第22話
魔弾の射手

●今回予告●

その昔、一人の狡い猟師が悪魔と契約を交わした。
悪しき契約は、善良な猟師の命を奪う筈だった。

…しかし、呪われた『魔弾』が射抜きしは契約者の心臓。
魂を取り損ねた悪魔は、今も探しているという。
現代に彷徨う、『魔弾の射手』の魂を…。


Beast Bind New Testament
『魔弾の射手』

汝、呪いの魔弾を破れるか。



オープニング ミドル クライマックス エンディング

■プレセッション■


GM(夜叉丸):さて。自己紹介とチャームポイントをお願いします。
愛理:PC間絆の順番は? 自己紹介もそれと同じでいいと思う。PC番号順でいいの?
GM:え〜と今回は逆さまで。PC4〜1にてお願いします。そうすると初参加の響っちが最後になるからちょうどいい。
響:あっ、すいません。ありがとうございます。
愛理:美鳥→愛理→酒天→灰→響→美鳥かな?
美鳥:…は、自己紹介トップか。
GM:YES。麻那委員長がいると先生が楽できます(ぉ)。
美鳥:ん、じゃ自己紹介行きます〜。


●PC4(定員1〜2名) 推奨:数十年前、大陸にいてもおかしくないキャラ

 かつて、キミたちの親しい友人が殺された。
 殺した犯人は魔物――――『魔弾の射手』。
 そしてまた目の前で、奴による殺人が行われた。
 憎むべき仇……今度こそ、逃がしはしない。

 シナリオエゴ:魔弾の射手 (関係:憎悪、執着など)


赤羽 美鳥あかばね みとり 屍 看取吏かばね みとり    プレイヤー:夜来ねこ
 【フルメタル/イモータル】 年齢:外見16歳/性別:女/カヴァー:高校生
「あぁ〜、素敵なご主人様が欲しいなぁ……」
 白い髪を三つ編みにした、ちょっと野暮ったい感じの女子高生。その正体は中国から来た野良キョンシー。
 お人好しで友達想いだが、時折「ご主人様がほしいなぁ……」と漏らしては友人にどん引きされている。
 自我を得るまでには色々重い過去もあったようだが、基本的に過去は振り返らない主義。
 中国拳法と並外れて頑丈な肉体を武器とする……が、普段はいたって暢気に生活している。
 
所持HA:《真理のe》、《マルチリカバリー》、《永劫より》

巫薙 愛理みなぎ あいりアイゼン  プレイヤー:麻那
 【アーティファクト/セレスチャル】 年齢:17歳/性別:女/カヴァー:高校生
「あ、あのぅ……私、どうしてこんな所にいるんでしょうか?」
 地味で内気な眼鏡っ娘、巫薙愛理はアンノウンマン(*魔物の存在を知らない人間)である。
 しかしある日、『愛染明王』に媒体(やど)として選ばれたのが運の尽き。
 事件が起きた時、彼女は「ラ・ガラサ!」の呪文と共に『愛の狩人アイゼン』へと変身するのだ。
 変身後は派手な衣装で決めた、色香漂うオネーサマ。しかし愛理に戻ると変身中の記憶は残っていない。
 そんな不幸に見舞われた、彼女の明日は…どっちだろう?
 所持HA:《剣魂一擲》、《電光石火》、《アドベント》


●PC3(定員1名) 推奨:オヤジキャラ(笑)

 キミの友人、葛野寅蔵は極道虎組の組長だ。
 恨みを買って命を狙われることも珍しくない彼は、笑いながら一通の葉書を見せた。
 その内容は…日時と寅蔵の名前を記した『狙撃予告』。
 キミは、不吉な予感を覚えた。この事件……魔物絡みではないか、と。

 シナリオ絆:葛野 寅蔵かつの とらぞう (関係:友情、献身など)


酒天しゅてん酒呑童子  プレイヤー:R−3
 【フルメタル/イレギュラー】 年齢:1100歳以上(休眠期あり)/性別:男/カヴァー:ハンター(JABF所属)
「もう二度と、仲間は死なせん……そう誓った」
 平安時代の大江山の隠れ里で生きていた、あの酒呑童子本人。人間の姿は、野性味溢れる大男。
 元々の酒呑童子は、古代の地球ドミニオンを護る戦士として生まれた存在だった。
 だが、外敵である魔物に操られた源頼光に斃され、長らく封印されていた。
 しかし10年ほど前に「毒をもって毒を制す」べくJABFに復活させられ、再び人を護るための闘いに身を投じる。
 今の肉体はバイオ技術で造られた精巧な模造品であるが、実戦で徐々に往年の力を取り戻しつつあるらしい。
 所持HA:《真理のe》、《ブーストアップ》、《律の破壊者》


●PC2(定員1名) 
推奨:探偵・ハンターなど。

 キミの事務所に、知り合いの娘が飛び込んできた。何度か厄介事から助けてやった相手だ。
 彼女はとあるヤクザ組長の姪っ子なのだが…その組長が、何者かに命を狙われているらしい。
 狙っているのは巷で噂の『魔弾の射手』。そのやり口は、人間業とは思えない。
 涙ながらに懇願されて、君は重い腰を上げる…。

 シナリオ絆:赤金 金子あかがね かなこ (関係:友情、庇護など)


黒近 灰ここん かい真・降魔装攻:ジェノサイダー  プレイヤー:M2O
 【エトランゼ/セレスチャル】 年齢:29歳/性別:男/カヴァー:私立探偵
「天が呼ばずとも! 地が欲せずとも! 魔が蔓延るこの世に『降魔降臨』!!」
 表向きは、危ない裏家業専門の探偵。池袋の歓楽街にほど近い、超ぼろいビルに事務所を持つ。
 金にがめつく、女に甘く、どうしようもなく自堕落。――――が、その実態は!?
 魔物が跳梁跋扈する未来を救うため、三百年の刻を越えてやって来たヒーロー!
 それがッ!! 『真・降魔装攻:ジェノサイダー』だッ!!!(ばばーん)
 奈落堕ち寸前の魔物を喰らって、その因子を取り込む能力がある。今は破壊神がベース…らしい。
 所持HA:《彼方への門》、《無限の法則》、《アドベント》


●PC1(定員1名) 推奨:学生(高校生〜大学生くらい)

 学校の友人、葛野木実。どこか垢抜けず目立たない存在の彼女。
 しかしキミにとっては数少ない理解者(ノウンマン)であることも手伝って、親しく付き合っている。
 そんな彼女が唐突に切り出した。
「あのね、うちのお父さん……『魔弾の射手』に狙われてるの」

 シナリオ絆:葛野 木実かつの このみ (関係:友情、純愛など)

轟 響とどろき ひびき偉大なる神々の運命RAGNAROK  プレイヤー:chatchit
 【マジシャン/イレギュラー】 年齢:外見22歳(実年齢300歳)/性別:男/カヴァー:大学生(*データ上はハンター)
「己が武器に抗いの想いちからを、己の身に存在の意思こえを込めろ! さあ、悪魔狩りの時間だ!!」
 池袋のアレナを活動拠点とするアウトロー集団、“獣の血脈”(Bloody Beast。通称“BB”)のリーダー。
 父親が遺した『未完成年代記』と黄金の魔剣、そして『ニーベルンゲンの指輪』を受け継いでいる。
 しかし普段は、そんな事情を微塵も感じさせない軽薄な軟派男。リーダーの威厳も何処へやら。
 得意は白兵戦のはずだが、実は《オリジナルスペル》&《結界魔法》コンボを利用した玉虫色戦術がメイン。
 所持HA:《魔法の国よ》、《歩く影法師》、《ヴォイド》


美鳥:そうそう、愛理への関係〜。絆/友情で…変身の事は知ってるのかにゃ? どっちでもいいけど。
愛理:愛理とアイゼン、どちらに取るかで違うよ? 人格、別人だから(笑)。
GM:難儀なキャラだ(笑)。
美鳥:じゃ、愛理に友情で(笑)。
愛理:了解(笑)。酒天への感情は「エゴ/偏愛」で。いつか振り向かせてみせるわ!(拳)…と言っても私が取ったのは「アイゼン」としてのエゴ。愛理は酒天を知らない(笑)。
酒天:難儀な(笑)。絆は灰に好奇心、で。珍しいタイプの半魔だ、と。
灰:絆は轟に絆/好奇心。
響:PC間絆は美鳥へ、絆/興味。
酒天:…あ、聞いていなかったんですが。今回は絆や登場判定について、全てルール通りに行くのですか?
GM:あいさ、その通りです。
美鳥:登場判定あり、絆判定ありのありありルールですな。
酒天:了解です。
響:了解〜。
愛理:あ、今回は絆判定ありなんだ?
GM:うむ、たまには真面目にやってみるかと。
愛理:しまった、エゴにするんじゃなかった(笑)。
響:今日のセッションメンバーは白兵戦能力ばかりみたいですね。自分以外だと白兵×3、射撃×1。
美鳥:白兵…というよりはカバーリングキャラです。無駄に高いFPは伊達じゃないっ(ぇ
酒天:高いなあ。そういや、また《黒鉄の機神》取り忘れてる…まあ、カバー要員がいるから…大丈夫?
響:全員自分より確実に攻撃力高いのは俺的にもの凄く安心です(ゆんゆん
美鳥:ふふふ、後方のカバーリングに徹しようとか考えていたわけですが(待て
酒天:じゃあ、我々はノーガードで耐え切ろう(笑)。
愛理:…あたしはキャラ作ったばかりで、攻撃力には期待しないで欲しいんだけど?(笑)
美鳥:愛理ちゃんはマイナー使わないときは少しずつ前に出るとか(笑)。まぁ、冗談はさておいて〜。誰を庇うべきなんだろうね?
響:自分は今回援護に徹しようと思っていますが?
GM:まぁ、ともあれ。GMの自己紹介〜。

▼夜叉丸/アドリブマスター
 【ゲーマー/変態】 年齢:??歳/性別:男/カヴァー:フリーライター兼どかちん
 剣道2段、空手、柔道黒帯という武道修得者ながら、趣味はひきこもりというわけの分からない存在。
 尚、学生時代のあだ名は「アクティブなインドア派」。
 戦闘スタイルは殴って(自分の)手の骨を砕くという自虐型。
 最近、カルシウム大事だなぁ…としみじみ思っている。

GM:PC間の絆は自分にエゴ/憐憫…という愉快な面子でセッションをやりたいと思います。よろしくお願いしま〜す。


 

■オープニングフェイズ■


●シーン1 『騒がしい来訪者』  シーンプレイヤー:黒近灰

○黒近探偵事務所


GM:君は薄汚れた事務所のソファーに寝転がり紫煙を燻らせながら、今日も来ない客を待っている。
灰:おっと、モノローグは自分でやろう(笑)。

 俺はバーボンを啜っている。…目の前にはバラされたS&WM3。
 ガンオイルと硝煙の匂いと紫煙が交じり合った此処は、しがない探偵事務所。
「ふう……今日も良い音だ」
 S&WM3を組み立てながら、耳慣れた金属音を聞く。


GM:至福の一時を過ごしていると、がちゃがちゃと立て付けの悪い扉が音を立てて開く。どてらが似合う、どこか男っぽい雰囲気を匂わす女性が慌しく入ってくる。
灰:「ん……ここは裏家業専門の探偵事務所だぜ。用向きはなんだい?」
GM:彼女の名前は『赤金 金子(あかがね かなこ)』。テキ屋関連をしている元締めの姪っ子で、祭りでよく売り子をしている。灰は、何度か厄介事に巻き込まれた時に彼女を助けている。
灰:「ああ〜〜金子さんか。仕事の依頼かい?」
GM/金子:「うん、仕事だよ。灰のアニキ、助けておくれよ」
灰:「ふう……アンタの所は真っ当な商売ばかりやってるから……裏の仕事は回ってこないと思ったが…トラブルか?」
GM/金子:「葛野の親分が、町で話題の『魔弾の射手』の狙撃予告状をもらっちまったんだよ」親分というのは『葛野 寅蔵(かつの とらぞう)』、御歳七十三歳。戦争にも行った、生粋の任侠者です。
灰:GM、魔弾の射手の事を知っていてもOKですか?
GM:OKです。というか連日新聞を賑わせてます。
灰:「あの親分がか……また難儀な奴に目をつけられたな、怨恨の線はなさそうだが…」
GM/金子:「親分は『ガトリング銃でも死ななかったんだ。鉛玉ぐれぇ…』って意気込んじゃいるけど…あたい、心配でさ。お願いだよ、灰の兄貴! 親分の力になってやっちゃくれないかい?」
灰:「ふむ……まあ、懇意にしてる親分だ。力になろう」
GM/金子:「あ、ありがとうよ。兄貴〜♪」ぎゅぅと抱きつくと、サラシに押し込められた乳の感触がむにゅぅとするぞ(ぉ
灰:「ふう…年頃の娘さんが無闇に抱きつくモンじゃない。喰われるぞ」
GM/金子:「灰の兄貴だったら別に食われてもいいけどね。危ない危ないと」離れて。
灰:「で……報酬は? 親分払いか?」
GM/金子:「あたい払いだよ。これぐらいで足りるだろ?」と貯金通帳を見せる。金額は100万と中々だ。
灰:「……やめた。タダで受けてやる。ま…これも仁義って奴か」肩をすくめて。
GM:じゃあ、それを聞いた金子が灰に抱きついたところでシーンが切れます(ぉ)。[SA:葛野寅蔵を助ける]と、赤金金子への絆をプレゼント。
灰:了解。今日の灰はおちゃらけないな…なんでだろ。
美鳥:任侠の女性が相手だから?(ぉ
灰:分らん…どうも食指が動かん、何故だろう?
GM:タイプじゃないのか、残念。喰ってもいいのに(ぉ
愛理:逃げる相手を追いかけるタイプなんじゃないの?(笑)
響:いいね、いきなり18禁セッションに突入ですか?(まて
灰:じゃあ……貰うか。(結局やるのか!!

▼絆/エゴの変化
灰:金子に絆/知己を取得。



●シーン2 『古い漢』  シーンプレイヤー:酒天

○葛野寅蔵の屋敷


GM:築百年だろうか? 天井を通る太い梁は黒々と光り、古めかしい土壁が見える。所々に通る電線が無粋といえば無粋だが…暮らすためには仕方ないのだろう。そんな古めかしい屋敷の一室で、君の前に禿頭で厳つい顔をした爺さんがいる。葛野寅蔵、極道虎組の組長で君の飲み友達でもある。
酒天:「…邪魔をするぞ、爺さん」酒を片手に。
GM/寅蔵:「おう来たかい、天の字。まぁ、座れ座れ。面白ぇもん見せてやるからよ」先に飲んでいたのだろう。寅蔵の前にある囲炉裏に吊り下げられた鉄鍋から、お銚子が何本か見える。
酒天:「今日は美味いのを仕入れてきた。…面白いもの?」
GM/寅蔵:「おうよ。『死なずの寅蔵』様に、こんなもんが来やがったぁ」と嬉しそうに巷で噂の『狙撃予告状』を見せる。
酒天:「…こいつは…」
GM/寅蔵:「おう、巷で騒がれとる『魔弾の射手』の狙撃予告状だぁ。どうよ、洒落たもんだろ? これで俺も『すぅぱぁすたぁ』ってもんよ」
酒天:「…命を狙われる覚えはあるかい、爺さん?」
GM/寅蔵:「そらぁ幾らでもあるね。戦争の時にゃ、チャンコロをぶった斬ったりよ。組員を食わすために無茶もしたもんよ」
酒天:「笑い事じゃない。相手は狙った獲物は逃がさない奴だ…十中八九は、確実に殺られる」
GM/寅蔵:「なぁに、大小100以上の弾丸を受けて生きてる寅蔵さまよ。鉛玉一発でやられるかい」カカカカ、と高笑い。
酒天:「…爺さん…端っから死ぬ気じゃあ、ないだろうな」
GM/寅蔵:「死んだらそれまでよ。爺は長生きしたからな、足掻くために若ぇもんの命を散らすわけにゃぁいかねぇぜ」
酒天:「…爺さん。人間は畳の上で生まれてくるものだ。だから、死ぬ時だって畳の上で死ぬものだ、と俺は思う」
GM/寅蔵:「なぁに、心配すんな。死にゃぁしねぇさ。天の字、湿気た面してねぇで飲もうぜ」
酒天:「…うむ」何か、考えながら酒を呷る。
GM:寅蔵は笑うが、君には嫌な予感がする。この爺さんは畳で死なせてやりたい…そう思った。
酒天:「(…若い者の命は使えん、か。同感だ。だが、友は見捨てられん)」
GM:[SA:寅蔵を畳の上で往生させる]と寅蔵への絆をどうぞ。これでシーンを切りたいと思います。

▼絆/エゴの変化
酒天:寅蔵に絆/友情を取得。




●シーン3 『憎き仇討ち』  シーンプレイヤー:赤羽美鳥&アイゼン

○中国/50年前


GM:それは、50年ほど昔の中国で起きた事件。君たちの前には物言わぬ骸が転がっている。頭を撃ち抜かれた一人の道士見習い…笑うとえくぼのできる、まだ少年と言っていい年齢の青年だった。その命を奪ったのは一発の鉛玉。『魔弾の射手』マックスが撃った一発の弾丸だ。
アイゼン:「この手口……また、蘇ってきたってわけ…?」
美鳥:「…また、また守れなかったよ」とさっと膝をついて肩を落とします。
アイゼン:「美味しそ…もとい、真面目な子だったのに…許せないわね」柳眉を怒りにつり上げて。
美鳥:「…ゴメンね? 何時も傍にいられれば…」目を閉じさせます。
GM:何処からともなく声が響く。「――――やぁ、ご機嫌麗しゅうお嬢様方」
美鳥:「……貴様か」表情が消え、冷たい目で辺りを見渡します。
GM:魔弾の射手らしく、姿は決して見せない。遙か彼方より弾丸が飛来し、対象の命を摘み取っていく。
アイゼン:ラーガの弓を構えるわ。「…姿は相変わらず見せないってわけ?」
GM/マックス:「そうさ、獲物に姿を見せる狩人がいるかい? いないだろ? …そいつは殺されても仕方がないのさ。コイツに振られた女が自殺した。俺はその母親との『絆』でそいつを殺したのさ」
アイゼン:「ふんっ、臆病者の言い訳ね。あんたはただ、殺しを楽しんでるだけじゃないの」
GM/マックス:「お前らとそいつの絆より、俺たちの憎しみの絆の方が強かったみたいだな。はははは…それじゃぁ御機嫌よう、二度と会わないことを祈るがいいさ」
美鳥:「…戯言を。狩人ぶるなよ、下種」
アイゼン:「お待ちッ!」矢を放つ…けど、当たらないよね?
GM:ええ、当たりません。ただ去り際に「あちちち!?」とかいう悲鳴が遠くから聞こえたような気もしますが。
アイゼン:「…チッ。逃げ足だけは相変わらず神業級ね」
美鳥:「…」すっと足を上げると、激しい音と共に震脚をかまして地面に凹みを作ります。


○日本/50年後(現代)

GM:そんなことがあって、50年後。君たちの目の前に、その時と同じ死体がある。
アイゼン:「…また、同じやり口か…」
美鳥:「…次に出会う機会があれば……なーんて事を考えて五十年。また会えたみたいだね、アイゼン」
GM:ガイシャの名前は篠崎勇司。彼はもの言わぬ冷たい骸になってフローリングに転がっている……オチはわかっていると思うので省略。
アイゼン:「そうみたいね。…あんたの新しい主人だっけ?」
美鳥:「違うよ、まだ。候補だからね。…おーい、勇司くんOK? だよね? ちょっと行ってくるよ」
GM/勇司:「……」遺体が手を振った。(←イモータルですから)
アイゼン:「まぁ、あたしもあれから媒体(やど)が変わったけど…やることは一つ、よね」
GM:というわけで[SA:魔弾の射手マックスを滅する]とシナリオエゴ:マックスをプレゼント。

▼絆/エゴの変化
美鳥:
マックスにエゴ/打倒を取得。
アイゼン:マックスにエゴ/消滅を取得。




●シーン4 『護るべき日常』  シーンプレイヤー:轟響

○大学の中庭


GM:まだ残暑が厳しくハンカチが手放せない日々。学園のキャンパスで講義と講義の間にできた時間。木陰で涼んでいると、一人の女性がやってくる。友人の『葛野 木実(かつの このみ)』だ。
響:「暑いなぁ」カップのドリンク飲みながら。
GM/木実:「あ、響くん見つけた…隣、いいかな?」
響:「ん、ああ、良いよ」
GM:二本の三つ編みに分厚い眼鏡、飾り気のない服…と芋臭い女性。彼女は極道虎組の四女で寅蔵の実の娘だ。なぜか君は寅蔵のオヤジさんに気に入られて、あれこれ眼をかけられたりしている。彼女の事も心悪く思っていない。
響:「珍しいな…自分で言うのもなんだが、学園一の軟派師に自分から近づいてくるなんてな。なにか心変わりでもしたのかい?」
GM/木実:「うん、ちょっと響くんと話したいことが出来てね」ハンカチを敷いてその上に座りながら。
響:「俺と話したいこと? これからの爛れた性生活についてとか? (慌てて)……よし、話を聞こう。だからその掲げたバックは降ろすんだ。俺的に当たるととても痛い」
GM/木実:「うん、ちょっと響くんと話したいことが出来てね」振り上げたバックを降ろして、横の芝生に座る。「…新聞に載ってた『魔弾の射手』の狙撃予告状って、知ってる?」
響:「ああ、小耳に挟んだ程度なら。結構有名らしいね、今どき殺人予告だして成功させてる連続殺人鬼」カップに口をつけて。
GM/木実:「うん、それでパパが狙われてるの」
響:「ブーッ!!!」口の中のものを一気に噴き出す。
GM/木実:鞄でガードしつつ冷静に続ける。「それで、うちは極道だから警察も関与してくれないし…パパは『年寄りに若いもんの命は使えねぇ』って言って、何にもしないみたいなの」
響:「げほっ、げほっ!」むせ返りながら。
GM/木実:「それで、従兄弟の金子ちゃんは探偵の人にお願いしたんだけど…私にはそんなコネもお金もなくて…。ねぇ響くん、犯人捕まえるの手伝ってくれないかな?」
響:「なんだそれは? 最近のジョークにしてはやたらウィットに富んでやがるな」
GM/木実:「本当だよ。これコピーだけど」と一枚のコピー用紙を見せる…その内容は本物だ。
響:えーっと、木実はアンノウンマンなのかな?
GM:ノウンマンです。
響:「正気か、木実? 相手は連続殺人鬼だぞ?」
GM/木実:「うん、本気だよ。もし響くんが手伝ってくれたら…その…私の大事にしてるもの、あげるから」耳まで赤くなって俯きながら。
灰:うわ〜〜〜役得だね?
愛理:オチがありそうな気がするんだけど?(笑)
灰:かもね(笑)。
美鳥:すさまじくね(笑)。
響:「正気の沙汰とは思えんね。マジで寅の親父、準備も何もなしでやろうとしてやがんのか?」
GM/木実:「うん…パパは十分生きたし、戦争でたくさん撃たれても生き抜いたからって」
響:「そんなの関係ねぇじゃんか」
GM/木実:「うん、そうなんだけど…パパは全然言うこと聞いてくれなくて」ちなみに虎のオヤヂはアンノウンマンですが、魔物を捻り潰した事がある化け物です。「コスプレの餓鬼をしばいてやった」と、本人は思ってますが。
美鳥:それってアンノウンマンなのか、本当に(汗)。
愛理:魔物の血を引くアンノウンマン、かもね。
GM:相手は機械人形。データ的にはクラード:チンピラで、そいつをシバキ倒した。
愛理:…相手の魔物が弱かった、と(笑)。
GM:うん。
響:「犯人捕まえるのは構わない。その意思は尊重しよう…俺も寅の親父には結構世話になったからな」
GM/木実:「ありがとう、響くん♪」
響:「でも判るか? 俺は木実にそういうことをさせるのは反対だ」
GM/木実:「うん、わかってる。だから響くんが一人で頑張ってくれるんだよね。ありがとう」と、一気に捲し立てると涙ながらにお辞儀してさっさと去っていきます。
響:「おう、いい性格だ、しばくぞコラ」
GM:というわけで[SA:魔弾の射手を倒す]とシナリオ絆orエゴを葛野にどうぞ。
響:うぃ。「良い子なんだが…そういう所は寅の親父に似ちまったのかねぇ?」
GM:というわけでシーンを切るぞ。

▼絆/エゴの変化
響:
木実に絆/友情を取得。



 

■ミドルフェイズ■


●シーン5 『腹黒い女たち』  マスターシーン  登場難易度:不可

○とある女二人の会話


金子:「…で、そっちはどうだった?」
木実:「OKよ。上手くいったわ♪」
金子:「こっちも無料でゲット…ほんと、男って馬鹿だよねぇ?」
木実:「うんうん。ちょ〜っと紅い顔すれば、ころっと騙されてくれるもんね♪」
金子:「うんうん」


GM:シーン終了(ぉ
灰:あ〜あ……。騙されてる騙されてる。
美鳥:鬼がいる(笑)。
酒天:ははは(笑)。
響:灰、俺たち騙されてますよ(笑)。
愛理:…ま、女は図太いくらいがちょうどいいわよね(目を逸らしつつ)。
灰:ふむ。………喰うか、
貪るか、骨までしゃぶるか。
美鳥:素敵な選択肢ですね(笑)。
GM:喰われる!?
響:良いね! それ!(まて
灰:んだね。
GM:でも君たちはこのシーンの出来事を知らないからね。
灰:だろうね。
響:ですね〜。
灰:あえて利用されてやるクールな奴を演じるのも良い…。



●シーン6 『というわけでどうしましょ?』  シーンプレイヤー:赤羽美鳥  登場難易度:7

GM:同行者としてアイゼンだと嬉しい。
アイゼン:美鳥が良ければ。
美鳥:いいよー。
アイゼン:OK〜♪ で、状況は?
GM:状況はとりあえず、勇司の家から出て行き、近くの喫茶店で一息いれながら作戦会議という感じです。

○喫茶店

美鳥:「そんな訳でさ、どうしよっか? 向こうの顔も知らないしさ」
アイゼン:「…そうね。唯一有利なのは、向こうもあたし(愛理)の顔を知らないこと…くらいかな?」
美鳥:「うわ、そっかー…あたし面割れてるんだよねぇ。…どっかに都合よく狙われてる人とかいないかなぁ」不謹慎な発言(笑)。
アイゼン:「最悪、あたしが囮になるしかないかもねぇ…」
美鳥:「でもさ、(ぴしっと予告状の載った新聞出して)予告状つきなんだよねぇ…」
響:(ころころ)登場判定成功〜。「おいっす( ̄▽ ̄)ノ」カランコロンと扉の音を鳴らしながら喫茶店に入ってきます。
美鳥:「…あ、響くんだ」
アイゼン:「んー? …あら、可愛い」振り向いて響を見つけた。
美鳥:「おいすー」手を振り返す。
アイゼン:「…知り合い?」
美鳥:「うん、夜中に公園とかにいた時に、ちょっとね」
響:「今日は仲良くお二人でウィンドウショッピングの帰りかい?」
美鳥:「ん〜…どっちかというと作戦会議?」
響:「今日の獲物はブランド物の服か何かかな〜?」と二人の席に割り込みたいのですが?
美鳥:じゃ、こっちが席を空ける。
アイゼン→愛理:「……あ、あれ? 美鳥ちゃん…私、今まで何話してたんだっけ?」
美鳥:「ん〜? お買い物計画かな?」
響:「はいよ〜、ちょっとお聞きしたいことあるんだけど良いかな〜? すぐ済むよ〜」
愛理:「そっか…疲れてるのかな?」で、横にいる響を見て。「……この人、誰?」
美鳥:「この人? あたしの知り合い。悪い人だけど、近付きすぎなきゃ危なくは無いよ」
響:「美鳥ちゃんの新しい恋人さんd……痛い痛い」(Tд⊂)
美鳥:「…何?」響の頬を引っ張りつつ首傾げて(笑)。
愛理:「…それって、暗に『危ない人だよ』って言ってる?」少し腰が引けつつ。
美鳥:「あー…大きくは間違ってないよね?」手を離して首傾げて響くんに問い掛け(笑)。
響:「ちょっとしたお茶目なジョークじゃな〜い。で、聞きたいのはこれなんだけど…」と言いつつ新聞の切抜きを見せる。
GM:さて、現在狙われている相手を探すなら〈情報:裏社会/警察〉で判定ね。
愛理:どっちもなーい。それ以前に、愛理になったから判定できないし(笑)。
GM:素敵だ。
愛理:〈情報:噂話〉じゃ駄目?(笑)
GM:OK、それでもいいよ。目標値高くなるけど。
美鳥:はいはい、といっても社会判定で基準値低いけど、っと(ころころ)おお、いい目だ。達成値13〜。
愛理:噂話で11。
響:とりあえず〈情報:裏社会〉で…達成値11。
GM:余裕でわかった。『三日後に葛野寅蔵を射殺する』という予告状が出回っていると。
美鳥:ふむ、なるほどねぇ。
愛理:「怖い事件が起きてるんだねぇ…」新聞記事を読みながら。
美鳥:「…にしても最近怖い事件が多いよねぇ。こんな事件が起こってるんだから」と新聞の切り抜き指して。
GM:13だと全部わかるな。寅蔵の住所も家族関係も分かる。寅蔵には腹違いの娘が5人ほどいる。息子は7人だ。
美鳥:多いなぁ(笑)。
愛理:不潔よっ(笑)。
GM:一番下の子は10歳と…どこまで現役なんだ畜生! てなオヤヂです。
灰:やはり一発か(下品)。
GM:ああ美鳥は続けて〈情報:魔物〉で判定してみて。10以上あれば追加情報出す。
美鳥:はいよ〜、って社会低いけどね(笑)。(ころころ)高っ、12。
GM:出目がいいな。では、酒天と灰という二人の半魔が、独自に動いて寅蔵を護ろうとしているという噂を聞いた。
響:「そうそう、この事件のことでちょっと聞きたいんだよ。なんか情報持ってない?」
愛理:「…と言われても…」困って首を傾げる。
美鳥:「ん〜? あんまり。気になるけれど…」と響くんの耳をちょっと引っ張ってぽそぽそ。「
…この子、“何も知らない”子なの。…今はね」耳元で小声で〜。
響:
見た感じ、アレ系の事件っぽいんで知り合い片っ端から調べさせてんだけどさ〜」美鳥とぼそぼそ。
美鳥:
…とりあえず判った事は後で携帯で伝えるから、ここではやめてね?」と言って離れる。
響:「あっ、そうなの? 今はって言うことは寄生種とか人鞘ってこと?」
美鳥:「あはは」離れたので苦笑い浮かべて首を振って否定する。
響:「OK、OK。じゃ、後で」
愛理:「…帰省中?」
響:「そう、俺の親父が田舎に帰省中なんだよ。可愛い息子ほっぽり出してさ〜」
愛理:「大変なんですね…」素直に納得した(笑)。
響:「じゃ、美鳥、また後でな〜」席を立つ。
美鳥:「またね、響くん」
愛理:「…美鳥ちゃん、いいの? もしかして、お邪魔だったんじゃない??」
美鳥:「ううん、全然」普通に笑顔で(笑)。
響:「良いんだよ。俺は楽しみは後にとっとくタイプでね」愛理に挨拶しつつ伝票を持って店を出る。自分はシーンから退場します。
愛理:「あ、さようなら」手を振ります。
美鳥:「あんまり人様に迷惑かけちゃ駄目だよ〜?」手を振ります(笑)。
GM:は〜い。ではなにかすることとかあります?
愛理:私は、何も(笑)。
美鳥:ではシーン終了時に、メールでさっき判った魔物情報を響くんに送ります(笑)。
愛理:あ、美鳥ちゃんへの絆取ります。…ふぁんぶるー(笑)。
美鳥:同じくアイゼンに取ります…ってファンブルだー(笑)。こっちは(ころころ)おうち、惜しい。
GM:惜しいね。
響:あ、自分も愛理に対して絆を取得したいです。(ころころ)成功。愛理に対して絆/友情を取得します。
愛理:うーん、じゃあアイゼンのエゴってことで、内容は美鳥に執着かな。
美鳥:ではでは、アイゼンに対して悔悟を。顔見るたびに悔やまれる過去を思い出してしまいます。
愛理:てか、楽しいけどまずいなぁ。クライマックスまでに絆が取れないかも(苦笑)。
酒天:一昨日の俺みたい(苦笑)。
←リプレイ『97%の未来』に弥太郎PLとして参加。彼のダイス目も酷かった…(笑)。
響:ガンガンロールプレイして絆チェックできるようにしていきましょ。
愛理:そうね(笑)。
美鳥:頑張ろう(笑)。
GM:頑張れ(笑)。じゃ次のシーンいくよ。

▼絆/エゴの変化
響:
愛理への絆/友情を取得。
美鳥:アイゼンへのエゴ/悔悟を取得。
アイゼン:美鳥へのエゴ/執着を取得。



●シーン7 『集う男たち』  シーンプレイヤー:酒天  登場難易度:7

○葛野家近辺


GM:では、ほろ酔い気分で葛野の家を出て行こうとして、ばったり灰と遭ってください。ていうか情報交換してください(ぉ
酒天:「…灰? どうしてこんなところに?」と、玄関でばったり。
灰:「っ……オメエこそ何で?」
酒天:「ここの爺さんとは飲み友達でな」
灰:「俺は此処のジジイが知り合いだからな……まぁよからぬ噂を聞いてやってきただけだ。…で、話は聞いたか?」
酒天:「…まさか、例の予告状の件か? お前の事情も」
灰:「ふ…降魔が出るのは『魔』の事件以外あるまい。まさか……知り合いが狙われるとは思っても見なかったがな」
酒天:「なるほど…どうやら、利害は一致していそうだな。よし、ここは一つ共同戦線と行かないか?」
灰:「ああ、そうしよう。だが…俺の持ち札は少ないぞ?」
酒天:「俺もだ。知っているのは、爺さんが襲われるのは三日後、という予告くらいのものだ」
灰:「三日か……時間が無いな」
響:(ころころ)登場判定は成功。「寅の親父はいっますかな? っと……」屋敷の玄関へ向かって、向こうの道から歩いてくる。
酒天:「…誰だ?」
灰:「ん…オメエはナンパヤンキー?!」
酒天:「知り合いか?」
灰:「ああ、知り合いの軟派不良だ」
響:「なんぱやんきー言うな〜。それに今日は軟派しに来たんじゃなくて、寅の親父に会いに来たんだい」
酒天:「ふむ…こいつも、“そう”なのか?」
灰:「ああ…“そう”だ」
酒天:「なるほど」
美鳥:れっつ登場判定〜(ころころ)「…この辺に居そうなんだけどなぁ…あ、居た居た。ちょうど二人とも」通りの向こうから歩いてきます。
灰:「やれやれ……俺一人じゃなくてよかったぜ」美鳥を見て。
美鳥:「やっほー灰さん。お久しぶり、かな?」
酒天:「今日は千客万来だな。しかも、目的は同じって顔だな、みんな」
響:「なに二人で納得しあってんのさ? どうせこんな所で顔合わせるってことはアレの件?」
美鳥:「へへへ、ばれた?」舌をちろっと出します。
愛理:(舞台裏)むぅ、このままでは独りぼっちだ。何とか合流しないと(笑)。
酒天:「少し場所を変えて話そう。少なくとも、中の爺さんは俺たちの正体を知らない人間だからな」
美鳥:「うん。…って、どこに行く?」
灰:「じゃあ…俺の事務所が良い。家政婦も雇って今は綺麗だ」
酒天:「よし、灰の事務所だ。行こう」
響:「ん、そうか、ならそこで」
美鳥:「じゃ、ちょっと待って。もう一人呼ぶから」携帯で愛理に、連絡という名の呼び出しを(笑)。
愛理:ありがと〜(笑)。登場判定〜(ころころ)「もしもし、巫薙ですけど…?」
美鳥:「やっほー。美鳥だけど、大丈夫?」
愛理:「大丈夫? って何が…」(がらっと口調を変えて)「…進展、あったの?」
響:「は〜い、貴方の響君ですよ〜」電話の遠くから変な雑音とその後に殴打音が(ぇ
愛理→アイゼン:喋り方も変わるので、美鳥には入れ替わったと判ります(笑)。
美鳥:「ちょっと用があったの。アイゼン、今から言う所にちょっと来てね」と灰の事務所を。
アイゼン:「ん、了解。世話かけるわね
美鳥:「気にしないで♪」で、切ります
アイゼン:では、退場〜…の前に、美鳥への絆を書き換えチェック。(ころころ)駄目でした。1足りない…orz
美鳥:はっはっは(笑)。
響:AGPいるかね?
美鳥:ここで使うのもどうよ?(笑)
アイゼン:さすがにそれは遠慮するわ(笑)。まぁコスト消費は低いキャラだからいいけど…他の人に愛を渡せないのは困るなぁ(笑)。
酒天:こちらは…まず響に絆を(ころころ)成功。絆/好奇心で。まだ、能力を見ていないので好奇の心が。
灰:酒天に絆チェック〜成功で、絆/戦友。
美鳥:では、灰さんに取得チェック。成功で…ふむ、連帯感、かな?
響:ではこちらは灰に絆チェックを行います。(ころころ)成功、絆の内容は興味で。
美鳥:変換も一緒に出来たっけ?
響:シーン中に一回、終了時に一回だっけ? よく覚えてない。
アイゼン:そうですよ。シーン中に書き換え1回、シーン終了後に取得1回。まず取得しないと書き換えも出来ないことに注意。
美鳥:書き換え可能なら、アイゼンに挑戦したいな(笑)。
アイゼン:ロールプレイしたし、いいと思うよ(笑)。
美鳥:じゃ、しちゃえ(笑)…成功。そしてアイゼンのエゴを連帯感に変更〜。
GM:おおう。ではシーンを変えて灰の事務所にしよう。さぁ今のうちに新たな絆をゲットがウェイ(・w・)
アイゼン:了解。では、響に絆取得を(ころころ)よし、絆2つ目(笑)。
響:内容は愛情で(マテ)。うーむ、がりがり作ってるともう絆が5個、エゴが1個で空欄が1個だけになってしまった…。
アイゼン:響への絆は好奇心で。可愛いボウヤって感じで(笑)。
響:愛情は!?(まだ言うか
アイゼン:うふ。そのうちね♪
響:そうか、そうなのか! でも殺意から生まれる愛もある! その名は「殺し愛」! だめだー!!!!(じたばた)
GM:ではシーンチェンジ。

▼絆/エゴの変化
響:灰に絆/興味を取得。
灰:酒天に絆/戦友を取得。
酒天:響に絆/好奇心を取得。
美鳥:アイゼンへのエゴを絆/連帯感に変更。灰に絆/連帯感を取得。
アイゼン:響に絆/好奇心を取得。




●シーン8 『獲物の狩れない狩人達』  シーンプレイヤー:黒近灰  登場難易度:7

○黒近探偵事務所


GM:というわけで同行者は選んで良いよ。
灰:全員でOKだよね。此処に居たくない人いる?
酒天:いいえ、登場させてくださいな。
響:では同行で登場します〜。
美鳥:同じく〜。さすがに道には迷えない(笑)。
アイゼン:…判定するの面倒だし、あたしも出ましょうか。三つ編みほどいて眼鏡も外して、派手な私服で(笑)。
灰:んでは全員で。
響:「お〜、ここが探偵事務所というやつか〜」ほへ〜と周り観察しながら。
美鳥:「…さすがに初めて来たなぁ」
灰:「ジロジロ見るな。別段珍しくもねえ」どかっと机に足を上げて。
アイゼン:あたしは美鳥と酒天の間に座ってます。両手に花(笑)。
酒天:「…意外と広いな」
響:「よし、地図出せ、地図」勝手に本棚をがさごそ。
灰:「何してやがるガキ」
響:「なにって、寅の親父を護るのに防戦一方じゃ意味ないだろ? 親父殺すのによさそうな狙撃地点とか探すんだよ」
灰:「じゃあ、市内の地図は……本棚の真ん中辺だ」
響:「はいよ〜」
灰:全員を見回して。「さて…紅茶が良いか? それともコーヒーか? 俺はコーヒーは飲まねえからインスタントしかネエガ」
酒天:「まずはお互いの目的と情報交換と行くか。…あまり気を使ってくれなくていいぞ、灰」
アイゼン:「あたしは紅茶でいいわよ」
美鳥:「紅茶のポットとリーフの場所教えてくれれば、あたしが淹れるよ」
灰:「じゃあ、台所の棚にポットはある、湯は沸いてるはずだ。茶葉は……そうだな、今日は和箪笥の上から四番目の棚の左側の袋の奴を頼む。極上のオレンジペコだ」
美鳥:「はーい」いそいそと台所の方へ。
灰:「さて…どうするかだな」机に足を乗っけて。
GM:情報を集めたり、何かしたい場合はGMに申しつけてくださいな。
灰:「手始めにターゲットの探索から行くか?」
響:「ターゲットは寅の親父。たぶん頑として動かないぜ? あの性格だとな」
美鳥:「〜〜♪」ポットとカップににお湯を注いで暖めつつ。
アイゼン:「…まぁ、単刀直入に行きましょうか。あたしの目的は、『魔弾の射手』を仕留めることよ。因縁があってね」
美鳥:「〜♪ 〜〜♪」丁度いい温度になるまでお湯の温度を確かめつつリーフをポットに入れて、お湯を注ぐ。
灰:「よく蒸らせよ、美鳥」
美鳥:「わかってるよ〜♪」ポットとカップをトレイに乗っけて持ってくる。
響:「俺の目的は寅の親父を護ること、次に射手を仕留めることだな」
灰:「その馬鹿を仕留められればOKだ」
酒天:「…魔弾の射手、か。敵は魔物と考えていいのか?」
響:「そこら辺、情報持ってる奴いるのか? 普通の人間なら話は簡単なんだが?」
アイゼン:「そうね。姿を見たことないのがネックだけど…卑怯かつ臆病な奴よ。だからこそ、厄介だけどね」
灰:「スナイパー相手は初めてだぜ」
美鳥:「…次は、守りきるよ」
GM:ふむ。では〈情報:魔物〉で判定を。目標値7/10/13と三段階です。
灰:(ころころ)…8。「ああ…やはり紅茶は良い」調べる気なし!!
アイゼン:「ほんと、美味しい…美鳥、あんた良いお嫁さんになれるわよ?」
美鳥:「あはは♪」
酒天:では振らせていただきましょう(ころころ)…12。惜しいな、1足りない。
アイゼン:(ころころ)達成値11。出目が…悪いorz
響:〈情報:魔物〉を情報屋ありで(ころころ)10。しょぼい、しょぼすぎる。
美鳥:出目11なんぞ出るかっての。(ころころ)ははは、素敵な出目が出た…5(笑)。

目標値7:そんな人間がいてたまるか、魔物に決まってるぜ。
目標値10:どうやら外国人の肉体を持っているようだ。


GM:以上だね。
響:振りなおしたほうが良いか?
酒天:うむ…『特徴:魔の知識』で、一応振りなおします。(ころころ)16。
響:ぶらぼー(笑)。
美鳥:おー、って何か出自使うの見るの初めてかも(笑)。
アイゼン:「…さすが、酒天。相変わらずいい男ね」艶っぽい瞳で見つめる(笑)。
酒天:「…大したことじゃない。JABFのデータベースを当たっただけだ」
灰:「酒天…何か判ったか?」
美鳥:「ん〜、紅茶もいいねぇ。烏龍茶とは違った趣が」情報駄目だった事を誤魔化し(笑)。
酒天:ではGM、残りの情報をお願いします。
GM:げふげふ…思いっきり吹いて咽せた。隠し目標値まで超えやがった。
美鳥:なんとっ!?
アイゼン:そんなのあったんだ?(笑)
酒天:おお、ハッタリ能力が説得力を持った瞬間(笑)。
響:「おっ、流石だね。JABFのデータベースかよ、何でも揃ってやがるな」

目標値13:どうやら寄生タイプで、毎回身体を乗り換えているようだ。
目標値15:恨みを抱いて死んだ者に取り憑き、死者の恨みを晴らした後…更に他の死者と恨みの絆を交わし、恨んでいる相手を次々に射殺していく悪魔。


GM:くぅ、まさかこの情報まで公開する事になろうとは。
酒天:右目のセカンドサイトに表示された情報を読み上げ「…そういう存在だ」
アイゼン:「なーるほど…それで何度斃してもゴキブリみたいに涌いて出たわけね」
美鳥:恨みに感染する寄生悪魔なのかぁ…。
響:「なるほど、なら人間じゃなくて本体を叩けってことになるんだな?」ブラッド的にはイモータル/アーティファクトかイモータル/エトランゼかなぁ。
美鳥:「…あたし、一度も見たこと無い…」脚が遅くて逃げられてた(笑)。
灰:「ふん…何処にでも居る下衆野郎だな」
美鳥:「そうかな? まぁ敵対してるから倒すけどね」
アイゼン:「美鳥はあたしのガード役だったでしょ。あんたはディフェンス、あたしはオフェンス。適材適所って奴よ」
美鳥:「…そだね」ちょっと笑顔に。
酒天:「とりあえず、敵は外国人で、『寅蔵に恨みを持っている人間』の姿をしていると考えられる。…有体に言えば、響の言うように『本体』を倒さねば終わらんようだな」
響:「あと、相手の攻撃方法とか判るか? まさか射線関係無しに狙撃できるとかってなると洒落にならない」
灰:「奴の有効射程は……どのぐらいだろうな…魔だとすれば関係ないのかも知れんが」
GM:うむ。美鳥やアイゼンは判るのだが、前回襲われた時は少なく見積もっても、1km先から射線関係なしにぶっ放された。魔弾のごとく銃弾はうねり、そして少年の頭を貫いた。
美鳥:素敵だ(笑)。…逝けるな(爽)。
アイゼン:「…でもまぁ少なくとも、奴の射程はあたしの弓が届く範囲ではあるはずよ?」
美鳥:ちょっとその時の事を思い出して少し表情が消える。
灰:「アンチマテリアルライフル並みの距離とハープーン並みの追尾性か」
響:「なんだそりゃ? 有象無象の区別なく、そいつの弾丸は届くのか?」
美鳥:「…どっかで聞いたことある台詞だけど、多分ね」
灰:「まさに……魔弾の射手だな。メンドクセエ。カスパールにでも弟子入りしたのか? それとも魔王ザミエルでも召喚したか?」
アイゼン:「射撃の腕だけなら、あたしとタメ張る腕前だもの」肩をすくめる。
酒天:「…では、アイゼン。お前なら、爺さんを狙うとして、どこから撃つ?」
響:「その射撃の天才にお聞きしよう。もし狙撃する時に潜むとしたらどの辺りが適当だと思う?」近郊の地図を広げ。
アイゼン:「そうね、あたしなら…」GM、〈射撃〉技能で判定できる?(笑)
GM:できるよ〜。ただし隠密状態でなければだけどね(ぉ
美鳥:隠れていれば、見えないと(笑)。
アイゼン:達成値は16。「…ここね」と地図を指さす。大体の位置が判れば登場できるからいいや(笑)。
美鳥:ははは(笑)。爺さんのカバーに回る事になるかもだなぁ(笑)。
GM:(隠れてころころ)…っち(舌打ち)。地図を指差して、ふと気が付いた。奴は“射線軸が通らなくても問題がない”と。
アイゼン:うん、それも考慮に入れて考えてる(笑)。
灰:「つまり……何処から撃っても良いということか?」
アイゼン:射線が通らなくて良いのはあたしも同じ(笑)。
GM:そしてアイゼンは、一番高いビルを指差した。『馬鹿と煙は高いところが好き』という言葉を思い出しつつ。
アイゼン:「…あいつなら、ここから狙うと思うわ」
響:「超高層ビル? ここに? まあ、確かに誰にも見つからないだろうけど…」
アイゼン:「人を高い所から見下して笑うのが大好きな馬鹿だもの。この辺で一番高いビルの屋上…きっと、そこにいるわ」
灰:「なるほど、…理に適ってるな。愉快犯ならバッチリだね」
美鳥:「…むぅ」ビルと爺さんの家の距離をみて唸ってる。
響:「なるほど、そうか…」
酒天:「…うむ。貴重な意見に礼を言う。なにせ、俺たちでは長距離攻撃を仕掛けてくる相手は苦手でな」
アイゼン:「おやすい御用よ。…この調子で、誰かさんも墜とせれば良いんだけど…ね?」意味ありげに酒天を見る(笑)。
灰:「モテモテだな酒天」笑って。
酒天:「…試してみることは薦めん。俺は、明るくはない男だからな」
美鳥:「…当日はあたし、お爺さんの傍に居たほうが良いのかな?」地図から顔を起こし、皆を見上げて。
灰:「さて……どうしたもんかね……」
響:「次は魔弾の対策だな。射線、距離関係無しの一発必中というのは正直しゃれにならないが、どこかに穴があるはずだ」
酒天:「俺も、そう思う。やつがどうやって目標を知覚しているのか判れば、爺さんを隠すことも出来ると思うのだが」
GM:穴と言うと…撃てば隠れるまで無防備(笑)。
美鳥:すばらしい(笑)。
GM:あと、弱点が判ればもう狩られてます(笑)。弱点らしい弱点がないのが厳しい。
響:「例えば…やつの力の源は『絆』だ」
美鳥:「…そうだけど、でも何が出来るの?」
響:「銃を撃つのに死体、つまり肉体がいるはずなんだが、最近寅の親父に恨み持ってそうで死んだ奴とか…」
灰:GM、ビルから親父の家まで何キロだ?
GM:3km。
灰:「3kmか……美鳥、勇司のアホが脳天を撃たれてから銃声が聞こえるまで何秒あった? …というか銃声は聞こえたか?」
美鳥:ふるふると首を振る…でいいんだよね?(笑)
GM:うん(笑)。
アイゼン:「いっそ、その爺さんも現場まで一緒に連れてっちゃう? どうせ、何処にいたって撃たれるんだから…何処に置いても一緒でしょ?」
響:「寅の親父、発狂するかもしれんだろ。それは俺が困る」
GM:まぁそうしてると、事務所の窓にビシとヒビが入る。
灰:「奴の弾が音速を超えて………あん?」
響:「!?」窓の方を見て。
酒天:「灰、伏せろ!」
灰:「奴か?」
GM:続けざまに、断裂的な窓の破裂音が続く。そして窓のヒビが…
アイゼン:「チッ!」神速で弓を構えて、弾丸を打ち落とす!
灰:銃声は聞こえますか?
美鳥:「おー、挑戦状かな?」ヒビを見て。
GM:そのヒビは、『予告 灰・響』と文字を書いていた。
酒天:「…」
響:「……俺ららしいぞ、灰?」
灰:「ほう……防弾ガラスを打ち抜くとは強烈じゃねえか」
GM:あと一文字書こうとして矢で撃ち落され、弾丸は力なくころころと床に転がる。マスケット銃の鉛玉だ。
アイゼン:「…どうやら、こっちを先に狙う気になったってことかしら?」
美鳥:「…予告日、判らなくなっちゃったね」転がった弾丸を見て(笑)。
酒天:どっちも女絡みのPCか…。
美鳥:恨みは多そうだ(笑)。
響:後ろから刺されそうですな。
GM:うんうん。
響:「酒天、今までこういうパターンはあったのかな?」
酒天:あったんでしょうか?
GM:あった。基本は紙とかだが、たまに弾丸で脅すように刻み込む場合もある。
響:「予告したターゲットより前に他のターゲットに予告するなんて事は…」
酒天:「ターゲットが移るのなら、それはそれで楽になったのかも知れんが、な」
アイゼン:予告殺人が終わらない内に次のターゲットを予告する例はあったの? それとも…もう爺さんはやられたとか?
灰:「ふむ。……」ところで、マスケット銃の弾から何か情報が得られますか?
美鳥:「マスケット銃…古い銃だねぇ」弾を摘んで見つめつつ。
響:「防弾ガラスを撃ち抜くというのなら、マスケット銃に見えて全く別の代物なんだろうな」
灰:銃声が聞こえたのは、着弾から何秒後?
GM:銃声は、今聞こえた。コンクリートジャングルからエコーするように…1分近く離れてる。
灰:1分?
GM:うん。
灰:「強烈だぜ……1分だと?」顔を顰めます。
美鳥:凄まじいね。350×60…反響入れても20km近い気が。
GM:ああ、そして灰に電話が入る。
灰:「はい、黒近探偵事務所」
響:こちらからも木実に連絡を入れたいな。
GM/金子:「あ…灰の兄貴…だ…だいじょ…ごほ……大丈夫かい?」
灰:「……どうした? …何があった?!」
GM/金子:「ごめん、ドジっちゃった。足元に…紙が落ちたら…いきなりズドンて…えほ、げほぉ…」電話の向こうでバタリと倒れる音が。
美鳥:金子ちゃんに死にフラグっ!?
アイゼン:ていうか、死んだ? …さて、《アドベント》を温存できるかな?
美鳥:…つか、なんか下手すると金子ちゃんに取り付いてたり?(汗)
酒天:うん…その可能性は出てきたような。
アイゼン:ありそうだけど…恨みのある相手じゃないと狙えないんじゃなかった?
GM:そりゃ『恨みを買わない人間』なんていませんよ。
美鳥:恨みを受ける人がいればいいから。893なんてやってればそれなりに多いはず。死体の恨みを晴らした後、だからね。他人の恨みを引き受けるのは。
アイゼン:身体本体が直接恨みを持ってる相手じゃなくともいいわけね?
GM:YES。
灰:「場所は…何処だ。今すぐ行ってやる」
GM/??:「やぁ、ジェノサイダー。ご機嫌はいかがかな?」
灰:「ああ、最悪の気分だぜ。魔弾の」
GM/魔弾の射手:「そうかい、僕はすこぶる嬉しいよ? でも安心して良いよ。まだこの子は死なないから…いや、“死ねない”から」
灰:「へぇ……それはありがてえ。で……俺たちとヤル気があるのかテメエは?」
GM/魔弾の射手:「もちろんあるよ。僕の魔弾には欠点があってね、予告を出した順番に撃たないと殺せないのさ」
灰:「なるほどね、爺さんを殺さないと…金子は死なないって訳か」
GM/魔弾の射手:「あとは君たちもね。だから…こうしても死なないんだよ」ダンダンダン、と三発ほど発砲音がして、金子の悲鳴と泣き声が聞こえる。「痛いよ、痛いよ…」と。
美鳥:おお、エグイのう…。
灰:「…………。さて…魔弾の射手よ。俺たちとヤル気があるのか?」
GM/魔弾の射手:「もちろんあるさ。強い魔物を殺すほど、魔弾の力が増すからね。但し、僕の流儀で…だ」
灰:「で、いつだ? 今からでも俺は構わんぞ」
GM/魔弾の射手:「今日から三日後…寅蔵の命日に遊ぼう。そうだね、隠れん坊で…。ルールは簡単、僕を見つけて殴れば良いのさ」
アイゼン:「…ったく、相変わらずいけ好かない奴ね」小声で吐き捨てる。
灰:「判った、他に用事は?」
GM/魔弾の射手:「いや、特にはないさ。でもやる気は出ただろ? 君のその恨む声は素敵に気持ちいいからね…それじゃあね、ジェノサイダー」嘲笑の後、電話は切れた。
灰:「一つ言っておく。魔弾は『降魔』の名に賭けて滅ぼす」
美鳥:「…切れてるよ?」と茶化しつつも、手は白くなるほど握られてる。
灰:「ふう……クソが」
響:「ヤツからか?」
灰:「ああ…」電話の内容を伝えます。
酒天:「…その娘は、敵の手中に落ちたのか?」
灰:「おそらくな」
響:「ちっ」舌打ちをしつつ、木実へ電話をかける。
GM:では、電話が繋がった。
響:「もしもし、木実か?」
GM/木実:「はい、『魔弾の射手』です」ねとり、と厭に耳につく声で言った。
美鳥:素敵だ(爽)。
響:「…(硬直)…て・め・え・か・? 魔弾の射手!!
GM/木実:「えぇぇ、私よ」くすりと笑う。
アイゼン:…複数乗っ取られた?
美鳥:うんにゃ、多分乗り換えた。
GM:ボイスチェンジャーって素敵だね。
響:「何の為に、寅の親父を襲う?」
GM/木実:「葛野木実はねぇ…今から三週間ほど前に、人知れず首を吊って死んだのさ。極道の親を恨んでね♪」
響:「なっ……!?」
アイゼン:いつから入れ替わってたんだろう…って、シナリオの最初からか。
美鳥:ほほ〜、成る程、そういう事だったのか。
酒天:ふむ。そう来たか。
GM/木実:「極道の娘だもの…そりゃ恨みもいろいろ買うよね。口では言えない酷い事をされて命を絶ったのさ…君は気が付かなかったかな? あぁ、女の子のお尻を追いかけるのに必死だったか」くすくす。
響:「なんで、俺に言わなかったんだ! 首括って死ぬほど思いつめて、なんで!?」魔弾の射手に言っても無駄だと悟りつつ。
GM/木実:そこで声色が変わり、「ごめんね、ごめんね…響くん。私、汚れちゃって…そんな事いえなかったの……ごめんね」
美鳥:「寂しいね。言えないよね、そんな事」静かな声色で呟く。誰とも無く。
アイゼン:「…反吐が出るわね」
酒天:「…」
灰:「……だが、男の愛も舐められてる」
響:「関係ないだろ。木実が木実であることに変わりないのに…」
GM/木実:「響くん。ジェノサイダーから護ってくれるよね?」と悲しそうな声色で。そして電話が切られ、ツーツーツーと電子音が響く。
響:「………」
灰:「どうする小僧。なんて言われたんだ?」内容を聞いて邪悪に笑ってます。
アイゼン:「…ボウヤ? 判ってると思うけど、今のは『魔弾の射手』の演技よ」
酒天:「…誰に憑いているかは、判った…。タイムリミットは三日。探し出すだけだ」
GM:ここでシーンを切ろう。いや〜、みんな騙されてくれて嬉しかったです。
美鳥:ええ、騙されちゃいました(笑)。すっげえ楽しい自分がいる(爆笑)。
響:いいね、こういう演出! 大好きだよ!(笑)
GM:わ〜い大好評だ♪
アイゼン:完璧に騙されたわね…背筋がゾクゾクしちゃう(笑)。
灰:うむ。良いね。ロールプレイのやりがいがある。
GM:悩んだ甲斐があったぜ。さて、絆やエゴに変えたい場合はここでどうぞ。
美鳥:えっと、木実に対して絆判定。(ころころ)OK、絆/憐憫を。
酒天:では絡んでもらったアイゼンに(ころころ)絆で信頼を。
灰:響に絆判定を(ころころ)絆/同意を。
アイゼン:美鳥に書き換え。(ころころ)20ぴったり(笑)。絆/友情で。
響:魔弾の射手に絆チェックを(ころころ)25。
GM:絆になってしまったか。
響:絆の内容は、殺意。両方とも相手を殺すべき対象として認識した。
GM:さて、次のシーンはどうしたい? 分かれて行動する? それとも団体行動する?
美鳥:ふぅむ、困った。当日は日付変更から爺さんに張り付きたいのう。
GM:じゃぁ爺さんの家にか。
アイゼン:さすがに、自分の娘と闘うところは見せられないわねぇ…。
灰:オレッチは…高いビルに行きたいノウ。
響:俺はクライマックスの前に爺さんの家に行きたい。娘が死んだと伝えるのはエゴだろうけど…。
酒天:誰に取り憑いているのか判ったので、爺さんが狙われるまで時間があるなら、葛野を捜したいところですが。
GM:OK、では。

▼絆/エゴの変化
響:
魔弾の射手に絆/殺意を取得。
灰:響への絆/好奇心を絆/同意に変更。
酒天:アイゼンに絆/信頼を取得。
美鳥:木実に絆/憐憫を取得。
アイゼン:美鳥へのエゴを絆/友情に変更。




●シーン9 『当てのない追跡劇』  シーンプレイヤー:酒天  登場難易度:7

○街中


灰:同行します。
酒天:はい。他に、います?
美鳥:平日昼は学校に行きます。事件前にその日は休む事を先生に伝えつつ。
アイゼン:「あたしもいた方が良いでしょ?」酒天に同行します。学校は風邪を引いて休みました(笑)。
GM:では、夕方のコンクリートジャングルを、当てもなく彷徨い続ける一匹の鬼と私立探偵と愛の狩人。えーと、ここは純粋に運だな。まずGMが4d6を振る。それを三人が2d6の合計数値で上回れば〈知覚〉判定が出来ます。
酒天:では、写真を持って、街中を歩いています。
GM:というわけで勝負!(ころころ)合計17。
アイゼン:(ころころ)6ね。
酒天:(ころころ)11。
灰:高いネエ。(ころころ)こっちは9。
GM:二人で十分かYO!?
響:高けぇ!!!(笑)
GM:こいつら必死だ。
美鳥:…マナステルスで移動してるのかな?
GM:YES。
美鳥:じゃ、おろおろ探し回っている所を見てにやにや出来るわけですな、魔弾の奴は(笑)。
GM:OK、では〈知覚〉判定で(ころころ)目標値19以上出せ。
アイゼン:難しいわね…。
灰:(ころころ)無理だな。
酒天:6ゾロが出ても無理だなあ。
GM:クリティカルすれば大丈夫だよ。
アイゼン:無茶言いなさんな(笑)。あたしも失敗。
酒天:俺は〈知覚〉技能無しだから、クリティカルしないのです。
アイゼン:…HA《電光石火》、使う?
灰:良いよ。使ってもフォローはする。
GM:では街中で芋臭い少女は…って、うぉい!?
美鳥:無茶するなぁ(笑)。
酒天:ううむ…使う?
響:ある意味使いどころ?(マテ
アイゼン:いらないならやめとくわ、温存したいし。ある意味、切り札だからねー。
美鳥:正直、ここで見つけても逃げると思う。
酒天:そうなんだよねえ。響がこの場にいれば、無茶する価値もあるかもしれないけど。
響:ガ━(゜Д゜;)━ ン !! しまったー!!!
美鳥:出てたら、こう、煮えた会話が(笑)。
響:そうそう(首肯)。
酒天:とりあえずやめておきましょうか。
GM:では一瞬、彼女を見かけたように思ったが、すぐに街の雑踏に消えていった。
酒天:「…く、やはり簡単にいかんか」
アイゼン:「もし見つかったとして…あのボウヤ、どうするのかしらねぇ?」
酒天:「…ああ、なるべくなら、あの坊やに重荷を背負わせる前に、何とかしてやりたかったんだが、な…」
響:坊やって…と、とりあえずわし、300歳なんだが…酒天に言われたら反論できん(笑)。
灰:「まぁ…気を落とすな」GM〜。〈情報:裏社会〉で聞きたいことがあるんですが…振っても良い?
GM:いいよ〜。
灰:マスケット銃は連発が出来るのか?(ころころ)ぶ……低い、12。
アイゼン:マスケット銃で連射は…無理でしょ?
灰:ソレをPCとして情報が欲しかったわけ。
GM:うん、普通のマスケット銃は連射できない。
灰:じゃあ、裏道に住んでいる機械工の爺さん(本当はガンスミス)の爺さんに聞きます。「なるほど…普通のマスケット銃は連発は出来ねえ訳か」
アイゼン:普通じゃなければ出来るわけね。まぁ、魔物だしなぁ。
GM/ガンスミス:「そういう事じゃ。じゃが気をつけろ。連発用のマスケットもあるからのう」
灰:「連発式もあるのか……それはどんなのだ?」
GM/ガンスミス:「こう、筒が何本もついていてな」
灰:「へぇ……複数の筒がついているのか」
GM/ガンスミス:「打つたびに銃身を回転させるのじゃ…」
灰:「わかった。ありがとよ。爺さん」
GM/ガンスミス:「ふむ、魔弾を防ぐ方法があったのう…えぇぇと確か」というわけで、〈情報:魔物〉で判定してみろ。
灰:PLは知ってるんだけどなァ(笑)…達成値8。「しらねえ」
アイゼン:(ころころ)あたしは14。
酒天:(ころころ)出目が10で、合計16。
GM:うげ!? 目標値15なのにまた超えられた!
美鳥:酒天素敵だ(笑)。
アイゼン:酒天、本当に出目が良いなぁ(笑)。
響:凄いよ酒天(笑)。
酒天:一昨日の屈辱を晴らしている(笑)。
灰:方法は『聖なる祝福を受けたペンダントを身に付ける』だったっけ?
GM:YES。
アイゼン:それで防げるの?
灰:うん、防げるはず。『戯曲・魔弾の射手』ではそうなってる。
酒天:それに気づいていいんですか?
GM:YES、気が付いていい。あとは日本式に『烏の羽で四辺を囲った部屋』にいても防げる。
アイゼン:伝承に縛られるのか…なんか、レジェンドみたいね。
酒天:「ウェーバーに感謝だな。何発かは、防げるかも知れん」
GM/ガンスミス:「まぁ魔弾と戦うのは本当は薦められんがのう…幸運を祈るぞ」
灰:「ああ…爺さんにはまだ、S&WM500の改造型を貰ってないんでナ」
GM/ガンスミス:「ああ、死ぬでないぞ」
灰:「じゃあな爺さん。また来るぜ」
酒天:「準備をしよう。ペンダントは別にしても、烏の羽なら何とかなるかも知れん」
灰:「聖なる祝福を受けたペンダントなら……用意できるな」
酒天:「本当か? 灰」
灰:「ああ……有り難い破壊神のお墨付きだ」
アイゼン:「さて…どうする? ペンダントを爺さんにかけさせて、鴉羽の結界で二重に護るのがお薦めかしら?」
酒天:「…出来ることは、全てやっておきたい。もう、守れないのは御免だからな」
GM:まぁここでシーンを切ろう。絆が欲しかろう、皆の衆(笑)。
灰:金子の絆内容を……覚悟に変更します。
酒天:(ころころ)灰へのエゴを絆/戦友に書き換え。
アイゼン:酒天に書き換え、灰に取得。酒天にはさんざんロールプレイで絡んだので、難易度下げて
GM:OK、16でいい。
アイゼン:酒天で(ころころ)20。灰に(ころころ)24。よし、絆2つ増えた。
GM:下げる必要ねぇ!(爆笑)
美鳥:…難易度下げ、いらなかった(笑)。
アイゼン:もっと早く出て欲しかったなぁ(笑)。絆内容は酒天に純愛、灰に連帯感で。
酒天:ぶ(笑)。じゃあ、次に何かあったら…絆を書き換えるか(爆)。
GM:了解。では、シーンを変えて準備はしたということで。次は寅蔵家の前のシーンをしたいと思います。出たい人〜?(全員手を挙げる)
美鳥:…ふと。
灰:
響:どしたん?
美鳥:最初のSAが達成不可能になってるような気がしてきた(笑)。
アイゼン:マックス=魔弾の射手でいいんじゃない?(笑)
美鳥:魔弾の射手『マックス』を滅するだから(笑)。まぁ、魔弾消せばいいのだけれど。
GM:ああ、『魔弾の射手』の精神体の名前がマックスです。
美鳥:そーなのかっ!? じゃ、誰に取り付いてもマックスを名乗るのか(笑)。

▼絆/エゴの変化
灰:金子への絆内容を覚悟に変更。
酒天:灰へのエゴを絆/戦友に変更。
アイゼン:酒天へのエゴを絆/純愛に変更、灰に絆/連帯感を取得。



●シーン10 『男の約束』  シーンプレイヤー:轟響  PC全員登場

○葛野家


GM:じゃ全員で、寅蔵家の前に集合している。
響:「行ってくるよ……」からからと扉を開けて。「寅の親父、居るかい?」
美鳥:「…おじゃましまーす…」トランクケース手に持って。
GM/寅蔵:「おう、なんでぇ響坊か? 木実は友達の家に泊まってるぜ」
響:「寅の親父…大事な話があるんだ」
灰:「爺さん…これをつけとけ」と破壊神の加護の宿った50口径アンチマテリアルライフル弾のペンダントを渡す。「火薬は抜いてある」
美鳥:
(ぼそぼそ)灰さん、羽仕掛けに行ってくるね。言われたとおりに置けばいいんでしょう?
灰:
(ぼそぼそ)いって来い
美鳥:
(ぼそぼそ)了解」こそこそ背景に(待て
酒天:「…爺さん。これは、あんたを守るために必要なものだ。何も言わず、持っていてくれ」
GM/寅蔵:「お前らもいきなりどうしたんだ? まぁいいけどよ」ペンダントを首にかけて。
灰:「ああ…これで安全だ」
響:手を軽く上げて、皆を制す。「寅の親父、本当に大事な話なんだ。一度しか言わない……」
GM/寅蔵:「おう、なんでぇ響坊」
響:「木実が…死んだ
GM/寅蔵:「あん? 響坊、木実は電話してきたんだぞ? あんまりふざけたこと言うと、ぶん殴るぞ」
響:「ふざけてなんかない」真剣な目で。
灰:「………」
アイゼン:
どうするの? このまま言わせる?」灰に小声で。
灰:
言わせろ。そして俺が嘘にしてやる
アイゼン:
わかった。任せるわ
灰:「………」黙って此処は退室します。
酒天:「…」何も言わずに頷いて、灰を見送る。
GM/寅蔵:「だから、木実はさっき電話してきたんだ。次に言ったら本気でぶんなぐるぞ!」
響:「こっちも本気だ。嘘や冗談でこんなことを言えるか」真っ向から睨み返す。
GM:オヤヂのパンチ!(ころころ)10で当たりかけだ。
響:かわさない。
GM:ダメージは(ころころ)21点の殴りだ。
美鳥:爺さんつええっ(汗)。
アイゼン:即死ダメージじゃないの(笑)。
響:つぇぇ(笑)。
美鳥:あー、カバーリングしていい?(笑)
響:かりそめの死ですな(笑)。
酒天:うわお…。
GM:響の頬に当たってバウンドして更にズシャ〜とスライディングするほど吹っ飛んだ。
響:ぶっ飛ばされます。
GM/寅蔵:「爺の忠告は聞くもんだぞ」ああ、ちなみに手加減なので1点残ります。
アイゼン:ある意味、魔獣化した方がマシ(笑)。
美鳥:素敵、じいちゃん素敵だっ(笑)。
GM:だから爺さんが鉛玉でも死なないわけですよ。
灰:「ああ…ジジイのパンチが出たな。痛いんだアレは」縁側で茶啜ってます。
美鳥:「わー、痛そう」同じくお茶を啜ってる(笑)。
響:魔獣化したら下手すりゃ爺さん発狂するかもしれんし、爺さん加害者じゃないもん。
アイゼン:…まさかと思うけど、FP1でクライマックスへ行けって?(笑)
GM:頑張れ(爆)。
アイゼン:あたしか、あんたは(笑)。
響:ああ、一発でも攻撃受けたら死ぬのでFP1だろうが19フルだろうがあんまり関係ない(首肯)。
美鳥:
(ぼそぼそ)あ、灰さん。羽は仕掛けおわったよ? 寝室とか、いそうな場所全部
灰:「ふむ…結界を張り終わったなら、俺は一旦事務所に帰る」とシーンアウト。
美鳥:「さってと、着替え着替えっと」てけてけと歩きシーンアウト。
GM:じゃ、美鳥と灰は1d6を各自振ってみて。
灰:(ころころ)2。
美鳥:(ころころ)3。微妙な数字だねぇ。
GM:合計5か。魔弾のダメージを50点分防ぐ結界ができた。
美鳥:…微妙な数字だっ(汗)。
酒天:微妙だなあ(笑)。
アイゼン:一発、せいぜい二発で壊れそうね。
GM:まぁ大丈夫。爺さんFP30点あるから、二発ぐらいまで耐えられる。
美鳥:爺さんつええっ!(爆笑)
灰:強烈だな、おい(笑)。
GM:だから鉛玉くらっても死なない言ってるじゃん(爆)。
美鳥:さすが、銃弾受けて倒れなかった漢だ(笑)。
灰:『ガトリング砲でも大丈夫』は比喩じゃないのか(笑)。
響:「…たとえ、世話になった寅の親父の言うことでもこれだけは曲げれない。木実が死んでしまったことを知った俺は、あんたにそれを伝える義務がある。親父風にいうならそれが“筋”を通すって事だからだ」
酒天:「…なあ、爺さん。響の言ったことは本当ではある。それを俺も否定しない」
GM/寅蔵:「…ふん、どういうことだ? 詳しく話せ」
響:「詳しくは言えない。だけど寅の親父だけじゃない、親父の姪っ子も危ないんだ」
GM/寅蔵:「儂にできる事は?」
響:「だから頼む、当日はこの部屋から出ないで欲しい。寅の親父が死なない限り、姪っ子の命だけは保障される」
GM/寅蔵:「しかたねぇ。わかったよ」
響:「ありがとう。木実の遺体は連れて返ってくるよ……その時は…“人”として弔ってやって欲しい…それだけだ…」
酒天:「…爺さん。この一件が終わったら、足を洗ってくれるか?」
GM/寅蔵:「…しかたあるめぇ。俺も年だ、大紋は譲るさ。嘘はつかねぇ」
酒天:「…木実のためだよ…。頼む」
GM/寅蔵:「組は潰せねぇが、俺は頭から降りる。それでいいかい?」
響:「ああ、十分だ」
酒天:「約束だ。俺たちは、木実を連れ帰る。その時、あんたにはヤクザじゃなくて、ただの親父になっていて欲しいんだよ」
響:「それじゃ……行ってきます」立ち上がり一礼して、踵を返し走って去る。
美鳥:そーいや、金子さん今何処にいるんだかね? 案外、家でのた打ち回ってたり(ぁ
灰:かもね(笑)。
GM:さぁ? どこでしょう。
美鳥:見に行ってないんか(笑)。
灰:大体予想はついてる(笑)。
GM:では、シーンを切り替えて。



●シーン11 『アンタのコネ(女性関係)はどこまであるんだ?』  シーンプレイヤー:黒近灰  登場難易度:7

○黒近探偵事務所


灰:「どこまでもだ」
GM:いや、シーン名だ今のは。
灰:あら?(笑)
GM:というわけで、灰は事務所に戻ってきた。
灰:なーんだ、召喚の呪文とか考えてたのに(笑)。
GM:ソファーで疲れた体を癒していると、不遜な顔をした魔王が現れる…って、考えてたのか。
灰:「よう、ザミエル。来る頃だと思ってたぜ。来なければ召喚するつもりだったが……あれは面倒臭いんだ」
GM/ザミエル:「ふん、貴様はいつも身勝手だな。呼ぶのも去るのもいつも勝手だ」
灰:「うるせえよ。契約をしくじったヘボ魔王が」
GM/ザミエル:「う、人が気にしている事を。…それで何の用だ?」
灰:「ああ…テメエが取り損ねたマックスを見つけた。邪に凝り固まったオメエ好みの魂になってるぜ? で……だ、お前をこれから喰らう。そして喰らった俺がアイツを喰らう。それで、お前の契約は履行される」
GM/ザミエル:「……後で解放するのじゃぞ。それと……」
灰:「ああ…それと?」
GM/ザミエル:「優しくの(ぇ)」というわけだ。
灰:了解。
GM:ちっ、読めたか。というわけで暗転、『お子様は見るなよ〜』の時間で。
灰:ういっす〜(笑)。
GM:さて、このまま三日後まで飛ばす?
灰:オレッチはもうやること無い、好き勝手やったし(笑)。
響:こっちがロールプレイでやりたかったことはやり終えたと思う。
美鳥:元から特に無い(爆)。いや、全般的に結構好きにやったからなぁ。
酒天:うむ…いいかな、とりあえずは。
アイゼン:あたしも特にないかな。絆も5つまで増えたし。
灰:ア…絆振ります。(ころころ)ザミエルに絆/貸し。
響:あっ、しまった。親父とロールプレイしたんだから、人間に対するエゴで絆チェックしておけばよかった(汗)。
酒天:そうだ、それを忘れてた(笑)。
響:シーン変わっちまったい!!!(しくしく)
灰:振っても良いんじゃない?
響:GM、振らせていただいてもいいですか?
GM:まぁOK。おいらは寛大だから(ぉ
響:(ころころ)成功、人間に対するエゴ/支配が絆/共存に変化しました。
酒天:(ころころ)木実に絆/救済で。
GM:では。

▼絆/エゴの変化
響:
人間へのエゴを絆/共存に変更。
灰:ザミエルに絆/貸しを取得。
酒天:木実に絆/救済を取得。



 

■クライマックスフェイズ■


●シーン12 『そして魔弾は葬送曲を奏でる』  PC全員登場

GM:というわけで、みんなのいる場所を教えてくださいな。
灰:一番高いビルの上。コートをはためかせながら夜景を見てます。
酒天:例の高層ビル、でしょうな。
美鳥:困ったなぁ、爺さんの守護…平気かなぁ?
響:ビルの上なのかなぁ…?
美鳥:ま、順当にビルの上で。
GM:OK。

○高層ビル屋上

GM:ではみんなビルの上に行くと、金子が倒れているぞ。
灰:「金子…ダイジョブか」駆け寄ります。
美鳥:成る程。
アイゼン:仕方ない、一緒に行きますか。
GM:無論まだ死んでいない。ただひゅ〜ひゅ〜と穴だらけの体で、壊れかけた瞳で『助けてくれ』と訴えている。
美鳥:灰をカバーに回ります(ぇ
酒天:行くしか無さそうだな。
響:白木の鞘を抜いて辺りを警戒します。
灰:「少し待ってろ…後で楽にしてやる」
アイゼン:「ねぇ…裏をかいて屋敷へ先に戻ってたりはしないでしょうね?」
灰:「そんなはずはネエヨ」
GM:というわけで、HA《虚無への供物》+HA《魔法の国よ》。まっ、吹っ飛べ♪
美鳥:つか、死に掛けますな、これで(爽)。
アイゼン:誰か《ヴォイド》はある?
響:俺が持ってる!
灰:んだね。
アイゼン:どうする? 使う?
灰:使った方が良いかと。
GM:《虚無への供物》にはAGP5点ほど使ってるぞ。
美鳥:15d6か、かなり逝けるね。
灰:ん〜〜〜ギリギリかなぁ。
アイゼン:一度死んでから、まとめて《アドベント》する手もあるけど。《アドベント》、灰の分と合わせて2発あるし。
響:じゃあ、《アドベント》かな。
灰:なら、そうだね。そうしよう。喰らいます。
酒天:そのほうが良さそうかな。
響:ダメージ貰います
GM:んでは(ざらざらーっ)おおう、60点。
美鳥:おお、かなりのダメージじゃ。
酒天:…FP1点残った。
灰:楽勝で魔獣化行ったな。「ふう……。さて……出て来いよ、マックス」目が爛々と光りますが、まだ変身してないです。
アイゼン:あたしも魔獣化(笑)。「…ったく、嫁入り前の乙女に何てことするのよ!」
美鳥:あー、FP12点残った。「…! 痛ったぁ…んもうっ!」頭を振って立ち上がる。
響:流石に魔獣化。「がっ、はぁ!!!」天と地が紅く染まる!
GM:大爆発で爺の結界も吹っ飛んだか。
美鳥:だよなぁ、それが嫌だったんだが…。
アイゼン:大丈夫。爺さんもまとめて復活させるだけよ(笑)。
GM/寅蔵:「がはぁ!?」3km先でいきなり吐血する爺。FP残り20…って人間か!?
響:全然、人間っぽくないよっ! 寅の親父!(笑)
GM:というわけで、ここからラウンド進行になります。
美鳥:戦闘始まる前に《高速再生》します〜。(ころころ)9点回復、残り21点。

 現在のエンゲージ:(マックス@隠密中)  (PC一同)     /〜約3qの距離〜/  (寅蔵)


▼ラウンド1

GM:セットアップがあればどうぞ〜。
灰:あれ? マックスは出てないの?
GM/マックス:「うふふふ、狩人が姿を現すわけないだろ?」まだ隠れてるさ。
灰:「へっ…居るんじゃねえか、マックス。…『魔王降臨』! さあ…マックスよ。ザミエルが来たよ…お前の魂を取り立てに魔王が来たよ」邪悪なヒーローに変身(笑)。
美鳥:「困ったなぁ、お爺さんの傍にいればよかったかな?」
GM:では…どうする?
アイゼン:さて、隠密状態は戦闘行動取れば解除されるはずだけど…。
響:まずはマックス=木実を探し出すことが必要だな。
GM:あ、こちらは《絶対先制》ね(爆)。
アイゼン:了解。
美鳥:待機…すると撃たれる…って手遅れだっ(笑)。
酒天:HA《ブーストアップ》で知覚クリティカルさせて殴りかかる…って出来るんかな?
GM:残念ながら無理です(笑)。
美鳥:セットアップに攻撃されては何もできんのう。
響:戦術いきなりミスった!
GM:このマックスが生き抜いて来た理由を舐めるなよ。
美鳥:行動値高いしね(笑)。
灰:さて…戦術を考えないとね。やられる可能性高し。
GM:うん。というわけで、PCにセットアップなしならメジャーで魔弾射出! 目標は爺さん!
美鳥:困ったなぁ…傍にいればカバーに入れたのに…。
酒天:爺さん、シーンに存在しているなら、《アドベント》もかかるんじゃ?
GM:(ころころころ)攻撃が18で…回避が14。ふむ、回避できないか。さらば爺! ターンと射出された魔弾がくねり爺の肉体を貫く!

 …しかし、魔弾のダメージはダイス目が奮わず18点。そして寅蔵のFPは残り20点あったりする。

GM:えぇぇぇ、生き抜いてる!?(一同爆笑)
酒天:…って、生きてる!(笑)
アイゼン:生きてる(笑)。
美鳥:…生きてるよ爺っ(笑)。
響:生きてるしっ!?
灰:マックスも見つかったし、ジジイも生きてる。このターンで決着かな?(笑)
GM/寅蔵:「ごふぅ!? えぇぇい弾丸ぐらいでまだまだ死ねるか!」
美鳥:さ、さすが鉛玉食らって倒れない漢っ!
響:じじぃ! 強いぞ!!!
灰:そして灰の渡したペンダントがソレを少し防御する!!
GM:あ、〈殴〉属性で〈耐性〉も有効だから……まだ10点も残ってる!? なんだ、この爺!?
アイゼン:おーい(笑)。
灰:ジジイ魔獣化しないだろうなぁ…(笑)。
GM:ノリで作ってみたけど強いぞ。普通に(爆笑)
響:用意したGMが一番事実に驚いてます!!!(笑)
酒天:「ふ…ははは…全く、予想を裏切ってくれるよ…爺さん…。さて、どうやら姿を現したようだな」
GM:で、行動値12なので。メジャーで隠密(爆)。
灰:ええ〜〜。
アイゼン:こいつは(笑)。
美鳥:ああ、予想通りの行動だ(笑)。
GM/マックス:「この爺…なにもんなの(汗)」すすぅと姿が薄れて消える(笑)。さてどうぞ。
アイゼン:もしかして、毎ターン《絶対先制》で攻撃して自分の行動順で隠密?(笑)
響:ウルトラアリエール!!!
美鳥:あー、誰か範囲攻撃持ってる?
灰:持ってる。
酒天:おお。
美鳥:嫌がらせでこのターンに《ブーストアップ》で突っ込んで、同じエンゲージで範囲攻撃すると当たる(爆)。
アイゼン:あ。考えてみたらあたしも範囲攻撃持ってるわ(笑)。
灰:よし、範囲攻撃でGOだ!!
響:攻撃当てたら隠密解除か? ならやってみる価値はある。
美鳥:なんと、解除されない(爆)。消えたままでどこかに逝ってしまう(笑)。
GM:あははは。誰もエンゲージしてるものがないぞ(爆)。
美鳥:だから、消える行動に割り込んで《ブーストアップ》(笑)。
灰:ん〜〜〜どうやってぬっ殺してやろうかなぁ。
GM:なるほど、頑張れ(笑)。で、このターンどうする?
美鳥:って、それでも解除され…あ。駄目だ、マイナーで逃げて隠密される(笑)。
響:相手の行動前にエンゲージしてしまえば、隠密を宣言することはできなくなるはず!
美鳥:って、エンゲージ離脱は平気か。
響:エンゲージすれば、離脱はメジャーアクションが必要になるし。
酒天:こっちもブーストアップで挟む。
灰:なるほど。
美鳥:で、まぁ実際どうするか確定しましょう。
響:ということで誰かブーストアップお願い! AGPは出す!
灰:同じく。
美鳥:ゴメン、多分酒天一人だ。美鳥もフルメタルだけど《ブーストアップ》持ってない(笑)。
GM:シーン攻撃がないから楽だね(笑)。あれ当てられると見つかっちゃうから。
灰:まぁねえ。
酒天:俺が行こう。ブースト使うよ。
灰:お願いします。
響:では自分の誇りの絆を愛に変換して、酒天にAGP1点渡します。
酒天:では、HA《ブーストアップ》起動!
灰:同じく酒天の絆を固定してAGP1点を酒天に。
酒天:移動はマイナーでいいんですか?
GM:いいよ。隠れてるからエンゲージすら不可能だけどね。
酒天:いや、隠れる前に割り込みかけます。その上でマイナーで《加速装置》起動。《戦闘形態》を発動してエンゲージ後、メジャーで殴ります。
アイゼン:「タイミング:いつでも」だから、可能は可能だね。
GM:なるほど、OK。
灰:しかし…厄介な敵だなぁ。
響:見つけたら隠れられる前に決着つけないとね。
酒天:では、クリティカル扱いの攻撃がいきます。
GM:OKかもん! …と言うとでも思ったか!
美鳥:ヴォイド? 対抗ブーストアップ?
GM:虎の子《ブーストアップ》でさらに割り込み。そして隠れるぜ(爆)。
アイゼン:をいっ!(笑)
灰:まだ、隠れるか(笑)。
GM:当たり前だ、回避能力皆無なんだからな(笑)。
響:そいつは《ヴォイド》したいなぁ…。
アイゼン:なるほど。愛1点あげる。
美鳥:凄い戦いだ(笑)。…まぁ、どっちにせよ、今回のセットアップが終わるまでの運命だけど(ぇ)。
響:ということで絆しか持ってない私に愛をください。私に溢れるほどの愛を!!!(マテ
灰:ホイ、響の絆を固定して愛でAGPを1点〜〜。
酒天:響の絆を固定。響にAGP1点。
響:ではその2点を使用して、《ヴォイド》発動、対象はマックスの使用する《ブーストアップ》。
GM:おおう。じゃ、HA《彼方への門》で別ビルまで飛ぶか。さいなら(笑)。
酒天:ぐあ!
アイゼン:…《歩く影法師》は?
響:というか、攻撃に対するリアクションなら移動は不可なのでは?
GM:HAに対するリアクションなので、攻撃へのリアクションではない。

 これ実は、かなり微妙な解釈です。そもそも《ブーストアップ》に対して同じ《ブーストアップ》で割り込み行動できるのかどうか。
 どちらも「先に使われたHAの効果を打ち消すHA」ではないので、宣言した順番に行動処理するのが妥当だろうと思います。
 HA《彼方への門》も、この場合は「《ブーストアップ》の攻撃に対しての回避のみで移動はできない」とするべきかと。
 …例によって、プレイ最中には誰も思いつかなかったわけですが(笑)。
 それにセッション中は、下手にルール解釈で議論するより、GM判断を優先した方がスムーズに進みますしね。


響:ふむ、隣のビルか。それは困るなぁ。
酒天:誰か、消せる?
響:《歩く影法師》使うしかないか…。私にもう一度溢れるほどの愛を!!!(さらにマテ
灰:絆を固定してAGP1点を響に渡します。
酒天:木実の絆を固定。響に1点。
アイゼン:あたし、さっき1点渡してるけど。
響:アイゼンの分はさっきのヴォイドのコストで使わせてもらいましたから。では《歩く影法師》→《ヴォイド》発動。対象は《彼方への門》。
アイゼン:灰と酒天からももらってるでしょ?
酒天:ああ、3点渡ってるね。
響:じゃあ自分、あと1点AGPが残ってるんだね。
酒天:じゃあ、こっちは取り下げよう。
灰:さて…更に来るかな?
GM:ふ…やってくれるじゃねぇか。打つ手なし。
灰:一気に片を付けられるね。
アイゼン:魔獣化するから、もう一度殴る必要あるだろうけどね。
酒天:では、ダメージ出しますが、よろしいですか?
GM:どうぞ。
酒天:60点の〈殴〉ダメージ。
GM:ふっ、《伝説ふたたび》使ってFP1でふっか〜つ(爆)。
美鳥:…素敵アーツを(笑)。
酒天:戻ってきた。
アイゼン:…最低でもあと2回か。
響:そして行動値12で相手の手番か…。
アイゼン:で、また隠れると。
GM/マックス:「ま…まったく痛いじゃない!?」うむ、隠れる。
酒天:「…悪いな。もう、友が死ぬのは見たくないんだ」俺も行動値12で同時ですが?
美鳥:うむ、エンゲージされたので隠密出来なくなりますが、ルール上。
響:同エンゲージでは隠密宣言不可ですぜ、旦那。
灰:「汝、亡霊を用いて戯れなば、己もまた亡霊となるべし」何故か女性化した黒いジェノサイダーが笑ってます。
GM:《隠れしもの》使う♪
美鳥:あーゴメン、それメインプロセスで効果切れる(笑)。
GM:なにー!? く…くそ。じゃあ酒天、先にどうぞ。
響:さ、寂しいのう…(ほろり)
灰:策士、策に溺れる。うむ。地で行きましたな?
酒天:では、もう一発。(ころころ)達成値25で。
GM:(ころころ)だめだめ〜。
酒天:では、ヘルボーイ張りの鋼鉄パンチ。FP1ですが、一応振ります?
GM:いや、いらない(笑)。「痛いな。もう」むくりと《伝説ふたたび》でもう一度復活。
美鳥:さぁ次は相手の番、ですな。
灰:「何回、殺せば死ぬのかな?」
GM:仕方ない、酒天に攻撃。マイナーで《魔撃》使って(ころころ)16、回避は〈運動〉で。
酒天:(ころころ)残念、無理。
GM:オートで《魔眼》、30点の殴りだ。
酒天:ふむ。では魔獣化です。角が伸び、体中の甲殻から突起が伸び、より禍々しくなります。「…まだまだ、これからだ!」
アイゼン:…エトランゼみたいだけど、《ハイダッシュ》は持ってなかったのね(笑)。
美鳥:レジェンド/アーティファクトだね。
GM:いやPS《偽りの技》で《魔眼》を手に入れてるだけ。
美鳥:ドミネーターかっ(笑)。
アイゼン:…その割に戦法がせこいなぁ(笑)。
GM:一応ドミネーターだぜ! 弱いけど(爆)。
響:ぶっちゃけたー!(笑)
GM:だって弱いんだもん! せこくなるだろ!
美鳥:いやいや、だからこそ戦法がえげつないのですよ(笑)。
灰:きっと『戯曲:魔弾の射手』というドミニオンに棲むんだろ。
GM:では、行動値10の方〜。
アイゼン:どうする? 美鳥行く?
美鳥:どっちでも当たったら生き返ってきて魔獣化な予感なので多分変わらない(笑)。てことで行ってきます〜。マイナー《加速装置》&移動&《戦闘形態》。メジャー《吸血再生》っ。「…疾っ」でも当たるかなぁ?(ころころ)18。
灰:期待値だね。
美鳥:期待値かぁ…。
アイゼン:敵の回避値、12だったね。
酒天:うん。ちょっと微妙かなあ。
美鳥:期待値で負ける(笑)。

 しかし、GMのダイス目は3(笑)。

GM:出目が腐ってやがる!?
アイゼン:勝った(笑)。
美鳥:…当たった!?
酒天:おお!
美鳥:じゃ、当たるとダメージは18点〈殴〉であります。で、自分のFP再生してみた。
GM:うむ、かりそめの死。
灰:《超魔の命》かぁ?
GM:いや、HA《異端の生命》。さらば!(爆笑)
美鳥:とことん逃げかアンタっ(笑)。
GM:だからせこいんだよ、こいつは(笑)。
響:うひょう!?
アイゼン:《ヴォイド》の使い道、誤ったかもね。
美鳥:…じゃあ、SA使って追いかけられます?
GM:あ、普通に気が付きやがった。気がつかないでニヤニヤする予定が。
アイゼン:あぁ、それで良かったのか。
響:だね〜。
灰:んだね。
GM:ではシーン変更。
美鳥:ぎゃー、色々切れた〜(笑)。
GM:人間性痛いだろ(笑)。
美鳥:うん(笑顔)。
灰:全然平気(笑)。
アイゼン:でも、これでもう一度魔獣化できるわね。



●シーン13 『魔弾の射手vsジジイ!!』  シーンプレイヤー:なし  登場判定不可

○葛野家/寅蔵の座敷


GM:爺さんの目の前にいきなり現れる魔弾の射手。
響:そこにSA使って登場します。
灰:同じく登場します。
GM:では、その前に。爺さんにバーンと一撃。(ころころころ)撃たれて、(ころころ)ダメージ17で、防御力引いて…(計算中)……1点残ってやがる!? 爺さんしぶてぇぇぇえええええ!!(一同大爆笑)
灰:あはははは!(爆笑中)
美鳥:…こういうのはあれだけどさ。死ねよ爺さん人としてっ(笑)。
響:じじぃ、無敵ですか?(笑)
アイゼン:何だかなぁ…(笑)。
酒天:こちらもSA使用。守り甲斐がない爺さんだ(笑)。
美鳥:では、その辺りでSA使って爺さんにエンゲージで登場しますわ(笑)。
アイゼン:「全く、呆れるくらい頑丈な爺さんね」同じくSAで魔弾の射手と同エンゲージに。
灰:「じじい…生きてるか?」同じくエンゲージ。
酒天:こちらも同一エンゲージに。
GM:では、味方は爺エンゲージ。
アイゼン:あ、移動は必要なのね。
GM:当たり前だ。こちらの戦法をここまで封じられてたまるか! こいつHA《超魔の命》ないんだから!(笑)
響:「寅の親父! 生きてるか!?」
GM/寅蔵:「おうよ。鉛玉ぐらいじゃ死なねぇよ」ぜぇぜぇぜぇ。
美鳥:「…死に掛け(ぼそっ)」
灰:「…ジジイの体は超合金で出来ているのか?」
酒天:「…全く、あんたが友達で、良かったような…」
GM/寅蔵:「ところでおぬしら…なんじゃ? そのこすぷれぇいという格好は」
アイゼン:で、ラウンド頭ですか?
GM:YES。
酒天:…変身とけたか…全裸だ(苦笑)。
美鳥:あらら(笑)。
アイゼン:酒天も全裸になるの!?(笑)
酒天:いや、服は破れるでしょうな、酒天も。今まではアラキの全裸に隠れていたのですが(笑)。
アイゼン:んまっ……目の保養(待て
灰:ふふふ…こういう時に変身ヒーローは良い。服着てるし(笑)。

 現在のエンゲージ:(マックス)  (PC一同・寅蔵)


▼ラウンド1

GM:ではセットアップから。こちらは《絶対先制》! 爺にズドン。
美鳥:《黒鉄の機神》でカバーリング。
灰:HA《彼方への門》あるけど、どっち使う?
美鳥:こっちが庇うよ。FPは全然平気だし。
灰:了解。
美鳥:OK、ダメージこいやーっ!
GM:(ころころ)17点だ!
美鳥:うい、11点抜けた。残りは24点だ!(爆笑)
アイゼン:丈夫ね。ある意味セシルといい勝負(笑)。
GM:で、行動値12で隠れる!
灰:しかし……しつこい(笑)。
アイゼン:「…鬱陶しい奴ね! ラ・ガラサ!」《神性介入》使用。
美鳥:まぁ、逃げられなきゃいいや。
響:知覚で見つけてみましょう(首肯)。
美鳥:マイナーで改めて《戦闘形態》しまして、知覚発見れっつごー。(ころころ)達成値10。
アイゼン:(ころころ)こっちは12。
GM:達成値16で逃げる逃げる!
美鳥:あー、無理無理。〈知覚〉技能ないし(笑)。
響:つーか、《電光石火》いってみよう。
GM:ぎゃ〜す、鬼がいる!
アイゼン:やめとくわ、攻撃当てるのにとっときたいし(笑)。
美鳥:逃げてから、隠密? それとも機会狙ってる?
GM:機会を窺ってる。ていうか、みんな木実の体なのにガスガス殴るな。
美鳥:ああ……そんな知らない人のことはしらにゃい(待て半魔
酒天:致し方ない。《戦闘形態》発動。で、待機。
GM/寅蔵:「はて、あの娘が魔弾の射手か。娘の事を見ているようじゃが」
アイゼン:「気のせいよ!(きっぱり)」
灰:「アレに囚われてるんだよ。爺さん」
美鳥:一番苦しむ子(=響)が行動回らないんだもん(笑)。
響:「木実とそっくりな顔と声で喋るな吠えるな、囀るな!!!」
GM/木実:「うふふふふ、もう許さないから…絶対殺してやるから」
酒天:「…とにかく、今はマックスを倒し、木実を取り戻すことを考えろ」
GM:では、2ラウンド目でいい?
灰:え? 灰、なにもシテナイYO!!
GM:いや行動する人、どう行動できる?
灰:ん〜〜〜〈知覚〉で判定してみる。(ころころ)14。

 ここで、何とGMのダイスは1ゾロ!

GM:えぇぇぇぇええええええええええええええええ!?(一同爆笑)
灰:勝った!!
アイゼン:お、勝った。
酒天:おお!
美鳥:ファンぶったっ!?
響:よっしゃ!!
GM:魔王ザミエルの力がマックスの魂を嗅ぎつけた。
灰:「魔王からは逃げられない…さぁ、魂を貰おうか」
GM/マックス:「なななな!? なんでだ、完璧だったはずなのに!?」
灰:「お前の魂は、私の物だ」邪悪に笑ってます。
GM:というわけで次のラウンド…の前に。行動値4で寅蔵の爺さんが移動。
美鳥:あー、FP15点回復します…って爺さん!?
響:それは止めたいが。
GM/寅蔵:「おんどりゃ、舐めくさりおって人の敷地に入る時は靴は脱がんかい!」というわけで魔弾の射手にエンゲージしました。
響:やばいっ! 俺達、寅の親父の怒りに触れてるらしいですよ!
美鳥:あー、《足止め》がない…くぅっ。
アイゼン:えー…っと。(←リアクションに困っている)
灰:良いんじゃない? エンゲージしてるから隠れられない(笑)。

 現在のエンゲージ:(マックス・寅蔵)  (PC一同)

美鳥:じゃ、行動してない響くんどうする?
響:えーっと、他の人は全員行動済み?
GM:うん、行動済み。
響:で、みんな俺の回りに居るんだよね?(一同頷く) じゃあ、マイナーで《結界魔法》。《オリジナルスペル》のLvを上昇させて、追加されるアーツは《彼の出番だ》&《魔の心》。《魔の心》で取得するアーツは《呪圏拡大》&《ファミリア》。
灰:おおおお、カッコ良い。
アイゼン:なるほど。
美鳥:コストキツイねぇ。
GM:でらきついね。
灰:絆で何とかしてください。
酒天:やるなあ…きついけど。
美鳥:…まぁ、気にしちゃだめ(他所向いて)。
アイゼン:チームリーダーとして士気を高めるのがコンセプトのキャラだったわけね。
響:これで人間性ぴったしゼロ。
GM:メジャーはどうする?
アイゼン:それはやっぱり《彼の出番だ》&《呪圏拡大》?
灰:すげえ…全員が行動可能か。
響:マジシャンアーツ扱いの《彼の出番だ》に《呪圏拡大》組んで使用。対象はやはり自分の周りの皆ということで。人間性、現在マイナス6。
GM:がふぅ!?
灰:「感謝する!!」
酒天:「…やる。坊やという認識は改めなければ、な。響」
アイゼン:「確かにね。ボウヤは撤回、大したもんだわ!」
GM:やべぇ…終わったorz 虎爺がエンゲージしてる上に、みんな動ける。
響:「俺の字はRagnarok、神々の黄昏! 神すら敗北する戦争を意味するものぞ!」
灰:じゃあ、さくっとぶっ殺しましょう。まずはアイゼンからだね。
アイゼン:マイナーで《魔撃》、メジャーでラーガの弓! 達成値は20!
GM:無理だ!?
アイゼン:31点の〈光〉ダメージね。
GM:魔獣化! 木実の背後にマックスの亡霊が浮かび上がる…で終わりだよ!
アイゼン:「出たわね、亡霊。今度こそ、あたしの愛でイかせてあげる…」
響:「さあ! 高らかに! 軽やかに! 戦の狼煙を上げろ! エインフェリア達よ!」黄金剣を振りかざす。
美鳥:むぅ、じゃ、攻撃しますね…一応(気弱)。マイナーで移動して、そのまま拳を震脚で打ち込もう。(ころころ)19。
GM:「だぁくのぉ!」(ころころ)よし、かわした!!
美鳥:「…ちぃ」うし、避けられた(ぇ)。いや意味は無いけど(笑)。
響:AGP使って振りなおすか?
美鳥:ううん、難しいからいいや(笑)。
灰:不要でしょ。まだ二人も居る(笑)。
酒天:では、攻撃いこう。(ころころ)達成値は21。
GM:(ころころ)ぐぁ、駄目か。
アイゼン:まぁ、酒天で終わるか(笑)。
酒天:拳を振り上げた姿がシルエットになって、目が赤く輝きます。「…終わりにするぞ、マックス」拳を振りぬく!(ころころ)50点の殴り。
灰:強烈〜。
GM:ど〜んと吹き飛び…一丁の古びたマスケット銃が地面に落ち、砂のように崩れていく。
灰:「………ひょっとして魂取り損ねた?」
酒天:何か来るかな……?
灰:最後っ屁あるかなぁ。
GM:というわけで、ラストだ。HA《虚無への供物》を木実に。AGP5点!
灰:それ、ジジイにも行くよね。
美鳥:うし、爺さんを《黒鉄の機神》でカバーリングします!
GM:おおう!?
灰:おっと、ならOKだ。
GM:ちっ。(ざららーっ)42点の〈魔〉ダメージだ。カバーリングするなら2倍。
灰:魔獣化。「さて……本当に終了か…」
酒天:魔獣化しますなあ、それは。
美鳥:…ちぃ、流石に無理か。エゴ、『昔の自分』を固定してHA《永劫より》で生き返ります(ぁ)。
響:例え死んでるとはいえ、木実の遺体は残してやりたいんですが。
灰:いや、《アドベント》で生き返るよ。
酒天:うん。灰に任せよう。
アイゼン:「さぁて…この娘、どうする? さっき自爆させられた娘もだけど」
灰:「俺に任せろ」
美鳥:う? じゃ倒れて…いや、断固として生き返る(笑)。
響:「頼む…」
酒天:「灰…頼むよ」AGP渡しとこう。灰と弱者への絆を固定。
響:木実、人間、愛理、灰の絆を固定、AGPに変換して灰に渡す。
灰:愛を1つ消去してAGP2点げっと。…あれ? 他に《アドベント》持ってる人は?
アイゼン:あたしも持ってるけど?
GM:…《アドベント》する対象を挙げてくださいな。
灰:じゃあ、アイゼンが生き返らしてよ。俺は金子を生き返らせる。二人いっぺんには無理なんで。
アイゼン:《アドベント》は「対象:シーン」だから1回で十分じゃないの?
灰:あれ、そうだっけ? ならいいや。
美鳥:シーンにいればね。
アイゼン:…そう言えば。別のシーンに移ったんだっけ?
灰:GM、金子…シーンに居る?
GM:うん、いないよ?(笑) 彼女の遺体はシーンの外だ。
酒天:じゃあ、俺のAGPはアイゼンに渡すよ?
灰:そうして(笑)。
酒天:「頼む、アイゼン。やってくれ」
美鳥:じゃ、更にこっちから愛2点渡そう。
アイゼン:「…しょうがないわねー。灰は金子って娘の所に行って。あたしは知り合いに回復のエキスパートがいるから、そっちに頼んであげる」
灰:んでは……HA《彼方への門》でシーン外に移動して金子の所に行きます。そんで《アドベント》(笑)。
アイゼン:「…というわけで。カンノン様、お願い!」神界にコンタクトして《アドベント》!
GM:ちぃ、上手い方法め…では全員復活。で、爺は正気判定。2d6で8以下だったらヤバイ。(ころころ)

 そして…何とまたも1ゾロ(笑)。

美鳥:げふ。
アイゼン:よりによってここでファンブル!?
GM:うむ、発狂したか。
美鳥:まぁねぇ、魔獣化いっぱいだし(笑)。
GM:爺だし(爆)。
灰:ん〜〜〜どうしよう。
響:誰かAGP渡して振りなおさせて!
アイゼン:…っと、忘れてた。その判定にHA《電光石火》! マックスへのエゴを固定するわ♪
GM:なにぃ!?
灰:おおおおお!!
響:ナイス!
酒天:おお!
GM:完膚なきまでに救われるとは…やるな。
アイゼン:「あたしの愛で、癒してあげる…」爺さんに膝枕(笑)。
GM/寅蔵:「ふむ、お前たち妖怪じゃったのか。まぁけったいな格好しておると思ったら…」気が付いて一言。
灰:ここに居ないので何とも言えない(笑)。
美鳥:「…まぁ、そんな者です」《戦闘形態》解きそびれ(笑)。
酒天:「まあ、酒天なんて判りやすい名前を名乗っていたんだがな」苦笑して。
GM/寅蔵:「…て、こら儂にゃぁ七人の嫁さんがおる! これ以上増やしたら死んだ婆様に殺されるわい!」
アイゼン:「失礼ねー。あたしは愛の女神よ、こう見えても」微笑む。
響:「わりぃ、寅の親父、隠してたのは謝るよ」
GM/寅蔵:「まぁ構わんわい。…礼を言うかの」


GM:というわけでEDいきま〜す。何か希望ある人〜?
響:えーっと、木実はどうなったの?
灰:生きてるんじゃない? 意識失ってるだろうけど。
GM:うん生き返ってる。
アイゼン:生き返って…その後が問題だけどね。
灰:んだね。
響:うぃ、わかりました。
酒天:うむ。きっとEDで色々演出してくれます(笑)。
GM:まぁ…それより問題が。
灰:ほ?
GM:寅蔵の爺さん、FP1で人間なんだよ。
灰:うん。
アイゼン:…ぼろぼろね(笑)。
美鳥:死に掛かってるね。
GM:出血多量で死ぬって(笑)。というわけでエンディング。


 

■エンディングフェイズ■


●シーン14 『極道の意地』  轟響&酒天ED


○葛野家


 その後、寅蔵爺さんは鉛玉でぼろぼろになった体を和服に包み、堂々とした態度で組長を譲り…引退をした。
 広大な屋敷も売っぱらい、今はちんまりとした家で。
 娘の傷ついた心を癒そうと、奮闘している寅蔵爺さんの姿がそこにあった。


響:「で、実際引退してどうなのよ?」ぱちんと縁側で寅の親父と差し向かいで将棋を打つ。
GM/寅蔵:「肩の荷が下りたのう。まぁ、ちぃと心配じゃがな」ぱちん。
響:「木実はどうしてる? あれから学校に顔なかなか見せないけど」ぱちん。
GM/木実:「パパに響くん。お茶入ったよ」
酒天:そこで登場。「爺さん、いるかい?」
GM/寅蔵:「おう、天の字かい。おるぞ、縁側じゃ」
酒天:「…元気そうで、何よりだ」
GM/木実:「はい、響くん。まだ少し人ごみが怖いけど…少しずつ頑張っていくから。ね」
響:「おう、木実、こっちに茶、持ってきてくれ……王手、飛車取り」ぱちん。
酒天:「爺さんには、茶よりも…こっちだろ?」酒を見せつつ。
GM/寅蔵:「おうよ。言ったろう、鉛玉ぐらいじゃ死なんとな!」からからと笑いつつ、「おっと手が滑った」と将棋盤をひっくり返す。
響:「うおっ! きたねぇ!」茶と茶請けを持って退避。
酒天:「…ふふ、まだまだ、死にそうにないな、爺さんは」楽しそうに笑う。「…今度は、死なせずに済んだ…」満足げに呟いて。
響:「木実、どう思うよ? このじじぃの血を引く者として?」
GM/木実:「慣れると、可愛いパパだよ(くすくす)」そう言って笑った木実の表情は、とても寅蔵に似ていた。
響:「慣れ、慣れねぇ……」傍らに置いた白木鞘の黄金剣にもたれかかる。



●シーン15 『きっと明日も恋の日』  巫薙愛理ED

○週末の街中


GM/青年:「…あ、愛理さん。その、明日暇だったら僕と映画を見に行かないかな? ほら、無料チケット貰って」OPでアイゼンが護れなかった青年の面影がある子が、愛理をデートに誘う。
愛理:「え、そんな…あ、あのぅ、困ります…」見覚えのない相手に声をかけられて困ってる(笑)。
GM/青年:「えぇぇ!? 一応同じクラスなんだけど」が〜んと口をあんぐり開けて、顔に縦線が入っている。
愛理:「え、えぇーん…(こんな時に限って美鳥ちゃんいないし〜!?)」
GM/青年:「あぅ…まずは名前を覚えてもらうところから頑張ろう…」しょぼん。
愛理→アイゼン:「…な〜んて、ね。ふふっ、ジョ・ウ・ダ・ンよ
GM/青年:「…ほっ。よかったぁ」
アイゼン:「一日デートくらい付き合うわよ。ちょうどその映画、見たかったのよね〜♪」
GM:きっとアイゼンがいる限り…愛理の迷惑を考えず、明日も明後日も恋をばら撒くだろう。
アイゼン:「さ、今日も張り切っていきましょうか♪」
GM:愛理頑張れ。きっといつか、良いことはたぶん、いやほんの少しくらいは…いや…その…あってもいいと思うぞ。
アイゼン:「…まぁ、今回も酒天を墜とせなかったのが残念だけど…ね
酒天:「(ぞくり)…ん? なんだ、今の感覚は…」(笑)
灰:がははははは(笑)。
酒天:まあ、実際…爺さん助けてもらって、足を向けて寝られん存在にはなりつつあるような(笑)。
アイゼン:よし(グッと握り拳)。
酒天:そのうち、借りを返すでしょう(笑)。
アイゼン:ほほほ、楽しみにしてましょう(笑)。



●シーン16 『変わらぬ日常?』  赤羽美鳥ED

○美鳥の自宅


GM:美鳥が家に帰ると、扉に背中を預けて本を読んでいる勇司の姿がある。
美鳥:「はふぅ、今回も疲れたなぁ…まぁ、長年の懸案が片付いてよかった…って、あ、勇司くんだ」
GM/勇司:「よぉ、お疲れさん」美鳥の頭に手をやって数度撫でると、ひらひら手を振りながら去っていった。
美鳥:「あ、ありがとう…って、ちょっと待って!」
GM/勇司:「あん?」
美鳥:「一つだけ、いいかな?」
GM/勇司:「おう」
美鳥:「…ただいま、勇司くん」そこで笑顔を見せましょう(笑)。
GM/勇司:「おう、お帰り」どき、と顔を真っ赤にして。

 まぁ、殺しても死なない勇司なら…前のような気分は暫く味あわなくてすみそうだ。
 その顔に、更に花が咲いたような笑みを浮かべつつ。美鳥はそんな事を思っていたのでした…。



●シーン17 『騒がしくも愛しき喧騒よ』  黒近灰ED

○黒近探偵事務所


GM:灰は一連の事件を終えて、事務所に戻るとどさりとソファーに身を預けている…。
灰:ちょっと待ったぁ〜〜! ここの演出はこうだ!

 いつも通りの、寂れた探偵事務所。…しかし、いつもの定位置に所長はいない。
 窓際には何故か、黒髪を腰まで伸ばした長身の美女。彫りの深い横顔は、日本人と白人のハーフを思わせる。


灰→謎の美女:「面倒臭い事になった……」ソファーに横たわり考え込んでます。「契約の魂を取れなかったのは…痛恨の失敗だった」
アイゼン:…灰、性転換?
謎の美女:んだね。
美鳥:あー、あの時の変身かぁ、確か女になってたっけ(笑)。
酒天:うむ。まだ治ってなかったんだ(笑)。
謎の美女:で…酒天が魂吹き飛ばしちゃったでしょ(笑)。
GM:うん(笑)。
謎の美女:契・約・不・履・行!!(爆笑)
酒天:俺のせいか〜!(笑)
美鳥:困ったもんだねぇ(笑)。…って、キャラシートも女に書き換わってる!(爆笑)
謎の美女:灰が今まで喰らったのは破壊神(男性型)、天使(女性型)、魔王(女性型)なので、女性型が一つ多くなる。だから灰の身体も女性型で固定(笑)。
酒天:おお、そういう設定だったんだ。なるほど(笑)。
美鳥:で、魔王との契約が履行されなかったので、排出できない、と(笑)。
謎の美女:そう(笑)。「ちい……元に戻るには男性型の魔を喰らうしかネエガ……戻る方法を考えると…嫌だなオイ」
アイゼン:先に言ってくれればマックスの魂も復活させたのに(笑)。
謎の美女:まぁ…中の人は面白いかな〜と思ってたし(笑)。
GM:まぁ悩んだところで、そうそう喰われてくれる男性型の魔がいるわけもなく…賑やかしい日常が続きそうです。
謎の美女:「……ああ…憂鬱だ。酒でも呑んで寝るか」
GM:というか、一番最悪なの喰われた彼女じゃん
謎の美女:んだね(笑)。



THE END(いいのか?)


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