●今回予告●
大都市の地下を走る下水道。
人目を避けるように、そこに住む魔物たちも存在する。
外界からはみ出してしまった者、SEALSに追われた半魚人たち、それに…人間たち。
彼らが住む集落の名は、“洞窟”。
“ケイブマスター”と呼ばれる吸血鬼を筆頭に、彼らは家族として支え合う。
だが今、“洞窟”を理不尽な暴力が焼こうとしていた。
その暴力を持ち込んだのは……君だ。
君は、その時どんな選択をするだろうか?
Beast Bind New Testament
『アンダーグラウンド』
汝、絆を護る盾とならん。
オープニング ミドル クライマックス エンディング
■プレセッション■
GM(R−3):では、皆さん、準備はよろしいでしょうか?
アラキ:OKです。
灰:覚悟完了。
GM:まずは、ルール等、変更の確認。登場に関しては、こちらが止めない限り、宣言いただければ自由に登場していただいて構いません。絆/エゴも宣言していただければ、自由に取得していただいて結構です。
一同:了解です。
GM:では、荒木→雛乃→灰→法眼→荒木の順番で、絆の取得と自己紹介をお願いします。
●PC1(定員1名) 推奨:正義の味方系キャラ
ペルソナネットワークでも知られた、“不死身の殲滅者”の異名を持つ吸血鬼…ゴドノフ。
何度も闘り合ってきた仇敵だ。その度に勝負が付かず、今この時、ようやくその勝敗が決した。
だが、君も無事ではすまなかった。戦いの果てに行き着いたこの下水道で君は倒れ、意識が遠のいていく…。
シナリオエゴ:“レッド・ベア”ゴドノフ (関係:仇敵)
▼荒木 明仁/荒雷鬼 プレイヤー:れおそ
【フルメタル/レジェンド】 年齢:17歳/性別:男/カヴァー:高校生
魔物から人間を守るための組織に属する、正義の『鬼』(某特撮ヒーロー風)。
ごく普通の家庭に生まれるも、魔物に両親と姉を殺され天涯孤独に。
その事件で命を救ってくれた『鬼』に弟子入りし、自分も『鬼』となった。武器はギター型の剣『音撃弦・吼雷』。
師匠も謎の魔物に殺されるなど重い過去を背負っているが、基本的には陽気で軽めのナイスガイ。
最近はもっぱら『鬼』としての役目が忙しく、学校にろくすっぽ行けないのが悩みの種。
所持HA:《フルファイア》、《ブーストアップ》、《スーパーアクション》
●PC2(定員1名) 推奨:退魔師、ハンターなど。
ハンターズ・ブラッドから回ってきたのは、少しばかり奇妙な依頼だった。
すなわち、今回の目的は賞金首を狩ること…ではないのだ。
作り変えられた地下下水道の地図を作るため、SEALSの部隊と共に地下へ潜る…それが、今回の依頼だ。
シナリオ絆:中村 七尾 (関係:友情など、好意的なもの)
▼鴉羽 雛乃/ひなのん プレイヤー:行商人☆マー
【イレギュラー/フルメタル】 年齢:外見17歳/性別:女/カヴァー:高校生
とある(マッドな)科学者によって作られた、美少女型半有機アンドロイド。
外見はギャルゲーの萌えキャラのような愛らしさだが、言動は結構荒っぽく姉御肌。
戦闘時は異次元から外部兵装を召喚・装備して戦う。武装した姿は、まんま某モ●ルスーツ少女。
数々の攻撃/防御用兵装を持つが……詳細はデータベース削除のため紹介できないのが残念です(ぁ)。
所持HA:《歩く影法師》、《歩く影法師》、《ヴォイド》
▼黒近 灰/真・降魔装攻:ジェノサイダー プレイヤー:M2O
【エトランゼ/セレスチャル】 年齢:29歳/性別:男/カヴァー:私立探偵
表向きは、危ない裏家業専門の探偵。池袋の歓楽街にほど近い、超ぼろいビルに事務所を持つ。
金にがめつく、女に甘く、どうしようもなく自堕落。――――が、その実態は!?
魔物が跳梁跋扈する未来を救うため、三百年の刻を越えてやって来たヒーロー!
それがッ!! 『真・降魔装攻:ジェノサイダー』だッ!!!(ばばーん)
奈落堕ち寸前の魔物を喰らって、その因子を取り込む能力がある。今は破壊神がベース…らしい。
所持HA:《彼方への門》、《無限の法則》、《アドベント》
●PC3(定員1名) 推奨:オヤジ系キャラ
君の友人である五十嵐烈は、やむにやまれぬ事情で犯罪を犯し、姿を消した。
その烈から連絡があったのが、昨日の話だ。君は、烈に指定された場所に行き、彼に会った。
シナリオエゴ:五十嵐 烈 (関係:憎悪、仇敵など)
▼鬼来 法眼/鬼法師 プレイヤー:麻那
【イレギュラー/ビースト】 年齢:33歳/性別:男/カヴァー:法力僧
先祖返りで『鬼』の血脈に目醒めた流浪の法力僧。飄々としているように見えて、芯は熱い性格。
身長2mを超す巨漢でボサボサ髪に無精髭、顔も身体も傷だらけ。僧衣と下駄履きが基本スタイル。
鬼の血がもたらす忌まわしい食人衝動を堪えながら、人に仇なす魔物を調伏している。
実のところ『法力僧』としては二流以下だが、鬼の能力と実戦で鍛えた戦闘技術により『退魔師』としては一流。
昔、恋人を喰い殺しかけたトラウマから、自分と自分に流れる『鬼の血脈』を忌むべきものとして憎んでいる。
所持HA:《歩く影法師》、《律の破壊者》、《獣の生命》
GM:では、絆の取得をお願いします。
アラキ:雛乃への絆は好奇心でお願いします。
雛乃:灰さんへの絆は好奇心でお願いします。
灰:法眼への絆は親近感で。
法眼:荒雷鬼への絆は連帯感で。人を護る鬼同士、実力を認めてます。
灰:…しかし、灰に好奇心か…とって食われんように気をつけて!!(笑)
雛乃:スーパー系のノリに好奇心をくすぐられたんですよ(笑)。
灰:赤いマフラーは巻いて無いよ?(笑)
GM:まあ、奇しくも今回は、四人全員変身できる人ですが(笑)。それでは、始めましょう。
■オープニングフェイズ■
●シーン1 『荒雷鬼、死す!?』 シーンプレイヤー:荒木明仁
○地下下水道
「――――迅雷烈震!!」
長い闘いの末に、ようやく渾身の音撃が“レッド・ベア”ゴドノフを捉えた。
頭部と上半身が爆散し、不死身と言われた吸血鬼は完全に息絶える。しかし……。
「…ぐはっ……ちと、血を流しすぎたか……」
戦闘で、全身にかなりの傷を負っていた。出血は酷く、意識も霞んで…もう一歩も動けそうにない。
携帯電話は壊れ、救援も期待できない現状では……もはや、致命傷と言ってよかった。
GM:あなたは、かつて何度か戦った吸血鬼ゴドノフを下水道の中まで追い詰め、そこで倒しました。目の前にゴドノフが倒れていますが、あなたも致命的な傷を負っています。放っておくと命に関わりますが…出血と共に、意識が遠のいていきます。変身も完全に解けてしまい、あなたはその場に倒れます。
アラキ:「荒雷鬼、下水道に死す! ……てのは、あまりにサマにならねえ……」バシャン! ……ガクリ。
GM:…さて、意識が闇の中に沈んでいきそうになる中、あなたは奇妙な男が自分を見ていることに気がつきます。その男は、あなたに手を伸ばし…と、いうところで引きます。
アラキ:「もう、お迎えが来たのか? 三途の川の渡し賃は持ってないぜ」朦朧とした意識で呟きます。そして完全に意識を失う。――――全裸で(一同笑)。
GM:ではシナリオエゴ:ゴドノフを。推奨関係は仇敵ですが、自由に変更して構いません。SAは次のシーンでお渡しします。
▼絆/エゴの変化
アラキ:ゴドノフにエゴ/仇敵を取得。
●シーン2 『二人のマッパー』 シーンプレイヤー:鴉羽雛乃&黒近灰
○バウンティハンター協会
GM:あなた方は、ハンターズブラッドの中村七尾と会っています。仕事の話ですね。
雛乃&灰:はい。
GM/七尾:「二人とも、よく来てくれたわね」
雛乃:「七尾さんのお呼びじゃ、断れないですよ^^」
灰:「ああ、休暇返上で来てやったぜ」
GM/七尾:「で、今日も仕事の話なんだけど…ちょっと今までと違った系統の話なのよね」
雛乃:「アタシと灰の二人も呼び出したってことは、結構大きい事件なの?」
灰:「『降魔』に砕いて欲しい魔がいるのだろう?」邪悪に笑ってます。
雛乃:「まぁ、そのためのアタシ達なわけだしね」
GM/七尾:「事件…って言っていいのかな。早い話が、賞金首を追うような話じゃなくて、ね。地図作りの協力なの」
灰:「…道路公団を呼べ」
雛乃:「それって、国土地理院の仕事よ?」
GM/七尾:「SEALS(*)の部隊と一緒に、地下に降りてもらう話なのよ。地下を勝手に作り変えている魔物がいるらしいの」
【SEALS】(ルールブックp197参照)
『東京都水道局衛生安全課ライフライン設営部』の頭文字を取った略称。
都内の下水道に住み着いた水棲の魔物や、そこに逃げ込んだ魔物を狩るための攻性組織。
敵との交渉は一切無く、ただ相手を殲滅することを目的としている。東京の地下で彼らと遭うことは死を意味する。
灰:「へぇ…SEALSの護衛か。まぁいい。…ところでSEALSは美人ぞろいだろうな?」(←死んでしまえ)
雛乃:「アタシじゃ、ご不満?」クスクス笑い。
灰:「美人は多いほうがいい」
GM/七尾:「SEALSの話だと、大規模な半魚人の集落があるかもしれないから、捜索したいらしいんだけど…地下はほとんど迷路化しているらしくてね。使えるなら、あなた方みたいな人の力を借りたいそうよ」
灰:「地下? …半魚人? …塵躯(ZAPZAPZAP」
GM/七尾:「どう? 受けてみる?」
雛乃:「OK、その話乗ろうじゃない」
灰:「了解だ。まぁ、たまには魚野郎を殴るのも良いだろう。…依頼料金は七尾が一晩付き合ってくれれば半額にガッ!!(殴られ轟沈)」
GM/七尾:「(何事もなかったように)そう。じゃあ、お願いね。…と、ここからは友人としての話なんだけど」
灰:「あん?(だくだく血を流しながら)」
GM/七尾:「今回の依頼、あなた方に持ってきてみたけど…少し、気をつけた方がいいかもしれないわよ」
雛乃:「何か、裏でもありそうな口ぶりね?」
灰:「裏も表もネエ。立ちはだかる魔は皆殺しだ」
GM/七尾:「依頼に関して、最初から『この件に協力できる魔物』という指定なのよね。SEALSの魔物に対する態度はあなた方も知っている通り、強硬なものだから…何か、してこないとも限らないからねえ? 『巻き込まれても構わない人材』を求めている、とも取れるのよ」
灰:「ふーん、なるほど。つまりSEALSが俺たちを罠に嵌めたら、SEALSを好きにしていいってことか?」(←違)
雛乃:「……友好的な者も、まとめて処分しようという腹な訳ね……」
灰:「美人が居れば尚良し!!」(←聞いていない)
雛乃:ボグッ(←灰を殴った音)
灰:「がふっ!!」
GM/七尾:「…うちは、こういう会社だから。仕事が回ってくれば斡旋もするけど…今回はなんだか、ねえ」
灰:「まぁいい。胡散臭い分は貸しにしといてやる。遠慮なく依頼しろ」
GM:「じゃあ、頼むけど…くれぐれも気をつけてね?」
灰:「ああ」
雛乃:「了解、吉報を待ってて」
GM:それでは、お二人に絆:中村七尾を。友好的なものなら、自由に決めてくださって結構です。それから[SA:地下世界の探索]を。
▼絆/エゴの変化
雛乃:中村七尾に絆/共感を取得。
灰:中村七尾に絆/友情を取得。
●シーン3 『旧友』 シーンプレイヤー:鬼来法眼
○喫茶店
馴染みの寺へ寄ってみると、懐かしい男から連絡が来ていた。
五十嵐烈――――数年前、魔物に操られて罪を犯し、そのまま世間から姿を消した…俺の友人。
当時は魔物を斃すことが精一杯で、あいつの冤罪を晴らすことは出来なかった。
その烈が手紙を寄越してきた…『お前の力を借りたい』と。断る理由は、何処にもなかった。
法眼:「…さて、そろそろ約束の時間だが…」約束の喫茶店で五十嵐を待っている。
GM/烈:「待たせてすまん」
法眼:「……随分、雰囲気が変わったんじゃないか?」
GM/烈:「色々あったのさ、俺も」逞しくなっていますね。
法眼:「ふぅん……なかなかイイ面構えになったじゃないか」口元に笑みを。
GM/烈:「お前を呼んだのには、その色々が絡んでいてな。…力を借りたいんだ」
法眼:「ふむ。…ここで話せることか? そうでなければ、場所を変えるが」
GM/烈:「いや、ここでも大丈夫だ。…この街の地下に、俺の住む場所がある。そこに住む家族を守るために、お前の力が借りたい。『SEALS』という組織を知っているか?」
法眼:「詳しくは知らんなぁ。JABFに匹敵する危ない組織だってことぐらいか」
GM/烈:「…俺たちの、天敵だ。近々、奴らの部隊が地下に調査活動の名目で踏み込んでくる、と聞いてな。集落が、奴らに見つかるのは拙いんだ」
法眼:「…なるほど。地下で奴らに遭うのは死を意味する、か」
GM/烈:「何とか、皆を逃がす時間を稼ぎたい。そのために、手を貸してはもらえないか」
法眼:「ま、俺で良ければ力を貸すさ」穏やかに笑う。
GM/烈:「ありがとう。…前も世話になったが、また手間をかけさせる」
法眼:「護りたいものが出来たんだな。……お前は、もう亡くすな」
GM/烈:「ああ…」
法眼:「じゃあ行くか。今回は大仕事になりそうだ…」店を出る。
GM:では、一旦シーンを切ります。シナリオ絆/五十嵐烈をどうぞ。友好的なものなら何でも構いません。それと[SA:地下世界の住人を守る]を。
▼絆/エゴの変化
法眼:五十嵐烈に絆/友情を取得。
■ミドルフェイズ■
●シーン4 『恩人』 シーンプレイヤー:荒木明仁 登場難易度:自由
○“洞窟(ケイブ)”
GM:では、荒木のシーンです。目を覚ますと、自分がベッドの上に寝ていることを発見できます。
アラキ:「う……ここは……?」
GM/??:「気がついたか?」嗄れた声が聞こえます。
アラキ:「あんたは……?」
GM:目の前にいるのは、ぱりっとしたスーツ姿の人物ですが…明らかに異形ですね。映画『吸血鬼ノスフェラトゥ』に登場するドラキュラのようです。
アラキ:なんで美少女じゃないんだ…。 orz ガクッ
GM/男:「儂は、このケイブに住む者の長。皆には、ただ『ケイブマスター』とだけ呼ばれとる者だ、客人よ」
アラキ:「俺は…あの熊野郎を倒して、そのまま気を失ったのか…」
GM/ケイブマスター:「うむ。運ばれてきた時は、もうダメかとも思ったが…何にせよ、無事でよかった」
アラキ:「あんたが助けてくれたのか?」
GM/ケイブマスター:「儂が、ちょうどあの辺りの様子を見て歩いていたからな。大きな物音がして、見に行ってみれば、お前さんが倒れていたというわけだ」
アラキ:「そうか、ありがとう、助かったぜ」
法眼:…荒雷鬼が斃した吸血鬼は、どこに消えたんだろうな?
アラキ:爆散したと信じたい(笑)。
法眼:ちゃんと浄化できてるといいけどな(笑)。
GM:荒木は気がつきますが、この部屋の入り口辺りを子供たちが興味津々と行った様子で覗いています。人間の子供も、半魚人の子もいますね。
アラキ:「で、ここはどこなんだ? ケイブマスター」
GM/ケイブマスター:「ここは地下だ。下水道を掘りぬき、作った我らの住処だよ。……こら、見世物ではないぞ。あっちに行ってなさい」
アラキ:体を起こして、子供たちに手を振ろう。
GM:荒木が手を振ると、子供たちは顔を見合わせて逃げていきます。「…みな、地上の人間が珍しいんだ。許してやってくれ」
アラキ:「そりゃ構わんが、何で魔物だけじゃなくて人間の子供まで居るんだ?」
GM/ケイブマスター:「年に一、二度くらい、下水道を生まれたばかりの赤子が流されてくることがある。あの子らは、生き延びた者たちだ」
アラキ:「なるほどなあ……」
GM/ケイブマスター:「育てることが出来ず、親に捨てられた者たちかも知れんが…今では儂の子だ。ここの者たちは皆、地上で生きられなくなった者か、そうして流れ着いた者か、住処を追われた半魚人たちだ」
アラキ:「結構すさんでるからなあ、地上は…」
GM/ケイブマスター:「…確かに、な。すさんでいるのはここも変わらん。…だが、ここには、家族がおるからな。誰一人、出て行く者はいない」
アラキ:ちなみに、アラキは服着てますか?(笑)
GM:毛布をかけられているが、裸です。
アラキ:「ところで、世話になったついでに、服を貸してもらえないか? このままじゃ帰れやしない」(苦笑)
GM/ケイブマスター:「そうだな、服を用意しよう。それと、食欲はあるか? そろそろ食事の時間なんでな、一緒にどうかね?」
アラキ:「ああ、ありがたくいただくよ」
GM/ケイブマスター:「では…」立ち上がってケイブマスターは言う。「ケイブにようこそ、客人よ」と、ここでシーンを切ります。[SA:受けた恩を返す]をどうぞ。
▼絆/エゴの変化
アラキ:ケイブマスターに絆/恩人を取得。
●シーン5 『殺戮機械』 シーンプレイヤー:鴉羽雛乃 登場難易度:自由
○下水道入り口
GM:では、雛乃と灰はSEALSの部隊と共に、これから潜る下水道の前にいます。あなた方を送り出す者の中にはSEALSのリーダー、『海浪 章子』(*)もいます。
(*)【海浪 章子】 (公式キャラ。詳細はビーストバインド・ミレニアムp92参照)
SEALSのリーダーで、“殺戮機械”の異名を持つワイルド系の美女。どうやら獣人の血を引く半魔らしい。
「その場限りの交渉で後に禍根を残すより、根刮ぎ殲滅した方がためになる」と主張し、半魚人の殲滅に精魂を捧げる。
直接戦闘の他にも、暗殺や交渉の場での奇襲など、あらゆる手段でSEALSの悪名に貢献している。
時には、既に纏まった交渉を破壊して、相手を殲滅することすらあるという。その影には、実の母親への憎悪があるらしいが…?
灰:「やれやれ…下水に潜入と判ってはいたが…嫌なもんだな」
雛乃:「まぁ、愚痴っても始まんないよ^^;」
GM/章子:「お前たちか、同行する者たちは」
灰:「そうだ。よろしく頼む」
雛乃:「まぁね、お手柔らかににね」(クスクス笑い)
GM/章子:「…ふむ…」灰の肩に手を置くと、嫣然と微笑みますね。「期待しているぞ」
法眼:灰、誘惑されてる!?(笑)
灰:きゅーいーんきゅーいーん「(俺の危険センサーが感知。この女は後で裏切る。まぁ…裏切ったらそれはそれで)……ああ、任せてくれ」(爽やかな笑顔)
雛乃:で、自分はスルーされてるよ(一同笑)。
GM:これでいいのです(笑)。
雛乃:かまって欲しいオーラ出したほうが良かったかな^^;
法眼:いや、灰の方が「利用しやすい」と判断されたのだろう(笑)。
GM:では、お二方。ちょっと〈知覚〉で判定。
雛乃:(ころころ)達成値14。
灰:(ころころ)…7。
GM:では、雛乃の方は気がつきますが、灰の襟元に章子が何かを付けました。
灰:きゅいーんきゅいーん。「(ほほっぅ…っはっはぁ…上から88、59、90)」(←気づいていません)
雛乃:「…一寸待った。襟元、何を付けたのかな?」
灰:「なんだ?」
GM/章子:「ちょっとした、命綱さ。私からのプレゼントだ」
雛乃:付けた物を取ってみます。
GM:発信機のようですね。
灰:「あん? …ふん。まあいい。…言い訳の言葉は考えておくんだな」ニヤリと笑って。
雛乃:「なら、どうして隠すようにつける必要があるのさ? 説明してもらいたいね」
灰:「まぁいい。必要だったんだろ。ここでごちゃごちゃ言ってもしょうがねえ」
雛乃:「灰……アンタ女に甘すぎ!!」
GM/章子:「こちらのやり方が気に食わないなら、何も無理してこの依頼を受けることはない。ここでゴネて、やめるかい? お嬢ちゃん」
灰:「良いんだよ。なぁ、隊長さん?」なぜか章子の腰を抱いて(笑)。
雛乃:「灰!?」(笑)
GM/章子:「ふふ、そういう判りやすい男、好きだよ」にやりと(笑)。
雛乃:「……ふぅ」(ため息)
灰:「んじゃ、きりきり働くぞ〜」腰を抱きながら地下に潜っていきます。
GM:と、章子はここに残るんですけどね(笑)。
灰:ちぇっ。
GM/章子:「続きはまた、後で」腰に回った手をゆっくりと解きつつ。
灰:「了解〜♪」鼻の下伸ばして(笑)。
雛乃:「(諦めたように)わかったよ。もーやりたいようにして」(笑)
灰:うーむ。…灰、アホか利口なのか解らん奴になってるなぁ。
法眼:変身してる時と言動に随分ギャップがあるんだが、どっちが地だ?(笑)
灰:うーん。変身前かなぁ?(一同笑)
アラキ:やっぱり(笑)。
GM:では、そうして地下に潜ることになりますね。そこでシーンを切ります。絆等の処理をお願いします。
雛乃:章子にエゴ/不信感で。
灰:章子に絆/獲物(一同爆笑)。
法眼:獲物…って、絆か?(笑)
アラキ:絆なのか?(笑)
灰:さぁ?
雛乃:一方通行な気がするぞ?(笑)
灰:関係を肯定しているのが絆、否定がエゴだと思う。
GM:よーし、獲物か(笑)。冴羽遼と冴子の関係(笑)。
灰:それは…狩が成功しないノウ(汗)。
法眼:…双方向にエゴを取ってるだけのような気がするぞ(笑)。
GM:確かに(笑)。
灰:なら、エゴにしとくか(笑)。
▼絆/エゴの変化
雛乃:章子にエゴ/不信感を取得。
灰:章子にエゴ/獲物を取得。
●シーン6 『洞窟(ケイブ)へ』 シーンプレイヤー:鬼来法眼 登場難易度:自由
○地下下水道
GM:法眼さん、お待たせ。あなたは今、地下の暗がりを、烈と共に進んでおります。
法眼:詳しい状況など、聞けるだけ聞いておく。
GM/烈:「この先に、俺たちの住む『ケイブ』と呼ばれる場所がある。俺のように地上に行き場を失った者や、半魚人や魔物…区別なく暮らしている集落だ」
法眼:「時間稼ぎ…と言ってたな。移住先は決めてあるのか?」
GM/烈:「うむ。ある程度は次に移れそうな場所をピックアップした。避難が間に合えばいいのだが…」
法眼:「ふむ。俺たちは、避難の間SEALSの連中を食い止めればいいわけか?」
GM/烈:「なにぶん、子供や身重な女もいる。ケイブの男連中でSEALSと戦って時間を稼ぐ。…俺は、親父に…ケイブマスターに拾ってもらった命だからな。ケイブのみんなを守る」
法眼:「こちらと敵の戦力比は判るか?」
GM/烈:「SEALSの部隊については詳しいことが判らん。だが調査という以上、いきなり大部隊を送り込んでくることはないだろう」
法眼:「…そのケイブマスターってのは、何者なんだ?」
GM/烈:「吸血鬼だ。血を吸われた時に酷く面相が変わって、地上では生きられなくなったそうだ。俺たちを家族にしてくれた人だよ…もちろん、血を吸われたわけじゃないぜ?」
法眼:「…そりゃあ、奇特な奴がいたもんだ」奇妙に思ってはいるが、表情には出さない。
GM:「親父も、色々とワケありだそうだ。詳しく聞いたことはないが」
法眼:「さて、そうすると殲滅よりも足止めがメインになるな。通路を崩せるようにしておくか…」罠をしかける相談などしておこう(笑)。
GM/烈:「OKだ。幸い、武器はかなりある。トラップも何とかなるだろう」
法眼:「ま、親父とやらの方は機会があれば本人に聞いてみるさ…」そろそろ目的地に着かないかな?
GM:というわけで、集落まで辿り着きました。迷路のような通路を抜けると、男たちがSMG(サブマシンガン)をぶら下げて立っています。そこが入り口のようです。
法眼:…さて、見覚えのある奴はいるかな?(笑)
GM:知った顔にしておきましょう。
法眼:あ、いや…アラキはいるのかと思って(笑)。
GM:ああ、そうですか(笑)。
アラキ:登場していいですか?
GM:どうぞ(笑)。
アラキ:では登場します。ディスクアニマルと一緒に子供たちと戯れています。
GM:子供たちは目をキラキラさせて見ています(笑)。
法眼:「お前……ここに住んでたのか?」荒木を見つけて。
アラキ:「違うわ! って、ここが法眼の住み処だったのか?」
法眼:「俺は案内されて、たった今着いたところだ」
アラキ:「俺は……下水道で拾われたんだ」(笑)
灰:ここでなぜか灰が居たら面白いかも。(←面白く無い上にセッションが崩壊するわ)
雛乃:ここは見守ってあげましょう(笑)。
GM/ケイブマスター:「…新しい客人か?」
法眼:「五十嵐の友人で鬼来法眼という。力になりに来た」ケイブマスターに向かって手を差し出す。
GM/ケイブマスター:「ほう、烈が言っていた助っ人か。これはこれは、よろしく頼む」
法眼:「あぁ。こっちこそ、よろしく」
アラキ:「法眼が力を使うような事態なのか?」真剣な表情になって。
法眼:「…事情を知ってるわけじゃないのか? もうすぐ此所は戦場になるぞ」
GM/ケイブマスター:「烈。お前は、ここはいい。早く恵についていてやれ」
GM/烈:「しかし…」
GM/ケイブマスター:「しかしはいい。こんな時だから、ついていてやれ」
GM/烈:「…はい」
法眼:「恵ってのは嫁さんか? 俺はいいから、早いとこ行ってやれ」
GM/烈:「あ、ああ…すまんな。では、ちょっと行ってくる」
アラキ:「戦場ね……じゃあ、助っ人は多い方がいいな」
法眼:で、荒木には簡単に事情を説明する。
アラキ:「SEALSか、厄介だな……」
法眼:「あぁ、厄介だ。しかもなるべくなら殺したくないしな…」
アラキ:ところで、アラキの武器はありますか?
GM:装備一式は手元にあります。
アラキ:了解です。「マスター、とりあえず着替えをもう一着用意してくれ」
GM/ケイブマスター:「…客人、怪我をしているのだ、お前さんの手までは借りられん」
アラキ:「怪我はもう大丈夫さ。それに受けた恩は返さにゃいかんしな」ニヤリ。
GM/ケイブマスター:「…すまんな」
GM/烈:「親父!」
GM/ケイブマスター:「どうした?」
GM/烈:「赤ん坊が、生まれる…! 恵が…」
GM/ケイブマスター:「…こんな時に、か…医者はどうした!」
法眼:「参ったな…産婆はいないのか?」
GM/ケイブマスター:「医者はいるんだが…」
アラキ:「こればっかりは鬼も無力だ……」
GM/横にいた男:「ドクターなら、酒かっくらってクダ巻いてました」
法眼:「…他に頼れる奴はいないのか?」
GM/ケイブマスター:「水でもぶっかけて、連れて来い! 女は湯を沸かせ」と、そんな騒ぎになっています。
法眼:「浮き足立ってるな…こんな時に奴らが来なけりゃいいんだが…」
アラキ:「とりあえず偵察を出しておくか……」カエル(ディスクアニマル)を派遣(笑)。
GM/ケイブマスター:「…仕方がない。儂も、行こう」マスターは、元々アラキのいた部屋の方に移動します。カエルは了解(笑)。
法眼:ともかく、赤子の件はマスターに任せて周囲を警戒しておこう。
GM/ケイブマスター:「すまんが、若い方の。そちらは、少し手伝ってくれんか」
アラキ:「ああ、何をすりゃいいんだ?」
GM:「火を熾して、湯を沸かしてくれ。他にもたくさん、やることはあるぞ」
アラキ:「了解、了解」
▼絆/エゴの変化
アラキ:法眼に絆/連帯感を取得。
法眼:ケイブマスターに絆/興味を取得。
●シーン7 『不死なるもの』 シーンプレイヤー:黒近灰 登場難易度:自由
○地下下水道
GM:では、再度お二人のシーンです。迷路のような暗い通路を進んでいきますと…ちょっと〈知覚〉で振っていただけますかね。
雛乃:(ころころ)達成値7。
灰:(ころころ)こっちは8…といった感じでGM、どんなもんでしょうか。
GM:では、お二方は気づかず、進んでいきます。
灰:「しかし…下水の割には臭くねえな」
法眼:何のチェックだったんだろうな、今の?
アラキ:カエルが見つかったかと思った(笑)。
GM:そうすると、後方を進んでいた人間の悲鳴が上がります。一瞬遅れて、銃声が響きますね。
法眼:…って、あぁ不意打ちかな、別口の。冒頭の吸血鬼、復活したんじゃないか?
雛乃:「銃声!?」
灰:「なんだ?! …ずいぶんと物騒な地図作成じゃねえか」
GM:振り返ると、SEALSを蹂躙する大男がおります。包帯で全身を巻き、ぼろを纏った男ですね。
灰:「おーい。そこの男!! 抵抗をやめて直ちに投降しなさーい。俺に殴られる前に〜♪」
アラキ:実はゴドノフ=ケイブマスターかも、とか思いましたが…最初のは影武者で。
法眼:んー、もしくは『命を共有している』とかかなーと思ったけど。さすがにそれはないかな?
GM:灰と雛乃のお二人は〈情報:魔物〉で振っていただけますか?
雛乃:(ころころ)達成値10。
灰:(ころころ)……5(笑)。「新手のミイラか?」
GM:では、雛乃が思い出します。
【“レッド・ベア”ゴドノフ】
ペルソナネットワーク所属の吸血鬼。“不死身の殲滅者”の異名で呼ばれることもある。
GM:そういう名前が頭の中に。
雛乃:了解〜♪ 人間に対する態度とかはどうなのかな?
法眼:物騒な二つ名を見れば言わずもがなという奴では。
GM:もう獲物ですね。食らっては、捨てていきます。銃撃も、あまり効果はないようです。
雛乃:「放置した方がSEALSも減って、今後のためになる気もするけど…ここまで物騒な奴だと、外に出すわけには行かないね!!」
灰:「さて…こら、吸血鬼。ナニ好き勝手に食い散らかしてやがる」
GM/ゴドノフ:「…こいつらでは、ない…」ゆっくりと、二人を見ながらそう言います。
灰:「降魔降臨!!」 変身する。「この降魔が来たからには貴様の跳梁を許しはしない!!」
GM:ゆっくりと、ゴドノフもそちらに向かってきます。
灰:「いくぞ!!」走ってゴドノフに向かいますが…。
GM:演出で構いません、ここは。
灰:では(笑)。「ジェノサイドナッコゥ!!」必殺の拳をゴドノフに繰り出す!!
GM:ゴドノフの体は、ぐらり、と揺れます。
雛乃:「回避運動が遅いよ!! 直撃させる!」
灰:「とうっ! 雛乃、今だ!!」飛び退って射線を空ける(笑)。
雛乃:散弾バズーカをぶっ放してみます(笑)。
GM:では二撃目を食らって、咆哮をあげてゴドノフは倒れます。確かに、倒した手ごたえがありました……が、しばらくすると、ゴドノフはまた起き上がってきます。
灰:「ふふふ…さすがに不死身の殲滅者」
雛乃:「ちっ、噂以上のタフガイみたいね…」
灰:「だがっ!! 粉々になるまで殴ったら元に戻れるかなぁ?!! いくぞっ!! 超・必・殺っ!!!」といった所で…GM、何かイベント起こしますか?
GM:いえ、必殺技を使っていただいても結構です。
灰:「ジェノサイドジャッジメント〜〜!!」イメージはペガサス流●拳で。
GM:喰らいました。ただし、受けた傷がフィルムを逆回転したように回復していきますが。
灰:「ぬぅ…俺の超必殺技が効かない?! …新たな必殺技を編み出す必要が有るなっ!!」
GM:単刀直入に言うと、PS《資産:不死》持ちです。殺されても、何度でも復活してくるのです。
灰:「むぅ…雛乃!! 何か手は無いか?!」
GM:問われた雛乃さん。〈情報:魔物〉でどうぞ。
雛乃:ういー。(ころころ)おぉっ、14!
GM:む、高いなあ。では、雛乃さん。あなたの経験で、確かな方法ではありませんが。
吸血鬼からドミネーターになった存在は、年月さえ積み重ねれば、吸血鬼としての法則から脱却する存在もいる。
が、そうでない者には古式ゆかしい方法が効を奏する場合が多い。
心臓を刺し貫き、首を切り落とし、その身を焼いて十字路に灰を撒く。この手で蘇ってきた吸血鬼は…いない。
雛乃:「吸血鬼からドミネーターになったのなら話は別だけど、そうでなければ、セオリー通りの銀や白木の杭が効く筈よ!」
灰:「ぬぅ?! …ならば…狙うは心臓!! …一突きにしてくれる。その後…しかるべくして滅ぼしてやる!!」貫き手の構えを取ります。
GM:具体的には1ターン内に、〈刺〉→〈斬〉→〈炎〉の三属性ダメージを必ず順に使用してFPを0にすれば、倒せるでしょう。
アラキ:焼く前に爆散させたので復活してしまったのか(笑)。
法眼:俺は〈斬〉と〈炎〉が扱えるが…他のメンツは?
灰:灰は〈殴〉…しか無いよ?(笑)
雛乃:〈炎〉と〈光〉しかないです。
アラキ:アラキは〈光〉と〈雷〉。〈刺〉なんて持ってる人見たことないよ(笑)。
灰:これは…戦術的撤退?(笑)
GM:他の武器を代用することも出来ます。その場合はダメージ属性を変更できますが、武器のダメージ修正は0になります。
灰:なにぃ?!
GM:〈刺〉と〈斬〉だけで、〈炎〉は無理でしょうけど。
灰:むぅ。…つーか、これから通常戦闘?
GM:少なくとも、手数のいる手段になります。これ以上やるならば、通常戦闘になります。
雛乃:どのみち2人じゃ手数3は無理ですな…。
灰:「ぬぅ…滅ぼすには手が足りん。…雛乃、撤退するぞ!!」
雛乃:「OK! 殿を務めるから先に行って!!」牽制射撃しながら後退します。
GM:後方はゴドノフに封鎖されているので、先に進むしかありません。
灰:「解った!! 遅れるなよ!!」先に進みます。
雛乃:では牽制しながら灰の後を追いかけます。
GM:ゴドノフは弾雨を浴びながらも、ゆっくりと、ゆっくりと進んでいきます。いくつか角を曲がった頃には姿が見えなくなりますが。…と、そんなところでシーンを切ろうと思いますが、よろしいですか?(一同頷く)
法眼:〈刺〉は《突き刺すもの》(*相手の防御力を無視するアーツ)で代用できないかな? ダメージ属性は〈刺〉じゃないが。
GM:『刺す』という言葉を用いているものならば、OKです。
灰:灰、激しく無力(笑)。
アラキ:アラキも無力(笑)。
GM:アーツによるダメージ増加は可能ですし、削りは絶対に必要な相手ですから、無力とは言えません。1ターンの間に三つの属性攻撃を使用してFP0にする必要があるだけで、ダメージは累積していきますんで。その前のターンのダメージなども、ちゃんと累積します。
法眼:なるほど。ハイパーアーツで〈魔〉属性になった場合はどう扱うのかな?
GM:HAの〈魔〉属性ダメージについては、一番最初に代用武器ルールで示した手順(武器のダメージ修正を0にする)を踏めば、有効とします。
アラキ:《伝説の武具》の分は武器のダメージ修正と見なされますか?
GM:いいえ、アーツの追加ダメージに関しては有効とします。
アラキ:ならば7点減るだけですむな。
灰:じゃあ、…結構ダメージいくなぁ。オレッチも9点減るだけ。
GM:手順を踏まずに倒してしまうと、FP全快で蘇りますので、お気をつけて。
アラキ:それは厳しい(><)
法眼:了解。あとは本番で聞くとしよう。
アラキ:火は代用できないから、法眼か雛乃に任せるしかないか。
法眼:刺しは俺しかできないようだから、火は雛乃の担当かな。
雛乃:ロケットランチャー相当なんで、範囲攻撃になりますが…。
法眼:BBNTの範囲攻撃は対象を選択可能だから大丈夫。
雛乃:了解〜。便利だなぁ(笑)。
▼絆/エゴの変化
雛乃:灰への絆/好奇心を絆/信頼に変更。
灰:雛乃に絆/信頼を取得。
●シーン8 『試練』 シーンプレイヤー:荒木明仁 登場難易度:自由
○病室
GM:では、先ほどの病室。運び込まれたのはケイブマスターと同じく、容姿の崩れた妊婦です。妻を心配するように、烈も病室に入ります。
アラキ:了解です。
GM/ケイブマスター:「あの娘も、儂と同じでな…遊び半分に血を吸われて、その際に容貌が崩れてしまって、人間の世界にいられなくなった」
アラキ:あれ? ケイブマスターも容姿が崩れていたんですね。
GM:映画『吸血鬼ノスフェラトゥ』のドラキュラ。らっきょう頭で目つきが鋭く、乱杭歯が口元から覗いているのです。
アラキ:ああ、なるほど。喩えがよく判らなくて誤解してました。
GM/ケイブマスター:「儂は、人間だった時には高利貸しをしておってな…。その頃は、金だけに生きていた。だが吸血鬼になって、全てを失ってしもうて…な」
アラキ:「それで、ここのマスターに?」
GM/ケイブマスター:「昼の世界にも行けず、夜の世界にも入れず…橋の下で暮らしていたよ。だが、そこで生きていた仲間には、こんな姿でも良くされてな…人間の時には持てなかった家族を持った気分だった。その者たちを守ろうとしたのが、ケイブの始まりだった」
アラキ:口を挟むこともできずに、黙って聞いています。
GM/ケイブマスター:「ここにいるのは、みんな儂の子だ。特に、恵は…儂のような目に遭ってここに来た、この娘には、幸せになってもらいたい…」
アラキ:「恵さんは、すぐには動かせないんだよな……」
GM/ケイブマスター:「ああ…。儂を、真っ当な道に戻してくれた家族たちだ。何があっても、守りたい」
アラキ:「なら、SEALSを足止めするだけじゃなく、追い返す必要があるな…」
GM/ケイブマスター:「確かに、それは良策だが…そんな手があるのか?」
アラキ:「ま、何とかやってみるさ」( ^ー゜)b グッ
法眼:策はあるのか、荒木?(笑)
アラキ:策なんかないぞ〜(笑)。
法眼:ないのか(笑)。
アラキ:あるわけなし(笑)。
GM/ケイブマスター:「…客人。儂らは、試されているのかも知れん。ここで、次世代を担う子が生まれれば、儂らもここで生きる者として、世界に認められるのかも知れんな。…生き延びられれば、だが」
アラキ:「あんたたちは、これまでに幾つもの試練を潜り抜けて、ここに自分の居場所を見つけたんだ。これ以上試練を与えるのが世界の意志ならば、そんなものは俺が打ち砕いてみせる!」
GM/ケイブマスター:「…若いなあ、お前さんは」ケイブマスターが大笑し「その若さが、儂らを救ってくれそうな…そんな気がするよ」と、その時。電気がフッと消えます。
アラキ:「なんだ、停電か?」
GM/ケイブマスター:「…発電施設に異常でもあったか?」
GM/烈:「俺、様子を見てきます。…じっと、してられないもので…」
灰:ん〜〜…。なんかNPCがパインサラダ(*死にフラグの意)な発言を…。
アラキ:全くだ。付いていくかどうか迷う。
法眼:まぁ、外は俺が見回ってるはずだから。
GM/ケイブマスター:「何人か、若いのを連れて行け。武器を忘れるな。…客人、少し、外すぞ」
アラキ:「なら、俺も行こう」
GM/ケイブマスター:「行ってくれるか?」
アラキ:「ああ、タイミングが不自然なのが気になる」
GM/ケイブマスター:「では、頼もう」
法眼:そういえば、荒木が放ったカエルはどうなった?
雛乃:カエル?
法眼:偵察に出したディスクアニマル(笑)。
雛乃:あぁ、なーるほど^^
GM:宣言して、判定していただければ、戻ってきたのが報告してくれます。
アラキ:では、カエルが戻ってきたということで(笑)。
GM:〈知覚〉で判定どうぞ。
アラキ:(ころころ)達成値12です。
GM:では、報告は2点。荒木が倒れていた場所には、ゴドノフがいません。代わりにSEALSの隊員らしき者たちが死んでいます。全滅と言っても過言ではない状況です。そして、発電施設の方のディスクアニマルは戻ってきません。
アラキ:「まずいな、ゴドノフが復活しやがった…。発電機がやられたのはヤツの仕業かもしれん。下手に動かず、蝋燭や松明でしのぐ方がいいかもしれんが……妊婦が居る以上そうも言ってられんか……」
法眼:大体の状況は見えた感じだな…。
GM:というところですが、次のシーンに移動したいと思いますが。
アラキ:了解です。
法眼:…そういや俺、アラキが大怪我した理由は聞いてなかったような(笑)。
アラキ:ゴドノフにやられたはずです。半ば相打ちですね。
法眼:あぁ、PLは知ってるけど。法眼は聞いてなかったな、と(笑)。
アラキ:そういえば言ってなかった(笑)。というか……狙いはアラキか(汗)。
法眼:だろうな。まぁ、このままだと他の連中も一緒くたに襲われそうだが。
アラキ:よく狙われるなあアラキ(笑)。
法眼:別のセッション(*リプレイ未収録。興味ある人はこちらのサイトへ)では斧男にも狙われてたな。モテモテだ(笑)。
アラキ:両方とも一度倒したのに復活してる、ちゃんと倒しとけアラキ(><)
法眼:しかし、レッドベアと言うよりジェイ●ンだなぁ。このやられ方とすぐ復活する辺りが(笑)。
▼絆/エゴの変化
アラキ:弱者へのエゴ/守護を絆/守護に変更。
●シーン9 『両雄、出遭う』 シーンプレイヤー:鴉羽雛乃 登場難易度:自由
○“ケイブ”入り口
GM:先に、灰&雛乃の方へ行きましょう。二人が逃げ延びると、閉ざされた門の前に出ます。
灰:「ふぅ…やっと逃げたと思ったら扉かぁ?」
GM:武装した男が「止まれ!」と警告してきますね。
灰:「あんだよ、お前ら?」一応止まってみます。ちなみに変身は解いています。
雛乃:「…あんた達は?」
GM/男:「貴様ら、SEALSか!」
灰:「ああ」
雛乃:「まさか! 外部の者よ。……もっとも依頼は受けてるけどね!」
GM:「ちっ、SEALSだ! 来たぞ!」と、仲間を呼びますね。
灰:「こら、こちらが名乗ったらお前らが名乗る番だろうが。礼儀を知らん奴らだなぁ」
法眼:……荒木と灰、変身ヒーロー同士で波長が合うんじゃないか?
アラキ:前に、南米まで悪徳警官を倒しに行った仲ですよ(笑)。
法眼:まぁ、灰の方がヒーロー台詞が濃ゆい気はするが(笑)。
灰:狙ってますので(笑)。
アラキ:元ネタがあまり濃ゆくないから(笑)。
法眼:昭和ヒーローと平成ヒーローの差がここに(一同爆笑)。
アラキ:なるほど(笑)。
灰:灰(昭和ヒーロー)と荒木(平成ヒーロー)か。なるほど(笑)。
GM:ところで門の前の男たちは殺気だっていますが…法眼さん、出ます?
法眼:次のシーンに出ようかと思ったが、ここで揉めても困るしなぁ。出るか。
灰:出なかったら、灰がこいつらを無力化して進入するだけかなぁhahaha。
法眼:「灰か、久しいな。…いつの間にSEALSに転職したんだ?」男たちの後ろから出てくる。
雛乃:「………灰、知り合い?」
灰:「ん…おめえは…法眼か。…何、ちょっと割の良いアルバイトだ。地下の地図作成らしい」
法眼:「ふぅん。…それだけか?」
灰:「“俺たち”はそれだけだ。な〜んか本隊は吸血鬼の化け物に襲われたがな〜」
法眼:「吸血鬼のバケモノ…どんな奴だ?」
灰:「吸血鬼ミイラで不死身? そんな奴」
雛乃:「“レッド・ベア”ゴドノフって奴よ。知ってる?」
法眼:情報判定出来ますか?
GM:どうぞ。
法眼:〈情報:魔物〉&情報屋で…(ころころ)達成値14。
GM:では問題なく、先ほどのゴドノフの情報が判ります。
法眼:「…面倒な奴が出てきたもんだ。そっちには気の毒だったな」
GM:ついでに〈知覚〉を。
法眼:(ころころ)12。で、何?
GM:灰の襟元…何か付いてますね。
アラキ:もう一度つけてたのか(笑)。
法眼:「……猫の鈴(*猫の居場所を知らせる鈴。転じて発信器や盗聴器の意)でも付けてるのか、灰?」
灰:「ああ、SEALSの奴らに発信機を付けられてな。そろそろSEALS本隊が来るんじゃネエのか?」
法眼:「…ちっ。ここのことを黙ってて貰うって訳にもいかなくなったか」
雛乃:外してたものかと思ってましたが…それとなく外すよう言った方がよかったですね^^;
灰:GM〜、いいですか? ここで章子に電話連絡を取りたいんですが…携帯通じます? あとは通信機とか。
GM:通じることにしておきましょう。
灰:では章子に連絡します。
法眼:あ、そのトレーサーって盗聴機能はないのか?
GM:見た感じ、位置だけを知らせるタイプのようです。
灰:「アローアロー。こちら黒近。美人の隊長殿、聞こえていますか〜♪」
法眼:「(ここのことは喋るな)」口の動きで灰に伝える。
GM/章子:「…どうした。連絡を絶ってから一時間が経っているぞ」
灰:「あのさ〜。ひとつ聞きたいんだけど、お前らの目的は地下の地図を作ることじゃないのか? 他に目的があると思うが…それをはっきりさせたくてナ〜」
GM/章子:「…どういう意味だ?」
灰:「ここに来る前に、何か吸血鬼と戦闘になった。お前らの目的はそれか?」
GM/章子:「…出遭ったか」
灰:「それの殲滅のみが目的か? だったら快く引き受けてやる。それ以外に目的があるなら、それを吐け」
GM/章子:「…近くにいるのか? 奴が」
灰:「判らん。第一回目の戦闘では逃げたからな、もうだいぶ引き離されたかも知れん。まぁ距離はともかく…質問に答えろ。あれの殲滅のみか?」
GM/章子:「…そうか。先日、この下水道を探索した部下が行方を絶った。調べてみれば、吸血鬼の食い残しだけがあった。確かに、我々は奴を追っている。万一、お前がやられた時のために、発信機を持たせてな」
灰:「なるほど。解った、俺たちは引き続き調査を進める。何か有り次第連絡しよう…だが。もし…この『降魔』に人の道に背く仕事をさせてみろ。地獄の果てまで追いかけて報いを受けさせてやる」
GM/章子:「…やれるか?」
灰:「さぁ、判らん。用件はそれだけだ。ならばこれより、俺はその吸血鬼の殲滅に当たる。他に何かあるか?」
GM/章子:「…人の道、というものに、魔物の存在は入っていない。吸血鬼の殲滅任務にシフトしてくれ。ギャランティーは倍、払う」
灰:「ちっ…言い訳を楽しみにしているぞ」
GM/章子:「もう一度、戻ってこれれば…な」
灰:「SEALSの本隊はこっちに寄越すな、死体が増えるだけだ。俺たちだけで殺る」
GM/章子:「了解した」
灰:「仲間の仇は必ず討ってやる。だから心配するな、以上だ」ピッと電話を切る。「……ふうぅ〜〜〜。…俺に頭を使わせるんじゃネエよ、法眼」
法眼:「なかなか上手いものだったじゃないか?」
灰:「たくっ…おめえが居なかったら殲滅指令を出してるぞ」
法眼:「で、どうする。吸血鬼退治とやら、条件次第では手伝ってやってもイイがね?」
灰:「ああ、まずはこちらとお前らの情報交換だ。…俺も訳がわからん。SEALSには偽の依頼を受けるしな」
法眼:「ふむ。もう知ってるかもしれんが、レッドベア退治は…難儀だぞ」
灰:「ああ、俺の拳で殺せなかった奴は初めてだ。…おっと、雛乃。こいつは法眼、半魔のナマグサ坊主だ」
雛乃:「初めまして……かな?」
法眼:「初めまして、お嬢ちゃん。俺は見ての通りの法力僧だ。…しかし情報交換と言っても、俺の口から話せることはあまりないがな…」レッドベアの情報は全て教える。
灰:「それ以上に…なんでこんなところにお前がいる? …で、こいつらは何だ?」(門番を指差し)
法眼:「この集落については、忘れろ。互いのためにな。どのみち、無害な連中だ」
灰:「まぁ…いい。忘れろというなら忘れてやるさ。それを条件に吸血鬼退治を手伝え」
法眼:「俺もそう言おうと思っていた。ここのことを忘れて誰にも言わないことを条件に、吸血鬼退治を手伝ってやる」
雛乃:「そっちの提示した条件には異論はないよ。方法はあるんだけどね、如何せん手数がたりないんだ」
灰:「だな」
法眼:「あぁ、それと手数なら、もう一人いるぞ」
灰:「あん? …まだ居るのか?」
法眼:見張りの一人に、荒木を呼びに行かせる。
GM:そんな話をしていると、電気が一斉に消えます。
法眼:「…何だ?」
灰:「ああん? …停電か?」
雛乃:「……おいでになったかな?」
法眼:「おい、ここの電気はどこから引いてるんだ?」見張りに声をかける。
GM/見張り:「…発電施設が、止まったか…?」
法眼:「厭な予感がするな…発電施設とは、どこにある?」
GM/見張り:「はい。向こうから上水道を引っ張ってくる水力タービンが…」方向を指差します。
灰:「さてさて…ミイラ男と再度ご対面かぁ?」
雛乃:「十中八九はそうなりそうね……」
法眼:「行ってみるか…おい、急いで荒木を呼んできてくれ」
GM/見張り:「はい!」
法眼:「行くぞ、詳しい話はそれからだ!」発電施設へ向かう。
灰:「おうよ!!」
雛乃:「OK!!」
GM:では、次のシーンへ行きましょう。[SA:ゴドノフを止める]をどうぞ。このシーンの人だけでなく、荒木にも渡しておきます。
▼絆/エゴの変化
雛乃:法眼に絆/信頼を取得。
灰:章子へのエゴ/獲物を絆/憐憫に変更。
法眼:雛乃と灰にそれぞれ絆/連帯感を取得。
●シーン10 『対決』 シーンプレイヤー:鬼来法眼 登場難易度:PC全員登場
○発電施設周辺
法眼:「…とまぁ、そんなわけで吸血鬼退治をすることになった。手強いぞ?」荒木に事情説明。
アラキ:「ああ、ついさっき相打ちになったところだから、十分わかってるさ」
GM:発電施設周辺は、無残に破壊されています。ケイブの人間と思しきものの死体も転がっていますね。ディスクアニマルの破壊されたものも転がっています。
灰:「さて…生きてる奴は……いなさそうだな」
法眼:まさか死体の中に五十嵐はいないだろうな?
GM:一緒に来ているので、今のところ無事ですよ(笑)。
法眼:一緒なのか(笑)。
GM:行くと宣言しておりましたゆえ。
法眼:「…すまんが、五十嵐。お前は集落に戻ってくれ」
GM/烈:「ひでえ…みんな、やられちまっている」
アラキ:「で、肝心のゴドノフはどこだ?」
雛乃:「気をつけないと、奴がまだ居ないとも限らないよ!」
灰:「さて…奴は何を狙っているんだ? 『こいつらじゃない』とか俺たちに向かって言っていたが…」
法眼:「そりゃあまぁ…荒木へのリベンジ、だろうな」
GM:と、まあ、そんな状態ですが、発電施設が火を吹きますね。
アラキ:「げ!」
法眼:「あいつ、発電施設なんかで何やってやがる!?」
灰:「ん…ほんとにリベンジなのか?」
アラキ:「ヤツに聞いてみりゃ判るさ」
GM:その炎を背に、タラップを降りてくる男のシルエット…両手に奪ったマシンガンを握り、迫ってくるものがいます。
灰:「まあいい。…あそこで感電しているであろう、マゾちっくな吸血鬼を退治にいくぞ」
雛乃:「リベンジだけなら、ここまでする必要がないよ。別に目的があると考えるのが妥当だね」
法眼:「…ま、どっちにしてもここで滅するだけだがな」電気エネルギーを吸収してパワーアップ、とか言ったら嫌だなー(笑)。
雛乃:びくとるー(笑)。
GM/ゴドノフ:「…来たか…? 今度は、鬼か…?」
アラキ:「鬼だよ。今度こそ滅してやるぜ」
法眼:「鬼は二人いるんだがね…お目当ては、荒雷鬼か?」
灰:「鬼と人形と正義の味方とその他一名がやって来たぞ!」
雛乃:「アタシって『その他』扱いな訳?」灰をジロリと(笑)。
法眼:その他は五十嵐の方だろ(笑)。
灰:「ちょっと待て、『その他』はそこのただの人間だ!」
アラキ:「鴉羽は人形の方だな」
雛乃:「な〜るほど、説明どうも^^」とコントやってみる(笑)。
GM/ゴドノフ:「来たか…ここの者が、お前が集落にいると聞いたんでな…これから、殺しに行ってやるところだったんだが…」
灰:「ふっ…この『降魔』の前で殺しを語るか!! 吸血鬼!!」
法眼:「五十嵐、お前は集落に…嫁さんのところに戻ってろ!」
灰:「この『降魔』が来たからには好きにはさせんぞ!!」
GM/ゴドノフ:「手間が省けた」にやり、と笑うと手にしたマシンガンをフルオートでぶちかます。
法眼:(即座に)五十嵐を庇う。
アラキ:「ちいっ」
灰:「一般人は下がっていろ!!」
GM:五十嵐を背に庇った法眼さんは、銃撃をまともに浴びます。
法眼:了解。ダメージは?
GM/烈:「法眼!」
アラキ:「法眼!」
GM:ダメージは、(ころころ)殴りの10点ですね。
法眼:射撃には防御力が効かないので素通しだ。「…心配すんな。鬼はこれしきじゃ…殺せねぇ!」
GM/烈:「くそ! あいつ!」持っていた銃を構えますが…。
法眼:遮る。「早く行け、烈!!」
GM/烈:「…法眼」
法眼:「大丈夫だ…お前もお前の家族も、まとめて護ってやるよ」
雛乃:「アンタ、巻き込まれて死んじゃうわよ!? 良いから早く!!」
GM/烈:「…すまん。いつも…肝心なところは、いつも任せちまうな」
法眼:「お前はお前の『護るべきもの』を護るんだ。行け、烈!!」
アラキ:「あんたの戦う場所は、ここじゃないだろ! 早く行け!」
GM/烈:「…必ず、戻ってこいよ…俺は、子供の名付け親、お前になってもらいたいからよ」走っていきます。
アラキ:「法眼のネーミングセンスに期待するのは……やめた方がいいと思うな」(笑)
法眼:「…さて、と。それじゃあ、ちゃっちゃと片付けるかぁ!」
灰:「天が呼ばずとも! 地が欲せずとも! 魔が蔓延るこの世に『降魔降臨』!!」 変身します。「さて…一般ピープルが行った所で…吸血鬼よ。真の死を迎える準備は十分かね?」
アラキ:「今度こそ滅びろ、ゴドノフ!」
GM/ゴドノフ:「…簡単に、いくと思うな…」こちらも、銃を捨てて構えます。
雛乃:「手順は、みんな分かってるわね!?」
アラキ:「バッチリだ!」
法眼:「おう!」
灰:「当然だ」
雛乃:「じゃぁ、行くよ!!」
GM:では、クライマックスフェイズに移行します。最後の絆等を。
雛乃:ちょっといいかな? 守護者装備状態で始めて良い?
GM:守護者は…まあいいでしょう。雛乃の場合、アイデンティティのようなので(笑)。←優しいなぁ、GM(笑)
雛乃:ありがとうございますm(_ _)m
法眼:手順の確認だが…俺が刺して、荒雷鬼が斬、最後に雛乃が炎でとどめを刺せばいいんだよな?
灰:うむ。灰はフォローに回ろう。
法眼:順番さえ守れば、とどめは炎でなくともいいんだっけか?
GM:順番はあの順番です。間に何かを挟むのは可です。
法眼:炎でダメージが足りなかった場合は? 他の攻撃でとどめはOK?
GM:確実に、最後は炎で。足りなかった場合、もう一発炎で攻撃すればOKです。そのターン中なら、という限定ですが。
法眼:うーん、まぁやってみるか。敵のFPが判らない内はこれ以上の予測は無意味だ。
GM:まあ、魔獣化してからが勝負なのはいつも通りですよ。
法眼:了解。
アラキ:ダメージ調節はHA《ブーストアップ》をコピーして何とか。
雛乃:あ、絆関連はなしです。
アラキ:灰に絆/憐憫(やっぱり女絡みか)を結びます。
灰:ヒデエ!(一同爆笑)
▼絆/エゴの変化
アラキ:灰に絆/憐憫を取得。
灰:アラキに絆/共闘を取得。
■クライマックスフェイズ■
●シーン11 『不死殺し』 全員登場
▼ラウンド1
GM:では、エンゲージ。今回は自由にどうぞ。
アラキ:ゴドノフにエンゲージしてもいいんですか?
GM:いいです。
法眼:では、俺はゴドノフに接敵。同エンゲージで。
アラキ:同じくゴドノフにエンゲージ。
雛乃:別エンゲージでいきます。
灰:灰は…ゴドノフにエンゲージして終了。
現在のエンゲージ:(ゴドノフ・アラキ・灰・法眼) (雛乃&守護者)
GM:では、セットアップ。
アラキ:《コスチューム》で変身します。
雛乃:《封印解除》を使用します。
法眼:オートで《獣化》しておく。
GM:こちらは《絶対先制》。では、こちらの行動から行きますか。マイナーで《戦闘形態》、オートで《弱点看破》、メジャーで《混沌たる夜の主》。《高貴なる血》でクリティカル値−1。範囲ですのでエンゲージしてる方全員に行きます。
灰:かまん。
GM:(ころころ)達成値21。〈運動〉で回避です。
灰:(ころころ)4。回避失敗。
雛乃:《念動防御》要ります? …って間に合わなかった。
法眼:(ころころ)クリティカル回避。
アラキ:(ころころ)14で当たり。
GM:《怪ノ力》+《鋼の拳》に《資産:狂器》を加えて、ダメージ行きます。(ころころ)42点の〈殴〉です。
灰:「ぐっはぁ!!!」FP残り4点。
法眼:カバーは要るか?
灰:灰はいらない〜。
アラキ:「ぐはっ!」2点オーバーで死にます。
法眼:《念動壁》をアラキに使う。「オン・サラサラ・バザラ・ハラキャラ・ウン・ハッタ…金剛墻ッ!」 (ころころ)実ダメージ12点軽減してくれ。
アラキ:「助かったぜ、おっさん」ということで、魔獣化ナシでFP10点残りです。
灰:「ぬぅ…俺の拳と劣らぬ威力だ」
GM:こちらの行動値は13ですので、続けて行動します。
法眼:速いな、さすがに。
アラキ:次は雛乃に《念動防御》してもらった方がいいですね。
雛乃:了解です。
GM/ゴドノフ:「まだだ…いくぞ…」マイナーアクションでパイルバンカーを起動、法眼に攻撃。オートで《弱点看破》、メジャーで《吸血再生》。(ころころ)達成値は18。
法眼:ファンブルしない限り大丈夫…(ころころ)22で回避(笑)。
GM:だめだ、こりゃ(笑)。
法眼:「それじゃ、俺には当たらねぇよ!」で、次はこっちかな?
GM:では、HA《死界の主》を発動。その回避をファンブルに!
法眼:くっ、そう来たか。…喰らっとく。
GM:《怪ノ力》と《資産:狂器》で(ころころ)…〈刺〉の44点。
法眼:白兵で〈刺〉なら6点減らして、38点喰らった。「…ちっ、結構効いたな」残りFP14点。
GM:こちらは以上です。
法眼:次は俺か。マイナー《切り裂くもの》、メジャーで攻撃。(ころころ)達成値20。
GM:(ころころ)当たりました。
法眼:「お返しだ!」(ころころ)45点の〈斬〉ダメージ。
GM/ゴドノフ:「まだ、まだ…」にぃ、と笑う。FPが半分ほどになりましたが、まだ元気です。
法眼:かなりタフだな…。
アラキ:まだ半分かよ。
灰:強烈ですな。
雛乃:さすが丈夫だなぁ(^^;)
GM:ドミネーターですので。
法眼:このターン内に魔獣化させようか。
アラキ:ですね。
雛乃:その方が良さそうです。
灰:とっとと魔獣化させてしまおう。
雛乃:では、普通にロケットランチャーで攻撃。別武器だと持ち替えにメジャーアクションが必要ですし。マイナーで《戦闘形態》、オートで《必殺技》、メジャーで射撃します。(ころころ)……た、達成値……8。
GM:(ころころ)…………。(←ダイスを見て無言になるGM)
灰:(ダイスを覗き込み)ファンブルですな。
法眼:またファンブルかっ?! …何だか本当に呪われてるみたいだ(笑)。
GM:…ダメージどうぞ。何かに取り憑かれている…何なんでしょうか、クライマックスフェイズのこの出目は(笑)。
灰:正義は我にありってか(笑)。
雛乃:(ころころ)30点の〈炎〉ダメージです。
GM:避けられたのに…(さめざめ)。まだ生きてます。
法眼:次、変身ヒーロー組ー。
アラキ:では。まずオートで《クリフハンガー》。発電装置から電気エネルギーが流れ込み、荒雷鬼は緑色に輝きながら雷を纏う。某勇者王の弾丸Xモードのように(一同爆笑)。
法眼:…それだと最後は力を使い果たして斃れるんだが(笑)。
GM:うむ。真っ白な灰に(笑)。
灰:死ぬ気か?(笑)
アラキ:死にはしませんよ、たぶん(笑)。「鬼神変・雷皇!」 マイナーで《戦闘形態》、メジャーで剣攻撃。(ころころ)達成値24。
GM:(ころころ)奇跡は起きなかったか…命中。
アラキ:(ころころ)42点の〈光〉です。
GM:では、その一撃で魔獣化します。
灰:「さて…ここからが本番か」
雛乃:「次で一気に畳んでしまわないとね!」
GM:HA《超魔の命》に罪8点使用。FPに160点のプラスですね。
灰:160点か…。
法眼:「このまま畳み掛けるぞ!」荒雷鬼・五十嵐・マスターの絆を固定。荒雷鬼に3点の愛を渡す。
アラキ:今のFP、約250点か。
GM:うーん、真の死を迎えていないので、もう少し低いですね…とだけ言っておきます。
灰:ふむ。誰かAGPオクレ(ぇ)。一発で二桁にしてくれよう。
アラキ:あまりダメージ与えすぎても、まずいしなあ。
法眼:今現在は180点くらいじゃないかな。灰の絆を固定。愛を1点灰に。
灰:ふむ。ん〜〜(思考中)。
GM:むう、法眼さんがいいとこついてる(笑)。
アラキ:灰と弱者への絆を固定。灰に愛を2点。
法眼:うっかり殺すとFP250点まで全快するからなぁ。気をつけていこうぜ。
灰:(聞いてない)「『降魔』の真の力を見せてくれる…」絆を三つ固定。各自に一つずつ。後はエゴを固定、罪を1点ゲット。更に絆を三つ消去してAGP6点ゲット。合計AGP10点。んで、マイナーで《アラミタマ》、メジャーで攻撃。「オオオオオオオオォォォォオン!!!!」某初号機の如く雄叫びを上げる。つー事で、AGP5点でHA《無限の法則》使用。
法眼:やりすぎるなよー。〈刺〉、〈斬〉までは耐えてもらわにゃならんのだ。
灰:(やっぱり聞いてない)達成値は…(ころころ)22。
GM:こちらファンブルになるので…とりあえず、命中はしますね。
灰:「壊レロォオオオ!!」まずは通常打撃、オートで《リインフォース》使用。(ざららーっ)128の〈殴〉でお願いします。
アラキ:(絶句)……灰、やりすぎ。
灰:そう? ちょうどいいと思うけど。
法眼:俺、平均ダメージで40点越えるんだが。
アラキ:右に同じ。
灰:ぬぅ…それは予想外、すまん。
GM:では攻撃を食らった直後、灰の頭を掴むとゴドノフの掌に穴が開きます。「…今の一撃、返してやろう」HA《鏡の身体》、使用。
灰:わ〜…普通に無理かなぁ。
GM:64点ダメージを灰に返します。
灰:あらぁ…ずいぶん硬いね。魔獣化します。
法眼:待て、《鏡の身体》? 全員にダメージが来るぞ、それ!?
アラキ:それはヴォイドしてもらった方がいいかも。
GM:おう、そうでした(笑)。じゃあ全員に今のきっついのを。
アラキ:まだ魔獣化してないから大丈夫だ(笑)。
灰:同じく魔獣化してない。
雛乃:生きてますが後がないです。
法眼:次に先制攻撃喰らったらどうするんだよ(笑)。本当に《ヴォイド》要らないか?
灰:一応ヴォイドしてもらったら? 全員攻撃はヤバイと思う。
雛乃:必要AGPを確認中…(ルールブックをごそごそ)。
法眼:ついでに言うと、これ消さないと雛乃の守護者は消滅だぞ。
アラキ:それはまずい!
法眼:《鏡の身体》はAGP2点で消せるな。愛1点渡す。
雛乃:頂いた愛と自分の罪でAGP2点を捻出、《ヴォイド》発動させます。
GM:では、打ち消されます。次のターンですね。
現在のエンゲージ:(ゴドノフ・アラキ・灰・法眼) (雛乃&守護者)
▼ラウンド2
GM:セットアップは全員なしですね。さて、ぶっちゃけてしまいますが…FP残は53点です。三手使わずに殺すと、FP224で復活してきます。
法眼:…無理だ(笑)。次のターンに勝負をかける。
アラキ:1回殺しても何とかなりますよ。
法眼:というか、1回殺してFP全快させないと、どうしようもない(苦笑)。
灰:すまぬ。
アラキ:法眼に一撃で殺してもらえれば、後は何とかしますよ。
GM:それまで、生きていられるか…というところです。では行動値13で、ゴドノフが動きます。エンゲージした皆さんに、《混沌たる夜の主》で範囲攻撃。(ころころ)達成値21。〈運動〉で回避お願いします。
雛乃:《念動防御》いきますよー。(ころころ)クリティカル値は5なので、成功です。
GM:むう、クリティカルではどうにもならんか。
アラキ:クリティカル値5はヒドイなあ(笑)。
法眼:確かに。アーティファクトの守護者は凶悪だ(笑)。
GM:じゃあ、HA《ブーストアップ》でもう一度、行きます。
法眼:ぐは!?
雛乃:流石に次は止めらんない!(><)
アラキ:《念動防御》は1ラウンド一回ですね(笑)。かもん!
灰:了解。
GM:ヴォイドはないですね? では、クリティカルの一撃を行きます。
法眼:どうぞ。魔獣化前だし、どうにかなるだろ。
アラキ:どうぞ〜。
雛乃:HA《歩く影法師》で無理やり消します?
法眼:シーン攻撃じゃないなら、今回は別にいいや。
GM:(ころころ)ダメージは〈殴〉の48点。
アラキ:一応回避は振れるはず。(ころころ)…惜しい、クリティカルに1足りない(笑)。
法眼:こっちもいちおう回避。(ころころ)…ファンブった(笑)。
灰:(ころころ)むりっす、魔獣化かな。「アアアアアッ!!」仏像の様な修羅へと変身。
法眼:魔獣化。赤銅色の鬼神に変生。
アラキ:魔獣化します。BGMの『輝』が流れ始めます(一同爆笑)。
GM/ゴドノフ:「さあ、来い…。俺を殺して見せろ…!」
灰:ん〜〜っと。
法眼:さて、攻撃順番はどうするんだ?
灰:みんなには行動を遅らせてもらって、俺がまず攻撃。その後コンビネーションで三人でやってもらうのは? 灰の攻撃で再度復活してもらったら三人で行けるんじゃないかな…。
雛乃:命中に不安があるから、出来ればもう一人〈炎〉が欲しいですが…。
法眼:うーん、順番が問題なんだよなぁ。
アラキ:確かに、それなら雛乃が最後ですね。
法眼:ちなみに俺は《ブーストアップ》をコピーして火を吐ける。
灰:おっと。それもありか。
アラキ:雛乃もHA《無限の法則》をコピーすれば確実に当たりますよ。
灰&雛乃:なーるほど。
法眼:じゃあ、灰がまず潰して全快→俺が刺す→行動遅らせた荒雷鬼&雛乃が攻撃かな。
灰:それでいきましょう。ファンぶってもAGPで振りなおせばいいし。んでは灰が攻撃しますが…OK?
雛乃:OKです。
法眼:と言うわけで……灰、きっちり潰せよ(笑)。
灰:マイナーで《形態変化》。「おおおおお!!」灰が八面六臂に成る(笑)。オートで《共生型》使用、メジャーで《神撃》。クリティカル値7で…(ころころ)クリティカル。
GM:むう。(ころころ…とダイスを振ると、なんと6ゾロ!)
灰:なにぃ?!
法眼:げ。
アラキ:うそ!
GM:おぶ! 出ちゃったよ。ようやく呪いから開放された!(笑)
アラキ:きっと次は反動がくるに違いない(笑)。
灰:そう願おう(汗)。
法眼:雛乃、《歩く影法師》でHA《死界の主》をコピーだ。愛1点渡す。
アラキ:それだ!
灰:お願いします。
雛乃:では愛をAGPに変換、《歩く影法師》で《死界の主》を使用します。
GM:ファンブルか…また呪いの世界に逆戻りだ…orz
法眼:さあ灰、潰せ(笑)。
灰:オートで《リインフォース》使用。(ころころ)61点。
GM:それは死にます。そして復活!
灰:「アトハマカセタ」
GM/ゴドノフ:「…残念だな。まだ、俺は生きている…」
法眼:マイナー《ハンティングスタイル》、メジャーで攻撃。(ころころ)達成値23。
GM:(ころころ)ダメか、命中。
法眼:オートで《突き刺すもの》使用、防御力無視。(ころころ)ダメージは52点。
GM:通しです。
法眼:まずは、抜き手でゴドノフの心臓を貫いた。「…やれ、荒雷鬼!!」
アラキ:「おう!」HA《ブーストアップ》使用。
法眼:…やりすぎるなよー(笑)。
アラキ:マイナーでマジックリング使用。FPマイナス3点、メジャーで〈斬〉攻撃。自動クリティカルで命中です。回避どうぞ〜。
GM:(ころころ)…神様はダメだと言っています。
アラキ:オートで《超逆境》使用して、(ころころ)72点の〈斬〉です。
GM:はい。残りぴったり100ですな。
アラキ:次は通常の行動。マイナーでオロナ●ンC(筋強化薬相当)を飲む(笑)。メジャーで〈光〉攻撃。(ころころ)達成値27。
GM:(ころころ)…避けた!
法眼:またクリティカル!?
アラキ:(即座に)HA《スーパーアクション》使用するのでそちらはファンブル(*)です。
法眼:おぉう(笑)。
灰:さすが。
雛乃:おぉ。
GM:またファンブルだよ、おかあちゃん…orz
アラキ:ごめんね〜(笑)。
GM:呪いの世界から帰ってこれない(笑)。
(*)えー、既に他の話でも何度か言ってますが。『判定結果をクリティカルにするHA』を攻撃側が使う場合、『相手の防御判定前』に使用宣言する必要があります。よって、厳密にはルールミスなのですが…この当時は参加者全員がルール解釈を勘違いしてたから仕方ないんですよねぇ(笑)。ルールミスに気が付くのは約二ヶ月後…。確かこの後の話でも、何度かミスってたなぁ……私が(笑)
法眼:さて、程々にダメージ出そうか(笑)。
灰:あははは(目を逸らす)。
アラキ:(ざららーっ)84点〈光〉です。ゴドノフの首を刎ねた後、頭に音撃を入れました。
GM:おお、残りFP16!
アラキ:「後はまかした!」
法眼:ラスト、雛乃よろしく。
雛乃:では、フィニッシュ行きますね。
灰:お願いします。
雛乃:オート《必殺技》、メジャーでロケットランチャー。
アラキ:《無限の法則》をコピーして使え〜!
雛乃:(ころころ)達成値12です。
アラキ:《無限の法則》は判定前に宣言だよ〜!?
雛乃:あ。まずった…! (><;)
GM:ふふ、振ってしまわれましたな。(ころころ)13で避けました(笑)。
アラキ:《ブーストアップ》をコピーだ。
法眼:「心配するな…そこは俺が張った方陣の上だ!」エゴを固定、《歩く影法師》で《死界の主》! ファンブルよろしく(笑)。
GM:ノー…またファンブルだよ、おかあちゃん…(笑)。ダメージどうぞ。
雛乃:(ころころ)28点の〈炎〉です。
GM:ロケットランチャーの一撃が、ゴドノフを炎に包みます。炎に焼かれて、ゴドノフの体が崩れていきます。不死身を誇った吸血鬼は、目の前で灰になりました。
法眼:「…やれやれ、面倒な相手だったぜ…」手に付いた血潮を振り払う。
雛乃:「……手順が特殊だったからねぇ(苦笑)」
灰:「ぐふっ…魔獣化は反動がデカイな…」血を吐いて膝を付く。
アラキ:「やっと滅びたか……」顔だけ変身を解きながら、尻餅をつく。「やっぱ雷皇は3分が限界だ」
灰:「はぁ…はぁ…前に破壊神を喰った時以来だ、魔獣化は」変身を解きながら。
雛乃:「まぁ、取りあえずは一山越えたかな」装甲を除装しながら。
GM:さて、そうしてクライマックスフェイズは終了しますが…何かやっておきます?(首を振るPL一同)
灰:最初の一撃、すみませんでした。(土下座)
法眼:あれがなければ、もう少し早く斃せてたな(笑)。
アラキ:思いっきり殴れたから満足です。
法眼:うむ。最後に《死界の主》でフォローできたからよしとするか(笑)。
アラキ:実は《フルファイア》が余ってるけど(笑)。
法眼:《律の破壊者》も使ってないけど(笑)。
灰:《もう一つの命》も、《彼方への門》も使ってない。まぁ…誰か死んだなら使おう。
法眼:《アドベント》は持ってたっけ?
灰:持ってないです。
法眼:そっか、残念。
灰:(自分のキャラシートを見直し)あ…違う。《アドベント》を持ってるんだ。《もう一つの命》は持ってない(汗)。
アラキ:エトランゼHA3つはおかしいと思った(笑)。
灰:まぁ…どっちにしろ命を救えるノウ。破壊神なのに命を救える灰。微妙。
法眼:持ってるなら、クライマックスの背景で死んでた集落の男たちを復活させて欲しかったんだが。
灰:了承。
GM:人間性は全員大丈夫のようですね。では、エンディングへ。
■エンディングフェイズ■
●シーン12 『仕事の後は』 鴉羽雛乃ED
○バウンティハンター協会
GM/七尾:「…そっか。地下でねえ…」と、数日後に事件の報告を受けてます。
雛乃:「一応、知識としては知ってたけど…あんなとこにいるとは思わなかったわよ?」
GM/七尾:「まあ、あなた方が無事で良かったわ。これ、報酬。色をつけておいてもらったわ」
雛乃:「もう少し、内容を精査して仕事を斡旋しましょうね?」(クスクス笑い)
GM/七尾:「…それは反省。埋め合わせするわ、何がいい?」
雛乃:「Thanks! じゃぁ、最近出来た中華飯店があるからさ、そこ行こうよ」
GM/七尾:「ああ、あの…ちょうどお腹が中華の気分だったのよね。いいわ。私のおごり」
雛乃:「OK、そうと決まれば早速いきましょっか」…というわけでシーンアウト?
GM:はい。二人して、楽しげに出て行くところで終わりです。
●シーン13 『微笑』 黒近灰ED
○喫茶店
GM:では、灰さん。あなたは、海浪章子と一緒です。
灰:ういっす。「カプチーノを」店長に頼みつつ。「…お前の部下の仇は討った」
GM/章子:「報酬は手渡しを望むなんて、ね」す、と封筒を出して。「報告書は見たわ、見事な手際ね。…正直、ここまで使える男だなんて思わなかったわ」
灰:「今回はたまたま、知り合いに助けられただけだ。こっちも少しばかり、聞きたい事があってな」
GM/章子:「いいわ。ただし、話は15分だけ。この後も予定あるから」
灰:「あの地図を広げるって言う嘘は、お前の独断か?」
GM/章子:「…地図が必要なのは、嘘じゃないわ。いつか、あの地下に攻め入るために、ね」
灰:「ちっ…喰えネエ女だ。…部下がやられて、いてもたっても居られなかった訳か」
GM/章子:「私は、SEALSよ。そんなに甘い人間に見える?」
灰:「見えねえな。が…伝えておく。今度『降魔』を使う時は、そんな真似は止すんだな。俺を使いたきゃ、真実を見せろ。…死んだ部下に免じて、今回のフェイクはチャラにしてやる」
GM/章子:「使える人間なら、利用させてもらうだけよ。…そろそろ、時間ね。行くわ…」言って、最初のように肩に手を置く。
灰:「ああ…」
GM/章子:「また、会いそうね。その時は、よろしく」何とも取りがたい微笑を残して、去っていきます。
灰:「あんたの行く道に幸多からん事を。…破壊神が言っても縁起が悪いか」苦笑してカプチーノを啜ります。
GM:そうして、灰さんのエンディングは終了になりますが…よろしいですか?
灰:以上ですな。あと、地下の背景で死んでいた人たちは《アドベント》で生き返ったということで。
GM:はい(笑)。
●シーン14 『護るべきもの』 鬼来法眼ED
○ケイブ内/病室
GM:では、法眼さん。ケイブに戻って病室に立ち寄ると、歓声が聞こえてきます。それと、産声が。
法眼:「…どうやら、無事に産まれたみたいだな」五十嵐夫妻を捜す。
GM:いますね。ベッドの脇に。
法眼:「よぉ。男か、それとも女の子か?」
GM/烈:「無事だったか、法眼! 俺の…子だ。お前が守ってくれた、俺の子だよ…男の子だ」
法眼:「そうか…良かったな、烈」(にっ、と笑う)
GM/烈:「なあ、法眼」
法眼:「ん?」
GM/烈:「この子に…名前を付けてくれ。その…こいつにも、お前みたいな男になってほしいんだよ」
法眼:「…俺みたいになっても、良いことはないと思うがな(苦笑)。まぁ、名前は考えておいたぞ」
灰:剛眼?(それは違う漫画だ)
法眼:こら(笑)。「…女の子なら『都(みやこ)』、男だったら…『大地』でどうだ?」
GM/烈:「大地、か…いい名前だな」
法眼:「地にしっかりと足をつけて育って欲しくてな……」
GM/烈:「ああ、きっと、そうなる。いや、そういう子に育てて見せるよ。…ありがとう」
法眼:「あぁ、頑張れよ」眩しげに親子三人の姿を見つめる。「(……俺には、もう手に入らないものだからな)…大事にしろよ。決して手放すな」烈の肩を叩いて、立ち去ろう。
●シーン15 『未来』 荒木明仁ED
○ケイブ内/広場
GM:最後に荒木さん。ケイブ中が初めての赤ん坊の誕生を喜んでいる中、ケイブマスターがやってきます。「…世話になったな、客人」
アラキ:「何とかなったぜ」
GM/ケイブマスター:「うむ…こうして、子も生まれた。…どんな劣悪な環境下でも、何とか命を繋いで生きていけるものよ」
アラキ:「そうだな、人は強い…いや、強くなれる生き物だ。大切なものを守る気持ちがあれば……」
GM/ケイブマスター:「…そうだな。客人、お前さんには、見せてもらったよ。変えられるものだな…全く、こんな愉快なことは無い。時には青さを信じてみるものだ」
灰:ケイブ側の死者もゼロだったしね。
法眼:うむ。良かった良かった。
灰:灰がどんな感じで人命救助してるかと思うと…(笑)。女性は丁寧に、男はぞんざいに扱ってるのが目に浮かぶようだよ。(←それでいいのか正義の味方)
GM/ケイブマスター:「…何か、礼をしなければならんな、客人。儂に出来ることは無いか?」
アラキ:「礼ねえ……」考え込みます。正直、思いつかん(笑)。「また、遊びに来てもいいかい?」
GM/ケイブマスター:「…それで、良いのか?」
アラキ:「ああ、今度は団子を山ほど土産に持ってくるさ」
GM/ケイブマスター:「我らは、いつでも歓迎しよう。客人よ…いや、ケイブの者たちは、お前さんを家族のように扱うだろう」
アラキ:「あぁ、そしてもう一つ……」
GM/ケイブマスター:「……うむ?」
怪訝な顔をする老人に、ゆっくりと告げる。
「――――あの子達の未来を信じて、見守ってやってくれ」
ディスクアニマルと遊び戯れる子供達を見つめながら。
THE END
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