第74話
Call from to RIKA,She say“SOS!”

●今回予告●

もしもし、私リカ。友達になりましょう。
もしもし、私リカ。話を聞いて。
もしもし、私リカ。お願いがあるの。

もしもし、私リカ。あの子を助けて―――。



Beast Bind New Testament
『Call from to RIKA,She say“SOS!”』

―――“噂”の魔物は邪悪か否か?



オープニング ミドル クライマックス エンディング

■プレセッション■


GM(Nオレンヂ):それでは、簡単に説明。

・心→鈴彦→荒黎→焔→心の順でPC間の絆を取ってください。自己紹介もこの順番で。
・絆判定は無し。登場判定も行いません。登場できるかどうかは、その都度で


GM:今回はこれくらいかな…。HAの変更等考えている方は、今のうちにお願いします。
心:《ヴォイド》が一つだと不安かなぁ。
荒黎:とりあえずアタシが持ってるけど、1個だけだと…、使いどころを誤れないなぁ。
心:こっちの《運命の紡ぎ手》を《歩く影法師》に変えておきましょうか?
焔:そうですね。そっちの方が汎用性高いし。
鈴彦:私のHAは、このままでよいものでしょうか?
焔:そのままで良いと思いますよー。むしろ、必要十分なのが揃ってるので。変える方が難しい(笑)。
鈴彦:了解ですー、ありがとうございます。
GM:では、準備がよろしければ、自己紹介をお願いします。


●PC1(定員1〜2名) 推奨:女子高生から相談を受けられるキャラ。

 アンノウンマンの友人、水越梨佳から相談を受けた。
 最近、変な電話が来て困ってるという。
 何度か怒鳴りつけてやっても、しつこく掛けて来るそうだ。
 君は、とりあえず話を聞くことにした。

 シナリオ絆/エゴ:水越 梨佳みずこし り か   (関係:任意)


細谷 心ほそや しん獣喰い  プレイヤー:TAKU
 【ビースト/イレギュラー】 年齢:16歳/性別:男/カヴァー:高校生
「―――あぁ…これはもう、やるしかないかな?(苦笑)」
 ほんの一年前まで何も知らず、人間の親に育てられた少年。
 しかし彼は、獣人の父と人間の母の間に生まれた半獣人だった。
 獣性を抑えきれず凶暴化した父を殺すため、周囲の人を凶悪な魔物から護るため、彼は半魔の道を選んだ。
 …というハードな背景があるのだが、普段の彼は温厚篤実な高校生。
 個性豊かな周囲の半魔に振り回されつつ、そこそこ楽しく過ごしているらしい。
 所持HA:《獣の盾》、《神獣撃》、《歩く影法師》

稲森 鈴彦いなもり すずひこスズヒコノミコト  プレイヤー:natsu
 【アーティファクト/ビースト】 年齢:不明/性別:男/カヴァー:高校生
「―――ヒトは何でみんな、あいつみたいに踏み込んでくるんだ?」
 稲荷の森の鈴彦。人に捕らわれ、人に近づきすぎたために半魔となった霊狐。
 かつて人間の少女に助けられて以来、信じる心を知り、人間を守るために力を使うようになった。
 人間に対しては基本的に友好的だが、人と魔の違い故に埋めようのない距離感を感じてもいる。
 学校が特に好きで、現在は何度目かになる高校生をやりながら、人の中に混じって生きている。
 戦いとなれば、神社に奉納された霊刀『小夜丸』を振るい、獣の身ごなしと剣の技で戦う。
 所持HA:《剣魂一擲》、《電光石火》、《獣の生命》


●PC2(定員1〜2名) 
推奨:死霊課から依頼を請けられるキャラ。

 死霊課からの依頼。
 最近、不審な行方不明者が増えているという。
 些細な理由だが、魔が関わっている可能性がある為、手を貸して欲しいそうだ。
 君は、その依頼を請けることにした。

 シナリオ絆/エゴ:死霊課  (関係:任意)


御霊 荒黎みたま あられ――――  プレイヤー:エックス
 【マジシャン/フルメタル】 年齢:22歳/性別:女/カヴァー:ハンター
「―――ようやく手に入れられたアタシの“力”なんだ。操ってみせる、やりきってみせる…!」
 代々陰陽師を輩出した『御霊家』に生まれながら、術一つ満足に使えず、符を書くのがやっとの落ちこぼれ。
 苦肉の策で、自らの体内に式鬼を打ち込み、武器化させて戦う『式打ち』の法を会得後、実家を出奔した。
 奔放な暢気者で、物事をあまり深く考えない性格。と言うよりは、敢えて深く考えることを避けているのか。
 虐げられても負けない精神を持っており、それ故の優しさが彼女の中にある。
 愛煙家だが喫煙マナーには厳しい姐御肌。しかし時折、劣等感から卑屈になる悪い癖も。
 所持HA:《万色の魔術》、《ブーストアップ》、《ヴォイド》

大鳳 焔 おおとり ほむら鳳雛  プレイヤー:麻那
 【スピリット/ビースト】 年齢:外見5歳(実年齢は数百歳)/性別:男/カヴァー:子供(時々ハンター)
「――――俺様の炎は、ちぃっと熱いぜぇ?」
 見た目は子供、頭脳は893。愛らしい外見とは裏腹に、根性ババ色の性悪幼児(by知人談)。
 受けた恩には報い、売られた喧嘩は倍返し。心の綺麗な女性が好みで、気に入った相手の前では猫を被る。
 基本的に執念深いが、一度終わったことはコロッと忘れるタイプでもある。趣味はチンピラからのカツアゲ(ぇ
 不死鳥だか朱雀だか、高位の魔物に連なる血統らしい。故郷で何らかの罰として能力を封印、人界に追放された。
 子供の姿になっているのは封印の副作用。尤も当人は、今の姿を都合よく利用してる節がある。
 所持HA:《怒りの日》、《世界霊魂》、《復讐の爪》


心:絆は鈴彦に友情で取ります。
鈴彦:絆は荒黎さんに尊敬で取ります。
荒黎:絆は焔くんに「慕情」。見てて面白い子だなぁ、と(笑)。
焔:「俺様に惚れると…ヤケドするぜ?」あ、PC間絆は心に絆/知己で(笑)。
荒黎:「あー、お子様に惚れることはないから」(笑)
GM:今回は面子選びに悩んだなぁ…。まあ、ボスはあまり強くないけど…。クックック(何


 

■オープニングフェイズ■


●シーン0 『謎の着信ベル』   マスターシーン

○深夜の道路


 暗い夜道を、会社帰りらしい男性が歩いている。
 と、そこに携帯の着信音。

「もしもし? …は?」

「何言ってるんだ、あんたは?」

「…まったく。いたず」
バクン

 ………。
 ……。
 …。




鈴彦:怖い展開だなあ。
焔:「…あなたの声を聞かせて」(違



●シーン1 『謎の悪戯電話』   シーンプレイヤー:心&鈴彦

○ファーストフード店


 アンノウンマンの友人である、水越梨佳。
 勝気な性格の彼女が、『ちょっと悩んでることがある』と相談を持ちかけてきたのが、少し前。
 そして今、二人はファーストフードで、その悩みとやらを聞いていた。


GM/梨佳:「いや、悩みって言うより、愚痴に近いんだけどさ…最近、変な電話が頻繁にかかってくるのよ」
心:「変な電話…、ですか?」
鈴彦:「ほ〜」心さんは丁寧な感じですね。
心:人間相手には優しいですよ(´・ω・)
GM/梨佳:「なんか、一方的に変なこと言って、こっちが言い返すとすぐに切れちゃうんだけど…とにかく、懲りないって言うか、しつこいって言うか…。どうしたらいいと思う? 警察言えば、どうにかなるかなぁ?」
心:「…相手の心当たりとか、電話番号に見覚えがあったりとかはないですか?」
GM/梨佳:「いや、無いねぇ。って言うか、『ナンバーでスプレーナンバーディスプレイ』? あれ付いてないのよ。型が古いから」
鈴彦:「そうそう、変ってどんな感じなんかな?」
GM/梨佳:「なんて言えばいいのか…意味不明なことを言って、こっちが言い返せば切る。の繰り返し。ホント、訳わかんないよ。…ひょっとして、ナンバー判れば警察に持ってけるとか?」
心:「分かった方が、何かあった時には便利だと思いますけど…」
GM/梨佳:「でも、小遣いきびしんだよなぁ…。大して使わないのに、そんなゴテゴテした機能付けるってのも…どうせだったら、逆探知機とか付けれない?」(マテ
心:「…そういったのは、どうでしょうねぇ」
鈴彦:(笑いながら)「そんなの俺には無理だよ〜。でもさー、意味不明ってどんな感じなん? 俺はアンドロメダの帝王だ〜、とか?」
心:「とりあえず、どんな電話なのか聞いてみないと対応も決められませんし…」
GM/梨佳:「いや、そんな意味のある言葉じゃないんだよ。言葉って言うか、音の羅列? まあ、仕方ないから、もう少しきつく言って、それでも駄目なら電話変えるか…悪いね、結局愚痴になっちゃって」そう言って、話は終わりとばかりに席を立つ。
心:「愚痴の聞き役くらいだったら、いつだって構いませんよ。また何か変化があるようでしたら言って下さいね」
鈴彦:「そうだね、いつでも言ってよ」
GM/梨佳:「あんがと。そんじゃあね」では、絆:水越梨佳と、[SA:梨佳を護る]をどうぞ。シーンを切ります。

▼絆/エゴの変化
心:
水越梨佳に絆/救済を取得。
鈴彦:水越梨佳に絆/友情を取得。



鈴彦:ウワー、梨佳さん機械ダメな子か(笑)。
荒黎:単純に変えるのが面倒だったりとか?(笑)
焔:…PLも携帯持ってないからなぁ。実は同レベルか、それ以下(ぁー
鈴彦:頭のよさそうなセリフは心さんに任せようかな…(笑)。



●シーン2 『謎の行方不明』   シーンプレイヤー:荒黎&焔

○死霊課


GM/刑事:「すまんな、呼び出したりして」お二人は、依頼があると死霊課から呼び出しを受けました。…いつもこの科白からスタートな気がするな…死霊課関係のオープニング…。
荒黎:「んにゃ、ヒマ持て余してたし、別に構わないよ」
焔:「…んで、俺様たちに何の用事だって? 勿体ぶってねぇでさっさと話せよ、小僧」(ぉ
GM/刑事:「連続行方不明事件だ」
焔:「へぇ?」ピクリと眉を動かし。「ガイシャは男か、それとも女か?」
GM/刑事:「最近、ここそこらで不審な行方不明事件が相次いでいる」
荒黎:「ふぅん…。死霊課のお仕事だから、ただ事じゃないんだろうねぇ」
GM/刑事:「とは言っても、被害者の共通点はほとんど無し。住んでる所までバラバラだから、管轄どうのって煩くってな…っと、それはともかく。うちらが動く以上、魔の気配がありってことだ」
荒黎:「お役所仕事は大変だねぇ。だから、その辺の事を気にしない外部の人間に協力を、ってことかい」
焔:「フツーの警察じゃあ手に負えないってか。しゃあねぇなぁ」
GM/刑事:「被害者のうち何人かに、僅かばかり共通点がある」
荒黎:「…僅かでも手掛かりが欲しいね。教えてくれる?」
焔:「…………」椅子にふんぞり返って話を聞く構え。
GM/刑事:「何人かだが、いなくなる直前まで、電話をしていた様子がある。電話をしている最中か、切って間もなく何かあったんじゃないか、とこちらは見ている。最近の携帯は、ナンバーディスプレイがあるからな。番号が残っていたんだが…」
焔:「……ってことは。被害者の持ち物なんかは残ってたわけか?」
GM/刑事:「携帯くらいだな。ちなみに、それが残っているのは、全て自宅から行方知れずになった者だけだ」
荒黎:「かけ直してみても、繋がりません。…って?」
GM/刑事:「かけても繋がらない。まあ、パッと見でありえない番号らしいというのは想像がついたんだが…」
荒黎:「どんな番号?」
焔:「番号は毎回同じなのか?」
GM/刑事:「いや、バラバラだ。ただ、『#』や『*』が混ざってることもあるから、普通の番号じゃない」
荒黎:「なるほど…、そりゃありえないわ」
GM/刑事:「あれで繋がるとしたら、それこそ異界くらいだろうな。ということで、こっちの事件の可能性もあるから、俺達が動くことになった。で、例によって人手不足でな。その調査を手伝って欲しい」
焔:「ふーん。まぁいいや、仕事は引き受けてやる。事件の資料は借りてくぜ?」
荒黎:「…ん、良いよ、引き受けましょう」
GM/刑事:「ああ。こっちでまとめた奴がこれだ。それじゃあ、よろしく頼む。何かわかれば、すぐに連絡する」
荒黎:「あいさ。…じゃ、行こうか焔くん?」
焔:「おぉよ。大船に乗った気で待ってるんだな!」

GM:というところで、シーンを切りましょうか。絆:死霊課と、[SA:死霊課の依頼を果たす]をどうぞ。
荒黎:死霊課へは絆/有為、で。……ちょっと必要とされるのが嬉しい(ぇ
焔:死霊課へは絆/貸しで。

▼絆/エゴの変化
荒黎:
死霊課に絆/有為を取得。
焔:死霊課に絆/貸しを取得。



GM:…そういえば、確認しませんでしたが…PC1は携帯持ってますよね?
心:ありますよー。
鈴彦:持ってます。
GM:了解です。


 

■ミドルフェイズ■


●シーン3 『リカからの呼び声』   シーンプレイヤー:心   登場難易度:任意

○路上

GM:お二人が、梨佳と別れた帰り道の途上。二人の携帯が、まったく同時に鳴り出しました。
鈴彦:さっきの後だし、心さんと顔を見合わせる感じになりそうです。
心:「あんな話聞いた後だと、なんだか不気味ですねぇ…」とりあえず電話に出てみます。
鈴彦:とりあえずナンバーディスプレーを見ますよ。
GM:ナンバーは表示されていません。
鈴彦:では、私も電話に出ます。

心:バクンとくるかなぁ(笑)。
焔:来たら来たで話は早い(笑)。
鈴彦:いきなり(笑)。
荒黎:早い(笑)。

 二人の電話からは、全く同じ声が聞こえた。
『―――もしもし、私リカ。お話があるの』


GM:それだけ言うと、電話が切れます。
心:「…お話?」電話の声に聞き覚えとかはありませんよね?
鈴彦:「…えっ? おーい! もしもし!?」
GM:無いですね。聞き取りにくかったですが、女の子の声と思いました。と、すぐにまた携帯が鳴ります。
鈴彦:内容を心に伝えて「なんだろー…って、またか!」
心:「今のは…、また?」また電話に出てみましょう。
GM/???:『――……もしもし、私リカ。お願いがあるの』同じ、しかし先程より聞き取りにくい声で。

焔:何だろう……誘拐魔とは別口で、もう一つ謎の電話があるのか?
荒黎:かも?

心:「…お願いって、なんですか?」
GM:そして、またすぐに切れてしまいました。
鈴彦:「ありゃ…きれた…なんなんだろな?」
GM:ですが、三度着信音。
心:「また、ですか…」出ます。
鈴彦:同じく、眉をひそめて出るよ。
GM/???:『…も…もし、わ…しリカ』先程より、更に聞き取りにくい声で。
鈴彦:さすがに「出ない」とは言いにくいですね(笑)。
心:「すみませんが、どちらから電話してるんですかー?」こんな怪しい電話は警察行ったら相談に乗ってもらえるかなぁ。
GM/???:『リカを助…』
鈴彦:「もしもし? どうしたんだ?」
GM:そして、プツンと電話は切れます。
鈴彦:「おい! もしもし! どうしt(ツーツーツー」
GM:それきり、電話がかかって来る様子はありません。
鈴彦:「なんだろう? 心、心当たりある?」
心:「いえ、こんな電話に心当たりはありませんけど…。…助? 助けてとか言おうとしたんでしょうか?」
鈴彦:「たぶん、そうだと思う…女の子の声だったな。ちょっと、放って置けない感じがする」

焔:出るごとに弱ってるっぽいが……このまま放置して良いものか。うーむ。
荒黎:んー…。
焔:…様子見するつもりだったが、ここで合流するかなぁ。
荒黎:電話の方が一段落したら出るつもりだったので、私はいいですよ。
焔:それじゃあ、登場しますか。一応OK出てたし。
荒黎:登場しましょう。
鈴彦:はいー、お願いします。
GM:合流が早ければ、シナリオが早く進みます。そして、このシーンに、こちらからするイベントは、もう無い(笑)。

焔:「…え〜っと。確か、さっきの魔力はこっちからだったんだが…」と、辺りをきょろきょろしながら登場。
荒黎:「ゴメンねー、アタシゃそういうのホント疎くて…」
焔:「いいってことよ。レディをフォローするのも俺様の役目さ♪」

鈴彦:荒黎さんはオネエ系ですよね?
荒黎:オネエというか…、“姐さん”イメージでやってます(笑)。
焔:オネエだと別の意味に(笑)。
鈴彦:了解です(笑)。

心:着信履歴とか見ても、おかしな所はありませんかね?
GM:番号が表示されてませんからねぇ。〈機械操作〉で物凄く高い目が出れば、何か判るかもですが(何
心:「こんな番号も表示されないおかしな電話…。どこに相談したらいいんでしょう?」〈機械操作〉なんて技能無いし無理だー(笑)。
GM:技能あっても厳しい出目に設定してますけどね。それに、そこまでしても、物凄く重要というほどの情報は出ませんし。クリティカルしたら別だけどネ!(笑)
心:いや、技能ないからクリティカルにすら期待できないんですよ。 (´・ω・)
焔:「…ありゃ、心じゃねーか。どーしたんだよ、狐に摘まれましたってな顔してさー?」
荒黎:「おや、心くんとやらの隣にいるのは鈴くん? どうかしたのさ」
心:「ああ、焔さん達じゃないですか。今ちょうどおかしな電話がかかってきたもので…」携帯を摘みながら。

荒黎:〈機械操作〉は6か…、技能は2レベル。
焔:一応、電話から発せられた魔力を感じて、ここに来たつもりなんだけど…これで「実は魔力関係ありません」とか言われたら大笑い(ぁ
GM:魔力は関係あるかもねー。…制御が甘いだろうし。
鈴彦:リカと梨佳で共通なのか違うのか気になりますね。
心:無自覚な半魔のイレギュラーで、さっきの電話は《守護者》とか?

鈴彦:「荒黎姉さん…それがさぁ」狐につままれた顔をしています(笑)。
荒黎:「電話…? …こりゃ何の偶然だかねぇ、こっちも電話関連の仕事中なのさ」
心:「電話関連で仕事…。ちょっと悩んでる事がありまして…。力を貸してもらえませんか?」
焔:「電話ー? …ふーん。なぁなぁ君たち。その若い力を人助けに生かしてみないか?」いきなり爽やかな笑顔で。
鈴彦:「なんだつて! 俺の若くてかっこいい力が必要なのかい?」
焔:「おぉよ。事件解決のために一肌脱いでみようぜ! レッツビギン!」
荒黎:「…えぇと、心くんとやら。ちょっとその携帯、見せてくれないかな…?」
心:「何か分かる事があればありがたいのですが…」携帯を渡します。
焔:「つーわけで、立ち話も何だ。その辺の茶店にしけこまねぇ?」くい、と荒黎の袖を引っ張る。
荒黎:「ちょっと位なら何とか探れる、かもしんない。んー……」携帯を受け取って。少し〈機械操作〉で判定してみようと思います。
GM:どうぞー。ここで〈機械操作〉でファンブルしたら…携帯が爆発する(違
荒黎:怖いこと言わないでっ!?(笑) えいっ、(ころころ)あ、惜しい。達成値17。
鈴彦:惜しい〜〜。
焔:…おぉ、出目が良い。珍しく(ぁ
心:これは後が怖いなぁ。
荒黎:「んー……」カチカチ操作しながら。
鈴彦:「姉さん、何かわかりましたか?」
GM:なんとなく普通じゃないと思いました。しかし、はっきり言ってよくわかりません。
荒黎:「…はっきりとは、ダメだね。ただまぁ、明らかに普通の手段で掛けられた電話じゃない事だけは確かだわ。はい、ありがと」心に電話を返して。
心:「そうですか…。よろしければ、この電話の発信者が誰なのかとか、探すのを手伝ってもらえませんか?」電話を受け取りながら。
焔:「あぁ、いーぜ。その代わり、心達にも手伝ってもらうけどなー?」ニヤリ。
荒黎:「オッケ、良いよ。…そっちの手伝いをすることが、こっちの仕事にも繋がりそうだからね」
心:「ありがとうございます。僕も出来る限りの協力はさせていただきますよ」

鈴彦:能動的に動く方がいいんでしょうか? たとえば、梨佳に電話かけるとか。
焔:思いつくことはどんどん提案して実行に移した方が良いかもです。危険が予想される場合は慎重さも必要ですが。
鈴彦:じゃあ、一応梨佳に電話をかけてみますね。
荒黎:ちなみに荒黎の格好は、長袖のジャケットにミニスカートなんで…、たぶん焔君からは、見えるかな?(何
焔:スカートを覗くなんざ、ダンディな紳士のやるこっちゃねぇっすよー(笑)。
荒黎:仮に覗いたとしても、スパッツ穿いてるけどねーっ(笑)。

鈴彦:GM、梨佳に電話をかけてみたいのですがOKですか?
GM:どうぞ。
鈴彦:「さっきの電話でリカっていってたから、気になるよな」ピポパ「もしもし、梨佳?」
GM:では、しばらくコール音が続いた後、ややあって梨佳が電話に出ます。『もしもし? 鈴彦かい?』
鈴彦:「もしもし〜、いきなりゴメンな。今さっきさ、こっちの方にも変な電話があったんだけど、そっちは変わりない?」
GM/梨佳:『今のところは無いねぇ。かかって来るのはいつも夜だしね』
鈴彦:「あ、そーなんだ、安心したよ。ありがとね」何か、梨佳に聞くことありますかね? ちょっと私が急ぎすぎかな?(笑)

心:梨佳にかかってきてた電話はPC1の二人にかかってきたのとは別物だろうけど、PC2側とはどうなんだろうか…。
鈴彦:わたしも、別物だと思うなあ。
焔:…梨佳に電話が来るのは夜だけか。他の被害者もそうなのかな?
荒黎:マスターシーンでは、夜道だったなぁ。
焔:ちなみに、携帯の電源を切っておいたらどうなるんだろ?
鈴彦:強制ONになるとか、ありそーですけど(笑)。
荒黎:たぶん強制ONかもね(笑)。
焔:かもね。
心:恐らく『PC1電話≠梨佳電話』で、『PC2電話=?梨佳電話』かな。

GM/梨佳:『ま、かかって来たらかかって来たで、怒鳴り返してやるけどね』
焔:「…おい、その娘に携帯の電源切らせた方がいいんじゃねーの?」一応警告出しておこう。
鈴彦:「梨佳らしいなあ(笑)。どうしても気になるなら電源OFFにしてみてもいいかもな」焔くんに『ナイス!』って感じのウインクをしてあげよう。
GM/梨佳:『………考えもしなかったな。まあ、あまりかかって来ないし、それも手か…』
荒黎:「気休め位にしかならないかもしれない、ね…」ぽつり。
心:「…気休めでも、やらないよりはマシでしょう」
荒黎:「それもそうだ。…考え付きもしなかったよ」
焔:「機械に強いくせに、何でこんな事は思いつかねーかな…?」荒黎を見つつ(笑)。
荒黎:「劣等人種に“気休め”だなんて言葉は、何の慰めにもなりゃしないんだよ…」
焔:「ああ? まーたそれかよ。俺様たちから見れば、人間なんざ十把一絡げでみんな下等だ。…だから、んなツマンネー事、気にしてんじゃねーよ!」
荒黎:「……」答えない。

鈴彦:うむ、今たぶん夜じゃないですよね?
GM:別れてすぐですからね。
鈴彦:夜じゃあないなら、梨佳にかかってきてる電話と、PC1にかかってきたの別かな。
焔:情報収集判定すれば、行方不明の電話が夜にかかってるかどうか判るかな?
心:梨佳にかかってきてるのは、音の羅列っていってたから。確実に別物でしょうね。
鈴彦:なるほど、なんとなく方向性が見えてきたような…。
GM:まあ、夜にかかって来るかどうかはともかく、行方不明者が全て夜に被害に遭ってることは、資料に書いてありますので…。
焔:いざとなったら、梨佳の携帯を俺たちが借りるのもありだな。

心:「…、とりあえず焔さんたちの持ってる情報も教えてもらえませんか?」
焔:「おぉ、いーぜ。ちょっとばかし分厚くてよー、読むのが面倒だったんだ」でかい封筒取りだし。
荒黎:「おっけ。…じゃ、さっき焔君が言った、そこの茶店で話そうか。しっかり読むにしても、立ちっぱなしじゃ何でしょ?」
心:「そうですね。さすがにここじゃ資料も広げられませんし…」
荒黎:「奢っちゃるから、ほれ、行くよー?」
焔:「んじゃ、行きますか。勘定はワリカンなー?」さっさと移動しよう。
GM/梨佳:『………用事、それだけ?』
荒黎:…そう言えば電話を切っていなかったっ(笑)。
鈴彦:「ごめんごめん、それだけだよ。こっちにもかかってきたから、さ。アンドロメダの帝王じゃなかった(笑)、またな」
GM/梨佳:『おやおや、ホント、訳わかんなかっただろ? じゃね』
焔:「…あぁ、そーだ。その娘に、後で電話を借りるかもしれないとか言っとけよ? 今ンところ、最大の手がかりなんだからさ」
鈴彦:じゃあ滑り込みで「いざとなったら電話を交換してやるからさ、心と俺でさ」
GM/梨佳:『そう? …正直、最近のっていろいろゴテゴテ機能がついてて、使い方わかんないけど…まあ、よろしく』

鈴彦:梨佳の好感度が上がったのか下がったのか怖いな(笑)。ケータイ交換〜って結構微妙な…(笑)。
荒黎:好感度を気にするとは…、頑張れ少年(笑)。
焔:交換しなくても「逆探知できそうな知り合いがいた」とか言って借りれば信じるだろ、この子なら(笑)。

心:鈴彦の携帯を奪って「交換じゃないにしても、こっちにかかってきたのと同じ内容か確認したいので、後で貸してもらえませんかね?」と言っておきます。
鈴彦:心さんナイスです。スゴイいい人っぽい(笑)。
GM/梨佳:『いいけど、それってわかるの? まあ、了解』
心:「ええ。今度かかってきた時に直接でて聞いてみればいいんですから。鈴彦君はまだ電話、続けます?」
鈴彦:きっていいよ、という仕草をします。
心:頷いて「それじゃあ、また何かあったら、連絡してくださいね。こっちでも分かったら教えますので」伝えて電話を切ります。

GM:では、そろそろシーンを切ります。
鈴彦:アドバイスのよかった焔くんに絆を取ろうかな。絆/連帯感で取得しますよ。
焔:俺も荒黎に絆/連帯感をとろう。今回はパートナーで。
心:荒黎に絆/信頼でとります。
荒黎:こちらも、心くんに絆/信頼、で。

▼絆/エゴの変化
心:荒黎に絆/信頼を取得。
鈴彦:焔に絆/連帯感を取得。
荒黎:心に絆/信頼を取得。
焔:荒黎に絆/連帯感を取得。



心:しかし、ナンバーディスプレイ付いてない携帯…(´・ω・)
鈴彦:骨董品クラス(笑)。
荒黎:もしかしてかなり大きい携帯だったりして…(笑)。
GM:そういうのがあるのかどうか、GMは知りません。携帯のことは、冗談抜きに全然知りませんし(マテ)。聞く時は耳元、話す時は口元に持って来るタイプ(笑)。
鈴彦:それはすごい(笑)。
荒黎:トランシーバー並の代物だ…(笑)。
GM:…『そういう型の携帯』ではなく、『そういう使い方をするGM』って事ですよ(何
荒黎:なるほど(笑)。
鈴彦:わお(笑)。
GM:ちなみに、ナンバーディスプレイも無いんじゃ、多分メールも打てないんじゃないかと思わないでもない(笑)。
心:打てないねぇ。あくまでも電話をかけるだけで、電話帳機能すら(笑)。



●シーン4 『噂からの呼び声』   シーンプレイヤー:荒黎   登場難易度:任意

○喫茶店


GM:PC2のシーン。とは言っても前のシーンの続きなので、PC1も登場。とりあえず、手近な『やばい話をしても大丈夫』な店に入りました。資料を広げてみると、言葉通りに『共通点が見られない事』がわかります(笑)。
焔:「さて、こいつが問題の資料だが……役に立つのか、これ?」うんざりした顔で見下ろしつつ。
荒黎:「大まかなのはこんなとこ。無差別というか、手当たり次第というか…」あ、煙草は吸ってません。未成年が多いんで。
焔:「取りあえず、被害者が夜に失踪してることだけは判るが…」GMが言ってたからな(笑)。
GM:被害者も老若男女多岐に分かれ、被害場所もほとんどが自宅。その場所も比較的池袋にありますが、ものによっては都外にもいたりしています。
心:「これから共通点を探すのは…。厳しそうですね」
荒黎:「池袋中心だけど、外にも被害が出てるようだし…。さて…」
GM:外で被害にあった者はともかく、自宅の場合、部屋の中から忽然と消えたというケースが多く、その辺りは普通の事件ではないというところが見て取れます。

鈴彦:こちらの情報はカクシカで話したことにしていいのかな?
荒黎:そうしてくれると嬉しいです。

焔:「あー。闇雲に探しても埒が明かねぇな。面倒臭ぇ…」ポケットから煙草(型チョコ)を取り出して咥えつつ。
心:「おかしくても、番号が残ってる事をみると…。僕達にかかってきた電話とは別物でしょうかね?」
鈴彦:お〜、心さん上手いですね(笑)。
焔:「番号はこっちも残ってたが…まぁ時間帯も違うし。別じゃね?」

GM:特に調べたいことが無ければ、さっくりシーンが切れます(笑)。
荒黎:…被害者の共通項(あったら)とか、事件に関連する魔の事とか…?
焔:過去に似たような事例があったかどうかとか。
鈴彦:おかしな電話番号、かけてみるとか…。
荒黎:うーん、どんな事で調べるか…。

心:えーと、被害者の電話には全部何かしらのおかしな電話番号が残ってますか?
焔:携帯電話が残ってるケースでは、全部バラバラの番号だという話だった。…はず(ぉ
GM:ええ。なんとなく『ランダムに番号が映し出されただけ』っぽい番号ですが。
心:ああ、心たちみたいに番号が表示されないケースはあるかどうか、ということですが。
GM:無いですね。
焔:こういう事件を起こしそうな魔物について、心当たりはないかな?
GM:それを判定で調べるのは無理です。
焔:むう…。
荒黎:似たような事例、とかそういうのでは?
心:おかしな電話番号について。何か街中で噂とかあったりしませんか?
GM:無いですね。

心:適当な番号の羅列からの電話→行方不明の型にはまってると思えば。
鈴彦:唯一のヒントが『リカ』と『梨佳』なんですよね〜。
荒黎:…それか?
GM:というか、元々合流しなかったら、PC2が次にどう動くか指針を示すシーンだったし、調べられるキーワードは一つくらいしか出してませんからねぇ。
焔:後は梨佳の電話を借りて、代わりに出てみるくらいしか思いつかないなぁ…。
鈴彦:ともあれ、梨佳の携帯にナンバー表示が無いから、意味不明番号からきてるのかどうか判らない(笑)。けどたぶん梨佳も行方不明になりそうですよね。
焔:キーワードが出てなくて調査できないのなら、出るまで待ってみるか…むぅ。
荒黎:…ですね。今無理して判定することは無いかも…?
焔:携帯を取り上げれば、ひとまず大丈夫だとは思うが……もう一つの電話があるしなぁ。
心:梨佳がアンノウンマンだから、事情話せないしなぁ。
鈴彦:もう一つの電話?
荒黎:家の電話にも来る可能性がある、ってことでは。
心:自宅?
鈴彦:ああ〜、なるほど。それもそうだ…(笑)。
焔:あぁ、だからPC1にかかったやつ。
鈴彦:あ、そっちか。なるほど了解です。そういえば今のところ、謎の電話は2つありましたね。
GM:さぁねぇ〜。というか、出なかったら梨佳死ぬけどね(笑)。
焔:…なんかGMが不穏なことを言ってるが。
荒黎:…うぅーん…。
心:『リカ電話→PC1に』、『事件電話→被害者多数。PC2が追っているもの』、『梨佳電話→意味の分からない音の羅列。夜にかかってくる』

鈴彦:そんな事件を聞いちゃうと、鈴彦は不安になりますね。かくしかで友達の梨佳ってのがさ〜、あとリカという謎の電話について皆に話します。
荒黎:「リカ、か…。…まさか人形って訳じゃないだろうけど…、あったなー、そんなダイアル…」
鈴彦:GM、リカで何か調べることができますか?
GM:それは〈情報:噂話〉です。

鈴彦:俺、技能低いんですけど…(笑)。
心:皆で調べればきっと…。
荒黎:アタシの噂話判定値は2だっ(笑)。
焔:取りあえず、他の三人で振ってみて。足りないようなら俺がコスト使う。《自然感知》があるから、かなり高い精度で情報集められる。但し1回につきコスト2点。
荒黎:アタシも《偉大なる叡智》が欲しかったけど、アーツが足りないので無理だったのよなぁ…。
焔:《偉大なる叡智》は〈知識〉技能が低いと、あまり意味がないしね…。
荒黎:それでも、達成値にプラスされる分が欲しかったのよ…(笑)。

鈴彦:では一番、鈴彦振らせていただきます。情報屋付きで(ころころ)達成値15。
焔:おー、これは期待できそう。
心:では、振ってみよう。「リカ、ですか…。そんな噂あったかなぁ」噂話+情報屋(ころころ)達成値13。
GM:これはもともと低いからな。では。

>『リカからの電話』
 最近、聞かれるようになって来た都市伝説的噂話。
 『もしもし、私リカ』で始まり、何度か続けてかかって来る。
 段々近付いてきて、最終的に『今、あなたの後ろにいるの』で終わる。
 今のところ、実害はなく、ただの悪戯という線が有力である。


GM:以上です。
焔:……さっきかかったのとは、少し内容が違うな。
荒黎:「もしもし、私、リカちゃん♪ ………………ゴメン、死んでいい? いや、ホント、マジで」(何
鈴彦:姉さんがカワイイな(笑)。

GM:で、都市伝説としてのリカを調べるなら、〈情報:魔物〉です。
鈴彦:〈情報:魔物〉は無いなー。
荒黎:それはこっちで振ってみましょう。…出目が悪かったらごめんね。(ころころ)達成値12…微妙だ。
GM:まあ、情報としてはこちらが本命ですからね。12なら足りてます。
鈴彦:姉さんナイスです!
焔:足りてて良かった(笑)。

>都市伝説としてのリカ
 『リカからの電話』の噂が広まったため、最近生まれたと思われる魔物。
 今のところ、噂と同じ行動以外はまともに取れない様子。
 『もしもし、私リカ』で始まり、それ以上は一言しか喋れない。
 ただ、やはり今のところ実害は無い。


GM:以上です。
荒黎:得た情報はみんなに伝えておきます。
心:噂が発展すれば、危ない事になりそうかな。
鈴彦:ちょっと怖いですねえ。
荒黎:噂が暴走してるのか、それとも類似しているだけの別の噂なのか…。
焔:…リカの電話と行方不明事件の犯人は、たぶん別だと思うな。ほとんど勘だけど。噂には「行方不明」なんて単語は全然出なかったし。
GM:イベントが進んでない状況で推測立てすぎても、逆に動きが鈍くなるとは言っておきます。
一同:了解ですー。
焔:つまり、イベントを待つしかないか…しゃあない。

鈴彦:「『それ以上は一言しか喋れない』? なあ、心…」
心:「一言…、どうやら、さっきの電話はその都市伝説の方と共通点があるようですね」
鈴彦:あ、そういう一言か。『私リカ、○○』っていう『○○』が一言ですね。
荒黎:「そっか…、その一言で言ってたこと、何か分かる?」
心:「こっちにかかってきたのは3回で、『お話があるの』・『お願いがあるの』・『リカを助…』までですかね」
焔:「一言しか言えないって縛りがあるから、何度もかけてきたんだな…よほど必死だったみたいだ」

心:最後の『リカ』が『都市伝説のリカ』なのか『梨佳』なのか。それも気になる。
鈴彦:そこはシナリオのキモかもしれませんね。
GM:伏線はいくつも張ってありますけどね。クックック…(何
荒黎:何か企んでる笑顔だ(笑)。
鈴彦:GM、嫌な笑いですよぅ(笑)。

荒黎:「ふぅむ…。で、さっき君たちが電話した相手も『リカ』…。…助けて欲しいのはどっちなんだか…」
焔:「見捨てる理由がない限り、両方助けりゃいいんじゃね?」
鈴彦:「どっちにしても、放っておけない」ガターンと立ちあがる。
荒黎:「それもそうだ。…だとすると、手近で解りやすい方から助けるべき、かな?」
鈴彦:「でも、よくわからないことが多い」座る。
荒黎:「…どしたよ、鈴くん?」
心:「今考えられる最悪は、梨佳さんが事件の被害者になること。とりあえずはその可能性から潰しにいきましょう」
焔:「そだな。取りあえず、そっちの梨佳って娘に会いに行こうか」
心:「…それにしても、二人が来るんでしたら何と説明すればいいんでしょうか…」
焔:「機械に強い知り合いと、その親戚の愛らしいお坊ちゃま。完璧♪」親指グッ。

鈴彦:焔くんうまいなー…(笑)。
GM:ふむ、これから梨佳のところに行くのか…。なら、あのイベントを早めて、情報の出し方変えて…と。

荒黎:「…まぁ、そこまで強調しない場合でも。…少なからず不安になってるだろうから、友達が励ましに来た、とかでも良いんでない?」
心:「アンノウンマンなので、くれぐれも気をつけてくださいね。…それじゃあ向かいましょうか?」
荒黎:「あいあい、気をつけるよ。店員さーん、おあいそー」伝票を取って。
GM:では、そろそろシーンを切ります。

▼絆/エゴの変化
心:
焔に絆/連帯感を取得。
鈴彦:心に絆/友情を取得。
荒黎:鈴彦に絆/尽力を取得。
焔:鈴彦に絆/連帯感を取得。


GM:その場その場の対処になるけど、順番通りに進めても結構そんな感じになるしな…(シナリオ修正)。
鈴彦:なんかイレギュラーな動きしたのかな、申し訳なく(手を合わせる)。
焔:他の被害者を調べようかとも思ったが。どう考えてもこのコンビは警察関係に見えないから却下(ぁ
荒黎:やさぐれ気味の女と見た目5歳児ですもんねー(笑)。



●シーン5 『闇からの呼び声』   シーンプレイヤー:鈴彦   登場難易度:任意

○路上/夜


GM:梨佳の家へ向かう途上。辺りはすっかり暗くなっていました。
鈴彦:夜がきましたね! ワクワクします(笑)。
荒黎:「あーりゃりゃ、もう夜って感じだねぇ」
GM:もともと人通りが少ない辺りなのか、会社帰りの会社員がポツンと歩いてるくらいです。
焔:あ、その社員にも一応注意を向けておこう。
GM:と、そこで会社員の携帯に着信音。「もしもし?」
心:「事件が起こる場所も、こんな感じでしょうか…?」
GM:会社員「は? 何言ってるんだ、あんたは?」
荒黎:「…?」その様子に、意識を会社員に向ける。
GM:会社員「…まったく。いたず」
心:おかしな会社員の周囲を警戒します。
GM:バクン。文字通り、その会社員の姿が掻き消えました。
焔:「……新たな被害者、発生だな」
鈴彦:「―――!」
荒黎:「…っ、やられた! 目の前でッ!?」会社員が居た場所に一足飛びで移動。
心:「…みたいですね」
GM:全員〈知覚〉で振ってみてください。
鈴彦:〈知覚〉無い場合でも振れるんですか?
GM:その場合は、【知性】の能力値で判定します。ただし、クリティカルは発生しません。
鈴彦:ありがとうございます。(ころころ)達成値9。
荒黎:〈知覚〉は無いんだー(ころころ)そしてファンブルー。はっはっは(一同笑)。
GM:おめでとう、エックスさん!(笑)
鈴彦:ファンブル…(合掌)。
心:重要な時にファンブル出すより、失敗しても大丈夫なときに出しておくべきなのです。
鈴彦:なるほど。
焔:〈知覚〉? 何それ美味しい?(ころころ)達成値7。
心:〈知覚〉なんて知らないさー(ころころ)達成値12。
GM:では、達成値8以上の方。会社員が、何か得体の知れないモノに食われたように見えました。
鈴彦:気づいたのは心くんと鈴彦か。
GM:でも、成功したのはPC1だけってのもどうかと思ふ(笑)。
荒黎:綺麗にPC1組ですな(笑)。
心:心なんて技能無しの【知性】1なんですよ?(´・ω・)

心:「…何かに、食べられた?」
鈴彦:「そういう風に見えた」
荒黎:「食われた、って…?」
鈴彦:「その…なんというか…食われたんですよ、姉さん」
心:「消えた時、何か変なモノが会社員を食べたように見えました…」
荒黎:「具体的な何に、っていうのは…、流石に解らないか…」
焔:「うーん。俺には何も見えなかったなー」
GM:で、ここでPC1のお二人の携帯に着信音。ナンバーは出ていません。
心:「分かりませんね…。っと、電話みたいですね」
鈴彦:もちろん、出ますよ。
心:電話に出て、皆に聞こえるようにします。
GM/???:『もしもし、私リカ』
荒黎:それに耳をすませて。
GM/???:『お願い、梨佳が危ないの』今回は、結構はっきり聞こえます。そして、すぐに切れ、また着信音。
心:「危ないって、一体…?」再度同じように。
GM/???:『もしもし、私リカ。妖怪に狙われてるの』そして切れ、三度着信。『もしもし、私リカ。奴(ザザーーーッ!!)』最後のは、雑音がひどく聞き取れませんでした。それきり、かかって来る様子はありません。
心:「…、考える暇は無さそうですね」
焔:「襲われたっぽいなぁ。急ぐか」
荒黎:「…通話が切られた、か…。急がなきゃいけないね、こりゃ」
鈴彦:うなずく。
GM:そして、そこで背後からかけられる声。「…あれ? 妙なところで会うね」
鈴彦:こええー(笑)。
焔:「…へ?」振り返り。
GM:ジャージ姿で、コンビニの袋を提げた梨佳の姿が(笑)。
荒黎:「……?」振り返って。
鈴彦:ズルってなっちゃうぞ(笑)。
心:「こんな時間に…、買い物ですか?」
GM/梨佳:「今日の晩御飯だよ。両親とも、家にいないこと多くてね。…ところで、あんた達、家こっちだったっけ?」
鈴彦:さっきの展開かっこよかったですねえ。着信音は笑点です、って言わなくてよかった(笑)。
焔:「…………」すすっ、と荒黎の後ろに隠れる。
荒黎:「鈴くん…。この子、件の彼女…?」近付いて小声で。
鈴彦:「そうです」小声で。
荒黎:「行く手間が省けてよかったというか、鉢合わせてしまう可能性が出来たから悪いというか…」小声。
心:「ああ、おかしな電話が夜にかかってくると言ってましたから、もしよければ携帯を貸してもらおうかと思って…」
鈴彦:「そそ。機械に詳しい知り合いにちょうど会ったんだ」PC2の二人を指す。
GM/梨佳:「いきなりだね。まあ、せっかくだし、うち来るかい? すぐそこだし」
荒黎:「…ども〜」少し冷や汗をかきながら、小さく手を振って。

心:…さすがに本物だよねぇ?
焔:偽者かどうか、俺たちには区別できないぞ(笑)。
荒黎:そのとおり(笑)。
鈴彦:とりあえず乗るのがいいと思うな。
荒黎:誘われても、PC2側からは言い出しにくいですよ。

心:「そういえば、今は携帯持ってます?」
GM/梨佳:「そりゃ、持ち歩かなきゃ携帯の意味が無いからねぇ。でも、さっきあんたらの電話にもかかって来たって言ってなかったっけ? あたしのじゃないと判らないこととかあるのかい?」
心:「んー、次にかかってくる時に聞いて、こっちにかかってきたのと同じか確かめようかな。と」

焔:何か、OPよりも口調が男っぽいような…元からこうなの?
鈴彦:勝気な子って言いましたからね。
焔:勝ち気というよりは、もはや姐御。
鈴彦:ともあれ、疑ったらキリがないというか(笑)。
荒黎:キリが無いですねぇ。
鈴彦:梨佳が本物か偽者かなら、梨佳の携帯にTELすればわかりますけど。そこまでするかな?と(笑)。
焔:まぁ疑ってると言うよりは、ちょっとした違和感を感じただけなんで。たぶん意味はないかと。
鈴彦:うむ、私も「ひょっとして」と思いましたからね。タイミングがよすぎるというか(笑)。

GM/梨佳:「なるほどねぇ。ちなみに、なんて言ってた?」
焔:「…『もしもし、私リカ。狙われてるの。梨佳を助けて』だってさ」
心:「『お話があるの』・『お願いがあるの』とか、そんなことを言ってた気がしますね…」く、これがノウンマン相手なら会社員の事も話せるのに。 orz
GM/梨佳:「は? そりゃ、あたしとは別物だよ。そんな、意味ある言葉じゃなかった」
焔:「お姉ちゃんにかかった電話は、何て言ってたって?」
荒黎:「ふむ、違う…。何を言ってるのか分からないって感じかな?」
GM/梨佳:「こっちは、本当に何言ってるんだか。言ってるというか、鳴いてるというか…。しかし、そりゃまた懐かしい話だねぇ。それって『リカからの電話』だろ。たまに噂に出る。あたしもかかって来たことあるよ」
焔:「あるのか…その時、お姉ちゃんは“リカ”と何か話した?」
GM/梨佳:「ん? ああ、話した…って言うのかな? どんな子がこんなことしてるかって、興味あってね。まあ、相手はずっと黙ってて、あたしが一方的に話しただけだったけど」
心:あれ、会社員が食われた時って、化け物が見えたのは会社員の後ろだったりする?
GM:方向に意味は無いですね。
心:了解です。
焔:「向こうのリカは、何も喋らなかった?」
GM/梨佳:「もう、一月以上前だったからなぁ…。『もしもし、私リカ』って最初に言って、その後はほぼあたしが一方的に喋って…」
荒黎:「何とまぁ、よくそれだけ喋れたもんだ。頑張ったねぇ」
鈴彦:「り、梨佳らしいというか…なんというか…」
心:「……怖いもの知らず?」
GM/梨佳:「………そういえば、切る間際に、小声で『ありがとう』って言ってたような…よく聞こえなかったし、思い込みかもしれないけどね」
焔:「……電話のリカは、こっちの梨佳が気に入ったみたいだな」小声で荒黎に囁く。
荒黎:「うん…、…嬉しかったのかもね。だから、感謝の辞を、自分が言える『一言』で言った、か…」小声で。
GM/梨佳:「まあ、ほら。うちも両親共働きで、割と寂しい思いしてたし。相手も小さい女の子っぽかったから…」

鈴彦:梨佳、良い子だなー。これで偽者だったら泣いちゃうぜ俺(笑)。
荒黎:荒黎じゃ真似できなかっただろうなぁ、こういうことは。
鈴彦:荒黎さんは梨佳にできない格好いいことをやればいいのさー!

GM/梨佳:「ああ、もう! 何言わせるんだよ! ほら、うちに来るんだったら、付いて来なよ!」そう言って踵を返し、足早に自宅へと向かう。
焔:「んじゃ、お世話になりまーす♪」猫被りモードでついて行こう。
心:「まあ、こんな所で話してるのも大変ですし…。付いていきますか」
荒黎:「そんじゃ、お邪魔すんね」
鈴彦:きっといいことしたさ、梨佳は」と聞こえないくらいに呟いてついて行く。
GM:では、シーンを切る前に、一イベント…。


 先行する梨佳の携帯に、着信音。
 反射的に出てしまい、相手を知って舌打ちする。

「…またあんたか、しつこいね…。この間から、『うわん、うわん』煩いんだよ!」

 梨佳はそう言って電話を切った。

「…まったく…。…あ、そういえば、携帯出なきゃいいんだっけ…」



▼絆/エゴの変化
荒黎:梨佳に絆/尊敬を取得。



焔:…『うわん、うわん』? 泣き声?
荒黎:そっか、『うわん』か…。
心:なんなのでしょう…。
鈴彦:なんなんでしょうね?
荒黎:『うわん』という妖怪が居るのですよ…。
心:(パソコンで検索、あるサイトを見せる)これかな?
鈴彦:むむ。でも私は見ないぞ〜(笑)。
焔:(覗き込んで)ということは……梨佳は「うわん」と言い返していたから、助かった?
荒黎:…そういう事になる、かな? 言い返してないと…。
焔:途中で電話を切ってもアウト、と。
GM:まあ、PL知識で判ってるなら、判定無しでもいいですね。PCは、まだ知ってませんが(笑)。



●シーン6 『“うわん”からの呼び声』   シーンプレイヤー:焔   登場難易度:任意

○梨佳の部屋


GM:皆さんは、梨佳の部屋に通されました。夕食ということで、スナック菓子を適当にぶちまけたものと、ジュースが出されます(笑)。
鈴彦:「稲荷寿司はないのかよ!」
荒黎:「うわ、不健康な…」(笑)。
心:「…これ、夕食にはなりませんよ?」
GM/梨佳:「あたしの分しか買ってなかったんだよ。これでも、お客様用だから」(マテ
荒黎:「そっか、そりゃしょうがない。突然押しかけたアタシ達の方にも非はあるんだし、ね」
焔:「(…まー、招かれざる客だから、贅沢は言わんけどな…)」
鈴彦:ともあれ、梨佳に荒黎さんと焔くんを紹介しますね。
GM/梨佳:「へぇー。よろしくね」
荒黎:「ん、よろしく、お嬢ちゃん」
焔:「よろしくお願いしますー、お姉ちゃん♪」(猫被り中)
心:「…、そういえば電話の内容って毎回同じなんですか?」
GM/梨佳:「ああ。なんか、鳴き声みたいな変な音出すだけ。ホント、嫌になるよ。毎回毎回、『うわん、うわん』って…何がしたいんだろうね、あれ」
荒黎:「ふむ…、…うわん…?」
焔:「聞こえる鳴き声も毎回同じなんだ…荒黎お姉ちゃん、何か知らない?」と水を向ける(笑)。
鈴彦:焔の豹変ぶりに空いた口がふさがらない(笑)。
心:「これも都市伝説の類にあるようなものでしょうか…?」PCとしても、知っておきたいものですね。
荒黎:「どこかで聞いた覚えがある言葉なんだよね、『うわん』ってのは…。…何だったかな?」思い出すって形で情報収集、出来ますか?
GM:PL知識があるなら、知ってて構わないですよ。ずれてると感じたら、補正します(笑)。
荒黎:「…思い出した」
焔:「変な電話がかかるのは、いつもその携帯から?」
GM/梨佳:「ああ。って言うか、他に携帯持ってないよ、あたし」

GM:このシーン、展開次第で戦闘なだれ混む事になるので、よろしく。
鈴彦:わかりました〜。
荒黎:もしそうなった場合、梨佳を何とかしなきゃね。
焔:携帯を預かって待ち伏せれば、梨佳を巻き込まずに戦闘できないかなと思うんだが。
鈴彦:そうですね。あと、荒黎姉さん。
荒黎:うぃ?
鈴彦:妖怪とか、梨佳の前で言わない方がいいのかな?と思いますが。でもある程度情報あげないとまずいのかな。
荒黎:妖怪の噂程度なら、眉唾モノとして認識されるんじゃないかな?と。
鈴彦:ナルホド。
荒黎:データとして、アンノウンマンに崩壊の危機を与えるのは、ほぼ『魔獣化』に限られてますから。それ以外だったら、適当にごまかしが効くんですよ。
鈴彦:あ、そうなのですか。
心:噂話の域を出ないようにすれば、実在するものと思わないのでは?と思いますが。
鈴彦:了解です、安心しました。
GM:と言うか、ちゃんと挙げないと、他PCは知らないままです、今のままだと(笑)。
鈴彦:ああああそれもそうですね…(笑)。正体不明があらわれた!になってしまう(笑)。

荒黎:「えぇと、お嬢ちゃんには眉唾モノかもしれないけど…、『うわん』ってのは、そんな名前の妖怪だ。確か壁越しにだったかで『うわん!』と叫ぶ妖怪でねー……ただそれだけの存在、だったかな」と、ここまでを梨佳に聞かせて。
焔:「へぇー、そんなお化けがいるんだー」と、さも子供っぽく。
GM/梨佳:「最近は妖怪も電話をかける時代なのかい? まあ、鬼●郎もポストから依頼請けるしね。なんにしても、手の込んだ悪戯だこと」
心:「妖怪とかの噂も、時代に合わせて変化する。ってことでしょうかね」
GM/梨佳:「っと、ジュースが切れたね。ちょっと取ってくるよ」そう言って、部屋から出る。「ベッドの下探すなよー。あたしゃ、一応女の子だからねー」スタスタ。
荒黎:「……で、『うわん』が叫んで…、それと同じ言葉を応えられないと、『うわん』に喰われる。…そう聞いてたよ」梨佳が部屋を出たら、PC達に小声で。
焔:あ、梨佳の携帯は?
GM:携帯は、部屋に置きっぱなしですね。
焔:……つまり探せと?
心:…子供ならきっと許されるはずだ!(笑)
GM:放り出してあるよ。そういうところ、無頓着だし(笑)。
焔:なら、良かった(笑)。
荒黎:女ならきっと許される(何
鈴彦:ブートキャンプとかありそうだなーこの子(笑)。
荒黎:「…携帯を『壁』と仮定するなら、確かに『うわん』が声を掛けられるねぇ」梨佳の携帯を見て。
GM:というか…ベッドがあるほど上等な部屋じゃないです(笑)。薄っぺらいカーペットが敷いてあるだけ(笑)。
焔:携帯を調べてみようか、一応。魔力の痕跡か何か。梨佳のいないうちに電話がかかればしめたもの…かな?
心:「そうすると、喰われるのは電話に出た相手になるのか、電話の持ち主になるのか…」

荒黎:うわんの説明はこんなんで良かったでしょうか、GM?
GM:念のために補足。『電話の持ち主』が答えないといけないです。答えないと、食べられます。『壁』ってのは、説の一つなので、あっても無くてもですね。最も原型の話だと、「夜、屋敷で寝てたら、何処からともなく『うわん』という声が響いた」ですから。
焔:この場合、梨佳が直接返事をしないとアウト? それとも、電話を『持っている人』が応えればOK?
GM:梨佳が答えないと、アウトです。
焔:…それじゃ、取り上げても意味がないか。しゃあないな。
荒黎:うーん、となると…。どこからか『うわん』を引きずり出さないと、辛いなぁ。

GM:電話を調べるなら、〈魔力〉で振ってみてください。
焔:任せろ、〈魔力〉は得意分野だ。助手込みで(ころころ)…ピンゾロ(一同大爆笑)。
荒黎:焔くーん!?(爆笑)
心:…かっこいいなぁ。
GM:………笑い死ぬかと思ったよ!?(笑)
焔:…ごめん、AGPくれる? それとも他の人が振る?(笑)
心:AGP出しましょうか?
鈴彦:そういえば、私も出自で〈魔力〉ありますので振ってみます。(ころころ)達成値7。女の子の部屋でどきどきしてるかな(笑)。
荒黎:〈魔力〉の技能ならこっちにもあるし、とりあえず振ってみます。(ころころ)達成値12。
心:技能無いけど、振るだけ振ってみようかな。(ころころ)達成値13。
GM:実は、達成値5で判る(笑)。あからさまな魔力を感じますね。
荒黎:「…なぁるほど、確実にクロだわ」
心:「…焔さん。この電話、やばそうですね…」
焔:「……(沈黙)……あぁ。そうらしいな…」密かに動揺する俺様(何
鈴彦:鈴彦も頷くよ。
荒黎:結果は、技能の無い心くんが一番高かった…(笑)。
焔:ぷ、プライドが…(笑)。

GM:電話全体が、魔力を帯びている感じがあります。ただ、普通の人間が持っても、それで何かしらの影響が出ることはなさそうです。
荒黎:「『うわん』が交信できる手段として、この携帯があるんだから…。どうにかするには、どこかで『うわん』を引っ張り出さなきゃならないね…。さて、どうするか…」
焔:「…提案その1。この場でこの携帯ぶっ壊す」
荒黎:「こらこら、どうやって弁明するのさ」

GM:むしろ、電話からは安心感すら感じそうな気配があります。
焔:…安心感? なんだそりゃ?
心:リカが守ってる。とかかな?
鈴彦:リカ、との絆かな…と少し思う。
荒黎:たぶん、手放させたくないから…じゃないかも?

焔:「だーってよー。物騒なものなら壊せばいいじゃ〜ん?」どことなく拗ねた顔で。
心:「…壊すと、事件の手がかりが減りませんか?」
荒黎:「で、壊した携帯、焔君が弁償すんの?」
焔:「おうよ、携帯買うポケットマネーくらいあるぜ。プロのハンターを舐めんな?」
荒黎:「生憎と、アタシは『うわん』の基礎知識ぐらいしか教えてもらえなかったんだ。呼び出し方になると…、ちょっとお手上げかなぁ…」
鈴彦:「まあまあ、焔先輩。俺も、それを考えたけどさ。解決の糸口にもなりそーで迷ってたんだよ。提案2はないの?」
焔:「…つーてもなぁ。荒黎の話じゃ、電話を預かっても梨佳本人が応えないと死ぬんだろ?」

GM:梨佳、戻っていい状態になったら言ってください。イベント起こしますんで。
荒黎:うぃっす。
焔:まぁ、本気で壊す気はないので。適当なところでどうぞ。
GM:あ。ちょっと思いついた。演出変更しよう。
荒黎:はわー。

心:「…やりたくは無いけど。わざと呼び出して、…そこを叩くとか」
荒黎:「…提案その2。梨佳ちゃんには危ない目に合ってもらうけど、『うわん』の声に応えてもらわない、かな…」
心:「だけど、そんなことに巻き込むわけにはいかないと思います…」
荒黎:「その辺は…、アタシ達が止めればいいのさ」
焔:「止められるか? さっきのサラリーマンにも注意してたけど、目の前で殺られたぞ」
荒黎:「方法は探せば有るモンさ。出来る出来ないで悩むより、手を尽くすかどうかが重要なんでない?」
焔:「言われなくても手は尽くすけどな…。どうやって襲ってるのかも判らない状況じゃなぁ…」
心:「うわんのターゲットを変えさせることが出来ればいいんですが…」
荒黎:「知覚外から攻撃してくるか…、または一瞬の行動か……答えは今んところ見えないけど、ギリギリまで粘るよ? 諦めの速さは人よりずっと悪いからね…」

鈴彦:ともあれ、梨佳が戻ったら「うわん」といわせないといけないですね
GM:ちなみに、どうして『うわん』が出るようになったかは、判りません。そのイベント、飛ばしちゃったので(何
荒黎:そーなのかー(笑)。
GM:知らなくても、話は進みます。知りたかったら、PC2のエンディングででも(笑)。
焔:他の被害者の家を当たるべきだったんだろうか…。
鈴彦:あらら、積極的にいろいろ動いちゃったからでしょうか。すみませんのう…。
荒黎:すみません、私がいて…。
鈴彦:なんですかそれはー(笑)。
荒黎:いえいえ、私がいると制限時間が限られてしまうので…。
焔:積極的に動いて責められる筋合いはない!(笑) むしろ動かないまま地蔵になる方が罪悪だー!(笑)
GM:積極的に動くのは、PLの態度としては大推奨です。それに対処するのはGMの役目。文句言うのは筋違いも甚だしいですよ。気にすることは何もありませんから。…まあ、どうにもできない状況を作ったりもしますけどね…ククク…(マテ
鈴彦:ちょっとバカっぽいんですけど…携帯を2つくらいかけて、梨佳の携帯→鈴彦の携帯→心の携帯ってやれば、遠隔地で「うわん」って言えるとか(笑)。…ダメかな(笑)。それやって梨佳の所に直で現れたら怖いしなー…(笑)。
荒黎:それでも梨佳の携帯にかかって来るので、梨佳が応えないとどうしようもないかな…?
鈴彦:まあ…ちょっとこれは変なアイデアだし、正攻法がないものでしょうかね。梨佳の電話から糸電話繋げて、梨佳から遠ざけるとか…ウーン(笑)。
荒黎:どの道『うわん』は、梨佳の近くにやってくるだろうから…。…カバーリングか、はたまた…。
焔:喰われてるのが見えたって言ったが、カバーリングは出来るのかな?
GM:できないですねぇ。ぶっちゃけ、そこまではイベントで進める予定なので。
焔:…なるほど。じゃあ、イベントに任せるしかないかー。
荒黎:……これ以上は議論してても仕方ない、かなぁ。
焔:そうですね。サラリーマンの時に判定で助けられるとかあれば、まだ考える余地はあるけど。今回は素直にイベント待ちする他ないらしい…。
心:『うわん』に喰われた後に蘇生できるかどうか…。
荒黎:…イベント、起こしますか?
焔:仕方ない。それで梨佳が助からなかったら諦める(ぁ
鈴彦:PC1のSAが…!?
焔:いや、たぶん大丈夫だと思うから言ってるんだが(笑)。
荒黎:GMの用意したイベントを信じて(笑)。
鈴彦:GMに絆/信頼を取得しようか(笑)。
心:『うわん』に喰われる=死ではない可能性を考えれば、喰われた後でも守ることはできますよ。
荒黎:はい、決取ります。イベント起こしますか? 起こす人挙手ー。(手を挙げる)もう出来る事なさそうなんで…。
他三人:(挙手)
荒黎:全員一致。…では、お願いしますGM。
焔:これだけ「イベントで進む」と連呼しておいて、いざ任せたらバッドED…は、さすがにないと思う。たぶん。
GM:ぶっちゃけ、梨佳を戻さないで済む方法はありました。が、わかりやすいヒントは一切出してない、サブ的ルートでしたからねー。
焔:あったのかー。ということは、一応どこかに伏線はあったんだな…。
鈴彦:思いつかなかったですから、仕方ないです(笑)。
荒黎:んぅー…。

GM:では、ここでPC1の携帯に着信音。ナンバー表示は無し。
焔:「ん? おい、鳴ってるぞ」
鈴彦:「!」出ます。
心:「…リカみたいですね」出ます。
荒黎:「できれば、内容を聞かせてね?」
鈴彦:ハンズフリー機能のボタンを押しますよ。
心:頷いて、他の二人にも聞こえるように。
GM/リカ:『もしもし、私リカ』いつになくはっきり聞こえる声と、激しいノイズ。そして、平静な中に僅かに感じる焦り。

鈴彦:リカも頑張っているんですよねー。
焔:そうだねぇ。初めての友達を救おうと懸命なんだろう。
鈴彦:伝説だから、伝説以外の行動とるのって難しそうなんですが。プレイヤーは結構ぐっときてる。

GM/リカ:『お願い、設定を変えて!!』その声に被るように、梨佳の携帯が鳴る。
心:「設定…?」
荒黎:「設定? …来たっ」
鈴彦:! マナーモードに変えるのかな。
GM/梨佳:「ジュース持って来たよー。…ん、どしたの?」

焔:「設定を変えて」って何だ? PLは携帯持ったことないから判らないぞ?
鈴彦:設定って他にある?
荒黎:…電話に出なければ聞こえない、『うわん』の声が聞こえなかったら答えようが無い。……そういう事か?
心:都市伝説に縛られる存在だから、自由に動けるような設定に変えて。とかなのかとも思いましたが。
焔:他に変えられるって、音量設定とかある?

GM:そして、誰が何をするより早く、携帯の“留守番電話機能”が動く。
鈴彦:ギャー!(笑)
荒黎:る、留守電ッ!? そうかそっちもあったか!
GM/???:『うわん…うわん…』ガチャ。うわんの声を録音すると、即座に切れる電話。

焔:(肩を竦め)変えようにも、間に合いっこないからな。イベント終了まで静観しよう。
鈴彦:思いつきませんでした…しまったなあ。

「ああ、出なきゃいいってさっき言ってたしね。…ん」

 次の瞬間、梨佳の側に現れる気配。巨大な口を持った化け物が現れる。
 誰も反応できないようなタイミング。しかし、一つだけ動く『物』があった…。
 梨佳の携帯が、ひとりでに宙を舞い、化け物にぶつかる。
 思わぬ衝撃に、体勢を崩す化け物。

「………え…何…?」
 梨佳は目の前の異常事態に、ただ呆然と目を瞠った。


GM:…科白くらいなら、口挟んでも良かったのに…。割と虚しい(笑)。
焔:だって、「イベントで進む」ってあれだけ言うから(笑)。
荒黎:セリフ入れようかどうか、ちょっと悩んでました(笑)。
鈴彦:かっこいいシーンすぎて…(笑)。
焔:観戦モードだなぁと思ってはいるんだけど。不本意ながら(苦笑)。

GM/リカ:『…もし………し…わた…リカ…』
心:「…携帯が、飛んだ?」起こっている現象を見て呆然と。
GM/リカ:『…逃げ………梨佳…』
焔:「お嬢ちゃん、頑張ってるねぇ」
荒黎:「…そっか、それほど嬉しかったんだろうね…」

焔:演出で化け物に炎ぶつけますけど。可能なら。
荒黎:こちらも演出で殴りかかります、可能なら。
GM:そろそろ動いてください(笑)。
鈴彦:わかりました(笑)。
荒黎:了解(笑)。

心:「梨佳さん。とりあえず逃げた方が良さそうですね」後ろに庇うような位置に構えつつ。
鈴彦:リカの携帯を受けとめられるなら受けとめたい。
荒黎:「鈴くん、心くん、どっちでも良いから窓開けて!」
焔:「よしきた!」がらっと開ける。
GM:一瞬怯んだものの、うわんは体勢を整えると、咆哮を上げる。
荒黎:「コイツを…、ぶっ飛ばす!」咆吼を上げる前に、『うわん』を外に蹴っ飛ばす!
GM:咆哮を受け、気を失う梨佳。一方、蹴り出された『うわん』は、ドミニオンを展開させる。
荒黎:「ありがたいねぇ、ちゃんとお嬢ちゃんを気絶させてくれて、その上自分の中に案内してくれるなんて…。……おかげで、遠慮無く戦えるよ」
心:「あれが、『うわん』ですか…」飛んでいった『うわん』を見ながら。
荒黎:「鳥山石燕は偉大だねぇ、ほぼ描かれた通りの姿だよ」

GM:まあ、大体想像ついたとは思うけど、リカは『携帯に取り憑く存在』だったんです。あの時、〈機械操作〉で目標値に達していたら、リカの電話が“梨佳の携帯からかかって来てた”ことが判ったという。
鈴彦:ナルホド。
荒黎:ふむー。
焔:いや、リカの居場所は全然気付いてなかった。むしろ行方不明事件との関係を疑ったくらいで(ぁ
GM:携帯から感じた魔力が安心感を持ってたのは、その所為。ちなみに、リカからの最初の電話で、段々聞こえが悪くなったのは、梨佳が電波の届きにくい場所に入ったからです。
鈴彦:あ、物理的な理由だったんですね。「リカ弱ってる!?」とか思っていました。
GM:梨佳が出るのが遅れたのは、その伏線。まあ実際のところ、『わかったらすげぇ』レベルです。

鈴彦:リカの携帯をそっと梨佳の手に握らせましょう。
荒黎:「さ、お膳立てはして貰った。後はアタシ達がやれることをするだけだ。…みんな、行くよ!」
心:「あんな化け物は、さっさと消してきましょうか…」
GM:では、このまま戦闘入りましょうか。[SA:うわんを倒す]をどうぞ。
一同:OKです!
GM:では、戦闘開始。

▼絆/エゴの変化
心:『うわん』にエゴ/消滅を取得。
鈴彦:リカに絆/尊敬を取得。
焔:梨佳に絆/庇護を取得。



 

■クライマックスフェイズ■


●シーン7 『噂が消えるとき』   PC全員登場

○ドミニオン内


GM:まず状況説明。敵、うわん一体。初期エンゲージは自由とします。勝利条件は、うわんを倒す。敗北条件は、PCの全滅。バトルフィールドに、梨佳もリカも存在していません。では、エンゲージの宣言をお願いします。
荒黎:うわんに接敵しておきます。
心:うわんと同エンゲージへいきます。
鈴彦:同じく、うわんと同エンゲージへ。
焔:同じく。
GM:全員一塊でよろしいですか?
鈴彦:もしかして全員近接?(笑)
荒黎:そのようで(笑)。
焔:俺は遠隔攻撃タイプだけど、カバーリング出来た方が良いし。
心:紗枝だったら遠距離もいけましたが、心じゃ殴るしかないのです(笑)。


▼ラウンド1

○現在のエンゲージ
 【うわん・心・鈴彦・荒黎・焔】


GM:セットアップ、こちらは無しです。
心:セットアップ無し、オートで《獣化》します。
鈴彦:セットアップなし、オートで《獣化》。
GM:うわんの行動値は9。なので、そちらからですね。13の心どうぞ。…おっと、その前に。演出でやった《資産:空間展開》を正式にここで。《レルム:地域》に変更です。では、改めてどうぞ。

心:ドミニオンに何かあるのかな?
GM:そちらに直接影響するものは無いですね。
心:了解しました。
荒黎:《資産:守護》とかあったら哀しいなぁ…(笑)。
焔:《資産:核部》とかはないのかな。
GM:《資産:核部》などという甘い物はありません(笑)。
鈴彦:(『うわん』の絵を眺めて)ムァッとした風貌ですねえ、うわん(笑)。

>心
心:じゃあ、様子見で殴りますか。マイナー《切り裂くもの》、メジャーで『うわん』を殴ります。(ころころ)達成値20。
GM:(ころころ)回避は低い、達成値14。ダメージどうぞ。
心:(ころころ)35点の〈斬〉をどうぞ。
GM:それならまだ魔獣化はしません。では、11の鈴彦どうぞ。

>鈴彦
鈴彦:では、納刀したまま接近して、居合で斬りつけます。マイナーなし、メジャーで普通に攻撃。(ころころ)達成値19。
GM:(ころころ)命中、ダメージどうぞ。
鈴彦:(ころころ)21点の〈炎〉。
GM:それは魔獣化します。HA《超魔の命》宣言。
鈴彦:「手応え、あり、だ!」

焔:荒黎はどうする? 魔獣化後が本領発揮なら、一旦待機するのも手だけど。
荒黎:うーん、どの道魔獣化したら、1手で準備はしきれないんですよね…。
焔:んじゃ、普通に行きます?
荒黎:待機して、魔獣化した場合なら…、攻撃を放棄してメジャーを《戦友》に当てるか…? 直後に《ブーストアップ》で攻撃、と。

GM:行動値10の荒黎の前、イニシアチブでHA《怒りの日》宣言。AGP2点使用。

焔:2点か…期待値なら生きてるかな。
荒黎:こちらも…、期待値なら生きてる?
鈴彦:4d6ダメージくるんですね。
心:《怒りの日》かぁ、《獣の盾》使えば一人で受けられますけど…。
焔:《獣の盾》はダメージロール後に宣言だから、ダメージを見てから決めよう。

荒黎:ここでは《ヴォイド》は…、使いません。
GM:では、ダメージ。(ころころ)16点〈魔〉。
心:これなら大丈夫かな?
焔:今回は大丈夫。残り5点。
荒黎:生きてる、残りFP3点。
鈴彦:残り3点。
心:皆生きてる。FP34点。
荒黎:次のアタシは…、待機。
焔:俺も待機で。…うわんの《怒りの日》って、鳴き声なのかな、やっぱり。
荒黎:泣き声かなぁ(笑)。
鈴彦:それっぽいですね(笑)。
心:ヴォイドする時も「うわん」と叫ばないといけないんでしょうなぁ(笑)。

>うわん
GM:では、うわんの行動。まず、オートで《虹色の空間》宣言。属性は〈闇〉指定。対象は自分のみ。マイナー《伝説のプロセス》『うわん』と《名ゼリフ》《真のチカラ》。
鈴彦:名セリフきたー(笑)。
GM:メジャー《青天の霹靂》、オート《精霊力拡大》《伝説の魔力》で範囲攻撃。(ころころ)達成値23、回避は〈意志〉です。
焔:駄目元で振るかー。

荒黎:…しまった、《真のチカラ》でクリティカル値が上がってる。これは基本的に回避が…、難しい。
心:カバーリングは回避判定前でしょうか?
GM:回避判定前です。
焔:あ、それじゃ心をカバーする。
心:というか、回避できそうな人いない?
鈴彦:〈意志〉だと辛いですなあ。
荒黎:クリティカル値が+1されると13になり、普通の判定ではクリティカルが発生しなくなります。
鈴彦:ということは自動的にダメージですね。
焔:そうですね。うっかり忘れてたけどクリティカルしないんだ。
心:回避できる人が居なけりゃ《獣の盾》やりますが。
荒黎:回避は無理です。でもまだ魔獣化してないんで、取っておいた方がいいと思いますよ?
GM:まあ、私にしてはオーソドックスに作りましたからねぇ。命中と体力が高めで、回避が低い。
焔:俺が心のダメージ引き受けるから、《獣の盾》は後で使って欲しい。たぶん必要になるから。
心:焔に庇ってもらって、こっちが魔獣化をしない状態で構えた方がいいかな?
荒黎:そうですねぇ。全員が固まってる時の《獣の盾》は有用ですから。

焔:俺は心をカバーリング。
荒黎:回避できないー。
心:焔に庇ってもらいます。
鈴彦:鈴彦も回避できません。
GM:では、ダメージ。(ころころ)39点〈闇〉と、バッドステータス[マヒ]。
荒黎:問答無用ッ、喰らって魔獣化!
焔:魔獣化して初期エゴを固定、HA《復讐の爪》宣言。通れば78ダメージカウンター。
GM:それにはHA《ヴォイド》宣言しておきます。
焔:まぁ、そう来るだろうな。
荒黎:む、《ヴォイド》返しするか…?
焔:別に要らないと思うな。
荒黎:了解、じゃあやらないでおきます。
焔:そして魔獣化したので《虹色の空間》使用! 全員のダメージ属性を〈炎〉に変更、更に全ダメージロール+2d6。
鈴彦:同じく魔獣化します。「こんのぉおおおお!」魔獣化したので、マヒは消えるんですよね。
GM:はい、消えます。
心:「皆…、まだ大丈夫ですか…?」
荒黎:「大丈夫だよ…。さって…、そろそろこっちも、本気で行きますかね…!」上着を脱ぐと、紋様や鋲のようなものが打ち込まれた肌が見える

GM:では、カバーした焔飛ばして、10の荒黎どうぞ。
焔:ん? あれ、もしかして《俊敏なる盾》は使ってないことにされてる?
荒黎:そもそも言われてないです。
焔:…あちゃー、宣言ミスかぁ…しまった。
GM:《俊敏なる盾》宣言してないように見受けられますが。
焔:アーツ宣言忘れるとは…不覚。
鈴彦:ω・)つ

>荒黎
荒黎:マイナー《符術》+《結界魔法》+《武器錬成Lv3》。《OS:爵位》と《OS:期待の星》を取得して、メジャー《戦友》!「式鬼打ち、表装…、武装…、展開!」半透明だった外殻の鎧が実体化し、肘に刃が、拳に装甲が。
GM:了解です。

荒黎:一応確認です、みんな荒黎に絆ありますよね?
他三人:ありますよ〜。
荒黎:では、ダメージに+9点と。


▼ラウンド2

GM:セットアップ、こちらは無しです。
一同:こちらもなしです。

GM:では、13の心の前に、イニシアティブにてHA《緑の領域》宣言。
焔:イニシアティブでHA《怒りの日》を使う。みんな、愛をくれるかな?
荒黎:では焔くんの絆固定、愛を1点出します。
心:梨佳・焔の絆を固定、2点出しましょう。
鈴彦:初期絆と焔の絆を固定、2点出します。
焔:では5点使ってHA《怒りの日》。《闘争本能》《虹色の空間》で+3d6。(ころころ)46点、それなり…かな。
GM:HA《伝説の証明》宣言。AGP2点使用。

鈴彦:《伝説の証明》…ダメージ軽減ですか。
焔:レジェンドだからなぁ、あるとは思った。レジェ/スピかぁ……うぜぇ(ぁ
荒黎:これは…、消す?
GM:2点なので、10d6止めます。
荒黎:んー…、ほぼ止められるなぁ…。
焔:いや、別に良い。防御HAを使うなら、使わせておけばいい。
荒黎:うぃ。
心:出目次第…、20点くらい通らないかなぁ。

GM:(ざららーっ)32点止めて、14点受領。
焔:ま、それなりだな。
GM:《緑の領域》は通しますか?

鈴彦:えーと緑の領域…Crt値−3か。
焔:防御判定もクリティカルにされるんだよなぁ…消すならこっちか?
荒黎:そうですねぇ…。
心:こっちは消しておきたい、かな。ヴォイド返してきそうですけど。
荒黎:あるなら吐き出してもらった方が?
鈴彦:AGP2点必要なのかな?
荒黎:1点のHAを消すので、2点必要です
焔:俺は心と鈴彦のダメージHAに入れたいから、今回は出さない。

荒黎:「おっと、そっちは…、止めさせてもらう!」HA《ヴォイド》。愛をください。
心:荒黎の絆固定、1点出します。
鈴彦:同じく、荒黎の絆固定、1点出します。
荒黎:「解け、妖の理!」《ヴォイド》発動ー。
GM:通します。では、心どうぞ。

>心
心:どうせ回避なんてできっこないからなぁ。マイナー《ビーストヘジーク》、メジャーでうわんを殴ります。(ころころ)達成値24。
GM:(ころころ)命中、ダメージどうぞ。
心:《虹色の空間》込みで(ころころ)48点〈炎〉です。
GM:そこそこのダメージ受けてるな…。11の鈴彦の前に、再びHA《怒りの日》宣言! 今度はAGP4点使用!

心:受けますので、通しますか。
焔:《獣の盾》、頼もうか。
荒黎:止める手段があたしには無いので、任せました。
鈴彦:お願いします。

心:通しです。とりあえずはダメージどうぞ。
GM:(ざらーっ)35点〈魔〉。《怒りの日》なのに出目がいい! 今日はいい日だ(何
鈴彦:こっちがうわん(笑)。
荒黎:あははー(笑)。
焔:「心、防げ!」心の絆を固定、愛を渡す。
心:「その攻撃は、通しませんよ!」貰った愛で《獣の盾》使用します。
GM:んー…どうぞ。
荒黎:「心くんありがと、助かるよ…」
心:良かったねGM、残り34だから魔獣化です(笑)。あー、でも。うわんの攻撃きたら、やられるかなぁ…。
GM:では、11の鈴彦どうぞ。

>鈴彦
鈴彦:「心、すまん! こいつぅうううああああ!」刀を八双に構えて振り下ろします。(ころころ)う、当たるかな。達成値18。
心:この調子なら、きっと最期に凄い出目出してくれるよ…。
GM:(ころころ)達成値17で命中、ダメージどうぞ。
鈴彦:そこで《死神の刃》宣言。ダメージ+1d6。(ころころ)27点〈炎〉ダメージ。
GM:まだ平気。10の荒黎どうぞ。

焔:あぶねぇ、ギリギリだ(笑)。《緑の領域》消さなかったら、クリティカル回避だったな…。
荒黎:消しておいて良かった…。
焔:ていうか、今《剣魂一擲》使っても良かったんじゃ?(笑)
鈴彦:おお…もう…(笑)。
焔:…荒黎の攻撃が命中したら、使ってもらうか(笑)。《万色の魔術》と《剣魂一擲》は他人のダメージロールにも使えるからね。

>荒黎
荒黎:では、マイナー使い切ったのでメジャー《OS:マルチウェポン》。使用する武器は、素手と《武器錬成》。(ころころ)達成値20。
GM:(ころころ)命中、ダメージどうぞ。
荒黎:オート《期待の星》使用、ダメージ+9。
鈴彦:HA《剣魂一擲》をそこで宣言します。
荒黎:えーと。では鈴君と梨佳ちゃんの絆固定、愛2点。
心:鈴彦への絆を固定、1点だします。
焔:梨佳、鈴彦、荒黎の絆を固定。愛を3点鈴彦に。
鈴彦:では初期エゴを固定、1点出します。
荒黎:合計7点、+18Dでダメージ、行きます。
鈴彦:「姉さん、頼みます!」
荒黎:(ざらららーっ)ダイス目低い、98〈魔〉属性。
焔:《虹色の空間》は入ってるよね?
荒黎:…入ってます(しくしく)。「ぐ…っ、刃の入りが、鈍い…ッ!」
GM:HA《遠くからの声援》で《伝説の証明》復活。そしてHA《伝説の証明》宣言。AGP3点使用。

焔:…これは、どうするかな…。
鈴彦:またダメージ減少のやつですが、コーチ! どうしますか!
心:止めるなら、《遠くからの声援》で2点?
荒黎:……吐き出すつもりでやれば、もう一撃デカいのを当てられる、けど…。
鈴彦:12d6減るのかな。
GM:通せば、期待値で42点止め。
荒黎:どの道完全には止められないだろうから…、うーん…。
焔:まだ俺の攻撃は残ってるけどなぁ…そっちにAGP突っ込むか? 荒黎の《万色の魔術》があったし。
鈴彦:《攻防一体》がありますね、私。
荒黎:…アタシ、《ブーストアップ》使ってもう一撃入れるよ?
心:…通しても大丈夫かな?
焔:んじゃ、通すか。
荒黎:…通しますか。

GM:(ざららーっ)47点防いで51点受領。健在。
心:な、なんだか5と6がいっぱい見えるよ!?
荒黎:「…くそっ、半分以上止められた! ……ならば、もう一撃!!」エゴ固定、HA《ブーストアップ》使用!
GM:通します。
荒黎:メジャーは同様に《OS:マルチウェポン》、使用武器も同等で、クリティカルで命中になります。
GM:(ころころ)クリティカルしない。ラストHA《スーパーアクション》宣言。回避をクリティカルに変更。

荒黎:これは止めてー(笑)。
鈴彦:《電光石火》かな?
心:タイミング的に、《電光石火》は無理ですよ?
鈴彦:となるとどうすればいいですか、コーチ!
荒黎:《歩く影法師》で《ヴォイド》、でしょうか。
焔:止めるなら《ヴォイド》だね。
心:止めるなら《歩く影法師》で《ヴォイド》しかないですね。
鈴彦:わたし、AGPを3点まだ出せる。
焔:荒黎は絆残ってる?
荒黎:私も3点までなら出せるー。
焔:《万色の魔術》のために、他の人の愛は残しておくのがよいかと。
荒黎:ならば、こっちが出しましょう。えーと、心くんに愛を2点譲渡します。具体的には、死霊課と心くんとの絆で。
心:こちらは絆1、エゴ2です。
焔:あ、ならエゴだけでも足りるかな。
荒黎:おや?
心:まあ、《神獣撃》打つときにも使えますし。
焔:では、そのまま行きましょうか。

心:貰った2点でHA《歩く影法師》。《ヴォイド》をコピーします。「…うわんうわん煩いんだよ。黙って当たってて!」
GM:通します。ダメージどうぞ。
荒黎:オート《OS:期待の星》+HA《万色の魔術》。AGPください(笑)。
焔:「これで…決めろよ!」死霊課と女性への絆を固定、荒黎に愛2点!
心:「このチャンス、生かしてください!」初期絆を固定、AGP1点出します。
鈴彦:「姉さん、頼みます!」梨佳、リカ、心への絆固定、荒黎に3点愛を出します。
荒黎:こっちは…、絆を消すと辛いので、6点で発動。(ざららーっ)101点〈魔〉属性。掌打、回し蹴り二連、肘の刃で一撃、腰の捻りを加えた拳を連続で打ち込み、蹴り上げる! 自分も飛び上がり、空中で一直線に、切り裂く!
GM:それで落ちました。戦闘終了!
焔:おー、終わったか。
荒黎:「暴虐舞神…、修羅刹鬼陣…。……聞いて驚け、見て嘆け。…喰らって命の灯を落とせ」刃についたうわんの血を払って。
鈴彦:「ヒュー」
心:「お疲れ様でした…」
焔:「結果オーライとはいえ…俺様、今回は良いとこ無しだったなぁ」苦笑しつつ。
鈴彦:「まあまあ! 先輩もお疲れ様です」とりあえず笑顔で納刀します。


GM:一回しか攻撃できなかった。《怒りの日》はおいといて(笑)。
焔:俺なんて、一回も攻撃してない…(笑)。《俊敏なる盾》を宣言し忘れるなんて…(苦笑)。
GM:まあ、仮に《俊敏なる盾》宣言しても、《自然への回帰》で消す予定だったので…(何
荒黎:さぁ自律判定だ! 怖いな!(笑)
GM:人間性の回復をどうぞー。
心:プラス14、問題無しです。
焔:プラス5です。攻撃しなかったから(ぁ
鈴彦:プラス7でしたのでOKです。
荒黎:マイナス14。…アタシだけか、振るの!(笑)
鈴彦:え、それ大丈夫かな?
焔:ふぁいとだー。ここで失敗したら台無しだー(ぉ
荒黎:堕ちたら笑え(笑)。
心:きっと帰ってくると信じてますよ。
荒黎:(ころころ)5。ふぅ、生還。
鈴彦:ワーイ、おかえりなさい!
焔:うん、信じていたさ(白々しいほど爽やかな笑顔)。
荒黎:嘘だ、その目はきっと出目が悪くなるのを望んでいた目だ(笑)。
焔:ナンノハナシカナ?(笑)


GM:そこで、PC1の携帯の着信音が鳴ります。
鈴彦:ハッとして、出ますよ。
GM/リカ:『もしもし…私リカ…』
心:「…、」出て、皆に聞こえるように。
荒黎:「……ふぅ、飛ばしすぎたね。…ん、どうしたんだい?」
GM/リカ:『今、梨佳は魔に…触れたことで、精神を壊しか…けています…』
鈴彦:そうだったー! 梨佳のアフターケアがまだあるんだ。
焔:「ありゃりゃ…剛毅な姉ちゃんだと思ったんだが…さすがに刺激が強すぎたか」

荒黎:…愛、渡す必要があるかな…? 1点残ってるんだよ、初期絆ですが(ぇ
焔:俺、絆は打ち止め。愛を渡すなら他の人よろしく。

GM/リカ:『でも、私…の力…使えば…』
荒黎:「…大丈夫なの? アンタ、無理してるんじゃ…」
GM/リカ:『…身体が壊さ…れたから…どちらにして…も、もう…』
荒黎:「そっか…、それならせめて最期は…、ってことね…」
心:「力…、っていったい?」
GM/リカ:『だから…私の友達…リカをよ…ろしく…。梨佳のお…かげで、私は少しだけ…育つことができたか…ら…』《エンディング》宣言。

焔:質問。梨佳またはリカに《世界霊魂》は有効ですか?
GM:リカに使った場合、エンディングの演出を変えてもいいかなとは思ってます。梨佳には特別な効果は無しです。
荒黎:んー、《世界霊魂》使うなら愛だしますよ?

焔:「…ふむ。まぁせっかく育ったんだ、このくらいはさせろぃ」どこからともなく炎の羽を取り出し、リカを構成する魔力に向かって放り投げる。梨佳の絆を消去。HA《世界霊魂》使用。
GM:受領。リカに関する記憶を失う。それは、同時に今ここで起きたことを、記憶に止めておくことはできないということ。

鈴彦:そっか。結局、梨佳はリカのこと、忘れてしまうんですね。
焔:それは仕方ないな。
鈴彦:うん。
心:それを受け入れると、ノウンマンになってしまいますからね。
荒黎:覚えてると、梨佳にとってはあまり良くない事になりかねませんからね…。
焔:知って受け入れられそうにないから、精神が壊れかけてるわけだし。

GM:そして、携帯から音が消え去る―――。
鈴彦:しんみりと「ありがとな」と言いますね。
荒黎:「いつか、帰っておいで。アンタが死んでもすぐに『噂』が消えるわけじゃ無いし、アタシ達は覚えてる。だから、待ってるよ…」



GM:まあ、リカが死ななかったということで。エンディングでしたいことがあるなら、その時に演出どうぞ。特にないなら適当にやります(笑)
荒黎:じゃあ、一言だけ(笑)。
焔:希望は特にないので、適当にどうぞ。焔としては、女の子を見捨てるのに抵抗があっただけ。
心:梨佳が無事なのを確認できれば…。といった感じですかね。
GM:………と言うか、そもそもPC2じゃ演出する暇が無いですよね(何
荒黎:まぁ、それはそれで。ある日、ちょっとだけでも噂に聞こえたらそれでいい、みたいな?
鈴彦:ですね。それ、キレイです。
GM:って、PC2のエンディングは、とりあえず報告エンドでいいですかね?
荒黎:そうですね、他にすることもありませんし。
焔:こちらもそれで。


 

■エンディングフェイズ■


●シーン8 『事の始まり』   荒黎&焔ED

○死霊課


GM:二人は死霊課の刑事を前に、事件の顛末を報告しました。
荒黎:「はい、今回の顛末はこん中に纏めたから」B5サイズの封筒に報告書を入れて、提出。
GM/刑事:「まったく、一晩で解決とは、実際欲しい人材だよ」(苦笑)
荒黎:「お生憎様、宮仕えってのは性に合わないんで、丁重にお断りさせてもらうよ」
焔:「今回は荒黎が頑張ったからなぁ。まぁそれはそれとして報酬はいつもの口座だ。きっちり振りこんどけよ」
GM/刑事:「まったく、こっちは被害者の共通点らしきものをようやく掴んだ程度だってのに、まったく…」『まったくまったく』と繰り返す刑事。宮仕えとしては、思うところがあるらしい(笑)。
荒黎:「あ、そりゃ聞かせて欲しいね。どんな共通点だったんだい?」
鈴彦:ああ、そういうのもありましたね これはこれで知りたい(笑)。
GM/刑事:「全員が全員、行きなり帰りなり、『あの道』をいつものルートとしていたんだが…」
焔:「…あの道? あの道に何か曰くでもあったのか?」
荒黎:「あの道…?」会社員が目の前で消えた場所を思い返して。
GM/刑事:「つい先日、その通りにある壁を、どこぞの金持ちが趣味で東北の旧家から持ってきた壁に取り替えたらしいんだが」
焔:「…妖怪の絵でも描いてあったか?」
GM/刑事:「それが“妖怪憑き”って曰くがあったらしくってな。まったく、オカルト趣味も程々にして欲しいもんだよ」
荒黎:「なるほど、壁と一緒に連れて来ちゃったって訳だ…。なんて傍迷惑な…」
焔:「ふん、いっそその成金野郎が消されてりゃ良かったんだ」鼻を鳴らす。
荒黎:「んにゃー、案外最初の犠牲者だったかもよ?」火の付いてない煙草をピコピコ動かしながら。
鈴彦:あっ! そういえば行方不明者はどうなったんだろう?
GM/刑事:「なんにせよ、事件は終わった。それでも、失った者は帰って来ない。やな商売だよ、まったく」

焔:死んだままみたいですね(笑)。
GM:食べられてますから(何
鈴彦:なるほど。南無ですね。
心:食べられたものは、蘇生できないでしょうねぇ。

荒黎:「俄仕込みのオカルト趣味なら、興味本位で蒐集する。そうして真っ先にやられるのは、当の本人なんだからね…」
焔:「ふん…自滅する分には、俺様の知ったこっちゃねーけどな」肩をすくめ。
荒黎:「まぁ、その辺はお疲れさん、としか言いようが無いよ。今度飲みに行く?」
GM/刑事:「そのうちにな。まだ、仕事がある身だ」
荒黎:「そう。んじゃ、予定が空く日を待ってるよ」立ち上がって、出口に向かう。
焔:「あぁ、何なら俺様が付き合うぞ。バーボンか、ウォッカか?」同じく立ち去ろう。
荒黎:「外見お子様がそんな事言わないのー」
GM/刑事:「どうせオカルトなら、『リカの電話』くらい、可愛げのあるものならいいのにな。そういえば、あの噂は消えないなぁ…内容はちょっと変わってきてるみたいだが…」後半は、呟くように。
焔:刑事の呟きを聞きつけ、横顔でニヤリと笑う。
荒黎:「『もしもし、私リカ♪』、か……」くす、と微笑みで返して、外に出て行く。



鈴彦:焔くんは最後でおいしいところを持っていった感じがしますね。きっとこれの伏線だったんですよ、出目は(笑)。
焔:戦闘ではほとんど何も出来なかったし、情報収集ではファンブルだし。この位しないと本気で立つ瀬がない(笑)。



●シーン9 『噂は終わらない』   心&鈴彦ED

○水越家


GM:なにやらすっきりした顔の梨佳が、二人を出迎えます。「いやぁ、あれっきり電話来なくなったよ。思いっきり怒鳴ったのが効いたのかねぇ」
心:「いたずら電話も、怒鳴られて怖くなったんですかね…」笑顔で対応しながらリカや『うわん』の事を思い出してます。
GM/梨佳:「これで、めでたしめでたし。…のはずだったのに、なんであたしは寝返りで携帯潰すかな! 結局買い替えだよ〜」(笑)
鈴彦:「そっか、問題が解決したようで、何よりだね」こちらも笑顔ですが…。「(こうしてあげるのが、リカのためかな)」と思いつつ。
GM/梨佳:「なんだって、最近の携帯は、ボタンが沢山あるんだか…」そういう彼女の携帯に揺れる、小さな人形の付いたストラップ。
心:「ちゃんと説明書だってあるんだから、きっと使えますよ。…あれ、そのストラップは…?」
GM/梨佳:「ん? ああ、これ? コンビニのオマケで付いたやつ。『リカちゃん』人形。…いや、名前はあたしが勝手に付けたんだけどね。なんとなく。ただ、これ付けておけば、いい事がありそうな気がしてね…。まあ、これもなんとなくだけど」
心:「こういったものを大切にすれば、きっと良いことが有ると思いますよ」
鈴彦:「そうだね、いいんじゃない? なんつーか…似合ってると思うよ」軽い感じで言って。

 皆が知っている限り、あのようなオマケを配ってる商品は何処にも無い。
 案外、彼女自身も、なんのオマケに付いていたか、聞いても答えられないかもしれない。
 ただ、その人形は、優しげに微笑んでいた。


鈴彦:じゃ、鈴彦も心の肩をポンと叩いて、嬉しそうな顔をしよう。
心:「記憶から消えても、忘れないものもきっとあるんでしょうね…」笑顔で人形を見ながら呟くように。
GM/梨佳:「そうそう、電話って言えば、あたしと同じ名前で噂が―――」

 伝説は、終わらない。
 決して、消えることはない。
 伝える人が、思いが、絆があれば―――。





Beast Bind New Testament
『Call from to RIKA,She say“SOS!”』

THE END


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