第94話
時計仕掛けの『世界』-Re-

●今回予告●


かち、かち、かち
時計の音が鳴る。また時間が来る。
かち、かち、かち
悲劇が起こる。また時間が来る。
かち、かち、かち
抗いが無に帰る。また時間が来る。
かち、かち、かち
時計の音が鳴る。また時間が来る。
時間は繰り返す。
けれどそれは、本当に同じ?



Beast Bind New Testament
時計仕掛けの『世界』-Re-


汝、時の流れに抗わん。



オープニング ミドル クライマックス エンディング

■プレセッション■


 GMが来るまでの待ち時間。雑談がてら、PC間絆について相談中…。

小鳥:――十中八九、PC間絆って多分ぼくから幸見さんに取ると思うのです…けど、どういう関係なんだろうなぁ、と(ぁ
麻那:う〜ん、どんな関係になるんでしょうね(笑)。接点なさそうだし、噂だけ知ってるのかも。
小鳥:噂ってどういう類なのかにも寄りますよね(笑)。
麻那:半魔の死神として、数々のドミネーターを冥府送りにしている…とか(ぉ
小鳥:「事件に巻き込まれて覚醒した魔」とか、「“死瞳姫”としての活躍(つまりリプレイ的な(笑)」を知ってるのか、あるいは「凄い情報屋(笑)」か…によって大分絆って変わるなぁ、と(笑)。
麻那:情報屋としての関わりもあって良いかもですねー。あと、幸見も魔眼持ちなんですよね。
小鳥:あー、あー! じゃあ、共感にしよう。それが一番いい気がする(笑)。
麻那:事件に巻き込まれて…とか、過去の償いのために…とか、魔眼持ちの半魔…とか。考えてみれば、レンとの共通項は意外に多い気がしてきた(笑)。
小鳥:…いやーうん。そりゃあ…元は結構初期のシナリオNPCだから…。「シナリオ作るぜ!」って気合入れてリプレイを読みまくってた時期がありました。あとは察してください(テメエ
鎌仙人:珪と幸見の関係ってどんなんだろ…? 幽霊と死神ですが(笑)。
小鳥:珪さん、なんてことだ…(拝むな
麻那:珪さんが幽霊になったのは四年前…幸見の覚醒とほぼ同時期なのかな。
蒼野:僕も、どういう関係にしたもんかなあ、とかなり困ってます。
小鳥:そういうときに良い方法がある。ダイスに聞くんd(略
麻那:(ころころ)今ダイスに聞いた。エゴ/仇敵になったのはさすがにどうかと思うので止める(笑)。
小鳥:エゴ仇敵はダメだ−!!(笑)
鎌仙人:珪、何をやった!?
蒼野:(リプレイ読み返し)レンへの絆、幻送列車の時は知己でお茶を濁してたか。つまんねぇな……。
小鳥:その後、憐憫になってたよ(笑)。
鎌仙人:(ころころ)ダイス振ったら、6・3で忘却になったよ! ミルカの絆(笑)。
小鳥:どういう…ことなの…。
蒼野:もう忘れたいってことなんだろうかと解釈しました(ぁ
麻那:忘れたくなるほどのどんな目に遭わされたんでしょうか(笑)。
鎌仙人:ダイス目を反転させて、連帯感か尊敬にします…。
蒼野:(ころころ)1・3か。……後援者はさすがに無いよな!(笑)
小鳥:しかしここまで共通項があるとは本気で思わなかったなー。あの、名字の語呂合わせが好きでそこは影響受けたって断言しちゃうんだけど(ぁ
麻那:私のPCは基本、全部名前は語呂合わせです(笑)。
小鳥:なん…だと…。未琴ちゃんぐらいしか気付かなかった。幸見ちゃんはリプレイの何処かでそんな話してたから判ってた程度で…
麻那:あ、未琴は判ったんですか。割と解りにくいネーミングだと思ったけど。
小鳥:避難所に来てから気付いた。それぐらい気付くの遅かった(笑)。

 この辺でGM到着。次いで、見学者の茶千さんも到着。

GM(エックス):さて、では改めまして…本日はよろしくお願いします。
一同:よろしくお願いしますー。
GM:PC間絆は、恋→幸見→珪→ミルカ→恋、の順番ですね。それとHAの変更などがありましたら、今のうちにどうぞー。準備ができましたら、順次自己紹介をお願いしますね。あ、今回のセッションレギュレーションはこうなります(笑)。

・どれだけシーンに出ても、登場回数は「9」と数える。
・登場判定は無し。宣言だけで登場可能とする。
・絆/エゴの取得は自由。ただし1シーンにつき1つまで。
・セッション途中で経験点を使用しての成長はあり。ただし申告はすること。



 この後、PL間で「クリティカル系HA欲しいなあ」「でも蘇生系は切れないし」「PCのアイデンティティ的HAも切りたくない」などと、すったもんだの末、結局「全員変更無し」でまとまりました。



●PC1(定員1名) 推奨:お人よし/学生/家族が大切な人。

 9月30日。君は友人である時任廻と話をしていた。
 ……が、彼女は突如、1つ謝ると共に走り出していった。
 不思議に思い後を追ってみれば、彼女の家に広がる凄惨な家族の血だまり。
 そして虚ろな目で、魔の気配を漂わせている廻がいた。

 シナリオエゴ:時任 廻 ときとう めぐる   (関係:疑念など)


姫野 恋ひめの れん火眼之継承者“炎姫”ヒメノケイショウシャ・ホムラノヒメ     プレイヤー:小鳥
 【イレギュラー/アーティファクト】  年齢:20歳/性別:女/カヴァー:ハンター
「―――オレの存在は、犯した罪を償うために。…この力は、誰かの過ちを止めるために」
 小柄な体躯の右半身をほぼ全て包帯で包んだ、異様な風体の女性。ぶかぶかの服を好む。
 交通事故で死ぬはずのところを某悪魔の手違いで生き残り、“炎の邪眼”に覚醒した(*ex第61話参照)
 家族への罪悪感と、己が無力さへの絶望に耐えきれず、一旦は知り合いの前から姿を眩ませた。
 …が、色々あって現在は、飯島賢太郎の家に姉共々居候中。魔狩人として生計を立てている。
 男勝りだが世話焼きで、周囲に“天然”が多いため気苦労が絶えない。低い身長と妙に可愛い本名も悩みのタネ。
 所持HA:《歩く影法師》、《歩く影法師》、《万能なる一撃》


●PC2(定員1名) 
推奨:シナリオエゴのような存在が許せない人。

 君は『黒い眼の魔女』と呼ばれる存在と因縁があった。
 趣味と実益を兼ねて、人を魔物に堕としていく存在。君はそれを許せず、戦っていた。
 だがその中で突如、魔女は意味深な言葉と、一枚のタロットカードを残しその場から去っていった。
 それと同時に、周囲の時間が、歪んだ。

 シナリオエゴ:『黒い眼の魔女』   (関係:敵意など)


紫藤 幸見しどう ゆきみ死瞳姫     プレイヤー:麻那
 【レジェンド/セレスチャル】  年齢:15歳/性別:女/カヴァー:中学生
「――――私の瞳は、全てを殺す…」
 ある事件(*『聖者原罪』リプレイ第1話参照)から、旧い『死神』の血脈に目醒めてしまった少女。
 元は自閉症気味だったが、事件当時の記憶を思い出したことで精神的に大きく変化を遂げた。
 今の彼女は『少女らしい心』と『死神としての自我』が入り混じっているため、周囲には不思議な印象を与える。
 死神としての姿は、子犬の幽霊を連れた和服美少女。紫色の瞳は、見つめたモノ全てを『死』へと導く。
 かつて奪った30人分の命の償いとして、『世界に害なすモノ』を狩る使命を己に課している。
 所持HA:、《虹のむこう》、《アドベント》、《ヴォイド》


●PC3(定員1〜2名) 推奨:ハンターなどの事件屋。

 人を襲う魔物を討ち果たした、その帰り。
 ふと上を見てみれば、街の上に半透明な時計が見えた。
 そしてそれは、君の見ている目の前で『街の時間』を吸い取り、同じ日を繰り返してゆく。
 明らかにおかしいと思った君は、巻き戻る世界の中へ足を踏み入れた。

 シナリオエゴ:街の空に浮かぶ時計   (関係:執着など)

鍛冶 珪かまち けい死霊の人形遣い     プレイヤー:鎌仙人
 【イモータル/フルメタル】  年齢:外見16歳(死後4年)/性別:女/カヴァー:高校生
「―――伯父さんの会社は絶対に、あたしが立て直して見せる!」
 機械いじりが大好きな女子高生。機械関係以外に対しては至ってクール。
 その肉体は極めて精緻に造られた機械の身体だが、彼女はロボットではなく『死霊』である。
 四年前、ロボット開発に携わっていた伯父の工場で爆発事故に巻き込まれ、ふと気付けば幽霊の身。
 やむなく彼女は、生前(趣味と実益を兼ねて)作っておいた『義体』に憑依して活動することになったのだった。
 以来、天才的な機械技術と義体の身体能力を活かして金策に駆け回る…全ては伯父の工場を立て直すために。
 所持HA:《永劫より》、《滅びの霧》、《フルファイア》

ミルカ・ヘンシェル獣の数字     プレイヤー:蒼野
 【ビースト/フルメタル】  年齢:20歳/性別:女/カヴァー:探偵
「今宵は殺しには良い夜ね―――初めまして、そしてさようなら」
 黒コートを身に着け、布で包んだ大剣を持ち歩く美女。正体は、科学と魔術で造られた戦闘用人造生命。
 殺戮・闘争への欲求と、それとは相反する『普通の人間らしく生きたい』という憧れにも似た感情を抱く。
 今では日常生活を営める程度に落ち着いているものの、タガが外れたらどうなるか判らない…らしい。
 現在は小さな事務所を開いて、探偵の真似事をしている。でも情報収集は不得意なので知り合い頼み。
 全長2mの魔剣『トーテンタンツ』を振り回す過激なレディ。頑丈さは折り紙付きだが、実は攻撃力に難有り。
 所持HA:《獣の生命》、《獣の盾》、《真理のe》


恋:PC間絆は幸見に絆/共感で。噂を聞く限り、なんか…こう、他人に思えないんだよ…。
幸見:んー、珪は四年前から同じ姿なんでしょうか?
珪:同じ姿ですね。なんせ幽霊ですし。珪の義体もその当時作ったものですし。
幸見:つまり、人間だった当時と同じ姿?
珪:ですね。自分そっくりの機械人形です。
幸見:それじゃ、珪へはエゴ/懐旧にしておきます。昔ご近所だったということで。
珪:PC間絆は、ミルカに尊敬で! あの硬さの秘密…解明してみたい…。
ミルカ:とりあえず、ミルカは別に、硬さはそれほどでもないと思うんだ。ただ無闇としぶといだけ(ぁ
恋:硬いんじゃない、タフいんだ!(笑)
珪:技術屋としては気になるから 好奇心のちょっと上、尊敬でどーだ!ってとこ。
ミルカ:とりあえず、レンに「後援者」はやっぱねぇよなぁ……。どうしようかな。
恋:憐憫で良いじゃん(コラ
ミルカ:じゃあPC間絆はレンに絆/憐憫。……まあ、うん。頑張れ(何


 

■オープニングフェイズ■

●オープニング1 『Retrospection-回想-』
マスターシーン
○西池袋/1997年、深夜

 十二年前。
 一人の男が途方に暮れていた。
 娘に渡すはずの誕生日プレゼントを無くしてしまった。
 何と言えばいいのだろうか。今から走ったとて間に合うまい。
 今さら警察に駆け込んだとして、見つかりはすまい。
 その身に、ふと声が掛けられる。

「――もし、そこの人? 何かお困りじゃないでしょうか。よろしければ、ただで見てあげますが?」

 易者が佇んでいた。赤いルージュの引かれた唇を笑みに歪ませ、男に語りかける。
 結構だと男は言おうとした。構っていられないと思った。
 が、

「そう、あなたは大切な物をなくしてしまった。
 それはそれは大切な家族へと渡す、二つと無い物。…違うかしら?」


 的中していた。果たして自分は口に出していたのか、困惑する間もなく、易者は続ける。
 
「あなたの探しているものは、こちらに」

 包装の施された、小さな箱を取り出した。
 慌てて易者の手からむしり取る。見た目も、大きさも、重さも、そして包装を解いて確認した中身も。
 確かに自分が娘へと渡す為に買った『それ』に、他ならなかった。
 どうして、と男は尋ねた。簡単ですわ、と易者が言った。

「これでも私、同業者の中では『魔女』、と呼ばれているものですから」

 瞑目していた瞳が開かれると…
 その色は、例えようも無く黒いことに。
 男は気付けなかった。



 男が礼を述べて去った後、人通りもすっかり消えた時。

「……さぁ、仕込みは完了。後は12年後…いえ、今からが楽しみね…」

 呟いた刹那。
 易者の…いや、魔女の姿はその場から消えうせる。
 その場には仄かに、笑い声だけが響いていた。





●オープニング2 『Return-帰還-』
シーンプレイヤー:珪&ミルカ
○某県某市/2009年10月6日

GM:さて、君たちは今現在、己のエゴに勝てず奈落堕ちした魔物を退治、し終えました。衝動に負け、他者を害することしか考えられなくなった魔物は、過日も一家を惨殺したのですが…それより先、既に賞金がかけられていたこの魔物を、運良く見つけて追いかけ…そして倒したのです。
珪:「目標殲滅終了」霊障漂う拳を握りながら。
ミルカ:「――もう終わり? 手ごたえ無いわねぇ……」得物の構えを解きながら、不満げにそう漏らします。
GM:ただ、魔物は逃げ足も速く、君たちが拠点としている街から大分離れてしまいました。報告は…、直にする? それとも電話で?
珪:「(メンテの必要はなし…)それにしても…遠くまで来ちゃったね…」
ミルカ:目標を始末したのなら、とりあえず電話で連絡はします。
GM/七尾:では七尾が出ますとね…『もしもし。調子はどう?』
ミルカ:「んー、元気よ。元気が余って困るぐらい。随分あっさり片付いたけど、ちょっと遠くまで来ちゃったから、先に電話で報告しとこうと思ってね」
GM/七尾:『うはー、それにしても早いわね。依頼を受けてから、まだ一日も経ってないじゃない』…ちなみに、君たちが仕事の依頼を受けたのは、9月29日。そして現在は…、10月6日だ。
珪:「一日? 一週間の…間違いじゃぁ…」おそるおそる。
GM/七尾:『またまたー。29日にデータを持ってって、翌日の30日に終らせちゃうんだもん。その辺誇っていいと思うわよ?』
ミルカ:えーと……そのことを、PCはどう認識してるのでしょうか?
GM:うん、普通におかしいと感じる。七尾は会話の中に軽く冗談は入れるが、こんなことは言わない。
ミルカ:「……あなた何言ってるの? いつもどおり探し出すのに手間取ったから、キッチリ一週間経ったわよ?」
GM/七尾:『…そっちこそ何言ってるの? 一日を一週間って…、どっか別のドミニオンにでも迷い込んだ?』七尾の声は至極マジメだ。冗談や嘘を言ってるようには感じられない。
珪:算盤を弾く。「現地点が拠点地より相当離れてます。1日では到達も不可能です」
ミルカ:「……オーケイ、落ち着きましょう。電話じゃラチがあかない。すぐにそっちに戻るわ」
GM/七尾:『え、あ、わかっt(ぷつっ』電話が切れた。

 そうして、行きの時間より遙かに速く街に戻ると……その上空に、半透明な時計が見えた。
 それはゆっくりと、文字盤の上を渡る針を逆に回し、街から『時間』を吸い取っていっている…。
 同時に、その異変を悟られないように、時間を吸い取っている地区を覆うように、うっすらと結界が張られている。


ミルカ:「……ちょうどいいわ。依頼の獲物がショボくて溜まってたのよ」その光景を見上げ、口元を愉快げに歪めます。
珪:「…半透明の時計…素材は何かしら? そして時を巻き戻すメカニズム…燃えてきた…」狂気の笑みを浮かべる。
GM:さて、この結界…エキストラは近づけない…というより、近づかない様な構造になっている。PCである君たちは…、入ることは可能だが、出る事になると少し難しいだろう。
ミルカ:何の躊躇いもなく結界の中へと侵入します。
GM:では珪ちゃんは? そこにいます? それとも入る?
珪:あちこち観察しながら、知らず知らずのうちに入っていきます。
GM:…解りました。二人が入ったなら、このシーンを閉じます。[SA:半透明の時計を消す]を二人にあげましょう。シナリオエゴの感情は通常のままで良いですか?
ミルカ:んー……じゃあいっそエゴ/侵略で。
GM:珪ちゃんはそのままで?
珪:このシナリオエゴはあくまでエゴですか? 絆は不可でしょうか?
GM:まだエゴですね。絆に変換したい場合は、ミドルでお願いします。
珪:了解、そのままで。エゴ:研究対象という、身もふたも無い案があったけど。
GM:了解しました。では次のシーンへ行きますか……。

▼絆/エゴの変化
珪:『街の空に浮かぶ時計』にエゴ/執着を取得。
ミルカ:『街の空に浮かぶ時計』にエゴ/侵略を取得。



珪:帰ったら、依頼前になってたりしてな!
GM:大丈夫、調べていけば解る(笑)。
恋:倒してないオチ…?(笑)
GM:その辺、GMは口を噤みましょう(茶啜
ミルカ:俺達の戦いはこれからだ!(リアル話)
恋:こ、今度は潜伏先判ってるから平気だよ! 多分!
幸見:《世界律:排斥》と《世界律:監獄》の合わせ技かな。ルール的に設定してあれば、だけど。
GM:えへへ(ぇ
幸見:……結界器のパワーUP版なだけ、という可能性が見えた(笑)。
GM:それがどういうことかは…、話を進めれば見えてくるぜ…(何



●オープニング3 『Repeat-繰り返し-』
シーンプレイヤー:幸見
○池袋・地下街アレナ/2009年9月30日

 ――『黒い眼の魔女』という存在がいる。
 己の享楽の為に動き、趣味と実益を兼ねて、人を魔物に堕としていく存在。
 話だけは聞いていた。許せないと思っていた。……そして、それと出会ったのは偶然だった。


GM:……とまあ、ここまでがシーンの頭でして。若干、演出戦闘いきますよ(ぇ
幸見:戦闘するの?(笑)
GM:演出で(笑)。戦闘能力が低い幸見ちゃんだと辛い気もしますが、…ガンバ☆
幸見:キャラの戦闘能力以前に、PLが演出戦闘苦手なのよね…(笑)。
恋:あ、判る気がする…(笑)。
GM:おーぅ…(笑)。
幸見:まぁどうぞ。来なさいな(笑)。

GM/魔女:「あーらあら、小さなお子ちゃまがいきがっちゃって。『瞳』で殺せるっていうのなら…、これはどうかしら?」軽く《シャイニングレイ》を、君へ向けて放つ。
幸見:「…くだらない」紫の視線が飛来する“光そのもの”を殺す。存在すら無に帰して、光は闇に還る…。
GM/魔女:「連続でいくわよー、はいはい、とう、えりゃっ、後15発♪」力の消費を意にも介さず、魔法を連射していく。服装としては、とてもステレオタイプな『魔女』の姿で、常に箒に跨っている。
幸見:「…本当に、下らないわね…貴女の魔女幻想はこの程度なの、悪意の魔女さん?」こちらは白い和服のような衣装。死神の鎌こそ持たないが…紫に輝く瞳が、近寄る全てを殺し尽くす。
GM/魔女:「おぉーすごいすごい。死ぬほど手加減してあげたけど全部消されちゃったー♪」それすらも楽しんでいるような表情で、けらけらと笑っている。で、その途中。「時間的には…、そろそろかしら?」胸元から懐中時計を取り出し、時間を確認している。「小さな死神ちゃん? もう時間だからこのアバンチュールは一端お終いよ? …ま、“明日”になれば忘れるんだけれどね♪」
幸見:「……逃げられるつもり……?」
GM/魔女:「逃げられるからこそ、言ってるのよ? お分かりかしら? ご存知かしら? ご理解かしら?」そう言いながら、魔女はHA《彼方への門》を発動してこの場から跳ぼうとする。またそれと同時に、周囲の『時間』が…、ぐにゃりと歪みだした。
幸見:瞳の力を振るおうとして……思いとどまる。「…こちらが本気を出せないことを知った上での挑発……解っていても、不快なものね」
GM/魔女:「不愉快にさせるの、だーい好きですから♪」その笑顔はどこまでも晴やか。
幸見:「…良いわ、今回は乗ってあげる……私は貴女が嫌い。殺す理由は、それで十分…」
GM/魔女:「さて、『刻』すら殺せると豪語する小さな死神ちゃん? 面白いことが既に始まってます。どういうことか知りたければ、これの意味を知ることね?」そうして魔女は消える刹那、君の足元へ一枚のカードを落としていく。
幸見:カードの絵柄は?
GM:月桂樹で形作られた輪と、その中央に1人の人間。外周に、天使、鷲、牛、ライオンの絵が描かれた…、タロットカードだ。
幸見:運命の輪?
GM:いや、上下の空白には『XXI』、そして『The World』と書かれている。
幸見:「ザ・ワールドのカード……『世界』を殺して見せろ、とでも?」
GM:そしてそれを認識した瞬間…、君の意識はホワイトアウトしていく。それに答える声は、既に無い。
幸見:「……何を企んでいるか知らないけれど…その企てもろとも、殺してあげる…」すっと眼を細めると同時、紫の眼光がカードを瞬時に風化させ塵へと還す。「……いずれは貴女も。このカードと同じにね……」くすくすくす…と鈴のような笑い声を立てながら、フェードアウトします。

GM:ではここでシーンカット。[SA:『世界』の意味を知る]をあげましょう。
幸見:戴きます。魔女へはエゴ/敵意で。
GM:了解しました。

▼絆/エゴの変化
幸見:『黒い眼の魔女』にエゴ/敵意を取得。



茶千@見学中:…いや、皆さん、さすがですね……。ところで、幸見の「本気が出せない」というのは、何かのキャラ設定なのでしょうか?
幸見:まぁ、そうですね。データ上は単純に戦闘能力が低いだけだけど(笑)。幸見の『死の瞳』は、ありとあらゆる存在を問答無用で「殺す」ので。そのまま全開放すると、自分も世界も殺してしまう諸刃の剣、という設定です。だから、普段は主に「他者に力を貸す」という形で死神の力を振るうの。
茶千@見学中:歩く最終兵器、ですね(汗)。
幸見:あくまで設定上です(笑)。データ的には支援特化なんですよ。ダメージUPする《エターナルチャンピオン》とかを取っても無駄と判断、攻撃力は捨てました(爽笑)。



●オープニング4 『Relapse-再発-』
シーンプレイヤー:恋
○西池袋/2009年9月30日、昼間

GM:君が事故に逢うより前、同じ学校に通っていた「時任廻」という女性と、最近になって偶然再会した。時の流れによる、過去との違いにもめげず。……限りなく昔と同じような、それでも逢う時間は少ないが…、関係を続けている。そしてまた逢う約束をし、…君は廻を少し待たせてしまっていた。
恋:「なんでこんな時に限って遅刻なんざしてるんだオレのバカ、くそっ、飯おごったら許してもらえるかな…」毒づきながら全力疾走している図(何
GM/廻:「あ、遅いよ恋。15分も遅刻してるー」待っていた廻は、懐中時計で時間を確認して君に話しかけるね。
恋:「悪い! ゴメン! ちっと色々あったんだ、飯おごるから許して!」とりあえず出会い頭にまず全力で謝る。
GM/廻:「うーん、それなら許しちゃうけど。…どうせなら、恋のオススメのお店に連れてってもらおうかなー?」ちなみに君は知っているのだが。廻が持っている懐中時計は、12年前に父親からプレゼントされたもので、今でも肌身離さず使っているのだという。そのご執心具合は、時間を確認するのに、携帯も、周囲にある時計をも使わないほどだ。
恋:なるほど。「オススメ? いいけど…」何が好きだったかなーとか今なら何処空いてるかなーとか考える。
GM:…で、そんな風に彼女と旧交を温めていたわけです。

恋:PLとしては気になるけど、PC的に何ら突っ込む理由がないって思って結局ノータッチなんだぜ…。
幸見:懐中時計のことなら、今は印象に残ってる程度で十分じゃないかしら。後で関わってくる時に思い出せれば。

GM/廻:ご飯を食べて、買い物をしたりして…その途中、廻は何かに気付いたように、慌てて懐中時計を確認した。「そんな…、もうこんな時間! ごめん恋、もう戻らなきゃ…、間に合わない!」顔を青くしながら、君に1つ謝って廻は走り去っていく。
恋:「え、あぁ判っ…おいこれどうすんだよ!? お前が買った奴だろ、オレに持たせたままじゃ……」遠くなっていく背中。
GM:追いかけますか、追いかけませんか?
恋:「…そりゃ、何があるかは知らないけど…なぁ」無粋かな、とは思ったが。まぁ、機を見て渡すぐらいならいいだろう。暇だし。というわけで追い掛ける。
GM:では、廻を追っていった君だが…………。

珪:オープニングの娘=廻だろうな…という邪推。
幸見:まぁ、他にいないでしょうね。
ミルカ:むしろ、そうじゃなければうろたえる(笑)。
幸見:まかり間違って、無限の時を重ねた廻が魔女になった、とかだったら感心するけど。
恋:それだったら本気でどうしよう(笑)。
幸見:どうしようというか……どちらにしても殺すんですけどね?(笑)

 ――そこは、日常とは明らかに異を呈していた。
 見る影も無くひしゃげた家屋、破壊された敷地、周囲に漂う鉄の匂いと、撒き散らされた赤と錆色。
 酸化した血と、それが流れていた人の肉体を用いて外壁に描かれたアートは、眼を背けたくなるほどの嫌悪感があった…。


珪:…爆撃?
恋:「……」その光景を見た瞬間に、持ってたもの全て取り落として立ち尽くす。
GM:廻はその場で座り込み、虚ろな目でそれを見ている…。口からはぽつりと、言葉が流れた…。「うそ…、また、間に合わなかった…。そんな…、どうして…?」そして、その瞬間。君の周囲の時間が歪み、意識がホワイトアウトしていく。
恋:ハッと気付いて、近寄ろうと必死で駆け寄りながら、意識が落ちていく。「……ぅ、ぁ…ダメだ、待て、ダメだ、待って、廻っ!!」それに抗おうとして、言葉を出して。それが届かず、落ちていく。
GM:その廻の表情と言葉を、…何故か君は深く覚えていた…。

 ―――9月30日 終了


GM:シーンカット。……さて、君へのSAはミドルに渡すことになります。エゴの感情はそのままでいいですか?
恋:判りました。エゴは救済で頂きます。

▼絆/エゴの変化
恋:時任廻にエゴ/救済を取得。



珪:…また?
幸見/ニセ廻:「…また、間に合わなかった…今度こそはって気をつけてたのに……恋さえ遅刻しなかったら…ッ!」(一同大爆笑)
GM:なんてこった!?(笑)
恋:うわ、ゴメン15分も!(笑)
ミルカ:ひどい責任転嫁だ……(笑)。


 

■ミドルフェイズ■


●ミドル1 『Reset-再設定-』
シーンプレイヤー:恋   登場難易度:不可
○西池袋/2009年9月30日、昼間

GM:……さて、9月30日です。
恋:…あれ!?
GM:君は昔同じ学校に通っていた時任廻との約束に遅れそうになっております。
恋:「なんでこんな時に限って遅刻なんざしてるんだオレのバカ、くそっ、飯おごったら許してもらえるかな…」毒づきながら全力疾走している図。
GM/廻:「あ、遅いよ…恋。15分も遅刻してる…」待っていた廻は、懐中時計で時間を確認して君に話しかける…、…のだが…。

幸見:…《世界律:円環ループ》かしら。あれは私がでっち上げたオリジナルだから、データが同じとは限らないけど。
恋:待って、突っ込みどころが色々あるよ待って!?(笑)
幸見:ていうか、リセットされてもレンは遅刻なのね…。……実は本気でレンの遅刻が原因?(笑)
恋:ガビン!(笑) なんで遅刻してるのかによって大分罪の重さ変わりますよね。

GM:…えーと、ここで恋、〈知覚〉判定難易度8をどうぞ。
恋:技能無しなので【知性】素振りです。(ころころ)6ゾロ、だけど…技能が無いから14。
GM:うわ(笑)。では気付きます。……不思議と廻はやつれている。昨日会う約束をした時は、こんな調子だっただろうか?
恋:「悪い! ゴメン! ちっと色々あったんだ、飯おごるから許し…て…」とりあえず出会い頭に全力で謝って頭あげたところで、疑問に思う。
GM:そして6ゾロだったから隠す必要もない気がしてきた(笑)。君はこんなやりとり…、遅刻と、そのお詫びとして奢る…といった流れを、もう一週間ほど繰り返している気分になる。
恋:「…。…?」まったく何度も何度も…って素で思いかけて、物凄く違和感を覚える。
幸見:レンの記憶もリセットされてるのかな、これは。
恋:つーか【知性】2しかないし、失敗したらアホの子じゃーん(笑)とか思ってたのに…なんてこったい。
ミルカ:この6ゾロは神がかってませんか(笑)。
恋:ダイスの神様見てるんだな…って思った(笑)。

GM/廻:「…恋、どうかしたの…?」
恋:「…。いや、むしろお前が大丈夫か? なんか具合悪そうなんだけど」とりあえず疑問よりも友達優先した。
GM/廻:「え……、うぅん、大丈夫…、だよ?」〈知覚〉14の成功をしたので、明らかに無理している、という感じがある。
恋:「…いや、大丈夫って言われてもよー…。何かやることがあるなら付き合うけど、無理しないで帰った方がいいんじゃねぇのか? 送るぞ?」
GM/廻:ダメ!! ダメ、だよ…。今帰っちゃ…」
恋:「うぉっ!? あ…いや、うん。そう言うなら付き合うけど…」流石に勢いに押される。
GM:ただ…、廻は家に帰ることを拒否して、無理にでも君と一緒にいようとしている。
恋:「…まぁ、早めに切り上げようぜ。とりあえずは飯おごるよ。遅刻したし」
GM/廻:「……うん。今、食欲あんまり無い、から…、少しでいいよ…」

 恋は、昨日と同じように、廻と一緒に出かけて……
 ………… 昨 日 ……?


GM:[SA:廻がやつれた原因を突き止める]を、君にあげましょう。絆/エゴは何かありますか?
恋:いや特にないです。
GM:了解しました。



幸見:…早く帰れば良いって訳でもないのか。タイミングが重要なのかな。
ミルカ:うーん……さすがに今の段階では大した推測も立てられないよなぁ……。
恋:まだ「…あれー?」って思ってる程度だから、突っ込んで聞くのも野暮だしなぁ。うーんうーん。
ミルカ:まあ、まだ焦ることはないんじゃないかなぁ。他のPCがどういう風に絡んでいくのか、とかもまだわからないんだし、急くことはないでしょう。
珪:この先に期待ということで ひとつ。
幸見:…そうね。よく考えたら描写的に「6回目」なのよね。つまり何度も失敗した挙げ句、初めて成功したのがさっきの6ゾロなんだ(笑)。
GM:それだ(笑)。
恋:つまり今までファンぶ(略
ミルカ:いやいやいや、きっと3とかもあったよ(ぁ
恋:ちなみに、+2しか出来ないんで、5以下で失敗なんで割と出ますよ(ぁ
ミルカ:じゃあやっぱり5回ぐらいは失敗してるってことなんだね(笑)。
恋:なんて空気読めない子なんだ(ぁ
珪:機械操作型の珪だけだよ? 〈知覚〉高いの。技能なし、+10。
恋:とりあえず、急くことは無いか…シーン進めながら考えます。うん、レンが焦ってるからって裏の人が焦ってもしゃーない。落ち着け。鬱はご褒美だ。判るけどがっつくな。



●ミドル2 『Reason-理由-』
マスターシーン
○池袋某所/2009年9月30日(?)

 闇の中、淡い光が一人の存在を照らす。
 黒い眼の魔女は、面白そうな顔でその『世界』を見ていた。
 すべては自分が仕込んだ通り。『世界』は廻り、同じ一日が繰り返している。
 見たい物が見れる、面白いことになっている。
 外から侵入者が入ってきたりするが…、まぁ些細だ。イレギュラーが入り込むなんて、よくあることだから。
 …今回は、きっと最後までいい物が見れるだろう。結果が多少、変わるだけだ。
 笑い声だけが、そこに響いていた…。




GM:……さて、今回のルールに入りましょう。この話は「同じ1日」を繰り返しています。時間が経ち、「9月30日」が終ってしまったら、また同じ「9月30日」が始まりますが…PCの介入によって、変化が起こり始めてきます。その辺りが…(ごそごそ

・シーンプレイヤーは、開始前に「2d6」を振り、「逆行ポイント」を数値分得る。
 AGPを用いて振りなおしはでき、GMもアーツやAGPを使用して振りなおさせる場合がある。
・逆行ポイントが「10」溜まるごとに、「一日」が経過する。
・「一日」が経過して、一定以上の日数になった場合、強制的にイベントが入る。
・シーン頭のダイスの他に、いくつか『逆行ポイント』の溜まるキーがあり、それを踏むと加算される。
 その際の加算分は通常と同様に「2d6」点。こちらはGMが振るが。
・情報収集はシーンにつき、1人1回までとする。


GM:このレギュレーションです…何か質問などはありますか?
ミルカ:踏むとポイントの加算されるキーっていうのは、要するに、特定の行動を起こしたら――とかってことでいいんですかね? たとえば、何か「ある特定の情報項目」の調査を試みる、とか。
GM:そうですね。特定のNPCに対する、ある『言葉』だったり、行動だったりします。
ミルカ:あぁ、NPCへの発言もか。気をつけないとな……。

幸見:結構ポイント溜まりやすいね。下手すれば1シーンで一日経過する。
恋:うーん…キーの多さにも寄るから、何もいえないけど。
GM:ま、そんなに多くはしてないですよ。
恋:そんなにダイス目が悪くない限り、振り直しも選択できるから多分なんとか……なるといいな(ぁ
GM:ファーンブリウム、逆、光線っ(ぇ
ミルカ:そんなことしなくても、きっと今日の小鳥さんは絶好調さ(何
恋:絶好調じゃダメだろ!(笑) あ。もう一ついいですか?
GM:はい、なんでせぅか。
恋:あんまり詳しくキーにつっこむのもアレですけど、「○回目」っていうのはキー関係ありますかね? 要するに、7回目ならセーフだけど8回目ならアウトな行動、とか…。
GM:いえ、特にそういうのは無いです。
恋:判りました。
GM:PCは「9月30日」の中ではイレギュラーなので、行動自体は問題ないのです。ただ、その結果が先日/翌日より酷くなるか、ちょっとだけ良くなるか、の違いです。
恋:なるほど、理解しました。特にシナリオに関係ないならいいんですが、次のシーンからは何回目ですかね。7でいいのかな?
GM:7日目が、OPです。
恋:理解しました。次からは8回目か…なんとなーくだけど雰囲気は掴んだ…と思う。頑張る。

幸見:…今のところ、クライマックスへ入る条件は提示されてないけど…これはイベントが進むと、自動的に入るのかしら。それとも何か他の条件がある?
GM:情報収集には問題が無いので、調べていけば入ります。
幸見:ん、了解。
GM:ただ今回は……、…あぁいや、これは伏せておきましょう。他に質問が無ければいきますよー。
ミルカ:オッケーです。
幸見:えぇ、展開そのものに関わるなら伏せておいてください。自分で暴く方が楽しいから(ぇ
珪:了解。聞くことがない。既に出されて。
恋:はーい理解しました。



●ミドル3 『Research-調査-』
シーンプレイヤー:珪   登場難易度:任意

ミルカ:シーン名からして、もう役立たずになる予感しかしない(何
恋:早っ!!(笑)
ミルカ:だって【社会】判定値1だもん(笑)。
恋:その辺は、頭良い人達が何とかしてくれるさ(マテ
GM:幸見ちゃんが実はめちゃ頼りなんだぜ…(笑)。
幸見:〈知覚〉はともかく、情報収集判定は得意分野です。エトランゼほどじゃないけど。
恋:…まさかの、オレが【社会】判定値3で二番目。3で二番目(大切だから2回言った
珪:珪は2だね。【社会】判定値。しかも〈情報:○○〉は企業のみ。
恋:これは幸見ちゃん頼りだな…振り直しもあるし…(笑)。

○北池袋/2009年9月30日、昼間

GM:さて、君たちが街……結界の中へ足を踏み入れた瞬間。すべてが書き換わっていた。10月7日だった時計が「9月30日」になっており、新聞も、ニュースも、道行く人々も、話の内容も、全て「9月30日」のものとなっていた。
珪:「………」興味津々といった感じでうろうろと。
ミルカ:「どうなってんのかしらねぇ……」それらをうろんげに眺めながらぼやきます。あ、例の半透明の時計とやらは、結界の中からは見えてるのかしら?
GM:いや、見えないね。
ミルカ:なるほど、わかりました。
GM:…ここから君たちはどう動く? GMとしてはハンターズブラッドに行くことを想定しているけど。
ミルカ:ええ、そうですね。流れ的にも、とにかく七尾に会いに行きたいですね。
珪:現状確認というところでハンターズブラッドに。


バウンティハンター協会・池袋支部ハンターズブラッド

GM:では、ハンターズブラッド池袋支部。中村七尾はいつも通りに仕事をしておりまして、データを持っていった翌日にまた来た君たちに、少しびっくりしております。「あら、二人とも…、どうしたの? もうちょっと他の賞金首とか見るとか?」
ミルカ:あ、OPからまた一日経ってますか。
GM:経ってます。
ミルカ:じゃあ、その七尾の言葉を聞いたら、ある程度は現状を把握するかな。

幸見:さて。外から見た場合、結界の広さは限定されてたけど……結界の中から見ても広さに限りはあるのか。それが問題だ。
恋:うーん…。「1.無い 2.あるんだけど普通の人は壁の端っことかいかないようになっている 3.実はフツーに壁があるのでぶつかる(何」
幸見:外と中の情報屋にそれぞれ連絡を取ってズレを確認する、という手段を考えたけど。結界の中からでは通じない、とか同じ時間軸、とかだと話にならないのよね。
GM:実は…、…くす(笑)。
幸見:細かいことを言えば、TVやラジオの放送はどうなってるんだーってことになるし。
GM:そこは今のシーンの頭に描写しましたよ。新聞もテレビも、「9月30日」のものです。
幸見:みたいですねぇ。
恋:既視感に気付けたとは言え、実はレン視点だとさっぱりなんだよな…。
幸見:これは、中から外へ連絡を付けるのも無理なのかな。ミルカ達は外から中へ電話かけられたけど。

珪:「例の賞金首…きちんと討ち取ったと連絡を入れたはずなのですけれど…」上書きされてるかな?
GM/七尾:「……What? 何のこと? 例のって、昨日データを持ってったばかりじゃない」
ミルカ:「……ええと、落ち着いて聞いてくれる? 冗談だとか与太話だとか、そういうのじゃないんだけど……」そう前置きした上で、現状の説明を試みるけど……理解は、してもらえないだろうなぁ……。
GM/七尾:「何度目かの9月30日、って…」理解してもらえるかは…、〈交渉〉かな!(笑)
ミルカ:Shit!(ぁ
GM:難易度は10。証拠品があるなら…、8まで下がる。
ミルカ:技能など無い。振るだけ振る(ころころ)達成値6、はいはいワロスワロス。
GM/七尾:「お前は何を言ってるんだ」(ぇ

幸見:…手っ取り早く私が出た方が早いかな、これは。というか、私の方は記憶とかどうなってるのかしら。
GM:幸見ちゃんも繰り返しが起っていることに気付いてていいです。気付かせる為に、魔女が『世界』のカードを渡したのですから。
幸見:良かった…と言っていいものか(笑)。

珪:証拠の品、持ってていいですか? 首とか耳とか死体画像とか。いいなら賞金首の首級を持参で。(ころころ)達成値12。首桶を差し出すー。
GM/七尾:「…え? ちょっと待って! これって…、二人がデータを持ってった賞金首の!?」
ミルカ:「だから言ったじゃない……」ちょっといじけてる。
GM/七尾:「うー、あー…。……マジに本物だわ。うわー、うっそー……」その生首を見て確かめている。「…はっ! だとするとこっちの書類は…………、…あぁー! やっぱり全部同じ内容ー!」何枚もある同一内容の書類を前に、七尾はちょっとぐったりしてる。「や、やられた…まさか、そんな状態になってただなんて…」

恋:…珪さん(笑)。つ、作ったのかな…首桶(一同笑)。
珪:いや。ただのポリバケツなんですけど。首はビニール包み。
恋:あぁ、ですよね(笑)。なんでか頭が戦国時代なものを想像してました…(笑)。
GM:こう、木造の桶をね…(笑)。
幸見:確かに私もそれを連想した…(笑)。
ミルカ:首桶って言われたらねぇ……(笑)。
珪:珪がもぎ取ったのか ミルカが切り取ったのかはわからないけど、首ー。
恋:でもなんでか知らないけど、珪さんなら、金属で桶作ってそうって電波が(略
珪:むしろ体内格納?(超待て
ミルカ:左上腕が分離・変形し首桶に(略
恋:桶内臓って何!? って思った(笑)。
幸見:ところで、登場して良いですか?
GM:GMはOKですよ。
ミルカ:むしろ来てください、かもぉん!

幸見:登場します。「……ごめんなさい。お取り込み中みたいだけど、少し良いかしら?」こんこん、と開いた扉を叩きつつ。
GM/七尾:「うぉーったぁー!? い、い、いらっしゃいませ、国内のご旅行ですか?」突然現れた幸見ちゃんに驚いて、慌てて首を隠してる。
幸見:くす、と微笑んで「えぇ。“旅行の行き先に困っているの。相談に乗っていただけます?”」と合言葉を。
珪:「…!? 幸見…ちゃん!?」振り返って 呟く。
幸見:「……珪お姉さん…?」少し驚いた。
GM/七尾:「え、あ、…紫藤さん、ね…いらっしゃいませ。では、どのようなプランをお望みですか?」
幸見:気を取り直して。「…えぇ。実は『黒い眼の魔女』のことで、色々調べたいことがあって」
GM/七尾:「…『黒い眼の魔女』? 確かあったと思うけど…、結構面倒な情報よ?」
幸見:「さっそくこの街で行動を起こしているようなのだけど。…まず、今起きている『時間のループ現象』には気付いていますか?」
GM/七尾:「その辺は…、今しがた気付かされたわ。…それに関わってる、と?」
幸見:「えぇ。ご丁寧にも犯行予告をしていってくれたもの。間違いないと思います」
ミルカ:「あら、さっそく手がかりっぽいものにぶち当たれるなんて、運がいいわ」小さく口笛を吹き鳴らします。
GM/七尾:「なるほど。…少し調べてみるわ」んでは、『黒い眼の魔女』の情報は、〈情報:魔物〉、〈情報:裏社会〉。難易度は9からスタートです。
幸見:「お願いしますね。私の方でも他のツテを当たってみますから…」技能はどちらもないけど、情報屋は全てあります。〈情報:魔物〉で。(ころころ)低いなぁ…達成値17。
GM:…お、ギリで全部出た。
幸見:あ、それなら良かった。
GM:では情報を出しましょう。

>『黒い眼の魔女』
達成値9:
マジシャン/デーモンの、文字通り「魔女」。性格は最悪の一言。ドミネーター。
 気まぐれで、易者の姿をして道行く人々を見ていることがある。
達成値11:自分が創造した道具、通称『アルカナ』を用いて、他者を陥れたり、戯れに魔物へ堕とすことを好む。
 またその際、確実に自分は「傍観者」の立ち位置を貫いており、その後に手を出すことは無い。
達成値15:現在は『世界』と名づけられたアルカナを用いて何かをしているらしい。
 だが、いつも通りに傍観者であり、それ以上の情報は無い。
達成値17:『アルカナ』によって巻き戻りの現象を作った張本人ではあるが、直接の原因ではない。


ミルカ:敵はデーモン……これはもう《道化の笑み》に期待するしか!(黙れ
恋:期待してる!?(笑)
GM:ははは…、これは先に言っておきましょう。『黒い眼の魔女』は、今の君らじゃ勝てないデータです。仮組みしたものがあったけど…、どこに置いたかな。
珪:成長点+10ですし。
幸見:どのみち、直接出てこないタイプみたいですしね。
恋:クロマクか…。まぁ、鬱シナリオって言われた時点で薄々気付いてたさ…(笑)。
ミルカ:うん、多分直接戦わないんだろうなあ、とは思った。でもがっかりはしないし、泣かない。

GM/七尾:ともあれ、情報は以上です。「…とりあえず、これだけ集まったわ。電話は外に繋がるみたいだから、話を聞く分には問題ないわね」
幸見:了解。今得た情報は、珪とミルカにも伝えます。
珪:「…迷惑なヒトがいるものね…」
ミルカ:「けど、そいつがこの現象の中心ってわけではないのか。めんどくさいわねぇ……」
珪:「ところで七尾さん…この街の上空に、半透明の時計のようなモノが浮かんでいたのだけれども…何かご存知でないかしら?」
GM/七尾:「いいえ、それは解らないけど…。同様に調べてみましょうか」
珪:「結界のようなものもあったみたいだけど…あたし、専門家で無いから分からなくて…」

ミルカ:そういえば、聞くのが遅れたんですけど。このシーンの頭では、ダイス振らなくてよかったんですか?
GM:忘れてた!!(一同笑) シーンの最後に振ってください(笑)。
ミルカ:了解です(笑)。PC3は二人いるけど、どっちが振りましょうかね。交代でいいか。
珪:ですね。
恋:…俺も忘れてたなんて言えない…(笑)。

GM:半透明の時計については、〈情報:魔物〉か、〈魔力〉のどちらかで振ってください。
ミルカ:よく見たら〈魔力〉の方が高いとか、どういうことなの……(ころころ)……うん、目は悪くない、目は。達成値11。
GM:む、それは半分しか出ないなぁ。
珪:ではイモータルの端くれとして技能のある〈魔力〉で…(ころころ)11、同じ!?
GM:…変わらないね。では出しましょうか。

恋:あ、そうか。1人1回だから、もう幸見ちゃんは頼れないな…。
幸見:そうなの。それが最大のネック。
ミルカ:イエーイ、お荷物でーす!            orz

>半透明の時計
達成値8:
何かしらの魔力で形成された時計。実体は無く、常に幻影のように漂い続けている。
達成値10:「一日」の時間を吸い取り、その力を使って「9月30日」を繰り返している。


GM/七尾:「…ごめん、こっちはあんまり解らなかったわ」あと上に2つあります。
幸見:…《神格:概念》使っても全部は出ないな…。
珪:「…幻…ね。残念だわ…       分解してみたかったのに」

恋:得意分野なのに出れねーよな、こればっかりは!(笑)…時間帯にも寄りますけどね。このせいで遅刻したって言えたらまだセーフかなって(略
ミルカ:ふーむ……まだレンとの接点はできそうにないなぁ。次のシーンで何か動けばいいけど……。
恋:別に、ハンターズブラッドに寄る事自体は違和感無いんでね。友達連れてはいかないけどな!!(笑)
ミルカ:友達と旅行の行き先を相談に行くんですね。自然自然(ぁ
GM:さて、全員振ったのでこのシーンをそろそろ〆ましょう。恋は…、出る? 出ない?
恋:時間帯にも寄ります。
GM:今は昼間かなー。
恋:廻と逢ってるかどうかがポイント。逢ってるなら、もうハンターズブラッドとか寄ってる暇ないし。まだ約束の時間が来てないなら、その前に顔出すのは普通の事だと思う。
GM:その辺はPLに任せている、という手抜きGM(ぇ
恋:あ、良いのね。じゃあ出ます。いいです?
GM:はいさ、どうぞ。
幸見:出てくれるならレンに期待しようかな(笑)。
ミルカ:むしろはやくきてー!(ぁ
珪:そういやレンは魔力特化だった。

恋:ではチラッと登場します。扉をガッと開けて「旅行の行き先に困ってるんだけど、相談に乗ってくれないか…ってあれ、随分人多いな?」
GM/七尾:「あれ、恋ちゃん。いらっしゃい」
幸見:「…こんにちわ」ぺこり、と軽く頭を下げる。
恋:「ちゃん付けすんなって言ってるだろ…あぁもういいや。忙しいなら後でもいいんだ、ちょっと良いプランが無いか見に来ただけだし…」
ミルカ:「あら、レン。ちょうどいいわ、ちょっと手伝ってよ」(ぁ
珪:「貴女がレンさんですか。お噂はよくうかがっております」にっこりと笑い、礼。

恋:噂ってなんだよー!?(笑) 気になるけど突っ込めねぇ!!(笑)
ミルカ:バウンティハンターの中でも、ツッコミのスペシャリストとして一定の評価を受けているんですねわか(略
恋:ツッコミのスペシャリスト…意味がわかんねぇ(笑)。
珪:いや、ハンター仲間からの横の情報網? おばちゃんネットワーク的な…要は初対面ってこと。

GM/七尾:「今はプランが…、新しく出来るというか、また明日になると忘れちゃいそうというか…」
恋:「あ、あぁ…どうも」周囲を見て「…なに、厄介事? まぁ、すぐ出来ることなら手伝うけど、何だよ?」
GM/七尾:「一般アーツ《かくかくしかじか》」で、あったことを恋に流しました。
幸見:「…貴女の眼なら見えないかしら。この街を覆う『時計』の本質が…」
恋:「んなことになってんのか…まぁ、一応見てみるけど…」と空を睨む。
GM:では…、〈魔力〉のみかな。
恋:まぁ、魔力ですよね!(笑) 技能アリ、アーツ色々込みでCrt値8(ころころ)出目9でクリティカル!
ミルカ:やったね!
GM:もう隠すことは無いなぁ(笑)。じっと見ていると、空に…うっすらと、半透明の何かが見えてくる。
恋:ちなみに、情報を聞いて今までのループを思い出したりは…しませんか?

幸見:…少し不思議に思ったんだけど。時間がループしてるはずなのに、七尾の処理した書類は「同じものが何枚も」あるのよね…。
ミルカ:意識だけが操作されてる感じなんじゃないかしら?
GM:正確に言いますと、ループしている、と中の人が気付いてないだけなんですよ。確実に1日は経過している。しかし中の人は、寝て起きたら「今日は9月30日」という認識があるんです。
幸見:記憶だけが一日前に戻ってる、という認識で合ってます?
GM:そうなりますね。
幸見:すると……廻のやり直し、何度やっても無駄、ってことになりますね。もう結果は出ているのだから。
珪:路面にスプレーで落書きしておいたら戻るのかな。意識だけならそのままのはず。

>半透明の時計
達成値12:
何かしらの魔的な力を持つアイテムを用いているのは解るが、具体的な何かはわからない。
達成値15:現在の短針は「8」を指し示している。


ミルカ:針が12になるとやばそうな予感ががが。
恋:するね。
GM:そして…、これはクリティカルしたので追加情報。一般人がこの時計を認識しないように、それを覆うように結界が張られているのですが……これぶっちゃけ、『鬼奇怪界』です(ぇ
恋:…。ちょっと待って。
GM:はい?
幸見:…えーと。GMが以前そういう単語を使ったのは覚えがあるけど、どんな設定なのかわかんないです。
GM:言ってしまいますと、賢太郎が持つ[結界器]です。
恋:理解した。聞いた記憶あるんだけど何だっけ?って思っちゃった。
幸見:この場合は、[結界器]と同じ効果のアイテムということ?
GM:はい、そうなります。上空の時計は一般人にも見えてしまうので、それを隠す為に展開しているかと。

 ここ、実はGMと幸見PL(=筆者)で認識に若干の食い違いがあります。
 GMは(彼の持ちキャラである)飯島賢太郎が結界を張った、という情報を渡したつもりでいますが、幸見PLには『鬼奇怪界=賢太郎専用の結界』という認識がないため、この時点では「賢太郎が使うのと同様の結界(術者は不明)」としか受け取ってませんでした(苦笑)。


恋:あ、追加でこれだけ気になるんですがいいです? 時計の形してるのは判るんですが、一般的な時計の通り、1〜12まで数字があって、今8時って認識でいいです?
GM:いえ、違います。この短針は……、現実の時間と一切関係ありません。これが何を示しているのかは、繰り返しの現象において調べれば出てきます。
恋:あぁ、そういう意味じゃなくて。数字が1〜12あって、8時を示している、という風に見える、って事でいいんです? その意味はともかく…。
GM:あ、はい、そうです。形的には8時を示しています。

恋:理解しました。「ヤバいアイテムなのは判るけど…あれ、なんで8時なんだろ? 今の時刻と全然違うよな…?」
GM/七尾:「……何か解った?」
恋:まぁ、調べた情報項目はさっと言うよー。
GM/七尾:「なるほど…。じゃあ、この現象をどうにかするためには、まずその時計を何とかしなきゃいけない…、ってことね」
幸見:その時計は、時計回りに回ってるのか逆行してるのか判断付きますか?
GM:時計回りに回ってる、と思うよ? 短針は(ぇ
幸見:了解。それが判ればいいです。
恋:思う、ってことは、普通の時計みたいに動いては無いんですね?
GM:動いてないですね。ただ何かを示すように、ずっと宙に浮かんでる。
恋:「多分な…。まぁ、これだけじゃなんとも言えないけどさ…」肩をすくめて。
GM/七尾:「このプランで、皆に頼むことになりそうだけど…。“明日”になってまた忘れちゃったら、ゴメンしてね?」

珪:廻の持ってる懐中時計と上空の時計デザイン同じだったりして。
幸見:…カウントダウンと考えて間違いなさそう。
ミルカ:うーん……さすがに、本来過ぎてるはずの日数と時計との関連に今気付くほど、ミルカは頭よくないな……(何
GM:では恋も調べましたし、シーンを切ろうと思いますが……。
恋:まぁ、あとは遅刻遅刻って叫ぶだけだからいいです(ぁ
珪:8日目で…12日目に何かが起きるな。
幸見:逆行ポイントが10溜まるごとに短針が一時間分進む、ってところかな。その路線で考えると、40ポイントで時間切れ?
GM:うひ(笑)。
恋:…えーと。繰り返しに気付きはしたけど、今までの繰り返しの記憶は無いんだよね?
GM:おぼろげに思い出してOKですよ。

恋:「まったく、今の時刻とは全然合ってないし動いてないし、役に立たない時け…」時刻を確かめて固まる。
幸見:「……どうかしたの?」首傾げ。
ミルカ:「メモでも残しておきなさいな」
珪:「単なる幻だった場合は…『魔女』さんの置き土産がどこかにあるはず…、どうかしましたか?」

恋:これ…。相談するには、シーン長い…かな。
GM:にゃ?(笑) …うん、長いね。いい加減切りたい。毎度毎度シーンが長くなるのは課題なんだが、どうしてもなってしまう…。
恋:朧気に思い出した、って事は。ものすごーく知り合いが問題だと思うんだけど。
幸見:問題だねぇ。というか、レンの性格だと。相談もそこそこに飛び出すんじゃない?
恋:飛び出しちゃうね!(笑) まぁ、一応そういう知り合いがいるってのは暗に言っておく。
幸見:というわけで、シーン終了で良いと思うな(笑)。
GM:ちょっと待って、このシーンのプレイヤーはPC3よ(笑)。
幸見:うん、だからレンが飛び出して、他の面々が呆気にとられてシーン終了と言うつもりだったけど(笑)。
珪:切ってもいいんじゃないですかね。レンの退場が終幕の合図。
ミルカ:というか、切らないとこのままじゃ進めませんね。
恋:どっちにしろ気付かなかったら、遅刻するって退場するつもりでいたんだ…(ぁー
GM:あー(笑)。
幸見:私は初め、てっきりそっちで退場するんだと思ってた(笑)。
ミルカ:僕もです。

恋:「繰り返してる…ってことは…アレもか、アレも…ゴメン! その話は後でだ! とりあえず廻がヤバい!!」ものっすごい勢いですっ飛んでいっちゃう(ぁ
ミルカ:「あっ! ちょ、ちょっと……!」咄嗟に手を伸ばして引きとめようとするけれど……(笑)。
幸見:「…忙しいみたいね」肩を竦めて見送りつつ。
珪:「彼女の友人がピンチのようですね。追ってみましょうか」
GM/七尾:「気になることがあるみたいね。恋ちゃんの方は頼める? 私は…、可能な限り情報を集めてみるから」
幸見:「お願いするわ…」言って扉を開けつつ。「…だけど。彼女からも微かに魔女の残り香を感じた気がする……おかしなことにならなければ良いけど…」そう呟いて、シーン退場。
ミルカ:「さてじゃあ、行きますか……急いでんのはわかるけど、もうちょっとぐらい説明していきなさいよ……」ぶつくさと呟きながら、退場します。
珪:「見失わないようにしないと…」退場します。

GM:では、シーンをここで切りましょうか。忘れていた逆行ポイントですが、どちらか片方、代表で振ってください。
珪:10以上はファンブルも同然(ころころ)5。
恋:ナーイス!
ミルカ:おお、よかよか。
GM:…ちっ(笑)。では、まだ同じ1日の中ということで…。
幸見:振り直しは来なかったか。ちょっと安心。
GM:何をバカな…5は平均値じゃないか…っ!
ミルカ:エックスさん……。
恋:平均値振り直しは旨みないですねー。
幸見:そうですねー(棒読み
ミルカ:……そうだね。2d6の期待値は5だね……。
珪:ですねー。
GM:絆/エゴの新規取得/変更はありますか?
幸見:まず珪へのエゴを絆/懐旧に変更。そして何やら手がかりを握ってそうなレンにエゴ/追求を取りましょう(笑)。
恋:エゴられた(笑)。私からはまだそんなに接触してないので、無しです。
ミルカ:じゃあ、珪に絆/知己を取得します。
珪:幸見に絆/懐旧を取得。
GM:では次のシーン…、簡単なイベントにいきましょう。『黒い眼の魔女』の情報を集めたら入るシーンです。

▼絆/エゴの変化
幸見:珪へのエゴを絆/懐旧に変更。恋にエゴ/追求を取得。
珪:幸見に絆/懐旧を取得。
ミルカ:珪に絆/知己を取得。



恋:うーむ。毎度毎度言ってるけど、「出自:双子」は本当にねー…。今回PCに取ったらいっぱいいっぱいか…。
幸見:下手に絆枠を早く埋めると、後で取れなくなるものねー。
恋:それが怖いので…(笑)。
ミルカ:……なんか今回エゴ多くなりそうだなぁ。
恋:ちなみに、説明していけよって言われたら、走り出そうとしてこける予定だったともいう。
ミルカ:あざといさすがレンあざとい(ぁ
恋:あざといのはPLだ(笑)。決してそれはそれで美味しいとか思ってない(ダマレ



●ミドル4 『Resort-行楽地-』
シーンプレイヤー:幸見   登場難易度:任意
○池袋/2009年9月30日

GM:恋を追いかけている最中。君と併走するように、箒に座った『黒い眼の魔女』が飛んできた。「こんにちは、こんばんは、おやすみなさいおはよう? “時間”だから遊びに来てあげたわよ〜♪」
幸見:「…魔女は高みの見物じゃなかったのかしら。今さらゲーム盤にちょっかいを出すつもり?」
GM/魔女:「いいえ、ちょっかいじゃないわ? 私と小さな死神ちゃんが小競り合うのは、“9月30日”にあったことだもの。同じ一日を繰り返しているなら、またやるべきじゃなくて?」
幸見:「結果の分かり切った小競り合いなんて、退屈しのぎにもならないわね。それとも…どうしても相手して欲しいほど、貴女ヒマなの?」

GM:あ…、またポイント蓄積忘れた…。
幸見:あら、イベントシーンだからポイント増加は無しかと思ってたけど。普通に増えるんですか。
ミルカ:……状況的にPC3もいるよなあ、これは。
珪:いますねぇ。
恋:いたらおかしいと思うのならば、幸見ちゃんだけ行動値がゲフンゴフン。
ミルカ:……真っ先に出て行ったのに……(笑)。
恋:り、理由はいくらでも付けられる。それがシーン制!
ミルカ:まあ、魔女と面白く絡める気はしないし、無駄に時間を取るのもアレだな。
珪:恋に発信機を付けて、迂回路を辿る。…でいいかな(笑)。脳内パネル&地図に移動する光点。
恋:発信機でもいいし、今どきは携帯にGPSだってついてるぜ。
幸見:どうでもいいけど…私、「走って追いかける」なんて一言も言ってませんよ?(笑)
珪:…飛ぶ?
恋:そ、そこの問題?(笑)
幸見:ヤクザのリムジンに乗せて貰ったっていいし、世界の狭間を跳んでも良いもの。
恋:想像以上だった(笑)。ヤクザのリムジンとかヤバい(笑)。
GM:どこに居ようが、魔女は箒に乗って併走しますよ?(笑)
ミルカ:まず思い浮かんだのは、聖帝ばりの立派なトライクでふんぞり返ってる光景で、とても残念な気分になりました。
GM:15歳の子どもが聖帝ばりに…、パネェ(笑)。
恋:走ってない=歩いてるだなんて平凡な思考の自分がつまらなく思えてきた(笑)。そーだよなぁ…やりそーだよな…(笑)。

GM/魔女:「質問を返すなら、あなたは映画を見る時にお菓子を持ち込まないのかしら? あなたとのお遊びは、言わばそれよ。…ま、結果の分かり切った小競り合いがつまらないのは同感だけどね。じゃあ今日は趣向を変えて、お話し合いでもしましょうか?」
幸見:「お話し合い? 魔女様のゲーム盤で、ルールでも説明してくれるの?」リムジンの後部座席で優雅に紅茶をたしなみつつ、話を聞きましょう(一同爆笑)。

恋:リムジンで決定した!!(爆笑)
ミルカ:だって、すごい似合うし……(笑)。
恋:うん、言われた瞬間に即座に想像できた(笑)。超納得したし…(笑)。
ミルカ:むしろ自分の足で全力疾走とかしてる様がまったく想像できない(笑)。
恋:俺もそーは思ったけど(笑)。
珪:運転手は頬に傷とかある人ですねわかr(笑)。

GM/魔女:「そうねぇ、それでも良いけれど…。まずはこれを聞きましょうか。先日あなたに渡したカードの意味は、解ったかしら?」
幸見:「さぁね、ある程度推測はしているけど。…それをわざわざ説明に来たの?」
GM/魔女:「だって暇なんですもん。結界を張ってる『蒼の鬼』には目の敵にされて、話すどころか叩かれそうなんですもん」よよよ、とばかりに泣き真似。
幸見:「…似合ってないわよ。厚化粧が落ちるから、目薬はおやめなさいな」
GM/魔女:「ぶー、すっぴんでーす。化粧なんてしてないんでーす。べろべろべろ」
幸見:「…あまり下品な表情ばかりだと小じわが増えそうね。あ、口紅も落ちかけてる」
GM:えー、カードについて知りたいのなら、〈情報:噂話〉、〈情報:ネットワーク〉or〈知識〉…『アルカナ』の方についてでしたら、〈情報:魔物〉or〈交渉〉、ですよ?(笑)
幸見:えーと。それは、どっちを調べるかで違うんでしょうか?(笑)
GM:んー。〈情報〉で調べると難易度が高くなってしまいます。これはまだ『世界』がそんなに知られてないので。
幸見:入ってくる情報が同じなら『アルカナ』を調べましょうか。
GM:はい、どっちで振りますか?
幸見:魔女との口論で情報を引き出します。もちろん〈交渉〉で。(ころころ)達成値27。
GM:うわ高(笑)。では問題なく全部出ましたね。
幸見:私、情報収集よりも交渉の方が得意なんですよ?(笑)
GM:まぁそうだろうと思って、わざわざ〈交渉〉と入れた甲斐がありましたよ(笑)。じゃ、普通のカードについても書きましょうか。
ミルカ:〈交渉〉はエトランゼ並みだなぁ……(笑)。
恋:めんたま飛び出るかと思った(笑)。27ってミドルで見る数字じゃねーよな…(笑)。
珪:凄まじい…。

>『アルカナ』
達成値5:
『世界』はタロットカードの21番。
 正位置は「成功、完成、勝利」、逆位置は「失敗、精神力が弱くなる、挫折」といった意味を持つ。
達成値10:ただし今回においては、『黒い眼の魔女』が作った『アルカナ』の一つ。懐中時計の形状をしている。
 能力は、所持者の人間性を食らって、望みの時間を巻き戻すこと。
達成値13:巻き戻せる回数は11回までであり、12回目の『巻き戻したい事象』が起きる(=短針が12になる)と限界を超えて、所持者の魂を喰らい、奈落へと突き落とす。
達成値15:所持者へと渡った原因は、魔女が12年前に跳んで、間接的にその人間の所へ行くように仕向けたから。
達成値20:所有者は「時任廻」。父親から貰った懐中時計、ということで、肌身離さず持っている。


GM:以上。
幸見:了解。ひとまず情報は握っておきます。
ミルカ:ああやっぱり……。
恋:ヤベーなー…。まぁ、おそらくトラウマまっしぐらであるだろうとは思ってたけど。ヤベーなー…(大切だから(略
珪:時計がコアか。

GM/魔女:「いやー面白いことになってるわよー? 父親から貰ったはずの懐中時計が実は私の作品で、それがあるからこんな事になっている…。そして繰り返しても、それが起こることは確定しているから“成功”せずに“失敗”し続け、その影響で彼女の“精神は弱まる”…。そして限界を越えれば、さよーならー♪」
幸見:「よく判ったわ。ご親切な解説をありがとう」にこりと微笑んで、しっしっと手を振ります。
GM/魔女:「あー、ちなみに言っておくけどねー? 『世界』を壊したら、彼女死ぬわよ? 肉体じゃなくて、魂が」
幸見:「そのようね。…まぁ、いざとなれば“殺す”けれど?」
GM/魔女:「さっきも言ったけど、『世界』は彼女の人間性を使って時を戻してると同時に、何とか生きていられるよう留めている…。その箍が外れれば…、奈落へ向けて真っ逆さま♪」
幸見:にこやかな笑顔のままで言います。「……相変わらず良い趣味ね……この陰険大年増
GM/魔女:「ありがとう、褒め言葉だわ」笑顔で返している。
幸見:「それで、裏設定の解説はもうお終い?」
GM/魔女:「そこから先にどうするかは、あなた達次第ね。それも含めて見させてもらおうかしら」
幸見:「観客席に戻るというわけね。…良いわ、ゆっくり観ていなさい……退屈だけはさせないから」
GM/魔女:「あぁ別に、殺してもいいのよー? コ・ロ・シ・ても。そしたら火眼之継承者が面白いことになるかもねー♪ じゃあ私は戻るわねー。ばいばーい♪」哄笑だけを残して、魔女はこの場から去っていく。
幸見:「そうなるかもしれないし、ならないかもしれない……けれど。“炎の邪眼”は、私たちが考えているより…きっと強いと思うわ…」魔女に届かない程度に呟いて…とりあえず、そのままリムジンで走り去ろうかな。

GM:了解、ではシーンを切りましょうか。
幸見:情報収集判定は、さっきの一回だけですよね。
GM:一回だけですね。その分、大きい情報が出たと思いますが。
幸見:では魔女へのエゴを絆/敵対に変更します。そして廻という少女にエゴ/憐憫を。
GM:…では、逆行ポイントを溜めましょうか(笑)。
幸見:今度は低いと良いな♪(ころころ)8ですね。
GM:よし高い(ぇ
幸見:ま、仕方ないか。これでOK。シーン切って良いです。

▼絆/エゴの変化
幸見:『黒い眼の魔女』へのエゴを絆/敵対に変更。時任廻にエゴ/憐憫を取得。



ミルカ:とりあえずあれですね。まず、何故時間を戻したいのか。それを探らなきゃですね。
恋:あと、個人的にヤバいと思うのは、彼女にとって有効であるかもしれない行動と、時間を進めるキーになりかねない行動が紙一重に見えることがちょっと。
ミルカ:というと?
恋:説得とか…。
ミルカ:あー……。
恋:事情知った上での説得とかは、ヤバそうである反面、必要であるようにも見える。…けど、どっち! って決め打てないからヤバいなーって思ってる。まぁ、まだ情報が出揃ってないから何とも言えませんが。
ミルカ:でも、まず事情を知らないことにはそれも叶わないわけだけど……彼女の家で、何かが起きたってことでいいのかなぁ。
恋:最終的に彼女の家で何かが起きて、家族が死んで。「そんなのいやだ!」なんだと思う。
ミルカ:なんだろうなぁ。
恋:でも、この世界の中で行動できるのって俺らだけだから。彼女だけじゃあどうしようも無い…というのが今の所の予想。
珪:彼女の家の破壊具合が気になるな。おそらくは魔物絡みだとは思うが。
恋:…でもなぁ。「今はまだダメ」って何なんだ…。
ミルカ:早くに帰るのはダメだと言ってたけど……。
恋:まぁ、情報足りないウチでの推察だから何とも言えないけど…。
ミルカ:……レンが彼女と会ってる間に、彼女の家で張り込んでればいいんじゃないかな、とも思ったけど。
珪:先回りして見ておきたいな。家。
恋:オレもそれは思うんだけど…。魔女がそれを警戒しないわけあるか、って気もする。
ミルカ:他のPCには、まだその辺の事情は全然行き渡って無いんだったなぁ。
恋:ご、ゴメン次で話すつもりで。
ミルカ:いやま、あの流れで逐一説明するのも不自然ではあるし、そこは別に。
恋:つまり、キーになりかねないかな、って。まだ確率は低いから、やるべきだとは思うが。
ミルカ:本人に直接問いただしたりするよりは、よほどマシに思えます。
恋:そーだよねぇ…。
ミルカ:まあその分、張り込むPCには相応のリスクもあるわけだけど……それはしょうがないわな。
恋:まぁ、うん。悪いとは思うんだが…。オレがやれることじゃないからなぁ…。
ミルカ:大丈夫だよ、そう簡単にはくたばらないよ(ぁ
恋:信じてる!(笑)。
GM:では1日経過しちゃったので、短いシーンを入れておきましょう。



●ミドル5 『Real-現実-』
マスターシーン
○都内某所/2009年10月8日

「…あぁ、アンタか。俺だ。
 …さすがに8日連続で、この一帯を結界に閉じ込めておくのは辛いぜ。
 …解ってる。下手な被害を増やさないためと、退魔部隊の介入は防いでおかないとな。
 首謀者は……、…あぁ、解ってるさ。可能なら直接叩きてぇが…。
 ……いや、それができないから、こうして隔離してるんだろが。
 今、中で繰り返しに気付いて、動いてる奴等がいる。そいつ等に任せるさ。
 …………あぁ、そうだな。悪化する場合は俺も動く。
 最悪の場合は…………誇りを曲げるさ…


 俺が、あいつを……………殺すよ………」


  カチリ。短針が時を刻んだ。




幸見:結界と時計は別物だったのか…道理で。賢太郎の結界と同じ効果、じゃなくて…この結界自体が「賢太郎の張ったもの」だった訳ね。勘違いしてたな。
GM:次は…、どんなシーンにします?
恋:えーと、巻き戻るんですよね? つまり9回目?
GM:えぇ、9日目に入ります…。
ミルカ:てことは、それなりの時間が経ってるでしょうから、裏で廻に関する情報とかを共有できてたり、しないでしょうか?
恋:このまま色々あって巻き戻ったんだとしたら、追い付けてない計算になるからな…!(笑)
GM:情報共有はOKとしましょう。
幸見:次は、時任家の人々が何故死んだかを調べたいかな。
珪:情報については忘れさせられないよう紙媒体で残しておきましょう。
恋:他の人はともかく、少なくとも繰り返し経験してる俺は、指摘されるまでなんとなくしか判ってなかったしな!
ミルカ:張り込んで、原因を自分の目で確認して、その後それについて詳しく調べる、のほうがロスは少ないと思うんだけど……どうですかね。
幸見:それでもいいですね。
恋:…あ、そうか。他のメンバーは繰り返し初めてじゃん。
ミルカ:おおう……繰り返してる、っていう認識があれば、なんとかなるのかな? レンは思い出したわけだし。
珪:そういやそうだ。
恋:「オレ全然気付いてなかったから、お前等気ぃつけろよ! 決して、オレが鈍かったとか、そういうわけでは無いと思いたいんだからな!」(何
GM:実はPCは、全員気付いてるんですよね。「PC1:状況に接触して気付いた PC2:魔女が教えた PC3:外から見ていた」ということで。
恋:認識があればOKならいいや。ヤッベェーって思ってたんで…もう6ゾロだせねーよって…(笑)。
GM:…んじゃ、次は時任家で良いですか?
幸見:「いつ」の時任家でしょうか?
ミルカ:(ふと)あ、そういえば、PC3の標的だった魔物ってのは……。
恋:マスター、次のシーンプレイヤー誰です? 流石に、私は家に直接出向けないな…と。
GM:んー、ミドルで一通り回ったから、希望のシーンを作るつもりでいます。
幸見:ミルカ達には魔女から得た情報を伝えて、その後張り込みすることになったってことでいいのかな。
恋:申し訳ないけど、情報共有できてるんだったら、次のシーンは出ないつもりで…いいかな。知り合いがいることの方がマズい気がするんだよね…。
ミルカ:ええ、構いませんよ。
珪:いいんじゃないでしょうか?
恋:いない方が不審者度は上がるには上がるが(マテ
珪:珪が幽体離脱して調べにいくから無問題。
幸見:レンにも教えた方が良いかしら。
ミルカ:レンは多分、少なくともまだ今は、そ知らぬ顔で廻と過ごしているのが最善なんじゃないかなあ。
恋:さっきのシーンの話は…幸見さんの心情に任せます…(笑)。PL的には、知ってても知ってなくても良いな、って思ってるので。
幸見:事情を聴いて不用意に突っ込むような性格なら、教えないと思うけど。ヘマしない程度に自制が聞くなら教えます(笑)。
恋:まぁ、知ってたら知ってたで、ちゃんとそしらぬ顔出来る程度にはハンターですが(笑)。…うんまぁ、情報渡さずに走る程度にはアホだけど、ファインセーブは効く! 多分!
幸見:…微妙に不安を感じるけど、まあ教えても良いかな。合流が楽になるし(笑)。
恋:ありがとう(笑)。
ミルカ:微妙に不安ですよねー(ぁ
GM:いつの時任家か、という事は…。事件が起る前ぐらいですかね。具体的には…、夕方に入る少し前? じゃ、次はPC3で良いですか?
ミルカ:それでいい、かな?
幸見:私はOK。
珪:いいんじゃないでしょうか。



●ミドル6 『Relic-遺品-』
シーンプレイヤー:ミルカ   登場難易度:任意
○池袋・時任家近辺/2009年9月30日、夕方

GM:さて、時任家へやってきた君達二人ですが。……隠れてるんだよね?(笑)
ミルカ:まぁ、少し離れたところから様子を窺うつもりですけど。
GM:っと、その前に。またポイントを溜めましょう。
ミルカ:はい、じゃあ次は僕が振りますね。(ころころ)7……むぅ。
GM:……うむ、これで2日目が終るな。振りなおしますか? このままですか?
恋:…うーん、これは…振り直せねぇな…。
ミルカ:期待値だからなぁ……。
幸見:期待値ですものね、本物の。
恋:期待値だし…本物の。
GM:本物とか言うなー(笑)。
ミルカ:振りなおしにリソース突っ込むのは旨味がないな……。ちと悔しいですが、通します。

恋:うーんと、累計でジャスト20ってなると…。
珪:ああ、端数も加算されるんですね。これ。
ミルカ:……ちょい厳しいなぁ。
恋:まぁ、期待値マイナス1だから、むしろ上手い方だ。あと2回あたりがヤバイ。6回目で期待値でオーバーするからな…。
GM:バレを言いますと、限界が来たら賢太郎が廻を殺して終わりますよ。その場合、シナリオの目的達成、にチェックが入らなくなります。
ミルカ:まぁ、そんな感じでしたねぇ。
恋:うーん…でも怖いなー凄い怖いなー。期待値でも振り直しとか私の心情的に怖すぎで出来ないんだが。

珪:今の珪は無機物のごとし。魂(本体)だけで状況を見てます。器の義体は隠してます。
GM:了解しました。では…、そうですね。君たちが見張っていると、突如、家の中から争うような大きな音と、悲鳴が聞こえてくる。
ミルカ:あ、それはまずいな。駆け込みます。
GM:……そしてお二人、〈知覚〉難易度8の判定をどうぞ。
ミルカ:8ぐらいならいける!(ころころ)達成値9!
珪:(ころころ)達成値16です。
GM:うむ、両者気付いたな。……では君たちは気付いた。家の周辺にあった血肉、そして家の中の傷は……、最初からあったものだ。この時間、この騒動が起こることによって偽装がはがれて、見えるようになっただけだよ。
珪:腐ってないか? そろそろ。
ミルカ:あ、ちょっと質問。騒動が耳に入る前には、特に不審な兆候とかはなかったんですよね? 誰かが家の中に入っていった、とか。
GM:……明確に、誰かが中に入っていった、というのは無かったね。ただ、そのような“音”はしたが。

幸見:事件自体はとっくに起きて、周囲の認識だけを誤魔化してるのね。…まぁ、書類の時点でそうだろうなとは予想できた。
GM:そうなります。「9月30日の朝」には、時任家の全滅、という事態は起きてませんので。
ミルカ:あー、そうか。これ、時間は戻ってないんだもんなぁ。
幸見:えぇ。だから、今さら「起きた事件」を食い止めることは出来ない。
恋:あぁ、そうか。なんでだろうって思ってたけど…そういうことか…。
幸見:ただ、残されてる痕跡を調べることは可能だろうけど。実際に、「本当の9月30日」に何が起きたのか。

珪:家の中は見れますか? 
GM:見れますよ。家族の血肉が撒き散らされ、家の内外が壊された状態です。
ミルカ:うーん、一点読みみたいな感じであれなんだけど……その破壊の痕跡とかに、我々見覚えはありますかね?
GM:断言しましょう。あります。
ミルカ:やっぱりか。
GM:思い当たったようですね。
ミルカ:うん、目星はついてました。確固たる証拠は無い、メタな読みだからちょっとあれだったんだけど……。
幸見:…ミルカ達が斃した犯人か。
GM:Yes。OPでさらりと言ったことに気付かれてたか〜。
恋:うわー。…皆鋭いな!(笑) まぁ、見りゃあ判るもんな。PCは。
ミルカ:これはちょっと気分いいよ僕(ぁ

GM:補足をすると。君たちがその犯人を捕捉できたのは……、“この事件が起きたから”ですよ。
ミルカ:……というと?
GM:OPを思い出してください。君たちは29日の時点でこの魔物を狩る為に動き始めていたが…1週間も逃げる健脚、野性的な能力といったものの持ち主故に、逃亡・潜伏能力に長けていたのです。
珪:賞金首の魔物が「惨殺した一家」が、時任家だったわけか。
GM:そういった魔物が近くに来たから、ハンターズブラッドが手配した。そして君達を向かわせたら、事件が起きた。魔物は逃げて、君たちは追っていった。…ということです。
ミルカ:あぁ、はいはいなるほど。
幸見:…確かに魔女は傍観者ね。直接時任家の人を殺したわけではなく、時間を戻すのも魔女の意志ではない。故に、高みの見物を決め込んでいられると。
GM:魔女は動かない。動くのは常に『アルカナ』と、それを所持する人間だ。
恋:うむ。実にどうしようも無いな。ただ、ちょっとスゴい力をプレゼントしただけ、使うのは自由、ってことだもんな…。
幸見:凄いけれど無意味な力ね。しかも結果を予想できて渡すのだから、魔女の悪意は明らか。
GM/まぢょ:「ありがとう、褒め言葉だわ」
珪:ひょっとしたら…と思ってしまうのが更に悪意。
ミルカ:……これどうしたもんかなぁ?
GM:ほほほ悩め悩め!
幸見:…さて、説得の要素は見えてきたかな。
ミルカ:説得が誰得に見えた。首吊ってきます。
幸見:またまたぁ、ミルカさんは首吊ったくらいじゃ死なない癖にぃ(笑)。
恋:あれそっち!?(笑)
ミルカ:首がちぎれ飛んでも生きてそうだから困る。

GM:…とまぁ、ここまで説明したら……この場へと向かって駆けてくる足音が聞こえてきますよ。
ミルカ:あ、やばい。
GM:Yes、廻が帰ってきました。
ミルカ:何とか身を隠したいですけど……。
GM:それは〈運動〉で判定かな。難易度10で、失敗したら…、………(笑顔)。
幸見:変身能力は…誰も持ってないか(笑)。
恋:流石にねー。持ってたら良かったのに…(笑)。
ミルカ:(ころころ)達成値10!? あっぶねー!(一同笑)
GM:お、ギリ離脱か。…………ちぃっ(笑)。
珪:珪は幽体離脱中なので、壁の中にでも。《さまよう魂》で義体なしなんですがー。今の珪。
GM:実のところ、《リモートコントロール》は「武器を得る」という効果ですからね。装備してない/持ってない、と言い張れば、使えない代わりに持ってない、という処理になるから……、問題ないんだよな。
珪:では壁から地中を通って、遠く離れた義体に移動します。
ミルカ:「ああ、危なかった。……やっぱりチマチマしたのは性にあわないわ……」なんとか廻に見つかる前に家を抜け出せて、冷や汗を拭います。
GM:ではミルカちゃん、君は自分の姿を見られる前に何とか脱出することができた。そろそろシーンを〆ますが、宜しいですか?
ミルカ:はい、構いません。
珪:自分も構いません。

 廻は、何度目かになる絶望感に打ちひしがれている。
 その身は明らかにやつれて…、体からは。いや、魂からは、間違いようもなく、魔の気配を漂わせていた…。


GM:シーン終了。絆/エゴはどうしますか?
ミルカ:直接対面はしていないけれど……廻に取得してもいいでしょうか?
GM:いいですよ。
ミルカ:では、廻に絆/憐憫を取得します。どうにもやりきれないなぁ……。
GM:こういう話が大好物のくせにー(笑)。珪ちゃんはどうですか?
珪:廻に絆/救済を取得します。シナリオエゴの反転はOKですか?
GM:良いですよ。
珪:では 空中に浮かぶ時計のエゴを、絆/研究対象にします。
GM:了解しました。

▼絆/エゴの変化
珪:『街の空に浮かぶ時計』へのエゴを絆/研究対象に変更。時任廻に絆/救済を取得。
ミルカ:時任廻に絆/憐憫を取得。



ミルカ:特に今できることはないですよね?
幸見:可哀想だけど、ないかな。あ、ところで家の中に死体はあったんでしょうか?
GM:はい、ありますよ。ただ廻は、朝や昼間の時点でそれに気付けないだけです。
幸見:ふむ、了解。
珪:秋口とは言え、昼間の気温は28度ぐらい。遺体は傷んでないのですか?
GM:痛んでますよ。ただ気付けないだけです。
珪:偽装解除のこの時間帯でも? 死体の痛み具合は。
幸見/廻:「友達と約束なの。お父さん、お母さん、行って来まーす!」と、腐りかかった遺体をまたぎながら、誰もいない空間に喋ってるわけですね。
GM:そう、まさに朝の廻は…、誰もいない舞台(家)で踊る道化師さ。
恋:悩ましい…。
幸見:たぶん、その瞬間に認識を戻すから気付かない…というところなのでしょうが。もしかしたら、実際には薄々気付いてるかも。ただ、認めたくないだけで。
恋:有り得るねー…それだったら「今はダメ」って言葉の理由も判るなぁ。判る、は言いすぎかも知れないけど。説明はつくね。
幸見:確かにね。完全にリセットされてるなら、その台詞は不自然だし。
GM:くふふ。ミドルで廻が、どうしてあんなことを言ったかは…、理由があるんですけどね。げげげげ(ブキミ笑)。
恋:まぁ、キーになりうる行動は判った。判ったけど。要するに、「巻き戻したい!」って思わせるような行動取っちゃダメなんだろうけど。へたに暴露すると、追い詰めちゃうよな…。
幸見:ちなみに懐中時計の機能は、廻が直接身に着けてなくても発動しますか?
GM:もう12年一緒です。それ以上は説明不要でしょう。
幸見:自分からは手放さないだろうとは理解してます。それでも手放した場合の話。
GM:もはや此処まで進んでいると、どうしようもないですね。
幸見:よく判らないけど、アルカナ自体に持ち主と同化する性質でもあるんですか?
珪:もはや依存ですね。無いと落ち着かない。
恋:たとえば、ひったくったりして無理矢理奪ったら、どうなるんですか?って意味だと思う。
幸見:具体的には、レンの《アポート》で奪えないかと考えてました。
恋:ハッ!? 隙を見て盗るとかそういうレベルじゃなく素直にその方がイイじゃん!(笑)
ミルカ:そんな具体的なところまでは、先生思いつきませんでした。
恋:うむ、今日のオレはまるでだめだな!(笑)
GM:まるで最初の6ゾロで全てを出し切ったようだ…(笑)。
恋:ハッ! …今、本気で納得しかけたじゃないか!!(笑)
珪:《アポート》でワープ、いつの間にかレンの手の中に納まる時計。手品師か、凄腕のスリですか?
恋:超能力者です。



●ミドル7 『Remote-遠く-』
マスターシーン
○都内某所/2009年10月8日、深夜

「これで9日目が終わった…
 眼下に時計の幻影や問題の街があるのに、行けないってのはな…。
 近い様で、ぜんぜん遠い…。
 …繰り返す理由は、何なんだろうな…。
 ……あーちくしょう、どうせ魔女のことだからロクでもないのは解るんだが……
 弱みに付け込んでくるから直のことだ…。

 ……やめよう。今考えると…、考えたくねぇが、いざという時…、何もできなくなる…
 無理矢理気分を変えて、いい加減誰が動いてるのか見ておかないと……えぇと、双眼鏡は、っと」



 カチリ。短針が時を刻んだ。





GM:では、「時計仕掛けの『世界』-Re-」、1日目を終了します。お疲れ様でした。
一同:お疲れ様でしたー。
GM:…とまぁ、こんな系統の話ですが。如何でしょう(笑)。
幸見:頭を使う要素があるのは楽しいですね。魔女は大変むかつく良い悪役だと思います。
恋:頭を使う。ほんとよく使う。PCどころかPLも幸見ちゃんに超お世話になってる(ぁ
ミルカ:あー、大事なことなので一応聞いておきたいんですけど……。
GM:なんでせぅか?
ミルカ:募集にあった「どう転んでも救いの無い」というのは、PCがどう動いたところで廻を救うことはできない、という意味ではないのでしょうか?(*参加者募集時に「どう転んでも救いの無いシナリオになっています」と注意書きがあった)
GM:廻でもありますし、また「時任家」というコミュニティでもあります。
ミルカ:時任家が既に救いがたいということは、理解しています。問題は、PCの行動如何で廻の処遇が変わるのかどうか、なので。
GM:んー…。…もしかしたら、廻は普通に生きられる道も、作れるのかもしれない。ただし、「かもしれない」。
ミルカ:なるほど、わかりました。その可能性が少しでもあるのであれば、全力で挑む価値もあります。
珪:遺体が傷んでいては、《アドベント》も無理でしょうかね。
幸見:どうでしょうね。それも考えたけど、GM次第なところがあるので。
恋:まぁ、その辺はGM次第…かなぁ。
GM:《アドベント》に関しては断言しましょうか。無理です。個人的に、人間へ蘇生系HAを使う場合、原形を留めてないと無理、だと考えてますのでね。
幸見:一番に考えた解決法は《アドベント》。でもこれはGM次第だし、黒幕に《ヴォイド》される可能性もあった。…まぁ、今GMに「無理」と断言されたけど。つまり、遠慮無く戦闘で使ってOKと。
ミルカ:結局、説得するのであれば、どうやって廻に前を向かせるか、ってことじゃないのかなぁ……。
幸見:後、彼女は時計の力を自覚して使ってるんでしょうか。
ミルカ:あ、それは大事だなぁ。

恋:システム的な質問、幾つかいいですか?
GM:システム的、何ですか?
恋:答えられないモノは答えなくてもいいですけど。情報項目、実はまだありますか? 廻さんにある、のかなぁ。
GM:うん、廻にはありますよ。
恋:えーと…。あんまり、突っ込んで聞くと本編でやれって話なんですが…(笑)。GM視点で言って、どれぐらいPCって進んでますかね…。
GM:いや、既に半分以上は進んでますよ。これなら…、まぁ何とか行けるかな。
恋:ちょっとゴールを見失いかけてるけど…。まぁ、大丈夫そうならOKです。
幸見:…………そう思っているのが落とし穴(ぇ
恋:ハッ!!(笑)
ミルカ:確かに、進捗がある実感はあるんだけど、着地点がまだ全然見えてないのが怖いなぁ……。
恋:まぁ、ちょっと言ったけど。今累計20じゃないですか。40でヤバイって話で、つまり本当に半分なんだが。…まぁ、情報全部出ればクライマックスには辿り着ける…んだよね? NPCを救える救えないは別問題で。
GM:苦渋の選択をしてクライマックスに行くか…、または…………、くす(笑)。
恋:もっとぶっちゃけると、今の段階では、PC視点では廻さん殺す以外でクライマックスには行けませんよね。あ、うん、何度も言ってるけど答えられないなら答えないでいいんですよ! ホント!
GM:それは次回のお楽しみ。具体的には次のイベントシーンで。
恋:いやうん…。本当に、これ、情報でてるし進んでると思う一方、どうしたらいいのかな…ってちょっと不安になってる。いやまぁ、その辺はPL間で話すこと…なのかな。うん。失礼。
ミルカ:まぁ、今できるのは、少しでも何か拾い忘れている手がかりはないものかと、過ぎ去ったシーンを目を皿にして読み込むことだけだと思いますの。
恋:うーん。これ、後半戦で調べようって思ってることなんだが。《歪曲する真実》使ってねーかなーって…(笑)。
GM:ははは…何をばかな。そんな事したら魔女が傍観者じゃなくなるよ。手を下しちゃうよ。面白くないよ(ぇ
恋:デスヨネー。ちょっとそこ引っ掛かってたんだ。認識がうんぬんとも言ってたし…(笑)。
ミルカ:正々堂々下劣な敵には、たいへん好感が持てます(ぁ
GM:ただこう…、魔女を出すと、大抵のシナリオがバッドになるので。私としては使いどころに困ります。
珪:今回の悪役はすっごくカチンと来た。愛用の刃物に幾度と無く手が伸びかけたことやら。
恋:自分が今まで考えた中で、一番ひっでーと思う悪役に思考が似てたのでウワーって思ってた(笑)。
GM:魔女は、むかつくか、好きな人のツボに嵌るか、のどちらかですよ(ぇ
幸見:あの魔女、個人的には大嫌いなタイプですが、悪役としては魅力あると思います。
ミルカ:人間的に好き、って人はさすがにいないと思うなぁ……(笑)。あ、悪役としては大いにアリだと思います。
GM:ちなみに大本の原案者である眠たい奴さんは「ステキー」とか言ってました(何
幸見:あれがもしヒロインだったら、GMの頭掴んで顔面にパイルバンカーぶち込むくらいステキですね(ぁ
ミルカ:あれがヒロインとかパネェ……(笑)。
GM:はっはっは、それはねぇわ(笑)。

幸見:今さら些細なことではあるけど、例の殺人鬼、魔女が時任家へ導いたわけではないのね? 魔女はアルカナを渡してから、ずーっと「あの家に何か不幸は起きないかな〜?」と楽しみに見てただけ?
GM:そこは断言しましょう、ちゃいます。
幸見:…どっちが?(笑)
GM:導いたわけじゃあないですよ。
珪:楽しみに見てただけ?
幸見:気長に「時間を戻したくなるような不幸が起きる」のを待ってた? それとも「予め事件を知った上で」過去に戻って渡した?
GM:あぁ、はい、……その通りです(何
幸見:…後者ね?
GM:うぃ。
幸見:理解した。
GM/魔女:「あら、この家族面白そうなことになるじゃない。せっかくだから『世界』を使ってもっと面白いことにしーちゃおー♪」HA《彼方への門》〜。舞台裏で話す、事の真相…!(笑)

ミルカ:バッドエンドか…。一つは時間オーバーとして、うーん……。
珪:『賢太郎に殺される』、『奈落堕ち』、『PCの手で楽にする』?
ミルカ:残りは、『アルカナ』を破壊するのと、まだ不明なベター(笑)な解決方法かな……? ……まさしくベター(笑)だよなぁ。
恋:上手いこと言うなー。
幸見:さて、二番目に考えた実力行使は《アポート》でアルカナを奪う、なんだよね。…まぁ、これも効くかどうかは設定次第かなぁ。アルカナ自体に抵抗力があったり、奪っても霊的に繋がってるから無意味、だったりする可能性が高いし。
恋:凄くメタい推理すると。多分、『世界』と戦う事になると思うんだー…。というか、あれアーティファクト臭いなぁ…って思ってる。
ミルカ:とりあえず、普通に生きられる可能性もあるということが聞けたから頑張れる。
幸見:可能性がなくても頑張るつもりでしたけどね、PC的には。
ミルカ:まぁ、どうしてもそこでPLのモチベは変わってきますから。
恋:まぁPC的にはね!(笑)
幸見:最終的に王道的解決法としては…彼女を説得して、時間逆行(偽)が無駄だと判らせることかなぁ。
恋:うん…まぁ…そこが正しいとは思うけど…。
ミルカ:魔女は「『世界』を壊したら、彼女死ぬわよ? 肉体じゃなくて、魂が」って言ってたけど。
恋:あぁっそうか! もう今日ダメだなホント、ピンと来ない…マジで6ゾロで使い果たした(ぉぃ
ミルカ:何らかの対抗手段があるのか、さて……。
恋:まぁ、ねぇ…。
ミルカ:まあでも、他にボス候補が思いつかないので。
幸見:んー…それは、彼女が「自ら壊した」場合も含まれるのかしら。無理に奪って壊したらアウトなのは理解したけど。
恋:方法があると判ってて、手を出した。って事を否定できないからな…。諦めさせるしかないわけだが…。
ミルカ:助かる可能性があるということから見ても、何らかの「抜け道」があるんじゃないかなあ、と裏読みしてる。
幸見:彼女が使わない限り発動しないんだから、彼女の心自体をどうにか変えるしかないと思うんだよね…。
恋:そうは思う。まぁ、まだ本人の情報がでてないからうんともすんとも。それよりも、シーン制限ヤバい事の方が問題だ!(笑)
ミルカ:だぁねぇ……。
幸見:時間切れでもアウトだからねぇ。残り20だっけ。
恋:20ですね。期待値では3回目でアウト。
幸見:シーン経過の他にイベントでも増えるらしいから…下手な手は打てないなぁ。
ミルカ:……最悪《美しい……》とAGP両方使うぐらいの気持ちで臨まないといけないかもなぁ。
幸見:あ、《予言》もあります。
ミルカ:おお!
幸見:人間性がきついから、連発はしたくないけど。
ミルカ:まあ、あくまで最終手段ですよね。あまりやりたくはない……。
恋:まぁ…。それだけ振り直せば、1回は期待値割るはずではあるよね…。
幸見:向こうも振り直しさせてくるらしいけどね。使ってくるのはアルカナかしら。

 ―――そして翌日、再び会場に集まる参加者一同。

麻那:こんばんは。
蒼野:すごいこと考えた。廻が家に戻ってきたときに、例の魔物の首を被ったミルカを他の三人で倒せば…うんごめん。こんばんはー。
小鳥:こんばんはー。やっべ頭良いな(コラ
鎌仙人:「帰ったら死んでる」という事実をくつがえしたいのなら、レンとの約束すっぽかしてもいいはず。こんばんわー。
麻那:(流れを察して)彼女がしたいのは「仇討ち」じゃなく「家族を死なせない」ことだろうから、無理じゃないかしら。
蒼野:そこまでしても家族は蘇らないんだよ、ということを伝えたくて――ということではなく、ただ妖精さんのたわごとを産地直送しただけです、すいません。
小鳥:まぁ、見て判るとおり、ずーっと今日の流れについて話し合っていました。それで、麻那さんにも最初に許可を取っておきたいんですが。もちろん、全力でハッピーにいくように頑張りたいと思いますが。やっぱりちょっと自信が無いです。説得行ける!って確証が今一つ取れないので…。そこでですね。失敗したときの話でホント恐縮なのですが。このシステム的に、シーン頭かシーン中にポイントオーバーって判るので。そんときは、NPC見捨てるって選択肢を取ります。殺します。…えっと、PL的にアレかとも思われると思いますが…はい、先に謝っておきたくて。
麻那:私は構いませんが。レンさえそれでいいのなら。
小鳥:その辺は、こっち的には何とかなるので。とりあえずハッピー目指して頑張ります!
GM:こんばんはー。おや、今後の方針相談ですか?
一同:こんばんはー。
麻那:ところで、GMにメタな疑問があるのですが。
GM:はわ?
麻那:私の最初のSAは、達成されてると考えて良いのですか? レンのは達成済みだし、ミルカと珪のはボスを斃すかヒロイン殺せば達成できそうなんですけど。私のは妙に抽象的で、何をどうすれば達成できるのかなと。
GM:あぁ、はい。あえて『世界』とぼかしたのは、シナリオ途中で情報収集によって達成させるためです。そして小鳥さん…ハッピーなんてあると思っているんですか…?(ぇ
小鳥:うん失礼。トゥルーって言っておく(笑)。
GM:なら良し(笑)。
小鳥:いやほら、バッドの反対っつったら判りやすいのハッピーって単語なんで…(笑)。
蒼野:まぁ、廻の家族が救いがたいという意味で、もうハッピーはありえないですしね。
鎌仙人:「超バッド ・ 強バッド ・ 並バッド ・ 中バッド ・ 弱バッド ・ 微バッド」こうですね!
麻那:あと、まだ疑問があるけども…これは本編で確認した方が良いのかな。
GM:ほう?
小鳥:うーん。出来れば、私的には聞きたいのですが。
麻那:そもそも、時任家惨殺事件で生き残りはいたんですか? という疑問。
GM:いませんでしたよ?
麻那:それは、「廻を含めて」の話ですか?
GM:いえ。ただ単に、廻は外出していたから難を逃れていただけです。
麻那:…一応、彼女自身は生きているんですね。それを確認しておきたかった。
鎌仙人:…ということは、廻は犯人の姿を見ていない…?
麻那:でしょうね。事件周りに関しては、一応判った…と思う。後は廻について調べた方が良いのかな…。
小鳥:まぁ…見てる見てないが問題の根幹ではない、とは思うからなぁ。
蒼野:過ぎ去った時は覆らない――ということを説得では言うべきなんだろうけど以下略。
GM:…さて、本編を再開する前に確認ごとをしておきましょうか。次のシーンは恋のシーンとして始めるつもりではありますが、何かやりたいことはありますか?
小鳥:あぁ、はい。
鎌仙人:廻の状態を見てみたい。いつもと違う「他人の介入」とか。
麻那:もう一度『約束の一日』をやり直してみる? ちょうど巻き戻しの最初だし。
小鳥:基本的に、約束の一日は破りたくないです。それ破っちゃうと、ヤバい気がするので…。裏の人としては、調べたいんだけど…。

*    *    *

GM:では、よろしゅうございますか?
幸見:出来れば、私もレンと一緒していいかな。
恋:私としては構いません。こう…事件が発覚するまでは、傍にいたいっつーか…今はダメっていってたんだし、追い詰められてるんだからそこはね。繰り返してるっつってもね。
幸見:それじゃ、たまたま遊びに来てた遠縁の子、という設定で。
恋:あ、それは俺としては全然。むしろ設定までありがとうございます。一緒に来て欲しいんだけど、どう言ったもんか…と思ってたんで。
幸見:レンにもお芝居に付き合って貰う算段なので、そのくらいの下準備は…ね(笑)。
恋:とりあえず、廻と会いたいな、って思います。OPとミドル1の繰り返しみたいなので。…あとまったく関係ないけど、もう遅刻しないよね?(笑) 流石に繰り返してる記憶あるなら(笑)。
ミルカ:うーん、その間こっちはどうしてようかなぁ……。情報収集の縛りがあるから、出るだけは出たいわけですが。どのみち【社会】1だしあんま関係ねーか(ぁ
珪:出先でばったり…とかやりたいのですが。
幸見:様子を見て、出られそうなら出れば良いんじゃないかな。
恋:芝居には乗ります。レンも、自分だけだと情に走りがちで冷静に見れずに困るんで、他人の目は欲しいと思ってるし。
珪:ではこちらもそのように〜。
恋:で、知り合い設定ならいくらでも芝居に乗る。そもそも、事情知ってても隠して振る舞ってるしね。今更嘘が1つ2つ増えること気にするよりは、助ける目が大きい方にかけます。PC的にそういう判断するだろうし。…割と本気で気にしてるんですが、遅刻しないで済むよね?気を付ければ(笑)。出来るか出来ないかが…気になってて…(笑)。
ミルカ:時間が戻っても運命は覆らないので、遅刻はします(マテ
恋:やっぱそうか(マテ
GM:…まぁ、凄い気をつければ遅刻はしないですむと思いますよ? いい加減解ってると思うんで(笑)。それでは、「時計仕掛けの『世界』-Re-」、2日目を開始します。よろしくお願いします(ぺこり)。
一同:よろしくお願いしますー。



●ミドル8 『Revolve-回転-』
シーンプレイヤー:恋   登場難易度:任意
○時任家/2009年9月30日(10月9日)、昼間

GM:では、また廻と逢う。ただし今度は幸見ちゃんという異物を加えて…、ですが。既に時間は10日目です。前の日より、廻の衰弱具合は激しくなってます。
幸見:時間の30分前には来ておきます。「…初めまして。恋さんの遠縁で、紫藤幸見といいます」ぺこり、と頭を下げる。
GM/廻:「え、あ、…はい、初めまして。…時任廻、です」ちょっと困惑気味かな。
幸見:「今日は恋さんに無理言ってついて来ちゃって、ごめんなさい」
GM:で、恋は遅刻するの?(笑)
幸見:一緒に連れてきたに決まってます!(笑)
恋:「悪い、断りきれなくてつい、さ。お詫びに今日の飯おごるから頼む!」と拝む(笑)。
GM:つまり遅刻か(笑)。
恋:遅刻はしてないけど、メシはおごる運命(ぁ

ミルカ:……あれ、でもこれすっごいいぶかしまれるんじゃね?
恋:これでいぶかしむかどうかで自覚してるかどうか判るよ。
ミルカ:自覚?
恋:だって、時間巻き戻ってるなら運命は少しずつ変わって当たり前じゃん。毎度毎度同じなわけないんだよ。なんとかなるって信じてたら。
ミルカ:ああ、自分が時間を戻してる自覚か。
恋:そこに違和感挟んじゃったら、「家族もどうしようも無い」ってなっちゃうんじゃないかな。

GM/廻:「う、うん…、それは構わないけど…。…幸見ちゃんは、何が好き?」
幸見:「…えっと、映画とお買い物の予定だったんですよね?」
GM/廻:「……えぇと、映画は恋の趣味なのはやってないから、買い物だけのつもりだったけど……」
幸見:「実は、お買い物の方で見ておきたいものがあって…それで、連れてきて貰ったんです」
恋:「ウチの奴、皆手が空いてなくてさ。流石に遠縁の子を1人で…って訳にも行かないし。ホント当日になってで悪いとは思うんだけどよ…」
GM/廻:「うぅん……、それは構わないんだけど、…来る途中に電話、入れられなかったの…?」廻は結構悩んでる様子ですな。くすくすくす(笑)。
恋:えっ、あ、宣言しそびれたけど、普通連絡入れられるなら入れるよなシット!(笑) 当日になっちゃうのはどうしよーもねーけど。まぁ、そこで断られても困るから、しかたねーか。
幸見:「……あの、……もしかして御都合…悪かったですか? 遠慮した方が良かったなら…」ものすごーく、申し訳なさそうに見上げます。
GM/廻:「え、えぇと、うぅん…、そういうわけじゃ、ないけど…」
幸見:「…私…ここからなら、何とか一人でも帰れるから……」哀しそうに目を伏せて。
恋:「ホントはアイ姉に頼もうと思ったんだけど、どっか出掛けたらしくいねーんだもんよ…」頭掻いて。
GM:…と、ここで君たちに〈知覚〉8、の判定をどうぞ。
幸見:(ころころ)達成値10です。
恋:技能無し(ころころ)達成値8。
GM:成功すると、気付く。廻は君たち…というか幸見ちゃんを酷く気にしている。具体的には、「どうしてここに居るんだろう?」という感じかな。
幸見:…予定と違うから困惑している、という感じ?
GM:そですね。理解しているはずの待ち合わせで、明らかな異物が紛れ込んでいることに困惑しています。
恋:それをなんとなく察して…「まぁ、2人で出掛けるって約束ではあったけどさ。“何度も遊びに行ったりすりゃ”、こんな事もたまにはあるって事でさ…今回はホント申し訳ないと思ってるんだけど、頼む」もう一度拝み倒す。
幸見:「わたしもお願いします。邪魔にならないようにしますから!」深々とお辞儀。
GM/廻:「え……、何度も…? え、…恋…、もしかして…?」 “何度も”のワードに反応して、更に困惑を強くしている。
恋:「…なんだよ、別に一緒に遊ぶなんて珍しいことじゃねーだろ?」なんかおかしい事言った?って顔で。
GM/廻:「…え、あ、…うん、そう、そうだよね。それくらいなら、普通だもんね…」安心するように溜息をつくけど、それと一緒に…「よかった…気付かれてないみたい」…と、呟きが聞こえた。
恋:それは無論スルーする。
幸見:その呟きに、すうっと眼を細める。

恋:まぁ、俺としては今の状況ではこれ言うので精一杯。
ミルカ:さすがに今のぶっぱは僕びっくりしちゃいました。
珪:おおう。
恋:すまん。出来心でやった。許可を取るべきだったとは思ってるんだが…。
幸見:いえ、ちょっと感心してる(笑)。
ミルカ:いやまあ、あまり時間の猶予も無いし、ガン攻めはアリだと思いますよ。ただ、それだけ突っ込んだ勇気を純粋にすげえなあ、と。
恋:で、そろそろ情報判定に行きたいんだけど!(笑) 今の状況では精一杯(笑)。あと、俺があの立ち位置だと、知り合いには確かに、これ気付かれたくねーよなぁ…って思う。
珪:気づいてますよー。
GM:情報収集なら…、頑張って意識を保ってる七尾とかがいるよ(笑)。
恋:だから、ある意味説得は、おれの仕事じゃないのかもな…。まぁ、それって誰かに汚れ仕事っつーか責任押しつけな気がするから、レンとしてはよくないって思ってるだろーけど。裏の人はその方が、まだ「時間巻き返してぇ!」とは思わないと思う。
ミルカ:ポジション的には、実はPC3が結構向いてるんじゃないかとも思うんですが。
恋:つー訳で、誰かレンとめて(笑)。止められなきゃ、流石に自分で機を見て言う気満々だよこれ(笑)。

幸見:「…それじゃ、さっそくお買い物に行きませんか? あまり時間を取っても申し訳ないですし」にこり、と微笑んで提案します。
恋:「そーだな。とりあえず立ち話もなんだし」
GM/廻:「う、うん。そうだね…。恋のオススメのお店に連れてってもらおうかな…?」と、移動をするわけですが。このタイミングで情報収集、してみましょうか?
恋:とりあえず助けて幸見ちゃん!(笑)
幸見:んー、何について調べましょうか。GMから提示する情報項目とかありますか?
GM:残っているのは「時任廻」のみに関することですが、他にも知りたい事があるなら情報を作りましょう。
幸見:あぁ、それでいいなら彼女に関して調べます。最初からそのつもりだったし。
GM:では、〈情報:噂話〉、〈情報:ネットワーク〉。情報は5スタートです。
幸見:〈情報:噂話〉で。情報屋もフル活用します。(ころころ)6ゾロ…クリティカル(一同爆笑)。
GM:ブフォッ!?(笑)
ミルカ:すっげー!
珪:ぐは!
幸見:私の情報屋は、優秀です(笑)。
恋:優秀すぐる(笑)。
GM:…えー、はい、これはどうしようもないな(笑)。情報を出していきましょ(笑)。

>時任廻
達成値5:
アンノウンマン。大学生。両親と弟1人の4人家族で、家族仲は良好。
達成値7:12年前、父親から貰った懐中時計を肌身離さず持っており、時間の確認は常にこれを用いている。
達成値9:9月30日に、賞金首である魔物に家族が殺されたらしい。が、それ以上の状況説明が何故か入ってこない。
達成値12:その翌日の9月30日に、黒い眼と紅いルージュが異様に目立つ占い師と話をしていたのが確認されている。
 …あれ、9月30日?


幸見:「…………何が傍観者よ。ちゃっかり口出してるじゃない、あの大年増」ぼそりと。
GM:廻の情報に関してはこれで以上なのですが…、クリティカルだよなぁ。もう少し突っ込んだことを説明しましょう。1回目の巻き戻りが起こった、2回目の9月30日。魔女は廻と接触して、『世界』の存在と、現状の説明をし…「今ならまだ間に合う」的なことを言っていたらしいです。……この意味は、「まだ人間として戻れるよ」という意味があったのですが。廻はこれを、「まだ家族が生きている可能性を掴める」と誤認したようですよ。
恋:ウハァ。
幸見:小声でレンに伝えます。「…彼女がどうして巻き戻しの力を知っているのか疑問だったけど…これで理解できたわ。……思ったより、つまらない結果だった」
恋:「…。ホントに、信じらんねーよな」流石にそれは殺意が沸く。「ありがと、助かった。もう少し考えてみる…」ある種追い詰められてる。

ミルカ:できるものなら、最後まで「レンは何も知らなかった」ことにしたいけどなぁ。うーん……。
恋:俺もそう思うが…。というか、それが一番トゥルーエンド的な気がする。レンじゃなく、廻ちゃん視点でな。
ミルカ:この状況でPC3のできる最善の立ち回りってのが、はっきり読めねぇ……。……もし仮に、廻を殺すことになったとしてもさ。それは、レン以外の誰かがやった方が、廻にとってはいいんじゃないかしら。
恋:そー…だねぇ。でもまぁ、本人がどっちにしろ何とかする気満々なので。エゴ/救済だし。そこを誰かに何とかして、引っ繰り返すチャンスがほしい。
ミルカ:ひっくり返す、かぁ……。
恋:何とかしてもらってさ。皆さんには負担かけるけど…。流石に自分だけで引っ繰り返すっつーか、俺の手で何とかしてやる!って感情って意味だから…。そこ、誰かが歯止めしてくれないと困る。困るっつーか、流石にキャラ曲げになっちゃうっつーか…ワガママだけど。だから、誰かに引き留めて欲しいんだよ、なーって思う。それが彼女のためにならんってさ…うん、ワガママ全開なんだが誰かにお願いしたい。機会見て。
ミルカ:どういう突っ込みを求められているのかによる、かなぁ。
恋:まぁ、まだ推測段階だからなんも言えないけどさ。この子、薄々判ってる感じじゃん。
ミルカ:わかってる、って?
恋:本当は可能性無いんじゃないか、あるとしても自分じゃ掴めないんじゃないか、みたいな、ある種の諦めが感じられるんですが。
ミルカ:あー、はいはい。
恋:つまり、やめられるならやめたいんじゃねーのかなってちょっと思う。
ミルカ:折るしかないんだろうけど……どう折ったもんかがなぁ。
珪:実は、レンと珪は同い年。≒ 珪と廻も同い年で、絡める? かと思ったんだけど…無理かな。
恋:廻は、レンが「廻がやったこと」を知ることを恐れてる節が見受けられるんだよな。つまり、レンは最後まで知らない振りするのが、彼女のため。って言うことだよね。自分で何とかしたいって焦れば焦るほどレンって自分で何とかしたくなる節がある…から、そこ止めて欲しいんだってワガママ。

ミルカ:あ、今気付いたけど、またシーン頭にダイス振ってないです(笑)。
珪:あ。
幸見:ところで、この巻き戻しの力はオリジナルPS? それとも《歪曲する真実》の拡大解釈みたいなもの?
GM:《歪曲する真実》の拡大解釈でもあり、《資産:無限の魂》でレベルを底上げしまくった《時計仕掛けの魔法》でもあります(ぇ
珪:《時計仕掛けの魔法》!?
恋:えっと、それってHA《歪曲する真実》はこのシナリオで使われているって解釈でいいんですね?
GM:もう使用されている事になります。
恋:それなら、HA《歩く影法師》でHA《歪曲する真実》は使えるんですね?
珪:更に上書きは…できるとして何を?かな。
GM:ただ、幸見ちゃんは魔女との会話もあって直感的に理解します。今説得して止めさせても、『世界』は廻の人間性をほぼ食っており……、奈落堕ちします。
幸見:…確認します。GMは、「仮に今説得して巻き戻しを止めさせても、廻は必ず奈落堕ちします。救う手段は存在しません」と言いたいの?
GM:そうですね。

幸見:…だそうですよ。どうします?
恋:つまり、説得が救う手段じゃないんだな。GMの答えは返ってこないから、なんとも言えませんけど…HAの解釈は正しいですよね。というか、この情報、「説得だけでは助けられない」とも読める。
GM:あ、失礼。シナリオ使用済みのHAは、《歪曲する真実》と《彼方への門》です。
ミルカ:あー、これ聞きたい。説得は救う手段ではない。では、他に救う手段はあるのか否か。
恋:…そういえば、言ってた。そうか。この二つのHA組み合わせれば、いけないか? 何かいけそうじゃないか?
GM:…ふふふ、ではそれを、このシーンのイベントとして出しましょうか。
珪:説得以外で救う方法か…《遠い記憶》?
恋:丁度、俺はどっちのHAも使おうと思えば使えるんだが…。
ミルカ:《歪曲する真実》はともかくとして、《彼方への門》はどう使うんですか?
珪:過去に飛んで、殺害前に賞金首をボコってくる。
恋:モノを移動できるんだよね…。とりあえず自分が動けるけど、ヴィークルとか使えば数人は一緒に移動できる。
ミルカ:それは「過去は覆らない」というシナリオの趣旨に真っ向から喧嘩売ってる気が。
恋:でもさー。トレーラーでは「抗え」って言われてるから。あながち喧嘩売ってるとは限らない気もします。
GM:くくく。
幸見:…「救う手段がない」という言葉をそのまま受け取って思考停止したけど…魔女は《彼方への門》で過去へ跳んでいるわけだから。そのコピーは出来るよね、確かに。
ミルカ:あー、そうか……。
恋:あながち間違いではない。とは思う。
幸見:えーと。12年前に跳ぶか、それとも本当の「事件発生前」に跳んで、これを阻止するか、になるのかな。
恋:俺は、《彼方への門》で空の上にある時計を動かす事でうんとかかんとか、ってのをぼんやり考えてただけなんだ。どっちかな…。ちょっと悩ましいな。
ミルカ:でも、それができるのであれば、鬱シナリオでもなんでもないかな、って思っちゃうんだよなー。考えすぎなのかしら。
幸見:提案してみて、無理そうなら別の手を考えましょう。…まぁ、これが無理だというなら、私は廻を殺すことに躊躇しないけど。それと、仮にこの事件を阻止したからと言って、時任家に別の災難が降りかからないとも限らない。その場合、やっぱり彼女は巻き戻しを使うでしょうね。
恋:…つまりアレか。過去に遡って、時計にアポートか!(笑)
珪:ふむ…つまり12年前?
恋:契約とかそういうアレする前なら、離して壊しても問題ねーだろ?
幸見:アルカナを取り上げてしまえば、少なくとも巻き戻しは発生しないでしょうね。12年間持ってたから手遅れになるのなら、持たせなければいい話。但しこの場合、時任家の災難は避けられない。
恋:災難は避けられないが…それも、上手く使えば歪曲でアフターケアできる…かなって思う。
ミルカ:でも多分、過去に戻って何かするとしたら、それが正解なんだと思う。
幸見:いや、二回時間跳躍して、両方阻止する手もあるけどね…。
恋:それもそう思うが…流石に、正解がどうって言いがたいし。悩ましいもんだな。個人的には、12年前の方が優先的かなって思う。事故を何とかするよりはね。
幸見:そちらの方が先決でしょうね。
珪:ですね。そっちを何とかしないと、少なくとも廻は救えない。
ミルカ:12年前の魔女の介入は、本来ありうべからざるものだった。9月30日の事件は、運命だった。じゃあ、前者を正すのが筋なんじゃないですかね。ていうか、後者は多分、無意味なんじゃないかって思える。

GM:では、移動の途中なのですが…。恋、君の携帯に着信がかかってくるよ。
恋:おう? 知ってる相手ですか?
GM:Yes。表示名は「飯島賢太郎」ですが(ぇ
恋:知り合いかOK。「ちっと電話だ、悪い」って言って、ちょっと2人から離れて電話取るよ。
GM/賢太郎:『…もしもし、恋。今平気か?』
恋:「平気だけど、なんだよ? 手短に頼む」
GM/賢太郎:『ちょいとした確認だ。…お前は“繰り返し”に気付いているか。そんで、原因を理解しているかどうか、だ』
恋:「前者はYES。後者はなんとなくだ」って後者についてはさっと説明しちゃうが。
GM:人物名も出します?
恋:まぁ、隠しても仕方ないし。この言い回しは何か掴んでるくさいし、出せるカードは出すよ。
GM/賢太郎:了解。ではですね…『そか、時任が……。…じゃあもう1つ聞きたい。時を遡る手段が使えて、この現象を収束できる可能性があるなら、お前は乗るか?』
恋:「乗る。なんで?」即答する程度にはアホ。
GM/賢太郎:『…あー…。…解ったよ。単刀直入に言うぞ。協力者がいるなら集めて、○時に人気の無いところへ集まってくれ。出来れば、車か何かがあると助かる』ちなみに○時、というのは時任家の惨殺事件が起きた時間です。
恋:「判った、って言いたいけど、もう一度確認させてくれ」
GM/賢太郎:『あんだ?』
恋:「時を遡って、現象を収束できる可能性。お前には見えてんのか?」
GM/賢太郎:『…少なくとも、この現象が起こせない様にする可能性、しか見えねぇな。状況が揃っているとはいえ、この辺は俺の専門じゃねぇ。時間跳躍はとんでもねぇ門外漢だ。大きな“ゆらぎ”があった場所にしか飛べねぇし、行きも帰りも一回が限定だよ』

恋:あ、忘れてた(笑)。行ったら帰らねぇと…いやまぁ、12年過ぎても良いけどって私は思うが(笑)。
幸見:12年だから、待とうと思えば待てるけどね…(笑)。
珪:確かに待てるけど…行きは賢太郎の《歩く影法師》?
幸見:たぶん。

恋:暫く沈黙。「…もう一つ聞く。その、お前に見えてる可能性で、廻は救えるか?」
GM/賢太郎:『……少なくとも、“魔”と触れることは無くなるだろうな。これから先のことは当然解らねぇさ』
恋:「判った、それならいい。…疑って悪かった」
GM/賢太郎:『いや、いいさ。この話に乗るならさっき言ったとおりにしてくれ。死ぬ気で行き返りの道を作る』
恋:「時間もないから、それに賭けてみる。…協力してくれそうな人には、声かけておく、が。やっぱもう一つだけ確認っつーか念押しする。死ぬ気なほどって意味ならかまわんが、死ぬな。それ約束しろ」
GM/賢太郎:『へいへい。ただ門外漢ってのはさっきも言ったから、血管ぶちぎれる可能性は考えといてくれ』
恋:「ならいい。詳しくどうするかはまた考えるけど、手段はあるってならそれも考慮して考える。悪いけど、じゃあ頼む。そんじゃ」これで電話切る。
GM/賢太郎:『あぁ、頼む。……予め言っておくが、時間は無いぞ』ぶち、と電話が切れた。

幸見:賢太郎は《歩く影法師》二つ持ってたっけ?
GM:YBBはHAの変更が多々あるので、今回のみ、《歩く影法師》の2個取り、ということにしてます。
幸見:了解。
GM:また台詞でもそれとなく言いましたが、“ゆらぎ”があった場所にしか今回の賢太郎は跳べません。具体的に言うと、「12年前の魔女がいる時間」、「本当の9月30日(事件が起った直後)」、「各9月30日」、のどれかです。
ミルカ:僕は一つ目を推しますが。
珪:つまり、『殺害後にしか跳べない』のね? 
GM:そうです。何故なら、“それを廻が目撃したことによって”巻き戻りが発生したので。
珪:2番目の選択肢。賞金首をぼこにするは不可能、と。
幸見:これは12年前でしょうね。
GM:……さて、このシーンのイベントはここまでになります。
幸見:今回の賢太郎は、ということだけど。これはレンが使った場合も同じ?
GM:はい、《歩く影法師》の使用でだとそうなってしまいます。自在に跳びたいのなら、コピーではない《彼方への門》を使用する必要があります。
恋:…どう考えても12年前なんだが…安直過ぎて気になる。
ミルカ:うーん……ちょっと落ち着いて、各選択肢がどういう意味を持つのか、考えてみた方がいいか。
恋:ほら、ちょっと言ってたけど。2日目に魔女が接触したわけじゃん。あの前に跳んで、説得して手放させれば、間に合うよね? その時はまだ人間性ある。
GM:まぁ、2日目ならまだ間にあいますね。
珪:でも、エトランゼはこの面子にいない。
幸見:後は、殺害直後に跳んで《アドベント》という手もあるけど。
恋:それアリだな。
ミルカ:しかし一つ目以上に安牌っぽすぎて怖い。
恋:魔女が「PCじゃ絶対倒せない」って念押しされてたのもあって、ちょっと12年前が安牌に見えるけどトラップな気がする。だって、その瞬間に『世界』だけ壊して、魔女に目つけられずに帰れる…かな? って思う。
幸見:さあ? そもそも、あの魔女って直接手を下すタイプじゃなさそうだけど。
GM:手はあまり出さない。ただし口は出すぞ(笑)。まぁ、その辺はNPCに頑張ってもらいます(ぇ
珪:ん〜。これからもねちねち絡んではきそうだけど…攻撃は…。
恋:あぁ、えーとまとめよう。1.殺害直後に飛んで《アドベント》すれば、家族は助かる?
幸見:これは、GMの言ってた定義からして大丈夫だと思う。
GM:まだ死にたてですからね。
珪:遺体が傷む前。でも廻がいる前でだから、要記憶改竄。
恋:2.けんたろーが助けてくれるって言うのは、《歩く影法師:彼方への門》2回使えるって解釈でOK、すなわち2回過去を変えたいなら、レンの《歩く影法師:彼方への門》は1回使えばOK?
幸見:そもそも、一週間前に跳ぶだけなら、帰りは要らないね。そのまま待てばいい。
恋:そりゃそーだ!!(笑)
ミルカ:でもそれだと、結局アルカナは所持したままになるからなぁ……。
GM:何かとんでもないことが起きた時、また過去を変えたいと思うようになってしまうとね……(笑)。
恋:…やっぱ12年前か。でも12年前以外は、ぶっちゃけオレは待っても良いよな。
幸見:だからまず12年前。そこから余裕があるなら、一週間前に直接跳べばいい。
GM:ただ…、恋は明らかに気をつけなければいけませんよ。何故なら、一週間前に跳んだとして。「その当時の自分」というのもその場に存在するのですからね。
恋:いやそりゃ気を付ける。
ミルカ:それに、父親からの大切なプレゼントが、あんな奴お手製の魔器だなんて、あんまりだろう、とか思ったり。
珪:アルカナ壊して《アドベント》?
恋:あとはダミーの懐中時計用意しておければいいね。ダミーっつーか代わり。
幸見:お父さんが懐中時計なくしたのが原因なら、無くさないように見張ってれば?
珪:《アポート》で遺失物回収というのはどうだろう?
恋:あ、そうか。そもそも、普通に買ってはいるんだから。すり替えられてるだけ。本物見つけて帰せばいいんだよな。
GM:ただ、引き寄せるものが何処にあるか、視認していなければいけませんよ。
幸見:魔女が《資産:偽りの業(アポート)》で盗んだのかもしれないけど、それならまた《アポート》返しを。
GM:あ、麻那さん鋭い。
幸見:…やっぱりか。
恋:だろーな。そりゃー偶然落としたなんてぬるいこと待つようなこと魔女しねーよな(笑)。ダミー渡すには本物確保するのが安泰だもんな…。
珪:落としたんじゃなくて、魔女に掏り取られたのか。
GM:幸見ちゃんのOPを思い出してくださいな。魔女が胸元から懐中時計を取り出し、時間を確認している、という描写がありますので。あれ、本来廻に渡されるはずだった本当のプレゼントです。
幸見:…ふぅん。じゃあ、それを《アポート》ですり取ってもいいのよね。視界内限定なら、魔女も視界内にいるんでしょうから。
GM:OP1のマスターシーンに割り込むなら、確かに視界内に居ますね。
珪:魔女を見つければ《アポート》できるな。魔女が持ってるわけだから。
幸見:《アポート》の対象は時計だから、持ってる魔女は抵抗できないしね。
恋:そして、速攻父に接触して返しちゃう。いやダメか。アポート返しが続くだけか?
幸見:アポート返し返しでも別に良いんじゃないかな。ずっとくっついてそれ繰り返してる時点で、魔女は諦める気がする。それに、さっきGMは「NPCが頑張る」とか言ってたし。
恋:とりあえず、12年前に跳ぶのは確定として。GM、12年前に飛んだらもうポイント制は無い、よね?
GM:過去に跳んだらポイント制は無くなりますね。
恋:理解した。とりあえず、次シーンで跳ぶの確定だ。
ミルカ:ですね。
珪:NPC=父?
ミルカ:廻パパが魔女とガチバトルか……。
GM:失礼。魔女を相手に頑張るのは賢太郎ですよ(笑)。
恋:生きろって言ったのに…(ヤメ
GM:…やっぱり魔女のデータが見つからない…っと、あったあった(笑)。
幸見:まぁ、本気で魔女が手を出してくるつもりなら…幸見はPCロストしてドミネーターに戻ります(笑顔)。
恋:その発想は無かったが、確かにそれなら勝てる…(マテ)。いやまぁそんな冗談はともかく!
GM:置いときましょう。PCのまま帰ってきて(笑)。
幸見:…………あら。実は今一瞬、結構本気で考えましたが。
恋:とりあえず、過去に遡る前に準備すべきことはあるか、それだけ考えよう。最悪、跳んだ後は跳んで状況見てからでも相談できる。
珪:乗り物に分類されるヴィークルを誰も持っていないのが問題ではあるか…。
恋:まぁ、車を用意することが出来るかどうかか。
幸見:…リムジンで行きましょうか?(一同爆笑)
恋:それパネェ(爆笑)。
ミルカ:ヤクザさんが魔女と戦ってくれるんだね。
幸見:それじゃ、方針は決まったようですし。シーン進めます?
恋:えーと。車の他にやっとくべきことは無い、かな?
珪:個人的には《血脈付与》。
幸見:レンから廻に何か一言(笑)。
恋:いやもう言いたいことは言っちゃったからいいです…(笑)。運命が変わらないとはかぎらねーだろ、と。それだけ伝えられればいい。後は結果出せてからだ。
幸見:約束の途中で、一度彼女と別れることになるので。まさか巻き戻しの後まで待つつもりじゃないでしょうね?(笑)
恋:あぁ、そうか。それはホント「悪い」って言うしかねーや(笑)。あの…さ。また幸見ちゃんをダシに使っていいかな(ぁ
幸見:…いいけど、どんな風に?(笑)
恋:彼女の親…か誰かが、なんとかかんとかだから、送ってかなきゃならねぇ。と。
GM:まぁ、それなら廻は何も言わないよ。子どもだからしょーがないよね。
恋:危篤でも何でもだが…とりあえず相手方の事情で何か急遽戻ってこいって言ってる、って。
珪:「ハハキトク スグカエレ」こうですね?
幸見:…まぁ、良いでしょ。両親は死んでるけど。
恋:アドリブだけど、合わせてくれる程度には聡い子だと思ってるし…。
珪:確かに。
幸見:ではその路線で。私は適当に合わせます。

恋:じゃ、電話切って戻って。
GM/廻:「あ…、恋、どうしたの? ちょっと表情、怖いよ……?」
恋:「いや、まぁ…洒落にならない事態になっちゃってさ…」
幸見:「…どうかしたんですか?」何となく察して。
GM/廻:「……どんなこと?」
恋:「幸見、お前の事送っていくから、すぐ帰ろう。廻、悪いんだけど今日はもう一緒にいられないんだ。急用入ったから行かなきゃならねぇ」って幸見に目配せしつつ。
幸見:眼を見開いて。「…まさか、お祖父ちゃんに何かあったんですか?!」
GM/廻:「え…? 家族の人になにか…? それ、早く行かないと…! 手遅れになっちゃったら、大変だよ!」と、廻は結構マジに対応してます。
恋:「…そうなんだ、やっぱお前はすぐ判っちゃうよな」隠そうとしたんだけど、諦めた風で言う。
幸見:「ごめんなさい…無理に連れてきて貰ったけど、これで失礼します!」廻に頭を下げて。
GM/廻:「うん、早く行ってあげて。私のことは気にしないでいいから…」
幸見:「本当にごめんなさい、この埋め合わせは“いつか、必ず”しますから!」そう言って身を翻し、駆け出します。
ミルカ:しかしその“いつか”が、まさか過去とは思うまい。
恋:なんて空気を読む子だ。「ゆきっ…ゴメン、今日はもう一緒にいられないけど、また遊ぼうな!」って言い捨てて、追い掛けて行きます。
GM:廻はその場に残されていき…。
恋:いやまぁ…うん。本当は、誰か別の友達にでも頼んで、一人にはさせたくないんだが…流石にこればっかりはな。
幸見:そして、廻の視界から消えた辺りで携帯のボタンを押す。すると裏通りからこっそり待機していたリムジンが走ってくるので、それに乗ります(笑)。
恋:パネェ!(爆笑)

GM:ではシーンを切りましょう。…えー、ポイントは貯めましょうか…?(笑)
恋:まぁ、確かにこの流れだと溜める必要性はないんだろーけど…(笑)。
GM:……や、もう時間は動いてないし、そろそろいいか…(笑)。絆/エゴの取得はありますか?
幸見:廻のエゴを絆/救済に変更します。取得は……次はまだミドル? ミドルなら、取得は見送ります。
恋:誰に取ろう…。そろそろ取らないとヤバいんだけど…。
ミルカ:ていうかまだ絆枠が一個空いてるから、クライマックスだと焦るのぜ。
珪:枠1個空いてる。
ミルカ:レン今何個ですか?
恋:5…。
ミルカ:あー、確かにそれはまずい。
恋:いやその、敵に取ると、流石にエゴばっかりなんだが…どう考えても、このシーンで取れるのは魔女にエゴ/滅殺なんだが(笑)。エゴ3はヤバい。
幸見:運命に絆/抵抗とかは?
恋:それだ、ありがとう! 取得は運命に対して絆/抵抗。変更はナシで。
幸見:どういたしまして。私も同じの取るつもりだったし(笑)。
ミルカ:困ったときに、さらっと概念に絆取れるのって上手いですよね。
幸見:誇り/遵守とか、歴史/守護とか、他のキャラでやってますし(笑)。
ミルカ:プレイ中にさらっといけることは、なかなかないなぁ。
珪:次もミドルだとやりたい事があるー。
恋:何です?
珪:まぁ出発式みたいな感じで、賢太郎のもとへ集まるシーンが欲しいです。
恋:俺もそれが欲しい。まぁ、覚悟決めたいよな。って。
GM:…珪ちゃんがやりたいことがあるらしいので、跳ぶのとSA取得を込めて作りましょうか。では最後のミドルへ…。

▼絆/エゴの変化
恋:運命に絆/抵抗を取得。
幸見:時任廻へのエゴを絆/救済に変更。




●ミドル9 『Reckless-無謀-』
シーンプレイヤー:珪   登場難易度:全員登場
○西池袋公園・地下駐車場/2009年9月30日(10月9日)、夕方

幸見:というわけで、約束の場所に巨大なリムジンが乗り付けます。そして中から全員出てくる…でいいのかしら(笑)。
GM:うぃ、それでOKです。
恋:リムジンとか格好良すぎる…(笑)。何回同じ事言ってるんだって言われそうだが、見る度にホントリッチだって思っちゃうんだもん(笑)。
珪:珪だと十中八九 軽トラか幌トラになる(笑)。
ミルカ:リムジン相当の自転車を取得すればいいと思うよ(何
GM:装甲車を「防弾加工のリムジン」とか言い張ればいいと思うよ(ぇ
恋:涙でてきた。頑張れば2人乗りしか出来ないリムジン…(笑)。
ミルカ:自転車じゃないよ! 仮に自転車だとしても、自転車という名のリムジンだよ!
珪:雑技団的なことをする。あるいはリアカー相当でなんとか(笑)。
恋:つーか、まぁ全員、過去に遡ること賛成なんだよね、一応。PC的に。

GM:時間になると、準備を終えた賢太郎がやってきますよ。
幸見:優雅に降り立って。「…お待たせしました。そちらの準備はできていますか?」
GM/賢太郎:「いや、こっちが待たせたかもしれないさ。……準備はOK。そちらが良ければ、いつでも跳べるよ」
恋:「悪い、無理させる」ちっとだけ手を振って。
GM/賢太郎:「気にすんなぃ。時任は俺の知り合いでもあるからさ……、まぁ、恋より付き合いはよく無かったけど」
恋:「うん……いや…」曖昧に返事を返す。

幸見:他の人、絆取るならロールプレイしないと(笑)。
ミルカ:ミルカ的には、面白そうだから噛んでみる、ぐらいの感じですけどね。
恋:やりたいことがあるんだけど…再度、全員に頼みたい。「廻助けたいから、協力してくれ」って。良い?
珪:いいよ。
幸見:表で聞いてくれれば。まぁPL的にはOK(笑)。
ミルカ:オーケイオーケイ。じゃあ貸し一つね、みたいな感じで進めて絆取ります。

恋:「あの、さ」全員を見て。
ミルカ:「なによ、かしこまっちゃって」
恋:「皆は、本当に良いのか? …いや、こんな事出発前に行くのはおかしいかもしれないけど。そりゃオレはさ、廻助けたいよ。長いつき合いだしさ。こんな事件に巻き込まれないで済むなら、オレが頑張ってそう出来るなら、そうしてやりたいって思うよ。でもさ…皆からすれば、この事件さえ解決すれば、良いじゃんか。こんな危険な賭けに乗らなくても、簡単に済む方法が、さ…」
GM/賢太郎:「…………」解っているが、あえて口を出さない。
恋:「ホント…さ。オレが助けたいって、そんだけの理由で、皆巻き込んじゃって良いのかな、ってさ…」
ミルカ:「誰だって、ただの人間として生きられるのなら、それが幸せでしょうよ」
恋:「オレが声かけといてなんだけどさ…今ならまだ間に合うしさ…」
幸見:手を上げて、レンの言葉を遮りましょう。「今さらな話かもしれないけれど……私、あの魔女が嫌いなんです。こんなアンフェアなゲーム盤、微塵に砕いてあげないと気が済まないの。…廻さんを助けるのは、その“ついで”だから…こちらこそ、先に謝らせて貰います。“利用させて貰ってごめんなさい”って」そう言って、悪戯っぽく笑う。
ミルカ:「……ま、貸し一つね。今度私のほうで何かあったら、手伝ってもらうわよ」

珪:さらりと同い年なのをいいことに、実は旧知の人物にしちゃっていいでしょうか?
GM:誰と?(笑)
珪:レンと廻。いや、死亡中も含めて、珪20歳だから。
GM:廻としてはアリでしょうが……、恋の場合は小鳥さんの了承が必須ですね。
恋:どんぐらい古いのかにもよる(笑)。
珪:享年16。死後4年。無理なら廻だけでも。
GM:4年…ほぼ恋が転校/覚醒したのと同じですね。
恋:…うーん…すまん、全員知人じゃない前提で話を進めてしまっている。
珪:見た目変わってないから気づいてないとか。恋や賢太郎とは接点がなかったとか?
恋:流石に、うん…。高校時代の知り合いが見た目そのまんまだったら、もうちょっと違う反応を返していたと思うんだ…!(笑)
珪:だったら後者ですね。違う高校で廻とのみ接点があったと。バイトとか。
恋:あれ、あぁそういう意味か。理解した。
GM:廻と珪は、高校時代に接点があった、と。
恋:全員から返事もらったら、返事かえす。ありがとー乗ってくれて。

珪:「あたし…実は気にかかっていたんです…廻のこと…。でも…思い出したんです。 私は…彼女の友達の一人だったってこと。ですから…あたしには廻を見捨てるなんて事…できません! 失うのは…もう沢山なんです…。無理にでもついていきますよ? …なので、よろしくお願いします」おもむろに腕をまくり、拳を作り…力を込めて言う。同時に得体の知れないオーラが漂う…。《血脈付与》使用。
GM/賢太郎:「……全員了承、みたいだな?」
恋:「…何だ、もう…。皆、ホント、良い奴なんだな、ホント…疑ったオレが、わざわざ聞いたオレが、バカじゃねーかよ…」顔を背ける。「…ありがとう。ほんと、ありがと…」
GM/賢太郎:「よし。それじゃ皆、車に乗ってくれ。ちょいと衝撃が強くなるかもしれないんで、シートベルトはしっかりな?」それでも恋の頭は撫でる(ぇ
ミルカ:「はいはい。いい奴かどうかはさておき、行きますか」
幸見:「それじゃ…運転手さん、交代です。“すぐ戻ってきますから”ここで待っててくださいね」で、全員でリムジンに乗り込みましょう(笑)。

恋:ふー大満足、やっと皆に言えた。
ミルカ:しかしこれはあれですね。リムジンじゃなくてデ●リアンで来るべきでしたね(ぁ
幸見:バッ●トゥザフューチャーを私も今思い出してた(笑)。
恋:オレもそんな感じだった…(笑)。
GM:多分《彼方への門》の、乗り物があれば複数人〜、というのはバックトゥザ●ューチャーが元なのかもしれませんね(笑)。
ミルカ:イヤまあ、そりゃ思い出しますよね!(笑)
恋:ですよね!(爆笑)

GM/賢太郎:で、操縦席に座り込んで…「…うわやべ、リムジンだよ、こんなの操縦することになるなんて思わなかったよ。……んじゃ、行きますか」
幸見:「多少、傷を付けても構わないらしいですから。どうぞお気楽に」
GM/賢太郎:「そういう訳にもいかないさ。可能な限り無傷で…」
幸見:(さらっと)「…ちなみにお値段、一億くらいだそうです」(一同大爆笑)
GM/賢太郎:「……プレッシャーかけないでー!?」(笑)
恋:吹いた。
ミルカ:問題ない=取立ての準備は万全。こうですかわか(略
幸見:では、出発進行ー!(笑)
GM/賢太郎:……、…………空間系鬼法術、『逆朔』…、発動…!」そうしてリムジンが中空に消え…シーンカット。全員に[SA:巻き戻りを止める]をあげましょう。絆/エゴもありましたらどうぞー。
幸見:レンへのエゴを絆/協力に変更。そして『魔女のゲーム』に対して絆/破壊を取得します。
珪:レンに絆/連帯感を取得。
ミルカ:幸見に絆/連帯感を取得。変更はありません。
恋:ミルカさんに絆/借り。あとは…ちょっと待って。うーん…エゴどっちか引っ繰り返したいんだが…。決めた、初期エゴを死への拒絶から、絆/回避へ。
GM:はい、ではクライマックスへ行きましょう。

▼絆/エゴの変化
恋:死へのエゴを絆/回避に変更。ミルカに絆/借りを取得。
幸見:恋へのエゴを絆/協力に変更。『魔女のゲーム』に絆/破壊を取得。
珪:恋に絆/連帯感を取得。
ミルカ:幸見に絆/連帯感を取得。



恋:一番後ろの席に、こぢんまり座ってたいです。流石にもう…このシーンでは何も喋れないというか、立て直すと言うか…その…察してあげてください(ぁ
ミルカ:じゃあとりあえずふんぞり返ってますね(コラ
珪:恋の横…あるいはトランク?
恋:トランクって、そりゃ確かに一番後ろにこぢんまりって言ったけど酷いわ!(笑)
GM:いくら恋がちっこくても入れちゃいけないのよー(笑)。
珪:いや珪。無理にでもって言った以上は〜。 
ミルカ:一番後ろっていったらアレですよ。リアバンパーにしがみついて(略
恋:せめて中に乗っけてくれ…(笑)。
GM:なんだろう、PC1が凄いないがしろ(笑)。
ミルカ:こっちからの絆、憐憫だしね。しょうがないね(コラ


 

■クライマックスフェイズ■


●クライマックス 『Resist-抵抗-』
シーンプレイヤー:全員   登場難易度:自動登場
○西池袋/1997年、深夜

GM:OP1のマスターシーンと同刻、同位置。その場に、君たちを乗せたリムジンが突然現れた。眼前には、易者風の姿をしている『黒い眼の魔女』と、何かを受け取っているサラリーマンの男がいる。

恋:…んっと。どっちを盗むべき?
GM:まぁ…、今見えるのはアルカナの方かな?
幸見:今の状態で盗めるのは、アルカナの方だけ?
GM:それだけになってしまいますね。
恋:…ちょっと考えてるゴメン待ってな。まぁ少なくとも、盗めたら…魔女形無しではある、が…。本物を取り返さないとやべーよな。まぁ、偽物だってイッテンモノだろーから、盗むのに価値はあるが…。…あるだろうけど…。成功するかどうか怪しいよね。
GM:引き寄せられたら、全員纏めてエンゲージした状態から戦闘が始まりますね。
幸見:戦闘というと、アルカナとの?
GM:アルカナとの、です。魔女は参加しませんよ。
幸見:ふ…ん、するとアルカナと戦ってから殺人鬼も相手にするのか。
珪:生きてるのね。この時計。
幸見:アーティファクトでしょうね。廻は《人鞘》だったんじゃないかな。
恋:そう思う。
ミルカ:アティフルなのかな。
恋:まぁ、そこはありえないと言いきれないからいいんだけど…。…どうしたもんか。
幸見:どうせアルカナを潰すなら、エンゲージも万全に整えてしまいましょう。
GM:……(ちょっと考え)……ん、むぅ?
珪:殺人鬼は…どうしたもんかな。OP2で死んでるけど。
ミルカ:えーと、今は何で悩んでるんですか?
恋:1.アルカナ引き寄せが成功するかどうかって意味で、仕掛けるかどうか。抵抗される可能性がある。
GM:データがある時点で抵抗しますさ。
恋:それはまぁ、予想できるっつーかやっぱりそーだよね(笑)。だからどう成功させたもんかなってよ。
ミルカ:廻パパを引き寄せろって妖精さんが言った。
幸見:レンがクリティカル振れば大丈夫。たぶん。
恋:あぁ、まぁ、そうか。で、2.その場合、パパはどーするか。つまり…。
幸見:…賢太郎、結界張れたよね。
GM:A.賢太郎が[結界器]を発動させます。
恋:オレたちはアレが見えるギリギリまで離れて、エンゲージを整えてから、時計にアポートを仕掛ける。これでいいんだよね…。
幸見:結界張った時点で、父親はシーンから隔離される。問題ないと思う。
ミルカ:エンゲージを整える時間的余裕があればですけれど。
恋:まぁ、幸見ちゃんだけエンゲージ離しておくかどうかって問題だけだけどね。
ミルカ:ああ、まあそうですね。
幸見:私は一緒にいてもメリットないので、離れておきます。
GM:あと、幸見ちゃんは「本物の懐中時計」は魔女が所持している、ということを理解してていいものとします。これは先ほど廻と会ったことで、見ただろう。そして魔女が持っていたのをOPで見ていたからです。
幸見:その情報は他の人にも教えておきます。
恋:所持してるけど、見えなきゃヤベー…。
ミルカ:本物の方、どうしようかねぇ……。
恋:やっぱ、まずは偽物引き寄せるでいいのか。そしたら、台詞的に本物でも何でもいいから、時計渡さないと超格好悪いじゃん(笑)。まさか『世界』が二つあるという事は無いと思うし。
GM:そこは断言しましょう。『世界』は1つだけです。
珪:おおう。
幸見:本当は買い物の辺りで、口実付けて懐中時計を見せて貰うつもりだったのよね…展開上ボツになったけど(笑)。
恋:ご、ゴメンよぅ。じゃあ、アポートしかけてOK?
GM:OK。対象の宣言はお願いしますね。
珪:とりあえずは掏りましょう。パチモンを。
GM:じゃ、まずは賢太郎から切り出しましょうか。
恋:じゃ、やるぜよ! あと、賢太郎君も離れてよ!(笑)
GM:あ、まだ乗ったままです。みんなが降りてからマイナーで離れて、メジャーで結界器発動するので(ぇ
恋:OKOKー。

GM/賢太郎:「…よし、12年前だ! 着いたぞ!」
幸見:では、仕掛ける前にエンゲージ移動。私はみんなから離れて下がります。…その前に、リムジンから降りるのが先か(笑)。
GM:リムジンからはみんな降りたものとします(笑)。
恋:すいませんすいません(笑)。
珪:「着きましたのね…。そして、あれが…」
GM/魔女:「あらあら、まさか時間の波を捕まえてここまで辿り着くなんて。意外とできるものねぇ」
恋:「…仕掛けるぞ」邪眼で、時計を見据える。《アポート》宣言。対象は今見えている、魔女の持っている時計。
GM/賢太郎:「…っ! 『鬼奇怪界・風旋乱雷』!」その瞬間、賢太郎が結界器を発動させて、暴風と雷の壁で、サラリーマンを、自分たちと魔女から分断する。
幸見:涼やかに宣言する。「こんばんは、黒い眼の魔女。悪いけど、貴女のゲーム盤とっても退屈だったから……最初から全部ひっくり返させていただくわ」
GM/魔女:「ま、そうするわよね。舞台の途中で上がってくるのはマナー違反だけど、頭から台本を書き換える、か。ディレクターにでもなったつもりかしら?」では恋、判定をどうぞ。
恋:よし、行きます。Crt値8で(ころころ)出目3!? バカッ!(笑)
ミルカ:なにそれこわい。やるかな、やるかな、と期待はしてたけど吹いた。
恋:廻のエゴ固定、AGP使って振り直します!
GM:…どうぞ(笑)。
幸見:頑張って(笑)。
恋:(ころころ)6ゾロってアホか!? なんだこれ!(一同爆笑)
幸見:やった!(笑)
GM:ぶーっ!?(笑)
ミルカ:なにそれこわい。ていうかなにこれどういうことなの……。
珪:気合入ってます(笑)。
GM:あー、そりゃ無理だ。『世界』に〈意志〉のレベルは無い! 包装された『世界』は、瞬時に恋の手の中へと収まる。
恋:「…ざまぁみやがれってんだ」思ったよりも抵抗が強くて危ないと思ったが、廻の事が頭によぎった。その瞬間に、抵抗を押し破った。

ミルカ:小鳥さんはほんとにおいしいなぁ……もちろん、ネタ的な意味で。
恋:…い、いやほら。エゴ固定したから…だよ、うん。
ミルカ:じゃあそういうことにしておきましょうか。
幸見:ていうか、廻はエゴのままだったんですか。そこに驚いた。
恋:実は、エゴったまんまなんだ。さっきのシーンで引っ繰り返そうと思ったんだが…ちょっと考え直して、あっちの方がしっくり来たかな、って。

GM/魔女:「『世界』が原因で起る事件に感付いて、大元を失くす為に12年前に来た。そんな所でしょう? 無謀な抵抗をよくやるわねぇ」くすくす笑いながら、抜き取ったであろう“本物の”懐中時計を手で弄んでいる。「ただ、私の作品は“ただそれだけ”の道具じゃないわよ……?」
幸見:…もう一度、本物に《アポート》してみる?
恋:もっかいアポートやろうとしたらやれます? 出来るのなら、そっちも確保してしまいたい。
GM:んー、こっちは魔女が手に持ってるので、取れるかどうかは判定かなぁ…? 恋は〈魔力〉、魔女は〈意志〉で対決しましょう。

ミルカ:……あんまりレンに、守りで人間性使わせられないなぁ、これは。アポートがけっこうデカいでしょ?
恋:痛いけどな。消費5…。うーん…勝てるかな。回せば勝てる…か?
GM:…(にぃ)。
幸見:魔女の〈意志〉がどのくらいか判らないから、何とも。クリティカルすれば、さすがに勝てると思うけど。
恋:相手が回したらどうしよーもないんだけど。相手が回す可能性ってどれぐらいある…かな。
ミルカ:エックスさんだからそれは大丈夫だよ(コラ
GM:ははは、今こそ我がファンブリウムの力を見せるとき…(ぇ
恋:まぁ、何とも言えないか。結構下げようと思えばどんな技能でもCrt値は下がる。
幸見:意志のCrt値はそう低くできないと思う。アーツ構成的に。
ミルカ:ドミネーターだとして……せいぜい10か9ってところかしら?
恋:まぁ…そう、悪くない対決だよね。
幸見:駄目で元々。失敗したら本物は諦めても良い。

恋:まぁ、これは取れればいいな、レベルだから…ではもう一度、《アポート》します。
GM:了解、どうぞ。
恋:(ころころ)出目11、頑張った。
幸見:えらい!(笑)
珪:気合2発目。
GM:実はCrt値を下げるのが特に無いんだよなぁ。主に《レルム:個体》くらいか。まぁ、振ってみましょう。2d6+22でCrt値11…(ころころ)出目9。うむ、惜しいが無理だ。取られたな。

ミルカ:うわぁ……どうなってるんですかホント。
恋:…おいしいからラッキーって思う。ちょっと流石に反動が怖くなってきたが(笑)。
ミルカ:しかしGMの出目もけっこうよかったなぁ。怖い怖い。
恋:流石に幸見ちゃんの力も借りれば、勝ち目はあると思って…たけどホント危なかったな(笑)。
幸見:基本値がとんでもないから、クリティカルしないと無理だったけどね(笑)。
ミルカ:ていうか修正値22ってヤバいなぁ。
GM:〈魔力〉はもっと高いよ?(笑)
幸見:レンが回った時点で、向こうが《胡蝶の夢》を使ってこないかが不安だった。
GM:ははは何をバカナ、どうせただの懐中時計ですよ、固執するわけでも無しに。無駄な力は使いません(笑)。
珪:+22、これは【感情】がメチャ高いか、《訓練》かのどっちかだろうなぁ…。

GM/魔女:「あら、取られちゃった。折角自分のものにしようかと思ったのに」
恋:「これは本来、廻のモノになるはずだったんだ。お前の好きにさせてたまるかってんだ」更にもう一度チカラを使い、本物を手にして。
GM/魔女:「まぁいいけどね。持っていくなら是非どうぞ? ……ただし、帰れればの話だけれど。あ、ちなみに私は戦わないわよ? 戦うのは……、火眼之継承者が持ってる『世界』だから」
幸見:微笑んで返しましょう。「…未来で言ったでしょう。貴女の企てもろとも殺してあげる…って」
GM/魔女:「……、あぁうん、聞いた聞いた。未来の私に聞いた。ありがとうフューチャー。ま、そこそこに頑張りなさいな? 時の流れに飲み込まれたら…、“あなたたちが居た時間”に帰れなくなるから」哄笑と共に、魔女は《彼方への門》を発動してこの場から消えていく。
恋:何も言わないけど…イラっとしたので、『世界』の方を足下に叩き付ける。
GM:それと同時に、『世界』の方がカタカタと動き、徐々に巨大化していく。
珪:「どんな構造をしてるのかしらね。分解してみましょうか…あら?」
GM:そして身の丈…、というより、全長2mほどの巨大な時計になってしまう。
恋:「…」流石に驚くけど。

GM:持ってたら危なかったね(笑)。
恋:あぶねーと思ってさ!(笑)
珪:置時計?
GM:いや、形は懐中時計のままです(笑)。
幸見:まぁ殺人鬼の方は気にしなくて良いよね。ミルカと珪の二人で斃したくらいだし。きっとエキストラ。

GM:そして時計の針が、ゆっくりと刻み始める。かち、かち、かち、と。被造物であり、その単体で意志を持っている『世界』は、敵意のようなものもある。君たちを敵と認識して…、攻撃を開始するよ。
恋:「…まぁ、良いさ。演目に乗ってやってるようで癪だが…」
ミルカ:「レン、あんたは少し自重しなさいね。せっかく貸し作ったのに堕ちられちゃ、しょうがないからね」トーテンタンツを構え、にぃ、と笑いながら言います。
恋:「まぁ、気ぃ付けるよ」
珪:「ネジ一本まで分解してあげましょ?」皆に目線。
幸見:髪を掻き上げて、気怠げに呟く。「…退屈なワンサイドゲームはもうたくさん。魔女のゲームもろとも…殺してあげる」
恋:「でもな、本気で機嫌悪くなったからな…全力でぶっ壊す!」
GM:では、戦闘に入って宜しいですかな?
一同:OK!

ミルカ:……言ってから気付いたけど、これほんとにツンデ(略
幸見:ミルカさんは前からツンデレじゃ(略
GM:うんうん(笑)。
恋:むしろツンデレ以外のなんだったのかt(略

○現在のエンゲージ
 【『世界』・恋・ミルカ・珪】  【幸見】  
(*賢太郎は戦闘に入らないので除外)

行動値:珪(13)→『世界』(12)→恋・ミルカ(9)→幸見(7)


GM:んぢゃ、戦闘に行きますよ。
恋:OK、特にレギュは無い…よね。
GM:…うん、流石に「3ラウンド以内に戦闘終了しなければ、未来側の時間がねじれて戻れなくなる」的なことは考えてましたが。今さら言い出すのもなんだかな、と思ったのでやめました(笑)。
恋:まぁ、そもそも4ラウンド突入してるような状況になったら、流石に堕ちるんで…(笑)。うん、まぁ、判りました。開始してください。


▼ラウンド1

GM:セットアップ。《絶対先制》でこちらの行動。マイナー《加速装置》+《戦闘形態》+《ピアシング》、メジャー《精霊力拡大》+《マナクラッシャー》!(一同笑)

恋:キター!(笑)
ミルカ:うわぁ……(笑)。
珪:まなくらっしゃー?
幸見:このアーツ構成…フルメタル/スピリット? アーティファクトじゃ…ない?(笑)
恋:ハッ!!(笑)
珪:時計は確かに機械だ!
恋:まぁ…あれか。見た目変えるあれか…(名前ど忘れ
ミルカ:小鳥さん、この前シナリオで使ったのに……(笑)。
幸見:《フリーフェイス》だっけ。まさか、あれで懐中時計そっくりに化けたってオチ…?(笑)
恋:まぁ、別に僕は否定しないっつーか、自分もそれぐらい強引な事してるから何も言わない(笑)。

GM:周囲の時間を強制的に加速し、君たちを腐らせ、または錆びさせようとする。命中前に《水氷の輝き》、《マシン・アイ》、《自然の申し子》を使い、Crtは10で(ころころ)2ゾロ…《時計仕掛けの魔法》宣言(笑顔)。(ころころ)…あんまり変わらないでござる!!(一同笑)
ミルカ:やりますな(笑)。
GM:それでも命中は29だ、〈意志〉で避けるんだ(笑)。
ミルカ:《俊敏なる盾》で珪をカバーリング。
恋:(ころころ)出目8でクリット回避!
GM:…すまん、《時計仕掛けの魔法》。振りなおして(ぇ
恋:了解。(ころころ)クリティカル回避!(一同笑)
GM:何でー!?(笑)
珪:気合入ってるなー。
GM:んじゃダメージ行きますね。(ころころ)35点〈殴〉ダメージ、防御は無視で。
ミルカ:んー……[障壁符]使います。(ころころ)耐性含めて15点軽減。55点受けて残り38点です。
GM/『世界』:Reject…、敵対者、拒絶…」うむ、順調じゃ。こちらの《絶対先制》終了。
珪:「! ミルカ…さんっ!?」 
ミルカ:「ふん、下らない。この程度でどうにかなるとでも思ってるのかしら」腐り落ちた部位は剥げ落ち、その下には新鮮な皮膚が覗いている。
恋:「…流石、頼りになる」ニィッと笑う。

○現在のエンゲージ
 【『世界』・恋・ミルカ・珪】  【幸見】

行動値:『世界』(15)→珪(13)→恋・ミルカ(9)→幸見(7)


>『世界』
GM:では通常通りに行動ですが、…また私ですね。えー…、これはちょっと淋しいが仕方ない。マイナーなし、オートで《融合》していたビッグチェーンソー相当の「長針・短針」に《大地の祝福》Lv3。
ミルカ:ビッグチェーンソー相当の針!(笑) なにこの半端無い時計……(笑)。
GM:そして直後にHA《ブーストアップ》ですが。

恋:通すか…?
珪:クリットすれば装甲無視…しなくても珪は落ちる(笑)。
幸見:自動クリットだから防御無視か。なかなか上手い。
恋:オレも感心した。これは上手い。
ミルカ:防御力が意味なくなっちゃったよー(←棒読み)。
GM:今回の敵は、牙狼の「モラックス」というホラーを元にしています(ぇ
恋:消さなくて良いよね…?
幸見:いいんじゃないかなー。
ミルカ:まだいいでしょう。フルスピならもっとまずいものいくらでもありますし。
幸見:《虹のむこう》のタイミングが早まっただけのような気もする。

GM:…通しますか?
一同:通します。
GM:では…、ミルカさんに《風の旋律》を込めて「長針・短針」で攻撃をします。回避やその他妨害系アーツは使いますか?
ミルカ:えーと、回避はできますよね。じゃ、振るだけ振ります。2d6-1……信じられるか? これでも技能あるんだぜ……(ころころ)達成値7(笑)。
GM:ではダメージをば。4d6+25〈斬〉で(ころころ)ぷふんっ…さんぢゅうにてん、〈斬〉だめーぢ。そうこうむし(一同笑)。
ミルカ:……素で耐えるんだが(笑)。
幸見:……ダイス4個振って7……さすがエックスさん(何
ミルカ:《ニュートラルフィールド》使いますね。(ころころ)〈耐性〉込みで24点軽減。8点受けて残りFP30です。
GM:了解(しくしく)。
幸見:ダイス目が…とても対照的。
恋:凄まじい(笑)。
ミルカ:「甘い甘い甘い甘い! ひょっとして手ぇ抜いてるの?」それはもうガンガン挑発します。
幸見:あぁ、ミルカさんがとてもいい気になってるー(笑)。
GM:このダイス目じゃあ仕方ないな……(笑)。
ミルカ:大抵攻撃受けるといい気になります(ぁ
珪:え?
幸見:最近、ミルカさんが狙われること、少なかったからね……盾としての本懐が(笑)。
GM:……さて、こちらの行動は終わりです。次はPCで一番早い珪ちゃんですね。

>珪
珪:同一エンゲージですから、マイナー《戦闘形態》、メジャーで通常攻撃。くらえ霊障パンチ!
GM:ははは…、回避能力って何ですか?(ぇ
珪:(ころころ)達成値22、回避は〈運動〉。
GM:うん、普通に回避できん。ダメージをどうぞ。
珪:(ころころ)31点〈闇〉。
GM:《フィジカルスクリーン》発動、時の流れを遅くして少しでも止める。(ころころ)10点防御し、さらに《カテゴリー:アナザー(闇)》で更に2d6軽減ね。(ころころ)合計16点、15点抜けましたね。ガラスに罅が入り、内部の機構が少しばかり覗いて見えるほどかな。
珪:「目標、時空間エリアに誤差を認識。…逸れたっ!?」

恋:うーん…どうだろう。念のために人間性使った方が良い? まぁ、ミルカさんの攻撃待ちだけど。
ミルカ:攻撃力には期待しないで!(笑)
幸見:私の攻撃は実質通らなさそうだから、誰かに《彼の出番だ》しましょうか。全員でも良いけど。
ミルカ:状況次第ではお願いするかもしれませんね。
恋:あぁ、そうか。それも手ですね。
珪:これ、ミルカや恋の攻撃の方が効くと思うな。
ミルカ:まあ、こっちが先に殴りましょうか。
恋:お願いします。
幸見:二人の攻撃で魔獣化しなければ、再行動かけますね。

●現在のエンゲージ
 【『世界』・恋・ミルカ・珪】  【幸見】  
(*賢太郎は戦闘に入らないので除外)

行動値:珪(16)→『世界』(15)→恋・ミルカ(9)→幸見(7)


>ミルカ
ミルカ:では、マイナーで再生薬(ころころ)う、低い…5点回復…。まあいいや、メジャーで攻撃します。(ころころ)……ふぁんぶるですね。
GM:ふぁんぶるだね。
恋:…舐めていた。相手はエックスさんなの忘れてた。
GM:とおしますか?
ミルカ:とおしませんよ?
GM:おぅのぉ。
ミルカ:初期エゴを固定して罪1点。これで振りなおします。(ころころ)達成値24。
GM:うん、やはり避けられない。〈運動〉も〈意志〉も技能は無いんだ、『世界』……(笑)。
ミルカ:(ころころ)さすが殺意高いぜ、34点〈斬〉属性ダメージ!
GM:では2発目《フィジカルスクリーン》。(ころころ)9点で、〈斬〉なので防具含めて19点防御。先ほどと同じく15点受領。
ミルカ:防御力あるのかー。
GM:そりゃメカですからねぇー? ただ、今の一撃で結構痛い。

恋:今30点通ってるのか。
幸見:防護点も高いね…レンの攻撃が有効か。
恋:有効って言うのは…人間性使う前提?
幸見:(首傾げ)…使うの?
恋:いやあんまり使いたくは無かった、正直キツいし。…きつくはないはずなんだが、ダイスが怖いし。
ミルカ:属性的な意味で、じゃないの?
幸見:えぇ、他三人の攻撃は属性相性的に、実質ダメージ半減するから。
恋:あぁ、そういうことか! いやほんとにダイス今日ヤバイから人間性のことしか考えてなかった(ぁ
GM:小鳥さんったらー(笑)。
幸見:コストは節約で行きましょう。次で魔獣化しなければ再行動で。
恋:OK理解しました。とりあえず今回は使いません。
珪:《メタルボディ》+《オーパーツ:アームドスーツ》と見た。
GM:うぃ、正解(笑)。

>恋
恋:マイナー無し、メジャー《魔弾》で『世界』を攻撃します。(ころころ)達成値21。回らなかったけどいいや、このままダメージ出します。(ころころ)29点〈炎〉。殺意が満ち溢れている…(笑)。
ミルカ:うわーもうほんとうわー!
珪:うわー、ほぼ最大ダメージ…。
GM/『世界』:Realize。理解、理解。……全機能、解放」まぁー……、残りFP6点でどう耐えろというのでしょう、魔獣化です。HA《超魔の命》、発動。外装がボロボロと剥がれ、内部がむき出しになっている。一部には顔のようなパーツもあり、それは酷く醜悪だ。
幸見:「醜悪ね……主の性根と同じ」
恋:「ホントにな」

GM:レンの出目が、出目が……(笑)。
恋:こえぇ…これこえぇ…。今思えば、シーン制限のダイス俺が振らずに済んだのは正解だったなって思う(笑)。
幸見:確かに…このダイス目はまずい(笑)。
ミルカ:レンの頭上に死兆星が見える。
恋:やめてよ…オレは一日目最初の6ゾロから見えてるんだから…(ぁ
ミルカ:……あれ、見えた僕が死ぬじゃねえかそれ(馬鹿
GM:見た人が死ぬよね、死兆星(笑)。
恋:あっ!
ミルカ:今日は北斗七星がよく見える。その脇に輝く、小さな星までも。
珪:アルコルですか(笑)。
GM:それは拳王様と出会っちゃうフラグ。
ミルカ:だんこそーさいけん!

>幸見
GM:……さて、追加行動が無ければ行動値7の幸見ちゃんですが。
恋:とりあえず、魔獣化には追い込んだ。幸見ちゃんは…どうする?
幸見:…私は行動キャンセルかな。次で全力行きましょう。
GM:待機ではなくキャンセルと。
幸見:えぇ、キャンセルで。
GM:了解、クリンナップに入ります……ミルカさんが再生するよぅ(しくしく)。
ミルカ:《再生能力》Lv5で、FP15点回復。残りFP50です。
GM:ですよねー。

ミルカ:……あ、初撃庇うべきじゃなかったかもなー。単体攻撃はちょっと予想外だったなぁ。
恋:…。まぁ、私は酷い人だから。いざとなれば、珪さんを巻き込むつもり全開で…と言う手法も取れるので、庇ったのが間違いだったとは思いません。私は。
珪:それは《滅びの霧》をしろと(笑)。
恋:無論(笑)。実際、俺の方が足遅いから再行動と同じ効果があるから、まぁ、おかしくはないけど…。
幸見:まぁ《ノイズメーカー》《鏡の身体》とか持ってる可能性も高いし。
恋:…まぁ、それが相当怖いのであんまりやりたくは…(笑)。
ミルカ:そのうち「味方殺しのレン」とかって二つ名が付きそうな勢いですね(ぁ
恋:ホントにな!(笑)
珪:《滅びの霧》に対しては、《復讐の爪》も《ノイズメーカー》も無力なんだぜ(笑)。
恋:まぁ…任意魔獣化出来ないBBNTでは、戦法としてはアリっちゃあり…ではあると思う…。

○現在のエンゲージ
 【『世界』・恋・ミルカ・珪】  【幸見】

行動値:珪(16)→『世界』(15)→恋・ミルカ(9)→幸見(7)



▼ラウンド2

GM:セットアップ。こちらは…、やめとこう。またダイス目が裏切る可能性がある(笑)。行動値順に動く…、前に! イニシアティブでHA《怒りの日》発動、AGPは4点ね。

恋:うわぁーい!? こればっかりはどうする?
ミルカ:無視でいいかなって思うのですけれど。
幸見:…消すのは面倒だわ。
ミルカ:消すなら《鏡の身体》とかだわねぇ。
珪:《獣の盾》をこれに使うのもどうかと〜。
恋:そうね。俺は奇跡がない限りこれじゃ落ちないしな。オレとミルカさんは十中八九落ちない。
GM:く、甘く見てやがるな…。
ミルカ:こっちはピンピンしてるしな。脅威の6ゾロでもミルカ落ちないんだぜ。
幸見:期待値28点かぁ。〈魔〉属性だからGMの出目次第ね…。
恋:…アホだった。何故か4d6だと思ってた(ぁぁー
ミルカ:まぁ、魔獣化したらそれはそれで。
珪:落ちるのは13点の珪か、19点の幸見…。

GM:通しますか?
幸見:通します。
GM:了解。んじゃ行きましょう。『世界』の針が更に速く動き、また逆に動き、時間が捩れていく。(ころころころ)ジャスト期待値の28点です。〈魔〉なので軽減不可。

幸見:…って、本当に期待値。
ミルカ:見事な期待値。さてどうしましょうかね。
恋:見事だ。あーちょっとじわじわ後悔した(笑)。軽減方法はないよね。
幸見:私は一度なら受けても平気だけど。
珪:見事だが…1名除いて全員落ちるね。
恋:これで俺は魔獣化だけど…魔獣化しても、いいよな…? ミルカさんに期待していいよね?
ミルカ:まだ《獣の盾》もあるし、大丈夫でしょう。
恋:じゃあ、通しだね。くー、残ると思ったんだけどな…(笑)。
GM:ふほほ、私がファンブルマンだからといって甘く見すぎじゃー(笑)。
ミルカ:流石に期待値−5でなきゃ死ぬ状況で、残ると思ったは舐めすぎじゃあ……(笑)。
恋:一応言っておくべきじゃんか…(何
幸見:私は《伝説ふたたび》…と思ったけど、相手はスピリットか。あれ使われるとまずいかな。
恋:あ、不味いな。
ミルカ:あー。
珪:《自然への回帰》か。
幸見:《アドベント》の無駄打ちは避けたい。ここは魔獣化かな。
ミルカ:それが安全だと思います。
恋:だな。俺もそっちの方が良いと思う。通れば強いけど、流石にあれ来たときが怖すぎる。
珪:時の精霊なら持ってないほうがおかしい。
恋:…つーことは。《念動防御》の空撃ちも考慮した方が良いな…。

幸見:素通しで魔獣化します。
ミルカ:ちょっと痛いな、さすがに。残りFP22。
恋:魔獣化!
珪:15点のオーバーキル。魔獣化です。
幸見:私の魔獣化、「周囲の者に『死の未来』を幻視させる」なんだけど…この場合、どうなるのかしら(笑)。
GM:幻影の歯車やらバネやらが周辺に散らばる…、のかな?(笑)

ミルカ:これ前から思ってたんですけど、周囲の者って、味方もなんですかね? いや、すっごいどうでもいいですけど。
幸見:味方もなんです、ごめんね(笑)。まぁ、後ろを向かなければ済む話(ぇ
GM:うわーい(笑)。
ミルカ:……よし、何も見えない(ぁ
恋:あぁ、そうね。見てない見てない(ぉ
GM:コッチ ヲ ミロ!!(ぇ
恋:…見、見てない(←今ちょっと見そうとは思っちゃった

>珪
GM:さて、では行動順で。珪ちゃんからですね。
恋:その前に。元初期エゴ、幸見ちゃん、そして運命の絆を固定。3点幸見ちゃんにAGPをパス。
ミルカ:初期・廻・幸見の絆を固定し、AGP3点を幸見に渡します。
珪:初期絆、幸見、時計の絆固定。AGPを幸見にパス。
幸見:では最初のイニシアティブでHA《虹のむこう》使います。貰った分に初期エゴの1点を足して、合計10点! 通しますよね?
GM:ソレを防ぐほど懐に余裕は無いなぁ。
幸見:歪んだ時の精霊よ……滅びなさい」瞳が紫の光を放ち、巨大な時計が急激に色褪せ、劣化してゆく。それはまるで、瞬時に永い時を過ごしたかのよう。
珪:ではマイナーなし、メジャーで通常攻撃。ちょっと本体と義体が分離した、霊障パーンチ!(ころころ)…惜しい、クリティカルせず。達成値25。
GM:あぶねぇ…(笑)。でも避けられないので、ダメージもどうぞ。

恋:これ、さ。このラウンドで決着付けること前提ですよね。
ミルカ:決着つけられないと、ちょっとジリ貧臭いからなぁ。
恋:じゃあー《怒髪天》使う価値は大いにある、よね?
ミルカ:あると思います。多分追加行動もあるでしょうし。
幸見:クリンナップ前に、まだ2回ほど再行動して貰う予定だし(笑)。
恋:…確かに、今むっちゃくちゃ怒ってるしな…(笑)。
ミルカ:『世界』……てめぇの敗因は一つだ……。たった一つのシンプルな答えだ。てめーはオレを怒らせた。こうですかわか(略
恋:オレっつーかむしろ幸見さんっつーか(ぁ
珪:《フルファイア》宣言します?
恋:うーん…。まだ、良い、よね。ちょっと、幾つAGPつぎ込んで良いか読めないところがあるし…。
ミルカ:真面目な話すると、《フルファイア》は次ラウンドにもつれこんだ場合の切り札になると思います。
幸見:そうですね。大丈夫だと思うけど、万が一取りこぼした場合は。
珪:《世界霊魂》ですか。
ミルカ:〈闇〉だとだいぶ軽減されますし、《虹のむこう》が効いてる間に使うのは旨味が少ない。少ない、というか減る、か。
珪:了解。
恋:これでつぎ込んで、ヴォイドとかにAGP足りなくなってもヤバい気がするし…。
幸見:それに、多分ないとは思うけど…殺人鬼も残ってるし(ぁ
恋:そういやそうだ、すっかりこれで全力使う気でいたよ(笑)。
幸見:…あ、でもそっちは無視して良いか。よく考えたら、未来のミルカ達が斃すんだから問題ないわ(笑)。私たちは事件後こっそり出てきて、復活させれば良いだけだった。
恋:あぁっと、そうか。ただ、本当にそれができるほどリソース残ってるかどーかだな…(笑)。
GM:そこにいけるHAが残ってれば良いね……(ぇ

珪:(ざららーっ)72点〈魔〉ダメージ。
GM:…うん、それは《ノイズメーカー》を使おうかな。丁度半分、36点をお返しだ。
幸見:「無駄…。その程度では…彼女を殺せない」珪さんの絆を固定、彼女に愛を1点。
珪:27点のオーバーキルで[真の死]です。貰ったAGPを使い、HA《滅びの霧》を宣言。
GM/『世界』:Remain、そのまま留まる…」はい、すかさずHA《ヴォイド》と宣言します。

幸見:…消さなくても良いかな、これは。
ミルカ:んー、これはいい……かなぁ。《鏡の身体》とかの方が厄介だし。
珪:いや、エゴ固定すればなんとか。
恋:うーん…悪いけど、《ヴォイド》は温存したい…な。
GM:ゴリ押すか、そのまま通すか。
幸見:再行動を潰されそうになった時使うのが良いかと。
ミルカ:ああ、そうですね。それもありましたもんね。通すのが無難か。
幸見:私の手番より先に《万能なる一撃》を使ってもらうことになるから。
恋:あぁ、そうか。後でいいやふふんって考えてた…(笑)。
珪:では 通しで?
恋:通しで。うーむ、相も変わらず抜けているところが多い…(笑)。指摘されなかったら使わなかっただろうな先に。

○現在のエンゲージ
 【『世界』・恋・ミルカ・珪】  【幸見】

行動値:珪(16)→『世界』(15)→恋・ミルカ(9)→幸見(7)


>『世界』
珪:「…!」どがらしゃああ!! 魂が抜けて義体が派手に転がります。
GM:了解。では今度はこちらの番ですが…、ちょっとくらい怖さを味わえ(笑)。イニシアティブでHA《自然侵蝕》、消費は3点で、通せばファンブル値が+4されるぞ! 周囲の時間が更に捻じ曲がる。ともすれば攻撃や回避が簡単に失敗するほど…。

恋:…ヤベェこえぇの来た(笑)。そうだよなスピだもんな…。
幸見:これがあったか…。
ミルカ:振りなおしアーツもあるし、これは通していいんじゃないかなぁ……。
恋:俺が当たる目が結構減るんだけど…うーん。
幸見:ダイス目が6以下でファンブルにされますね。
恋:うーん…他の人はともかく、俺の当たり目が大分減るんだが…。
ミルカ:あー、そうか……。
幸見:消した方が良いかな、さすがに。再行動の時も続くから、ちょっと苦しい。
GM:これは消したくなるよなぁ、くっくっくっく…(笑)。
恋:ダイスの期待値は5ぐらいで考えろって言うし。
珪:消すべきだね。シーン持続はマズイ。
幸見:シーンじゃなくて1ラウンドだけど、このラウンド中続くのが一番まずい。愛を4点ほど貰えますか。

恋:初期絆とライフパス絆固定。2点を幸見ちゃんにパス。
幸見:魔女のゲームの絆を固定、即消去。愛をレンに1点渡して、貰った分と合計4点でHA《ヴォイド》!
GM:うむ、通そう。さぁ、後どれだけ余力があるかな…、くっくっく(笑)。ではこちらの攻撃でして。マイナー《加速装置》+魔女から貰った《錬金術:魔の力》Lv3+《ピアシング》、メジャー《精霊力拡大》+《マナクラッシャー》。命中前に、《マシン・アイ》、《自然の申し子》、《水氷の輝き》を入れるよ。(ころころ)28…また出目が悪いぜ。《時計仕掛けの魔法》!(ころころ)…………なんでじゃー!?(一同笑) 命中は28になりました。

珪:出目が同一!?(笑)
ミルカ:1ゾロ振りなおしたら1ゾロが出たとりさんもいるので、特に驚くようなことでは……。
恋:アーアーアー!(耳を塞いだ)
GM:それ、「こんにちは赤ちゃん」でやった…(笑)。
ミルカ:さっすがエックスさん。やっぱファンブリウムはすごいですね!
GM:もっと私を大事にすると良いよ!(笑)

恋:まずオートで《怒髪天》。リアクションで《攻防一体》を使用します。《大小拵え》一回目(ころころ)クリット…二回目(ころころ)ファンブルってアホか!?(一同爆笑)
ミルカ:吹いた。
GM:これは吹く(笑)。
恋:チクショウ! フラグチクショウ!!(笑)
幸見:(笑いを堪えつつ)…《予言》。
恋:ありがとう!(笑) では2回目振り直します。
GM:こちらも最後の《時計仕掛けの魔法》を、最初にかけよう(ぇ
恋:つーまーりー、どっちも振り直せばOKなのですね?
GM:2回とも振りなおして(笑)。
恋:了解しました。振り直します。(ころころころ)出目11と5でセーフ! 1回目とって、クリティカル。
GM:ブフォ! それは仕方ないな、止められた。
ミルカ:すっげー。
珪:凄い…。
幸見:…《自然侵蝕》消しておいて、地味に良かった(笑)。
恋:そうですね。ホント助かりました。
GM:……結論!! 《時計仕掛けの魔法》は信用ならねぇ!!(笑)
恋:ダメージ出します。(ざらららーっ)70点〈魔〉属性!
GM:……んじゃまぁ、期待されてるようですし。HA《鏡の身体》、35点を全員へ向けてお返しじゃ! 通しますか?
幸見:通しましょう。
恋:ヴォイドはしない…。
GM/『世界』:Reverse、逆方向、転換
ミルカ:街の空に浮かぶ時計のエゴを固定し、AGP1点でHA《獣の盾》を使用します。
GM:うぃ。その攻撃が全てミルカさんへと集束させられていく。35点を受けて、生きていますか? いませんね?(くすくす)
ミルカ:それはさすがに耐えられないので、時任廻の絆を昇華し、AGP1点でHA《真理のe》を使用します。「大した手品だけど……効かないわねぇ」
恋:「…流石」思わず。
GM:まぁ、70点はこっちも喰らってしまったわけで痛いのですが。こちらの行動はこれで終了です。

>ミルカ
ミルカ:じゃ、マイナーなし、メジャーで殴りますね。(ころころ)達成値25。
GM:避けられない、ダメージどうぞ。
ミルカ:(ざらららーっ)65点〈魔〉属性ダメージ。うーん、いまいちか?
GM:む……、…よし、切ろう。HA《真理のe》。通しますか?
恋:ごめんよ、通し。
珪:通すしかなさそうだ…。
GM:了解。ではその攻撃は、時間停止により、完全に止まる。
珪:《時の棺》!?(*ダブルクロスというTRPGに、そういう効果の技がある)

ミルカ:追加行動で十分仕留められそうな感じではあるけど……うーん。
珪:いつ復活しようかな。
GM:《彼の出番だ》がかかる時に死亡したままだと、効果は受けられないものとしますよ。
幸見:復活タイミングは二人の攻撃が済んでから、私が行動する直前にですね。

>恋
恋:マイナー無し、メジャーで《魔弾》で『世界』を撃つ。(ころころころ)流石に危ないけど、1回目とってクリティカル。
GM:あい。ダメージ下さい。
恋:(ざらららーっ)うーん、ちょっとけっちいな。66点の〈魔〉。
GM:……うん、ごめんね。HA《マルチリカバリー》。HA《真理のe》を復活させて使用。
恋:「ちいっ、鬱陶しいな…!」通し。
珪:初期エゴを固定、罪1点捻出。HA《永劫より》を宣言。(ころころ)FP16点。
GM:はいはい、では復活したわけですが……。来ますか、来ますね?(笑)

○現在のエンゲージ
 【『世界』・恋・ミルカ・珪】  【幸見】

行動値:珪(16)→『世界』(15)→恋・ミルカ(9)→幸見(7)


>幸見
幸見:「…魔女の道具にしては大したものね。だけど…力を使う度にギアは軋み、歯車にヒビが入っていく。…貴方は負けるわ。私たち“魔眼の主”を敵に回したのだから…」そしてレンの絆を固定、愛を1点渡します。
恋:そのAGPを使って、HA《万能なる一撃》宣言! 対象は幸見。
GM:うぃ、幸見ちゃんは即座に行動を得る……。
幸見:そしてマイナー《天の光》、メジャー《彼の出番だ》。味方三人に再行動をかけます。
GM:うわぁーい!?(悲鳴)
幸見:―――私たちの瞳は、『刻』さえ殺す…
恋:「そういうことだ。相手が悪かったな…!」

ミルカ:あ、私“たち”になってる。
珪:本当だ…。
幸見:えぇ、せっかく共通項の多い二人なので。台詞も合わせてみました〜(笑)。
GM:事故で家族を亡くす、魔眼を持っている、などなどね(笑)。
ミルカ:おいしいね。うらやましいね。
恋:もう…なんだよもう、なんて良い人なんだ。とりあえず珪さん、ごー!(笑)
ミルカ:畳んじゃえ畳んじゃえ!
GM:分解されるー(笑)。

>珪
珪:マイナーなし、メジャーで通常攻撃。霊障キーック!(ころころ)達成値19!
GM:うん、避けられん!
珪:(ざらららーっ)75点〈魔〉ダメージ!
GM:……それは耐えられん! 5点オーバーで[真の死]!

恋:これはおいしい。
ミルカ:ふぅ……。
幸見:分解で終わった…かな?(笑)
恋:だね(笑)。
ミルカ:フェイスレスですね(ぁ

珪:怪しい霊気と死神の魔力が宿った鋼鉄の脚が時計を砕く!
GM:バキリ、と鈍い音が響き……そこを起点として、『世界』は、砕けた。
珪:「古梅田のぉおおおおお 機械技術はぁぁぁあああ せっかいっいちぃいいいいいいいいい!!!!!!」 ドゲジャアアアア!!!
GM/賢太郎:「うわー……」そして『世界』が消滅すると同時に、「……ヤバイ、時の“ゆらぎ”が戻り始めてる! みんな早く乗ってくれ、取り残されるぞ!」
ミルカ:「おっと、それは勘弁だわ」ひょいと後部座席に乗り込みます。
恋:「時間ないところで悪いが、寄り道頼む!」乱暴に乗り込みながら。
幸見:慌てず騒がず優雅に乗り込み。「…大丈夫。間に合うわ…ここまでは正しい“運命”だから…」
珪:砕けたパーツを踏みしめながら…「え? ちょっと待って、あたしも乗るー!」座席だろうがトランクだろうがお構いなく載るー!
GM/賢太郎:「寄り道? っつったって何処に寄れって…、帰り道作るので精一杯だぞ?」
恋:「そこから一週間ずらせ、そんぐらいなら調整効かせられるだろ、無理ならオレがやる!」
幸見:「…時任家で事件が起こったその日に。誘導は私がするわ…」具体的には[SA:巻き戻りを止める/『世界』の意味を知る]で、そのシーンへ跳びます。
恋:…頭良いな。
GM/賢太郎:うむ、許可しましょう。「……解った。んじゃそこまでの道を作るから、後は恋が頼む。戻れなかったら……、今年二度目の10月始めを過ごすか」で、賢太郎がHA《歩く影法師:彼方への門》を使ってこの場から消える。残されたのは……、…………………あれ?

幸見:あ、ちょっと待って。その前に、お父さんに時計を渡さないと(笑)。
GM:ちょっと確認させてください。恋…、懐中時計は…、持ったままですよね(笑)。
恋:あっ…。…あっぶねぇ!(笑)
ミルカ:あ、あー。ひどいオチがついたかと思った……(笑)。
幸見:賢太郎が急かすから、忘れるところだった…(笑)。
珪:そういやそうだった!
幸見:包みをこの場に落として結界を解けば、勝手に見つけるとは思うけど。

恋:「…」思い当たった(笑)。「…すまん、先いってて。すぐに追い付くから!」と、やっぱり車から降りる。
ミルカ:レンの絆を固定し、愛1点を渡します。
幸見:廻の絆を固定、レンに愛を1点。
恋:「頼んだぞ!」ミルカさんの絆を固定して、AGPを1点幸見さんに渡しておくね。
GM/賢太郎:「あ、おい! ……ったく、道はそんなに残ってないからな? 手早く済ませろよー!」
ミルカ:「えっ、ちょ……追いつくって……!」
幸見:「…………」リムジンの座席で、小さく肩を竦めた。
珪:「ちょっと! どうしちゃったのー! れーん!」半開きのトランクから呼びかける。
幸見:珪さん……何でトランクに入ってるの(一同笑)。
珪:慌てていたのです(笑)。
GM:では、皆が乗ったリムジンは門の向こうへ消えていく。恋以外退場です。
恋:走ってオヤジさんに近づいて…その途中で、止まる。
GM:結界は解かれ始めている。今ならまだ姿はわからない状態だ。
恋:「…あぁ、何も手渡す必要はねーか。まさか、見つけてくれるだろ」魔女から奪い返した懐中時計を置く。あえてガサリと音を立てて。それから逃げる。頂いたAGPのうち、1点を使ってHA《歩く影法師:彼方への門》。皆を追う。これで退場。
GM:了解、ではここでクライマックスを終了しよう。

*    *    *

GM:人間性回復のお時間です。
珪:人間性プラス6、絆6個。
幸見:プラス6。問題なし。
恋:絆6個、人間性マイナス5。振らずとも生還です。
ミルカ:こちらもプラス6。
GM:ですよねー。
恋:…あれ、ホントにこんなに余裕あるのか? みんながプラスだと思わなかった。
ミルカ:意外なほどに余裕で驚いた。うーん……ほんとびっくりしたけど、相当余力あったんだなあ。
恋:俺もビックリした。
ミルカ:かなりカツカツかと思ってたんだけどなぁ。
恋:いやぁ…自画自賛にもなるが、PLは相当上手く動いたと思いますよ。あんまりそこに俺要素入ってないのが哀しいけど…(笑)。


 

■エンディングフェイズ■


●エンディング 『Revolution-変革-』
シーンプレイヤー:全員
○時任家/2009年9月30日、夕方

GM:まずは先に跳んだみんなのシーン。時空間を移動して、着いた先の9月30日。時任家前。既に事は終っており、死臭が家の中から漂っている。……が、今ならまだ、間に合うだろう。
幸見:家の中に入ります。御家族の遺体を確認したら、廻の絆を消去してHA《アドベント》。
GM/賢太郎:「犯人は…、逃げたみたい、だが…、…ぜは、ぜは。やべ、俺がガス欠だ……」
珪:ごぱ。トランクから出てくる。「まだ新しい…血の臭いがする」
幸見:私の瞳は全てを殺すわ…『死の運命』でさえも」紫の瞳が輝き、目の前の『死という現実』を消し去っていく。
GM:では時任家の人間は…、うん、復活した。ただしFPは1なので、いまだ瀕死なのは変わらないけどね。
ミルカ:「まあ、あと一週間、せいぜい必死に逃げ回りなさいな」ぽつりと呟きます。
珪:「うん…一週間後、にまた会いましょう? 犯人さん」目が笑ってない笑顔。

恋:おおお格好いい。
ミルカ:肉壁は耐えまくっていい気になってただけだけどね……(笑)。
珪:アンデッドは見事に一度死んだしね…(笑)。
ミルカ:……うん、ほんと、特に頭を使うこともなくいい気になってるだけだった!(笑)

幸見:で、私はここに残って廻が来るのを待ちます。
GM/賢太郎:「後は…、救急車を呼んでおくか。ちょっと車、放しておくよ?」
幸見:「えぇ…私はもう少し、ここに残ります」
GM:ではそうですね…。その少し後、恋と遊んでいい気分になって帰ってきた廻ですが…、半壊している家と、目の前に立ってる君に困惑するよ。

珪:困惑するだろうなぁ…。半壊した自宅に、立ち込める血の臭い。謎の少女と、怪しいリムジン。
恋:たしかーに!(笑)

幸見:「…こんにちは。…初めまして、になるのかしら?」にこり、と微笑んで迎えます。
GM/廻:「え…、こ、これ一体どういうこと? ねぇ君、私の家はどうなっちゃったの? お父さんは、お母さんは? 渉は?」あ、渉は弟の名前ね。
幸見:「ちょっと、殺人鬼が暴れていたの。でも大丈夫。御家族は全員無事です…今度こそ、ね」
GM/廻:「今度、って…? え、どういう…、こと?」
幸見:「これで『約束』は果たしたわ…もっとも、今の貴女は覚えていないでしょうけど」
GM:そう答えると同時に、賢太郎が呼んだ救急車のサイレンの音が、徐々に大きくなっていく。
ミルカ:「ま、あまり気にしないでちょうだいな。報いもきっちり受けさせるし、ね」
幸見:歩み寄って、彼女の眼を真っ直ぐに見上げ、微笑みます。「…おめでとう。貴女は『魔女のゲーム』を抜け出したわ。これでもう、魔の世界に関わることもない…」
GM/廻:「え……?」
幸見:そして《エンディング》。彼女の記憶から、私に関わる部分を消し去ります。
GM:わぉ。
珪:「またね… 廻…」
幸見:紫の眼光が、彼女の記憶を殺す…。
GM:では廻は、君の記憶を忘れ…。ただ目の前の家へ、家族の身を案じて入って行く。
幸見:「ごきげんよう、さようなら。今度は、貴女が天寿を迎える頃に遭いましょう…」そのまま彼女とすれ違い、歩み去ります。

ミルカ:これはいい《エンディング》。
GM:恋もそろそろ登場をどうぞ。
恋:入っていいです? 何か凄く、綺麗だから悩むんですけど!(笑)
GM:でも恋が来ないと、この世界に二人のPCたちが存在しちゃいます(笑)。フーアムアーイ! アイアムユー!
ミルカ:過去と未来のミルカが一つに(マテ
恋:いやそーなんだけど…。うん…。ハードルが高いんですけど…(ぁ
GM:何食わぬ顔で助手席に座ってればいいじゃない。
珪:さりげなく現れるんだ(笑)。
恋:まぁ、皆の意見聞きたい、な。
ミルカ:僕も、何食わぬ顔で助手席に、でいいと思うなぁ(笑)。
珪:個人的には ふらりと別れた後を追っかけてきた? 的なものを。
恋:うーん、ここでシーン切るべきだろーけど。だからってシーン分けたら分けたでハードル高いんだよな。
幸見:…慌てて追いかけてきたけれど。ちょうどその時、事件を聞きつけた『この時間のレン』が現場にやってくるのが見えて、慌てて退散する…なんてのは? ちょっとオチになってしまうけど。
恋:うわそうだそんなことやってた!!(笑) 落としちゃって、いいのかい…?
GM:…PLのお好きなように…(笑)。
恋:むしろ俺が幸見ちゃんにそれで良いのって言いたいのよ。
幸見:私はもう、やりたいことやった後だから良いです(笑)。
恋:じゃあ、そうする(笑)。
珪:トドメの一撃を。

恋:ここで登場。ゆらぎから姿を現す。
GM/賢太郎:「お、恋も来たか。……何とか無事みたい、だぜ?」
恋:「あぁ、上手くやっといてくれたんだ…」ホッとする。それこそもう。「幸見、珪、ミルカ、賢太郎。皆ありがとう。いやほんと、おかげで…」と、こんな雰囲気のところで空気ブレイカーのごとく、遠くから走ってくる奴が(一同笑)。
GM/賢太郎:「……あ、この時間の恋だ」
恋:「…ゴメン、ヤバい、あれオレだっ!! 帰るぞ! 逃げるぞ! 見つかるともうヤバいっ!!」(笑)
GM/賢太郎:「はいはい。んじゃ、行くぞ? “現実”に、帰るか」
ミルカ:「もう、さっきから慌しいわねぇ……」リムジンに乗り込みます。
恋:AGP1点使用。HA《歩く影法師:彼方への門》で、全員を元いた時間軸へ。
幸見:「えぇ。それじゃ帰りましょうか……運転手さん、驚くでしょうね。行ったと思ったら、すぐに帰ってくるなんて…」くすくす笑いながらリムジンごとフェードアウト。
珪:「そうしましょ。でも、みんなのお陰で 今回は…レンも…私も、大切なものを失わずに済んだわね…」微笑みながら、その姿は閉まるトランクによって掻き消える(一同爆笑)。



 …………
 ……
 …

「おっかしーなぁ、仮に過去の『世界』を壊しても時任家の連中は死ぬはずだったのに……
 ……や、無理か。事が起こった後に蘇生されたんじゃ、運命も何も無くなるわ」

 ぐ、と伸びをしながら、眼前の水晶玉から映像を消す。

幸見:…このシーンに割り込んだら、やっぱりまずいかな。
GM:シーン終わりに一言くれると嬉しいかな?(笑)
珪:シリアスなセリフですかな? それとも…。

「あーあー、つまんない結果ー。もっと面白くなりそうなことって無いかしら……、お?」

 道行く人間の内、1人を視認すると…。『魔女』は、また口の端を吊り上げた。

「…そうね、次はアレにしてみようかしら。きっと好き勝手動いて、奈落へ直進してくれるわ…」



 ――――くす…くすくすくす…。

 魔女のいる世界を、更に“上”から見下ろすは…冴えた輝きを放つ、紫の瞳。

「―――まったく…懲りない子、ねぇ?」

 双眸の主は、年齢不詳の美女。その面立ちは…『死瞳姫』のそれに、よく似ていた。

「最初から、相手側に勝利の可能性すらないワンサイドゲームなんて、退屈極まるわ。
 貴女、実は遊びゲームの才能、ないんじゃなくて?

 予定調和の物語がお好みなら、ゲームマスターなんかじゃなくて吟遊詩人か小説家にでもなることね。
 一般受けしそうにないマニアなジャンルでも、一応ファンはいるから。

 …まぁ、“世界の敵”になることはなさそうだから見逃すけれど…
 あの子達を甘く見ていると、そのうち大火傷をするわよ。せいぜい気をつけなさいな…」


 くすくすくすくす…と涼やかな嘲笑が虚空に響き―――この物語は、終わる。




GM:……今、ゲートオブバビロンや無限の剣製の総攻撃がごとく色んなものが突き刺さっています(ぇ
幸見:私からの演出は、以上です(ぉぃ
GM:…………あ、もう終わりました? GM交代かと思いましたよ(ぇ
幸見:あ、ちなみに最後の台詞はあくまで『魔女のゲーム』に対しての皮肉です。決してGMにじゃないよ?(笑)
GM:でも何か痛かったよ(笑)。
幸見:GMはちゃんと、ワンサイドにならないように設定してたじゃない(笑)。
GM:そりゃ、本当にワンサイドだったら面白みも何もありませんしね。
ミルカ:ですよねえ。
恋:うん。
ミルカ:にしても、まさかここまでなるとは思ってもみなかったけど。
恋:俺も。
GM:PL/PCが突付けるだろう余地は作るのです。
幸見:だからこそ、それが出来ない魔女を皮肉ったのです。あんたはゲーマーとして三流以下だと(笑)。
ミルカ:うん、いいセッションでした。
GM:私はもっと後味悪い感じになるかなーと思ったが。……PC4人ってのが大きかったかな。



 時の流れは止まらない。いつだって進み続けるしかない。
 けれど。死すべき運命を覆す為に、時の流れに抗って。
 そして結果が1つ生まれた。
 誰の心にも残らない物語だが、誰の記憶にも残らない時間だが。
 それは確かに、恐らくは“最善”の道を作れたはずだ。
 絶望だけに支配されていたはずの物語は。
 「Revive-蘇生-」を迎えた。





Beast Bind New Testament
時計仕掛けの『世界』-Re-

THE END



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