第45話
幾億の夜を越えて

●今回予告●

幾百の年を越え……
幾万の月を渡り……
幾億の夜を数えた……

そして、遂にまた君を見つけることができた。

今度こそ二人で添い遂げよう……。


Beast Bind New Testament
『幾億の夜を越えて』

汝、己の運命と向き合わん。



オープニング ミドル クライマックス エンディング

■プレセッション■


GM(サブマリン):それでは、揃いましたので今日のルール変更を説明させていただきます。絆とエゴは、判定をせずに好きなようにとったり、変更したりしてください。登場判定はしないで、登場したい時に宣言してください。GMの一身上の都合により、却下する場合があるので(笑)。また、一度に好きなだけ絆をとってかまいません。
一同:了解しました。
GM:それでは、自己紹介をお願いします。順番は天→碧唯→未琴→御門で。


●PC1(定員1名) 推奨:出来れば男子高校生。

 君のクラスメート、高城愛姫は高城コンツェルンのお嬢様。
 ツインテールに容姿端麗で文武に優れるが、お約束通りに性格は少々高慢。
 君に何かとちょっかいをかけてくる、喧嘩友達のような関係だ。
 しかし最近、愛姫はどこか沈んだ様子。おかしいと気になる君は、彼女に事情を尋ねることにした。

 シナリオ絆:高城 愛姫たかしろ いつき (関係:好意的なもの)


吉野 天 よしの たかし―――  プレイヤー:眠たい奴
 【アーティファクト/アーティファクト】 年齢:18歳/性別:男/カヴァー:不良学生
「―――俺より速い奴なんていないんだよん!!」
 スピード狂の不良(?)学生。一日一回バイクに触らないと死んでしまう(らしい)。
 基本的には軽い性格だが、たまに黒い。自己中心的な善人というタイプか。
 魔物の世界に足を踏み入れたのはつい最近で、魔物の知識・常識には疎い。
 相棒たる大型バイクは拾い物を修理した。それが魔機化した理由は天にも判らない。
 俺に追いついてみろ、と言わんばかりに、今日も夕闇の世界を駆け抜ける。
 所持HA:《剣魂一擲》、《電光石火》、《ヴォイド》


●PC2(定員1〜2名) 
推奨:お人好し・世話好きキャラ。

 君が運送のバイトをしている途中、女の子が道端で倒れていた。
 介抱をしてあげると、女の子…ウェンディは目を覚まし礼を述べる。
 何故こんな所に倒れていたのかというと、どうやら行方不明の婚約者を捜しているらしい。
 婚約者から「自分のことは忘れて欲しい」とだけ書かれた手紙が届いたきり、彼が行方不明になったと言うのだ。
 不憫に思った君は、彼女の婚約者を一緒に捜してあげることにした。

 シナリオ絆:ウェンディ (関係:救済・守護など)


翠ヶ原 碧唯みどりがはら あおい 蒼碧乃珠ソウヘキノタマ  プレイヤー:早坂ノヴユキ
 【マジシャン/アーティファクト】 年齢:30歳(2000歳以上)/性別:女/カヴァー:養護教諭
「人って何百年経っても進歩が無いのよねぇ。だからこそ小さな“ゆらぎ”を見つけるのが面白いんだけどさ」
 都内の高校に勤めるグータラ保険医。酒と煙草と怠惰な生活をこよなく愛する。
 その正体は、翡翠のような色合いと水晶のごとき透明度を併せ持つ、美しい宝玉の化身。
 かつては自然信仰の象徴として奉られた祭器だったらしく、当時の巫女の魂が封じられていた。
 しかし長い年月を経て記憶が摩耗したらしく、自分の真名や封じられた理由などは一切覚えていない。
 普段は魔力で自分の写し身たる『碧唯』と猫の『魂緒』を作り、社会に潜伏している。
 所持HA:《魔法の国よ》、《リセット》、《万能なる一撃》

夏霧 未琴かぎり みことLimit  プレイヤー:麻那
 【フルメタル/スピリット】 年齢:外見14歳/性別:女/カヴァー:家事手伝い
「―――“学校”って楽しそう…いつか、わたしも行きたいな♪」
 とある技術者に、死んだ愛娘『夏霧真琴』の身代わりとして造られた自動人形。
 特殊な調製をされた心魂機関により、“精霊の声”を聴く能力がある。
 外見こそ中学生並だが、実際には製造後半年。そのため、非常に純真で騙されやすい。
 普段は郊外にある小さな工房で、病気がちの父親(=製作者)の世話や手伝いをしている。
 学校に行けず友人も少ないが、そんな寂しさを微塵も感じさせないほど明るく振る舞う。
 所持HA:《フルファイア》、《世界霊魂》、《ヴォイド》


●PC3(定員1名) 推奨:魔術師のキャラ。

 高城家に3代仕える執事。顔は桜金○似で、どこからどう見ても日本人だが名前はチェリーゴールド(笑)。
 彼が仕えている屋敷…高城家のお嬢様に誘拐予告が来たと言う。
 もちろん護衛を増やし、護りは万全にしているのだが、どうにも嫌な予感が拭えない。
 そこでチェリーゴールドは、君に「お嬢様を護衛してくれないか」と頼みに来たのだ。
 彼には色々と借りがある。君は彼の頼みを引き受けることにした。

 シナリオ絆:チェリーゴールド (関係:借りなど)

神奈備 御門かんなび みかど月待の巫女姫  プレイヤー:ねも
 【マジシャン/イレギュラー】 年齢:18歳/性別:女/カヴァー:巫女
「―――あなたがそう思うなら……それで良いんじゃありませんか?」
 腰まで届く長い黒髪が印象的な、おっとりした雰囲気の巫女さん。武蔵野の神社で神事を務めている。
 実は比良坂流古神道に滅ぼされた神奈備流一門の末裔。現在は陰陽局の管轄下にある。
 当代の当主として、月神の眷属『朔夜王』を封じた神器『観月の宝珠』の継承者。
 控え目・のんびりした性格で、万事に寛容。外部との接触機会が少なかったため、割と世間知らず。
 たまに陰陽局や死霊課などの調査依頼で外に出ることが、楽しみの一つになっている。
 所持HA:《リセット》、《歩く影法師》、《ヴォイド》


天:PC間絆は碧唯先生に信頼を取ります。
碧唯:PC間絆は未琴に庇護で。生後間もないともなれば危なっかしいはずだ(笑)。
未琴:PC間絆は御門さんに尊敬で。しっかりしてそう、頭良さそう〜。
御門:天さんへのPC間絆は、絆/信頼でお願いします。
GM:はい、それでは始めたいと思います。よろしくお願いしまーす!
一同:よろしくお願いしますー。


 

■オープニングフェイズ■


●シーン1 『お嬢様はご機嫌斜め』  シーンプレイヤー:吉野天

○高校の教室


 同じクラスの高城愛姫と天は喧嘩友達だ。
 彼女は容姿端麗で髪型はツインテール。男子生徒のアイドル的な存在だ。
 だが、そんな彼女は何故か天に対してちょっかいをかけてくる。
 例えば天が1を言えば、2にも3にもなって返してくるのだが……そんな彼女は、最近元気がない。


天:「よす、な〜んか変だけど、どうしたの?」
GM/愛姫:「あ、天か……珍しいわね。あんたが私の心配するなんて」と、やはりいつもの元気はない。「なんだか、最近おかしな夢を見るのよ…」
天:「夢ねぇ。どんなん?」
GM/愛姫:「い、いいわよ。聞いたらあんたなんか絶対笑うんだから!」顔を少し赤くして顔を背ける。
天:「…そう言われると、聞きたくなるのが人情ってもんだよん。さ、早い内に吐いちゃえ」
GM/愛姫:「…いいけど。絶対笑わないでよ?」
天:「最大限の努力はするよん」
GM/愛姫:「わかったって、素直に首を縦に振りなさいよ! まったく、たまに優しい事を言うと思ったら……」と、後半は聞こえないくらいの小声で。

(舞台裏)
碧唯:ツンデレツインテール少女のルートに突入か、天。公園在住の自殺志願少女(*第42話『我ハ死ナズ』参照)はどうするんだっ!(笑)
天:突入しませんよ〜(笑)。
未琴:…天さん、これでヒロイン候補三人目でしたよね?(笑)
御門:|_・)…
碧唯:原さんに刺されるED(誰だ
天:だ、誰!? 誰が原さんですか!? 助けて絢爛舞踏!(笑)
碧唯:人類の決戦存在ですら、原ナイフの敵じゃないからな(笑)。
天:ですよねぇ……死亡率100%。恐ろしい………。


GM/愛姫:「まあいいわ、話すわよ。なんか子供じみた夢なんだけどね。大きな影が私を捕まえようとするの。私は必死で逃げるんだけど、最後はその影に捕まって……食べられてしまうの。ね、子供じみた夢でしょ? でも、なんだか妙にその夢はリアルなのよね……」
天:「……へ〜、でもその夢が正夢になる可能性も………」(ニヤリ)
GM/愛姫:「人が真面目に話してるって言うのに、あんたって奴はー!」愛姫は天の耳を強く引っ張ります(笑)。
天:「の〜! 助けて正義の味方〜」(笑)
碧唯:冷凍マグロに食われちゃうのか愛姫。南無。
未琴:愛姫が冷凍マグロに変えられてしまう、のかも(笑)。

 ちなみに、何故「ツインテール」だの「冷凍マグロ」だのといった妙なキーワードが飛び出すかというと。
 このシナリオは『ツインテール』、『冷凍マグロ』、『テカテカ』の三題噺がテーマだからです(笑)。


GM:周りで「高城さんがあんなことを…」「いや、俺は何も見ていない。何も聞いていないぞ」と言う声があちこちから(笑)。
天:「おおう、誰も助けてくれない。やはり、悪の女帝の力が〜」
GM/愛姫:「…はっ! おほほほ。天君、あまり変なことを言わないでね。皆がびっくりしてるじゃない」周りの男子生徒たちは、「そうか。やっぱり天が悪いのか。ダメだぞ、天」とか言ったりしている(笑)。
天:「……ぬぅ、こうして正当な叫びは握りつぶされて行くんだねぇ」
GM/愛姫:「まあいいわ。私を怒らせた罰として、今日は私を家まで送りなさい」
天:「あいさ〜。かしこまりました、女王様」
GM/愛姫:「一度、バイクっていう乗り物に乗ってみたかったのよねー。言っておくけど、変なことを考えたら周りに居るSPが黙っていないからね。ただでさえ誘拐の予告状が来て、みんな殺気立ってるんだから」
天:「……誘拐?」
GM/愛姫:「ええ。別に珍しいことではないわ。まあ、今回みたいに予告状をわざわざ出してくる間抜けな誘拐犯人は初めてかもしれないけど」
天:「……可哀想な誘拐犯さん。ごめんなさい、俺には何も出来ません。せめてご冥福ぐらいは………」
GM:ゴッ!という鈍い音が教室にこだまする(笑)。
天:「あべしっ!!」
GM/愛姫:「…どういう意味かしら?」と、とても爽やかな笑みを浮かべながら。
天:(殴られた所を押さえながら)「………見たまんまの意味です」
GM/先生:「よーし。みんな席に着け。今日は保健の翠ヶ原先生は、身内に不幸があって休んでいるから、何かあったら保健委員に声かけろよ」愛姫が続けてガゼルパンチの体勢に入ったところで、タイミングよく先生が入ってくる(笑)。

(舞台裏)
未琴:碧唯先生、表向きはそんな理由で…(笑)。
碧唯:あー私、保険医なんで授業は……養護教諭って、正確には教師じゃないんですよっ(笑)。
GM:養護の先生と言った方が良かったですかね?(笑)
未琴:「怪我とかして保健室に行っても今日はいないよ」ってことでしょう(笑)。
GM:ええ。その通りです(笑)。


GM/愛姫:「…ま、いいわ。それじゃ、約束したわよ」
天:「あいさ〜(夢……か。何か気になるし、しばらくは気をつけてみよっかねん)」
GM:と言うところで、シーンエンド。絆:高城愛姫と[SA:愛姫を護る]をどうぞ。

▼絆/エゴの変化
天:
高城愛姫に絆/友情を取得。



未琴:ツンデレのツインテール猫被り娘……まさに某凛様のような(笑)。
碧唯:│_@)ノ 凛サマハスバラシイオカタデス
未琴:洗脳されているっ!?(笑)
御門:|´・ω・`)



●シーン2 『涙の行き倒れ娘』  シーンプレイヤー:翠ヶ原碧唯&夏霧未琴

○運送トラック


GM:お二人は仲良く運送のバイトをしています。急なバイトでしたが、何とか後は最後の一件を残すのみとなりました。
未琴:「…大変だったけど、ちゃんと仕事終わってよかったですね〜」冷気に身を包みながら、のほほんと。
碧唯:「……ったく、まさかあそこで2−3がくるたぁねぇ…… お陰でこんなヤバい橋渡らなきゃならなくなっちまったよ」
天:先生……お馬さん
(*競馬の意)ですか?
碧唯:競艇でも競輪でもご随意に(笑)。
未琴:「…にぃ、さん? 碧唯先生、お兄さんがいらしたんですか?」(勘違い
GM:と、二人がほのぼのとした会話をしながら車を走らせていると、道端に人が倒れているのが見える。
碧唯:「大人の話だよ、大人の話。……おっと、タンマだ夏霧君」
未琴:冷却のため、後ろの荷台に入ってるので見えません(笑)。
←氷の精霊でコンテナを冷却してるらしい。
GM:うぃ(笑)。
碧唯:車停めて未琴降ろして、倒れてる人を見に行こうか。
未琴:「先生、どうかされたんですかぁ?」
碧唯:「人が倒れてる。事故かもしんないね」
未琴:「え!? 大変、すぐ病院を呼ばないと!」慌てて飛び出します。
碧唯:では倒れてる人に寄って、容態診てみましょう。
GM:女の子に駆け寄ると、年の頃は17〜8歳と言ったところで、顔立ちは白人のようで瞳は綺麗なブルー。そして、髪の色はちょっと変わっていてアニメでよく見かける綺麗な水色の髪だ。容態は何だか衰弱しているような感じです。
碧唯:「事故ってわけじゃなさそうだね」
未琴:「わわわ、行き倒れですか? どうしましょう?!」(おろおろ)
GM/女の子:
「う、うーん。み、水を……」
碧唯:「とりあえず救急車かね……おおっと、気が付いたかい?」
GM/女の子:
「……救急車は呼ばないでください。私は行かなければならないんです……」
未琴:「水ですか? …Calling,AquaElements…」虚空に呼びかける。
碧唯:「おおい夏霧君!? ちょっと、見知らぬ人の前で迂闊に力を使うんじゃ……!」
未琴:次の瞬間、ドザーッと少女の上にだけ局地的な豪雨が降り注ぎます(ぁ
GM:すると、みるみるうちに彼女の顔に生気が戻ってくる(笑)。
未琴:「あ、元気になったみたいです!」
GM/ウェンディ:「気持ちいい…あ、助けていただいてありがとうございます。私はウェンディと言います」と、丁寧にウェンディはお辞儀して礼を述べる。
未琴:「うぇんでぃ? 外国の人ですか。あ、初めまして、わたしは夏霧未琴っていいます」ぺこりとお辞儀を。
碧唯:「回復の速度が不自然すぎる…… もしかして、君ゃー水に縁のある精霊か何かか」ありえない集中豪雨に何の驚きも見せてないし、あまつさえ礼まで言ってるし!(笑)
GM/ウェンディ:「えと、あのその…えーと」一生懸命言い訳を考えているようだが、思いつかない様子だ(笑)。
碧唯:「ああ、いいよいいよ。どうせこっちもあまり世間様に大手を振って正体明かせない身さ」
未琴:「…?」きょとん、と二人の表情を見比べて首を傾げる。
GM/ウェンディ:「…あ、そうなんですか。よかった〜」と、見ているこっちまで幸せになってしまいそうに蕩ける様な微笑みを。
碧唯:「それでウェンディと言ったかね。あんな状態で行かなければならないたぁ、切羽詰った事情があるようだね」
GM/ウェンディ:「はい。お気づきのように私は水辺に住む人魚です」
未琴:「ほぇ〜、人魚さんだったんですかぁ」自分の素性を棚に上げて驚く(笑)。
碧唯:人魚かー、ビースト/スピリットか。
未琴:ちなみに私は、世にも珍しいフルメタル/スピリット(笑)。
GM:確かに珍しい組み合わせだ(笑)。
碧唯:人魚って……腰から下がマグロ!?
未琴:おぉ、それで冷凍マグロと(笑)。
GM:ふふ、どうかな?(笑)
天:
………フィアンセがマグロで、彼は今頃冷凍マグロに……。
GM:しかし、ウェンディの幸せな微笑みは急に曇り、今にも泣き出しそうな表情になる。「うっう…うわーーーん!」と遂に大泣きを始めてしまいます(笑)。
碧唯:「お、おいおい、どうしたね? 泣いてちゃ分からんよ」
未琴:「あの…ど、どうしちゃったんでしょうか?」オロオロと困った顔で。
GM/ウェンディ:「ううっ…実は、私の、婚約者が…『別れてくれ』という手紙を残して、居なくなってしまったんですー!」えぐえぐと声をしゃくりあげながら話す。
碧唯:「むう……予想外に生々しい答えが返ってきたもんだね、こりゃ」
未琴:「婚約者の人に、捨てられちゃったんですかぁ?」思わず大声で言って、慌てて口を塞ぐ(笑)。
碧唯:軽く未琴を小突いておこう。ぽかり。
未琴:「あいたっ。…ごめんなさぁい」
GM/ウェンディ:「それを確かめたくて、私はドミニオンから飛び出して彼を捜しにきたんですー」涙や鼻水やら唾などで顔はもうぐちゃぐちゃ(笑)。
碧唯:「ああ、ほらほら。綺麗な顔が台無しだよ。しかし参ったねこりゃ…」顔拭いてあげよう。
未琴:「その人、この近くにいるんでしょうか? …あの、良かったら…」
GM/ウェンディ:「はい。魔術師のお爺さんが、『この街の一番大きな家に彼は現れるだろう』と教えてくれましたー」
未琴:「…わたし達で良ければ、お手伝いさせてもらっていいでしょうか?」
GM/ウェンディ:「本当ですか!? ありがどうござまぶー」と今度は感動でえらいことに(笑)。
碧唯:「一番大きな家ねぇ。ま、こっちも仕事の途中だけど、そういう分かり易い場所なら連れて行ってあげないこともない」
GM/ウェンディ:「ああ、すいません。顔を拭いてもらったのにまた汚くしてしまって…」
未琴:「それにしても…人魚さんに足をくれる魔法使いって、お婆さんだとばかり思ってました」
GM/ウェンディ:「これも時代の流れと言うものなのでしょうか?」(笑)
未琴:「そうなんですか?」と先生を見上げて(笑)。「ところで、この街で一番大きな家ってどこでしょう?」
GM:ちなみに最後の配達先はそのこの街で一番大きな家だ(笑)。
未琴:あ、そうなんですか。相手は人魚さんだから、ビルとか東京タワーも『家』に含むのかと思いました(笑)。
GM:いや、それはさすがに(笑)。
碧唯:「魔術師のトレンドなんて、アタシみたいな古い魔法使いに聞かれても分からんよ。まぁ物のついでだ、乗った乗った」
GM/ウェンディ:「あ、はい。ありがとうございます。
…待っていてねウォルター。今行くからね…」と、後半は小声で。
碧唯:「あと夏霧君や」
未琴:「はい、なんですか?」
碧唯:「結果オーライだから良かったけど、今後はもうちっと考えて力を使いんさい」ぽかり。
未琴:「きゃうっ!? えーと、えーと…ごめんなさい…」何が悪かったのかよく判っていない(笑)。
GM:おお、教育的指導だ(笑)。
碧唯:先生と呼ばれる身の上ですから(笑)。じゃあ助手席にウェンディ、荷台に未琴積んで、お届け先に向かいましょう。
未琴:…予想以上に子供っぽくなったなぁ、未琴(笑)。
碧唯:やはり庇護の対象だわ、この子(笑)。
GM:というところで、シーンエンド。では、絆:ウェンディと[SA:フィアンセを見つけてあげる]をどうぞ。

▼絆/エゴの変化
碧唯:
ウェンディに絆/救済を取得。
未琴:ウェンディに絆/救済を取得。



●シーン3 『光り輝く彼』  シーンプレイヤー:神奈備御門

○武蔵野の神社


GM:御門の家に、頭を綺麗に剃り上げテカテカの坊主頭にした人物が訪ねてきます(一同笑)。
御門:うぃ(笑)。
未琴:テカテカだー(笑)。
碧唯:テカテカだったな、やっぱ(笑)。
天:テカテカ頭(笑)。
GM/チェリーゴールド:「こんにちは。ご無沙汰しております」
御門:「ご無沙汰しております…。…しかし…珍しいですね…。チェリーゴールド様がこちらにお見えになるとは…」
GM:ちなみにチェリーゴールドは魔術師で、以前にも御門が魔物退治の時に知恵を借りたことのある人物です。
碧唯:魔術師だったのか桜○造!? 「おや〜まゆ〜えんち〜」って呪文だったのか!!
未琴:ただの執事かと思ってたら…意外でしたねー。
GM/チェリーゴールド:「実は、御門様にお頼みしたきことがございまして……」
御門:お茶を勧めながら。「…頼み…? …と申しますと…?」
GM/チェリーゴールド:「では、遠慮なく。……いつもながら見事なお手前で。…ええ。お頼みしたいことというのはですね。うちのお嬢様のガードを貴方に依頼したいのです」
御門:「…高城様の…? …それはまた物騒な話ですね…」
GM/チェリーゴールド:「実はつい先日、お嬢様に誘拐予告状が届いたのですが…そこから微かに魔力を感じました。ただの人間が相手であれば、何も問題はないのですが。相手が魔物となると、歳を取りすぎた私では少々荷が勝ちすぎると思いまして……」
御門:「それは…また…ご謙遜を…」微笑しつつ。
GM/チェリーゴールド:「いえいえ、謙遜などではなく事実を申しているのですよ」
御門:「…とはいえ、警戒するに越したことはありませんし…。それに、他でもないチェリーゴールド様の頼みとあれば…是非もありません」
GM/チェリーゴールド:「おお、そうですか。ありがとうございます。それでは車を表に回してきますので、準備の程をよろしくお願いします」
御門:「わかりました。では、早速、高城様のお屋敷に参ることにいたしましょう」
GM:では、シーンエンドOK?
御門:うぃ。詳しいことは、車の中で聞く、ということで(笑)。
GM:はい(笑)。では、チェリーゴールドで絆と[SA:高城愛姫を護る]をどうぞ

▼絆/エゴの変化
御門:
チェリーゴールドに絆/執行を取得。


碧唯:トレーラーから判断するに、ウォルターとかいう人魚だか魚人だかが、愛姫を前世の恋人とロックオンして攫いに来るってとこかな。可愛いフィアンセをブッチして!(笑)
GM:先読み禁止(笑)。
碧唯:そしてウォルターは上がマグロ、下がボディビルダーの柴○亜美的クリーチャー……。
未琴:愛姫が夜な夜な見てる夢は、攫いに来る婚約者(仮想マグロ)ということ?(笑)
天:うわっ!! きっつ〜!!
未琴:ところで愛姫はノウンマンなのかな?
碧唯:そこ重要ですな。
天:あ、それは重要ですね。
GM:ノウンマンです。理由は次のシーンかその次で判ります。


 

■ミドルフェイズ■


●シーン4 『バイクとマグロと小さな疑惑』  シーンプレイヤー:吉野天  登場難易度:任意

碧唯:あ。嫌な予感がするから一応宣言しておくけど…当然、バイト中は白衣なんか着てません! 着てませんので!
未琴:何かと思えば、そっちですか(笑)。
碧唯:バレたら学校クビになるじゃないですか、変装ですよ変装(笑)。まぁ、知人には無意味っぽいレベルで!(笑)
GM:了解です(笑)。

○校門前/放課後

GM:では、下校途中です。バイクは今サイドカーが付いている状態ですか? それとも付いていない状態?
天:一応、いつも付けてますよ。
GM:付いているのか…なら、省いていいや(笑)。では、家に着きました(笑)。
天:早っ! 何が省かれたんだ……?

 ……これは、あくまで筆者の推測ですが。
 女の子とバイクで二人乗り、しがみつかれて背中に柔らかい感触が…とか、やりたかったんじゃないかな(笑)。


碧唯:適当なとこでこっちも出ますか。
未琴:届け物って中身は何でしょうね? それによっては屋敷内に直接登場できるかも(笑)。
GM:届け物は冷凍マグロです(笑)。
未琴:そっちか!(笑)
碧唯:金持ちは違うなぁ、冷凍マグロ1尾お届けか。オリ○ンタルラジオの2人が、食い切るのにどれだけ苦労したと……(笑)。
未琴:何か、一週間くらいかけてやっと食べてませんでしたっけ?(笑)
碧唯:16日かかりました。体臭がマグロ臭くなるらしい。南無。
未琴:うわー…(笑)。


○高城家/駐車場

天:「到着〜。つきましたよん、女王様」
GM/愛姫:「うわー、バイクって気持ちいいわね。ありがとう、楽しかったわ」と、滅多に見られない素直な笑顔がこぼれる。「…ねぇ、あなたこの後、暇?」
天:「ん〜…うん、特に用事は無いよん」
GM/愛姫:「そう…なら、ちょっと寄っていかない?」
天:「……じゃ、お邪魔させてもらうよん」
GM/愛姫:「そ、そう。じゃあ、入って」
天:「うい、おじゃましま〜す」

(舞台裏)
碧唯:未琴、ここは2人がイチャイチャし始めようとした所に登場しようか!
未琴:そーですね(笑)。
天:しません! しませんよ!?(笑)
碧唯:まぁ、イチャイチャはともかく、たぶん愛姫が何らかのアプローチをかけてきそうだ。そこが好機! ちなみにウェンディは助手席に置いておこう。駐車違反対策に。


○高城家/玄関ホール

GM:中に入ると漫画やアニメに出てくるような広々としたホールがあり、天井には豪奢なシャンデリアがある。
天:「お〜」思わず見上げ。
GM/愛姫:「ん? どうしたの?」と不思議そうに君を見る。
天:「いや〜、マジでお嬢さまだったんだね〜って……」
GM/愛姫:「……やめてよ。あなたにまでそんなことを言われたくない」と、少し俯いて。
天:「……普段はあんなグラップラーだからねん。すっかり忘れてたよん」
GM/愛姫:「…あなただけは、私自身を見てくれてると思っていたのに」と、期待に応えてアプローチ開始(極悪
碧唯:│≧▽≦)bΣ 素敵ですGM! 天が何か返したら、インターホン鳴らすか。
GM/愛姫:「なーんてね。冗談よ」けろっとした表情で「…驚いた?」
天:「ん〜。別にお嬢さまじゃないからって愛姫が愛姫じゃ無くなるわきゃないでしょ? そんなの気にしない方が人生楽だよん。少なくとも、俺は愛姫を愛姫としてしか見てないしねん」
GM/愛姫:「まったく、ちょっとは驚きなさいよね。……でもありがとう、天」
未琴:そろそろ出番かな〜?(笑)
碧唯:愛姫がツンデレリアクションを返す瞬間! ここだ!! ぴんぽーん!
GM:何となーく部屋の空気がピンクになりかけたところで邪魔者が(笑)。
碧唯:「ナデシコ運輸でーす。お届け物にあがりましたー」
未琴:「ましたー!」
GM/愛姫:「あら、チェリーゴールド? チェリーゴールドいないの? 仕方ないわね。はーい」と、そっちに行きます(笑)。
天:「あっはっは、最初に右フック喰らったときのショックに比べればこの位……」
GM/愛姫:「一言余計!」天に一発お見舞いしてから行きます(笑)。
天:「げふぅっ!」
GM:なんか余りお嬢様らしくないかも(笑)。
未琴:ちなみに未琴、フルメタルにも関わらず身体能力は常人並み(以下?)です。…どーやってマグロ一匹運んでるんだろう?(笑)
GM:ま、そこら辺は演出で(笑)。
碧唯:玄関のドアを開けると、ツナギ着てキャップを目深に被ってサングラスかけた怪しすぎる配達員と、明らかに中学生以下の身長の配達員が(笑)。
未琴:巨大マグロの入った箱を抱えて(笑)。
GM/愛姫:「えーと、サインでいいですか?」まるで気付かずに(笑)。
碧唯:「ハンコお願いしまーす。あ、サインでもOK」
GM/愛姫:「はい。では……あの、どこかでお会いしたことありませんか?」と碧唯先生を見て(笑)。
未琴:「ないですよー?」と全く空気を読まずに(笑)。
天:後ろから「………せんせ〜。何やってんですか?」
碧唯:ぎくうっ!?「はっはっは。何のことでしょう。私はしがないナデシコ運輸の配達員、緑川青子ですよ」
天:「え〜っと………」携帯を出して写真を……(笑)。
GM/愛姫:「せんせ〜? うーん…あーーーー!!」ようやく気が付く結構鈍い愛姫(笑)。
碧唯:「うおっ!? 墓穴掘った!」
未琴:「え〜と。…もしかして、先生の生徒さん?」小首を傾げて。
GM/愛姫:「碧唯先生。身内の不幸で居ないはずだったんじゃ……?」
碧唯:「うわちゃぁ〜……。もはやこれまでか」
天:「保険医のあやしい副業を激写〜」携帯で激写……していいですか?(笑)
GM/愛姫:「やめなさい!」ボコっと(笑)。ちなみにチェリーゴールドは御門が登場したら出てきます(笑)。
御門:うぃ(笑)。
碧唯:「吉野君、高城君、黙っててくれると先生とっても助かっちゃうんだけどなぁ。今月お馬さんでスッちゃってピンチなのよ」
天:「………今度、保健室でサボらせてくれたら黙ってますよん」
GM/愛姫:「えーと、それは教師としてはどうかと思いますが、先生が居なくなると私達の大事な相談相手が居なくなるので、私は絶対に喋りません。この馬鹿のことも任せてください」と、更にスリッパで、ぱーん!(笑)
未琴:「よく判らないけど、わたしからもお願いします。バイトをクビになると、先生もわたしも路頭に迷っちゃうんです!」本人は必死にフォローしてる…つもり(笑)。
GM:路頭に迷うんだ(笑)。
碧唯:「うむ、物分りの良い生徒達で先生助かっちゃうわー」
天:「路頭………一体いくらつぎ込んだんですか?」
GM/愛姫:「えと、何だかドタバタしちゃってごめんなさいね。貴女は先生と、どんな関係なの?」未琴を見て、心なしか眼をキラキラさせながら(笑)。
未琴:「え? えっと、えっと。…あの、娘じゃないですよ?」
GM/愛姫:「あ、そうなんだ。確かに顔立ちは似てないわね」
未琴:組んだのが美宙だったら、「遠い親戚」とか言えたかもしれない(笑)。
GM:確かに遠いな(笑)。
碧唯:近いよ! メタルだもん!(笑)「あー、この子は単なるバイトよバイト。あとアタシ一応独身なんで、誤解無きよう」
GM/愛姫:「あ、先生聞いてました? ごめんなさい」と、舌を軽く出して謝る(笑)。
碧唯:「恐ろしいまでに恣意的な発言に思えるが、まぁ不問に付そう。まぁそんなわけなんで、サインかハンコもらったら大人しく帰るからさ。後は吉野君、高城君、2人で仲良くネ。どぅふふふふ
GM/愛姫:「ちょ、ちょっと待ってください! 私とこの馬鹿はそんなんじゃなくてですね。あーもぅ、とにかく違うんですよー」(笑)
天:「は〜いせんせ〜。俺ひとりじゃ、これマグロ運べません」
未琴:「…あ、そういえば。先生、ウェンディさんの婚約者さんの話、どうします?」
碧唯:「ちょっ…夏霧君!」またやりおったー(笑)。
GM/愛姫:「何だか、お互い話が長くなりそうですから…奥でお茶でも飲みながら話しませんか?」
碧唯:スルーされてるなら、ドサマギでマグロ運び込んでしまおう!(笑)
GM:うぃ。別にスルーしたわけではないですが、運び込んでも良いですよ(笑)。
天:「婚約者……なんか楽しそうなことですかねん?」
碧唯:「あー、ならご相伴に預かるかね。でも駐禁対策で車に残してる子がいるから、その子に断ってきてからね!」妙に慌てた感じで!(笑)
GM/愛姫:「あ、そうなんですか。わかりました」
未琴:「じゃあ、わたし呼んできます。待っててくださいねー」と、車に向かいます(笑)。
碧唯:おあー! ややこしくなるから止めたまえ夏霧君!」止めるけど……間に合わないな!(笑)
GM:という所で、シーンエンドにしますか(笑)。絆などがあればどうぞ。
未琴:えっと、碧唯先生に絆/信頼で。
碧唯:では愛姫に絆/契約。黙っててね? ね?
GM:うぃ(笑)。
天:未琴ちゃんに絆/興味を。………一体いくつなんだろう?
未琴:外見は14歳ですよ(笑)。
天:先生…働かせていいのでしょうか?(笑)
碧唯:14歳の外見でも、絵的なイメージは12歳以下だな…(笑)。
未琴:それは言えてる…かも(笑)。
天:もっとヤバそうだ…。
碧唯:ど、童顔なんだよ童顔! それに決まり! 実際は生後半年だなんて言えるか!(一同笑)

▼絆/エゴの変化
天:
未琴に絆/興味を取得。
碧唯:天に絆/契約を取得。
未琴:碧唯に絆/信頼を取得。




●シーン5 『怪しすぎる人々』  シーンプレイヤー:神奈備御門  登場難易度:任意

○高城家/駐車場

GM:チェリーゴールドが運転するベンツに乗って、高城家へ到着。彼が後部座席のドアを開けてくれる。
御門:「…運転、ご苦労様でした」一礼して、車を降ります。
GM/チェリーゴールド:「はい。では、愛姫様をご紹介いたします」と屋敷の中へ案内する。

(舞台裏)
未琴:玄関を開けて中に入ると、そこには巨大なマグロがどでんと鎮座ましましていたり(笑)。
碧唯:運んだんだよ、たぶん業務用みたいにでっけぇ冷凍庫に!(笑)
天:業務用でも丸ごと入るかなぁ(笑)。
碧唯:じゃあ冷凍倉庫で!
未琴:この屋敷なら、きっとあり得る(笑)。
GM:ありますね(笑)。


○高城家/玄関ホール

GM/チェリーゴールド:「お嬢様、ただいま戻りました」
御門:「はい…失礼いたします」
GM/愛姫:「チェリーゴールド、遅かったわね。あなたが注文したマグロが届いたわよ。…お客様?」
GM/チェリーゴールド:「はい。こちら神奈備 御門様と申されます。お嬢様の身辺をお守りしてくれるお方です」
御門:「…」愛姫に一礼します。
GM/愛姫:「もう、チェリーゴールドは本当に心配性なんだから。御門さん。高城愛姫です。愛姫って呼んで下さいね」と、お嬢様スマイル(笑)。
御門:「この件が解決するまで身辺の護衛につかせていただきます。よろしくお願いします」
GM/愛姫:「こちらの方こそよろしくお願いしますね。御門さん」

(舞台裏)
碧唯:外ヅラいいな、愛姫お嬢様。
天:登場して化けの皮はがしたい…(笑)。
GM:登場は自由でスヨ(笑)。
碧唯:じゃあ愛姫が応接にでも戻ってきたら、居るってことで…(笑)。
天:はい、そんな感じで出ましょう。とっても楽しそう(笑)。
碧唯:でも未琴がウェンディ呼びに行っちゃったんだよなぁ。彼女はどうなってるだろう。
未琴:特にイベントないなら、一緒に応接室にいるのかな?
碧唯:もしいるなら、どうやって説明したもんかな…だって明らかに配達員じゃないもん(笑)。
未琴:制服も着てないし、髪の毛も青いし(笑)。


GM/チェリーゴールド:「お嬢様、今日はご友人が大勢来ていらっしゃるようですな」
GM/愛姫:「うーんと、まあそうね。説明するのも大変だから、お二人ともこっちへいらして」
御門:「…はい…。それと…誘拐を予告する手紙、というのを確認させていただけますか?」
GM/チェリーゴールド:「おお、私としたことが失礼しました。これです」と、予告状を渡します。
御門:「ありがとうございます」手紙を受け取りつつ微笑。
GM:一旦シーンを切りますか? 切らないんであれば、このまま続行しますが。
未琴:んー、別に無理して切らなくてもいいですよ。
碧唯:ウェンディの処遇さえ分かれば、このまま続行で良いと思います。
未琴:御門はまだ他のキャラと会ってないし(笑)。
GM:ですね(笑)。では、続行で。


○高城家/応接室

GM:応接室に入ると皆さん居るので、強制登場です(笑)。
未琴:「あ。こんにちわですー」ソファでお茶を飲みながら。
碧唯:めっさくつろいでる運送会社の配達員が2人……(笑)。
GM/チェリーゴールド:「はい。こんにちわ。元気が良くていいですね」と微笑む。
天:「おじゃましてま〜す……あれ? やっほ〜御門さん。何でここにいるの」
御門:「愛姫様…こ…この方々は…。あれ? 吉野様ではありませんか…。吉野様こそ、何故このような場所に…」
天:「俺、愛姫とクラスメートなんですよん」
碧唯:「げ、高城君、家人が帰ってきちゃったじゃないか。良いのかい、アタシらがノンビリくつろいでて」
GM/愛姫:「かまいませんわ。安心してください、“碧唯さん”」
碧唯:「ぐお……言うじゃないかね高城君や」
GM:碧唯の言葉に愛姫は、お嬢様スマイルで返す(笑)。
御門:「吉野様が、高城のお嬢様と御同窓だったとは…少し意外ですね…」
天:「そう? 一応俺も高校生なんだよん」
GM:ところで御門さん、予告状の中身は読みます? それとも魔力を調べますか?
御門:先入観がないうちに、〈魔力〉をチェックします。それから中身で。
未琴:「御門さんのお家もここだったんですかぁ? …あれ?」と、予告状から魔力を感じて良いですか?(笑)
御門:「…まさか…」
GM:では、脅迫状を調べる人は〈魔力〉で判定してください。
未琴:〈魔力〉で(ころころ)あちゃー、ダイス目低い。16です。
GM:(ころころ)こちらは18。ふむ…では御門は、以前にもどこかで同じ魔力の波動を感じたような気がするが、思い出せない。
未琴:…って、判定したの未琴ですが(笑)。
GM:あ、間違った!(笑) では、未琴は全然感じたことのない魔力です(笑)。
未琴:そーでしたか(笑)。
御門:私も、判定します(ころころ)達成値17。
未琴:惜しい。
御門:うぃ(笑)。
GM:ですね。では、今度こそ御門はどこかで感じたことのある魔力を感じた(笑)。
碧唯:ところで予告状云々の話は、我々も聞こえていたんだろうか?
天:あ、そう言えば天は本人から聞いてる。
GM:聞こえていていいですよ(笑)。
碧唯:よし、ならツッコめるな。
GM:そんなこんなで、外は薄暗くなりシャンデリアに灯りがつく。屋敷が広すぎるためか、照明が点いても家の中は少し暗く感じられる。
碧唯:「ところでさっき、誘拐の予告状がどうのとかいう、物騒な話が聞こえたんだけどもさ」
GM/愛姫:「聞こえてしまったんですか……」
天:「あ〜そう言えば、予告状が来たって言ってたっけ。どれどれ?」予告状を覗き込む。
GM/チェリーゴールド:「申し訳ございません。もう少し気を配るべきでしたな」
碧唯:「聞こえちゃった以上、無視はできないわね。高城君もうちの生徒なわけだからさ」
GM/愛姫:「あ…先生、ばらして良いんですか?」
碧唯:「もう今さら取り繕ってもしょうがないからねー」
御門:「…愛姫様のお知り合いなら、力を貸していただいてはどうでしょう」チェリーゴールドに小声で相談(笑)。
GM/チェリーゴールド:「なるほど。お嬢様の通う学校の先生でしたか。しかし、ただの先生ではないようですね。その身に纏う魔力、尋常ではありません」
碧唯:「げ。そっち方面もバレバレかい。アタシもまだまだ研鑚が足りないね」
GM/愛姫:「先生も魔術師だったんだ?」と、驚いた表情で。
天:そう言えば……愛姫は天の正体に気付いてるんでしょうか?(←バイクが無ければ、ほぼただの人(笑)。
GM:愛姫は気付いてますけど、そのことは指摘していません。知らんふりをしています(笑)。
天:了解です。
碧唯:そうなると愛姫はマジシャンか何かだろうか、それともただのノウンマンなんだろうか。
GM/チェリーゴールド:「そうですね。御門様の言う通り、先生とそこのお嬢さんもお力をお貸し願えないでしょうか? もちろん、そこに居る君も」
天:「ういっす、そのくらいお安いご用ですよん」
未琴:「えっと…人攫いがこの家に来るんですか? いけないことです、止めさせないと!」立ち上がり。「…それで、いつ来るんでしょうか?」
GM/チェリーゴールド:「今日でございます」
天:「今日!?」
未琴:(目をぱちくり)「…今日?」
御門:「…ええ?」手紙の内容を確認します(笑)。
GM:ああ、忘れていた。すいません(汗)。手紙は『高城家の娘、○月×日にいただきに参上する』と、新聞の文字を切り抜いたものを貼り付けて作ってありますね。
御門:了解。手紙の内容は読み上げた、ということで。
GM:と言った途端に雷が鳴り、急に雨が降り出します。
碧唯:「む…待ちな、皆」
未琴:「…今日は、雨が降るような天気じゃなかったのに…」窓から外を見て。
GM:そして、シャンデリアの電気が切れる。
碧唯:「ああ、今日みたいだね。それも今すぐ!」
GM/チェリーゴールド:「皆様、愛姫さまを頼みます。私はブレーカーを見て参ります」
碧唯:「ああ、急いで頼むわ、執事さん」とにかく周囲に気を配ろう。
GM/チェリーゴールド:「はい。それでは」と、チェリーゴールドは応接室から出て行きます。
未琴:精霊力の動きに気をつけてみます。
御門:愛姫の傍に寄っておきます。
GM:という所で、一度シーンを切ります。絆などがあればどうぞ。
天:御門さんに絆/連帯感を。
御門:愛姫さんに、絆/執行で。
未琴:天さんに、絆/好奇心で。
碧唯:天に絆/契約。黙っててね? ね?
天:は〜い(笑)。
GM:では、次は一度マスターシーンを挟みます。

▼絆/エゴの変化
天:
御門に絆/連帯感を取得。
碧唯:天に絆/契約を取得。
未琴:天に絆/好奇心を取得。
御門:高城愛姫に絆/執行を取得。


天:……バイク、どうしよう? 室内に入れちゃっていいんだろうか?
碧唯:非常時にはやむをえん! 大事の前の小事だ! 《コーリング》が使えればなぁ(ゲームが違います
天:アルシャードは羨ましい……。
未琴:《魔器の使い手》専用アーツで《魔器召喚》とかあればいいのにね。《人鞘》には専用で《盟約》があるのになぁ。
碧唯:魔機が状況制限キツいですよねぇ。
未琴:魔鎧もね(笑)。
天:持ち運び出来ないのが最大の問題なんですよねぇ。



●シーン6 『忍び寄る魔手』  マスターシーン  登場難易度:不可

○高城家/???

 ―――多少、計画のずれはあったが…今のところ自分が考えた通りに事は進んでいる。
 男は、その事実に満足していた。
 車の中に居た少女を、自分がどれだけ待ち望んだことか。
 ようやく、少女は自分の目の前まできたのだ。


GM:シーンエンド。
碧唯:……もしかして、車にウェンディを放置してきたのは失策だったか?
天:車の中? は! マグロかっ!!
未琴:あれ、ウェンディさんってまだ車の中にいたんでしたっけ? 応接室での会話に出てこないなーと思ったら(笑)。
GM:連れて来ていないので、車の中に居ました(笑)。
碧唯:未琴止められなかったと思ったが、止めれたらしい(笑)。
未琴:リーチの差(=敏捷度)で負けたー(笑)。



●シーン7 『幾億の夜を越えて?』  シーンプレイヤー:夏霧未琴  登場難易度:任意

○高城家/応接室

GM:では、あれから30分ほど立ちますが、一向に電気が点く気配がありませんね。
碧唯:「遅いねぇ、執事さん。高城君、ブレーカーはそんなに遠いわけじゃないだろう?」
GM/愛姫:「確かにおかしいですね……ちょっと私、見てきますね」
碧唯:「待て高城君。行くなら複数で、だ」
天:「あ、俺も付いていくよん」
未琴:「ウェンディさんも車の中に置いて来ちゃったし…やっぱり、わたしも行ってきます!」
御門:「私も、一緒に参りましょう」
GM/愛姫:「ありがとう。天。そうですね、では皆で行きましょうか?」
未琴:ぞろぞろと(笑)。
碧唯:「その方が良いだろう。この状況、何か良くないわ」
天:バイクの無い天がどれだけ役に立てるか解りませんけどね(笑)。


○高城家/配電室

GM:では、みんなでブレーカーのところまで来ました。
未琴:「さっきの執事さんは、どこに行ったんでしょう…?」きょろきょろ。
御門:「チェリーゴールドさん…? いらっしゃいますか?」 
GM/愛姫:「これは…」配電盤を見てみると、ブレーカーは何かで斬られていますね。
未琴:ブレーカーが斬られた? 刃物で?
GM:Yes!
碧唯:桜○造、じゃねぇゴルチェリさんは?
GM:姿が見えませんね。
碧唯:「壊されてる……それに執事さんもいないね」
天:「…こりゃ直さないと無理だねぇ」
碧唯:「そんなヒマは無いかもね。高城君、皆から離れるなよ」
GM/愛姫:「電気屋さんに来てもらいましょう」と、備え付けの電話を手にするが顔が青ざめる。
未琴:…電話線も切られてる?
天:「どうした?」
GM/愛姫:「…電話線が…切られてる」
未琴:「未琴、携帯持ってますよー?」通じるかどうか、かけてみましょう。
GM:では、『電波が届かないか、電源が……』という女性のナレーションが聞こえてきます。
未琴:「…あれー? 通じないですよ?」
GM:よく見ると、携帯は『圏外』になっています。
碧唯:「どっちにしろ外部の人間を呼んでも、罠の中に呼び込むようなもんだ。まずは執事さんを見つけないとね」
GM/愛姫:「そういえば、こんな状態なのにSPが一人も来ないなんて…おかしいわ」
碧唯:いたのかSP!(一同笑) まぁ執事一人しかいないってことはないよな。
未琴:ドミニオン化してるのかな? 単に屋敷が広いから電話が通じない、なんて事はないよね?(笑)
GM:屋敷の中はドミニオン化してはいませんね。まあ、ジャマーなどで携帯を繋がらなくしたり出来ることを知っていそうな人は……この中にはいないのか(笑)。
未琴:それは『一般的知識』には入ってなさそう(笑)。
御門:「…この屋敷に留まっているのは、危険かもしれません…」
碧唯:「拙いね。さっさと執事さん見つけて、一旦この家から出るよ。どうやら誘拐犯は既にこの家の中にいる」
天:「…本格的にマズいねぇ」バイク取ってきた方がいいかな。
碧唯:ではブレーカーからは離れますか。
GM:と、離れようとした時です。〈知覚〉で判定を。

 全員で判定した結果、成功したのは天と御門。

GM:お、では天と御門は気がつきました。ヒタ、ヒタ、という足音がこっちに近づいてきています。
御門:「(小声で)…誰か、来ます…」
天:「……」黙って愛姫を庇える位置に立ちます。
GM:では、愛姫は天の背中をぎゅっと握ります(笑)。
碧唯:「気配を殺して近付いてくるのが、友好的な輩とは思えんね。噂の誘拐犯か、こりゃ?」とにかく警戒だ。
未琴:「…執事さんも、攫われちゃったんでしょうか?(小声)」
御門:「チェリーゴールド様が、簡単に攫われるとは思えません…(小声)」
天:「そんなに簡単に攫える人とは思えないけどねん」
GM:ヒタヒタという足音は、間近まで来て止まる。何となく珍妙な形のシルエットが見えます。「…む、迎えに、き、来たんだな」謎の人物は、酷く息切れして苦しそうに声をかけてきます。
天:「誰を……かな?」
未琴:「だ、誰なんですか、あなたは?!」
GM/?:つ、遂に僕達が結ばれる。と、時がきたんだな
御門:「誰と…結ばれる、というのですか?」
GM/?:き、決まってるんだな。ぼ、僕と、い、愛姫なんだな

 影は更に近づき、その姿を顕わにする。
 …そこにはマグロに足と手を生やした珍妙な生物が…ぬぼーっと立っていた。


碧唯:「……何か面白すぎる誘拐犯が来たね、おい」
未琴:「…わたし達が運んできたマグロさん!?」
天:「………先生。あれ、何だと思います?」
碧唯:「マグロ」
天:「手足生えてますけど……魚人ってあんな形でしたっけ?」
碧唯:「海は広いからね」
未琴:…ブレーカーを斬ったのって、もしかしてマグロのヒレとか?
GM/?:お、思い出してくれたかな。い、愛姫。ぼ、僕なんだな。う、魚太郎うおたろうなんだな
未琴:ウォルターに魚太郎……似ているような、苦しいような(笑)。同一人物かなー、違うかなー?(笑)
天:「…知り合い?」と愛姫に(笑)。
碧唯:「高城君、マグロはああ言ってるけど、君に覚えはない……よね?」
GM/愛姫:「…全然」と首を振る。
御門:(放心状態から我に返り)「…結ばれる、かどうかは…愛姫様次第…ではないですか?」
GM/愛姫:「あなた、きっと誰かと勘違いしているのよ。私、あなたのことなんか知らないもの」
天:「お〜い、魚太郎さんさ〜。愛姫はあなたのこと知らないって〜」
GM/魚太郎:そ、そんなはずはないんだな。ぼ、僕達は江戸時代に道ならぬ恋で心中したんだな。ら、来世では二人で必ず幸せになると約束して……
天:「……だ、そうだけど?」
GM/魚太郎:い、愛姫は、き、きっと照れてるんだな。か、かわいいんだな。は、早く僕が用意した愛の巣で卵を生んで欲しいんだな
未琴:(小さく手を挙げ)「…あのぅ。人間は卵を産めませんよ?」
GM/愛姫:「ぜーったい、人違いよー!!」
天:「………愛姫は人間だから、卵産むのは無理だと思うけどねん」
GM/魚太郎:う、嘘なんだな! め、メスは卵を産んでオスが精子をかけて受精させるんだな
天:「魚はそうだろうけどねぇ……」
碧唯:「君ゃーいっぺん生物学から勉強し直してきた方が良い。ともあれ君の言う恋人はこう言ってるよ。前世は前世、今世は今世、彼女を想うのなら身を引くのも男の選択だと思うけどねぇ」
GM/魚太郎:そ、それじゃあ、ぼ、僕は何のためにウェンディを捨ててまでこんな所に……
天:「まぁ、諦めてウィンディさん(?)の所に帰ったら?」
未琴:「…って、あなたがウェンディさんの婚約者さんだったんですか!? 彼女、あなたを追いかけてここに来てるのに!」
GM/魚太郎:「な、なんだってぇぇぇぇーー!?」と、ここだけ滑舌が良くなる魚太郎(笑)。
碧唯:「ああ、この家の外に止まってる車ん中にいるよ」
GM/魚太郎:こ、こんな、ぼ、僕の為にか、彼女はそんな危険をおかして。い、いけないんだな。人魚は人間に見つかると、た、食べられてしまうんだな
御門:「…お気の毒なお話ですけど…どうやら、愛姫様とは、今世も道ならぬ恋…。今世は、素直に、早くそのウェンディ様という方の元にお帰りになった方がいいのではないですか…?」
GM/魚太郎:だ、だけど。僕は一度は彼女を捨ててしまったんだな。い、今さらそんなむしのいいことを……
碧唯:「だったら本人に会って話せばいい。ちょうど、すぐそこに居るんだからさ」
御門:「…そのあなたの小さな思い込みが、愛姫様も、ウェンディさんも、そしてあなた自身も不幸せにしようとしているのではないですか?」
未琴:惜しい、レジェンドだったらここで《不幸な通りすがり》を使うのに!(無理
碧唯:だが、何か反応がしっくりこないなぁ…マスターシーンのモノローグは別人か? 魚太郎、何だかいい奴っぽいもん(笑)。
未琴:モノローグの人物は執事で、狙いはウェンディのような気がするんですが(笑)。
碧唯:……(沈黙)……な、なるほど。ちょっとノーマークだった。
天:いや、ウェンディがここに来たのは偶然のはずですし、それは無いかと…(笑)。
未琴:「そもそも、魚太郎さんは『愛姫さんが前世の恋人だ』って誰から聞いたんですか?」
碧唯:ぬ、そういえば「ここにウォルターが来る」って言ったのも魔術師だ!
未琴:魚太郎がここに来るのが判ってるなら、彼女がここに来るのも判るはず。
天:うぉ! なんかイヤな感じで繋がりそう!
未琴:魚太郎を餌に使ったんじゃないかな、と(PLは)思ってるんだけど。
碧唯:ウォルターには愛姫が恋人の生まれ変わりと吹き込む。ウェンディにはウォルターがここに来ると吹き込む。完璧じゃないか!(笑)
未琴:魔術師のお爺さんが執事じゃなかったとしても、占いが確かなら結果は同じだし。
天:うっわ〜。まっずいなぁ〜。
GM/魚太郎:そ、それはある日からボ、僕は前世の夢をよく見るようになったんだな。ウェンディのことはい、今でも好きだけど、前世での誓いを思い出した僕は彼女の思いに答えられないのではないかと、い、いつの間にか強く考えるようになったんだな。そういえば、魚釣りに来た時に僕を釣り上げたのに帰してくれたお爺さんと会ってから、そんな夢をよく見るようになったんだな
碧唯:「うーむ……何だかしっくり来ない話だね……」まぁ、ここはジジイの出自を云々するより、ウェンディに会わせるのが先と見た。
未琴:ドミニオン化じゃなく物理的な手段での妨害ばかり…SP追い払ったのも執事と見た!(笑)
天:「そのお爺さんってどんな人だった?」
GM/魚太郎:髪の毛がなくて頭がテカテカしている桜○造似のお爺さんなんだな
天:……大当たり〜。
碧唯:「ついさっきその顔見た気がするね、おい」
未琴:「…執事さんにそっくりですね」やーらーれーたー!!(爆笑)
碧唯:見事にしてやられましたな。
GM:ふふ(笑)。
御門:手紙の魔力がチェリーゴールドのものではなかったか、と思い出してみます。
GM:はい、ビンゴです(笑)。
御門:うぃ(笑)。「…はっ…あの手紙の魔力…。どこかで感じたことがあると思っていましたが…チェリーゴールド様のものです…。灯台元暗し…でした…」
天:「なぁなぁ、あの執事さんの行きそうな場所に心当たり無い?」愛姫に聞きます。
GM/愛姫:「そんな、チェリーゴールドが何故……?」と、かなりショックを受けているのか顔面が蒼白だ。
未琴:「ウェンディさんが危ないです! 車の中!」だーっと駆け出します(笑)。
碧唯:「む、最近の自動人形は勘所が良いね。たぶん執事は外の車だ。行くよ!」
未琴:あぁ、未琴は論旨を立てて推測は出来るけれど、ちゃんと理論立てて説明する能力に欠けてます(笑)。推理して真相に辿り着いても、途中経過を他人に説明できない(笑)。
GM:なるほど(笑)。
天:とりあえず、愛姫を支えます。
GM/愛姫:「判らないわ……でも、チェリーゴールドは書庫に出入りしてた……」天にもたれかかりながら(笑)。
御門:「…魚太郎さん、あなたも早く!」で、未琴の後を追いましょう。
GM/魚太郎:わ、わかったんだな」とついていきます。では、外に移動ということでシーンを切ります。絆などがあればどうぞ。
碧唯:ううむ、あえて金造にエゴ取ってみるか。闘争で!(笑)
未琴:チェリーゴールドさんにエゴ/疑惑で(笑)。
御門:魚太郎に、絆/救済で(笑)。
天:チェリーにエゴ/解明を取ります。

▼絆/エゴの変化
天:
チェリーゴールドにエゴ/解明を取得。
碧唯:チェリーゴールドにエゴ/闘争を取得。
未琴:チェリーゴールドにエゴ/疑惑を取得。
御門:魚太郎に絆/救済を取得。



●シーン8 『消えたフィアンセ』  シーンプレイヤー:翠ヶ原碧唯  登場難易度:任意

○高城家/駐車場


GM:では、外です。
碧唯:運送会社の車はどうなってます?
GM:残っていますが、助手席のドアが切り落とされています。
碧唯:「嫌な予感ほど当たるもんだね、全く!」
GM:ちなみに判っているとは思いますが、ウェンディはいません。
御門:「チェリーゴールド様…これ以上、道をお誤りにならないでください…」呟く。
GM/魚太郎:ウ、ウェンディ! ど、どこなんだな?
未琴:探すことは出来ますか? 《自然感知》とかで精霊力の痕跡を追いたいんですが。《自然感知》でも〈知覚〉でも[情報収集判定]でも、出来るなら何でも(笑)。
GM:では、〈知覚〉でどうぞ。
碧唯:〈知覚〉か…弱点を(笑)。
未琴:わたしも〈知覚〉は自信ない…(笑)。
GM:〈魔力〉でも良いでスヨ(笑)。
碧唯:な、なら〈魔力〉で(笑)。(ころころ)22!
未琴:では《自然感知》で〜。(ころころ)18です。
天:私は〈知覚〉で。(ころころ)13。
GM:みんな高すぎだよ(笑)。では、判ります。チェリーゴールドはウェンディを捕まえた後、空を飛んで再び屋敷の中に入り込んだようです(笑)。
未琴:ぶ(笑)。で、屋敷内のどこでしょう?
天:「となると、書庫かな?」
GM:はい、正解(笑)。
碧唯:「なるほど、自分のテリトリーか!」
GM/魚太郎:い、急ぐんだな!」と魚太郎は駆け出します(笑)。
天:「じゃ、行きましょうかねん。あ、愛姫、念の為バイク持ち込んでいい?」
GM/愛姫:「うん。わかってるわ。貴方の力でみんなを助けてあげて」
未琴:「急がないと!」でも飛べないから走るしかない(笑)。
御門:「…はい…急ぎましょう…」 魚太郎を追います。
天:「あいさ〜。任せてよん」一応《飛行能力》使って被害を最低限に……(笑)。
碧唯:「豪気だねぇ、高城君。……君にとって残酷な結果が待ってるかもしれないよ。覚悟した方が良いかもね」
GM/愛姫:「…そう、ですね。本と違って現実ではハッピーエンドが難しいことは、人一倍知ってるつもりでしたけど…正直、今回はちょっときつかったかな…」
天:「大丈夫、ちょっとやそっとで潰れるほど、愛姫は弱くないよん」
GM/愛姫:「……ありがとう。天」
未琴:「それに、最悪の結果が待ってるとは限りませんし!」
GM/愛姫:「……そうね。ありがとう。優しいのね」と未琴に微笑む。
碧唯:「良い度胸だ。なら急ぐかね」
GM/愛姫:「はい!」という所で、ちょっと短いけどシーンエンド。絆は…もうないかな?
天:いっぱいです。
未琴:こっちはもう枠一杯です。
碧唯:こっちも一杯ー。
御門:あと一つ余ってる。未琴さんに絆/信頼で。
碧唯:ぬう…枠が足りなくて御門に絆取れなかった。

▼絆/エゴの変化
御門:
未琴に絆/信頼を取得。


GM:ふー、かなり色々と冷や冷やしましたが、なんとかクライマックスまでいけた(笑)。
未琴:意外などんでん返しがあって楽しかったです(笑)。
碧唯:うむ、良いテンポだったと思います。そして金造の扱いが上手かった。
天:全くノーマークでしたからねぇ。
碧唯:見直してみれば、程よく胡散臭いですしね。
GM:まあ、疑う余地が余りありませんでしたからね。一応、少しは胡散臭くしておいて、でもあからさま過ぎるとすぐにPLにバレてつまらなくなってしまうので、かなり冷や冷やしていました(笑)。
未琴:情報量など、かなり良い塩梅でした(笑)。
GM:ありがとうございます。そういっていただけると嬉しいです(笑)。もう少し愛姫で天を攻撃したかったのですが、既に思い人が居るようなので断念(笑)。


 

■クライマックスフェイズ■


●シーン9 『チェリーゴールドの野望』  PC全員登場

○高城家/書庫

 書庫に入ると本棚は端に押しやられ、空いた中央の床には魔法陣が描かれていた。
 その中には胸をはだけ、半裸にされたウェンディが寝かされている。
 チェリーゴールドは自らの血を使って、何らかの術式をウェンディの体に書き込んでいる最中だった。


碧唯:あ、2個目のSAとかありますか?
GM:あ、また忘れていました(笑)。[SA:チェリーゴールドの野望を阻止する]をどうぞ(笑)。
未琴:野望って…どんな野望なんだろう(笑)。
GM:それは、聞いてあげてください(笑)。
未琴:うい(笑)。
碧唯:まぁ人魚と言えば察しはつくが……。
GM:まあ、おおよそ当たっていると思います(笑)。
碧唯:よし、熱血タイプの人から切り込め!
未琴:そして真っ先にやられる(ぁ
碧唯:アタシはのんびり後からオイシイところを持っていく!(ぇー


GM/チェリーゴールド:「おやおや、みなさん…そんなに慌ててどうなされましたか?」
未琴:「どうなさった、じゃありません! ウェンディさんをどうするつもりなんですか!?」びしぃっ、と指を突きつけて(笑)。
GM/チェリーゴールド:「判りませんか? 食べるのですよ。そうすれば、永遠の命が得られる。…ですが、食べるのは私ではありません」
天:「じゃあ、一体誰が食べるのかねん?」

未琴:あれ、執事が永遠の命を欲しいわけじゃないんだ?
碧唯:分かった! 髪を復活させたいんだ! 永遠にフサフサに!
天:な、なるほど!!(笑)

GM/チェリーゴールド:「私のように歳を取った体で、永遠の命などを手に入れても意味はありませんからね。食べて頂くのは愛姫お嬢さまにですよ」
未琴:「え?」と愛姫を振り向き(笑)。
GM/愛姫:「チェリーゴールド…私のためなの? 私のためにそんなことを?」
天:「……だって、愛姫は食べる気あるの?」
GM/チェリーゴールド:「いいえ、私のためですよ。何せその後は…お嬢様の体を私が戴いて、永遠の若さと命を手にするのですから」
未琴:「…えぇ?!」驚いた(笑)。
碧唯:「なるほど。高城君に不老不死を身に付けさせ、その上でアンタが魂を自分のものに上書きするのか。まったく手の込んだ術だね」
GM/愛姫:「…え?」と、こちらも驚愕の表情(笑)。
天:「……ずいぶん自分勝手な野望だねん」
御門:「…………」
未琴:「執事さん……実は女の人になりたかったんですかぁ!?
GM/チェリーゴールド:「いえいえ、別にそのような趣味があるわけではありません。ただ、高城家の魔術師の先祖が残していた方法では『高城家の血を受け継ぐ者』にしか効果は適用されないようなので、仕方なくですよ」
碧唯:なるほどー、結構予想外の動機だったな、こりゃ。
未琴:(話を聞かずに)「ドレスとか着たかったんですか!? あまつさえ、旦那様をエプロンでお出迎えして、『お帰りなさい、あなた。ご飯にします? それともお風呂? それとも…あ・た・し?』とかやりたかったんですねっ?!」
碧唯:「落ち着け」ぽかり。
未琴:「あ痛?!」我に返った(笑)。
GM/チェリーゴールド:「伝説のようにただ人魚を食べるだけでは、不完全な不死性しか得られない。故に、高城家のご先祖はそれを完全なものにするために研究をしていたのです」
天:「仕方なく…で、その子と愛姫を死なすつもり?」
GM/チェリーゴールド:「ウェンディ様は真に残念ですが、お亡くなりになります。ですが、愛姫お嬢様の体は生き続けますよ…もっとも私の魂が、お嬢様の魂を消してしまいますがね」
未琴:「そんなこと、させられるわけがないじゃないですか!」
天:「…絶対そんなことさせないよん」
御門:「…最初から…こんなことが目的で高城家に近づいた…のですか?」
GM/チェリーゴールド:「ええ、その通りです。実際簡単なことでした。魔術師としての血が絶えた家は、こうも無防備に他の魔術師に研究の成果を見せてしまうのか…と拍子抜けしたくらいです」
碧唯:「ま、しょうがないわねぇ。所詮魔術師なんてなぁエゴイストなのさ。それが最良の手段なら、手の込んだマネも外道もやれるもんさね」
GM/チェリーゴールド:「さて、他の皆さんには用事はないのですが、実は御門様にもウェンディ様や愛姫お嬢様と一緒に残っていただかなくてはなりません。皆様もご存知の通り、悪魔は『捧げる生贄の質』によって叶える望みの大きさが変わってきます。御門様のような聖女を捧げたならば、それはそれは大きな力を与えてくれることでしょう」
御門:「…そ…そのようなこと…」
GM/チェリーゴールド:「愛姫お嬢様には絶対的な魔力が不足していますので、貴女様の魔力を戴きたいのですよ」
碧唯:「ふうむ、いっそ清々しいね。なるほど執事さん、アンタは一流の魔術師のようだ」
GM/チェリーゴールド:「お褒めに預かり光栄でございます」
天:「人間としては最低だけどねん」
GM/チェリーゴールド:「はっはっは、私めにとっては、その言葉も最高の褒め言葉ですよ。吉野様」
御門:「…あなたは…本当に、チェリーゴールド様なのですか…?」
GM/チェリーゴールド:「うんうん。貴方様は本当に清らかな心をお持ちだ御門様。悪魔もさぞや穢しがいがあって喜ぶことでしょう」
御門:「…………」
碧唯:「その行動理念は魔術師として決して悪かないがね。高城君は大事なうちの生徒だ、教職員として放置はできんよ。宮仕えは辛いね」
GM/チェリーゴールド:「そうですか。では、お互い譲ることはできないと言うことですかな?」
天:「だね。こっちは何があっても愛姫達を死なせるつもりはないよん」
GM/愛姫:「……天」
未琴:「駄目です、そんなの絶対に駄目ぇぇぇ!!」と執事に向かって駆けだし、途中で転びます(ぁ
碧唯:未琴……空気読め(笑)。
未琴:すみません、ついやりたくなりました(笑)。ずざざざーっ、と頭から盛大にスライディングして、ウェンディさんのところまで滑り込みます(笑)。
GM/チェリーゴールド:「お嬢ちゃん。慌てると危ないですよ」(笑)
御門:スライディングして移動、うまい…(笑)。
GM:なにー!? 今さら気がついた(笑)。
碧唯:では未琴は別エンゲージか。
GM/魚太郎:ウ、ウェンディは、か、返してもらうんだな


GM:では、戦闘に入りましょうか。エンゲージの宣言をどうぞ。
未琴:「あうぅ…痛いですぅ…」すりむいた顔を押さえつつ。…で、わたしはウェンディさんの傍まで行けたんでしょうか?
GM:未琴はウェンディのところなので、チェリーゴールドとエンゲージしています。
未琴:取りあえず、エンゲージは各自自由ということかな?
碧唯:では私は当初の位置からそのままで。
天:轢くしか出来ないので接敵状態で。
御門:では、愛姫と同じエンゲージでカバーに入ります。

 現在のエンゲージ:(ウェンディ・チェリーゴールド・天・未琴) (碧唯・御門・魚太郎・愛姫)


▼ラウンド1

GM:では、こちらの行動値は10です……が、その前にセットアッププロセスですね(笑)。こちらは、《幸運》を使用します。
碧唯:おお、地味に効いてくるヤツを。
御門:「あなたが私の身を御所望ならば…好きになさればいいでしょう…。ですが御自分の都合で、関係のない愛姫様やウェンディさんを犠牲になさるというなら…看過するわけには参りません…」愛姫の前に立ち、咒符から十二月将([不死なるしもべ]相当)を召喚します。

 現在のエンゲージ:(ウェンディ・チェリーゴールド・天・未琴) (碧唯・御門・十二月将・魚太郎・愛姫)

GM:うぃ。了解です! では、今度こそ《絶対先制》を使用します。
未琴:あ、それ無理です。
碧唯:セットアップのタイミングで、アーツ二つは使えません。
GM:しまった! まあ、いいや(笑)。では、行動値13の方からどうぞ(笑)。
碧唯:書斎でサイドカー大暴れか。
天:マイナー無し、メジャー《大小拵え》で攻撃します。(ころころころ)

 しかし2回振ったダイスの目は、どちらも3だったりする。

GM:…………(ぽむ、と天の肩を叩く)。
天:達成値20…ふぁ、ファンブルしてないからいいんです!!
GM:そうですね(ほろり)。
未琴:ファンブルしてないのが幸いだけど…凄い出目(笑)。
碧唯:連続でファンブル一歩手前か…。
天:
いいもんいいもん、ファンブルじゃないからいいんだもん…(涙)。
GM:《シールド》Lv5で防ぎます。
御門:トゥルーマジシャンなのかぁ。
未琴:あれ。回避判定はしないの?
GM:しません。悪の魔術師の美学です(笑)。
未琴:美学なんですか(笑)。
GM:美学です(笑)。
天:では、ダメージ出します。(ころころ)26点の〈炎〉です。
GM:《シールド》で(ころころ)26点防いで、防具で止めて…かきーん(笑)。
未琴:わ、全部防がれた!?
碧唯:げぇー!? 硬い! かかか夏霧君! 《ピアシング》とか持ってないのかね!?
未琴:ごめんなさい。前にも言った通り、未琴の肉体的性能はほぼ常人並みなの(笑)。攻撃機能なんて付いてません(笑)。
天:…ま、《攻防一体》あるしどうにか……なるといいなぁ。
碧唯:魔獣化後なら《精霊力付与》も使えるんだがなぁ。
未琴:《精霊力付与》は、《シールド》相手だとあまり意味がありませんけどね(笑)。
GM/チェリーゴールド:「無駄でございます。この壁を抜けてきた方は、未だ御座いません」
未琴:だけど、《シールド》は1ラウンドに1回までだし!
GM:その通りです(泣)。では、先生の番です。
碧唯:「熱は止めるか……ならこいつはどうだね? 『魂ヲ灼ス白』!」マイナー無し、メジャー《シャイニングレイ》、人間性20。(ころころ)達成値27!
GM:《反鏡魔法》を使用します。
碧唯:げぇー!? カウンター!?
GM:(ころころ)ダイス目が3…負けました(泣)。ダメージください。
碧唯:「力の絞りが甘いよ、出直してきな、若造!」オートで《収束》、人間性18。(ころころ)25点〈光〉!
GM:魔獣化します。AGP10点使用。
碧唯:きたか! 金造の変異特徴:頭が更に輝く。
GM:桜色にね(笑)。
未琴:きらきらと(笑)。
GM/チェリーゴールド:「ぬおぉぉぉ! これは……面白いですね。貴女も欲しくなりました。良い魔力の触媒になりそうです」チェリーゴールドの体が桜色にテカテカと光り輝く!(一同爆笑)
未琴:ここでテカテカが(笑)。
御門:テカテカテカテカー!
碧唯:あたかも勇者シリーズの最終回恒例イベントのように!
天:目が、目がぁぁ!!(笑)
GM:ムスカ様(笑)。
碧唯:うおっまぶしっ(旬のネタ)。
御門:やっぱり、《反鏡魔法》は、頭で反射?(一同笑)
天:うわ! 素敵だ(笑)。
碧唯:すげぇ! 頭で反射!
GM:では、次は同時行動ですね。先に御門さんからどうぞ。
御門:うぃ?
GM:(行動値を見直し)…すいません。未琴でした(笑)。
未琴:あー、一応わたしもいますけど(笑)。特殊攻撃は跳ね返されそうなんで、技能なしで殴ります(笑)。
碧唯:未琴の攻撃は、《フルファイア》に期待だな……。
未琴:(ころころ)達成値5!(笑)「えーいっ!」(すかっ)
GM:先程も言いましたが、避けません! ダメージください(笑)。
未琴:(ころころ)6点の〈殴〉です。ペチっと(笑)。
GM/チェリーゴールド:「はっはっは、お嬢さん。危ないですから、お帰りなさい。ほら、出口はそこです」4点通し(笑)。
未琴:「もー!」地団駄踏みます(笑)。
碧唯:直殴りがこんなに可愛いフルメタル、初めて見た…(笑)。
未琴:一瞬、今の攻撃に《フルファイア》使った方がいいかとも思ったけど…美しくないからパス(笑)。
碧唯:《フルファイア》はもうちょっと溜めてからですな。そしたら次ラウンドからAGP都合し始めましょうか。
GM:では、こちらの行動ですね。マイナーで《アブソリュート》、オートで《能力強化》、メジャーで《隕石招来》、更にHA《魔法の国よ》を使用します。
碧唯:とりあえずウェンディと愛姫は狙われないはずだ。問題は魚太郎だな。
GM:魚太郎には飛びますね。
碧唯:拙いな、魚太郎には《護りの剣》飛ばすか。
GM:まあ、最後に《リセット》で生き返らせる手もありますが(笑)。
天:クリティカルしなければ《攻防一体》でどうにか。
GM:では、判定行きます。(ころころ)クリットです!
碧唯:「ちっ! 拙い!」魚太郎に《護りの剣》+《祭器》、自分は《祭器》で防御、人間性15。(ころころ)魚太郎は防御! (ころころ)アタシも防御ー!! あ、あぶねー! 2回まわったー!
GM/魚太郎:ぎょ、ぎょー!? ……な、なにも、お、起きていないんだな。ふ、不思議なんだな」表情は変わっていない様に見えるが、驚いたらしい(笑)。
碧唯:「やれやれ……世話をかけさせてくれるよ、このマグロ君は」
GM/魚太郎:あ、あなたが、護って、く、くれたんだな? あ、ありがと、なんだな
天:(ころころ)避けられません。
未琴:〈運動〉技能持ってないので、未琴は振るまでもなく避けられません(笑)。
御門:シーン攻撃なので、[不死なるしもべ]でカバーリングしておきます。
碧唯:大抵しもべ君って、カバーで散っちゃうんですよね(笑)。
GM:では、ダメージ出します。(ころころ)意外と回った(笑)。34点〈炎〉ダメージ!
天:はい、魔獣化です。
未琴:Elemental-ride,fulldrive…」一撃で魔獣化。髪と肌が色素を失い、ガラスのようになります。
碧唯:さぁ魚太郎、次の攻撃からは《護りの剣》は無いぞ! 自分の身は自分で守るのだ!
GM/魚太郎:な、なんだってぇぇーー!!」(笑)
碧唯:だって《護りの剣》、1Lvだもーん♪
御門:私はマイナーなしで、メジャー《守護者》。守護者『朔夜王』を召喚します。
碧唯:とりあえずダメージソースは、天の《剣魂一擲》と未琴の《フルファイア》か。あとは《歩く影法師》でダメージ系をコピる、と。
GM:うぃ。では、次のラウンドです。

 現在のエンゲージ:(ウェンディ・チェリーゴールド・天・未琴) (碧唯・御門&朔夜王・魚太郎・愛姫)


▼ラウンド2

GM:セットアップ。こっちは《絶対先制》いきます! マイナーで《結界魔法》、メジャー《隕石招来》! まだ魔獣化してない碧唯と御門のエンゲージへ(笑)。
碧唯:か、かもーん!
御門:セットアップで、守護者が本体に《盟約》します。
GM:(ころころ)達成値22です。
碧唯:(ころころ)達成値22! あああぶねー!!
GM:惜しい! では、HA《死に至る病》をプレゼント(笑)。
碧唯:げぇー!? 潰せません、隕石食らった!
未琴:「先生! 御門さん!!」魚太郎はかりそめの死かな?
GM:そうですね。
御門:こちらも《反鏡魔法》を使ってみます。(ころころ)達成値19…。
未琴:…一応、守護者も防御判定しときます? それともカバー要員います?
御門:カバー要員はさっき消滅しましたー。
GM/チェリーゴールド:「なかなか良い才能をお持ちですね。ですが……これは経験の差と言う奴です!」
碧唯:「経験の差か……良いこというね、アンタ」魔獣化で死亡回避ー!「なら2000年に渡る叡智の研鑚、若造にとっくり教授してあげるとしようか!」
GM/チェリーゴールド:「それは興味深い話です。ぜひ、ご教授願えますかな?」
御門:タイミングが、オートとリアクションで違うので、《霞の外套》も使えますか?
未琴:リアクションしてからだと、《霞の外套》は手遅れかな。あくまで妨害アーツだから。
GM:の、ようです(笑)。
御門:了解です。では、同じく魔獣化ですー。
未琴:その前にGM、一応ダメージロールしてください(笑)。
碧唯:は、ダメージまだ出てなかったか。ま、まあたぶん死ぬ! さっきの見れば!(笑)
GM:では、ダメージいきます。(ころころ)31点〈炎〉! うーん、どうかしているっていう出目が出るな(笑)。
碧唯:やっぱ死ぬから魔獣化(笑)。低めだったら《祓魔の力》で凌げてたかもしれないのかー。
未琴:それと、避けられなかったなら今ので守護者は消滅ですね。
御門:あ、守護者も一応、回避ロールしておきます。(ころころ)…ファンブルだし…(泣)。
未琴:よりによってファンブル……(ほろり)。
GM:これで、残り3回しかメテオを撃てない…。
天:3回も……。
未琴:そんなに撃たれて堪りますかっ(笑)。

 現在のエンゲージ:(ウェンディ・チェリーゴールド・天・未琴) (碧唯・御門・魚太郎・愛姫)

GM:では、続いて天君どうぞ。
未琴:ん? セットアッププロセスは?
碧唯:もうみんな無しみたい。
未琴:そうか、御門さんはさっき終わってたんだ。では、セットアップで《荒ぶる自然》行きます! ここでHA《フルファイア》使用するので愛を下さい(笑)。
GM:こ、こーい!(ガクガク)
碧唯:よっしゃ! 未琴、ウェンディの絆固定、AGP2点を未琴に!
御門:うぃー。陰陽局と未琴とチェリーゴールドの絆を固定。AGP3点を未琴に。
天:御門さん、未琴ちゃん、愛姫の絆固定。AGP3点出します。
未琴:想い出と執事へのエゴを固定して、罪2点。合計10点!
GM:け、結構でかいのね(汗)。
未琴:Elemental-ride,overdrive.」胸部の心魂機関から透明化した両腕内部へと無数の輝線が走り、突き出した掌から七色の光芒が迸る。「――Limit relieve,…Rainbow Stream!!」(ざらららーっ)99点〈魔〉属性ダメージ。地・水・火・風・光・闇・時…七つの精霊が渦を巻き、虹色の奔流となって執事を呑み込む!
GM/チェリーゴールド:「ば、馬鹿なぁぁぁ! ただの愛玩用機械人形ではなかったのかぁぁぁ!!?」
碧唯:「あっはっは、こいつァすげぇや。機械仕掛けの魔法も捨てたもんじゃないねェ」しかし《荒ぶる自然》にダメージHAってのは凶悪だなぁ(笑)。
未琴:攻撃面ではこれだけが取り柄のようなものです(笑)。命中判定不要のリアクション不可攻撃だもんね。問答無用(笑)。
碧唯:そしてこれにて打ち止めか(笑)。
未琴:一発こっきりですね。後は支援だけです〜(笑)。
碧唯:よし、次は天にAGP回すか。
未琴:ですね。わたしはまだ絆固定してないし。
碧唯:一気にやっちゃってもいいな!(笑)
天:よろしくお願いしまーす。
GM:チェリーゴールドの綺麗に整えられたスーツはボロボロになり、肩で息をするくらいに呼吸が荒くなっている(笑)。
天:では、行動します。マイナー無し、メジャー《大小拵え》で攻撃。(ころころ)達成値24です。
GM:《シールド》を使用します。ダメージくださいな。
碧唯:「そら、君の番だよ、吉野君。高城君が見てるんだ、カッコいいとこ見せてやりな」天、愛姫の絆固定、AGP2を天に。
未琴:「頑張ってくださいです、天さん!」AGP5点全部渡します。
御門:「愛姫様とウェンディさんを…頼みます…」天と愛姫と魚太郎の絆を固定、AGP3点を天さんに。
天:では、HA《剣魂一擲》使います。傲岸とチェリーゴールドのエゴ固定して2点、計12点使用します。
GM:き、きなさい。
天:(どざららららーっ)119点の〈魔〉属性ダメージです!
GM:《シールド》! 魔獣化しているので《結界魔法》で7Lvです。
未琴:あ、〈魔〉属性だから《シールド》は無効ですよー。
GM/チェリーゴールド:「無駄ですよ。私のシールドは貴方程度の攻撃では……なにぃぃぃぃ!!」し、しまった!? ピッタリ落ちたー!(笑)
未琴:キリのいいダメージだったようで(笑)。
天:「どう? シールド破ってあげたよん。これであんたの野望も終わりだよん!
GM:チェリーゴールドの張ったシールドを、天のバイクが突き抜けた!
碧唯:天の超☆轢き殺しアタックが!
GM:ジェットモンガ○ーン轢き逃げアタック!(笑)
天:…も、もうちょっと名前どうにかなりませんか……?(笑)
未琴:自分で命名しない限り、周囲が好き勝手に名付けるものなのです(笑)。
…たまに、本人が付けた名前すら無視して、勝手な呼び名が定着することもあるけど(ぼそり)。


GM/チェリーゴールド:「こんな、馬鹿な
…こ…ん……
未琴:「…ウェンディさんは返してもらいますです」
碧唯:「おやおや、仕舞いかね。吉野君のような半魔初心者に遅れを取るようじゃ、アンタの積み上げた叡智も底が知れるね、若造」
GM/愛姫:「チェリーゴールド……」
御門:「チェリーゴールド様…」
GM/魚太郎:う、ウェンディー!」ってしまった、かりそめの死になってるんだった(笑)。
未琴:あ、戦闘終了したなら、かりそめの死は回復しますよ。FP1だけど(笑)。
GM:あ、ではウェンディの元へ走っていきます(笑)。

「…う、うーん。ウォルター…?」
す、すまないんだな。ぼ、僕は……
「ううん…いいの。私は貴方さえ戻ってきたら……」
ウェンディー!

 ひしっと抱き合う魚じn…もとい、恋人達。もはや書庫の中央は二人だけの世界だった。勝手に。


碧唯:「おーおー。いいねー、若いってのは」
GM/ウェンディ:「…あ」と、照れてウォルターから離れます(笑)。
未琴:「お幸せそうで、何よりなのです。……でも、もう浮気は駄目ですよ?」
GM/魚太郎改めウォルター:わ、わかっているんだな。ぼ、僕は、に、二度とウェンディを、な、泣かせたりしないんだな
天:「……愛姫は大丈夫?」バイク降りて愛姫に近づきます。
GM/愛姫:「うん、ありがとう。大丈夫よ……って言いたいけど、ちょっと厳しいかも」と、少し鼻声で眼は涙をこらえている。
天:「…泣きたいなら、泣いちゃいな」と、頭を撫でてあげます。
GM/愛姫:「…うん」と、素直に天の“胸”を借りて泣きます(笑)。「(チェリーゴールド……さようなら)」
天:黙って、泣きやむまで頭撫でてあげます。
碧唯:「……夏霧君。アタシ達ゃ引き上げるとするかね」
未琴:「そうですね。後は若い人たちに任せるのです。ね、碧唯先生?」
碧唯:「妙な言葉から覚えてるんだね、君ゃ。こういう時は、一人の男の胸で泣かせてやるのが良いのさ」
御門:「…チェリーゴールド様…来世は、道をお踏み外しになりませんように…」踵を返して、高城家を辞します。


GM:では、シーンエンド。時間もありますし、個別エンドでいきますか。
碧唯:二転三転して、なかなか先が読めなかった。楽しかったー!
未琴:うんうん、色々と楽しかったですー。
天:いや〜、チェリーゴールドがボスとは思いませんでした。
碧唯:最初は完全に金造ノーマークだったなぁ。
未琴:本当に、途中までは疑いもしませんでしたね(笑)。
碧唯:正直、最初はギャグシナリオなんじゃないかと思ってました!(ぇー
天:同じく(笑)。
GM:まあ、正直そうしようかとも思いました(笑)。
碧唯:でもシリアス展開で正解でしたね。まぁ……この際、魚太郎のルックスは置いておこう(一同笑)。
未琴:魚太郎だけ見るとギャグ以外の何物でもないけど、展開自体はシリアスだったと(笑)。
御門:あの御題で、こんなにシリアスな展開になるとは思いませんでした。それが一番、意外だったかも(笑)。
未琴:そういえば結局、わたしと先生が運んできた冷凍マグロが魚太郎だったんでしょうか?(笑)
GM:そうですよ(笑)。
未琴:わあい(笑)。執事が手配したと言ってたから、薄々そうじゃないかとは思ったけど(笑)。
碧唯:手配したのは金造だったみたいですね。
GM:ほんとはウェンディをあそこまで無防備にしてくれるとは思っていなかったので、実はもっとすんなりチェリーゴールドが悪い人だと判る予定でした(笑)。
未琴:いやぁ、呼びに行ったけど止められちゃったし(笑)。
碧唯:いやー、ついついウェンディは一緒にするとややこしくなるかと思っちゃって。何せ見かけのインパクトがありすぎます、彼女(笑)。
GM:まあ、普通いませんよね。水色の髪の女の子なんて(笑)。でも、そのおかげで美味しい展開になりました(笑)。


 

■エンディングフェイズ■


●シーン10 『秘められた真実』  神奈備御門ED

○武蔵野の神社/数日後


GM:あれから数日後、愛姫が御門の家を訪ねてきました。
御門:では、丁重にお迎えしましょう。
GM/愛姫:「……あなたには、本当に何と言ってお詫びしたらいいか判りません。でも、私にはただ謝ることくらいしか出来ないから…」深々と頭を下げる。
御門:「高城のお嬢様が、このようなところまで足をお運びになり何事かと思えば…謝るなど…とんでもありません…。こちらこそ、何もできずに…」こちらも深々と頭を下げよう(笑)。
GM/愛姫:「ううん。あなたは最後までチェリーゴールドを信じてくれた。あのね、おかしなことを言うと思うかもしれないけど…」
御門:「…何でしょうか…?」
GM/愛姫:「チェリーゴールドはああ言っていたけど…私を『身体を手に入れるために大切にしていた』というのはその通りだと思うの…。でも、それとは別に、あの人はちゃんと私のことを大切にしていてくれたんだと思うんです。だから……チェリーゴールドのことを悪く思わないで、とは言えない。でも、忘れないでいてあげて欲しいの」
御門:「…一つだけ、解らないことがあります…。…チェリーゴールド様は、どうしてあの予告状に、わざわざ御自分の痕跡(魔力)を遺されたのでしょうか…? おそらく…彼は…貴女がお考えのように、心のどこかで…高城の後継者としてだけではない“貴女自身”も大切に思っていたのではないでしょうか?」
GM/愛姫:「…ありがとう。やっぱり、私また貴女に会いにきて良かったみたい」目尻の涙を指で拭いながら。
御門:ハンカチを差し出して。「よもや、このような結末になるとは…思いもよりませんでしたけど…私も、あの方に受けた恩は忘れることはないでしょう…」
GM/愛姫:「ありがとう…私も忘れないわ。チェリーゴールドのこと…」


GM:いやー、実は手紙の魔力のことですが、御門の読み通りだったんですよね。拾ってもらえて嬉しかったです(笑)。
御門:あ、それなら良かったです(笑)。ちょっと独り善がりな解釈かなーとも思っていたので。
未琴:わたしと碧唯先生のEDは、二人で会話かな?
碧唯:あ、ウェンディと魚太郎もいるんじゃないかな。こっちはウェンディ拾った縁があるわけだし。
未琴:そうですねー。海辺での別れから始めますか?(笑)
GM:そう考えてました(笑)。
碧唯:とりあえず―――未琴の変異特徴は私的にツボ。よって持ち帰る事にします(しれっと)。
天:あ、誘拐(笑)。
未琴:…え゛?(笑)
碧唯:(ρ´▽`)ρ おもおもおもおもおもちかえりぃ〜〜〜〜〜〜
未琴:きゃ〜〜っ、先生が壊れた〜〜!(笑)
天:せ、先生落ち着いて〜!(笑)
GM:け、警察。誰か警察を呼べー(笑)。
碧唯:邪魔するとレナ・フラッシュ・インパクト(意訳:剣の舞)を食らわす。
未琴:い〜〜〜や〜〜〜〜〜〜〜!?(一同爆笑)
天:き、機動隊! 機動隊を呼べ〜!(爆笑)



●シーン11 『夕日に沈む』  翠ヶ原碧唯&夏霧未琴ED

○夕暮れの海辺


GM:お二人は今、ウェンディーと魚太郎ことウォルターを見送るために海に来ています(笑)。
未琴:「…ところで。婚約者さんは、どうして『魚太郎』って名乗ってたんですか?」
GM/ウォルター:き、金造に見せられた夢で、ぼ、ぼくは江戸の、さ、魚屋さんで、な、名前を、う、魚太郎と呼ばれていたんだな、うん
未琴:「あー、そうだったんですかぁ。納得です」こっくりと頷いた。
GM/ウェンディ:「お二人には何とお礼を言えばいいか…」
碧唯:「大変な目に遭っちまったようだね。ま、互いの愛情を確認出来ただけでも良しとしておくれよ」
GM/ウェンディ:「…はい」頬赤らめて頷く(笑)。
碧唯:「ま、今後は他人に吹き込まれた夢よりも、最初ッから自分が抱いてた感情を大事にするんだね、ウォルター君や」
GM/ウォルター:わ、わかったんだな
未琴:「本当に、お二人が仲直りできて良かったです。こういうのを『モトサヤ』って言うんですよね。…モトカレだったかな?」
碧唯:「後者はちとマズいから、夏霧君」
未琴:「はい? 不味いんですか?」(目をぱちくり)
GM/ウェンディ:「うふふ、未琴ちゃんたら…。それじゃあ、私達はそろそろ……本当にありがとうございました。他の皆さんにも、よろしくお伝えください」
碧唯:「ああ、承るよ」
GM/ウォルター:お、お願いするんだな、うん
未琴:「はい、ではさようならです。お幸せにー!」笑顔で手を振る。
GM/ウォルター:あ、ありがとなんだな
碧唯:おかは怖いとこかもしれんが、気が向いたら遊びに来るといい。今度は普通に歓迎するよ」
GM/ウェンディ:「はい。ぜひそうさせてくださーい」ウェンディはウォルターにまたがり、大きく手を振りながら海の中へと入っていく……。
碧唯:「(……シュールな光景だねェ)」
GM:ウェンディは完全に海の中に入るまで一生懸命手を振り続け……そして、波に消えていった……。
未琴:夕日に消える二人を見送りつつ。「…ねぇ、碧唯先生?」
碧唯:「む、何かね?」
未琴:「あの執事さん、悪い人には見えなかったんですけど……どうしてああなっちゃったんでしょうか?」
碧唯:「さあね……元々魔術師ってな、みんなエゴイスティックなものさ。それに人の心の内は、所詮本人にしか推し量れんよ」
未琴:「愛姫さんも、凄くショック受けてたみたいだし…永遠の命って、そんなに欲しいものなのかなぁ?」理解できず、しきりに首を傾げています。
碧唯:「どうだろうね。定命の輪から外れちまったアタシ達にゃ、既に理解の及ばない想いなのかもね」ぷかーっと紫煙を吐いて。
未琴:「そうなんでしょうか。…わたしにも、よく解らないです。命かぁ……」少しだけ、困ったような笑顔で碧唯を見上げます。
碧唯:「人生、此れ勉強だ。頑張って学びな」頭を撫でてやって「そんじゃ、いい加減に事務所に戻るとすっかねぇ。最後の1件配達してから、随分時間たっちまったからね」
未琴:「あ、はーい!」

 ―――そして、しっかりお持ち帰りされる未琴であった(違



●シーン12 『もう一つの想い』  吉野天ED

 あれから数日―――しかし相変わらず、愛姫は元気がない。
「…はぁ……」


GM:こんな調子で、よく溜息を吐いている。
天:「……なぁ。今日放課後、暇?」
GM/愛姫:「え…急にどうしたの? 暇だけど……なに?」
天:「ん、今日バイクでちょっと遠出しようと思ったから、一緒にどうかな〜って」
GM/愛姫:「本当!? それなら、一つお願いがあるんだけど……聞いてくれる?」
天:「俺に出来ることならねん」
GM/愛姫:「今日はサイドカーじゃなくて、天の後ろに乗せて」
天:「……ずいぶんと不思議なお願いだねぇ。ま、いいよん」
GM/愛姫:「そ、ありがと」微笑む。
天:「いえいえ、そのくらいお安いご用ですよん」

(舞台裏)
碧唯/風:「おに〜さん、浮気? 信頼度マイナス20
GM:原さんに刺される?(笑)
天:うう、言わないで下さい…。
GM:どうするかな、畳み掛けるかな……でも、本当に困ってそうだからやめておくか(笑)。
未琴:そういえば、信頼度を数値で教えてくれる不思議なヒロインでしたね(笑)。
碧唯/風:「おに〜さんを殺して私も死ぬ」そして自分だけ生き返る風(笑)。
未琴:素晴らしく凶悪、かつ不毛!(笑)
GM:ほんとだ(笑)。
天:裏で恐いこと言わないで下さい…(ガクガクブルブル)。

 男は強くなければ生きていけない―――だが、浮気する男に生きていく資格はない(微違

GM/愛姫:「じゃ、行きましょ!」と、天の腕を掴んで教室を飛び出します。ちなみにまだ授業はありますが(笑)。
天:「おおう、授業サボっちゃうんだ。不良だね〜」引きずられていきます。
GM/愛姫:「今日くらいは…ね」悪戯っぽい笑みを浮かべて。
天:「ん。じゃ、いこっか」
GM/愛姫:「うん!」


 その時。彼女の微笑みは、いつもよりほんの少しだけ眩しく見えて―――。

「―――お兄さん、信頼度-10。…て言うか、それ死亡フラグですか?」

 …なんて声が聞こえたのは、きっと空耳に違いない。……うん、きっとね…。




THE END


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