■アフターセッション■
●セッション終了後
(筆者注・リプレイ本編の余韻を大切にしたい読者の人は、ここから先を読まない方が良いかもしれません)
GM:『或る復讐者の結末』、これにて終幕となります。本当にお疲れ様でした!
一同:お疲れ様でしたー!(ぱちぱちぱち)
麻那:…………いい話でした(はふー)。
GM:うわー! 藍子ちゃん、なんかごめんうわー!
早坂ノヴユキ:いや、全然平気ですじょ!? 欝だ欝だと聞かされたから、てっきり風里の最期のセリフが「最後まで父さんの復讐を邪魔して……藍子死んじゃえばいいのに」くらい来るかと思ってたんだ!(笑)
蒼野:僕もそういうのを想像していた!(笑)
麻那:それじゃあダイナシだ!(笑)
GM:いや流石に、そこまで鬼にはなれなかった!(笑) やー。ほんとうに、藍子に殺されて良かったね! というばかりのエンディングだった(笑)。
蒼野:小鳥さんの愛はそんなものか!(超マテ
GM:ハッ!(笑) まぁ、もちろん。「辛い」って言ったら、消すつもりだったよ(笑)。
蒼野:藍子ちゃんを?(違
GM:エフンエフン!
早坂ノヴユキ:消したらそれはそれでバッチリ欝EDでしたな!(笑)
GM:そんなエンディングを迎える、酷いEDなゲームがあってね…(笑)。これは鬱だなーと思って。後、ロボっぽい解決方法ではあるなーと思ったので提案してみました。一応研究者だし。
早坂ノヴユキ:さて……では風里さんのボディはいただいていきますね(いそいそ)。
GM:あ、持ってかれた!(笑)
蒼野:どうするつもりだ!(笑)
早坂ノヴユキ:漠然とだが、風里はスタイルが良いようなイメージがあった! そして藍子はちんちくりんだ! この意味が分かるかね、兄弟?(ぎしぃ
麻那:首から下をすげ替えてダイナマイツ☆バディにするのですね、判り(略
蒼野:なんて罪深いんだ。
GM:バンカーどうするつもりだろう(笑)。キミ達は《フリーフェイス》に騙されているんだ!(違
早坂ノヴユキ:余韻を台無しにする男! スパイダーマッ!
蒼野:いやー、しかし藍子ちゃん株がほんと上がりっぱなしなんだぜ。どうしてくれようか。
麻那:このPCのために誂えたような話になりましたねぇ。
GM:全然そんなことなかったんですがね!(笑) これはもう「ラッキー!」と思った(笑)。
早坂ノヴユキ:何と言うか、藍子で参加したセッションは、本当に周りに助けられて美味しい思いが出来てると思います。
蒼野:ていうか、割とマジで、PC1が藍子ちゃん以外だったら、恭一もここまでおいしい感じには回らなかったと思うなあ。
* * *
GM:…さて、ここから没ネタコーナーでもやるか(笑)。まずはこれだー!
>真相解明 〈交渉〉〈情報:警察〉
達成値10:被害者は全て、背中に刺さったナイフにより死んでいる。
それ以外にも身体のあちこちに斬撃のあとがあり、激しく血肉が飛び散っている。
これらから、激しく戦いあったのだろう、と予想される。
また、全てが粗大ゴミの積まれるような、人通りが殆どない路地裏のつきあたりで殺されている。
達成値20:全ての事件が似たような場所で行われている。
ということは、このような場所が犯人にとって都合が良いということだが…。
何が条件なのだろうか。また、何故必ずナイフが致命傷なのだろうか。
どう考えても、ナイフだけとは思えないのだが。
達成値30:折られた刃物や壊れた車など、武器として使えそうなものが粗大ゴミに混じって多い。
達成値40:そもそも、何故「背中」に「ナイフ」が刺さっているのだろうか。
半魔を殺すためには、一度[魔獣化]させなければならない。
つまり、その為の傷痕があちこちにある斬撃な訳だが…。
一度攻撃されたとしても、正面から闘っているハズだ。背中からの攻撃で殺されるものか?
達成値50:「壊れていないバイク」が必ず現場にあるのは不自然な気がする。
不意打ちをするのならば、背景に紛れるのが一番だ。ましてや、器物に化けていれば…。
達成値60:《守護者》《変形》を使う、事件関係者。赤谷風里ならば、1人でこのトリックを行える。
麻那:…ふむ、背中のナイフはそう繋がるのですね。私は囮の襲撃者と戦った後、無害に見える本命が背中から刺し殺したのかと推測しましたが(笑)。
GM:要するに、こういうことです。
まずは魔獣化してる守護者が《偽りの仮面》で黒崎の姿を取って、姿をチラッと見せる。
次に、風里本体が潜んでるところまで寄せる(途中では追い付かれない。《転移》させるから)。
後は守護者が戦って[魔獣化]させてから、隠れた風里が《ロックオン》《ピアシング》《魔眼》乗せで、不意打ち。
ちなみに、風里本体は《変形》した上で《フリーフェイス》で偽装。
GM:つまり、その推測であながち間違ってない!(笑)
麻那:まぁ、さすがに細部のアーツ構成までは予測不可能でした(笑)。
GM:次に、出し損ねた陰謀ポイント40のイベント。
…すまない、こちらの手落ちだったようだ。
調べておいたが、もうダメだ。あっちはしばらく手は出せそうにない。
…お節介だが。
やはり、止める気はないんだろう?
…そうか。余計なことを言った。
代わりと言っちゃなんだが、届いただろう?
うまく使ってくれ。
…取って置きの奴だ。
悪いが、それ以上のことはできんよ。
…感謝されることじゃない。
こちらの手落ちだったからな。
出来る限り情報も伏せておいたが…。
追い付かれる前に、アンタの望みが果たせるかね。
…そうだったな。失礼した。
…これで最後だな。依頼は全て果たした。
流石に、こっちまで目を付けられたら困る。
もうこちらからは連絡は取らない。
…あぁ。物分かりが良くて助かるよ。
…そうだな、ほとぼりが冷めたら、またご贔屓にしてくれや。
それじゃ。あぁ。
…こんな事を言うのもなんだが。
アンタのことは、結構気に入ってたんだぜ。
―――「○真相解明」の累積値マイナス5。“姿無き復讐者”は更に強くなりました。
GM:コレ、とかね(笑)。
麻那:…やっぱりアシュレイっぽく見えるなぁ。私がアシュレイというキャラをよく知らないからだけど(笑)。
GM:いや違いますけど!(笑) ただ、どうしてもプロっぽい裏の情報屋、って感じなので、多分…似通ってしまうところが…(笑)。
蒼野:て言うか僕、この情報屋が何か凄く気に入っちゃったんだ(笑)。
GM:割といいキャラですよね(笑)。まったく本編には出てこないが(笑)。
早坂ノヴユキ:情報屋は出しゃばると消されるから…(笑)。
蒼野:《ハンドリング》使って犬とかフナとかの姿で接触すればいいんだよ!(笑)
GM:フナは斬新なアイディアだな(笑)。
* * *
GM:…そういや、ログ見直して凄いことに気付いたんだ。ミストの最初の攻撃で、一撃で魔獣化したけど。FP33点だったんだけど、《フィジカルスクリーン》の2d6で最大12出しても33+12=45でさ。防御点も効かないし…さ…!(笑) 46点の〈光〉とか冗談かと思った。
早坂ノヴユキ:どうしたって落ちてたということか(笑)。
蒼野:……いや、あれは出目がおかしかったですもん(笑)。
早坂ノヴユキ:6の数がおかしかった(笑)。
麻那:期待値だったら余裕で残ってましたね。あの瞬間、ミストのダイス目が爆発したけど(笑)。
早坂ノヴユキ:まさかの一撃魔獣化(笑)。
GM:グスングスン(笑)。ダイスにGMが踊らされたよ…!(笑)
麻那:やっぱり武具なんだねー、ミストは…(しみじみ)。
GM:たたっ斬ると決めたら本気なんだな、と。後、皆の命中ダイスがことごとく9以上という酷い展開だった(笑)。クリティカルだらけで何なんだもう!?(笑) どれか1d6なかったら残ってただけに、なおさらもう!!(笑)
蒼野:しかし6ゾロで回避されたのは愕然としましたが(笑)。
GM:あそこで運を使い果たした感はある…!(笑)
麻那:ミドルの出目があんまりにもあんまりすぎると思ってたら…クライマックスで見事に反動が(笑)。
GM:ミドルの出目は確かにあんまりだったが、GMにもダメージがでかかったんだぜ…!(笑) そこまで痛手じゃないが、風里の〈知覚〉判定も1ゾロだし。
蒼野:陰謀ポイント上昇のダイスも出目があんまりだったからねえ(笑)。
早坂ノヴユキ:罪で振り直し無かったら、陰謀もうちょっと伸びなかったかもですよね(笑)。
GM:というか、愛を使わせる算段だったのに9以上でねぇー!!(笑)
蒼野:色々裏目に出てたねえ(笑)。
GM:正直、ミドル次第では結構やばかったと思うんだ…(笑)。思うのに、なんだやっぱりダイスが私を裏切って終わった(笑)。…裏切るも何も、元々信頼もなかったか!
蒼野:んー……多少愛使ったりとかしても、さすがにあの性能なら無難に勝てたんじゃないかなあ(笑)。
GM:《歩く影法師:電光石火》とか出来たんじゃね!? とか後で思ったけど、そもそも《電光石火》すら使わせられなかったんだぜ。
早坂ノヴユキ:陰謀40点貯まった時のお届けモノが何だったかにもよるでしょうけどね。
GM:まー…ね!(笑) 《ヴォイド》と鎧が(笑)。
麻那:はい、HA思いっきり余りました(笑)。
蒼野:こっちにも《歩く影法師》残ってましたし(笑)。
早坂ノヴユキ:《ブーストアップ》が残ったなぁ(笑)。
蒼野:……まあ、どのみち次のラウンドでは終わってた感が(笑)。
GM:まぁ、《ブーストアップ》で潰されるかなと思ってはいたぞ! 戦術を見誤ったのもあるしねー…《ノイズメーカー》忘れるとかどういうことなの、と(笑)。後、対象をダイスで選ばなきゃ良かった、とか(笑)。
蒼野:カーッカッカッカ。いやでもほら、アレがなかったら僕、結局一発も殴れず終わりそうだったし(笑)。
GM:まぁ、殺しきれるとはよっぽど運が悪い限りないな、とは思ってたにせよ、あんまりすぎる(笑)。やっぱり、ダイスなんて信じないぞ!(笑) しかし鬱々しい話でした。
早坂ノヴユキ:さあ皆さんご一緒に。固定値は裏切らない!!
一同:固定値は裏切らない!!
麻那:でもダイスは裏切るよね!
早坂ノヴユキ:ダイスは裏切るね!
蒼野:期待値なんて単なる目安だ! あとは勇気で補えばいい!
麻那:ファンブルしたら鍛えた固定値もお手上げだよね!!
早坂ノヴユキ:1ゾロなんて出る時は出るよね!
蒼野:出るときは出るよね!
麻那:出なくても良い、むしろ出て欲しくない時ほど出てしまうんだよね!
蒼野:まあファンブルが出てもいい時なんて、そうそう無いけどな!
麻那:…………何という鬱な展開なんだ(GMのダイスが
GM:ホントだ!(笑) チクショウ! 確かに凄まじいまでに鬱だった!(笑)
蒼野:GMが鬱になるシナリオ、略して鬱シナリオ。……なんだかひどく残念だ。
GM:イヤだなーそれ…(笑)。なんというかー…。ゲスト程度の予定だったアシュレイが、こんなに出てきて、私はそこが鬱だ(笑)。
蒼野:PCはおろかGMまで鬱にしてしまう鬱シナリオとは、一分の隙もないな……。さすが小鳥さん。
GM:隙がなさ過ぎて全俺が泣いた。
* * *
早坂ノヴユキ:しかしアレです。普段ロボ子ロボ子うるさいのに、いざ使うとあまりロボっぽくない事が多くて……。実はテンプレ通りのロボ子とか、出来ないんじゃなかろうか私って……。
麻那:おかげで私はたいそう美味しかったです。人形にして武具というキャラロール全開。
蒼野:僕は藍子ちゃん大好きだけどなぁ。
GM:私は良かったと思うなー。圭介との話が心に残ってるからかもしれないけど。
麻那:私も良かったと思いますよ。むしろ心に目覚めるロボって王道じゃ?
早坂ノヴユキ:ロボ子が泣くってのは、本当は伝家の宝刀なんですよね。簡単に抜いてはいけない(笑)。
蒼野:ですよね。ていうか僕その系統が大好きなので、たいへんクリティカルでした。
GM:でも落としに行ってごめんなさい!(笑) すっごい泣かせてごめんなさい! 内心「ごめんよー」と思いつつ、ニマニマニマニマしててホントごめんなさい!
早坂ノヴユキ:大丈夫! PLもニヤニヤニヤニヤしていたよ! 俺キメェ!!
蒼野:いやもう僕もニヨニヨしっぱなしだったので(略
GM:フエッヘッヘ。
早坂ノヴユキ:小鳥さんが紳士的な笑みを。
蒼野:これが紳士的な笑い方なんですか。
GM:やー…。メンツを決めた時点で、これは面白そうだと思ったのだが。そんな予想、三段跳びで鼻唄交じりに超えるぐらい、とてもとてもとても楽しかった!!
* * *
GM:今だから言えるが、ミストのエンディングは何を振ろうか結構悩んでたので、もう大分助かった。裏でキュンとしていた(笑)。
麻那:私もどうしようかな、と考えていて。本来はレンとの会話で「藍子に悪いことをした」という一連の会話を考えたのですが。…もっとよく考えたら、「藍子本人に言った方が美味しいんじゃ?」と、考え直した(笑)。
蒼野:うん、あれはとってもおいしかったですね。
GM:まぁ、私も考えた結果「今回の話は聞いた。…あー…どう、思った?」って言う振りしか思いつかなかった。
早坂ノヴユキ:白状すると、あのシーンでは結構無理してた藍子。
GM:あー判ってた!
早坂ノヴユキ:ミストを憎むってのは全く無いけど、何かミストが自分を責めてるように見えたから。「ここで自分が泣き言いったらミストさんがもっとへこんじゃう!」って。
GM:だからキュンとした私は非道かね!(黙れ) すげぇ鬱だ! これぞ鬱シナリオだ! と思ったというか。もう、ここで切っちゃって、良くね?と…(笑)。
蒼野:……藍子ちゃんほんとかわいいなぁ。
麻那:無自覚に自分を追い詰めて気付かないのがミスト。それを察して無理に強く振る舞う藍子。何て素敵な相乗効果。
GM:どっちも思い詰めてたなーというのがあって、まぁそこが鬱シナリオたる由縁なんだが、でもうわーと思って…いたけど結局何もしなかった、そんな私がいる!
早坂ノヴユキ:実は私的に、このお話は欝シナリオだとは思わないんですよね。救いがあったから。
GM:まー…。その、ED2を超える鬱度を出すのは無理だと…思う…な(笑)。ED2で止めちゃおうかと半ば本気で思った(笑)。鬱的な意味で。
蒼野:実は、結局一切フォローなしの恭一が一番鬱なんじゃないかと(略
早坂ノヴユキ:あー、そうかも(笑)。
蒼野:いや、ED2はほんとすごかったわ(笑)。
* * *
GM:まー…しかし、本当に、PC集めてから作ってもこうはならないだろうってぐらいすげぇ話になって、もう幸せですぼくは。今後のハードルが上がるわ…(笑)。
蒼野:あー、僕も頑張らないとなぁ、と思いました。うん。
GM:がーけっ! がーけっ!!
麻那:小鳥さんGMで私が参加したシリアスシナリオは…『伝説の終焉に祈りを』以来ですかねぇ。
GM:あれそうだったか。
早坂ノヴユキ:私は小鳥さんのシナリオそのものが初めてだったような。
蒼野:小鳥さんのシリアス分は僕も初めてですねえ。
麻那:『狂花狂想狂詩曲』もシリアス分類なのでしょうが…あれは参加したのが冥だったから。鬱にはならなかった(笑)。
GM:シリアス=鬱じゃないよ!?(笑) …。全力で否定できるかどうか、ちょっと今怪しくなってきた。たいがいこんな話しかしてない気がしてきた! そうか、改めて考えればそうですねー…。拙いところが色々とあってまぁアレですが、楽しんで頂けたのならばGM冥利に尽きます。私はニマニマして楽しんでました!(変態
麻那:うん、大変楽しかったです(笑)。私が失敗したフラグポイント制も、上手く料理してきたなーと感心しきり。
早坂ノヴユキ:情報ギミックは、とても面白かったです。
蒼野:ですねえ。YBBでああいうギミックのシナリオに参加したのは初めてでしたし。
GM:あー…。でも申し訳ないことに、真相解明の所はちょっと後半、色々良い意見が出たのに足し忘れたなぁ…と!(ぁ
早坂ノヴユキ:守護者は最後の襲撃の後で気付いたけど、《変形》と《フリーフェイス》の合わせ技は完全に盲点でした。
GM:私がトリックを考えていた時に重視したのは、「《守護者》《守護者転移》による1人で複数犯」と、「《変形》《フリーフェイス》により紛れる」の2点だったから。それ以外の部分はことごとく見抜かれてウハァと思ったんだが、それで真相解明の点数を足して情報を出すと、まったく違う情報がでてきちゃう、という意味で出すに出せなかった…とか。グフゥ。
麻那:守護者は盲点でしたねぇ…イレギュラーまでは完全に読めたのに(笑)。あれか、私が攻撃型守護者をまるで使わないからか…(笑)。
蒼野:守護者は最後のシーンまでは気付かなかったなあ。
GM:後、地味にこれで困ったのは、《腹話術》は「出したエキストラが得た情報は本体も判る」ってあるのだが。《守護者》はなんかそういうのは無かった臭いので、例え《念動力》があっても、事件現場にはいないとダメなのかもしれない…と。まぁ、そういう理由だから遠隔射撃で殺さなかったんだよ! 多分! と思ってくれると助かる(何
麻那:以前のセッションで「1q先からの狙撃犯」とかに出遭ってるので、その場に犯人がいなくても可能だな、と思いこんでしまった(笑)。
蒼野:高所から狙撃すればいいんだよ! ナイフで狙撃って意味わかんないけど!
GM:高所も思ったんですが、「いつでも屋上にバイクが!」は不審過ぎると思って…(笑)。
蒼野:逆に目立つな!(笑)
GM:人がいたら完全アウトですけど、バイクがあるのはそれはそれでどうなの?となる…かもしれない(笑)。
麻那:粗大ゴミは怪しいと思いつつ、完全に誤魔化されてしまったなあ(笑)。
蒼野:ですねえ。どういう使い方をしてたのかまでは思い至らなかった。
早坂ノヴユキ:行動の結果ゴミが巻き散らかされてるのかなーと誤解してしまったのを、ずっと引きずってしまったのが敗因でした!
GM:そういう風に思わせぶりにやるために、あえて守護者は派手に攻撃していた…とも。最初は、《変形》《ロックオン》《念動力》でバイクを飛ばして、潰してたんだが。それだと、凶器扱いで警察に持ってかれるだろう、ということで…(笑)。
蒼野:テラシュール。「警察に押収される犯人」ってまるで意味がわからない。
GM:すげぇそれすげぇ(笑)。
蒼野:連行じゃなくて押収とかもうね。
GM:単に、まぁ、命中判定値を見て判るように、そこまで剣術が達者だった、というわけでもない…とも言う。
麻那:粗大ゴミを《念動力》で凶器に変えてるのかなーとは思ったんですよね。まさか犯人がゴミに紛れてナイフ飛ばしたとまでは予想できなかった(笑)。
早坂ノヴユキ:帰るに帰れない風里さん。なに、このかわいい物体。
GM:でも実際、割と毎回そうだったとはとても言えない!(笑)
蒼野:確かに、人気がなくなるまではずっとゴミに紛れてたんだったな!(笑)
GM:特に、レンの時とか。人が引くまで、じーっと粗大ゴミの振りを…(笑
早坂ノヴユキ:何そのかわいい物体。大事なことなのでもう1回言いました。
麻那:あの時、周囲の気配を探りはしたんですけどねぇ。知覚が追いつかなかったのかな(笑)。
GM:動揺はしたんだよ?「“復讐の女神”フリアエ」って呼ばれたから。《フリーフェイス》2レベルなので、見破れなかったんです。
蒼野:さすがに《フリーフェイス》は見破れないわなあ(笑)。
GM:あそこでクリティカルされたらクライマックスだなーと思っていた(笑)。
麻那:難易度18か。それは無理だなあ(笑)。
GM:そういう意味では、「マジごめん!」とは思ってたんだ。あり得なくはないと思ってただけに。
早坂ノヴユキ:クリティカルの可能性を残すためにも、知性が高くなくても知覚スキルは取っておくべきかなーと碧唯先生で思い知った!
GM:後、他の殺されたメンバーも、〈知覚〉は弱かったんです(笑)。
蒼野:……あー、聖だったら期待値でわかっちゃったのか。
GM:最初は機械操作系も5人いればいるかとは思ったけど、そんなことはなかったんです、よ。絶対、だからもう知性系は入れられないな、と(笑)。
早坂ノヴユキ:だから美宙はハブられたのか!(笑)
GM:ハイ! スイマセン!(笑)
蒼野:……いやまあそれ以前に、情報特化エトランゼだと容疑者それぞれの情報判定が期待値でクリアできてしまうし、もうどうしようもなかったんだが。
GM:ギミックを考えはしたんですが、中々煮詰まらなくて。結局この方式は諦めようか、と半ば思いつつも募集を出して、後から何か閃いてこの形になったので。募集時に「エトランゼは弾きます」とか言えなかったのが、後になって申し訳ないな、と! あと、今だから言えるけど、『心の在り処』と『桜迷宮』にはとてもお世話になりました…(笑)。
麻那:何かの参考になってましたか…(笑)。
GM:というか、基本的に麻那さんのシナリオはとても好みなので、似てるかもしれないけど気の所為ということにするととても助かります、私が!(アンタ
早坂ノヴユキ:TRPGって便利なもので、同じシナリオでもGMとメンツが変わるだけでガラっと変わりますからね。
蒼野:…仮に、PC1が美宙ちゃんだと、どうなってたかなぁ。
早坂ノヴユキ:美宙は実はこういう打ちのめされる経験をした事が無いので、万一入ってたらそれはそれで楽しめたかと。
蒼野:あ、そうだったんですか。
早坂ノヴユキ:たぶん美宙に欠けてる喜怒哀楽は哀。
GM:そうだったのかー…。一度はあるのかと思ってた。
早坂ノヴユキ:まぁヒロインを救えなかったセッションは経験したことあるけど、希望は残ったので。
蒼野:じゃあ美宙ちゃんにはそういうネタを振ればいいのか――と言いたいところですが。こんなシナリオをプレイしてしまうと、当分は、ちゃんとしたメタル系鬱シナリオなんてできそうもない(笑)。
GM:メタル系鬱シナリオって言われて、頭にクラウザーさんが浮かんでしまった私はどうしたらいいだろうか。
蒼野:だいたいあってる。
GM:(・Д・!)
早坂ノヴユキ:ゴートゥーDMC! ゴートゥーDMC!
GM:そうかー…。普段はメタル系だが人がいないところでは鬱々しいただの人になる、そんなシナリオか。
蒼野:それはシナリオというよりはむしろPCなのでは。
GM:確かに! いやほら…鬱々しい普通の人とウルトラマン的にくっついちゃって、それをなんとかするシナリオなんだきっと。
●GM&プレイヤー感想
では最後に、GM及び今回のセッションに参加してくれたPL諸氏の感想を挙げて、後書きの締めとします。
皆さん、どうもありがとうございました。(*なお、参加者様への敬称は省略しております)
小鳥(GM)
皆様、本当にお疲れ様でした。
本当に楽しかったです!
時間超過とか、戦闘ぬるいとか、自PC出すぎとか、諸々に穴が多かったのですが…。
まぁその辺は次回に活かすとします。
もうそんなことはとりあえず後で考えようぜ!ってぐらいに楽しかったです。
(いや、ちゃんと後で考えますけど…)
私の中では、「人間が大好きなこわれた妖怪の唄」という唄のフレーズが、チラチラと頭をかすめました。
「どこでおどりますか 機械のワルツ なにも知らないまま 迷いこむのだあれ?」とか。
「偶然な 運命も 機械仕掛 別れは突然 最後に…」とか。
最後の、「こわれてこわれた」と言うのは、そこから実は取っていたりします。
シナリオを考えた当初でやりたかったこと、つたえたかったことはもう全部伝わったな、と。
と言うか、凄すぎて逆にエンディング何しようか困るぐらい凄かったな、と(笑
GM,とても贅沢な悩みを抱えていました。(笑
ある程度(初期エゴ的な意味で)狙ったとは言え、ここまで見事に噛み合うメンバーだとは。
GMは仕事をしなくて大変楽でした。もう、テーマを丸投げしただけ、みたいなね。
凄い良いやり取りがあちこちで(と言うか、ミドル2で既に!)行われてたのは、ホント凄かったなぁ、と。
藍子、ミスト、恭一はもちろん。風里、黒崎、圭介、それから店主。
みんなが自分の「絆とエゴ」に従った結果が、この物語です。
時の運も多少絡んではいましたが…。大部分はみんながそれぞれ良かれと思って決断した結果。
そう言う意味で、この話は鬱シナリオ、と私は言っていました。
特に、今挙げた名前全ての人の考え、想いを知ることになった恭一は、凄く鬱だったと思います。
藍子とミストに対しては、今更言わずもがなでしょう。その辺は、ED2で良く現れていると思います。
…アレ、本当にGM仕事してねぇな!(笑
そんなことはともかく、最後まで本当にありがとうございました。
蒼野(恭一PL)
皆様お疲れ様でした。
いやもう、ほんと楽しかったです。
お二人のRPを見てると、PC1、2ポジションは、今の僕には荷が重かったかな、と思いましたので、恭一でPC3にあたることができたのは幸いでした。
……セッション終了後に言い尽くしてしまった感があるので、もう面白かったとしか言えないなあ。
とまれ、経験点12点拝領しました。これを素直に恭一につぎ込むと思ったら大間違いだ!(何
それでは、ご縁がありましたらまたいずれ。
麻那(ミストPL/筆者)
皆様お疲れ様でしたー。
情報ギミックに真相推理にロールプレイにと堪能させていただきました。
ま、推理はあんまり役立たなかった気もしますが(^^;)
PCそれぞれが実に好対照で、引き立て合ったと思います。
終わってみれば、今回のPCのために誂えたかのような内容になりましたね〜。
ミストPLとしては『人形にして道具』という設定を精一杯活用して、(周囲が)鬱になるロールを頑張った…つもり。
藍子とのEDは、もう「やりきった」感があります(笑)。
経験点は有り難く頂きます。使い道は考え中。
いっそ武具らしく、相討ち上等で《ノイズメーカー》取っても良いかな。
それでは、またの機会がありましたら…。
早坂ノヴユキ(藍子PL)
はい、皆さんお疲れさまでしたー。
GMに鬱だ鬱だと散々脅かされましたが、決してそれだけに留まらないセッションになったと思います。鬱ってのはもっと救いの無い話のことを言うんだぜ。でもミストと恭一がついていてくれなかったら、本当にぺしゃんこになっていたかも。お二人の心遣いには、ただただ感謝です。
HA《鏡の身体》で撒き散らされたのが父の仇に対する憎悪だったのなら、もし彼女のFPが1点でも残っていたなら復讐を止めてくれたのだろうか。そんな詮無いことを考えたりもします。
だって彼女は全ての憎悪を吐き出した後に「ありがとう」と言ってくれたのだから。
今回は経験点12点を頂きます。
新キャラに投入しようかとも考えましたが、今回のお話を鑑みたら藍子の《心魂機関》4>5と《人の心》2>3に使わざるをえない。
それでは次の機会もまた、よろしくお願いします。
目次へ戻る