第53話
世界の危機?

●今回予告●

ようやく念願の夢が叶う時が来た…。

長かった…本当に長かった…。

さあ、あともう一息だ…。


Beast Bind New Testament
『世界の危機?』

汝、ネコミミと向き合わん。



オープニング ミドル クライマックス エンディング

■プレセッション■


GM(サブマリン):では、始める前に今回のルール変更について。絆判定や登場判定は従来通り行います。ただし、絆やエゴを1シーンで好きなだけ取ってかまいません。ですが、エゴから絆に変える判定は1シーンに1度だけです。
冥:それは、シーン数が少ない事への対策と考えていいかな?
GM:ぶっちゃけそうです(笑)。今回の変更点は以上です。何か質問があればどうぞ。
冥:えーと、昨日も聞きましたけど。HA《歪曲する真実》は取っておいた方がいいですかね?
GM:はい。お願いします。
冥:さて、そうすると……《滅びの霧》も《死界の主》に差し替えておくかな?
GM:了解です。
セブン:半年ちょっとぶりにプレイヤーやるのう(笑)。
GM:そうだね(笑)。
冥:ずっとネカフェから来てる上に、GMばっかりでしたからね(ほろり)。
GM:それでは、PC1から自己紹介をお願いします。PC間の絆はセブン→蘭→冥の順です。


●PC1(定員1名) 推奨:一人暮らしの男性PC。

 休日の日に、ふと思い立って外で秋刀魚を焼いていると、いきなり眼前を掠める一陣の風。
 秋刀魚に視線を戻すと……なくなっている。
 どこにいったのかと捜してみると、そこには秋刀魚を銜えたネコ…耳の娘がいた……。

 シナリオ絆:ネコミミ娘 (関係:救済・好奇心など)


諸星 断もろぼし だん“セブン”  プレイヤー:R−3
 【アーティファクト/レジェンド】 年齢:17歳/性別:男/カヴァー:高校生
「―――こいつがセブンの“潰魂剣”…いやさ、“超絶聖剣アイスラッガー”だ!!」
 不良ばかりが通い、誰も一つに纏めた者がいないことで有名な『私立円谷高校』に通う不良学生。
 鶏冠のようなリーゼント・額の大きなほくろに、三角形のサングラス・赤シャツ・赤ボンタンを常時着用。
 トドメに銀色のマフラーを巻いているという、独特のセンスに溢れた筋骨隆々の大男。
 気は優しくて力持ち、義侠心篤い『男の中の男』。中華系退魔師の下で修行を積み、自らも一端の退魔師となった。
 非常に惚れっぽいが……どれほど頑張ってイイ雰囲気になっても、最後は必ず振られる運命にある。
 所持HA:《剣魂一擲》、《電光石火》、《スーパーアクション》


●PC2(定員1名) 
推奨:女子高生。

 化学教師の魔道に頼まれ、クラスの課題レポートを集めて持っていくと、お礼に珍しいジュースをくれた。
 何でも、友人の勤める会社が今度新しく出す製品の試供品らしい。
 なんとなく自分が飲む気になれないでいると、新しいモノ好きの友人である瑠璃が飲んでみたいという。
 君は快くそのジュースを瑠璃にあげた。まさか、あんなことになるとは思わずに…。

 シナリオ絆:松岡 瑠璃まつおか るり  (関係:友情など)


李 蘭リィ ラン熊猫女仙人・ラン  プレイヤー:阿修羅猫
 【ビースト/イレギュラー】 年齢:外見14〜5歳(約300歳)/性別:女/カヴァー:高校生
「―――ゲスに名乗る名はない! とぉっ!(ぐしゃ)…いひゃぃ…」
 中国から来た留学生。小柄だが、全身からパワーみなぎる元気美少女。
 正体は、300年ほど昔に中国奥地のパンダが仙化した仙熊猫。仙界を狙う組織を探すため、人界へ派遣された。
 …はずなのだが、当人はすっかり任務を忘れ、学生生活を謳歌している。
 事件の時には紅い覆面とチャイナ服で、ロ○・ストール風の決め台詞と共に現れる。
 いちおう任務遂行のため、他の半魔達には正体を隠している……つもりらしい。
 所持HA:《獣の生命》、《神獣撃》、《歩く影法師》


●PC3(定員1名) 推奨:HA《歪曲する真実》を持っているPC(笑)。

 高校の化学の教師をしている魔道玉三郎―――実は、彼の家は由緒ある魔術師の家柄である。
 その系譜は1000年以上遡れるほどで、魔術師としての玉三郎自身も並の魔術師とは比較にならない天才だ。
 しかし、彼には性格というか嗜好に大きな問題があった。
 彼が問題を起こす度に、何故かいつも君が尻拭いをさせられてきた。
 そして、今回もそのお鉢が君に回ってきてしまったのであった…。

 シナリオエゴ:魔道 玉三郎まどう たまさぶろう (関係:無縁・軽蔑など)

六倶呂 冥 むくろ めい屍人形しかばねにんぎょう  プレイヤー:麻那
 【イモータル/デーモン】 年齢:不詳/性別:不明/カヴァー:ハンター
「ボクには元から『命』がないんだ―――屍体だからね♪」
 亡者の屍肉をこね合わせて作ったヒトガタに、邪法で魂を吹き込み生まれた魔物。
 生まれた時の記憶がなく、自分が何者かも知らないまま数百年間さまよい生きてきた。
 今では興味を惹かれれば何にでも首を突っ込む、享楽的で刹那的な魔狩人。
 どんな人間の姿にも変身できるが、普段は20歳前後の中性的な容貌に黒スーツ着用を好む。
 妖艶な仕草と思わせぶりな台詞で、他人をからかい翻弄するのが趣味。
 所持HA:《永劫より》、《死界の主》、《歪曲する真実》


セブン:絆は蘭に好奇心で。
蘭:絆は冥さんに知己で。
冥:諸星くんへは絆/好奇心。からかうと面白そうだ♪ …キャラの濃さでは完全に負けるなぁ。戦闘力もだけど(笑)。
GM:流石はアイスラッガー。破壊力抜群(笑)。
セブン:投げられないけどね(笑)。
GM:え? 今回のボスでアイスラッガーを投げ返そうと思ったのに(笑)。
セブン:パンドンかよ(笑)。
GM:そして、更に投げ返されてやられるという(笑)。
セブン:《攻防一体》取ってからなら…(笑)。
冥:(キャラシートを確認)あれ…本当だ、《攻防一体》取ってない(笑)。


 

■オープニングフェイズ■


●シーン1 『ネコ…との遭遇』  シーンプレイヤー:諸星断

○諸星家前


 今日は空がどこまでも青く広がり、風も頬に心地よい。そんなのどかな日曜日。
 ふと思い立ち、セブンは七輪を引っ張り出して、昨日大家さんにお裾分けでもらった秋刀魚を焼いていた。


セブン:「たまの休日、今日は優雅な昼餉と行くかな」お櫃に炊き立ての飯を入れて外へ。
GM:そろそろ秋も深まり、アパートにある一本の木は紅葉を迎えている。
セブン:「♪リーゼントなんてありえないわ〜あの娘にとどめ食らった…と、焼けてきたか」団扇で扇ぎながら。「ふふ、絶好の焼き魚日和ではないか。お。しまった…大根おろし…」
GM:セブンが歌いながら秋刀魚を焼いていると、一瞬黒い影がよぎった…かと思うと一陣の風が吹き荒びセブンの視界を奪う!
セブン:「ぬ、何奴!?」
GM:辺りを見回すが、どこにも人影はない。
セブン:「さては大家の飼い猫か…畜生の分際で人間様の食い物を狙うとはいい度胸だ…。三味線屋に売り飛ばしてくれる!」探そう。
GM:いったい今のは何だったかのか、と思いながら秋刀魚に視線を戻すと、せっかく大切に育てて焼いていた秋刀魚がない!
セブン:「おおおお…俺の昼飯が!」
GM:その時セブンの頭上から、何かを咀嚼する音が聞こえてくる。
セブン:「上か!」怒りの鉄拳を頭上に。
GM:すると頭上にいた不埒者は、軽い身のこなしでその拳を避ける。意識して避けたというよりは本能が反射的に避けたという感じだ。
セブン:「…ぬ…やるな…! この俺に本気を出させるとは、ただの泥棒猫ではないな」
GM:そしてセブンの目の前に現れたのは、鳳凰大学付属高校の制服を着た、ごく普通の少女…いや、頭に猫の耳と両手に猫のグローブをはめていることを除けば…いや、まだあった。口に秋刀魚を銜えていなければ…つまり、総合するとまったく普通ではないネコミミ娘が君の目の前に居る(笑)。
セブン:「…………」
冥:ハンドアウトの瑠璃って女の子が、この猫耳娘に変化したんじゃないかと思うけど…違うかな?
セブン:「…あ…その、なんだ。ここは秋葉原とかいうところではなく、ただの安下宿だ。俺の昼飯を置いて、さっさと仲間のところに帰れ」
GM/ネコミミ娘:「瑠璃は泥棒猫なんかじゃないニャー! 失礼しちゃうニャ!」
蘭:名前言っちゃってますね、自分で。
セブン:「…人の昼飯を横から取るやつは泥棒だろうに」
GM:確かに一見すると、秋葉原に闊歩している一部の特殊な人たちに見えるかもしれないが、彼女の猫の耳や尻尾はとても偽物とは思えないような質感を持っている。
セブン:「…………」耳を引っ張ってみよう。
GM/瑠璃:「フギーー!! 痛いニャー! なにするにゃー!」といいながら、セブンの顔をガリガリ引っかく(笑)。触った感じは暖かく接着剤や縫い付けたものではないようだ。まさに体の一部といって間違いない。
セブン:「いででででで! わかった、暴れるな!」つまみ上げて「本物か。パステト辺りに端を発する猫人か? お前、この辺の半魔か?」
GM/瑠璃:「パスタ? 半間? なんにゃ、それ?」と、本当に判らない様子だ。
セブン:「…違う…のか? じゃあ、一体お前はどこの泥棒猫だ」
GM/瑠璃:「にゃから! 人を男を掠め取るような呼び方はしないで欲しいニャ!」
セブン:「じゃあ、秋刀魚泥棒」
GM/瑠璃:「にゅ〜」カプッとセブンの腕を噛む(笑)。
セブン:「ぎゃあ! …本当のことじゃねえか!」
GM/瑠璃:「仕方ないニャ! 気がついたら秋刀魚を咥えていたんにゃもん! 一度口にしたものは最後まで食べないと行儀が悪いんにゃから…」と、少し小声になる。どうやら悪いとは思っているようだ(笑)。
セブン:「いいか、俺は今からひと時の食事の時間を楽しもうとしていたのだ。お前がそれを邪魔したのは…むう、やめた。なんか、俺が悪人みたいだ。で、お前は結局誰なんだ」
GM/瑠璃:「…瑠璃は、松岡瑠璃というニャ」
セブン:「松岡瑠璃、な。俺は円谷高校の諸星断…まあ、セブンとでも呼んでくれ」
GM/瑠璃:「セブン? 変わった仇名にゃね」
セブン:「ふ…まあ、こんな素敵な名前で呼ばれている高校生は日本全国でも俺くらいだろう」
GM/瑠璃:「(気に入っているみたいだから、変ニャ仇名と言うのはやめてあげた方がよさそうにゃ)」
セブン:「…今、心の中で失礼なことを考えたな」
GM/瑠璃:「そそ、そんなことないにゃ!」
セブン:「で、その格好は趣味か?」
GM/瑠璃:「趣味って…気がついたらこうなっていたニャ…」と、今度は落ち込んだ声で。
セブン:「気がついたら? って、ことは、お前さん、元はそんなんじゃなかったわけか?」
GM/瑠璃:「そうにゃ。気がついたらというか、セブンに耳を引っ張られるまで気がつかニャかったんだけど…」
セブン:「…じゃあ、いつまでの記憶ならあるんだ?」
GM/瑠璃:「うーん、学校で珍しいジュースを飲んだところまでかニャー?」
セブン:「学校でジュース? なんだそりゃ」
GM/瑠璃:「学校の化学の先生の友達が作ったというジュースを友達からもらったのニャ」
セブン:「…思いっきり黒っぽい話だな」
GM/瑠璃:「何がニャ?」ニャ喋りが意外と辛い…。
セブン:(顔はわりかし可愛い…。人間に戻ったからといって、そう容貌まで変わるまい。うまく人間に戻せれば、そこから先に意外な展開が待っているかも知れん…よし)わかった。じゃあ、お前が元に戻る方法、俺が探してやろう」脳内会議終了(笑)。
冥:素敵な下心だ(笑)。
蘭:同感です(笑)。
GM/瑠璃:「本当かニャ!? ありがとうニャ、セブン!」といって抱きつく(笑)。
セブン:「はっはっはっ、これでも俺は正義の味方としてご町内の皆様に愛されているのだ。まあ、どんと任せておきなさい」
GM:という所でシーンエンド。[SA:瑠璃を元に戻す]と絆:松岡瑠璃をどうぞ。
セブン:絆/救済で。

▼絆/エゴの変化
セブン:
松岡瑠璃に絆/救済を取得。



冥:猫耳少女と光の巨人の間に芽生える、淡い想い…(ぇ
セブン:淡い想い…芽生えるのかなあ(笑)。
冥:食 欲 とか(ぉ
蘭:よく考えれば…ドリンク飲みそうだ、蘭。飲まないようにしないと。
冥:いきなりハンドアウトに反する行動を取らないようにね(笑)。
蘭:嘗めるくらいならいいでしょうか?
冥:…状況次第だと思うけど…少しくらいならいいんじゃない? 瑠璃が飲むのさえ邪魔しなければ。
蘭:状況次第か…了解です。
冥:だけど…自分が一度口付けたジュースを、同性とはいえ友達に渡すかな?
蘭:同性の友達ならいいんじゃないですか? 蘭の方は気にしないかと。
冥:ボクは知らないよ(笑)。友達の方がいいなら、それでいいんじゃないかな。



●シーン2 『ネコよ、こんにちは』  シーンプレイヤー:李蘭

○職員室


GM:蘭は化学教師である魔道玉三郎に頼まれたレポートを職員室に持ってきたところです。
蘭:「せんせーレポートもって来ましたよ〜」
GM/玉三郎:「おー、蘭くん。ご苦労様。面倒なことを頼んですまなかったね。ありがとう、そこに置いておいてくれたまえ」
蘭:「いえいえ。その代わり成績おまけしてくださいね〜」
GM/玉三郎:「はっはっは。それは無理だが、代わりにコレをあげよう」と一本のジュースを渡してくれる。
蘭:「なんですかこれ?」首かしげ。
GM/玉三郎:「私の友人が作ったジュースでね。今度、その友達の会社から販売されることになったのだよ。それで私にその試供品をくれてね」
GM:ジュースの缶には、ネコミミ娘の絵が描かれている。一部の人は大喜びで、大多数の人からはドン引きされるような、いかにもな感じのイラストだ(笑)。
蘭:「猫飯味のジュースですか?」絵を見て。
セブン:『内容物:ご飯 味噌汁 調味料(アミノ酸等)』…とか。
GM/玉三郎:「そんなジュースを飲んでみたいかね? ただのフルーツジュースさ。ただし、最近流行の健康飲料だ。女性に嬉しいコラーゲンも入っているそうだよ」
蘭:「!! へえ〜それじゃあもらっときますね」ポケットにしまいます。
GM:その瞬間、魔道の眼がギラリと鋭く光ったような気がする(笑)。
蘭:「それじゃあ失礼しました〜」その目線に気づきつつ職員室を出ます。
GM/玉三郎:「ああ、それじゃ先生はこれから会議があるから失礼するよ」と、魔道も職員室から出て行きます。


○教室

蘭:「絵はかわいいんだけどな〜…(かち…ぺろ)」ちょっと嘗める。
GM/瑠璃:蘭が教室に戻ってくると、瑠璃が話しかけてきます。「おっ! 不良留学生! 職員室に呼び出されて一体どんな悪さをしたのよ」と、冗談めかした感じで。
蘭:「ルリ〜そんなんじゃないって」反論〜。
GM/瑠璃:「わかってるわよ。冗談よ冗談…ん? それなに? 見たことないジュースだね」
蘭:「ああこれ、なんか試供品なんだって」持ってる缶を指して。
GM/瑠璃:「嘘! じゃあ、まだ販売されていないんだ! いーなー」と、物欲しそうにジュースを見ます。
蘭:「…ほしい? ちょっとなめちゃったけど」
GM/瑠璃:「え? …んー、興味あるし、くれるんなら欲しいな」
蘭:「じゃああげる〜。さっきジュース飲んだばっかだし」快く渡します。
GM/瑠璃:「わーい。ありがとう蘭、愛してる」と、冗談飛ばしてから一息でジュースを飲み干す。「プッハー! 五臓六腑に染み渡るうっ…」と、胸を押さえて倒れる。
冥:倒れるのか(笑)。
セブン:毒か(笑)。
蘭:「いや〜告られた〜…ってルリ大丈夫!?」冗談に返そうとして駆け寄る。
GM:駆け寄って抱き起こすと…瑠璃の頭に白い毛のふさふさした耳が出てくる。そして、お尻から一本の長い白い尻尾が生えてくる。変化はそれだけではなく、両手が猫の手のグローブのような形に変わってしまう!
セブン:急激だな。
蘭:「ちょっとルリ?? …保健室連れてかな…みゃ???」突然の変異に驚く。
GM/瑠璃:「あー苦しかったニャー。死ぬかと思ったニャー」と、何事もなかったように立ち上がる。
蘭:「………??? あの〜〜〜ルリ???」唖然としつつ。
GM/瑠璃:「どうしたニャ、蘭?」体言止めニャー(笑)。
セブン:体言止めうるさい(笑)。
蘭:「どうしたって…」さっと手鏡出して「これ見てみて」
GM:その鏡は見ずに(笑)、瑠璃はなにやら鼻をヒクヒクと細かく動かし眼を細めたかと思うと唖然とする蘭を置いておいて「にゃー♪」と学校の3階から飛び降り、ニャンコ空中三回転を決めて明後日の方向に走り出す!
蘭:「ちょっと!! どこいくのよ」おっかけて窓から飛び出しかける。「い…ここ3階だった、失敗〜」ごまかし〜。
冥:そして、セブンOPに続く、と(笑)。
GM:その通り(笑)。
セブン:誰か犯人か一目瞭然なOPじゃのう(笑)。ハンドアウトの時点でわかるけどさ。
GM:短時間セッションですから(笑)。では、シーンエンド。絆で松岡瑠璃を。[SA:瑠璃を元に戻す]をどうぞ。
蘭:はい。松岡瑠璃に絆/友情で。

▼絆/エゴの変化
蘭:
松岡瑠璃に絆/友情を取得。




●シーン3 『ネコのメモリアル』  シーンプレイヤー:六倶呂冥

○冥の自室


GM:冥の下に一通の手紙が届きます。差出人は『魔道玉三郎』と達筆な筆字で書かれています。
冥:「フンフン…今回はどんなネタを提供してくれるのかな、彼は…?」

『拝啓
 晩秋の候、いかがお過ごしでしょうか?
 最近では朝夕の冷え込みが厳しくなり、体調を崩されていないかと
 心配……する必要はないのか?


冥:「そりゃ、ボクは屍体だからねぇ」(笑)

 まあいい。
 遂に、我が野望の叶う時が来た!
 私のこの計画が成功すれば、今の日本の少子化問題に
 歯止めがかかるだけではなく、争いもなく平和で美しい日本…
 いや、世界にすることが出来るだろう。そうだ、世界だ。
 金髪のネコミ…ゲフンゲフン。
 ということで、君ならば私の崇高な野望を理解してくれると思っている。
 それでは友よ。次に会う時には私の理想の世界で会おう。
 敬具      ――――魔道玉三郎』


冥:「……ネコミ?」
GM:玉三郎から意味不明の手紙を受け取り、何気なくテレビをつけると『猫又は実在した!?』という緊急特番が流れている。
冥:「まぁた、素敵にピンボケなことをやってるみたいだねぇ……実に喜ばしいことだよ」嬉しそうに特番を見る(笑)。
GM:少し玉三郎について説明しておきましょう。以前には街中の猫が喋りだしたり、学校中の生徒が獣毛を生やし毛だるま怪人になったりなど…他にも数え切れないほどの事件を起こしている。もっとも、冥が大きな騒ぎになる前に(ひとしきり楽しんだ後で)事件を隠蔽しているので、事なきを得ている。ちなみにその騒動を解決するたびに、魔道家から多額の報酬をもらっている。冥と玉三郎はそういう関わり合いだと思ってください。
冥:「これは、首を突っ込まない手はないよねぇ……うん、もし向こうが断っても関わってあげよう」心底楽しげに呟く。「うんうん、ボクってなぁんて友達思いなんだろう♪」
GM:ということで、関わってくれるようなのでここでシーンエンド(笑)。絆かエゴで魔道玉三郎を。[SA:玉三郎と遊ぶ]をどうぞ(笑)。
冥:了解、玉三郎くんには絆/愛玩で♪(一同笑)
蘭:愛玩って、凄いのがきた…。

▼絆/エゴの変化
冥:
魔道玉三郎に絆/愛玩を取得。



 

■ミドルフェイズ■


●シーン4 『ネコに恋して』  シーンプレイヤー:諸星断  登場難易度:7

○街中

GM:では、セブンはどう動くのかな?
セブン:瑠璃に聞いてみよう。「そう言えば、学校の先生とか言っていたな。で、そいつはなんて奴なんだ?」
GM/瑠璃:「魔道玉三郎という名前ニャ。30代後半のヒゲだるま親父ニャ」
セブン:「魔道玉三郎…おかしな名前の野郎だな」
GM/瑠璃:「(あんたは人のことが言えないニャ…)」
セブン:「また心の中で失礼なことを考えたろう」
GM/瑠璃:「ど、どうして判るニャ!? セブンは人の心が読めるのかニャ?」
セブン:「その目をする人間は大概、俺に対して失礼なことを考えているからだ」
GM/瑠璃:「今度から気をつけニャいと…」(笑)
セブン:で、魔道玉三郎について調べたいのだが。
GM:はい。〈情報:裏社会/噂話〉でどうぞ。
セブン:(ころころ)〈情報:裏社会〉で15。
GM:では、次のようなことがわかります。

 玉三郎の家は、1000年以上前まで遡る事が出来るほどの由緒ある魔術師の家柄である。
 玉三郎自身も魔術の才能に恵まれているのだが、性格というか嗜好が偏っている。
 簡単に言えば2次元オタクで、特にネコミミ少女が大好きという性癖を持つ。


セブン:「…黒だな」
GM/瑠璃:「…黒にゃね」
セブン:「…まあ、なんだ。どこを当たればいいのか一発でわかっちまったんだから、良しとするか」
蘭:出れるかな?(ころころ)達成値10〜登場します。「ん〜瑠璃はこの辺じゃないかな〜」とりあえず瑠璃確保のため探しに来る。
GM:では、目の前に鶏冠のようなリーゼントをした男と連れ立って歩いています。
蘭:「…!!」2人を見つけて。
GM:…考えてみると凄い絵面だ(笑)。
セブン:何かいけないかね(笑)。
GM:ネコミミ少女と狂った髪型の男子高校生(笑)。
蘭:「先手必勝!!」大男にとび蹴り!(ぇ
セブン:「ぐばはっ!」いいのをもらって転がっていく。
冥:出てもいいかな? それとも、そろそろシーン切れる?
GM:いえ、切れなさそうな展開になってきたのでもう少し続きます(笑)。登場はOKです。
冥:では〜。(ころころ)8で登場成功。物陰から、目立つ三人連れを見つける(笑)。「おや? 彼らは…」
蘭:「…さて、大丈夫だった瑠璃?」無視して話しかける。
セブン:「くそ、東映校の馬鹿どもか、それとも東宝校か!? 不意打ちとは男の風上にも置けないやつらだぜ!」振り返ってみて「…あれ?」
蘭:「アタシは男じゃないもん」ちょっと反論。
GM/瑠璃:「セ、セブン? 大丈夫かニャー?」慌てて駆け寄って抱き起こしたところで、蘭に気がついて驚いてセブンを地面に落とす(笑)。「ら、蘭!」
蘭:「大体悪党に人権はない!! …瑠璃気づくの遅いよ〜心配したんだよ〜」
GM/瑠璃:「ごめんニャー。でも、蘭。セブンはいい人にゃのよ。私を助けてくれようとしているにゃ」
蘭:「みゃ…そうなの…ごめんなさい!」セブンに謝る。
冥:「諸星くんと蘭くんはともかくとして…あの猫耳の女の子…」様子を見ている。
セブン:「…あ〜、と、この辺でスキンヘッドの不良の集団とか、いかにもビー○ップハイスクールで登場後1コマでやられそうな不良の集団とかいなかった? 俺の背中に蹴りくれた奴」
蘭:「…えっと…蹴ったのは〜…あたしです」(目そらし)
セブン:「…(頭の中で状況を整理中)ん? 蹴ったのはお前さんか? なんでえ、いきなり抗争が始まって、路線が月刊○ャンピオンになったのかと思ったぜ」
GM:どちらかというと週間(笑)。
蘭:「いやだってさ、大男+いたいけな少女=誘拐orお持ち帰りって思うよね?!」必死で言い訳。
GM/瑠璃:「セブン、蘭を許してあげて欲しいニャ。蘭は瑠璃を心配してくれていただけなのニャ」
セブン:「うむ。これが野郎だと東京湾に沈めてやるところだが、女の子だから許してあげよう」
GM/瑠璃:「さすがセブンニャ! 細かいことには拘らないにゃ!」
セブン:「そのとおり…俺は細かいところには…それじゃ俺が馬鹿みてえじゃねえか!
GM/瑠璃:「そそ、そうは言ってないニャ! ゲスな勘ぐりニャ」と、頭から漫画汗が(笑)。
冥:「やぁ、蘭くん。何やら珍しい顔ぶれだねぇ?」いかにも偶然という感じで片手を挙げて近づく。
GM/瑠璃:「…蘭の知り合いかニャ?」
蘭:「えっと…ああ、こんにちわ冥さん…何こそこそしてたんですか」小声で
冥:「うん、そうだよ。キミが噂のネコマタくんかぁ、へぇ…」楽しそうに観察。
GM/瑠璃:「…噂?」
セブン:「なんだなんだ、いきなり別な話が出てきたな」
冥:「そちらの偉丈夫は確か円谷高校の、諸星…」断に目を向け。「…あたるくんだっけ?」
セブン:「なんで俺が浮気して電撃くらわにゃならんのだ。断だ、断。どちらかというと、よりメジャーだぞ」
GM:ある意味、電撃をくらいたいのでは?(笑)
セブン:電撃を食らわされる関係を作れないから、無理だ(笑)。
GM:そうだね(笑)。
冥:(ポン、と手を叩き)「そうそう、あのエースとかレオとか呼ばれてる」
セブン:セブンだ! あんた、わざとやってるだろ」
冥:「いやぁ、そんなことはないよ?」(満面のイイ笑顔)
蘭:「さて瑠璃も見つかったし…て何の話??」瑠璃に聞く。
GM/瑠璃:「瑠璃にもよく解らない会話ニャ」
セブン:「くそ…絶対わざとだ」
冥:「人を疑うのはよくないなぁ…ね、機嫌を直しなよ?」紅い唇と潤んだ瞳で、妖艶に微笑む(笑)。「で、キミたちはネコマタくんを連れて、学校に何の用があるのかな?」
蘭:「…おお、ふにふにだ」話の間、瑠璃の耳で遊ぶ。
GM/瑠璃:「く、くすぐったいニャー」眼を細める(笑)。
セブン:「ま、とにかくだ。俺は魔道玉三郎とかいうおかしな名前の男に会いに行かねばならんのだ。正義と義憤とちょっとばかりの下心のために」
GM:下心のためかよ!(笑)
冥:「正直なことは素晴らしい美徳だねぇ♪」(にこにこ)
セブン:「男は嘘をついてはならないらしい…」横顔で歯を光らせる。
蘭:「どこまで猫なのかな…やっぱあいつか…下心??」瑠璃の喉をなでなでしつつ。
GM/瑠璃:「ごろごろ〜♪」
冥:「(まぁ、予想は付いたけど…さて)それじゃ、ボクは友達に用事があるんでね。ここで失礼させてもらうよ」笑顔で手を振り、校舎の中へ向かう。
セブン:「…何しにきたんだろうなあ?」
蘭:「さあ?」
冥:「さぁて、彼らが捕まえる前に玉三郎くんを逃がしてあげないと……今回も楽しくなりそうだねぇ♪」くすくす。
GM:そう来たか(笑)。
冥:《血脈付与》を使っておくよ。赤い舌で爪を舐めると、マニキュアでも塗ったように血の色へ変化する。
GM:了解です。では、シーンエンドにします。絆の修得をどうぞ。
セブン:まず、玉三郎に(ころころ)出目11、すごい勢いで絆だ(笑)。探求で。あとは、冥に(ころころ)18。
冥:エゴかぁ(笑)。
セブン:じゃあ、冥には疑惑。何しにきたのか判らないのを、本能的に警戒。
蘭:絆判定〜。まず断さんに(ころころ)絆/好奇心で…下心??って感じです。次、魔道に(ころころ)絆/敵意で。
GM:みんな出目が高いな(笑)。
冥:まず蘭くんに。(ころころ)成功、次は瑠璃くんに。(ころころ)…ふむ。蘭くんには絆/好奇心、瑠璃くんにはエゴ/嗜虐で(笑)。
GM:うおっ(笑)。

▼絆/エゴの変化
セブン:
魔道玉三郎に絆/探求、冥にエゴ/疑惑を取得。
蘭:断に絆/好奇心、魔道玉三郎に絆/敵意を取得。
冥:蘭に絆/好奇心、松岡瑠璃にエゴ/嗜虐を取得。



蘭:もうクライマックスですか??
GM:いえ、まだです。
冥:このままだと、すぐ捕まってボコられて終わりそうだし(笑)。でも、まだ何かありそうかな。
セブン:そういや、蘭の方の話は、幕間で聞いたことにしておいてもいい? こっちもそれで説明した、と。
GM:そうですね。その方が会話がごちゃごちゃしなくてこちらも助かります。



●シーン5 『世界で一番ネコが好き!』  シーンプレイヤー:李蘭  登場難易度:7

GM:では、学校の中です。同行している人は宣言で。どう行動しますか?
蘭:宣言って本人ですよね? それとも自分が?
GM:いえ、蘭以外の人がです(笑)。蘭がシーンプレイヤーですので。
セブン:同行は今のところはしていないだろうなあ。先に入っちゃったし、目的不明だし。
冥:ボクもひとまず様子見で。
GM:あ、すいません。校舎に入ると宣言したのは冥でしたね(笑)。
冥:…あれ? するとシーンプレイヤーはボク?
セブン:ああ、蘭か。冥だと思っていた。蘭なら同行するが…どっち?
GM:蘭たちはまだ校舎に入らないということですか? 入らないのであれば、冥のシーンを先にします。
蘭:そうしてください…そもそもそんなに校舎の近くにいなかったような??
GM:学校に行くということで向かっていたし、シーンを一度切っているのでそれほどおかしくはないと思います。ただ、校舎の中に入る前にやりたいことがあるのなら別ですが。
蘭:別にないですね。やることは。
セブン:いや、魔道のところに行くのが目的だから、学校に行くは行くのだが。こっちが先なのか、冥が先なのか、どっちから処理するの?
GM:学校の中に入るというなら、蘭たちからです。蘭たちにまだ入るつもりがなければ、冥からとなります。
冥:ははは、玉三郎の話を聞き込んでいたから学校のすぐ近くにいるのかと思っていた(笑)。
蘭:噂になるくらいですからそんなに近くじゃないかなと。
冥:あぁ、噂というのはボクが勝手に言っただけ。実際にはTVの特番で見たの(笑)。
蘭:瑠璃が見られた=特番放送かと思ってた。
セブン:蘭が出るなら出るし、出ないなら頃合いを見て登場判定する。
GM:では蘭、どうしますか?
蘭:じゃあ行きましょうか?
セブン:行くかね。

○学校内

蘭:「えっと確かあいつは…会議とか言ってたっけ」
GM/瑠璃:「そにゃなの? にゃんの会議だろう?」
蘭:「さあ?」
セブン:「会議か…。じゃあ、やつの受け持ちの科学教室で、そのジュースとやらを持ってくるか。何かわかるかも知れんしな」
蘭:「それより…目立つなあ断さん」周りを見て。
セブン:「ふ…俺が素敵だからとそんなに注目してくれるな。裸眼で見続けると、失明してしまうぞ」
GM/瑠璃:「それは違うと思うニャ…」
蘭:「そういうこっちゃないと…はっ」タオルを瑠璃に被せる。
GM/瑠璃:「にゃにゃ!? ニャにするニャ!」
蘭:「よかった…いや、やっぱこれはまずいっしょ」ねこみみふにふに。
GM/瑠璃:「はっ! そう言えにゃそうにゃ」と大人しくなる。
セブン:「…その方がド○フの泥棒コントのようで、より目立つと思うのだが…ああ、泥棒だからいいのか」納得。
GM/瑠璃:「だから、秋刀魚のことは謝ってるニャ〜」半べそで(笑)。
セブン:「わかったよ。泣くな。もう言わんから」
蘭:「みんな断さんに(別の意味で)夢中だったから、まだ見られてないと思う」ねこみみふにふに続行。「ほら尻尾もしまって」尻尾を押し込む。
セブン:で、化学教室の方に向かうのだが。


○化学教室

GM:では、化学準備室です。実験記録や実験道具は残っているのですが…ジュースは既に運び出したのか見当たりませんね。
セブン:「さて…魔道玉三郎の持ち物でもあさってみるか。中年男のかばんになぞ、興味はないのだが致し方ない」
蘭:「…逃げられたかな?? これは」瑠璃の顎を撫でつつ。
GM:瑠璃は眼を細めて喉をごろごろ鳴らしています(笑)。
冥:これはやはり…ジュースを飲料水のタンクやダムに投げ込むとか?(笑)
セブン:「結果も見ないで逃げるようなタマだと思うか? 効果の程くらいは確認しようと思うはずだろう。逃げるならその後だ」
蘭:「だとするとどっかから見てるかも…今もね」相変わらず撫でつつ。
GM:ふむ。では、〈知覚〉でどうぞ。
セブン:〈知覚〉はないな。
蘭:同じくないです。
GM:では平目で。
セブン:(ころころ)10と出た。
蘭:(ころころ)同じく10と出た。
GM:おお、二人とも良い目を出すな(笑)。蘭の言う通り、玉三郎に君たちは今も見られています。およそ二人が“疑いを抱かない人物”の目を通して。
冥:……瑠璃? 使い魔化でもされたのかね。
GM:瑠璃の目から魔力を通して、見ているようだ。ここで、更に〈知識〉で判定どうぞ
セブン:(ころころ)達成値7…〈知識〉は低いな。
蘭:(ころころ)また10です。
GM:では、蘭がわかります。

 魔術の中に、己の体液を他人の体内に入れることによって魔力を媒介する術がある。
 おそらく、あのジュースの中には玉三郎の唾液か血液などが混入されていたのだろう。


冥:白い体液だったら最悪だね(ぼそり)。
GM:それは敢えて伏せたのに…(笑)。
セブン:「…普通に聞くと凄まじく変態的だな」まあ、アイドルに送る飲み物やなんかに白いもの混ぜる変態がいるそうなんで…この場合も考えてしまわなくもない。
蘭:「…おえ」ちょっと嘗めちゃったのを思い出した。
GM:瑠璃もそれを聞いて顔をしかめている。
蘭:「さて…」瑠璃の瞳をジーっと覗き込む。
セブン:…見てるんだったな。
GM/瑠璃:「どうしようにゃ。瑠璃がいたらセブンや蘭の邪魔になってしまうニャ…」
蘭:「瑠璃、これ着けてれば大丈夫」ハンカチで目隠しを。
セブン:「…ああ、蘭。お前の頭からも耳らしきものが出てきてるぞ」話を合わせろ、と目配せ。
蘭:目隠し後、了解と目配せ。「みゃ…うそ!! …ああああ…ほんとだ」
GM/瑠璃:「え…蘭まで…蘭はニャめただけなのに…」目隠ししているから、演技ではなく本当に驚いている(笑)。
蘭:瑠璃の腕に『大丈夫、作戦』と指で書く。
GM/瑠璃:『そ、そうにゃの? 良かった〜』とこちらも指で(笑)。
セブン:「く、行かん…これは思いのほか破壊力がでかい…! この姿は既に兵器だ! 見た人間は確実に萌え死ぬ!」
冥:なるほど、誘き出す気か。冴えてるね(笑)。
セブン:本筋の狙いは多分、蘭だろうからね。
蘭:耳なら出るんだけど…猫じゃなくてパンダだけどね。
GM/玉三郎:「ネコミミマイラァァァブ!!!」と天井から半裸のヒゲだるま親父が落ちてくる(笑)。
セブン:「出たか」
蘭:「みゃ…そんなとこにいたか」飛び退いて頭を押さえる。
セブン:「おおよそ考え付く一番簡単な手に引っかかってくれて助かったぜ、おっさん」
冥:…あぁ、見つかってしまった(笑)。
GM/玉三郎:「さあ、蘭くん。君のネコミミ姿をこの私が思い切り激写…って、おのれっ! 騙したな!」
セブン:「こんな手に騙されるやつが悪い」
蘭:とりあえず瑠璃の目隠しを外す。
GM/玉三郎:「まさか、こんな頭の悪そうな鶏冠頭をした高校生に騙されるとは…」
セブン:「…頭悪そうだと! 鶏冠のような髪型だと! 光の国から来た宇宙人だと! 貴様、言っていいことと悪いことがあるだろう!!」
GM/玉三郎:「いや、そこまで私は言っていない」(笑)
蘭:「いや光の国は言ってないから」冷静に突っ込み。
冥:光の国云々は、この前振られた女の子に言われたんだね、きっと(笑)。
セブン:「傷つきやすい少年の心の傷に塩を塗るとは、教育者として恥ずかしくないのか! …ああ、いかん。過去のトラウマが蘇ってきた」
GM/玉三郎:「何だかよく判らないが、君も私と同じように辛い人生を歩んでいるようだね。わかる、わかるよ。コレを上げるから大切にしなさい」と、ネコミミエロ同人を渡される(笑)。「大丈夫。コレは君と私との二人だけの秘密だ」
セブン:「…く…先生…俺、俺…あんたのことを誤解していたよ。俺、不良をやめて、みんなとラグビーして花園へいくよ」
蘭:「…………」じーっと見てる少女二人。
GM/玉三郎:「お前ら悔しくないのか!」何故かスクール○ォーズ時の山下の顔になる(笑)。
セブン:「…って、違う! 一瞬あんたの顔が山○真司に見えちまった! そうじゃねえ! この子を元に戻しやがれ!」
GM/玉三郎:「それは出来ない相談だな。なに、心配することはない。もうすぐ日本中…いや世界中の女の子はみんなネコミミになるのだからな!」
セブン:「…日本中が?」
GM/玉三郎:「そうだ! 素晴らしいとは思わないかね? 世界中の金髪・銀髪・黒髪・赤髪…みんな全て、ネコミミ少女となるのだよ!」
蘭:「別に猫耳になるのはいいけど…」
GM:いいのかよ!(笑)
蘭:もともとパンダですから。「でも、その原因があんたってのはいや!!!」指差し。
セブン:「…そんなにいいのか、猫耳って?」頭に『?』マーク。
GM/玉三郎:「ふっ…良かろう。ネコミミの良さを今から私が語ってやろう」
セブン:「…いや、聞いていると長くなりそうだからいいや」
GM/玉三郎:「ああん」(笑)
蘭:「…きもい」瑠璃の顎撫でながら吐き捨てる。
GM/玉三郎:「はぁ〜、その眼を細めながらごろごろ喉を晒す様がなんとも…ちょっとトイレに行ってきてもいいかな?」
セブン:「…あの変態は直視しない方がいいと思うぞ、お前ら」
GM:瑠璃は激しく頷いてセブンの後ろに隠れます(笑)。
蘭:「トイレに行かず地獄へ行け〜〜!!」魂の叫び+瑠璃を背後に隠す。
GM:ああ、じゃあ蘭の後ろに(笑)。
セブン:「世界中に猫耳娘を作ったって、お前みたいなおっさんに興味を示してくれんだろう」
GM/玉三郎:「ふっ、そんなことはない。さっきもそこの娘が言っていただろう。私の体液を体の中に取り込めば、私の術一つでパツイチよ」
セブン:「…お前を喋らせておくと、この話がリプレイになった時に大変なことになりそうなので、黙らせておこうと思うのだが…。反論のある人?」
GM:瑠璃は首を振り振り。
蘭:「ない…むしろ…墜としちゃって」(声が怖い)
セブン:「と、いうわけで…民主主義国家の原則に則って、多数決で決まったことだ。覚悟してもらうぜ」
GM/玉三郎:「ある意味、多数決とは暴力だとは思わないかね?」
セブン:「じゃあ、まずは日本人をやめるんだな」超絶聖剣アイスラッガーを引き抜く。

(舞台裏)
冥:…さて。今回倒すボスは彼でいいのかな。日本中とか世界中とか言ってたのは『これからやる予定』だけかな?
GM:そうです。
冥:なるほど、どっかのダムまで計画妨害に行かなくてもいいわけだ(笑)。
GM:そこまでやる時間がなくなりました(笑)。というわけで、次のシーンでクライマックスとなります。
蘭:あう、今回戦闘に参加できない(汗)。瑠璃の守護に徹します。
冥:あー、正体隠してるからか。
セブン:本当に薬が効いてきた、と苦しい言い訳をしてみるとか。
GM:玉三郎に捕まって、今回のヒロインの座を奪い取るとか(笑)。
セブン:攫って逃げる手もあるか。
冥:…まぁ、たまには正体ばれてもいいんじゃない? どうせ今回の事件、後でボクが『なかったこと』にするから。
蘭:それでも冥にはばれるんですよね。
冥:ディア(*リプレイ未登場のPC)にもばれてるんじゃないの?
蘭:ディアは蘭が半魔だって知ってますから。
セブン:じゃあ、今演出で一撃くらって、戦場を変えて、蘭は後で出てくるというのは?
GM:よし、では事態を少し動かして見ましょうか。
セブン:うい。
蘭:動かしてください。
冥:どっちかというとボク的には、玉三郎と戦う動機が全然ないのが困りものだなぁ…(笑)。


GM:では、アイスラッガーを抜いたセブンに威嚇射撃が飛んできます。「兄者! 助けに来たぞ!」
セブン:「ぬ!」アイスラッガーで弾く。
GM/玉三郎:「おお! 内蔵!」
セブン:「…またおかしなのが出てきやがったぜ…」
GM/男:「拙者の名は肋出内蔵ろくで ないぞう。義によって義兄弟、魔道玉三郎殿に助太刀いたす!」
蘭:「…なんか増えた」呆れ。
GM/内蔵:「そう、あれは今から3ヶ月前に玉三郎兄じゃと秋葉原で出会った時のことでござった…。その日はサークルネコミミ娘(肉球マーク)の新刊が出る日でござった。外回りの途中でクレームがつき、その対応に追われて買いに行くのが遅れ、拙者は新刊を買い逃した。悲しみにくれている所を玉三郎兄者が、拙者に新刊を譲ってくれたんじゃー! その時に拙者らは義兄弟の契りを結び…そう後に『秋葉原の誓い』と呼ばれる伝説の幕開けとなったのでござる…」右拳を握り締め感極まったのか、両目からは滝のような涙が(笑)。
セブン:「…ああ…とりあえず鬱陶しいから泣くな。半裸の中年男一人でもう既に十分すぎるほど汚い絵面なのに」
GM/内蔵:「さあ兄者、ここは拙者に任せて早く!」玉三郎は「すまん!」と、その場から逃げ出します。
セブン:「待ちやがれ!」追おうとするが。
GM/内蔵:「やらせはせん! やらせはせんぞ!」とセブンに発砲。
セブン:発砲かよ(笑)。「うわ! なんか危ない物もってやがる!」
GM:コブ○張りに義手を外して、弾丸を打ち込んできました(笑)。これで、セブンが内蔵を相手にしている間に蘭が玉三郎を追いかければ…。
蘭:「逃がさない…」(小声)「瑠璃! 断さんをお願い」と追いかけます。
GM/瑠璃:「うん」
セブン:「…おおおい!? その台詞、なんか立場が逆だぞ!」
GM/内蔵:「くっ! いかせん!」蘭に銃を向けようとしますが。
セブン:その銃口を剣で逸らす。
GM/内蔵:「ちぃ!」
セブン:「おっと…仕方がねえから俺の相手はお前だ。寺○武一に土下座させてやる、このコ○ラのコスプレ野郎!」
蘭:「瑠璃! 断さん! いっけ〜」退場かな。
GM:はい。では、こちらもいったんシーンエンドにしましょう。幕間の間に内蔵はやられてしまうんだろうな(笑)。
一同:了解。
GM:では、絆などがあればどうぞ。
セブン:絆か…内臓しかいないが(ころころ)23…やっぱり絆だよ(笑)。絆/憐憫…いろんな意味で可哀想な目で見よう。
蘭:内臓に絆を(ころころ)絆/敵意で。
GM:みんな絆チェックの出目がいいな(笑)。
蘭:えっと絆の中身を替えていいですか?
GM:いいですよ。
蘭:魔道の絆を…殲滅で。
冥:登場しなかったのでFP回復〜。(いっころ)ありゃ、1点か。

▼絆/エゴの変化
セブン:
肋出内蔵に絆/憐憫を取得。
蘭:魔道玉三郎への絆内容を殲滅に変更。



●シーン6 『ネコへの逃亡』  シーンプレイヤー:六倶呂冥  登場難易度:7

○学校内


冥:「やれやれ……隠れてろって言ったのに、あんな手に引っかかるとはねぇ。まぁ、そこが可愛いところでもあるんだけど」で、ボクは何処にいるのかな?
GM:階段の踊り場です。そして、そこに玉三郎が血相を変えて走ってきます。
冥:(片手を挙げて)「やぁ。大急ぎで何処に行くんだい?」
GM/玉三郎:「おお、友よ。助けてくれ。私は今とてもキュートな少女と頭の悪そうな鶏冠頭の男に追われているのだ」
冥:「それは知ってるけど。逃げる当てとかはないのかい?」
GM/玉三郎:「ある。内蔵が勤めているコカ・コ○ラの工場に行けば、私の勝利は揺ぎ無いものとなる」
冥:「ほう?」
GM/玉三郎:「そうすれば、奴らがいくら足掻こうが世界はネコミミ少女達によって救われるのだ!」(陶酔した表情)
セブン:コーラに混ぜる気か。
冥:「…ま、想像するだに愉快な光景ではあるだろうね。で、そこまで行く足はあるのかな?」にこにこ笑いながら。
GM/玉三郎:「残念ながらない。しかし、他の教師たちが使っている車を使えば…もっとも私は免許など持っていないのだがね。友よ、君は免許を持っているかね?」
冥:ていうか、行かせてしまってもいいわけ?(笑)
蘭:登場判定。(ころころ)10、追っかけます。「待て〜この〜」遠くから声が。
冥:そして蘭くん。キミはどうして、この状況下で出てくるのかね?(笑)
蘭:まだクライマックスじゃないようなので、振り切ってもらえればとりあえずは。着替えてる間に逃げられたら意味ないでしょう?
GM/玉三郎:「むっ! いかん追いつかれたか! ささ、急ぐぞ友よ」と冥の手を引く。
冥:「まぁ、仕方ないか……おいでよ、こっちだ」横の壁に手を触れると、そこからずぶずぶと身体がめり込んで消えていきます。
GM/玉三郎:「いつ見ても素晴らしい芸だな」では、ついていきます。
蘭:「だ〜待て〜!!」逃げられたかな。
冥:「世界はあちこち『隙間』だらけなのさ…近場のアレナを経由して、コーラ工場とやらへ行くよ」シーン退場。
蘭:「コーラ工場…よし」工場とは別の方へ。
GM:では、絆などがあればどうぞ。
蘭:ないです。
冥:今のところ思いつかないので、なしで。



セブン:あれ、俺は勝手に出る方向でよいの?
蘭:内臓を締め上げたってことでいいんじゃないですか? で場所を聞き出したと。
GM:ああ、ごめんなさい。もう1シーン挟まないとセブンが出てくる理由が出来ないな。
セブン:まあ、締め上げるは締め上げるんだけど(笑)。
GM:では、時間も押していますから、締め上げて聞き出したということでこのままクライマックスでもよろしいですか?
セブン:時間が押しているならそれでもいいが…瑠璃を置いてくるかどうか、はっきり決めておこうかと思ったんだが。
GM:ああ、そうか。ならばやはり一度ミドルシーンをやりますか。



●シーン7 『ネコとボクの玉虫色の世界』  シーンプレイヤー:六倶呂冥  登場難易度:7

GM:では、シ−ンは引き続き冥です。
冥:その前に聞きたいんだけど。ぶっちゃけ、このシナリオで戦うのは玉三郎?
GM:戦う相手は玉三郎です。
冥:それだけど…ちょっとこの場で改竄させてもらって構わないかな? データはそのままでいいんだけど。このままだと、ボクがセブンたちに味方する理由がないから(笑)。
GM:了解です。どのように改竄しますか?

○コーラ工場

冥:「…さて、ここまで逃げては見たけれど。すぐ追いついてくるだろうねぇ…」遠くを見つつ。「この場合、セイギノミカタは勝ってしまうものなんだよねぇ…いわゆる一つの『お約束』ってやつでさ」
GM/玉三郎:「そうだな。正義は必ず勝つ。すなわち勝つのはこの私だ」
冥:「ねぇ……玉三郎くん?」にっこり笑顔で。
GM/玉三郎:「どうした? 友よ?」
冥:「キミが無罪放免で逃げられる、いい手があるんだけど…いいかな?」(にこにこ)
GM/玉三郎:「おー、それはどんな手だね?」
冥:「…実はね、キミは『この数週間、悪い魔術師に捕まっていた』んだよ。キミは魔術師の野望を止めようとして、半死半生の目に遭っていた……手頃な替え玉は見つけておいたんだ。『本当に世界征服を計画している魔術師』をね♪ 彼のアジトへ続く『門』を、ここに繋げておいたから、今すぐにでも行けるよ」うんうん、と頷きつつ。
GM/玉三郎:「? 言っている意味が解らないぞ友よ?」
セブン:ああ。それでHAか。
冥:爽やかな笑みを浮かべつつ「それはね……こういうことさ♪」玉三郎を死なない程度にシバキ倒す(笑)。
GM/玉三郎:「うごっ!? げひゃ! ばびゅ!」シバキ倒されました(笑)。
冥:そしてアジトへ続く異空間に放り込む。「ふぅ…これで良しと。後はセイギノミカタが来るのを待つだけだね♪」ここでエゴ/欲望を固定。HA《歪曲する真実》! 事件の真相を、今話したような状態に改竄します。後は駆けつけてきた他の二人と一緒に、『本物の悪の魔術師』を倒せば全てOK(笑)。

GM:ということは、本当に世界征服を企む魔術師が現れるということですね?(笑)
冥:その通りです♪ 玉三郎はこれで無罪放免、ついでに世界征服の野望も阻止できて一石二鳥!
蘭:ということはこちらにはどう認識されますか? やっぱりそのまま?
冥:うん。他のPCも玉三郎本人も、ボクが今言った通りの事実を認識しますよ(笑)。
GM:世界征服を企む悪の魔術師の行方を突き止めて、ここへやって来たということになりますね。
冥:玉三郎はそれを阻止しようとして死にかけた、貴い犠牲ということで(笑)。
蘭:うわ〜玉三郎しばき倒せな〜い! 口上変更〜(困)。
セブン:…その場合、玉三郎から瑠璃を元に戻す方法が聞けないのでは?
蘭:それで猫耳はどうなりました?
冥:(ギクリ)……そのうち直るでしょう(←無責任
蘭:そんなこと言ってると《歩く影法師》使いますよ〜(笑)。
GM:そもそも玉三郎がやっていたことがなくなってしまうので、瑠璃は『ネコミミ娘になった』という事実自体が消えたことになりますね。
セブン:この場合、虚偽の認識が出来上がるだけじゃないのかな。
GM:『事実が隠蔽される』だから、事実そのものが変わったわけではないのか…。
冥:事件は起こらなかったと認識されるので、猫耳の方は『自然発生』とでも何とでも…(笑)。
蘭:自然発生ってそんな(汗)。
セブン:うむ…使われるとなると、普通に助けられなくなるなあ…。
冥:うん、だから原因不明のままで。玉三郎なら彼女を研究して元に戻す薬を作れるんじゃないかな。後で半強制的に協力を要請して。
蘭:猫耳ウイルスってことで。これを食らうと24時間後に手下に変わる、このウイルスの元は魔導師の汗。こんな感じでどうでしょう? これなら口上も殺意もそのまんまで使えるんだけど。瑠璃はともかく、蘭は原料が体液ってのが気に入らないので。
セブン:いや、玉三郎が元凶だと判らなくなると、こちらは強要できなくなるのと…自然発生で片がつくと、玉三郎は喜んじゃって、協力はしてくれないのでは…?
冥:ま、起きた事実自体は変わらないので…誰か腕のいい半魔の医者に診せて治してもらうことも出来ると思いますよ。正直、ボクにとっては瑠璃がそのままでも問題ないので…ごめんね(笑)。
セブン:困ったのう…基本的に瑠璃のことしか問題じゃないから、今世界の敵を打ち滅ぼす必要がセブンにはない気が…。
冥:だ、大丈夫。その魔術師は世界中の女を集めて酒池肉林にしようとしてる奴だ(←超苦しい言い訳
蘭:あ、それ蘭的には凄くムカつくな。
セブン:まあ…そうなってしまうなら仕方がない。そのまま行きましょう。
GM:申し訳ない。完璧にGMの不手際です…。

 実を言えば……冥PL(=筆者)はこの時点で、メインヒロインの存在をスッパリ忘れていました(苦笑)。
 どうやって『悪人っぽい性格のまま、PC同士協力するか』という点に気を取られすぎて、肝心の問題を見落とすとは…何たる本末転倒。
 非道なPCを演じてるからって、PLまで非道な思考に染まっちゃ駄目ですね… 大 反 省 。
 せめて実行に移す前に、他のPLにも相談持ちかけるべきでした。うぅぅ、穴があったら入りたい…。 orz


冥:うーん。セブンたちに加勢する理由をでっち上げるつもりで、却って事態をややこしくしてしまったなぁ…。
セブン:まあ…俺が自己完結して目的を作れば良いだけの話ではあるんで、このまま行きますか?
冥:すみませんねぇ(苦笑)。瑠璃が無関係はあんまりなので、その魔術師に捕まってることにしてくれるといいかも。
蘭:で、どうなりました? 結局そのまま?
セブン:いや、考えたんで、シーンを一つください。
GM:わかりました。一度シーンを切ります。絆などがあればどうぞ。
冥:身代わりにした魔術師に(ころころ)ぴったり成功。絆/憐憫で…(笑)。

▼絆/エゴの変化
冥:
身代わりの魔術師に絆/憐憫を取得。




●シーン8 『ネコの帰る場所』  シーンプレイヤー:諸星断  登場難易度:7

○教室/内蔵打倒後


セブン:「…ち、しぶといやつだったぜ。しかし、話がでかくなってきたな。世界征服を狙う魔術師、か」瑠璃に「おい」と声をかける。
GM/瑠璃:「どうしたにゃセブン?」
セブン:「どうも、お前さんを治せそうな魔道玉三郎とか言う奴は、世界征服を狙うろくでもない魔術師にとっ捕まっているらしい」
GM/瑠璃:「じゃあ、その人を助け出せれば瑠璃は元に戻れるのニャね」
冥:おー、そういう方向で来たのね(笑)。
セブン:「助けられれば、の話だ。…愚問だが、一応聞いておく。…お前、元に戻りたいよな」
GM/瑠璃:「当然ニャ。元の姿に…戻りたいニャ…」涙ぐみながら。
セブン:「…当たり前だよな。お前は、何でかは判らないが、そんな姿になっちまった。誰のせいなのかは判らないが、自分の世界を壊されちまった。今まで普通に付き合ってきた友達のところにも、親のところにも、そのままじゃ戻れない」
冥:(胸を押さえる)…う、PLに良心の呵責が…(苦笑)。
GM/瑠璃:「…会いたいニャ…みんなに会いたいニャ…お家に帰りたいニャ…」
蘭:(ぼそり)友達、会ってたじゃん蘭に。
セブン:「…お前の壊されちまった世界…俺が元に戻してやる。魔道玉三郎って奴が嫌がったら、叩きのめしてでも言うことを聞かせてやる。その悪い魔法使いも、俺がぶっ飛ばす」
GM/瑠璃:「…セブン……ありがとうにゃ…」
セブン:「…お前、それまで俺を信じて待っていられるか?」
GM/瑠璃:「…うん」静かに首を縦に振り、儚げに微笑む。
セブン:「…そんな顔するな。円谷高校のセブンは、粋でいなせでいい男で、おまけに正義の味方だぜ。これだけ揃って、負ける理由なんてねえよ」手を振りながら「…ちゃんと、直してやるぜ。約束だ」そう言って、歩き出す。シーンエンドで。
GM:絆などがあればどうぞ。
セブン:魔法使いに(ころころ)19。エゴ/殲滅を。
蘭:出てないですけど?
セブン:話にだけは上ったので。
GM:蘭の方でもクライマックスに行く前に何かやりたいことはありますか?
蘭:絆を魔道から悪の魔法使いに変えときます。
GM:了解です。では、今度こそクライマックスに行きます。

▼絆/エゴの変化
セブン:
悪の魔法使いにエゴ/殲滅を取得。
蘭:魔道玉三郎への絆を悪の魔法使いへの絆に変更。



冥:しかし……ルックス考えなければ、セブンって言動が普通に男前なんだけど。これでも振られるのかな?
蘭:この展開なら普通は振らないよね?
冥:普通にというか、ナチュラルに男前だよ、うん。ボクが彼女なら放っておかない(笑)。
セブン:セブンはフツウニイイオトコデスヨ? ちょっと自分じゃどうにもならない呪いにかかっているだけで(笑)。
冥:呪いじゃしょうがないですね(笑)。


 

■クライマックスフェイズ■


●シーン9 『ネコたちの鎮魂歌』  PC全員登場

GM:クライマックス…を始める前に、[SA:悪い魔法使いを倒す]をみなさんに渡します。
冥:このSA、本当は『玉三郎を倒す』だったんだろうなぁ(^^;)

○コーラ工場

GM:工場のタンクの前で怪しげなフラスコを持つ男が、そのフラスコの中にある液をたらそうとしているところです。「これで、この世界はわしのものに…」
セブン:「そうはいかねえぜ」
GM/黒魔道士:「むむっ! 何奴!?」
冥:物陰から登場。「悪い魔法使いを倒しに来た、光の国の王子様さ……やぁタロウくん、早かったね?」微笑み(笑)。
セブン:「セブンだっつってんだろうが。あぁ、てめえを倒しにきた正義の味方…そんなところだ」
冥:「お探しの玉三郎くんなら、そこに転がってるよ。見た目は派手だけど、命に別状はない」(←実は自分でやった
セブン:「…そりゃ、言うこと聞かせるのが楽そうだ」魔道士を見る。「まあ、俺に取っちゃ、お前はただの障害なんだが…犬にでも噛まれたと思って諦めてくれ」
GM/黒魔道士:「ククク、小賢しい。貴様の方こそ鶏のように絞め殺してやるわ!」
セブン:「…悪いが、そんなに上手くいかないぜ。今の俺には猫耳の生えた勝利の女神がついているからな」にやりと笑って、アイスラッガーを引き抜く。
蘭/??:「戯言もそこまでだ」見上げるとそこには、上は赤いチャイナ服、下は赤い道服、忍者のような赤い覆面、蝙蝠のような羽を持つ赤い眼をした女性が、大きな剣を持ってホバリングしている。
GM/黒魔道士:「なに!? 他にも隠れている奴がおったのか!?」
蘭/??:「己が欲望のためにいたいけな少女を利用して『観天喜地』たる世界を作ろうとする所業、それ以前にその手段ゲスの行いと知るがいい。そして速やかに地獄に落ちろ」
GM/黒魔道士:「小癪な。貴様も他の女どもと一緒に後で可愛がってくれるわ!」
冥:「真打ちは遅れてやってくるって言うけど……真打ちなのかな、彼女?」チャイナ服を見上げ。
セブン:「つーか、どう見ても蘭に見えるのだが…突っ込まない方がいいのか?」
冥:「まぁ、デザイン違うセーラー服を着込んだだけで正体ばれない正義のヒロインもいることだしねぇ…」
GM:セー○ー服反逆同盟か(笑)。
セブン:「そうか。よし、頑張れ。チャイニーズヒーロー。応援だけはしてやるぞ」
蘭:えっとすいませんGM、「名を名乗れ」的なことを言っていただけると助かるんですが。
GM/黒魔道士:「ええい何奴、名を名乗れぃ!!」
蘭/??:「ゲスに名乗る名はない!! …それに死に逝く者に名乗る必要もないがな」ひねりを加えながら重力降下…頭から落ちる(SE:グシャ)。GM、どうもです。
GM:いえいえ。すいません。キャラシートにちゃんと書いてあるのに、うっかりしていました(笑)。
冥:これ、味方が「アンタ誰?」と聞いちゃいけないのがネックだねぇ(笑)。
蘭:そこなんですよね(笑)。
セブン:「…死んだか。登場直後に死ぬとは斬新なヒーローだな」
蘭/??:しばらくして、いきなり立ち上がる。「(小声)…いひゃい…死ぬか、この程度」
冥:「おー、頑丈だねぇ」
GM/黒魔道士:「おお、生きておったか。もう他に隠れている者はいないな? この後出てきても、わしはリアクションしてやらんぞ! …よし、いないようだな。ならばかかって来い! 小童ども!」
セブン:「奴の名はチャイニーズゾンビガール、不死身のニューヒーロー…だめだ、売れそうにねえ」
冥:「正義のヒロイン、マジカル☆キョンシーなんてのはどうかな?」
蘭→M☆キョンシー:「そこ、誰がゾンビだ…キョンシーでもない!!」
セブン:「んじゃ、それで。と、いうわけでマジカル☆キョンシー。ここは共闘といこう」
冥/玉三郎:「…うぅ…誰でもいいから、早く助けてくれぇ…」
M☆キョンシー:「だからキョンシーでは…まあいい、元よりそのつもりだ」構える。
冥:「及ばずながら、ボクも力を貸すとしようか」しれっと。
GM/黒魔道士:「ククク…貴様ら、わしを無視するとはいい度胸だ。そのまま死ねい!」
セブン:「さて…名無しの魔法使いも痺れを切らしているからな。そろそろぶっ飛ばしてやるか」


▼ラウンド1

GM:というところで、戦闘に入りますか。エンゲージはみなさんしていません。こちらの行動値は10です。

 現在のエンゲージ:(黒魔道士) (セブン・蘭・冥)

GM:セットアップでこちらは《幸運》を。
M☆キョンシー:「表裏仙術封印…解」オートで《獣化》+《超獣変身》。
冥:セットアップは《殺戮の宴》。「じゃあよろしく頼むよ、セイギノミカタくんたち!」絆4つ固定、二人に2点ずつAGP渡すよ。
GM:ではPL優先で、蘭からの行動です。
M☆キョンシー:「正義の味方…そうでもないんだがな」マイナーでエンゲージ、メジャーで斬る。(ころころ)6と2を採用、19です。
GM:(ころころ)かわせません。ダメージください。
M☆キョンシー:(ころころ)20点の〈斬〉です。
GM:その一撃を受けて魔獣化します。HA《超魔の命》10点使用。
冥:魔獣化するの早っ。魔術師だからかな(笑)。
セブン:まあ、FP的には普通かも…ボスとしては、というところは置いて(笑)。
冥:そうか、PLの感覚がマヒしているのか(笑)。
GM/黒魔道士:「ぬうー! やりおるわ! だが、ここからよ!」
M☆キョンシー:「ふ…どうだかな」血を飛ばし。

 現在のエンゲージ:(黒魔道士・蘭) (セブン・冥)

GM:こちらの攻撃行きます。マイナーで《符呪》《呪文》《パワースペル》、オートで《能力強化》、メジャー《隕石招来》で対象はセブンと冥に。《高等魔術理論》《魔術血統:隕石招来》でCrt値9。(ころころ)達成値15です。
M☆キョンシー:「目の前の敵を無視するとは…いい覚悟だ」
セブン:来たか、(ころころ)まあ、無理だね。
冥:あ、こっちに来たんだ。避けられるかな?(ころころ)15、回避〜(笑)。
GM:HA《死に至る病》(笑)。
冥:あら(笑)。それは返せないな、ダメージどうぞ(笑)。
GM:ダメージ行きます、(ころころ)36点〈炎〉ダメージ。
セブン:むう…惜しくも魔獣化。
冥:うーん、それはFPフルでも魔獣化するねぇ。
M☆キョンシー:《念動壁》欲しい人いますか?
冥:セブン、どうする? ボクは自力復活できるから、欲しければ譲るよ。
セブン:うむ…じゃあ、もらっておきます。
M☆キョンシー:「あまいな…霊壁よ阻め!」《念動壁》をセブンに(ころころ)14点防御。
GM/黒魔道士:「ほう…あの小娘め。意外とやりおるわ」
M☆キョンシー:ダイス目高いな…愛かな(マテ
セブン:ふ…そんなことを言われたら照れてしまうじゃないか(マテ
GM:セブンの漢のセリフに惚れてしまったか(笑)。
セブン:FP12点余り。魔獣化はなし。
冥:ボクは魔獣化。全身焼けただれ、千切れた皮膚や肉をずるずる引き摺りながら…にたぁり、と嗤う。
GM/黒魔道士:「な、なんじゃ、不気味な奴じゃな」
冥:「さぁ……楽しく殺し合おうか?」マイナーでエンゲージ、メジャーで攻撃。(ころころ)達成値22。
GM:(ころころ)達成値12…ダメージください(泣)。
冥:(ころころ)28点〈闇〉。
GM:《シールド》を使用、(ころころ)15点通し。
冥:「へぇ…さすがは魔術師だ」肉の剥がれた顔から歯を剥き出して嗤う。
GM/黒魔道士:「よ、寄るな、化け物!?」怯えと嫌悪感がない交ぜの表情で。

セブン:さすがにもう1ラウンドかかりそうだな。
冥:サクッと当てて《剣魂一擲》で片付かないかな?
セブン:180点近く残っているからねえ。
冥:…あー、さすがに一撃じゃ無理か。
M☆キョンシー:推定192ですね。ちょっときついかな。
冥:ボクは爆発力がないから、ダメージHA持ってる二人が頼りだねぇ。

GM:では、セブンどうぞ。
セブン:マイナーで悠然と歩きながら近づく。「俺には、許せないものがある」
GM/黒魔道士:「ほう…例えば?」
セブン:「自分の欲望のために、世界の有り様を変えて、それに他人を巻き込んで見向きもしない奴。…そんな奴らを外道というのだ」
GM/黒魔道士:「なにを言い出すかと思えば…くだらん」
セブン:「…ここで、てめえのツケを払わせてやるぜ。俺たち不良少年は、非行少年じゃねえ。格好良くなきゃ不良少年にゃなれねえんだ。だから、俺たちは男を下げられねえ…。ここでてめえを見逃すのは、そのくらいに格好悪いってことだ」
GM:熱いのう…セブン。男だ…。
M☆キョンシー:熱いですね。
セブン:アイスラッガーで斬る!(ころころ)達成値21!
GM:(ころころ)11、ダメージどうぞ!
セブン:オートで《死神の刃》発動。(ころころ)48点の〈光〉!
GM/黒魔道士:「ぬ、くぅ…何という威力だ…」
冥:ありゃ、《剣魂一擲》は後にするの?
セブン:いや、やっといた方がよかったかな。ああ、敵の先攻だもんな…失敗。

 現在のエンゲージ:(黒魔道士・セブン・蘭・冥)


▼ラウンド2

GM:セットアップ、こちらは《幸運》。
M☆キョンシー:「どうする? この距離ならば魔術より剣の方が早いぞ」
GM/黒魔道士:「ククク、どうかのう。やってみせてはどうだ小娘」
冥:ともあれ次は蘭だね。《神獣撃》使う?
セブン:使うならAGP譲渡しますよ。
M☆キョンシー:使っときます。うまくいけばセブンの射程内に。
セブン:では、固定できる絆を固定して4点渡します。
冥:ボクからは、さっき渡した2点で。
M☆キョンシー:「ならば見せてやろう」残りの愛と罪固定、3点ずつ2人に。更に悪の魔術師と内臓への絆を消去。
冥:下手すると、これで終わるかも…(笑)。
セブン:ま、それならそれで。
M☆キョンシー:終わったらごめんなさい。「消し去ってくれよう…ついて来れるか?」AGP10点使い、HA《神獣撃》。(ころころ)6と3採用、達成値20です。
GM:(ころころ)達成値14、ダメです。ダメージください。
M☆キョンシー:「遅い…斬!」(ざららららーっ)108の〈斬〉。
セブン:まだ生きてそうかな。射程圏内に入った感じだけど。
M☆キョンシー:生きてますね多分。
GM/黒魔道士:「詰めが甘いわ小娘!」HA《鏡の身体》を使用! 54点ダメージ返し!
冥:ぶ、まずいのが来た(笑)。
セブン:《鏡の身体》か…痛いなあ。
冥:今回、《ヴォイド》はないからねぇ。真の死で〜。周囲に真空の刃が荒れ狂った、とかそんな感じかな?
GM:そうですね。
M☆キョンシー:防げません、魔獣化します。
セブン:魔獣化。体が光に包まれて、立ち上がる。「…いいもん、持ってんじゃねえか…」タバコを咥えてニヤリ。
M☆キョンシー:「詰めが甘いのはどちらかな??」覆面の上から黒丸の耳が出る、そして威圧感が…やば、耳つながりだ。
冥:そして、まだ魔術師の攻撃が残ってる。
M☆キョンシー:まず〜い!?
GM/黒魔道士:「ほう…今の攻撃を受けてもまだ生きておるか…なかなかやりおるな。だが、これではどうかな?」マイナーで《符呪》《呪文》《パワースペル》、オートで《能力強化》、メジャー《ダークネスフレア》で対象は蘭に。《高等魔術理論》を入れてCrt値10。(ころころ)達成値20。
セブン:生きていられる?
冥:確か、蘭も自力復活できたはずだけど…。
M☆キョンシー:こ〜い!(ころころ)達成値20、ぎりぎり!「ひきつけて…かわす!」
冥:あ、自分で避けたか(笑)。
GM/黒魔道士:「やりおるわ…」では、次の方どうぞ。
冥:んじゃ、トドメはセブンに任せます。殺っちゃってください(笑)。
M☆キョンシー:殺っちゃえ〜!
セブン:ぷ、とタバコを吐き捨てて「やっぱりてめえはただの障害だぜ…。このまま押し通るが…」アイスラッガーを構える。「…恨むんじゃねえぞ」(ころころ)6ゾロクリティカル!(一同拍手喝采)
M☆キョンシー:ダイスの神様降臨!
冥:凄いなぁ。ダイス目までヒーローみたいだ(笑)。
GM:(ころころ)ダメです。ダメージどうぞ!
セブン:オートで《死神の刃》発動。HA《剣魂一擲》も使用。エゴを3つ固定。もらったAGPと合わせて5点使用。《英雄伝説》も発動するのでダメージは6D6+14D6+33。
GM:来い!
セブン:後ろに構えたアイスラッガーを演出で投げつける!「…アイスラッガーなんて名前は伊達じゃねえぜ!」(どざらららーっ)93点の〈光〉!
GM/黒魔道士:「コレを喰らってはまずい! ならば…ダークネスフィンガー!」《シールド》の演出(笑)。
冥:あ、《剣魂一擲》入ったから、〈魔〉属性だよ…結果は同じだと思うけど(笑)。
セブン:ですな(笑)。
GM:アイスラッガーを押し戻そうとするが、抗し切れず悪い魔法使いの喉仏に深々と突き刺さる!
セブン:「…ひとつ忘れているぜ」
GM/黒魔道士:「ヒューヒュー(…何がだ?)」
セブン:「ウルトラセブンは無敵のヒーローだった。てめえみたいな奴に負けるようには出来ちゃいないのさ」アイスラッガーが回転して戻ってくる。「約束どおり、押し通るぜ」
M☆キョンシー:「苦しみ眠れ…永劫な」剣の血を振り払って。

GM:(突然)あああ! しまったーーー!! ごめん! マジで忘れていた(笑)。
M☆キョンシー:…なんですか??(汗)
セブン:いや、別にパンドンネタはいい(笑)。
GM:俺がやりたかった…アイスラッガーを投げ返すのを(笑)。
セブン:それは最強の怪獣と戦った時でいい。こんなチブル星人クラスに使われたくない(笑)。
GM:そうか、確かにね(笑)。

冥:さて、HA《永劫より》で復活しよう。バラバラに切り刻まれた肉片が寄り集まって、元通りの肉体に組み上がる。「…大したものだ。さすがに無敵のウルトラセブンと呼ばれただけあるね」ぱちぱち、と拍手を送りながら立ち上がる。
セブン:「ようやく、わかったか」
M☆キョンシー:「傍観か…いいご身分だな、貴殿」
冥:「見せ場は主役に譲るものさ」軽く肩をすくめる。
M☆キョンシー:ぱさぱさと翼を出して撤収しようっと。
セブン:「おう、マジカル☆キョンシー。達者でな」
M☆キョンシー:「キョンシーではない!!」退場しま〜す。
セブン:「…わかってるよ。ありがとな」肩をすくめて。
冥:「さて、玉三郎くんは病院に運んであげるとしようか…」携帯電話で救急車を呼ぼう。
セブン:「…ま、話を聞くにはそれしかないか」


GM:それでは、シーンを病院に移す前に人間性の回復してください〜。
冥:まだプラスなので問題なし。
セブン:人間性はプラス。
M☆キョンシー→蘭:人間性プラス2です。
GM:では、問題無しということでシーンを切りますね。


 

■エンディングフェイズ■


●シーン10 『ネコ、帰る』  共通ED

○病院


GM:では、病院に玉三郎が全身ギプスをはめられた状態でベッドに寝ています。
冥:ボクは玉三郎くんが寝ているベッドの横で、見舞いのリンゴを剥いていよう。
セブン:じゃあ、こっちも来ていよう。
蘭:瑠璃もいますよね。いっしょにいます。
冥:「…いやぁ、今回は災難だったねぇ」さも気の毒そうに玉三郎くんを見る。…ボクのせいだけど(笑)。
GM/玉三郎:「なぜだろう友よ。私は君の顔を見ると猛烈な怒りに囚われるのだ。君から何かされた覚えは全くないのだが、何か心当たりはないかね?」
冥:「気のせいじゃないかな? 疲れているんだよ…きっとね」心配そうな表情を崩さず。
セブン:「やあ、素直な協力感謝するぜ」あの後、ごねる玉三郎を徹底的にどついて無理やり瑠璃を治させた、と。
GM/瑠璃:「おかげで元に戻れたのだけど…なぜか、素直に感謝できないのよね…」ちなみに折れていたのは右足だけだったのに、残りの骨まで折られてようやく首を縦に振った玉三郎(笑)。
蘭:「やっぱりそう…あたしもなの」瑠璃の喉を撫でても反応しないかどうか確かめつつ。
GM/瑠璃:「ちょっと、蘭やめてよ。くすぐったいよ」
セブン:「まあ、なんだ。折れた骨は俺の若気の至りだと思って許してくれたまえ。できるよね? 教育者だもんね!?」
冥:「……」微笑みながらリンゴの皮を剥いている。しゃりしゃり、と小さな音が部屋に。
GM/玉三郎:「ヒィ…く、来るな! いや、来ないでください!」セブンを見て子供のように怯える(笑)。
セブン:「うむ…すっかり恐怖症になったようだ。失礼な。…まあ、何にせよ一件落着して良かった良かった」
GM/瑠璃:「でも、今回は本当にありがとうねセブン。私、本当に感謝しているわ。言葉では言い表せない程…」
セブン:「まあ、その、なんだ。気にするな…あのよ」
GM/瑠璃:「…うん。ありがとう。…なに?」
冥:告白ターイム!
蘭:「全く、それにしてもあたしが迷ってる間に片付けるなんて…お邪魔かな」部屋の外へ出て、ドアに耳つけて聞く。
セブン:「ちょっと、話があるんだが…」照れて咳払いしながら「…よし、覚悟は決まった。いくぜ。俺は…」
冥:ボクは素知らぬふりをしてリンゴを剥いている。
GM:瑠璃は緊張した表情でセブンの言葉を待っています。
セブン:「俺は…お前のことが……す…」
GM:そこでがちゃり、と扉が開きます。
セブン:「ん…?」
GM/男子生徒:「瑠璃、遅いよー。いつまで待たせるんだよ!」
冥:ああぁぁ…(ほろり)。
GM/瑠璃:「ごめん、高志。ちょっとセブンに…ほら、私がお世話になった人にお礼を言っていたの」
セブン:「…えーと。…あのう…二人の関係は…?」
GM/高志:「あ、この人が…今回は俺の『彼女』の瑠璃を助けていただいてありがとうございました!」と、爽やかな笑みを浮かべて手を差し出す(笑)。
セブン:「…あ…はははは…あ…たいした事じゃねえよ…うん」手を握り返す。
GM/瑠璃:「セブン、本当にありがとうね。それじゃ悪いけど、私これから高志とデートだから先に失礼するね!」
セブン:「し…幸せに…」力なく手を振る。
GM/高志:「本当にありがとうございました。それじゃ!」二人仲良く手を繋いで病室を後にします(笑)。
冥:そうだよねー。あれだけ良いところ見せて振られるには「既に彼氏がいた」しかないよねー(笑)。
蘭:そんなセブンに愛の手を。最後にちょっと演出入れさせてください。
GM:はいな。どうぞ(笑)。


冥:静かになった病室に、暫しリンゴを剥く音が響く。
セブン:がっくりと項垂れる。「…つーことはなにか…俺は戦う前から既に負けていたのか…」
冥:「…さぁ剥けたよ。玉三郎くん、断くんも良かったらどうぞ。それとも食べさせてあげようか?」にこにことリンゴの皿を差し出しつつ。
GM/玉三郎:「私は手が使えないから頼もうか」
冥:「はい、アーン♪」と爪楊枝に差したリンゴを差し出す(笑)。
セブン:「ええぃ、畜生!」玉三郎の分を奪い取って、病室から出て行こう。
蘭:部屋の外で。「あ〜あ、可哀想に…ちょっとサービスしようかな♪ いい奴だったし」残りのAGPで《歩く影法師》使って《歪曲する真実》をコピー。セブンは瑠璃のことを好きにはならず、別の人を好きになった。それと赤い覆面=蘭という考えは2人には全くないという風に変えます。
セブン:おおう?
蘭:「さてと帰ろっかな」病院を出ます。
冥:おやまぁ。…けどそれ、その『別の彼女』にも振られるんじゃない?
蘭:さあ? そこまでは面倒見切れません。このシナリオのみで別の人って言ったら蘭か赤覆面の人になっちゃいますけど、その辺はご自由に。
セブン:いや、『赤い覆面が好きになって、かつその正体を蘭だと知らない』状態にされたのかと思った(笑)。
蘭:それでもいいですよ。ご自由に。
冥:それは……救いなのだろうか?(笑)
セブン:いや、それはさすがにアレなので。今回は帰りがけに見た看護婦に惚れて、即撃沈したということで(笑)。
蘭:じゃあ蘭のことを好きになってください(ぇ
セブン:まあ、蘭のネタはまた同じ卓に入った時にでも考えます(笑)。

 厳密に言うと、HA《歪曲する真実》で隠蔽できるのは「一つの真実」なので『瑠璃への恋心』と『蘭の正体』を両方改竄するのは無理かなぁ(笑)。
 更に付け加えると、セブンが必ず失恋するのはPLがそう設定したから=PL自身の希望です。ラヴの押しつけは駄目だよねぇ、うん。


GM/看護婦:「ごめんね…貴方のことよく知らないし…それに…その髪型はありえないから!」(笑)
セブン:「ぐはあ!」
冥:悲劇だなぁ(笑)。
蘭:「また次がある。がんばって♪」見かけて、微笑んで帰る。
セブン:「掴んでみたら、泡だった…か。ま、毎度のことだしな」肩をすくめて歩いていこう。やりたいことはやった(笑)。
冥:「…ふむ。ボクもそろそろ帰ろうかな。じゃあ元気でね、また会おう……メビウス」断に手を振り。「玉三郎くんも、困ったことがあったら相談してくれて良いよ。ボクはいつでも手を貸すからね」慈母の如き笑みで。
GM/玉三郎:「ありがとう友よ。やはり、君こそ我が生涯の友だ!」
冥:「うんうん……たとえ、キミがイヤだと言っても手を貸すけどね(にやり)」聞こえないように呟いて、病室を出ます(笑)。



GM:ではこんなところで、エンド! お疲れ様でした〜。
一同:お疲れ様でした〜。
冥:…………いや、今回は暴走しすぎた。正直スマンカッタと言うか…申し訳ない(平伏)。
セブン:いや、落ちるところに収まったので、結果オーライで(笑)。
蘭:結果オーライです、気にしないでください。
冥:《歪曲する真実》は危険すぎるHAだった…やっぱり元に戻そう(^^;)
GM:まずは数々の不手際、本当に申し訳ありませんでした! このリベンジは近いうちにまた玉三郎を使ってやりたいと思います!
セブン:玉三郎かよ(笑)。
GM:本当はギャグセッションは二回続けて失敗しているので、正直気は進みませんが…大失敗したからこそ、このキャラを使ってもう一度チャレンジします!(メラメラ)
蘭:その時はまたよろしく〜。
GM:もう少しキャラが立つように頑張ろう。
セブン:次は猫耳メイドでも作るのかね、玉三郎は(笑)。
GM:先に言わないでよ(笑)。
セブン:やるのか(笑)。
蘭:次は猫耳化アイスとか(笑)。


 ―――と、いうわけで。この話はリプレイ第55話に続くのでありました…。



To be continued...


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