第23話
黄泉還り

●今回予告●

―――願い。
小さな願い。大きな願い。
願いは数多くあれど、それは全て確実には叶わないからこそ願うもの。

―――だが、それがもし叶うとしたら?
たとえそれが、どれ程不可能なものであっても…
たとえそれが、どれ程罪深いものであっても…
―――叶ってしまうのだとしたら?
その為に―――貴方は何処まで犠牲に出来る?

Beast Bind New Testament
『黄泉還り』

汝、境界を乱す事なかれ。



オープニング ミドル クライマックス エンディング

■プレセッション■


GM(夜来ねこ):こんばんはー。
R−3:こんばんわ。
麻那:…というわけで、今日もお世話になります(ぺこり)。
GM:はい、よろしくお願いします(ぺこり)。
麻那:今回は人数多そうなので、取りあえずロールプレイに手間の掛かるアイゼンは避けてみました(笑)。
GM:そーでしたか(笑)。
電波王:なるほどー。そう言う選択基準もアリですね〜(^^)
麻那:あれやると、PCが事態を把握せずに動かなきゃならないので…アンノウンマンだから(笑)。
電波王:リリスは逆に「何でも知ってるよ」って顔してないとならないんで、「じゃあ、何を知ってるの?」ってツッコミが入るのが一番怖い(笑)。
夜叉丸:がんばれ突っ込むから(笑)。
麻那:「ふふふ、それを言ってしまうと『予定』が狂いかねないでしょう?」とか嘯いてればいいんです(笑)。
電波王:昔は、よくそういうのやってて、得意だと思われてた筈なんですが……そう思われるのが嫌で避けてるうちに、腕が鈍ったようですね。

 ここで、最後のプレイヤーも到着。

電波王:お。揃ったようですね。時間もちょうど午後10時だ。
GM:ですね。じゃ、そろそろ始めましょう。ではでは、いくつか注意点を。絆判定、登場判定はルール通りです。何も言わなければ登場目標値は7だと思っててください。ちなみに今日のセッション、戦闘は1回だけです。但しクライマックスでドジ踏むと、バッドEDの可能性がありますので御注意を。
響:うぃ。
GM:処々の質問は今の内にどうぞ(笑)。なければPC1から順に自己紹介お願いします。
麻那→晶:じゃあ、ボクが最初かな?
電波王→リリス:あ。PC間の絆の取得方向も、自己紹介順ですか?
GM:そうです。
リリス:了解しました。
晶:では、行きます。


●PC1(定員1〜2名) 推奨:学生キャラ

 いつも教室の片隅で、暗く沈んだ顔をしていた一人の少女……吉沢加絵。
 さほど親しくもなかったのは、彼女が目立たないと言うよりも、どこか近寄りがたい雰囲気を持っていたからか。
 しかし、最近の彼女は見違えるように明るく、クラスメートとも打ち解け始めていた。
 それは喜ばしいことのはずなのに……キミは彼女の変化に、奇妙な不自然さを感じとってしまった…。

 シナリオエゴ:吉沢 加絵よしざわ かえ  (関係:知己、友情など)


日向 晶ひなた あきらソロモンの鍵  プレイヤー:麻那
 【マジシャン/アーティファクト】 年齢:16歳/性別:女/カヴァー:高校生
「ワガママでもいい…決めたんだ。ボクの前では、もう誰も死なせない!」
 魔神に選ばれ『ソロモンの指輪』を正式に継承した、魔神召喚士にして女子高校生。
 底なしの魔力を有するが、底抜けのお人好し&ドジっぷりも健在。篠崎勇司とは微妙な師弟関係。
 性格は明朗快活でボーイッシュ。嘘が苦手で、『誰かの命を奪うこと』が何よりも嫌い。
 いつも連れてる馬のぬいぐるみは魔神オロバスの化身。主に晶へのツッコミ&毒舌担当。
 実は初恋の相手
(*晶に指輪を託した魔神)が、目の前で消滅したというトラウマ有り。
 所持HA:《リセット》、《電光石火》、《ヴォイド》

荒神 双真あらがみ そうま護(誤)法童子  プレイヤー:ラゼル
 【アーティファクト/イレギュラー】 年齢:17歳/性別:男/カヴァー:高校生
(*データ上は魔狩人)
「神に会えば神を斬り、仏に会えば仏を斬る。修羅王、夜叉王、力貸してくれよ…!」
 魔物に対抗するために妖洞寺
(*法力僧を育成する特殊な寺)が秘術により生み出した、“生きた護法童子”。
 特殊な生い立ちから鬼子扱いされて周囲に反抗。規律を乱すこともしばしばで、付いた仇名は“法童子”。
 素行不良が過ぎたため寺を追い出され、今は単身学校に通いつつ、妖洞寺からの指令により退魔を行う。
 一見して体育以外取り柄のなさそうな、ぼろぼろの学生服を着た一昔前の馬鹿学生にしか見えない。
 仏像から削り出した霊刀、修羅王と夜叉王で戦う少年剣士。身長の低さ(160p)が密かにコンプレックス?
 
所持HA:《剣魂一擲》、《電光石火》、《歩く影法師》


●PC2(定員1〜3名) 
推奨:退魔師、ハンターなど。

 ある日、JABFに呼び出されたキミたちは、異様な現象を見せられた。
 何の変哲もない『普通の人間』が……“殺されたのに生き返る”――――『黄泉還り』を。
「1件だけなら問題ないが…どうやらこれだけではないらしい」
 依頼人が溜息と共に告げる。……かなり厄介な仕事のようだ。

 シナリオエゴ:『黄泉還り』 (関係:執着など)


轟 響とどろき ひびき偉大なる神々の運命RAGNAROK  プレイヤー:chatchit
 【マジシャン/イレギュラー】 年齢:外見22歳(実年齢300歳)/性別:男/カヴァー:大学生(*データ上はハンター)
「己が武器に抗いの想いちからを、己の身に存在の意思こえを込めろ! さあ、悪魔狩りの時間だ!!」
 池袋のアレナを活動拠点とするアウトロー集団、“獣の血脈”(Bloody Beast。通称“BB”)のリーダー。
 父親が遺した『未完成年代記』と黄金の魔剣、そして『ニーベルンゲンの指輪』を受け継いでいる。
 しかし普段は、そんな事情を微塵も感じさせない軽薄な軟派男。リーダーの威厳も何処へやら。
 得意は白兵戦のはずだが、実は《オリジナルスペル》&《結界魔法》コンボを利用した玉虫色戦術がメイン。
 所持HA:《魔法の国よ》、《歩く影法師》、《ヴォイド》

酒天しゅてん酒呑童子  プレイヤー:R−3
 【フルメタル/イレギュラー】 年齢:1100歳以上(休眠期あり)/性別:男/カヴァー:ハンター(JABF所属)
「もう二度と、仲間は死なせん……そう誓った」
 平安時代の大江山の隠れ里で生きていた、あの酒呑童子本人。人間の姿は、野性味溢れる大男。
 元々の酒呑童子は、古代の地球ドミニオンを護る戦士として生まれた存在だった。
 だが、外敵である魔物に操られた源頼光に斃され、長らく封印されていた。
 しかし10年ほど前に「毒をもって毒を制す」べくJABFに復活させられ、再び人を護るための闘いに身を投じる。
 今の肉体はバイオ技術で造られた精巧な模造品であるが、実戦で徐々に往年の力を取り戻しつつあるらしい。
 所持HA:《真理のe》、《ブーストアップ》、《律の破壊者》

篠崎 勇司しのさき ゆうじ朧夜の刃(陰魄)  プレイヤー:夜叉丸
 【イレギュラー/マジシャン】 年齢:22歳/性別:男/カヴァー:魔法使い(!)
「俺は、この世全ての知識を欲する。―――それの何が悪い?」
 自ら魔力回路(=神経)を焼き切ってみたり、吸血鬼の下僕になってみたりと変遷著しい元・魔術師。
 最近、不死の肉体を活かして自分自身を解体&新たに造った魔力回路を移植する大手術を敢行。
 気の狂うような苦痛の果てに魔力を取り戻し、再び……のんべんだらりと魔狩人を続けている(ぁ
 結構な性格破綻者だが、女性全般には甘い。最近は自ら『魔法使い』を名乗るのがお気に入り。
 所持HA:《歩く影法師》、《リセット》、《ヴォイド》


●PC3(定員1名) 推奨:リリス専用ハンドアウト

 懐かしくも馴染み深い、キミが最も愛するモノの一つ……それが、『陰謀』。
 悠久の刻、無限に存在する可能性の中を漂い続けるキミにとって、それは最高の娯楽。
 そしてまた今回も、キミは不可思議な現象の中に陰謀の匂いを嗅ぎ取る。
 目蓋を上げた、視界の先に映るのは――――。

 シナリオ絆/エゴ:今回の事件 (関係:何でも適当なのを)

リリティア・ローレンツィウム“記憶者”リリス  プレイヤー:電波王
 【イモータル/エトランゼ】 年齢:外見は15歳(実年齢は∞)/性別:女/カヴァー:高校生
「―――ふふっ、やはり……そうなりましたか…」
 時空を超越し『世界の全て』を記録することを使命とする、永世者『メトセラ』の一人。
 創世から終焉までを何度となく経験するが、可能性は常に分岐し続けるため、彼女の使命は決して終わらない。
 退屈しのぎからか大の陰謀マニアでもあり、歴史の節々で情報操作などの干渉を行っているらしい。
 得意技は、殆ど“全知”に近いほどの情報収集能力……及び『思わせぶりな言動』&『悪役笑い』。
 所持HA:《永劫より》、《滅びの霧》、《星の刻印》



晶:双真クンへの感情は『絆/友情』で。
双真:PC間絆は轟響に好奇心。
響:PC間絆は酒天に有為。
酒天:絆は勇司に興味。
勇司:リリスに利用での絆。
リリス:PC間の絆は、晶に「憧憬」で。
晶:…何故に『憧憬』?
リリス:あ、やっぱ聞かれたか。『憧憬』なのは、彼女のような純粋な少女の時期が、リリスには無いから、です。
晶:ふみぃ、了解です。
リリス:てかむしろ、勇司→リリスの『利用』って絆なの?(笑)
晶:それも思ったけど…まぁ『隷属』で絆取った人もかつていたし(笑)。
←取られた人
リリス:ま、いっか。互いに利用しあってる、って解釈もあるだろーし。
勇司:でしょ?
GM:はい、ありがとう御座います。GMはシナリオに何か一つ変なことを盛り込まないと落ち着かない気がしてきた夜来ねこでお送りします(笑)。ではでは、皆様よろしくおねがいします(ぺこり)。
一同:よろしくお願いします〜。
GM:では、最初は学生系の皆様のOPから始めましょう。


 

■オープニングフェイズ■


●シーン1 『不自然な笑顔』  シーンプレイヤー:日向晶&荒神双真

○学食内


GM:では、現在はお昼休みの教室、弁当を食べたりなど、各々時間を過ごしている所です。
晶:食堂でお弁当中です。
双真:食堂で、カレー食ってます。
GM:では、貴方たちが食堂でお昼を食べてる時、ふと周りからこんな声が聞こえてきます。

「…そういやぁさ、最近吉沢、急に明るくなったよなぁ」
「あ、それはアタシも思った。彼氏でもできたのかな? あはは♪」


晶:「(吉沢さんって…いつも何か悩んでた感じの人かなぁ?)」
GM:そんな風な談笑の聞こえる中、目の前にその問題の彼女がお昼を取っているようです。数日前まではずっと暗い表情でしたが、最近なんだか社交的になった感じですねぇ。以前は俯いてぼそぼそと話してるだけだったのですが…。
双真:「よう、吉沢! 今日何食ってるんだ?」カレーの食器持って、近くの席へ移動。
GM/加絵:「…あ、荒神くん。こんにちは♪ 今日は…これ」と見せる豚丼定食(ぇ
晶:「あ、吉沢さん。今日は学食?」友好的に話しかけてみる。
双真:「うーむ、昼からヘビーなもん食ってるな…。つかお前、最近キャラ変わったな。いいことだよ、うん」
晶:…豚丼定食って、ヘビーだったのか(ぇ
GM:きっと味付けが濃いのです(ぁ
晶:「凄く明るく見えるけど、何かいいことあった?」
GM/加絵:「うん、最近ちょっと、ね」彼女は曖昧に笑います。…が、ふと妙な魔力、のような物を感じました。
晶:「(…あれ、この感じ…?)」
双真:「(…ん? 気のせいかぁ…?)」
晶/魔神オロバス:「(魔の気配…だな)」と肩に乗ったぬいぐるみが呟く(笑)。
双真:ふと晶の方を見て、「(何かわかる?)」的な視線を向けるも、確証がないので首をひねっている、という事で。
晶:じゃあ、双真クンに頷いて見せます。
GM:では、あなた方がそんな妙な気配を感じたところで、オープニングを閉じましょう。[SA:級友の変貌の原因を突き止める]と吉沢 加絵のエゴか絆を。これは選択でいいです。判定無し。
晶:黄泉がえりかぁ……ふ。今回はトラウマ突かれそうなヨカーン(笑)。
勇司:よし、そこで勇司が優しく尻を撫でて吹き飛ばされるか(ぉ
リリス:晶は『人を殺せない』んでしたっけ? 今回は悩みそうですね。
晶:うん。あとはねー、『死んだ人に生き返って欲しい』と思う気持ちも解ってしまうから。

▼絆/エゴの変化
晶:加絵にエゴ/心配を取得。
双真:加絵にエゴ/疑惑を取得。



●シーン2 『死ねない男』  シーンプレイヤー:轟響&酒天&篠崎勇司

○JABF支部内


GM:ではでは、退魔士他いろいろの皆様のオープニングです(笑)。此処はJABFの隠し施設の一室。片面にマジックミラーがあり、目の前には今回の依頼者(及び上司)が居ます。
勇司:では床に茣蓙を敷いて、正座した上で茶を啜るか(ぉ
響:「で、なんで今日、俺らが呼び出されてんの?」目の前のカツ丼を食い漁り。
勇司:「悪い事でもしたんじゃねぇのか?」
酒天:「……」無言で壁際に立っています。
響:「そうか〜、俺らって悪いことしてたんだな」
GM/男:「よく来てくれた。最近妙な事件が発生してな…それの解決を頼みたい」
響:「違うらしいぞ勇司。俺ら、しょっぴかれないみたいだぞ?」
酒天:「…本当に悪いことをしていたら、しょっ引いたりなんぞしないさ」
GM:要約すると、『昨日殺した筈の相手に殺されかけた』と警察に駆け込んでくる奴が居たそうです。無論、即日逮捕しましたが(笑)。
勇司:「殺し損ねたんじゃねぇの?」煙草を咥えて指先に炎を灯し、火を着ける。
響:「なにそれ? 殺した奴に殺されかけたって? 単に相手が魔物だったんじゃねぇのか?」
GM/男:「…そして、犯人の証言どおりに捕まえたのが…そいつだ」そう言ってマジックミラーの方を親指で指します。
勇司:「ふむ」マジックミラーを見てみる。
響:「死んだ振り
(*[かりそめの死]のこと)は俺も何度かしたことあるしさぁ」マジックミラーの方を眺め。
GM:そこには服を血に染めて錯乱した男が一人、部屋をうろうろしています。
勇司:「錯乱してるなぁ。俺は単に殺し損ねたって思うんだが」
GM/男:「そいつは明らかに人間だった。数度に及ぶ検査の結果だ。間違いない」
酒天:「…魔物でもなく、殺し損ねたわけでもない。それでなければ、俺たちを呼んだりしないだろう」
勇司:「まぁ、そうだけどな。でもこれだけの面子を揃えたんだ。それなりの確証があるんだろ?」
響:「なら、そういうことなんだろ。ここ数年でドミニオンの数は増えた。そういうドミニオンが人知れず増えても驚きはしないさ」
GM/男:「…そう思うか? なら、これを見てもらおうか」そう言うと、彼は何事か命令を送ります。すると、向こうの部屋にJABF隊員が入り込み、大口径と思わしき銃で男を撃ちました。
勇司:「ひゅぅ、こりゃ腕に打ち込まれても人間なら即死な威力だな」
GM:その男は頭を吹き飛ばされ、びくんびくんと体を痙攣させています…が。僅かな時間で“巻き戻されるように”体が修復され、再び立ち上がりました。「…こういう事だ」
酒天:「うむ…なかなか、興味深いな」
GM/男:「1件だけなら問題ないが…どうやらこれだけではないらしい」
勇司:「へぇ、面白そうだな」術式を解析したそうにうずうずと。
酒天:「…一度死んだ人間が、蘇った。それは間違い無さそうだな」
響:「興味深い現象だが…これはかなり歪な世界律だな」
GM/男:「臨終の人間が立ち上がり、大事故の人間がそのまま歩き出す。…事件は段々と範囲を広げているようだ」
酒天:「疑問だが、死んだ事実は残っているのか? 本人が覚えているかどうか、という意味だが…」
GM/男:「…理解はしてるようだ。…が、現実感は無い様だな」鏡の向こうには隅でがたがた震える男が。
酒天:「生き返った人間自身も、戸惑っているわけだな」
響:「魔物の場合はどうなってる? 魔物の場合は真の死までもっていけるのか?」
GM/男:「…さてな、試してみるかね?」
響:「人間が死ぬという事実は、他の人間にとってどういう風に捉えられている? これは流石に異常だぞ? 復活という現象に特に混乱がないのなら…完全に今、この地域は地球とは別のドミニオンに捕らえられているって事だろ。『死からの復活』という世界律を持つドミニオンにな……」
GM/男:「受け入れられる場合もあれば、当然拒絶もある。…現在は見つけ次第、確保をしてるがな」
酒天:「…放っておくわけには、いかんな…」
GM/男:「当然我々も動いている。…が、君達には遊撃隊として動いてもらう。頼んだぞ」
勇司:「了解っと。こりゃ面白そうなヤマだねぇ」わくわくと。
酒天:「…不謹慎だぞ、勇司」
勇司:「何がだ? 知識を欲する事の何が悪い。被害者を哀れめというなら哀れむぜ?」
響:「生産量より圧倒的に消費量が多い人間が死なないとなると、簡単に世界は滅ぶぞ? こんなもの、知識でも術式でも何でもない。ただの自己満足、ただのエゴだ……世界を蝕むほど強大ではあるけどな……」
酒天:「…まあ、いい。『黄泉還り』、か…」かつて失ったものを思い出して、苦虫を噛み潰したように呟く。
GM:では、シーンを切りましょう。[SA:事件の原因を突き止める]と、『黄泉還り』事件に対するエゴをどうぞ。
晶:……しかし、生き返るからいいけど…最初にこの男で試したのは誰?(笑)
GM:割と、JABFが確保の時に?(ぁ
晶:うわー(笑)。
GM:「暴れるな!(ばきゅーん) …うわ死なねぇ!」とか(笑)。
晶:さすがJABF。普通の警察でそんなことやったら厳罰ものだ(笑)。
双真:JABFと書いて西部●察と読む(笑)。
リリス:死霊課も実権は弱そうですし、今の日本でそれができる唯一の組織かも(笑)。

▼絆/エゴの変化
響:
事件にエゴ/嫌悪を取得。
酒天:
事件にエゴ/探求を取得。
勇司:事件にエゴ/歓喜を取得。




●シーン3 『メトセラの娘』  シーンプレイヤー:リリティア・ローレンツィウム

○学食内


 リリスは軽く目を瞑り、永きに渡って体験してきた記憶の数々を思い返していた。
 大小の出逢いと別れ、事件、そして陰謀……それはまさしく膨大な量の記憶たち。
 そんな時、ふと横切る気配に馴染み深い…陰謀の匂いを感じ、彼女は目蓋を開いた。


リリス:「……(この感じ、これは……)」
GM:そこは学校の食堂。視線を向ければ、そこには『吉沢 加絵』の姿があります。そして、その2人に話しかける晶と双真の姿も…。
リリス:「(……そう。そう言う事なのですか。ならば……私も役割を果たしましょう)」
GM:あなたは思考を巡らすと、席を立ち、行動を開始するのでした…。では、[SA:事件の原因を突き止める]と、事件にエゴか絆を、勿論選択OK。

▼絆/エゴの変化
リリス:
事件に絆/懐旧を取得。



 

■ミドルフェイズ■


●シーン4 『彼女に何が起こったか』  シーンプレイヤー:荒神双真  登場難易度:7

○学食


GM:まずは食堂の続きから行きましょう。学生系の皆様&リリスのシーンですね。加絵は食事も終わり、食堂から出て行きましたが(ぇ
晶:「…うーん、単に明るくなっただけなら良いけど…魔の気配っていうのが気になるよね…」弁当の残りを片付けながら、双真クンと相談。
双真:「なぁ、日向ー。なんかおかしくねぇ?吉沢のやつ」
晶:「おかしいっていうか…不自然なほど明るく振る舞ってるみたい」
リリス:「その話、私も混ぜて頂けませんか?」にこやかに近づいて行く。
晶:「気のせいだと良いけど…って、リリスちゃん?」
双真:「む、外人か」
晶:「リリスちゃん……何か“知ってる”の?」小声で聞く。
リリス:「こんにちは、日向さん、荒神さん……さあ、どうでしょう?」軽く会釈で挨拶しつつ、質問は笑顔でとぼける。
晶/オロバス:「…勿体ぶるのが、汝の悪い癖だな」馬のぬいぐるみが弁当のミートボールを食べながら喋る(笑)。
双真:「まぁ、知ってるにせよ知らないにせよ…どうする? 何か危ない事なら、助けてやりたいとも思うが」
リリス:「彼女の身の回りに何が起きたのか、それを確かめるのが無難でしょうね」
晶:GM、ちなみに吉沢さんって何年生? 誰か同級生でもいると都合良いけど。
GM:えっとねぇ…(考え中)……たぶん、晶ちゃんと同級生で(笑)。
リリス:ちなみにリリスは一年生です。晶と同じ。
晶:ん、じゃあ同級生で了解です。…リリスは年齢とかクラス、自在に操ってそうなイメージがあるなぁ(笑)。
リリス:変身能力は無いんで、どっちかって言うとしょっちゅう転校してる感じですね。
晶:「じゃあボクは、それとなく吉沢さんの様子を探ってみるよ。何かあったら、二人にも知らせるね」
リリス:「ええ、お願いします。では私も、少し動いておきましょう」
双真:「そうだなぁ。俺が下手にべたべたつきまとうと、ストーカー扱いされかねん」
晶:「そうだよねー。“幼馴染みさん”に誤解されても困るし?」ニュースソースは内緒(笑)。

 *【聖者原罪】第四話を読んだ人は判る…かな? 晶と『双真の幼馴染み』の常葉明日香は、同じ部活の先輩後輩なのです。

双真:「え、い、いや…なに、何で君がそれ知ってるの?」焦りまくり(笑)。
晶:「ん、じゃあそろそろ授業が始まるから教室行こうか♪」双真の言葉は聞こえないふり〜(笑)。
リリス:「…………くすくす」
双真:「うぅ…まぁ一応調べてみるか。俺、考えるの苦手なんだけどな…」
GM:じゃ、その辺で1度シーンを切りましょう。何かすることありますか?
リリス:情報技能での判定は、次以降ですかね。
晶:特にないかな。後は、合流してから詳しい事情を知りたい。
双真:特にはないです。
晶:…あ、でも。他に同じような人がいるか、〈情報:噂〉で知っておきたい気はしたかも。
GM:じゃ、ちょっとだけ。ちなみに『同じような人』ってどういう意味です?
晶:最近になって、急に様子が変わった人ってことで。(ころころ)達成値は16です。
GM:はいな、では、友達の情報網とかから、「最近変わった人は居ないわけじゃないけど、彼女ほどじゃない」と言う事が判ります。
晶:うぃ、了解です。
GM:では、この辺でシーンを切りましょう。
リリス:さて。どうやって退魔組と合流するか考えておかないとなりませんね〜。
晶:まぁ、その辺はシーンを見ながら考えます。何かイベントあるだろうし。

▼絆/エゴの変化
晶:
リリスに絆/連帯感を取得。
双真:晶に絆/連帯感を取得。
リリス:双真に絆/友情を取得。



●シーン5 『拡がる異変』  シーンプレイヤー:酒天  登場難易度:7

○JABF施設


GM:では、退魔系などなどの皆様の番です。基地で何か調べます? それとも外に行きます?
響:このドミニオンがいつ頃から発生したか…噂か、魔物のツテで調べたい。
GM:はーい。じゃ、〈情報:魔物/噂〉、〈情報:警察〉だとJABFが調べたって事になるのかな? その辺で。
酒天:蘇りの現場周辺を写したビデオ…さっき見た奴ですが、なにか変わったものが写りこんでいないかチェックしたいのですが。
GM:写りこんでないかのチェックは〈知覚〉か〈知識〉ですが、とりあえず響くんから始めましょう。
響:では〈情報:魔物〉で調べたいと思います。(ころころ)達成値13。
GM:ふむ、では…。

 これはどうやらドミニオンの一種だろうか?
 数日前から発生し初めて、段々とその範囲が広がっている。
 ドミニオンの侵蝕というよりは、世界律がずれているようだ。


GM:という事が判ります。
響:範囲が広がっているということは、中心点があるっていうこと? その地域って判る?
GM:現在調査中ですね。なにせ範囲が広がってるのが判ったのは、死人が生き返っている地域が段々広がってるからですから。人死にが出ないと範囲が広がってるのが判らない、と。
勇司:ふむ。こちらは〈情報:噂〉で調べる。現象がどれほどの速度で広がっているか。(ころころ)12で。
GM:では、大体ですが…およそ1時間で数十メートルかな? といった感じ。
勇司:中心点は?
GM:判りづらいですね。大体この街のどこかだとは思いますが…死人なんぞそうそう出るわけじゃないですから。
勇司:ふ〜む。とりあえず、現在わかっているガイシャに聞き込みかな。
響:いや、そんなもんでOKだろ。遠くの町にいく必要ないって判ったんだし。
GM:じゃ、その前に酒天のビデオチェック行きましょう。〈知識〉か〈知覚〉でお願いします。
酒天:どちらもないので、素振りで(ころころ)おお…出目が良かった、12。
GM:おー。ではでは…これは何者かが死んだ人間に取り憑いたり、とか死んだ瞬間に誰かが修復したりとかではなく、『死んだ瞬間に、まさに時間が巻き戻る様に修復されている』という事が判りました。
酒天:わはは…見たままでした。 orz
GM:あと、他のビデオに関してもちょっとだけ。死んでいた遺体を『領域』と思わしき場所に運んだ時、数時間後、急に蘇生する、という映像を発見しました。
勇司:ふむ。
GM:因みに、その遺体には損傷があったんですが、それも綺麗に消えちゃってました。
酒天:最近死んだ人間で、死亡届けを取り消した人間を調べられますか? 事件が起きたと考えられる時期まで遡って。
GM:その辺は基地内では無理、としましょう。役所管轄なので直接行かないと面倒(ぁ
響:「じゃあ、俺は聞き込みに街へ出る。いつまでも部屋で黙々と作業するのは性に合わないしな」
酒天:「俺も、調べ物で出る」
勇司:「OK、役所関連は俺に任せろ。他に役所で調べたい事はあるか?」ノートPCと携帯を持って。
GM:じゃ、一発シーン切って勇司の聞き込みのシーンに行きましょう。何かすることは?
勇司:いや他の奴が聞き込むなら、こちらが市役所とか書類系を調べる。
酒天:役所関連に行こうとしてたんですが…じゃあ、現場へ。現場百回ってやつで。
GM:響くんは?
響:「ん、そうだな。最近死亡届けが出た奴、大怪我を負って病院に担ぎ込まれた奴、出来れば数日前…いや、一週間ぐらい前からの記録を拾っておいてくれ。もしかしたら何か接点があるかもしれない。俺は街で直接そんな奴がいないか聞き込みに行ってくる」
勇司:「了解、その手の資料を調べてくるわ」
響:「すぐに蘇って書類から洩れてる奴がいないとも限らないしな」
酒天:「こっちも現場に当たってみる。何かを見た奴がいるかもしれないからな」
GM:誰もガイシャに聞き込まないよっ!(笑) いや、どうせ大した事判らないけどさ。じゃ、そんな感じでシーン切りましょう。OK?
一同:OKです。
晶:『時間が巻き戻るように』ってのは何かの鍵なのかな?
響:時間逆行が鍵なんだろうか? 逆行した結果、記憶も巻き戻るので戸惑うとか。
リリス:死んでから復活するまでの時間に、人によってバラつきがあるみたいですが……何がポイントなのでしょう?
晶:数時間後、急に…ということは。もしかして、死んでからの時間と同じだけの時間をかけて蘇ってるということでは? 領域内で死んだ場合は、即時に蘇る。つまり、『死体の時間が実際に逆戻りしている』と。
リリス:ふぅむ。それだと復活した人たちが『その後どうなって行くのか』も気になりますね。どんどん若返るとかしてる可能性が。
響:死からの経過時間をそのまま逆行させてるって事か?
GM:ああ、色々考えてる考えてる♪
(←嬉しいらしい)
晶:男の様子見てると、蘇った時点で逆行は止まってるみたいだけどね。
リリス:死の数日前に怪我をした人とかが居ると、判りやすいんですが……。
響:生命活動が止まった瞬間。つまり人間がかりそめの死、または真の死を迎えることがトリガーなんだろうと思う。
晶:だね。
リリス:てか、時間逆行という前提が合ってるかどうかの確証もまだ無いような状態なんで、ちょっと判断を保留します。
晶:まぁ、間違ってたら間違ってたで面白い(ぇ
リリス:ははは、リリスじゃなきゃ私もそう思うのですが。 orz

▼絆/エゴの変化
響:
勇司に絆/有為を取得。
酒天:響に絆/連帯感を取得。
勇司:酒天に絆/仲間を取得。




●シーン6 『黄泉がえり』  シーンプレイヤー:PC全員  登場難易度:なし

○任意の場所


GM:では、それぞれの情報収集。情報収集シーンと行きましょう。
晶:さて、吉沢女史が単に『巻き込まれた多数の一人』に過ぎないのか、もしくは『事件の中心人物』なのか、それが問題だ。
リリス:判断の基準の一つとしては、吉沢さんが巻き込まれたタイミング、ですね。
GM:とりあえず、便宜的に全員登場としましょう。出会ってるかは任意で。
晶:全員、情報収集&情報交換可能ということですね。
GM:はいな。
響:街で聞き込みしている最中に、誰か接触してくれないかなぁ?
酒天:こちらも聞き込み中ではあるが…そもそも響と一緒にいるのか判らんので、何ですが。
響:「ねぇ、そこの君、うんうん、そこの睫毛がチャーミングなそこの君。ちょっと聞きたいんだけど…」と聞き込んでおります(笑)。
勇司:こっちは市役所でデーターを引っ張りつつ、ネットで噂検索さね。
晶:調査してる事件の内容がまるで違うからなぁ。接触する口実を思いつかない(笑)。
酒天:じゃあ、とりあえずバラバラで、後で出会いを考えた方が自然では?
双真:というか、全員知り合いと考えていいんですかね?
GM:それはまぁ、多分それなりに面識はあると思いますね。
晶:ボクは響さん以外は正体含めて知ってますね。キャラ同士が以前のセッションで会ってるから。
響:そうだね、知り合いがいいと思う。こっちの仕事手伝ってくれ。そっちの仕事も手伝うから。
リリス:学校組は今のところ、学校を出る必要すらありませんからねぇ…。
GM:それに、調べていけばどうせ調べてる人の情報が出てくる(笑)。


〜晶の場合〜

晶:質問。吉沢さんが『暗い』と言われてたのはいつ頃からでしょう?
GM:それは調べてくださいな。
晶:〈情報:噂〉かな?
GM:噂、あと警察と…ネットワークかな?
リリス:では、吉沢さんについて調べますね。
晶:情報屋込みで(ころころ)出目が10、合計17です。
GM:十分ですね、てか目がいいなぁ。
リリス:って、高いですね。こっちが振る必要ないかな。
晶:クラスメートに聞いて回ってます、いちおうさりげなく(笑)。
GM:はい、では…彼女が暗いと言われるようになったのは今から大体3年前の事。
晶:原因は判ります? 親しい人が死んだとか。
GM:その頃、彼女の父親が事故で亡くなってしまい、以後暗くなっていたようです。
晶:明るくなった理由までは、現段階では判らない?
GM:因みに彼女はファザコンの気が少しあったり(笑)。まぁ、それはともかく明るくなった理由については本人が曖昧に誤魔化してるそうです。
晶:ファザコン…他人事ではない(ぇ
GM:そうそう、それと彼女は人間です、間違いなく。
勇司:ああ、GM。そこで晶に電話をしたい。学校で、なんか凄く様子の変わった人がいるかどうかとか。
響:では噂話で、ここ一週間で事故があったかどうかと、メフィストに最近のドミニオン事情を聞いてみるか。最近魔物で死んだ奴がいないかどうかとか合わせて。
酒天:こっちも現場を回って…足がかりがない以上、足がかりから捜そう。目撃者の情報なり、なんなり。
GM:えっと、では順に。まず勇司と晶ちゃんの合流をやってから行きましょう。
勇司:あいさ。
晶:了解、電話を受け取ります。「あ、センパイ。様子の変わった人ならいるけど……他にもそういう人がいるの?」
勇司:「いやな、実はこういう事件が(かくかくしかじか)でな。手がかりゼロだから…何か変化がある人を探してんだ。まぁ今、市役所にいるから色々洗ってみるか」
晶:「…人が、生き返る…。ねぇ、吉沢さんって男の人の死亡届とか、調べて貰えるかな? まさかとは思うんだけど…」
勇司:「了解、調べてみるわ。ついでに家とかも軽く見て回る。生き返ってるかもしれないからな」
晶:「ん、お願いします」
勇司:「おう、任せとけ」電話を切る、と。
晶:「…さて、双真クンたちにも知らせておいた方がいいよね」うーん、3年前か…生き返ってるとしたら、1年半前に『何か』が起きたことになるけど。それだと他の人たちが、つい最近『黄泉がえり』始めたっていうのがなぁ。最初に吉沢さんの父親が蘇って、それからドミニオンが広がった…とかかな?
勇司:かなぁ。


〜響の場合〜

GM:続いては事故があったかどうか。魔物に関してなら〈情報:魔物〉、人間に関してなら〈情報:警察〉です。
響:では魔物の事故をメフィストあたりに聞いてみよう。(ころころ)情報屋込みで11。
GM/メフィスト:「…事故でありますか? 何故我輩がそんな事を調べなくてはならないのでありますか」
響:「メフィスト叔父貴、金なら払うし、今度のファイトマネーもタダでいいよ。昔のよしみだ…っつっても、あんたにとっちゃ300年ぽっちだろうけどな」
GM/メフィスト:「お金は結構! …ですが、お暇なら我輩のブックに参加してほしいものですなぁ。…っと」
響:「まあ、それぐらいなら可だ。メフィストの叔父には親父の代から世話になってるからな」
GM/メフィスト:「…ふむ、ここ1週間魔物の事故死はゼロ、ですな。いやはや何ともつまらないものです」ブツブツ言いながらも調べてくれました。「…尤も、魔物はそもそも生命力の強いもの、一概に関係あるとは言い切れますまい」
響:「それでもこの街じゃ魔物同士の争いも多い、死体の一つや二つあっても可笑しくないだろう?」
GM/メフィスト:「…ふむ、いやはや妙な事かもしれませんが、全くもってゼロ、ですな。まぁ、たまにこんな空白期というのもあるものです」
響:「叔父貴の情報網にも引っかからないってのは相当なことだぞ?」
GM/メフィスト:「…いや、一応ありましたな。とはいえ事故死ではなく、他殺ではありますが」
響:「他殺? 誰が、誰に殺されたんだい?」
GM/メフィスト:「単純ないざこざでありますよ。野良犬が鬼に食われた、それだけの事であります。つまりませんなぁ」ちなみに野良犬とは人狼のこと。鬼はそのままです。
響:「その死体はどうなった? いつ頃の話なんだ?」
GM/メフィスト:「昨日のことですな。今は鬼の胃袋か、はたまた下水か、と言ったところですかな」
響:「それは本当に死んでるんだな? その鬼と連絡は取れるかい?」
GM/メフィスト:「ええ、間違いなく。食い残しも此処にありますしな。連絡自体は構いませんぞ?」アドレスを教えてくれました。
響:「ありがと。じゃあ、次回のブックにでもつけといてくれ」
GM/メフィスト:「それは僥倖。では我輩はこれにて」昼寝に戻ったようです(ぇー
響:「魔物は死ぬが人間は死なない現象か…厄介だな。昼と夜の均衡が崩れるぞ」


〜酒天の場合〜

GM:ではでは、次は事件現場、ですね。〈情報:警察〉かな?
酒天:技能がないので、素振りで(ころころ)出目が悪いなあ…7です。
GM:あらら、まぁ、いくつかは聞き込めました。
響:AGPいるかい?
晶:他の人が判定に成功すればいいのでは(笑)。
勇司:あとでおいらが聞きに行こう。
GM:では、JABFが捕まえて記憶操作した前の人のご意見が。
勇司:ああ、GM…こういうの可能?
GM:何でしょう?
勇司:電話で情報屋に連絡して、酒天に便宜を図ってくれとお願いする。
晶:という名目で勇司が情報判定?
GM:…ふむ、面白いのでOK(笑)。
勇司:(ころころ)うむ、達成値17ほどで。市役所で順番待ち中に裏工作。
GM:はいな。では、目の前で死んだ現場を見た人が居ました。その人は現在精神崩壊一歩手前のためJABFが保護(という名の拉致?)してます。で、まぁやっぱりビデオを巻き戻したかのように復活したそうです。因みに893の抗争において。
酒天:ふむ…何か、新しい情報は?
GM:あと、臨終で体を綺麗にされて…えっと、遺体安置所、病院の、なんだっけ?(ど忘れ)
リリス:霊安室?
GM:そうそれ。そこで昨日まで完全に死亡告知されていた人間が生き返ったそうです。
酒天:それが最初の蘇生者ではないわけですよね?
GM:えぇ、最初のではありません。因みに死亡自体は一昨日。
酒天:ううむ…それでは、今までのパターンと変わらんが…一応、そいつに会ってみた方がいいのだろうか?
GM:ああ、そうそう。初めて生き返った奴は、目の前で殺されたのを目撃した人が居たから。それが893ですねぇ。それで事件が明るみに出ました。


〜リリスの場合〜

リリス:うーん。GM、そこまで聞いて少し気になった事が。
GM:何です?
リリス:死んだ時期と、死亡→復活までの時間に因果関係はありそうですか? それとも、まちまち?
GM:では、そこに気がついたのなら情報判定で行きましょう。〈知識〉でもいいよ。リリスだし(ぇー
リリス:てか、素直に《ネットジャック》《銀河大百科事典》を使います。これで判定値31。(ころころ)達成値36。
晶:振る意味あるのか、その判定値(笑)。
リリス:ファンブルとクリティカルがあるので、一応(笑)。
GM:容赦ないなぁ(笑)。いやまぁいいけど、判ってたし。では、次のような情報が出てきます。

 死んだ人間はある一定の(但し広がりつつある)範囲内で、死亡から復活までの時間は一瞬だった。
 代わりに、死んでいた時間…つまり以前に死んでいた連中も生き返り始めているらしい。
 一昨日は死んですぐ、昨日は3日前の、そして今日は…といった感じに。


リリス:なるほど。そういう仕掛けですか。
晶:それ自体は予想済み。…後は吉沢氏が蘇生しているかどうか、か。まだ蘇生してなければ、吉沢女史が何かをやって父親の蘇生を試みている可能性があるね。


〜その他諸々〜

GM:じゃ、他に何か調べますか? 吉沢さんについて詳しく、とか。
双真:吉沢さんについて詳しく、ていうと…何の技能で調べるんでしたっけ?
GM:基本的には〈情報:噂話〉ですな。というかそれくらいしかないかな?
晶:さっき勇司に頼んだ、市役所の件(父親が蘇ってるかどうか)は? 届けてない可能性もあるけど。
リリス:では、次は……復活した人間の中で、一番死んだ時期が早いのが誰で、その死亡年月日がいつごろか、かな? これは市役所で判りそうですが。
GM:あいあい、市役所に関しては〈情報:警察/企業〉です。
勇司:OK。〈情報:企業〉で(ころころ)15だ。
GM:OK〜。とりあえず、そんな届出はありませんでした。それと、現在役所における死亡届けの解除はありません。…何せJABFが握り潰してるから(笑)。
晶:あー、そういえば(笑)。
響:死人は死人のままだな。
晶:じゃあ、後は噂話かなー。学園内にて聞き込み(ころころ)達成値は13。
GM:ふむ、ではでは。

>吉沢 加絵
 高校生。晶やリリスと同級生にして現在は母子家庭。
 3年前に事故で父親を失い、本人は何か悔いがあったらしく暗く沈んだままだったが、ここ最近明るくなっている。
 …そして、明るくなる更に数日前、行方不明になっていたらしい。
 近所では「神隠しか?」などの噂も立ったが、出鱈目だというのが一般の見方。


晶:父親を亡くして母子家庭…ボクと同じだ…。
GM:こんなところかな?
晶:行方不明の間に『何か』が起きたんですね。
GM:でしょうね。
晶:ほぼ確定。彼女が『中心人物』ですね。元凶かどうかはともかく。
響:ここで勇司に連絡。集めた情報を全部流すので、勇司から学校の情報を貰って、学校メンバーと接触できるようにしたい。
GM:じゃ、勇司がJABFの連中に聞き込もうとした所で響からの連絡が、と言う事にしましょう。
勇司:うぃさ。
GM:何か演出します? それともした、で終わります?
響:電話で連絡を。「……ということだ。魔物は死ぬが人間は死なない。今からその鬼に接触とって裏づけ手に入れようと思うんだが」
勇司:「了解だ。俺は(かくかくしかじか)というわけで、握り潰された情報を探してくるわ」
響:「この情報がSEALSやMMMの過激派どもの手に入らないことを祈るばかりだ。イモータルも真っ青の『不死身の殲滅部隊』になっちまうからな」
勇司:「それ楽しそうだなぁ。まぁ言わないから安心しとけ」
響:「了解。じゃあ、裏付け取り終わったら高校の方に回ってみる」
勇司:「頼むぜ」
響:「うぃ」と電話切ります。
GM:じゃ、最後、かな? 勇司のJABFへの聞き込み〜。蘇生者の中で一番昔に死んでいた人を調べるんだっけ?
勇司:うん。後、JABFが今回の事件で握り潰した情報などを探しておきます。
GM:はいな、判定はいいや。今のJABFは協力的〜♪ では、一番昔に死んだ人は現在…1週間前、が最大の模様です。
リリス:ふむ。これで吉沢父が死んだままなのは、ほぼ確定ですね。
晶:…このドミニオンが消えたら、蘇生してた人たちも全員元に戻るんだろうなぁ、やっぱり。
響:OPで撃たれた人も死んじゃうんだろうなぁ…その責任はどこに行くんだろうなぁ…?
勇司:知るか(鬼)。俺らが殺したんじゃないもん(ぉ
リリス:いっそ『復活した人はそのまんま』ってのも豪快で楽しげですけどね(ぉ
GM:あと、現在の最新の予想範囲図をもらえました。既にこの町全部を覆ってるようです。
勇司:ふむふむ。メールでみんなに転送。
晶:…蘇生が始まったのは、数日前と。
GM:ですね。発見はそれが最初です。
晶:吉沢さんが『明るくなった』のと同時期かな。
GM:大体同じ。ズレはあるかもしれません。発生してすぐ人死にが出るわけじゃないし。
晶:父親は、“まだ”生き返ってないのかも…生き返るまで、この現象が続くのかもね。
リリス:「(……ふむ、やはり……いや、まだ断定はできませんか……)」
酒天:「…一週間前、か。それに学校。断片ではあるが、足がかりは出来たか」メールを見ながら。
晶:「(…もしも。考えてる通りのことが起きてるとしたら……ボクは、どうしたらいいんだろう…?)」
GM:じゃ、そろそろこの辺でシーンを切りましょう。やることある?
リリス:特に無いです。
晶:吉沢さんの住所を調べておく、くらいですね。
GM:それは噂でもう手に入ってます。
晶:うん。だから特にやること残ってないです。
響:鬼から裏づけ貰って、そこから学校組と会うぐらいですね。
双真:特にないです。今更同じ判定するのも、何なんで。
酒天:うむ…まあ、学校組と接触くらいかな、やることは。
リリス:吉沢さんを唆している魔物とか居そうな気配がします。
晶:魔物の力を借りているのか、彼女自身がドミネーター化したのか、まだどちらとも断定できないなぁ。
リリス:行方不明の時に何があったのか、ですよね〜。
晶:まぁ、どこぞのドミニオンに迷い込んで、魔物の力を得たって辺りだとは思うけど。
響:彼女はアポスルという可能性もありますね。
GM:では、この辺で切りましょう。

▼絆/エゴの変化
晶:勇司に絆/師匠を取得。
リリス:加絵に絆/共感を取得。




●シーン7 『俺がヘッドだ』  シーンプレイヤー:轟響  登場難易度:7

○路地裏


GM:では、響はメフィ管轄の路地裏にて件の鬼を見つけました。
響:「えーっと、鬼の…(名前聞いてなかったなぁ)」
GM/鬼:「あぁ? 何の用だテメェ」と、ガンくれてます(笑)。
晶:ガラ悪い鬼だなぁ(笑)。
GM:そうじゃなきゃ人狼なんて食べない(笑)。
響:「いや、大したことじゃないんだよ。昨日だっけ、野良犬食ったって聞いてね」
GM/鬼:「おう、そうだが…何だぁ? 敵討ちか何かか?」ファイティングポーズを。
響:「最近、人間が蘇るっていう噂、聞いたことないかな?」
GM/鬼:「ハ、人間が生き返るわけねぇだろうが!」いきなりぱーんち!
響:ひょいとかわしてバックステップ。「いやぁ、喧嘩売る気なんてさらさらないよ。その人狼の死にっぷりをちょいと聞きたかっただけだから」
GM/鬼:「避けんな! 食らって死ね! 昨日の野良犬みてぇによぉ!」更にぶんぶんと拳を振るう…エキストラ(ぁ
響:「おろろ、困ったなぁ、俺は平和主義なんだよ? 怪我したり怪我させたりはアレナ以外じゃそんなにしないんだけどなぁ」といいつつコメカミに痛打。
GM/鬼:「ゴフッ(ばたり)」…と倒れて数分後。「スンマセンデシタ、何なりと聞いてください」平伏してます(ぉ
響:「ころころ性格変わるね、君……(汗)」
晶:…チンピラだ、こいつ(笑)。
GM:チンピラだよ(笑)。
酒天:うむ…鬼も質が落ちた。嘆かわしい(ほろり)。
GM:まぁ、鬼でも日本産と外国産がいるしねぇ。こっちは多分外国起源。
晶:法眼は多分純国産。先祖は誰だか知らんけど(笑)。
響:「良いんだけどね。聞きたいのは昨日殺した人狼の行方なんだ」
GM/鬼:「ああ、アイツっすか? そいつならとっくにクソに…おっと、すいやせん」
響:「どんな風に死んだんだい? いつもより死に難かったとかないかい?」
GM/鬼:「いや、もちろん普通に殴り殺しましたとも。所詮野良犬ですから」ちょっとおどおどしつつ。「頭砕いてそのままバリバリと」食ったそうです。まぁ、何時もと変わりない、という印象のようですね。
響:「そうか、特に問題はなかったか……まあ、魔物同士なら何してようが構わないが、あんまり派手なことするなよ? 人間に見つかると厄介なんだから」
GM/鬼:「ええ、そりゃもう!」もう揉み手をせんばかりに(笑)。
響:「……………………」
GM:じゃ、そんな所で…他にする事や聞く事ある?
響:「ちょいとうちのチームに入るか? 性根、一から鍛えなおしてやる」
GM/鬼:「ヒ、ヒイィ! 何でー!?」引きずられていく…のかな?(笑)
響:ずるずると引きずって、後は学校組に合流するだけかな。
GM:あい、じゃ、シーン切りましょう。
響:うぃ。



●シーン8 『もしも願いが叶うなら』  シーンプレイヤー:リリティア・ローレンツィウム  登場難易度:7

○放課後の教室


GM:じゃ、リリスのシーンと行きましょう。何かします?
リリス:うーむ。やりたい事と言うと、吉沢さんへの接触なんですが……他のPCと一緒の方が良いと思うのですよ。
GM:じゃ、同行者として誰か選んでもいいですよ。
リリス:ふぅむ。じゃあ登場したい人、全員同行者扱いにするんで出てきてくださいませ。
双真:同行者でお願いします。
晶:では、教室に最後まで残ってるってことで登場します。
勇司:こちとら色々飛び回ってるので無理だ(笑)。
酒天:いきなり出るのも、ね。合流シーン作ってからなら別だが。
リリス:先に合流シーンにしますか?
晶:次のシーンでも良いんじゃ?
GM:じゃ、合流からかな? それとも吉沢さんとお話→合流コース?
リリス:んー。じゃ、済みませんが一回吉沢さんとお話で。あんまり大勢でゾロゾロ行っても警戒されるし。
GM:はいな。学校組、放課後の教室です。
リリス:吉沢さんを捜して、近づいて行きます。
GM:秋頃ですから、流石に夕日も見える教室の中、彼女は下校の準備をしてます。
晶:「……」素知らぬふりを…しようと努力しつつ(笑)、様子を見てます。
GM:あ、いけね。吉沢加絵について追加情報あった。
晶:ん、どんな?
リリス:ををっ? では、先にそちらを聞いておきます。
GM:彼女、昔から『カンの鋭い子』って言われてました。以上。
晶:…ドミニオンへの入り口が見える、とかかな?
リリス:ふぅむ…。「こんにちは、吉沢さん。少し、お話しても良いでしょうか?」
GM/加絵:「…あ、リリティアさん、だったっけ?」滅多に話さない相手なのでちょっと緊張気味?
リリス:「ええ。リリティア=ローレンツィウムと言います。貴方とは、前からお話したいと思っていたんですよ」
GM/加絵:「そうなんだ。で、お話って何かな?」
リリス:てか、ここで地味に情報判定プリーズ。言い訳にするのに、加絵の趣味が何か知っておきたいです。
GM:OK。別に判定するほどじゃないので、ってか晶ちゃんが多分調べてたでしょう。
晶:趣味は囲碁。嘘八百だけど(笑)。
GM:…絵画鑑賞、としておきましょう。今考えましたが(ぁ
リリス:「特に何、って訳じゃないんですけど。最近、話しかけやすくなったように見えましたから。……なんて言うと、失礼かも知れませんね」
GM/加絵:「ううん、いいの。沈んでいたのは自覚してるもん」彼女は微笑んで首を振ってくれます。
リリス:「そうですか? ならば良かった。……(あくまでにこやかに、少しだけ遠慮がちに)近頃明るくなったのは、何か良い事があったのですか?」
GM/加絵:「…うん、ちょっとね」困ったような笑みを見せます。
晶:よし、ここで《テレパシー》を…使えない(ぉ
GM:使えないのかっ(笑)。まぁイレギュラーのアーツだしねぇ。
晶:《結界魔法》を使えば、《オリジナルスペル:テレパシー》で何とか(笑)。
響:人間性食いすぎです(笑)。
リリス:《ナーブジャック》は覚えて無いの〜。「ごめんなさい……何か、言い辛い事でしたか?」
GM:まぁ、心理を読むなら〈知覚〉が適当だと思います。対抗は〈意志〉だろうけど、彼女はエキストラだ、今は(笑)。
リリス:じゃあ、〈知覚〉で判定してみますね〜……てか『今は』?
GM/加絵:「…うん、ちょっとだけ、ね♪」彼女は人差し指を親指で隙間を作ってちょっとを表します。
晶:『人には言えない類の』良いことがあった、くらいかな?(笑)
リリス:とにかく(ころころ)容赦なくクリティカルです(笑)。
GM:では、僅かな罪悪感、ある程度の幸福感、あと、猜疑の混じりあった表情だったことが判ります。すごいね(ぉ
晶:『猜疑』ってのはリリスに対して?
GM:いや、彼女に対してではなく、『何か』に対してのようです。
晶:ん、了解。ふーん…『今はエキストラ』と言ってるし、黒幕がいる可能性大、かな。
リリス:「そう。なら、無理には聞けませんね……(小声で、独り言の振りをして、わざと聞こえるように)神隠しと、関係有るのでしょうか?」
GM/加絵:「…! な、何の事?」あからさまに動揺を見せます。所詮一般人(ぁ
リリス:「あ……ごめんなさい。聞こえてしまったのですね……その、噂を……聞いていたものですから」
GM/加絵:「…うん、そう言われてるのは知ってる。…でも、ゴメンね? あまり話したくないんだ」
リリス:「こちらこそ、ごめんなさい! 傷つけるような事を言ってしまって……許して、もらえるでしょうか?」
GM/加絵:「いいよ、別に悪いことなんて無いでしょ? リリティアさんには」彼女は苦笑を零し、鞄をまとめて席を立ちました。
リリス:てか、同行者の方々は、影で見てるだけで良いのですかー?
晶:口を挟む必要性が、今のところないから。主役頑張れ(ぉ
GM:このままだと、教室出てっちゃうよ?(笑)
リリス:うぃ。てか、早くも、質問のネタが切れてきました(笑)。
晶:「…そーいえばさ。最近、変な噂が流れてるよね…街で、『死者が蘇って来てる』って」と、二人に聞こえる程度の声で言いましょう。
GM/加絵:「……っ」何か動揺したようです。
リリス:「待って! ……下さい。また、お話して、もらえませんか?」
GM/加絵:「…うん、いいよ」彼女はそれでも何とか笑顔を見せます。
晶:「吉沢さんは、聞いたことない…?」じっと見つめて。
リリス:では、すかさず駆け寄って、加絵の肩を抱くようにしましょう(笑)。
GM/加絵:「…ううん、聞いたことは無いよ…ってええ!?」肩を抱かれて目を白黒させてますが(笑)。
リリス:「大丈夫ですか? 顔色が……少し、休んで言った方が良いんじゃないですか?」
晶:「ほんとだ。保健室で休んでいったら?」
GM/加絵:「ううん! 大丈夫大丈夫! 大丈夫だから! ね?」なんだか大分動揺してるようです。
リリス:「え……あ、ごめんなさい。倒れたりしたらいけないと思って。別に変な意味じゃないんですよ?」
GM/加絵:「うん、わかってるから、アハハ」でも、微妙に距離をとってます(笑)。「そ、それじゃあね!」慌てて教室を出て行きました(笑)。
晶:「あー。じゃあ、家まで送るよ。途中で倒れたりしないか心配だし」と、素早く横に移動(笑)。
GM:早っ!?(笑)
リリス:「(しょんぼりとした顔になり)お友達になりたかっただけなのですけど……変な子だと、思われてしまいましたね」
晶:「さ、家に帰ろう? お父さんもお母さんも心配してるでしょ?」
GM/加絵:「そ、そう? ほんと平気なんだよ? …って」後半、急に顔から表情が抜けていきます。
晶:「…どうかした?」顔を覗き込む。
リリス:「(……ッ?! 始まりましたか)」
GM/加絵:「…それは無いよ。だって、お父さん死んでからお母さんはいつも仕事で忙しくて、私に構ってる暇なんて無いもん」笑顔です。どこか悲しいまでの、笑顔です。
晶:「…そうなんだ、ごめん。うちも父さん死んで、似たようなものだけど……じゃあ、ちょっと寄り道していく?」
リリス:「(……違いましたか。ひとまずは安心ですが……)そうだったんですか……私も両親は居ませんから、少し判ります」
GM/加絵:「そっか。ゴメンね? 今日は一人で帰りたいんだ。それじゃあね、お2人さん」
リリス:「ええ、判りました。では、また明日」
晶:「…うん。じゃあ、本当に気をつけてね…」
GM/加絵:「…ねぇ」教室から出るとき、彼女は振り向かずに声を掛けてきました。
晶:「…何?」
リリス:「……はい、なんでしょう?」
GM/加絵:「…もし、もしだよ? 死んだ人が生き返ってきたら、嬉しい?」
晶:「……会いたい人はいるよ。だけど……その人が生き返って幸せかどうかは…分かんない…」無自覚に、悲しい、とても悲しい表情になる。
リリス:「(俯き、晶にも表情を隠して)……私は……喜べません。だって、それは。死んだ人達が可哀想ですから」消え入るような声で答えます。
GM/加絵:「…私は嬉しいな。だって、あの時言えなかった事が言えるんだもん。……その為なら、どんな犠牲を払ってもいい」最後の言葉は僅かな声ですが、不思議と心に残りました。そして何も答えず彼女は帰って行きました。
晶:「(…嘘ついた。……嫌な子だ、ボク…)」俯いて唇を噛む。
リリス:「……少し、やりすぎたでしょうか?」加絵が去った後、けろりと顔を上げる。ただし、目じりが僅かに赤い。
晶:「…とにかく、もう少し吉沢さんを調べないとね…」教室を出て、退場かな。
リリス:では、私も退場でシーン終了にさせてもらって良いですか?
GM:そりゃ構いません。荒神くんもOK?
双真:いや、後で合流…て言ってたんで、このままシーン切るならそれでいいです。その際に出るものと思ってたんで。
GM:あいあい、判りました。じゃ、シーン切って合流と行きましょう。

▼絆/エゴの変化
晶:加絵へのエゴ/心配を絆/共感に変更。



●シーン9 『事件の交差路』  シーンプレイヤー:篠崎勇司  登場難易度:なし

GM:では、合流ですが…どこで合流したですか? 喫茶店?
リリス:私は、どこでもOKです。
晶:…どこにいても目立ちそうだなぁ(笑)。
GM:成る程、じゃ、勇司が居る情報収集の部屋を集合地点、としたいのですが…OK?
一同:OKです。
GM:じゃ、勇司の部屋にしてしまいましょう…勝手に(笑)。

○勇司の自室

晶:部屋の主が帰る前に、勝手に上がり込んで集合?(笑)
GM:現在勇司は部屋に篭って情報整理中、と言う事で(笑)。
響:「帰ったぞ〜、飯にする? 風呂にする? それとも…俺?
晶:「はい! どれもいりません先生!」(笑)
リリス:「……では、貴方で……我ながら、笑えませんね」ふっ、と顔をそらし(笑)。
響:初見の人間からすら酷い扱い!?」ガ━(゜Д゜;)━ ン !!
晶:「この前、研修とか言って見習い教師やってたじゃないですか」(笑)
響:「まあそうだけど!? 俺の担当、保健体育だったし!」
酒天:で、話は聞いた、でいいんですか?
GM:話は聞いた、でOKですよ〜。
リリス:こちらも話した、でOKです。
酒天:「…話は、判った。で、皆に問いたいが」
双真:「なんだ、旦那?」
酒天:「…吉沢という娘、皆はこの件に関わりがあると睨んでいるのか? 俺はその娘をよく知らんので、聞いておきたい」
晶:「…うん。多分…かなり深く、原因に関わってると思う」
双真:「ぶっちゃけ俺はよう判らん。だが魔の力が絡んでいるようだから、助けてはやりたいな」
響:「俺も聞いた話だけで言うならその娘、かなり黒に近い灰色だな」
リリス:「……関係は、あるでしょうね。それを聞いて、貴方はどうするつもりですか?」
酒天:「…すまないが、一度…その娘と話させてはくれないか?」
晶:「住所は判る、けど…会ってくれるかどうかまでは分かんないよ?」
リリス:「私たちも、彼女との関係はまだ手探りの状態ですからね」
響:「お前達は会いにいけ、俺たちは張り込んでみるさ」
酒天:「その娘は、死んだ者が生き返ることが喜ばしいかどうか、問うたのだろう?」
晶:「うん。ボクは…答えられなかったけど」(複雑な表情で俯く)
勇司:「今、情報を整理して思う事は一つ。誰かストーカーしてくれって感じだな」纏めた資料を確認しつつ。
酒天:「…俺も事件に何らかの関わりがあると思っている。それを聞くことと…死んだ者が蘇るということが、どういうことか…俺なりに答えてみたい。…俺も、黄泉帰りのようなものだからな」
リリス:「彼女は、誰にでも問いかけて回っているという訳ではありませんよ。話のきっかけを、どう掴むつもりです?」
勇司:「まぁ、少し乱暴だけどな。その少女を強請るか…リアクションが欲しいしな」
晶:「彼女の周辺を調べた方がいいとは思うよ。強請るってのは反対だけど」
響:「なら、俺が行こうか? ストーカー?」
双真:「ズバッと直球でいいんじゃねーの? 回りくどくしても、何だろ」
勇司:「下手にトラウマにされても後が困る。ハズレだったら発狂もんだぞ」
酒天:「…問うたのは、自身も正しいと思い切れていないのだと思う。その娘の心の中に、引っかかるものがあるのだろうからな」
晶:「…誰でも良いから、理解してくれる相手が欲しいのかも」
リリス:「……強請ると言うのはともかく。周辺を調べる事に関しては、反対する理由が見つかりませんね」
GM:因みに現在の時刻は大体5〜6時くらいだと思いねぇ。
響:「じゃあ、俺行くぞ? いいか? いいのか? ストーキング」
晶:「ボクも行ってみるよ。空からなら、そうそう見つからないと思う」
リリス:「私は、明日以降にでもまた、正面から当たってみましょう。(彼女とは……仲良くなれるかも知れませんからね)」
響:「じゃあ、まず彼女の写真を見せてくれ、相手も教育実習生だった俺を覚えてくれていたら良いんだがな」
勇司:……あ〜…頭のギアがうまくかみ合わない。心と頭と体が三位ばらばらだ。
GM:ありゃ、大丈夫ですか?
晶:やっぱ寝不足? 大丈夫?
リリス:うん? 寝不足か何かですか?
勇司:いや、問題がいまいち理解できん。意味は理解しているし、公式も判る。ただ、解けない。
GM:ありゃりゃ、GMの説明不足かなんかのミスかなぁ?
リリス:まあ、そう言う時は少し発言を控えて、頭の中を整理するのも手ですね。
酒天:結局、本人に問うしか無さそうなんで、こう提案したんだけどね。
勇司:いや…うん、ただ問題が。アンノウンマンにうっかり問いかけたらどえらい事になる。と勇司としては言うわけですよ。
GM:まぁね、その辺調べてないし。彼女と魔の接触に関しては。
勇司:というか発言控えて整理して混乱してギアが離れて「どうにもならん」となる。そして、その魔との接触を調べるにしても、その能力が俺にはない。なにしろ顔も知らんからな。あるのは家族の情報だけだ。
晶:取りあえず、彼女に魔物が接触した痕跡がないか調べてみようか。
GM:魔との接触を調べるなら、情報判定なんだけどね。
酒天:調べられたんですか? 本人に聞く以外ないと思ってたのに(笑)。
リリス:あれ? 調べられたのですか?
勇司:なにぃ!? なら調べるよ。
晶:判定できるならそれでー。
GM:だって、誰も調べてくれなかったから。
リリス:……あかん。私も風邪でボケてたらしいな。そんな単純な手を見落とすとは。…てか、情報判定うんぬん以前に《託宣》持ってたよリリス……ホント、駄目ですね私 orz
GM:いやまぁ、《託宣》って持ってても忘れるし(笑)。
勇司:では〈情報:魔物〉で(ころころ)13と出ました。
GM:ふむ、ではでは。接触に関してだよね?
勇司:まぁノウンマンかどうかって事ですな。
晶:ボクも振ります、〈情報:魔物〉で情報屋込みで…えいっと(ころころ)出目が11で、合計18。
GM:晶ちゃんがかなりマジだっ!?
晶:「教えて、Gusion-賢明な公爵-よ…」てな感じで情報系の魔神に聞いてみました(笑)。
勇司:「……かなり羨ましく思うぞ。その能力」古宵
(*)に話を聞くために、わざわざ睡眠薬飲んで寝てたのに(笑)。
晶:あはは(笑)。

 (*)一応注釈。『古宵』というのは夢の中にのみ現れる、風変わりな情報屋です。詳しくは【聖者原罪】リプレイ第2話を参照。

GM:あいあい、まぁそれはともかく。可能性としてはかなり高いと思われますね。鍵は明らかに行方不明の時間。その間に接触をした可能性が高いです。何故なら…彼女、“ありえない事として否定しなかった”ですから。『黄泉還り』を。
晶:あ、それはそうか。どんな魔物と接触したか、見当は付かない?
GM:何と接触したかに関しては、『神隠し』を調べるしかないでしょうね。
晶:再度判定?
GM:これは別情報ですから。
リリス:神隠しに関しては、手っ取り早く《託宣》使いましょう。
勇司:いや、まだ使わないでいいと思う。それは普通の情報判定で引き出せる?
GM:場所の割り出し位なら、頑張れば。そこそこ難易度高いよ。
晶:〈情報:魔物〉で情報屋込み(ころころ)達成値は15…どうでしょう?
勇司:それでだめなら人間性使うか。
GM:…ギリギリ、かな。彼女の通学路として用いている途中にある神社。そこに神隠しの伝承がありました。何らかの綻びがあるのかも、ですね。
晶:「…だって。行ってみようか?」
勇司:うっしゃGM、経験点使っていい?
GM:にゃにする気? テレポートでも取るの?
勇司:《偉大なる叡智》取って調べてやる。
晶:追加情報、他にあるの?
GM:いいッスよ。追加は特に、意味のあることはあまり無い。
勇司:『神隠しの伝承そのもの』について調べる。
GM:あー、そっち? OK、どうぞ。
勇司:それは〈知識〉? それとも〈情報:魔物〉?
リリス:知識だと、《偉大なる叡智》の意味が(笑)。
晶:達成値が単純にプラス3されるから無意味ではないけど(笑)。
GM:《偉大なる叡智》使うならどっちも同じだ(笑)。情報屋使えなくなるし。
勇司:いや重要なんだよ、人間性2も使うからな。
GM:でも、使う気無いなら〈情報:魔物〉でも判る。…まぁ、達成値は高くさせてもらいますが。
勇司:ちっ仕方ない、使うしかないか。
GM:使わなくても出る気はするけどね。ただ、伝承系だから『今』の知識が使いづらいのさね。
晶:ボクが使おうか? 人間性には余裕あるから。
リリス:てか、普通に〈知識〉で振りますねー。(ころころ)達成値35(笑)。
晶:振る必要なかった(笑)。
GM:じゃ、どんな存在かは明確には判りません。しかし、かなり強力な魔がそこに時たま門を作っているようです。その魔が、自分のドミニオンに人を引き込むことを、世間では『神隠し』と呼んでいたようです。
勇司:んじゃ〈情報:魔物〉で更に調べよう。(ころころ)16と出ました。
晶:いや、達成値35で無理なら(笑)。
GM:とりあえず。明確には判らない…というか、明確にしないで(一同笑)。まぁ、よく判らないけど危険には違いないです。
晶:「吉沢さん、『視える』力があるらしいんだ。空間の綻びから他のドミニオンに紛れ込んだのかも…」
勇司:「なるほどな」ばりばりと頭をかきながら。
晶:じゃあ、現場に向かいましょうか。
リリス:現場って、どちらでしょう。神社の方でOK?
晶:うん、神社。吉沢さんが行ってる可能性もあるし。
勇司:「まずは神社からか」
リリス:「できれば、吉沢さんとは会わずに済ませたいものですね」
勇司:「無理な相談だろ。彼女が起点なら彼女をどうにかしないといけないしな」霊符の入ったカードポーチをベルトにつけながら。
GM:じゃ、シーン切って神社? 何かあればどうぞ。無ければ切って次行きましょう。
酒天:いや、特には。OKです。
響:彼女に会いたいかな。
晶:現場で会える、に100ガメル(ぉ
響:楽器一つ分ですか!?(笑)

 今となっては懐かしい(?)ソードワールドRPGネタ……だからシリアス中に脱線するな、私(笑)。

GM:ふむ、じゃ勇司の家→彼女の家→神社ルート?
響:うぃ。
晶:まぁ、いるかいないか彼女の家に行って確認するのも良いかも。
リリス:居ない時を見計らって、と出来るならそれがベターですね。
GM:じゃ、皆さんOK?
一同:OK。
勇司:……あ〜、ようやく本調子?
GM:ノってきた?
晶:ギア、繋がった?
勇司:うん。なんつうか、今まで無線で動いてた体が有線になった感じ。
リリス:さて。実は吉沢さんに対するパーティ内でのスタンスが一致していませんね。
勇司:別に一致せんでも。
リリス:いや、最低限『殺すか助けるか』だけでも一致させておかないと、クライマックスで揉めそうで。
GM:むしろそれでこそ魔獣の絆、それぞれの思いが噛みあうぜ〜(待て
晶:サクリと殺しそうな人、この中にいる?
勇司:……ん〜。SA確認して、たぶん、必要なら殺すね。
響:俺は原因は絶つ方向かな。
リリス:退魔組は、事情次第では殺すと読んでました。
酒天:さくりと殺す気はないが…どんな人間かキャラが判っていないので、態度は保留です。
響:例えば彼女が原因だとして、退魔組はそれを殺さない選択をするだけの材料が今のところなさげ?
勇司:うん、ないね。
酒天:いや、俺は今殺さない方に一票入れたところですね。
響:俺も今は殺さない。原因かどうかも判らないし。

▼絆/エゴの変化
双真:加絵へのエゴ/疑惑を絆/救済に変更。
響:リリスに絆/好奇心を取得。
酒天:加絵に絆/救済を取得。
勇司:晶にエゴ/愛情を取得。
リリス:酒天に絆/懐旧を取得。




●シーン10 『夜間飛行』  シーンプレイヤー:日向晶  登場難易度:なし

○吉沢家前/夜


GM:では、彼女の家の前です。この時間だというのに明かりは無く、閑散とした雰囲気を漂わせています。
響:中から声は聞こえるかな?
晶:「さて、彼女はいるかな〜?」空を飛んで窓から中を覗こう。
GM:家の中は…からっぽ、ですね。いやまぁ、カーテンかかってるってのもありますが。
晶:「…誰も、いないみたい」みんなの所に戻る。
リリス:「……神社、でしょうか」
響:「その辺りにいないかね?」
GM:あー、そうそう。晶ちゃん、飛んだのならちょっと〈知覚〉を。
晶:〈知覚〉技能はないの(笑)。(ころころ)…10で。
GM:ふむ、じゃ、もう1回振ってくださいな。そのままで。
晶:(ころころ)6ゾロで15。技能ないからクリティカルはしないけど(笑)。
GM:ああ、何て素敵な(笑)。じゃ、不幸にも晶ちゃんが飛んでいるところを見てしまった一般市民がJABFに攫われてるのが見えました(笑顔)。
晶:うわーい!?
GM:1度目は隠密、2度目は視覚判定でした(笑)。
リリス:うわ!?
晶:「ごめん、酒天さんどうにかして!?」かくかくしかじか(笑)。
GM:大丈夫、健全な市民になるだけだよ(笑顔)。
酒天:「…話はつけておく。安心しろ」
響:「最悪、記憶消される程度で話まとめてくださいな」
リリス:「(JABF、恐るべし……ですね)」
響:「まあ、ある意味、普通の対応?」
晶:「あ、あははは…軽率だった…かなぁ?」(渇いた笑い)
勇司:「……」仕方ないのでJABFに交渉、そして舌先三寸で一般市民を丸め込む。GM、交渉判定で勝負だ!(笑)
GM:OK、乗った(笑)。一般市民だから…OK、行きましょう。さぁ〈交渉〉で振ってみろ(笑)。
勇司:唸れ黄金の舌!!(ころころ)

 …しかし。無情にもダイス目は3だったり(笑)。

勇司:ごふぅ!?
晶:駄目じゃん(笑)。
GM:うわ勝ちそう(笑)。(ころころ)…こっちは達成値11で勝利。一般市民、弁舌上手いなぁ。
酒天:こっちが直接いきます。
勇司:エゴ/知識を固定して振りなおす!
響:それ、PCじゃなくてPLのエゴだー!!!(笑)
リリス:えーと、私も振って良いかな?
GM:いいよ〜。
勇司:あ、なら任せた。頑張れペテン師(笑)。
←本人曰く、『褒め言葉』らしい。
リリス:では、行きます。(ころころ)達成値16です。て言うかピンゾロでなきゃ負けないわい(笑)。
GM:(ころころ)無理無理。でも目がいいな、この一般市民(笑)。「アレは夢? そうか夢かそうなのかあはは〜」と丸め込まれた(笑)。
響:「どっちにしても、彼女見つからなかったんだな?」
晶:「うん、ごめんね。もう神社に行ってるのかも」
リリス:「……ふう、何とかなりましたね」
勇司:「すまん、助かったわ。晶も不用意に飛ぶなよ」
晶:「本当にごめん! …でも、吉沢さん…何とか助けてあげたいな…」
勇司:「手遅れなら殺すのも慈悲だぜ」
酒天:「…気持ちは判る。とにかく、可能性のある所から当たっていこう」
GM:じゃ、この辺で切って神社へ行きますか? やることはあります?
勇司:ああ、窓の鍵開いてる? 運動能力活かして忍び込んで、下着を拝見してこよう。開いてるならば。
GM:いや、閉まってる。戸締りは当然するさね。
勇司:ちぇ、残念。
リリス:忍び込むのですか? また市民に見つかると厄介だよ(笑)。
勇司:通報前にトンズラだ!
GM:大丈夫、今度はJABFは相手にしない、だって下着ドロだもの(笑)。
勇司:泥棒じゃない! 鑑賞したいだけだ!(笑)

 人、それを変質者と呼ぶ……あ、でも勇司なら泣いて喜ぶか(笑)。

酒天:「…先に行くぞ?」
リリス:「……行きましょう」
勇司:「ちっ、鍵がかかってら」
響:「いないのなら仕方ないな。俺達も先を進まないと…」
GM:じゃ、シーン切るんでやることあったら済ましてね〜。
勇司:え〜と、晶のエゴを書き換える。(ころころ)…うむ、エゴだ。
晶:失敗だね(笑)。
勇司:後、シーン切ったら響に取得。(ころころ)うん、絆/協力と。
響:事件へのエゴを書き換える(ころころ)成功、絆/解決へ。
晶:ボクも『人助け』のエゴを書き換えチェック。(ころころ)成功。シーンを切るなら酒天さんに絆取得チェック。(ころころ)こっちも成功。絆/信頼に。これで七つ全部絆。よほど無茶しない限り人間性は安泰だ(笑)。
リリス:陰謀のエゴに絆チェック〜(ころころ)さすがに成功せず。陰謀はエゴ/偏愛のままでした。
酒天:まあ、とりあえず双真に絆でも(ころころ)絆/連帯感で。これで絆5のエゴ2。
双真:じゃあ、とりあえず酒天に絆でも(笑)。(ころころ)…ファンブル。はい、エゴ(笑)。ガタイのデカさにコンプレックスで、エゴ/劣等感。絆5のエゴ2。
響:空きが1つにエゴ1つか…。
リリス:六つ絆、一つエゴ。バランスとしては上々です。
勇司:空き1つ、エゴ2つか…きついな。
リリス:勇司は、人間性の低さは解消されていないんですか?
晶:むしろ《魔の心》を取りたいそうです(笑)。
勇司:うむ!(クワッと目を見開く) 人間性増やして何が楽しい!? この堕ちるスリルがたまらない(じゅるり)。
晶:それでマジシャン。無謀だよねー(笑)。
リリス:いやー、僕ら魔物じゃなくて半魔だしー(笑)。
GM:楽しい楽しくないはいい。人間性を増やすんだ(ちよ父風)。
リリス:ぶふっ! 吹いた! 今度は吹きかけじゃなくて完全に吹いた!!
GM:はっはっは、ではこの辺で切りましょう(笑)。

▼絆/エゴの変化
晶:
人助けのエゴを絆/誓いに変更。酒天に絆/信頼を取得。
双真:酒天にエゴ/劣等感を取得。
響:事件へのエゴを絆/解決に変更。
酒天:双真に絆/連帯感を取得。
勇司:響に絆/協力を取得。




●シーン11 『神隠しの杜』  PC全員登場  登場難易度:なし

○神社


GM:では、神社です。辺りには微妙に嫌な気配が立ち込めています。
響:「これは…だいぶ濃いものが溜まってるな」
勇司:「おうおう、旨そうな空気だな」
リリス:「(……この、感じ……間違いありませんね)」
響:「核となりそうなものを探そう」
双真:「いやーな気配だこと…」
晶:「この気配の強いところに、入り口があるかも…」魔力判定で判るかな?
酒天:「とりあえず、この雰囲気なら、何が出てきてもおかしくない。皆で何があるか、探ってみるか」
勇司:「んだな。戦闘能力ない奴は離れるなよ」半身構えて。
GM:いや、晶ちゃんが周囲を探ろうとした瞬間、神社の鳥居の囲いの中が、空間が裂ける様に開きます。まるで手招きをしているかのように。
晶:「…向こうから誘ってるみたいだよ…」
響:「相手からお誘いしてるみたいだな」
リリス:「あちらから招待してくれたようですね……先へ進みましょう」
酒天:「…異存はない。行こう」
響:「準備はいいな? 行くぞ」空間の中に足を踏み出す。
GM:では、ひび割れを潜り抜けると…其処には紫色の霧の立ち込めた空間と森、そして、道と其処から続く、どこまでも続く階段が見えました。
勇司:「お〜お〜、馴染むわ馴染む」スキップしそうな勢い。
晶:「この奥にいるの? 吉沢さん…」飛行状態になっておきます。
響:「階段を登れということか…まさに神隠しの森ってとこかな?」階段を登り、先へ進みます。
双真:「ま、今さら躊躇う理由もなし、行こうぜ」
酒天:「ここまで来て留まっても、仕方あるまい。行こう」
リリス:「…………(懐かしい。ここは、何も変わりませんね……)」先へ、先へと進みます。
GM:では、階段はいつまでも続き…その度に闇の気配は濃くなり続け、もはや階段と両脇の森以外は紫がかった霧しか見えなくなっていきます。
響:「これが神隠しって奴かな?」
勇司:「いや〜落ち着いて、うきうきしない?」気にせずたったか上がっていく。
響:「そうか? 俺はこれでも地球ドミニオンの生活が気に入ってるんだけどな。ここはあまりに異質すぎる…」
GM:放つ声は霧に吸い込まれるがごとく、手を伸ばせば闇に触れられるんじゃないか? と思うほど気配は濃くなっていきます。
リリス:「…………」森に入ってから、口数が減っています。
勇司:「へばったのか、リリス?」
リリス:「……え? ……い、いえ。少し、ぼーっとしていたようです」
勇司:「晶もあんまり飛ぶなよ。こういう時、地面の感覚を忘れると悲惨な目に合うからな」
晶:「うん。地面すれすれに飛ぶだけにしとくよ……スカートだし」
勇司:「いや晶、高く飛べ。うん飛ぼう、スカートならなおさら!」ハァハァ(笑)。
酒天:「…少なくとも、ここは敵地だ。気は緩めない方がいい」
響:「気をしっかり保てよ。半魔とはいえ、魔物が神隠しに遭いましたじゃ恥ずかしいからな」
リリス:「……え、ええ(……敵地……そう、敵同士なのですね……これもまた、宿命ですか)」
双真:「こないだは死ぬかと思ったからなぁ…今度はしっかりしねぇと…」
響:「まだ、頂上には着かないみたいだな」
勇司:さて、ここで晶のエゴをチェンジと。(ころころ)

 しかしダイス目は4で、またも失敗(笑)。

GM:呪いか?
勇司:……ねぇ晶。ボクのこと嫌い?(涙)
晶:自分で振ったんじゃないかぁ(笑)。
リリス:哀れな…(ほろり)。

 そのうちに、段々と時間の間隔も狂い始めた…。
 数十秒しか経っていないのか、それとももう何時間と登り続けているのか、それすら判らない……。
 まるで、すぐ傍に知らない誰かがいるような…いや、そもそも誰も居ないのか?
 そんな事さえ思うほど、辺りを包む気配は凶悪になりつつあった…。


酒天:うーん、さっきからGMが決定的なことを言っていないのが気になるな。歩いているだけだぞ、我々。
晶:「…ここ、いつまでも夜のままなのかなぁ?」
リリス:「……(ぽつり)そろそろです」
GM/女の声:
「…不安だというのなら、出てきましょうか?」
勇司:「お〜出てきた、出てきた。そろそろ疲れるから、出てきてくれる方がありがたいんだが」
晶:「…誰? 吉沢さん?」
GM/影:
「はい、出てきました」その姿は闇に沈んで正確には判りません。ただ、加絵とは違う女性のようです。
酒天:「…何者だ?」
響:「君は何者だい?」
晶:伊邪那美…ってことはないか、いくら何でも。
酒天:イザナミなら、殺すのはまずそうだ(笑)。
晶:日本全部の生みの母だしね(笑)。鬼にとってもお母さんだ(笑)。
GM/影:
「貴方達、あの街に住んでいる『人寄りの魔物さん』たちかしら?」
晶:「そうなるね。人間もいるけど」
リリス:「……そう。忘れているのですね。ならば、私も覚悟を決めましょう」
勇司:「魔の前に半をつけてくれると嬉しいな」
響:「そうだね。魔物からは蔑称を込めてこう呼ばれている。人にも魔物にもなりきれない者…『半魔』と」
GM/影:
「人界は今、生と死の境界がずれているわ。あれではきっと大変な騒動になるでしょう」
晶:「キミは、原因を知っているの?」
GM/影:
「ええ、大した理由ではありません。ずらしたのは私ですから」
晶:「…理由を、聞いていい?」
酒天:「…何の目的で?」
響:「どうしてそんなことをした?」
GM/影:
「それは勿論、頼まれたから。私だって偶には人の頼みを聞く事もあるわ」
酒天:「…吉沢、という娘に、か」
響:「君はさっき言ったな。大変な騒動になると…つまり君は『そうすることでどうなるのか』を知っている立場だということになる。どうして止めなかった?」
リリス:「……いつまで、『こんな事』を続けるつもりですか?」
GM/影:
「あら、久しぶりの顔ね……また来たの? いえ、“今回は初めて”かしら?」
双真:「…おいおい、質問はスルーかよ。えらいマイペースだな、あんた…」
晶:「吉沢さんは、今どこにいるの?」
GM/影:
「ええそうそう、吉沢とか言っていたわね、あの子。知っていても、人界に何があろうと私には関係ないもの」影がすっと手を上げると、空間が切り裂かれ…その向こうには誰かの墓前に立つ吉沢加絵の姿があります。
響:「関係がないから何しても自分の責任じゃない、と子供の理屈を持ち出すか?」
酒天:「…その娘と、何を約束した? 父親の黄泉がえりか?」
GM/影:
「ええ、よくご存知で。あの子は何を犠牲にしても父親を蘇らせたかった。危険性は全て教えた上で、尚あの子は頼み込んだわ」
晶:「…関係ないって言ったね。じゃあ、願いを叶えることで、あなたは『何を得る』の?」
GM/影:
「だから、私はそんなあの子に心を打たれてやってあげたの。いわばボランティアよ?」
晶:…うぅっ、幸見だったら苛烈なツッコミをびしばし入れられるのにぃ(笑)。
リリス:「ここに来るのは何度目だったでしょうね。……もう、やめませんか? 無意味な事をしていると言うのは、貴女にも判っているでしょう」てか、このボス、復活系HA大量に持ってそうだなー(笑)。
GM/影:
…ふふ♪ 無意味を楽しむ事こそ“私”の在り方。忘れたのかしら?」リリスの耳元に、声が囁きかけます。
勇司:(拍手をしながら)「素敵なボランティアだな。ついでに代償は何か教えてもらいたいね」
GM/影:
「何も」
響:「人は…生物は死ぬことで世界のバランスを保っている。死人を生き返らせるのは禁忌の領域の業だぞ。どんなにこの世に未練がある者を生き返らせたいと望んでも、それは望んだ者のエゴに過ぎない!」
GM/影:
「人の生死など境界がずれてしまえばあやふやなもの。禁忌と正常の境でさえもね」
リリス:「……そんな事をしても、誰も幸せにはなれませんよ。吉沢さんも、生き返った人達も……そして、貴女も」
酒天:「…吉沢加絵、だな?」墓の前に立つ少女に、話しかけてみますが。
GM/影:
「ああ、それは光景をこちらに持ってきただけ。声は届かないわよ? そう、今の貴方達と彼女のように」
酒天:「そうか…」
響:「貴様! 『代償は何も要求していない』とほざいたが、それだけのエゴを叶えようとする! エゴを肥大化させ、彼女をこちら(魔物)側に引き込むつもりか!?」
GM/影:
「…いいえ? ただ面白そうだと思ってしたまでです」顔は見えないが、どうやら微笑んでいるようだ。
晶:「…その『大騒動』で誰が傷つこうが関係ないんだよね。無意味な混乱そのものを楽しむ…それがあなた?」(怒りで声が低い)
GM/影:
「いかにも。…あなたはこの騒動を止めたい人?」
晶:「だったらボクは……あなたを止めるよ。今、ここで」
GM/影:
「いいわよ。止めても」
リリス:「……(結末はいつも同じ、ですか……初めから、判っていて首を突っ込んだ筈なのに、なぜでしょうね)」人知れず、頬を一筋の涙が伝う。
勇司:「ただ止めたら、どんな問題が起こるか御教授願いたいね」
晶:「多分、そうすると…今生き返ってる人たちも、また死んでしまうんだろうね」
GM/影:
「えぇ。今まで死んでいたモノが死ぬだけでしょうね」
響:「だけど、それが地球ドミニオンのあるべき姿だ」
勇司:「まっ、俺には問題ないか」ふてぶてしくタバコを咥えて、ひょいと肩をすくめる。
GM/影:
「ずらしたのだから当然、私は元に戻せる。それを望むのかしら?」
リリス:「……ええ。私はそれを望みます」決然と。
響:「俺もそれを望む。このままでは全てのバランスが消失するからな。俺はこれでも地球ドミニオンで生活するのがお気に入りでね…言うなれば『愛』王国心ってやつかな?」
晶:「戻せるなら、戻して。どんなに悲しいことでも、それは『起きてしまったこと』なんだから。どれほど願っても、叶えちゃいけない『願い』もあるって……教えてくれた、人がいるから」
酒天:「…俺も、黄泉がえりのようなものだから、判ることがある…故郷を失い、仲間を失い、その復活を願ったこともある。…だが、俺たちは、それに手を出してはならないんだ。俺たちの肩には、死者の想いと、生者の絆が負わされている。それを背負って、それでも歩くことが生きることだと思う。だから…例え、何が起ころうとも、生者として、俺たちはお前を止めなくてはならない――――それが、死者の想いに応えるということだ」
GM:影は闇の奥で微笑んだ、そんな気がしました。
勇司:ではここで知識のエゴを書き換えっと(ころころ)…エゴだぁ〜。
GM:…とことんだね。
晶:センパイらしいといえば、らしいけどね(笑)。
GM/影:
「…いいでしょう。とは言え、力を持った貴方達の頼みをそのまま受ける気は無いわ。代償として…楽しませてもらうわね」手を一振りすると世界が割れ、そこから一人の魔物が現れます。「…彼女に勝つこと、それが条件。飲むかしら?」
リリス:げ。吉沢さんとかだったりする?
GM:うんにゃ。九尾の変化らしい女性。
リリス:ふぅ、セーフ。魔と化した吉沢さんだったらどうしようかと焦りました。
晶:「…いいよ。あなたがそれで、満足できるなら!」
勇司:「飲まざるを得ないだろ」
リリス:「こうなった以上、承知の上です……早く始めましょう」
酒天:「…玉藻前…?」
GM/狐:「…我が先祖に、そう呼ばれていた者もあったな」
酒天:「そうか…平等院に封じられていた頃に出会ったものでな」
GM/影:
「…じゃ、精々私を楽しませて、ね?」
響:「いいぜ、エゴあらずんば我にあらず、愛あらずんば人にあらず……あんたは確かにエゴの塊、悪魔だよ!」
勇司:「……あ〜少し要望が」(真面目な顔で手を上げる)
GM/影:
「…何かしら?」
勇司:「こっちが勝ったら、その子と一ば…」誰か殴るだろうからそこで中断(まて
晶:「…センパイ。見境なし?」(ジト目)
勇司:「割と。この体に改造してから色んな精気を喰いたくてねぇ」
GM/影:
「…時折こういう子が来るのよねぇ」なんかため息(笑)。じゃ、戦闘と行きましょう!
響:あ、影に絆チェックする〜。(ころころ)絆/敵意。
勇司:狐に(ころころ)エゴ/肉欲だ!


▼ラウンド1

GM:ではでは、セットアップ。
リリス:てかGM、クライマックス宣言は無し?
GM:うん(笑顔)。
晶:まだミドルなのか…ところで2つ目のSAは?
GM:それはまだ〜。と、その前にエンゲージ状況聞きましょう。一応、敵とは離れてて〜。
勇司:ボスにエンゲージ済みで。
リリス:セットアップで《瞬間武装》。セカンドサイト相当の『銀仮面』と機械剣相当の『魔法の杖』を装備。ボスとはエンゲージ済みで。
双真:同じくエンゲージ済、セットアップなし。
GM:あ、味方内でのエンゲージお願いします。主にこっちに影響があるの(笑)。
晶:んー、取りあえず飛行状態で、他のみんなとは別エンゲージに。
GM:いや、誰か聞いて(涙)。敵とは一応離れてて、ってば。
晶:…てかみんな、『敵とは別エンゲージ』ってGMが最初に言ってるのに(笑)。
勇司:おおう失礼、なら離れて突っ立ってるかな。
リリス:あ、ごめんなさい。では、適当に味方とは別エンゲージで。
酒天:可能なら、別エンゲージで。
響:「全員、ばらけろ! 範囲攻撃の餌食だぞ!」
勇司:「あ、大丈夫。俺は避けるから」(まて
GM:皆ばらばら?
晶:ですね。まぁ、すぐにボスのエンゲージで合流するだろうけど(笑)。
GM:了解。じゃこっちは《絶対先制》っ! 誰にしようかな〜(ダイスころころ)双真くんと出ました。
勇司:かもん、かもんと誘ってみたのに(ぉ
GM:そんな奴にわざわざ攻撃しない(笑)。じゃ、マイナー無し、メジャーで《マジックブラスト》、PS《資産:狂器》〜(ころころ)普通か、26。
晶:抵抗は〈意志〉だったね。
GM:YES。
双真:まぁ、6ゾロじゃなきゃ無理なんで。(ころころ)はい、命中。
GM:うい、ではダメージ。(ころころ)…低い、28点の〈殴〉。
晶:《シールド》使います。「マカラ○ーン!」(ころころ)15点軽減。
双真:更に《念動壁》使用。(ころころ)13点止めて、無傷。
勇司:おお、すごい。
双真:「ハ、愉快犯の変態に従う奴なんぞに、俺が喰らうかよ!」
GM/狐:「ほう、魔法使いか。闘り合うのは久しぶりだ。…少し本気を出してもいいかな?」
勇司:「ダメ」(即答)
GM/狐:「…少しなら」(笑)
響:「ダメ」
勇司:「ヤらせてくれるならOK」
響:「それ、お前だけ美味しい思いしてんじゃん!」
リリス:なんか、面白いやり取りになってるー(笑)。
勇司:エゴって楽しいね(まて
GM/狐:「…やれやれ、じゃ、他の攻撃にするとするか」はぁ、とため息。
晶:「(あんまり余裕、ないんだけどなぁ…)」呆れて見てる。
GM:じゃ、勇司の番です。
勇司:ではマイナーで移動して、メジャーで攻撃(ころころ)29。
GM:(ころころ)無理無理。
勇司:「ほっ」踏み込んで掌打を顎に打ち込む。(ころころ)30点の〈殴〉!
GM:OK、29点通った。ちょびっと削れたね。
勇司:「最近の魔術師は肉体派もいるんだよねぇ…かてぇ〜霊圧だなぁ」手をふるふる振って。
GM/狐:「…ほう、無手が本来の技ではなさそうだな」顎を擦りつつ。
勇司:「まぁ、嗜み程度だからな、これは」
晶:29点でダメージちょびっとかぁ…光の矢は撃つだけ無駄かな?(^^;)
勇司:温存しといた方が(汗)。
晶:だね。《結界魔法》も使いたいし。
リリス:PS《世界律:超越者》は確実っぽいですね。
晶:超越者持ちだとバッドステータス受けないから《呪詛》も無意味かぁ。
GM:じゃ、次はこっちか。行動値14、狐の番です。「…さぁ、避けきれるか?」イニシアティブでHA《雷光のごとく》宣言しますが。
晶:どうぞ。通します。
GM:…通すのか(びっくり)。
勇司:「かもん。全部避けるよ」(くぃくぃと手招き)
晶:《リセット》2発あるし(笑)。
GM:じゃ、行くよ〜(ころころころ)目標は響とリリスと酒天か。
リリス:来ちゃったか……。
酒天:まあ、仕方がない。
勇司:「うわ、冷てぇ。俺に来ないの?」
響:「嫌われたもんだな」
勇司:「ゆうちんジェラシー」
GM:それぞれに〜マイナー無し、メジャー《元力:炎》。(ころころころ)響に23、リリスに27、酒天に22ね。クリットは…無しか。
晶:ビースト/マジシャンかな、彼女。
響:《魔宝+祭器+第七の感覚+天賦の才+高等魔術理論》でリアクション、Crt値8(ころころ)クリティカル。
酒天:(ころころ)6ゾロ、こっちもクリティカル避け。
GM:うお、皆ダイス目がいいなぁ(汗)。
勇司:ふむ、リリスの攻撃に《魔法相殺》。
晶:だからそれ、他人には使えないって(笑)。
勇司:あ、これ「対象:自身」だった。じゃ《念動防御》いる?
リリス:えっと、貰えるなら助かります。
勇司:じゃ《念動防御》って、げ、8以上か! 出る気がしねぇぇえええ!!(笑) ごめん、喰らって?(てへ)
リリス:えと。では、一応回避判定…って、〈意志〉ないからクリットしないし、絶対に喰らうわ。
GM/狐:「主の知人に手を上げるのは忍びないが…すまぬ」ダメージ行きます。でも色々と下がってる罠。(ころころ)21点〈炎〉…って、ダイス目悪すぎだっ!(笑)
晶:生きてるー?
リリス:はっはっは、安心しなさい。それでも充分魔獣化です(笑)。
GM:じゃ、何も無ければメインの行動行きます。
勇司:は〜い♪(くぃくぃと手招き)
GM/狐:「…判った判った。ほれ」ぞんざいに攻撃します(ぇー
勇司:ひでぇ(笑)。
GM:マイナー相変わらず無し。メジャーで《マジックブラスト》(ころころ)達成値26。
勇司:「うわ、なんか扱いぞんざいだなぁ、おい」(ころころ)……無理(笑)。
GM/狐:「…正直お前相手は。…こう、気が殺がれる」オートで《獣の気》入れます。(ころころ)37点の〈殴〉ダメージで。
勇司:36点貰い。「ったぁ〜。いいじゃん、削がれて危なくないし」顔面から鼻血をどばどば流しつつ。
リリス:てか、今気がついた!
晶:何に?
リリス:「戦闘は一回だけです」って最初に言ってたじゃん! クライマックス、戦闘無しだ!!
晶:…これ、クライマックスじゃないの?

 ラウンドの最初に言われたのを忘れてる…寝惚けてたのか?(笑)

酒天:クライマックスではないそうですね。
GM:えぇ、違いますよ?(笑顔)
酒天:吉沢の絆、温存しておいた方がいいとかいうパターンかな…?
晶:(冒頭の文章を読み返し)…『戦闘は1回。でも、クライマックスでドジ踏むとバッドED』??
リリス:では、マイナーで移動し、メジャーで攻撃(ころころ)22です。
GM:(ころころ)ははは、ダメージどうぞ(笑)。
リリス:巨大な十得ナイフが、首を狙う! 《リインフォース》使用で(ころころ)34点の〈斬〉ダメージです。
GM/狐:「くっ! …先に手を上げた手前、何も言えませんが…加減は無いようですね」
リリス:「……まだ、ギアは全開にしていませんよ?」無表情で応える。
GM:じゃ、晶ちゃんが待機で、酒天の番です。
酒天:俺からでいいの?
響:うん、いっちゃえ。
酒天:マイナーで《加速装置》+《戦闘形態》+移動。常時アーツで殴ります。
GM:かもんっ!
酒天:(ころころ)達成値25。
GM:(ころころ)出目はいいけど…クリティカルしないんだよなぁ、貰いました。
酒天:「…恨みはないが…悪く思うな」55点殴りダメージ。
GM/狐:「くぅっ! …こっちにはまだこれほどの鬼が居るのか…!」がっつりきました。
酒天:「…お前の祖先と一緒に封じられていたからな。知らないのは無理もない」
響:「悪く思うな! こっちも本気でいかせてもらう!」マイナー《結界魔法》使用、《オリジナルスペル》Lv+2されるのでアーツ2つ追加。
GM:OK、何覚えます?
響:まず《守護者》と《略奪》。《守護者》のアーツは《魔弾》《人鞘》《盟約》《超巨大魔器》《護りの剣》Lv3。で、メジャーアクションで《守護者》呼び出して終了。
晶:守護者の行動は?
響:守護者の行動は隠密で。
双真:ではマイナーで移動、メジャーで攻撃。(ころころ)20。
GM:(ころころ)無理無理、てか回避基本値ゼロだから実の所6ゾロチェックです(笑)。
双真:(ころころ)27〈光〉ダメージ。
GM:がしがし削れてます。で、待機してた晶ちゃん、何します?
晶:マイナーで《召喚術》、メジャーで赤い狐にエンゲージ。使い魔はマイナーで移動、メジャーで攻撃だ(笑)。
GM:了解、皆がしがしエンゲージするなぁ。
晶:白兵攻撃で(ころころ)13。
GM:では回避〜(ころころと振って6ゾロ)。
晶:避けられたー(笑)。
GM:あ、ここで回った♪ …凄まじく意味ねぇ。 orz
勇司:クリンナップでFP15点回復と。

 現在のエンゲージ:(狐・晶・双真・酒天・勇司・リリス・使い魔)  (響&守護者)


▼ラウンド2

GM:次のセットアップ〜。こちら、更に《絶対先制》です。
響:セットアップ、守護者が響に《盟約》使用します。
GM:じゃ、行動します。マイナー無し、メジャー《シャイニングレイ》、オート《呪圏拡大》で自分のエンゲージに攻撃。
響:「我が父プチシェーシシチヴニクの名において命ずる!!! ぶっ飛ばすぞ! 己が武器に抗いの想いちからを、己の身に存在の意思こえを込めろ! さあ、悪魔狩りの時間だ!!」
GM/狐:「吼えよるな。ま、頑張れ」
勇司:「うわ、微妙に冷静だ」
響:響からも守護者に《盟約》、更にそれをHA《魔法の国よ》で対象:シーンに変更する!
GM:回避は運動〜…って、結構動いてますな。こちら一旦停止。
リリス:ををを? 守護者と本体で、互いに《盟約》使い合うと、両方とも[行動済み]になってしまいますよ?
響:今、俺がしようとしているのは“自分の能力を全PCに与える”こと。
リリス:ななな、何だってー!! そんな手段があったのですか!?
勇司:思いっきり灰色技だなぁと思う(笑)。
晶:裏技コンボだよねぇ(笑)。
GM:成る程。うわ凄まじくウザい(笑)。じゃあ…それ、HA《プリズムプリズン》するわ。くれ!(笑)
勇司:最高! あげる(爆笑)。
晶:うわっ(笑)。
酒天:ぶ?!
響:それは《ヴォイド》したいなぁ…。
勇司:別に? マジシャンアーツは重なるし、やばいのはイレギュラーぐらいでしょ。問題ないない。
リリス:えーと、《ヴォイド》は誰が持ってますか?
GM:あはは、3人持ってるよ(笑)。
晶:ボクも持ってるけど。具体的に、響さんからはどんなアーツが飛ぶの?
響:えーとアーティファクトは《超巨大魔器》の《魔剣》《魔弾》《魔宝》《祭器》《護りの剣》Lv3、
勇司:特に問題ない。
酒天:《祭器》持ちじゃなかったっけ? 敵に取られると、大変なことにならない?
晶:…横取りされると、敵が〈魔力〉で回避できるようになるねぇ。
GM:うんうん、問題ない。回避達成値が+11されるくらいだ(ぁ
勇司:出目で凌駕すればいい(ぉ
晶:それが出来るのはあんたと晶くらいだ(笑)。
リリス:てか、そんなものコピーされたら、普通に当てるの不可能になります(涙)。
晶:《ヴォイド》する? 全部で4AGPいるけど。
響:その他は、《第七の感覚》《天賦の才:魔力》《高等魔術理論》でCrt値が8になる。で、クリティカル回避すると《略奪》で反撃が飛ぶ。
リリス:じゃ、晶に絆もってますし、晶と事件の絆を固定してAGP2点送ります。
双真:吉沢、晶の絆固定でAGP2点を。
晶:了解、合計4AGP使って《ヴォイド》!
GM/狐:「ち、頂こうと思ったが…少々形勢が不利、か」消されました。
晶:でも。…はっきり言って、こちらにもらっても意味のないアーツばっかり(笑)。
勇司:うん、いらない。
晶:この前
(=第22話)みたいに《彼の出番だ》使った方が良かったんじゃないの?(笑)
勇司:同感。
酒天:俺も、自前で行けるからなあ…技能で〈魔力〉ないし(笑)。
GM:酷い言い草だ皆。結構きついんだよこっち。防御Crt値が8になったから、皆避ける避ける。泣いていい?
リリス:まあ、私は回避上がるんで、かなり楽になりましたが。
勇司:回避下がりましたが何か?
双真:《超巨大魔器》は意味あるけど、自前の武器が巨大化するのか、という激しい疑問が湧く…(笑)。
リリス:《超巨大魔器》の前提として、響の魔剣そのものが《盟約》で使えるようになったはずです。
響:うーん、とりあえず酒天あたりがクリティカル回避すれば反撃で結構なダメージ飛ぶはず〜。
酒天:〈魔力〉で回避できんのよ、技能持ってないから。
GM:酒天、〈魔力〉なかったのか、ちょっと安心(ぁ
酒天:まだ、その能力は取り戻していない(笑)。
GM/狐:「むむむ…鬼にはそう意味は無いとは言え…きつい、な」身構えましょう。
響:じゃあ、俺が代わりに《護りの剣》で酒天の攻撃を回避させてもらうわ。
酒天:うい、よろしく。
GM:くそう、一応攻撃しちゃうぞー! (ころころ)28で、回避は〈運動〉っす。
リリス:対象はさっきと同じくエンゲージ全体?
GM:うん。
晶:う、結構きついなぁ。《祭器》があるので〈魔力〉判定(ころころ)6ゾロ!
酒天:おお!
GM:…(笑顔)。
晶:で、《略奪》発動するの?
響:うん発動(首肯)。
勇司:すご。
GM:してもいいよ。攻撃する? コストかかるけど。
晶:つっても、魔獣化してないから無コストの攻撃手段がないよ(笑)。
GM:そもそも《略奪》自体にコストかかるけどね〜。
響:えと、《ファミリア》でコストが3になって…。
リリス:てか、それ以前に『誰の代わりに』防御判定したのかを決めないと駄目なのでは? 《護りの剣》って、対象:単体だった筈。
GM:《護りの剣》はまだ発動してない、よね?
晶:《護りの剣》? 持ってるけど、今回は使ってないよ?
酒天:今のは晶個人の回避では。
リリス:あ、なるる。
晶:リリスちゃんは、使い魔にガードさせるつもりだったし。
響:じゃあ、酒天の代わりに《護りの剣》使います。Crt値8で、(ころころ)おっと失敗、《超巨大魔器》で振りなおします。(ころころ)…また失敗…。
GM:…あ、当たった…けど振りなおし…でも当たった?(笑)
酒天:これって、防御を肩代わりして失敗して、だからこっちは回避できないんですかね?(笑)
勇司:(ころころ)こっちは回避と。
響:あ、なんかしょぼいな俺。何しに来たんだ?
晶:出目の悪さはカバーしようがなかった(笑)。
リリス:ふむ。カバーしてもらうの前提なら、私は回避判定しない方が良いのですか?
GM:大丈夫、お陰でGMは割と泣ける状況だ(笑)。まさかみんなの回避がCrt8になるとはなぁ。
響:なんかまだ振りなおせるらしいので振りなおす(ころころ)やっとクリティカル〜。
GM:あ、こんどは完璧に避けられた〜。
晶:…あのー、振り直しは既に一度やっているのでは。AGPでも使ったの?
リリス:たぶん《超巨大魔器》の2回目。あれ、1ラウンド1回の制限がないので。
響:《超巨大魔器》の振りなおしは1シナリオに3回、そのうちの2回を使用しました。
晶:あぁ、連続で使ってよかったの、あれ?
GM:…まぁ、3回のうち2回使ったし、通していいですよん。
リリス:んむ。グレーゾーンなんで私自身はやった事ないですが、表記上は可能な筈です。
GM:今回、GMは通します。それで行きます(笑)。
晶:了解(笑)。

 個人的には「一人のキャラが同一のタイミングで複数回アーツを使うことは出来ない」というルールに引っかかるので無理だと思います…今考えれば、ですが。しかしTRPGには「GMの解釈が全てに優先する」というゴールデンルールがあるからこれで良いのです(笑)。

響:では《略奪》を使用します。
GM:OK、こいやっ!
響:《魔弾》で攻撃、Crt値8(ころころ)…クリティカルせず、達成値13。
GM:これは…いけるかっ!? (ころころ)無理でした。
響:21点〈殴〉ダメージ。
GM/狐:ううう、じりじり削られてるよう。「くっ、どうにも魔法使い相手は苦手だ…っ」
GM/影:
「言い訳は駄目よ〜?」
響:「主人にもダメだしされてんじゃん?」
GM/狐:「……(ほろり)」
勇司:「本気出す?」
GM/狐:「少しは」じゃ、勇司どうぞ〜。
勇司:んでは(ころころ)31で、普通のパンチ。
GM:当たり。
勇司:「降参した方がいいんじゃね?」掌打が鳩尾にめり込んで32点〈殴〉。
GM/狐:「くぅっ! …私とて主人の式、そうはいかない」食らう食らう〜。
勇司:「なら俺の式になって」(ぇ
GM/狐:「…あれでも、いい主人なのでな。お断りだ」で、待機します。次の方、行動値12の人〜。
酒天:どっち行きます?
リリス:お先にどうぞ。
酒天:じゃあ、殴ります。(ころころ)あぶ、2ゾロで21(笑)。
GM:あー、避けません。かもんっ!
酒天:(ころころ)49点殴りです。
GM:まだまだっ。
リリス:では、続けて行動しますね。マイナーで機械剣をドリルに変型、〈刺〉ダメージにしてメジャーで攻撃します。
GM:かもんっ、回避はしないっ。
リリス:では《リインフォース》を使います。(ころころ)34点。
GM:食らいます〜。どんどん減ってるなぁ。じゃ、晶ちゃんどうぞ。
晶:んー、待機(笑)。
GM:では、そのままの流れで行動値9の方々(笑)。響くんと双真くん、どっち先いきます?
双真:先どうぞ。
響:守護者ともども[行動済み]ゆえ、そんなこと言われましても(笑)。
GM:って、盟約中だから響くん行動ないじゃんっ! 双真くんどうぞ〜(笑)。
双真:じゃ、攻撃を。(ころころ)18。
GM:OKかもんかもんっ! 避けないので(笑)。
双真:「ヘッ…そろそろバテてきたんじゃねぇか?」(ころころ)29点の〈光〉です。
GM/狐:「ふん、まだまだよ」しかし大分累積してきたなぁ。晶ちゃんどうぞ〜。
晶:うー、仕方ないなぁ。メジャーで光の矢、いっとく?
GM:お好きに、と言っておこう。
響:あー、ちょいと弱点発見。響が《突然変異》持ってるゆえ、魔獣化した時のFPが5点ほど減る。逆によく考えたら魔獣化必須アーツが使えるようになってますが…。
晶:…それってありなの?(笑)
GM:ありです(きっぱり)。
響:だって、《突然変異》も皆に渡っちゃってるんだもの。
晶:そっか、じゃあ《オリジナルスペル:彼の出番だ》+《呪圏拡大》! エンゲージ中の味方全員を未行動に!
GM:OKOK、じゃ行動済みの皆様、もっかいこいやぁ!(←半ば自棄
勇司:んじゃ、少し本気だすか。マイナーで《武器練成》、メジャーで攻撃(ころころ)25。
GM:避けない避けない。
勇司:(ころころ)43点。無数の符が腕に絡みつき篭手を作り出し、それを叩きつける。
GM/狐:「ぐふっ…それがオマエの本来のスタイルか」がつん、と来たなぁ。打たれた所を押さえつつ、次どうぞ〜。
勇司:「ん? これで実力の半分。本当なら血の力を解放するさ」
リリス:酒天、お先にどうぞ。
酒天:じゃあ、もう一発(ころころ)26で。
GM:避けませんて。
酒天:(ころころ)54点殴り。
GM:がりがりがり〜、削られ放題。
酒天:「…主人への義理も、もう良かろう。そろそろ、終わりにしたらどうだ」
GM/狐:「く、まだだ。こっちは本気を出し切っていないぞ?」
酒天:「…無益な血を流しに来たわけではないのだがな」
リリス:「……彼女も本来なら既に死んでいる身でしょう。今さら、ですよ」言いつつ、マイナーで機械剣を今度はプラズマドライバーにして〈雷〉属性に。メジャーで攻撃、(ころころ)21です。
酒天:「………」
GM/狐:「…いや、私は式で別に死んではいないのだが…」避けません。
リリス:「……そうでしたか」目をそらしつつ(笑)、オートで《リインフォース》使用。(ころころ)32点。
GM:痛い痛い、未だ立ってるけどさ。じゃ双真くんの番〜。
双真:(ころころ)20で。
GM:避けられない〜。
双真:(ころころ)28の〈光〉です。
GM/狐:「がはっ! …くく、ではこっちの番だな?」
双真:「ち、いい加減しつこいぜ!」
GM:じゃ再びHA《雷光のごとく》宣言しますが…どうする?
晶:通しで良いかな?
GM:さっきも避けられたしな〜(爽)。
酒天:うむ…致し方ないところ。
双真:はい。
GM:じゃ、通りますね。いきまっせ〜。
響:うぃ。
勇司:かもん!
GM:1回目、マイナー《符術》、PS《偽りの業:加速装置》、《結界魔法》、《魔術舞踏》、PS《偽りの業:神性介入》っ! 更に《結界魔法》で《オリジナルスペル》が増えたので《隠れしもの》、《超逆境》をゲット。PS《資産:転送》を宣言して響にエンゲージします。
響:ま、またごっついのきたなぁ…。
晶:地味にピンチだね。

 え〜と、一応ルールツッコミ。《符術》も《加速装置》も「マイナーアクションを追加で2回行う」効果のアーツですが、両方とも「他の“マイナーアクションを増やすアーツ”と併用できない」という制限があります。故にGMの取ったコンボは実際には使えません。とは言え、この場合は《魔術舞踏》か《神性介入》のどちらかが使えなくなるだけだし…例によってセッション中は誰も気づかなかったので、そのまま流されましたが(笑)。

GM:で、1発目。メジャーで《シャイニングレイ》+《呪圏拡大》を皆様に〜。(ころころ)お、回った(笑)。
勇司:うぉ!? (ころころ)だめだ、出目8。
リリス:(ころころ)「……予測済みです」クリティカルで回避しました。
晶:(ころころ)ボクは回避失敗…だけど勇司、ダイス目が8以上ならクリティカルでしょ?
勇司:あ…そういえば《祭器》あったね。忘れてた。「と、響のお陰で避けられたな」
酒天:(ころころ)だめか。
双真:(ころころ)駄目、2ゾロ。
GM:じゃ、命中組、いくよ〜。
晶:3人ほど無理でした。どうぞー。
響:「なんか、微妙に役に立ってんだか、立ってないんだか…」
GM:オートで《獣の気》、宣言〜(ころころ)69点。
響:つーか《超巨大魔器》で振りなおしはしないの?
GM:…気付かれた(涙)。
晶:初回はいいや。魔獣化して残りFP8。
酒天:うむ。魔獣化。
双真:魔獣化。
GM:では、2度目に行きましょう。一応、かなり死ねるから。頑張れ(笑顔)。
酒天:む、5点減ってるんだっけか。
響:《突然変異》の効果で体力基本値マイナス5です。すまんす。
晶:あー、そういえば。じゃあボクはFP3か。まぁ、何とかなるでしょ。
酒天:まあ5点くらい、一発食らえば終わりなのは変わらないけど(笑)。
GM:では、マイナーで《隠れしもの》、オートでPS《資産:転送》を宣言して更にどこかへ。
勇司:旦那、旦那。それ、メジャーアクション終わったら現れるから…。
GM:そしてメジャーで《オリジナルスペル:影より迫るもの》、オートで《呪圏拡大》で、背後に現れつつ攻撃っ!
勇司:おおう!?
響:狐、こっそり君だ!?
GM:(ころころ)クリティカルはせず、達成値31!
晶:《霞の外套》! (ころころ)クリティカル妨害!
GM:…ちっ、HA《勝利への賛歌》っ! 皆ファンブルしてしまえっ!

 えー、以前のリプレイでも散々既出ですが。クリティカル系のHAはこのタイミングでは使えません。しかしこの時点では(以下略)

勇司:はははは、エゴをダブル固定。《ヴォイド》!
晶:あ、こっちに《電光石火》もあるのに(笑)。
勇司:晶、任せた(即答)。
晶:了解。AGP1点下さい(笑)。
響:誇りの愛を固定して、晶へAGP1点譲渡。
晶:Crocell-浴場の公爵-よ、惑いの霧を!」HA《電光石火》!
GM/狐:「くっ、流石は魔術師か」放ったナイフが霧に消えました。じゃ、3度目。さっきと同じコンボで、今度は横に現れつつ攻撃っ。(ころころ)達成値30。
リリス:(ころころ)無理です。
晶:《攻防一体》! Crt値は6で…(ころころ)よし、またクリティカル!
GM:…ちくしょう、仕方ないのでHA《スーパーアクション》使います。
晶:これは通すかなぁ?
双真:エゴ/魔の力を固定、HA《電光石火》!
GM:そちらに《電光石火》が多いから、ボスのHA多くても安心安心(ぁ
晶:では、魔神オロバスが踏んづけて(ころころ)ぶぎゅると25点の〈闇〉ダメージ。
GM:じゃ、ファンブルになったので…メインの行動か。
響:そこでさらに《略奪》(ぼそっ)。
GM:にゃにぃっ!?(笑)
晶:使おうか(笑)。《略奪》で(ころころ)更にクリティカル〜(笑)。
GM:よけんよけん、てか避けられん(笑)。
晶:オロバスの蹄が狐を蹴飛ばして(ころころ)29点。
GM:う〜、ぼろぼろ〜。じゃ、メイン行っていい?
一同:どうぞ(笑)。
GM:マイナーで《隠れしもの》、オートで《資産:転送》を宣言して更に更にどこかへ。そして再び響にエンゲージしつつ、さっきのコンボで攻撃っ。
響:俺に攻撃?

 …そーいえば、編集してて気付きましたが。響くん、《盟約》使ってから今まで一度も回避判定してませんね?
 見落とされがちですが、ルールブックのp218に「《盟約》を使ったキャラは“対象に装備される”」という主旨の文章があるのです。
 これは即ち「《盟約》したキャラは対象と常にエンゲージしている」という意味でもあります。
 彼はHA《魔法の国よ》で味方全員に《盟約》を使っているので……この場合、《守護者》共々「PC全員とエンゲージしている」ことになります。
 つまり、PCの誰かが範囲攻撃された場合は、“響くん自身と彼の《守護者》も回避判定が必要だった”のですが……当時はこのコンボを使用したキャラが他にいなかったため、誰も気づかなかったと。……運が良かったですねぇ(笑)。

 ついでに補足しておくと、彼のコンボは「自分の力を分割して分け与えている」に過ぎないので、私だったら『回数制限のあるアーツ』の効果は“全員合計で一人分の回数まで”と制限しますね。世の中、そう美味い話ばかりではないです(笑)。


GM:…まぁいいか(笑)。対象はエンゲージしてる一杯の人に(ころころ)達成値は33。
晶:普通に回避(ころころ)…失敗、自前の《超巨大魔器》で振り直して(ころころ)成功。
リリス:(ころころ)駄目だ。喰らいました。
晶:《超巨大魔器》は?
リリス:あ、では《超巨大魔器》で(ころころ)……無理でした。
酒天:普通に回避(ころころ)…ダメか。
双真:(ころころころころ)振り直したけど〈魔力〉技能がないので無理です。
勇司:仕方ない、《念動防御》。(ころころ)…《超巨大魔器》で(ころころ)クリティカルで無効化だ。
酒天:おお。
リリス:ありがとう〜。

 原則として、《念動防御》や《霞の外套》などの妨害アーツは「敵の攻撃直後、味方の防御判定前」に使わないと無効です。
 しかしまぁ…この時点で実は午前5時を回っており、全員疲労がピークに達してましたので……誰も指摘しなかったのもしょーがない(笑)。


勇司:「やれやれ。使わせるなよ、これを」いつのまにか符が周囲にばら撒かれていて、狐の動きを封じる。
響:………………なんか虐待の空気が漂いだしてきたような気がする?
勇司:「響、助力感謝するぜ」
響:「これって虐待じゃないのか!?」
GM/狐:「…だから魔術師は嫌いなんだっ」今の判定にHA《死界の主》っ。
晶:ファンブルにされましたが(笑)。
勇司:《ヴォイド》する? それとも誰か《電光石火》飛ばしてくれる?
晶:ボクはもう無理ー。
双真:酒天への劣等感を固定化、HA《歩く影法師》→《電光石火》に。
勇司:せんきゅう〜…って、俺も《歩く影法師》あったわ(ぉ
響:そういえば俺も持ってるっ!?
双真:いやいや、助けられたのはこっちなんで。
GM:じゃ、終わりか(笑)。結構きついなぁ…。
晶:イレギュラー、多いからねぇ(笑)。
GM:もう、いかに《電光石火》と《ヴォイド》を使わせるかに悩む悩む(笑)。

 現在のエンゲージ:(狐・晶・双真・酒天・勇司・リリス・使い魔・響&守護者)


▼ラウンド3

GM:では、多分これで終わりの3ラウンド目セットアップ。
響:守護者、響ともに《盟約》維持のみ。
酒天:もし狐に《絶対先制》ありなら、HA《ブーストアップ》で割り込みたいのですが。
GM:じゃ、こちらはHA《万能なる一撃》行きます。無論《ブーストアップ》で割り込めはしますが(笑)。
響:敵の《万能なる一撃》消したいので、誰かAGP1点プリーズ。
晶:じゃ、響さんにAGP1点。
響:「おっと、そいつは通せねぇよ!」人間のエゴを固定して合計2点で《万能なる一撃》を《ヴォイド》。白木の鞘を差し向けると魔力が霧散する!
GM:むぅぅ…OK、通し。《ブーストアップ》続けます?
酒天:事件のエゴを固定。HA《ブーストアップ》起動で、接近して殴ります。
GM:かもん、こいやっ!
酒天:ではクリティカルで命中。
GM:速攻でダメージまでどうぞ。
酒天:オートで《怒髪天》と《必殺技》起動。(ころころ)出目悪! 〈殴〉で60点。
GM/狐:うぐぐ、食らったぁ…が!「ぐ、はぁ…まだ、倒れん、ぞ? その程度の覚悟か、日の本の鬼!」じゃ、こちら《絶対先制》するか。
酒天:「…どうあっても、意地を通すか」
晶:…つか、魔獣化まだですよね? これでHA《超魔の命》とか言われたら、泣ける。
響:どうなんでしょうねぇ…ぶっちゃけた話、ジリ貧なだけのような気がしないでもない。
晶:いや、終了時間が…ね(笑)。
*この時点で、既に午前5時半。
双真:眠気は耐えられても、長時間プレイは体の節々が痛くなる(笑)。
リリス:てか、風邪のせいで…実はさっきから体力がヤバいです(げほごほがほ)。
GM:まぁ、ぶっちゃけると魔獣化までは行きません(笑)。
晶:あ、そうなんだ。じゃあ全力で片付けましょう(笑)。
勇司:《歩く影法師》で《ブーストアップ》をコピーするぜ。
GM:それ《ヴォイド》。
勇司:AGP1点くれ!
酒天:AGP渡す…。勇司の絆を固定。
勇司:エゴ合計で三つ固定。その《ヴォイド》を《ヴォイド》。
GM/狐:じゃ、HA《死に至る病》。「まだだと言ったはずだ!」
勇司:ぐ、攻撃をファンブルさせるか…でも誰も攻撃するとは言ってない(笑)。
GM:でも、行動をファンブルさせたい(笑)。
勇司:んとね…(ごそごそとキャラシート取りだし)
GM:
勇司:マイナーで《符術》《結界魔法》《武器練成》、メジャーで《血の封印》。判定なぞ一つもないわっ!(爆笑)
GM:あー、じゃ、通すわ(笑)。というか使えなかったか(笑)。
勇司:「仕掛けは隆々と」
GM/狐:「生き残れれば、な」《絶対先制》。両手一杯のナイフを見せて…更にHA《並列思考》!
晶:…通す。
勇司:通すしかないか。
リリス:リリスは対抗手段、持ってません。
酒天:こっちもなし。
双真:こちらも対抗手段なし。
響:AGP何点使ってんの?
GM:2点、しか使えない(笑)。
リリス:てか、AGP欲しいなら2点までは渡しますよ。
酒天:こっちは3点残ってる。
響:あー、俺の《歩く影法師》のために誰かAGP合計3点くんない?
リリス:では、双真と酒天の絆を使用でこちらから2点。
勇司:響の絆固定で1点どうぞ。
酒天:おう、来たね
晶:やられてから《リセット》でもいいと思うけど。
響:じゃあ、リリスと双真と酒天から1点ずつもらって《歩く影法師》→《ヴォイド》で《並列思考》を潰す。そして酒天とリリスと事件の愛を固定化して1点づつ返す。
GM:潰された、か。しかし行動自体はあるっ。まぁ、今までと一緒だっ(笑)。消えて移動して現れて攻撃っ!(ころころ)達成値30っ。
晶:はいはい《霞の外套》。(ころころ)クリティカル〜。
GM:…うわ泣きたい。
響:うわあ、ひどっ!?
晶:喰らったら死ねるもん(笑)。
GM:では潰されてしまったので、勇司の番になるのか。
勇司:「お〜い、本気でいくぞ」
GM/狐:「こちらもな!」《疾く駆けるもの》宣言で勇司の行動に割り込みっ! そしていつものコンボ+HA《無限の法則》+HA《魔法の国》よっ!! (ころころ)回らなかったが、そっちは自動的にファンブルだっ!
晶:うわ、こちらがファンブルになる!?
酒天:《歩く影法師》、残ってる?
晶:無理です、もう消せません(笑)。
勇司:まぁ喰らいましょう。俺、FP全回復してるし(笑)。
響:つーか、俺の《盟約》が切れる。
晶:そだね。守護者消えるし。
GM:最後の1発だしね(爽)。でも、ダメージだけは面白いぞう!?(ぁ
リリス:喰らいます。
響:ダメージばっちこーい!
GM:《超逆境》込みで、ダメージダイスは16d6+26+520! (ころころ)605点。ははは、ダイスが誤差のようだ(笑顔)。
晶&双真:真の死。
勇司:魔獣化。
響:かりそめの死…守護者消えちゃったよう(泣)。
酒天:エゴ/故郷を固定してHA《真理のe》発動、ダメージなし。
リリス:喰らって[真の死]迎えつつ、HA《滅びの霧》。マイナーは無し。メジャーで攻撃します。自動的にクリティカルですが…回避しますか?
GM:無理(笑顔)。あ、ダメージもいいや。
勇司:が〜ん!?「あれ…終わり?」本気の一発出せんかった〜。
GM:残りFP1点だったさ!(爆笑)
リリス:「逝きなさい……無明の……彼方へ」エゴ固定して、HA《永劫より》で復活。
GM/狐:「ぐあああ! こうなったr
「はい、そこまで」(ひゅー」影から《帰還門》が宣言させられました。次元の狭間に消え行く狐(笑)。
響:「いや、何て言うか……敵対してたんだが……哀れだな…」影の方を向いて「とりあえず楽しんでもらえたかい?」
GM/影:
「ま、中々楽しめたわ」
響:「じゃあ、約束どおり、世界を元に戻してもらうよ」
GM:では戦闘終了です。シーン切りましょう〜。
晶:その前に、蘇生蘇生!(笑)


GM:じゃ、さくっと処理を。
酒天:とりあえずHA《リセット》用に、晶に2点AGP譲渡。…足りる?
リリス:死んだのは晶と双真だけみたいだから、足りるんじゃないでしょうか。わたし、《永劫より》で自力復活したので。
GM:つか、《リセット》は晶ちゃん以外の人が使わないと、晶ちゃん生き返れないんとちゃいます?
晶:確か今回は勇司も《リセット》持ってたはず。
GM:じゃ、AGP勇司に渡して《リセット》、でOKかな?
酒天:うい。渡せるAGPある? 俺は残りの絆が吉沢加絵だけなんで、取っておいてあるので。
響:俺まだ2点ほど余ってる。
GM:じゃ、皆様生き返ったと言う事で…切るよ?
晶:…つーか、こちらダメージ増大HAを誰も使わなかったのは、何故?(笑)
響:それでか…なんかAGPやたら余ってると思ったら…。
晶:双真クンと酒天さんは、使えたはず(笑)。
GM:つか、一応ダメージ上昇HA込みでボス作ったはずだったんだけどなぁ(笑)。
酒天:魔獣化ありだと踏んでいたことと、途中からは…これだけダメージ与えれば、遠からず死ぬだろうと踏んでいたから(笑)。
GM:ちなみにFP
521点でした(笑)。
勇司:わぉ。
晶:まぁ、魔獣化しないってのは予想しなかったからなぁ…(笑)。
リリス:そんなに多かったって感じはしませんでしたね〜……圧倒的だったせいか(笑)。

▼絆/エゴの変化
響:影に絆/敵意を取得。
勇司:狐にエゴ/肉欲を取得。



●シーン12 『呪の解法』  PC全員登場  登場難易度:なし

GM/影:
「…お見事。よくもまぁ倒せたものね」 影は軽く拍手をしつつ、讃えてくれます。
勇司:「そんなもん回すなよ」
双真:「さて、次はあんたか」
GM/影:
「いいでしょう。…とは言え、このまま戻すのも…私が面白くありません」
酒天:「…何だと?」
GM/影:
「…ですから、解法をお教えしましょう」
響:「その方法とは?」
GM/影:
「簡単な事。今回の法は彼女の想いを核として編んだ呪。ゆえに…」
晶:「…吉沢さんを、殺せって?」
GM/影:
「彼女が目的を果たす、彼女が諦める。…そして、彼女の命を奪う。いずれかで解けます」
響:「その核を破壊すること。つまりその想いを破壊しろということか」
勇司:「ん、そうか」演出で霊符を刃に変える。
酒天:「…では、取る方法は一つ、か」
GM/影:
「ええ、親子の紡いだその絆、貴方に絶ち切れますか?」くすり、と微笑んだ気がした。
酒天:「…絆を断つのではない。正しく受け継がれるように、するだけだ…」
リリス:「……貴女にしては『優しい』解法ですね。良いでしょう。彼女に会わせて下さい」
GM/影:
「いいでしょう。我が古き友人よ。折角だから此処をお通りなさい」また空間が開き、向こうに墓地が見えます。
響:「本当に悪趣味だ、彼女が目的を果たし、核を破壊すればその核を源に蘇ったものが死ぬのではないか?」
リリス:「死ぬのではないわ…彼らは『帰る』だけ。どこへ……と言うのは、私にも判らないけれど」
GM/影:
「いいえ? ただ、彼女が望めば更に人々は蘇り続けたでしょう。父親の存在を望み続ければ、ね。式は動き続け、やがて世界から『生と死の境界』が消える。ただそれだけの事…」
響:「だけどその場合、この世界全体のバランスが崩れる。死なない人は無限に物質を消費し続ける。この地球に、それだけの容量はない。そうなれば昼の世界が夜の世界を駆逐することだろう。それだけは避けねばならない」
GM/影:応えず、ただ面白そうに微笑む。
「…さぁ、行かないのですか?」
酒天:「…俺は行く。こいつの戯言に付き合っている暇はない」
晶:「…そんなこと、吉沢さんにさせられないよ…。ボクも行く」
双真:「うーん、面白半分でこんな真似してる時点で、正直こいつぶっ殺しといた方がいいと思うんだが…正直んな暇ねぇしな。吉沢が先か。行くべーよ」
酒天:「いつか滅ぼすと言うなら、俺も賛成だがな…」影を睨み据え。
双真:「ま、そんときゃ一緒に殺るか、旦那。じゃ、行こうぜ」
GM/影:
「出来るのなら。楽しみに待っているわ」ひらひらとハンカチを振って見送ってくれます。
響:「俺はアンタが気に入らない。この世界は俺のお気に入りなんだ。それをぐちゃぐちゃにしようとするアンタは…俺の敵だ」それだけ言ってゲートの向こうへと。
リリス:「さようなら、旧き友よ。また、時の彼方で会いましょう」告げると、『門』の向こうへ歩んで行く。


 

■クライマックスフェイズ■


●シーン13 『彼女の願い、彼等の想い』  全員登場

○墓地

GM:薄曇の空。その空の下の元、彼女は墓の前に立ち続けています。そう、彼の父親を待つ為に…。
酒天:「…父親には、会えたか?」
GM/加絵:「…誰ですか?」そちらの方を顔だけで振り向くと…一杯居るなぁ(笑)。
リリス:「……吉沢さん。迎えに、来ました」(淡々と)
双真:「俺だよ、俺! 迎えにきたぜ、吉沢!」
酒天:「とりあえずは、誰でもいい。父親を生き返らせたかったのか?」
GM/加絵:「何言ってるの? もうすぐ、もうすぐお父さんが帰って来るのに……リリティアさんも聞いたでしょう? 死者が帰ってくるのなら、私のお父さんだって…!」
酒天:「…父親に会って、どうする?」
リリス:「……吉沢さん。なぜ、貴女はお父さんに帰ってきて欲しいと思うの?」
GM/加絵:「…謝るの」
晶:「…お父さんに『言いたいことがある』んだったよね。どんなこと?」
GM/加絵:「お父さんに、『あんなこと言ってゴメンね』って謝るの」無表情の顔に、涙が伝っていきます。
晶:「…お父さんが怒るようなこと、言ったの?」
GM/加絵:「…」こくり、と頷きます。
リリス:「……貴女はお父さんに、許して欲しいの?」無表情に。淡々と。残酷に。
GM/加絵:「…違うわ。お父さんに、悲しんだまま逝って欲しくなかったの」無表情のまま、涙を流しつつ。
酒天:「…なあ、君は、その言葉が、父親に届いていないと思うか?」
GM/加絵:「…じゃあ、届いていると誰が保障してくれるの?」
リリス:「……貴女のお父さんは。そのために、それだけのために、貴女が罪を犯す事を、悲しまないと思いますか?」
GM/加絵:「神様なんて居ない。仏だっているものか! お父さんが帰ってこなきゃ、謝れないじゃない!! だから、私は謝るの。その為なら世界がどうなったって構わないわ」
双真:「仏教を全面否定されて自我崩壊級大ショックの俺から言わせて貰おう。お前は最高の親不孝者だ」
酒天:「…この世に生きる人間は、死んだ人間の思いを背負って生きる。死んだ人間は、生者の思いを受けて、冥府に逝く。…君は、本当にそうすることで父親が安らかに眠れると思うか?」
晶:「………お父さんは、その墓の下にいるんだね?」
GM/加絵:「…そうよ、お父さんは此処に居るの。だからここで待つんだ。晶さんも言ったじゃない。死人が生き返ったって」壊れかけた笑みを浮かべつつ。
晶:んー…どうしようかな。ここで『墓の下の父親』にHA《リセット》とか言ったら台無し?
GM:効果なし、って笑顔で言う(爽)。
晶:やっぱり?(笑)
リリス:「貴女のお父さんは、謝ってもらうために、世界を壊して、それで喜ぶような、そんな人?」
双真:「お前の父親さ、俺は会った事がないよ。でも、そんな風に、人に迷惑かけてもいいなんていう吉沢を見たら、お父さん悲しむぜ、きっと? それにさ、謝るなんてのは、所詮本人の心の問題さ。大事なのは、ちゃんと反省して、二度と同じ過ちを繰り返さない事じゃないの。なら、もっとやるべき事、あるんじゃないか?」
GM/加絵:「…貴方に何が判るのよ。あの時の事を悔い続けた私の何が!」
リリス:「……親しい人を亡くしたのは、貴女だけではありませんよ」瞳から全ての感情を消し去って、正面から見据える。
勇司:拍手をしながら一言。「世界で一番不幸者を気取るのは辞めとけ。てめぇの知らない絶望を味わった奴は何万でもいる」
GM/加絵:「当たり前よ、誰が世界で一番不幸なのよ。…でも、私が不幸な事には変わりない」
勇司:「違うな」
GM/加絵:「…何がよ」
勇司:「幸福を捨ててるから不幸なんだよ。俺が言うのも何だが、お前の為に」顎で晶たちを示す。「これだけの人間が動いてる。周りを見てみろ…そして胸を晴れ。そして年老いて死ね。そこで親に自慢してやれ。『貴方の娘はこれだけ幸福に生きてきました』…とな」
GM/加絵:「…どうして? どうしてそこまで言えるのよ、貴方」
勇司:「乗り越えたから。そんだけだ」
リリス:「簡単です……良いですか? 貴女の抱えている悔いは、誰もが抱えているもの。誰もが果たせぬもの。そして、生者が死者に対してできる事は、たった一つしかありません」
GM/加絵:「……」
リリス:「それは、彼らの果たせなかった願いを叶える事……『残した者達を幸せにしたい』その願いに応える事。それだけです」
酒天:「…死者の最期を悔いるのは、皆、同じだ…。それでも、生きていかなくては、死んでいった者に対して、顔向けできん…。今のお前を支えている死者の想いと」(全員を見回して)「これだけの者が、お前を支えてくれているんだ。抱えている後悔も、苦悩も、同じく乗り越えられる。それでも、お前はそこでずっと父親を縛りつけておくのか?」
GM/加絵:「…じゃあ、どうすればよかったのよ。今でも夢の中でお父さんは泣いていたのよ!」
双真:「なら、教えてやる。…胸の前で、手を合わせろ。そうすれば、お手手のしわとしわが合わさって、『幸せ』になる。…言っておくが、俺は今、すごく真面目な事を言ってるぞ?」
GM/加絵:「…ふざけてる様にしか、聞こえないわ」(きっぱり)
勇司:「ただ泣いてる奴を笑わすには、いい冗談だと思うけどな」
双真:俺のアイデンティティを否定しやがったな、この女(笑)。
GM:うん、ちなみにGMはちょっと受けた(笑)。
酒天:「手を合わせて、もう一度、心の中で父親に会ってみろ。…泣いているかどうか、試してみたらどうだ」
晶:「…亡くした人のことは絶対忘れない。でも、お父さんが夢の中で泣いているなら…笑ってくれるように一生懸命生きようよ。無理にあの世から引き戻すのは…違うと思う」吉沢さんの絆を固定して、愛を1点渡しますか。
GM/加絵:「…どうして。どうして、そこまで私にしてくれるのよ。…今まで何もしてくれなかったくせに」
勇司:「そりゃ、お前。言わなきゃ判んねぇんだよ」(酷)
酒天:「何も、してくれなかったんじゃない。気がつかなかっただけだ」
勇司:「辛かったら喚け、泣け。そしたら誰かが飛んできてくれる。それでも来なかったら魔法使いが来てやるよ」
リリス:「言ったでしょう? 今までの貴女は話しかけ辛かった、って。ほんの少し、自分から壁を下げれば、手を貸してくれる人は大勢いるものですよ」ここで私も、吉沢さんの絆を固定して、愛を1点渡しておきましょう。
GM/加絵:「…私、は…」がっくりと膝をついてぼろぼろと涙を零しましょう。
晶:「気づいてあげられなくて、ごめんね。でも、これからは助けられるよ。…友達に、なれたなら」
GM/加絵:「お父さん、お父さん、お父さん…っ」両手を体の前で組むように体を抱き締めつつ、彼女は泣き続けています…。
酒天:「…お前を支えていたのは、生者の絆。それに気づいた今なら…この者たちの想いも判るはずだ」愛1点送る。
GM:負けたー(笑)。
リリス:「私たちでは……お父さんの代わりにはなれませんが。それでも……力になれる事はある筈です」そっと、またも加絵の肩を抱こう(ぇ
双真:「ま、これで一件落着ってわけか」
GM:肩を抱かれるままに、彼女は「お父さん」といいつつ涙を流し続けます…。
リリス:よし、これで墜とした(笑)。

 ……いろいろ台無しだ。て言うか、この女好きPLめ!(笑)

GM:時同じく、空間に一瞬ひび割れが走り、『何か』が砕けて消えて行きます。
リリス:「(……彼女も、認めてくれたようですね)」
晶:…さて。死者の呪いは解けたかな。
GM:………そうそう、すっかり忘れてたけど…。
晶:二つ目のSA?
GM:本来、退魔系の皆様には[SA:事件を解決する]、学生系には[SA:加絵を救う]、リリスには[SA:陰謀を見届ける]…がありました(笑)。いやぁ、また忘れてたよ(涙)。
晶:だから途中で聞いたのに(笑)。
リリス:全部、達成できてますね〜。
GM:ううん、いかんなぁ。まぁ、何はともあれ…人間性回復チェックは全員無事でしたね? ではエンディングへ〜。


 

■エンディングフェイズ■


●シーン14 『死者は還りぬ』  轟響&酒天&篠崎勇司ED


○明け方の街中


GM:まずは退魔系などなどの方々から。あなた方が墓から帰ったその道で、携帯が鳴り響きます。

(何故か、誰も応えないまま数十秒間が経過)

GM:…誰も出ないんかいっ(笑)。
酒天:誰の、と言ってくだされば。
GM:こういうのは早い者勝ちと相場が決まってます(笑)。
勇司:「はいは〜い、篠崎でぇ〜す」やる気なさげ。
GM/男:「…漸くか。いや、いいだろう。終わったようだな」
勇司:「ただいま留守にしております、発信音の後にメッセージをお入れ下さい。ぴ〜」
晶:…で、いきなり居留守かまされてますが(笑)。
GM/男:「…そうか、報酬の向かい先を言おうと思ったが、録音では機密の問題があるな」切ろうとします(笑)。
勇司:「待った待った! 冗談だ!」
GM/男:「当然だ」気がつくと男は後ろに居ます。
勇司:「うわ、趣味わる!?」
GM/男:「終わったようだな酒天。こちらでも死者の死滅を確認した」
酒天:「ああ、こちらも終わった。…とりあえず、事件解決だ」
GM/男:「これで、『黄泉還りなどなかった』と言う事になる。轟と言ったか、君もご苦労だった」
勇司:「ならさっさと報酬よこせ。帰って補給したいんじゃ」
GM/男:「…其処のバンの中だ。好きにしろ」
酒天:「…ここにいた人間はみな、この件には関係ない人間だ。…そういうことで、頼む」
GM/男:「…いいだろう。君の言い分だからな。偶には私が折れるとしよう」
酒天:「…じゃあ、俺は行く。暫く休暇を取らせてもらう」
GM:そんな所でシーンを切りますね。



●シーン15 『刻の鏡』  日向晶&荒神双真&リリティア・ローレンツィウムED

○放課後の教室


GM:次は学生系の方々。リリスは一緒に出る?
リリス:じゃ、一緒で。
GM:では、再び学校…とはいえ放課後です。加絵は机の物を鞄に詰めつつ、帰宅準備中のようです。
リリス:窓際で、まるで当然のようにアフタヌーンティを楽しんでます。ティーセットの揃った本格的な奴を(笑)。
双真:「よう、吉沢。調子はどうだ?」
GM/加絵:「…うん、なんとかね」あの時のような明るさはなくなりましたが、それでも以前より社交的にはなりつつあるようです。
双真:「ヘッ…いい顔するようになったじゃないの。ま、ゆっくりやってけばいいさ」
晶:「吉沢さん。一緒に帰ろうか?」傍に寄る。
リリス:「おや、もう帰るのですか? 良ければ一緒に一杯……と思ったのですが」
GM/加絵:「…一緒に帰っていいの?」彼女は晶ちゃんを見上げます。
晶:「もちろん! 帰りに寄り道していこうよ。パフェとクレープ、どっちが好き?」
GM/加絵:「私はクレープ、かな」そんな事を言いながら晶ちゃんの隣に並びます。
晶:「あ、杏仁豆腐にお汁粉って選択肢もあるなぁ」
双真:「…俺はいいや。あいつ(明日香)にバレたら、吊るされかねんし…」
リリス:「アッサムの良いのが入ったのですが……まあ良いでしょう。私も、ご一緒させてもらいますね」言うが早いか、魔法のように何処へともなくティーセットを消す。
GM:―――と、そんなリリスの服が、どこからか引き止めるように引っ張られます……後ろは窓のはずですが。
リリス:「……?」誰でしょう?
晶:あの人かな。正体は判らなかったけど。
GM:…それは、何故か“貴女自身の姿”をしていますが……『影』として現れていた彼女です。

 彼女―――『もう一人のリリス』は指先を唇に当てて、小さく囁いた。

「…言ったでしょう? 私はあの子に惹かれたの。偶にはボランティアだってするわ。
 今と未来の『境界』をずらしてしまえば、未来を覗く事も可能だもの……」


 そう言って微笑むと、彼女は手を振り…彼方へと消えた。

 あれは『やがて来る過去』――――そして『いつか過ごした未来』。
 無数に分岐した歴史の中に在る、“彼女自身の可能性”……どうやら今回は、より良い分岐を選べたらしい。

「ふふっ、私も楽しかったですよ…」

 同じ顔でクスリと微笑い、メトセラの娘は年若い友人たちの後を追いかけた。



THE END


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