟いて。「このままジッとしてもしゃあねーだろ? 今日は俺の家に泊まりな」翔太の手を取り、自宅に帰る。
GM/翔太:「…ありがとう…」
灯夜:「(しかし…団地の人全てが“まったく”覚えてないって事…怪しいな)」
GM:と、そんなところで一度切ります。[SA:少年を助ける]をどうぞ。
灯夜:うぃ。
GM:後は、岩倉翔太への絆を。肯定的なものなら、何でも構いません。
灯夜:絆は翔太に親近感で。コッチも一人だし、な♪
GM:では、次のシーンへ移動します。

▼絆/エゴの変化
灯夜:翔太に絆/親近感を取得。



●シーン2 『あの彼は彼じゃない』 シーンプレイヤー:鬼来雅也&美月弥生

○学校(夕方)


GM:では、お二人様のシーンです。
雅也&弥生:はい。
GM:雅也の同級生で、生徒会役員の(そういう関係で、弥生とも知り合いの)宇野沢健二がしばらく姿を見せません。
弥生:今、何時ごろでしょう?
GM:そろそろ放課後、でしょうか。
雅也:「宇野沢の奴、どうしたんだろうな?」廊下を歩きながら、友人と宇野沢の話をしています。
GM/学友:「そういや、最近見ないな。無断で学校を休む奴じゃないんだが」宇野沢は真面目な人間で、雅也とは別なタイプながら何故だか馬が合う相手、と思ってください。
弥生:では、雅也が廊下の角を曲がったところでぶつかるということで…いいです?
GM:どうぞ。
雅也:じゃあ…………「おっと!」ぶつかった。
弥生:「もう、宇野沢先輩………!! えっ……!?」
雅也:「ああ、ごめんごめん………あ、弥生か」
弥生:「あ、って、なんですか、あ、って!!」
雅也:「いやさ、お前人の顔見るたびに説教してくるからよ……」以前から説教されています(笑)。
弥生:「雅也さんが説教されるようなことするからいけないんですっ!!」
雅也:「……だって、あの時はあっちが下級生をカツアゲしていたから……そこは、見てみぬふりをしないのが男ってやつだろ?」
弥生:「だからといって暴力は……そういえば、宇野沢先輩知りませんか?」
雅也:「宇野沢? ああ、お前と同じ委員会だっけ。悪いが、俺も知らないんだ。学校にも来ないしメールにも電話にも出ないからなあ」
GM/学友:「なあ、おい」
雅也:「ん?」
弥生:「なんです?」
GM/学友:「あの、外を歩いているの…宇野沢じゃないか?」窓の下、道を歩いているのは確かに宇野沢です。
雅也:「マジ? あ、マジだ……。おーい! 宇野沢〜!!」
弥生:「宇野沢先輩っ!! 生徒会の仕事が溜まってますから、上がってきてくださいっ!!」
GM:その言葉が聞こえているのかいないのか、宇野沢は学校を通り過ぎていきます。
雅也:「なんだ、アイツ? …………よし! わりいな。アイツと話してくるわ!」学友と別れて走り出します。
GM/学友:「あ、おい!」止めてない(笑)。
弥生:「ちょっと、宇野沢先輩!! ………雅也さん!?」
雅也:ついでに、弥生も引っ張って行っていい?(笑)
弥生:OK(笑)。
GM:では、外です。
弥生:「廊下を走っちゃダメってこの前言ったでしょう!? ……もう!!」と言いつつ外へ着く。
雅也:宇野沢は近くにいます?
GM:校門の前を歩いています。
雅也:じゃあ、近くに行って肩を掴みます。「おい! 無視すんなよ宇野沢!!」
弥生:呼びかけつつ、駆け寄ります。
雅也:「さっきから、俺も弥生も呼んでたんだぞ?」
GM:振り向かせてみても、確かに宇野沢ですが……彼は二人の顔を見て、怪訝な表情を浮かべます。「…君は、誰だ?」
弥生:「別に私のことまで言ってくれなくても………え?」
雅也:「…………は?」
GM/宇野沢:「いったい、何だね? 君たちは?」
雅也:「おい、冗談言っている時じゃねえぞ?」
GM/宇野沢:「悪いが、人違いだ」冗談を言っているようには見えませんね。
雅也:「おい! なに言ってんだよ! 雅也だよ! 鬼来 雅也!! お前のダチだろうが!」
弥生:「…言い逃れは止めて下さい!! 宇野沢先輩らしくないですよ!? ほら!」と言いつつ生徒会室へ連れていこうと。
GM/宇野沢:「…覚えがない。すまないな」宇野沢は雅也の手を振りほどくと、背中を向けて去っていきます。
雅也:「あ………」あっけに取られて、呆然とします。
GM:雅也にも、弥生にも、確かに宇野沢健二に見えた男でしたが、否定する姿に嘘はない気がします。
弥生:「…これどうしろって言うのよ!?」生徒会の書類を片手に。
雅也:「マジかよ………」
GM:何か、しっくりいかないものを強く感じますね。
雅也:「(………また魔獣絡みじゃねえだろうな)」
GM:では、ここで[SA:友人を救う]とシナリオ絆:宇野沢健二を渡します。次は法眼さんのシーンへ。

▼絆/エゴの変化
雅也:
宇野沢に絆/友情を取得。
弥生:宇野沢に絆/尊敬を取得。




●シーン3 『その死体は人間じゃない』 シーンプレイヤー:鬼来法眼

○警察病院/死体安置所


GM:では、法眼さん。あなたは警視庁死霊課の長沢遼と共に、警察病院の死体安置所にいます。「わざわざ来てくれて、すまなかった」
法眼:「交通事故…と聞いたが、俺を呼ぶとはな。実際は、何だ?」
GM/長沢:「交通事故には違いない…だが、問題は、その被害者だ」
法眼:「魔物か? しかし、その手の処理なら慣れたものだろう?」
GM:長沢は、白い布をかけられたベッドの前で足を止めます。「これなんだが…正直、何者なのか判らないんだ。あんたの見解が聞きたくてね」
法眼:「ふむ…」注意しつつ布をめくる。
GM:布の下からは…安物の特撮から出てきたような、珍奇な魔物が現れます。一言で言えば、『宇宙人』。
法眼:「…………轢いた方は、パニックになったんじゃないか?」割と冷静に。
GM/長沢:「精神安定剤を打って、入院してもらった。明日になれば、夢だと思うさ」
法眼:ちなみに、一昔前ブームになった『捕まった宇宙人』みたいな感じでしょうか?(笑)
GM:う〜ん、ウル●ラシリーズに出てきそうな宇宙人(笑)。
法眼:…なるほど(笑)。「見解と言われてもなぁ…他のドミニオンから来た『宇宙人』か、はたまた人のイメージが生み出した伝承系の魔物か…何にしろ、そこらのスタジオから逃走した着ぐるみじゃなさそうだが」
GM/長沢:「こういうのは、初めてでな。対処に困っている。出来れば、力を借りたいんだが」
法眼:「…判った。俺に出来ることなら協力しよう。報酬は、いつも通り上に請求する」
GM/長沢:「そう言ってもらえると助かる」
法眼:「…さて、そうなると手がかりが欲しいところだな。所持品とかあるか?」
GM/長沢:「ああ」長沢が提出したのは、免許証と…一冊の本。
法眼:受け取ります。実際の調査はミドルシーンで?
GM:はい。法眼さんには[SA:事件の解決]とシナリオ絆:長沢遼を渡しておきます。では、ここからミドルフェイズに行きましょう。

▼絆/エゴの変化
法眼:
長沢遼に絆/連帯感を取得。



 

■ミドルフェイズ■


●シーン4 『怪しい団地』 シーンプレイヤー:観月灯夜  登場難易度:自由

○街中(夜)


GM:さて、灯夜。一度は部屋に戻りましたが、この先どういった行動に出ますか?
灯夜:う〜ん、とりあえずは翔太を寝かせる。
GM:では、疲れていたのか翔太はすやすやと眠っています。
灯夜:後は……少し考えた後に、コンビニで次の朝飯を(笑)。
GM:はい(笑)。では、コンビニにて。〈情報:噂話〉を振っていただけますか?
灯夜:(ころころ)おお、いい目が出た。達成値15。
GM:では、店員達の話が聞こえてきます。「しかし、おかしいよな。あの団地の人間たち。前はあんな感じじゃなかったのに」「そうだな。すっかり別人になったみたいだぜ」
灯夜:ピクリと耳が動く。
GM:話を聞いていると、どうも翔太の住んでいる団地の話をしているようですね。
灯夜:ふむ。
GM:で、以下は話の詳しい内容です。

達成値5:この街に新しく出来た団地。区画全体を警備員やカメラで見張るという防犯システムが受けて、入居者を増やしていた。
達成値8:周囲で聞けた話では、急に人が変わってしまった…というような住民の話が聞ける。その数は多く、みな「団地の中で何があったのか?」と思っているようだ。


GM:そんなところです。
灯夜:「(団地で何かあったみたいだな…行ってみるか)」
GM:夜の団地に向かう人狼…ホラー映画のワンシーンのようですが、それでいきます?(笑)
灯夜:うん、それで(笑)。
法眼:翔太の話だけだと『翔太自身が入れ替わっている』可能性もあったが、これで裏付けは取れたな。
灯夜:ですねぇ。
法眼:ネタ的には…人間モドキ@マ●マ大使かな?(笑)
←リメイク版のアニメを見たプレイヤー
雅也:いや、むしろセブンの『あなたはだあれ』でしょう。…捻りがない自分の発想が哀しい。
弥生:私もそれ思った(笑)。
GM:元ネタは、白状してしまえばそこなのですが…(笑)。
法眼:よく知ってるなぁ(笑)。
雅也:俺は、特撮マニアなんすよ。特にウ●トラ命で(笑)。
法眼:なるほど(笑)。
GM:では、次のシーンに移ります。
灯夜:はーい。



●シーン5 『不気味な団地』 シーンプレイヤー:美月弥生  登場難易度:自由

○街中(夜)


GM:では、雅也と弥生ですね。お二人は宇野沢と別れた後ですが、この後どうします?
雅也:とりあえず家に帰ってから、すぐに外に出ます。何か変わった事があったかどうかを調べてみます。
弥生:宇野沢のことを調べるでしょうね……。
GM:はい。では、弥生さん。
弥生:はい?
GM:宇野沢については、先ほど話したことの他、灯夜の方で調べた団地に住んでいることが判ります。
弥生:ん……その団地が何か噂になったことはあります?
GM:では、二人とも〈情報:噂話〉で。
雅也:はい。(ころころ)7か、低いなあ…。
弥生:(ころころ)達成値12。情報屋があって良かった(笑)。
GM:では、団地の周囲で起きた事件。

達成値5:“人が変わった”ような住人。これは前述の通り。
達成値8:たまに、大きな物音や、獣の鳴き声のようなものが聞こえる。
達成値10:団地の周辺で奇怪な事故。トラックが大破する事件が起きたが、奇跡的に助かった運転手は、巨大な化け物に激突した、という。


GM:と、そんなところです。もちろん、先ほど灯夜の知った情報は知っていてくれて構いません。
雅也:巨大な化け物か……。
弥生:なんで“巨大な”化け物が退治されずにいるのでしょう?
雅也:団地が化け物なんだよ。
弥生:おう(笑)。…団地、行ってみます?
雅也:行きましょう、途中で合流したという事で。無論、互いの正体は内緒。
弥生:あい(笑)。
法眼:宇宙人の侵略話が元ネタか…するとラストは、巨大怪獣との決戦?(笑)
灯夜:…俺ら、生身ですよ?
法眼:楽しみだねぇ(笑)。
雅也:生身でも怪獣は倒せます。ウルト●マンタロウもそれを実行しました(一同爆笑)。
GM:ライダーキックでも、なんとか(笑)。では、そちらも団地へ、ということで良いですか?
雅也:はい。
弥生:良いです。あ、雅也にエゴ/軽蔑を取ります。いつも顔を見ると怒る(笑)。
雅也:いい感じだ(笑)。
GM:では、次のシーンへ。

▼絆/エゴの変化
弥生:
雅也にエゴ/軽蔑を取得。



●シーン6 『不吉な魔道書』 シーンプレイヤー:鬼来法眼  登場難易度:自由

○街中(夜)


GM:では、法眼さん。
法眼:調査の続きだな?
GM:はい。〈情報:魔物〉で、死体及び事件について。
法眼:情報屋も使う。(ころころ)達成値14だ。
GM:では、こんなことが判ります。

達成値5:よく知られているタイプの魔物の死体ではない。免許証を持っており、住所は団地の中になっている。大学の図書館から、とある魔術の禁書を盗み出そうとして、その逃走中に事故にあったと思われる。
達成値8:地球上の存在ではない可能性がある。
達成値10:確信を持って、地球上の魔物ではないと断言できる。それが人間に成りすましていたようだ。


法眼:死霊課から預かった書物ってのが、その魔術禁書かな?
GM:はい。これも、調べるなら〈情報:魔物〉で。
法眼:(ころころ)おお、今回は出目が良い。達成値15だ。
GM:高いなあ(笑)。では以下の情報を。

達成値5:革張りの表紙で、タイトルは無い。
達成値8:古代に眠りについた、もしくは現世に影響を与えられなくなった邪神たちを呼び出す秘法が書かれていると伝えられている。
達成値10:死体として発見された魔物の記述がある。

『彼らは“子”と呼ばれる種族である。この世とは隔てられた空間に潜む、“父”と呼ばれる存在との交配で繁殖する。
 “父”と交わるのは“弟”と呼ばれる存在
(*雌雄の区別なく、こう呼ばれる)で、車に轢かれたのは、この“弟”である。
 彼らは繁殖のために“父”を僅かの時間、不安定な姿で招来する術を持つ。
 彼らの目的は、高次の存在たる“父”に近づき、“父”の住む世界へと渡ることである。
 また、彼らには、より“父”に近い姿と特性を持つ“兄”と呼ばれる存在がいる。
 “兄”は個体差は激しいが、一様に巨大で、凶暴である――――』


法眼:「…おい、まさかこれ『無銘祭祀書ネームレス・カルツ』か!?」
GM/情報屋:「禁書、名無し…他に何があるかよ」
法眼:「判った、ありがとよ。しかし……想像以上に厄介そうだな、こりゃ…」頭ぽりぽり。
GM/情報屋:「何か、また厄介ごとか?」
法眼:「んん? あぁ、その“子”とおぼしき死体を見たんだが…他に情報はあるか?」
GM/情報屋:「そうさな。その死体が住んでたって団地…この前、隕石騒ぎがあった所だな。結局、何かが落ちたが見つけられなかったって言うぜ」
法眼:「団地か…判った、今から行ってみよう。また何かあったら、よろしく頼む」
GM/情報屋:「おう。しかし、今度は宇宙人かよ。どうしようもねえ世の中だぜ…」
法眼:「…こいつはひょっとしたら、世界の危機って奴かもしれんなぁ」夜空を見上げつつぼやく。
GM:それでは、次のシーンへ。



●シーン7 『侵入者たち』 シーンプレイヤー:観月灯夜  登場難易度:自由

○団地内


GM:では、灯夜くん。団地に忍び込んだ君の番です。
灯夜:はいな。
GM:先ほどの情報から判るとおり、常に警備されている区画です。
灯夜:まず周囲をぐるりと見て回って、それから中に入る。
GM:警備員もいますし、カメラもあります。では、〈運動〉で判定願えますかな?
灯夜:「(さて、どうしたものか…)…よっ、と」(ころころ)達成値20!
GM:高っ!(笑) 流石は人狼。では、軽々と塀を飛び越え、中に侵入できます。
灯夜:「しかし、何処から手をつけるかな」小声で独り言。
GM:中に入って判るのは…この団地の区画は、外界から完全に閉ざされています。中で何かあっても、外に知られることは少ないでしょう。
灯夜:ふむ。
GM:さて、今度は聞き耳を。〈知覚〉で判定。
灯夜:ぎゃあ(笑)。
法眼:…ビーストって、何故か〈知覚〉は低いんだよなぁ(笑)。
灯夜:(ころころ)お、いい目。達成値12。
GM:では、何か巨大な物が這うような音が聞こえます。
灯夜:「………なんだろ? ここにいちゃいけない気がしてきた」
GM:巨大なナメクジのような姿で、無数の触腕を持つ、極彩色に照り光る滑り気のある体の巨大な化け物。人面がついている…そんな化け物を目撃できます。それが植木を貪っていますね。
灯夜:「でけぇ…コイツが原因なのか?」
雅也:登場します。「うわ! なんだあれ?」
弥生:同じく登場。「……化け物!!」
灯夜:「あんなの、一体どーすりゃいいんだ?」
雅也:「あれ、灯夜? お前もいたの?」
GM:声を上げたなら、顔がぐりん、とそちらに向きます。隠れるなら、〈運動〉で判定をどうぞ。
灯夜:「居たんだよ!」(ころころ)達成値20で隠れました。
雅也:あ、俺も隠れます。(ころころ)達成値12。
弥生:「……もうっっ!!」雅也の首ねっこを掴むように(笑)。(ころころ)…ふぁんぶる!?(一同爆笑)
雅也:「ウグッ!!」首が絞まる(笑)。
GM:では弥生だけ、雅也を押さえた瞬間に頭が飛び出ます。それを化け物が、赤く光る目で見つめています。
弥生:「一人なら何とかするのに……!!」
法眼:「オン・キリキリ・オン・キリキリ・オン・キリウン・キャクウン…不動金縛り法、喝ァァッッ!!」 演出で《恐怖の咆哮》を使う。
弥生:「……誰!?」
GM:では、びくり! と胴震いをして、化け物は動きを止めます。
法眼:「今のうちだ、ずらかるか斃すかさっさと決めな?」遅ればせだが、法眼登場。
灯夜:「弥生さんまで? …コッチですよ」
GM:そうして、仲間でも呼ぶように、高い鳴き声をあげますね。
雅也:「あんがとよ、おっさん。だったらぶっ倒す!!」持っていたギターケースを地面に叩きつけて、棍棒を取り出す。
法眼:「長居は無用だな、こりゃ…って、おいおい本気か?」
弥生:「倒すだけなら何時でも出来たんです!! ただ、雅也さんがいるから……!?」
灯夜:「ここはひとまず引いたほうがいいんじゃないか?」
雅也:「だって、あいつ倒せばいいんだろ!」
GM:ふむ。泣き声に引かれる様に、団地の明かりがつきますね。
灯夜:「馬鹿、警備員が来ちまったらどーすんだよ!」
雅也:「(はっと弥生を見る)……わかったよ!!」
法眼:「騒ぎも増援もごめんだな、いったん退くか」合流して退場。
灯夜:「どこか、安全な場所まで行きましょう」
GM:区画の外まで逃げます? それとも、この区画内で、落ち着けるところを捜しますか?
雅也:区画内の方が良いと思いますが……他の人はどうです?
灯夜:俺は外に出たいな。
法眼:調査に来たんだしなぁ。区画内で一通り調べるつもりだが。
灯夜:じゃあ残るか。
弥生:区画内の人を巻き込むかもって弥生が考えるかどうか、かなぁ…? まぁ、今回は雅也に引っ張られています(笑)。
GM:では逃げる直前に、皆さん〈知覚〉で判定どうぞ。難易度は12で。
男三人:(ころころ)失敗。
弥生:(ころころ)12で成功。
GM:では、少し遅れて移動していた弥生だけが気付きます。団地から何人かの人間が現れ、化け物を誘導するように動き始めます。その中には宇野沢健二もいますね。
雅也:彼岸島みたい。
GM:「やはり、管理は徹底しておくべきだ」「いくらこの区画が我らのものでも…」そんな会話も、微かに聞こえます。
弥生:じゃあ、「宇野沢先輩っ!?」って思わず呟いてしまう。
法眼:「…知り合いか?」
雅也:「なに? 宇野沢!?」と、振り返って足を止めます。
灯夜:「知り合いか?」
雅也:「ああ、ダチだよ。アイツがおかしくなったから、俺とこいつ(弥生)は来たんだ」
弥生:では、「(後で話すから!!)」と弥生が正体知ってそうな法眼と灯夜にアイコンタクトします。
法眼:「……(了解)」同じくアイコンタクト。
灯夜:「OK、今は逃げよう」
法眼:では、ひとまず隠れますか。(一同頷く)
GM:では、皆様安全そうな場所に移動、と。シーンを動かします。

▼絆/エゴの変化
雅也:
灯夜に絆/連帯感を取得。
弥生:灯夜に絆/容赦を取得。
法眼:弥生に絆/庇護を取得。


弥生:庇護って…私、頼りないのね(笑)。
法眼:お嬢ちゃんだから(笑)。
弥生:お嬢ちゃんなら期待に沿わないと(笑)。
法眼:弥生は灯夜に容赦? あぁ、人狼は弥生にとっては仇だっけ。
弥生:うん、エゴだと殺しちゃうから。
雅也:怖っ(笑)。
GM:偶然にも人狼がいたんだなあ、と、今更ながら(笑)。
雅也:あ、灯夜へは好敵手の方がいいかも。番長キャラはライバルを求めるので(笑)。



●シーン8 『共同戦線』 シーンプレイヤー:鬼来雅也  登場難易度:PC全員登場

○団地内/物置


GM:皆さん、今は半地下の物置かどこかに隠れているとでも思ってください。
法眼:全員を見回して。「…さて、まずは互いの事情説明と行きたいとこだが…詮索されちゃ拙いことは、あるかい?」
雅也:「俺は無いね。むしろ説明した方がいいかもな。…俺は、いわゆる魔剣使い。知り合いから渡されたコレで、人に仇なす魔獣を狩っている」自分の棍棒『デッドエンド』を見せます。「あっと、名前を言い忘れたな。俺は鬼来雅也、高校生だ。よろしくな、おっさん」
法眼:「俺は、立場的にはお前さんと似てるな。見ての通り坊主だが、いわゆる法力僧って奴だ。名前は鬼来法眼。よろしく」
雅也:法眼と握手を。
弥生:「…貴方も半魔だったのね」感情は見せず、冷静に聞く。
雅也:「貴方って………え? まさか………」
弥生:「そういうことね」と第十三課だけに渡される、なんかスゴそうなロザリオを見せる(笑)。
雅也:「はあーっ。世の中狭いなあ」
弥生:「………本当にそうね」なんだかしみじみと。
法眼:「悪名高きブラックコートって奴だな。で、灯夜はどうする。自分で名乗るか?」
灯夜:「…………」
←実は眠っている……プレイヤーが(笑)
法眼:「(返事がないので肩をすくめた)…まぁいいさ。こいつは俺の知り合いだ。半魔だが、まぁ悪い奴じゃない、気にするな」
雅也:「あ、灯夜なら知ってるぜ。俺のライバルさ」
弥生:「…人狼にしてはね」
雅也:「ん? なんかあんのか?」
弥生:「今は関係ないわ。問題を解決しましょう」
法眼:「そうだな、何しろ下手をすれば世界の危機だ」そう言って懐から取り出すのは『無銘祭祀書ネームレス・カルツ』。
雅也:「世界の危機? はぁ?」
弥生:「…何で封印指定の魔道書がここにあるの!?」
雅也:「なんだそれ? 無………書?」無と書の間が読めません(一同笑)。
法眼:「この団地丸ごと、どうやら邪神の眷属に乗っ取られてるらしい。これはそいつらに盗まれかけたものだ」
灯夜:「ん…その本があると、どうなるの?」
←たった今起きた(笑)
法眼:「弥生は…勿論知ってるな?」
弥生:「当たり前でしょ!? オカルトマニアでも知っているくらいよ!!」
雅也:「邪神か……そっちの類は初めてだなあ…。怪獣、超獣、宇宙人なら相手にした事あんだけどな…」
灯夜:「とんでもないものを相手にしちまったな」
雅也:「………で、その本は何なの? わかるように教えてくれないか?」
弥生:「フォン・ユンツトの禁断の書物。『黒の書』。奇怪な伝承を集めたものね」
法眼:「まぁ、眷属の“弟”ってのが人間になりすまして、この団地に潜んでるわけだ。で、さっきの化け物はたぶん“兄”だな」
雅也:「ナルホド、ナルホド(よくわかんねえ…………)」
法眼:「この魔道書がこっちにある限り下手なことは起こらんと思うが…最悪の場合、巨大な邪神がこの街に降臨するって寸法さ」肩をすくめる。
灯夜:「それじゃ、今のうちにどうにかしないと拙いわけか」
雅也:「そんなに強いのか?」
法眼:「邪神が降臨した日には、俺くらいじゃ歯が立たんな」苦笑する。
弥生:「降臨させたら全ての終りね」
雅也:「ひえー」
灯夜:「それは………是非、止めないとな」
法眼:「そういうわけで、今のうちに奴らの目論見を叩き潰さにゃならんのさ」立ち上がる。
雅也:「それが判りやすいし、最良の策だな」と言いながら、ギターケースを開いて魔鎧も取り出す。
弥生:「倒す相手は判ってるの?」一瞬で法衣に着替える。
法眼:「それを、今から調べるんだよ。お嬢ちゃん」
灯夜:「あと、倒す方法もな」
雅也:「まったくだ。少しは落ち着けよ弥生」カチカチと魔鎧を着けて、ヘルメットを被る。
弥生:「あっ、貴方たちが不明瞭な話し方するからいけないんじゃない!!」
法眼:「まぁ、そういきり立ちなさんな。お嬢ちゃんの知識も必要なんだからよ。何しろ俺は魔術なんて専門外だからな」
雅也:「そうだな。俺はぶん殴るの専門だし」
灯夜:「俺もこういったのは得意じゃねぇな」
雅也:「しっかし…(弥生を見て)…お〜怖。あの化け物よりおっかないぜ。おっさんもそう思わないか?」
法眼:
そう言うな、これでも結構可愛いもんだぞ?」雅也に小声で。
雅也:
やっぱり?(小声)
弥生:ちょっと、何ぼそぼそ話してるの!? もう、時間がないのに!!」
法眼:「おっと。じゃあ、さっそく行くか」様子を窺いながら外に出よう。
雅也:「おう」
灯夜:「だな……もう大丈夫だろ?」
雅也:「まぁ頼りにしてるぜ、魔術師さん」弥生の頭をポンポンと。
法眼:なんか、雅也とは馬が合いそうな気がしてきたなぁ(笑)。
雅也:苗字も同じ字だし(笑)。
法眼:読みは違うけどな(笑)。
GM:はい。それではシーンを移しましょう。

▼絆/エゴの変化
灯夜:法眼に絆/好奇心を取得。
雅也:法眼に絆/信頼を取得。
弥生:邪神に絆/封印を取得。
法眼:雅也に絆/共感を取得。



●シーン9 『俯瞰図』 シーンプレイヤー:美月弥生  登場難易度:自由

○団地内/案内板前


GM:では、どこを捜してみますかね?
法眼:「まずは…さっき連中が出てきた辺りを探ってみるか?」
雅也:団地の地図みたいなのは?
GM:はい。案内板のようなものはありますね。
雅也:じゃあ、連中が出てきたところを地図で探します。
GM:では…まず、人が出てきたのは、宇野沢・岩倉両家のある棟です。
灯夜:ふむ。
法眼:「隕石の落ちたって辺りも怪しいが…どの辺か判るか?」地図を見ながら。
GM:隕石については、〈知覚〉で。
雅也:じゃあ、とりあえず判定からで。(ころころ)ファンぶった!!(一同爆笑)
灯夜:(ころころ)達成値11。いい目出てるなぁ(笑)。
弥生:(ころころ)こちらも11。むぅ、並ばれた(笑)。
法眼:(ころころ)…7。駄目駄目(笑)。
GM:では、灯夜・弥生両名に。隕石が落ちたと思われる地点は、林の中です。そこから潅木が折られて、巨大な物が移動したような後が見つかります。
雅也:「ここ!」と見当外れの場所を指差しました(笑)。
弥生:「……灯夜には判ったみたいよ」
灯夜:「ここら辺……じゃねぇ?」指差し。
法眼:ここから、場所的にはどちらが近い?
GM:団地の中の方が近いですね。
法眼:「ふむ。じゃあ差し当たり、団地側を調べてみるか?」
灯夜:「OK、わかった」
雅也:「そうだな」
GM:では、団地の中へ。

▼絆/エゴの変化
灯夜:邪神にエゴ/憎悪を取得。
雅也:邪神にエゴ/破壊を取得。


弥生:邪神を破壊って…強気ですね(笑)。
雅也:馬鹿だからよく解っていないのです(笑)。
法眼:無知とは怖ろしい(笑)。
雅也:プレイヤーとしては、破壊は思いもしないけど(一同笑)。
弥生:いや、このセッションの筆者がオーガスト・ダーレスだったら破壊できるかもしれない(一同爆笑)。
雅也:ダーレスならやるね(笑)。
GM:このシナリオを考えた瞬間、ダーレスの霊は僕に降りていたかもしれません(笑)。



●シーン10 『遙かなる侵略者』 シーンプレイヤー:鬼来法眼

○団地内


GM:団地の中です。暗く、静まり返ってますね。
雅也:「流石に静かだな………」
灯夜:「(翔太…待ってろよ…)」
弥生:「最悪のことは想定しておいた方がいいわね」と雅也に言う。
雅也:「ああ………(なんか、キャラ変わったか?)」
GM:では〈知覚〉で判定して頂きましょうか、みなさん。
灯夜:(ころころ)おう、6ゾロ?! クリティカル〜?
弥生:(ころころ)11、運を吸われた〜?(笑)
雅也:おお! (ころころ)こっちは13。
法眼:(ころころ)……8(笑)。
GM:こりゃ、一発かな(笑)。
雅也:いい目が出たけど、クリティカルの前では霞む(笑)。
法眼:美味しい場面はPC1に任せるか(笑)。
灯夜:任された(笑)。
GM:では、団地には似つかわしくない、地下への階段がありますね。しかも、新しく作ったもののようです。
灯夜:「……なぁ、皆。ここ、ものすっげぇ怪しいんだが」地下の階段を指差す。
法眼:「…ビンゴか?」覗き込みつつ。
雅也:「ラッキー♪」
弥生:
…無知っていいわね」呆れて法眼に囁く(笑)。
法眼:
…まぁ、無闇に怯えられるよりはありがたい」小声で返す。
灯夜:「……悪りぃ、先いくぜ?」すたすたと。
雅也:「よし!」と、後を追います。
法眼:警戒しつつ、進む。
弥生:私は少し後ろに気をつけておきましょう。
GM:では、円筒形のカプセルが並ぶ空間に入り込みますな。
法眼:中身は…人間?
GM:はい。ご想像の通りです。団地の人間と思われます。
灯夜:「コレは…何だ?」
雅也:「気味わりいな………」
灯夜:「どうやらコッチが“本物”みたいだな」
GM/声:「――――誰かね、一体?」
法眼:「こうして保存してあるって事は、生きていると考えていいかな…なぁ、黒幕さんよ?」声の主を捜すが。
弥生:「却って生きていられると困った事になるかも、ね」呟く。
GM:後ろを振り返ると、中年の男が立っています。その横には宇野沢も。
雅也:「宇野沢!!」
法眼:「…の皮を被った、誰かさんかな?」
灯夜:「てめぇがあの子の両親を……」拳を握り締め。
弥生:「頭を冷やしなさい」灯夜の頬をはたく。
GM/宇野沢:「ああ、昼間に会った君たちか。確かに、この姿の持ち主は、宇野沢健二だった」
雅也:「姿の持ち主………だと?」
GM/男:「そして、君が公園で出遭った子供の親が、私かな? 後々面倒になりそうなので尾行していたんだが、そちらから来てくれるとは思わなかったよ」
法眼:「いちおう訊いていいか? ここの人間たちは、まだ生きてるのかい?」
GM/男:「ふむ、まだ生きているな。必要な情報は、まだまだある」
灯夜:「そうか、そりゃ安心した」
法眼:「それは上々。ついでに、お前さんたちの目的も聞かせてくれるかな?」
GM/男:「本を持っているのだから、ある程度は知っているだろう。…我々は、“父”たる存在と同じ、高次の存在たるのが目的だ」
法眼:「らしいな。…で、そのためにこれから、何をする?」
GM/男:「先祖の代から研究していたが、我らは失敗してしまった。肝心の“父”を呼び出す術は見出したが、それが元で母星は滅んだ」
灯夜:「で? 次はココ……か」
雅也:「おい、テメエらが何しようがこっちは知らねえんだよ。さっさと、ここの人たち解放してケツまくって逃げろ!! じゃなきゃ、半殺しじゃすまねえぞ!!」
GM/男:「我々は宇宙を旅して、漸くこの星を見つけた。幸い、この星にも“父”の伝説があった。我らは研究をやり直すことにした。我々は情報を収集するために、この星の人間に成り代わる必要があったのだ。それには、このエリアが最適だった」
法眼:「…その研究、成功しようと失敗しようと、地球の破滅は決定事項という気がするんだが?」
弥生:「今更、何を言っているの?」
GM/男:「致し方ない。我々は、“父”の元に還る。それは、種族の目的で、本能のようなものだ。今更変えられるものではない」
法眼:「なるほど。結局のところ交渉は成り立たないわけだ……こりゃあ、邪魔するしかないな」
灯夜:「止めさせてもらうよ…翔太君のためにも」
弥生:「さっさと皆殺しにすればいいのよ」指先から炎を噴き上げる。
雅也:「それこそ今さらだ! 最初からこっちは全部ぶっ潰す気だったんだよ!!!」
GM/男:「我々には君の持つ、その本が必要だ。交渉が決裂なら、奪わせてもらう」
法眼:「やれるもんなら、やってみな?」不敵に笑う。
GM/男:「では、仕方がない…」戦闘態勢をとりますが…彼らはエキストラです(笑)。
法眼:本命は“兄”?
GM:そうなりますかな。
灯夜:殴って気絶させとくか。
法眼:ここでクライマックスじゃないなら、演出で片付けよう。
GM:簡単に殴り倒され、あるいは死にます。
雅也:では、一人一殺で。
弥生:一人を残して焼き殺そうとする…。
灯夜:気絶させるだけにしとく。
法眼:銘酒『鬼ごろし』を口に含んで、炎を吐き出す。範囲攻撃なので、二人とも一撃ですが(笑)。
GM/男:そうですね(笑)。「馬鹿め…我々がいなければ、“兄”は制御できん…」焼かれながら嘲る。
法眼:「“兄”は…隕石跡にいるのか?」
GM:恐らくは。そう考えていると、地面が揺れますね。
法眼:ちなみに、この建物は本物? 宇宙生物の擬態だとか、自爆装置があったりはしないか?
GM:建物自体は本物です。
灯夜:「どうやら、“兄”のお出ましのようだな」
雅也:「待ってたぜ…」
法眼:「らしいな。カプセル内の住人たちを避難させたかったが…」
弥生:「…面倒ね」カプセルを冷たく見やって呟く。
GM:外から、あの細くて甲高い鳴き声が聞こえてきます。
法眼:「……間に合わんか。急ごう」外に出る。
雅也:「ぶっ潰す!!」
灯夜:「速攻ぶち倒せば、被害無しだ」
GM:では、外へ向かおうということでクライマックスフェイズに移行しても?
雅也:はい。
弥生:住人に出来ることないですしねぇ…。
GM:[SA:“兄”の暴走を止める]をどうぞ。では、次のシーンへ。
法眼:団地の住人(本物)に絆/救済を取ろう。ぶっちゃけ、眷属はどうでもいい(笑)。
弥生:雅也へのエゴを軽蔑から絆/連帯感に変えよう。とりあえず半魔仲間と判ったし。
雅也:7つ埋まったからもう書けない。
法眼:法眼は眷属に対して、特に恨みはないからなぁ。単に迷惑だから止めるだけ。どのみち枠も一杯だし。
灯夜:ぬう、思いつかない(涙)。
GM:団地の住人というのはいいところなのでは?
灯夜:なるほど、んじゃこっちも団地の住人(本物)に救済。

▼絆/エゴの変化
灯夜:
団地の住人(本物)に絆/救済を取得。
弥生:雅也へのエゴを絆/連帯感に変化。
法眼:団地の住人(本物)に絆/救済を取得。



 

■クライマックスフェイズ■


●シーン11 『異訪神』 全員登場

GM:外へ飛び出すと、先程の怪物が潅木を薙ぎ倒しています。
灯夜:「やってくれるねぇ…」
法眼:「暴走真っ最中って感じだな。まずは動きを止めるぞ!」
灯夜:「おうさ」
雅也:「動きどころじゃねえ!! 全部まとめて止めてやる!!」
弥生:「跡形も無く、溶かしてあげる」
GM:では、戦闘に入ります。
弥生:あ、魔道書には怪物の止め方とか書いてなかった……ですよね?
GM:書いてはあったのですが、準備に時間のかかる方法でした(笑)。
弥生:なるほど(笑)。
法眼:儀式魔法なんだな(笑)。
GM:『ダン●ィッチの怪』のラストで教授が行った方法だと思って頂ければ(一同爆笑)。
法眼:ははは…で、エンゲージは?
GM:エンゲージは、まだしていません。マイナーで移動の必要があります。
法眼:了解。こっちは全員が同エンゲージ?
GM:同じ入り口から出てきたので、それが妥当かと。

 現在のエンゲージ:(邪神)  (PC一同)


▼ラウンド1

GM:では、セットアップ。こちらは《絶対先制》。
弥生:来ましたね(笑)。
灯夜:ふむ。
GM:マイナーで《魔震》、メジャーで《地獄落とし》を。(ころころ)出目3!? 低っ!
弥生:避けれるかも(笑)。
GM:罪で振りなおします。
弥生:げ!
GM:(ころころ)…ダメだ、達成値14です(滝涙)。
法眼:(ころころ)くそ、喰らった。
弥生:(ころころ)16で回避♪
雅也:(ころころ)かわせねえ!
灯夜:〈意志〉かぁ…(ころころ)…ファンぶった(一同爆笑)。
GM:三人命中…あの出目で(笑)。
弥生:これが邪神の呪いっ?(笑)
法眼:〈意志〉は低いんだよ!(笑)
雅也:俺も〈意志〉低いー。
弥生:私、魔術師で良かったー(笑)。
GM:(ころころ)35点の〈炎〉です。
法眼:雅也、死なないか?
雅也:鎧の防御力に《祓魔の力》で、(ダイスいっころ)えっと……20点軽減。
弥生:えっ?! 
灯夜:すげ(笑)。
GM:かたっ!
法眼:堅いなぁ(笑)。
弥生:何その能力(笑)。
雅也:《魔鎧》!!
法眼:鎧でかなり弾くんだな。
灯夜:魔鎧、堅いなぁ(笑)。
GM:初めて知った…(笑)。
雅也:物理攻撃はもっと弾くよ(笑)。でもダメージでかいのに変わりは無いね。
灯夜:全部受けても生きてる。残りFP17点。
法眼:こっちも素通しで、残りFP21点。
GM:では、続く行動。マイナーで接近して、雅也に攻撃。
雅也:ぐ!!
法眼:そっちの行動値は?
GM:12なので、そちら全員よりも速いですが。
法眼:了解。《疾く駆けるもの》で先に行動する。
GM:ぬ! どうぞ。
雅也:助かった(笑)。
法眼:「真言省略
(←をぃ)、不動金縛り法、喝ァァッ!!」《恐怖の咆哮》使用。(ころころ)クリティカル!(一同爆笑)
GM:ぶ!?
法眼:1点でもダメージが通れば[重圧]になるぞ(笑)。
GM:それは喰らえません。HA《死に至る病》でファンブルにします(笑)。
法眼:ちっ、それは返せねぇ(苦笑)。
弥生:(神を見る目で)GM、クレバー……(笑)。
←どっちの味方ですかアンタ(笑)
GM:では、危険な攻撃を仕掛けてきた法眼さんに攻撃。オートで《獅子の瞳》、メジャーで《悪魔の爪》行きます。
法眼:来なさい!(←ヤケ)
GM:白兵攻撃で(ころころ)達成値25です。回避は〈運動〉でどうぞ。
法眼:(ころころ)駄目だ、喰らった。
GM:《殺戮者》&《闇の血筋》の修正にオートで《百万馬力》追加、(ころころ)40点の〈闇〉ダメージと出ました。
法眼:素通しで魔獣化。
GM:では、こちらの行動は終了です。
灯夜:次は弥生さんと俺か。
弥生:灯夜さん、先にどぞー。
灯夜:では、オートで《獣化》してマイナーで《切り裂くもの》、メジャーで通常攻撃。(ころころ)達成値23。
GM:(ころころ…と振った目は1ゾロ)ぐは!
灯夜:ファンブル(笑)。
雅也:イヤー!!
GM:《不幸者》がまだ憑いてる…(笑)。
←exリプレイ第13話参照
灯夜:(ころころ)15点の〈斬〉ダメージ。低いなぁ。
GM:はい、喰らいました。柔らかな体表が爪で切り裂かれます。それほど固くはない印象ですね。では、弥生さん。
弥生:ん、見た目どれぐらい傷付いてますか?
GM:ぶっちゃけてしまえば、FPが半分ほどになりました。
弥生:あい、では普通にー。マイナーで《魔術舞踏》3Lv、メジャーで《ダークネスフレア》。(ころころ)達成値17です、〈意志〉で抵抗して下さいー。
GM:(ころころ)…11。なんなんだ、このダイス目の悪さは orz
弥生:「こういうのを本物の炎って言うのよ」指先から黒い炎を噴き出す。(ころころ)〈闇〉の29点!!
GM:流石に魔獣化しますね。HA《超魔の命》にAGP10点使用して、復活します。
灯夜:こっからが本番やね。
雅也:追加FP200かあー。
弥生:ん、魔獣化限定アーツも使ってくるし!!
雅也:………うん。全部AGP使えれば落とせるかも(笑)。
法眼:「雅也、行けるか!?」AGP3点渡しておく。
雅也:「やってやるさ!!」
弥生:………やる? AGP渡すよ?(笑)
GM:うわ、嫌なこと聞いた(笑)。
雅也:確か前にダメージ176点出した事あるから。AGP何ぼ使ったか忘れたけど(笑)。
灯夜:「雅也さん、お願いします」AGP5点。
弥生:大量のAGP突っ込んでおいて、敵に防御・蘇生系HA使われたら地獄ですが(笑)。
法眼:確かに(笑)。
雅也:それあるね(苦笑)。
弥生:《ヴォイド》……何個あります?
雅也:俺の一個だけ。
灯夜:《マルチリカバリー》でもう一度、ってとこか?
法眼:なら、たぶん大丈夫だろ。
弥生:じゃあ、私も雅也に3点愛、あげます〜。
雅也:ではマイナーで移動して攻撃。(ころころ)ぶ、2ゾロ!! 達成値15しかない!
GM:避けてみせる!(笑)
灯夜:これはAGP使うしか?
弥生:あー…じゃあ、追加で愛1点あげます。振りなおして(笑)。「それじゃ、当たらない」
雅也:「すまねえ!!」(ころころ)達成値19!
GM:(ころころ)達成値15…命中。 orz
雅也:アブねえ……(汗)。
灯夜:あぶね(笑)。
法眼:振り直して良かったな(笑)。
雅也:うん(汗汗)。
弥生:愛あげた甲斐がありました(笑)。
雅也:じゃあHA《剣魂一擲》!! 自分のエゴの分もプラスして…。
GM:待った。
雅也:え?
GM:HA《彼方への門》を使用。防御判定をクリティカルにします。
法眼:「…甘いぜ? ここら一帯には結界を張っておいた」食人衝動のエゴを固定、HA《歩く影法師》でさっきの《死に至る病》をコピーだ!
灯夜:おおう(笑)。
雅也:イエー!!
GM:ぐぬは!
雅也:じゃあ今度こそHA《剣魂一擲》だ! エゴを二つ固定して、合計13AGP使用! (どざらららーっ)147点の〈魔〉ダメージ!! 「うおおお!!!!」脳天に輝きながら回転するデッドエンドを叩きつける!
GM:「ゴオオオオオオオ!」その一撃は大ダメージですなあ…。化け物は身震いしながら、後ずさりします。
法眼:じゃあ、次かな。
弥生:ああ、クリンナップに《魔術舞踏》の維持コストを払います。

 現在のエンゲージ:(邪神・PC一同)


▼ラウンド2

GM:こちらはセットアップで《真なる魔》を使用。何もなければ、行動値12でこちらの行動です。
法眼:《疾く駆けるもの》。人間性がキツイが。
GM:では、どうぞ。
法眼:既に《獣化》済み、マイナーで《切り裂くもの》、メジャーで攻撃。(ころころ)達成値23だ。
GM:(ころころ)む、どうぞ。
法眼:HA《律の破壊者》。誰か、AGP頼む。
弥生:愛を2点どうぞ。これで打ち止め。
灯夜:コッチはあとエゴだけ。
雅也:じゃあ、愛を3点。
法眼:長沢への絆を消去して、合計7点だな。ついでに《魔眼》も重ねる。(ざらざらーっ)合計114点!
GM:むう、それは…落ちますな。
灯夜:おお?
雅也:予想よりすんなりと(驚)。
法眼:「…まぁ、ざっとこんなもんだな」
GM:“兄”は、その一撃で存在そのものを消滅させられます。
灯夜:「……すげぇな」
雅也:「灯夜!」とハイタッチを誘う(笑)。
灯夜:「やるね」ハイタッチ(笑)。
雅也:パーン!!(効果音)
弥生:「…………」羨ましそうに見てる(笑)。
法眼:「お前らの助けがなけりゃ、危なかったがな」笑いながら見ている。
GM:さて、そうして事件は終結し朝を迎えるわけですが。皆さん、人間性は大丈夫のようで。シーンを切ってもよろしいですか?
一同:はーい。


 

■エンディングフェイズ■


●シーン12 『帰ってきた平穏』 共通ED


○団地内(朝)


GM:朝になり、死霊課の面々もやって来ます。それに、救急車なども手配されてきますね。
法眼:「よぉ、長沢。終わったぜ」手を挙げる。
GM/長沢:「ああ、そのようだ。しかし…世界の危機か、その辺に転がっているものだな」
法眼:「全くだ。怖ろしくて夜も眠れねぇ」笑いながら。
弥生:制服に着替え、眼鏡も掛け直している。「…取り敢えず、貴方の魔道書は第十三課で適切な処理をするから」よこせ、と法眼に言う。
法眼:「(いいのか?)」と長沢に眼で問う。
GM/長沢:「こっちで処理させてもらう。悪いようにはしないさ」
雅也:ブシューという音とともにヘルメットが取れ、空気を貪るように吸う。「プはぁー……」
灯夜:「家に帰って……翔太君を起こさないとな」
GM:お二人は、カプセルに入っていた宇野沢を発見できます。
雅也:「宇野沢!! おっと!!」鎧を脱ぎながら宇野沢に近寄る。
弥生:「あ……宇野沢先輩っ!?」で、日常モードに戻って宇野沢に駆け寄る。
雅也:「(弥生、キャラ変わった!)」
弥生:魔道書のことは頭から吹っ飛んだ(笑)。
GM/宇野沢:「う…、ここは?」
灯夜:「とりあえずはコレで解決……ですかね?」
雅也:「ああ、これで万事OKってやつだ」
GM:そう言う灯夜の後ろで、「お兄ちゃん…」と声が。
灯夜:「おや? 翔太君」
GM/翔太:「朝、起きたらいないんだもん。捜しに出たら、ここまで来たんだよ」
雅也:「なんだ? お前の隠し子?」
弥生:「………最低」
灯夜:「ちがうわっ! …この子、事件に巻き込まれたのさ」
法眼:「この団地の子か。今回、灯夜が首突っ込んだ理由ってとこだな」
灯夜:「ああ。ほら、翔太君……もう大丈夫だから」
雅也:「なるほど。良かったな、パパ達はきっと元通りだぞ。この兄ちゃん(灯夜)が何とかしたからな」
GM/男:「翔太!」あのリーダー格が化けていた男が、翔太に近づいてくる。
雅也:「噂をすれば………か」
GM/翔太:「うん…おにいちゃん、ありがとう!」
灯夜:「なぁ……」翔太を見送って「家族って、いいもんだな」
法眼:「…まぁな」眩しそうに眼を細める。
弥生:「……なんで貴方が、そんな良い笑顔で言うの」小さく呟く。嬉しいやら悔しいやら。
法眼:さて、弥生が気づかないうちに魔道書を長沢に返すが…。「…何なら、この場で(魔道書を)燃やしちまってもいいんだぜ?」と言ってみる。
GM/長沢:「そうだな」法眼に一本、煙草を渡して、ライターで本に火をつける。
法眼:ホントにやるのか(笑)。まぁ、煙草は受け取って一緒に火を付けよう。で、おもむろに煙を吸い込む。
灯夜:やっちゃった(笑)。
雅也:あーあー(笑)。
GM:その火で煙草を吹かして、「人外の英知とやらで火をつけても、味は変わらんな(にやり)」
法眼:「…ぷは〜ぁ…相変わらず、不味いな(にやり)」
弥生:「…あ、そう言えば、魔道書を回収しないと」後ろを振り返り(笑)。
法眼:長沢と同じ笑顔を浮かべつつ、弥生に手を振る。
GM:長沢がゴホゴホやりますな、そりゃ(笑)。
雅也:「…………。弥生、ちょっと……」引き離します(笑)。
弥生:「ちょ、ちょっと!! あの魔道書、理解もせず燃やして、どうなってるか…!!」怒りで声にならない(笑)。
雅也:法眼と長沢に「(借りだぞ!)」とアイコンタクト(笑)。
灯夜:「いいじゃん、こんな危険な物はない方がいいんだよ」自宅に帰る。
雅也:弥生を引きずっていきます(笑)。
法眼:「さて、俺はこの辺で帰るかな。……あばよっ!!」《天駆けるもの》で逃走(笑)。
GM:そんなこんなで、中年二人はニヤニヤしながら去っていき、若者が後ろで荒れ狂う……と、今回はそんなところで終わりです(笑)。
一同:お疲れ様でした〜!





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