第47話
Get together

●今回予告●

その歌声は、聴く者の心を熱くさせる。
その旋律は、聴く者の心を震わせる。

それは少年が得た力。
才と努力が育み形を成した、人としての“力”だった。

その男が、少年の前に現れるまでは――。

Beast Bind New Testament
『Get together』

汝、己の力の基を知らん。



オープニング ミドル クライマックス エンディング

■プレセッション■


GM(Cerva):本日のPC間絆は愛理→双真→碧唯→宗一郎→愛理でお願いします。
一同:了解です。
GM:登場判定・絆判定は宣言のみでOK。自己紹介はPC間絆と同じ順にお願いします。
愛理:はーい。それじゃ私からですね。


●PC1(定員1〜2名) 推奨:学生。

 ある日の夜、通りかかった駅前の広場に人だかりが出来ている。
 どうやらちょっとしたストリートライブが行なわれているようだ。
 何気なしにそちらへ行ってみると、そこには、あなたのクラスメートの姿があった。

 シナリオエゴ:瀧口 遼たきぐち りょう (関係:好意的なもの)


巫薙 愛理みなぎ あいりアイゼン  プレイヤー:麻那
 【アーティファクト/セレスチャル】 年齢:17歳/性別:女/カヴァー:高校生
「あ、あのぅ……私、どうしてこんな所にいるんでしょうか?」
 地味で内気な眼鏡っ娘、巫薙愛理はアンノウンマン(*魔物の存在を知らない人間)である。
 しかしある日、『愛染明王』に媒体(やど)として選ばれたのが運の尽き。
 事件が起きた時、彼女は「ラ・ガラサ!」の呪文と共に『愛の狩人アイゼン』へと変身するのだ。
 変身後は派手な衣装で決めた、色香漂うオネーサマ。しかし愛理に戻ると変身中の記憶は残っていない。
 そんな不幸に見舞われた、彼女の明日は…どっちだろう?
 所持HA:《剣魂一擲》、《電光石火》、《アドベント》

荒神 双真あらがみ そうま 護(誤)法童子  プレイヤー:ラゼル
 【アーティファクト/イレギュラー】 年齢:17歳/性別:男/カヴァー:高校生(*データ上は魔狩人)
「神に会えば神を斬り、仏に会えば仏を斬る。修羅王、夜叉王、力貸してくれよ…!」
 魔物に対抗するために妖洞寺(*法力僧を育成する特殊な寺)が秘術により生み出した、“生きた護法童子”。
 特殊な生い立ちから鬼子扱いされて周囲に反抗。規律を乱すこともしばしばで、付いた仇名は“誤法童子”。
 素行不良が過ぎたため寺を追い出され、今は単身学校に通いつつ、妖洞寺からの指令により退魔を行う。
 一見して体育以外取り柄のなさそうな、ぼろぼろの学生服を着た一昔前の馬鹿学生にしか見えない。
 仏像から削り出した霊刀、修羅王と夜叉王で戦う少年剣士。身長の低さ(160p)が密かにコンプレックス?
 所持HA:《剣魂一擲》、《電光石火》、《歩く影法師》


●PC2(定員1〜2名) 
推奨:探偵。

 道を歩いていると、ふとあなたを呼び止める声が聞こえる。
 聞き覚えのあるその声の主に思い当たった時、あなたは愕然とした。
 その声は、あなたが以前倒した筈の男の声だった。

 シナリオ絆:黒川 蓮示くろかわ れんじ (関係:救済・守護など)


翠ヶ原 碧唯みどりがはら あおい 蒼碧乃珠ソウヘキノタマ  プレイヤー:早坂ノヴユキ
 【マジシャン/アーティファクト】 年齢:30歳(2000歳以上)/性別:女/カヴァー:養護教諭
「人って何百年経っても進歩が無いのよねぇ。だからこそ小さな“ゆらぎ”を見つけるのが面白いんだけどさ」
 都内の高校に勤めるグータラ保険医。酒と煙草と怠惰な生活をこよなく愛する。
 その正体は、翡翠のような色合いと水晶のごとき透明度を併せ持つ、美しい宝玉の化身。
 かつては自然信仰の象徴として奉られた祭器だったらしく、当時の巫女の魂が封じられていた。
 しかし長い年月を経て記憶が摩耗したらしく、自分の真名や封じられた理由などは一切覚えていない。
 普段は魔力で自分の写し身たる『碧唯』と猫の『魂緒』を作り、社会に潜伏している。
 所持HA:《魔法の国よ》、《リセット》、《万能なる一撃》

石動 宗一郎いするぎ そういちろう ブラックドッグ  プレイヤー:サブマリン
 【ビースト/イモータル】 年齢:32歳/性別:男/カヴァー:無認可保育園園長兼探偵
「―――俺は、あの子供達のためなら…どんな事にだって耐えられる」
 親友だったはずの同僚に裏切られて致命傷を負い、人狼の血脈に覚醒して逆に相手を殺害した元・刑事。
 罪の意識から辞職し荒れた生活を送るも、『ひまわり保育園』を経営していた老婆に拾われて立ち直った。
 その後、死んだ老婆に保育園を託され園長となった。子供達の笑顔は、今や彼の生き甲斐でもある。
 悪人に対しては容赦ないが、根本的にお人好しで詰めの甘い性格。
 常に経営難の無認可保育園を維持するため、探偵を兼業。それでも足りず死霊課の下請けなども引き受ける。
 所持HA:《獣の生命》、《獣の盾》、《死者の微笑み》


愛理:双真くんへの感情は絆/連帯感で。
双真:PC間絆は翠ヶ原 碧唯に信頼。
碧唯:PC間絆は石動に連帯感で。どうやら共通の敵と戦うことになりそうなんで。
愛理:…よく見ると、今日は4人中3人がアーティファクト持ちなんですね(笑)。
GM:あ、そういえば。
宗一郎:偏ってますねー(笑)。
愛理:剣/弓/特殊攻撃で編成バランスは取れてますけど(笑)。
碧唯:フ……だが人鞘はアタシだけさね!(だから何だ
双真:仲間外れが一人か……(笑)。
宗一郎:あ、絆取り忘れてた(笑)。
愛理:宗一郎さんからは私にですね。愛理とアイゼン、どちらに取ります?(笑)
宗一郎:愛理に共感で。なんか愛理も子供のことが好きそうな感じがするので(笑)。
愛理:ちなみに愛理は、宗一郎さんの正体を知りませんので。会話の際は気をつけてくださいね(笑)。
宗一郎:あ、はい。もう、うっかりしまくってますからね(笑)。気をつけます(笑)。
GM:それでは、オープニングと参りましょう。


 

■オープニングフェイズ■


●シーン1 『街角の歌声』  シーンプレイヤー:巫薙愛理&荒神双真

○駅前広場/夜


GM:場所は駅前の広場。時刻は夜。お二人が何とはなしにそこに立ち寄るところから始まります。
愛理:「遅くなっちゃいましたね…荒神くん、今日は送ってくれてありがとうございます」
双真:「いやいや、いいって事よ。どうせ暇だったしなー」
GM:と立ち寄ったわけですが、広場の雰囲気がいつもとはちょっと違いますね。どうやら誰かが広場で歌を歌っているようです。
双真:「へぇ、ライブか」
愛理:「…らいぶ…って、何ですか?」(きょとん)
双真:「ああ、ミュージシャン志望だったり趣味だったり色々だけど、ああして路上で歌ったり、演奏したりするのさ。ライブハウスは弾くのも聞くのも有料だが、これならお互い無料だしな」
愛理:「そうなんですか…へぇ…」興味津々で覗き込みます。
GM:双真君、解説をありがとう(笑)。声から察するに、二人と同じくらいの少年だと思われます。
碧唯:これで双真は雷電役決定。
双真:私はむしろ男爵ディーノぐらいがいいなぁ(笑)。
GM:暫くすると演奏が終わり、人垣も三々五々散り始めました。
双真:「どんな奴が演ってたんだ……?」
愛理:「あ、終わっちゃったみたいですね。もう少し聴きたかったなぁ…」
GM:ここで初めて演奏者の姿が見えるわけですが、そこでギターをしまっている少年に、二人は見覚えがありました。

GM:さて、ここでPC1の二人に質問なんですが。どっちがクラスメート? それとも二人ともクラスメート?(ぇー
双真:正直言うと、どちらでもいいなぁ……。でも男同士の方が「友人のつてで知り合い」とか言い易いから、愛理が同じクラスの方が都合いいのかも。
愛理:私は双真くんとは隣のクラスかなと思ってます(笑)。瀧口くんとは2年の時に一緒だったことにしますね(笑)。
双真:あ、そちらが2年で一緒なら、今は私が同じクラスってことで(笑)。
GM:では、それでいきましょう。

双真:「あれ、瀧口じゃん」
愛理:「んー?(目を凝らす) …あら…瀧口くん?」
GM/瀧口:「あれ、荒神? それに…もしかして巫薙か?」しまいながら二人に気づきます
愛理:「こんばんは、お久しぶりです」ぺこりとお辞儀しつつ。
双真:「お前、そういえば音楽やってるって言ってたっけか。結構いい感じだったぜ」
愛理:「瀧口くん、ミュージシャン志望だったんですね。全然知りませんでした…でも、素敵な歌でしたね」
GM/瀧口:「うわ、聴いてたのか…知り合いに聴かれるのってなんか恥ずいんだよなぁ。でもサンキュ」照れ隠しに頬をかきながらも、二人の言葉に顔が緩んでいます。
愛理:「本当に上手かったですよ。途中からしか聴けなかったのが残念です」
双真:「ああ、俺が音楽やっていれば、お前と組んで『ボーズ2メン』というユニットでデビューする事も可能だったんだが……これだけ客が足を止めてたんだ、かなりいけてるんじゃないの?」
GM/瀧口:「そ、そうか? そう言われるとありがたいよ……でもそのネーミングはちと微妙じゃないか?」後半は双真に対して。
双真:「馬鹿な! あの某有名バンドから名前をもらったのに!」
GM/瀧口:「いや、俺坊主頭じゃないし。そもそもそれじゃパクリになっちまうだろ」苦笑しつつ。

(舞台裏にて)
双真:昔、深夜のインディーズ音楽番組で実際にいたんですよ、『ボーズ2メン』。勝ち抜き戦をやるんですけど、もう名前と袈裟着た坊主二人組というインパクトだけで勝ちあがっていったという(笑)。
GM:なにぃぃ、実在だったのかー!?
碧唯:何かそんなユニットがシャー○ンキングに出てたような。
愛理:…肝心の歌は?(笑)
双真:歌は微妙、と審査員一同認めているんですが、つい笑ってしまうので嫌々ながら勝たせる、という(笑)。
愛理:何だかなぁ…(笑)。
碧唯:そして双真の実力はどうなんだ。
宗一郎:そこが一番肝心ですな(笑)。
双真:嫌だなぁ、タンバリンの達人ですよ、双真は。
GM:タンバリンかい!(ツッコミ)
碧唯:いや、猛特訓すればカスタネットだってきっと出来るさ!
愛理:大きさが違う三つのタンバリンを同時に操るんですよ、きっと(笑)。
宗一郎:DMC(デトロイト・メタル・シティー)にやられてしまうよ(笑)。
碧唯:「出たぁー!! 荒神さんの歯タンバリンだ―――!!!」
宗一郎:早坂さんも知っていましたか(笑)。
碧唯:いや……実は読んではいませんので……(´・ω・`)ゝ
宗一郎:あ、そうなんですか。残念(笑)。
双真:でも普段はスウェディッシュポップが好き(笑)。だが一度魔獣化すると……(笑)。


GM/瀧口:「あ、そうだ。二人とも今度の土曜日の夕方って空いてるか?」
愛理:「今度の土曜日ですか? …えぇと、確か空いてたと思います」
双真:「ああ、一応空いてる」
GM/瀧口:「俺、その日にこの近くのライブハウスでライブをするんだ。もし良かったら来てくれないか?」言って、チケットを二人に手渡します。
双真:「お、いいのか? なら遠慮なく」チケット受け取り。
愛理:「わ、ありがとうございます。必ず聴きに行きますね♪」
GM/瀧口:「よろしく頼む。知り合いが来るってなると気合入るからな」
双真:「おう、楽しみにしているよ」
愛理:「楽しみにしてますね。頑張ってください」(にこにこ)
GM:そう言って帰り支度を終えた瀧口が改めて二人に向き合うのですが、ここで彼が頭の上にハテナマークを浮かべます。
愛理:「? どうかしたんですか?」
GM/瀧口:「…ところで、こんな時間に二人で何やってたんだ?」ふと抱いた素朴な疑問のようです(笑)。
愛理:「あぁ、私が弓道部の部活で遅くなって…荒神くんが送ってくれたんです」
双真:「ふ……ご想像にお任せしよう

宗一郎:おお、双真二股かける気満々だ(笑)。
碧唯:修学旅行で懲りてなかったのか、君ゃー(笑)。

GM/瀧口:愛理にあーなるほどーと言いつつ、「荒神、とりあえず誤解を招く発言は控えような」双真にだけボソリと。
愛理:「ご想像って……そもそも荒神くん、確か彼女がいるんじゃありませんでした?」
双真:「ネタを入れないと気がすまない、そんな気持ちを察してくれ」
愛理:「…よく解りました」呆れた顔を作ってくすくす笑う。
GM/瀧口:「全く…まぁ何にせよ、お互い頑張ろうぜって事で。それじゃな」苦笑しながらギターを担いで、駅に去っていきます。
愛理:「はい、それじゃあ、また今度…」手を振って家路に付きます。
双真:「おう、それじゃな」
GM:といったところでシーンを切ります。お二人にシナリオエゴ:瀧口 遼と[SA:瀧口のライブに行く]を進呈します。
愛理:取りあえず、エゴ/友情で取ります。
双真:エゴか。なら執着あたりかな。
GM:絆でもOKですよー。
双真:絆でいいなら友情で。
愛理:判定は不要でしたね。なら、私も絆/友情にします。

▼絆/エゴの変化
愛理:
瀧口 遼に絆/友情を取得。
双真:瀧口 遼に絆/友情を取得。



愛理:…そう言えば、今回のメンバーが組むのは修学(覗き)旅行シナリオ以来かな?
宗一郎:ですね。一人部外者が混ざってますが(笑)。
愛理:サブマリンさんはGMだったし(笑)。
宗一郎:でした(笑)。



●シーン2 『復讐の予告』  シーンプレイヤー:翠ヶ原碧唯&石動宗一郎

GM:シーンに入る前に、PC2のお二人にちょっと情報をお渡しします。お二人はつい先日、死霊課絡みの一件で黒川 蓮示という男を倒しています。 黒川はいわゆる魔術師、特に魔具等を“創る”事を得意とする魔術師でした。その手腕は優れたものでしたが、その手段は半魔や素質ある人間を“素材”として扱うという非人道的なもの。表の世界にも犠牲者が出始め、それゆえ死霊課がお二人に排除を依頼、恙無く遂行された――という設定でお願いします。

宗一郎:敵は鋼のれ……(撲殺
愛理:むしろファーラムの剣か獣の槍か…(笑)。
宗一郎:後の説明を見ると、確かにそっちの方が近い(笑)。
GM:事件内容は、ある程度ならアドリブ入れてもらっても結構です(笑)。

○街中

GM:では改めて、場所はどこかの道沿い。二人は先日の事件の後日談のような感じで話しています。
碧唯:「ま、あんまし後味は良くなかったかもねー。でもこんなもんで済んで、まだマシな方か」煙草プカプカふかしつつ。
宗一郎:「…そうだな」少し煙たそうにしながら。
GM:と、取りとめの無い言葉を交わしている所に、どこからか声が聞こえます。
GM/??:「いいや、まだ終わらんよ…まだ、な」
碧唯:「っ!」声に振り返る!
宗一郎:「……」立ち止まって周囲の気配を探る。
GM:声のした方を向くと、そこは路地裏に続く暗い道。その影に隠れるように、小さな異形の影が見えます。そして二人はその声に聞き覚えがあります。黒川です。
碧唯:「黒川蓮示……迷って出るには早すぎやしないかい?」
宗一郎:「そうか…この釈然としないのは、お前を倒しきれていなかったからか、黒川!」
GM/黒川:「おぉ、怖い怖い。だが迷って出る、という表現はあながち間違ってはいないかもな」異形の影が嘲笑うように震えます。
碧唯:ちなみに異形は黒川本人ではなさそうですよね?
GM:はい。明らかに黒川ではなく、また人間でもありません。…そうですね、碧唯は暫し見ることで判ります。異形の影は[使い魔]です。
碧唯:「そうかい。ならこれ以上迷わないように、念入りにご案内して差し上げようかねぇ。奈落の底までさ」と凄むのは良いが、使い魔相手じゃどうにもならんな!(笑)
GM/黒川:「それは遠慮しよう。確かに死にこそしなかったが、それでも随分な力を削られてしまった…主なる工房も破壊されてしまったしな」
宗一郎:「わざわざ顔を見せただけじゃないだろう。目的は何だ?」
GM/黒川:「宣誓さ。暫くは姿を消さなければならないが、その前にやる事がある。―――貴様らへの復讐が、な」
碧唯:「石動君や。近くに黒川の臭いは感じられるかい?」小声で。
宗一郎:感じられますか?
GM:異形の影以外では感じられませんね。
宗一郎:それは異形の影からは匂いを感じられるが、黒川からは匂いを感じないと言うことですか?
GM:いえ、恐らくは遠隔操作の類と思われます。
碧唯:黒川本人はこの場にいませんよ(笑)。
宗一郎:あ、なるほど。失敬(笑)。「いや、黒川はこの近くには居ないようだ」と小声で返す。
碧唯:「(ち、さすがにそこまで不用心じゃないか)…で、そのしょぼくれた使い魔一匹で復讐するつもりかい? 舐められたもんだね、アタシ達もさ」
GM/黒川:「まさか。仮にも一度敗れているのだ、貴様らの力は承知の上さ。だが、近日中に間違いなく貴様らの命を頂く。幸い面白い素材を見つけてね……残された僅かな時間を有意義に過ごすがいい」
宗一郎:「じゃあ、こいつはメッセンジャーと言うわけか。ご苦労なことだ。大人しく待っていろ。今度は戻ってこないように、地獄までの片道切符を渡してやる」
碧唯:「六文銭もサービスしといてやるよ」
GM:その言葉に失笑の形を浮かべながら、異形の影は暗闇に溶け込むように消えていきました。と言ったところでシーンを切ります。お二人に[シナリオエゴ:黒川蓮示]と、[SA:黒川の所在を突き止める]を進呈します。
碧唯:では黒川にエゴ/執着を。今度こそ倒す。
宗一郎:黒川にエゴ/消滅を。今度こそ完全に滅ぼす。

▼絆/エゴの変化
碧唯:
黒川 蓮示にエゴ/執着を取得。
宗一郎:黒川 蓮示にエゴ/消滅を取得。



宗一郎:タバコの値段が上がったのを機に、タバコをやめるために禁煙している石動(笑)。
碧唯:アタシは煙草と酒を断つと死んじゃうから、ガマンして買ってるさー。
愛理:あぁ、それでだったんだ。『宗一郎さんって嫌煙家だっけ?』と疑問に思ったけど(笑)。
宗一郎:吸いますが、ただいま思うところ(金欠)があって、禁煙(の努力)中です(笑)。
愛理:大変ですね…(ほろり)。
碧唯:(´ー`)y−~ そりゃあ大変だねぇ。すっぱぁー
宗一郎:クッソ〜(笑)。
双真:禁煙用のガムだなんだは、大概アホみたいに高いですしなぁ(笑)。で、周囲も邪魔するから、そりゃ禁煙は失敗するわ、という(笑)。
愛理:私(PL)は煙草吸いませんけどね……職場で休憩に行くと、他の人が傍でスパスパやるんだなぁ、これが(苦笑)。
宗一郎:俺も吸いませんね…親父も兄貴も吸いますが(笑)。
双真:まぁ、かく言う私も吸いません。その話は友人の体験談だったりします(笑)。
宗一郎:確かに禁煙アイテムは高いですよね(笑)。


 

■ミドルフェイズ■


●シーン3 『力ある歌』  シーンプレイヤー:巫薙愛理  登場難易度:任意

○駅前広場/木曜日


GM:OPの翌日、場所は同じく駅前で。ちなみに土曜日は明後日です。
愛理:放課後、学校帰りでしょうか。
GM:はい。シチュエーションとしてはOPと似たような感じです。

(舞台裏)
碧唯:あー、職場には休暇届出すかなぁ。園長先生も暫くはお休み?(笑)
宗一郎:ですね(笑)。
愛理:業務は休めないと思う…と言うか、保育園が住居じゃなかった?
宗一郎:裏の仕事の時は、保育園の仕事は休みますね(笑)。普通の探偵業なら、夜中は子供たちの面倒を見ています。裏の仕事の時は、そもそも帰れない可能性が(笑)。
愛理/子供達:「てんてー、あそんでー? …だめ?」とか、つぶらな眼差しが(笑)。
宗一郎:イノセントな瞳が(笑)。
碧唯:│_<●>) つぶらなマナザシ
愛理:それブキミな眼差し(笑)。どっちかというと『ひぐらし』本編に出てきそう(笑)。
碧唯:│_<◎>) じゃあこっちで
宗一郎:「みんなごめんな。帰ってきたら、ジャイアントスイングでも肩車でもなんでもしてあげるからな」
碧唯:殺す気か!(笑)
愛理:ジャイアントスイングは駄目でしょう(笑)。
宗一郎:え、そうなんですか? オレはよく親戚の子供にかけてあげているのですが…子供たち、めちゃくちゃ喜びますよ(笑)。
GM:ジャイアントスイング、意外と子供に人気があるんじゃないかなーと思う。
宗一郎:でも、親には不評(笑)。
GM:周囲への注意は必要ですが(笑)。
宗一郎:それは勿論(笑)。必ず回りは片付けてからですね。
碧唯:そして直接コーナーポストに……(がくぶる)。
宗一郎:って、えー!?(笑)
愛理:(子供を放り上げる仕草)「ほーら、高い高ーい♪」(受け止めて地面に急降下)「ほーら、低い低〜い!
宗一郎:それは泣く(笑)。


GM:ですが、まだ瀧口の演奏は始まっておらず、代わりに瀧口は近くに居る男性と話をしています。
双真:「ありゃ、まだ始まってなかったか」
愛理:「今日は少し遅いみたいですけど…あの人、誰でしょうか?」
GM:ちなみにお二人がもらったチケットはいわゆるタダ券ってやつですので、懐はご安心下さい。で、来た二人に気づいた瀧口が二人に声をかけます。「お、荒神に巫薙、今日も来てくれたのか」
双真:「ああ。今日はまだみたいだな」
愛理:「こんばんは、瀧口くん。…お客様?」
GM/瀧口:「あぁ、この人は昨日話したライブをやる、ライブハウスの責任者さんだよ」紹介されて、その男性が二人を見ます。「おや、瀧口君の知り合いかね?」
双真:「ああ、クラスメートの荒神です」
愛理:「初めまして。巫薙と言います」ぺこりとお辞儀。
GM/??:「これはどうもご丁寧に。ライブハウス『Black Blood』の責任者で、黒川と申します」二人に手渡された名刺には『黒川 蓮示』と書かれています。
双真:「あ、こりゃどうも」
愛理:「黒川さんですか…ライブハウスの責任者さんが直接来るって、瀧口くん凄いんですね」
GM/黒川:「あぁ、たまたまここに通りかかった時に彼の歌を聴いて、一発で気に入ってしまってね。それで今回彼を誘ってみたんだよ」

(舞台裏)
碧唯:さっそく出たな、黒川。
宗一郎:来ましたね。
碧唯:いくらPC2も登場可能と言っても、ここで出たら空気読まなさ過ぎだ(笑)。
宗一郎:ええ(笑)。
GM:出ても大丈夫ですが、アンノウンマンが居ることをお忘れなく(ニヤソ)。
碧唯:なるほど、保険はかけてあったか!(笑)
愛理:そう言えばこの人、アーティファクトマイスターなんですよね…こちらにはアーティファクト持ちが3人…(笑)。
宗一郎:1本では折れやすいが、3本なら…(笑)。
愛理:そうでなくて(笑)。正体見破るかもとか、魔器の弱点を知ってるとか…(笑)。
碧唯:だだだ大丈夫、《破壊音波》とか使われなければ……(がくがく)。
宗一郎:ふむふむ、それなら大丈夫! 先生だけは既にバレているはず!(笑)
碧唯:Σ( ̄□ ̄|||) …でもまぁ黒川と戦ってるなら、こっちが宝珠使ってるのは丸分かりだしなぁ(笑)。
宗一郎:その通り(笑)。


GM:そう言っている間に瀧口は準備を終えたようで、道行く人たちの方を向いてギターを構えます。
双真:「お、始まるのか」一瞬、マリアッチ風にそこから銃を乱射する姿が浮かんだ(笑)。
宗一郎:デス○ラード(笑)。
碧唯:ロケットランチャーかもしれず。
GM:暫しして、瀧口がギターを弾きながら歌を歌いだす。軽快な音をバックに、変声期を迎えた低く通る声で歌詞を紡ぐ。
愛理:「〜♪」足でリズムを取り、肩を揺らしながら聴いてます。
GM:道行く人たちが徐々に人垣をなしていき、やがてかなりの人数が集まりました。ここでお二人に〈魔力〉か〈知覚〉での判定をお願いします。
双真:〈知覚〉で(ころころ)6ゾロ、達成値14。
愛理:同じく〈知覚〉で(ころころ)達成値9です。
碧唯:回りよった!
GM:さらっと大きく来たな(汗)。
双真:BBNTで6ゾロ出したのって、何回目だろうか……初めての気すらするな(笑)。
GM:ともあれ二人とも、とあることに気づきます。瀧口の歌声に、微かですが魔力とも霊力ともとれる、“魔”側の力が感じられます。ですが、その力には束縛や支配といった力に含まれる不快感はなく、只々聞いている人たちの心を震わせるような、そんな純粋な力です。
愛理:何か不思議な感覚を覚えるけど、愛理はそれが何か理解できません(笑)。
双真:「へぇ。あいつ、もしかして……」
愛理:何気なく、黒川さんの顔をちらりと見ます。
GM:そしてそれを見つめる黒川は、どこか満足気な表情を浮かべています。まるで、自らの作品の完成度を誇る時のような、どこか歪んだ微笑です。

愛理:ビーストかスピリットに、そんな感じのアーツがありましたね。あれかなぁ?
碧唯:なるほど! 瀧口君の歌声で気力が上がったりSP回復したり攻撃力や回避率が上がったりすると!
GM:熱気バ○ラかい!
宗一郎:それはスパロボ(笑)。
碧唯/瀧口:「戦いなんてくだらねぇぜ!! 俺の歌を聞けぇー!!」
宗一郎/将軍様:「テ○ドンより飛距離のある俺の歌を聞けぇー!」
碧唯:しょせん有効射程距離は日本海止まり…(笑)。

愛理:「何でしょう。不思議な感じ……」(すっと眼を細める)「…いい歌ね。少しヤバいくらいに…」
GM:そんな事を考えているうちに一曲が終わり、観衆からはまばらながらも多くの拍手が起こりました。
愛理:黒川の表情を目に止めてから、周囲に合わせて拍手します。
GM/黒川:「うん、やはり瀧口君は素晴らしいものを持っているね。私の眼に狂いは無かった」同じく拍手をしながら、満足げに呟きます。そして演奏を終えた瀧口が3人の所に戻ってきます。
双真:「すげー演奏だったな、瀧口」
GM/瀧口:「これが昨日の曲のフルバージョンなんだけど、どうかな?」
愛理:「お疲れ様でした。今夜も素敵な歌でしたね…」にっこり微笑む。
GM/黒川:「素晴らしい声だったよ。コレなら土曜日も期待が持てそうだ」
愛理:「今度の土曜日も、この歌を歌うんですか?」
GM/瀧口:「あぁ、これの他にも幾つか歌うぜ」3人の感想に笑顔を浮かべながら。

碧唯:でも今んとこは、瀧口の力自体はそれほど危険なものではないですよねー。
宗一郎:そうですね。黒川がどう歪めるのか…。
碧唯:分かった! バサラじゃなくてシャロン・アップルにする気だな!? 瀧口、男なのに!
宗一郎:キモッ!(←キモイ言うな(笑)。

GM/黒川:「さて、では私はそろそろ撤退させてもらうよ。瀧口君、明日のスタジオ入りの時間、間違えないようにね」
愛理:「明日? リハーサルか何かですか?」
双真:「ライブは明後日だったっけか」
GM/瀧口:「あぁ。明日のリハでスタジオでの動きを確認するんだ。場所知らないとコードとかに引っかかっちまうからな」黒川の去った後で瀧口が答えます。
双真:「そっか。まぁ、明後日は楽しみにしているよ」
愛理:「本番で失敗したくありませんものね…月並みですけど、頑張ってくださいね!」
GM/瀧口:「おう、本番ではビシっと決めて見せるぜ!」そう言って、ギターを構えて笑った。

宗一郎:青春してるな…。
碧唯:ええのぉ(笑)。

GM:と言ったところでシーンを切ります。
双真:黒川への絆/好奇心で取得。
愛理:んー、どうしようかな。今のところ、黒川を怪しむ理由があんまりない…(笑)。ライブ当日を待つしかないのかな?
双真:現時点で怪しんでないから、絆で取得しました(笑)。
碧唯:情報収集したこっち側が、リハにでも乱入できれば御の字なんですがね。後は瀧口になんらかの異常事態が発生するか…。

▼絆/エゴの変化
双真:
黒川 蓮示に絆/好奇心を取得。




●シーン4 『闇の工房』  シーンプレイヤー:石動宗一郎  登場難易度:任意

○街中

GM:こちらでは黒川に関する情報を集めていただきます。
碧唯:「黒川の工房は徹底的にブッ壊したからね。大掛かりな儀式を行うのは難しいはずだ。自然と奴の行動出来る範囲も限られてくるはずさ」
宗一郎:「まずは、奴の居所から捜すとしよう」
碧唯:ではベストは黒川と思しき者の居場所、後は黒川の関わっていそうな何らかの怪しい動きが無いか調べてみましょう。
GM:黒川に関する情報判定は〈情報:裏社会〉です。
碧唯:うぬぅ……《偉大なる叡智》で代用! 人間性21に。(ころころ)達成値17。
宗一郎:では〈情報:裏社会〉で調べます。(ころころ)達成値17、意外と出目が走っている(笑)。
愛理:両方とも高いなぁ(笑)。
碧唯:コストも払いましたし(笑)。
GM:揃って高い(笑)。さておき十分ですね。まずは黒川本人についての情報。

>黒川 蓮示
 黒川は魔具を創り出すことのみならず、創り出した魔具に自身の魂を移送することすら可能だったらしい。
 また、彼の所有する工房は幾つかあるが、その内本人と思しき人物が近くに現れた場所はひとつのみ。
 駅近くにあるその小さな工房の表向きの姿は、『Black Blood』という小さなライブハウスとなっている。


GM:以上です。
碧唯:「ぬかったわ…まだ工房が残ってたなんてね。メインの工房を最初に押さえたもんだから、調査を疎かにしてたか。どうするかね、石動君や。早速踏み込んでやっちまうか?」
宗一郎:「ああ、そうしよう。悔やんでも仕方ない…奴にこれ以上おかしなことをさせないためにも。時間を与えれば、それだけ奴が有利になる」
碧唯:「兵は拙速を尊ぶってか。良いね良いね、じゃあやっちまおう」
GM:ではここで一度シーンを切ります。



GM:「まず」とか言っておきながら、実は情報コレで全部だったりする(汗)。
碧唯:プロフェッショナル組はサクサク進みます(笑)。…って、アタシゃ別にプロじゃねぇー!?
宗一郎:いやいや、碧唯先生は立派なプロです。なんとなく最近では、何でも屋くさくなってきた気もしますが…まあ、気のせいでしょう(笑)。
愛理:この前はマグロの宅配もやってたし?(笑)
碧唯:Σ( ̄□ ̄|||) ヤベェ! こんな生活してたら学校クビになる!
宗一郎:みんな黙っててくれているのかな?(笑)
碧唯:黙っててくれる……ヨネ!?
宗一郎:少なくとも愛姫は(笑)。
碧唯:黙っててくれないと、先生保健室に立て篭もっちゃうぞー☆



●シーン5 『交差路』  シーンプレイヤー:荒神双真  登場難易度:任意

○学校/金曜日


GM:シーン3の翌日、金曜日。ライブ前日となるこの日の朝、荒神は瀧口が学校を休んでいることを知りました。
双真:「準備に向けてのサボリか?……風邪じゃなきゃいいんだがな」
愛理:「え、瀧口くん休みなんですか? …リハーサル熱心なのはいいけど…」本当にいいのかなぁ? と首傾げ。
GM:で、その日の昼休み、二人は学校で「瀧口は病欠ではなく行方不明ではないか?」という噂を耳にします。
双真:「まぁサボリ1回ぐらいで、どうこうなるもんでもないしな。……しかし、行方不明なんて噂もあるし、いっちょ見舞いに行ってみるか」
愛理:「行方不明って……だって私たち、昨夜も会ってるのに。リハーサルは今夜でしたよね…ライブハウスに行ってみましょうか?」

GM:恐るべきカナ、噂の侵食速度(マテ
碧唯:で、家にも居なければ心当たりを探す事になって、ライブハウスにも来るな! そこが合流チャンスか!

GM:家とライブハウス、どちらに向かいますか?
双真:ライブハウスにしますかね。
愛理:まずは家かな。それでいなければライブハウスへ。
双真:では家→ライブハウスで。

(舞台裏)
宗一郎:狙い通りに動いてくれるようですね(笑)。
碧唯:高校生組がライブハウスに向かったら、私達も出ましょうか。
宗一郎:うぃ。そうですね。
碧唯:侵入経路探してコソコソしてるとこを学生組に見つかるとかかな!(笑)
宗一郎:え? そうなんですか? じゃあそれで(笑)。


○瀧口家

GM:瀧口家に訪問すると、家の人から瀧口は朝、いつも通りに家を出たことが伝えられます。今まではきちんと学校へ行ってから練習をしていたので、こんな連絡を受けたのは初めてのようで…家の人も困惑気味です。
愛理:「あ…そうですか…」こちらも困惑。
双真:「やはりただのサボリか? ……ま、ライブハウスに行ってみるか」
愛理:「事故にあったなら、病院か警察から連絡があるはずだし…ライブハウスへ行ってみましょう」
GM:はい。それでは舞台はライブハウスへと移ります。


○ライブハウス『Black Blood』入り口

GM:チケットの裏に印刷された地図を頼りにやってきましたが、そのライブハウスを目前にした今、二人は妙な感覚を抱いています。うっすらとですが、この建物一帯に瘴気のようなものが漂っているように感じられるのです。
愛理:「えっと…ここ、ですよね…?」チケットの地図と周辺の地理を見比べて。
双真:「ああ、ここのはずだ。でもこれって……何か、やばい気配がするなぁ」
愛理:「私も…何だか、気分が悪いです。暑いからかしら…?」
GM:さぁ、舞台裏のお二人も出るのならばドウゾ(笑)。
碧唯:ではそのライブハウス横の路地を、こそこそ動く怪しい人影が2名(笑)。
愛理:〈知覚〉で振ってみましょうか(笑)。(ころころ)達成値11。
GM:え、碧唯と愛理で〈知覚〉勝負?
愛理:いえ、ファンブル出ないかどうか振っただけです(笑)。
GM:出たら双真任せですかい(笑)。
愛理:「…碧唯先生?」と、後ろから声をかける(笑)。
碧唯:うぉあったぁ!? 何だい、巫薙君じゃないか……驚かさんでくれよ、まったく」
双真:「先生、何やってるんですか? 不法侵入の練習でも?」
愛理:「碧唯先生、確か…ご親戚の葬儀で暫く休み…じゃありませんでした?」

碧唯:うお、サボリの言い訳読まれてた(一同笑)。
GM:そのものズバリですかい!(笑)
碧唯:葬儀とか法事は定番だ! たぶんおばーちゃんは4回くらい死んだ!(ぇー
GM:葬儀の最中に生き返ったんだ、きっと!
愛理:父方と母方と更に義理の祖母がいるのですね(笑)。

碧唯:「あー、いや、まぁ、何でこんなとこいるんだろうねアタシゃ。あははははー」
愛理:「……先生?」じーっと見つめる(笑)。
宗一郎:では、助け舟をそろそろ出しますか。私も二人の前に出ます。「何を騒いでい…愛理ちゃん。何故こんな所に? 学校はどうしたんだい?」学校は終わってから来てるのかな? その場合は部活はということで(笑)。
愛理:「もう放課後で、今日は弓道部もお休みです。それより、園長先生と碧唯先生は御一緒でどうされたんですか?」
双真:「あれだろ、口では言えない仲なんだろう」
愛理:ちらり、と通りの向こうを見ると…そこはホテル街(ぇー
碧唯:「あー、ほら、何つーかその、大人の関係? そう、大人の関係!」ヤバイ、笑えるくらいに狼狽えてしまった(笑)。
GM:それでいいのかっ!?
愛理:二人の顔を交互に見て、すすっと二歩下がる私(笑)。
宗一郎:「…まあ、大人の事情と言う奴だよ。君は初めて見る顔だな。一応、自己紹介しておこう。私は石動と言うんだが、君の名は?」こちらは大人として軽く流す(笑)。
碧唯:ちいっ、今まで築き上げてきた大人の余裕が崩壊してしもうた!(笑)
双真:「日本が誇るエクストリームハンサム、荒神双真さ」
宗一郎:「そうか。君はなかなか面白い男だな」
GM:双真、すごいキャラになりつつあるな(汗)。
双真:元からこんなんです(笑)。
愛理:前からこんな感じですよね(笑)。
碧唯:毎度こんなんですな。
宗一郎:こんなんです(笑)。

 誰一人として否定しない辺りが、もう何だかなぁ(笑)。

GM:そんな感じで話していると、急にライブハウスの扉が開きます。妙に重苦しい音を立てて開きましたが……その向こうには誰も居ません。ただ、地下へと続く階段があるだけです。
碧唯:バカ話はしてても、注意はそちらに。
愛理:「……自動ドア?」
宗一郎:「…どうやら、誘われているようだな」
双真:「4名様ご案内か」
碧唯:「ちょっと待った。君達ゃこのライブハウスに用事かね?」
愛理:「はい。チケットは明日のなんですけど……友達が、ここに来てるかも知れないので」例のチケットを見せます。
碧唯:「……拙いねそりゃ」
双真:「しかも学校来てなかったんでね。探してここまで来たってわけだ」
愛理:「お家にも行ってみたんですけど、ご両親も行方をご存じなくて。警察や病院からも連絡は来てないそうです」
碧唯:「(巫薙君は……中のコアイゼンは出てないか。なら、ぶっちゃけるわけにもいかんか)…荒神君や。巫薙君連れて帰りなさい。友達はアタシと石動君で探しておく」

愛理:これは、「とっととアイゼンになれ」という催促かしら?(笑)
碧唯:何かそろそろクライマックスっぽいし、その方が良いかなぁと(笑)。
愛理:愛理をやってると、いつもこの辺の切り替えが難しいんですよね。そこが面白いんだけど(笑)。

双真:「あー、そう言われてもなー……」
愛理:「…? そんなわけにも…ここまで来たんだし、私も一緒に探します」止められる前に、とっとと入ってしまいます(笑)。
宗一郎:「時間がない…ここでまごまごしている間に奴が事を起こすかもしれない。少々危険だが、彼らが巻き込まれる前に我々で黒川を叩こう」と小声で。
碧唯:「それしか無いか。時間との勝負だね」(小声)
宗一郎:「ああ」
碧唯:「荒神君、時間が無いから詳しくは言えないが、ここは今本当にヤバいんだ。急いで巫薙君追っかけて、彼女を守ってやんな」
宗一郎:「愛理ちゃんを頼むよ、少年」
双真:「あ、ああー。そうだな。ちと行ってくるわ」
宗一郎:「さて、それでは我々も急ぐとしよう」中に入ります。
碧唯:ではアタシらも入りましょう。
GM:それでは、シーンを切ります。
愛理:碧唯先生と宗一郎さんに絆/信頼を取っておきます。
碧唯:やっべ、絆スルーしてた! 双真と愛理に絆/庇護で!
GM:絆も任意でいいですよ(笑)。今日も説明忘れたし、そっちのが楽で良いや(ェ
双真:愛理に連帯感、石動に信頼で。
宗一郎:双真に好奇心。碧唯に連帯感で。

▼絆/エゴの変化
愛理:
碧唯と宗一郎に絆/信頼を取得。
双真:愛理に絆/連帯感、宗一郎に絆/信頼を取得。
碧唯:愛理と双真に絆/庇護を取得。
宗一郎:双真に絆/好奇心、碧唯に絆/連帯感を取得。




●シーン6 『漆黒の血』  シーンプレイヤー:翠ヶ原碧唯  登場難易度:任意

○ライブハウス『Black Blood』


GM:地下への階段を進んでいくと、突き当たりにドアが見えます。
愛理:「ここが入り口でしょうか? 鍵は…」かかってなければ素直に開けます(笑)。
GM:かかっていません、開きます。ドアを開いた先にあるのは、一寸先も見えない程の闇。
碧唯:ではドアで一旦立ち止まってる間に追いつくかな。
愛理:(がちゃり。ぎぎぃ〜……)「…あら、真っ暗。留守なのかしら…?」
双真:「なんだこりゃ、真っ暗だな。電気電気……」
GM:手探りでは電気のスイッチは見つかりませんね。
愛理:(即座に)照明を探して中に踏み込みます。
宗一郎:って、先を越された(笑)。「待つんだ。そこを動くな。私が先に行って見る」
碧唯:「ええい、若いコはせっかちだね」
GM:そうして4人が部屋の中に入った瞬間、部屋に音と光が満ちる! ありとあらゆる色の光が、明滅しながら部屋の中を縦横無尽に駆け抜け、軽快なソロギターが鳴り響く!
愛理:「え? あ、はい…きゃっ!?」
GM:短い演奏が終わると共に、部屋は適量の光に満たされた。そこに居たのは、黒いスーツに身を固めた黒川と、その背後に控える2体の異形の影。そして、禍々しく輝くギターを携えた、瀧口の姿があった。
碧唯:「黒川……ッ!」
愛理:「……瀧口、くん?」薄く目を開けて周囲を見ます。
双真:「あれ、瀧口じゃん。おーい、瀧口ー! ……って、演奏の邪魔しちゃまずいか?」
GM/黒川:「レディース・エンド・ジェントルマン! ご来場くださいましてありがとうございます…が、開演時間はまだですよ?」にやりと笑いながら、黒川が口を開く。
宗一郎:「…一足遅かったか」
GM:瀧口はといえば、眼の焦点が合っておらず、どこか夢うつつといった感じでギターを構えています。
双真:「あ、あらー? 何かやばいクスリでもきまっちゃるよーなお顔で……」
愛理:「…あの、これリハーサルですよね? 瀧口くん、今日は学校を休んだみたいですけど…いったい、どうしたんですか?」
碧唯:「そこのギタリストはうちの生徒だね。彼に何をした、黒川蓮示?」もし荒木が参加してたら、ギター対決が出来たのに…惜しい!
愛理:確かに(笑)。
宗一郎:ざんねーん!(笑)
GM/黒川:「なに、彼に相応しい楽器を用意したので、試してもらっているだけだよ。私の新しい身体の一つを、ね」機械じゃ無いんだなコレガ。
碧唯:「もう新しいのを用意してたのかい。まったく抜け目の無い奴だよ、忌々しいくらいに」
愛理:「楽器? 身体? え…え?!」話しについて行けず混乱。
双真:「何だかよく解らないが、とにかく凄い自信じゃねーか黒川さん。その口振りと先生の様子からして、ろくな事になってないようだな」
GM/黒川:「ロクデモナイとは失礼だな。彼は歌の力を求め、私はその力を与えた。私は自らを繰るに相応しい器を求め、彼を選んだ。ギブアンドテイクというやつさ」
碧唯:「その為に大層な口八丁手八丁を使ったんだろうねぇ。そういうのは世間では詐欺って言うのさ、黒川」
宗一郎:「…あの時、貴様をしっかり仕留めていれば新たな犠牲者を出すことも……黒川! 今度こそ貴様を地獄に送ってやる!」

愛理:今までの話を聞いた限りじゃ、《人鞘》で《魔宝》っぽいですが。
碧唯:ですね。黒川の能力考えると、《盟約》なのかもしんない。

GM/黒川:「ご挨拶だな…まぁいい。考えようによってはコレは好都合。新しい我が身体の試運転と行くか」その声に、黒川の後ろに控えていた異形2体が前に出る。その身体には、瀧口のギターと同じ禍々しい気を放つ宝玉が埋め込まれている。
愛理:(怯えた声で)「な、何あれ…セットの着ぐるみじゃ、ないの…?」さぁGM、一つ派手な演出をどうぞ。気絶しますから(笑)。
GM:了解(笑)。

「以前君達に敗れた身体では、この並列処理を行なうのはムリだった。
 しかし、今の私には可能なのだよ。―――そう、これが私の! 真の力だ!!

 そう叫んだ黒川の身体が消え、2体の異形と瀧口の持つ魔器がより一層怪しい輝きを放つ。


碧唯:「……もう後戻りは利かないよ。出てきなアイゼン、巫薙君を死なせたくなけりゃね」
宗一郎:「何を言っているんだ碧唯! 少年、愛理ちゃんを連れてこの場から離れるんだ!」
碧唯:「悪いね石動君。黒川の出方が分からない以上、2人が逃げ切れるかも怪しい。なら手伝ってもらう方が確実だし……彼らにはその力がある」
宗一郎:「それじゃあ、彼らはまさか…」
GM/黒川:「さぁ、死して私の素材となるが良い、半魔どもよ!」2体の異形が咆哮を上げ、瀧口が痙攣するようにBGMを奏でる! その咆哮と共に、空間にはおぞましいほどの瘴気が満ち溢れる!
愛理:「!? …う〜ん…」瘴気に当てられて、ばったりと倒れます。
双真:「え、あ、あれ〜? 逃げるどころか気絶しちゃったよ……抱えて運ぶけ? 運ぶけ?」どこを持ったもんかと思案(笑)。

碧唯:あれ? 双真ってアイゼン知ってるはずですよね?
双真:アイゼンと一緒に参加したセッションて、あったっけかな?
愛理:前の修学旅行(笑)。*リプレイ第41話参照
双真:おお、あった!(笑) すっかり忘れてました、すんません(笑)。
碧唯:思いっきり弓撃たれてたじゃないか!(笑
GM:撃たれっ!?
愛理:女湯覗いた報いです。こちらはファンブル振ったけどね(笑)。
碧唯:アタシは《シャイニングレイ》撃った。
双真:「風呂覗き」→「発見されて逃走」→「アイゼンに射たれる」で、愛理がアイゼンだとは気付いてないという方向で、矛盾を是正ということで(笑)。
GM:双真、王道を貫いているな(苦笑)。ところで、演出で倒れた愛理に攻撃しますかぃ?
愛理:そこまでやられたら死んじゃいますから(笑)。
GM:ラジャ。
愛理:というか今の時点で、愛理はどっからどう見ても一般人なので。狙うべき相手は他にいるでしょ(笑)。

GM/黒川:「くっはははは、我が力に恐れをなしたか! そうだ、これこそ我が力なのだ!」
愛理:取りあえず、私のことは物陰にでも運んでやって下さい。手数かけてすみません(笑)。
双真:「仕方ない、とりあえず無難な方法で」物影に引き摺って隠す(笑)
宗一郎:「…余所見をしている余裕があるのか? お前の相手はこの俺だろうが!」瘴気の闇を突き破り、黒川に肉薄して殴る! そこはかとなく、エンゲージを無視している俺(笑)。
GM/黒川:「おっと。相変わらず鼻息が荒いな貴様。流石は獣だ」黒川の本体(ギター)を抱えた瀧口が、人とは思えぬ速度で素早く離脱する。そして入れ替わるように、2体の異形が立ちふさがる…と、演出に演出で返してみたり。
愛理:正しい対応かと思います(笑)。
宗一郎:いい感じです(笑)。「ちっ、身のこなしが前よりも数段上がっているな…」
碧唯:「素早くなってる? こんな短期間で前より強力な魔具を創ったってぇのかい!」
双真:「うわ、帰ってくるとそこは惨劇だった……って、そろそろ気を引き締めにゃならんな」木刀を構える。
碧唯:「そゆこと。ここまで来たならとことん付き合ってもらうわよ、荒神君」
双真:「ええい、しょうがねぇ。瀧口は返してもらうぞ、黒川のおっさん!」
GM/黒川:「さぁ、今度は前回のようにはいかぬぞ!」声に呼応するように、2体の獣に埋め込まれた宝玉が光りだす。そして、瀧口に抱えられた黒川の本体であるギターも、同じように輝きだした…。
宗一郎:「今度は全力で行かせてもらおう」ざわざわと髪が蠢く。

GM:といったところでシーンを切ります。皆様に[SA:瀧口を救う/黒川を倒す]のどちらかを。
双真:[SA:瀧口を救う]で。
宗一郎:[SA:黒川を倒す]をいただきます。
愛理:[SA:瀧口を救う]を戴きます。
碧唯:[SA:黒川を倒す]でー。そして瀧口に絆/救済を取ろう。
宗一郎:同じく(笑)。

▼絆/エゴの変化
碧唯:
瀧口 遼に絆/救済を取得。
宗一郎:瀧口 遼に絆/救済を取得。



 

■クライマックスフェイズ■


●シーン7 『First Live』  PC全員登場

○ライブハウス『Black Blood』


 ――音楽が好きだった。

 時に心を震わせ、時に心を鎮めて、心を癒す。
 口に出来る理由なんて思いつかない位に、ただ無性に惹かれていた。

 ――いつしか、自分もそんな音楽を奏でたいと思った。

 ようやく買ったギターを片手に、夢中になって譜面を追った。
 小さな部屋で歌っているだけじゃ満足できず、いきなり駅前広場に飛び出した。

 緊張しすぎてまともに弾けず、道行く人の失笑を買って逃げるように帰ったこともあった。
 でも、回数を重ねていくうちに、立ち止まってくれる人がちょっとずつ増えていった。

 ――初めて拍手を貰った時のあの感動は、今でも覚えている。
 ――自分の音楽を誰かが認めてくれたことが嬉しかった。

 だから黒川さんが声をかけてくれた時も、やっぱり嬉しかった。そして驚いた。
 会ったばかりの自分の曲を、ライブハウスで演ってみないかと言われたのだから。
 初対面の人間が自分の音楽をここまで買ってくれた事は、望外の出来事だった。

 そして迎えた本番の前日・リハーサルの日の朝、黒川さんから電話が入った。
 なんでも、“ライブ専用のギター”を見繕ってくれたとの事だ。
 学校に行く前にちょっと寄るつもりで、俺はライブハウス『Black Blood』に行き―――――


 ――そうして俺は今、リハーサルの為にステージに上がっている。

 心臓の音がうるさい
  視界が緊張でおぼろげだ 
    全身に妙な重さがある

 初めて駅前広場に行った時のことを思い出す。あの時もこんなだった。
 なんとか聞こえる黒川さんの指示に従い、俺は演奏の準備を進める。
 いつもと違うギターのせいか、妙な違和感が付きまとう…でも、気にしない。

 ――あの時とは違う、曲は身体が覚えているんだ。

 頭の中に鳴り響く開幕ブザーに合わせ、俺は演奏を開始した。

 でも 何故か 心のどこかで 違和感がまだ 燻っている。


GM:まず、エンゲージ説明から行ないます。
碧唯:あーい。さて、黒川が《人鞘》取ってて瀧口がエキストラなら遠慮無く攻撃できるんだけど。万一《盟約》だったりしたら恐いですなぁ…。

 初期エンゲージ:(黒川&瀧口・使い魔改1・使い魔改2)  (PC一同)

GM:3体とも同一エンゲージにいます。最初から接敵していただいて構いません。勝利条件は、敵の全滅です。黒川は今現在、3体に《盟約》をしている状態にあります。

愛理:《盟約》だそうです(笑)。
碧唯:……《盟約》だったぁー!!
宗一郎:さてさて、どうしましょうか…。
GM:ですが広範囲攻撃でも、黒川のみを選んで攻撃はアリとします。
双真:どう違うんでしたっけ? 単に《人鞘》なのと、《盟約》なのと。
碧唯:単に《人鞘》の場合、エキストラへの攻撃はアーティ本体への攻撃となります。《盟約》の場合、アーティ持ってるのはエキストラとは限らないので、所有者に攻撃がいくかもしんない。
愛理:《盟約》を《オリジナルスペル》で取って、《呪圏拡大》で範囲適用してるのかしら?
碧唯:とりあえず対象選択が効くのはラッキーでした。《呪圏拡大》で纏めて押し潰すぜ、フゥアハハハー!
GM:ぶっちゃけ、PC側は瀧口はいないものと考えてもらって結構です。
碧唯:では遠慮無くいけそうですな。愛理は手番回ってきたら気絶から復活ですかね(笑)。
愛理:いえ、セットアップで登場しようかと(笑)。
碧唯:なるほど。
GM:あ、それと、今の使い魔改は事実上、半スタンドアロンですので。そちらも考慮してください。では、各々のエンゲージを決定してください。
愛理:エンゲージは独立で。
双真:エンゲージ済みで。
宗一郎:こちらもエンゲージ済みで。
碧唯:エンゲージ外に独立しておきます。

 現在のエンゲージ:(黒川・使1・使2・双真・宗一郎) 【(碧唯) (愛理)】 (【】内は同距離別エンゲージ)


▼ラウンド1

GM:セットアップ。こちら、3体全員が《絶対先制》を宣言。
碧唯:ぎゃー!
愛理:セットアップで登場します。少しだけ、演出いいでしょうか?
GM:はい、どうぞ。

 突然、部屋の照明が一斉に消える。

「――――ふふふ…天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ…」
 何故か、ライブハウス内のスピーカーから聞こえる女の声。


双真:「なんだぁ、こりゃ?」
GM/黒川:「な……何者だ!?」
宗一郎:「あそこからだ!」びしっと指差す(笑)。

「この世に悪のある限り……正義の祈りが『愛』を呼ぶッ!」

 スポットライトが、黒川達のいるステージの反対正面を照らし出す。
「愛の狩人アイゼンッ! 少年の夢を護るため、祈りに応えて今参上よ

 そこには右手に真紅の大弓、左手にマイクを構えたパンクな衣装の美女が!


愛理→アイゼン:はい、演出終了(笑)。
GM/黒川:「な、なんだ貴様は………」流石の黒川も呆気に取られています。
双真:「あ……あいつ修学旅行で俺を撃った奴。なんであいつがここに……」
宗一郎:「あの顔……どこかで見た覚えが……」
碧唯:「今まで出待ちかい、愛染明王。余裕だねぇ」(にやり)
アイゼン:「勿体ぶってたわけじゃないわよ。媒体やどに自覚がないと、色々制約が付いて大変なの」(ウインク)
GM/黒川:「く…くははははは! 何とも珍妙な半魔もいたものよ! 面白い、貴様は良い素材になりそうだ!」んなことをほざく、今はギターな黒川の図。
アイゼン:「さぁて、黒川某さん。貴方の悪行は既にお見通し…御釈迦シャク・ソン様が許しても、このアイゼンが許さなくてよ?」微笑み。
GM/黒川:「ほう……許さなければどうだというのだ?」瀧口の持つギターが嘲笑するように震える。
アイゼン:「決まってるでしょ? お・し・お・き・よ
双真:「決まってんだろう。ぶちのめして、歯ギターしてやるよ!」
GM:歯ギターするのか!?
アイゼン:歯ギターって何?(笑)
宗一郎:歯でギターを弾くんです(笑)。「だそうだ。大人しく観念するんだな」
碧唯:「ま、そう言うわけよ。今回は弾数揃えて自信満々みたいだけど、今さらアンタに勝ち目は無いわね、黒川」
GM/黒川:笑止! ならば見るがいい、私の新たな力を!」改めて《絶対先制》の行動を起こします。まずは黒川本体、マイナーなしでメジャー《混血児:紅蓮の戦歌(in血統覚醒)》を3体にかけます。今回のグレー行動だー!
アイゼン:なるほど、《血統覚醒》が《混血児:殺戮者》に適用可能ならこれも有りってわけか。…確かにグレーゾーンだわねー(笑)。
GM/黒川:「この者の力とは、本来こうやって使うものだ!」黒川の声に、瀧口が歌を歌いだす! これにより、黒川と使い魔たちの攻撃力が+2D6されます。
碧唯:異を唱えるんだ、同級生! こんなスパロボみたいな使い道の歌で良いはずがない!(笑)
アイゼン:取りあえず説得は、喰らって、耐えて、その後でしょう(笑)。
GM:続いて使い魔1の行動、まずターゲット選定から(いっころ)1で双真君にGOです。マイナー《魔撃》、メジャー《ダークネスフレア》、更にオートで《能力強化》を重ねます。(ころころ)達成値26、リアクションは〈運動〉で。
双真:来たか……。
碧唯:ウヌゥ、命中修正高いな。
GM:《錬金術》持ちですからね(笑)。
アイゼン:《能力強化》付きで+5だもの。そりゃ強いわ。
双真:雑魚は、纏めてやっちゃえる手段があるんでしたっけ、確か?
アイゼン:あたし、範囲攻撃あるわよ。
碧唯:こっちも範囲あり。
双真:では、普通にかわしますか。いや、無理なんですが(笑)。(ころころ)達成値11、命中です。
GM:ではダメージ行きます。(ころころ)〈闇〉45点です。使い魔に埋め込まれた宝玉から放たれた闇の塊が双真を呑み込む!
碧唯:かなりダメージアップしてるからなぁ、一発魔獣化もあるかな。
双真:《念動壁》で…(ころころ)ピンゾロ!
GM:あ、あらー(汗)。
宗一郎:なんだってー!?(笑)
碧唯:ピンゾロ……(ほろり)。
双真:出目悪ぃ……(苦笑)。11点軽減で34点くらって、残FP1。「ち、なんて威力だ……!」
碧唯:おおー! ある意味1点残しってのは最高に効率良いかも(笑)。
双真:すげぇ、このアーツ初めて役に立った。というか攻撃くらってFPが残るなんて初めての気がする(笑)。
アイゼン:《念動壁》は、土壇場で結構役に立つわよ(笑)。敵のダメージがFPより大きすぎると意味ないけどね(笑)。
宗一郎:確かに(笑)。
GM:続けて使い魔2いきます。まずターゲット選定(いっころ)4で碧唯ですね。
碧唯:来い!
GM:1と同じくオート《能力強化》、マイナー《魔撃》で、メジャーには《シャイニングレイ》を(ころころ)達成値26!
碧唯:《祭器》で魔力防御!(ころころ)くっ、達成値24。
アイゼン:《複合神:概念》! 碧唯の防御判定に達成値+3!
GM:ではダメージ行き…おぉ!?
碧唯:ナーイス! 愛染明王の神気を受けて、防禦の陣がパワーアップじゃー!
GM:く、かわされたか。もう一体の使い魔の宝玉から放たれた光芒は、しかし碧唯の展開する結界に阻まれ霧散した!
アイゼン:「ふぅ、なんとか間に合ったわね…」にやり、と笑む(笑)。
碧唯:「おおっと、危ない危ない。悪いわね、アイゼン」
GM:ダイス振った後に使えるってのもいいなぁ。
碧唯:タッチの差って時にはありがたいですね。
GM:ここからは通常の行動ですね。黒川の行動値は11、使い魔は5です。アイゼンどうぞ。
アイゼン:マイナーで《神性介入》。「ラ・ガラサ!」オートで《分裂》、メジャーで射撃。ターゲットは黒川と使い魔2体。《大小拵え》で2回判定、(ころころころ)くっ、低いか。達成値26。
GM:その攻撃にHA《プリズムプリズン》宣言、対象を双真か宗一郎に変更しようと試みます。
アイゼン:まずいわね…誰か《ヴォイド》はある?
碧唯:げ、今回《ヴォイド》無い!
宗一郎:構いませんよ。そのダメージはそのままいただきます。
碧唯:くそー、数出てくるならこれはあるよなぁ。問題は何発持ってるかだな。
GM:食らってくれるのなら大歓迎ですけど。では、どちらに行くかを振ります。(いっころ)2で宗一郎に行きましたね。
宗一郎:了解。こい!
GM:いえ、その前に宗一郎さんが回避行動をしてください(笑)。
宗一郎:まず無理だけど、一応しますか(笑)。(ころころ)達成値9。無理でした(笑)。ダメージに+1d6して下さい、〈光〉属性は弱点なので(笑)。
碧唯:弱点……間が悪い(笑)。
アイゼン:本当にねー。(ころころ)43点の〈光〉ダメージ。この場合、クリティカルしなかったのは幸いかしら(笑)。
GM:ほほう、光が弱点とな?(ニヤリ)
碧唯:くっ、こっち来れば〈光〉は3d6+6点引けたのに!
宗一郎:残りFP29。
GM:黒川を捉えんと放たれた光の矢は、その場に張り巡らされた結界により進路を歪まされ、宗一郎に突き刺さった!
宗一郎:「…姑息な真似をする」と、光の矢をクロスガードで防ぎながら。
アイゼン:「ちっ、あたしの矢をねじ曲げるなんてね!」舌打ち。
双真:さすがにビーストはしぶとい……これだけくらって、まだそんなにFP残るのか。
アイゼン:72点あるからねー。登録PCでもトップクラスよ。
GM/黒川:「ちっ…相変わらず生き汚いな獣」
宗一郎:「まったくだ。死にたくても死ねない不便な体でね。もっとも今は、死ぬに死ねないものを抱えているがな!」オートで《高速再生》、(ころころ)11点回復(笑)。光の矢によって受けた傷が瞬時に塞がっていく!
GM:うお、結構回復しちゃった。では続いて碧唯さんどうぞ。
碧唯:「力の誘導か! けどそれほどの大儀式、そう何度も使えないでしょッ!」マイナー無し、メジャー《シャイニングレイ》、オート《呪圏拡大》で人間性16。標的は黒川ギターと使い魔ズ!(ころころ)クリットぉー!
アイゼン:おぉー!
双真:お、出ましたな。
宗一郎:おお!
GM/黒川:「防ぐのだ!!」ここで瀧口が《念動防御》を試みます。(ころころ)クリティカルはせず。ここでHA《電光石火》を重ねる! 3体に向かって伸びる白い光、しかしそれらは瀧口のかき鳴らした黒川ギターの旋律にかき消される!
碧唯:な、何ぃー!?『魂ヲ灼ス白』……何っ!?」
GM/黒川:「その手は前に見ている。対策を講じないと思ったか!」
碧唯:「ちッ……こっちの手は知られてる、向こうの手札はまだ見えない……ちと厄介だねこりゃ!」《ヴォイド》無いのが響いてるなぁ。
アイゼン:大概、誰か一人は持ってたからねー…油断してたわ。
碧唯:これはどんどんHA吐き出させた方が良いですかね。HA抜きの手でガンガン攻めていって、相手の手札を空にしないと。あー、割り込み系のHAだけは遠慮無く使った方が良いかな。
アイゼン:あ、最後の絆を黒川に好敵手で取りまーす。人格は兎も角、実力は相当なモノと見た(笑)。
GM:では同じく行動値11の黒川が動きます。ターゲット選定(いっころ)2…ほほう、宗一郎に行きましたか(ニヤリ)。
宗一郎:来い!
GM/黒川:「貴様の生命力には、ほとほと呆れるばかりだ。今度こそ迷わず逝け!」使い魔と同じくオート《能力強化》マイナー《魔撃》、そしてメジャーでHA《並列思考》を宣言、AGP2点使用! メジャー3回で《シャイニングレイ》3連射!
宗一郎:ババ、バッチコーイ!(汗)
GM:(ころころころ)達成値30、28、31です。
宗一郎:(ころころころ)9、11、12…はい、無理!(笑)
GM:ではダメージいきます。一発目(ころころ)33点、二発目(ころころ)40点、三発目(ころころ)42点、全部〈光〉ダメージです。
碧唯:げ、拙いかなこりゃ。1発目耐えて2発目で魔獣化、3発目で真の死?
宗一郎:了解。では、2撃目で落ちてますので、魔獣化します。
双真:全部そのまま食らって真の死、全てが過ぎ去ってから《獣の生命》が一番効率的では。
アイゼン:まぁ、一度真の死になってからHAで復活したら? 魔獣化すると、アーツでの回復できなくなるし。
碧唯:こっちにも《リセット》あるし、《獣の生命》使っても良いかも。
アイゼン:あたしも《アドベント》持ってるしね。
宗一郎:うーん、ではそうしますか。
GM:し、しもた、倒しきれん相手にやっちゃったかもー(汗)。《ヴォイド》無い代わりに回復が揃ってるのね。
アイゼン:《並列思考》は、途中で攻撃対象変えられないしねー(笑)。
碧唯:2発目でかりそめの死、3発目で真の死ってとこですな。
宗一郎:では、やっぱりエゴ:黒川を固定して、HA《獣の生命》を使用します。
アイゼン:《獣の生命》には2点いるでしょ? あたしからも絆固定、AGP1点あげる。
GM:宗一郎の周囲に展開された魔法陣から同時に発射された3つの光の柱が、宗一郎の周囲全てを薙ぎ払う。だが、その光と煙が晴れたそこには、今なお存在する獣の姿があった!
碧唯:「石動君、黒川は前と同じ手は使ってこないと思った方が良い。調子に乗らせると危険よ!」石動の絆固定、石動にAGP1。
宗一郎:「…そのようだな。どうやら、奴を甘く見すぎていたようだ」
GM/黒川:「ば、ばかな……これで墜ちぬと言うのか!?」ただただ狼狽する黒川。
宗一郎:「狼男の伝説を知っているだろう? 狼男は不死身なのさ」ニヤリと太い笑みを浮かべる。
碧唯:問題は、黒川はまだ魔獣化すらしてないってことだな。
GM:ちくしょー…《並列思考》、今回の虎の子だったのに(涙)。驚異のタフネス振りを発揮したところで、次に行動値9の双真君どうぞ。
双真:「……俺が喰らってたら一発でお陀仏だな。さて、次はこちらの番、いきますか!」対象黒川で、マイナー《魔撃》使用しつつ攻撃。大小拵えで二回判定、(ころころころ)達成値27採用で。
GM:黒川は《祭器》での〈魔力〉回避を試みます。(ころころ)ムリです、どうぞ。
双真:(ころころ)〈光〉42点で。
GM:即座に瀧口の懐に潜りこんだ双真は、正確に黒川ギターへと斬撃を繰り出す!
双真:「木魚代わりに丁度いいぜ、黒川さんよ!」
GM/黒川:「ぐはっ…く、まさか貴様も半魔とはな…」確かな手ごたえを感じましたが、まだ倒しきれていません。

碧唯:アイゼンかアタシが《万能なる一撃》で割り込んで、このラウンド中になんとか全体にダメージ与えておきたいとこですな。
アイゼン:そうね。次のラウンドに入ると、また《念動防御》がくるし。
碧唯:命中ダメージ共に、アイゼンが撃った方が良さそうですね。
アイゼン:じゃあ、あたしからAGP渡しましょうか?
碧唯:あーい、では雑魚の行動前に割り込みますか。

宗一郎:「今度はこちらの番だ。いくぞ!」オートで《獣化》。マイナーで《切り裂くもの》を使用。対象は黒川で、(ころころ)達成値は20!
GM:《祭器》で(ころころ)回避成功です。素早く黒川へと詰め寄り腕を振るう宗一郎、しかし黒川ギターから迸る邪気に瞬間、身体を阻害され、惜しくも外しました。
宗一郎:「まだ、俺の予想よりも早いか…」
碧唯:回避の固定値16か、高いなぁ。
アイゼン:アーティで魔宝持ち、しかもマジシャンだものねー。
GM/黒川:「くっ…死に損ないの分際で、よくも…」黒川からも余裕が消えています。
碧唯:さて、使い魔の番ですな……だが!
アイゼン:「…碧唯! 例のやつ、行くわよ!」碧唯の絆固定、AGP1点渡すわ。
碧唯:「分かってるって。準備しときな、アイゼン」
GM:やっぱり来ますか?(汗)
碧唯:「黒川蓮示。確かにアンタの立てた対策は的確だったけどね、でもアンタはひとつポカをしたよ」
GM/黒川:「なんだと…」
碧唯:「それはペース配分の失敗さ。勝負を急ぐあまり、アンタは切り札を早く切りすぎた」使い魔のイニシアティヴに、もらったAGPでHA《万能なる一撃》! 割り込めアイゼン!
アイゼン:OK! マイナーで《魔撃》、オートで《分裂》、メジャーで射撃!(ころころころ)出目が今ひとつね…よし。神界へのエゴ/反逆を固定。HA《電光石火》! HAでの対抗がないなら、そっちは自動的にファンブルよ。
GM:うお、しまった! 命中です、ダメージかもーん! orz
アイゼン:(ころころ)範囲に〈光〉で51点!
GM:耐えられるかー!? 次の瞬間、2体の使い魔は爆散し、黒川ギターにも微細な亀裂が縦横に走る。使い魔全滅、黒川も魔獣化します。
碧唯:「そして時は動き出す……なんてね」指を鳴らすと、既に黒川ギターと使い魔に光の矢が突き刺さった状態に!
宗一郎:ザ・ワールド!(笑)
碧唯:ロードローラーだッ!!
アイゼン:「神界で『不良神』と呼ばれた、これがあたしの実力ってわけ! …案外いいコンビかもね、あたしたち」碧唯に笑顔で。
GM/黒川:「ば、ばかな…今の私が捉えられなかった……?」ひび割れ欠けていくギターの中から異形の闇が漏れ出します。「また、また私は敗れるのか…ふざけるな…同じ者に2度負けるなど、認めるわけにはいかんのだぁぁあ!!」ギターの外装が弾け飛び、瀧口もその風圧で壁まで飛ばされ気を失います。
碧唯:お、《人鞘》捨てた? 何かしてくるかな。
GM:そうしてステージの上に残ったのは、人の姿をとる異形の闇の塊、もはや完全に堕ちた魔の姿でした。そしてHA《超魔の命》宣言します。「負けぬ…この私が…負けてたまるかぁぁあ!!」咆哮を上げる黒川だったモノ。
碧唯:「……アンタの失敗がもうひとつあったね。せっかく命を永らえたのなら、アンタは復讐なんかに拘らずにとっとと逃げておくべきだった。自分を失っちゃあ、魔術師としては終わりだ。どこにも辿り着く事なんざ、出来やしなくなるからね」
アイゼン:「憐れな姿ね…。せっかく人に生まれたっていうのに、もう貴方には『人としての愛』の欠片さえないわ」憐憫に満ちた瞳で見てあげる(笑)。
GM/黒川:黙れ! 私は朽ちぬ…身体など幾らでも創りだせば済むこと! 私はまだ死ぬわけにはいかん!!」
双真:「瀧口は……無事、か。後はこいつだけだな」
宗一郎:「これで、遠慮する必要はなくなったな」

 現在のエンゲージ:(黒川・双真・宗一郎)  【(碧唯) (アイゼン)】


▼ラウンド2

GM:セットアップ、《絶対先制》は撃ちつくしたためありません。では行動値17のアイゼンです…が、そのイニシアティブで黒川がHA《万能なる一撃》を宣言!
アイゼン:向こうも持ってたか!
GM:オート《能力強化》、マイナー《魔撃》、メジャー《ダークネスフレア》、そしてHA《魔法の国よ》宣言!
碧唯:き、来やがった!
アイゼン:へぇ〜…(にやり)。
GM/黒川:「まとめて闇へと消え去るがいい!!」(ころころ)達成値30!
アイゼン:双真くん、《攻防一体》&《剣魂一擲》いってみる?(笑)
双真:いきますか、これは喰らいたくない(笑)。
碧唯:いいねぇ(にやり)。
宗一郎:よし、決めてくれ!
アイゼン:「考えが少し甘いんじゃないかしら? …双真!」絆固定、AGP残り4点あげる!
碧唯:双真と瀧口の絆固定、双真にAGP2。
宗一郎:こっちも瀧口と双真と初期の絆を固定。AGP3点を双真に。
双真:「そのタイミング、待ってたぜ!」《攻防一体》で反撃、(ころころ)1回目クリティカル!
碧唯:回っちょる!
GM:ふぁんぶれー。2回目でふぁんぶれーー。
碧唯:2回目でファンブっても《電光石火》で…(笑)。
双真:(ころころ)はい、クリティカルで(笑)。
GM:ギャース!(泣)
アイゼン:はい、残念でしたー(笑)。
GM:ちくしょー、ダメージどうぞー!
双真:では、ダメージ前に魔の力のエゴ固定、AGP1点を得ます。HA《剣魂一擲》、AGP10点使用!「人を操って悪事を企むなんざ、感心しねぇ根性だな。これでも、喰らいやがれ!」(ざらざららーっ)131点の〈魔〉ダメージ!
GM:身体の中に闇を溜め込み、爆発させようと構える黒川の影! しかし、着火させる瞬間の間隙を縫って神速の動きで双真が駆け抜ける!! 一瞬の静寂の後、駆け抜けた光の軌跡に切り裂かれた黒川の右腕に当たる影が塵と消えた。
碧唯:「3つ目のミスだ、黒川。いくらアタシと石動君に対策立てたって、イレギュラーが2人も追加されてりゃあ……ねぇ?」イレギュラーってこの場合ブラッドのことじゃありませんので、念のため(笑)。
宗一郎:うぃ(笑)。
アイゼン:判ってますって(笑)。
GM/黒川:「ありえぬ! まさか…まさか貴様がこれほどの力を……!!」左腕で右肩を抑えながら黒川が叫び散らす。…計算違いにも程があるぞ、この戦力(泣)。
碧唯:「4つ目のミス。そのセリフは負けフラグだ」なんちて!
GM:では改めてアイゼンどうぞー(泣)。
アイゼン:マイナーなし、メジャーでラーガの弓を射る! 《大小拵え》で(ころころころ)クリティカルー!(笑)
GM:2回ともクリティカルって…流れは今まさにPCの方だ。とにかく振るぞ、クリティカル値12のままだけど! (ころころ)ダメージどうぞ(爽)。
アイゼン:「あたしに背中を向ける余裕があるのかしら、黒川さん?」で、HA《剣魂一擲》行きます。AGPはまだ残ってるかしら?
碧唯:初期絆:人間を固定、アイゼンにAGP1!
宗一郎:愛理の絆を固定。AGP1点をアイゼンに!
アイゼン:さっき貰った1点に黒川の絆を消去して、更に今のを合計…AGP5点使用、でいいかな?
GM:ぐは! そういえばアイゼンの黒川への繋がりは絆だった!
双真:あ、こっちもあります。弱きもの・碧唯・瀧口・黒川(笑)・石動・愛理の絆固定でAGP6点をアイゼンに。
アイゼン:ぶ! まだそんなにあったの?(笑) それじゃ、AGP11点使用で(笑)。
双真:いや、渡すタイミング逃してて(笑)。
碧唯:ものすげぇ一撃がいきそうですな(笑)。
宗一郎:出目に期待(笑)。
GM/黒川:「な、なにぃ!?」アイゼンの声に狼狽して振り仰ぐ黒川。ダメージコーイ。
アイゼン:(どざらららーっ)130点〈魔〉属性ダメージ! まぁ、平均くらいかな?(笑)
宗一郎:ですな(笑)。
GM:えーと…アイゼンさん、止めの演出します?(泣笑)
碧唯:終わったらしい(笑)。
アイゼン:あ、終わった?(笑)
宗一郎:そのようで(笑)。
GM:50点以上のオーバーキルですわー!
碧唯:わーぉ(笑)。

アイゼン:「……」す、と残心の構えから弓を下ろす。
GM/黒川:「ばかな…私の計画が……何故…………」
アイゼン:「今さら語ることもないけれど……貴方は人の心を捨てた。その時、愛からも見放されたのよ…」静かに囁く。「人は、愛なくしては生きられない。愛を失った時、貴方の命運も既に尽きていたの…」
GM/黒川:「そのような……そのようなモノに……私は敗れたのか………」その言葉を最後に、身体の中心を光の矢で射抜かれた黒川の影が爆散した。戦闘、終了です!


GM:それはさておき、人間性チェックいきたいと思います。
宗一郎:人間性はまだプラスなので振る必要なし(笑)。
碧唯:こっちプラス15です(笑)。
アイゼン:現在、人間性はマイナス3。絆は消去したのを除いても5つ残ってるので、振るまでもなく生還(笑)。
双真:私もプラス7なので、大丈夫。
GM:はい、皆様無事生還おめでとうございまーす。
碧唯:ただいまー(笑)。
宗一郎:おかえりなさーい。
GM:…今度も回復ダイス振らせられなかったーーー!!(一同爆笑)
アイゼン:だけど今回は、かなり派手にアーツ使ったなぁ(笑)。
GM:ところで、気絶してる瀧口君はどうしますか?
碧唯:級友に任せるのがよろしいかと。問題はノウンマン化してないかどうかですな。
アイゼン→愛理:アイゼンは戦闘終了と同時に立ち去って、ライブハウスの外で気絶してます(笑)。双真くん辺りに起こされて、目を覚ますって事で。
双真:じゃ、起こすってことで(笑)。
愛理:で、気絶直前の記憶はいつも曖昧なので、夢か何かだと思うのがいつものパターンです(笑)。
GM:じゃあ、ライブハウス近くの公園辺りにしますか?
碧唯:場所はGMにお任せしますー。
双真:そうですね、私も特にここという希望はないので、公園辺りで。
愛理:私もそれでー。
GM:了解、ではエンディングに参ります。


 

■エンディングフェイズ■


●シーン8 『忘れられたステージ』  共通ED

○公園


GM:戦闘後、3人は気絶している瀧口と愛理(ぇ)をつれて、近くの公園に移動してきました。
愛理:「…うぅーん。……あら?」周囲を見回す。
碧唯:「お目覚めかいや、巫薙君。マジメ一筋かと思ってたらライブハウス前で行き倒れなんてねぇ」
愛理:「あれ…さっきまで、確かライブハウスの前にいたような……中に入ったっけ?」しきりに首を傾げる。
GM/瀧口:「……う……むぅ………んぁ?」瀧口もノロノロと起きだしてきました。ただ頭は覚めてないようです。
愛理:「私、また貧血起こしたのかしら。ここ何ヶ月か、平気だったのになぁ…」
双真:「おお、二人とも起きたか」
愛理:「あ、荒神くん。瀧口くんも……結局、ライブハウスの中にいたの?」
GM/瀧口:「荒神…巫薙……あれ、翠ヶ原先生も………なぁ、俺なんでここにいるんだ?」
双真:「ああ、練習疲れでぶっ倒れたんだろう。それ見てお前も貧血起こして、倒れたんだ」
愛理:「あれ…そうだっけ? あれ……??」納得いかなそうに首を傾げるも、憶えてないので反論できず(笑)。
GM/瀧口:「俺、ライブハウスで倒れてたのか……って、どこの?」

碧唯:黒川のライブハウスそのものを覚えてないのかな?
愛理:黒川の存在自体を忘れてるっぽいですね。
宗一郎:これなら、アンノウンマンでいられそうですね。

愛理:「どこって…確か、ブラッドブラックって名前の…ブラックブラックだったかしら?」
GM/瀧口:「ブラック……なんだそりゃ?」瀧口も覚えていないようですね。
碧唯:「そりゃ眠気覚ましのガムじゃん」
GM/瀧口:「えーと…あぁ、確かにこの近くにライブハウスあったけど、そこって随分前に閉館したっきりだぞ?」

碧唯:こっちの仕事は終わったし、後は若いコ達に任せて退散しましょーかねー、石動君や。
愛理:宗一郎さんは瀧口くんと知り合いじゃないから、口を挟みにくいですね。
宗一郎:そうですね…というか石動は今度こそ黒川が迷って出てこないように、工房を破壊していることにします(笑)。
GM:これは補足ですが、黒川は経営上は閉鎖したライブハウスを買い取って極秘裏に工房にしていたのです。

双真:「(適当にごまかしとくか……)そうなのか? その建物の前で倒れてたぞ、お前」
愛理:「そうなの? あ、でもチケットが……あれ、あれれ?」ポケットをごそごそと。「……チケットも無くなっちゃってる…」
GM/瀧口:「チケット…何だ、チケットって?」
愛理:「瀧口くんがくれた、筈なんだけど……あれぇ…また、夢だったのかなぁ…?」
双真:「そうだなぁ。2人して倒れてたんだし、帰って休んだ方がいいぞ? 妙な夢まで見てたみたいだし」
GM/瀧口:「うーん…なんか色々判らないことだらけだけど、確かにここ最近ちょっと根つめてた気もするし…」
碧唯:「ま、何にせよ、2人とももう大丈夫そうだね。ならアタシはこの辺で失礼するよ」
愛理:「あ、そう言えば碧唯先生、さっき男の人と一緒にいませんでした?」
碧唯:「ん? ああ、そうだっけっか? 夢でも見てたんじゃないのかね?」
宗一郎:やはり、ここに居ない方が夢であったという説得力を持たせられる(笑)。
愛理:「おかしいなぁ……今度、ひまわり園に行った時に訊いてみようかしら…」独り言(笑)。
碧唯:「ともかく瀧口君と巫薙君は荒神君によーくお礼を言っときな。彼が君達を運んできてくれたんだからね」
GM/瀧口:「あ、はい。何かよく解らないけど、荒神、サンキューな」
愛理:「とにかく荒神くんも、どうもありがとう。何だかお世話になったみたいで」
双真:「いや、いいってことよ。それよりほら、帰ろうぜ」
碧唯:「それじゃアタシは失礼するよ。皆、あまり遅くまでほっつき歩いて、明日遅刻しちゃダメよー」そして後始末に残ってる石動君と合流しに行きます。
愛理:「あ、はい。先生、また明日ー」
GM/瀧口:「はい、さいならーっす」釈然としない顔で碧唯に頭を下げます。

愛理:じゃあ、そろそろPC2のEDに。宗一郎さん、このままじゃ台詞がないし(笑)。
宗一郎:うーん、でもやることがないのでいいですよ(笑)。
愛理:それとも、この後共通EDかな? 瀧口くんのライブショーをみんなで見ている…とか。

GM/瀧口:「…あ、そうだ。これも何かの縁だし、今度の土曜日、あの駅前の広場に来てくれないか?」と、唐突に二人に向けて言います。
愛理:「え? うん、いいけど…」
双真:「ああ、構わないけど」
GM/瀧口:「今度の土曜日もあの場所で演るんだけど、暖めてた新曲をそこで歌いたいと思ってるんだ。…だから、出来れば聴きに来て欲しい」
双真:「……ああ、もちろん。喜んで聴かせてもらうよ」
愛理:「うん、それじゃ聴きに行くね。他の人も誘っていい…かな?」
GM/瀧口:「あぁ、それは構わないよ。いろんな意見が聞きたいしな」
愛理:にっこりと笑って。「それじゃ、また土曜日に!」
GM/瀧口:「あぁ、待ってるぜ」と言ってこちらも笑う。


GM:といったところで…エンディング2を作ります!(汗)



●シーン9 『Get together』  共通ED・その2

○駅前広場/土曜日


GM:場所は駅前広場、瀧口は今黙々と準備を進めています。
愛理:碧唯先生と宗一郎さんも誘います(笑)。
宗一郎:では、来ました(笑)。
碧唯:そんじゃ折角のお誘いだし、行きますかー。
双真:「おー、今日も盛況だな」
愛理:「二人とも忙しいのに来て下さってありがとうございます」大人達に笑顔で。
GM/瀧口:「よ、きてくれてサンキュ…って、先生もきてくれたんすか?」碧唯の姿を見つけてややびっくり。
愛理:「よく解らないんですけど……何だか、二人にも聴いて欲しいなって思って」
碧唯:「何だい、アタシみたいなオバサンはお呼びじゃないってか?」(にやにや)
GM/瀧口:「ああいえ、そうじゃなくって、こういうのに興味あるとは思わなかったもんで、つい」しどろもどろに碧唯に弁明する瀧口。
宗一郎:「いや、せっかく愛理ちゃんが誘ってくれたからね。いい歌を聞かせてくれると言うんで楽しみにして来たんだよ」
GM/瀧口:「あ、ど、どうも、ありがとうございます…あ、俺、瀧口 遼って言います」同じく宗一郎にも若干緊張気味で挨拶。
宗一郎:「石動宗一郎です。よろしく」と微笑む。
双真:「なにアガってんだ瀧口よー」
GM/瀧口:「いや、だってさ、目上の人が俺の曲をわざわざ聴きに来てくれてるんだぜ、そりゃ緊張するよ」
碧唯:「うむ、礼儀正しくて大変よろしい。荒神君も見習いな」
宗一郎:「おっ、“双真”も来ていたのか」と、双真に気がついて。
双真:「いきなり名前で呼ぶかよ。まぁ、いいけどさ」
宗一郎:「一人前の男は名前で呼ぶことにしているんだ。それとも、少年と呼ぶ方が良かったかな?」
愛理:「宗一郎さんは保育園の園長先生なの。怖い人じゃないから、大丈夫よ…」緊張してる様子を見てクスクス笑い。
GM/瀧口:「そ、そか」愛理の言葉に若干緊張が解かれますが、今度は目前で繰り広げられている双真と宗一郎の会話にややビックリ。
双真:「じゃあスーパーウルトラセクシーヒーロー双真と呼んでくれ。それが俺のソウルネームだからな」

碧唯:なぜにライ○ング斬かね荒神君や。その称号を名乗りたければ、片手に銃を持て!
宗一郎:きっと剣だけで生涯無敵流に開眼したんですよ(笑)。
双真:じゃあ固定エゴを、『武士道/勘違い:「やっちゃった」』辺りに変更しないと……(一同笑)。

碧唯:「ほらほら、挨拶はその辺で。まだ準備が残ってるだろ?」
双真:「ああ、時間もそろそろいい頃だな。客も集まってきてるし」
GM/瀧口:「あ、はい。それじゃ、行って来ます」と、皆に頭を下げてから、ギターを持って輪の中に歩んでいきます。
宗一郎:「…ふっ、おかしな奴だ」

 人垣の中心で一つ深呼吸をしてから、まず軽くギターを弾き始める。
 そうして短い前奏曲を弾き終わると、一つ呼吸を置いて…歌いだした。
 双真と愛理が知っている、いつもの曲を。


愛理:「……」いつもの通り、無意識に肩を揺らし踵でリズムを取る。
GM:軽快な音をバックに響く、瀧口の低く通る歌声。皆さんはその中に、戦闘の中でも感じた力を感じます。一切の束縛と不快感を取り去った、純粋な力の旋律を。
碧唯:「これが瀧口君本来の曲と歌か……なるほど、真っ直ぐでとても良い波を持ってるわね」
宗一郎:「…いい歌声だな」眼をつむり、静かに呟く。
双真:「……やっぱり、これがあいつ自身の力ってわけだ」
愛理:「えぇ。伸びやかで…力強くて。とても素敵な歌です……」
GM:1曲目が終わり、人垣からはまばらながらも確かな拍手が木霊します。そうして一息つくと、今度はちらりと皆さんの方に視線を向けてから、表情を引き締めて言葉にします。


「それじゃ、次は新しいやつを行こうと思います。 ―――『Get together』」



THE END


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