●今回予告●
昔々、とても恐ろしい魔王がいました。
しかし、ある日現れた勇者が、魔王を倒しました。
世界に平和を取り戻した勇者は、どこへともなく去っていくのでした。
それは、伝説。しかし…。
Beast Bind New Testament
『かつて勇者の伝説ありき』
汝、新たな伝説とならん。
オープニング ミドル クライマックス エンディング
■プレセッション■
GM(Nオレンヂ):それでは、始めましょう。よろしくお願いします。
一同:よろしくお願いします。
GM:双真→秦吏→酒天→シグ→十夜→晶の順でPC間の絆を取ってください。自己紹介も、この順番でお願いします。
●PC1(定員1〜3名) 推奨:海外旅行に出かけておかしくないキャラ。
自然を感じに、海外旅行へと出かけた君達。
山間の小さな村に着くと、そこには何者かによる大きな破壊痕があった。
人々は口々に『魔王』だと言い、怯えていた。
そんな中、一人の少年が『あの勇者がいれば…』と呟いた。
シナリオ絆:村の少年・ファイ (関係:共感、庇護など)
▼荒神 双真/護(誤)法童子 プレイヤー:ラゼル
【アーティファクト/イレギュラー】 年齢:17歳/性別:男/カヴァー:高校生(*データ上は魔狩人)
魔物に対抗するために妖洞寺(*法力僧を育成する特殊な寺)が秘術により生み出した、“生きた護法童子”。
特殊な生い立ちから鬼子扱いされて周囲に反抗。規律を乱すこともしばしばで、付いた仇名は“誤法童子”。
素行不良が過ぎたため寺を追い出され、今は単身学校に通いつつ、妖洞寺からの指令により退魔を行う。
一見して体育以外取り柄のなさそうな、ぼろぼろの学生服を着た一昔前の馬鹿学生にしか見えない。
仏像から削り出した霊刀、修羅王と夜叉王で戦う少年剣士。身長の低さ(160p)が密かにコンプレックス?
所持HA:《剣魂一擲》、《電光石火》、《歩く影法師》
▼御坂 秦吏/超能力者 プレイヤー:トラス
【イレギュラー/イレギュラー】 年齢:18歳/性別:男/カヴァー:フリーター
記憶喪失状態で街中に倒れていた、アルビノの青年。
あらゆる物体の運動ベクトルを操る超能力者で、疑似電磁砲や攻撃反射など様々な技を持つ。
自分でも理由は判らないが、『無関係な人間を巻き込む』ことを極度に嫌っている。
ちなみに今の名前は、自分が覚えていた(誰かの)苗字と、何となく思いついた名前を合わせたもの。
元ネタは、『とある魔術の禁書目録』に出てくる最強超能力者……ていうか、本人?(笑)
所持HA:《歩く影法師》、《歩く影法師》、《律の破壊者》
▼酒天/酒呑童子 プレイヤー:R−3
【フルメタル/イレギュラー】 年齢:1100歳以上(休眠期あり)/性別:男/カヴァー:ハンター(JABF所属)
平安時代の大江山の隠れ里で生きていた、あの酒呑童子本人。人間の姿は、野性味溢れる大男。
元々の酒呑童子は古代の地球ドミニオンを護る戦士として生まれた存在だったが、外敵である魔物に操られた源頼光に斃され、長らく封印されていた。
しかし10年ほど前に「毒をもって毒を制す」べくJABFに復活させられ、再び人を護るための闘いに身を投じる。
今の肉体はバイオ技術で造られた精巧な模造品であるが、実戦で徐々に往年の力を取り戻しつつあるらしい。
所持HA:《真理のe》、《ブーストアップ》、《律の破壊者》
●PC2(定員1名) 推奨:数十年前から生きており、その間海外で生活していておかしくないキャラ。
ある種の予感があったのか、君は知り合いの半魔の少女を訪ねる。
しかし、そこで感じたのは、懐かしくもあり、異質でもある魔力だった…。
シナリオ絆:半魔の少女・ミュウ (関係:友情、献身など)
▼シグムント・シュライネン/狂戦士 プレイヤー:電波王
【フルメタル/ビースト】 年齢:外見二十代後半(実年齢不明)/性別:男/カヴァー:特務軍人(JABF情報部)
第二次大戦中、魔術機関『アーネンエルベ』により、北欧の遺跡から発掘された古代の生物兵器。
大戦時にナチスの一員として活動し、敵味方の双方から『狂戦士』として怖れられた。
終戦後、派遣されたロシアにて組織を脱走。いかなる経緯か、現在はJABFに籍をおいている。
身長2m強・体重120s以上の大男で、常時軍服を愛用。戦争を憎む、無骨だが気の優しい男。
……ちなみに、T−レックスの婚約者がいる。(*exリプレイ第9話参照)
所持HA:《フルファイア》、《マルチリカバリー》、《獣の生命》
●PC3(定員1〜2名) 推奨:日本産のキャラ。
知り合いの精霊であるネムに誘われ、君は国外の精霊の里を訪ねることになった。
彼女が言うには、そこには『ちょっと特殊な半魔』がいるそうだ。
シナリオ絆:“釘の精霊”ネム (関係:友情、知己など)
▼八神 十夜/デュアル プレイヤー:Patriot
【マジシャン/マジシャン】 年齢:23歳/性別:男/カヴァー:聖職者
街外れの教会に住み込みで働いている、世話好きで物腰穏やかな見習い神父。
退魔を生業とする魔術師の家系に生まれたが、本人は武器錬成以外の能力が欠落している落ちこぼれ。
禁忌の術に手を出した挙げ句、暴走。親友を半身不随にし、一族からも破門。以後、贖罪の日々を送る。
肉体的にはただの人間であるにも関わらず、瞬間的な攻撃能力では強大な魔物達さえ凌駕する。
所持HA:《並列思考》、《魔法の国よ》、《リセット》
▼日向 晶/ソロモンの鍵 プレイヤー:麻那
【マジシャン/アーティファクト】 年齢:16歳/性別:女/カヴァー:高校生
魔神に選ばれ『ソロモンの指輪』を正式に継承した、魔神召喚士にして女子高校生。
底なしの魔力を有するが、底抜けのお人好し&ドジっぷりも健在。篠崎勇司とは微妙な師弟関係。
性格は明朗快活でボーイッシュ。嘘が苦手で、『誰かの命を奪うこと』が何よりも嫌い。
いつも連れてる馬のぬいぐるみは魔神オロバスの化身。主に晶へのツッコミ&毒舌担当。
追加ルール採用でデータをリニューアル。出来ることは増えたが…攻撃力の低さは据え置き(ぁ)。
所持HA:《リセット》、《電光石火》、《ヴォイド》
双真:PC間絆は御坂秦吏に友情。
秦吏:PC間の絆は酒天に「共感」で。
酒天:シグムントとの絆は信頼。有能な同僚として、背中を任せられる仲間として、全幅の信頼を寄せている、と。
シグ:PC間の絆は、十夜に「知己」で。
十夜:PC間絆は晶に庇護で。
晶:PC間絆は双真クンに好奇心で。
GM:では、開始とします。よろしくお願いします。
■オープニングフェイズ■
●シーン1 『道程:偶然』 シーンプレイヤー:荒神双真&御坂秦吏&酒天
○ヨーロッパ/山間の村
GM:では、PC1のオープニングから。皆さんは、本日は3人揃って海外旅行へと出かけていました。自然と触れ合いたいということで、有名な観光地ではなく、少し人里離れた小さな村へとやって来ました。
酒天:「…まさか、この面子で旅行に行くことになるとは、な」同行者を見回して。
双真:「…っ…あー! 疲れた! やっぱアレだな、飛行機で寝るってのは、健康によくねぇな! ま、ようやく散歩できて助かるぜ」無駄にテンション高く。
秦吏:「なぁ、酒天…奢りだから、つうから付いてきたが…どこだここ?」不満を全く隠さずに。
酒天:「…晩飯は奢ってやる。それまでは、少しは世界について学べ。記憶を取り戻す手がかりになるかも知れんぞ」
秦吏:「なるほど、そりゃ確かに…ま、のんびりやりますかねぇ」
酒天:「ヨーロッパに行くなら、ここがいい、とシグムントに聞いた。まあ、旅は楽しむものだぞ、二人とも」
GM:山間の、小さな村。自然が多いが、他に何も無いような静かな村…のはずでした。しかし、今はその村の人が総出で一箇所に集まり、どこか不安そうにヒソヒソと囁きあっています。
酒天:「うん?」そちらに視線を向けます。
双真:「なんか、様子がおかしいな…こりゃ、鬼が出るか蛇がでるか…」
秦吏:「…まぁた、厄介ごとか?」呟き。
酒天:人だかりの方に向かってみましょう。
GM:そちらに視線を向けると、大きな破壊痕がありました。皆さんから見ると、それが魔力による破壊と判ります。
酒天:「…むう」
双真:「おいおい酒天の旦那、秦吏、こりゃぁよ…」
酒天:「…見た限り、魔物の仕業、というところだろうな」
秦吏:「またど派手だねぇ…まぁ、やれなくはないが…いや待て、やる気は無いからな(汗)」
双真:「へへっ…こりゃあれだな、ここに俺たちが来たのは、一つの縁って奴だな…」
酒天:「…こればかりは払いきれん縁だな」
秦吏:「まぁ、強い力は惹かれ合う、か…めんどくせぇ…」愚痴りながら。
GM:人々の囁きの中に、時折『あの魔神の』と言う単語が聞こえてきたりしています。
酒天:「あの魔神? なんだ、それは?」近くの人間に聞いてみます。
GM:話しかけると、皆視線を逸らして『そんな事は言っていない』という態度をとります。
酒天:「…どうも、ここの連中の中でもタブー視されている話のようだな…」
GM:そんな中で唯一人、強い意志を湛えた少年がいます。
双真:「よう、坊主。どうしたんだ、こいつは。魔神とか、みんな言ってたが…」
GM/少年:「…あの勇者がいれば…」
酒天:「あの勇者?」視線を向けて。
秦吏:「まぁ、部外者だしなぁ、俺たち…あん?」声に気づき。
GM:年の頃、13〜4といった辺りの少年です。話しかけると、一瞬ギョッとした顔を見せます。「…! …あなた達は…」
酒天:「ああ、怪しいものじゃない。旅行者だが、こういったことには他の人間よりは詳しいつもりだ。話してくれないか?」
秦吏:「…嫌な予感がひしひしとするんだがなぁ…まぁ、別に良いけどよぉ」
GM/少年:「あなた達は、“人じゃない”…ですよね…」
酒天:「…!」
双真:「そこはかとなく喧嘩売られたような気がしないでもないが、…どうしたんだ、いきなり?」
秦吏:「あん? 何失礼なこと言ってやがる…て、そういや“能力”持ちはそういう扱いなのか」踏み止まり。
GM/少年:「僕はファイといいます。すいません、もしよろしければ、話を聞いていただけませんか?」
双真:「いいぜ、俺たちもそんな忙しいわけでもないしな」
酒天:「…君が話してくれるなら、聞こう。ファイ、ここで一体何が起きている?」
秦吏:「あー…難しい部分は任せた、旦那」めんどくさそうに(滅)。
GM/ファイ:「こちらに来てください。その、そういうのが判るのは、この村では僕だけなので…」
酒天:「あぁ…申し遅れたが、俺は酒天。仲間はそう呼ぶ」ついて行こう。
秦吏:「へいへい、と」ついて行く。
双真:「俺は双真だ。じゃ、行こうぜ」
秦吏:…そして一人だけ名乗ってない(滅)。
GM:では、そろそろシーンを切りましょうか。シナリオ絆:ファイと[SA:ファイの頼みを聞く]をどうぞ。
十夜:にしても…半魔の見分けが付くって、このガキ何者だ?(笑)
シグ:半魔の知り合いが居るとか、この子も実は半魔とか……かな?
晶:『妖精の瞳』とかの能力があるのか、もしくはネムと一緒で『本来、人間には見えない存在』かと思ったけど。
▼絆/エゴの変化
双真:ファイに絆/家族を取得。
秦吏:ファイに絆/好奇心を取得。
酒天:ファイに絆/庇護を取得。
●シーン2 『道程:過去』 シーンプレイヤー:シグムント・シュライネン
○ヨーロッパ/とある山奥
GM:では、PC2のオープニング。あなたは、以前からの知り合いである半魔の少女を訪ねることにしました。
シグ:旧い戦友の墓参りのついで、とかでも良いですか?(笑)
GM:そちらで考えてる理由とかあれば。
シグ:大陸に居た頃=世界大戦の前後なんで、それっぽく出来ると嬉しいのです。
GM:設定鑑みれば、会ったのは60年くらい前ですかね。
シグ:そうですね。第二次大戦が終わってすぐ、とか?
GM:では、その頃に。
シグ:ありがとうございます。
GM:会いに来た相手の名前は『ミュウ』。記憶では、見た目10歳位くらいの少女でした。丁度、この辺りに住んでいたと記憶しています。戦友の墓から、歩いて半日くらい。特に家などはなく、自然を住処にしていた…って感じですね。
シグ:「(……変わらないな、この辺りは)」昼なお暗き森を、彼女の住んでいた方へと歩きながら、時折立ち止まり、懐かしげに目を細めます。
GM:そうしていると、少し離れた場所に強大な魔力の塊を感じました。
シグ:微かに眉を寄せ、そちらに視線を向けます。
GM:その魔力は、ミュウのものに似ていました…が。それよりも禍々しく、強大なものでした。
シグ:「(この感じ、あいつの……いや、違うな。あいつなら、こんなザラっとした感触にはなるまい……」立ち止まり、相手の動きを見ます。
GM:その魔力は、シグの記憶では、小さな村があった方へと、高速で向かっていきました。どうにか追いかけることはできそうですね。
シグ:「(放置する訳には行かん、か)」では、そちらに向かってシグも飛ぶように走ります。
GM:では、魔力を追いかける、ってところでシーンを切りましょうか。シナリオ絆:ミュウと[SA:魔力とミュウの関係を調べる]をどうぞ。
シグ:では、ミュウへの絆は「幼子」で。
GM:予定通りにやったら、オープニングで肝心のミュウと出会えないよ…やって気付いた…ごめんなさい。
晶:確かに。これだと、ミュウがどんな少女か判らない(笑)。
シグ:いえいえ。私も、回想とかやるべきかなー……と迷ったのですが。
GM:回想シーンは、後で入ります。シナリオ上必要だから!(笑)
シグ:あ、なら安心です。このままだとシグ、迷い無く撃ちそうで怖かった(笑)。
▼絆/エゴの変化
シグ:ミュウに絆/幼子を取得。
●シーン3 『道程:依頼』 シーンプレイヤー:八神十夜&日向晶
○日本/街中
GM:では、PC3のオープニング。君達は、知り合いの精霊であるネムに呼ばれました。
晶:週末に日帰り海外旅行。転移魔法って偉大だなぁ(笑)。
GM/ネム:「ネエネエ、二人とも、ちょっと頼みがあるんだけど、時間あるかな?」
晶:「ん、いいよー?」
十夜:「あ、はい。暇ですが?」
GM/ネム:「できればニ、三日くらい」(無邪気な笑顔)
晶:「明日から週末だから…そのくらいなら」二つ返事で頷く。
十夜:「わたしは構いませんよ、その位なら」
GM/ネム:「実はさぁ、ちょっと国外の精霊の里を訪ねようと思ったんだけどさぁ」
晶:「ふんふん?」
十夜:「精霊の里…ですか? 面白そうですが…どうしてわたし達が?」
GM/ネム:「向こうの子に『日本の半魔の知り合い連れて来られない?』って言われて。なんか、会わせたい人がいるらしいんだけど…」
晶:「ふーん。…でもボクも十夜さんも人間だけど、いいの?」(←自覚のない発言)
十夜:「“元”人間になりかけてますがね(苦笑)」
GM/ネム:「あたしが見えるなら問題ないと思うよ。って言うより、あたしじゃ人間を連れてけないし…」
晶:「…どうやってボクたちを連れてくつもりだったの?」
十夜:「飛行機ですか?」
GM/ネム:「じゃあ、転移で一瞬だから、準備ができたらまたここに来てね」人間を連れて行けないというのは、普通の人間には“ネムの姿が見えない”からです。
十夜:「はぁ、便利ですね…魔術って」(←自覚無いのか魔術師)
晶:「了解ー。ていうか、場所さえ判れば自力で跳べるけど…あ、行っちゃった。じゃあ、着替えとか色々用意してくるねー」十夜に手を振り自宅へ。
GM:でも、ネムって、多分住処は晶の家…。そこの釘が元だし…。(*exリプレイ第4話参照)
晶:あ、そうだったんだ(笑)。
十夜:じゃあわたしだけだ(笑)。「そうですね…では用意して参りますね。また後で」晶とネムに手を振って教会に戻る。
GM:では、ここらでシーンを切りますね。シナリオ絆:ネムと[SA:ネムの頼みを聞く]をどうぞ。
十夜:頂戴します。しかし…こう見るとPC3は何処と無く平和だなぁ…。
晶:一見平和、だけど…何で『日本の魔物』限定なんだろうね? まぁ単にネムが日本産だからかもしれないけど(笑)。
シグ:ふむ。PC1とわざわざ分けられてる理由も気になりますし……何か裏がありそうですね。
十夜:…まあ、今は平和…後でキツクなる予感はありますが…。
GM:今回は、謎ものではなく絆の物語ですよ! 多分!(笑)
▼絆/エゴの変化
十夜:ネムに絆/慈愛を取得。
晶:ネムに絆/友情を取得。
■ミドルフェイズ■
●シーン4 『勇者の伝説:普及版』 シーンプレイヤー:PC1全員 登場難易度:不可
○村/ファイの家
酒天:「では…ファイ、君の話を聞かせてほしい」
GM/ファイ:「はい…。この村には、一つの伝説がありまして。昔、凶悪な魔神がいて、この村を襲ったそうです。その時、どこからとも無く現れた勇者が、その魔神を倒したそうです」
秦吏:「まぁ、ありがちっちゃあありがちな話だな」
GM/ファイ:「そしてその勇者は、何も告げず、どこへとも無く去っていった。そんな伝説です…」
双真:「その魔神が、また現われた…ということか?」
晶:珍しい、というか助けられた側に都合のいい伝説だね(笑)。
シグ:ファンタジー系ではよくあるけど、現代物だと確かに珍しいかも。
酒天:「その魔神が、あれをやった、というのか?」
GM/ファイ:「…普通は、他愛も無い昔話です。でも、これは70年位前に実際に起こったことだそうです」
酒天:「70年前、か。…古老たちが体験した、と言ってもおかしくない年代ではあるな」
秦吏:「70年前ねぇ…まぁ、伝説が生まれるにしちゃあ最近すぎだなぁ」
GM/ファイ:「それに僕は、昔から妖精とか、そういうものが“見えて”いましたから…」
酒天:「今回も、見えたのか?」
GM/ファイ:「はい。皆には『突然、何かが爆発した』ように見えたみたいですが、僕には黒い雷が落ちたように見えました。それも、伝説にある通りです」
十夜:『魔神』というのは、この時期この地方に侵攻してきた軍隊の事を指し…とか何とか歴史家が言いそうだ(笑)。
シグ:それだと、シグも魔神の軍勢の一員になってしまいます(笑)。
十夜:謎は解けた(マテ
酒天:「…皆は、どう考える?」
秦吏:「黒い雷、ねぇ…まぁ、俺らみたいな奴らか、魔物しか無理なんじゃねぇの?」肩すくめ。
酒天:「…だろうな。ファイの能力も、信用していいと思う。それは俺たちで証明済みだ。…残りは、敵の正体だ」
GM/ファイ:「もし、あれが本当に伝説の魔神の攻撃だとしたら、勇者もいたことになりますよね…。どうして勇者が何も告げず去ったかは知りません。が、もし本当にいるなら、力を貸して欲しいです。そうでなくても、せめて戦い方だけでも、教えて欲しい…村を守るためにも…」
双真:「ま、そういうことなら、任せておきな」
秦吏:「都合のいい英雄、か…まぁ、探してみるのも面白そうだ」
双真:「わからん事は、案ずるより生むが易し、さ。行って調べるより他にねぇや。ただ…雷を使うってんなら、正直俺には不得手な相手かもな」
酒天:「…とりあえず、現場を調べるか。カメラに収めて、仲間に送ってみる」
GM/ファイ:「皆さん。伝説が真実なら…勇者さんを探していただけませんか? そうでなければ、僕に戦い方を教えてください…!」
秦吏:「まぁ、その辺は旦那に任せるかね……はぁ、お前と俺らは違うって自分で言ってただろうが。分をわきまえな」笑ってファイにデコピン。
双真:「…俺は乗るぜ。旦那と秦吏は、どうする?」
秦吏:「あぁ、俺も乗るぜ。存外に楽しそうじゃねぇか」
酒天:「…ファイ」
GM/ファイ:「…はい」
酒天:「化け物退治の話には、乗ってもいい。そいつは、俺の使命でもある。だが、勇者など、恐らくは捜しても見つかるまい」
GM/ファイ:「………」
酒天:「勇者などは、求めるものではないぞ。…後は…鍛える話は、お前次第で乗ってもいい」
GM/ファイ:「…僕は勇者さんに戦って欲しいわけではありません…。でも、僕は戦い方は何も知らない。だから、勇者さんならそれを知っているかと…。勝手な話かもしれない。けど、僕はこの村が好きだから…! この村を、守りたい…!」
酒天:「…鬼の修行は、厳しいぞ。それでも良ければ、教えてやる。戦い方を」
GM/ファイ:「………はい!」目を輝かせて。
双真:「いい根性だな。気に入ったぜ。…じゃ、酒天の旦那も、決まりだな」
秦吏:「はぁ…まぁ、俺の能力じゃ参考にすらなりゃしないしな…旦那、任せた」
酒天:「と、俺は仲間に連絡してみる。何か判るかもしれないからな」次のシーンでシグムントと連絡しよう。
GM:それでは、ここらでシーンを切りましょうか。
シグ:酒天、のっけからハードな発言キター(笑)。
十夜:少年のモチベーションを大切にするか、大人らしく諌めるかですな(笑)。
晶:勇者とは自分でなるものだ、かな(笑)。
十夜:もし少年が半魔なら、戦い方教えてもらえない事も無いだろうけど…ただの人間なら無理じゃないかなぁ…。
晶:分ってものもあるしねぇ。けどこの少年、実はレジェンドだったりしそうな気が(笑)。
シグ:NTだと『人間と半魔の境界は曖昧』らしいし、足りない分は勇気で補えば(略)
酒天:まあ、やりたいことはとりあえずやらせてやる。勇者になる=大人になるってことだと(笑)。
GM:でも一応、勇者は探してね(笑)。
十夜:「勇者様、居ませんか〜?」と(笑)。
●シーン5 『過去より:再会』 シーンプレイヤー:シグムント・シュライネン 登場難易度:不可
○とある山奥
GM:魔力を追いかけるシグは、段々距離を詰めていけます。そろそろ、その姿も視認できそうです。
シグ:では、終始無言のまま、冷静に腰の銃に手を掛けます。
GM:後姿ですが、ミュウの面影が感じられます。人間年齢で17〜18に成長したらこうなるだろうな。と、いったところで。
シグ:いつでも撃てる体勢を維持しながら、振り切られないよう追跡を続けます。声は掛けません。
GM:そのまま追っていくと、しばらくしてその魔物が動きを止めました。
シグ:ではこちらも脚を止め、相手が振り返るのを待ちます。
GM/少女:「…誰かいるね…誰…?」感情の無い表情で、シグの方を見やります。
シグ:「……(さて、どう名乗ったものか……)」少し考え、間を置きます。
GM/少女:「…誰…知らない………何もしないなら、いいか…」
シグ:「……旅行者だ。この辺りには縁があってな。…………一つ、質問がある」
GM/少女:「何…?」
シグ:「知り合いに似ている。ミュウ、という名に覚えは無いか?」
GM/少女:「ミュウ…ミュウはあたし…あたしの名前…」
シグ:てか、二人はどういう知り合いだったんでしょう?
GM:おとなしく、明るい娘だったと記憶しています。
シグ:あぁ、いや。互いの関係は、こっちで決めちゃってOKなのでしょうか?
GM:妹か親戚の娘かってくらいに思ってくれたらありがたいです。昔、この森で会って仲良くなった半魔というところですかね。敵意を向け合うような関係では無かったです。ミュウの方は『強面だけど、優しい小父さん』くらいに思っていたかもしれません。
シグ:「……そうか。大きくなったな……俺は、シグムントだ。覚えていないか?」
GM/ミュウ:「シグムント…知らない………シラナ…シ………アアゥッ!」シグの名前を聞くと、頭を抱えて苦しみだします。
シグ:「……どうした、大丈夫か?」駆け寄りつつも、片手は腰の銃へ添えておく。
GM/ミュウ:「………おまえなど、知らない」頭痛が治まると、また先程の感情の無い表情に戻りました。宙に飛び上がり、手に黒い雷を溜めながら言います。「…これから、あの村を滅ぼしにいく…邪魔を…するなら…」
シグ:「……ッ待て! 一体この半世紀で、お前に何があった?」
GM/ミュウ:「さらばだ…」シグの眼前に雷を落とすと、村がある方へ先程以上のスピードで飛び去って行きます。ただ、飛び去る直前、ミュウの声が聞こえました。「助けて………シグ…エータ…」と。
シグ:「(……エーリッヒ、すまん。俺は、あの子を……)」心中で亡き友に詫びながら(何)、急いで彼女を追います。
GM:では、再びミュウを追ったところで、シーンを切りましょうか。
●シーン6 『精霊の里にて:接触』 シーンプレイヤー:PC3 登場難易度:不可
○精霊の里
GM:お二人は、ネムの術で一瞬にして精霊の里へとやって来ました。
晶:ネム、そんな術が使えたんだ(笑)。『妖精の輪』って奴かな?
GM:まあ、演出能力です。精霊は里へだったらどこからでも転移できるという。好奇心旺盛な精霊達は、すぐ二人に近寄って来ます。
十夜:「はー…一瞬ですね。ここは本当に外国ですか?」キョロキョロ。
GM/精霊達:「うわぁ、久しぶりのお客さんだねー」
十夜:「おや? こんにちは、わたしはネムさんの友人の十夜と申します」にっこり微笑んで、寄ってきた妖精達にお辞儀。
晶:「精霊の里かぁ、入るのは初めてだねー。あ、オロバスの尻尾引っ張っちゃ駄目だよ!」
晶/オロバス:「こら、離せ離さぬか! …痛たたッ!?」(←尻尾を引っ張られた)
GM/精霊達:「日本の人だねー。エータと一緒ー」
晶:「えーた? 日本の人が他にも来てるの?」
十夜:「エータさん…? 存じませんが。わたし達が呼ばれた事に何か関係があるのでしょうか?」
酒天:エータは日本人か。
シグ:だから日本出身限定だったっぽいですね。
晶:『栄太』とかそんな感じでしょうか。
シグ:…A太(ぼそり)。
酒天:勇者はエータ、なのかな。
GM/精霊達:「ねぇねぇ、エータと一緒だよね。エータと話してみて。ずっと落ち込んでるの」
晶:「う、うん。いいけど…どこに行けば会えるの?」妖精に案内を頼みます。
十夜:「ええ、良いですよ。どちらにいらっしゃいますか?」
GM/精霊達:「日本人なら話せるよね、大丈夫大丈夫」精霊達は、そんな単純な思考です。で、精霊達に案内されると、確かに日本人らしい男性がいました。傍らに剣を立て掛け、ぼんやりと酒を飲んでいます。
晶:「…えーた、さん? 初めまして。ボク、日向晶と言います」
十夜:「こんにちは、初めまして。十夜と申します」丁寧に頭を下げる。
GM/エータ:「君達は…精霊の里に、日本人が…?」二人を見ると、驚いた表情を見せます。
十夜:「ええ、今日観光に来ました」(にっこり)
晶:勇者確定っぽいですね。『元』が付きそうだけど。
酒天:廃業勇者っぽい。
晶:「えっと、ボクたちは友達の精霊に呼ばれてここに来たんです。あなたは?」
GM/エータ:「…君達の内からも、魔力を感じるね。なら、俺と似たようなものなのか…。俺は栄太。少し前から、ここで厄介になっている…」
晶:名前、当たってたー(笑)。
十夜:魔力…十夜からはわずかだけど瘴気が出てます(ぉ)
シグ:ど、どうして?
十夜:《オリジナルスペル》で《殺戮者》と《爵位》持ってるから(笑)。
晶:ボクのも闇の魔力なんだよね、魔神が由来だし(笑)。
十夜:「少し前と言うと?」
晶:「少し…って、どのくらい?」ちなみにこの人、何歳くらいに見えます?
GM/栄太:外見は大体20歳って所ですね。「2、3年前かな…。ちょっとごたごたがあってな…」疲れたような表情で言う。
晶:「ごたごた…困ったことがあるなら、相談に乗るよ? 力になれるかどうかは、分かんないけど…」
酒天:ウラシマ効果…か? 時間の流れでも違うのかね。
双真:いわゆる『妖精境』ですかね、時の流れが違う、という。
十夜:でもPCにはわからな〜い。「何故、昼間からお酒を? 元気が無いようだ…とも聞きましたが?」
GM/栄太:「なんでもないよ…俺は、疲れたんだ…」
晶:栄太さんの服装は現代風ですか?
GM:ちょっと古臭いセンスですね。大体、戦前くらい。
晶:了解。
GM/栄太:「君達は、何故ここに? 俺と同じ…いや、そんな目はしていないな…」
十夜:「妖精の友人に連れられて…ですよ。そういえば何故呼ばれたのか、まだ聞いてませんね…」少し首を傾げ。
晶:「ネムの話だと『日本人の知り合いに用事がある』って事だし…栄太さんの相談相手が欲しかったんじゃないかな?」
十夜:「それは物のついで、という可能性もありますからね」
GM:栄太が元気にならないのを見ると、案内した精霊達が二人を手招きします。
十夜:「あ、はい。何ですか?」妖精の所に寄ってみる。
晶:同じく妖精のところに近づきます。
GM/精霊達:「エータ、元気にならない?」
晶:「うーん。悩みがあるみたいだから、話してもらえれば何とかなる…かも。君たちの用事は、栄太さんのことでいいんだよね?」
十夜:「ええ、ご自分でも疲れたと言っていますし…色々と詳しく話してもらえませんか?」
GM/精霊達:「なんかね、エータ、外の世界で辛いことがあったみたいなの。だから、元気にできないかなーって」
晶:「キミたちも詳しいことは聞いてないんだね?」
十夜:「あなた方も詳しい事は知らないのですか?」
GM/精霊達:「うん。ただ、凄く辛い顔してた」
晶:「…わかった。ボクたちで良かったら何とかしてみるよ。もう少し、栄太さんと話させてね」
十夜:「なるほど、本人に聞くのが早そうですね」頷いて。
GM/精霊達:「よろしくね。私達、外の世界で何があったか知らないから。エータがここに来たの、確か怖い魔神が暴れてた頃だった。外の世界で数十年くらい前」
晶:「…数十年!? 栄太さんはそのこと、知ってるの?」
十夜:「数十年? 栄太さんは二、三年と言ってましたが?」
GM/精霊達:「うーん。エータが知らないかどうか知らない。ここは、時間の流れが違うから」
十夜:「なるほど、不思議空間なのですな」(頷き)
晶:「うん、判った…ボクたちも早く用事を済ませて出ないと、浦島太郎になっちゃうよ」後半は小声で十夜に。
十夜:「確かに、ぞっとしませんね…では早く済ませましょう」小声で。
GM/精霊達:「一応、あそこが出入り口」そう言って指差す。
晶:「ありがと。それじゃあ…」栄太さんと話しに行きます。
十夜:「わかりました、栄太さんの事は任せとけとは言えませんが…善処はいたしましょう」
GM:そうしていると、外の世界から、禍々しい魔力の流れが感じられます。
晶:「…何、この力!?」
十夜:「…おや?」
GM/精霊達:「嘘!? これって…!?」
晶:急いで出口に行きます。
GM/栄太:「こいつは、まさか…」そして、その魔力に栄太も反応しました。
十夜:「何かご存知なのですか?」栄太の近くに居ます。
GM/栄太:「(黙って頷く)…見に行こう…」
十夜:「話してください、向かいながらで良いので…行きましょう」と歩き出す。
GM/栄太:「後でな…」里の出口は、どうもどこかの村に繋がっているようです。
晶:「オロバス、来て!」出口に走りながら叫ぶ。
晶/魔神オロバス:『承知…』(←但し姿はぬいぐるみ)
GM:では、そろそろシーンを切りましょうか。
十夜:栄太に絆/救済を取っておきます。
晶:ボクも栄太さんに絆/救済で。それから十夜さんに絆/信頼を。…けど困った。もう残り一つしか枠がない(笑)。
十夜:あと二つある…。
シグ:まだ初期絆だけなんで3つあります(苦笑)。
晶:というか、今回ネムの絆は使いようがない気がする(苦笑)。
十夜:使うと助けに来てくれるかも(ぇー
晶:…巨大な五寸釘を持って?(笑)
十夜:怖いな(笑)。
▼絆/エゴの変化
十夜:栄太に絆/救済を取得。
晶:十夜に絆/信頼、栄太に絆/救済を取得。
●シーン7 『魔神:襲来』 シーンプレイヤー:PC1全員 登場難易度:自由
○村/ファイの家
GM:時間的にはシーン4の直後。ファイの家で話していると、強大な魔力が現れたのを感じました。
酒天:とりあえず、シグムントに連絡…って、来た!?
双真:「…っ! こいつは…!」
GM/ファイ:「何…これ………!」
酒天:「…!」外に飛び出す。
秦吏:「あん? …なんだこりゃ?」危機感が欠如している(滅)。
双真:「おい、秦吏! 行くぞ、例の魔神かもしれねぇ! ファイ、お前は危ないからここにいろ!」外に飛び出します。
秦吏:「へいへい、分かりましたよ、と」外に出る。
酒天:「…魔神、か…」首を一度、鳴らして身構える。
GM:ファイも続いて外に飛び出します。魔力の流れを辿ると、上空に少女の姿がありました。
秦吏:「あん? …あれ、か?」首かしげて上見上げ。
双真:「空に浮かんで…あいつが、魔神…? あいつ、女の子、じゃないか…」呆然と上空を見上げる。
酒天:「…見た目に騙されるな…アレは、ちと厄介かも知れんぞ…」勝手なことを言っておく(笑)。
GM:では、他PCも登場していいですよ。PC2は魔力を追って。PC3は出口から出ると…で。
シグ:では、森の中から飛び出してきて(比喩にあらず)、ミュウに掴みかかろうとします。
GM:ミュウがいるのは上空ですけど、飛べましたっけ?
シグ:飛べますよー。《天を駆けるもの》を持ってます。
GM:では、飛び掛ったシグは、雷で弾かれます。
シグ:「……ッ!!」派手に吹き飛びながら、地面を抉りつつ着地。
晶:「…うわったったあ!?」いきなり空中に出口が開いて、PC1の誰かの頭上に落下します(断言)。←念のため。GMは「空中に出口が開く」とは言ってません(笑)。
秦吏:「あん? …アブネッ」紙一重で避け(何)
酒天:「よっと」晶を受け止めた状態で「シグ…?」
双真:「上から何かっ…つうか誰かぁ!? 降ってきたぞ、おいおいおい!?」
晶:「いたたた…あれ、何これ? どうなってるの??」周りを見回す。
酒天:「こちらが聞きたいところだ」
晶:「あ、双真クンだ。やっほー」手を振る(笑)。
十夜:「慌てすぎですよ…おや?」と言いつつ安全に着地。
双真:「あ、ああ? 晶…か? こりゃ、また…遠い異国の地で、日本人大集合だな。ま、外人もいるがよ」
酒天:「シグムント!」こっちも援護の準備…武器がねえ(笑)。
十夜:「(のんびりと)こんにちは、皆さん。お揃いですね」見回して。
秦吏:「…知り合いか?」指差して。
晶:「って、これ一体どういう状況? さっきの魔力は何!?」
秦吏:「…いや待て、ちぃっとも状況が把握できてないんだがよ」
十夜:「晶さん、落ち着きなさいな…見たところ出所はあの少女でしょう?」少女を指差し。
双真:「あの娘が…魔力の正体だ。この村に現われた魔神らしいが…くそ、俺は女は、斬れねぇぞ…!」
酒天:「…とにかく、あいつを何とかするのが先だ! 話は後にしろ!」
シグ:「……酒天……か……ぐッ……そいつを……止めろ……」呻き声を抑えつつ。ちなみに、森のなかでも闘り合ったのか、全身のあちこちに傷を負ってます。
酒天:「了解した。協力する」
秦吏:「へいへい、分かりましたよ、と」コインを一枚取り出し戦闘準備。
GM/ミュウ:「魔の者が多いな…だが、関係ない…」手に雷を溜めて。
酒天:「接近戦に持ち込む。援護を頼むぞ、シグ」
シグ:「……了解した。可能なら、生け捕りにしてくれ、酒天」ゆっくりと姿勢を立て直しながら。
酒天:「…わけあり、か。やってみる」
GM:ちなみに、ここでは演出以上の戦闘は行いませんので。
一同:了解です。
十夜:ところで、栄太の様子を見ますが…GM、どうです?
GM:栄太はちょっと遅れて来ました。そして、顔色を変えます。
十夜:「栄太さん…お知り合いですか?」
GM/栄太:「あれは………ミュウ…?」
晶:「…知ってるの!?」
GM/ファイ:「違う。…伝説じゃ、魔神は女の人じゃなかった…」ファイも、ミュウを見て呟きます。
十夜:「伝説…?」首傾げて。
酒天:「! …ファイ、出てくるな!」迂闊な発言をしてみる(笑)。
秦吏:「ファイ、下がってろ…あれは明らかに『魔』だ」視線を向けずに。
GM/栄太:「ミュウ! おまえ、ミュウなのか…!?」栄太は、ミュウの姿を見て声を上げます。
シグ:「……? この声……」GM、栄太と知り合いにしても良い?
GM:いや、時間的にシグと栄太は会っていませんね。
シグ:ちっ、残念。
秦吏:「…いや、俺たちの同類、か? …わかりづれぇな…」首かしげ。
晶:「何だか分かんないけど…とにかく止めなきゃ! Bathin-蒼の公爵-よ、我に見えざる翼を!」《飛行能力》アクティブに。…まぁ、飛んだ先で何するかは考えてないんだけど(ぉ
GM/ミュウ:「…シグ…? …エータ…?」二人の姿を見ると、また頭を抱えます。
晶:「(あの子、様子が変だ…どうしたの?)」
双真:「何でこんな真似をする! 村を脅かすのが目的か? 答えな、ミュウとやら!」木刀を向けながら叫ぶ。
シグ:無言のまま銃口を向け、じっと待ちます。
十夜:「…状況が、よく判らないのですが…?(困惑)」
酒天:「…苦しんでいる、のか…?」
秦吏:「なんか知らねぇが…こりゃ蚊帳の外かねぇ」嘆息しながらも戦闘態勢は崩さず。
GM/ミュウ:「この村を、滅ぼ…エータ……ああ!?」しばらく苦しんだかと思うと、その姿が消え去ります。
酒天:「…消えた…?」
晶:「あ、待って! …消えちゃった…」
シグ:「……逃がしたか」無念そうに呟くと、力尽きてガクリと膝を付きます。
十夜:「おやおや、消えてしまいましたね……とりあえず、情報交換といきませんか?皆さん個々に情報を持っているようですし」全員を見回し。
秦吏:「なんでぇ、消えちまいやがった…まぁ、別に良いけどよ、と」コインを指で弾き。
晶:「…栄太さん、どういう事なの?」地面に降りたって、事情を聞こうとします。
GM/栄太:「あいつは…」栄太はいろいろショックを受けているようです。
双真:「………あの娘……苦しんでいた、のか……? クソ、何なんだよ、すっきりしねぇ…!」木刀を下げる。
酒天:「…」周りを見回して「…少し、情報を整理する必要があるようだな」
双真:「…そだな。一気に人が増えて、もう何が何やら、だ。ちょいとじっくり、話し合おうぜ」
晶:「…って! そこの人(=シグ)、ボロボロじゃないか!? 今、回復魔法かけるから…」
十夜:「すみませんが、お部屋を一つ貸していただけませんか?」と村人と交渉。
GM/ファイ:「とりあえず、僕の家に!」
●シーン8 『勇者の伝説:生き証人』 シーンプレイヤー:PC3 登場難易度:PC全員登場
○村/ファイの家
GM:では、一息ついて、ファイの家。全員登場ですね。
晶:演出でシグに《治癒》をかけました。
シグ:では、包帯を巻かれて椅子に座っています。
酒天:「…そこまで、やられるとはな。一筋縄ではいかない相手のようだ」シグの様子を見ながら。
晶:「大丈夫? えっと、シグさん」シグとは初対面ということで。
シグ:「……問題ない。適切な治療に、感謝する」礼儀正しく頭を下げて。
晶:「それはいいけど…結局あの子って、何だったの?」栄太を見つつ。
酒天:こちらの知る事情は説明したということで。
秦吏:「ふぅ…またなんかごちゃごちゃしてるのなぁ…」ため息ついて。
シグ:情報に関しては、無言で首を横に。てか、シグにもよく判ってないし(笑)。
十夜:「何が何やら…」
双真:「初めて会った顔もいるから、自己紹介しとくぜ。俺は…」十夜やシグムントにも挨拶した、という事で。
秦吏:「…んじゃ俺も挨拶しないと拙いかねぇ。とりあえずだが…」全員に自己紹介。
十夜:「わたしは十夜と申します、よろしくお願いしますね(ニッコリ)」と初対面ズ+ファイ少年に自己紹介。
GM:このシーンでは、情報収集判定を行います。
一同:情報収集、了解です。
GM:判定できるのは、『伝説の魔神』についてですね。技能は〈情報:魔物/裏社会/ネット〉のいずれか。入る情報は一緒です。
酒天:では、〈情報:魔物〉で。(ころころ)達成値13。
晶:〈情報:魔物〉と情報屋で。(ころころ)達成値14。
十夜:〈情報:魔物〉で(ころころ)ファンブル…むぅ(汗)。
シグ:〈情報:裏社会〉で情報屋を使います。(ころころ)達成値13。
GM:さすがに情報屋があると簡単ですね………って、十夜(ホロリ)。
十夜:戦闘時に出ない事を祈ります…。
GM:では、情報を。
伝説に謳われている魔神は、『ユプシロン』と呼ばれていた。
また、『ミュウ』という名の娘がいることも確認されているが、こちらはそれほど強くないそうだ。
60年位前、一人の半魔に退治されたらしい。その半魔の名は『栄太』。
ただ最近、ユプシロンのテリトリーにドミニオンの形成が確認されている。
GM:情報は以上です。
晶:もしやとは思いましたが…やはりギリシャ文字でしたか(笑)。
十夜:ファイ、ミュウ、イプシロン…。
酒天:ああ、ギリシャ文字のミュウか。
晶:φにμにε(笑)。
シグ:ってことは、栄太もη(エータ)ですか。
GM:いや、いい名前が思いつかなかったから。ファイとミュウの名前が決まった時点で自棄になっちゃいました(笑)。
十夜:ミュウは魔神の娘だったのか…。
酒天:…て、ことはファイって…?
晶:ファイがドミネーターで、その影響を受けたミュウが魔神化したとか?
酒天:もしくは、アポスルに選ばれた、とか?
シグ:って、あれ? あれあれ? ますます、シグとミュウの関係が判らなくなって来ました。魔神の娘だってのは、知らずに付き合ってたのでしょうか?
十夜:魔神とお付き合いがあったのでは?(笑)
晶:ミュウ自身は自分の素性を知らなかったのでは。
GM:シグから見れば、当時のミュウは単なるはぐれ半魔でしたから。
シグ:てか、それだとイプシロンが村々を焼くのを放置してた事に…。
晶:シグがミュウに遭ったのはイプシロンが退治された後なのでしょう。数年ぐらいブランクがあってもおかしくないし。
シグ:ああ…時系列、そうなってるのですね。
GM:まあ、後で回想シーンが入りますけど(笑)。シグとミュウが会った時点で、ユプシロンは退治済です。
シグ:てかGMお願い。割と切実に回想シーンを早く(涙)。
GM:あと1シーン待ってください(謝)。
酒天:「……ドミネーターか。厄介な相手だ」
秦吏:「ドミネーター? …あぁ、集団のボスみたいな奴、だったっけか?」
双真:「魔神の娘、か。あの様子じゃ、操られてたのか? なんか、苦しんでたしな…」
十夜:「厄介は兎も角…何故この村をわざわざ破壊しようとしてるのか、の方が気になりますが…」
シグ:「……血、か」
酒天:「ファイ。村の伝説に、何かないか? ユプシロンがこの村を、なぜ襲ったのかということを」
晶:「伝説の魔神だったら、『伝説そのもの』に行動を縛られてるのかもしれないよ?」
GM/ファイ:「わかりません。伝説には、その辺りは何も…」
十夜:「ファイさんに聞くより、その当時生きていた方に聞くのが一番じゃありませんか?」
GM/栄太:「あいつは当時、世界の全てを滅ぼすつもりだったのさ。そのテリトリーに一番近いのが、この村だっただけだ」
酒天:「…世界を滅ぼす、か…なるほど」
晶:「何だって、そんな無茶苦茶な…」
秦吏:「まぁ、魔神としてはありがちな思考回路ではあるわなぁ」
晶/魔神オロバス@ぬいぐるみ:『魔神全てがそんな短絡思考だと思われるのは心外だな』
秦吏:「ん? …まぁ、色々いるたぁ思うけどよ、世間一般の魔神って傍から見ると大体同じに見えるぜ」
双真:「…慣れねぇもんだな、ぬいぐるみが喋る光景ってのは…」オロバスが喋り出すのを眺めて。「…だがそいつは、もう滅んだはず…だったんだろ?」
GM/栄太:「その時点で、俺が奴を倒した。ドミネーターになったってことは、エゴに飲み込まれたんだろ。だったら、その時の恨みに支配されてるんじゃないのか」
シグ:「……それは、いつ頃の事だ?」
GM/栄太:「あれは、70年位前になる。…そう、そうなるんだな…」
十夜:「なるほど、だとすると解決方法はドミニオンに乗り込んでユプシロンを張っ倒す…ですか?」
酒天:「簡単なのは、確かにその方法だが、それを実行するとなると、話は別になる」
GM/栄太:「ドミニオンに入れれば、な」
シグ:「……70年前……世界が憎悪と狂気に支配されていた、あの頃か……」何か思う事があるように。
GM/栄太:「まあ『魔神』たって、本人が名乗ってるだけで、狂った精霊が混じったデーモン程度の存在だ。当時は、あれほどの魔力は無かったよ」
秦吏:「ん〜…精霊やらデーモンやら…分かっちゃいるんだが慣れねぇなぁ」頭掻きつつ。
晶:「栄太さんはユプシロンを斃したんだよね。そうすると、ミュウにとって栄太さんは仇って事なの? さっきの様子じゃ、それだけとは思えなかったけど」
GM/栄太:「………」顔を背ける。
十夜:「ところで、貴方とミュウさんはどのような間柄で?」
GM/栄太:「…さぁな」
双真:「取り憑かれてる、って感じだったぜ。本人の意思って様子じゃない気がしたけどな、ありゃ」
GM/ファイ:「あの、勇者さんですよね。僕は、この村を守りたいんです、力を貸してください! せめて、奴を倒す方法だけでも!」
GM/栄太:「悪いが、俺にはもう関わりが無い。好きにやってくれ」そう言って席を立つ。
シグ:「……待て。一つだけ、聞いておきたい」立ち去ろうとする栄太に声をかける。
GM:振り返ろうともしません。台詞どうぞ。
シグ:「……ユプシロンは、どうなった?」
GM/栄太:「俺が殺した。だが、恨みの念が残っていれば、それが奈落から力を得ることはある、だろ」
晶/オロバス@ぬいぐるみ:『親の妄執に娘が取り込まれてるのだろう、ほぼ間違いなくな』
酒天:「…栄太…俺にも一つ、聞いておきたいことがある。お前は、70年前、どうしてユプシロンと戦った?」
GM/栄太:「………ただの、気紛れだ」
シグ:「……そうか。ならば……」言葉を切り、静かに目を閉ざす。
晶:「…違うでしょ。だったら初めて遭ったとき、何で栄太さんは辛そうだったの!?」
酒天:「気まぐれで、命をかけられる人間など、この世にはいないぜ…」
双真:「…俺には、あんたが何で命を賭けて戦ったのかはわからねぇ。それに、何でそんなに辛そうなのかも判らねぇ…。でもよ、この村の人も、あの娘も、そしてきっとあんたも…みんな苦しんでるんだよ。だから、俺はそれを何とかしたい。そんな、抱え込んだってよ…何にもならねぇんだぜ…」苦渋の表情で、栄太の方を見ずに。
秦吏:「お前ら熱いねぇ…ま、それはともかくとして気まぐれで叩ける相手じゃない、てのは俺も同意だな」
十夜:「話を聞く限りで、わたしはミュウさんの事を助けたいと思っています…そして貴方も」
酒天:「…守りたいものがあったんだろう? …あんたが気まぐれだって言い張るなら、それでいい…。だが、そいつに顔向けできないような真似だけはしない方がいい。それだけだ」
GM:だが、もはや、何も答えずに栄太は去って行きます。
酒天:「俺も、だがな…」最後は呟くように。
シグ:「……その辺りにしておけ。その男の判断を評価する資格は、我々には無い」
双真:「だがよ! ………くそ、わかったよ。でも俺は、納得してねぇからな…。俺は…助けてみせるぜ…」
十夜:「立ち上がるべき時に立ち上がらないと後悔します…何か大切なものを失ってからは…遅いんですよ」と呟く。
GM:では、そろそろシーンを切りましょうか。
一同:了解です。
シグ:了解。うっすらと話が見えて来ました。
晶:…困った。残りの枠一つ、誰に絆取ろう??
シグ:あ、酒天に『信頼』、晶に『借り』の絆を取得しておきますね。
秦吏:ふむ、枠が三つも余ってるよorz
GM:一度に何個取ってもいいハウスルールなので、クライマックスまで空けておいて、余ったらPCに取るのもありですよ。
酒天:とりあえず、若者二人(双真と秦吏)に『庇護』。若者に色々と学んでほしい、とか先生みたいな気分で。栄太には『信頼』を入れとこう。必ず、戻ってくる男だと信じて。
十夜:ふむ…ミュウに『救済』をとりあえず取っておきます。
双真:酒天に『保護者』、シグムントに『尊敬』、晶に『共感』、八神に『信頼』、ミュウに『救済』で取得。
秦吏:とりあえず双真に絆/友情を取っておくかね。あとは栄太に『無関心』、かな。これで後一つ…残しとくか。
晶:それエゴでは(笑)。
シグ:放っておいてやろう、と言う気遣い?
秦吏:うむり、あえてエゴ(笑)。…まぁ、そんな感じ(笑)。
▼絆/エゴの変化
双真:酒天に絆/保護者、シグに絆/尊敬、晶に絆/共感、十夜に絆/信頼、ミュウに絆/救済を取得。
秦吏:双真に絆/友情、栄太にエゴ/無関心を取得。
酒天:双真・秦吏に絆/庇護、栄太に絆/信頼を取得。
シグ:酒天に絆/信頼、晶に絆/借りを取得。
十夜:ミュウに絆/救済を取得。
●シーン9 『過去:邂逅』 シーンプレイヤー:シグムント・シュライネン 登場難易度:不可
○回想/約60年前
――――60年ほど前。森の中に戦友の墓を作った帰り道。
シグムントは、森の中を歩く一人の少女…年の頃13〜4のミュウに出遭った。
GM/ミュウ:「お兄さん、何してるの?」
シグ:「……人を、探しているところだ。友人に、頼まれてな」ちょっとPL暴走しますよ〜。
GM/ミュウ:「ここは、悪い魔神がいた森だよ? 今はもう、いないけどね…。人探しなら、手伝ってあげようか? あたし、この辺には詳しいよ?」
シグ:「……そうか。ここで良い筈なのだがな……。『ミュウ』と言う娘を知らないか?」
GM/ミュウ:「ミュウ? あたしもミュウだよ? 同じ名前なのかな?」
シグ:「ならば、お前の事なのかも知れないな。……エーリッヒと言う男に、様子を見てくるように頼まれた」エーリッヒと言うのは、死んだ戦友ね。
GM/ミュウ:「エーリッヒ………!?」その名を聞いて、僅かに顔色を変える。
シグ:ちょっとキャラだと言いづらい補足をすると、シグは「様子を見てきてくれ」と遺言されただけで、ミュウの素性は知りません。
GM:了解。ちなみに、GMも暴走するかもしれないので、注意(笑)。
シグ:わかりました〜♪「(ゆっくりと頷き)……ああ。知っているようだな」
GM/ミュウ:「知ってるよ。その名前………忘れるなんて…」
シグ:「……伝言を一つ、預かっている。約束を守れなくなって済まない、だそうだ」哀しげな表情で、微かに俯く。
GM/ミュウ:「じゃあ、お兄さんは、あたしを殺しに来たんだね…」
シグ:「……そうか。全て、判っていたのだな……必要ならばそうしろと、言われて来た」
GM/ミュウ:「でも、あたしは、死ねないから…死にたくないから…あたしも、エータと約束したから…!」
シグ:「だが……その必要は無さそうだ、そう判断させてもらった」
GM/ミュウ:「お父さんが、エーリッヒのお兄さんを殺したから。だから、あたしもお父さんも殺してやるって……でも、エーリッヒは、あたしのこと抱きしめてくれて…なのに、あたし、ごめんなさいも言えないで…!」
シグ:「……優しい、男だった。優しすぎたのだろう……」
GM/ミュウ:「ここに来ないってことは、もう来れないんだよね、エーリッヒ…」
シグ:それだけ告げると、沈黙する。その態度が何より雄弁に、エーリッヒの死を告げている。
GM/ミュウ:「エーリッヒ…ごめんなさい…ごめん…謝れなくて…ごめんなさい……」シグに縋り付いて泣きます。
シグ:「……その涙を忘れるな……エーリッヒも、恐らくはその『エータ』という者も、それを望んでいるだろう」
GM:ミュウはシグの服に顔を埋めたまま泣きじゃくります。
シグ:では別れ際に、一つの約束をしたと言う事で。涙を忘れぬ限りミュウを守る。だが、ミュウが自分を止められなくなったら、その時は……と。
GM/ミュウ:「約束するよ。だって、あたしはエータと…」
シグ:敢えて、エータについては詮索しないまま、別れたって事で。
GM:では、シーンを切りますね。
晶:…さて。ミュウと栄太が特別な関係にあったらしいことは、シグ視点では判明しましたね。勝利の鍵は、栄太説得?
酒天:まあ、そうかもしれませんね。もしくはファイが、栄太から勇者を受け継ぐか。
シグ:てか、ミュウを殺すのは皆さん避ける方向かな?
晶:晶はそのつもり。
双真:私もミュウは殺したくなーい。
酒天:俺は、次のシーンでシグにその意思を伝えることにします。
十夜:絆/救済取ったので殺さない方向で…どーしょうもなかったら躊躇いなくグッサリいく気ではあったりなかったり。
秦吏:そして基本的に周りの選択に任せる、やる気が微妙に無い男…(滅)。
晶:ところでファイは…純粋に味方と考えて、いいのかなぁ?(笑)
シグ:ファイが大暴走してミュウを殺そうとしたりすると素敵(笑)。
十夜:ファイの立ち位置が未だに判らなかったり…。
晶:勇者候補か、それとも真の黒幕か(笑)。
双真:ファイがミュウをグッサリいったら、かなりスパイスの効いたシナリオですね(笑)。
晶:効き過ぎだよ(笑)。
シグ:勇者力に目覚めたファイがラスボスで、彼からミュウを守る、とか(笑)。
秦吏:うわぁ、ありそう(笑)。
酒天:曲がってるなあ(笑)。
十夜:でもまぁ、見たところファイ少年が精神を病んでない限り、グッサリ行く理由が無いですからねぇ。
酒天:実はユプシロンの息子だった、というオチなら(笑)。
晶:…純粋な狂気、ってのもありだと思いません?
十夜:狂気も良いけど…そうなるとファイは殺す事になるね(笑)。
双真:なんか、みんなして話を黒い方向に持ってこうとしてるような(笑)。
シグ:みんな素直に慣れないお年頃なんですよ、きっと(笑)。
●シーン10 『精霊の里にて:救援』 シーンプレイヤー:PC3 登場難易度:不可
○精霊の里
GM/精霊:「ネエネエ、どうしたの? エータ、また暗くなっちゃけど…」栄太がまた奥に引っ込んでしまったため、精霊達が事情を尋ねてきます。
晶:「外でミュウって子に遭ったんだけど…キミたちは何か、彼女のこと聞いてない?」精霊たちに。
十夜:「ええ、外で色々ありまして…。ところで、栄太さんがここに来たばかりの頃の事を知ってる方いらっしゃいませんか?」
GM/精霊達:「ミュウ? …ミュウ…?」それを聞いた精霊達は、情報を求めに三々五々散って行きます。で、しばらくしてから、ネムを始め数名の精霊がやって来ました。
十夜:「何か判りましたか?」
GM/ネム:「話をまとめると、ミュウって子は、この辺にいたユプシロンって魔神の娘なんだって。一人で森で暮らしてるみたいだよ。わりと仲良くしてたみたいだけど…そういえば、ここ数ヶ月見てなかったって」
晶:「仲良くしてたって、精霊たちと?」
GM/ネム:「うん。ミュウは優しい子で、お父さんのやることにはずっと反対してたみたい」
十夜:「ここ数ヶ月とゆうのは、外の世界の…ですか?」
GM/ネム:「数ヶ月ってのは、外の世界だね。と言うか、里のみんなじゃ時間感覚が違うから、あたしが話せってことになったんだけど」
晶:「じゃあ、やっぱり村を襲ったのはミュウの意志じゃないんだ…何とか助けてあげなきゃ」
GM/ネム:「で、仲いい子が聞いた話によると、ミュウはエータのことを待ってたんだって。…ねえ、アキラ、トウヤ」
晶:「ん、何?」
十夜:「?」
GM/ネム:「あたしは、ミュウって子の事よく知らないけど、助けてあげたいって思ってる。ここの精霊達も、みんなそう。…手伝って、くれないかな?」
十夜:「そのつもりが無ければこんな物騒な所からさっさと退散していますよ」ニッコリ真顔で。
晶:「頑張るよ。…話を聞いてると、栄太さんが鍵を握ってるような気がするんだけど…」
十夜:「そうですね、よく話を聞いた方がよさそうです…」
GM/ネム:「うん、ありがとー。よーし、みんな、戦闘準備だよー!!」そう言って、ネムは飛び去って行きます。
晶:「…………戦闘?」ネムたちを見送りながら首を傾げる(笑)。
十夜:「…さあ?」見送りながらこちらも首を傾げ。
GM:で、栄太ですが、里から消えていました。目撃した精霊の話によると、外に出たそうです。
十夜:「おやおや、発言の割には行動が早いですね…」
晶:「探しに行かなくちゃ。…森、かな…?」
酒天:なんだか、『指輪●語』の様相を呈してきた気が(笑)。
GM:そうなんですか? 指●物語は読んだことが無いので。
酒天:異種族合同で、魔王と戦争する話なんで(笑)。
シグ:妖精の大群がわらわらと進軍するの、凄そう(笑)。
●シーン11 『勇者の伝説:裏側』 シーンプレイヤー:PC1 登場難易度:不可
○村/ファイの家
GM/ファイ:「皆さん…僕、村の皆に話を聞いてきました…伝説の、詳しい話を…」ファイが一旦出かけて帰ってきたところです。ちょっと暗い顔で話しかけてきました。
酒天:「…聞いておきたいな」
双真:「…なんか、顔色悪いな。大丈夫か?」
GM/ファイ:「伝説の最後では、『勇者は何も告げずに、何処とも無く去った』とありますが、本当は違ったんです」
秦吏:「そりゃあ、何かあったんだろうなぁ、アレを見る限りよぉ」
GM/ファイ:「魔神を倒した勇者を、皆で追い出したそうなんです。皆にとって、『勇者』は魔神と同じ、得体の知れない怪物でしかなかったんですね…」
晶:(顔を顰める)…やっぱり。『何も告げず何処へともなく去る勇者』なんて、都合良すぎると思った。情報隠蔽の匂いがしてたんだよね…。
酒天:「…よくある話だ…」
双真:「……まぁな……身につまされるぜ…」
秦吏:「かはははは。まぁ、程度は違えど異端であることに変わりねぇわな」
十夜:本当に、よくある話だね(笑)。
シグ:飲んだくれの理由、まさかこれじゃない…ですよねえ?
晶:ない、とは言えないけど。『妖精郷で2〜3日落ち込んでた』って話だから、時間的にはあり得るんだよねー。
GM/ファイ:「それなのに、『村のため』だなんて…勇者さんは、どんな気持ちで聞いていたんでしょうね…」
酒天:「…ファイ、お前はどうしたい? これから、また栄太に頼みに行くか? それとも、お前が戦うか?」
GM/ファイ:「…いいえ。最初にお願いしたとおり、僕に戦い方を教えてください。今は力になれないかもしれませんけど…。僕は、やっぱりこの村を守りたいから…」
双真:「いいのか? それでもし、お前が強くなって、魔神を倒せても…お前も栄太のおっさんのように、追われるかもしれないんだぜ…」
酒天:「…村を守りたい…それは、ファイの意思だ。他の誰も、そこに入り込む余地はないさ。きっと…栄太も、そう思って戦いに赴いたはずだ」
GM/ファイ:「たとえ僕が追われることになっても、僕は村のために戦う理由がある。けど、勇者さんには、そんなものは無かったんですよね…だから…」
酒天:「…勇者になるんだ、お前が。だが、これだけは覚えておけ。『勇者になる』ということは、敵に勝つことでも、ましてや犠牲的精神で誰かを助けることでもない」
GM/ファイ:「…はい」
酒天:「不条理な力に立ち向かうことの出来る…そんな、正しい大人になる、ということだ。…だから…俺が、お前を死なせはしない。大人になって、この村を…家族を守るのが、本当の勇者だ。死ぬことは…許さん」
秦吏:「身につまされるねぇ…アイツを思い出すぜ…」遠い目で呟き。
シグ:おお、酒天、カッコ良いですね。
晶:若人を諭す役がハマリますねぇ、酒天さん。
十夜:うむ、カッコいい。
酒天:妖怪大戦争の小説読んだせいです(笑)。
GM/ファイ:「……はい。僕は、きっと正しい力の使い方を身に付けます!」
酒天:「…準備だけはしておいた。お前に教えてやる。生き残る方法を」
GM:と、ここらで皆さんは、微かにその場を立ち去る足音を耳にしました。
秦吏:「さて、俺らはどうするよ…なぁ、双真」音に気づくも、あえて触れずに。
酒天:あえて突っ込みません。「…これでも、信頼しているんだぜ」と少し微笑んで呟きます。栄太に絆/信頼で入れてるんで。
双真:では、外に出て、その足音の主を探します。
秦吏:「やれやれ、いそがしい事だなぁ、おい」渋々外に出る。
GM:さて、他にすることが無ければ、そろそろシーンを切りますね。
酒天:了解です。出来ることなら、次のシーンで少しシグと話させてください。その次でもいいけど。
シグ:さて。私が栄太と接触する暇は流石に無さそうかな?
十夜:森の中とか?
晶:ある〜日〜森の中〜シグさんに〜出会った〜♪(ぉ)
シグ:熊? 熊なの?!(笑)
晶:だってー。自分でキャラシートに『熊のような』って書いてるじゃん(笑)。
シグ:否定はしないけど、YBBには本物の『熊』がいるからなぁ(笑)。
GM:時間、明らかに延びてますね…。戦闘時間考えると、4:00終了は無理っぽいです…。(*既に午前2時を回っている)
秦吏:ふふり…親の視線が痛いなぁ(何)
GM:やっぱり複数ハンドアウトは時間配分を考えねばいけませんね…。皆さん、もうしばらくお付き合いお願いします(謝)。
晶:了解です。気にせずどうぞー。
秦吏:いける所まではいきます…流石に親の意向には逆らいがたいので、戦闘中に落ちるかも知れません、とだけ。orz
シグ:ご苦労さまです(><)
十夜:親はね、養ってもらってる内は逆らっちゃいけないよ…うん。
晶:親と同居だと、そこら辺は気を遣いますよね…。
GM:…今回のボス、強いというより、厄介でイヤラシイんですよねー。
晶:うわ(笑)。
十夜:イヤラシイって言われるとCrt変動系しか思いつかん…。
GM:まあ、半端に加減すると却ってつまらなくなってしまうので、手加減しませんが(オイ)
●シーン12 『月下:夜合』 シーンプレイヤー:シグムント・シュライネン 登場難易度:自由
GM:では、要望があったので、酒天とシグのシーン。場所は、そちらで決めてどうぞ。
酒天:じゃあ、ファイの家ですかね。酒を持ってシグのところに行きます。
シグ:では、屋根の上かな。
○ファイの家/屋根の上にて
酒天:「いるか、シグ?」
シグ:「……酒天か」
酒天:「少し話がある。答えたくなければ、答えてくれなくてもいい」
シグ:「……構わない。言ってくれ」
酒天:「…あの娘、お前と何かの関わりがあるのだろう…助けたいか?」
シグ:「…………(やや間を置いて)リスクを増やす訳にはいかん」
酒天:「俺も、お前も、不器用な生き方しかしてこなかった。その中で、守りたいものも守れなかった…後悔を抱えて生きるのは、そろそろ終わりにしよう」
シグ:「……それが、お前の選択か」
酒天:「不器用者でも、二人いれば…助けられる者だっているかもしれない。…だから、今回はお前の好きにしろ。俺は手伝う」
シグ:「……気になっている事がある」
酒天:「…なんだ?」
シグ:「……魔神が狂ったのが70年前ならば……その狂気を生み出したのは、恐らく俺たちだ」
酒天:「…戦争、か」
シグ:「……ああ。俺たちには、魔王を生み出した責任がある。情に流される訳にはいかん」
晶:…もっとも、酒天さんはその頃眠ってたはずだけども(^^;)
シグ:『俺たち=ナチス』ですね、この場合は。判りにくくてすいません。
晶:あ、ナチス限定? 人間全体だと思ってました、私。
シグ:『人間』が主語だと、シグはそこに含まれないので(笑)。
晶:いや、重いテーマ持ち出してきたなぁと思ったんだけど(笑)。
酒天:「…なあ、シグ」
シグ:「…………」
酒天:「俺たちは、長く生きることが出来る。積み重ねてきた後悔なんて、人間の比じゃない。だが、長く生きているってことは…その後悔だって払えるってことじゃないのか…? だから、今度はせめて…正しい選択をしようぜ…。拭いきれない後悔なら、今回は俺が手伝ってやる」
シグ:「……そのために、今ある生命をリスクに晒す事は出来ない。それが……俺の、選択だ」
酒天:「…そうか。ならば、それでいい。俺の選択は、それだ」
シグ:「……上手く行く事を祈っている」
酒天:「…折角持ってきたんだ、一杯呑め」
シグ:小さく頷きます。
酒天:そんなところですか。…すみませんね。こう、途中でこいつはやっておかなきゃ…と、思ってしまって。
シグ:シグも、頑固ですいません。ここはあっさり翻したら嘘かな、と思ったので。
晶:格好良かったので全て良しです(笑)。
酒天:うむ。こういうのは、生き方の問題です(笑)。
GM:やりたいことができないなんてつまらないので、私はOKです。
シグ:ちなみにPL、確信犯的に大嘘を一つ付きました。70年前=1935年には、まだ第二次大戦始まってません(笑)。
酒天:まあ、そうですな(笑)。
晶:小競り合い程度は、あったのでは?
GM:だが、シナリオの舞台が具体的に何年とは言ってません。70年前としか(笑)。
酒天:おお、近未来なのか(笑)。
GM:こちらをずらせば合います!(マテコラ)
シグ:まあ、ここは一つ、“約”70年前って事で(笑)。
●シーン13 『月下:決然』 シーンプレイヤー:なし 登場難易度:酒天&シグ以外は自由
○森
GM:では、栄太を探しに行った面子のシーン。晶・十夜・双真・秦吏が登場です。前のシーンと同時刻ということで、酒天とシグは登場不可とします。
晶:「えーいーたーさーん、どーこー!?」
秦吏:「よっと…こっちで合ってるかねぇ、と…おぉ!?」声にずっこけかける(滅)。
GM:栄太の姿は簡単に見付かります。
双真:「…いたか、おっさん」
十夜:「居ましたね…」近づく。
秦吏:「いきなり叫んでんな、そこ!」どこからかハリセンで頭どつき(何)
晶:「あいた?!」どつかれた(笑)。
秦吏:「まったく、着地直後だったから派手にこけるとこだったぜ…」ハリセンどこかにしまいつつ。
双真:「おっさん。ちょっと話、いいか」返事を聞かずに、栄太の近くに腰掛ける。
GM/栄太:「話は、聞いたようだな…」
双真:「まぁ、な。聞いたよ、ファイから」
GM/栄太:「フフ。馬鹿みたいなのは判っているさ。それに、俺にとっては数年前の記憶でも、あいつらにとっては…半分も生き残ってねえ、過去の話だ……恨む相手も、まともに残ってねえ。わかっちゃいるけどな…」
晶:「馬鹿みたいだなんて思わない。…けど、同情もしないよ。栄太さんだって、後悔はしてないでしょ?」
十夜:「貴方は…後悔してるのですか?」
双真:「俺は、難しい話は苦手なんだよ。だから、正直に聞きたい。あんた、助けたくないのか? 困っている村の人、あの娘…。あんたの苦労も苦悩も、俺には解らんよ。俺はまだ、ガキだしさ。でも…俺は助けたいよ。あの人たちも、あのミュウって娘も、…あんたも…」
GM/栄太:「俺は、逃げた。あの時、『魔物』と呼ばれた時、ミュウと一緒にいてやれる自信が無くなって、恐れて…」
晶:「村の人たちを助けてなんて、都合良すぎるよね。でも、せめてミュウさんは助けてあげたいんだ。彼女のためにも…あなた自身が、これから生きてくためにも」
秦吏:「…まぁ、誰にも何も言わず腐ってる奴に言う言葉は、俺は持っちゃいねぇからな。自分で決めろよ」ぶっきらぼうに言って少し離れて。
十夜:「逃げた事を…後悔してるんですか?」
GM/栄太:「怖がっているだけなんだよ…。気紛れで関わったことにな…」
晶:「ミュウさんとのことも…気紛れだった?」
十夜:「なるほど、それで…貴方はこれからどうするんですか?」
双真:「今を逃したら、もっと後悔するぜ。俺は、そんな気がする」
GM/栄太:「………なあ、あのファイって子供は強いな…。…なんで、あんなに強いんだろうな…」
双真:「…そうだろ? だって、人間生きてりゃ、誰だってのっぴきならない状況ぐらい来るだろ? あんたは、魔神と戦った時がそうだったんじゃねぇのか? でもそれは、まだ終ってないんだよ。今、もう目の前に来ちまってるんだよ」
晶:「大好きだから守りたい、守りたいから強くなりたい…当たり前の気持ちだと思う。あなただって、そんな気持ちがあったはずだよ」
十夜:「あの少年が強いのは、貴方に憧れているからですよ。貴方の伝説が力を与えているんです」微笑みながら。
双真:「色々あったってさ…守りてぇよ、助けてぇだろ。困ってる奴、頑張ってる奴…あんた、それを見過ごせないから、昔だって戦ったんじゃないか」
晶:「行こうよ、ミュウさんもきっと待ってる。彼女との約束、気紛れなんかじゃないんでしょう?」手を差し出す。
GM/栄太:「…一つだけ聞きたい。…あんたらは、約束ってのを、どう考える?」
双真:「…軽々しくするもんじゃねぇ。命張らなきゃ、ならないからな」
十夜:「守るべきものですよ…当たり前ですが」肩を竦めて。
晶:「んー…難しいけど……大切な人と交わす、想いの証…かな?」
十夜:「で、貴方は?」逆に聞き返してみる。
GM:それだけ聞くと、栄太は何も言わず去って行きます。
十夜:「おやおや、答えてくれませんか…(苦笑)」
秦吏:「さて、勇者君の腹も決まったな、と…いよいよ大詰め。さて、楽しくなってきたねぇ」ニヤニヤ笑い。
双真:「…あんただって、きっと…」去りゆく栄太の背中を見詰める。
●シーン14 『勇者の伝説:続編』 シーンプレイヤー:全員
○村
GM:さて、ミドル最後のシーンになるでしょう。翌朝を予定してましたけど、どうします?
酒天:それで、僕は構いません。
十夜:…栄太は何処行ったん?
双真:…どう、とは『全員登場で、何をやってもいい』という事なんですか?
GM:ぶっちゃけると、『栄太が一人で行ったのを翌朝知る』か、『栄太が一人で行こうとしたところを、皆で捕まえる』か、どちらがやりたいかということです(笑)。
十夜:会ってるんですから、一人にはさせないと思いますが…?
シグ:PLの好みとしては皆で捕まえる、かなぁ。
晶:…ミュウが襲ってきたところを栄太が一人で迎え撃って、ピンチになったらPCが合流、では?(笑)
双真:物語的には栄太を一人で行かせる方が、『らしい』気はしますね(笑)。
酒天:うむ。その方が『らしい』(笑)。
十夜:任せます。
GM:では、翌朝ということで進めますね。皆、あの後いろいろ話したのでしょう。ファイの家で朝を迎えました。そこに手紙を握り締めたネムが飛んできました。「大変大変、これ見て!」
晶:「どうしたの、ネム。この手紙は…」開けてみた。
GM:その手紙には、一言『約束を果たしに行く』とだけ書かれていました。
十夜:「…?」覗き込み。
GM/ネム:「起きたら、剣無いし、エータいないし、手紙だけあるし!」
晶:「…これ、誰からの手紙?」
GM/ネム:「皆、エータの字って言ってた!」
双真:「馬鹿だよ、おっさん…!」
十夜:「おやおや、決断するのは良いのですが…何も一人で行かなくても良いでしょうに」
晶:「…そっか。きっと森だよ、行こう!」
シグ:「……あの男、覚悟を決めたか」
酒天:「…いや…あいつの心の中には、最初から火があっただけだ。…俺たちも行こう」
秦吏:「さて、と…放っておく気は無いんだろう? 激昂する前にぱっぱといこうや」
GM/ネム:「なんか、森からデーモンが出てきてるし! あたしたちも戦闘準備完了だよ! さあ、行くぞ〜!」
十夜:「では、お二方を助けに参りましょうか」法衣を着て色々用意。
酒天:「ああ…この村を、大江山の二の舞には出来ない」
GM/ファイ:「皆さん、どこへ…?」遅れて起きてくる。
酒天:「戦いに、行く。ファイ…お前は、俺たちの戦いを見届けてほしい」
シグ:村を出て行く前に一度だけ振り返り、風景を瞼の裏に刻み込むと、歩き出します。
GM:では、ここで[SA:ミュウごと魔神を倒す/ミュウを助け、魔神を倒す]を。どちらか全員統一で取得してください。
十夜:誰か前者取りたい人、居る?
酒天:…「ミュウを助ける」に一票。
秦吏:後者だろう、明らかに(笑)。
双真:後者で。
晶:後者で(笑)。
シグ:過半数超えましたね。
GM:では、[SA:ミュウを助け、魔神を倒す]をどうぞ。
シグ:…しかし、実はろくろく魔神に関する情報を得てない気もします。
酒天:魔神の倒し方、とか何も知りませんな(笑)。
シグ:そもそも、『何で暴れてるのか』もよく判ってないのが引っかかります。
晶:ミドルで言ってたことで全てのような。まだ裏があるのかなぁ?
GM:何か引っかかってるところがあるのなら、今の内に聞きます。こちらとしては、何か抜けてるなら出し忘れなので。ちなみに、魔神の倒し方は特別なことは無し。
シグ:えと、ミュウの様子がおかしいのは結局、父親の怨念に操られてるでファイナルアンサー?
GM:ミュウに関してはそれで間違いないです。父親にも裏はありません。もうエゴに落ちたんで、大した思考能力残ってませんし。
酒天:基本的には、後は倒すってことでOKなんですかね?
GM:はい。その予定です。
シグ:ほむほむ。特に、殺さずに倒す方法とか考えず、やっちゃって良いのですね。
晶:ま、ザックリと行きましょう。ミュウは普通に助けられるかな、HAもあるし。ファイは…まさかと思うけど、一緒に戦わないよね?(笑)
GM:ファイはエキストラだから、連れて行ったらそちらが不利になるだけでいいことありません(ぶっちゃけ)。
双真:だが戦わせると約束した以上、連れて行かざるを得まい。
晶:別に「魔神とガチで戦わせる」とは言ってないし(笑)。
酒天:まあ、クライマックス直前までいて、そこで待っていろ、という話になるでしょうが。
GM:その辺はこのシーンである程度解決しますから。
シグ:誰かが当て身で気絶させ(略)
十夜:ああ、それが一番穏便だ(笑)。
晶:後処理が一番厄介だよ、それ(笑)。
秦吏:ふむ…それ本気でやって『村に連れて行く→俺退場』が一番自然な退場の仕方だなぁ(滅)。
シグ:ファイ少年、激しく落ち込みそうですからね〜。
晶:やられた方は納得できないし、約束した側にしてもみっともない(笑)。それくらいなら、最初から約束しない方がマシ。
十夜:じゃあ、「今は君がデーモンを抑えていてくれ」とでも言って妖精に押し付けるとか?(ぉ)
シグ:普通に連れてって「俺達の戦いを胸に刻み込め」で良いような気もしてきました。
双真:リスクは最初から判ってたんだから、てっきり戦闘にも参加させるんだと思ってました。自分でなんとかする、と言っていたんだから。
晶:そうは言っても、エキストラじゃあ敵が「斃す」と宣言しただけで斃されちゃうから(*但し行動は必要)
酒天:見てるだけでいてほしいのです。カメラの移らないところで。俗に言う舞台裏から(笑)。
シグ:ボスに狙われたら誰かがカバーリング、か、ここで説得して残らせるか、ですね。
十夜:見てろって言っちゃったみたいよ?
シグ:では、責任を持って守りましょう(笑)。
晶:まぁ、仮に死んでも《リセット》するし〜(笑)。
酒天:俺はクライマックス直前で「見てろ」→舞台裏→戻ってくるを想定していたのですが。
秦吏:ふーふーりー…両親が「もう寝ろ」ってさ…。orz
十夜:おぉぅ(汗)。
シグ:南無です…… orz
晶:ありゃりゃ、残念ですが…ここまででしょうか。
酒天:うう…それは残念…。
秦吏:午前三時までは見逃してたらしいです……まぁ、ココで消えるのも何なんで、ファイの警備にでも回った、てことでどうか一つ。orz
GM:む、そうですか。残念ですが、了解です。
双真:残念ですね。
十夜:残念ですが…しょうがないですね、お疲れ様です。
晶:そうですね。デーモンが来てたと言ってたし、理由としても妥当でしょう。
GM:そういう都合で落ちられる場合、私は最後までいたとして経験点を算出しています。
秦吏:お疲れ様でしたー。ありがとうですー(泣)。
そして退場する秦吏のPL。どうもお疲れ様でした。また機会があったら御一緒しましょうね〜。ノシ
晶:…ところで。GM、戦闘バランス大丈夫?
GM:《歩く影法師》が二つ消えたか…。復活系がきついかもしれませんが、こちらのHAとFPで調整できるでしょう。
晶:了解。まぁ《リセット》は2回分あるし。
○森の奥
GM:あなた方は、ネム達と共にデーモンを倒しつつ森を進みます。そうして進むと、雰囲気の違う一角に辿り着きます。おそらく…この一角が、ユプシロンのドミニオン。
酒天:「…辿りついたようだな」
晶:「ミュウさんは、何処にいるんだろう?」
GM/ネム:「なんか、阻む力が働いてるみたい…」
十夜:「阻むとは?」
GM/ネム:「ドミニオンの内側から、こちらを入れないようにしているみたい…あたしたちじゃ、奥に行けないよ!」ということで、PS《世界率:排斥》の効果で、この奥にはSAを持っていないと入れません。
十夜:おぉ、少年置いてけぼりね…。
GM:こういう理由があるので、最初からファイは連れて行きようがなかったんです。
十夜:「わかりました、ここから先はわたし達だけで参ります」
シグ:「……そこか」意識を集中し、ドミニオンの“門”を見つけます。SA使用〜。
双真:「…時間がないんだよ。…行くぜ!」森の枝を掻き分けつつ、SA使用。
十夜:「ネムさん、すみませんがその少年を頼みます」SA使用。
GM/ネム:「ん。デーモンやっつけながら、待ってる! シンリも残ってくれるって言ってるから、大丈夫だよ!」
酒天:「…ファイ、俺たちは行ってくる…。村を任せた」SA使用。
GM/ファイ:「皆さん、お気をつけて…。…死なないですよね! そう言いましたよね!」
酒天:親指を上げて応える。そのまま消えます。
晶:「大丈夫、ボクたちに任せて! Foras-頭領であり、探索者の王-よ、ドミニオンの奥へ通じる抜け道を探して。Seere-親切な太守-よ、ボクたちをミュウさんの元へ連れて行って…」光の魔法陣が重なって次元の門を開く。SA使います。で、突入ー。
双真:「ったりめーだ、俺たちは強いからな! 待ってろよ、ファイ!」
十夜:「そう簡単には死ねませんよ…特に善意の人助けで死んだら、格好悪いじゃないですか」いたずらっぽく笑う。
シグ:「…………」終始無言。背中で語ります(笑)。
GM:SAの力で、ドミニオンを抉じ開けて、僅かな道を作ります。そして、皆その道に突入しました。では、クライマックスに突入しましょうか。
■クライマックスフェイズ■
●シーン15 『勇者の伝説:最高潮』 全員登場
○ユプシロンのドミニオン内
十夜:唐突ですが、GM。《武器練成》済んでちゃ駄目ですか?
GM:デーモンと戦ったまま突入ですから、作ってる方が自然ですね。OKとします。
晶:ずるーい(笑)。
GM:ただし、コストは減らしておいて下さい。
十夜:了解、ならば残り人間性は15です。
GM:状況鑑みて、全員1ターン分の戦闘準備をしておいたことにしますね。
酒天:では、《戦闘形態》を発動しておきます。
シグ:こちらも《戦闘形態》だけ発動。
晶:…特に準備することがない(笑)。
双真:同じく準備なしで(笑)。
GM:さて。皆が進んだ先は、見掛けこそ変わらぬ森ですが、瘴気が渦巻いています。
酒天:「…まさしく、魔王の住処だな」
双真:「…さぁて。おい、栄太のおっさん! どこいるんだー!」
GM/栄太:「…来た、のか?」そこには、栄太・ミュウ・陽炎のような魔神、そしてデーモンが数体いました。栄太は多少傷ついてはいるものの、無事です。
十夜:「ええ、僭越ながらお手伝いさせていただきますよ」微笑み。
酒天:「…お前だけを、戦わせはしない。戦場に自分の意思で戻ってきたお前は、紛うことなき勇者だよ…」
双真:「おっさん! 一人で突っ込むなんざ、馬鹿な真似しやがって…」
晶:「勇者は一人で戦うものだ、なんて言わないでよね?」悪戯っぽく笑う。
GM/栄太:「俺は、ミュウを助けたい…。力を、貸して欲しい…」
晶:「決めたんだ、ボク。…ボクの前では、もう誰も死なせないって!」
酒天:「奇遇だな…俺もだよ」
シグ:「……命を繋ぐ事には、意味がある」
GM/栄太:「俺は、俺の思いに従って、約束を守る…命を賭けてな。それは当たり前のことなんだろう、な」
双真:「へっ…当然だろ。だから俺は、あんたも、あの娘も、みんな守って…勝ってやるぜ!」
十夜:「良い心がけ…と、言いたい所ですが。『命を賭けて』は言いすぎですよ」苦笑しつつ。
酒天:「…俺は、この星を、この星に生きるものを守るために生まれた戦士…奴らの天敵だ。さあ、行こうぜ、勇者。もう、一人の戦いじゃないぞ」
晶:「きっとね。だから、ボクたちはその『当たり前の想い』を守って…生きて帰るんだ!」
GM/ミュウ:「エータ…エータ……」雷を湛えつつ、ミュウが腕を上げます。
シグ:「(……ミュウ……決着を、つけるぞ……ッ!)」
双真:「さぁ、眼を覚まさせてやるぜ、ミュウさんよ。あんただって、そんな真似は本意じゃないだろうからな!」
十夜:「さぁ…戦いましょう。この下らない伝説を終わらせるために」両手に剣を構え。
GM/ミュウ:「皆、殺してやる…!」ミュウと、背後にいる陽炎のようなものが同時に言います。その陽炎こそが、ユプシロン本体。
晶:「今、ここから出してあげるからね、ミュウさん…!」
シグ:ユプシロンは、攻撃対象になるのでしょうか?
GM:細かい条項は、戦闘開始時に説明します。
一同:了解です。
GM:では、シーンを切って、戦闘開始としましょうか。
晶:シーン切っちゃ駄目(笑)。準備したアーツが切れちゃう(笑)。
酒天:落とし穴だ(笑)。
GM:アーツは継続です。そうしないと、こっちも困るし(笑)。
晶:さて。ロールプレイしたので、人助けのエゴを絆に変換します(笑)。
シグ:今はいないあなた(戦友)、に「約束」の絆を。
十夜:では…シグに信頼の絆を取っておこう。これで枠の残り0。
双真:…初期で絆・エゴが二つ埋まっていることを忘れていた…(笑)。前に宣言していた、酒天とシグムントの絆をなかったことにします(笑)。
晶:おや?(笑)
シグ:うわぁ〜ん(笑)。
晶:代わりに何か取るの?
双真:いやー。さっき、うっかり初期二つの存在を忘れて、絆取得宣言しちゃって。オーバーしてるんで、削らざるを得ない(笑)。
*PCが取得できる絆/エゴの数は全部で7つ。そのうち2つはキャラ作成時に取得、更にセッション開始時にPC間絆とシナリオ絆/エゴを一つずつ取得するので、実際にセッション内で取得できる絆/エゴは3つまでなのです。登場人物が多いと、こういう時に大変…。
晶:なるほど(笑)。
GM:ミュウに絆持ってない人はいましたっけ?
晶:ボク、まだ取ってません。残り枠一つなんで、迷ってたの。
酒天:こっちは持ってます。
十夜:ミュウは…絆/救済を取ってるな、うん。
双真:こっちもミュウは救済で取得済みです。
晶:ミュウへの絆、取った方が良いんでしょうか?
GM:SAからして取ってる方がそれっぽい気もしますが、任意でどうぞ。
酒天:(シートを見直し)…あ、間違った。ミュウがない(笑)。
GM:私は絆/エゴを固定してなければ、内容の変換は自由としますので。
晶:んー、じゃあミュウさんへ絆/救済を。これで絆7つ。エゴなし!
酒天:では、秦吏の絆をミュウに差し替え。絆/救済で…許せ、秦吏(笑)。
▼絆/エゴの変化
双真:酒天とシグへの絆を取り消し(笑)。
酒天:秦吏への絆を取り消し、ミュウへの絆/救済を取得。
シグ:エーリッヒ(戦友)への絆/約束を取得。
十夜:シグに絆/信頼を取得。
晶:人助けのエゴ/固執を絆/献身に変更。ミュウに絆/救済を取得。
●シーン16(バトル) 『もう一度、勇者の伝説』
GM:では、まずエンゲージの説明を。(ユプシロン、ミュウ)(デーモン×3)という状況です。ミュウは、栄太がエンゲージすれば解放されます。その時点で、ミュウと栄太は戦闘から外れます。
晶:約束が果たされる、と。そのためには前衛のデーモンを斃す必要があるんですね?
酒天:つまり、デーモンを全て片付けてから、と。
十夜:栄太をミュウのところに送ってからが本番?
GM:勝利条件は『ミュウを助けて、ユプシロンを倒す』です。栄太はHAを使い果たしていますが、回避はできます。ちなみに、ユプシロンは既に魔獣化しています。
晶:…ミュウを助けた後で《魔法の国よ》(=シーン攻撃)とか言われないことを祈ろう(笑)。
酒天:とにかく最初のターンでデーモンを上手く片付けるのが安全策か。
晶:ボク、集団攻撃行けます。…けど、攻撃力そのものは低いです(笑)。
GM:最初は前衛のデーモンまでならエンゲージできるとします。では、エンゲージの宣言をどうぞ。
宣言の結果、エンゲージは↓のようになりました。
(ユプシロン、ミュウ) (デーモン×3、酒天、双真、十夜) (栄太) 【(晶)(シグ)】
GM:ところで、栄太のサイコロはそちらで振ります? それとも、こっちが振ります?
シグ:処理が重くなりそうなんで、GMが振った方が良いのでは?
晶:ボクはダイス目低いので、他の人に任せます(笑)。
酒天:俺は…ファンブルの悪魔に取り憑かれております(笑)。
GM:では、こちらで振りますね。戦闘開始します。
▼ラウンド1
GM:セットアップ、ミュウとユプシロンは無し。デーモンズは揃って《殺戮の宴》。こちらの行動値、ミュウとユプシロンが11、デーモンズが7です。ちなみに、ユプシロンは《レルム:地域》《世界律:破滅》《世界率:魔衝撃》持ちです。
晶:…バッドステータス使い?
酒天:《魔衝撃》は嫌過ぎる。
GM:こちら、最初のイニシアチブフェイズでユプシロンがHA《自然侵蝕》使用。そちら全員のファンブル値を6まで引き上げます。《世界律:破滅》の効果で、ファンブルしたらその場で2D6点ダメージを受けるのでよろしく。
十夜:キツイなぁ…。
酒天:ダイス目で6は…出るだろうなあ。
双真:簡単にポックリいきそうだ(笑)。
十夜:回避でファンブったらポックリ逝きますな…。魔獣化してる状態でファンブったら即死か…。
シグ:では、行動値15で行動します。マイナーで《ハンティングスタイル》、メジャーは機関銃でデーモンズに射撃。(ころころ)達成値25、範囲攻撃です。〈運動〉で回避をどうぞ。
GM:(ころころころ)…全員失敗。ダメージをどうぞ。
シグ:では、『エゴ:戦争』を固定化し、そのAGPでHA《フルファイア》使います。
酒天:AGP、こっちも出しとく?
シグ:いや、雑魚一掃なんで多分大丈夫です。
晶:クラードだし、大丈夫でしょ。
酒天:では、様子見。
GM:あぁ、言い忘れましたが。栄太は待機してターンの最後にミュウのエンゲージを目指す、という行動を繰り返すつもりです。
酒天:いえっさ。
シグ:(ざらざらーっ)61点の〈魔〉属性ダメージです。
晶:これで死ななきゃクラードじゃない(笑)。
GM:そのダメージなら、あえなくデーモンsは全滅します。
シグ:「……全兵装開放。殲滅、完了」カランカランと空薬莢が落ちる。
酒天:にやり、と笑って。「頼りになる相棒がいるということは、いいことだ」
双真:「やるねぇ、外人のおっさん」
十夜:「流石ですね」と待機。
酒天:接近して、ユプシロンを殴れます?
GM:可能です。移動にはマイナーが必要ですが。
酒天:では、マイナーで移動。常時アーツで殴る。(ころころ)達成値26。
GM:HA《死に至る病》宣言。その判定をファンブルに変更します。
酒天:ぬ、この場合もダメージを?
晶:来るでしょうねぇ。
GM:はい。通したら、《世界律:破滅》の影響を受けます。
酒天:「ぐ!」(ころころ)6点と出ました。
シグ:双真さんにAGPを送ります。HA《電光石火》を。
十夜:死ぬほどじゃないのなら…消さない方が良いのでは?
酒天:うん。まだまだ平気です。
シグ:ふむ。《マルチリカバリー》あるから、余裕あるよ?
双真:あれ? 《電光石火》、必要ないですか?
十夜:余裕あっても、敵の攻撃はあるし、次のターンあるし。
晶:斃すのに時間制限はないし。まだ何が来るか判らないから、温存。
シグ:了解。まあ、AGPは渡したままで。
双真:わかりました。
GM:では、続いてどうぞ。
晶:十夜さんは待機だから…ボクよりボスの方が早いんじゃ?
GM:十夜が待機なら、こちらが動きます。行動、ユプシロン。マイナー《同化》。オートで《虹色の空間》を使い、属性を《闇》に。更に《精霊力拡大》で攻撃を範囲にして、メジャー《青天の霹靂》+オートで《絶対恐怖》。対象は、二人でいる双真&十夜エンゲージ。(ころころ)達成値21、回避は〈意志〉です。
双真:(ころころ)…ピンゾロ。
十夜:(ころころ)ダイス目が6でファンブ…。
シグ:狙ったようにファンブル?!
酒天:…二人ともファンブル…。
十夜:(ころころ)ファンブル分、6点ダメージです。
双真:(ころころ)こっちは4点。
GM:では、攻撃のダメージを出します。1点でも通ったら、魔獣化してもマヒの効果が付加します。(ころころ)32点の〈闇〉。
双真:魔獣化でマヒです。
十夜:同じく。魔獣化しても解除されない…キツイな。
酒天:マヒ…痛いな。
GM:ミュウは、行動無しです。そちらどうぞ。
双真:マヒするとメジャーアクション不可で、回復にはマイナーアクションとの事ですが…このターン、私は何ができるんでしょう?
十夜:マイナーで回復、メジャーで移動って手がある。
双真:では、マヒを回復→ユプシロンたちのエンゲージに移動で、終了です。
十夜:右に同じ、で終了です。
晶:ボクはマイナーでユプシロンにエンゲージ。メジャーで《シャイニングレイ》! (ころころ)…出目6でファンブル(笑)。
酒天:ノー…(笑)。
晶:ダメージは…(ころころ)わあい、こんな時だけ出目がいい(笑)。9点もらって、残りFP14点。
シグ:このボス、短期決戦で決めないと詰むっぽいですよ?
酒天:ダメージ系HA持っている人からバシバシ使っていく?
十夜:次のターン、HA《ヴォイド》で《自然侵蝕》消せる?
酒天:《自然侵蝕》、このラウンドだけでは?
シグ:《自然侵蝕》は持続が1ラウンドなので、毎ラウンド使われなければ……使われるかな?(苦笑)
晶:次のターンも使いそうですね(笑)。
酒天:まあ、もう一発来ないとは限らないですが。
十夜:使われると思う、オレンヂさん気に入ってるから(笑)。
酒天:ヴォイドいった方がいいのかな。
十夜:出来るなら、して欲しい…。
GM:はっはっは、大好きですよ、《自然侵蝕》(笑)。
十夜:やっぱ、して欲しいな(笑)。
シグ:微妙なとこですね。ボス、命中そのものも高いし、スピリットなら復活系HA持ってる恐れも……。
十夜:このままじゃ《世界律:破滅》でジリ貧だと思う。
シグ:HAでクリティカル→HAでダメージ増加、で無理やり決めた方が早いかも知れません。
十夜:下手にクリット系HA乱打するより安上がりだと思うけど?
シグ:んー、最終判断は持ってる人に任せますが。ファンブルを防いでもマヒは回避できないからなー、と。
(*何故にここで意見が分かれるかというと…キャラ特性の違いですね。シグはダメージ増加系HAでの一点突破型、十夜は行動回数を増やして高ダメージを複数回叩き込む戦闘スタイルなので、互いに『有効な対処法』がまるで違うのです)
十夜:次のターンのわたしの回で決めれたら決めたいなと思ったのですが…《自然侵蝕》在ると、多分決める前に死にます(笑)。
晶:了解。《ヴォイド》使いましょうか。
GM:さて、双真と十夜は行動宣言終えてましたね。では栄太が行動、ミュウとエンゲージします。
「ミュウ!」
栄太はミュウに向かって必死で呼びかける。
だがミュウに取り憑いた陽炎…魔神ユプシロンは、その様子をせせら笑った。
「ミュウは、私の力で取り込んでいる。貴様の言葉など…」
GM:…と、現在戦闘中ながらイベントシーンに突入しています。
酒天:見てます(笑)。
十夜:どぞー。
GM/ミュウ:「…エータ…エータ…助け…シグ…」栄太が近付いたことで、支配に綻びが出来たようです。…って、これは誰も口を挟まない宣言?
酒天:挟んでいいんですか?(笑)
晶:あ、二人の会話は黙って見てます(笑)。
十夜:シグさんGO〜(笑)。わたしも黙って見てます。
双真:特になし。
シグ:これは私、喋って良いのですよね?(ドキドキ)
GM:むしろ、積極的に挟んで欲しいGM(笑)。
十夜:そーなのか(笑)。
酒天:任せますぜ、シグの旦那(笑)。
GM:一人芝居は、どうにも盛り上がりが…(笑)。
晶:「ミュウさん、栄太さんが約束を守ってくれたんだよ! ミュウさんも頑張って! …ずっと待ってたんでしょう!?」と、口を挟んでみました(笑)。
シグ:「……(栄太の背に)行ってやれ。その娘は、お前を待っていた」
GM/ミュウ:「私…私は…」
酒天:「シグ…」むしろ、そう言って背中を押したシグムントを見て、満足そうな笑みを浮かべておきます。
GM/栄太:「約束は、今度こそ守る! 俺は、おまえを守る!」
双真:「想いがあるなら、言葉を発しろ! 思っている事を、正直に言えばいいんだ!」
GM/ミュウ:「…私は………」手に雷が溜まる。
晶:「大事にしてた気持ち、諦めないで! 何とかなるよ…絶対、大丈夫だよ!」開き直って元ネタの台詞を引用してみる(笑)。←こら
シグ:「……ミュウ。“約束”を、忘れるな。お前の結論は、それで――良いのか?」
GM/栄太:「ミュウ!」
十夜:「…」微笑んで栄太を見てる。
GM:皆さんの呼びかけに、ミュウの瞳に色が戻ります。
双真:「さぁ、来い! 栄太のおっさんが、待っているぜ!」
晶:…肉体年齢二十歳で「おっさん」呼ばわりは可哀想かも(笑)。
双真:最初に「おっさん」言ったとき、『肉体は若い』という事を忘れていました(笑)。 うっかり「おっさん」呼ばわりしたので、もうこのまま突っ走るしかないや、と(笑)。
GM/ミュウ:「私は…!」そして、雷をユプシロンに叩きつける! 「お父さん。エゴに落ちてまでの妄執…せめて、断ち切ってあげます…。あなたの力を受け、今の私はその一部を使えます。だから…」
酒天:「…言葉なら、届く。心も、だ。ユプシロン…貴様にこの絆は砕けん。そして、絆に支えられた俺たちも…エゴの玉座に君臨する貴様になど、砕けはしない」
十夜:「どうです? 絆ってのはそうそう馬鹿にしたものでもないでしょう?」微笑みながらユプシロンに剣を向ける。
双真:「親子なんだろう。…なのにお前は、娘を傷つけるばかりで…! 気にいらねぇ、気にいらねぇんだよ、ユプシロン!」
GM:と、ここでミュウと絆持ってる人、挙手。
一同:はーい。(言われて全員が手を挙げる)
GM:ミュウはアポスルで、資産持ち。《レルム:絆》なので、彼女への絆を持っているPCは恩恵を受けられます。
晶:というと?
十夜:どうなるんです?
GM:《世界率:魔衝撃》と《世界律:祝福》。ちなみに《祝福》の対象は全てのブラッドです。雷攻撃は、いわゆる『絆を切った』演出なので、ユプシロンから《世界率:魔衝撃》の効果が消えました。
酒天:おお。
晶:なーるほど…(にやり)←バッドステータス攻撃持ち
シグ:おお、これは大きいかも。
十夜:なるほど、大きいですね。
双真:助かったー…。
GM:で、あらゆる達成値+3。ダメージ+1D6です。まあ、ここだけの話…ユプシロンは《世界律:超越者》持ちなので、《世界率:魔衝撃》は敵が使えなくなった以上の効果はありませんが。
晶:ちっ(笑)。
現在のエンゲージ:(ユプシロン・酒天・双真・晶・十夜) (シグ) *栄太&ミュウは背景化
▼ラウンド2
GM:こちら、セットアップは無しです。行動値は変わらないので、12の人まで先どうぞ。
十夜:いよっしゃ! 《自然侵蝕》無かった〜♪(小躍り)
GM:と、その前に。HA《自然侵蝕》使用。再びファンブル値を6に。
酒天:来たか…。
シグ:あったようです(笑)。
十夜:むぅ(汗)。
GM:ちゃんと数えてますから。…他のHAも…(邪笑)。
シグ:一応、無限に持ってる訳じゃないのですね。それだけでも安心(笑)。
晶:HA《ヴォイド》! 誰か、AGP4点下さい。
双真:晶にAGP4点。
晶:はい。では、打ち消しました。
シグ:晶とミュウの絆を固定して、2点。
酒天:弱者の絆とファイの絆を固定。愛2点。
十夜:多い多い…(笑)。
晶:4点余剰が来ましたね。このままもらっときます(笑)。
酒天:《リセット》用、と認識しておこう。
GM:では、《自然侵蝕》は打ち消されました。順に行動どうぞ。
シグ:ではマイナー《ハンティングスタイル》、メジャーで射撃。対戦車拳銃を使用します。(ころころ)達成値26。
GM:HA《死に至る病》宣言。
シグ:《世界律:破滅》は残ってるのですよね?
GM:はい、残ってます。
シグ:では、ダメージを頂きます。(ころころ)8点。
GM:まあ、もう想像ついたでしょうけど…こういうコンセプトのボスです。
十夜:なるほど、確かにイヤラシイですな(笑)。
酒天:この調子で、いくつ持ってるかだねえ…ファンブル系HA。
GM:復活系HAは重要かもしれませんよ。では、続いてどうぞ。
十夜:どなたかAGP1点下さい。
晶:あげます。愛1点、十夜さんの絆固定で。
十夜:ありがとう。マイナー《エネルギーチャージ》、メジャーでHA《並列思考》。《マルチウェポン》三連発でユプシロンを攻撃! (ころころ)31、28、25。回避は〈運動〉でどうぞ。
GM:1・2発目に対してHA《死に至る病》。
十夜:うい、では喰らう…で良いかな?
晶:1発目に《電光石火》! で、いいかな?
十夜:お、有難う(ペコペコ)。
酒天:こちらは助けてあげられぬ…。
GM:3発目は自力で回避。(ころころ)…失敗。では、1発目がクリティカル命中、3発目が普通に命中ですね。ダメージどうぞ。
十夜:「さぁ、懺悔と後悔の時間は終わりました…開放の時間です」(ころころころころ)一発目は83点、三発目は86点の〈雷〉ダメージです。
GM:かなり痛いですが、落ちません。
十夜:トンと軽くステップを踏んで着地。「まだ…落ちませんか」
酒天:「では、次はこちらの番だ」前に出ます。
GM:さて、酒天の行動前に…。
酒天:おう、何か来る(笑)。
GM:《死に至る病》を4回使ったので、HA《怒りの日》。AGP3点消費。
晶:うわ(笑)。良かった…守護者依存タイプにしなくて本気で良かった…(しみじみと)
酒天:問答無用の一撃、か。
GM:通します?
晶:通します。
十夜:十夜は防ぐのを持ってない。
酒天:通すしかないですな。
双真:《歩く影法師》で《ヴォイド》コピーした方がいいかな?
晶:今回は大丈夫。
シグ:通しで良いでしょう。
GM:では、ダメージ出します。(ころころころ)…いまいち。18点の〈魔〉属性ダメージを全員に。
晶:思ったより低い…けど、魔獣化。晶の周囲に太陽・月・星を意匠化した光の魔法陣が描かれる。同時に、《オリジナルスペル:魔機》発動で魔神オロバスが実体化。
酒天:まだ生きてる。
十夜:真の死(パタリ)。
GM:では、改めて酒天どうぞ。
シグ:って、待った待った。真の死を迎えてる人ががが。
双真:こっちも真の死です。
晶:HA《リセット》。2人分?
シグ:ですね。シグはまだ立ってる。
十夜:あ、今は放っておいて。相手の攻撃の後に生き返らせてください。
酒天:双真は…いいの?
双真:十夜と同じく、後での方がいいかと思います。
晶:了解。というわけで、先にどうぞー。
酒天:では、殴りましょう。アーツは先ほどと同じ組み合わせで。(ころころ)達成値29。
GM:HA《死に至る病》宣言。ちゃんと数えて、無くなったとは言ってませんよ?(邪笑)
晶:まだ残ってたの!?
シグ:んむ。まあ、残ってるんじゃないかとは思いましたが。
酒天:では、それは甘んじて受ける。(ころころ)ダメージは3点。そしてHA《ブーストアップ》起動。故郷へのエゴを固定して、同じ攻撃をクリティカルで。
GM:それにも《死に至る病》宣言。
酒天:では仕方がない。(ころころ)7点喰らって、終了。
十夜:…ってか、《死に至る病》大量に持ってるなぁ(シミジミ)。
シグ:これで《死に至る病》×6、《自然侵蝕》×2、《怒りの日》×1、か。
晶:ま、これだけ大量に持ってると《自然侵蝕》消しといて良かったな、って思いますね。
十夜:一発も当てられなかった可能性も…。
晶:《死に至る病》に《ヴォイド》使ってたら、あっという間にジリ貧で負ける(笑)。
GM:では、こちらが行動します。目標はダイスでランダムに…(いっころ)シグに行きます。
シグ:攻撃どうぞ。多分喰らいますが。
GM/ユプシロン:「おのれ…貴様らも堕ちろ!」マイナー《同化》、メジャー《青天の霹靂》+オート《絶対恐怖》。(ころころ)達成値19。回避は〈意志〉です。
晶:《オリジナルスペル:霞の外套》使います。「Crocell-浴場の公爵-よ、幻惑の霧を!」 (ころころ)達成値28で打ち消しましたー。
GM:《霞の外套》は《自然への回帰》で消します。
晶:う。通し。
シグ:では、回避しますね。(ころころ)喰らってますね。ダメージ下さい。
GM:(ころころ)43点の〈闇〉です。
シグ:《リセット》を当てにして、[かりそめの死]になっても良いですか?
晶:かりそめの死って、何かメリットは?
シグ:魔獣化しないで済むんで、一発耐えられる回数が増えます。今リセットしてもらうと、真の死の人たちと同時に、ついでで回復してもらえるんですよ。
晶:あぁ、そういうことか。了解。
GM:とりあえず、こちらの行動は終了です。
晶:では。マイナーでオロバス(魔機相当)に跨って、メジャーで白兵攻撃。(ころころ)惜しい、クリティカルせず。達成値は26。
GM:回避は〈運動〉ですか。(ころころ)…そもそも6ゾロ以外は無理。ダメージどうぞ。
晶:(ころころ)42点の〈闇〉です。
GM:〈闇〉なら《カテゴリー:アナザー/闇》で減点して、(ころころ)37点もらいます。
晶:「みんな、頑張って! Buer-星の頭領-よ、癒しの力を!」更にHA《リセット》使用。AGP3点消費。
GM:では、復活ですね。そうなると、双真の番です。
十夜:「あいたたた…臨死体験が豊富ってのは余り威張れませんよね…晶さん、助かりました」立ち上がって晶に礼を言う。
双真:「…助かったぜ。まったく、生きてる間に、仏さんなんざ拝むもんじゃねぇな、マジで…」
GM/ユプシロン:「何故堕ちない!? 許せん! 有得ん! 認めん!」
双真:マイナーで《魔撃》、常時で《混血児/神格:破壊》《血統覚醒》《属性具現化:光》《水晶の刃》《大小拵え》《特化存在》《祓魔の力》。以上、コスト4でメジャー攻撃。(ころころころころ)達成値14。《世界律:祝福》足して17。
GM:(ころころ)問題外です、ダメージどうぞ。〈光〉属性なら弱点なので、更に1d6追加してください。
双真:「なぁ、お前。ミュウの親なんだってな。親ってのはさ…違うだろう。もっと、こう…暖かいもんじゃねぇのか?」《世界律:祝福》のボーナス込みで(ころころ)36点〈光〉です。
十夜:「そうとも限らないんですがね…(苦笑)」小声で。
双真:「それを、自分のエゴで振り回しやがって…俺には親なんていないから判らんがよ、そういうの…気に入らねぇんだよ!」
GM/ユプシロン:「ばかげたことを! 私は支配者! 私は王! 好きに使って、何が悪いものか!」
晶/オロバス@真の姿:『…下らぬな。その傲慢さ故に、汝は滅びる』
十夜:「残念ながら、貴方は支配者ではない…エゴに支配された奴隷に過ぎないのですよ」肩を竦め。
現在のエンゲージ:(ユプシロン・酒天・双真・晶・十夜) (シグ) *栄太&ミュウは背景
▼ラウンド3
GM:まだ残りました。では、第3ターン。セットアップ、こちら無し。
晶:《封印解除》使用。「伝説に謳われし“ソロモンの鍵”よ、真の力を我の前に示せ。新たな主、晶の名の下に!」
シグ:だんだん、カード●ャプターネタ開き直って来てますね(笑)。
晶:えぇ、それはもぉ(笑)。
GM:元ネタがあるらしいことは知ってますが、何だかは判りません。
晶:判らなければ気にしなくて良いのです(笑)。
GM:では、例によって。イニシアチブプロセスに《自然侵蝕》。ファンブル値を6に。
酒天:…《ヴォイド》、あったっけ?
晶:ボクのは打ち止めだけど…まだ《歩く影法師》があるでしょ? 双真クンに愛を2点あげる。
シグ:では、こちらからも2点。
双真:ではAGP4点使用で《歩く影法師》、《ヴォイド》をコピー。対象は《自然侵蝕》です。
GM:では、打ち消されました。順に行動どうぞ。
シグ:マイナー《加速装置》&《ハンティングスタイル》&戦闘移動で零距離にエンゲージ、メジャーは対戦車拳銃で攻撃。(ころころ)達成値27です。
GM:既に対抗HAは無し。普通に回避(ころころ)…失敗。今回、目が悪いです。ダメージどうぞ。
シグ:ではここで、AGPを頂けないでしょうか?
双真:AGP2点を。
晶:残り3点全部あげます。
酒天:シグムントの絆と栄太の絆を固定して、2点。
十夜:シグと栄太の絆固定で2点どうぞ。
シグ:皆さん、ありがとうございます。ではそれに加え、『今は居ない貴方』とミュウの絆を消去し、計13点。1点を《マルチリカバリー》に、残りを全て《フルファイア》につぎ込みます。「……終わりだ、亡霊よ」(どざらららーっ)145点、〈魔〉属性。零距離射撃で、残弾を残らず叩き込みます。
GM:木っ端微塵ですね。陽炎は粒子以下に分解され、最初からそんなものは無かったかのように消え去りました。戦闘終了!
十夜:「やっと終わりましたね…」呟いて剣を符に戻し、しまいます。
酒天:「…ああ」
晶:「うん。後は…2人の問題かな」栄太とミュウを振り返りつつ。
酒天:「…まあ、大丈夫だろう。一人では越えられなかったものも、二人ならば、な…」
シグ:「…………」ゆっくりと元に戻って行く、周囲の景色に目を細めています。
GM:ユプシロンが消えると、皆さんにかかっていた《資産》の効果もなくなりました。それは、ユプシロンが完全に消滅した証拠でもあります。人間性は皆さん大丈夫でしたね。では、エンディングに移行します。
■エンディングフェイズ■
●シーン17 『そして、新たな伝説』 共通ED
○森の奥
GM:ドミニオンが消え去り、周囲に木漏れ日が差し込みます。既に、太陽は真上にまで達していたようです。ドミニオンの消滅と共に、辺りに沸いていたデーモン達も、全て消えています。
酒天:「…終わった、か」
GM/ネム:「あ、終わったんだねー」
晶:「…始まる、んじゃないかな…」
シグ:「…………」栄太とミュウの方へと、ゆっくりと視線を移します。
双真:「おっさんと、ミュウは…」
GM/ファイ:「皆さん、無事で何よりです」そう言って、共に戦った皆がやって来ます。
十夜:「ええ、終わりました。お怪我はありませんか?」
GM/ネム:「全然問題ないよ。デーモンなんかにやられないって!」
酒天:「そっちも無事で、なによりだ」
晶/オロバス@ぬいぐるみ:『…取りあえず、腹が減ったぞ。芋羊羹が食いたい』
双真:「全員無事だぜ。…ま、ちょいと疲れたが…」
GM:そして、栄太とミュウは疲れて眠ってしまっているようです。共に、肩を寄せ合って。
シグ:「…………」栄太とミュウを見下ろし、満足げに一つ頷くと、一同に背を向ける。
十夜:「…幸せそうで何よりです」栄太とミュウを見て微笑み。
酒天:「…そっとしておいてやろう」
晶/オロバス@ぬいぐるみ:『アキラ、日本へ帰るぞ。我は芋羊羹が食いたいのだ』(じたばた)
GM/ネム:「エータ、なんか元気になったみたいだねー」二人の寝顔を見て。
双真:「ふぅ…じゃ、とりあえず…休みますか。おーい秦吏、無事かー?」
十夜:「さて、晶さん。そろそろ帰らないと学校に支障が出るのではありませんか?」
晶:「うん、そうだね。まぁ、帰るのも一瞬だけどさー」欠伸しながら十夜に返事。
GM/ファイ:「皆さん、ありがとうございました」
十夜:「いえいえ、ほんのお節介です。お礼を言われる事はしてませんよ」
晶:「ファイくんも元気でね。…栄太さんとミュウさんは、こっちで暮らすのかな?」
酒天:「…じゃあ、な。ファイ…勇者に…正しい大人になれよ」
GM/ファイ:「僕は、きっと強くなります。勇者さん達も、昔の皆がもう少し強ければ、こんなことにはならなかったかもしれません。だから…本当に、強くなりたいと思ってます」決然とした笑顔で。
晶:「キミなら強くなれるよ、きっとね」
十夜:「今回の事で、何か掴めたなら。なれますよ、きっと」
シグ:黙って皆の前から立ち去ります。口許に、ほんの僅かの笑みを乗せて。
晶:「あ、シグさんも元気でねー!」後ろ姿に手を振る。
酒天:「…ふ、笑えるんだな、あいつ」シグの背中を見送って、楽しそうに。
双真:「おっさん、ミュウ、ファイ、それにみんな…また会おうぜ!」秦吏と二人、みなに手を振って歩いていく。
十夜:「ええ、また日本で」手を振って。
GM/ファイ:「今度はこの村に、本当にハッピーエンドの伝説が残るように…」それを、二人の安らかな寝顔に誓うように。
酒天:「…ファイ…この村には、勇者がいた。本物のな。伝えていってやれ、これからも」
GM/ファイ:「はい!」
酒天:そのまま、背を向けて歩き始めます。
十夜:「さて、ではわたし達も帰りましょうか。流石に疲れましたよ」
GM/ネム:「アキラー、トウヤー、帰るよー!」
晶:「OKー!」
十夜:「では、頑張ってくださいね」ファイに言うと、ネムに付いて帰っていく。
GM/ファイ:「皆さん、ありがとうございました、さようならー!」
そして、一人の少年が伝える…。
或いは、勇者とは別の…異国の戦士達の伝説が、村に残るのかもしれません…。
THE END
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