●今回予告●
人は誰でも、いずれは死ぬ。
早いか遅いかの差はあれど、早い逝去は悲劇と言える。
街にやって来たのは、死を告げるモノ。
死すべき人間の下へ現れて、その魂を死者の世界に連れ去るのが使命。
当然、歓迎されるべき客ではないが、彼にも彼の事情があるのだ…。
Beast Bind New Testament
『死神惨歌』
汝、死神達の声を聴かん。
オープニング ミドル クライマックス エンディング
■プレセッション■
GM(R−3):さて、皆様。まずはルール等の変更から説明します。登場に関しては、こちらが止めない限り、宣言いただければ自由に登場していただいて構いません。絆/エゴも宣言していただければ、自由に取得していただいて結構です。
一同:了解です。
GM:では、遊王→このか→優一→幸見の順番で、絆の取得と自己紹介をお願いします。
●PC1(定員1名) 推奨:お人好しのキャラ
今井彩南は病弱な少女であり、長い間、病で入院している。
両親は既に亡く、祖母一人で何とか育てている状態である。
近所に住んでいる君のことを兄か姉のように慕っている少女を、君も気にかけていた。
ある日、少女の病室を訪ねると、一人の男がいた。その男は『彩南の親戚』だという。
しかし……君はこの男のどこか不吉な雰囲気に、不安を感じた。
シナリオ絆:今井 彩南 (関係:庇護、その他肯定的な感情)
▼百上 遊王/モモガミ ユオ プレイヤー:まるし
【イレギュラー/マジシャン】 年齢:10代後半/性別:男/カヴァー:高校生
褐色の肌に銀色の髪、赤い瞳…という特異な外見が印象的な少年。女性並に小柄で細身の体格。
性格は優しく穏和で芯が強いが、引かない時は絶対引かない頑固者。
何やら強力な魔物の血を引くらしいが、詳細は不明。父親から貰った『竜玉』を触媒として魔力を振るう。
守護者を始めとして様々なアーツを組み合わせた性能は、攻防共にクリティカル率90%強(!)を誇る。
所持HA:《歩く影法師》、《歩く影法師》、《ヴォイド》
●PC2(定員1〜2名) 推奨:好奇心の強いキャラ
君の近所の家に、見知らぬ男が出入りしている。家人に聞くと、その男は自分の親戚筋の人間だ、という。
一週間後、その家の人間に不幸が起こり、男は姿を消した。
暫く経って、今度は件の男が別の家に出入りしているのを見かける。そして、同じくその家から死人が…。
近所の人間に聞くと、そこでもその男は、『その家の親戚の者だ』と名乗ったという。
君は、引っかかるものを感じ始めた。この男は人界に害意を持つ魔物だろうか?
君は、男の足取りを追い始める…。
シナリオエゴ:謎の男 (関係:探索など)
▼初ヶ瀬 このか/傀儡姫 プレイヤー:久川カズホ
【フルメタル/デーモン】 年齢:外見20歳半ば/性別:女/カヴァー:アパートの大家さん
戦国時代に作られた、古強者の絡繰り人形。当時は戦場で、悪鬼の如く怖れられた。
見た目は振袖美人。性格はおっとりとした、悪戯好きのお姉さん。(戦闘以外の)特技は演能。
世の中が平和になってからは、明治時代の薫り漂う建物をアパートに改装し、大家に収まった。
彼女が大家兼管理人を務める、そのアパート…『きずな荘』では、寄る辺のない半魔達を入居させている。
所持HA:《真理のe》、《ブーストアップ》、《グレイトフルデッド》
▼佐伯 優一/情報の精霊 プレイヤー:Patriot
【レジェンド/エトランゼ】 年齢:17歳/性別:男/カヴァー:高校生
日々情報収集に精を出す高校生、その実態は情報生命体が脳死した少年に取り憑いた存在。
好奇心が非常に旺盛な反面、人間としての情緒に欠けたところがある。
情報を集めることが自分の存在理由だと思っているために、やたらと広範囲な情報網を構築済み。
戦闘能力は皆無に近いが、情報収集能力はかなりのもの。
所持HA:《スーパーアクション》、《虹のむこう》、《彼方への門》
●PC3(定員1名) 推奨:積極的に参加できるキャラ
最近、近所の老人の家に、親戚の人間が暮らし始めた。
その人間を見た時に、君は驚いた。二年前、交通事故で死んだ入谷圭介に瓜二つなのだ。
その男は、別な名前を名乗る。
生前の圭介を知る近所の人間も、誰一人として『彼が圭介に似ている』と騒いだりしない。
逆に不自然なものを感じる君は、その男に注意を払って観察してみた。
そして見つけた、腕の火傷痕……それは、かつて圭介の腕にあった物と同じだった。
君は確信した。彼は入谷圭介である。
しかし何故、彼は蘇り…そして君に自分が圭介である、と名乗らないのか?
シナリオエゴ:入谷 圭介 (関係:PLの任意)
▼紫藤 幸見/死瞳姫 プレイヤー:麻那
【レジェンド/デーモン】 年齢:12歳/性別:女/カヴァー:小学生
とある事件(*『聖者原罪』リプレイ第1話参照)を切っ掛けに、旧い『死神』の血脈が覚醒してしまった少女。
元は自閉症気味だったが、事件当時の記憶を思い出したことで精神的に大きく変化を遂げた。
今の彼女は『少女らしい心』と『死神としての自我』が入り混じっているため、周囲には不思議な印象を与える。
死神としての姿は、子犬の幽霊を連れた和服美少女。紫色の瞳は、見つめたモノ全てを『死』へと導く。
所持HA:《虹のむこう》、《歪曲する真実》、《ヴォイド》
GM:では、絆の取得をお願いします。
遊王:このかさんには、絆/信頼、とします。大家さんですしね(^^)
このか:優一への絆は…好奇心で。変わった人だなぁ、と(笑)。
優一:幸見への絆は…好奇心で。
幸見:遊王くんへの絆は連帯感。今、ダイスを振って決めました(笑)。
優一:優一…変わった人って言われたよ(笑)。
遊王:確かに(笑)。
このか:変わった人だと思う(笑)。あ、変えます?
優一:いや、変えなくていいです(笑)。
このか:ですか(笑)。にしても、今日は遊王さんの信頼を裏切らないよう頑張らないと(ぉ)。
優一:大家さんですからね(笑)。
遊王:呼び方は、『管理人さん』です(笑)。
このか:素敵です(笑)。
優一:何か特別な思い入れでも?(笑)
このか:ナニモナイデスヨ?
幸見:幸見は基本的に男性は「くん」、女性は「さん」付けか呼び捨てにします。子供だけど(笑)。
このか:大人だ(笑)。
優一:優一は誰でも呼び捨てです(笑)。
幸見:稀に懐いてる相手だと、「お兄ちゃん、お姉ちゃん」と呼びますけど、普段はこんな感じで(笑)。
優一:随分違いが(一同笑)。
このか:呼ばれると怖いかも(笑)。
幸見:子供の自我と死神の自我が入り交じってる状態なので複雑なんです(笑)。
GM:では、本編に入りたいと思います。なるべくサクッと終わる話を目指していきますが…どうなる事か(笑)。なお、この話は戦闘が発生しない展開もありますゆえ、よろしくご理解ください。
■オープニングフェイズ■
●シーン1 『不審な隣人』 シーンプレイヤー:初ヶ瀬このか&佐伯優一
○アパート『きずな荘』
GM:さて、きずな荘と佐伯家は近所にあるのですが、近所でちょっと変わったことが起きています。しかも、それに気づいているのは、あなた方だけのようです。それは、近所の家に見知らぬ男が出入りしているのを目撃しているところから始まります。
このか:じゃあ、優一と今後の相談などをしてるのかな?
GM:そうですね。状況はハンドアウトに書いてあった通りですから。場所は任意で結構です。
このか:では、きずな荘の管理人室ではどうでしょう?
優一:うい、きずな荘でOKです。
このか:ちなみに遊王くんの部屋の隣(笑)。「優一さん、この事件ですけれど、困りましたねぇ」お茶を入れつつ。
遊王:隣だったんですか…わぁ(笑)。
このか:シナリオによって間取りが変わります(一同爆笑)。
幸見:便利な(笑)。
優一:「ふむ…どうも妙だ。…っと、このお茶美味しいね」座ってお茶を飲みつつ。
このか:「妙とは、どういうことでしょう?」と更にお茶を入れつつ。
優一:「同一人物だと思われる人間が、異なる家の親戚と名乗ってるんだからね。遠縁ってわけでも無いだろうに…。とりあえず、あの男の人の名前を聞いて戸籍でも調べるのが良いのかな?」
このか:「そうですね、エンジェルハートにでも行きましょうか?」
優一:「情報収集出来るところに移動するのが良いだろうね」
このか:「ですね…。ところで、お茶のお代りはいかがですか?」(笑顔)
優一:「笑顔が怖いけど、貰っておくよ」(笑)
このか:「たくさんお代りしてくださいね」と笑った辺りで終わり…かな?
GM:はい。お二人にはシナリオエゴ:謎の男と[SA:謎の男の正体を探る]を。
▼絆/エゴの変化
このか:謎の男にエゴ/探索を取得。
優一:謎の男にエゴ/探求を取得。
●シーン2 『想い出の人』 シーンプレイヤー:紫藤幸見
GM:幸見には、昔よく可愛がってくれた近所の兄さんがいます。名前は入谷圭介。その人は、二年前に事故で死んでしまいましたが。
幸見:はい。圭介さんの腕の火傷痕ですけど、幸見を火事から助けてくれたときに出来た…とか、いいでしょうか?
優一:えらいドラマティックだ(笑)。
幸見:設定で、幸見は両親を火事でなくしてるんですよ(笑)。
GM:こちらもそのつもりでした(笑)。火事で逃げ遅れた幸見を、火事場に飛び込んで助けてくれたこともあります。
このか:爽やかでかっこいいお兄さんだ(笑)。←妄想中
優一:ヤベ…かっこいい(笑)。
遊王:歯がキラキラと!(違)
幸見:で、よく似た人を見かけるんですよね? 祖父の茶飲み友達か何かの家で。
GM:そうですね。老婆と、その孫娘だけで暮らしている今井家に、若い男がやってくるところから始まります。
○今井家
GM/若い男:「…今井明憲です。この家の遠縁の者で…。よろしくお願いします」と丁寧に挨拶します。
幸見:「……圭介、お兄ちゃん…?」まさか、と思いつつも確かめに行きます。
GM:では、荷物などを片付けているその腕に、大きな火傷の跡がありますね。
幸見:「あ…(息を呑む)」
GM/明憲:「…ん? どうかしたかい」
幸見:「……いえ。何でもないんです…」聞いてみたいけど、口に出せない乙女心(笑)。
遊王:乙女心っ(笑)。
このか:乙女って(笑)。…でも12歳でしたね、幸見って。何だか、もっと幼いイメージがありました(汗)。
幸見:来年は中学生でーす。
GM:視線に気づいたのか、急いで火傷を隠します。「いや…おかしなものを見せたね。古傷だよ。気にしないでくれ」
幸見:「…あの…何処かで会ったことは…ありません、よね…?」
GM/明憲:少し、驚いた表情を浮かべますが、すぐにそれも消えます。「…いや、そんなことは、ない」
幸見:「……そう、ですよね。…ごめんなさい……あの」
GM/明憲:「俺は、まだ片づけがあるから…なんだい?」
幸見:「…また、遊びに来ても……いいですか?」上目遣いで。
遊王:上目遣い!! …生まれながらのハンターがっ(マテ
このか:遊王さんには12歳の上目遣いはハンターと感じるのですね?(笑)
優一:そうか…メモしておこう(笑)。
遊王:はわー?!
幸見:女神の如き美貌(*特徴:神の恩恵)&《美しい……》取得してます。死神だけどね(笑)。
GM/明憲:「…」何か、少し迷いがあるようですが、答えます。「ああ、いいよ」
幸見:「…それじゃあ、また…明憲さん……圭介お兄ちゃん…」
GM:では、そんなところでシナリオエゴ:入谷圭介と[SA:入谷圭介の目的を探る]を。
▼絆/エゴの変化
幸見:入谷圭介にエゴ/執着を取得。
●シーン3 『儚い笑顔』 シーンプレイヤー:百上遊王
○彩南の病室
遊王:「(こんこん)…こんにちは、彩南ちゃん。元気してた?」病室の扉を開けながら。
GM/彩南:「はい、開いてますよ。…遊王兄ちゃん、来てくれたんだ!」
遊王:「あ…今日は体調良さそうだね。今日はお土産があるんだ…(紙袋ごそごそ)」
GM/彩南:「なに? お土産って…」
遊王:「はい。病院の近くに新しく出来たお店のどら焼き。…甘いもの、駄目だっけ?」どら焼きの詰まった袋を渡しながら。
GM/彩南:「ううん、甘いもの、好きだよ。ありがとう」子供らしい笑顔を浮かべながら、どら焼きを食します。「うん、美味しい」
遊王:「よかった。何でも群馬の方では有名などら焼きなんだって。中のクリームと餡のハーモニーが…(=〜=)」その後は、一日にあった事を話したりしながら、時間を過ごす。「そう言えば、今日学校でね…」
GM:そんな話を楽しそうに聞いていた彩南の顔が、少し曇ります。「学校か…私も、また行きたいな…」
遊王:「? どうしたの(・.?」
GM/彩南:「元気になれば…また、学校に、行けるのに…」
遊王:「…そうだね。また一緒に学校に行きたいね…( ==)」1年前を思い出す。
GM/彩南:「あ、ゴメンね。うん、元気になる。おばあちゃんにだって、いつまでも心配かけていられないし」
遊王:「…生きてさえいれば…いつかは、叶う日が来るよ、うん」彩南の頭をわしゃわしゃと撫でる。
このか:…何だか死にフラグが立ってる?(笑)
幸見:ハンドアウトの時点でデフォルトだし(笑)。
GM:立てているのですよ(笑)。
優一:…少女か、はたまた遊王か。
GM:その時、病室のドアがノックされます。
遊王:「…? 誰だろ……どうぞー」
GM/男:「今井彩南の病室はここですか?」
遊王:「そうですけど…彩南ちゃん、知り合い?」振り返って聞いてみる。
GM/明憲:「ああ、俺は、彩南の親戚に当たる今井明憲と言います。ばあちゃんに頼まれて、彩南の面倒を見るように言われまして」
遊王:「親戚の方だったんですね」
GM/明憲:「はい」と頷く彼に対し、彩南は首を傾げます。「親戚?」
遊王:「僕は百上遊王と言います。昔からの知り合いで、時々遊びに来てます」
GM/明憲:「よろしく」
遊王:「よろしくお願いします」握手ぶんぶん。
GM/彩南:「…親戚? …うん、親戚。そう、明憲兄さんだ」と、自分に言い聞かせるような呟きを漏らします。
遊王:「(・.?」
GM:明憲はちょうど、彩南の足側の椅子に座ります。
遊王:「っと、長居しちゃったので…そろそろ帰らないと…」(席を立つ)
GM/明憲:「…彩南のこと、気にかけてくれてありがとう。では、ね」
GM/彩南:「またね、遊王兄ちゃん」
遊王:「……また明日ね、彩南ちゃん、今井さん」手を振って病室を出つつ。「……(なんだか、変な感じだったなぁ…??)」出た後も釈然としない遊王。
GM:では、シナリオ絆:今井彩南と[SA:今井彩南を救う]を。
幸見:…さて、幸見はどう考えても『圭介お兄ちゃん』の味方に回りそうなんだけど(笑)。
このか:このかは最悪、きずな荘の周りから消えてくれればどーでもいい(笑)。
優一:HA《虹のむこう》持ち、二人いて良かったね(邪笑)。
このか:いっ!? …今回、蘇生HAないから戦闘したくない(笑)。
優一:まあ、最悪PC同士の戦いになったら逃げるだけですし(笑)。
このか:ダイス振っての殴り合いは避けたいなぁ(笑)。
幸見:幸見も実質戦闘能力ないから闘いは避けたい(笑)。←純支援型キャラ
優一:無いでしょ、狙わない限り。
このか:うん。狙っても普通止められると思う。
遊王:パーティアタックあるのですか!?(がーん)
優一:無いでしょ(笑)。
遊王:(こそこそと逃げ腰)
このか:な・い!(笑)
優一:あ、因みに。遊王君、君が最大戦力なので逃げないよーに(笑)。
このか:うんうん(笑)。
幸見:まともに戦えるのは、この中で遊王とこのかさんくらいよ(笑)。
このか:でも前線は誰もいない(笑)。←射撃攻撃タイプ
優一:問題だ(笑)。
このか:戦闘は頑張って回避する方向で(笑)。
幸見:展開次第では戦闘無しという触れ込みだったし…ここはぜひ平和主義で(笑)。
優一:うむ、戦闘無いと優一が嬉しい(笑)。
遊王:うん。戦闘無いのが遊王も助かりますー(笑)。←経験点400も突っ込んだキャラの言うことか(笑)
▼絆/エゴの変化
遊王:今井彩南に絆/慈愛を取得。
■ミドルフェイズ■
●シーン4 『還ってきた男』 シーンプレイヤー:初ヶ瀬このか 登場難易度:自由
○喫茶店『エンジェルハート』
優一:「そういえば、ここに来るのも久しぶりだな…」扉を開けて店内へ。
このか:優一の後から部屋に入り、きょろきょろ。「優一さんはここによく来るんですか?」
優一:「たまにね…まあ情報収集にね」
GM/天衣:「いらっしゃいませ」
優一:「やあ、天衣。こんにちは」
このか:「天衣さん、相変わらず繁盛して何よりですね〜」(笑顔)
GM/天衣:「こんにちは。久しぶりね、二人とも。今日はどんな御用?」
優一:「ちょっと気になる人が居てね、その人について調べに来たんだよ」
GM:「気になる人? もしかして、“いろんな所に親戚がいる人”のことかしら?」
このか:「あら、耳が早いんですね、天衣さん」
優一:「話が早いね、教えてくれるかい?」
GM:「彼ね、“死神”よ。成り立ての、ね」
優一:「へぇ、死神…ね」脳裏に幸見を思い浮かべ。
このか:「死神ですか…、怖いですね、優一さん」ひしっと腕にしがみつき(笑)。
優一:「重いよ…別に今ここに居るわけじゃないんだから…」呆れつつ(笑)。
GM/天衣:「…少し前に死んだ人間ね。それが『死後の世界』として区切られている、どこかのドミニオンに落ちて、死神になって帰ってきた…というところね」
遊王:ちょうど良いから、ここで出てみたいですが…さて。
幸見:うーん、出ようかと思ったけど…真相はまだ知らない方が面白いかな?
遊王:…僕ももうちょっと待ってみようかな、うん。
優一:「なるほど、ところで。その彼は今は何て名乗ってるんだい?」
GM:「今井明憲。彼の今の名前よ。おそらく、その家の人間が近く亡くなるから現れたのね」
このか:「では、力の使い方を知らずに暴走しているということも…、え? 重い? 優一さん、聞き違いですか?」
優一:「聞き間違いじゃないよ…僕は力が無いんだ。離れてくれないかな?」
このか:「うぅ…、優一さんが虐めます…」よよよ、とドアの方に。「あら、誰か…?」
遊王:|・・)ノ 「こんにちはー」からんころん♪と扉のカウベル鳴らしながら。
GM/天衣:「いらっしゃい。今日は千客万来ね」
優一:「派手な音がしたね」勝手にぶつかったことにしつつ(笑)。
遊王:このかさんが扉に近づいた瞬間、開く扉(笑)。 |・・)ノ三|☆(>< )
このか:「…遊 王 さ ん ?」(笑顔)
遊王:あわ(笑)。「……ご、ごめんなさい。(汗だらだら)」
このか:がしっ! ずるずる〜。
遊王:「うわー?!」(引きずられる)
このか:「あら、お気になさらずに…、…協力してもらえれば忘れますから」と店内に遊王を設置して。
遊王:設置!?(笑)「え…ええと?(^^;」
このか:「優一さん、遊王さんが手伝ってくれるそうです…、嬉しいですね」目の端に涙を浮かべ。
優一:「遊王、ありがとう。助かるよ」
遊王:「いやまだ、何の事かさえ分かってないのですけどっ(笑)」
優一:「ところで、単純な好奇心なんだけど。その今井さんとやらの家では、誰が死にそうなんだい?」
遊王:「……今井さん?(ぴくっ)」
GM:「…彩南という娘がいるわ。その子じゃないかしら」
遊王:「…てえぇ?! Σ( ̄□ ̄;)」
優一:「なるほど、その子がターゲットなわけだね」
遊王:「ちょ、ちょっと! どういう事ですか? 何で彩南ちゃんが?!(羽衣の首をがっくんがっくん)」
GM/天衣:「落ち着いて。まずはあなたの事情を話して?」
このか:「とりあえず、どういうつもりで彩南さんの命を奪おうとしてるのかしら…」頬に手を当て。
遊王:「その…事情も何も…たまたま知り合いの話がでたから…(かくかくしかじか、とOPの話をする)」
GM/天衣:「殺すのではなく、寿命かもしれないわよ。死神は“死ぬ運命にある者”の所に現れるのだから」
遊王:「…寿命……(。。)」(どよよん)
このか:「まだ、決まったわけじゃありませんから…」と遊王の肩に手を。
優一:「つまり、僕たちは邪魔する理由がないわけだね?」
GM/天衣:「…本来なら。でも、連続しているのは気になるところだけど」
遊王:「……その死神さんとやらに、話を聞いてみないと……寿命だなんてそんな…(。。)」(どよどよ)
優一:「何かあるかもしれないわけだね? …確かに頻発してる気もするし」
GM:「そうね。例えば…“誰かが寿命を書き換えている”とか、ね」
遊王:「…そんな事が? Σ(゜◇゜)」
優一:「そんなことが可能なのかい?」
GM:「不可能なことではないわ。『鬼籍』と呼ばれる台帳の内容を書き換えることが出来れば」
遊王:「閻魔様の台帳ですっけ? …うわぁ(><)。でも、それなら…何とか出来るかも(ぐっ、と拳を握り)」元気になる。
このか:「同業さんがいらっしゃれば話も早いのですけれど…」と憂鬱そうに。
幸見:(舞台裏)同業…といっても、幸見は死神としてはイレギュラーだし(笑)。
このか:組合に加入しないで独自の路線を(笑)。
優一:「とりあえず、行ってみようか。直接話を聞いたほうが早そうだ」
遊王:「まだ病院に居るかも…行ってみます!」
優一:「立ち直り早いね…っと、天衣。色々ありがとう、またね」と手を振ってから遊王についていく。
GM:では、皆様、病院へ行ってみる、ということで?
一同:はいー。
▼絆/エゴの変化
遊王:優一に絆/連帯感(*クラスメイト)を取得。
このか:遊王に絆/同情(「道具の方が良かったですか?」byこのか)を取得。
優一:遊王に絆/連帯感(*目的地が同じ)を取得。
●シーン5 『知っている…』 シーンプレイヤー:紫藤幸見 登場難易度:自由
○病院
GM:では、幸見です。行き先は病院でしたね。
幸見:えぇ。今井さんとはお祖父ちゃん(紫藤玄蔵)を通して知り合いだし。見舞いに行ってみます。
GM:では、今井彩南の病室です。ベッドで寝る彩南。彩南の足側に、圭介と思しき男…明憲が座っています。
幸見:「…具合は、どう?」
GM/彩南:「うん…。結構、元気。来てくれたんだね、幸見ちゃん」
幸見:「うん……早く、元気になるといいね。明憲さんも…こんにちは」
GM/明憲:「こんにちわ」ちょっと、知覚で振ってみてくださいな。
幸見:(ころころ)達成値15です。
GM:高い。では、明憲は“今座っている位置から、動こうとしていない”ように見えます。ちょっと不自然なくらい、動こうとしていません。
幸見:ふ〜ん…じゃあ。「あ…ごめんなさい」と、持っていた缶コーヒーを“思わず”取り落とします。明憲さんの足下に転がるように(笑)。拾ってくれるかな?
GM:明憲は少し考えた後で、それを拾いますが、彩南の足の方からなるべく動かないように、ちょっと不自然な動きで拾って、渡してくれます。「はい、どうぞ」
幸見:「ありがとう…ございました」受け取ろうと近づいて…足を滑らせます(爆)。「きゃっ…」明憲さんに向かって倒れ込む(笑)。
遊王:おいしいっ(笑)。
優一:黒いぞ、何か(笑)。
このか:ドジッ娘演じてる(笑)。
幸見:全て計算ずくの少女、幸見(一同爆笑)。
優一:怖い、怖い(笑)。
このか:イヤな小学生…(笑)。
優一:死神になる前は普通っぽかったのにぃ(笑)。
GM/明憲:「…大丈夫、かい?」
幸見:「あ…あの…ありがとう…」受け止めてくれたのかな? 子供じゃなければ動かせてたかと思うけど(笑)。
GM/明憲:「…気をつけたほうがいい。昔から、すぐ転ぶんだからなあ」受け止めてくれますが。
幸見:「……昔って…この前初めて会ったばかりでしょう?」じっと瞳を見つめる。
GM/明憲(?):「…そう、だね…」
幸見:「……圭介、お兄ちゃん…?」彼にだけ聞こえるように囁く。
GM/圭介:「…俺が、誰だか判るのか…幸見」
優一:口滑らせた…ちょっとオマヌケ(笑)。
遊王:圭介さん、いい人だ(笑)。
幸見:…てか、彩南ちゃんの目の前で凄い攻防してるような気がする(笑)。
GM:確かに(笑)。
幸見:「やっぱり…お兄ちゃんだ…」でも気にせず、ぎゅーっと抱きついてみたり(笑)。
遊王:・_)b
GM/圭介:「…大きくなったな」抱きつかれながら、ぽんぽんと幸見の後頭部を優しく手のひらで。
優一:…うむ、困った。良い人だ…。
幸見:「…うん…」そっと彼から離れます。さすがにこれ以上は彩南が怪しみそう。
GM/圭介:「…少し、場所を変えて話そうか。少しの、間だが」
幸見:「うん…じゃあ、また来るね、彩南ちゃん。……明憲さんも、また…」病室を出ます。
遊王:やはり、ここで登場するべきかな?
このか:私達が出ていったら、揉め事が起こせますね(笑)。まぁ、出るべきかと(笑)。
遊王:|・・)ノ 「こんばんはー」(と、おもむろに開く扉)
GM:では、そんな状況ですね(笑)。
幸見:では、すれ違い〜ということで?(笑)
優一:寂しい(笑)。
遊王:すれ違うですか!? Σ( ̄□ ̄;)
幸見:だって、もうこれから病室を出ようって時に来るんだもの(笑)。
GM:幸見が退場すると、シーンが移りますが、それでいいですか?
幸見:シーンプレイヤーは私だから、退場するとシーンが終わるの(笑)。
遊王:では、さっきの遊王の発言きゃんせるっ! (><)ノ
GM:次のシーンにします?
遊王:はいな。
幸見:えーと、圭介さんの話は、また後のシーンで聞けるんですね?
GM:そうですね。圭介と幸見の話は、後で作ります。
幸見:了解。次のシーンどうぞ。
▼絆/エゴの変化
幸見:今回はなし。
●シーン6 『再会』 シーンプレイヤー:紫藤幸見 登場難易度:自由
GM:では、引き続き幸見のシーンです。病室を出て、病院内の食堂等…ちょっと話の出来る場所、ということで。
幸見:屋上で二人きり、なんてのもありかなーと。
GM:じゃあ、そっちで(笑)。
遊王:このシーンで、登場だけはしておくか…って、屋上っ!?(一同爆笑)
優一:「遊王…君、明らかに道間違ってないかい? 変な所出ちゃったよ?」というのを考えた(笑)。「ここの何処が病室だい?」って(笑)。
遊王:それですっ!(一同大爆笑)
優一:本気かっ?!(爆笑)
*以下、どうやってシーンに参加するかで延々と話し合い…というかギャグ演出のオンパレードになるが、尺の都合により割愛(笑)。
○病院の屋上
GM/圭介:「…まさか、また会えるとは思わなかったよ」
幸見:「…私も。だけど…生き返ったわけじゃ、ない…よね…」
GM/圭介:「…ああ。俺は、もう死んでいる」
幸見:「……うん。お葬式にも、出たもの…あの時の気持ち…ずっと忘れない」
GM/圭介:「すまない…と言えばいいのか、それともありがとうと言えばいいのか、判らないなあ…。でも、俺が誰だか判るってことは、幸見…“お前も”なのか?」
幸見:「…うん。今の私は……死神。この世界のエゴが生んだ……ね」瞳が紫色に輝き、世界が一瞬昏くなる。
GM/圭介:「死神、か…俺も、死んで…死後の世界って奴を彷徨っていた時に、『死神』を名乗る男に会ったよ。そいつに、死神にしてもらった」
幸見:「…人を死神に変えたの? ……それは、何者?」
GM/圭介:「朝衛門と名乗る、時代がかった男だった。何でも…一度死んだ者は、その先をどうするか決めなくてはならない、と。その男は、俺に『死神になって、現世に戻れ』と言った。…それが、俺がここにいる原因だよ」
幸見:…そういう話は、他にもあるものなんでしょうか?
GM:〈情報:魔物〉で判定してください。
幸見:(ころころ)情報屋込みで、達成値16。
GM:あまり聞かない話ですね。死神が死人を使うという話は。
幸見:「…変な話ね? 少なくとも私は、『死神が新たな死神を作る』なんて話、聞いたことない…。(暫し考えて)……その男、今でも会えるの?」
GM/圭介:「俺は朝衛門の持つ鬼籍に載った人間を、寿命が尽きる時に、死後の世界に連れて行くのが役目だが…月に一度くらい、朝衛門の方から接触してくる」
優一:(舞台裏)さて、冗談抜きでそろそろ出ないと話に乗り遅れますね。
遊王:(同じく舞台裏)そうなんですけどね…屋上は計算外でしただよ(笑)。屋上に出ようと思うと…無数のギャグ登場シーンしか思いつかず。(><)
このか:(舞台裏)「死神は許しませんっ!! ばばーん!!」とか言って登場してみては?(ぉ)
幸見:…私を敵に回す?(微笑)
このか:がたがた(笑)。
遊王:それもギャグなのではー(笑)。
優一:…無理だ、出れない。 orz 頑張れ幸見…(傍観姿勢)。
遊王:素直に、「…ここにいましたか、今井さん。探しましたよ?」と、彩南に聞いてやってきた事にするのが、無難ですかね? 無駄なシーンも端折れるし。
優一:ただ、話の流れとして出れない(笑)。
このか:ていうか、そろそろシーン終わりそう?(ぁ)
遊王:終わるとまた接触機会を失うっ(笑)。
幸見:一つ、考えがあります。任せて。
他三人:分かりました、任せますー。
幸見:「…死神ごとに、鬼籍ってあるものなんだ……今度その死神に会えるのは、いつ?」
GM/圭介:「…彩南を、向こうに連れて行く時に、会うことになっている。あと、一週間ほどだ」
幸見:「…判ったわ。頼れそうな心当たりがあるから、相談してみる…」階段へ向かう途中、振り向いて「……圭介お兄ちゃん?」
GM/圭介:「…なんだ?」
幸見:「…お兄ちゃんは、彩南を殺したく…ない?」
GM/圭介:「…人間は、いつか死んでしまうんだよな…。俺は、この仕事を『結局誰かがやらなきゃならない役目』だと思っている…」その後で頭を掻いて。「でも、ああいう子を連れて行くのは…辛いよな…」
幸見:「…うん、そうだね…。でも……」少し微笑んで。「…圭介お兄ちゃんが昔のままで、少しホッとした…」そのまま屋上から出ます。
GM/圭介:「…幸見…」
幸見:そして、扉を後ろ手に閉めてから……おもむろに。「――――盗み聞きなんて趣味が悪いのね」と、階段下に隠れてる人に声をかける(笑)。
遊王:「あはは…立ち聞きしてたの…バレてました?(^^;)」
GM:いた(笑)。
遊王:ホールドアップして出てきます。
優一:「防音がなってないね」階段下どころか開けた所に居ます(笑)。
このか:「遊王さん、そんな聞き耳まで…」悲壮そうな表情を作って。
遊王:「…って、管理人さんも一緒に耳をそばだててたのにっ?! Σ( ̄□ ̄;)」
このか:「ああ、ぶつけられた頭が割れるように痛いです…」よよよ(←嘘泣き)
遊王:「あぅ…それを言われると…(==;」
優一:「やあ、幸見。君も関わってたとはね」片手挙げて挨拶。
幸見:「…お久しぶり、優一くん。この前はお世話になりました(*聖者原罪リプレイ、第一話『死神の瞳』を参照)」にっこりと笑う。圭介さんに向けるのとは別の笑顔で(笑)。
優一:「営業用?」半眼で(笑)。
幸見:「…話は聞こえたよね? 調べたいことが、色々あるんだけど…」
優一:「良いよ、気になることも多々ある」
遊王:「朝衛門さんでしたっけ?」
このか:「それはそれとして、行きましょうか、幸見…さん?」
幸見:「…初めまして、かしら? 管理人のお姉さん…」では、下へ降りてから情報収集に行きましょう。
優一:「朝衛門とやら…鬼籍を持っている事といい…随分怪しいね」
遊王:「見つけられれば…良いのですけど…(ため息)」
幸見:「…優一くんがいるもの。大丈夫でしょう?」くすくすと笑う。
優一:「あまり期待しすぎないでくれ」肩をすくめ。
遊王:「優一…頼りにしてるからね?(瞳きらきらしながら手を組んで)」
優一:「遊王。君、変なものでも食べたかい?」
遊王:「…相変わらず、優一のスルーっぷりは寂しいなぁ…(苦笑)」
このか:「優一さん…ぜひ、きずな荘に欲しいですね…」前を歩きつつぼそりと。
優一:いや、元々近所に住んでるから(笑)。
このか:住んでもらわないと監視カメラとかが…(笑)。
遊王:監視カメラっ?! Σ( ̄□ ̄;)
優一:危ないなぁ本当に(笑)。
このか:〈知覚〉25で発見できます(ぇ)。
優一:そういえばさっき、部屋に『遊王記録ビデオ』ってのがあった気が(ぇ)。
遊王:なんだってー!?(笑)
GM:では、情報収集、というわけで。次のシーンへ行きます。
▼絆/エゴの変化
優一:朝衛門に絆/探求を取得。
幸見:入谷圭介へのエゴを絆/純愛に変更。
●シーン7 『死神も嘘を吐く』 シーンプレイヤー:佐伯優一 登場難易度:自由
○病院のロビー
GM:では皆様。情報交換をしたとして、何を調べますかな?
このか:鬼籍について…かな?
優一:朝衛門についてですね。
幸見:まずは朝衛門という死神と、彼が持つ鬼籍について。人を寿命より早く死なせて、どんなメリットがあるのか。
優一:ですねぃ。
遊王:頼みますっ!
幸見:…まぁ、何となく想像付く気もするけど。
GM:では、朝衛門から行きますか。〈情報:魔物〉で。
このか:がんばれ、優一ー!!
幸見:情報屋込みで…(ころころ)駄目、低い。達成値11。
優一:情報屋込みで、(ころころ)達成値25。
幸見:全部出たかな(笑)。
GM:では、包み隠さず全部わかります(笑)。
優一:良かった(笑)。
このか:おー(笑)。
遊王:ぐっじょぶ! d(>_<)
朝衛門は、死神である。だが、ドミネーターになろうとして、自分の力を強めるために人間の魂を集めだした。
しかし事態は発覚。私欲により魂を狩り集めた咎で、死神の王たる存在に力の全てを封じられた。
今では何をする力もなく、ただ彷徨うだけの存在であるが…実は逃げる際に、自分の管理していた鬼籍を奪っている。
それを持って、死人たちに『役目』と吹き込み、人間の魂を集めさせて返り咲こうと企てているらしい。
GM:そんなところですか。
優一:「…だってさ。悪いやつ、って所だね」端末開きながら。
遊王:「…うん。少しほっとした」
幸見:「――――そして、力をなくした自分の代わりを圭介お兄ちゃんにさせているのね……許さない」(冷ややかに微笑む)
遊王:「あ……朝衛門が居なくなると…今井さんの存在も…」
このか:「あら…、どうしましょう…」と言いつつ薙刀を持ち出し。
幸見:…困った。平和主義、無理そう(笑)。
優一:どうやって今井さん(仮)とやらを死神にしたんでしょう? 何とか他の死神と渡りを付けられれば、勝手に退治してくれる気も…。
GM:そういう手もあります。なんにせよ力はないので、一撃で倒せます(笑)。
このか:鬼籍って破壊したらどうなるのだろう?
GM:さて、鬼籍ですが。これは〈知識〉か、〈情報:魔物〉で。
幸見:情報屋込みで、(ころころ)14。
優一:趣向を変えて知識で(ころころ)22。
このか:〈情報:魔物〉で(ころころ)13。
GM:高いなあ…(笑)。では、鬼籍について。
鬼籍とは、死神が持つ『その地域の人間の寿命』を記載した台帳である。
書き換えることによって、寿命を短くも長くも出来る。だが、その効力は『一人につき一度』のみ。
つまり、一度書き換えられた情報は元に戻せない。
遊王:あらら(笑)。
優一:…この地域の死神、メッチャ困ってそう(笑)。
このか:というか警察相当の物はないのか(笑)。
優一:つまり、どう足掻いても少女は死ぬと。
遊王:でも、圭介さんは助けられるかもしれないですねー。
このか:朝衛門は魂を力に転化できるみたいだし、何とかできるかも?
幸見:一度寿命を書き換えられたら、もう戻せない? …HA《歪曲する真実》を使っても?
GM:HAを使えないとは言いません。が、他にも方法はあります。
幸見:その方法は?
GM:死神は、憑いた人間の足元に座ります。それが時間の経過と共に移動して、最後は頭側に座ります。そうなると、もう助かりません。が、死神をもう一度、足側に座らせることが出来れば、その人間は末永く息災でいられる…と聞きます。
幸見:なるほど、それで圭介さんが動かなかったのね。
優一:つまり、力ずくで移動させろと?(笑)
このか:力ずくで動かせるの?(笑)
GM:力づくで移動…は無理です。あくまで“死神自身がそう動く”ように仕向けなければなりません。
幸見:説得とかでもいいの?
GM:それでも可能です。
優一:「と、いうことで。今井さん(仮)に事情を説明して協力してもらうのが早そうだね」
遊王:「…('-')(,_,)」
幸見:「でも…そんな簡単にいくかしら?」
優一:「君の『お兄さん』とやらは、そうゆう人間なのかな?」(薄く笑いながら)
幸見:「…逆よ。説得してすむものなら、簡単に聞いてくれそうだから言ってるの」
GM:方法について、それではもう一度振っていただきましょう。〈情報:魔物〉で。
優一:「なるほど…あ、待って。先がある」情報屋込みで、(ころころ)24です。
幸見:(ころころ)こっちは情報屋込みでも12。出目悪いなぁ。
GM:なんだか、隠しておく意味のない達成値だなあ(笑)。
幸見:優一くんが出たら、大体こうなります(笑)。
優一:まあ、それだけのキャラですし(笑)。
GM:さて、死神を首尾よく移動させた場合、人間は助かります。
幸見:代わりに、死神が滅びる…とか?
GM:件の死神はどうなるか、というと…『死神の法に照らされ、何らかの罰を受ける』と伝えられています。
幸見:「…それ、正規の死神じゃない場合は、どうなるのかしら?」
優一:罰の内容は調べられますか?
GM:よく聞くのは、いわゆる『地獄』というドミニオンに送られ、罪人として刑期を送るというものです。正規の死神ではない場合も同じです。『死神ではない者が、人の生き死にに関わった』として罰せられるでしょう。
幸見:「…私は、彩南よりも圭介お兄ちゃんの方が大事。…だけど……お兄ちゃんは…真相を知ったら、彩南を助けようとするでしょうね…」
このか:「つまり…、生き死にに関わったことがバレなければいいんですか?」(笑顔)
遊王:「…話に行ってみましょうか。今まで優一が話してくれた事だけなら、未来は明るい気がするし(^^)」
幸見:「……そうね…」明らかに気は進まない様子で。
遊王:「朝衛門も探さなくてはいけない気もするけど…優一ならそれもすぐだよね(^^)」
優一:「あまり明るい気もしないけど…動いた死神はどうも地獄送りになるらしいよ?」
遊王:「…でも、ばれなければ良いんじゃ?」
このか:「助けることが自らの魂を救うことにもなるかもしれませんよ…?」
遊王:「とりあえず行こうよ。善は急げって言うしさ」
このか:「そうですね、急ぎましょう」
優一:「う〜ん…鬼籍を持って帰ってもらって、死神の王に情状酌量を求めてみるとか?」
遊王:「あ、それも良いね。さすが優一っ! d(^^)」では…今井さんを探しに向かいます。
このか:「不祥事をこっちで始末つけている形ですからね」
優一:「そうだね、とりあえず事情は話したほうが良いだろう」端末畳んで立ち上がります。
幸見:…まぁ、いざとなれば朝衛門に全部肩代わりさせる気満々なんだけど(笑)。
GM:では、もう一度、病室に戻ることになりますね。
▼絆/エゴの変化
遊王:優一への絆/連帯感を絆/尊敬に変更、朝衛門へのエゴ/不信感を取得。
このか:謎の男→圭介のエゴを絆/許容に変更。
優一:謎の男→圭介のエゴを絆/信頼に変更。
幸見:朝衛門にエゴ/消滅を取得。
●シーン8 『死相』 シーンプレイヤー:百上遊王 登場難易度:自由
○病室
GM:では、病室。全員登場してると思いますが、一応シーンプレイヤーは遊王です。
遊王:(こんこん…がちゃり)「…お邪魔、するね?」(扉を開けて入っていく)
GM:今は、どうやら死神・入谷圭介の姿はないようです。椅子は、足元から微妙に移動していますね。
幸見:椅子の位置を戻しておこうかな。無駄だろうけど(笑)。
遊王:「彩南ちゃんは…寝てるのか…。今井さん…出かけてるみたいですね。どこに行ったんだろう…?」
GM/彩南:「あ…遊王兄ちゃん…」目を覚ましたようですね。
遊王:「あ…。ごめん、起こしちゃったかな…」
GM/彩南:「ううん…ありがとう。なんだか、ちょっと…遊王兄ちゃんの顔が、見たかったから…」そういう息が、荒いですね。
遊王:(表情暗く)「……無理しちゃ駄目だよ、彩南ちゃん。調子悪いみたいだし…今日はもう、寝よう? …今井さん、今居ないんだね。トイレかな?」
GM/彩南:「…明憲さん、ちょっと出掛けるって。明憲さん言ってたんだよ。遊王兄ちゃんが、昔の自分みたいだって…自分に似ているって…言っていた」
幸見:「(…そうかしら?)」内心で首を傾げる(笑)。
優一:「………どれだけ努力したらああなるんだろうね?」失礼な事を堂々と(笑)。
このか:「……(にこにこ)」(笑)
遊王:「…あはは、明憲さんの過去を知らないから…褒められてるのか貶されてるのか分からないな(苦笑)」
幸見:嗚呼、なんて友達甲斐のない仲間たち(笑)。
優一:いや、ここはこういうセリフの場面かと(笑)。
このか:わ、私には『笑って見守る友情』がっ(笑)。
遊王:わーんっ!?(笑)
GM:ちなみに、似ているのは『圭介&幸見と遊王&彩南の関係について』です(笑)。蛇足ながら。
一同:確かに(笑)。
GM/彩南:「昔、バイクで遠くに行った話、聞かせてくれたんだ…。私も、元気になったら、遊王兄ちゃんと遠くへ遊びに行きたいって…」
遊王:「……そうだね、日本海を見に行こうか、元気になったら」
GM/彩南:「…ちょっと、疲れちゃった…ゴメンね…」そう言って、少し苦しそうにしながらも微笑むと、眠りに就きます。
遊王:「……お休み、彩南ちゃん。……(頑張らないと)」決意の表情で病室を去る。
このか:「…遊王さん、(話しかけて、やめて独り言を)……素敵な顔をするようになりましたね」…でも遊王さん、フラグがガンガン立ってますね(笑)。
遊王:そうかなぁ…余り大きな旗は立てられてないような…。
このか:いや、死にフラグ(きっぱり)。
遊王:Σ( ̄□ ̄;)
幸見:死にフラグだよねー(笑)。
優一:死にだなぁ(笑)。
このか:治ったら日本海見に行こうね…とか(笑)。
遊王:あはは(笑)。
GM:死にフラグ立てますよー(笑)。
幸見:昼メロだったら確実に死ねる(笑)。
優一:しかも、日本なのに何故か拳銃で撃たれて(笑)。
GM:さて、ここにはどうも圭介はいないようですが、戻ってくるのを待ちますか? それとも、どうしますか?
幸見:探しに行きます。
優一:探します。
このか:探しにいかないと何されるか(笑)。←“誰に”でしょう?(笑顔)
遊王:「でも…どこに行っちゃたんでしょうね? 優一、いつもみたいにさくさくっと、分からない?」
GM:捜す宣言の方々。圭介の絆は持っているでしょうか? 別名でも構いません。
幸見:純愛で持ってまーす。
優一:謎男の絆があります(笑)。
このか:同じく謎男がー。絆/許容で。
遊王:絆/信頼で持っています。
GM:では、持っている皆様。次のシーンの登場判定代わりに、その絆で判定してください。目標値20。ファンブルもクリティカルもアリとします。
このか:高っ!?(笑)
遊王:あははは……了解っ(遠い瞳)。
幸見:失敗したら、単に出られないだけ?
GM:はい。基本的には、単に出られないだけです。
優一:絆で判定とは?
遊王:判定基準値は…人間性…かな??
GM:人間性+2d6です。絆判定と同じ方法で、という意味です。
このか:これには同行者ルールなどは無いのですよね。
優一:同行者だと全員出ちゃう(笑)。
幸見:同行者ルールはシーンプレイヤーがいないと使えないから。
GM:そうですね。
このか:あらら、了解です。
遊王:判定してみていいのかな?
GM:どうぞ。
遊王:てやっ!(そして一斉にダイスを振るPLたち)
幸見:…何とか成功。人間性、初期値(13)だから結構厳しかったけどね……愛の力だわ(笑)。
このか:純愛ぱわー(笑)。
優一:何だかんだで、全員成功ですな(笑)。
GM:おお、全員成功だ!? では、次のシーンへ行きましょう。
このか:けっこう凄いかも(笑)。
遊王:ヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノ ←喜びの踊り…らしい(笑)
▼絆/エゴの変化
このか:遊王への絆/同情を絆/献身に変更。
優一:このかへの絆/連帯感を取得。
このか:優一さんが私に連帯感…もう腕に縋りついても振り払われない?(一同爆笑)
優一:あれは本気で、優一としては重かったから(笑)。好きとかキライに関係なく、ああいう態度をとります(笑)。
遊王:ダイエットをしないとっ!(マテ)
このか:からくり人形がどうやってダイエットを!?(笑)
遊王:(ミニ四駆風に)歯車やシャーシに穴を開けて軽量化とか(笑)。
優一:け…ケズル?(笑)
このか:怖っ!?
幸見:そして転んだだけでポキリと折れる、脆いからくり人形になる(笑)。…骨粗鬆症のようだ(ぉ)
遊王:確かに骨粗鬆症みたいですね(笑)。
このか:…(涙)。
優一:戦闘できんなぁ(笑)。
●シーン9 『死神惨歌』 シーンプレイヤー:紫藤幸見 登場難易度:自由
○病院屋上
GM:ここにいるのは圭介と、もう一人は和装の男…朝衛門です。まるで幽霊のように存在が希薄です。
遊王:「…………」(夜風に吹かれながら、登場)←でもスルーされる遊王。ほろり。
GM/朝衛門:「…嫌になった、というのか?」
GM/圭介:「…この仕事は誰かがやらなければならない、とは思っている。…でも、俺は幸見に会ってしまったんだ。あの子と、少年を見ていると…なあ」
GM/朝衛門:「莫迦め。今更、降りられるわけもなかろうが」
幸見:「…本当に、そう思ってるの? ルール違反の“元・死神”さん…」給水タンクの影から登場(笑)。
GM/朝衛門:「…ぬ!? 何奴?」
幸見:「…こんにちは。私は幸見……『死瞳姫』と呼ぶ人もいるわ…」
遊王:「…僕はスルーされてたのに…格好いい登場するなぁ…」_| ̄|○|||
優一:「ひとつ、人の世の生き血を啜り」
このか:「ふたつ、不埒な悪行三昧」
優一:「…まあ、冗談だけどね」と言いつつ屋上の給水塔に座って登場(笑)。
このか:「…とりあえずロックオンしてますから、動かないでくださいね?」薙刀の刀身から赤いレーザー光(のようなもの)が朝衛門の額に。
遊王:「…止めましょうよ? もう無理なのは…分かっているでしょう?」
GM:「…ぐう…半魔どもか…」
幸見:(くすくすと笑いながら)「魔物にさえ見捨てられた哀れな成り損ないさんに、言われたくないわね…」
遊王:「幸見さんの本性が…(’’;」
優一:「そこの今井さん(仮)に情報を教えに来たんだけど…どうも君を探す手間まで省けたようだね」
GM:「ちぃ…まさか、こんな奴らが関わっていたとはな…ぬかったわ」
幸見:で、圭介さんと朝衛門の間に割り込む位置に移動します。
GM/圭介:「幸見…どうして…」
幸見:圭介さんの顔は敢えて見ないまま、言います。「…お兄ちゃんは、騙されてるの。本当は、言うことを聞く必要なんて、なかったのよ…」
このか:「後は遊王さんと幸見さんに任せましょう」と優一の側に。
遊王:「任されるんですかっ?!Σ( ̄□ ̄;)」
優一:「元々そのつもりだよ。でしゃばる気は無いさ」肩を竦めつつ。
GM/圭介:「…騙されていた、だって?」
幸見:「彼はルール違反を犯して力を剥奪された、元・死神。お兄ちゃんを死神に変える権限なんて、初めから持っていないの」
GM/圭介:「…」
幸見:「それをしたのは…人間の魂を狩り集めて、昔の力を取り戻したかったから」
GM/朝衛門:「…ふん、そうかそうか。お前は、その男と懇意にしていた者か」
幸見:「…だから、私はここに来たの。『世界の理に反するモノ』を消し去るのが、『世界によって生み出された死神』である、私の役目だから…」冷たい瞳で朝衛門を見据える。
GM/朝衛門:「…まあ、待て。儂がなぜ、その男に仮初めながら肉体を与え、その魂を現世に返せたか、聴きたくはないか?」
幸見:「……話したいのなら、聞いてあげるわ」(冷ややかな声)
遊王:「………」
優一:「…」興味深げに聞き耳立ててる。
このか:「時間稼ぎだったりしたら、即、撃ちますからね?」(笑顔)
優一:「撃つのは鬼籍の場所を聞いてからね? 探すの面倒そうだから」
GM/朝衛門:「その男、二年前に儂が殺した男よ。その際、魂と肉体を切り離してな。儂の肉体として、そいつの肉体を使わせてもらった。必要な時だけ、その男に肉体を返してな。つまりは…こういうことだ」朝衛門がふ、と消えると、朝衛門の位置に圭介の霊体が現れます。
幸見:…入れ替わった!?
遊王:「………くぅ…(><)」
GM:そして、圭介が口元を吊り上げて笑います。
優一:「軽い一発芸ってやつだね」頷きながら(何)。
このか:「私としたことが…!!」トリガーに指をかけつつ。
GM/朝衛門:「儂が取り戻した唯一の力だが…この肉体、貴様には滅ぼせまい」(にたり)
幸見:…(沈黙)…本気で怒った。「――――いい度胸ね……魂の欠片も残さずに、消し去ってあげる…」瞳が紫に輝く。「私が何者か、名乗ったはずよ。…あなたの“魂だけを滅ぼす”くらい、出来ないとでも思っているの…?」
GM/朝衛門:「ぬう…!?」
遊王:「出来るんだ!? Σ(゜◇゜)」←朝衛門より驚く遊王
幸見:攻撃手段、〈闇〉属性だから。物理的に傷つけずダメージを与えることも可能!(一同爆笑)
優一:無茶理論キター(笑)。
遊王:微妙な理由だっ(笑)。でも、そういう無茶理論、嫌いじゃない(笑)。
GM:まあ、良しとしましょう。ノリで(笑)。
このか:うわ(笑)。
優一:いいのか(笑)。
幸見:無茶じゃないわ。ルルブp172を見なさい(笑)。
GM:おお?!
幸見:『闇:幻影や精神に対するダメージ』ときっぱり明記してある(笑)。
遊王:じゃあ、遊王の光は浄化の光でっ! d(><)(ぉぃ
このか:私のビームに追加機能が!(笑)←〈闇〉属性攻撃持ち
優一:…って事は、〈闇〉属性って『純粋なフルメタル(ロボット)』には効かないの?(笑)
遊王:そこ、ややこしくなる事は考えちゃ駄目だー(笑)。
幸見:…単なる魂のない人形には、効果ないかも(笑)。
遊王:ルール処理的には、効くのでしょうけど(笑)。
GM:鉄人28号本体は傷つけられないんだなあ…(笑)。
幸見:だから操縦者を狙うのよ(笑)。
優一:鉄人を無視して少年を狙うしかない(笑)。
遊王:重力だって、闇の範疇ですし…全ては、イマジネーションっ(笑)。
このか:「時間稼ぎだったら撃つ、と言いましたよ?」刀身から放たれた赤い閃光が、朝衛門の肩をかすめる。
GM/朝衛門:「ぬぐあっ! ば、馬鹿な…」
幸見:「さようなら。後悔も出来ないように消してあげる、お馬鹿さん…」死の瞳で朝衛門の魂を射抜く。
優一:「あ、ちょっと待って」と言って給水塔から飛び降りツカツカと朝衛門に近づき。「とりあえず、鬼籍の在り処だけでも聞かないと」と言いながら今井朝衛門(仮)の頭掴んで、《ナーブジャック》使用。良いですか?
GM:どうぞ。
このか:朝衛門はエキストラ?
GM:一応、能力だけは決めてあります。こういう時のために。
優一:(ころころ)達成値は8…。エゴ:情報を固定で罪1点、HA《スーパーアクション》使用します。で、そちら自動的にファンブルです。
GM:はい。それでは、優一には判ります。鬼籍は、圭介の墓のある寺に隠してありますね。
優一:「ふむ…ありがとう、もう良いよ」と手を離して少し下がります。
幸見:「ありがとう。正直、鬼籍はどうでもよかったけど……これで、不安要素は完全に消えたわね?」朝衛門に微笑みかける。
遊王:「鬼籍はどうでもって…良くない、良くないっ!?」(><;)
幸見:「――――それじゃ……さ よ う な ら」演出で《不和の芽》+HA《虹のむこう》!
GM/朝衛門:「待て…待て待て待てぇっ…!」そう叫びながら、朝衛門は消えていきます。
幸見:「…心配しないで? 圭介お兄ちゃんに負わせた罪も、そっくり貴方に被せてあげるから…」HA《歪曲する真実》(笑)。これで、彩南を助けても問題なし!(えっへん)
GM:おおう。
遊王:「……せめて…生まれ変わる事があるのなら…次は、優しい死神に…(目を閉じて、祈る)…さすがに、そんな事は無いか…」(溜息)
このか:「さ…、遊王さん、次は貴方の大切な人を助けにいく番ですよ?」肩にそっと手を置いて。
遊王:「管理人さん……はい!」
このか:「(…洗脳完了ですね)」口元に手を当ててほくそ笑む(笑)。
遊王:「…管理人さん??」何故か悪寒が(笑)。
GM/圭介:「…百上君、それに幸見…俺は…すまない」
幸見:「お兄ちゃんのせいじゃ、ないもの…気にしないで…」
優一:「とりあえず、そこの今井さん(仮)に詳しく説明するのが先だね」指差し。
遊王:「でも…鬼籍ってどこにあるんだろう…? (==;」
優一:「取り合えず、鬼籍は僕が取ってこよう。念のため、このかも付いて来てくれないか?」
このか:「ええ、優一さんについていきますよ」
優一:「じゃあ説明その他は君たちの仕事だ、頑張って」と遊王と幸見に言ってから鬼籍を取りに行きます。
GM:では、鬼籍を取りに行った組と、それ以外とが、次のシーンで病室で合流という形でいいですか?
幸見:鬼籍を取りに行くシーンは省略して、病室のシーンになるんですね。了解です。
遊王:「…あ! 僕も行きます……二人の邪魔しちゃ、悪いし」
優一:「君は彩南の事があるだろう? それに、二人で十分だよ」手で制してから退場。
このか:「遊王さんは彩南さんと…うふふ(笑)。」退場〜。
遊王:「か…管理人さんの笑いが……(汗)」
幸見:というわけで圭介さんに、かくかくしかじか(事情説明)。
GM:「ああ…俺には、しなければならないことがあるんだな…。わかった。救おう、あの子を」
幸見:あ、ちなみにさっき宣言した《歪曲する真実》は、彩南を救うことも含めて朝衛門に押しつけてますので(笑)。
GM:ふふ、わかっております。ふふ(笑)。←何か企んでる笑顔…。
▼絆/エゴの変化
遊王:入谷圭介へ絆/信頼を取得。
■クライマックスフェイズ■
●シーン10 『冥界判官』 PC全員登場
○彩南の病室
GM:では、病室。全員集合ですね。
幸見:はい。圭介さんの傍に付き添ってます。
優一:「っと、探してきたけど…これで間違い無いね?」と鬼籍を取り出し、圭介に見せます。
GM/圭介:「…ああ。すまない」
このか:壁を背にして皆を見ています。
優一:「謝られてもね」肩を竦めつつ部屋の端に行って静かにしてます。
遊王:「……これが、鬼籍…古びた本なんですね」
GM/圭介:「では…ルールに則って、この子を助けよう」そう言うと椅子を頭の位置に移動し、腰を下ろさずに、今度は足元へ移動させ、そこに腰を下ろします。「これで、死神は退散だ。…これで、この子は救われるだろう」
――――と、圭介が言った瞬間。病室の壁中から漆黒の鎖が飛び出し、圭介の身体を縛り上げた。
幸見:「…嘘!?」
優一:お?
GM:天井から、一人の黒装束が降りてきます。どうやら死神のようですね。
遊王:「……Σ(・・)」
優一:「…おや?」《歪曲する真実》は、そんなに力は無かったか…。
幸見:いや、何か裏をかかれたような気がする。
GM/死神:「偽りで、死者の法は変えられぬ…」遅ればせながら、HA《ヴォイド》宣言です。
幸見:「…偽りじゃないわ、それが“真実”よ!」《ヴォイド》返し!
GM/死神:「我らに、嘘は通じぬ。死神の娘よ。我らにも、法有り。この男は、法によって裁かれる!」《ヴォイド》返し返し!
幸見:う。遊王に愛を2点渡す。いざとなったら《歩く影法師》をお願い。
優一:「そこの黒い人、朝衛門という元・死神を知ってるかい?」
GM/死神:「知っている。朝衛門が冥界に送られた故、今回の一件、全てが露見した」
このか:「…なら、情状酌量の余地もあるでしょう?」哀しそうな顔を作って。
優一:「なるほど。ああ、因みにこれが朝衛門の盗んだ鬼籍。これを取り返した事で、情状酌量の余地は無いかい?」
幸見:「……」キッと死神を睨み据えている。戦闘も辞さない覚悟で。
GM/死神:「…法に縛られし我らに、情を訴えるか? 確かに、この男の境遇は知っている。だが、人の生死を左右したのは確か。その罪、どうする?」
幸見:「それこそ、朝衛門の罪でしょう?」冷ややかな声で。
このか:「そもそも罪を犯さずにいられなくしたのは誰でしょう? …もう一度考えてはくれませんか?」媚びた目つきで(笑)。
遊王:「…死神さん、鬼籍をもう一度…見てみて下さい。それに従って、彼は動いただけですから…」HA《歩く影法師》で《歪曲する真実》をコピー。朝衛門によって鬼籍が書き換えられた…その真実を消してみましょう(消しゴム取り出し、ごしごしとロールバック)。
GM:では…《ヴォイド》自体はもう一発残っているのですが…ちょっと全員、〈交渉〉で振ってくれますか?
遊王:はいなっ。 (><)ノ
優一:「ふむ…君らの法には情状の余地も無いのかい? 生き死にを扱うからこそ、必要だと思うんだが…」
幸見:〈交渉〉で(ころころ)達成値17。
このか:(ころころ)…7です(笑)。銃を撃つことしかできません。 orz
遊王:(ころころ)……ファンブルです(楚々と挙手)。
優一:んじゃ〈交渉〉で…(ころころ)16、低い(笑)。
幸見:《美しい……》を使います。優一くん、振り直して。
GM:死神の〈意志〉判定値は+8。これで抵抗します。
このか:あう(汗)。
優一:それじゃ振りなおして、(ころころ)今度は23。
GM:(ころころ)…こちらは18、負けました。
優一:アブネ(笑)。
幸見:よし、危なかったけど成功(冷や汗)。振り直してもらって良かったー(笑)。
このか:うし(笑)。
GM/死神:「…法にこそ、生き死にを司るからこそ、情は必要…か」遊王の《歪曲する真実》を素通しします。
優一:「そうだよ、理詰めで考えられるなら逆に法は必要ないさ」(肩を竦め)
このか:「死神さん…!!」胸の前で手を組むポーズを作って。
遊王:「…法を守る為に、法が守るべきものの事を忘れては…本末転倒です」
GM/死神:「半魔たちよ」
優一:「何だい?」
遊王:「(・.?」
GM/死神:「この一件、私の腹に納めておく。しかし、その男の時間が既に残り少ないということは、忘れるな。一度は死んだ身…長くはこの世界に存在できぬ」
幸見:「…知ってるわ、そんなこと…」憂いの表情で呟く。
優一:「ありがとう。まぁ、それは仕方ないことさ。本人達も分かってると思うしね」
遊王:「………(’’)」
GM/死神:「…ままならぬものよ、な。それでは、私は去ろう。お前たちに死が訪れる、その日まで」
遊王:「……(。。)」(しゅん)
幸見:「……死神に、その日があるのかしらね…」皮肉な呟きで見送る。
このか:「是非、貴方ともう一度お会いしたいです…、…ふぅ、こんなところですか」
優一:「じゃあね、出来れば会いたくないけどさ」
GM:そうして死神は消えていき……鎖に囚われた圭介も放たれます。
幸見:「…お兄ちゃん、大丈夫…?」駆け寄って抱きつきます。
GM/圭介:「ああ…大丈夫だよ。ありがとう。助けられた、な…」
幸見:「うぅん…私一人じゃ、何も出来なかった、から…」ぎゅーっと抱きつく。
優一:「さて…じゃあそろそろ僕は帰るよ。用事は終ったし、邪魔しちゃ悪いからね」肩をすくめ退場。
このか:「あ…、…見ていかないんですか?」イジワルに笑いながら退場。
遊王:「………」微笑みながら、退場するです。
優一:遊王ー!! 君は出ちゃ駄目だろ、おい(笑)。
遊王:へ?
優一:少女はどうしたの?(笑)
幸見:遊王くん…ヒロインの存在、忘れてるでしょ(笑)。
このか:彩南ちゃん(笑)。
遊王:別の場面の話だと思うので…今いるのって、屋上ですよね?
優一:病室じゃないの?(笑)
幸見:病室でしょ(笑)。圭介さんが彩南を助けた直後だったじゃない(笑)。
遊王:Σ( ̄□ ̄;) ま、まぁ…仕切りなおしという事で〜(汗だらだら)←素で間違えてたらしい
GM/圭介:「…結局、俺は間抜けだったな。間抜けな、死神だよ…。幸見…そろそろ、お別れだ」
幸見:「…違うよ。お兄ちゃんは、最初から死神なんかじゃなかったの…」涙を湛えた瞳で、にっこりと微笑みます。
GM/圭介:「…また、泣かせた。やっぱり、間抜けだ」そう言って笑う。そうすると、段々と、存在が希薄になって行きます。
幸見:「…さよなら、圭介お兄ちゃん。大好きよ……」あくまで微笑んだまま見送ります。
GM/圭介:「…なあ、幸見」
幸見:「…うん…」
GM/圭介:「…幸せに、な」そう言うと、完全に消えてしまいます。
幸見:「……ありがとう……」今の表情は誰にも見せない。…想像にお任せします(ぉ)。
GM:では、エンディングに行きますが、よろしいですか?
一同:OKです。
■エンディングフェイズ■
GM:さて、ではエンディングですが…ふふ、戦う可能性のあったキャラが二人、両方とも上手いこと流れてしまったので進行早い早い(笑)。
優一:二人も戦う予定が!?
このか:戦ってたら死んでたかも(笑)。
幸見:圭介さんと最後の死神でしょうね。圭介さんはともかく、死神とは闘う覚悟してた。
優一:ふ…『戦闘を回避できる』と聞かされれば全力で回避に向かいますよ。戦闘あると死ぬし(笑)。
遊王:(こくこくと頷き)
このか:生きかえれないしね(笑)。
幸見:今回みたいに戦闘向きじゃないキャラばかりの時点で、極力戦闘回避する…つもりだったけど。実際にやってみたら「覚悟完了!」みたいなシチュエーションの連続だったなー(笑)。
●シーン11 『いつも通りの日々』 初ヶ瀬このか&佐伯優一ED
○喫茶店『エンジェルハート』
GM/天衣:「…はい。これはお店からのサービス」二人の前にお茶を出してくれます。事件も終わって、午後の優雅なひと時という感じですか。
このか:「まぁ、何はともあれ解決したのは喜ぶべきことです」お茶を飲みながら。
優一:「暇だ…何か面白いこと無いかな…っと、ありがとう」受け取り。
GM/天衣:「面白いこと…そうだ、まだ情報料をもらっていなかったわね?」
優一:「ああ、そうだね。あの時は役に立った、ありがとう。…で、何が欲しいんだい?」気の抜けた目を向け。
このか:「差し上げられるようなものなんて…」
GM/天衣:「そうだ、優一君。暇なら、このかさんに払ってもらう報酬の内容でも決めてもらおうかしら? 優一君が払う分の、ね」
優一:「結構、君も適当だね…。あんまり凄いものを言われても困るけど、良いんじゃないかな」
GM/天衣:「ふふ。その代わりに、このかさんが払う分は、優一君が決めていいわ」
このか:「そんな、優一さん…」涙を拭き。
優一:「ああ、それは辞退させて貰うよ。そういうのを決めるような柄じゃないさ…。等価程度の物を適当に、君が決めてくれると良い」
このか:「では、そういうことで」笑顔で席を立ち。
優一:「帰るのかい?」
GM/天衣:「そう? もっとゆっくりしていけば? そろそろスコーンも焼けるのに」
このか:「あら、残念…。…でも、遊王さんが帰ってくる前に(盗聴)テープを回収しないといけませんから…」
GM:ぶ!(笑)
このか:と言ってドアをカランコロンと鳴らし退場ー(笑)。
優一:「…そういえば部屋に随分テープが散乱してたな」オープニングの部屋を思い出しつつ(笑)。
幸見:黒いなー(笑)。
このか:事件のショックで変なことしないか見守ってるんです(笑顔)
優一:怖い(笑)。
遊王:テープっ(爆笑)。遊王の恥ずかしい姿が…(*ノノ)
幸見:なんてステキな管理人さん…。…お近づきになりたくない(ぁ)。
遊王:女の子を連れて帰れませんね(笑)。
このか:次の日とか、にこにこしてますよ(笑)。
遊王:DQ宿屋のオヤジ風に(><)
このか:『きのうは おたのしみ て゛したね?』(一同爆笑)
GM/天衣:「…きずな荘の人も、大変ね」笑顔ですが(笑)。
優一:「家賃が安いらしいから良いんじゃないかな…別に」肩を竦め。
GM:では、そうして日常へと帰っていくわけですが…こう書くと嫌な日常だなあ(笑)。
●シーン12 『そして、静寂』 紫藤幸見ED
○入谷圭介の墓前
幸見:圭介お兄ちゃんの墓参りでもしてようかな…。お墓の前で、静かに座っています。
GM/僧:「お知り合いの、墓ですかな…?」老齢の僧が近づいてきます。
幸見:「…えぇ、そうです。…ここにはもう、誰もいないけど…思い出すことくらいは、出来るから…」
GM/僧:「…なるほど、不思議なこともあるものじゃ」
幸見:「……何か?」振り向いて、相手を見上げる。
GM/僧:「実は…今朝、夢を見ましてな」
幸見:「…夢?」
GM/僧:「若い男が、『この墓の前で手を合わせている女の子がいたら、これを渡してほしい』…と。二年前の誕生日に、渡してあげられなかった、と」懐から何かを取り出します。
幸見:「……名前は、聞きましたか?」受け取りながら。
GM/僧:「いや、名乗ってはおらんかったよ…だが、腕に大きな火傷の跡があって、な」そして出てきたのは…焼け焦げて、色が変わってしまったペンダント。
幸見:「…これ…あの火事の時の…」
GM/僧:「のう、娘さん」
幸見:「…はい…」ぎゅっと大切そうにペンダントを握りしめる。
GM/僧:「その若者、すでにこの世にはおらぬのであろうな。だが、お前さんが忘れない限り、彼はもう一度、お前さんの前に現れるよ。だから、儂らはこうして手を合わせるんじゃろうなあ」
幸見:「…そうかもしれないし、そうでないかもしれない。……でも、どちらにしても私は……絶対に忘れないから……」(淡く微笑む)
幸見が背中を向けた時…僧のいた辺りから、老人とは別の声が聞こえた。
「――――死者の世界にも情はある。努々、疑うな。それがいつの日になるかは判らぬが…さらばだ、死神の娘よ」
そして振り返ると、老僧の姿は忽然と消えていた。
「…お節介なのね、古株の死神も…」
そう呟いた幸見の姿も、ふっと掻き消える。
死神達の去った墓地では、秋の虫だけがひっそりと鳴いていた……。
●シーン13 『約束の海』 百上遊王ED
GM:では、遊王のシーンです。
遊王:では…日本海へ行きます。
GM:日本海ですか(笑)。
○日本海に面した海岸
GM/彩南:「うわー…大きい」
遊王:…堤防のほとりにバイク…は乗れなかったので、自転車を置いて。
GM/彩南:「いいね、やっぱり。…走れることも、外の空気を吸えるのも」退院した彩南はすっかり元気になり、こうして海辺ではしゃいでます。
遊王:「…あんまり走ると、砂に足をとられるよ? …って、遅かった…(==;」
GM:どさ、と転びます(笑)。
遊王:「ほら…はしゃぎすぎだよ、彩南」苦笑しながら、引き起こす。背景では白い砂浜に…ちょっと荒々しい波。
GM/彩南:「うん…大丈夫。ねえ、遊王兄ちゃん」
遊王:「…ん?」
GM/彩南:「私、あの時…すごく危なかったんじゃないか、って思うんだよね…」
遊王:「…あの時…親戚のお兄さんが来て…次の日だっけ? …凄く苦しそうだったよね」
GM/彩南:「でも、あの時…遊王兄ちゃんや皆が、私のことを引っ張ってくれた気がする……きっと、助けられたんじゃないかって気がするの」
遊王:「……助けた…か…( ==) …ねぇ、彩南。もし、もしもの話だけど…」
GM:「うん?」
遊王:「自分に大事な人が居て…その人はもう死んでしまってて…もし生き返ってきても、世の中はその人の事を忘れていて……その人は生き返るべきなのかな? どう思う?」
GM/彩南:「うーん…」
遊王:「…ごめん。変な事聞いちゃったね」
GM/彩南:「難しいことは、わからないけど…自分のことを知っている人がいないのは辛いけど…今は、生きている方がいいって思う」
遊王:「…そっか…」
GM/彩南:「それに…そんな人だって、きっと、誰かに会って…絆を作るために戻ってくるんじゃないかって、思う」
遊王:「彩南…何だか、大人な言葉だなぁ…」少し冗談めかして。
GM/彩南:「遊王兄ちゃんが、子供なんです」とやり返す。
遊王:「がーん!? Σ(゜◇゜)」
GM:彩南がそんな遊王を見て、くすくす笑います。…もう、死の影は見えません。
遊王:「……」眩しそうに彩南を見る。
幸せそうな少女の姿を見ながら、ふと思う。
今井明憲と名乗っていた、死神の青年……何とか、救うことは出来なかったろうかと。
自分の力には限界があって、『何でも出来る』わけではないと判ってはいるけれど。
「でも、きっと…これが自然な状態、なんだろうなぁ……」
暖かい感情と苦い気持ちを同時に噛み締め、遊王は複雑な笑顔で独りごちた。
THE END
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