第54話
獣達の慟哭

●今回予告●

大事なものを失った。

贖いを求めた。

されど、ソレは人の法で遮られた。

行き場を失った復讐の牙が、振り下ろされる。

Beast Bind New Testament
『獣達の慟哭』

汝、獣の怒りに立ち向かわん。



オープニング ミドル クライマックス エンディング

■プレセッション■


GM(夜叉丸):今回は、ちと変わった形式でいきやす。まずはハンドアウト。


●PC1(琴月 砕紀)ハンドアウト

 最近、おしゃまなお客さんをよく見る。平日なのに、お昼になるとやってくる少女。
 汚れた小銭だけで、150円の半チャーハンをいつも注文する。
 少し気にかかるのは、手足や顔によく包帯を巻いていることだ。
 理由を聞くと、少女はいつもはにかむだけ。
 言葉遣いは子供っぽさを感じるが、どこか達観しているようだった。
 だけど、少女と話していると何故か心が安らいだ。

 ある時から、少女は店に現れなくなった…それと同時に嫌な噂を聞いた。

 シナリオエゴ:少女 (関係:肯定的なもの)



●PC2(美香・レイフィールド)ハンドアウト


 昼休み、担任の先生に呼ばれ書類を手渡された。それと同時に、携帯電話が鳴り出す…叔父からだった。
 神出鬼没で自由人な叔父は、いつもこういう風に厄介ごとを依頼してくる。
 だが、今回は簡単な頼みごとを一つされただけで済んだ。
 自社系列の輸入会社の社長に、書類を届けて欲しいと。
「話は通してあるので、よろしく頼む」そう言い残し電話は切れた。
 貴女は仕方なく、苦笑する先生に見送られ、叔父から教えられた会社に向かって歩き出す。

 シナリオエゴ:魔獣 (関係:任意)



●PC3(紫藤 幸見)ハンドアウト

 貴女は幾つもの死を見てきた。それは、悲しいことだ。
 ただ、貴女は死神だった。苦しくもあるし悲しくもあるが…それは日常だった。
 だから気が付けなかったのかもしれない。
 ――――飼い主を失った獣の叫びに。

 貴女は真夜中に目が覚めた。
 ふと枕元を見ると、薄汚れた牛乳の缶と下手糞な字で書かれた紙切れが一枚。
 紙には『ありがとう、さようなら』と書かれていた。

 シナリオエゴ:戌亥 八尾いぬい やお  (関係:任意)


●PC4(綾瀬 誠)ハンドアウト

 君の元に、豪勢な招待状が届いた。
 中にあったのは『獣達の慟哭』という舞台への招待状だ。
 何か、嫌な予感がする。そんな時―――自分の真上から、何かが砕ける音がした。

 シナリオエゴ:招待状の送り主 (関係:任意)



Cerva:ちなみに、ハンドアウトの少女、どんな外見かは聞いてもいいですか?
GM:それすら未定!(くわっ
Cerva:Σ( ̄◇ ̄) なんとっ
GM:あるのはNPCの背景とシナリオのみ。外見など不要! あとはリクエスト次第。お望みなら寝る時は褌少女でもいいぞい。
Cerva:いくらなんでもそれは(汗)。
GM:じゃぁ語尾が「にゃふぅ」でもOK。
Cerva:うーん…年齢とかも特には指定無し?
GM:うん、バインバインでもOKだよ。あ、老婆でもいいけど様にならないよ。
Cerva:そんな冒険致しません(汗)。んー……名前は白河 碧沙しらかわ へきさ  、年は14-17の黄金ヒロイン年齢(ぇ)。体型はやはり細い(病弱っぽい)方が良いかなと思ったり。性格その他に関してはお任せします。
GM:ほいほい、んじゃ年齢は間とって15歳、体型は細いと。あいあいさ〜。じゃ服装は色落ちした、よれよれのTシャツとスパッツてことで。
Cerva:らじゃです。
GM:と、今回のセッションの自己紹介は変則的に参ります。ので、ちとお付き合いお願いします〜。
一同:は〜い。
GM:というわけで、PC1→PC2→PC3→PC4の順番で絆とってちょ〜。
Cerva→砕紀:了解。美香さんには絆/守護を取りたいと思います。女の子には優しくしろよっ(ぇ
阿修羅猫→美香:では幸見さんに絆/憧憬で。「あの瞳が素敵ですわ」みたいな(笑)。
麻那→幸見:誠くんに絆/興味かな。どっちかというと彼に封じられた『鬼』にだけど。
眠たい奴→誠:では、砕紀さんに絆/連帯感を取ります。
GM:んじゃま開始します〜。自己紹介とOP、同時にいくぜ!


 

■オープニングフェイズ■

●シーン0 『開幕ベル』  マスターシーン

○何処とも知れぬ舞台


(SE:壮大な音楽)

 ――――幕が開く、そこに現れるは道化師。

「本日は、舞台獣達の慟哭に来てくださいまして。真にありがとうございます」
(仰々しく一礼)
「それでは、本日の舞台を務める役者のご挨拶から始めさせていただきたいと思います」

(暗転)

「まずは琴月 砕紀殿、偽りなれどその盾は無敵也。我こそは矛盾の矛を打ち破る者!」

(スポットライトが砕紀に当たる)


琴月 砕紀ことづき さいき 虚偽の盾リューグ  プレイヤー:Cerva
 【マジシャン/マジシャン】 年齢:26歳/性別:男/カヴァー:自営業
「―――この“力”は護るためにある。もう誰も傷つけさせない…!」
 ある時は平凡な飯処『月見屋外伝』の店主、ある時は怪しげな気功治療師。
 その正体は、とある魔術機関の実験体。廃棄処分寸前のところを、研究員の温情により救われた。
 能力的には回復・防御系に特化しており、攻撃能力は一切持たない。
 外見は痩せぎすでボサボサ頭、時々無精髭あり。何故か常時サングラス着用なので怪しさ倍増。
 多分に天気屋だが、いい人。主に勢いで行動し、飄々としていたり急転落下に落ち込んだりと忙しい。
 所持HA:《魔法の国よ》、《リセット》、《ヴォイド》

「そして、この男が守護するモノ。
 美香・レイフィールド嬢、その身に宿すは破魔なる刃。傍にいるは科学の知恵という名の鎧!」


(スポットライトが切り替わり美香に当たる)


美香みか・レイフィールド“恐怖の七月”ザ・セブンムーン・オブ・デスクゥ  プレイヤー:阿修羅猫
 【アーティファクト/イレギュラー】 年齢:9歳/性別:女/カヴァー:小学生
「瑠希、行きますわよ…ラプラスウェポンシステム起動…コネクト」
 食料品から防衛システムまで扱うアメリカの複合企業、レイフィールド社の長女。
 何一つ不自由のない生活を送っていたが…九歳の誕生日に魔物が屋敷を襲撃、父と家人を惨殺した。
 美香は魔槍の力を発現させて魔物を斃したが、瀕死の母は美香の力を見て発狂、還らぬ人となった。
 それ以降、美香は魔物の力を否定しつつも、他の魔物を斃すための力を欲している。
 いつも一緒の妹『瑠希』は、未来演算システムを搭載した試作型人造魔器。彼女の台詞は『この色』で表記される。
 所持HA:《剣魂一擲》、《電光石火》、《運命の紡ぎ手》

「美香が憧れる少女、その儚げな容姿で何を思う?
 紫藤 幸見嬢、その身は噂の化身、世界を殺す者のエゴより生まれし死神! 今日も愛犬シロと共に街を往く!」


(スポットライトが切り替わり幸見に当たる)


紫藤 幸見しどう ゆきみ死瞳姫  プレイヤー:麻那
 【レジェンド/セレスチャル】 年齢:13歳/性別:女/カヴァー:中学生
「――――私の瞳が、全てを殺す…」
 とある事件(*『聖者原罪』リプレイ第1話参照)を切っ掛けに、旧い『死神』の血脈が覚醒してしまった少女。
 元は自閉症気味だったが、事件当時の記憶を思い出したことで精神的に大きく変化を遂げた。
 今の彼女は『少女らしい心』と『死神としての自我』が入り混じっているため、周囲には不思議な印象を与える。
 死神としての姿は、子犬の幽霊を連れた和服美少女。紫色の瞳は、見つめたモノ全てを『死』へと導く。
 かつて奪った30人分の命の償いとして、『世界に害なすモノ』を狩る使命を己に課している。
 所持HA:《遠くからの声援》、《虹のむこう》、《アドベント》

(暗転、道化師にスポットが当たる)

「そして、幸運なる観客が貴方でございます。綾瀬 誠様」


綾瀬 誠 あやせ  まこと魔払鬼まはらおに  プレイヤー:眠たい奴
 【イレギュラー/マジシャン】 年齢:17歳/性別:男/カヴァー:退魔師
「――――人に仇為す魔を祓う。それが“魔払鬼”の役目だ」
 古くからある退魔師の家系、綾瀬家の次期当主。現在は当主になる為に1人修行中。
 元々はただの人間だったが、魔と戦う力を得る為、体内に『鬼』を封印された。身体中に彫られた印字はその証。
 魔払鬼とは綾瀬家に所属し、自らの体に鬼を封じた退魔師が名乗る称号のようなもの。
 彼らは魔と戦うため身体に『鬼』を封じ、人ならざる鬼となって魔と戦う力を手に入れる。
 しかし、中には封じられた鬼を抑え込めず、鬼に“喰われて”魔に堕ちる者もいるという…。
 所持HA:《歩く影法師》、《歩く影法師》、《万色の魔術》


(げらげらと笑い転げる道化師、フェードアウト)



幸見:…か○くりサーカス?(笑)
美香:なんか凄いですね(笑)。
砕紀:弁士を彷彿とさせる演出だ(笑)。



●シーン1 『夢からの招待状』  シーンプレイヤー:綾瀬誠

○誠の寝室


GM:というわけで綾瀬くん、君は前シーンのような夢を見た。
砕紀:そんな夢を見たのかっ!?
GM:そして枕元には、一通の壮大でけばけばしい招待状がある。
誠:「………なんだぁ?」とりあえず辺りを確認。窓が開いてたりとかしますか?
GM:勿論閉まってます。というか、鍵も閉まっています。誰も入れるような状況ではありません。
誠:「………」用心して招待状を取って観察します。送り主の名前とか書いてありますか?
GM:『道化師より愛を込めて』と書いてあります。というわけでAGP1点プレゼント。
砕紀:Σ( ̄□ ̄;) す、すごいぜ道化師…手紙越しで愛を送るかっ!
幸見:旧約サンプルの『地獄の道化師』でも出てきそうね…。
誠:い、いただきます。「…道化…ねぇ」心当たりは無いですよね?
GM:もちろ…

(SE:ぱきん)

GM:頭上で何か割れるような音がしました。
誠:「!?」少し下がって、音の方を見ます。
GM:音がした方は天井です。何もありません。心当たりはあります。あなたによく舞台のチケットなどをくれる人がいます。半魔の友達です。その人はいつも、このような券の渡し方をします。害はありません。安心です。大丈夫です。
誠:あ、心当たりあるんだ。ちょっと意外…。

幸見:……明らかに怪しいんだけど。
砕紀:PLは怪しいと思えるけど、PCはそうとは感じない…策謀の匂いがするぜぃ。
GM:ふふりぬ〜(笑)。いや旧約手に入れたら面白い記述があったので実践中。

誠:「…誰かいるのか?」
GM:返事はありません。気のせいでした。貴方はそう思いました。

(SE:ぱきん)

誠:「………疲れてんのかね…」気にせず布団に入ります。
GM:というわけで、[SA:『獣達の慟哭』の舞台を見る]をプレゼント〜。ついでにエゴ:招待状を送った人もプレゼント。
誠:拝領します。

砕紀:SE(効果音)が怪しい…いったい何だろう?(汗)
GM:うふふふのふ〜(笑)。
誠:ああ!! 何かヤダ! めちゃ怖い!
美香:たしかに怖い。

誠:……道化師に対して絆……絆………取りたくないけど絆/友情を取ります。ああ、やだ〜。
幸見:絆じゃなくて、エゴじゃないの?
GM:おう、絆でもOKですよ〜。
誠:何だか友人らしいので、とりあえず絆かな?と。………とっても怖いけど………。
幸見:あ、GM。聞き忘れたけど、今日は絆チェックとか普通にやるの?
GM:あい、普通にやります。また、絆をエゴに戻すことも出来ます。これは無判定で。

▼絆/エゴの変化
誠:
道化師に絆/友情を取得。




●シーン2 『舞台設定その1:少女』  シーンプレイヤー:琴月砕紀

○回想/少女との想い出


GM:君が昼のピークを終えたお店で休憩していると、いつもの常連さんがやってくる。
砕紀:「ふぅ、場末だってのに来る時は来るんだなぁ…お」
GM/碧沙:「お料理屋のお兄ちゃん。まだお店開いてる?」よれよれのTシャツに痩せ細った体、だけどその愛らしさは失われていない儚げな少女がやってきます。君の店によく来る常連、注文はいつも決まって半チャーハン。ただ、君がいつも気になってしまうのは腕や脚。時には顔の半分も覆うであろう包帯。そして青痣などの跡だ。
砕紀:「いらっしゃい。大丈夫だよ」サングラス越しでも温かな笑顔。
GM/碧沙:「うん、じゃあ半チャーハン頂戴♪」
砕紀:「はい、ちょっと待ってね」ひとまずは注文を作りに行きます。
GM:では待っている間、碧沙は椅子に座って脚をぶらぶらさせ、眼を瞑りながら砕紀が奏でる中華料理の音を聞いています。
砕紀:「よし、漆、これをいつもの所に」そう言ってお盆に載せたのは3/4程の炒飯。ファミリアの漆が「はーい。お待ちどうさま♪」と持っていきます。
GM/碧沙:「わ〜い、漆おねえちゃん。ありがとう♪」
砕紀/漆:「どういたしまして♪」
GM:美味しそうにチャーハンを頬張りながら、いつものように他愛の無い会話…だけど、気になる会話が少し混じっていた。「あのね、あのね碧沙ね。お兄ちゃんが出来て、もうすぐお父さんにも会えるんだ〜♪」
砕紀:「へぇ、そうなんだ」内心ちょっと疑問に思いつつ、表には出しません。
GM/碧沙:「ご馳走様でした。美味しかったよ。お兄ちゃん♪」やがて食べ終えると、いつものように汚れた小銭で料金を支払い、いつものようにテケテケと走って出ていった。
砕紀:「お粗末さまでした。あ、ちょっといいかい?」少し引き止めます。
GM/碧沙:「ん、な〜に?」ぴたと脚を止めて振り向く。
砕紀:「おいちゃんは、少し治療とかその辺に詳しいんだけど、良かったら診せて貰えないかな?」暗に傷を示し。「こんな怪しいナリだけど、結構評判いいんだよ」
GM/碧沙:「ん〜、いいけどぉ」では恥ずかしげもなく包帯とかTシャツを捲くる。素人でも判る、体罰による殴打、熱湯などの傷跡だ。
砕紀:「…漆、ちょっと入り口閉めてきてくれ」
GM/漆:「はーい」がらがらと扉が閉まる。
砕紀:GM、治療と…できれば軟膏と称した《治癒》を試みたいのですが、どうでしょう?
GM:OK、演出だから人間性は消費なしでOK。
砕紀:感謝。一応振ってみます、(ころころ)17点回復。
GM/碧沙:「わ、痛くなくなった。すご〜いお兄ちゃん♪」回復しすぎて鼻血出るぞ。
砕紀:出目は悪い方なんだけどな(苦笑)。では新しい包帯を巻きます。
GM/碧沙:「わ、綺麗な包帯だ〜♪」まきまき、綺麗に巻かれた。
砕紀:「…差し出がましいかもしれないけど、もし辛かったら、いつでもここに来て良いからね?」サングラスを外し、真摯な目で彼女を見ます。漆も横でうんうんと頷く。
GM/碧沙:「うん、また明日も来るね。お兄ちゃんも漆おねえちゃんと仲良くしてね〜。それじゃ行ってきま〜す」
砕紀:「…うん、気をつけてね」漆も「また明日ね〜」と。
GM:そうして少女は手を振りながら駆け出していった…だが、少女が言った『明日』は未だ来ない。というわけでシーンを切る。んではシナリオエゴ:白河 碧沙、[SA:白河 碧沙を探す]をプレゼント。
砕紀:碧沙に絆/助けるを取得します。救済や守護はまだ早いから……って、絆の内容を変更するのにも判定いります?
GM:なしでいいよ〜。
砕紀:感謝〜。

▼絆/エゴの変化
砕紀:
白河碧沙に絆/助けるを取得。



美香:この子、何歳くらいだろう?
GM:14〜15才ぐらい。
美香:もうちょっと幼いのかと思ってた。美香より年上ですね。



●シーン3 『舞台設定その2:事件』  シーンプレイヤー:美香・レイフィールド

○職員室


GM/先生:「…ということだから、美香さん。気をつけて行って来てね」
美香:「じゃあ今日は早退ということでお願いします」そのまま校舎外に。「ねえさ〜ん…カバン忘れてるよ」
GM:そのままテクテクと会社の前まで行くと、受付の人も顔見知りなのか「ああ、ご苦労様」という日本人独特のあの笑みを浮かべて入館カードを出してくれる。
美香:「ごくろうさまですわ」瑠希と二人で奥へと進みます。
砕紀:……ふ、考えてみたら砕紀の社会判定値2。登場は厳しくなりそうだ(遠い目)。


○社長室

GM:では社長室の前まであっさり着きます。
美香:とんとんとノック。「失礼しますわ。美香・レイフィールドですわ」返事も待たず中に。
GM:うん、血の海だ。大人一人分の肉の塊と血がいい感じに分断されて、そこら中にぶちまけられている。

誠:うわ、スプラッタ……。
砕紀:…………………………ほのぼの雰囲気一切合財完全粉砕!?(落ち着け

美香:「………トマトジュースですか?? 焼肉パーティ?? …!!!」一瞬きょとんと…気づいた。「!! 姉さん、これは血!」瑠希がさっと庇うように前に出る。
GM:辛うじて残っている頭と胴体の前に、獣が一匹いて前足でその肉塊をつついている。獣は形容しがたい容貌だ。狼をベースに狐の尻尾が四本。背中には蝙蝠の翼。全身に鱗などが生えている。
美香:「!!!」槍を召喚、臨戦態勢!
GM/獣:「!?」獣は気がつくと、窓をぶち抜き外に飛んでいった。
美香/瑠希:「逃げた…??」窓の方を警戒して。
GM:ええ逃げました。そして、社長は死んでいるぜぇい。
美香:「…こういう場合、救急車でしょうか??」「警察か…お坊さんじゃないかな」
GM:シナリオエゴ:魔獣と[SA:魔獣を見つけ出す]をプレゼント〜。
美香:魔獣に…エゴ/敵意をとります。
GM:ではシーンを切りま〜す。

▼絆/エゴの変化
美香:
魔獣にエゴ/敵意を取得。




●シーン4 『舞台設定その3:獣』  シーンプレイヤー:紫藤幸見

○幸見の寝室


GM:幸見はすやすや床についている。不意に、何か懐かしい匂いがすると、耳元にことりと何かが置かれる。そして一陣の風を君は感じた。
幸見:「……シロ? …誰かいたの…?」ゆっくり起きあがって。
GM:シロはこっちで演出OK?
幸見:基本が犬だから喋りませんけどね(笑)。仕草や視線で意志を伝えるとか、そんな感じで。
GM:あいあいさ〜。シロは窓を見つめた。その窓は開かれている。そして悲しそうに首を振った。
幸見:「……どうしたの…これは、何…?」置いてあった物を見ます。
GM:汚れた缶ミルクと、紙切れには汚い字で『ありがとう。さようなら』と書かれている。
幸見:「……これ……八尾くん…?」手紙を読んで、窓から外を見る。
GM:一瞬、四本の狐の尻尾だけが見えた。
幸見:「…どうして……『死』が視える…」小さく呟く。
GM:というわけでシーンEND。シナリオエゴ:戌亥八尾、[SA:手紙の意味を聞く]をプレゼント〜。
幸見:エゴなの?
GM:絆でもOKす。
幸見:了解。八尾くんへはエゴ/友情を取っておきます。唐突に別れを告げられたので、一方通行な感じで。
砕紀:なるほど、チョイスがニクいぜ。 Σd

▼絆/エゴの変化
幸見:
戌亥八尾にエゴ/友情を取得。



GM:というわけで…っしゃあ! 1時間でOP全部終了!
砕紀:負けたぁっ!(←OP1時間で終わらせられないヤツ
GM:では、ミドルいきま〜す。


 

■ミドルフェイズ■


●シーン5 『第一幕:殺戮の獣』  シーンプレイヤー:美香・レイフィールド  登場難易度:7

○警察署前

GM:というわけで、社長室の残虐非道な現場を見た貴女達は、警察に連絡をして事情聴取された後、解放されて警察署の前に立っている状態です。
美香:「はあ〜疲れましたわ」肩を回しつつ。「まあ結構かかったからね」今、何時くらいですか?
GM:夕方4時ぐらい。
美香:「さて、これからどうしましょうか…とにかくあいつをほっとけませんわ」警察では死霊課が出てきたんでしょうか? それとも夢でも見たんだろうとはぐらかされたんでしょうか。
GM:もちろん死霊課にお話が回り、どうしようかという状態です。

(舞台裏)
砕紀:うーん…碧沙の行方を砕紀が警察に聞くのは…逆にお縄なヨカーン。死霊課訪ねればそうでもないだろうけど。
GM:だいじょ〜ぶ。というわけで捜査をしたい、登場したいなどあればよろしく〜。
砕紀:お、では登場を試みたいです。理由は前途の通り。
GM:どんぞ〜。


美香/瑠希:「ここは警察に任せた方が…て言っても聞かないんだろうな」(独り言)「どうしましょうか…いったん…いえ、まず…」ぶつぶつ。
砕紀:登場判定(ころころ)成功っ! 碧沙の事を死霊課の知り合いに聞いた帰りかな?
GM:OK。ちなみに聞きたい情報があれば、「こういう情報を知りたい」と言えば情報判定できますので。
砕紀:おぉ、では『碧沙の家庭事情』と『碧沙の行方』を調べたいです。
美香:『魔獣』と『襲われた会社』について調べたいです。
誠:……情報出回ってないだろうし……今回は見送りかな?

(SE:パキン)

砕紀:謎の音が来たっ!(汗)
GM:アーツ《不幸な通りすがり》使用。綾瀬は何故か通りかかりました。

(SE:パキン)

砕紀:Σ( ̄□ ̄) 誘導されてる!?
誠:いやぁぁぁあ!!
幸見:NPCが使ってくるか…この珍しいアーツを(笑)。
GM:んじゃ、砕紀の方だと〈情報:噂話〉で判定。難易度は5、10、12の三種類。美香は〈情報:魔物〉だと『魔獣』、〈情報:企業〉だと『会社』について調べられます。
砕紀:〈情報:噂話〉か…なら通常通りに振ります。情報屋込み(ころころ)出目4!? Σ( ̄□ ̄;) 達成値10…今日は出目が悪いのか? そうなのか?(ガクガク)
GM:では10までで判る情報を〜。
砕紀:はい、お願いします(泣)。

>白河碧沙
 どうやら白河碧沙は精神の成長が遅く、母親に虐待を受けていたようだ。
 また、毎日小銭を拾っては、とあるお店に入り浸っていた。母親は離婚暦があり、母子家庭のようだ。


GM:以上です。
美香:まず〈情報:魔物〉で調べます。
GM:あ、1シーンに調べられる情報は各自一人一つだけだから気をつけてね。
砕紀:御意(汗)。
美香:了解です。情報屋こみで(ころころ)ダイス目3〜。「あまり回線状況が良くありませんわね…」達成値10です。
砕紀:美香ちゃんまで…何が起こるんだ、いったい(汗)。

>魔獣
達成値5:
とある魔獣と姿形が似ている。
達成値10:その魔獣は好きだった女性を人間に殺された。それが原因で堕ちていてもおかしくない。


GM:ということです。
美香:「なんか情報が足りない気がしますわ」携帯をいじりつつ。「後でやり直してみたら?」覗き込んで。
誠:「…よぉ店長(=砕紀さん)。何やってんだ?」何故か通りかかりました。……怖いよぉ(泣)。
砕紀:「(…予想通り、か。あまり良い情報ではないですが…)…ん、あぁ。綾瀬君、どうも」手を振る。
誠:「何やってんだこんな所で? 何かやったのか?」
砕紀:「いや、ちょっと調べものがね」曖昧に。

(SE:パキン)

GM:情報判定、魔獣についてです。(ころころ)達成値15。最終情報出ましたです。
誠:ああ、鳴ってる…なんか鳴ってる…。

(SE:パキン)

GM:というわけで、綾瀬は魔獣の情報全部ゲット。
幸見:……何故にGMが情報収集判定を振るの?
GM:ふふりぬ〜(笑)。
誠:え? え? なに? なんで?
砕紀:みーちーびーかーれーてーるー。
美香:誘われてますね〜。

達成値12:その魔獣の正体は『戌亥八尾』(*)という半魔。とある事件で堕ちている。

GM:…という情報をゲットなりね〜。
砕紀:そして最終情報で嫌な名前が出てきたーー!?(滝汗)
GM:というわけで綾瀬は事件のことを聞いた瞬間、その情報が頭を駆け巡るのでよろしく。
誠:駆け巡るんですね………。「ふぅん」少し間をおいてぼそっと「………こりゃ祓わにゃならんかね…」
美香:「…困りましたわ…」警察署の前で携帯いじくりながらうろうろする少女。「ねえさん…すごい怪しい」
砕紀:「…って、あれ? 美香さん?」ここで初めて気づく(笑)。
美香:「!! あら、こんなところでどうしました? 自分の趣味を押し付けすぎて逮捕されましたか?」「ねえさん…ストレートすぎるよ。あの浴衣はきっと理由があるんだって」
砕紀:「(ぶっ!)いや、そういうわけじゃない…って言うかアレは私の趣味じゃないですから!」(笑)
美香:「いえいえ冗談ですわ、人の趣味にはとやかく言いませんわ」
誠:じゃあ、美香ちゃんにも声をかけよう。「よう、チビ共。何やってんだ?」
美香/瑠希:「チビはやめてください…ねえさんの機嫌が悪くなります」「…で、どうしましたお二人とも」チビ発言はスルーで。
誠:「そりゃ悪かったな。で、何やってんだ? 子供が来るとこじゃねぇぞ?」と、しゃがんで2人に目線を合わせます。
砕紀:「本当にどうしたんですか、こんな時間に…学校で何かあったの?」放課後真っ最中のはずなのに、と。
GM:カクカクシカジカで全員情報共有したということで、言いたくないことは宣言よろしく。
美香:「いえ、ちょっとごたごたがありまして…」「…なんていうか」かくかくしかじか。
砕紀:うーん…私の方は、常連さんが最近顔を見せないってだけ伝えます。名前は告げない。
GM:了解す。そうそう、殺された社長の名前いい忘れてた。白河聡行ね。
砕紀:「…(白河……まさか………)」情報を聞いた時に、表に出さないよう努めます。
誠:とりあえず、八尾の名前だけは出しません。
GM:では情報を共有した所でシーンEND。

(*)戌亥八尾/キメラ  【ビーストトゥルー】
 GMの持ちキャラ。彼が『好きになった人を殺された』事件とは、【聖者原罪】第3話での出来事です。詳細はこちらを。
 尤も、その時には奈落堕ちしなかったはずですが…………さて?




砕紀:「美香ちゃん…9歳にしてその発言は、おぢさんどうかと思うわけさね」(涙がちょちょ切れてます。
美香/瑠希:「すいません、悪気はないんです…嘘が付けないんです(平謝り)
砕紀:瑠希 の せいしんこうげき いりょくは ばつぐんだ
誠:「……(ニヤリ)…気を付けろよ2人とも。ああは言ってるが、実は『そういう』趣味の持ち主だからな」
美香:「なら、うちの朝比奈と気が合うかもしれませんわね」朝比奈はメイドの名前です。
誠:「………その人、幾つだ?」
砕紀:「え…えと…そろ…そろ……否定を…していい?」(ぷすぷす
美香:「さあ、よく知りません。前聞いた時『女性の年は聞くものではありません、女性はいつまでも乙女なのです』って言ってましたわ」
誠:(笑いながら)「この人ロリコンだから、二十歳以下じゃないとダメなんだぞ」
美香/瑠希:「!! ねえさん…私たち狙われてる!
砕紀:「…綾瀬君、俺そろそろ泣くよ?」隅っこに行って『の』の字を書く。
誠:「いやぁ〜、俺ってSだから、いじめっ子なのよ」
砕紀:「だから、あれは漆が勝手に服をあんなにしちゃって…予備も全部改造して…他の服着ないし……」ぶつぶつ。

幸見:…さて、私はどうしよう? 次のシーンをもらって、単独で情報判定してみようかな。八尾くんに何が起きたのか。
GM:りょうか〜い。



●シーン6 『舞台調整その1:情報隠蔽』  シーンプレイヤー:紫藤幸見  登場難易度:7

幸見:適当なネットカフェにいます。知り合いに連絡を取って、八尾くんの近況と現在の行方を捜すの。
GM:了解、では〈情報:噂話〉でよろしく。1、5、10、12、15、17と段階があります。
幸見:情報屋込みで、(ころころ)達成値23(あっさり)。
GM:…ちょ、え…えぎゅぅ(泣)。…全情報を出します(涙)。
砕紀:って、幸見すげぇぇぇ!
美香:すごい情報網!
幸見:私、ヤクザの大親分やらドミニオンの主やらと親交ありますから。みんなが助けてくれるの(笑)。
砕紀:…って、幸見すげぇぇぇ!(同音異意)
美香:すごいコネ!!

>八尾の近況
達成値1:
八尾はしばらく公園で暮らしていた。
達成値5:最近は包帯を巻いた少女と仲良く遊んでいた。
達成値10:その少女の名前は白河碧沙。
達成値12:白河碧沙は父親と会いたがっていた、八尾はそれに協力すると言っていた。
達成値15:白河運輸に八尾が乗り込んでいったが、事件があり逃げ出した。
達成値17:
(検閲削除)に八尾がいるらしい。

幸見:…これで全部? この『(検閲削除)』って、何なの?
GM:うん、なぜか『(検閲削除)』って出ないんだよね。

(舞台裏)
美香:どっかから圧力がかかってる?
幸見:圧力と言うより…《歪曲する真実》の臭いがするなぁ。
砕紀:…そうすると、美香が見た魔物ってのは、事が起こった後に現場に来た八尾で、その前にあの惨状を作り出した第三者がいる…のかな。
誠:………GM。誠はこのシーン出ません。
GM:あいあいさ〜(笑)。
誠:……………呼ばれないですよね?
GM:呼ばないよ〜。
誠:………情報が足りない時に呼ばれるのかな?
GM:さぁ? でも綾瀬のSAは『舞台を見る』だからね〜。
美香:どうしよう、出てもあんまり意味がない。情報は得られるけど。
砕紀:砕紀は現段階だと接触する動機がないんだよなぁ。


幸見:…これ、異常だと気付いていいのかしら?
GM:〈知覚〉判定で20以上出せばいいよ。
幸見:クリティカルしない限り無理ね…。(ころころ)駄目。
GM:うん、では異常と思わなかった。
幸見:居場所は“何故か”判らなかったと。白川運輸の事件については、このシーンでは調べられない?
GM:ん〜、特別に調べてもOK。会社について? それとも他の何かを調べる?
幸見:その会社に八尾くんが乗り込んだ時、何かの『事件』が起きたんでしょう? その時に『誰が、何を、どうしたのか』が知りたいの。
GM:OK、それは盲点だったな。〈情報:魔物〉で判定して。難易度はかなり高い。10、15、20、21だ。
幸見:(ころころ)ダイス目3、達成値16…まずい。
砕紀:どうしたんだ今日の情報は、えらくガードが硬いぞ!
美香:呪いかな、この低さは。
幸見:《都市伝説》で振り直すね。(ころころ)達成値22!
GM:おおう!?
砕紀:おぉ、達成や!
美香:すごい情報網、ホントに。
GM:は〜い、では以下の情報。

>白河運輸の事件
達成値10:
魔物がやってきて全てを切り裂いていった。
達成値15:どうやら犯人は魔物じゃないようだ。何故なら魔物は窓を割って逃げていったから。
 仮に魔物が犯人だとするなら、なぜ窓から入り込まなかったのか。

達成値20:
道化師:「おやまぁ、見つけられてしまった。仕方が無いですね」(道化師は舞台から逃げ出す)
達成値21:
道化師:「しつこいお人だ。犯人はただの人間ですよ。ほら、舞台には裏方が必要でしょ?」
達成値22:
20〜21までの記憶を失う。

GM:…という情報をゲッチュです。
幸見:「――ッ!? …今、何か…?」不快げに眉を顰める。
美香:うわ、なんか来た!
砕紀:なんだ、『忘れる』って!?
GM:うふふふふふ。
誠:うはぁ……22がイヤらしい。
美香:寸止めしないとダメ??
GM:もちろんPLは覚えていてOKだよ。PCはダメだけどね。
誠:忘れられません。いろんな意味で(笑)。
砕紀:すげぇ、こんな情報の使い方は初めてだ!(笑)
美香:メモしよっと。
GM:他にしたいこと、ある?
幸見:「魔物……に見せかけた、人間の犯罪? …だけど…」考え込むけど、答えは出ない。ネットカフェを出ます。「…不快だわ。『死』の気配はあるのに……正体が見えない…」
GM:ではシーンをいったん切ります。
幸見:あ、待って絆を。忘れるところだった…(笑)。
GM:あいあいさ〜。
幸見:まずは八尾くんのエゴを書き換え(ころころ)出目11で30…なんだかなぁ(笑)。絆/信頼で。何が起こってるのか掴めないけど、彼のことを信じていると。
砕紀:信じる心が溢れているっ!

▼絆/エゴの変化
幸見:
戌亥八尾へのエゴを絆/信頼に変更。


GM:さて、この後シーン欲しい人います?
砕紀:あ、そういえば。さっきの情報で碧沙の自宅を突き止める事って出来ました?
GM:あ、うんOK。
砕紀:なら、そちらに出向いてみたいのですが、どうでしょう?
GM:ちなみにシーンを要求しないと、自動的にシナリオ進むのでよろしく。
誠:GM。死霊課で戌亥八尾について調べる事って出来ます?
GM:できます。んじゃ、綾瀬からシーンを。
誠:お願いします。



●シーン7 『舞台調整その2:記憶改竄』  シーンプレイヤー:綾瀬誠  登場難易度:10

○死霊課


誠:シーン5の続きですか?
GM:うん。出たい人は出てもOK、分かれてもOK。
砕紀:私はこの後に白河家を訪問したいので、一度分かれます。
美香:砕紀さんを尾行したいので分かれます(笑)。
砕紀:なして尾行なのかと(笑)。
誠:………『趣味』とか『ロリコン』とかの真相を突き止めるため?
美香:いえ、美香にはこれ以上情報ないですから。瑠希の力で、なんとなく怪しい人を尾けます。

 要するに、『砕紀は怪しい人だ』と言いたいらしい。

幸見:登場判定は(ころころ)…成功、登場するわ。『魔物に見せかけた人間の事件』なら、死霊課に話が行ってそうだもの。
誠:では、知り合いの刑事に戌亥八尾について聞きます。
GM:では戌亥八尾について〈情報:噂話/魔物〉で。難易度は5、10、12、25、30ですな。
幸見:25以上は出ない…妨害されてるのは間違いないけど。
砕紀:30とか、どうやって出せっつーねん!?(汗)
美香:クリティカルとか?? でも消されそう。
幸見:…HAかな。《電光石火》とか。
GM:クリティカルだと自動的にぴったりの数値までいくっす。
美香:使いましょうか?(笑)
砕紀:こわいなぁ、使うの。戦闘で(汗)。
誠:では、〈情報:噂話〉で。(ころころ)達成値16です。

>戌亥八尾
達成値5:
戌亥八尾はビーストのトゥルーブラッド。
達成値10:彼の基本攻撃方法は敵に噛みつき、喰らうこと。獲物はちゃんと食べ、残すことは稀。
達成値12:最近、とある少女と一緒にいた。現在は死霊課に重要参考人として追われている。


誠:………すっごい微妙。今現在、何処にいるかは分からない?
GM:うん、わからないす。まだ死霊課も掴んでないからね。
幸見:「―――八尾くんに関して調べているそうね…。誠くん、何のつもり…?」と後ろから声をかける。
誠:「………『魔払鬼』が魔の事を調べてるんだ。大体は分かるだろ?」ゆっくり振り返りながら言います。
幸見:「……彼が、何かしたと言うの?」静かな瞳で。
誠:「……さぁてね。ま、死霊課に追いかけられているようなことだよ」
幸見:「有り得ない、とは言わないけど…確かなの?」
誠:「聞いたところじゃな。ま、正確なところはよく分からんからこうして調べてるんだが」
幸見:「……私も彼を捜しているの。何か…事件に巻き込まれたらしいから…」
誠:「……巻き込まれたねぇ……『起こした』って訳じゃねぇんだな?」
幸見:「えぇ…巻き込まれて逃げた、という話だわ…その後で失踪したの」
誠:「ふぅん。………確かな情報か?」
幸見:「…確かなはずよ。だけど………よく、判らないの…」(頭を振り)「…今の話だと、誠くんは『八尾くんが起こしたと思われる事件』を追っているのね。…よければ、詳細を教えて貰えるかしら?」というわけで、情報共有を要求します(笑)。
誠:「……ま、いいか」事件のこと教えます。

砕紀:でも綾瀬君が“情報を得た状況”自体が異常なんですよねぇ…カラクリ未だ読めず。
誠:急に頭の中に閃いた訳ですからねぇ………。

幸見:「…ふぅん」一通り聞いてから、物憂げに頷く。
誠:「…お前さん、これからどうする気だ?」
幸見:「……私は『死の臭い』を追っているだけ。でも…この違和感は何…?」呟いてから…ふ、と気が付いたように。「……そう言えば…誠くんは死霊課からの依頼で動いているの?」
誠:「い〜や。『魔払鬼』の仕事は魔を払う事さ。『死神』が死を与えるのと変わらねぇよ」
GM:綾瀬は何故だか知らないが、そういう情報を持っている。だけどその事は不思議と思いません。
誠:了解です。…ああ怖い。
幸見:「自発的に動いたとしても…あなたのそれは、私の本能とは違うでしょう? 八尾くんが事件を起こした…その情報を 誰 か ら 聞 い た の ?
誠:「……おいおい。そこまで言わなきゃダメか?」……音します?

(SE:パキン)

誠:来た来た来た。来ましたよ。
砕紀:来た、謎の音!
美香:あれかな、舞台で打つ木のやつ。

GM/道化師:「おやおや、レディ。役者があんまり舞台裏を気にしてはダメですよ? まったく、せっかくの面白い舞台が台無しになるじゃないか。ああ忙しい忙しい」
幸見:「……あなたは、誰?」虚空を“視る”。
GM/道化師:「私は道化師。彼が知っているのは、彼が観客だからですよ。この舞台『獣達の慟哭』の観客。観客にパンフレットを配るのは礼儀でしょう?」そして《エンディング》使用。

(SE:パキン)

幸見:…それ、対エキストラ専用アーツだけど。
砕紀:まさか、半魔に効く《エンディング》!?
GM:と、ごめん言い忘れた。これ強化版で『舞台の演出者』に効く《エンディング》です。
砕紀:うやー、なんかオリジナル世界律持ってそうだよー(泣)。
GM:というわけで、綾瀬のみが真実を記憶していられる。
幸見:何処から何処まで消されたの?
GM:道化師が現れて、真実を語ったところだけを忘れました。ただ、綾瀬が『事実を誰からか聞いた』というのは理解したっていう状態です。
砕紀:道化師を引っ張り出すの、しんどそうだ…(汗)。
美香:道化師の演出をひっくり返すようなことをすれば引っ張り出せると思う。たぶん。
砕紀:むぅ、次からは《偉大なる叡智》の出し惜しみはしないようにしよう。
GM:フラグ1チェック完了、フラグ2は半分。フラグ3はまだと。

幸見:「――ッ?!」(眉を顰めて)「…どこまで話したかしら……そうそう、その人の名前を教えてくれる?」という質問は出来るのかな。
誠:音しますか?
GM:できるよ〜。でも音はしない。ただ質問した直後、「ああ、その人に教えられたのね」と納得してしまう。
誠:では「道化師って俺の知り合いだ。結構な『情報通』でね」
幸見:「……そう。ありがとう…後で“会ってみる”わね…」と言って立ち去りましょう。
GM:やべぇ、引っ張り出される!?
誠:「ちょいまち。迷子のワンちゃんを探すなら付き合うぜ。給料泥棒と一緒にいるよか期待できそうだ」
幸見:「…別にいいけど…」
誠:「サンキュ。ま、足にはなってやるよ」バイク持ってますし。
幸見:誠くんの横で呟く。「……どうしてだろう…不自然なところは“何もない”のに…違和感が消えない…」で、退場。
GM:ではシーンエンド。くぅ、幸見には毎回、予定外の方向からパンチ食らうなぁ。
砕紀:仮にも“世界”のシステムに連なる者でしたからね。世界の歪みに敏感なんでしょう。
GM:なるほど。
砕紀:それに、奇しくも贖罪システムの設定は夜叉丸さんが原点だし(笑)。
GM:それでは〜絆とかOK?
誠:あ、幸見に絆チェックします。(ころころ)23で成功。幸見に絆/連帯感を取ります。
幸見:それじゃあ、誠くんの友人『道化師』に絆チェック。(ころころ)達成値23で…
GM:あ、目標値30ね。
砕紀:うひゃぁ、なんか目標値上がってる。
幸見:…(一瞬考えて)…エゴ/執着で。聞いただけなのに、妙に印象に残るというか、気になる方向で。
GM:ぎゃ〜すぎゃ〜す?!(悲鳴) くそ、麻那さんロールプレイ上手いから文句つけられねぇ!?
砕紀:うらやますぃ…。
美香:同感です。
幸見:何か?(邪気のない笑顔)
砕紀:Σd( ̄ー ̄) ぐっじょぶ!
GM:くそ、シナリオシート半分以上だめになったぜぇい!(吐血)
誠:ご、ご愁傷様です。
砕紀:Σ( ̄□ ̄;) 南無
幸見:…おかしいなぁ。今回はHA《歪曲する真実》使ってないのに(笑)。
GM:存在そのものがHAだよ!
砕紀:言い得て妙だ。
幸見:そんな大げさな(笑)。

▼絆/エゴの変化
誠:
幸見に絆/連帯感を取得。
幸見:『道化師』にエゴ/執着を取得。




●シーン8 『第二幕:アパートの惨劇』  シーンプレイヤー:琴月砕紀  登場難易度:7

○白河家


GM:白河家があるのは二階建てのアパートで、古い漫画によく出てくるような貧乏アパートのような形だ。
美香:尾行出来たかは登場判定かな?
GM:YES。
美香:(ころころ)達成値11で登場かつ尾行。
砕紀:「ここ、か…」とりあえず、郵便受けで場所を確認します。
GM:白河の家は1階の、一番奥の部屋のようだ。郵便受けには催促状がいっぱい貼ってある。
砕紀:各種料金とか?
GM:未納だから支払えという請求書がたんまり。
美香:「(こそこそ)…こんなところに何の用でしょう?」「ねえさん? なんで砕紀さんを追っかけてるの?」後ろの方から。
砕紀:うーん…ここで郵便受けを調べるのは流石に気が引けるな。真っ直ぐ白河さんの部屋へ向かいます。ドアその他に何か異常は?
GM:え〜と。「金返せ!」「人でなし!」「泥棒!」「皆様、この人は借金を滞納している非人間です!」とかいう張り紙が沢山。
砕紀:「………」無表情のまま、インターフォンを押す。なければドアをノックします。
GM:返事は無い。
砕紀:…鍵はかかっています?
GM:かかっていないです。
美香:郵便ポストを確認しつつ、後ろから尾行中。
砕紀:「(? 何故、鍵が…)」一瞬動きが止まりますが、すぐ中に入ります。周囲は見渡さないで(笑)。「失礼します。いらっしゃいますか?」
GM:うん。
砕紀:…なにがいるのかな?(汗)
誠:死体がいます(笑)。
GM:お出迎えしてくれた女性がいるぞ。少し首が長くて、チャームポイントは地面から少し浮いている脚。おしゃれなのは首につけられた荒縄♪
誠:………ほ、ホントにいた!?
砕紀:ちょい待て、透けてるとかじゃなくて自殺死体か!?
GM:うん♪ で、足元に手紙があるよ。
砕紀:く…、手紙を見ます。
GM:うむ、要約すると「母子家庭で頑張ってたけど、娘は知恵遅れ。自分はガンになるわ精神病にもなっちまって借金も嵩んだので死にます」て事が書いてある。
美香:「砕紀さん、何をしてるんですか?」「殺人犯??」大声で踏み込む。
砕紀:「美香さん…? 見るな!」咄嗟に二人と死体の射線を塞ぎます。
美香:「…もう遅いですわ…ここは襲われた社長と同じ苗字のようですけど?」目を逸らしながら。
砕紀:「美香さん、瑠希さん。一度外へ」とりあえず二人を表に。
幸見:(ころころ)登場成功。「―――美香の声。あのアパート…?」声に気付いて玄関まで来ました。
誠:同じく登場判定(ころころ)10で成功。
砕紀:ところで碧沙の姿は見当たりますか?
GM:〈知覚〉で判定どぞ。難易度10で。
砕紀:技能無し、(ころころ)達成値8。くそ、こんな時にまで出目が悪いか!
GM:うむ、居ないね。
美香/瑠希:「何か…私たちに隠してませんか?」砕紀さんの行動を観察し。
幸見:「……誰か、死んだの?」と、三人に声をかけるけど。
誠:「……おいおい、なんだこりゃ?」同じく玄関まで。
美香:きょろきょろします。
砕紀:「皆さん…なんでここに」ぞろぞろ集まった知り合いに少し驚く。
誠:「なに、迷子のわんこを探しててな。そのわんこが、この家のお嬢ちゃんと一緒にいたって情報があってね」
美香:「みんな砕紀さんが怪しいと思ったのかしら?」「ねえさん…他意ないよね、それ…ちょっとさっきの態度が気になって」瑠希が白河って言葉に反応。
幸見:三人以外に誰かいるかどうか、判定は出来るかしら。
GM:できるよ〜。
幸見:「…自殺…に見えるけど…?」部屋の奥にちらりと視線を向けて、周囲の気配を探る。〈知覚〉と助手で、(ころころ)達成値16。
GM:では、幸見は気がついた。部屋の奥に体育座りのまま、奇怪な獣に包まれて爪をがりがり噛む蒼白な顔の碧沙がいることに。
砕紀:なんでそんな重要なことを見落としてるんだ俺はーーー!!?(←中の人の慟哭
誠:だ、ダイス目だから仕方ないですよ。
GM:隠密状態だったようだが、心配している為か獣の隠密が下手になっている。
幸見:「…………」す、と無言で部屋に踏み込みます。
砕紀:「あ、幸見ちゃんちょっと」追いかけます。
幸見:「こんにちは、八尾くん。女の子の方は…初めまして、かしら?」穏やかな声で囁く。
GM/八尾:「!!!」
砕紀:GM、ここで二人の存在に気づいて良いですか?
GM:OKで〜す。
砕紀:「! 碧沙ちゃん!」近づきます。
GM/八尾:「ゥルルルルルウルル!」存在に気付かれたことを知ると、八尾は毛を逆立たせて碧沙に近寄る者を威嚇します。
美香:「!!!」槍を出そうとして、瑠希が「ねえさん!! 待って」と引き止める。
GM/碧沙:「あはははは、みんな死んじゃった。パパもママも…みんな、みんな」爪をがりがり噛む。
幸見:静かな瞳で、威嚇する八尾くんを見つめつつ。「八尾くん…お座り
砕紀:「っ………幸見さん。この獣はお知り合い…へ?
GM/八尾:「……(ぺたり)」お座りした。
誠:「……オイこら。嬢ちゃん。お座りは無いだろう、お座りは」
GM/八尾:「…!」立ち上がって威嚇しなおす。
幸見:「いい子ね……お手
GM/八尾:「……」ぽふと手を置く。
美香:「あの血だまりの中にいたあなたが、ここで何をしてるんですか?」年の割りに怖い目で八尾くんを睨む。
GM/八尾:「…!!」威嚇しなおす。
幸見:「…何があったの? 詳しく話して…?」穏やかな目で正面から見つめます。
美香/瑠希:「……伏せ」ためしに言ってみる。
GM/八尾:「ウルゥゥゥウ」敵意を向けるなら、こちらも全精力を持って排除に当たるという姿勢は崩さない。
幸見:「……怖がらないで…誰も何もしないから…」両手を伸ばして、頭をぎゅっと抱き寄せる。
GM/八尾:「…ルルルゥ」頭を抱かれ泣き声が小さくなる。だがそれを振り払うかのように頭を動かし、幸見の腕から抜け出す。
砕紀:「碧沙ちゃん。私の事、わかるかな?」威嚇圏外で話しかけます。
GM/碧沙:「あ…お兄ちゃん。あのね、あのね…パパにただ会いたかっただけなの、会いたかったの…でもね。でもね。八尾に手伝ってもらったけど…パパ…死んじゃったの。それでね、それでね。帰ったらママがね、ママがね……」
砕紀:「……」黙って碧沙の話を聞きます。さぁって、死体と一緒に居る状況を見られそうで背後がとても怖いぞ、と(汗)。
誠:………ああ、そう言えば誰も閉めてませんね扉(笑)。
GM/八尾:「俺、碧沙、守る。もう無くさない! 悲しませない! だから、だから、踏み入るもの全部殺す! そうすれば碧沙悲しまない! 碧沙の縄張り、守る」ぎりと牙を食い締める。
誠:「……嫌われたな嬢ちゃん。なぁ、八尾とか言ったな? 何があったかくらい聞かせて貰えねぇか?」
幸見:「……誰が、彼女を悲しませたの?」
GM/八尾:「俺、馬鹿だからわかんない。だから守る」
砕紀:「…“八尾”君」その言葉を聴いて、八尾に顔を向けます。
GM/八尾:「?」砕紀の方を向く。
美香:「……わたくし、除け者?」わけわかりませんみたいな顔してます。PCに肝心の情報がない〜。
誠:「………とりあえず、後で説明してやるから、コレでも食っておとなしくしててくれ」飴玉を2つあげます(笑)。

幸見:ちょっと、PLの頭の中で情報が混乱してるんだけど。整理していいかな?
GM:あいあいさ〜。
砕紀:了解。私もちょいと混乱気味(汗)。
GM:現在は碧沙の家。いるのは碧沙の母の遺体と八尾と碧沙。八尾の後ろに碧沙がいる、てな状態で…。
幸見:私が調べた『事件』と、美香が遭遇した『白河社長殺害』は同じ事件なの?
GM:うん、幸見が調べた事件と白河社長殺害は同一事件です。
美香:皆さんが隠匿した情報は?
幸見:私は特に情報隠してないけど…。
砕紀:砕紀は、『常連客の一人が姿を見せなくなった』事を調べたと伝え、それが『白河 碧沙』という名の少女だということを伏せました。
誠:一応、美香と砕紀には八尾の名前を伏せてました。
幸見:私の認識だと『白河社長殺害』の真相は『魔物に見せかけた人間の仕業』ということに“されてる”ね。だから、少なくとも八尾くんは事件の犯人じゃないわ。
美香:美香には見事に肝心な情報がない(滝汗)。
GM:あははは、すまんす。まさかここまで早く道化師引っ張り出されるとは予想外だったので。

砕紀:「碧沙ちゃんを守りたいのは、“俺”も同じだ。彼女は俺の店の大事な客だ。だから、笑顔を見たいと思う。こんなに震えている彼女を助けたいと思っている。…俺にも、碧沙ちゃんを守らせてくれないか?」正面から八尾を見ます。
GM/八尾:「本当に守ってくれるか?」
砕紀:「守りたいと…願う」視線を逸らさず。
幸見:「…彼女を護るのはいいとして。八尾くん、あなたは『誰から』彼女を護ればいいのか判ってるの?」
GM/八尾:「わかんない」(真顔)「だから全部から守る」
幸見:「…一人じゃ無理だと思うな。だから…手伝わせてくれない?」
美香:「……」はじっこで飴なめてる。「不調があるから好調があるんだよ、ねえさん」慰め。

(SE:パキン)

誠:来た!

(SE:トゥルルルル、ひそひそと話す声)

幸見:今度は八尾くんに何か吹き込んだみたいね…。
砕紀:ところで、このSEって登場しているPCには全員聞こえてていいのかな?
GM:もちろん(笑)。
幸見:…どっちがもちろん? SEの方?
GM:SEも全て聞こえます。パキンと音がした瞬間、どこからか電話の音と、ひそひそと喋る声が聞こえた…という感じ。

(SE:パキン)

GM/八尾:「お前ら! 死霊課に電話したな!」
幸見:「……どうして、そう思うの?」きょとん、と見返し。
砕紀:「え…まさか!」思わず場の皆を振り返ります。まぁ、誰も電話していないんだろうけど(笑)。
誠:砕紀の視線に肩を竦めて「………しちゃいねぇよ。聞いてきただけだ」とあっさり。
美香:「電話の音?」音の正体を探ろうと。「??? 未来予測回路に異常??」
GM:では振り向くと、ブロロロロロと車が走ってくる音がしてキキーと止まり、バタンと扉が閉められ何人もの足音が聞こえてくる。
幸見:「……妙ね。だけど…八尾くん、逃げましょう…」裏口とかあるかな?
砕紀:「まずい、誰かが電話をしたのか……」ちなみに碧沙・八尾を連れての逃亡可能? …考えてみりゃ、隣の住人が不安に思って電話してもおかしかないんだよなぁ…俺のバカん。 orz
GM/八尾:「…信用できない。誰か連絡したに決まってる」不信の目で睨む。
誠:「で、八尾さんよ、そのお嬢ちゃんの『縄張り』を死んでも守るつもりか?」
GM:そうしてると警官が数名、部屋に押しかけてくる。
砕紀:もう来ちゃった!?
誠:と言うか、既に死霊課は知ってましたよ。誠と幸見は死霊課から情報得て来たわけだし。
GM/警官たち:「琴月さんから通報された場所はここか!」
美香:正直、隅っこにいた美香が一番怪しいかも。「電話なんかしてませんわ…!!!」砕紀さんを見る。
砕紀:「……? 失礼。私が琴月ですが、あなた方は何と言われてこちらに?」
GM/警官たち:「まったく何なんだ。レイフィールドの家からも圧力がかかるしよ」
美香:「!!! 誰の圧力ですか?? 確認しましたの?」警察官に詰め寄る。
GM/警官たち:「紫藤さん、いましたか。お爺さんからの通報で保護に来ました」
幸見:「…何の事かしら? あなた達は…何も見なかったし聞かなかったわ」振り向きざま、紫の瞳が彼らを射抜く。《エンディング》使用!
GM:ぐ、ウマい!?
砕紀:うわぉ!
美香:…おみごと。
幸見:「…さぁ、行きましょう八尾くん…あなた一人じゃ、その子は護りきれない…」静かに見つめる。
GM:OK、幸見は八尾と碧沙を連れて、警官達の記憶に残らず逃亡する。
幸見:では、退場で。
GM/八尾:「……」こくんと頷いて碧沙を咥えると、翼を生やし逃亡した。残った人たちに侮蔑の視線を与えながら。
美香/瑠希:「あなた一人で彼女を寿命まで守れる確率は0.0000000001パーセント」…あぅ、遅かった。
砕紀:「幸見さん……頼みます」
美香:「よくわかりませんが、よろしくお願いします」(ぺこり)
GM:というわけで、残った人たち。
砕紀:はい?
GM/警官たち:「あ…あれ? なんで俺たちこんな所にいるんだ?」「あ〜、てっうわぁ!? 死体ッッ!!
砕紀:(ひそひそ)「いいか、3人とも。ここには幸見さん、八尾君、碧沙ちゃんはいなかった。死体を発見しただけだ。いいね?」
美香:(でかい声で)「もちろんですわ!」「ねえさん…」美香の口ふさぐ。
GM/警官:「あ〜え〜と、君たち、ここの住人?」不信そうな顔で。
砕紀:「あぁ、よく来てくれました。通報した者です」打って変わって怯えるように答えます。
GM:いきなり警官の態度が変わり、不信そうに君たちの様子を見ている。というわけで事情徴収に直行ですね。え〜と、取られる時間は…
砕紀:時間!?
GM:うん、事情聴取で警察に軟禁さ! その間に事態は色々変わるからね〜。
砕紀:く…だがこの状況じゃ仕方ないか。
美香:こんな子どもを〜?!
GM:えっと、砕紀の機転で−1d6。美香の言葉で+2d6だから…合計2d6時間にするか。
美香:うわ、ごめん!
GM:(ころころ)ほい、9時間ほど拘束された。
砕紀:くぅ、高い出目だしよって(泣)。
美香:レイフィールド家の圧力で、もうちょっと早くなりません??
GM:いいけど、どうやって連絡したの?
美香:携帯かな?
GM:携帯での連絡は、警察は許さないよ。だって、何をどう隠蔽するか判らないから♪
砕紀:連絡が行ったとしても事後か…。
美香:うわ…墓穴掘った。
誠:「だから知らないっすよ。近くを通ってたら変な音がして、行ってみると首吊り死体があったんすよ」(←取調中)
幸見:…て言うか。《エンディング》で警官が呆然としてる間に、みんな逃げればよかったのに(笑)。
GM:うん(笑)。
砕紀:車を提案しようとしていたら3人だけ逃げてかれた(汗)。
美香:ものすごい墓穴掘った。ごめんなさい。
誠:いえいえ、どっちにしろ逃げなかった時点でアウトですからね。
砕紀:これはしょうがない。なんとか挽回しよう。砕紀以外に車を託せる人がいなかったのが意外に痛い(汗)。

GM:というわけでシーン切るけど、絆とかOK?
砕紀:うーん…幸見さんに対して(ころころ)絆/憧憬を。あ、それと、碧沙ちゃんへの絆を救済に変更。
美香:砕紀さんに対して(ころころ)絆/信頼で。
幸見:美香に絆チェック(ころころ)…絆/庇護で。
誠:美香に絆チェックします。(ころころ)絆/知己で。

▼絆/エゴの変化
砕紀:
白河碧沙への絆内容を救済に変更、幸見に絆/憧憬を取得。
美香:砕紀に絆/信頼を取得。
幸見:美香に絆/庇護を取得。
誠:美香に絆/知己を取得を取得。


GM:麻那さん、したいシーンある?
幸見:う〜ん。例の『友人』に会いに行くのは時期尚早かな。まず、八尾くんに詳しい話を聞きたいわ。いったい何が起きたのか。女の子の方もどうにか出来ればいいんだけど…。
GM:では、隠れる場所に最適なマンホールの中ってことで。
砕紀:……しかし参った。合流するのが著しく難しくなったな……ファミリアってこういう時、使えるのでしょうか?
誠:後で幸見が携帯なり何なりで連絡してくれれば問題ないかと。
砕紀:それもそうか。…あぁ、こんなことならあの時、碧沙に《治癒》しときゃよかったぁ! おっといかん、ちょっと頭に血が上ってるぞー俺。おちつけーおちつけー(沈静)……。



●シーン9 『幕間〜事件の真実』  シーンプレイヤー:紫藤幸見  登場難易度:15

○下水道


GM:というわけで、幸見は八尾の尻尾を下に敷き、碧沙は八尾のお腹の上に座っている状態ということで。
幸見:「……かくれんぼみたいね」八尾くんと碧沙に寄り添って、くすくすと囁くように笑う。
GM/碧沙:「…うん、ちょっとだけ楽しい」頷く。八尾は「あんまりかくれんぼ好きじゃない」と言うけど。
幸見:「…それで…八尾くん。いったい何が起きたのか…詳しく話して?」
GM/八尾:「碧沙をお父さんに会わせようと会社に忍び込んだ。そしたら死んでた。見つかったから逃げた。家に逃げ帰ったら、お母さん死んでた」
幸見:「…行った時には、もう殺されてたのね? 八尾くんが殺したという話と、『魔物に見せかけた人間の仕業』だという話、二通り聞いているけど…」(少し考えて)「…犯人の姿とか…そうね、八尾くんなら『臭い』だとか…覚えていない?」
GM/八尾:「……匂い。うん、なんか化粧臭いニオイした」
幸見:「…化粧の匂い? 女の人がいたの?」
GM/八尾:「違う。あのケバケバシイ女が男の振りするような時にする匂い」
幸見:「……?」(首を傾げる)えっと、PLに意味が解らない(笑)。
砕紀:…? 男性用のコロンか何かかな?
幸見:「男装でもしてたのかしら…? 人間以外の匂いはあった?」
GM/八尾:「した。人間の匂いは一つだけ、死んだ人のだけ」要は宝塚です(笑)。白粉おしろいの匂いって事です。
幸見:あぁ…何となく判った(笑)。

GM:ドーランとも言うかな? 道化師とかピエロとかが、顔を白くするのに使う奴。
誠:ああ、あれか。
砕紀:あぁ、なるほど…ってことは、道化師は真実『道化師』の格好をしているのか!

幸見:「……『人間以外の匂い』がしたの? その場に魔物がいたという事…?」
GM/八尾:「…わかんない。匂いはした」
幸見:「…もう一度確認していいかな。その場にあった『人間の匂い』は、『殺された人のだけ』だったのよね?」
GM/八尾:「…………」頭から湯気出しつつ頷く。
幸見:「…その人を殺したのは人間のはず…それは確か。だけど…だったら『他の人間』の匂いが残るはず…」
GM/八尾:「?」あと、八尾くんは馬鹿です。難しいこと言うと頭から湯気出してパンクします。
幸見:「八尾くんの感覚を信じるなら、“その場に他の人間はいなかった”。代わりにあるのは『人間じゃない何か』の匂い…だとしたら…」
GM/八尾&碧沙:「??? 碧沙わかる?」「なんだろう?」

誠:………誠に匂い付いてませんよね?(←今現在、一番道化師と接触した可能性のある人物)
砕紀:それは今じゃわからないかもね。
GM:安心して、誠には付いてないから。
誠:よ、よかった〜。

幸見:「……私は八尾くんを信じてる。だから……白河社長を殺したのは……その場にいた『人間じゃない誰か』の仕業ということ…!」…と、ここまで推論してよろしいでしょうか?
GM:OK。て言うか見事だ。絆を持ち出されたら否とは言えない。
砕紀:…麻那さんのロールプレイが輝いているよっ!(羨望の眼差し)
GM/八尾:「♪」愛を幸見にプレゼント。
幸見:ありがとう♪ お礼に八尾くんをぎゅっと抱きしめる(笑)。
GM/八尾:「♪」嬉しそうに碧沙と同時に揺れる。ここで幸見は、忘れていた全てを思い出してOKです。
幸見:「……思い出した…。誰かが…いいえ、何か“他の魔物”が…事件を起こして陰から煽り立ててる…!」怒りに柳眉をつり上げる。

(SE:パキン、パキン、パキン)

GM:この音を聞きながらシーンエンド。



GM:これでフラグ2ゲットか。…て言うかおかしい、これ砕紀かなぁと思ったのに。[フラグ1:道化師と綾瀬が会う]、[フラグ2:演出者同士でAGPのやり取り]の予定が。
砕紀:ふっふっふ、全ては逃げるのに失敗した我が落ち度よ…。 orz
美香:なんだかな…圧倒的に美香に情報がない。かなり困った(滝汗)。
GM:いや、何て言うか動いて情報収集してくれないと、こちらも情報を渡しようが(汗)。
美香:そうなんですけどね〜。自業自得なのは判ってるんですけど。
砕紀:でも、あの場で逃げたら、まず最初に砕紀の店に押しかけられたからなァ…。
誠:とりあえず出所(笑)してから、持ってる情報渡しますよ。
砕紀:同じく。こうなった以上、隠す意味がない。
美香:ください。これ以上続くと美香が暴走しそう。



●シーン10 『舞台裏〜道化師の嘆き』  マスターシーン  登場難易度:不可

○何処とも知れぬ舞台


「……ああ、困った困った。演者が一人減ってしまった。悪の魔獣も気づき始めてる。
 ああ、こんな演出の失敗は“アレ”以来だ。『世界を殺すもの』と言い、『月無き夜』と言い……。
 何でこの街に棲む魔は、私が作り上げた舞台をこうも壊し続けていくんだ。ああ、実に腹立たしい。
 …おお、そうだ! その手があった!
 舞台装置に手を加えるのは本意ではないが仕方ない、舞台を続けるためだ…」


GM:というわけでシーンエンド。



砕紀:…“アレ”? 何を失敗したんだこいつは(滝汗)。
幸見:蒼紫とティートの事みたい。私は知らないセッションだけど。
GM:え? 『駆け抜ける目醒め』(*リプレイ第5話)のこと。
幸見:…あれのことなの??
GM:贖罪システムの創設者の一人ですが。
幸見:創設者がいたなんて初めて聞いたよ(笑)。
GM:言ってないもん(笑)。
砕紀:うわぁ、奥が深いセッションになってきよった!
美香:『世界を殺すもの』と『月無き夜』って誰のこと?
砕紀:幸見が言った二人かと。
GM:簡単に言おう。要は別ドミニオンで、地球ドミニオンに干渉できるモノが敵ってことです(笑)。
砕紀:…ちょいお待ち? そうすると何か、現地球ドミニオンのアポスルってことかコイツは!?
誠:敵がデカすぎて何だか場違い感がしますな(笑)。贖罪システムにも絡んでない上に観客だし(笑)。
GM:いやいや、『アポスルに干渉が出来る、別ドミニオン』のアポスル。



●シーン11 『第三幕:囚われの…崩壊の音』  シーンプレイヤー:捕まった人たち全員  登場難易度:7

○留置所内


GM:てなわけで、このシーンは警察でこってり事情聴取された面子で(笑)。
誠:GM! カツ丼は食わせて貰えたんでしょうか!?
砕紀:残念! 今はカツ丼出ないらしいんだ!
誠:なっ! なんだって〜〜〜〜!!!
GM:いや出るよ、自腹だけど。経験談。
砕紀:あ、自腹でなら喰えるのか。
誠:経験!?
GM:いや、ちと喧嘩でやりすぎて。
誠:ち、一食浮かすつもりだったが。高そうだから我慢しよう。
砕紀:あー…なんか砕紀辺り「…うちの方が上手い(ニヤリ)」とかしてそう(笑)。
GM:え〜と値段は800円ぐらいだったかな。

 ――――閑話休題それはともかく

砕紀:「はぁ〜〜………あぁ、今日の営業は問答無用で臨時休業だなぁ」事情聴取を受けていた最中に、念話で漆に店終いを頼んだってことで。
美香:「…なんで…まったく…わたくしの名を…」かなり苛立った様子でぶつぶつと。「ねえさん…落ち着いて」宥めてる。
誠:「さてさて、わんことお嬢さん方は何処に行ったのやら………」
砕紀:「そうですね。今はともかく彼女達の安否が気がかりです」というわけでGM、連絡をとってOK?
GM:OKす。
砕紀:…考えたら砕紀って、幸見の連絡先知ってるのかな?
美香:えっと、もう情報は聞いたんでしょうか?
砕紀:話したってことで。
誠:同じく。
美香:「瑠希…わたくしはそんなに頼りなく見えるのでしょうか」「世間一般的には…見えると思うよ」瑠希は宥め中。
誠:「……ま、あれだ。子供に頼りたくないっていう、大人のくだらないプライドってやつだ」一応慰めているつもり。

(舞台裏)
幸見:(考えていた)…ここは、犯人が用意した舞台。つまり本来いた世界が一部侵蝕されて、『別のドミニオン』になってると考えていいのかな? 道化師が言う『舞台装置』というドミニオンに。
砕紀:ぬなっ!?
GM:YESYES。
幸見:OK、登場判定します。(ころころ)20で成功。
砕紀:………全然気づかなかった。 orz
GM:て言うか、麻那さんあっさり看破しすぎ!?
砕紀:さすがと言うべきかなぁ。
GM:さすがだけど…くぅ、己の未熟が悔しいと言うか。ボスのデータ2人分、無駄になるなこりゃ。
誠:2人。それはありがたい(←人間性を大量に使う守護者依存型)。
美香:ホントに(←同じく守護者依存&単体戦特化型)。
GM:おおう、すまんす皆の衆。もっとみんな均等に地獄の苦しみ味わわせて、泣かせて屠る予定が(涙)。
誠:苦しんで泣くまではともかく、屠られるのはちょっと(笑)。


幸見:「――――茶番劇は、もうたくさん…」 どこからともなく、少女の声が響く。
砕紀:「っ?」声の主を捜して振り仰ぐ。
幸見:「仕掛けは全て解ったわ。種の明かされた奇術なんて滑稽なだけ……さぁ、終わりにしましょう?」
砕紀:ゆ、幸見がまるでPC1のようだ!!
美香:「茶番劇…???」「??? 大きなずれを感知」分かってない。
GM:HA《歪曲する真実》発動。『戌亥八尾が白河社長殺しの犯人。尚且つ現在無差別に人を襲っている』という風に情報を変化する。
幸見:「私は『死神』―――そして『虚偽の盾』さん……この舞台装置を壊すのは…あなたよ」 美香と誠の絆を固定、砕紀くんに愛を2点渡すわ。《ヴォイド》を使って、偽りの真実を打ち消して!
砕紀:「…事情はよく飲みこめないが、『彼』が信じるに足るか否かを問うなら、俺は信じる! ――虚構へ誘う無色の流れよ。歪んだヴェールを零へ還せ!」頂いた愛2点を使って《歪曲する真実》を《ヴォイド》!!
GM:では打ち消された。

(SE:パキンパキンパキンパキンパキン)

 ―――その瞬間、世界が色を失った。そして、周囲の光景全てに亀裂が走る!


砕紀:「これは…」
美香:「……」「世界律の崩壊を確認…」じっと身構えてる。
GM:そして音がなくなり、ヒビからずるりと道化師が這い出てくる。
幸見:「舞台劇は幕を下ろしたわ……後は、お粗末な脚本家を退場させるだけ…」白い和装の死神が、静かに虚空から降り立つ。
GM/道化師:「あ〜ちゃ〜、もう酷い演者達ですね。舞台が台無しだ。せっかく、15年もかけて下準備をしたのに」
砕紀:「…15年?」ぴくりと反応。
GM/道化師:「ええ。一人の幸せな妊婦を離婚させて、胎児に細工して、獣を作り出して、別れた男の事業を成功させて……それはそれは大変だったんですよ? いくつもの舞台を準備するのは」
美香:「あなたが全ての元凶ですか?」雰囲気が変わる。「幸せを引き裂いて、こんなくだらない三流芝居を作ったんですか?」
幸見:「…………」静かに道化師を“視て”いる。
砕紀:(押し殺した声)「……………お前が、碧沙ちゃんの営みを歪ませたのか…?」
GM/道化師:「歪ませた? いえいえ、『演出した』と言ってください。(溜息)しかたない…不出来な舞台は全て壊して無くすとしますか」
美香:「賛成ですわ…ただし、あなたも一緒ですけど…」「準備できてる…」
GM/道化師:「…にしても困った。八尾も碧沙も使い物にならない。これでは私が動くしかないじゃないか」
誠:GM、誠は道化師の姿を『知って』いるんですか?
GM:いや、知らない。綾瀬、君の友人の『道化師』の記憶は消えた。それはどうやら植えつけられた記憶のようだ。
誠:「……いつの間に仕掛けやがったんだ? ……おい、そこまでしてお前は何がしたかったんだ?」
GM/道化師:「舞台を演出したいだけだよ?」
誠:「舞台ねぇ……もちっと具体的に言ってくれると嬉しいんだが……」
GM/道化師:「綾瀬くんは注文が難しいね。君は、面白い漫画とか読むのは好きかい?」
誠:「ま、嫌いじゃないね」
GM/道化師:「それと同じだ。私も良い舞台を見たいだけだよ」
砕紀:「その為なら、幸せに生きることが出来た命を弄ぶ事も厭わないのか?」
GM/道化師:「命? そんなもの玩具の一つだろう? 君は蟻を踏み潰して罪悪感を感じるかい?」
砕紀:「意識してしまえば多少はするさ。少なくとも、望んで幸せを摘み取るつもりはない」
美香:「演出したいだけ…簡単ですわね…Realize…わが影の盟約の下…来なさい死彗星カミングデス!! …では、私は遠慮なくあなたを消させてもらいます…だって消したいんですもの」槍を虚空から出現させる。
GM/道化師:「おやおや、身の程知らずがいますよ?」
誠:「……なるほど。しかし、この状況はどうよ? 役者はアドリブし放題。おまけに招待客を舞台に上げて。とても面白いものとは思えねぇな。次はもっとまともなキャスティングするんだな」
GM/道化師:「あははは、そうですね。次から気をつけますか」
誠:「ま、次の機会をやるつもりは無いがね」
美香:「わたくしの名を利用したこと…くだらない舞台に付き合わせたこと…彼女の両親を殺したこと…逃がす理由がありません…身の程知らずかどうか、試して御覧なさい」


GM:では[SA:道化師をぬっころす]で。クライマックスに行きますので皆様、絆の確認をどうぞ。
幸見:クライマックスの前に、いつもの台詞言わせて(笑)。みんなが言いたいこと言い終わるのを待ってたの〜(笑)。
砕紀:みんなのチェックが終わった後に、シメでお願いします(笑)。八尾に対して絆チェック(ころころ)絆/信頼を。あの真っ直ぐな瞳になら賭けてもいい。
美香:誠さんに対して絆を(ころころ)絆/連帯感で。最初に絆とり逃したのが痛い…。
誠:碧沙に対してチェックします。(ころころ)う、19…。
GM:ロールプレイ分で+2していいよ。
誠:あ、有り難うございます。絆/救済を取ります。
幸見:ところで、道化師へのエゴを絆に変える難易度は?
GM:え〜と、エゴに変える場合は宣言のみ。
幸見:その逆は? さっきは難易度30とか言われたけど(笑)。
GM:ん〜と、20でいいよ。
幸見:「…私が“喚ばれた”のは、こういう事ね。『死の匂い』はするのに、なかなか正体を掴ませてくれなかったけれど…」(静かに微笑む)「あなたは『この世界を侵蝕し、害を成すモノ』だわ。だから……あなたは、ここで“殺して”あげる…」両の瞳が紫に輝く。ここで道化師のエゴを書き換え、(ころころ)6ゾロで31(笑)。絆/好敵手に。
GM:30でも結べるやろ!?
砕紀:すげぇ!
幸見:最後に砕紀くんへの絆取得、(ころころ)絆/信頼で。
GM:では…クライマックス!!

▼絆/エゴの変化
砕紀:
戌亥八尾に絆/信頼を取得。
美香:誠に絆/連帯感を取得。
誠:白河碧沙に絆/救済を取得。
幸見:『道化師』へのエゴを絆/好敵手に変更、砕紀に絆/信頼を取得。



 

■クライマックスフェイズ■


●シーン12 『崩れゆく“世界”』  PC全員登場

○ドミニオン『舞台装置』

GM/道化師:「ひゃはははは、世界はこんなにも脆い! だから楽しまないと損だよ!」さて、パワーソースは《世界律:破滅》Lv20ですので覚悟してください。
砕紀:…カンベンシテクダサイ。 orz

(*)パワーソース《世界律:破滅》
 ドミニオン内にいる者が判定でファンブルした場合、即座に【FP】を[(Lv*2)d6]点失う。このダメージはアーツで軽減できない。
 この場合は40d6のダメージ(期待値140点)を受けることになるので…ファンブルしようものなら即死確定である(笑)。


砕紀:ていうか、ファンブル振ったら即死なんですがどうしようか(ガクガクブルブル)。
美香:ファンブル=死ですね。
誠:敵はデーモンだから〜、《死に至る病》が〜。
砕紀:こういう敵に限ってファンブル系HA持ってるよなぁ、絶対に。《ヴォイド》の残数は《歩く影法師》2発分しかない。
GM:あ、この人一応レジェンドトゥルーよ。PS《資産:偽りの業》は山のように持ってるけど。
砕紀:今日の俺のダイス運は怖い…いやだー。
幸見:…て言うか。私、ミドルでアーツ使ったから…人間性が7減ってる…(笑)。
砕紀:あ、痛い(汗)。
美香:レジェンドって、まさか増えたりしませんよね?
幸見:さあ? それは闘ってみないと。
砕紀:八尾と碧沙はいないのかな。
GM:うん、いない。まだね。
誠:…《不幸な通りすがり》が。………あれ? 今回、最初から矢面に立てる人います?
美香:たぶん、いないかと(滝汗)。
幸見:前衛が守護者依存キャラ2人なのが不安要素だったんだけどねぇ…。
砕紀:…! まずいじゃんそれ(汗)。
誠:……と、取ってて良かった《霞の外套》…。

 現在のエンゲージ:(道化師)  (砕紀・美香・幸見・誠)


▼ラウンド1

GM:では道化師の行動値は15。セットアップからどうぞ〜。
一同:無いです。
GM/道化師:「まずは、舞台を作らないとね。暗幕、暗幕♪」行動値15でメジャー《黒き洗礼》をHA《魔法の国よ》。
砕紀:のっけからイヤなのを(汗)。
誠:マズい。BS重圧喰らったら守護者呼べない…。
砕紀:《OS:霞の外套》は魔獣化しないと使えない(汗)。
GM:うふふ。では(ころころ)達成値20なりね。〈意志〉で回避だガンバレ。
誠:あ、オートアクションで《霞の外套》使用します。8以上でクリティカル…(ころころ)ぐは! ダメだった。
砕紀:出目がー、出目がー!(泣)
幸見:…私の瞳は“殺意”も殺す…」《後光》で(ころころ)回避しました。
美香:(ころころ)無理。
砕紀:きついか、(ころころ)達成値17。
幸見:《神格:概念》使えば砕紀くんは避けられるけど…要る?
砕紀:いや、ここは一発《呪圏拡大》《シールド》に賭ける。
GM:ではダメージいくよ〜(ころころ)23点〈闇〉ね。1点でも喰らえば全員重圧さ!
砕紀:《呪圏拡大》《シールド》《祈念》宣言!
GM/道化師:「あはは、無粋だよ。無粋」《自然への回帰》で、その《シールド》を打ち消す!
砕紀:くっそ、きついの持ってるな…コスト消費は《シールド》分だけでいい?
GM:ええよ〜。
砕紀:感謝。これで7点も減るのはイヤじゃ。
GM:というわけで皆さん23点ダメージどぞ。
砕紀:現実を侵食… なにっ!」防御結界が展開されず霧散する。
誠:容赦なく魔獣化です。
美香:同じく…魔獣化。「さて…消えゆく覚悟は出来たか?」紫の髪の女騎士に変身。
砕紀:魔獣化します。「ぐっ……厄介な」左腕に刻まれた盾の刻印が淡く光りだす。

幸見:3人は魔獣化するから、重圧は自動解除かな?
GM:うん、自動解除。
誠:ですね。守護者が呼べる。
砕紀:よかったぁ。メジャー消費の重圧解除は凶悪すぎだ。
幸見:前衛二人とも、守護者召喚に行動1回分使うものね…(笑)。

GM:では行動値10の方々どうぞ〜。
誠:お先にどうぞ〜。
砕紀:私も後で。
美香:「行くぞ…ラプラスウェポンシステム起動…コネクト」マイナー無し、メジャー《守護者》。守護者は行動放棄です。
GM:で、他の方々は?
砕紀:どうしよう、このラウンドで決める?
誠:決められるのなら早い方が。
幸見:《虹のむこう》はまだ使わないつもりだけど。
砕紀:そか、なら今回は保留で行こう。
幸見:いえ、行動はしてもらって。エンゲージをばらけさせないとまずいから(笑)。範囲攻撃は受けたくない…(笑)。
砕紀:む、それもそうか。
幸見:砕紀くんは盾で守護者たちを護らないとまずいだろうし。
美香:1回くらいなら敵の攻撃、返せますけど?
砕紀:綾瀬君、先に行きます?
誠:じゃあ、先に動きます。
幸見:私の番になったら、このエンゲージに《彼の出番だ》を……あ、このラウンドは《盟約》できないか。
GM:できないよ〜。
砕紀:あ、そういえばタイミング:セットアップか(汗)。
誠:はい、《盟約》はセットアップなんです……。
美香:そこが問題です(汗)。
幸見:すると攻撃しても当たらないね…じゃあ、私も行動放棄かな。
誠:とりあえずこっちだけでも離れておきましょうか?
幸見:私もエンゲージ離れるけどね。砕紀くん、カバーリングとか困らない?
GM:…………《伝説の住人たち》(ぼそ)。
誠:《伝説の住人たち》…対象:シーン攻撃……。
砕紀:そうなると……《シールド》使えないのが痛いんだよなぁ。《霞の外套》って違うキャラが別々に同じタイミングに使うのアリ?
GM:まぁいいでしょう。後がけ有効だけどね。
誠:ばらけても、あまり意味が無いみたいですね………。
砕紀:了解。それはそれとして、…盾6枚捻り出してみんな同じエンゲージで耐える?
幸見:前衛はどのみち敵と同じエンゲージになるわけだし。私は後ろで見てるから、庇わなくていいわ。
誠:《霞の外套》ミスっても《シールド》で耐えれるなら同じエンゲージの方がいいかな?
幸見:たぶんね。守護者がやられたら、元も子もないし。
誠:了解。では、固まってましょう。
美香:ですね。
砕紀:盾はどうします? 5枚以上出す場合は幸見さんに《彼の出番だ》を頂かないと無理なのですが(汗)。あ、でもセットアップ使えば4枚まで可能か…。
幸見:まだ近づいてないから…美香の《攻防一体》を使えないのが痛いなぁ。攻撃来たら《電光石火》で防いで、突貫してみる? 打ち消されなければ、だけど。

誠:では。マイナー《高速詠唱》《内なる獣:血の封印》。で、メジャーで《守護者》召還。「……少しの間だけ、いい子にしてろよ……」
GM:で、砕紀は?
砕紀:うーん……とりあえず盾3枚出す。マイナー《符術》《召喚術》《召喚術》、メジャー《群れを成すもの》宣言。残り人間性9。「第一の盾、“動”アクティブ、第三の盾“衛”サテライト起動、駆け巡れ!」3つの輪を浮かべた二つの蒼い宝玉と、円盤状の盾が現出する。
GM:では幸見〜。
幸見:…行動は放棄で。

 現在のエンゲージ:(道化師) (砕紀・美香&瑠希・幸見・誠&鬼・“動”・“衛”1・“衛”2)


▼ラウンド2

GM:セットアップどうぞ。
誠:守護者が《盟約》使用です。
美香:守護者が《盟約》、本人が《封印解除》。
砕紀:《夜の眷属》宣言。人間性残り5。「第二の盾“再生”リジェネレイト起動、纏え」小さな六角盤が無数に現れ、砕紀の周囲に展開される。

 現在のエンゲージ:(道化師) (砕紀・美香&瑠希・幸見・誠&鬼・“動”・“衛”1・“衛”2・“再生”)

GM:ではこっちから。イニシアチブでHA《怒りの日》、AGP3点分。
砕紀:んな!?
誠:ぶ!?
美香:あう!

幸見:まずいね…。
GM/道化師:「あはははは、魔王光臨には天変地異がつきものでしょう!」
幸見:「……誠くん、あなたの出番よ…」《ヴォイド》に必要なAGPは4点ね。絆を固定、愛2点あげる。
美香:「いくがいい」誠さんの絆固定、愛1点を贈呈。
砕紀:「これを防がなきゃ、次がない!」魔の力の絆を固定、綾瀬君に愛1点。
誠:「あいよ!! 我、魔払鬼! 魔を払わん!!」貰った愛でHA《歩く影法師》使用。《ヴォイド》します。
GM/道化師:「おやおや、君たちはどう足掻いても舞台を潰すのですか!」

幸見:召喚者タイプが多いから予想はしてたんだけどなぁ…HA《伝説の証明》に差し替えておけば良かった(苦笑)。
砕紀:《怒りの日》はどうやっても防げないわけで。 orz
幸見:《アドベント》で本体復活させても、消えた守護者は戻せないしねぇ…やっぱり守護者依存型って不便だわ(笑)。

GM/道化師:では改めて「さぁ踊り狂え、黒子たち!」行動値15で《伝説の住人たち》。(ころころ)…あ、クリティカル。ごめん♪
砕紀:鬼だあんたわぁぁぁぁぁ!!(泣)
誠:げふぅ……。
GM:いや、出目に言われても(涙)。

砕紀:幸見さん、頼んでいいですか振り直し(汗)。
幸見:妨害アーツでクリティカルは期待できそう?
砕紀:私は《霞の外套》のCrt値が下がらないんです。
誠:で、でも《盟約》したから、こっちのクリティカルは6ですよ〜。
幸見:なら、まずはそっちでお願いするね。
誠:問題はダイス目なんですが………。
美香:まだ《攻防一体》の射程外ですよね?
砕紀:そですね。美香さんは近接型ですから。

誠:オートで《霞の外套》使用します。(ころころ)ぶは、出目5!! な、なんでぇぇぇぇ!?(泣)
GM:うわぁ(汗)。
砕紀:ヴァーーー!! AGP、誰が余裕あります? 私は残り4。
美香:こっち3です。
幸見:AGP使ってでも振り直して。もう一度振れば、たぶんクリティカルする。誠くん、エゴはないの?
GM:うん、きっとするよ。ガンバレ。
誠:じ、自分ので振ります。
GM:あ、道化師のあげたAGP1点お忘れなく。
誠:は〜い………使ったら何かありそうで怖いけど……。
GM:ないよ。
誠:あ、なら安心。道化師から貰ったAGP使って振り直します。(ころころ)せ、セーフ…。
砕紀:良かった〜。
GM:HA《死に至る病》♪
砕紀:Σ( ̄□ ̄)
誠:んぎゃぁぁぁぁ!!
美香:な〜!?
GM:残りHAは二つだ(笑)。
幸見:《電光石火》の出番ね。
誠:AGP出すのでお願いします…。
美香/ルゥ:「背面30度横です」魔物のいる世界のエゴを固定、HA《電光石火》。
GM/道化師:「おやおや、打ち消されてしまいましたか」
砕紀:「ふぅ…心臓に悪いな」
GM:では行動値10の人どんぞ〜。
幸見:《虹のむこう》…行ってみる?
砕紀:出来ればお願いします。ラウンド進行するごとに人間性デンジャラスです(汗)。
美香:一番手、行きます。マイナーでエンゲージ、メジャーで斬る。
幸見:その前に《虹のむこう》行きます。愛を5点ほど貰えるかな?
砕紀:美香・幸見・八尾の絆固定、3点を幸見さんに!
美香:幸見・親しき者の絆固定、2点を幸見さんに。
幸見:貰った分と八尾くんからの1点、それから道化師と誠への絆を消去して、合計10点使用。HA《虹のむこう》!
誠:……出し遅れた。
幸見:―――私の瞳は、見るモノ全てを“死”へと導く…」瞳が紫色に輝き、敵の『死点』を浮かび上がらせる。「そう……そこがあなたの弱点ね…」
GM:おおし、来い! 耐え抜いてやる!!!

砕紀:…ところで《彼の出番だ》取得者が二人いれば、互いの取得者に向けて交互に使うこと可能?
幸見:可能だろうけど…人間性が痛いよ?
砕紀:んー……幸見さん、今の人間性どのくらいで?
幸見:現在8。だけど範囲に使うなら1回のコストは9点。
砕紀:絆は5つですか?
幸見:さっき2つ消したから、4つだけ。
砕紀:うーん…そうなると幸見さんが2回《彼の出番だ》使うのは難しいか。

美香:「死点が見えれば当てるのは容易い」Crt値5で(ころころ)クリティカルです。
GM:(ころころ)達成値6。当たったのでダメージどぞ〜。
誠:………〈運動〉技能がない?
GM:うん、道化師ですから。
美香/ルゥ:「カウント3・2・1、そこ」(ざららーっ)66点の〈魔〉属性ダメージです。
GM/道化師:「あいたた、や〜ら〜れ〜た〜」んじゃ[かりそめの死]。《伝説ふたたび》使用、FP1で復活。「なんちゃってね〜♪」

 現在のエンゲージ:(道化師・美香&瑠希) (砕紀・幸見・誠&鬼・“動”・“衛”1・“衛”2・“再生”)

幸見:これが来たか…《超魔の命》がないことを願おう。
砕紀:今のエンゲージがこうだから…って、《伝説ふたたび》!? まずい、攻撃回数が足りない。
幸見:…クラードに攻撃させたら? 彼らの攻撃にも《虹のむこう》は有効だから。
誠:………ああ、〈運動〉無いから当たるかも。
幸見:砕紀くんとしては不本意だろうけど(笑)。
砕紀:あ、その手があるか…よし、それで行くしかないな。
GM:では残りの方々どぞ〜。
砕紀:綾瀬君、先どうぞ。
誠:はい。マイナーで接敵。メジャーで攻撃します。(ころころ)クリティカルです。
GM:技能が無いから防御クリティカルしないし(笑)。[かりそめの死]でオート《伝説ふたたび》使用。
幸見:それは重畳。この敵、《伝説ふたたび》5Lvとか言いそうだけどね(笑)。
GM:うん、5Lvだよ(笑)。
誠:だ、ダメージ出してない……(笑)。
砕紀:FP1だからかな(苦笑)。当たれば倒れる、みたいな。

 現在のエンゲージ:(道化師・美香&瑠希・誠&鬼) (砕紀・幸見・“動”・“衛”1・“衛”2・“再生”)

幸見:次は砕紀くんかな。何するの?
砕紀:砕紀は待機して、行動値7の“動”([邪犬]相当)を攻撃させます。
幸見:待機? クラード喚ぶとか何かするわけ?
砕紀:幸見が《彼の出番だ》使った後に…
GM:さてと、奥の手使うか。クラード支配するHA《金色の玉座》って素敵だよね♪
砕紀:…って、なにぃぃぃぃ!?
GM:ふはははは、ファンブルが致命傷と見せかけて、実は搦め手たっぷりよ!
美香:見せかけとかじゃなくて十分致命傷ですが(笑)。
幸見:大丈夫。AGP2点で消せるわ。
誠:あ、出しますよ。愛はまだ1コも使ってない。
幸見:…たぶん、《ヴォイド》は誠くんが使うことになるんだけど(笑)。
砕紀:ぐ…AGP1残ってるけど…出来ればこれは使いたくない。
GM:んでは…(ボスのキャラシート見て唖然)……《金色の玉座》、入れ忘れた。 orz
砕紀:Σ( ̄□ ̄;)
誠:………使う必要ないようです(笑)。
GM:さぁ、ちゃっちゃと進もうか(血涙)。
幸見:……持ってなかったって(笑)。
美香:哀しいね〜。
GM:構想の時には入れてたんだよ! ただ制限に引っかかったから外したんだよ!
砕紀:な、なんて正直な人だ…「初めから持っていた」と言い張れば…って、制限?
GM:おう、HAは6個までって制限。
幸見:…まぁ、状況次第では八尾や女の子もボスになってたらしいし(笑)。
GM:うん、八尾と女の子を倒した後、このボスの予定だった。
幸見:で、ボス2体をオミットした結果がこれなのね(笑)。
砕紀:HA6個までって制限、ルルブのどこに書いてあるかな?
幸見:事前にバランス取った結果でしょ?
誠:GMが自分で作った制限かと…。
砕紀:なるほど。
美香:じゃあ、あと2つはいったい?
幸見:そこまではわかんない。

GM:ていうか、攻撃全部当たるからさ。攻撃する人だけファンブルするかどうか判定してよ。
砕紀:とにかく、砕紀は待機します。
幸見:私も待機で。ラウンドの最後に行動するわ。
砕紀:では行動値7で“動”([邪犬]相当)が動きます。マイナーエンゲージ、メジャーで殴ります。(ころころ)達成値15。
GM:うむ、当たり。《伝説ふたたび》、残り2回。
砕紀:続いて行動値5でまず“再生”([不死なるしもべ]相当)が動きます。マイナーエンゲージ、メジャーで締め付け攻撃。無数の六角盤が絡みつく!(ころころ)達成値10。
GM:(ころころ)達成値5。うむ、《伝説ふたたび》残り1回。
砕紀:同じく行動値5で“衛”1([使い魔]相当)が行動。マイナーエンゲージ、メジャー体当たり。蒼い宝玉の外部にある3つのリングが激しく回転していく。(ころころ)達成値13。
GM/道化師:「はははは、やりますね〜」うむ、《伝説ふたたび》残り0回。
砕紀:同じく行動値5で“衛”2が行動。マイナーエンゲージ、メジャー体当たり。
GM:うん、魔獣化。パキンパキンパキンという音をバックに背負う。
砕紀:…ってまだ振ってないですよ!?(ころころ)達成値11。
GM:(ころころ)達成値4。出るわけないのさ!
砕紀:(ふとキャラシートの紹介文を見直し)…………砕紀……攻撃力皆無……?(滝汗)
誠:………端から見ると、凄い集団リンチだなぁ……。
砕紀:なんか俺、紹介文書き直さなきゃかも(汗)。

 現在のエンゲージ:(道化師・美香&瑠希・誠&鬼・“動”・“衛”1・“衛”2・“再生”) (砕紀・幸見)

GM/道化師:「仕方ないですね。少しだけ本気出しますか〜」魔獣化に伴い、PS《世界律:封印》が発動。対象はレジェンド以外全てだ!「ほらほら、気分はどうですか?」
砕紀:「ぐ…身体が……?」
誠:「ち……やってくれるな…」
美香:「…ぬるいな」「攻撃可能範囲内、稼動続行」

(*)パワーソース《世界律:封印》
 対象となるブラッドを(プライマリ/セカンダリに関わらず)取得していた場合、あらゆる判定のクリティカル値/ファンブル値を+3する。
 前述したPS《世界律:破滅》と組み合わせると、とっても致命的(笑)。


幸見:…判定、5以下でファンブルになるわね。
GM:レジェンド1個でも取ってないとファンブル値+6。迂闊に攻撃は危険よ♪ この能力があるからHAを減らしたのさ!
砕紀:? これってセカンダリ/プライマリで重複するんですか? トゥルーでも?
GM:うん♪
砕紀:…トゥルーの場合って重複するんだろうか…あ。クラードは+3だよね、ブラッド一つしかないから。
GM:うん。
砕紀:…うし、頑張れクラード!

GM:では残りの方々どぞ〜。
幸見:…こいつ、《資産:核部》は持ってないの?
GM:持ってるよ♪
幸見:それ、探せない?
GM:いいけど、どうやって? ちなみに核部は既にシーンに出てるよ。
誠:今のところ怪しいのは………音?
美香:パキパキ言ってるやつだね、たぶん。

GM:では進めてくれ。早く考えてターンを進ませないと、もうこちらから攻撃するぞ。
誠:……あ、招待状。音は消せないからコレか?
美香:ああ、それかも! 愛こもってたしね。
GM:(時計見つつ)あと1分待ちます。ないなら、こっちの攻撃します。
幸見:次は私の行動ね。「…もう一度。みんな頑張って…」マイナーで《天の光》、メジャーで前衛組のエンゲージに《彼の出番だ》!
GM:ぎゃ〜す、嫌な攻撃だな!
幸見:招待状破るなら、さっさとやっちゃって。かなり怪しいとは思う。
誠:GM! 招待状を破いてみようと思うんですが、行動いります?
GM:うん、行動いるよ。て言うかFPあるしな!
誠:よし! 核っぽい!!
砕紀:正解っぽい!
GM:正解です、どちくしょう(涙)。
誠:わ〜い!!(一同歓声)
砕紀:すごいぜ綾瀬君!
幸見:よく気付いた、偉い!(笑)
美香:よかった!
誠:後は………頑張れクラード軍団(笑)。
幸見:サクッと破いちゃって。さすがに命中判定は要らないでしょう?(笑)
GM:うん、命中判定は要らないよ(笑)。ダメージは出してもらうがな!
幸見:その攻撃にも《虹のむこう》は乗るし。
誠:では。「俺はもう招待客じゃないから、コイツはいらねぇよな。遠慮無く破かせて貰うぜ!」というわけで招待状に攻撃。(ざららーっ)81点の〈魔〉属性ダメージです。
幸見:結構いいダメージが…。
誠:コレで耐えたら大笑いだ。
GM:手紙はびりりと敗れた。んで、HA《鏡の身体》♪
誠:はい!?
砕紀:ぶはっ!?

GM:ん? 核だよ。そのくらいの防衛手段あるわ!(くわっ
美香:何で出来てんの、あの招待状!?
GM:道化師の肉体の一部〜。
砕紀:Σ( ̄□ ̄;)
幸見:防衛じゃなくて、敵を道連れにするだけの自爆技では?(笑)
GM:あ、そうとも言う。
砕紀:防衛じゃなーーーい!
幸見:とにかく誰か《ヴォイド》〜。
誠:ヴォ、ヴォイド!! ヴォイドを!!
砕紀:《歩く影法師》余ってる?
誠:ありますけど、後のことを考えて《歪曲する真実》用に取っておきたいです。
幸見:あるなら使って欲しいな。私、《遠くからの声援》持ってるの。あと1回分は増やせるから。
誠:あ、なら使います。AGP下さい。
幸見:「…言ったでしょう? もう仕掛けは解ってるって…」残りの絆2つ固定、AGP2点を誠くんに。
誠:「ったく、無駄な足掻きしてねぇで潔くしやがれ!」貰ったAGPでHA《歩く影法師》使用。《ヴォイド》します。
GM:では残りの人〜と言っても美香か。
美香:いきまーす。マイナー無し、メジャーで斬る。(ころころ)あう、ダイス目4。
砕紀:核壊せて良かった(汗)。
美香:ちょっと待って、《超巨大魔器》で振りなおし(ころころ)クリティカル、これで回避不可。
砕紀:クリティカルの駄目押しー!?
誠:ひ、ひどい!(笑)
GM/道化師:うん、では真の死。「いやいや、実に強かった。ううむ下準備が足りないようでしたねぇ、あはははは! それでは皆様、御機嫌よう」HA《異端の生命》〜。さようなら〜(ぉ
砕紀:な…!?
幸見:「…砕紀くん。逃がさないで…」エゴ一つ固定、HA《遠くからの声援》で彼の《ヴォイド》を復活させるわ。
砕紀:あとAGP1点、どなたかお願い(汗)。
誠:道化師との絆固定して、AGPを砕紀に渡します。
砕紀:「悪いが、貴様に次はない…虚構へ誘う無色の流れよ。その力を始まらざる零へ還せ!」運命のエゴ固定、2点消費でHA《ヴォイド》発動!
幸見:手紙のHAも6つの内に含むなら、これで打ち止めのはずだけど…。
GM:《ヴォイド》、AGP3点。これで正真正銘ラストのHAよ!
誠:…………にゃろう……。
砕紀:うがー!?
GM:手紙の分は含みません。これがラスト、逃げの一手。くぅ、打撃は八尾に回していたからなぁ(めそ)。
幸見:何処に逃げるか知らないけど…SAで追いかけていい? [SA:道化師を殺す]を使いたいんだけど。
GM:ええよ〜(笑)。
砕紀:使えるんだ(笑)。
GM:うん、ただ警告はしておく。八尾のいるところに逃げると。
砕紀:ちょっと待って、それって俺ら登場して大丈夫か?
GM:ええですよ、SAあるから。
誠:う…お、追うか?
砕紀:………使うSAは、道化師に対してじゃなくてもいいんだよね?
誠:SA………うん、[SA:道化師をぬっころす]があるし追えますね。
美香:消す宣言した手前、追わない訳にはいかないんです。
GM:一応、[真の死]迎えてるから死んでるんだけどね(ぉ



●シーン13 『最期の切り札』  シーンプレイヤー:なし  登場難易度:判定不可

○下水道?


GM:八尾と碧沙がいる部屋に道化師は飛んできた。
幸見:―――残念だけど。私の『瞳』からは逃げられない…」SA使って追いかけます。
美香:「行かせない!!」同じくSAで追っかけます。
GM/道化師:「いやはや、参りましたね」
幸見:「…八尾くん。碧沙ちゃんを泣かせるのは、その道化師よ!」虚空から現れて告げる。
GM/八尾:「う…うぅ!?」八尾は知恵熱を出している。
砕紀:「これ以上、碧沙ちゃんに手を出すな!!」えぇい、ままよっ! [SA:碧沙を捜す]を使います。
美香:「逃がさない、どこまで逃げる? 道化師よ」「三手先まで予測済み」
誠:「おいおい、くそ演出家。失敗の責任はしっかり取って消え失せやがれ」SA使って登場します。
GM/道化師:「やれやれ…仕方ない。八尾くん…いいかい、彼らは君と碧沙くんを売ったんだよ」というわけで、八尾を説得して敵に回さないようにするなら〈交渉〉でこっちの…
幸見:(間髪入れず)「…八尾くん。お座り!!
GM:〈交渉〉を…ってぇぇぇええ! 無敵ワードまた使われた!?
砕紀:ステキだ幸見ちゃん!!
GM/八尾:「………」獣形態のまま、ぺたんと座る。…なんて効果的にお座りを使うんだ。
幸見:「よしよし、いい子ね…」微笑む。
GM:えぎゅ、交渉する人に+5のボーナスありで〈交渉〉勝負だ。一応技能は10Lvあるぜ!
砕紀:畳み掛けても大丈夫かな、ここって。
誠:〈交渉〉無いです。
美香:道化師を八尾くんに向かって蹴っ飛ばせば、八尾くんが道化師を攻撃したりしないかな?(マテ
砕紀:そりゃないだろう(汗)。
幸見:判ったわ。では、そちらから判定どうぞ。
GM:負けは見えてるけどな!(ころころ)達成値18…出目が…出目が(血涙)。
幸見:判定値だけで勝てそうだけど…(ころころ)6ゾロでクリティカル!!(一同大爆笑)
GM:完膚なきまでに負けたぁあ!?
砕紀:美味しすぎるぞ!!
誠:6ゾロ……恐るべしお座り!!
美香:神が降臨しましたね。
砕紀:ですねぇ。見事と言う他はないな。
GM:なんだよ、その出目。美味しすぎる(涙)。
幸見:自分でも驚いてる(笑)。

GM/八尾:「……あぐ」道化師を庇うかのように移動した後、頭からがぶり。「あ」囓られる道化師(笑)。
誠:「ははっ! 勝負あり、だな。諦めな」
GM/八尾:「ごりごりごり」頭を噛み砕きながら、ひょいと持ち上げてそのまま全て食べていく。……え〜、勝負ありです(涙)。
砕紀:「大丈夫ですか?」言いながら、碧沙の目を閉じる。見せたくないから、この光景(笑)。
GM/碧沙:「ん、大丈夫。うん」気持ち良さそうに砕紀の手の温もりを感じている。
美香:「まさに道化だな…2手3手先を読めなかった貴様の負けだ…」「敵性反応消滅、戦闘終了」
誠:「いやいや、ナイスだ道化師! さいっこ〜のエンディングだ!!」大笑いしてます。
GM:え〜、クライマックスこれで終わっちまったよ(がっくり)。というわけでEDに移ろうかと思うんだけど、やりたい事ある人〜?
幸見:待って、まだ終わってない……ここ、彼が造った『舞台せかいの残骸』の中だよね、まだ。で……碧沙ちゃんの両親は、まだこの『舞台シーンの中』にいるのよね?
GM:ええ、います。
幸見:この残骸の中から、私の『瞳』で二人の遺体を捜し出して、《アドベント》で復活させたいの。出来るかな?
砕紀:AGPいります?
誠:出しますよ〜。たっぷり余ってますから。
GM:え〜と、幸見の絆は碧沙にどういうの取って…
幸見:演出としては、『侵蝕された世界』の中で起きたことを、全て“なかったこと”にする感じで。
GM:……くそ、おいらの弱いフレーズ使いやがって。OK、認めます。
幸見:絆は八尾くんにしかないなぁ。砕紀くんが持ってる分で何とかならない?(笑) 絆、固定してもらうから(笑)。
誠:あ、こっちも碧沙に絆/救済持ってますよ。
砕紀:私は最後の1点…碧沙ちゃんへの絆が残っています。それで打ち止めです。
幸見:それじゃ、持ってる人はAGP3点よろしく〜。
美香:砕紀さんの絆を固定、1点進呈。
誠:碧沙の絆固定。AGP出します。
砕紀:「そうだね…それができるのなら…」碧沙の絆/救済を固定、愛を幸見に渡します。
幸見:私は死神…『世界に害なすモノ』を殺す者――私の瞳は全てを殺すわ…たとえ、それが『死の運命』でも…!」HA《アドベント》使用!
GM:死をもたらす死神は、少女を思う愛、世界を守ろうとする意志、様々な愛を糧に『死の運命』を殺す。邪なるモノがもたらした、世界の歪さえ死神は殺し尽くしていった…。


GM:というわけで、エンディングでしたい演出ありますか〜?
砕紀:というか、一つ確認をしたいのですが。白河家って結局どこまで戻るんですか?
GM:一番最初まで巻き戻ります。
砕紀:道化師の手の入った『夫婦の離婚』から回帰して、『夫婦が離婚しなかった』あるべき家族の姿に戻っているとかかな?
幸見:一度離婚したけど、道化師の干渉が無くなって、よりを戻すとか…。
GM:うん、そういうこと…成功してお母さんをよりを戻すと。
砕紀:あ、そっちですか…てことは、砕紀とは知り合いのままでOKですか。
美香:あっ、あと八尾君はこれからどうするんですか?
GM:ん、八尾は公園で丸くなってるだけです。
誠:……犬だ…。
幸見:幸せな家族に戻って、八尾くんは犬の姿で女の子と遊んでいるEDがいいかな(笑)。私の希望は、そんな感じで。
美香:お任せします。
誠:同じく、お任せします。
GM:了解です〜。


 

■エンディングフェイズ■


●シーン14 『終幕:小さな幸せ』  共通ED

○飯処『月見屋外伝』


 世界は救済され、一組の家族が救われた。
 そして世界は、いつものようにくるくる回る。
 場末の料理屋もお昼になるとやはり忙しくなり、客席が埋まっていく。


砕紀:登場していい?
GM:どぞ〜。
美香:全員出ますか?
幸見:様子を見て、そのうち登場します。
誠:………誠は端っこで食事してそうだなぁ(笑)。

(SE:カランカラン)

GM/碧沙:「ママ、パパ。ここのチャーハン美味しいんだよ♪」
砕紀&漆:「いらっしゃいませー」 「いらっしゃーい」
GM/碧沙&白河夫妻:「あ、お兄ちゃんに漆おねえちゃん。パパとママ連れてきたよ〜♪」「ほら、母さん。八尾は外に繋いで」「わかってますよ。急かさないでください、あなた」「え〜? 八尾も一緒にご飯食べようよ〜」
砕紀:「おや、初めまして。いつも碧沙ちゃんにはご贔屓して頂いております」笑顔で一礼。しかし外さないサングラス(ぉ
GM/白河(夫):「いえいえ、娘の面倒を見てもらい、ありがとうございます。本当にありがとうございます」(ぺこぺこ)
砕紀:「…あぁ、良ければ八尾くんはこちらの方に連れて来てくださいな。部屋の中は無理ですけど、庭を挟んでなら一緒に食べられますよ」そう言って、奥の庭に面した席へと誘導します。
GM/白河(妻):「そうですか、ありがとうございます。よかったね碧沙」「うん、お兄ちゃんありがと〜♪」庭に連れて行かれた『八尾』と呼ばれる小さい犬は、嬉しそうに尻尾を振っている。
砕紀/漆:「それでは、こちらがメニューになります、炒飯以外にもオススメの品がいくつかありますので、ごゆっくりお選び下さい」お絞りをテーブルの上に置くと、漆はまた別のテーブルへと移っていきます。
GM:家族は楽しそうにメニューを見て注文していく。その姿は幸せそのものだった。
幸見:では、庭の中に登場します。「…八尾くん。良かったね…」しゃがみ込んで白い小犬の喉を撫でる。
誠:こっちは店内に。「やれやれ。綺麗に終わったみたいだね。あ、ラーメンと餃子」
美香:同じく庭の別テーブルに登場。
幸見:「…本当に、良かった……」幸せそうな家族を、店の外から見つめる……少しだけ、羨ましそうに。
GM:邪な舞台は打ち砕かれ、幸せな後日談を作りあげていく家族たち。この幸せは、きっと長く続いていくだろう。



〜FIN〜



●シーン15 『陽だまり』  番外編ED

○昼下がりの公園


砕紀:番外編…?
幸見:お疲れ様でした…って、番外編?

 ぽかぽかと暖かい陽気の公園。
 いつもの指定席で丸くなっている、大型犬程度の獣。
 たいがい、子供たちにじゃれ付かれているが、噛みつきもしないので保健所もやや黙認状態の獣だ。


幸見:こっちが本物の八尾くんか。小犬に生まれ変わったかと思った(笑)。
砕紀:これは出るとしたら幸見ちゃん限定かな(笑)。

 獣――666匹の獣の集合体、八尾――は今も帰らぬ主人を待って、ベンチに丸くなる。
 その内の一匹は、幸せな道を歩いている。だが、残る665匹は帰らぬ主人を待ち続けている。
 ただ幸いなるかな、小さな脳みそは温かい日差しだけで満足そうだった。




THE END


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