第60話
No wing,but fly to the sky

●今回予告●

求めているものは、遠く、高く。

それでも、いつか届くと信じた。

この手を、伸ばし続けられる限り―――。

Beast Bind New Testament
『No wing,but fly to the sky』

汝、高みへ飛び立たん。



オープニング ミドル クライマックス エンディング

■プレセッション■


GM(Nオレンヂ):さて、揃ったようなので確認と事前説明を。今回はかなり特殊なことをするので、よく聞いておいてください。
一同:了解です。
GM:まず、おるとさんは、自己紹介の手順は御存知ですか? PC間絆をルナ→晶→ヴェルティ→ルナの順で、自己紹介もこの順でお願いしようと思ってましたが。
おると→ルナ:大丈夫です、何度かセッション参加してますので。
GM:では、自己紹介及びPC間絆は上記の通りで。もう一つ。皆さんは『フープ』が何だか御存知ですか?
晶:いいえ。何か聞こうと思ってました。
ルナ:…知りません(汗)。
ヴェル:同じくです(汗)。
晶:フラフープとは…違うよね?(笑)
GM:フープとは、ストリートバスケを行うゴールのある敷地の呼び名のことです。基本、ゴール一つのハーフコートですが、今回はオールコートとします。
ヴェル:よく、路線下とかにあるようなヤツですか? イメージ的に。
GM:イメージとしては、そんな感じですね。半魔達がストリートバスケに興じるバスケコート、と考えてくれれば問題ありません。
ルナ:了解です、何となくイメージ掴めましたー。
ヴェル:半魔バスケ!
GM:では、今回の説明。まず、絆判定は通常通り行います。1シーン一つ、目標値は20。判定に成功した場合、絆でもエゴでも好きな方を取れるとします。登場判定は無し。シーン毎の指定に従ってください。そして、今回のみの特殊ルール。

 今回は、絆を固定しても、自分にAGPを得られるとします。
 また、AGPの使い方として『判定前に宣言、その判定の達成値に+5』という項目を追加します。


GM:以上、了承しておいてください。
晶:絆を固定すると、自分に1点+他人に1点で合計2点のAGPになる…ってことですか?
GM:いいえ、自分が1点得るか、誰かに1点渡すか選択とします。
一同:了解ですー。
GM:では、HAを変更したい方はいますか? なお今回はシナリオの都合により、NPCへのHAの使用は無効とします。正確には、『基本的に無効』ですね。演出上、1個だけ使われるので。
晶:《リセット》は要らない気がするので、《ヴォイド》に差し替えておきましょうか?
ルナ:NPCに使えないなら、それが良いかもしれませんね。私はどうしようかな…。
ヴェル:そうですね。《ヴォイド》持ちは今回いませんし。
GM:ちなみに今回、NPCに対する反応や各種判定、絆の取得等でバッドエンドに行く可能性がありますので注意。戦闘は一切しませんので、それらを踏まえて考えるのも手です。
晶:戦闘が無くてもダメージ算出はあるとか、そういったことは…?
GM:ありません。
ヴェル:攻撃判定の類も在りませんか?
GM:幾つか技能判定はありますが、攻撃判定を行う場面は用意していませんね。
ルナ:んー…では、私は全差し替えでいきたいです。《勝利への賛歌》《信頼の光》《悪の華》で。
晶:そーすると《万色の魔術》も要らなそうだなー。て言うか、マジシャンのHAが全部要らない(笑)。
ヴェル:エトランゼも微妙です(汗)。
GM:まあ、戦闘無い状況では、HAの存在自体が微妙ですからね(笑)。
晶:なら、マジシャンのHAを二つとも《ヴォイド》にします。
ヴェル:念のため《無限の法則》を《ヴォイド》に変更して、《彼方への門》《歩く影法師》《ヴォイド》の3つにします。
GM:了解です。
ルナ:《ヴォイド》合計三つかー。はたして使い切れるだろうか(笑)。
ヴェル:《特異点》もいいかなと考えたけど、《歩く影法師》の方が汎用性高いし。
GM:それでは、開始としましょう。順に自己紹介をお願いします。
ヴェル:はーい。改めてよろしくお願いします。


●PC1(定員1〜2名) 推奨:お人好しキャラ。

 若い半魔達が集まるフープの側を通りかかった時、揉め事の気配を感じる。
 見ると、女の子とどこぞのグループが言い合っている様子。
 一段落付いたところで、君はその少女に話しかけてみた。

 シナリオ絆/エゴ:高見 かなた (関係:任意)


ルナ闘争の狂気の姫君  プレイヤー:おると
 【セレスチャル/デーモン】 年齢:外見17歳/性別:女/カヴァー:元・聖職者
「―――信じるって、難しいし、怖い。凄く凄く、怖い。それでも……信じるよ」
 闘争の狂気に魅入られ、魔界に放逐された堕天使。大昔は『神を見る者』の名を持つ大天使だったらしい。
 快楽に酔い痴れるまま長らく闘いに明け暮れていたが、いつしか人との絆を知り、殺戮の虚しさに気付く。
 それ以降は絆を求め、しかし召喚者からは道具のように扱われた。大戦下、不慮の事故で自由を手に入れるまでは。
 現在の外見は銀髪に紫の瞳の美少女。昔からの習慣なのか、見た目にそぐわぬ大食らい。
 時折、深夜の公園で意味の解らない唄を歌う少女がいたら…それは、彼女かも知れない。
 所持HA:《勝利への賛歌》、《信頼の光》、《悪の華》

日向 晶 ひなた あきらソロモンの鍵  プレイヤー:麻那
 【マジシャン/アーティファクト】 年齢:17歳/性別:女/カヴァー:高校生
「ワガママでもいい…決めたんだ。ボクの前では、もう誰も死なせない!」
 魔神に選ばれ『ソロモンの指輪』を正式に継承した、魔神召喚士にして女子高校生。
 底なしの魔力を有するが、底抜けのお人好し&ドジっぷりも健在。篠崎勇司とは微妙な師弟関係。
 性格は明朗快活でボーイッシュ。嘘が苦手で、『誰かの命を奪うこと』が何よりも嫌い。
 いつも連れてる馬のぬいぐるみは魔神オロバスの化身。主に晶へのツッコミ&毒舌担当。
 所持HA:《電光石火》、《ヴォイド》、《ヴォイド》


●PC2(定員1名) 
推奨:依頼を受けられるキャラ。

 最近、近隣に幽霊が出没しているらしい。
 今の所実害は無いが、付近住民が気味悪がっているという。
 どうにか原因を取り除いて欲しいというのが今回の依頼だ。

 シナリオ絆/エゴ:依頼人 (関係:任意)


ヴェルティ・ヴィクティムLicht Schneidenリヒト  シュナイデン  プレイヤー:Cerva
 【エトランゼ/イレギュラー】 年齢:外見14〜15歳/性別:女/カヴァー:ハンター
「――――Licht Schneiden、力を貸してっ! Licht United!!」
 ぶかぶかのシャツとハーフパンツを着用した、灰色の髪の少女。体格は小柄で中学生くらい。
 その正体は、無数にある未来の平行世界の一つから来た異世界人…らしい。
 地球に来た際、記憶の大半が失われた。唯一の手がかりは、自分が乗っていた装着型戦闘艇『Licht Schneiden』
 基本的にのんびりとした気質だが、ちょっとお節介。最近、直感で行動する事が多くなった。
 現在は、僅かに憶えている魔物の知識と自身の能力を活かし、魔狩人の真似事をして生計を立てている。
 所持HA:《彼方への門》、《歩く影法師》、《ヴォイド》


ルナ:絆は晶さんに友情で。『ルナ』になってからできた、つい最近の知り合いって感じで。
晶:ヴェルちゃんへは絆/友情で。
ヴェル:PC間絆はルナに絆/友情を。改名前からの知り合いでもありますし(笑)。

GM:しかし今回、シナリオの都合上とは言え、何回『たまたま通りすがる』のだろうか(笑)。…気にしては負けです(自分で言うな
ヴェル:きっと、誰かが《運命の輪》を持ってるんですよっ!
GM:むしろ、《不幸な通りすがり》…。
ルナ:不幸で終わらないよう頑張ります(笑)。
ヴェル:ふっふっふ、3人とも絆/友情(笑)。友達の友達は友達なのだー♪
ルナ:仲が良くて良いじゃないですか(笑)。
晶:さて、久しぶりだけどどうなるかなー…。半年以上出番がない間に高校三年生になっていた…時間が経つのって早い(笑)。
ヴェル:晶ちゃんも受験ですか。
晶:受験生ですねぇ。ますます出番が減りそうな予感(笑)。
ルナ:はっはっは、こっちは無職無学歴無戸籍の外見17歳ですとも(何
ヴェル:ナカーマ(苦笑)。晶ちゃんはやはり、高校卒業したら時計塔へ?(違
晶:時計塔…Fateネタですか(笑)。
ヴェル:まぁそうですね(苦笑)。もっとも、今の晶ちゃんが行くのは危険な気がしますが(汗)。かのソロモンの指輪の主だし。
晶:多分、晶は時計塔のこととか知らないです。普通に進学/就職して普通の人生送る気でいると思う(笑)。
ヴェル:…………成長した晶ちゃんを想像してみる…のだが、今と大差ない感じになってしまった(汗)。
晶:根本的に『魔術師としての心構え』なんてものとは無縁な子なので(笑)。
ヴェル:まぁ、ドロドロした晶ちゃんなんて想像付きませんけどね。


 

■オープニングフェイズ■


●シーン1 『JAM』  シーンプレイヤー:ルナ&日向晶

○とあるアレナ内


GM:あなた方は、アレナの中にある、大規模なフープの側を通りがかりました。オールコートのある大きなフープで、いつも賑わっています。…が、今は何か雰囲気がおかしい様子。
晶:「んー? あれ、みんなどうしたんだろ?」
GM:見ると、14〜15歳の少女と、どこかのチームが言い争っているようです。
晶:話の内容は聞こえますか?
GM:どちらかというと、なにやら言い募ってる少女に対し、チームの方が見下した感じで答えている様子です。

チーム:「おまえには無理だって」
少女:「そんなことない! ボクにだって…」


GM:という感じですね。
ルナ:「おや、喧嘩だねぇ。まったく楽しいわけ無いのによくやるよ」離れたところで呆れ顔してます。
GM:実際のところ、チームはバスケットをやっているだけあって大柄なのに対し、少女の方は普通の14歳に比べても小さいくらいですね。
晶:「こらこらー、キミたち! 女の子をいじめちゃダメだぞ!」と空気読まずに首突っ込んでみる。
ルナ:「いや、晶…いい度胸してるね」苦笑しながらも後には続く。ちなみに外見ゴスロリなんで目立つ(何
GM/チーム:「なんだよ? 別にいじめてるわけじゃねぇよ」言いつつも、傍目にどう見えるか位はわかっているのか、ややバツの悪そうな様子。
晶:「いじめてるわけじゃないなら、何やってるの?」首傾げて聞いてみる。
ルナ:「まぁ、突き放すばかりじゃなくて、もう少し穏便に、ね?」チームの人達を宥めるように。
GM/チーム:「別に、大したことじゃねぇよ…。チッ…。帰ろうぜ、みんな」そう言うと、彼らはこぞって去って行きます。
晶:「……何があったの?」と女の子に話を振ろうかな。
ルナ:「おや、言っちゃった。…大丈夫だった?」連中を見送ってから少女に向き直る。
GM/少女:「………」彼女はしばらく、悔しそうに彼らが去っていくのを見ていましたが、「ありがとうございました。すいません、御迷惑をおかけしたみたいで」と、屈託ない笑顔で頭を下げます。
晶:「全然迷惑なんかじゃないよー。それより、何か困ってるんじゃないの?」
ルナ:「いやいや、別に何もしてないしね。それより、何があったの? …まぁ、初対面の私達じゃ話しにくいかな」(苦笑)
GM/少女:「ボク、高見かなたといいます。実は、ちょっとここのフープで試合をしたいなーって思ってたんですけど…」
晶:「試合? バスケの? …あー、もしかして一緒にやる仲間がいないとか?」
ルナ:「…あー、女には無理だ、とか言われて断られたとか?」
GM/かなた:「見ての通り、ボク一人でチームがあるわけでもないし、やりたいならメンバーくらい集めろって話になってしまって…」
ルナ:おっと、邪推しすぎたか(苦笑)。
GM/かなた:「いえ、あの人達の言うことももっともなんですけど、誰でも自由にゲームができるのがフープじゃないのか、ってところから、つい口論になってしまいまして…」
晶:「…ちなみに聞くけど、集めるとしたら、あと何人くらいいるのかな?」
GM/かなた:「3on3なら最低三人必要ですが、ここはオールコートでゲームをすることが多いので、五人はいないとなかなか…」
晶:「五人…」ひーふーみー、とここにいる三人を指で指す。
ルナ:(同時に)「成る程ね。えーと、ひいふうみい…あと二人かぁ」その場にいる人数を数え(ぇ
晶:「…足りないね」

ルナ:考える事は全く同じだった様子(ぇ
晶:思考パターンが似てるんでしょうか(笑)。

GM/かなた:「っと、こんなこと話しても仕方ないですよね。そろそろボクは帰らないといけないので。今日は、ありがとうございました!」
ルナ:「いやいや。そうでも無いかもよ?」
晶:「あ、待って! そのフープって誰でも出来るの?」
GM/かなた:「はいー! ストリートは自由が売りですから!」まあ、そういう意味でも、先ほどのチームの言動は、言いがかりに近いものです。言動というか、『チームメンバーくらい揃えろ』と言うのは一方的な言い分ですね。。
ルナ:「なら、あと二人見つければ何とかなるわけだ。選手の質はさておいて。晶、心当たり無い?」
晶:「んー、あるような、無いような…」脳裏に浮かぶのは魔神72柱の姿(ぇ
GM:ともかく、かなたはブンブンと手を振ると、去って行きます。
ルナ:かなたを見送った後で。「…さて晶。キミ、バスケの経験は?」にや、と笑って。
晶:「……ボク、水泳部なんだよね」苦笑して「…ルナちゃんは?」
ルナ:「私も無いよ。でも、ねぇ…あのコにバスケ、させてあげたくない?」悪戯っ子の笑み。
晶:「させてあげたいねぇ。と言うよりも、むしろ一緒にやりたいかな?」にっこり笑顔で。
ルナ:「気が合うね」にやり。
晶:「だって…面白そうだし!」
GM:では、ここらでシーンを切りましょうか。絆:高見かなたと、[SA:かなたの助けになる]をどうぞ。
晶:絆でいいんですね。関係は親愛にしておこうかな。
ルナ:絆なら、関係は献身で。ルルブ見直して決めました(笑)。

▼絆/エゴの変化
ルナ:
高見かなたに絆/献身を取得。
晶:高見かなたに絆/親愛を取得。



ヴェル:五人…一人足りない?(汗)
晶:《オリジナルスペル:守護者》で魔神を呼べば…あと71人は揃いますが(ぇー
ヴェル:そ、そろいすぎー!?
ルナ:何チーム作れるんだ…(笑)。
晶:まぁ、さすがにそれじゃシナリオが台無しだし。素直に知り合いを当たってみましょう(笑)。
GM:そんな、参加PCによって揃ったり揃わなかったりな組み方はしません。もっとも、三人は一番(GM的に)楽しいことになりそうだとは思ってましたが(何
ヴェル:楽しいこと…ショコラさん出陣!(ぇ



●シーン2 『DOWNTOWN』  シーンプレイヤー:ヴェルティ・ヴィクティム

○『図書館』


 ―――その日ヴィクティムは、頼みごとがあると『図書館』から呼び出しを受けた。

GM/ショコラ:「ああ、よく来てくれたね」
ヴェル:「構わないよ。それで、今日はどうしたんです?」
GM/ショコラ:「ちょっと頼みごとがあってね。最近、この界隈で幽霊が出没しているらしい」
ヴェル:「幽霊ですか…もうチョットすれば季節にぴったりなんですけど…」
GM/ショコラ:「今の所、実害は無いようだけど、気味悪がっている者が多い。そこで、君にはその幽霊をどうにかして欲しいんだ。ボク自身としては、実害が無いなら穏便に済ませたいところだけどね。話が通じれば、説得してもいいし、来歴がわかれば、成仏させられるかもしれない」
ヴェル:「うん、それはいいんだけど…具体的に、どんな幽霊です?」
GM/ショコラ:「人型の幽霊で、ドスドスと大きな足音を立てると聞いているよ。なにぶん、はっきりと姿を見た者がいないから、その程度しかわからない」
ヴェル:「ふぅん……幽霊なのに足音」
GM/ショコラ:「おおよその出没範囲はわかっているけどね」
ヴェル:「あ、そうなんですか。それじゃこっちでも調べてみます」
GM/ショコラ:「幽霊に足が無いのは、この国特有のイメージだよ。それもそもそも、幽霊というものの不可思議さを表わすための、意図的な、ね。大体、この国にも『幽霊の足跡』が保存されてるし…って、関係ない話だったね」
ヴェル:「なるほど。幽霊の正体みたり〜ってやつですね」
GM/ショコラ:「それじゃあ、よろしくお願いするよ。ボクの方も、手伝えることがあったら何でも言ってくれて構わないから」
ヴェル:「了解。それじゃがんばりますか(今回は、穏便に済ませられるといいなぁ)」
GM:では、ここらでシーンを切りましょうか。絆:ショコラと、[SA:幽霊騒ぎを鎮める]をどうぞ。

▼絆/エゴの変化
ヴェル:
ショコラ・斜上に絆/尊敬を取得。



GM:ちなみに、幽霊の足の話は本当のことです。シナリオには全く関係ありませんが!(マテ
ヴェル:豆知識補充っ!
晶:…どうやって『幽霊の足跡』だって判ったんだろう?(笑)
ヴェル:同時期だから、結び付けたのでは。
GM:お寺に幽霊が現れて、その場に一晩立っていた挙句、朝になって消えると足跡が残っていたそうです。
ルナ:幽霊が恩を受けて、自分で「お礼に足跡を残していきます」と言ったって話は聞いたことがありますねぇ。なぜそれが『お礼』になるのか知らないけど。


 

■ミドルフェイズ■


●シーン3 『Air ball』  シーンプレイヤー:ルナ  登場難易度:PC2は登場不可

○公園

GM:あくる日の夕方。人気のない公園の側を通りがかると、どこかで見た姿が。
晶:「んー?」かなたちゃんかな?
GM:かなたですね。一人でドリブル練習をしている模様です。
ルナ:「おや、昨日のコだねぇ。かなた、って言ったかな? おーい」ひらひら手を振りながら近づく。
GM:見ていて判ることは、彼女の動きは相当にレベルが高いこと。

(舞台裏)
ヴェル:しかし、半魔のバスケってどんな絵面になるんだろう…やっぱり基本はダンク?
ルナ:能力によってピンキリかも。体力少ない魔もいるんだし。
ヴェル:直角ドライブシュートな3Pシュートとかあるんだろうか。こう、ゴールの真上までボールが飛んできて、急転直下(笑)。


晶:「やっほー。熱心だね、かなたちゃん」
GM/かなた:「…? あ、先日はどうも…」(ペコリ)。
ルナ:「凄いねぇ、そんなに上手だったんだ」ぱちぱち拍手。
GM/かなた:「いえ、ボクなんてまだまだです…」照れ照れ。
ルナ:「謙遜しなくてもいいよ。ところで、あれからメンバーは見つかった?」
GM/かなた:「うーん、難しいですねぇ。ちょっと、先日揉めたのが良くなかったようです。あの人達、あのフープでも特に実力があったみたいで、試合をしたがる人がいないんですよ」
晶:「…ものは相談だけど。素人のボクたちでも出来るかな?」
GM/かなた:「え…?」
晶:「正直、やったことないから戦力になるかどうか分かんないんだけどね…今から覚えて、間に合うかな?」
GM/かなた:「えと、あの、ストリートは基本的に素人の集まりですし、来るものは拒まずが理念ですから、昨日始めた人が試合をしていけないことはないですが…」
ルナ:「本当に素人だけどね。人数まだ足りないし…ダメかな?」(苦笑)
GM/かなた:「あ、ありがとうございます! えと…」今更、名前を知らないことに気付く(笑)。
ルナ:「よし、なら決まり。これであと二人かぁ」強引に(笑)。
晶:「ボクは晶。こっちはオロバスでそっちはルナちゃん。よろしく!」
ルナ:「私はルナ。ヨロシク頼むよ、かなた」手を差し出して。
GM/かなた:「はい! ありがとうございます!」

(舞台裏)
ヴェル:オロバス…そうか、オロバスがいたっ!(マテ
ルナ:ぬいぐるみも参加可能なのかな? すごいや半魔バスケ(ぇ
ヴェル:コートを華麗に駆け巡るぬいぐるみ馬! 口でドリブル・パスをこなせばきっと出来る!
GM:………今回、ボクッ娘が何人いるのだろうか…(遠い目)。
ルナ:とりあえず三人は確認しましたが。ついでに言うと女性比率の高いセッションですね(ぇ
晶:女の子ばっかりですね(笑)。
ヴェル:ヴェルで正解だった。砕紀じゃきっとヘトヘトになる。


GM/かなた:「あ、えと、それじゃあ、ちょっと軽く練習してみましょうか? ここ、何も無いですけど、何故かゴールだけは立派なのがあるんです」言いつつ、ジャンプシュート。かなり舞い上がってる様子(笑)。
晶:「うん、それじゃ早速!」ぶんぶん腕を振り回す。
ルナ:「なら、早速やってみようか。がんばるよ」軽く腕を回して。
GM/かなた:「それじゃあ、軽くパス回しでも…」ここで、〈運動〉判定!(笑)
ヴェル:よしきた、得意分野!(ぐっと拳を握る)
晶:技能なしです(笑)。(ころころ)出目は良い、達成値13。
ルナ:一応あるけど、付け焼刃(笑)。(ころころ)達成値14、割と悪くなかった(笑)。
GM:OK、君達の実力はよくわかった(何
晶:「せーのっ♪」パスされたボールを宙に投げ上げて。「アターック!!」とゴールにぶつける(ぇー
GM/かなた:「うわぁ、皆さん、結構動けますね。それでは、ルールの確認をしましょうか」(笑)
ルナ:「いや、バスケってゴールにぶつけるんでなく、網に入れるものだからね?」苦笑してる。
晶:「…あれ? バスケってこうじゃなかったっけ??」(きょとん)
ルナ:「いや、確かこう…だったっけ?」てこてこゴールに近づいて、ボールをぽいっと投げ入れる。
晶:「サーブ、スマッシュ、ボレー♪…だったよね?」
ルナ:「…それ別の競技」

 真面目なバスケファンの人、ごめんなさいごめんなさいごめんなさ(略

GM:ということで、しばらくここに集まって、簡単な練習をすることになりました。というところで、シーンを切りましょうか。絆の取得等あれば、どうぞ。
晶:ルナちゃんに絆チェックー。(ころころ)絆/友情でー。
ルナ:えーと、晶には絆だったっけ。なら、初期エゴの変更試みます(ころころ)ファンブルかぃ(汗)。仕方が無いので、恐怖のままー(涙)。
GM:まあ、ある意味ここで出て良かった(笑)。

▼絆/エゴの変化
晶:ルナに絆/友情を取得。



GM:念のためにもう一度言っておきますが、各技能判定は、バッドエンドを迎えないための重要フラグが幾つか含まれているので注意です(何
ヴェル:こ、こわ! 私、体力ないよ?(びくびく
ルナ:アタマ使う判定は少なそうだ…いざとなったらAGP使おう(苦笑)。
晶:《能力強化》が有効なら良いんだけど…無理かなぁ。
GM:《能力強化》は『攻撃』と明示しているので不可です。
晶:やっぱり無理かぁ。AGP頼みだね、これは。
ルナ:一応、《勝利への賛歌》はありますよ。《悪の華》や《歩く影法師》も使えば何回かはいけそうです。
晶:となると…《呪詛》で相手の妨害とかは出来そうかな。



●シーン4 『Swingman』  シーンプレイヤー:ヴェルティ・ヴィクティム  登場難易度:PC1は登場不可

○街中

GM:まずは実地調査ということで、出没範囲を回ってみることにしました。ほどなくして、ドスドスという音が聞こえて来ます。
ヴェル:「さて、確かこの辺りのはずなんだけど…って、この音!」そちらの方に意識を向けつつ、歩み寄ります。
GM:では、ここで〈知覚〉判定。
ヴェル:(ころころ)19です。

(舞台裏)
ルナ:…ヴェルさん、適任だなぁ。
ヴェル:運動特化の《IQ600》持ちなので、意外に万能です(苦笑)。
晶:うう、こっちは〈運動〉も〈知覚〉もない(笑)。
ルナ:基本の【知性】が高いから、そっち方面は少しはマシだけど…他が今ひとつなぁ(苦笑)。


GM:では、気付かれずに近づくことができました。
ヴェル:では、改めて狩人は見たっ!
GM:14〜15歳くらいの小柄な少女の様子。ドスドスいっているのは、足音ではなくボールをついている音ですね。小走り程度の速さで、ボールをつきながら歩き回っている模様です。
ヴェル:「(あれか……女の子が…ボールをついてる? あれって確か……)」隠れながら見ています。ところで、少女自身はどんな印象に感じられますか?
GM:少なくとも、悪意は欠片も感じられませんね。歩き回っているのも、何か目的があるというより、歩き回ること自体が目的と思えました。
ヴェル:「(たしか、ボールを使ったスポーツよね、あれ。コレが音だったんだ)」まだ観察します。
GM:では、しばらくすると、スーッと姿が薄れていきます。
ヴェル:「あ…待って!」思わず声を上げて姿を現してしまいます。
GM:では、〈魔力〉判定!
ヴェル:いやん、弱いのきた(涙)。
晶:ボクは〈魔力〉しか高いの無いよ(笑)。
ルナ:AGPの使い時かな?
ヴェル:かなぁ。自前のエゴでやります。エゴ/魔の力を固定してAGP入手、それをブーストに使って判定します。(ころころ)達成値15!
GM:では、消えかかる気配を、なんとか追跡できました。少し行った先の、大きな病院の中に行ったようです。半魔の治療も受け付けていますが、今は流石に救急棟以外は閉まっています。
ヴェル:「はぁ、ここは…」とりあえず場所と病院名を確認してから、気配の行き先をそれとなく探ってみます。
GM:病院の中に行ってからは、さすがに離れすぎてしまうので判りませんね。
ヴェル:「(今日はここまでかな……)」暫く観察を続けますが、進展が無いなら一度撤退します。場所・名前の控えも忘れず(笑)。
GM:病院の名前と場所は覚えられます。一般的に知られているので、問題なく覚えられます。では、シーンを切りましょうか。絆の取得等あればどうぞ。
ヴェル:はい。では謎のスポーツ幽霊に絆判定を行いたいと思います。(ころころ)…残念。謎のスポーツ幽霊にエゴ/疑惑を取得します。

▼絆/エゴの変化
ヴェル:
謎のスポーツ幽霊にエゴ/疑惑を取得。



●シーン5 『Weak Side』  シーンプレイヤー:日向晶  登場難易度:任意

○公園


GM:翌日、かなたと例の公園で練習中です。では、ここで〈魔力〉判定。
ルナ:お任せして宜しいですか?
晶:(ころころ)おぉう。6ゾロでクリティカル。
ルナ:(ころころ)達成値6…ファンブルしないだけマシ(苦笑)。
ヴェル:流石、餅は餅屋(笑)。
GM:では、晶はかなたの纏う霊力が薄いことに気付きます。
晶:衰弱してるって事? 本人は気付いてない?
GM:初めて会った時から少々薄いなとは思っていましたが、今日は一際薄いですね。ときおり、消えてしまいそうに感じるほどです。
晶:「かなたちゃん…もしかして、今日は体調悪くない?」怪訝な顔で。
GM/かなた:「え? いえ。いつも通りですよ」本人の様子には変化はありません。
ルナ:「…? 晶、どうかした?」んで、私はちっとも気付いてないと(苦笑)。
GM/かなた:「まあ、実はボク、あまり体力がある方ではないので…ちょっと動きおかしかったですかね?」
晶:「なんて言うか…気配って言うか魔力と言うか…ちょっと薄くなってる気がするんだけど」
ルナ:「…いいや? そうは見えなかったけど…そうなの?」かなたに言ってから、晶に聞く。
GM/かなた:「魔力…そういえば、ボクのことは特に話して無かったですよね」
晶:「…そういえば、聞いてなかったけど。キミも半魔なんだよね。どんな由来の人か聞いて良いかな?」あの幽霊、《うつろわぬ伝説》かなぁ…?
ルナ:「聞いてなかったねぇ。まぁ、あまり聞きたがるようなものじゃないしね」
GM/かなた:「ボクは、有翼種の出ですが、種としては所謂、突然変異種なんです」
晶:「そうなんだー。ちなみにボクは魔法使いだよ…バスケの役には立ちそうにないけど」屈託なく笑いながら。
GM/かなた:「だから、本来の種族の者より魔力が弱くて不安定なんですよ」
晶:「魔力があんまり薄くなると消えちゃうとか、そーゆーことは…ない?」
ヴェル:有翼種なのに翼を持っていない…もしくは、使えない?
GM/かなた:「これが、その証です」そう言うと、バサッと翼を広げる。漆黒の翼を。
ルナ:「へぇ。私は堕天使だね。やっぱりバスケの役には立たないよ…」途中で、翼を見る。翼自体はあるのか…羨望の目で見そうだ(苦笑)。(*ルナは堕天した際、他の天使達によって翼を剥奪されている)
GM/かなた:「普通は、白い翼が生えるんですけど…。その所為か、本来なら罹るはずの無い病気に罹ったりするそうなんです」
ルナ:「そうなんだ…今は、平気なの?」黒い翼をじっと見ながら。
GM/かなた:「はい。見ての通りです」言いつつ、3ポイントシュート。
ルナ:「お見事。…でも、無理はしないようにね」拍手しながら。
晶:「それって大丈夫なの? 身体が弱かったり疲れやすかったりとかは?」色のことは特に気にしなーい。
GM/かなた:「確かに、少々同種としてはハンデですけど、普通の生活には支障ありませんよ」
ルナ:「なら、大丈夫かな…じゃ、練習再開、といきますか?」腕まくり。
晶:「そっか。大変そうならいつでも言ってね? 出来ることなら力になるよ」
GM/かなた:「はい、ありがとうございます。それはそうと…」
晶:とぉ、と勢いよくボールを投げ上げつつ。「…ん、何かな?」
ヴェル:は、しまった。出るべきか迷ったまま、ひと段落してしまいそう(汗)。
GM/かなた:「次に試合の機会があるとすれば、日曜ですね。せっかくご協力いただいたのですが、3on3となると、試合を受けてもらえるかどうか…」
晶:「あと二人メンバーが要るね。知り合いに頼める人がいないか、聞いてみるよ」
GM/かなた:「基本、五人で試合をしているところなので、内三人で、となると難しいかもしれません…」
ルナ:「んー…結局、私は誰も見つからなかったんだよねぇ…交友が狭いから」(苦笑)
晶:「…いざとなったら、羊羹一本で引き受けてくれるのが一人(?)いるし」ベンチで寝そべるぬいぐるみに目を向け(ぇ
ルナ:「…これは、勘定に入れていいのかな?」ぬいぐるみをつんつん(笑)。
晶:「最後の手段だけどね。戦力としてはちょおっと頼りないから」
GM/かなた:「ぬいぐるみ…ですか? 人型でないと難しいかと…。ルール自体は、人間と同じですし…」
ルナ:あ、そういえば今は何曜日?
GM:金曜日くらいですかね。人を集める時間はありそうです。
ルナ:「じゃ、もう一度探し回ってみるかな…まだ時間はあるし、きっと五人揃うよ」ぽんと、かなたの背中を叩き。
晶:「ボクも明日、学校に行ったら知り合いに当たってみるよ」お話的にはPC2に繋げるところだろうから、全員に断られるんだけど(笑)。
ヴェル:もうしわけない。 orz
ルナ:それでもあと一人足りないしなぁ、どうしよう?
GM:さて、それではそろそろシーンを切りますか。絆の取得等あれば、どうぞ。
晶:絆チェックは特に…っと、人助けのエゴをチェックしよう。(ころころ)エゴ/固執から絆/献身に変更です。
GM:出目が極端だなぁ…。6・7が出てない(笑)。
ルナ:人間性高いっていいなぁ…こっちは大切な人達のエゴに再挑戦、(ころころ)今度は成功ー。絆/信頼に変更です。

▼絆/エゴの変化
ルナ:
大切な人たちへのエゴを絆/信頼に変更。
晶:人助けへのエゴを絆/献身に変更。



晶:マジシャンは人間性が低いと大変なのですよ…(笑)。
ヴェル:うんうん、判りますよ(涙)。
ルナ:勇司さんの異端っぷりが目立ちますね(笑)。
晶:あれは特別です。一応ボクの師匠だけど(笑)。
ヴェル:イレギュラーも、結構人間性食うんですよね。
GM:ミドル3にPC2は来なかった…と。フラグにチェック(何
ヴェル:Σ( ̄□ ̄)
ルナ:うわ、マズかった?!
ヴェル:いやぁぁぁぁぁ! (T□T)
晶:電話で呼んでも良かったんだけどね…晶の場合、学校の知り合いに事欠かないから。いきなりヴェルちゃんに連絡取る理由がないの(笑)。
ルナ:う…こっちが呼ぶべきだったか(汗)。
ヴェル:こっちから電話…かける前に、まずショコラに尋ねるよなぁ(汗)。多少強引にでもいけば良かった。
GM:まあ、取り返せるフラグや、立っただけのフラグもあります。
ヴェル:び、びみょうな(汗)。
GM:…取り返せないのもあるけどね…(何
ルナ:…(がたがたがた
晶:ボクが電話かけてみます。どうせ学校の友人は都合が悪いので、最終的にはヴェルちゃんに頼る気でいたし(笑)。



●シーン6 『Goaltending』  シーンプレイヤー:ヴェルティ・ヴィクティム  登場難易度:任意

○病院受付

GM:手掛りと言えば、昨夜幽霊の消えた病院くらい。しかし、さすがに病院におけるプライバシーの壁は厚かった。ということで、〈交渉〉判定をどうぞ。
ヴェル:(ころころ)達成値19です。
GM:では、交渉の末、病院内の調査の許可が下りました。一応看護婦がついて回りますが、基本自由に歩き回れます。どうしても見せられない所では、その看護婦が説明してくれるそうです。
ヴェル:「(ふぅ、まずは一安心…とはいえ、あまり踏み込みすぎるとマズイ気がするしなぁ)」
GM:どこを調べていいかわからないなら…〈魔力〉判定!
ヴェル:では、まず見れる範囲で昨夜見た女の子を捜します。いなければ看護婦さんに何か聞いてみる。「バスケ好きの少女はいませんか〜」とか。
晶:と、病院入る前に携帯鳴らしてみます(笑)。
ヴェル:では、まず電話を取ります。「はい、もしもし?」
晶:「あ、もしもしヴェルちゃん? 晶です」

(舞台裏)
ルナ:…携帯越しに〈魔力〉探知はできるのだろうか(ぇ
ヴェル:探知できたら、むしろ呪いになっちゃってるような(汗)。
晶:呼び出してくれたら駆けつけるよ(笑)。
ルナ:…ルナはちょっと出れないかな。ここは任せました(笑)。あ、晶が呼んでくれたら行けるかな。


晶:「いきなりで悪いんだけど、今度の日曜日、ヒマかな?」
ヴェル:「んー…少し微妙。何かあるの?」
晶:「友達とバスケの試合やるんだけど、人数足りなくって。良かったら、どうかな?」
ヴェル:「バスケ……それって確か、ボールを弾ませながらやるスポーツだよね?」
晶:「そうそれ。半魔の人たち同士でやるんだよね。運動神経の良い助っ人がいると、ありがたいなぁ…なーんて」
ヴェル:「半魔…バスケ……偶然、かな…?(ボソリ」
晶:「ん、何? よく聞こえないー」
ヴェル:「晶ちゃん。急で悪いんだけど、今空いてる?」
晶:「うん、空いてるよー」
ヴェル:「なら、ちょっと私の請けた仕事を手伝って欲しいんだ。魔力感知って、私の苦手分野だから」
晶:「ふーん? 場所はどこ?」
ヴェル:「○○病院。いまその入り口前にいる」←現地
晶:「よく分かんないけど、判った。すぐ行くから待っててねー」プツッ、ツーツー…。
ヴェル:「ふぅ…さて」
晶:Seere-親切な太守-よ、世界の間隙に道を開け… お待たせー!」瞬間移動(笑)。
ヴェル:「――って!?」目の前に現れた晶にびっくり。
ルナ:…便利ですね、ソロモンの悪魔(笑)。
晶:「…どうかした?」顔の前で手を振る。
ヴェル:「あ、ううん。ちょっとビックリしただけ。来てくれてありがとう」気を取り直して。
晶:「うん。で、手伝いって何すればいいの?」
ヴェル:で、現在自分の持ちえる情報を晶にかくかくしかじか。
GM:人数増えるのは、病院側は嫌がるけど…交渉で19も出てたからOK(笑)。
ヴェル:うわ、そりゃ嫌がられるか(滝汗)。
晶:「…ふむふむ。で、その幽霊さんがこの病院にいるかもしれない?」
ヴェル:「そう。なんだけど、ここで躓いちゃってて…」というわけで、二人で〈魔力〉判定いいですか?
GM:どうぞ。
晶:(ころころ)ぶ、ダイス目が3(笑)。それでも達成値24いくけど。
ヴェル:こちらも一応(ころころ)達成値13です。
GM:では、何か怪しい気配でもないかと探っていくと…。『高見 かなた』と札の下がった病室が。
晶:「…あれ? かなたちゃん??」
ヴェル:「え…?」晶の言葉を聴いて。
GM:その横には『面会謝絶』の札もかかっています。
晶:足を止めて、病室内を…覗けないのか(笑)。
ヴェル:では、彼女について看護婦さんに聞いてみます。
GM:かなたは特殊な病に冒されている様子。治療法は研究中だが、今の所進行を遅らせる程度。このままでは、遠からず死にます。

(舞台裏)
ルナ:…後で教えてねー。情報量で一歩遅れてる(汗)。
晶:キリのいいところで電話連絡しようかと思ってます。ヴェルちゃんが選手の件を引き受けてくれたら、その場でするつもりだったけど…これはすぐに呼んでもいいかも。
ルナ:んー、なら頼めますかね? 特にどうということができるわけでもないけど…。
ヴェル:こうなった以上は、ヴェルも引き受けるでしょう。助けるために。


晶:「あの…もしかしたら知ってる人かもしれないんで、顔だけでも見せてもらって良いですか?」
GM:では、〈交渉〉判定。
晶:技能なしー。(ころころ)達成値9かぁ。
ヴェル:これは私も交渉してOKですか?
GM:どうぞー。
ヴェル:感謝、(ころころ)達成値19…いざって時のダイス目が凄い不安になってきた(汗)。
ルナ:そこはAGPと《勝利への賛歌》でフォローしましょう(笑)。
GM:では、大声を出さない等、いくつか注意を受けた後、面会を許されます。
ヴェル:「ありがとうございます」看護婦さんに一礼してから、部屋に入ります。
GM:PC1は、あのかなたであることが判ります。PC2は〈知覚〉判定。
ヴェル:(ころころ)達成値15です。
GM:例の幽霊と同一人物だと思いました。

ヴェル:よし、これで二つの点が繋がった。
ルナ:…蚊帳の外なのが痛い(汗)。
ヴェル:ごめん(汗)。この場に呼べそうに無いから、面会が終わってから合流しましょう(汗)。

晶:「これって……どういうこと?」
ヴェル:「晶ちゃん、知り合いなの?」
晶:混乱しつつ。「う、うん…友達みたい、だけど…」ルナちゃんに電話をかけるとしたら、屋上かな?
ヴェル:「……彼女が、私が昨夜見た『スポーツ幽霊』よ」んむ、まず電話だけででも情報を渡しておくべきかな。
晶:「そうなんだ…」取りあえず、近くの電話からルナちゃんに連絡を取ります。
ルナ:「あぁ、もしもし?」電話に出ましたー。

GM:まあ、病院内なら固定電話があるだろうし、病院側もそっち使わせるよな…とは今思った(何
ヴェル:それもそうか(笑)。携帯があまりに便利なので、ついそっちを連想してた。

晶:「えっと、えっとね? 今病院にいるんだけど、かなたちゃんが病気で入院してて、ヴェルちゃんの探してる幽霊とそっくりさんで…」と、事情を説明してるつもり(笑)。
ルナ:「……魔力が薄いとか、前に言ってたよね? 関係ありそう?」大体の事情を察して。
晶:「わかんない、わかんないけど、このままじゃもう長くないって…ねぇ、どうしよう? どうしたらいいんだろう??」
ルナ:「…落ち着いて。とにかく、ちゃんと会って話そう」
晶:「うん、うん。今、病院のロビーにいるから。待ってるから…」
GM:まあ、この後合流するなら、一旦シーンを切りますよ。では、絆取得等あれば。
晶:絆チェックはなしかな。幽霊=かなたと同一人物だと思ってるし。
ルナ:ヴェルの事も聞いたって事でいいですか? 絆を取っときたい。
GM:幽霊の絆は、無条件でかなたに置き換えてもいいですよー。ルナもシーンに出たから、絆チェック可能です。
ヴェル:感謝。では幽霊→かなたに書き換えた上で絆チェックを敢行しつつ、晶ちゃんに新規絆チェックを行ないます。まずかなた、(ころころ)エゴを絆/助力に変更しつつ、続いて晶ちゃんに、(ころころ)エゴ/好奇心を取得します。
ルナ:ではヴェルに絆判定ー。(ころころ)成功したので、ヴェルに絆/友情を取得です。

▼絆/エゴの変化
ルナ:
ヴェルに絆/友情を取得。
ヴェル:幽霊=高見かなたへのエゴを絆/助力に変更、日向晶に絆/友情を取得。



ヴェル:さておき、あとは彼女の今後か。
ルナ:『五人目』探しが重要になるかな、という気が…。
ヴェル:GM。ショコラさんにかなたちゃんを診てもらう・あるいはかなたちゃんの症状を聞いてショコラさんに相談するのは、次のシーンとかで可能ですか?
GM:特にそちらから打診が無ければ、『図書館』からシーンスタートする予定です。
ヴェル:お、では合流後、私の案内で晶ちゃんとルナさんを図書館へという事で宜しいですか?
晶&ルナ:いいですよー。
ルナ:かなたには今、全員絆ですよね? 《信頼の光》は今のところいらないかな…?
晶:絆になってますねー。
ヴェル:私が今絆になりましたから、全員のはずですね。
晶:まだ枠が二つ空いてる…どーしよう(笑)。
ヴェル:ここでショコラさんに取るのだー。その後は…。



●シーン7 『Clutch time』  シーンプレイヤー:ルナ  登場難易度:任意

○『図書館』


GM:途中経過の報告がてら、『図書館』へとやって来ました。
ルナ:「…初めて来るね、ここ」きょろきょろ。
GM/ショコラ:「やあ、いらっしゃい。………どうかしたかい?」
晶:「ショコラちゃん、久しぶり。ちょっと相談したいことが…」
GM/ショコラ:「構わないよ。なんだい?」
晶:かくかーくしかじーか、と事情説明。
ルナ:「私は初めまして、だね」一応自己紹介をしておきます。
GM:では、このシーン。AGP1点くれれば、ショコラの能力値で判定可能です。振るのはそちらですが(笑)。
ヴェル:振る技能を先に教えてもらっていいですか?
GM:判定が必要な場合、先に技能は提示しますから。判定ごとに1点です。
晶:うーむ、それじゃボクが人助けの絆を固定して1点進呈しよう。
GM:振るのは、渡してくれたPLで(笑)。
ヴェル:まぁ、こと知力に関してはショコラさんの独壇場なのですが(笑)。
晶:さて、ここでやるのは情報収集判定だよね?
GM:では、最初に晶とヴェルティのみ、〈交渉〉で振ってください。
晶:(ころころ)達成値9、無理ー。
ヴェル:〈交渉〉で…(ころころ)達成値14です。
GM:ベッドに寝ている『かなた』の状態について、説明がもらえました。

 彼女の霊力は、日が昇ってからゆっくり減衰していっている。
 が、一晩明けると、霊力がある程度回復している模様。
 医者の話によると、「このように回復するのは、本来ありえない」そうだ。


晶:日光に弱い…もしくは公園にいる『かなた』が活動してるから魔力を消費するってところかな。
ヴェル:でもそうなると、夜になって回復しているって言うのは…闇を吸収?
晶:肉体に霊魂が戻るから、その分で回復してるのかなと思ったけど…。
ルナ:あ、最初にルナと晶がかなたに会ったのはいつ頃?
GM:とっくにかなたが入院してた後ですね。
ルナ:あ、時間帯の話です。夜とか昼とか。
晶:ヴェルが幽霊を見た時間帯も知りたいな。
GM:夕方くらいですね。幽霊を見たのは、完全に日が沈んでからです。

晶:「それって、公園でバスケやってる彼女と関係ある…かな?」
ルナ:「その辺、何か分からないかな?」私も内容聞いたってことでいいですか? ショコラに尋ねますが。
GM/ショコラ:「ふむ、その子は黒い羽根を持っていたんだね?」
晶:「うん。突然変異だって言ってた…」
GM:では、〈知識〉or〈情報:魔物〉で判定。
晶:〈知識〉+助手で(ころころ)ぐあー、ダイス目低い…。達成値14。
ヴェル:ショコラさんにお願いしますか(苦笑)。
ルナ:そうしましょう。誰が渡します?
ヴェル:確か、前途で晶ちゃんが渡してたような…と、わたしも一応、自前でも判定ー。
GM:いや、足りてます。
ヴェル:おっとっと(笑)。
ルナ:〈知識〉で(ころころ)達成値17。もう必要なさそうだけど(笑)。

 黒い羽根を持つ有翼種は、夜の光から魔力を得ることが可能。
 反面、身体が弱く、独自の病気に罹りやすい。


GM:以上です。
晶:夜の光…月光とか、ネオンとか?
GM:単に魔力と考えてください。自分でも、書いてて意味不明なことに気付いた(マテ
晶:…………(笑)。
ヴェル:とりあえず、日が沈んだ後に大気に満ちる何らかの力を取り込むことで、回復が出来るって事ですね(笑)。
GM:そんなところです(笑)。
ルナ:「…思い出した。だから夜間は回復するのか…でも、じゃあ私達の会った『かなた』は? 面会謝絶なんでしょ?」腕組み考え。
晶:「ヴェルちゃんが見た幽霊は、公園のかなたちゃんと同一人物だと思う? ドッペル何たらとか言うことは?」
ヴェル:「あの時私が見た彼女は、去り際の時に薄らいで見えた」
GM:では、〈知覚〉で判定。
晶:(ころころ)達成値8。
ルナ:(ころころ)達成値18!
ヴェル:(ころころ)達成値16です。
GM:わりと頻繁に10の目が出るなぁ…(笑)。
ルナ:出目が良いのはいいことです(笑)。
晶:うー、こっちはダイス目がったがただぁ(笑)。
GM:ルナとヴェルティは、動いている『かなた』が生霊であることが判りました。
ヴェル:それは、昼と夜のどちらもですか?
晶:両方、というか同じ対象を別の場所で見ただけかな?
GM:ちなみに、昼の『かなた』は意識的に現れていますが、夜の『かなた』は無意識に現れて、回復のための魔力を集めています。ただ、基本的には同じものですね。
ヴェル:なるほど。
ルナ:「…迂闊。なんでもっと早く気付けなかったんだ…」昼はバスケをしたいという願望、夜は生存本能に従って、という感じ?
GM:概ねそんなところですね。

ヴェル:という事は…かなたちゃんに、夜意識的に出歩いてもらえばいいんじゃないかな? それとも、そうすると昼間は出て来れなくなるんだろうか。
晶:或いは、試合そのものを夜にして貰うとか…。
ルナ:…試合するなら、本当に五人目をどうしましょう?
晶:どうしましょうねぇ。四人目はいるから良いとしても。
ヴェル:そうですね。まずは五人目をどうにか……と言ってショコラさんを見る(ぇ

GM/ショコラ:「ふむ、その辺りはちょっと聞いたことがあるね。問題は、例え夜に魔力を吸収したとしても、完全に回復しない、ってところだろうね」
ルナ:「…だろうね。それだけで回復するなら、彼女の体は寝込んでない…何か手立ては?」
GM/ショコラ:「それで治る程度なら、『死に至る病』とは呼ばれないだろうしね」
晶:「完治する方法はないの?」
GM:治療法…〈知識〉or〈情報:魔物〉で判定。
ヴェル:〈情報:魔物〉で(ころころ)達成値24。
ルナ:〈知識〉で(ころころ)16。
晶:〈知識〉で(ころころ)がーん、達成値12。どんどんダイス目が低く…。
ヴェル:大丈夫、きっと本番は高くなる!
GM:わからなかったですね。
ルナ:う、なら《勝利への賛歌》でも使います?
ヴェル:よし、『おしえてしょこらせんせい!』だ! 誰が出します?
晶:「この図書館の本に、何か載ってないの?」とショコラに聞く。AGPはさっき渡した分で。
GM:では、判定値31で振ってみてください(何
ヴェル:〈知識〉固定値26って凄いよねぇ(遠い目)。
晶:今度こそ!(ころころ)達成値37!
GM:まあ、足りてる。
晶:これでダメだったら…泣くしか(笑)。
ヴェル:まぁ足りてる』…この一言が怖い(汗)。
GM:治療法としては、最も気力が充実したところで、大きく活力を与えること。
ルナ:活力…ルール的にはAGP、とか?
GM:ルール的に言えば、まず、彼女の望みを叶えてあげてください。
晶:バスケの試合をやって、出来れば勝つ、かな?
ヴェル:夜にアレナでバスケ対決して、かな。
GM:その上で、HA《世界霊魂》を使いますので、AGPを与えてください。その結果、規定値以上の数値が出れば、病気が治ります。以上。笑えるほど具体的だな(何
ヴェル:ありがとうっ!
晶:うーむ、渡すAGPが多ければ多いほどいいって感じかな…。
GM:おおよそ、そんな感じですね。
ルナ:《特異点》役に立ったかもですね(苦笑)。
ヴェル:思ったけど、HA自体が無効化らしいから結局ね(苦笑)。
晶:まぁ《特異点》って、よほどのことがない限り“使えない”HAの一つだし(笑)。

GM/ショコラ:「それで幽霊騒ぎの方は、どうにかできそうかい?」
晶:「それで友達が助かるんなら、何とかやってみるよ」
ルナ:「…まぁ、彼女が治れば生霊が出る事もないでしょ」
ヴェル:「結局は騒音被害だけだから、調査中ってことにすれば問題ないと思うけど」
GM/ショコラ:「解決の目処が立ったなら良かったよ。ボクとしても協力は惜しまないつもりだったしね」
ルナ:「じゃあ、まずは人数集めか…私に晶、そこにヴェルが入って…ショコラ、バスケ参加してくれない?」
ヴェル:「そうだね。あと一人揃わないといけないし…」
GM/ショコラ:「………(沈黙)………何?
ヴェル:GMが面白いってこのことかー(笑)。
ルナ:「いや、キミが知識畑の人間なのは見れば分かるけど。人数足りないんだ、お願い出来ないかな?」頭を下げる。
ヴェル:「折角協力は惜しまないって言ってくれたし、たまには外で身体を動かすのも悪くないと思うけど…どうかな?」

晶:運動は当てに出来ない感じだけど、作戦参謀としてなら頼りに…なるかなー?(笑)
ヴェル:いや、それよりも。運動するショコラさんなんて、どれ位稀有なことなのかと!!!
GM:〈運動〉、晶より高いよ(笑)。《アクロバット》持ってるから、常時クリティカル11だし(何
晶:行動値が高いから、移動速度は物凄いんだよね。たぶん勇司に匹敵する(笑)。
ヴェル:移動のルート取りが計算されつくしてるんだろうね(笑)。
ルナ:結局足を引っ張るのは、最初に参加したルナと晶か(笑)。
ヴェル:いや、そうとは限らない。何せ半魔バスケ! 何がどう来るかわからない!

GM/ショコラ:「そりゃあ、協力は惜しまないって言ったけど…」
晶:「事件を円満解決するためにも、お願い!」深く頭を下げる。
GM:まあ、連れ出すなら可能です(笑)。
ヴェル:では、拝み倒して連れ出すに一票。
晶:同じくー。
ルナ:同じくです。「頼むよ、この通り」(ぺこぺこ)
GM:では、ここらでシーンを切りましょうか。絆判定があれば、どうぞ。
晶:ショコラに絆チェックします。(ころころ)ショコラに絆/感謝で。
ルナ:同じく、ショコラに絆チェックです。(ころころ)今日は調子がいい(笑)。絆/感謝で取得します。
ヴェル:私は晶ちゃんのエゴを絆に変えるべく判定します。(ころころ)よし、ぴったり! 晶に絆/友情!
ルナ:これでPC三人が、全員友情を双方向で取得しましたね(笑)。
晶:うん(笑)。
ヴェル:Σd(>▽<)

▼絆/エゴの変化
ルナ:ショコラ・斜上に絆/感謝を取得。
晶:ショコラ・斜上に絆/感謝を取得。
ヴェル:晶に絆/友情を取得。




●シーン8 『Roster』  シーンプレイヤー:日向晶  登場難易度:任意

○公園


GM:メンバーも揃ったところで(笑)、ひとまず集まってミーティングです。
ルナ:「何とか集まったねぇ…よかったよかった」
GM/かなた:「こうして五人集まるなんて…後は、試合当日を待つだけだね!」
晶:「うん、頑張ろう!」
ヴェル:「よろしくお願いしますね」
GM/ショコラ:「………(虚ろな目でブツブツ)」(何
ルナ:「ま、全力を尽くすよ」にっこり。ついでにショコラの肩をぽんぽん叩きつつ(笑)。
ヴェル:「ショコラさん、気を持ち直してよ(苦笑)」同じく肩ぽんぽん。
GM/かなた:「とりあえず、相手には試合を申し込んできたよ。5対5ならってことで、受けてもらえた」
晶:「相手チームは、どんな人たち? 強いって話だけど…」
GM/かなた:「相手は、『ハイ・ウィングス』。あそこのフープではトップクラスの強さだけど…それでも、ボクは思い切り試合がしたい! それが、高く飛べることだって信じているから…」

ルナ:あ、そういえば。かなたには私達が事情を知ったことを話します? 私は試合終わるまで口つぐむ気でしたが。
ヴェル:かなたが私の事を覚えていたら話す、覚えていなかったら話さないつもりですが。
晶:ボクもわざわざ言わないつもりだった。試合の時間帯をどうするかなー、くらいで。
ヴェル:あ、そうだ。時間帯(汗)。
GM:かなた、夜は眠っているつもりですよ。自分の生霊が出歩いていることを知りません。
ヴェル:なら、あえて話す必要は無いですね。

晶:「…向こうも半魔なんだよね? 普通のバスケと同じなのかな。本当に空飛んだり、念力でボールを飛ばすようなことは…」
GM/かなた:「無いよ。ルールは人間のものと一緒。第一、それをやったらコートの意味が無いよ」笑いながら。
晶:「なるほど」うんうん、と頷く。
ヴェル:「ところでルナ。バスケットって足は原則使わないんだよね?」背景でそんなことをのたまう(笑)。
ルナ:「…勉強しときなさい、即行で」買ったバスケ解説書をヴェルに手渡す(笑)。
GM/かなた:「あ、でも足を使うくらいなら通るかな? ストリートって、その辺のルールがノリと勢いで許されることがあるから」
晶:「てことは、ノリと勢いがあれば相手を妨害するのもあり…ってこと?」
GM/かなた:「よっぽど暴力的な行為じゃない限り、大丈夫。それに、ちゃんと審判がいるからね」
ヴェル:「ふむふむ…」聞きつつ、受け取った本をざららーっと流し読む。

晶:ひぐらしやった後だからか、「バスケらしく見えれば反則イカサマ何でもOK!」とかロクでもない考えばかりが浮かんでくる…(笑)。
ヴェル:え? 何その「らしく見えれば」って?(滝汗)
晶:『ひぐらしのく頃に』をやれば判ります(笑)。

GM/かなた:「意図的な妨害は、一発で退場になるだろうね。基本はスポーツなんだから」
ルナ:「…ちぇ、残念」ぼそっと(ぇ
GM/かなた:「ストリートで一番重要なのは、楽しむこと。そして、その上で勝つこと、だよ」
晶:「そりゃそうだよね、うん。正々堂々、バスケらしく戦おう」もっともらしい顔で頷き(笑)。
ルナ:そしてその裏でちょっぴり姑息に…いや冗談だからね? 楽しくやろう」にっこり微笑み。「…あ、それで試合はいつ?」
GM/かなた:「試合は明日の13時から、現地集合で。それじゃあ、また明日!」
晶:「また明日ねー!」
ヴェル:「うん、頑張ろう」手を上げる。
GM/かなた:「…っと、その前に。チーム名、ボクが決めちゃっていいかな?」
晶:「いいよー。何だか本格的だね」
ルナ:「私はいいよ、我らがキャプテン」(にっこり)
ヴェル:「いいですよ」
GM/かなた:「実は、ちょっとだけ考えてたんだ。…『fly to the sky』…空を、飛べるはず…ってね」
ルナ:「いい名前だね…空を飛べるはず…うん」嬉しそうに頷いてる。
ヴェル:「…飛べるよ、きっと」ぽつりと呟く。
GM:そう言うと、かなたは去って行きます。
ルナ:やっぱり病院の方に? 今日は会えなくても様子見に行くつもりでしたが。
GM:病院の方ですね。もっとも、見えなくなったら姿を消してしまいますが。では、ここらでシーンを切りますか。
ルナ:じゃ、今日は病院までお見舞いに。一応宣言しときます。

晶:えーと、次はクライマックスですか?
GM:はい、クライマックスです。ちなみに面会謝絶なので、行っても会えませんよ。
ルナ:それは構いません。出来るのは医者の方に容態を聞く程度です。
ヴェル:あ、私は夜気づかれないようにそっと夜の彼方を見守ります。
GM:まあ、その辺は何も起きない(何)。絆等あればどうぞ。
晶:最後の枠で、バスケに絆チェックします(笑)。(ころころ)絆/熱血でー。
ヴェル:バスケに…は、私は無理だなぁ(苦笑)。
ルナ:あと一枠あるんだよなぁ…私もバスケに取ろう(笑)。(ころころ)ギリギリ、危ない(笑)。絆/興味で取得ー。
GM:では、シーンを切る前に一言。

GM/ショコラ:「…そういえば、君達は知っているのかな?」
晶:「知ってるって…何を?」
ヴェル:「え?」
ルナ:「…何?」
GM/ショコラ:「『fly to the sky』…だけど、黒い翼の有翼種は――“先天的に空を飛ぶことができない”――突然変異と呼ばれる、最大の所以だよ」
ヴェル:「―――――」
晶:(ぽつりと)「…それでも、飛べるよきっと。彼女が諦めない限り…」
ルナ:(ほぼ同時に)「………それでも。あのコは、飛べるよ」小さく呟く。

▼絆/エゴの変化
ルナ:バスケに絆/興味を取得。
晶:バスケに絆/熱血を取得。



晶:何か台詞が、ルナとよくシンクロしますね(笑)。
ルナ:ですねぇ、不思議(笑)。
ヴェル:ざっつらいと友情っ!
ルナ:かなたの望み…空を飛ぶこと、ってのもあるのかな? ちょっと今更だけど。
晶:飛ぶって言っても、もっと抽象的な意味なのかもしれないけどね。


 

■クライマックスフェイズ■


●シーン9 『In The Zone』  PC全員登場

○アレナ内フープ


GM:先日、医者に話を聞きに行ったところ、最近は特に回復傾向が大きいことが聞けました。この調子で行けば、うまく行けば治療を試せるかもしれない、と。その所為か、昨夜の幽霊も、いつに無く元気そうだった気がした。
ルナ:「…いい知らせだね。後は最後にしくじらないように…頑張ろう」決意を固めて。
ヴェル:「うん」
晶:「うん。全力で戦って、かなたの夢を叶えよう」

GM:幽霊が元気って、凄い近所迷惑だけどな!(笑)
ヴェル:なぁに、深夜にぶっ放す暴走族よかマシです!
GM:暴走族なら、道路にワイ(銃声
ルナ:ダンクとかやっちゃうんでしょうか(笑)。
ヴェル:きっと桜●花道ばりのボール捌きを(マテ

GM/かなた:「あ、皆揃ったね!」ブンブンと手を振って。
ルナ:「うん、今日はヨロシク」微笑み。
ヴェル:「うん。かなたちゃんも準備はOK?」身体をほぐしながら。
晶:「相手はどこかな? もう待ちくたびれたよー」柔軟運動しつつ。
GM/かなた:「『ハイ・ウィングス』は、全員有翼種で構成された、機動力の高いチーム…だけど、こっちは根性でそれを上回ればいい!」
ヴェル:有翼種…あてつけか、くぉらーー!(涙)
ルナ:全くだ、よりにもよってな感じですね(苦笑)。
晶:全員飛行能力持ちかー。敏捷も高そうだね。
ルナ:…そういえばショコラは?(笑)
GM:ショコラは後で覇気無くしていますよ(笑)。
ルナ:「…ショコラ。チームの雰囲気を乱さない」苦笑してる。
ヴェル:「ショコラさーん。そんな始める前から暗いの背負わないでよ」後ろに回ってシャキっと背筋を伸ばさせる(笑)。
GM/かなた:「それじゃあ、行くよ! レディ…」手を差し出して。
ルナ:「ん」手を重ねる。
ヴェル:手を重ねる。
GM/ショコラ:「…ハァ」付き合いはする(笑)。
晶:手をがしっと重ねて。「ファイトーッ!」
GM/かなた:「オーッ!!」
ヴェル:「おーっ!」
ルナ:「おー!」
GM/ショコラ:「…おー」(何


晶:…さて。ボクは魔獣化できるかどうかで戦術がかなり変わるのですが。
GM:いや、試合は判定のみの簡易形式です。
ヴェル:…って、しまったぁ! GM、セカンドサイト装着していいのよね?(滝汗)
ルナ:いっそ《瞬間武装》で達成値上げては?
GM:元から敏捷で持ってるならどうぞ。
ヴェル:ありがとうー! よし、バイクからちょっぱって背中に付けよう(何
晶:判定必要なのは判ってるから。《結界魔法》が使えれば判定値を底上げできるのです。
ルナ:ならこっちも《殺戮の宴》使っちゃだめ? 名前がかなりアレだけど(ぇ
GM:魔獣化なんかしたら、一発退場だ!(笑)
晶:あー、ダメかぁ。
GM:アーツの使用は審判にばれたらイエロー、或いはレッドですね。
ヴェル:あららん(汗)。
ルナ:…了解。なら、無しで頑張るしかないか…。
ヴェル:しょうがない、《瞬間武装》じゃなくて最初からつけていよう。
晶:ある程度は覚悟してたけど、基本値だけで勝負となるとかなりきついなぁ…。
ルナ:…っと。HAも?
GM:HAだろうと、審判が気付けばペナルティですね。
ヴェル:AGPブーストの使いどころ次第か。
晶:先生、審判が気付くか気付かないかの基準が判らないんですが。
GM:対決ではなく、こちらが一定の目標値に応じて判定します。例えば、アーツなら10、HAなら5という感じで。ちなみに、実際の目標値が今言った通りとは限りません。
ヴェル:なるほど、了解しましたー。
ルナ:《勝利への賛歌》の使用も無理か…頼りになるのはAGP? 使いすぎると本末転倒だけど。
晶:まぁ、アーツ使用禁止なら絆を消去し放題なわけで。ある程度固定したら、足りないAGPは絆消去で補いましょう。
ルナ:了解です。
ヴェル:と言っても、かなたちゃんの絆は極力残す方向で(汗)。
ルナ:それはねぇ(苦笑)。
晶:それぞれが2つか3つ残せれば、たぶん大丈夫。
ヴェル:よし、では始めましょう!
ルナ:はいー(笑)。


▼試合前半

GM:というわけで、試合開始。全員、〈運動〉判定。一応…ショコラも振る!(ころころ)達成値9!(笑)
ルナ:…あ、AGPショコラに渡せば良かった(汗)。
ヴェル:(ころころ)達成値23!
晶:(ころころ)達成値9。
ルナ:闘争/抑制の絆を固定して自分にAGP。で、達成値ブースト〜。(ころころ)達成値13。
GM:では、前半をリードで折り返しました。

GM/かなた:「やった! いけてるよ、皆!」
ルナ:「うん、いい感じだね」
ヴェル:「よし、このまま…!」
晶:「油断禁物、やっぱり…強い!」
GM:ショコラの返事が無い。ただの屍のようだ(笑)。
ヴェル:「って、ショコラさん? だ、だいじょうぶ!?」(汗)
ルナ:「とりあえず試合終了まで生きててね」びしっと活を入れて(笑)。
GM:そうしていると、相手チームのリーダーがこちらにやって来ます。
ルナ:「…おや、どうかした?」見覚えあったりします?
GM/リーダー:「あー…なんなら、ハーフ延長しようか? なんか、大変そうだし」ちなみに、オープニングでかなたと言い合ってた男です。
晶:「ハーフ延長…って何?」ヴェルに小声で。
ヴェル:「多分、休憩延長ってことだと思う」
ルナ:「要は休憩延ばすかって言ってるわけだけど…大丈夫だよね?」皆に。
晶:「ボクはまだまだ平気だよ」
GM/かなた:「ボクは全然元気!」まあ、問題なのはきっと一人だけだ(笑)。
ヴェル:「私も大丈夫だけど…」ちらりとショコラさんを見る。
ルナ:「…ショコラ。大丈夫だよ、ね?」にっこり(笑)。
GM/ショコラ:「…最初から、グリム(*『図書館』の居候で、ショコラの手下みたいな悪魔)にやらせた方が良かったんじゃないかな…?」よろよろと立ち上がる(笑)。
ルナ:「立てるなら平気だね。延長は無しでいいよ」
GM/かなた:「ということで、大丈夫!」(何
ヴェル:「はい、コレ飲んで。一気に飲まないで、口の中に含ませるようにね」スポーツドリンクを差し出しつつ背中を支える。
晶:使い魔を呼んでも〈運動〉低いから一緒だなぁ…邪犬が使えればまだマシだけど(←選手交代を考慮中。…だから「アーツ禁止」って言われてるのに(苦笑)。
GM/リーダー:「いや、いいならいいけどな」
ルナ:何か向こうにも考えがあったのかな? また邪推かもしれないけど。
晶:たぶんスポーツマンシップというやつじゃないかと。……反則使ってきたら、こっちも本気で反撃するまでだし(ぼそり)。
GM/リーダー:「…おまえら、結構やるよな」ボソッと。「…この間は、こっちが言い過ぎた。正直、悪かったと思ってる」
ルナ:最初の一件で、引け目があったのかー。こっちこそ疑って悪かったかな(苦笑)。
ヴェル:「?」←OPの一件を知らない人
GM/リーダー:「ただ、やるからには全力だからな! 後半、覚悟しておけよ!」ちょっとだけ顔を赤らめながらそう言うと、自分のチームに戻っていきます。
ルナ:「分かればいいんだよ。後半もよろしく…若いねぇ」くすくす笑う。
晶:「…さて。何か作戦はある、キャプテン?」かなたに声をかける。
GM/かなた:「努力と根性くらい、かな? 正直、一人疲れ切ってるのと、相手が本気になったとで、後半は厳しいと思う…」
ルナ:「なら、最後まで努力と根性を押し通そうか。今から負けを考えてちゃ、運が明後日に飛んじゃうよ」強気に笑う。
GM/かなた:「『fly to the sky』…これは、ボクが大好きな言葉。これを言ったのって、人間なんだよ」
晶:「そうなんだ…」
ルナ:「…へぇ」
GM/かなた:「人間は、翼も無いのに、空を飛び、宇宙へ行き、その先にも行こうとしている。だから……努力は実る。それを信じて、今は行こう!」
ヴェル:「…うん!!」

晶:(天空の城ラ●ュタ風に)「それでも…人はね、大地を離れては生きられないの」(何
GM:大丈夫、PCは人じゃない(マテ
ヴェル:その切り替えし方もどうかと思うー?!
ルナ:そういう問題かーっ?(笑)

GM/かなた:「…ボクに、一つだけ試したいことがある。合図を送ったら、お願い」と、何やらフォーメーションを説明。
ルナ:「……うん、うん…分かった」
晶:「なるほど…了解!」


▼試合後半

GM:再び〈運動〉判定! ただし、今回ショコラは振れません(笑)。
晶:あらら。
ヴェル:フォーメーションか…ここにこそ、かなたちゃんにAGPを送るべきなのくぁ?
晶:ところでこの判定って、一人でも成功すればOK? それとも、成功した人数が多いほどいいの?
ルナ:全員の合計かな?
GM:いや、実はここと前の判定は、合計値です。
晶:なるほど。AGPの使い時かな。
ルナ:私は既に一つ使ってる(笑)。固定した闘争の絆を消して、AGP2点丸ごと使用です!
ヴェル:よーし。喪失の絆/回避を固定してAGP1、更にこれを昇華してAGP2、計3点をブーストにつぎ込みます!
晶:バスケとショコラの絆を固定して2点ブースト!
ルナ:(ころころ)出目10で達成値24!
ヴェル:(ころころ)達成値39!
晶:(ころころ)おお、6ゾロ(笑)。達成値25!
GM:出目も凄ーッ!?(笑)
ヴェル:ダイス6個振って6が4つ(笑)。軒並み高い!
ルナ:凄いや皆(笑)。でも晶さん、絆二つ固定より一つ固定して消した方が良かったのでは?
晶:次に使う時は消去しますよ。まだ四つは残してるし。

GM:一進一退の攻防。その最中、かなたが合図を送った。では、最後の〈運動〉判定!
ルナ:バスケの絆を固定&消去、AGP3点でブースト!(ころころ)達成値27!
晶:バスケと人助けの絆を消去、4点ブーストに突っ込みます。(ころころ)達成値29!
ヴェル:「(ショコラさん、貴方のがんばりも、無駄にしないよ!)」ショコラへの絆/尊敬を固定&昇華で3点ブースト!(ころころ)達成値38!!(笑)
晶:『消去』じゃなく『昇華』と言うと語感が美しいですね(笑)。
ルナ:そう言った方が良かったか(笑)。
ヴェル:個人的な趣味ですけどね(笑)。『消去』より『昇華』の方が、『活かしている』感じがするので。…でも実は、『昇華』と言う言い方がデフォルトだと思っていたのは秘密だ。
晶:DXのタイタスだと『昇華』ですからね。
ヴェル:あぁ、そっか。だからだ(笑)。

 ボールを受け取った、かなたが走る。

『No wing,but fly to the sky』 ―――翼は無くても、空を飛べるはず。

 地を蹴る。身体が宙を舞う。

『Air walk』 かつて、人の身で、空を飛んだ者がいた―――。


GM:そして、これが決勝点! 試合終了!
晶:「…勝ったぁ! やったね、かなたちゃん!!」
GM/かなた:「…か、勝ったぁ…」
ルナ:………よしっ」小さく呟いて、拳を打ち合わせる。
ヴェル:「やったぁっ!」ぐっとガッツポーズ。

GM:ちなみに、1点ずつと言い忘れた部分もあったけど、目標値を遙かにぶっちぎってます(笑)。
ヴェル:まぁ、ノリです(笑)。

晶:で、残った4つの絆を固定。愛4点を贈ります。
ルナ:残り5つの絆を固定。愛を5点かなたに進呈。
ヴェル:かなた/晶/ルナの絆固定、3点をかなたに!
GM:ここでAGP渡しても、無駄どころかバッド行きますよ?
晶:え、マジ?
ルナ:あぁ…何も言ってないから。
ヴェル:全力で取り消しーーー!!
晶:その瞬間に、って言ってたから…てっきり今がそのタイミングかと。それなら、今のはキャンセルで。
ルナ:同じくー(汗々)。
GM:《世界霊魂》を使う瞬間です。具体的には、エンディング。

ルナ:「…さて、かなた。気分はどう?」
GM:笑顔を浮かべたかなた。その背中に一瞬翼が浮かび…。その姿が掻き消えます。
ヴェル:「――え?」
ルナ:「……帰った、かな?」
晶:「…きっと病院だ、行こう!」
GM/ショコラ:「今のは、普通の消え方じゃないよ…」よろよろとしながら。そして、異変に気付いた相手チームのメンバーも駆け寄って来ます。
ルナ:「…………まさか、…限界。そう言いたいの?」
GM/リーダー:「なんだ、今の!? それに、一瞬黒い翼が見えてなかったか!?」
晶:「今は説明してる時間がないんだ! 急がないと!」
ヴェル:「うん! ほら、ショコラも!」ショコラの手を取って。

晶:って。もしかして、彼らに運んで貰う展開だとか?
ヴェル:む、そうなのかな?
GM:運んでもらうというか、一緒に来ます。
晶:ヴェルに《彼方への門》を使ってもらえば一瞬で行けるね。あんまり意味なさそうだけど(笑)。
ルナ:絆の無駄遣いかと(苦笑)。
ヴェル:もし必要なら、それですっ飛んでいくけど(笑)。

GM/リーダー:「同じフープで闘り合った仲だ! 放っておけるかよ!」そう口々に言うのは、相手チームだけではなく、この場で見ていた者達すべて。
ルナ:「………なら、一緒に来なよ。…ショコラ、普通じゃないって、どういうこと?」
GM/ショコラ:「一番危険な状態になったってことだよ。でも、ひょっとしたら、一番のチャンスかもしれない…」
ルナ:「………(ふぅ、と溜息)…なら、なおさら急ごう。このチャンスをフイにはしたくない」
GM/ショコラ:「…全員、飛ぶよ」というところで、シーンを切ります。


 

■エンディングフェイズ■


●シーン10 『Fly to the sky』  共通ED

○病院


GM:転移により、フープにいた全員が病院側にやって来ました。とは言え、中に入れるのはごく一部のみ。病室にいた医者に聞くと「今なら治療が成功するかもしれない」とのこと。というわけで、《世界霊魂》するためのAGPプリーズ。
晶:残り絆全部固定、4点贈ります。
ルナ:改めて、5点進呈です!
ヴェル:同じく、3点進呈!
GM:じゃあ、出した分を各自振りましょうか。AGP×3個です。

 一斉にダイスを降り出すプレイヤー達。そして―――。

GM:合計回復量、126点。必要回復量…120点! 生還!
ヴェル:あぶなかったーー!(汗)
ルナ:うわ、ギリギリ!
晶:うわあ…ギリギリだったんだ。100点くらいかと思ってた。


GM:まぁ実は、病院に全員駆けつけるフラグが立っていたので、−30で90必要だったのです。どっちにしても届いていましたが(笑)。
ルナ:おぉ、随分減ってたのですね。
晶:なら、結構余裕があったんですね。
GM:ちなみに、試合中アーツを使っていたら、このフラグは立ちませんでした。
ヴェル:うん、アーツ使わないでよかった(汗)。
晶:使いたくても使えませんでしたし(笑)。半魔同士だから向こうの方が使ってくるかなーと思ってたんで。
ルナ:こっちから不正をするのは、ねぇ(笑)。
GM:個人的には、最後に残るAGPが各3点づつくらい。期待値で91点くらいだから、ギリギリかなとか狙っていたのですが…。
ヴェル:それに、AGPブーストの方が強かったし(ぉぃ
GM:皆、出目良すぎ(笑)。途中で全然使わせられませんでした(笑)。
ヴェル:うん、ダイスの神様ありがとーv
ルナ:感謝感謝(笑)。
晶:判定の勝利条件が判らなかったから、逆に慎重策を取ったんですよね(笑)。
GM:相手チームが正々堂々戦うかどうかは、相手チームの情報判定をすれば判ったのですが、これはそちらが言い出さない限り、こちらからは提示しないつもりでした。
ヴェル:おぉ、そういう情報もあったんだ。
ルナ:ほとんど〈知識〉関係の情報収集しかしてませんでしたねぇ。
晶:あー…途中で「どんな人たち?」と聞いた時に判定要求されなかったから。てっきり情報がないものだと思いこんでました。
GM:PL側から要求があった場合のみ、判定させる情報でしたから。勿論、これはアーツを使わせやすくするための、GMの罠です。
ヴェル:今回の場合、あえて使うアーツが無かったのが幸いでしたね。
晶:そうですね。判定が単純だったからでもあるけど。
GM:サポート系でもない限り、なかなか使わないものですよ。そうでなくても、対決判定はやっていませんし。


 ―――そして。医者の「成功だ」という言葉より早く、ベッドで寝ていたかなたが身を起こす。

GM/かなた:「…あれ? なんでボク、病院に?」
晶:「試合は無事終了だよ。お疲れ様!」満面の笑顔で迎える。
GM/かなた:「…あ…」
ルナ:「ナイスシュート。見事だったよ」微笑んで、ぱちぱち拍手。
GM/かなた:「…ボク…ボク、本当は…全部夢かもしれないって思ってた…けど…」
ヴェル:「空、飛んでたよ。本当に、空飛んでた」嬉しくてちょっと涙にじませ。
ルナ:「…ほら、痛いでしょ。夢じゃないよ」かなたの頬をつねって(笑)。
晶:「ほら、完全勝利なんだから胸張って! 早く元気になって、次の試合をしよう?」
GM/かなた:「…うん…。…うん…!」あとは、言葉にならず。
ルナ:「次の試合までには、私ももうちょっと上手くなってないとねぇ。あ、ショコラも頑張ってもらわないと」まだ見ぬ次の試合に、思いを馳せて笑い。
晶:「それとも…まさか、あの一回だけで満足してるぅ?」ちょっと意地悪そうな笑顔を作る。
GM/かなた:「まだ…だよ。…ボクはまだ、一歩踏み出しただけなんだから…」
晶:「うん。一緒に飛ぼう、どこまでも…」と、手を握ろう。
ルナ:(晶と同時に)「じゃあ、次の一歩だ。つきあうよ、かなた」握手の形で、手を差し出して。
ヴェル:「私たちだけじゃない。『ハイ・ウィングス』の人たちも、あそこにいた人たちも皆ここにきてる。まだまだ、これからだよ」その上から手を載せる。

晶:本当に、会話内容がシンクロするなぁ…(笑)。
ルナ:これで三回か、凄いな本当に(笑)。
ヴェル:良い事です。行動もシンクロしてるし(笑)。←便乗したヒト

 回復の報を聞きつけたのか、外に集まった面々が一斉に歓声を上げる。
『病院です、お静かに!』という声も聞こえないほどの、大騒ぎ。
 しかし、そんな喧騒を他所に、手を重ね合わせ―――。


GM/かなた:「ファイト―――!!」
全員:「「「「オーッ!!!」」」」



THE END


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