第95話
愚者の黄金

●今回予告●


伝説にいわく――

「1284年 聖ヨハネ・聖パウロの祝日
すなわち 6月の26日
道化の衣に身を包んだ笛吹き男に誘われ
ハーメルン市に生をうけた子供 130名
カルヴァリーの丘に入り 行方知れずとなる」


『ハーメルンの災厄』、『凶つ音のパイドパイパー』。
――かの魔物が、再び帰ってきた。
『報酬の金貨』を受け取るため、為すべき事を為すために。

真の誘惑者は、いずこ?



Beast Bind New Testament
愚者の黄金


汝、悪しき誘惑を断ち切らん。



オープニング ミドル クライマックス エンディング

■プレセッション■


 セッション開始までの待ち時間。雑談がてら、PC間絆について相談中…(前回もこんな出だしだったな)。

詩帆:竜太さんの知り合いの「杏子さん」って何歳くらいの人でしょうか。
竜太:ああ、必要になった時に決めようと思っていたので、ちゃんとは決まってないですよ。大体16〜22くらいのつもりでいますが。
詩帆:ノウンマンなんですよね?
竜太:はい。事情は一通り話してあります。
詩帆:たぶん、PC間コネは竜太さん相手だと思うので…詩帆からの接点を探してました。杏子さん経由での知り合いにするのが無難かなぁと。
竜太:ああ、なるほどー。…そーか、こっちは泉チャンに取らないといけないんだ(笑)。
泉:フエッヘッヘ(マテ
竜太:ふむふむ、んー。杏子と同級生、とかですかね。
詩帆:詩帆が通ってる学校は少し特殊なので、バイト先の人でも良いかなと。
泉:バイト先の先輩、としておくと、杏子さんの年齢が定まらなくて良い感じですね!(マテ
竜太:なるほど(笑)。
詩帆:この先シナリオに出ても調整は利きますね(笑)。
泉:ちなみに私は、興味で取るつもりでしたが、これだとどう考えても一方通行ですね(マテ
竜太:バイトって、詩帆ちゃん何かバイトしてるんですか?
詩帆:同じ学校の誰かに頼まれて、数日代理で通っていたことにしましょうか。詩帆はお人好しで、そういうのを断らないので。
竜太:ああ、なるほどー。ふむふむ。
泉:詩帆さんも兄さんいるンデスヨね、タシカネ。想像ですが。…見た目がヤンキーっぽい兄ちゃんと対等にと言うか、むしろちょっと尻に敷き気味の杏子さん見て、何か思うところがあったのかもしれませんね…(笑)。
竜太:いや、その想像、両方とも正しいです(一同笑)。
泉:さて私はとりあえず興味でいいかなぁ。
竜太:そうですねー。まあ、かつてのバイト仲間で。
詩帆:あ、そうか。竜太さんと杏子さんは見た目は兄妹みたいに見えるんですね(笑)。
竜太:はい(笑)。
詩帆:てっきり親子みたいな雰囲気かと…(笑)。
竜太:年からすると、そんな感じです(笑)。お互いに、兄貴分が迎えに来て鉢合わせしたことがある…みたいな感じかなあ(笑)。割と印象に残るだろうし(笑)。
泉:確かに…(笑)。
詩帆:まぁ、その線で行きましょうか(笑)。
竜太:はーい(笑)。
詩帆:HAはどうしましょうね。このままでOKかな。
泉:変更OKかどうかをまず伺いたいところです、GM!
GM(茶千):はい、変更はOKですよ。
竜太:んー。《世界霊魂》かぶってますから、どっちか変える? まあ、現時点でも割といけそうと言えばいけそうですが。
詩帆:(相談中)…それじゃ、私の《歩く影法師》を一つ増やしましょうか。GM、お待たせしました!
GM:はい、よろしいでしょうか。レギュレーションですが。

・登場判定は不要です。PC登場不可のシーン以外は、宣言だけで出て頂いて構いません。
・絆チェックは不要です。宣言は行って下さい。
・PC間絆は、1→2→3の順で取得してください。


GM:以上となります。何か質問はあるでしょうか?
竜太:登場に関して、GMに許可を得る必要はありますか?
GM:ありません。ただ……シーンプレイヤーとは相談した方がいいと思います。
竜太:了解ですー。あと、シーンへの登場回数は各自でカウントするのでしょうか?
GM:いえ、カウントは省略します。
竜太:了解です。以上です。
GM:それでは、準備が出来ましたら、順番に紹介をお願いします。
詩帆:はい、では私から行きますね。



●PC1(定員1名) 推奨:お人好し、家族を大切にする人など。

 ある夜のこと。
 キミが街を歩いていると、どこからか不思議な笛の音が聞こえてきた。
 気になって音の聞こえる方に向かうと……
 そこには、両手で大きな笛を抱えた少年と、彼の周りに倒れ臥すハンター達の姿があった。
 彼は冷ややかな目であなたを見ると、警告を与えて去っていったが……。
 何故だろうか、その背中は、妙に寂しそうに見えた。

 シナリオ絆:謎の少年   (関係:任意)


霞 詩帆かすみ  し ほ 神楽人形     プレイヤー:麻那
 【イレギュラー/スピリット】  年齢:15歳/性別:女/カヴァー:中学生
「―――わたし、今とっても“幸せ”なんです―――」
 六道学園(*若き異能者や術士を保護・育成する、特殊な学園)中等部に在籍する、儚げな印象の少女。
 一見、淑やかで大人しそうながら、その実かなり感情豊か。よく泣き、よく驚き、よく笑う。
 力ある“唄”で魔を祓い、味方を支援する『神楽』能力者。とある事情で隠されているが、風間慧の妹に当たる。
 本来は幼少時に『神楽人形』として調製された実験体であるため、研究所以外の世界を殆ど知らない。
 兄によって研究所からは救い出されたが…不完全な調製技術が原因で、遺伝子に致命的疾患を抱えている。
 所持HA:《歩く影法師》、《歩く影法師》、《ヴォイド》


●PC2(定員1名) 
推奨:依頼を受けられる人。

 『ハンターズブラッド』を介して、キミに来た依頼。
 ノウンマンの古田という人物の依頼で、身辺警護を願いたいのだという。
 なんでも、あの悪名高い『ハーメルンの笛吹き男』に狙われているのだという。
 報酬は悪くないし、キミ自身、名高い伝説の魔物にも興味がある。受けない手は無かった。
 しかし、何故彼は、『笛吹き男』に狙われているのだろうか?
 「心当たりはない」と、本人は言っているが……。

 シナリオ絆:古田 幸平 ふるた こうへい    (関係:任意)


二宮 竜太にのみや りゅうた 下総太郎     プレイヤー:マグ
 【セレスチャル/スピリット】  年齢:外見22歳/性別:男/カヴァー:フリーター
「―――ふん。こんなことで俺の手を煩わすんじゃねえ! ……ったく、言ってみろ。聞くだけ聞いてやる」
 赤味がかった短髪と三白眼、派手な衣装センスも手伝って、一見するとヤンキー風味のガラ悪い青年。
 しかしその実は、関東地方で土地神を務めていた龍神様。…今やすっかり落ちぶれてはいるが。
 粗暴な言動で誤解されやすいが、困った人間を見捨てられないお人好し。別名ツンデレドラゴン。
 世話になった人間の母娘に報いるためと実益を兼ねて、最近ハンターズブラッドからの仕事を請け負っている。
 龍神らしく『水』を操っての攻撃が得意で、神託らしき力も使える。しかし長文を読むのは苦手。
 所持HA:《裁きの光》、《勝利への賛歌》、《世界霊魂》


●PC3(定員1名) 推奨:特になし。

 最近、この街は妙な事になっている。
 どこからか漂う、嫌な気配が、街全体を覆っているような――。
 漠然とした不安を抱えていたキミに、友人にして、良き助言者のミストレスが、言葉をかけた。
「このままでは、この街に恐ろしい災いが降りかかってしまうわね。
 ――止めるためには、『黄金』を探し出さないといけないわ」
 …いつものように、曖昧な言葉だ。
 だが、彼女がこういう物言いをする時は、こちらも真面目に動かなくては。

 シナリオ絆:ミストレス   (関係:任意)

泉 勇希いずみ ゆうき 黄泉路案内人ヨミジアンナイニン     プレイヤー:小鳥
 【フルメタル/デーモン】  年齢:外見10歳/性別:女(外見男)/カヴァー:ジャーナリスト
「―――事件の予感ですね。…ふふふ、楽しみです。そうは思いませんか?」
 見た目小学生の超美少年。そこはかとなく漏れる黒いオーラに目を瞑れば、全国のショタコン垂涎。
 本来は歴とした成人女性だが、死を司る魔族との契約で『契約時の姿』を対価に取られ、こうなった。
 表向きの身分はフリージャーナリスト。変身能力もあるが、基本は電話回線越しで対面せずに仕事をする。
 慇懃無礼かつ好奇心旺盛で、重度の機械フェチ&可愛い物好き。契約の動機もその辺らしい。
 自分で開発した全長3mの猫型(?)ぬいぐるみ『レテちゃん』が武器。踊って殴って火も吐ける、ようだ。
 所持HA:《真理のe》、《フルファイア》、《歪曲する真実》


詩帆:PC間絆は竜太さんに絆/憧憬で。杏子さんのお兄さんと勘違いして、「優しくて羨ましい」と思ってます(笑)。
泉:PC間絆は詩帆さんに絆:興味。とても興味深いです。ふふ、色々な意味で気になります。

竜太:PC間絆に関してですが。ちょっと考えてるので、待ってもらっていいですか(笑)。
泉:あい…。基本的に変態だからなぁ、困ったことに(アンタぁ!
GM:はい。なんでしたら、合流後でもいいですよ。
詩帆:判定不要で書き換えできるし、出遭うまでエゴとかでもいいんじゃないかな。シーン内での取得数には制限あります?
GM:ありません。どう取るかは、お任せいたします。絆/エゴの変更も自由ですし。
竜太:ふむむ。じゃあまあ、「エゴ/食傷」とかでいいでしょうか(笑)。
泉:どうぞ!(笑) なんで食傷なのか激しく気になるけど…(笑)。
竜太:いくつかの事件で知り合って、関わりあってそれなりに信頼してるけれども、それはそれとして、あいつ生意気で苦手。みたいな(笑)。
泉:あぁー。理解した。とても生意気です(ぁ
竜太:おお(笑)。よかった、間違ってなかった(笑)。
泉:子供の外見の癖に偉そうな上に、武器がぬいぐるみ(だけどデータ的にはリモコンなので普通に殴れます)。でも偉そうなのでもう鬱陶しいと思いマs(略
竜太:それじゃ、PC間エゴは泉勇希にエゴ/食傷を取得でー。
GM:GMは茶千です。……今回は初セッションにお越し頂き、有難うございました。至らない所が多々あるかと思いますが、よろしくお願い致します。
竜太:こちらこそ、よろしくお願いしますっ。
詩帆:よろしくお願いします。
GM:それでは、OPに移りたいと思います。


 

■オープニングフェイズ■

●オープニング1 『真夜中の笛吹』
シーンプレイヤー:詩帆
▼住宅街/深夜

GM:ある夜のこと。キミはある用事で、外を出歩いていた。どんな用事かは、お任せいたしますが…夜、外を歩いていたと言う事で。
詩帆:「アルバイト、すっかり遅くなっちゃった……寮管さんに怒られないと良いけど」夜道を急いで帰宅中。
GM:静かな住宅街の夜は更けて、静寂の中、キミの足音だけが辺りに響く―――そんな中、ふとどこかから、高く澄んだ、笛の音が聞こえた気がした。
詩帆:「…笛の、音…?」ふ、と足を止める。
GM:耳を澄ませば、やがてはっきりと聞こえてくる。聞く者の心を浮き立たせるように軽妙で――それでいながら、どこか不安を覚えさせる、微妙にメロディを崩した、不協和音を交えた旋律。
詩帆:「何だろう…不思議な音色。…少し、神楽に似てる、かも…」
GM:聞く者の魂を、直接揺さぶるような調べ――これはキミの唄と同質の力――言霊を乗せた音魔術のようだ。
詩帆:奇妙に心惹かれ、ふらふらと音の方角へ歩いていきます。…というか、詩帆が「神楽に似てる」と呟くのとほぼ同時に「キミの唄と同質の力」と言われてびっくりです(笑)。
GM:PCの設定を見ていて、急遽付け加えました(笑)
竜太:おお(笑)。
泉:すっげぇ!(笑)
詩帆:凄いです(笑)。

 音の出所を追いかけた詩帆が辿り着いたのは、建設中のマンションの工事現場だった。
 建物を覆うブルーシートと、その隙間からはみ出た鉄骨が、差し込む月の光に照らされている。
 ――その傍で、地面に倒れる無数の影――そして、彼らを見下ろす、背の低い人影。


詩帆:「……これは…何…!?」その光景を見て、驚いて叫んでしまう。
GM:倒れているのは、人狼、機械の腕を持つ男、魔剣を握った女など、恐らくハンターと思われる面々。また、離れた場所には、10人ほどの子供達が一かたまりに集まっている。そして、中心に立つ、少年のような、小柄な人物。
詩帆:「……あ。だ、大丈夫ですか!?」思わず倒れてる人に駆け寄ります。
GM/男:「ぐ、うぅ……」息はあるようですね。
詩帆:「しっかりして! 今、救急車を…」ゆさゆさと揺さぶって。
GM/??:「――新手か」そんなキミに、冷ややかな言葉が投げかけられる。
詩帆:「…どうして、黙って見てるんですか?! この人達、手当てしてあげなきゃ…!」きっ、と声の主を見上げて問いかけます。
GM:声の主は、少年のような人影だね。鮮やかな原色の服に、羽飾りの付いた派手な帽子。その衣装は体に不釣合いなほど大きく、ブカブカだ。顔もよく見えない。
竜太:原色の服に羽飾り…派手だ…(笑)。
GM/少年(?):「ボクの邪魔をしようとしたからさ。ボクはただ、為すべき事を為す、そのために来ただけなのに」
詩帆:ようやく相手に不審を感じる。「……あなたは、誰…?」
GM:ここで〈知覚〉判定をどうぞ。
詩帆:助手:知覚を足します。(ころころ…1ゾロ)…………あ。ごめんなさい、きっと何も判りません(笑)。

泉:あっ…(笑)。ど、動揺してたんだなぁ…(笑)。
竜太:む、無理もないと思うっス!(笑) 光景が光景だし。

GM:うん、それでは、相手の声が、どこか苦しげなのが分かったけど……詳しい事は分からなかった。:ちょっと呼吸が乱れているというか、そんな感じ。
詩帆:「…もしかして、あなたもどこか具合が悪いんじゃないですか?」おずおずと聞いてみる。
GM/少年(?):「近寄るな! アンタも、そいつらの仲間なんだろ!」
詩帆:わけがわからない、と表情に出しつつ。「あの、よく解らないけど…一緒に病院へ行った方が良いんじゃないですか…?」
GM:キミがマイペースにそう言うと、それまで後方で固まっていた子供たちが、キミと彼の間に割って入る。――彼を庇うように。
詩帆:「え…?」
GM:みんな、極度の緊張に強張った目で、それでも必死にキミを睨み付ける。
詩帆:「あなた達、どうして…?」ひたすら困惑します。
GM/少年(?):「……そうやって、親切面した相手に、不意打ちを受けた事もある。信じられやしないよ」
詩帆:「…わからないです。この子たちは、あなたの友達? それに…」倒れている魔物達を見回して「彼らが、あなたに一体、何をしたの…?」
GM/少年(?):「……答える必要はないでしょ。本当に無関係だって言うなら……関わらないで。じゃないと――――痛っ」肩を抑えて、ちょっとふらつきます。
詩帆:「…どうしたんですかッ?」駆け寄ろうとして、たぶん子供らに阻まれます(笑)。

竜太:うーむ。キツネリスを思い出すな(笑)。
泉:何ゆえ?
竜太:いや、その。「怖くないよ。……ほら、怖くない(byナ●シカ」っていうシーンが頭に浮かんで…(笑)。
泉:あぁ!(笑) キツネリスってあの動物か…(笑)。
竜太:そそそ(笑)。宮崎アニメのあれです(笑)。
詩帆:風の谷の族長様ですか(笑)。
竜太:そですそです(笑)。

GM:「……仲間を抱えて、帰りなよ」キミの心配を、あくまで拒絶して、彼は苦しげにキミを睨む。
詩帆:「…どうして……ううん。あなたは、これからどうするんですか…?」
GM:「そして……あの人に、伝えておいて。ボクは絶対に、『黄金』を見つけ出してやるって」小さな声でそう言って、少年達はキミに背を向け、すぅっと、夜闇に溶けるように消えていく。
詩帆:消える様を見送って、呟く。「……どうして、そんな目をするんですか…? あなたは、誰…?」
GM:――去っていく彼らの背中が、キミには、ひどく小さく見えた。
詩帆:そして、ふっと気が付いて一言。「…………あの人…って。誰のことだったんでしょう…?」首傾げ。

GM:ここで、[SA:少年(?)について調べる]を配布します
詩帆:戴きます。謎の少年へは…何だろう。今のところエゴ/執着かな、一方的な感じで。
GM:はい。シーンは以上ですが、何か演出などありますか?
詩帆:この後はたぶん、救急車はまずいと思い至って、別のところへ連絡するでしょう。まずは六道学園生徒会に連絡を取って、そこからハンターズブラッドへ話が行くかな。
GM:ふむ、それはミドル最初のシーンとも関係するのですが……一応詩帆のシーンでは、OP直後のシーンを考えていたのですが――そのまま調査に入ってもらっても、全然構いません。お好きな方でやっちゃって下さい。
詩帆:あ、GMから演出があるなら任せます(笑)。

▼絆/エゴの変化
詩帆:謎の少年(?)にエゴ/執着を取得。



詩帆:OP直後というと…被害者の人たちからも話を聞けたりするのかな。
GM:はい、そんな形で考えていました。
詩帆:じゃあ、生徒会に連絡を入れてから迎えが来るまでの間に手当てしつつ、事情を聴くことにしましょうか。ちなみに冒頭のバイト、シーンの演出上、現在進行形で務めてることになりました(ぁ
泉:そういえばそーですね!(笑)
竜太:…バイトが現在進行形ということは。割と、杏子ちんも危なそうっ!?(笑)
詩帆:あぁ、実は…杏子さんに“うっかり”事情を洩らしてしまって、そこから竜太さんに繋げられるかな、と考えてました(笑)。
竜太:なるほど(笑)。
泉:大変なところで繋がりが(笑)。



●オープニング2 『親子に害為すもの』
シーンプレイヤー:竜太
▼とあるオフィス

GM:ハンターズブラッドから、キミに入ってきた仕事の話。古田幸平という人物からの、身辺警護の依頼だった。
竜太:ふむふむ。
GM:詳細を窺おうと、キミは彼のオフィスに来ている。ゆったりとした座り心地のソファーに腰を下ろしたキミの前に、湯気を上げるコーヒーカップが置かれる。
竜太:「(うおっ……すげーいい香りしてやがる。たかそー…)」マジマジとコーヒーカップを持って中を覗き込みます(笑)。
GM:相対しているのは、50歳くらいの男だ。痩せて、少し神経質そうな感じだね。
竜太:「………(なーんとなく気にいらねえ感じだな。こいつ)」ちら、とその姿勢のまま視線を相手に向けます。
GM/幸平:「…お越し頂き、ありがとうございます」
竜太:「おう」横柄に頷きます(笑)。「…んで、身辺警護だっけか?」
GM/幸平:「ええ、身の回りの警護をお願いしたく。……魔物に狙われているのです。『ハーメルンの笛吹き男』、『パイドパイパー』、などと呼ばれる存在を、ご存知でしょうか?」
竜太:「…ふん?」眉をあげ。「聞いたこたぁあるな。確か、報酬の代わりにねずみを依頼された場所から連れだす魔物だっけか?」
GM/幸平:「そうです。……アレは、私たちを狙っているのですよ」
竜太:「あん?」マジマジと相手の姿を見ます。「……あんた、ねずみの変化なのか?」真顔で。
GM/幸平:「っ、私は人間だ!」激したように叫びますね。
竜太:「お、おうっ」びっくりして身を引きます。
GM:それまでの気弱な態度が一変して、荒い息をついて、充血した目でキミを睨みますね。
竜太:「わ、わりーわりー。いや、俺が知ってる話じゃ狙われんのねずみくらいしか思いつかなかったから、ついよ」頭を下げます。「(……そんなに怒ることねーじゃねーか。ちっ)」小声で(笑)。
GM/幸平:「最初に姿を現したのは3年前――アレは、私たちの、上の子供を――」そこまで言って、言葉に詰まる。激情で、上手く言葉にならないようだ。
竜太:「………確か、笛吹きの物語の結末っつったら……『ガキを連れ去る』…んだったか?」真剣な表情で古田を見ます。
GM:キミの気持ちが引き締まったのを感じたのか、彼は深々と息をつき、手で目元を覆った。「……下の子供がいるんです」
竜太:「…ふん。つまり、身辺警護ってのは…」かすかに痛ましさを視線に乗せて、古田を見ます。
GM/幸平:「3年ほど前から、急に病弱に……寝込むようになりました。きっとそれも、アレの仕業に違いありません」

竜太:やばい。なんかこのNPC、いい人っぽいっ!?(一同笑)
泉:悪い人だと思ってたのか…(笑)。
竜太:う、うん…。だって、笛吹き男の方がいい子っぽかったので…(笑)。
詩帆:ハンドアウトだと、確かに悪い人の可能性もありましたよね。報酬を踏み倒す類の(笑)。
泉:あぁ、まぁ。HOでは悪い人臭プンプンはしてた(笑)。
竜太:方向修正方向修正。
泉:一応まぁ。悪い方でも良い方でもどちらとも取れる風にしておけば(略
GM:まあ、彼が白か黒かは、最後に分かる事です……ちゃんと回せれば(汗)。
竜太:りょーかいです(笑)。
詩帆:合流は早い方が良いのかな? もし早めの合流推奨なら、ミドルでは「被害者から話を聞いた」ことにしてすぐ情報収集判定。そのまま舞台をバイト先にして杏子さんに情報を流す、という荒技を使うのですが(笑)。
泉:すげぇ(笑)。

竜太:「……、…」じっと話を聞いています。
GM/幸平:「もし今度アレが来たら、今度は……そう考えると……」俯いて、体を震わせる。
竜太:「…古田っつったか。わりぃが、早いとこ仕事の話に入ってくれ」淡々と言う。「おめえは俺に、何をさせたい」
GM/幸平:「……私からの依頼は、私たちを守って欲しいという事……いや、それだけじゃダメだ……」不意に顔を上げて、彼は赤く充血した目で、キミを睨んだ。
竜太:「…」じっと耳を傾けています。
GM/幸平:「私たちを守って――そして、可能ならばアレを殺してください。二度とアレが、ワタシを脅かさないように!」どこか狂的な光を灯す目で、彼はそう告げた。
竜太:「承った」立ち上がります。「今すぐ、仕事に移る」

GM:それでは、[SA:古田を守る]を配布します。
竜太:受け取りましたっ。古田幸平に絆/尽力を取得。以上でー。

▼絆/エゴの変化
竜太:古田幸平に絆/尽力を取得。



竜太:ちなみにー、竜太は、「ハーメルンの笛吹き男」の話を全部は知りません(笑)。ちょっと伝え聞いたことがあるくらい(笑)。
詩帆:依頼人が報酬を踏み倒した辺りは知らないのですね(笑)。
竜太:そですそです(笑)。
詩帆:竜太さんの設定的にも、あまり詳しい方が違和感ありますしねー(笑)。
竜太:はい(笑)。ホントは話も知らないことにしようかと思ったのですが…ふとHOを見てみると『なんでも、あの悪名高い『ハーメルンの笛吹き男』に狙われているのだという』という記述が。「これはまずい!」と思って知ってることにしました(笑)。
詩帆:なるほど(笑)。
GM:助かりました(汗)。
竜太:お、おう。知ってた方がよかったんだ…(←一瞬見なかったことにして知らないことにしようか迷った人)。よかった…(笑)。誘惑に耳を傾けなくって…(笑)。
泉:誘惑が恐ろしい(笑)。
竜太:うんうん(笑)。
詩帆:確かにトレーラーにも「悪しき誘惑を断ち切らん」とありますが…(笑)。
竜太:やった!(笑) 僕、断ち切ったよママン!(笑)
GM:そこかっ! 戦いはHOの時から始まっていたのか!(ぇ
竜太:なんとっ!?(笑)
詩帆:何て怖ろしい誘惑…!(違



●オープニング3 『街に迫る災厄』
シーンプレイヤー:泉
▼池袋

 泉は落ち着かない気持ちで、池袋の雑踏の中をブラブラと歩いていた。
 ――いつからだろうか、この街を、嫌な気配が覆うようになったのは。
 空気に混じる、下水に似た微かな悪臭。
 ザラザラと肌に擦れるような、微弱な妖気。
 路地の入り口を通りかかると、奥の暗がりから感じる、無数の視線。
 ――どうやら気付かぬ間に、この街に『何か』がナワバリを築きつつあるらしい。


泉:「…まったく、嫌になりますね」ぬいぐるみカバーをつけた携帯を握り締めながら、肩をすくめる。そんな気分になりながら、ミストレスの所になんとなく足を運んでみる。
GM:では、そんなキミの求めに応じたかのように、行く手の道端、バス停のベンチに、割烹着の老婆が座って、ニコニコと笑っている。「浮かない顔をしているわねぇ。そんな顔をしていたら、美人が台無しよ」
泉:「これは…わざわざどうも」横に座り。「流石はミストレスさん。わざわざご足労頂いたようで、すみませんね」苦笑しながら言う。
GM/ミストレス:「……でも確かに、こんな妖気に当てられたら、良い気分になんかなれないわよね」
泉:「えぇ…そうですね。良くない匂いです」
GM:それから、おもむろに彼女は真剣な顔になる。「これは……とても良くないものね。大きな災いの気配を感じるもの」
泉:「…貴方がそこまで言うとは」驚いた後、こちらも真剣に対応する。

詩帆:この描写は…もしかして、ネズミの大群? 少年はボスキャラじゃなく、説得して味方に引き入れないと街が潰されてジ・エンドとか。
竜太:………嫌な敵だなー……(笑)。

GM/ミストレス:「放っておいたら、きっと恐ろしいことになるわ。あと30若かったら、私が自分で何とかしたい所なんだけど……」ため息。
泉:なんと言ったものか少し思考を巡らせた後に「私としても、この事象は見逃せないものです。表裏問わず、仕事の方でも関わってくるでしょうしね。この事象に挑む私に、貴方はどのような言葉をくださいますか?」真剣に問いかける。
GM/ミストレス:「――嬉しい事を言ってくれるわね」にこっと笑う。

「運命が、あなたに向かって流れているのを感じる。
 あなたなら、きっとこれを止められる。鍵は――『黄金』」


泉:「『黄金』…?」
GM:言った後、ほっこりと、どこか憎めない苦笑を浮かべる。「分からないわよねぇ――言っている自分でも、何のことか分からないもの。でも、確かにその言葉が『見えた』の。間違いなく、手掛かりになる筈よ」
泉:「そうですか。貴方が『見えた』と言うのならば、それは間違いないでしょう」立ち上がって。「手掛かりが0でないだけマシです。私はこれより本格的に調べてみます。ちょうど記事も投稿し終えて手も空いたところですしね」
GM/ミストレス:「あたしは見る事しか出来ないけど――あなたの無事を祈っているわ。体には気をつけてね」
泉:「ふふ、ありがとうございます。貴方のこれからにも幸あらんことを」挨拶を残して街に繰り出します。
GM/ミストレス:「――あ、そうそう、」彼女はどこかから出したのか、キミの手に袋を握らせる。
泉:「へぅ?」振り返る。
GM/ミストレス:「――『腹が減っては戦は出来ぬ』。体には気をつけてね」茶目っ気のある笑みを残すと、ちょうどタイミングよく来たバスに乗って、行ってしまう。
泉:「こんななりですが、子供じゃないんですけどね…」ちょっと肩をすくめて見送って。
GM:袋の中には、手作りと思しきクッキーが入っていた。
泉:「まぁ、ありがたく頂きます。これから忙しくなりそうですから」袋を開けてひとつ早速つまみながら、街中へ(笑)。
GM:では、ここで〈知覚〉判定。
泉:おぅ? セカンドサイト込み(ころころ)22! ウヒャッホウ(笑)。

竜太:たっか!(笑)
泉:出目を吸いましたね…(笑)。
詩帆:本当に…(笑)。

GM:――調査に移ろうとしたキミは、ふと視線を感じる。路地裏で感じたのと同質の視線。
詩帆:…狙われている(クッキーが)。
泉:「…今はそうして、好きなだけ見ていなさい」クッキーをかじりながら。
GM:……あれ、振り返らないの?
泉:あっ、振り返った方が良いのか(笑)。じゃあ振り返るべ。
GM:振り返ったそこには――側溝の下水管から顔を覗かせる、黒いネズミ。
泉:「気付いてないと思ったら、大間違いですよ?」視線に向かって、ニヤリと笑いかける。
GM/ネズミ:「チィッ!」と鋭い鳴き声を残して、ネズミは姿を消す。
泉:「舐められたもんですね…」クッキーくわえながら、一応その周囲を探ってみるけど。
GM:もう姿はないね。
泉:「まぁ、いずれ尻尾掴んでやりますよ」クスクス笑って。「あぁ、掴むのはばっちぃから、踏みますかね…」そんなしょうもない独り言を呟きながら(ぁ

GM:[SA:この街を守る]を配布します。
泉:頂きました。シナリオ絆はミストレスに絆/信頼で頂きます。
GM:それでは、以上となります。

▼絆/エゴの変化
泉:ミストレスに絆/信頼を取得。



泉:クッキー狙われてました(笑)。「貴様等には、一片たりともやらん!」
GM:くれぇ…くれぇ(違
泉:あげたらネズミさんに懐かれて、まさかのハッピーエンド(違
竜太:そんなに美味しいのか…あのクッキー…(笑)。むしろ、クッキーというより吉備団子(笑)。
泉:ミストレス印のきびクッキー…うーん、語呂が悪かった(笑)。しかし、なんか色々ほざいてるけど、傍目にはクッキーくわえた小学生ですよ(ぁ
GM:何の違和感も無い光景ですね(違
詩帆:それはともかく。実は私、ミストレスをセッションで見たの初めてです(笑)。
竜太:あー(笑)。便利すぎて、逆に出しづらいのかもですねー(笑)。
詩帆:七尾や長沢は登場率高いんだけどね(笑)。
竜太:あー。わかるなあ(笑)。あの辺は、割と人間くさいですしね(笑)。
泉:依頼主として便利(ぁ
詩帆:エンジェルハートも、私がGMで出したの以外、見た記憶がないような(笑)。
泉:魔物よりな公式NPCは、腹に何を抱えてるか読みきれないから…(笑)。
竜太:あー(笑)。メフィストとかは、それで裏切らせたりできるけど。ミストレスは、裏切らせると…ねえ?(笑)
詩帆:でも今回みたいにキーワードを語らせるのが上手くはまると、予想以上にイイ雰囲気になるなぁと思いました。
竜太:ですねー。
詩帆:天衣の「代償」も同様にGMとしては使いづらいけど、嵌ると効果的ですねぇ。
竜太:うんうん。…BBNTの情報屋は、みんなひと癖あるよなあ…(笑)。まあ、一番使いにくいのは間違いなく夜行雪彦だと思いますがっ!(笑)
泉:話が長い(笑)。
竜太:はい(笑)。あと、専門知識が要る(笑)。
詩帆:別キャラで一度だけ遭ったことはあります。エキセントリックな性格になってた…(笑)。
竜太:それはむしろ、えのk…げふんげふん(笑)。
泉:ギャハッ(笑)。

GM:さて、ミドルの最初は詩帆からですが……いかがします?
詩帆:さて、どうしましょうか。んー、バイト先云々は竜太さんと絡みやすくするくらいの意味合いですし。
GM:一応、OP直後のシーンも、他のPCは登場可能です。
竜太:はいなー。こっちに展開イベントがある以上、僕は様子見ですよー。
詩帆:合流を急がなければ、普通に事情を聴いても良いのですけど。
泉:PC1と2にはミドルイベントあるっぽいので、私は様子見てどっちかに出ます。どっちも出れなかったら、自分のシーンでどっちかに接触しにいきます(曖昧(笑)。
詩帆:では、ひとまずOP直後で倒れてるハンター達の手当をしてるということに。
GM:分かりました。
詩帆:OPシーンの時間軸は、順番とか決まってるんでしょうか。
GM:時間軸的に、次のシーンは、他PCのOPの後という事になります。だから、他の方も登場していただいて大丈夫です。
詩帆:ということは、詩帆のOPは時間的には一番後だったと。了解です。


 

■ミドルフェイズ■


●ミドル1 『人攫いの笛吹』
シーンプレイヤー:詩帆   登場難易度:任意
▼空き地/夜

GM:少年が去った後、キミは空き地に取り残されている。地面に倒れた、他の半魔と思しき人々は、まだ息があるようだ。
詩帆:携帯電話をしまって。「…ひとまず、生徒会長に連絡したから…じきに専門の人たちが来るはずだけど…」彼らの様子を見て、怪我人がいれば治療します。
GM/男:「た、助かるよ…お嬢ちゃん」中の一人が、声をかけますね。
詩帆:意識のある人には「いったい、何があったんですか? あの子達は誰だったの?」と質問を。
GM/男:「俺達は、バウンティハンターさ」
詩帆:「ばうんてぃ…あぁ、賞金稼ぎの人たちですね。お話は聞いたことがあります」
GM/ハンター:「ああ……賞金首のヤツを――『ハーメルンの笛吹き男』を追ってたんだが――ハハ、ザマァない、見ての通り、返り討ちさ」
詩帆:「ハーメルンの笛吹……童話に出てくる、あの?」きょとん、と。
GM/ハンター:「ああ…本物なのか、騙りなのか…だがどっちにせよ、ヤツの力は本物だった」
詩帆:「それじゃ、彼を庇っていた子供達は…」
GM/ハンター:「ヤツがさらった子供たちさ。救助対象だったんで、思うように手が出せなくて、な」
詩帆:「攫われた…それじゃ、彼に操られている? …だけど確か、童話の笛吹は街の人に裏切られて…」そこまで言って、気まずく口をつぐむ。
GM/ハンター:「…詳しい事はわからん。あるいは、ヤツはもうとっくに狂っていて、見境がなくなっているのかもしれんがな」
詩帆:「……私には、そうは見えませんでしたけど…」
GM:そんなところで、向こうの方から呼ばれて、男は立ち上がって、ヨロヨロと仲間の方に行く。
詩帆:「あ…大丈夫ですか?」
GM/ハンター:「……ああ、大丈夫だ。ちょっと待っててくれ」そして、彼は少し仲間と話してから、戻ってくる。「不幸中の幸いと言うべきか――死んでるヤツはいないみたいだ」
詩帆:「そうですか……良かった」心底安堵した表情。
GM/ハンター:「――手加減されたか。こっちを舐めてるのか、それとも……」
詩帆:「…殺したくないから手加減した、ということはないでしょうか?」
GM/ハンター:「…さて。どうだろう、な」さて、ここで改めて〈知覚〉判定。
詩帆:助手込みで…今度こそ!(ころころ)達成値14。たぶん、きっと大丈夫(笑)。
泉:反動が来た(笑)。
竜太:高い高い(笑)。
GM:十分ですね。では、少年(?)が立っていた場所をよく見ると――赤黒い痕がある。
詩帆:血痕?
GM:です。
詩帆:「あの…あなた達は、彼に手傷を負わせているんですか?」
GM/ハンター:「ああ……それが仕事だからな」ちょっと、ばつが悪そうに言いますね。
詩帆:「あ、ごめんなさい。別に責めたわけじゃないんです。ただ、あの子、消える前に苦しそうだったから…怪我のせいだったのかな、と思って…」

竜太:ま、真綿で首を絞めるような…詩帆、怖ろしい子…!(笑)
泉:きっとそういうつもりじゃないんだYO(ぉ

GM/ハンター:「――かも、しれねぇな。手応えはあったから」言って、彼は自分の腰の拳銃を見ます。
詩帆:「もしそうなら……あの子も、ちゃんと治療しないと…」
GM/ハンター:「……お嬢ちゃん、悪い事はいわねえ。ヘタに首を突っ込むのはやめときな。今、東京近辺のハンターは、総出でヤツを追い回してる。狩られるのは、時間の問題だ」
詩帆:「……殺し合いになるかも、しれないんですね…」
GM/ハンター:「……そういう事だ。見たところ、俺らの同類みたいだが――アンタみたいな子は、耐えられないかもしれん」
詩帆:「…解りました。下手に首を突っ込むことはしません…兄様に知られたら、また叱られそうだし」心なし、肩を落として。
泉:そしてバイト先でうっかり(略
GM/ハンター:「ああ……関わらないで済ませられるなら、それに越した事はない」
詩帆:「……だから出来るだけ慎重に、よく考えて…上手く首を突っ込むことにします!」顔を上げてきっぱりとのたまいます(一同爆笑)。

竜太:ひでえっ!?(笑)
泉:吹いた(笑)。流石だ…(笑)。確かに、そりゃ、下手に首突っ込んだら怒られるもんね…(笑)。

GM/ハンター:「――おぅ。なんとまぁ……」しばし、度肝を抜かれて呆然としますが、すぐに男は苦笑しますね。「見かけによらず、肝の据わったお嬢ちゃんだな。――まあ、手当ての礼もしたいし、知っている事だったら、いくらでも話すぜ」
詩帆:「ありがとうございます。それじゃ、さっそく詳しい話を聞かせてください」にこっと笑顔で。
GM:――という事で、ここで情報判定が可能となります。
詩帆:調査可能な項目は『ハーメルンの笛吹』についてでしょうか?
GM:現段階では、そうですね。
詩帆:技能は〈情報:魔物〉かな。技能も情報屋もあるし。(ころころ)達成値13、それなり…かな。
GM:高いですね……では。

>ハーメルンの笛吹き男   〈知識〉〈情報:裏社会〉〈情報:魔物〉
達成値5:
ハーメルンの街から子供達を誘拐した、伝説的な魔物。
  『ハーメルンの災厄』、『凶つ音のパイドパイパー』などの異称を持つ。
  彼の悪名は、同名の物語に語られる通り。すなわち――
  1284年。ネズミの害に苦しむハーメルンに、1人の男が現れる。
  男は報酬と引き換えにネズミ退治を約束し、不思議な笛の力でネズミ達を一掃する。
  しかし市民達は、約束の報酬を払わず、怒った男は、子供達を誘拐して姿を消す。
達成値7:再度の出現が確認され、現在、東京近辺のハンターが総出でその足取りを追っている。
  何人か連れ去られた子供もいるらしい。
  賞金は、子供たちの親である、大企業の関係者が出している。
  中心は、古田という人物のようだ。
達成値10:あるバウンティハンターが、3年前に確かにトドメを刺したと言っている。
  しかしこうして再出現している以上、仕留め切れなかったのだろう。
達成値12:彼を知る古い妖精などの中には、彼は決して邪悪な存在ではない、と主張する者もいる。
  「笛の音を聞けば分かる。彼には邪心なんか欠片も無い。きっと何かの間違いだ」との事。


GM:以上です。隠し項目はありません。
詩帆:了解です。「…三年前に彼を倒したバウンティハンターというのは、どなたか分かりますか?」
GM/ハンター:「ああ、オレの師匠さ……もう老齢で、引退しちまったけど」
詩帆:「その時は…どうやって倒したんでしょう」
GM:「……こいつだよ」腰の銃を指して。
詩帆:それを見て、少し痛ましそうな表情になる。
GM:「眉間に3発、心臓に5発――退魔の力の篭った銃弾だ。無事なわけがねえ――その筈だったんだが」
詩帆:「…同一人物とは限らない、のかも。或いは、伝承が残っている限り不死身なのか。…そんな魔物もいると、聞いたことがあります」ところで、他の二人はどうされます?
泉:んー…ここで出るのは早いかとも思ってましたが。
竜太:こちらは、基本様子見ですよー。ADVやるなら、ルートコンプリート派ですので(笑)。
GM:さて、情報が出たので、「3年前の事件」も調べられます。
詩帆:あ、それじゃ引き続き話を聞いたということで。判定する技能は何かな?
GM:〈情報:噂話〉か〈情報:魔物〉です。
詩帆:どっちもありますね。というか、その二つしかないけど(笑)。〈情報:魔物〉で振りましょう。(ころころ)あ、出目がいい(笑)。達成値18。
竜太:たっか!?
泉:これはすげぇ(笑)。
GM:おお、すごい。それでは。

>3年前の事件   〈情報:噂話〉〈情報:魔物〉
達成値6:
古田家を『笛吹き男』が襲った。
  襲撃自体はバウンティハンターによって撃退されたが、逃走の際、長女の古田和美が誘拐されている。
達成値8:襲撃の後、家長の古田幸平はちょっとした錯乱状態だったらしい。
  一週間ほど、都内の別宅に篭って外に姿を現さなかったという。
達成値10:事件後、街で、道化師のような衣装を着た、小柄な人物が目撃されている。
  両手で大きな笛を抱えていたという。


GM:以上です。隠し項目はありません。
詩帆:了解です。
泉:ひとつ気になるのは、当時の笛吹き男も子供だったのか…か。
詩帆:描写的には同じ人物のようにも思えますね。道化衣装の小柄な人物、という点は共通してるし。
泉:なんか服がぶかぶかくさいから。当時はでかかったのかなぁ、と…思ったけど見た目そのものが変わるわけじゃない、かな。
詩帆:二代目の可能性もありますけどね。
竜太:ああ、なるほど。

詩帆:「…あの。当時の『笛吹き男』は、どうして古田家を襲ったんでしょうか?」
GM/ハンター:「さあな……そこらへんの経緯はわからん……仕事柄、余計な詮索はしないに越した事はないからな」
詩帆:「そうですか…それは、師匠の人も?」
GM/ハンター:「ああ……ここら辺が、俺たちナラズ者の限界って事だな」ちょっと、自嘲気味に笑う。「金を出してくれる相手の機嫌を損ねるわけには、いかねえからな」
詩帆:「お仕事、ですものね……やっぱり、詳しい話を聞いてみないと始まらないのかもしれませんね」ぼそりと。「…もし良ければ、その古田さんという人についても聞いて良いですか?」
GM/ハンター:「ああ、けっこう大きな会社を切り盛りしてる社長だよ。最近、腕利きの護衛を雇ったらしいんだが。……確か、龍神とかいったか?」
詩帆:「…直接話を聞くとかは…無理ですよね。私が賞金稼ぎと名乗るのも…」

竜太:はっはっは!? なんかもう駄々漏れ臭いですよ先生!?(笑)
泉:これはもしかして、私が出てきて「説明しよう! ついでに仲介もしよう!」と(笑)。うーん。とりあえず、このシーンに出て繋ぎした方がいいですかね?
詩帆:一応ハンターズブラッドに繋ぎは付けたので。出る分にはお二人ともOKなんですよね。
泉:さて、どうしましょうか。ちょっと長いし、一端ここで引いちゃって、合流は別のシーンに回した方がスムーズかな。ミドル2のイベントも見てみたいし。
詩帆:私はここで切っても構いませんよ。
竜太:んー確かに、僕も今からだと出づらいですし。切ってもらったほうが、ありがたいかもですー。
GM:では、ここまでという事で。

詩帆:暫し考え込んで。「…とにかく、ありがとうございました。私もこれから、出来る限りのことはしてみるつもりです」そう言って頭を下げ、彼らと別れます。
GM/ハンター:「ああ……何が、お嬢ちゃんをそんなに突き動かすのか知らねぇが…後悔だけはしないよう、頑張るこった」
詩帆:その声に振り返って。「大丈夫。……後悔だけはしません、何があっても…」強い意志を込めて見返す。
GM:中途半端では終わらせない――そう決意して、キミは夜の街へと歩き出した。それでは、シーンを切ります。



●ミドル2 『悪い人なんか来ない』
シーンプレイヤー:竜太   登場難易度:任意
▼古田家

GM:警護の依頼を受けることにしたキミは、差し当たって、古田家とその周辺を見て回ることにした。現在、家の中を見回り、間取りなどを見て周っている――そんなところです。
竜太:了解です。あ、一応さっき裏で言ったとおり、古田のおっちゃんには狙われた経緯と連れ去られた状況を聞くのですが。その辺りは、宣言した方がいいですかね?
GM:そうですね……ただ、このシーンには彼はいませんが(ぇ
竜太:あ、いえ。さっきのシーンの直後に、聞きたい…というのを、一応裏で言ってたのですが。その辺りは、クライアントからは聞かせてもらえなかったんでしょうか?
GM:おっと、そうでしたか…そうですね、彼は、その点には「分からない」の一点張りでした。
竜太:…おー。攫われた状況も?
GM:「覚えていない」だそうです(何
竜太:りょ、りょうかいです(笑)。
詩帆:隠し事はあるっぽいなぁ(笑)。
泉:金払いがいいから引き受けたけどよー…ってな感じだな(笑)。
詩帆:「出来れば殺してくれ」って辺りからも、後ろ暗い雰囲気は感じ取れますしね。単に切羽詰まってたとも解釈できるけど。
泉:なんとなく公式NPCの長浜みたいな感じの思想に囚われてるのかもなぁ、とも。
詩帆:まぁ、メルキゼデク社長のような『家族を奪われた怒り』と考えれば当然の反応かもしれないですしね。
竜太:金払いがいいから、というよりは「それでもガキに親は必要だ」と思ったからだったりします(笑)。
泉:意外と格好いい理由だった! ゴメン!(ぁ
竜太:いえー(笑)。表で語られない心情なんて、ないも同じです!(笑)
詩帆:ハードボイルドな雰囲気を感じます。ハーフボイルドではなく(笑)。

 竜太はふう、とため息をつく。
 結局、相手の能力を考えればこんなことは気休めなのだが…
 ひとまず、あの依頼人から距離をとって、考えをまとめたかったのだ。
 狙われた理由。襲われた状況。何を聞いても、「わからない」「おぼえていない」の一点張り。


GM:では、小休止に入ったキミの耳に、キシッと床の軋む音――2階からだ。
竜太:かすかに眉をしかめ、2階を見上げる。
GM:ひたひたと、小さな足音がする。
竜太:「ちっ…」気に入らない。気に入らないが…このまま、連れ去らせるわけにもいくまい。二階に向かって、できるだけ足音を忍ばせて移動しますー。
GM:相手は、隠れるつもりも無いようです。キミが階段の下に来たところで、上に姿を現す……パジャマ姿の子供だ。
竜太:「…ちっ…!」駆け上がって、抱きとめようとします。たぶん、見覚えある…というか、クライアントの下の子どもだよね?
GM:です。――あ、いや、勘違いしているようですが。別に、怪しい気配は感じられません。
詩帆:たぶん、トイレか何かに出てきただけじゃないかしら(笑)。
竜太:あれ(笑)。「…っと?」途中で止まります。
GM:頭にはアイスシートを貼り付けている。

詩帆:もしかして、この子も身体の具合が悪かったりする?
GM:です。OP2で言った通り、三年前から、極度に病弱になった、と。
詩帆:あぁ、三年前の子供は連れ去られて、この子はその頃から体調悪くなったんでしたね。少し勘違いしました。三年前の子供は、別に体調を崩したりはしてないんですね?
GM:そうです。
詩帆:……これ、笛吹とは関係なくて。例のネズミの方が原因じゃないかと思った。ネズミといえば伝染病という、単純な連想だけど。

GM/子ども:「……オジサン、何してるの?」
竜太:「…あんだよ。ボウズ、ションベンか?」ちょっとほっとして、彼の前で止まります。
GM/子ども:「うん」物珍しそうに、キミを見ます。
竜太:あれ、と思ってます(笑)。「あんだよ。親父さんから、聞いてねえのか? 俺は、お前の親父さん…………、の、友達だ。ちょっと家をおん出されて、親父さんの好意で泊めてもらってんだよ」…本当のこというわけにはいかねーよなあ、と途中で思った(笑)。
GM/子ども:「……ゴエイ、とかいってたけど、それなに?」
竜太:「……いや、ほら、なんだ。あぶねーやつから、お前らを守る仕事だよ。泊めてもらってんだから、そんくらいはしねえとな」にっ、と笑って見せる。
GM/子ども:「ふーん?」なんか、納得のいかない顔で、不満そうにキミを見ます。
竜太:「む」
GM/子ども:「わるい人なんか来ないのに」
竜太:「あん?」
GM/子ども:「……それに、恐いのは、お姉ちゃんが追い払ってくれるもん」
竜太:「お姉ちゃんだあ? お姉ちゃんって、お前……」そこまで言って、絶句する。「お前、姉ちゃんに会ったのか!?」
GM/子ども:「うん、お姉ちゃんだよ?」こくっと、首を傾げます。「この間の夜、お姉ちゃんが帰ってきて、すぐにまた行っちゃったんだよ」
詩帆:……本物?
竜太:「……、…」目を丸くしている。
GM/子ども:「おとうさんに話したけど、『バカなことを言うのはやめなさい』って、怒って泣いちゃってたんだ……ホントなのにぁ」
竜太:「…よくあるのか。そういうこと」
GM/子ども:「うぅん、前にいなくなってから、初めてだよ」
竜太:「………」黙り込む。…そうだ。古田は、『子どもを取り返してくれ』とは、一言も言わなかったのだ…。「……ねえちゃん、なんか言ってたか?」
GM/子ども:「『しなくちゃいけないことがある』だって。むずかしくて、何言ってるのかよく分かんなかった」
竜太:「…そっか。まあ、なんだ。俺も、面倒見てもらってっから。ちっとは、お前の親父さんの力になりたいんだ。んだから、次にねえちゃんが来たら教えてくれ。俺も、ねえちゃんと協力してお前ら守るからよ」ぽん、とその子の頭の上に手を置きます。
GM/子ども:「そっか。パパは、お姉ちゃんの話をすると、いつも怒って、それから泣いちゃうんだ。気をつけてね」
竜太:「おう。わーった、気をつける。…っと、わりぃ。俺は、竜太っていうんだ。二宮竜太」
GM/子ども:「ぼく、まこと。難しい字を書くんだって。お姉ちゃんが教えてくれたんだ」
竜太:「ふーん? そか。まこと、よろしくな」誠かな、と思いながら手を差し出す。
GM/誠:「うん、よろしく、りゅうたおじちゃん」はにかんだような笑みを浮かべます。
竜太:「おうっ」こっちもにやっ、と笑います。

泉:うーん…。笛吹き男の話って、前半部はネズミを操り、後半部は子供を操るよね。ネズミを操る笛吹き男と、子供を操る笛吹が別なのかもなぁ。後者がお姉ちゃんな気がする。
詩帆:その発想はなかったなぁ。…つまるところ、冒頭の『少年(?)』がお姉さん?
泉:攫われただけでそれ以上は言及されてないから、そうかもしれないな、と。笛が魔器なのかもしれないとか色々。少なくとも、冒頭の少年がネズミ操るかなぁ…って感じなだけだけど(ぁ
詩帆:三年前にトドメを刺されたのが確かなら、今の彼(?)が二代目というのはありえますよね。探してる『黄金』と、それを知ってるとおぼしき『あの人』というのが何なのか、それが鍵かな。
泉:…そう言えばキーワードで『黄金』とか折角言われたのに忘れておったぜ(ぁ
詩帆:おーい(笑)。『あの人』は…今のところ、古田父くらいしか、それらしい人がいないね。
泉:しかいない気がするけどまぁ…。まだ見えてない何かもないこともない、か…うーん。
詩帆:古田幸平氏や古田家の人々について、少し詳しく調べた方が良いかも?
泉:とりあえず、まこと君可愛いな(コラ

GM:そして、しばらく彼は、しばらく嬉しそうに笑っていたのですが。「――ケホッ、ケホッ!」
竜太:「ん、おい、大丈夫か?」顔を覗き込みます。
GM/誠:「うん、ちょっと、くるしいかも……」
竜太:「…すまん。ちょいと、長話が過ぎたな」まことを抱き上げようとします。「ションベン、したあとか?」
GM/誠:「うん。あとは、戻るだけだから」
竜太:「おし。部屋、どっちだ」いって、連れて行こうとしますよー。

詩帆:怒って、泣いて…と。まことくんがそう言ってるところを見ると、幸平氏は本気で娘が死んだと思いこんでるかな。
泉:多分、そう思ってるでしょうねぇ。
詩帆:誤解で賞金稼ぎを雇って、殺してみれば実は行方知れずになった娘で…もしそうなったら、鬱シナリオまっしぐらだね(ぁ
泉:鬱シナリオキター!(ぁ
竜太:…くっくっく(ねろーり)。

GM:ここで、〈魔力〉判定をどうぞ。
竜太:はーい(ころころ)達成値15ですー。
GM:十分すぎる達成値ですね。――ほんの一瞬、キミは誠の影から、チラッと、小さな動物の影のようなものが飛び出すのを見た。
竜太:「おっ?」目で追いかけますが。
GM:錯覚だったのか、影はどこにも見えません。
竜太:「…? ま、それどころじゃねえか」まことを見て、部屋に連れて行こうとしますよー。

泉:しかしうわぁ動物とかキタコレ。
詩帆:ネズミかな、やっぱり(笑)。
竜太:ぽいですなあ(笑)。

GM:ややあって、「チチィッ」「チィッ!」という鳴き声だけが、キミたち以外、誰もいない廊下に響いた。
竜太:「なんか聞こえたような…?」

▼絆/エゴの変化
竜太:古田誠に絆/尽力を取得。



GM:さて、泉さんには展開イベントは特にないのですが…どうします? このまま調査に入りますか? それとも、合流を考えますか?
泉:とりあえずネズミとか怪しい気配って、追えますか? 判定的な意味で(笑)。それだけ気になるので調査した後に、どっちかと合流を考えてます。ここは詩帆さんと先に接触した方がスムーズかな。
GM:情報判定ならば、現段階では『黄金』と『災い』の2項目があります。
泉:出来るのか!(笑) じゃあ、黄金、からかな。キーワードとして提示された方はすごく気になるし。
詩帆:…………さっきまで忘れてませんでしたか?(ぉ
泉:裏の人は忘れてたけど、泉は覚えててくれます多分(マテ
詩帆:うらに だれも いないじゃないですか(血塗れになって
泉:キャー!? なんだ台所か。
詩帆:とりさんがさばかれてるんですね、わかります(ぁ
竜太:とりにくらめえええ!?(笑)
GM:うぃうぃ。これを忘れていたら、結構ひどいことになります。
竜太:頑張れ泉! 君が頼りだ!(笑)
泉:【社会基本値】は、6だけどな!(ぁ



●ミドル3 『黄金の秘密』
シーンプレイヤー:泉   登場難易度:任意
▼池袋/昼間

GM:ミストレスの残した手がかりを洗う――そのための調査に、キミは乗り出した。
泉:「しかし、『黄金』と言われましても、ねぇ…」プチレテちゃんカバーの携帯をパカっと開き、クッキーをくわえつつ情報収集(ぁ
GM:『黄金』については〈知識〉〈情報:裏社会〉〈情報:魔物〉となります。
泉:無論〈知識〉!(笑) 助手、セカンドサイト込みで振ります。(ころころ)達成値19。
GM:うぅあ、全部出ちゃった(汗)。一番上は、ちょっと高めだったのですが。
泉:よっし!
詩帆:さすがに知識特化(笑)。
泉:初期エゴが知識:偏愛なので。出さないとちょっとカコワルイ(笑)。
竜太:ばっちりばっちり(笑)。
泉:(・ω・)b これで合流時のお土産はバッチリだぜ!
GM:それでは――。

>『黄金』   〈知識〉〈情報:裏社会〉〈情報:魔物〉
達成値5:
富の源泉として、古くから魔術師などに伝わる噂。それが実際なんであるか、知る者はいない。
   手にした者には、無限の富を約束するという。
達成値7:ある錬金術師いわく――「《等価交換》の原則を無視できる者などいない。
   無限の富を約束するモノは、必ずや、無限に等しい対価を求める筈だ」
達成値10:中世のハーメルンは、この『黄金』によって富み、そして『黄金』によって衰退したと伝えられる。
   一説では、『笛吹き男』の求めた『報酬の金貨』とは、この『黄金』の事だとも言われている。
達成値13:古い伝承では、強欲の魔王マモンが、人間を誑かすために生み出した、邪悪な秘宝だと伝えられている。
   『汚濁の黄金ゲルトシャイサー』、『大王ネズミラッテン・ケーニヒ』などと呼ばれていたらしい。
   曰く、「金貨が1枚生まれるたび、この世の何かが1つ死ぬ。欲を1つ啜るたび、死の影が1つ、解き放たれる」


GM:以上です。隠し項目はありません。
泉:了解しました。しかしこの情報は…。幸平氏をぶちのめして脅すフラグですかね(ぁ
竜太:話が急速にでかくなってるなあ…(笑)。
詩帆:面白い解釈ですね。
GM:実は、元ネタがありまして…『ハーメルンの死の舞踏』という戯曲が元ネタです。
泉:さて、もうひとつは今調べるべきですかね、それとも全員合流してから調べるべきですかね?
詩帆:やりやすい方でお任せします。
竜太:お任せですよー。
泉:うーん…これだけじゃ合流手段にはならないから、もうひとつも開けちゃいますね。
竜太:はーい。まあ、難しいようでしたらー『手が足りない。来てくれ』とかって、電話しますー(笑)。
泉:あぁ、それは助かります(笑)。
竜太:まあ、とりあえず情報次第ですな(笑)。

泉:「…なるほど。七つの大罪がひとつ、強欲の秘宝ですか。欲望というのは何処までも尽きぬものですが…。しかし、贖いに命を、死を求めることは。私としては許し難いことですね」スッと目を細めて、クスリと笑う。では、『災い』の方も一応調べてみます。
GM:〈情報:噂話〉か〈情報:魔物〉でどうぞ。
泉:ど、どっちも技能がないので、能力値素振りで…(笑)。(ころころ)実に平均。9で(笑)。

>『災い』   〈情報:噂話〉〈情報:魔物〉
達成値6:
最近の池袋は、どこか空気が悪い。全体的に不衛生な気配が漂い、人心の荒廃も常以上に激しくなっているようだ。
達成値8:ネズミが増えているらしい。食料が食い荒らされる、汚物で住居が汚されるという報告が増えている。保健所は、伝染病の流行を警戒している。


GM:以上です。一番上が抜けませんでしたね。
泉:抜けなかった…(笑)。
竜太:どんまいー(笑)。
泉:「…確かに、ネズミは増えてるのはわかるんですけどねぇ…。ミストレスさんの言う、『黄金』が無関係とは思えないんですが…まだピースが足りませんか…」ぶつぶつ言いながらも歩いてる。

竜太:んー、電話かけますー?
泉:んー…。詩帆さんとどう合流するか考えてます。何か案とかあります? 竜太さんとは仕事上の付き合いがあるから、多分電話かけてもらえれば一発で合流できると思うのですが。そうすると詩帆さんとの合流がきつくなるかな、と。
竜太:あ、そうか。んー、まあ最悪、こちらは放っておいてもらっても大丈夫ですよ。
詩帆:古田家の住所を聞いて、その周辺をうろうろしてるかなぁ、と…さっきまで思ってたのですが。それだと泉さんとの合流には役立たない(笑)。
竜太:事件を追っかけていけば、おそらく古田のところには二人とも来ることになるはずですし。
泉:つーことは、私が合流しようとしたら出逢うね!(笑) 電話下さい(笑)。
詩帆:ですね。
竜太:はーい(笑)。
泉:最終的には古田さんの所に集まることにはなるから問題ない! 多分!(笑)

竜太:では、登場しまして。プチレテちゃんカバーの携帯が、鳴り始めます(笑)。ぴ〜ぽ〜ぽ〜ぴ〜ぽぽぽ〜♪(謎
詩帆/呼び出し音:「とっとと出やがれ、このヤロウ」(何
泉:ちょっとヤンキー気質…!(笑)「はっ! プチレテちゃんが反応していますっ! 今取るから待っててね、プチレテちゃん!」急いでクッキーを飲み込み(笑)。「ゴホン、もしもし。こちら泉です」努めて冷静に(笑)。
竜太:「………」しばらくの無言の後。「…俺だ」いやそーな声(笑)。
泉:「なんですか貴方の方から電話かけといてその対応は。切りますか?」(ぁ
竜太:「っく…! い、いや待て、待ってくれ」慌てて言う(笑)。
泉:「冗談はともかく、何かあったんですか?」好奇心でワクテカし始める声(ぁ
竜太:「…、」しくじったかなあ…とか、ちょっと思ってる(笑)。「あー…。その。実は今、ハンターズブラッドの方の仕事中でな」
泉:「貴方が私を頼るなんて余程のことじゃないですか…と、はい、仕事ですか」
竜太:「おう。護衛と、襲撃犯排除の依頼なんだが…手が足りねえんだ。…どっちかをやりゃあ、どっちかが疎かになる。…色々考えてみたんだが、…どうも俺一人じゃ無理そうでな。もしよかったら、…手ぇ貸してくんねえか」
泉:「なるほど。確かに1人では大変そうですね。私も案件があると言えばあるので、かかりっきりとまでは言えませんが…よろしければお手伝いして差し上げましょう。感謝してください。ついでに終わったら案件手伝ってくれると助かります」(コラ
竜太:「っく…!」ギリギリギリ、と何かを握り締める音が聞こえてくる(笑)。「…すまねえ。頼む。こっちが終わったら、そっちにも手ぇ貸そう」
泉:「そう言って頂けるととっても助かります」爽やかに(笑)。「私、自分で言うのもアレですが。性格はともかく、腕は確かなのでしっかりやりますよ」(一同笑)
竜太:「てめぇで言うなっ!」がーっ!(笑)「…ったく。んじゃ、時間のある時に来てくれ。古田幸平っつー、会社の社長の家だ。場所は…」というわけで、場所を伝えます。
泉:「ふふふ、了解いたしました。ちょっと準備して万全の態勢で行きますので、少々お待ち下さいね。それではまた後で」
竜太:「…準備って、おm」ぶつん。…と、切れたという感じでよろしいでしょうか(笑)。
泉:あい(笑)。
竜太:というわけで、退場ですー(笑)。
泉:で、一端家に帰ってリモコンなどの各種装備を準備した上で現場に向かいます。と言うところで、シーンから退場してしまってよろしいでしょうか(笑)。

GM:はい。OKです。それでは、シーンを切りますね。
竜太:はーいっ。
泉:この辺で、黄金に対して興味の絆を取得しておきます。(レコードシートを見直し)…アレ、竜太さんに絆、持ってなかった!(笑)
詩帆:おーい(笑)。
竜太:まあ、絆の向き逆だったしね!(笑)
GM:――済んでしまった事は、仕方ありません(ぇ
詩帆:今はあくまで黄金だけに興味があると(笑)。
泉:それか!(笑) ではそれで。…扱いヒデェ…ごめん(笑)。
竜太:いやいや、そういうキャラだから! お互いに!(笑) 仕方ないよ!(笑)
泉:とっても楽しかったです!(コラ
竜太:うんうん(笑)。僕も僕も(笑)。
GM:まあ、絆はPCが適当と思えるタイミングで、自由に取って頂いて構いません。
泉:竜太さんには内容決めてないので、今は取得しません。黄金のみに取得します。以上(笑)。いやぁ楽しかった(コラ

▼絆/エゴの変化
泉:黄金に絆/興味を取得。



詩帆:だけどいいなあ、二人のやりとり(笑)。
泉:…た、確かにコイツは『食傷』と言われても無理がない(ぁ
竜太:はっはっは。なんと見事にあしらわれていることか…!(笑)
詩帆:何か、色々と…ステキです(笑)。
GM:見事に、往年のコンビという感じですね(感服)。
竜太:お、おう。ありがとうですっ(笑)。
泉:なんかこちらこそありがとう(笑)。
詩帆:キャラ性は違うのに、今年の仮面ライダーの二人を連想した…(笑)。
泉:あっ…(笑)。やりそー(笑)。
詩帆:ハードボイルドな人と、空気読まないけど知性が異常に高いパートナー(笑)。
泉:空気は読めないのではない、読まないのだ!
竜太:最悪だーーーっ!?(笑)
泉:って言っておくと、「本当は空気読める」みたいなオーラが出ますね(マテ
詩帆:もう魔獣化する時は、二人で並んで「変身!」とかやればいいよ、左右対称のポーズで(ぁ
竜太:今年のライダー、そんなのやってるの!?(笑)
泉:ツッコミポイントそこか!(笑)
竜太:やべえ、…これはチェックしないと!(ぁ
詩帆:はい。ちなみに知性派の方は、堂々とポーズ取った直後気絶します(ぁぁ
竜太:気絶するんだ!? …これは、観ざるを得ない(笑)。
詩帆:魂が片方の身体に移るからね…(笑)。
竜太:そんな設定なんだ!? …平成ライダーは、ほんとにびっくりな設定の詰め合わせだなあ…(笑)。

 仮面ライダーW面白いよダブル(大切なことなので二回(略

泉:…しかし、フル装備で行くって言っちゃったから、次から3mのぬいぐるみが闊歩しだしますね(ぁ
竜太:すげえっ!?(笑)
詩帆:目立ちすぎる…(笑)。
泉:目立つからビニールシートでも被せますか(笑)。あと、火炎放射器とミサイルランチャー持ってるし相当ヤバい(笑)。
GM:怪しすぎる……っ! ハンター達の、よからぬ注意を引くかもしれませんよ(何
泉:気付いたけど、でもリモコンって、普段はエキストラ扱…(笑)。エキストラ…?
竜太:エキ、ストラ…!?(笑)……(何かを想像している)
泉:あんまり考えるのはやめておこう(笑)。恐ろしい事になる(ぁ
竜太:そうですね。世界律が崩壊しそうなので、やめておきましょう(謎

GM:……まあ、それはさておき。詩帆のシーンですが。どう動きます?
泉:ヤンキーな知り合いのおにーさんに見つかるのと、遠くからやって来る変態に捕まるのと、どっちがいいですかね! この選択肢だとどう見ても前者だよな、とは自分で思いましたが(ぁ
詩帆:どちらでもいいかな(ぁ
竜太:くっくっく。つまり、…早い者勝ちだということですね?(ねろーり)
泉:キャー!(笑)



●ミドル4 『そして役者は揃った』
シーンプレイヤー:詩帆   登場難易度:任意
▼古田家近辺/昼

詩帆:さて。状況ですけど…舞台裏で言ってた通り、古田家近辺で良いでしょうか。手元のメモを見つつ「確か、この辺の筈だけど……」と周囲を見回してます。やがて、表札を見つけて。「…あ。古田幸平……ここね」大きな屋敷を見上げる。「……さて。来てはみたけど……これから、どうしようかな」首を傾げてみたり。チャイムを鳴らそうとして、少し躊躇して手を止め。また指を伸ばす。そんな動作を数度繰り返す。
竜太:では、登場してー「……動くな」と、詩帆の上から声をかけましょう(笑)。
詩帆:「…きゃっ?!」びくっと両肩を縮こまらせる。
竜太:塀の上に乗って、詩帆に手のひらを向けている感じですー。
詩帆:「あ、あの、すみません! 別に怪しいものじゃ…!?」わたわた、と両手を振って。
竜太:「さっきからうろうろと。貴様、何も………」言葉を詰まらせ、冷や汗をだらだらとかき始めます。「……えー、あー、うー………し、詩帆か?」
詩帆:「…あら? ……確か、杏子さんの…………お兄さん?」
竜太:「っ!」ぎくうううう、と身をこわばらせます。
泉:竜太さん…(笑)。
竜太:「すっ、すまん!?」ぴょん、と飛び降りてきて。
詩帆:「…えぇと。ここ、古田さんの家ですよね。杏子さん達のお宅じゃ、ありませんよね?」さっき見たはずの表札を確認してみたり。
竜太:「あ、ああ」だらだらと汗をかきながらそっぽを向いて。「その、…仕事でな? ボディガードというか、なんというか……」あうあう(笑)。
泉:ニヤニヤ。これは上手く首を突っ込まれるな…(笑)。
詩帆:「…あぁ。それじゃ古田さんの…」
竜太:「ああ、…?」
詩帆:「…会社に就職されたんですね! おめでとうございます!」(一同笑)
泉:あっー(笑)。
竜太:「ちがうわっ!」がーっ(笑)。「雇われで護衛をしてるだけだっ!」
泉:言っちゃった!(笑)
詩帆:「杏子さんもきっと喜んで…え、違ったんですか?」きょとん。
泉:うーん、ナイス(笑)。
竜太:「……、…」杏子の名前にまただらだらと汗を流す。「…その、詩帆」
詩帆:「護衛…あ、それじゃもしかして。…ハンターズブラッドの依頼で?」
竜太:「…まあな」不機嫌そうに頷き。「古田が言うには『バイドバイパー』に、この家の子どもが狙われているらしい」
詩帆:「…『バイドバイパー』…ハーメルンの笛吹。……実は、私もその事で伺ったんです」
竜太:「…何?」
詩帆:「私、遭ったんです。その…ハーメルンの笛吹に」
竜太:「なっ……! それは、」と勢い込んで聞こうとして「…ええい。まあ、とにかく入れ。往来でする話じゃない」ギィ…と、門を開こうとします。
詩帆:「あ、それじゃお邪魔して…いいんでしょうか?」竜太さんを見上げて。
竜太:「…お前が、まことを狙うなら別だがな」ちょっと笑って。「人を呼んだと古田にも言ってある。まあ、だいじょうぶだろう」
詩帆:「まこと? その人が狙われてるんですか?」

泉:そろそろ出ておいた方がいいですかね。
竜太:と思いますー。話振ろうかー?
泉:あぁ、こっちから勝手に騒音が出るから…(笑)。
竜太:あいあい(笑)。

泉:ちょうど話をしようとしたところで、遠くからドスドスと重量感ある足音。登場します。
竜太:「ん。ああ。この家の子どもでな……?」音の方を見ます(笑)。
泉:「どうも、お待たせいたしました」後ろに布かぶってるけど明らかに怪しくデカい何かをひきつれてやって来る(笑)。「…ってあれ、詩帆さんもいらっしゃるのですか。珍しいこともあるものですね」ドスドスドスッ。とその場で停止する何か(ぁ
竜太:「…、………おっ…まえ、なあ……!」はぁぁぁぁ…と、ため息をつく(笑)。
泉:「何か?」笑顔。
竜太:「……いや。いい。お前にその辺のことを期待する方が間違ってんだろ…」疲れたように横を向いて(笑)。
泉:「判ってらっしゃる」(笑)
詩帆:「? …あ、泉さん。暫くぶりです」笑顔で挨拶を返します。
泉:「どうもお久しぶりです。…見た所、ハンターズブラッドからの依頼を受けた方には見えませんし…」
竜太:「まあ、とりあえず二人とも入れ…」はぁ…と、門を開いて。
詩帆:「…竜太さん、お具合悪いんですか?」疲れたように見えるので心配します(笑)。(注:詩帆に常識はありません
竜太:「…あー。いや。…まあ、悪いっちゃ悪いが」頑張って立て直して、詩帆の方を見る。
泉:「まぁ、話を聞けば判ることですかね。お邪魔します」後ろの奴どうしよう(笑)。
竜太:「ま、なんだ。…茶でも入れてもらおうぜ…」二人をさり気なーく後ろから押して、往来から隠そうとします(笑)。
詩帆:「それじゃ、お邪魔します…」全く空気を読めないまま、導かれるままに(笑)。
泉:「ついでにお茶菓子も頂きたいところです」庭の隅にちょこんと謎の物体を座らせる指示をしながら、後ろについていきます(笑)。

竜太:なんという孤立無援……(笑)。
泉:こ れ は ひ ど い(爆笑しつつ)。すまん、不謹慎ながら笑いっぱなしです(笑)。
竜太:助けが来たはずなのに孤立無援とは、これいかに(笑)。
泉:す、すいません(笑)。でも輝いてるよ!(笑)
竜太:いやいやいや、面白いから、よしっ!(笑)
泉:とっても輝いてるよ!(笑)
竜太:ありがとうっ!(笑)
GM:ご近所の評判がひどいことに……。
泉:社長の道楽(ぁ
竜太:というわけで、GMー。話のできる部屋に通された、でいいでしょうかー?
GM:はい。いいですよ。


▼古田家・応接室

竜太:で、しばし後。なんとか三人で話のできる部屋に入れてもらって、……お茶とお菓子も出してもらい(笑)。
泉:お菓子も出た!(笑)
竜太:「あー…。どっから話したもんかな」ふむ、と顎に手をやり。
泉:うーん…。伏せる理由はないけど、この件に関して絡んでるかどうかまだ読めないから、わざわざこっちの情報をオープンする意味がないさね…。
詩帆:「あの…こちらのお子さんが狙われている、という話でしたけど…」
竜太:「ああ。…そうだな。俺から話すか。…俺は今、ハンターズブラッド経由で古田幸平の依頼を受けて、あいつの家族のガードと、襲撃犯の排除をやってる」
詩帆:「…排除、ですか」心なし、顔を強張らせ。
竜太:「……襲撃犯は、古田が言うには『ハーメルンの笛吹き男』。3年前にここの長子を攫い、次男…まことを病にして、今またまことを攫いに来ようとしているそうだ」ちら、と詩帆の顔を見て。「で、…排除と、護衛を一度にやるには手が足りない。だから、泉を呼んだ。俺の方の事情は、こんなところだな」
泉:「二宮さんのおっしゃるとおりです…が」ちらっと詩帆さんを見て。
竜太:ずずず、と無作法にコーヒーを啜って「…(うめぇ)」感心したようにコーヒーを見ます(笑)。
詩帆:「笛吹が子供を狙っている、というのは確かなんでしょうか?」
竜太:「…古田がそう信じてるのは、確かだな」コーヒーを啜って表情を隠します。
泉:「…真実は何処にあるかはともかく、ですね。貴方は何か御存知なのですね?」
詩帆:「私は偶然出くわして、少し話しただけですけど…彼が悪い人のようには思えなくて」
竜太:「…ふん」詩帆の方をちらりと見て、泉に「…知ってるのは俺、と言うより、まことだな」
泉:「ふむ…」
竜太:「あいつは、…姉に会ったらしい。自分を守ってくれる…と、姉は言ったそうだ」
泉:「詩帆さんがハーメルンの笛吹を擁護し、まことさんが行方不明のはずの姉に出逢って、何かしようと…」
竜太:「…そうだな。詩帆、笛吹き男に会ったっつってたな。…何があった?」
詩帆:「私が彼と会ったのは、彼とハンターの人たちが戦った直後だと思います。それで…彼と戦ったハンターの人たち、誰も殺されていないんです。一緒に何人かの子供達もいて…その子達みんな、笛吹の人を庇おうとしてました。操られていた可能性もありますけど…もしも悪い人なら、子供達を人質にとってハンターを殺すことも出来たんじゃないかと思うんです。それに…もしかしたら、彼の目的は人攫いなんかじゃないかも」
竜太:「…まあ、待て。詩帆」手をやって話を遮る。「いくらなんでも、推測の部分が多すぎる」

泉:笛吹きさん黄金って言ってるし! これで繋げられるか。
竜太:う、ご、ごめん。気付かず遮っちゃったよ!
泉:いや(笑)。この話題は最後にチロッと出せば充分な気がすると言うか(笑)。この話題が一番、デカイ山な気がするので(笑)。

詩帆:「……」遮られて、物言いたげに竜太さんを見ます。
竜太:「…何があった?」
詩帆:「…希望的観測なのは、分かってるつもりです」遠慮がちに。
竜太:「……」聞く姿勢。
詩帆:「だけど、別れ際に…彼はこう言ってました。“あの人に、伝えておいて。ボクは絶対に、『黄金』を見つけ出してやるって”…だそうです。あの人というのが誰を指すのか、黄金が何を意味するのかは、まだ解りませんけど…」で、話を締めくくる。
泉:「はへ?」コーヒー飲んでまったりリラックスしていたところで急に変な声が(ぁ
竜太:「…どうした」
泉:「『黄金』と、そう仰られたのですか?」
詩帆:「…はい。確かに『黄金』と聞こえました」
泉:「…ハーメルンの笛吹き男が探す『黄金』って言ったら、私の追っていた案件の方にもなりますが…」と言って、黄金の話をします。「富の代償に命を奪う、そういう代物がこの件にも関わってるって事ですかね。ところでなかなかお茶菓子も高級で非常によろしいかと思います」ボリボリ。
竜太:「…ちょっと待て」
泉:「何か?」
竜太:「ハーメルンの、笛吹き男が子どもを攫ったのは、報酬…『黄金』を、支払わなかったからなのか?」目を見開いて。
詩帆:「…よく知られた童話では、そうなってますね」頷いて。
竜太:「………、…」知らなかった…という表情で、ソファに沈み込む(笑)。
泉:「…ありゃ、知らなかったのですか」うっかりちゃん(笑)。
詩帆:「私も図書館で読んだことがあるだけなので…詳しくはないですけど」
GM:シリアスな調子だから、何事かと思ったら――そこかよ!(ぇー
泉:「しかし、さっきの『黄金』の話が本当だと仮定すると。何故執拗にハーメルンの笛吹き男に古田家が狙われているのか、という疑問点に、仮定ではありますが答えが出ますね」
詩帆:「…『災い』を避けるために、人々から『黄金』を回収しようとしている、かもしれない?」
泉:「このままじゃネズミに滅ぼされてしまいますよねぇ」…ハッ! そう言えば『災い』最後まで調べてないや! 誰かに最後調べてもらおう(笑)。
竜太:あ、ホントだ(笑)。
泉:まぁ、こっちから最後に言います(笑)。
竜太:「…お前は」詩帆の方を見て。「えらく、笛吹き男に好意的だな? …なんで、そこまで感情移入する」じっと、詩帆を見ます。
詩帆:「…えぇと。直接話して、何となく苦しそうに見えたのと……」恥ずかしそうに顔を赤らめて、小声で「……童話の中で、約束を守ったのに裏切られた『笛吹』が可哀想だったから…かな…」
GM:おぉ! これはいいセリフですね。ちょっと、目から鱗です(誤用)。
竜太:「……、そうか」ちょっとびっくり(笑)。
泉:「…まぁ、誰かが信じてあげるのも、悪くはないかもしれませんね」
竜太:「…。あの手の言い伝えというやつは、必ずしも真実じゃあない。が、…だからこそ、もう少し調べる必要があるだろうな」身を起こして。
泉:「あぁ、そう言えば二宮さん」
竜太:「あん?」泉を睨め付ける(笑)。
泉:「例の手伝って欲しい案件についてですが、どうやらこの件にも関わっているようですので。今すぐ手伝ってくれますかね」(ぁ
竜太:「………手伝いの、内容による」学習してる(笑)。
泉:「具体的には、ネズミとこの街に広がってる邪気について、少しばかり知り合いに聞いてみて欲しいのですが」
竜太:「ふん。そんなことでいいのなら」
泉:「宜しくお願いします(…ちっ、ちょっと扱いにくくなったか)」(笑)
竜太:というわけで、『災害』について調べますー。だめだったら、他の人お願いねっ(笑)。
詩帆:「でしたら、私にもお手伝いさせてください。学園の人たちが、何か知ってるかもしれません」というわけで判定します(笑)。
泉:「おお。是非にお願いします」(笑)
GM:はい。『災い』は〈情報:噂話〉〈情報:魔物〉です。
竜太:んでは、魔物で判定します。(ころころ)達成値13。
詩帆:私は〈情報:噂話〉と情報屋で。(ころころ)達成値16。
GM:はい。最後まで出ました。……といっても、実はそう重要ではないのですが(汗)。
詩帆:あはは(笑)。

>『災い』   〈情報:噂話〉〈情報:魔物〉
達成値10:
増えているのは、ただのネズミではない。妖気をまとった魔物の群れだ。
   この不吉な気配――いずれかの高位の悪魔の眷属ではないだろうか。
   このままネズミが増え続ければ、いずれ呪詛を帯びた疫病が流行を始め、東京は大惨事となるだろう。


GM:以上です。これで全てとなります。
詩帆:黄金から生まれる『死の影』ってやつですよね、これは。
GM:そうです。
竜太:「…ほれ」めんどくさそうに、読みもせずに情報屋から送られてきたメールを携帯ごと泉に放り投げる(笑)。←長文読むの嫌い
泉:「どうもこれは失礼、と……魔族の呪詛? ネズミが?」
竜太:「…ネズミ?」身を乗り出して横から読もうとする。
泉:「ほら、ここ。呪詛を帯びた疫病と、ネズミの話ですよ」これは判定要求出来るかなぁ。この家にはびこってないかどうか(笑)。
詩帆:「さっきの『黄金』伝承から考えて…黄金から生まれる『死の影』のことじゃないでしょうか?」
泉:「その可能性が一番高いと思います。厄介ですね。他の立ち位置から『死』に干渉されるのは不愉快です」舌打ち。
竜太:「…」がたん、と立ち上がる。
詩帆:「…竜太さん?」
竜太:「まことの体から、…いやな妖気を感じた。あれは、…もしかしたらっ」つかつかつかと、まことのところに行こうとしますー。
泉:「と、…それはどういう意味ですか、と説明を求めるまでもないですね。確認してきてください」魔力判定なんて期待するなよ! って事で留守番さね(何
詩帆:「あ、それじゃ私も…」一緒に行こうとします。
泉:「じゃあ私はここでお待ちしてま……ってそんな訳にはいきませんかね」詩帆さんの背中押してホイホイ付いて行こうと(笑)。
竜太:というわけで、シーンから退場しようと思いますー(笑)。
GM:ふむ……ではキミが立ち上がった、まさにその瞬間。ガチャッと、玄関の扉が閉まる音がした。
詩帆:…侵入者? それとも結界?
竜太:「…?」行きがてら、玄関をひょいと覗きます。
GM:一見、何の異常も無いですが……竜太には分かります。玄関に置いてあった、子供物の靴が無くなっている。
竜太:「まことっ!?」
詩帆:「…え?」事情が掴めず、竜太さんを見る。
泉:「どうされました?」
竜太:「…この家の子どもが、外に出た。待て、まこと!」言いながら、追いかけようとしますー。
泉:「病気がちだというのに、笛の音にでも誘われましたかn……」言いかけて「…物凄く洒落にならない事態ですね。追い掛けた方が良さそうです」ぁ
詩帆:「ど、どうしよう…」追いかけたものか、家の中を確認すべきか迷ってます。

泉:うーん、家に誰か残った方がいいかな?
竜太:んー。個人的には必要ないかと思いますが。
GM:家には、キミ達以外誰もいません(笑)。強いて言うなら、エキストラのお手伝いさんたちぐらい?
竜太:…残らなくていいみたいです(笑)。

泉:「…行きたいのならば、行ってください。私が確認して参りましょう。後から追い付きますので、ご心配なく」(ぉ
詩帆:「それじゃ、よろしくお願いします!」頭を下げてから、慌てて追いかけます(笑)。
泉:一応、一通り本当に家に子供がいないか確認し、それから家を後にします(笑)。
竜太:できる子の動きだ…!?(笑)
詩帆:泉さんは出来る子なんでしょう(笑)。
泉:実際年増だからn(略

GM:それでは、シーンを切りますね。
泉:では、ここで竜太さんに絆/連帯感を取得。詩帆さんの絆を興味から感心に書き替え。
竜太:あ、そうか。こちらも、詩帆に…なんだろう。
詩帆:泉さんに絆/信頼を取ります。とても有能で、なおかつ何だかんだで力を貸してくれる人だと思いこんでます(一同笑)。
泉:断言してよ!(笑) 無理か!(ぁ
竜太:自分で無理って言った!?(笑) 詩帆にエゴ/疑惑辺りで。もうちょっとしたら、たぶん絆になりますのでっ。

▼絆/エゴの変化
詩帆:泉さんに絆/信頼を取得。
竜太:詩帆にエゴ/疑惑を取得。
泉:詩帆への絆内容を感心に変更。竜太に絆/連帯感を取得。



泉:結局、信頼ってよりは悪友的な何かを感じたので、連帯感で(笑)。
竜太:はーい(笑)。…なんだろうなー、この温度差(笑)。
泉:腐れ縁、でもよかったかもしれない…(笑)。ホントに何か腐ってる予感がヒシヒシしないこともない(ぁ
竜太:…このエゴの群れを、早いとこ絆にしたいなあ…(笑)。
泉:確かにエゴだらけですね…(笑)。
竜太:どうも古田さんはエゴになりそうだし…(笑)。
泉:ほら、ほら、ボクに対するエゴでも絆にしておけばいいんじゃないかn(略
竜太:…詩帆ちゃんは割とすぐになりそうなんだけど。…泉かあ(笑)。
泉:しみじみと!?(笑)
竜太:いやー、どうしたものかとね?(笑)
泉:確かにまぁ、食傷以外のナニにしろと、って所はあると思いますが(笑)。腐れ縁でいいじゃないですかもう(ぁ
竜太:ああ、それかあ(ぇ

GM:本日はここまでとなります。皆様、お疲れ様でした。
一同:お疲れ様でしたっ!
詩帆:シナリオ内容もロールプレイも、とても楽しいです。このまま後編まで突っ走りたいですね(笑)。
GM:うぅ…やはり難しいですね、GMは(汗)。
泉:うえっへっへ。
竜太:ん、茶千さん上手いと思いますよー?
泉:うん、初めてでこれはびっくりした(笑)。あ、これは応えても応えなくても良いのですが。マスター視点では、ミドルシーン後幾つぐらい必要だと思いますか?
GM:2つ。もし伸びたら3つ、といった所でしょうか。
泉:ミドル2〜3のクライマックス、エンディング…かな。
竜太:なら、上手く明日で終われそうかなー。
泉:上手く行けば明日で終わると思います。情報項目残ってるかどうかにもよりますね。
GM:ちょっと、詩帆のHOやOPが不親切だったかな、と思わないでもないです。
詩帆:不親切、ですか? そうは感じませんでしたが…。
GM:PCから一方的になってしまうというか、絡みにくいかなぁ、とやってる最中に思ってしまいました。
詩帆:キャラによっては見捨てるパターンも有りでしょうが、「推奨:お人好し、家族を大切にする人など」とあったので。積極的に絡んでいくのが前提だと思ってました。
泉:とりあえず、今後の行動方針として、まことを追う。というのが第一。後は…泉としては、『黄金』が古田家にあるのかどうかが凄く気になるところ。
詩帆:あ、黄金の在処は私も気になる。古田幸平氏が何か知ってればいいんですが。
泉:と言うか、古田氏を情報屋に洗ってもらう必要があるかもなぁ、と。本人が口を割らない以上ね。
GM:まあ、それはすぐに明らかになると思いますよ。
詩帆:今の社長としての地位や富も、黄金の御利益とかね。
泉:まぁ、黄金のうんとかを突き付ければ、口を開く気もしますが(笑)。「子供犠牲にしたいんですかー? いえまぁ、それがどうとはいいませんけどぉー?」とか言ってな(ヤメ

 ――――そして、翌日。

GM:次のシーン、竜太がシーンプレイヤーですが…行動はどうします?
竜太:そうですね。そのまま、まことを追いかけようとしますよー。
泉:私は遅れて出てくる(という名前の様子見)なので、まだ出ないで置きます(笑)。
詩帆:同じくです。
GM:分かりました。



●ミドル5 『誘いの調べ』
シーンプレイヤー:竜太   登場難易度:任意
▼住宅街

 古田家から姿を消した誠を追って、捜索に出た一行。
 当初こそ、彼の姿が無いことに、肝を冷やしたが……。
 ――結局の所、子供の足、しかも相手は病人だ。
 道路の一角で、彼がフラフラと歩いている所は、すぐに見つかった。


竜太:「まことっ」声をかけますー。
GM:キミを少し振り返りますが、すぐにまた前へ進もうとしますね。
竜太:「…、…まこと!」もう一度声をかけて、まことの肩に手をかけようとします。
GM/誠:「りゅうた、おじちゃん――」振り返って、もどかしそうな顔で、キミを見ます。
竜太:「…、…」少し怒ったような顔を作って「どうした。外に出るときは、幸平たちに伝えておけといわれてるだろう」
GM/誠:「――お姉ちゃんがっ」君の言葉を無視して、彼は叫びます。
竜太:「お、」驚いて少しひるみます。
GM/誠:「お姉ちゃんが、近くにいる、近くにきてるんだよっ!」
竜太:「ほんとかっ。どこにいるか、わかるか」ぐ、と顔を近づけて。
GM:〈知覚〉で判定をどうぞ。
竜太:はーい。
泉:危なそうなら、出ますですよ!(笑)
竜太:あー。割と危なそうかも(笑)。修正が+5だから、ついうっかり失敗しそう!(笑) お願いできますかー(笑)。
泉:あいあい(笑)。ではここで登場します。「…あぁ、合流できたようで何よ……何を御捜しですか?」
竜太:「近くに、まことの姉貴がいるらしいんだ」立ち上がって。
泉:「それは、探す価値ありですね…」
竜太:というわけで、判定しますー(笑)。(ころころ)達成値9。
泉:セカンドサイト込み(ころころ)達成値20。
竜太:うむ、出てもらってよかった!(笑)
GM:十分ですね。では、泉は、遠くから響いてくる、微かな笛の音を聞き取りました。

竜太:そして詩帆ちゃんは、迷っている疑惑(ぁ
泉:ハッ!(笑) 先に笛の音に釣られて言っちゃった可能性も(略
竜太:おお、なるほどっ!?
詩帆:たぶん、別方向から行ったんでしょう(笑)。
泉:と言うかまぁ、ほら。同じ系統の術使いだから、先に辿り着いた、と言う可能性も。
竜太:ああ。あるいは、普通に考えて、人探すなら、…手分けするよな(笑)。
泉:ごもっともだ! …なんでこっちにきたんだ!(笑)
泉:むしろ泉が迷子説が(略
GM:……実は詩帆が登場していると、この〈知覚〉判定は省略でした(笑)。
詩帆:あ、そうだったんですか(笑)。
GM:はい。OPで一度聞いていますので、すぐに分かったという事で。
詩帆:じゃあ先に音源へ辿り着いてますね、きっと(笑)。

泉:「…時にお伺いしますが。貴方のお姉さんは、笛を嗜まれているのですか?」
GM/誠:「うん。お姉ちゃん、『りこーだー』が、とっても上手かったんだ」
竜太:「『りこーだー』?」眉を寄せる(笑)。
泉:「リコーダー…」(笑)
竜太:「…なんだかよくわからんが。こいつの姉貴は、幸平が言うには『笛吹き男』に攫われたらしい」
泉:「しかしまぁ、笛の音が聞こえるのは確かですが…」連れてっていいものか、と視線で会話。
竜太:「…放っておいても、こいつは、勝手に行く」ひょい、とまことを抱き上げます。
泉:「…それもそうですね」肩をすくめ。「先導します。ついてきてください」笛の音の方に道案内。
GM/誠:「連れてって、くれるの?」ちょっと顔が赤いです。無理に外に出てきたので。
竜太:「おう。…ちょいと我慢しろよ、まこと」ひょい、とまことを抱えなおし「…こいつでも、羽織ってろ」器用にスカジャンを脱いでまことに渡します。

GM:それでは、彼と一緒に音源を追いかける、でよろしいですか?
竜太:いいですよー。
泉:はい。
GM:それでは、切りがいいので、ここで一旦シーンを閉じます。絆などはありますか?
泉:竜太さんへの絆を、腐れ縁に書き替えておきます(笑)。
詩帆:腐ってる…(笑)。
泉:腐らせた(ぁ
竜太:あ、泉へのエゴを信頼に書き換えますー(笑)。僕は以上で。
泉:PC2人共に信頼とか…騙されてるぞ! キミ達!(何
GM:逆に泉が空回りしているように見えるから、不思議ですね(遠い目)。
竜太:くくくくく…騙された方が、お得な目に会えるというならば。騙されることを躊躇う理由など、ないっ!(ぁ
泉:じゃあとりあえずこの後、別の仕事手伝ってもらおう(何
竜太:ええええええっ!?(笑) ちゃんと借りは返したじゃーんっ!?(笑)……だ、だいじょうぶ。別の仕事を頼まれるまでは、騙されていられるよっ!(笑)
詩帆:…………竜太さん、もしかしてこれは…エゴ/信頼ですか?(笑)
泉:ハッ!(笑) だ、騙されたー!?(笑)
竜太:あ。…確かに、エゴを書き換える…としか言ってなかった(笑)。
詩帆:素なのか、わざとなのか迷ってしまった(笑)。
竜太:素です素です(笑)。いちおー、まことの身を案じてくれたので(笑)。エゴを絆に書き換えて、信頼にします。
泉:超・一応だけどナ(コラ

▼絆/エゴの変化
竜太:泉へのエゴを絆/信頼に変更。
泉:竜太への絆内容を腐れ縁に変更。



泉:笛吹き男に追い付けるかしら。追い付けたなら、詩帆さんとも合流できてると思うけど。
GM:そうですね。次のシーンは、出来るなら、全員登場が望ましいかな?
竜太:なるほど。初めから登場していた方がいいですかね?
詩帆:笛吹のいるシーンに着いたら、詩帆はその場にいるでしょうね。



●ミドル6 『その手を取って』
シーンプレイヤー:詩帆   登場難易度:任意
▼高台の公園/夕方

GM:笛の音を追って、足を進めたキミ達は、いつしか街の高台にある、公園にたどり着いていた。既に日が落ち始め、辺りは茜色の光に染まっている――。
詩帆:「この音…やっぱり、あの時の…」ふぅふぅと息を切らしながら走ってます。今にも倒れそう。
泉:「何ともまぁ、綺麗な光景…なんて見とれている場合ではありません…ね…」登ってきたところで詩帆さん発見する。
竜太:「…あいつも、この笛の音追っかけてきてたのか」まことを抱えて上ってきてます。
泉:「詩帆さん? 何ゆえここに…いえ、聞くまでもないことでしたか」傍に寄って支えに回る(笑)。
竜太:「まこと。…姉貴の場所、わかるか」音の元をこちらも探しながら。
GM:人影の見当たらない公園の中、地面には点々と血の痕があり――
詩帆:「…あ…泉さんと、竜太さんも…。…その子は? どうして一緒に…?」ふらふらになりながら見上げて驚く。
泉:「笛の音が全てを導いた、と、かっこつければそういうところですかね…」血の痕を目で追う。
竜太:「…ふん。呼ばれたんだよ。…まことがな」泉の言葉に息を吐きながら、こちらも目で追いかけますー。
詩帆:「呼ばれた…その子が、この笛の音に…?」私は血痕に気付かず、ひたすら音のする方向へ歩いていきます(笑)。
泉:「…たまに、凄いなぁ、と思いますその行動力」すぐさま詩帆さんの後を付いて行く…(笑)。
GM:道なりに進むと――やがて、あちらこちらに、ネズミの死骸が転がっているのが見えてくる。少し異様な事に――共食いしたように、互いに喉を噛み千切っている。
竜太:「…同士討ちか?」ひょい、とネズミのうち一つを取り上げ。
泉:「…子供に見せる風景じゃあなかったですかね…」とか言いながら自分は写真を撮る。後で飯のタネにする(コラ
竜太:「てめーも子どもだろうが。 外見だけは」ぺい、とネズミを捨てながら(笑)。
泉:「子供扱いしてくれるのですか、りゅーたおじちゃん☆」(ぁ
詩帆:「…これは…操られて、こうなったんでしょうか…?」
泉:「おそらくそうだと思います。ネズミと笛吹きは敵対関係にある、と見ていいでしょうね…」打って変わって真面目に(笑)。
詩帆:「…とにかく急ぎましょう。この音を聞きつけて、他のハンターさんが駆けつけるかも」

GM:あ、勘違いされているかもしれませんが……(汗)。誠は、別に操られたり、呼び出されて来た訳ではありません。
泉:あぁ、笛の音を聞いて、お姉ちゃんだ、って思ったわけか(笑)。
竜太:んー。「お姉さんに呼ばれた」んだと思いましたが、違った?
詩帆:お姉さんの方には、呼び出す意志はなかったんでしょうね。


▼展望台

GM:道はやがて、公園の一角にある、展望台に辿り着く。高台にある、そこからは――遠くの方に、古田家が見えるね。
竜太:「……」かすかに眉をしかめて、その光景を見ます。
GM:ここまで近づくと、笛の音ははっきりと聞こえる。詩帆は分かるけれど――いつかのような、敵意に満ちた調べとは違う。夕日に溶け込み、そのまま消えていってしまうかと思わせるような、どこか物悲しい音色だった。
詩帆:「あの時とは違う……優しくて、とても悲しい音色…遠い故郷を懐かしむような…」そのまま近づいて…じゃり、と足下の小石が音を立てる(ぁ
GM:ベンチに座って笛を吹いていた人影は、キミ達の接近に気付くと、手を止めた。
詩帆:「……こんにちは…」何と言っていいか迷って、口をついたのはごく平凡な、ありふれた挨拶でした(笑)。
GM/笛吹き:「……」振り返った人影は、確かに、あの夜に見たのと同じものだ。ブカブカの衣装に、大きな帽子。――しかしよく見ると、その衣装は一部が破れ、血が滲んでいる。
詩帆:少し困ったような笑顔で、笛吹の顔を見つめます。
GM/笛吹き:「キミは――あの時の、お姉さん、か」疲れて、覇気の無い声で、そう言う。
詩帆:「…詩帆です。霞、詩帆。あの、もし良かったら…これ使ってください…」ポケットから、真っ白なハンカチを出して差し出します。「とても…痛そう、だから…」
GM:ハンカチを、ぼぅっと見つめて――動かない。受け取るでも、拒絶するでもなく、ぼんやりしている。
詩帆:拒絶されないのなら、そばに近づいて…傷口にハンカチを巻き付けます。

泉:ちなみに、後ろに控えてるだけ。ただ、危害を加える可能性もあると判断しているので、いざというときは手を出します。手を出すっつーか、ぬいぐるみが出るんだけど(略
詩帆:ところで、まことくんの反応は?
竜太:あ、僕もそれ待ってますー。
GM:そっか、皆さん、もう来てるんでしたね。
竜太:はい、基本的に一緒に行動していますよー。
泉:…そうか、私のせいで誠君がねーちゃん見えてないのか!?(笑) なんて邪魔な奴(ぁ
竜太:ああ、でかさゆえに(笑)。
泉:縦も横も大きいからか…(笑)。エフンエフン。まぁ、基本ここは詩帆ちゃんと誠君任せで何とかなるのなら、それが一番だと思って引いてます。

GM/誠:「――おねえ、ちゃん――ケホッ、ケホッ!」竜太に背負われた誠は、咳き込みながら呼びかけると、笛吹きがハッと、反応する。
竜太:「…、…」まことの身を気遣いながら、ゆっくりと『笛吹き男』に近づいていきます。
GM/笛吹き:「――誠っ、なんで――外に――!」驚いて言葉が無いようです。
竜太:「お前を、探しに来たそうだ」じゃり、と『笛吹き男』の目の前に立ちます。
詩帆:「…やっぱり…あなた、古田和美さん?」
GM:呼ばれると、笛吹きは、ピクッと肩を震わせます。「――どこから、それを。――あの人が、そう言ったの?」
詩帆:それには首を横に振って「…うぅん。ただの推測」
GM:その答えを聞くと、ふっと、全身の力が抜けたように、肩を落とす。
竜太:「…あのな」疲れたようにため息をついて。「あんな態度とっといて、…まことの姉ちゃんじゃないとでも言うつもりか」
GM:「そう、か……そうだよね……分かるわけないよね。きっと家族より、お金の方が大事なんだもん――っ!」ちょっと、肩が震えています。
詩帆:「それは…違う、と思うけど…」そう言って竜太さんを見ます。
竜太:「……、」ため息をついて「なんにせよ……移動、しようぜ。ここは、まことの体に毒だ」暮れかかった太陽を睨むように、地平線に目を向けます。
詩帆:「…そうですね」和美さんに振り返って。「私たちは『災厄を呼ぶ黄金』の話を聞いて…もしかしたら、あなたはそれを使わせないために奪おうとしてるんじゃないかって…人攫いが目的じゃないんじゃないか、って…そう考えただけなの。…敵じゃないから。信じてとは言わないけど…お願い。詳しい話を、聞かせて…?」
GM:「――そう、思うの?」顔を上げて、君をまじまじと見る。帽子の下から覗いた顔は――

詩帆:(すかさず割り込み)ぎらぎらと殺意に輝いていた(一同大爆笑)。
泉:ダメフラグ!(笑)
竜太:二重人格オチ!?(笑)
GM:バッドEDフラグですねぇ……(ぇ

 ―――自分でやっておいて何ですが。
 ヒロイン役のPC自ら台無しオチを付けに行ってはいけません。良い子のPLは真似しちゃダメだぞ!(ぁ


GM:えー、帽子の下から覗いた顔は…髪をばっさりと刈っているが、見た目、13〜14歳くらいの女の子だ。
詩帆:「…………」こくり、と頷き。「とりあえず、ちゃんと手当をしなきゃ…それで、一緒に温かい紅茶でも飲もう?」
GM:その言葉を聞くと、ポロッと、彼――いや、彼女の目から、涙がこぼれた。顔を伏せて、グシグシと手の甲で擦る。
詩帆:ハンカチは使ってしまったので、ポケットティッシュで頬をそっと拭きます。

泉:と言う感じで、表切ってしまって、場所を移してはいかがでしょうか!(笑)
GM:そうですね。どこに行くかは、考えていますか?
竜太:んー。言いだしっぺだし、うち(二宮家)に連れて行こうかと思ってましたが。
泉:無難に、誰かの家ですかね。私の方がいいかもしれませんね。
竜太:…泉って、家あったんだ…(ぇ
泉:ヒドス!(笑)
詩帆:…いっそ、古田幸平氏に「娘さんが見つかった」と連絡する手は?
泉:話を聞いてからじゃないと、危ない気がします(笑)。
竜太:まあ、事情聞いてからのほうがいいでしょうー。
詩帆:ただその前に、連絡するなら幸平氏の真意をちゃんと調べたいですね。実際に引き合わせて「やっぱり悪人でしたー!」だと救われない(笑)。
竜太:うんうん。
泉:いやまぁ、二宮さんところでもいいんですが、巻き込まれ的な意味で(略)。安全とるなら、うちかな、と(笑)。
竜太:じゃ、じゃあお言葉に甘えて泉さんちに…(どきどき)。
泉:とても汚い気がする(マテ
GM:どんな所でしたっけ、泉の家って?
泉:特に設定は何も無いですが。まぁ、普通にどこぞの一軒家だと思います。戸籍上は大人だから…(笑)。ジャーナリスト(徹夜で記事書くこともある)で、機械イジリが趣味なんで、汚そうだな、と思っただけで。お、応接間は綺麗だよ!(ぉ
竜太:実にこー、他人にとっては居心地が悪そうだなあ…と(笑)。でっかいぬいぐるみとか、置いてあったりしてない?(ぇ
泉:ふぁんしーです。居心地悪そうだな!(笑)
竜太:竜太的には辛そう!(笑)

泉:「何にせよ、二宮さんの言う通り、場所を移しましょう。ちょうど、私の家が近いですから、そちらでいかがでしょうか」
竜太:「……あそこか」ちょっと顔をしかめて。「まあ、うちはここからだと遠いからな。その方がいいか…」と言いつつ割と嫌そう(笑)。
詩帆:「…いいかな?」和美さんの顔を覗き込んで、聞いてみます。
GM/和美:「……うん」小さく、けれど確かに頷きます。
詩帆:「それじゃ…一緒に」和美さんの手を取って、歩き出しましょう。
GM:キミが握ると――彼女は躊躇いながらも、しっかりと手を握り返した。それでは、シーンを切ります。

泉:絆は今回見送り。
竜太:同じく見送りー。
詩帆:謎の少年改め、古田和美さんに絆/献身を取得…もとい、変更になるのかな、この場合。
GM:そうですね、シナリオエゴの変更と言う事で。
詩帆:では、取得は…家族に絆/憧憬を。ちなみにこの場合の『家族』は、特定の誰かではなく『家族という関係性』に対する憧れですね。
GM:なるほど……概念への取得ですか。
泉:竜太さん、エゴ大丈夫?(笑)
竜太:んーんー。たぶん、次で詩帆はひっくり返るので大丈夫だと思いますー。
泉:なら大丈夫かな、多分。
GM:一応いつでも取れます……が。
詩帆:私は残り枠一つ。たぶん大丈夫。
竜太:まあ、大丈夫でないといえばキャラ作時点で割と大丈夫でないので。調整しつついきます(笑)。
泉:それもそうだ(ぁ

▼絆/エゴの変化
詩帆:謎の少年(?)=古田和美へのエゴを絆/献身に変更。家族に絆/憧憬を取得。




●ミドル7 『笛吹の真実』
シーンプレイヤー:泉   登場難易度:任意
▼泉の自宅/夕方

GM:というわけで、泉の家ですが――。
泉:「それでは、応接間にどうぞ。今暖かい紅茶でもお持ちいたしますね」と言って、とってもふぁんしぃなお部屋にご案内します(笑)。
竜太:「ぐっ…」内装に一瞬ひるむが「泉。ついでに毛布も頼む」まことの体をソファに横たえて。
GM/誠:「ん――」誠はうつらうつらとしている。疲れが出たみたいだね。
泉:「はい、今お持ちいたしますよ」と、紅茶とお茶菓子を置いて、取りに行く。
竜太:「おう。……すまん」感謝の言葉だけぼそっと(笑)。
泉:「もっと大きな声で感謝を込めて言ってください」と布団を渡して(笑)。
詩帆:横で小さく子守歌を歌ってます。
泉:「さて、冗談はともかく。詳しいお話を、お聞かせ願えますか?」と、和美さんに向き直る。
竜太:「……」憮然としてまことに布団をかけ。
GM:和美は、カップを抱え込んで小さくなっていますが――緊張は解けているみたいですね。「ボク――」
竜太:ボクっ娘だあ!!(万歳)
GM/和美:「――ボクの事、庇って、大丈夫、なの?」恐る恐る、皆さんに尋ねますね。
詩帆:「庇うも何も…和美さん、別に悪いことはしてないんでしょう?」当たり前の顔で問い返します。
泉:「事情も知らないうちから断罪するほど、私も愚かでないですからね。様子を見た限りでは…」ちらりと誠さんを見て。「何か、事情がおありのようですし。力になれるやも知れません」
竜太:「ふん。そもそも俺の仕事は『古田家の人間に対する脅威の排除』だ。…なんで古田の娘をわざわざ殺さにゃならん」ふん、とそっぽを向きます。
GM:――皆さんの言葉を聞くと、彼女はまた少し、涙ぐみますが――。「――それじゃ、何から、話したらいいか、な?」
泉:「貴方が、何ゆえそのような格好をしているのか。その理由を、まずお聞かせ願いたいですね」
GM/和美:「――うん。三年前に――ボク、あの公園で、『笛吹きさん』に会ったんだ……。最初に『笛吹き』さんに会ったのも、夕方で――変な服で、最初はおかしな人かなって思った。言葉を話せないみたいで…でも、笛を聴いていると、不思議と伝えたい事が分かってくるの」
泉:「…その方は、どうされたのです?」
GM/和美:「『笛吹き』さんは、あの人が――」言って、少し、苦しげな顔になる。「あの人が――パパが――『黄金』っていう、悪いお化けに取り憑かれているって……」
泉:「…失礼しました」流石に軽率だった、と反省。「だから、貴方は『笛吹き』を継いだのですね?」
GM/和美:こくっと、頷きます。「お化けをやっつけるために力を貸してほしいって、笛吹きさんは、ボクにそう言ったの。でも――パパは――」
詩帆:「…………」ハンターから聞いた話を思い出して、目を伏せる。
GM:和美はしばらく黙って――また口を開きます。「『笛吹き』さんは――死んじゃった。ハンターっていうヤツラにやられて。――パパが、殺させたんだっ! パパは、ボクの話を、全然聞いてくれなかった。『笛吹きさんは悪い魔物で、ボクは騙されてるだけだ』って――!」
泉:「…それでは。貴方は、何を望んでいるのですか?」
GM/和美:「お化けを――やっつけたい。だって――! 本当は誠の病気だって、パパのお化けが原因なのに! このままじゃ、みんなダメになっちゃうのにっ! ――だから、ボクが代わりにパパのお化けを退治するって決めたんだ……」
詩帆:「…哀しいね。信じて貰えなかったんだね…」和美さんに寄り添って、頭を抱きしめ何度も撫でます。
竜太:「………」黙ってまことの額を撫でています。
GM/和美:「でも……笛を受け取って家に帰ったら――パパは、ボクの事が分からなくなってた……」
詩帆:「…笛を受け継いで『笛吹』になったから分からなくなったのか…それとも、『黄金』の力が認識を狂わせてるんでしょうか」
泉:「……なるほど、理解いたしました」

詩帆:そう言えば…幸平氏、確か「覚えていない」とも言ってたような。どの辺か忘れたけど。
泉:3年前の事件はどうだったのか、何故狙われてるのか、に関しては、判らない覚えてないの一点張り。その割に笛吹への憎しみだけは随分あったように思う。確かミドル2だったか。
詩帆:『黄金』の自己防衛本能が働いてる、と解釈するのが妥当かしら。
泉:それもありうるし、単に悪魔の所有物だから、と言うのもある、気がする。富の代わりに、何かをひとつずつ失っていくって効果だから、とも。
詩帆:ともかく原因は『黄金』の方にあるっぽいかな。笛の方なら誠くんの認識も狂うと思うし。
泉:そうですね。

竜太:「……」ふう、とため息をついて。
GM/和美:「それから、笛に教えてもらって、色んな力を使えるようになって――戻ってきた時には、もう、街がこんなに――」
竜太:「かずみ」真っ直ぐ和美を見る。「幸平が、お前の話を聞かなかった、といったな。お前は、…ちゃんと幸平の話を聞いたか」和美を見つめて。
GM/和美:「だって――!」感情的な反応を見せますね。「だって、アレは良くないものなんだもん! 絶対に、増え続けたらダメなんだもん!」
竜太:「…、」わし、と和美の頭つかみ「……あのな」よしよし、と撫でる。「お前が嘘を言ってるとは、思わん」ちょっと優しい顔で「それはたぶん、幸平も…本当は、同じはずだ」
GM/和美:「……え?」きょとん、とした顔になる。
竜太:「幸平が信じなかったなら、何か、わけがあるはずだ。違うか」じっと、和美の目を見つめて。
GM/和美:「それは……」少し、言葉に詰まる。
竜太:「…幸平が、まともに話ができない状況なのはわかる。だが……信じてやって欲しい。あれは、お前の親なんだ」和美の顔から目を離さず。

泉:おお良い事言った。
詩帆:どうするのかなーと思ってたけど、こういうアプローチで来ましたか。上手いです。
竜太:…まあ。これで幸平さんが全ての黒幕だったら、台無しだけどねっ!(笑)
泉:エフンエフン(笑)。
詩帆:それはないと信じましょう。今までの演出から言って!(笑)
竜太:まー、そうだったら、それはそれで美味s(タキューン)ま、まあ、ないよねっ! ないない(笑)。
泉:ナイニキマッテルジャナイデスカー(笑)。

詩帆:「…私からも、お願いします」
GM/和美:「――そんなの、分かってるよ。だって、ボクのパパは、パパだけだもん――」ぽつりと呟いて、それからまた、ちょっと泣くね。
竜太:「ふん…」かすかに微笑んで、和美の頭をもう一度少しだけ撫でます。
泉:「…まぁ、とりあえず。『黄金』を何とかしたい、という点において、ここにいる全員の利害は一致していると見ていいでしょう」
竜太:「ふん」息をつきながら、泉を見ます。
詩帆:「そうですね。私にも、悪い『黄金』退治を手伝わせてください。それで…和美さん達の優しいパパを、取り戻しましょう?」
GM/和美:「――うん――――ありが、とう」湿った声で、礼を言います。
泉:「私としても、『黄金』は見逃せませんからね。…ただし、私が手伝えるのは、そこまでです。それより先は、貴方達が何とかすることです。私としましては、物語はハッピーエンドで終わる方が好きなので、是非頑張っていただきたいところですね」
GM/和美:「……うん」こくっと、頷きます。
詩帆:「つまり…黄金退治までは力を貸してくださるんですよね。ありがとうございます、泉さん」他意のない笑顔(笑)。
泉:「…」一つ咳払い(笑)。

GM:さて、彼女から聞ける情報はこれで全てですが。他に何か、やっておきたい事など、ありますか?
詩帆:あー…もう、幸平氏に関しては調べなくても、いいかな(笑)。
泉:一応、調べる項目があるのなら、調べてしまった方が確実だとは思います。黄金があるらしい、とは判ったけど、本当に何処にあるのかまで掴みかねてるので…(笑)。
詩帆:それはそうだった(笑)。古田氏に取り憑いてるのか、屋敷にあるのか、今のままじゃ分かりませんね、まだ。
GM:情報判定はありましたが――もう必要はありませんね。ここまで出てしまうと。
泉:場所が判らないので、そこが調べられるかどうか…デス。
GM:ふむ……そうですね。
竜太:まあ、一応『黄金』については調べてみたいと思うんですがー。黄金というか、なんだろう、黄金の実際の効果とか古田氏への影響とかかな。

泉:「ともかく、『黄金』が古田さんのところにあるらしいということは判りました。そちらを調べてみて、ぶっ潰しに参りますか」誤魔化した(笑)。
GM:調べるのなら、〈魔力〉判定をどうぞ。和美が力を貸してくれるので、相手の気配を辿る事が出来ます。
泉:技能があったことにびっくりした。一応振ります(笑)。(ころころ)出目11で達成値15。
竜太:(ころころ)達成値12。
詩帆:(ころころ)クリティカル!(一同笑)

泉:ちょ、なんだこのダイス!(笑)
竜太:テラクリティカル(笑)。
泉:昨日は開幕1ゾロで、今日は開幕6ゾロとかパネェ…(笑)。
詩帆:何という反動…(笑)。
泉:和美さんとは何処までも相性がいいんですね、ってことか(笑)。
竜太:ううむ。一番判定値が高い僕が出目低いとか(笑)。
泉:ダイス運、美味しく頂きました(コラ
竜太:吸い取られたっ!?(笑)

GM:文句なしに分かりますね。汚れた気配は――古田幸平が都内に持っている、別宅が源です。
詩帆:神楽と笛の音を重ねて、街に広がる穢れた力の源を探り当てた……ということで(笑)。

泉:あ、と。和美さんは連れていくべきじゃ、ない、か? 連れていくと十中八九、まこっちゃんもついてきますが。
竜太:んーんー。連れて行った方が、いいんじゃないかなあ。誠は心配だけど。まあ、和美に言い聞かせてもらえれば…(笑)。
GM:いや、誠は眠っていますから。置いていけますよ?
泉:じゃあ、置いてっちゃうかね。
竜太:ふむ。まあ、そうしようか。それでいけるのなら、それで問題ない。
泉:あぁ、まぁ、和美の意志優先でいいかな、と思う(笑)。
竜太:あー、まあ、誠は、来てもそこまで心配は要らない…か?(笑)
泉:カバーリングがたいへ…エフン。
竜太:それがあったか!?(笑) だ、だいじょうぶ。
泉:まことがネズミに憑かれてるのが気になるので、それを和美さんの笛で何とかして欲しい気もしないことも無い、かなぁ。
竜太:ああ、なるほど。

詩帆:夜の街に広がる、二つの音色が…重なり響き合って波紋を描き、魔性の気配を焙り出していく。
GM:ふむ、そうすると――。竜太は、誠の傍についていますか?
竜太:今現在? ついていますよ。
GM:では、笛の音と、歌声が聞こえてきた同時に、眠っている誠の影が、ザワザワと蠢き出します。
竜太:「っ!? これは、」反射的に飛びのき、空気中から水分を手のひらに集めます。

詩帆:あ、こっちも焙り出されたみたい(笑)。
泉:うはぁい、ど、どうしよう? 攻撃したら落とせるのかな…。
竜太:んー、まあ、たぶん勝手に落ちるんじゃないかと思ってるんですが(笑)。
泉:私が攻撃すると、色々と部屋が大惨事に(略

GM:「チチィッ」「チチチィッ!」と、けたたましい鳴き声をあげながら、黒いネズミの群れが影から飛び出し、逃げ散っていきます。
竜太:「お、お。おー…」一匹一匹を目で追いかけているうちに、全部逃げられます(ぁ
GM:ネズミがいなくなると、誠の寝息が、スーッと、穏やかに落ち着きます。
竜太:「…ふん。『病魔』か」何事もなかったかのように、ソファに座ります(ぁぁ
泉:「…なるほど。本体の元に逃げ帰った、と言ったところでしょうかね」竜太さんにニヤニヤ笑いを浮かべながら(マテ
竜太:「……、…」ぴくぴくこめかみを動かしながら、しらんぷり(笑)。
泉:「この様子ならば、この子は大丈夫だと思います。さて、和美さんと言いましたか。貴方はどうされますか?」
GM/和美:「ボクは――邪魔にならないなら、連れてって欲しい」泉の顔をしっかりと見返して、そう言います。
泉:「…その決意を、無下にするほど私も悪魔ではありませんからね。この子は良くお眠りになられてますから、書き置きでも残されるといいでしょう」と、ペンとメモを渡す。
詩帆:「―――ふぅっ」唄を終えるなり、青ざめた顔でふらつく身体を支えて。
泉:「場所は、特定できた…と見てよろしいですか」と、詩帆に訊ねなおす。
詩帆:「…大丈夫。街から響く音色に不協和音が混じってました。場所は…あの辺」ある方向を指差して。
泉:少しどう言ったものかと考えるが。「…判りました。貴方は…と、訊ねるまでもありませんね」肩をすくめて。
詩帆:「…もちろん行きます。これからが、本番ですものね?」青ざめた顔一杯に汗を滲ませ、笑顔で応えます。
泉:「えぇ、一応言いますが、無理はなさらないように。さて、『黄金』退治に行きましょうか…」と全員を見回して。「詩帆さんには無理させられないし、和美さんには退治の後にやるべきことがある、と…言うわけなので。超頑張ってください、二宮さん」(マテ
竜太:「…ん?」きょとん。「…………レテはどうした」汗をかきながら。
泉:「ふふふ、それだけ貴方に期待してるって事ですよ。じゃ、改めて行きますか!」何事も無かったかのように(笑)。
詩帆:「はい、私も精一杯頑張ります!」
竜太:「やる気ありそうに、見えるんだがな…」じと目で泉を見ながら「ふん。まあ、やるべきことははっきりした。…いくかっ」ふわさ、とスカジャンを羽織ります。
GM/和美:「みんな――ゴメンっ――それと、ホントにありがとう――」和美も改めて頭を下げて、皆さんに礼を言います。

泉:なんか、こういう扱いの中での方が、輝いてる気がして…!
詩帆:輝いてるなぁと、私も思います(ぁ
竜太:はっはっは。僕もそう思うやっ!(笑)
GM:……さて、盛り上がっているところ、まことに恐縮なのですが(汗)
一同:??
GM:もう1シーンだけ、ミドルが入ります(一同笑)。
竜太:おおっ(笑)。了解です(笑)。
泉:あいあい(笑)。
詩帆:あー(笑)。何だろう。マスターシーンかな?
GM:絆などは、よろしいですか?
詩帆:んー、古田幸平さんに絆/救済を取得します。これで黒幕だったら大笑い(笑)。
泉:では、ここで和美に対して絆/尽力を取得します。
竜太:では、詩帆へのエゴ/疑惑を絆/誠実に書き換え。古田和美に絆/慈愛を取得しますー。これで全部埋まったー。
GM:それでは、シーンを切ります。

▼絆/エゴの変化
詩帆:古田幸平に絆/救済を取得。
竜太:詩帆へのエゴを絆/誠実に変更。古田和美に絆/慈愛を取得。
泉:古田和美に絆/尽力を取得。



竜太:…途中で幸平を、一回エゴにしようと思ってたのですが。このシーンの後にエゴにするのは、流石に気が引ける…!(笑)
泉:あるある(笑)。
詩帆:私はエゴ/救済にしようかな、とも思ったんですけどね(笑)。
竜太:ああ、なるほど。それはそれでいいなあ(笑)。
泉:エゴ/救済は美味しい(笑)。…すごく台無しなことに気付いた。「記憶除去装置」持ってるなぁ、私…。
詩帆:あ、私も持ってまーす(笑)。
泉:何という消去組!(笑)
詩帆:事件解決後、この記憶が関係修復の邪魔になるようなら消去もありかな、と考えてました。
泉:それもいいかな、と思いました。まぁ、黄金については完膚無きまでにケシテヤルつもりではいるんだけどな…フエッヘッヘ。
竜太:まー、覚えてたまま、ちゃんと仲直りできるのが一番かとは思います(笑)。
泉:ぼくもそーおもいマス(笑)。
詩帆:それが出来れば良いんですけどねー。念のための備え、ということで。
泉:大丈夫。歪曲もあるよ!(テメエ
詩帆:万が一の場合はお願いします(笑)。
竜太:できるだけ、使わないほーこーでひとつ(笑)。



●ミドル8 『大王ネズミ』
シーンプレイヤー:竜太   登場難易度:任意
▼古田家別宅/夜

GM:穢れの源泉――古田幸平の別宅へと、キミ達は赴いた。既に夜は更け、シンとした宵闇が、辺りに落ちる。やがて、目的の家の前まで来た時――家の前に、1人の人影が呆然と佇んでいるのを、君たちは見つけた。
竜太:「ん…?」人影に気付き、目を凝らす。
GM:竜太は分かるね。……幸平だ。
竜太:「…古田」立ち止まります。
詩帆:「あの人が…」後方で立ち止まり、様子を見ます。
GM/幸平:「――二宮くん? なぜ、ここに」頭を押さえて、少し苦しそうな様子ですね。
竜太:「ふん。今の俺は、お前の依頼を受けて動いている」
GM/幸平:「笛と――歌声が聞こえた気がして――急に、頭の中が――」
竜太:「…古田? おい。古田、しっかりしろっ」慌てて駆け寄ろうとする。
GM/幸平:「――どうして、ここにいる? 何をしに来た? それに、その子は――」和美を見て、少し眉をしかめます。
竜太:「お前の願いを受け、『お前たちを脅かすもの』を消し去るために、俺は動いている」
GM:ちなみに、和美は少し怯えた顔で、遠目に幸平を見ています。やっぱり、知らない人間扱いされるのが怖いみたい。
竜太:「いえ、古田」古田の肩を掴んで。「『黄金』は…どこだっ!」
GM/幸平:「――おう、ごん――ま、さか」不意に、古田はカッと目を見開く。「大王ネズミラッテン・ケーニヒ――! お前も、アレを狙っているのか!」敵意に満ちた顔で、キミを睨む。
竜太:「聞け、古田! 『黄金』は、お前たち家族に幸福をもたらすものではありえん!」
GM/幸平:「黙れっ! 何も知らないくせに! 和美も――そうだ、あの子も、アレを手放せなどと――!」
竜太:「…っ…! 『報酬』を『笛吹き男』に渡せ! 物語を『めでたし』とするにはそれしかないのだ!」古田の肩を揺さぶって。
詩帆:「…知らないと言うのなら、教えてください。『黄金』があなたに…あなた達一家に、何をもたらしたと言うの!?」
GM/幸平:「4年前――私の会社は、危機に陥っていた! 経営の破綻は、時間の問題となるほどに!」
詩帆:あぁ、やっぱり…そういう事情があるんだろうなぁと思ったけど。
GM/幸平:「その時――あの男が、あの露天商が――私にアレをくれたんだっ。アレは、私が貰ったんだ! あの男に!」
泉:「…なるほど、そうですか。良かったですね。富を得ることが出来て」
GM:「家を――家族を守るためには、アレが、アレがなければ――!」
泉:「そして、その代わりに、貴方の大切な家族は何人、欠けましたか?」
GM/幸平:「――それは『笛吹き』の仕業だ! あの男は、私に警告した! 『ハーメルンの災いが、富の源を奪いに来るだろう。心して備えよ』と!」
泉:「それではお尋ねしますが。貴方にとっての富は、何ですかね」
GM/幸平:「――っ」ぴくり、と、震えて動きが止まる。
泉:「…私には、何が正しいと言う権利もないし、つもりもありませんがね。今ここに集う皆さんは、何か思うところがあって貴方に語りかけているということ位は、わかりますよ」と、詩帆、竜太、そして和美を見る。
GM/幸平:「富――財産――私に、とっての――」ブツブツと、自問を始めます。

泉:言いたい事言ってスッキリしたので黙ります(何
竜太:お、おおう(笑)。
泉:何処まで行っても、泉って外野なんで…(笑)。家族とかに関して思うことは何もないんですよね。ただ、どっちかと言えば、他の3人が何か伝えようとして、何とかしようとしてるのに、なんかそれが他の悪魔のせいで歪められてるのが癪、という(何

竜太:「…古田。貴様は4年前から、何を得て、…何を失った? 貴様の会社とやらは、…娘と永久とわに別れる事と引き換えても足る報酬か!! 貴様がそれを本気で言っているのならば、…俺は!」轟、と、突風が吹きすぎます。
詩帆:風の中、黒髪を靡かせつつ進み出ます。「古田幸平さん……あなたが大事に抱え持っている『黄金』は。無限の富を与える代償として、他の“何か”を奪うんです。あなたが怖れている笛吹は『黄金』を奪い去るけれど。逆に言えば『黄金』さえ貰えれば、誰かを攫ったりもしないの」
GM/幸平:「な――に――?」
詩帆:「古田幸平さん。あなたにとって、“最も大切な宝物”は…何ですか?」
GM/幸平:「宝――私に、とっての――」徐々に、幸平の目に――正気が戻ってきます――が。〈知覚〉判定をどうぞ。

 結果、泉が達成値22、詩帆がクリティカル、竜太が出目3の達成値8。

詩帆:わお(笑)。
泉:詩帆さんがやる気ありすぎ!(笑)
竜太:そしてこっちはやる気なさ過ぎだよ!(笑)
泉:竜太さんは冷静さを欠いているんだな…(笑)。
竜太:これはひどい…(笑)。修正値は詩帆と変わらないはずなんだけどなー…(笑)。
GM:……いやはや、ダイス目がすごいですね(汗)。
泉:やっぱり竜太さん吸われてるな。超頑張れ!(笑)
竜太:くっ…(笑)。ち、ちがわいちがわい!(笑) これは、運を溜めてるだけなんだい!(笑) きっと戦闘で爆発してくれる…はず!(笑)
泉:なるほど、チャージしてるのね!(笑)
竜太:そう! …そのはず!(笑)
泉:ふぁいと☆

GM:ならば、詩帆は真っ先に気付く。――いつからか、無数の不気味な視線が、キミ達をじっと捉えている。家の外壁の上に――電柱の影に――無数のネズミたちが固まり、鳴き声一つたてる事無く、ただじっと――キミ達を見ている。
詩帆:周囲にさっと視線を走らせて。「自分の意志で、その口から、はっきりと応えてください。あなたにとって『黄金』が何より大事なら、それでもいい。だけどそうじゃないなら…一言、そう言ってくれれば」
GM/幸平:「わ、私は――」彼は、何か言葉を言おうとするのだけれど――。
詩帆:「…私たちが、必ず救けます。まことくんも、和美さんも! あなたの手にもう一度、取り戻させて見せるから!」

 ――ネズミの一匹と視線が合った途端、幸平の目から、不意に光が消える。
 がくっと、体が崩れると同時、周囲のネズミが彼に殺到し――
 彼と一緒に、影の中に溶けるように消え失せた。


GM:PS《資産:帰還門》を発動させて、幸平もろとも、このシーンから退場します。
泉:咄嗟に動くけど、間に合わないっ!
竜太:「古田っ!?」捕まえようとするが―まあ、間に合わないよねっ!(笑)
泉:「まだ遠くには行ってないはずです、追いましょう!」
竜太:「くそっ!」言われて駆け出そうとする。
詩帆:「…大丈夫。彼らの『音』はもう覚えたから。追えます」
GM/和美:「――パパ? パパぁっ!」和美が、取り乱したように叫ぶが――答える声はない。
詩帆:「落ち着いて、和美さん。急いで追いかければ…まだ、きっと間に合う」
GM/和美:「うん――うん!」キミの顔を見て、和美は泣き顔をこらえて、頷く。
詩帆:「それに…まだ、幸平さんの返事を聞いてないもの」にこり、と微笑んで。そのまま半眼になって、聴覚に神経を集中する。

GM:こちらからは以上となりますが、何かやっておきたい事など、ありますか?
詩帆:どこに逃げたか知らないけど。SAで追えるよね、たぶん(笑)。
泉:追い掛ける…よね!(笑) 私はアクションないです。絆も見送りで。
竜太:「SAの真の力が、地球を救うと信じて――ご愛読、ありがとうございましたっ!」(ぇ
泉:あっー!(笑)
竜太:こちらも絆の変更はありませんー。
GM:――うぉ、SA忘れる所でした!(汗)
泉:二つ目ここだったか…(笑)。

GM:彼らが消えたのは――目の前の家の地下だ。すぐそこに、巨大で禍々しい気配がある。
竜太:「…あの、ドブネズミどもめ」
詩帆:「―――見つけた…!」目を見開く。
GM:ここで[SA:『黄金』の災厄を止める]を配布します。
一同:戴きます。
竜太:「…案内あないできるか、詩帆」
詩帆:「はい。この家の地下…隠されていたって、『音』を辿れば見つけ出せる!」
竜太:「よし。頼むっ」
泉:「宜しくお願いします!」…地下だってどうしよう(笑)。ちょっと壊して入るか。
詩帆:というわけで、屋敷の中に乗り込みましょう。…玄関開いてます?(笑)
GM:開いてます。
詩帆:では、ばばーんと開けて飛び込みます。土足だけど今は気にしてる余裕がない(笑)。
GM:それでは、ここでシーンを切ります。ここがミドル最後のシーンとなりますが…絆などの変更はありますか?
詩帆:私は無しです。
竜太:ありませんー。
泉:変更は特にないです。玄関とか扉とかきっと大きいよね、だって別宅だもん。
GM:では、シーンを切りますね。
泉:はぁいー。…ほら、そろそろシーン切らないと。私がどうやって侵入したか描写しないとならなくなって大変なことに(略


 

■クライマックスフェイズ■


●クライマックス 『愚者の黄金』
シーンプレイヤー:全員   登場難易度:自動登場
▼古田家別宅・地下室/夜

 扉の向こうは、闇――そして、腐敗と穢れの匂いに満ちていた。
 別宅の地下室。
 踏み込んだ闇は濃く、質感すら感じられそうなほど、重い。
 ――その闇の中に、ぽつっと、2つ、種火のような赤い光点が灯る。
 ぽつり、ぽつり――4、8、10、20、――100――
 燃え広がるかのように、瞬く間に部屋全体に広がった光点は、
 侵入者達に向けて、一斉に、突き刺さるような視線を放つ。
 込められた感情は、『敵意』と『食欲』。


泉:ここここえぇ…。
GM:ネズミですから――まあ、定番の演出ですが(汗)。
詩帆:…レテって、何のぬいぐるみでしたっけ。
泉:猫的な何か?
詩帆:何故だか今、両耳を囓られてドラ●もん状態になったレテの姿が鮮明に浮かんだのですが(一同爆笑)。
GM:っ!? 思わず噴出してしまいました(笑)
泉:ひ、酷い!(笑)。猫型ロボットと言われれば確かに(略
竜太:…どうしてかクマだと疑ってなかった…(笑)。
泉:元ネタが、猫だから…さ…(笑)。

竜太:「…ふん。結局のところ、ハーメルンに湧いたネズミというのは。『黄金』と、同じものだった、か。…これだから、言い伝えというやつは」じっ…と、こちらもネズミを睨みつけます。
泉:「何にせよ、潰せば終わりって事ですよ」サラッと。
詩帆:「人の欲望を喰らって肥え太る…付け込まれた人間の自業自得と言ってしまえば、それまでですけど。それでもなお、黄金より家族を選ぶ人もいる……その選択は、彼自身がすべきです。まやかしの『黄金』なんかに邪魔させて良いわけはない。…その答えを聞くためにも。古田幸平さんは、必ず返してもらいます!」ネズミたちの満ちる空間を睨み据える。

泉:実に良い事言った! というわけで潰しましょう(そればっかりかアンタ
詩帆:まぁ、詩帆は攻撃力無いに等しいので。潰すのは頑張って(笑)。
泉:頑張って殴る! 耳をかじられる前に(略
竜太:おなじくっ!(笑)

 部屋の中央の闇が晴れ、そこにテーブルが見えた。
 テーブルの傍には、呆然と虚空を見つめる、古田幸平の姿。
 そして、テーブルの上には金色の、小動物を象った小さな彫像があるのだが――。
 半魔達の闘志に呼応するように、像に変化が起こる。
 金色の地金が、黒く染まり、見る見るうちに、巨大に膨れて――
 黒い体毛に覆われた、熊ほども大きいネズミに変わる。
 大ネズミは、爛々と金色に輝く瞳で、三人を値踏みするように見つめている。
 一拍置いて、禍々しい咆哮をあげると、身構えた。


GM:準備が出来ましたら、戦闘に入りたいと思います。よろしいですか?
竜太:いいですよー。
泉:OKかむおん!
詩帆:OKです。あ、その前に。エンゲージ状況と敵の行動値を聞いて良いかな?
GM:おお、しまった! 説明を忘れてました! エンゲージは自由です。敵は大王ネズミ1体のみ。行動値は10です。
泉:最初から接敵はありです?
GM:ありです。
竜太:…先攻取れるのは、泉ちゃんだけかー。
泉:えーと…。詩帆さんは、接敵されるのは嫌なんだっけ? 私のワントップで良いのかな。
詩帆:いえ、どちらでも構わないですけど…範囲攻撃は避けた方が良いよね。
竜太:うん。全員バラバラ&泉ちゃん接敵で。
泉:OK理解した。
GM:ただし――大王ネズミはドミネーターで、パワーソースを所持しています。
竜太:おお…ドミネーターかー。
詩帆:…来るかなあ、戦闘員召喚(笑)。
GM:PS《レルム:絆》、《資産:核部・契約者》。この場合は、幸平が《核部》です。
竜太:…契約者が死ぬと、自動的にドミニオン崩壊かあ。意外にもろいドミニオンだなあ。
泉:あ、と言うことは、戦場に幸平さんもいる?
GM:エキストラですが、います。
竜太:いるんだっ!?
GM:攻撃の対象にはなりません。
竜太:お、おお、よかった。
詩帆:復活HAがあるとはいえ…彼を殺すのは避けたいよねぇ。核から解放する手段はないのかな。
泉:エンゲージは、皆と別で良いのです? 少なくとも、大王ネズミ側は幸平さんを攻撃しない、って認識で良いのかな。
GM:はい。
泉:理解しました。
詩帆:最初は別が良いですけど。詩帆は守護者召還後、範囲に再行動をかけられるんですよね。
泉:んー…。最初から竜太さん、エンゲージしとく? カバーリングならできるし。
竜太:そうしようかー。こっち、判定失敗させるアーツが3つあったりするし。
詩帆:私はひとまず下がって、自分の手番で合流しようかと。
泉:つーか、攻撃妨害アーツ3つ? ほんとだひっどい! って今気付いた(笑)。
竜太:はっはっは。さらに振りなおしアーツと、達成値上昇アーツも持ってるよっ(笑)。
泉:よく見たら、詩帆さんは2つ持ってるから、4つ。
竜太:あ、泉んも持ってるんだ…ひでえPTだなあ…(笑)。
泉:酷い…(笑)。
詩帆:その代わり、私は妨害以外の能力をほとんど持ってません(笑)。

GM:すいません。失念していたレギュレーションの説明を行います(汗)。殺す以外の方法で、パワーソースを停止させる手段ですが――

【その1】
 和美に説得させて、絆チェックに成功すると、幸平は正気を取り戻し、パワーソースは停止します。
 幸平の人間性は、仮に13とし、目標値は25となります。


竜太:たっけえ!?

 この状態では、12以外の目がありませんが――回数を経るごとに、−1ずつ、修正が下がっていきます。
 また、誰かが【愛】を渡すと、1点ごとに修正が−3されます。
 この修正は、基本的に、全て累積します。

【その2】
 上記とは別に、和美に【愛】を1点渡せば、1回だけ、《遠くからの声援》を使ってくれます。
 また、望むならPCの誰かに、1点だけ【愛】を渡してくれます。


GM:以上です。何か質問はありますか?
泉:和美さんの説得は、どのタイミングで行われますか?
GM:彼女は行動値10なので、同値優先で、大王ネズミより先に行動します。
泉:了解しました。
詩帆:和美さんは攻撃の対象に含まれますか?
GM:含まれません。笛の力を、嫌がっているようですね。
詩帆:了解です。
GM:手際が悪くて、本当に申し訳ありませんでした(汗)。それでは、改めて戦闘に入りたいと思います。

○現在のエンゲージ
 【幸平】 【大王ネズミ・泉・竜太】 【詩帆】

行動値:泉(12)→和美・大王ネズミ(10)→詩帆・竜太(9)



▼ラウンド1

GM:セットアップ。行動はありますか?
泉:《殺戮の宴》宣言。
GM:こちらは、PS《資産:呪縛の檻・劇毒》を発動。皆さん全員に【劇毒】をプレゼントです(ぁ
詩帆:な、何か嫌なのが来た…(笑)。
泉:わぁーい…(ぁ
竜太:…うけとりましたー。いらないけどっ!(笑)
GM:それでは、行動値12の泉からどうぞ。
泉:待機します。
GM:それでは、次は行動値10で、和美の説得になります。

>和美
詩帆:「和美さん、お父さんを信じて呼びかけて…きっと通じるはずだから」幸平さんの絆を固定、彼女に愛を1点。
GM/和美:「――うんっ!」笛を手にすると、彼女はそっと、優しげな調べを吹き始めます。
泉:和美さんの絆を固定。愛を1点。
竜太:「バカな親父だけどな。…それでも、ガキにゃ親が必要なんだ」小さく呟いて、幸平を見つめる。というわけで、和美の絆を固定。愛を1点、和美に。

詩帆:さて、PS《資産:魔衝撃》があると途端に厄介になるんですよね、この能力。
竜太:クリンナップに2D6ダメージですか。
泉:まぁ、きっと、これで資産が消えてくれる、はず!
竜太:うんうん(笑)。…ピンゾロでない限りは!(笑)
泉:フラグヤメテ!(笑)
GM:さて、ロールですが……誰が振ってもいいのですが…振ります?(ぇ
泉:今日の詩帆さんなら勝てる気がした(何
竜太:ああ、いいんじゃないでしょうか。詩帆さんで(ぇ
詩帆:…えーと。揺り返しが来そうで怖いのですが(笑)。
泉:ちなみに、《予言》はアリですか?
GM:《予言》は――今回はさすがに無しです。
竜太:ですよねー…(笑)。
泉:まぁ…流石に大丈夫だと思うんでレッツゴー!(笑)
詩帆:AGPでの振り直しは有りですか?
GM:それはありですね。
竜太:なんとっ!?
泉:多分行ける!(笑)
竜太:まあ、一発で行けば問題ないっす!(笑) …正直、どんな資産を持ってるのか興味はあるんですが。それを我が身で味わってみるのは、勘弁だなー(笑)。
泉:ちょっと怖いさね…(笑)。

詩帆:えぇと、それでは振ります。目標値は幾つかな?
GM:−9されて……3以上…です…。
詩帆:25−9で16かぁ。それでは振ります。(ころころ)23、よしっ!(笑)
竜太:ナイスっ!
泉:流石!
GM:全然問題ありませんね(苦笑)。「――これ、は――和、美――」幸平の瞳に光が戻ると、急速に周囲の邪気が弱まっていきます。パワーソースと、HAの一部が使用不能になりました。
詩帆:「…帰りましょう、幸平さん。和美さんと、まことくんが待ってます…」
泉:HAも削れた。完璧だ。
竜太:すばらしひ。

>大王ネズミ
GM:続いて、行動値10で、大王ネズミの手番です。
泉:かかかかもん!
GM:力が急速に衰えてきた事で戸惑っているようですが、それ以上に、黄金の目に激しい怒りを燃やします。泉か竜太か、サイコロかな(ころころ)6以上なので、竜太に。
竜太:なんかすっげー納得がいかない!?(笑) こ、こいやっ!(笑)
GM:周囲のネズミたちの、ギラギラとした視線が、呪いとなってキミに突き刺さります。HA《死神の瞳》を発動。通常行動で、マイナー《魔震》、メジャー《災厄者》、オート《獣の気》他で、範囲攻撃します。
泉:対象は、やっぱり2人いるエンゲージですよね!(笑)
GM:です。AGP1点で、HA《グレイトフルデッド》も乗せます。
泉:GMが本気過ぎる件について!(笑)。
詩帆:どうやっても魔獣化しますね(笑)。
竜太:…明らかに《死神の瞳》いらねえっ!?(笑)
GM:(ころころ)達成値21、回避は〈意志〉です。

詩帆:妨害します?
泉:これは素通しで喰らっても平気かな。その方がBSも解けるし、火力が上がる…んだよね?
詩帆:そうなりますねー。では、通しますか。

竜太:んー。回避放棄。万一クリティカルしたら困る(笑)。
泉:基本値1、技能アリでもこれだよ!(ころころ)と言うわけでどうぞ(ぁ
GM:(ざららーっ)44点〈魔〉属性ダメージですね。
竜太:ひでえよ!(笑) 魔獣化します。
GM:竜太は更に、《死神の瞳》……いりませんね(汗)。
竜太:もう勘弁してください…(笑)。
泉:実質2倍ダメージ…(笑)。
竜太:「貴様……! ドブネズミごときが、よくもここまで……!」ギラギラと目を輝かせ、身体中に鱗が生えています。
泉:同じく魔獣化します。…かじられっちゃう(何
詩帆:ですよねー(ぁ
泉:「…はっ!? ま、まいすいぃとはにぃレテちゃんが! レテちゃんがっ!? …ふ、ふふふ、どうやらこの私を怒らせたようですね…」とか。なんか落としては行けないところでオチを付けそうになったから自粛(ぁ
GM:大王ネズミから放たれる瘴気が、2人の肉を焼き、骨を溶かし――強烈な痛手を与えます。
竜太:というわけで、オートで《虹色の空間》を発動。シーン対象、以降ダメージロール+[2D6]、〈氷〉に変更。コスト8 。対象は、泉と詩帆、それと自分(笑)。
泉:「何、これからが本番ですよ…存分に潰して差し上げましょう」クスクス笑う妖艶な美女。

>竜太
竜太:マイナー《アラミタマ》、メジャー《カテゴリ:ウォータ》。いきなり人間性、マイナス2に突入!(笑)

泉:早っ!(笑)
詩帆:焔とどっこいどっこいの燃費悪さ(笑)。
泉:これは…振り直しとかは、全面的に詩帆さんにお任せしよう…(笑)。

竜太:「…“我”の土地で、随分と好き勝手してくれたな…。存分に、報いをくれてやるっ!!」というわけで、大王ネズミに攻撃ー(ころころ)達成値18ー!
泉:あ、本当にチャージしてたんだなぁ、と思った瞬間でした(何
竜太:はっはっは(笑)。
GM:(ころころ)達成値14、当たりですね。
竜太:(ころころ)25点ダメージー、属性〈氷〉。
GM:まだ健在です。
竜太:了解。「ふん。そうでなくてはな…」ぺろ、と唇を舐めます。

泉:んー…。詩帆さんもアタック、する?
詩帆:した方が良さそうですね。
泉:んー…。守護者で《彼の出番だ》をするには、余りにも燃費やばい気が…(笑)。
詩帆:うん。だからせいぜい一回だけです(笑)。

>詩帆
詩帆:マイナーでネズミのエンゲージに移動。メジャー《カテゴリー:エア》いきます。Crt値8で(ころころ)出目7…ちょっと待ってね。「特徴:作られた命」で振り直します。(ころころ)あららー、今度は6(笑)。
泉:《時計仕掛けの魔法》宣言。振り直してください(笑)。
詩帆:今度こそ!(ころころ)7…。
泉:詩帆さんの絆を固定。AGP1点どうぞ。
詩帆:あ、ありがとうございます(笑)。お願いッ!(ころころ)…達成値11。駄目です。もう無理…(笑)。
泉:…うーん(笑)。
竜太:…ある意味、見事だなあ(笑)。
詩帆:もう振り直しは無し。このままで(笑)。
GM:HA《死に至る病》を発動。攻撃を失敗させます。
泉:トドメ!(笑)
詩帆:そんな、わざわざ…ありがとうございます(笑)。
GM:これでHAは、あらかた打ち止め(笑)。

竜太:…なんだろう。むしろこれ、GMの優しさだよなあ…(笑)。
詩帆:だよねぇ(笑)。
泉:そ、そーね…(笑)。
竜太:GM、漢すぎる…(笑)。
泉:GM格好いい…(笑)。
詩帆:さすがに今日は戦闘以外の出目が良すぎた。きっともう出がらし…(笑)。
泉:そうだね、今まですげー走ってたもんね…(笑)。
竜太:クリティカルが連続で出たりしてたからなあ…(笑)。さすがにしょーがない(笑)。

○現在のエンゲージ
 【幸平】 【大王ネズミ・泉・竜太・詩帆】

行動値:泉(12)→大王ネズミ(10)→詩帆・竜太(9)


>泉
泉:マイナーで《戦闘形態》、メジャーでリモコンパンチ。対象は大王ネズミ。(ころころ)すげー…達成値27(笑)。

竜太:……おまえのせいかーーーーーーっ!!(一同笑)
詩帆:小鳥さんに吸い取られた気がする!(笑)
竜太:吸い取ったなっ!?(笑)
泉:すいませんすいませんすいません!!(笑)

GM:《高貴なる恐怖》+《魔の深淵》で回避。(ころころ)当たりですね。
泉:ダメージは(ころころ)49の〈氷〉。がしょがしょと変形した後に、竜太さんの力を纏ったパンチ!
竜太:でっけー…(笑)。
泉:ネズミは猫に狩られるべきなんだヨォー!(笑)
GM:さすがに魔獣化しますね。HA《超魔の命》をAGP5点で発動。頭部がどろりと崩れ、頭蓋骨が向き出しになります。
泉:「ざっとこんなもんです。まだまだこれからですよ…!」

GM:全員、行動終了しましたね。クリンナップ、詩帆には【劇毒】のダメージが入ります。
詩帆:はい。(ころころ)4点貰います。
泉:おぉ、低い(笑)。
竜太:ダイスの低いのが、いい方向に(笑)。

○現在のエンゲージ
 【幸平】 【大王ネズミ・泉・竜太・詩帆】

行動値:泉(15)→大王ネズミ(10)→詩帆・竜太(9)



▼ラウンド2

GM:セットアップ、こちらは《絶対先制》を使用。マイナー《終末を告げるもの》、メジャー《災厄者》、オート《獣の気》で、全員に攻撃します。(ころころ)達成値16。
詩帆:《霞の外套》使います。Crt値9(ころころ)出目8、惜しいなぁ。
泉:《氷の精神》宣言。(ころころ)ピンゾロ吹いた(一同爆笑)。
竜太:ひでえええええ!? これはないわ(笑)。
詩帆:…反動?(笑)
泉:これは酷いや、エゴ固定して振り直します(笑)。今度こそ!(ころころ)吹いた。
詩帆:嘘ーぉ、またファンブル!?(笑)
竜太:…い、泉ちゃん?
泉:こ、このタイミングでこれは酷い。えーっとー、どうしよ…(笑)。

GM:……えーと、和美からも、愛を1点投げれますよ?
泉:あぁ、いや、今AGPで振り直したので。
詩帆:あぁ、無理ですね(笑)。AGPの振り直しは一回きり。アーツでの振り直しは有効ですが(笑)。
泉:《時計仕掛けの魔法》…は…このタイミングで使えますかね? 人間性が思わぬところで削れている!(笑)
GM:使ってくださって結構です(汗)。
泉:人間性、今マイナス3なんだが…(笑)。マイナス7(笑)。こんなところで!(笑)
竜太:あー。次の振りなおしは、僕が出すよ…(笑)。
泉:攻撃には以降人間性使わないし、これで振り直し打ち止めなので。ここは自前で出します…(笑)。
竜太:はーい…(笑)。
泉:虚しい…(笑)。
竜太:……まさか。もう一回、ぴんぞろったりは…(笑)。
詩帆:それはまさか、いくら何でも…(笑)。

泉:《時計仕掛けの魔法》宣言!振り直します(笑)。流石に頑張る! 今度こそその2!(ころころ)6ゾロ吹いた(一同大爆笑)。
竜太:ふざけんなこんちくしょう!?(笑)
GM:周囲のネズミたちが、雪崩を打って飛びかかろうとしましたが――レテのシールドに阻まれます。
泉:強引に止めにいく!(笑) 完璧にシールド張りました(笑)。

詩帆:(大爆笑中)
泉:最初から全力だせよ!!(笑) ちっくしょう…これだから泉は…(さりげなく責任転嫁(笑)。
GM:……いや、なんか、もう……。
竜太:なんというネタ師…(笑)。
詩帆:これは…ある意味、伝説になれる…(笑)。
泉:酷い伝説だわ…(笑)。
竜太:なんだろうなあ…(笑)。
GM:……小鳥さん、『時計仕掛けの世界』でも、こんな感じでしたね(遠い目)。
泉:アーアーキコエナーイ!
竜太:この順番が、逆だったら。AGP1点と人間性4点が丸々浮いたのに…(笑)。つーか、平均でいいんだよ! 平均で!(笑) こんな両極端要らないから!(笑)
泉:というか、ピンゾロじゃなかったら止められる場面なのにね!(笑) 酷いワ(笑)。
詩帆:(突っ伏して笑いつつ)そう言えば、そうね…なんて無駄なクリティカル(笑)。
泉:さて、この中で突撃してよろしいか!(笑)
GM:はい。泉の行動どうぞ。

>泉
泉:「さぁ、終焉が見えてきたようですね…!」相手の攻撃を完全に妨害しつつ、突撃! マイナー無し、メジャーでリモコンパンチ! 相も変わらず対象は大王ネズミ。ぱーんち!(ころころ)達成値23。あぁほら、ちゃんと平均でるじゃん…(笑)。
竜太:…それで充分なんだよなあ…(笑)。ただでさえ固定値高いのに…(笑)。
GM:(ころころ)当たりです。

泉:終焉見えたのは実はこっち側だなんて言えない(笑)。さて、《フルファイア》しますけど。AGPどれぐらい入れますか…?(笑) 今のダイスヤバイから、次も考えよう次も(ぁ
竜太:んー、まあ単純に戦術的に考えるなら、5点残して全部…かとは思いますが。
詩帆:えーと、私から3点ほど入れましょうか。
竜太:そうですねー。僕からも、3点入れましょうか。

泉:では、HA《フルファイア》を…固定している和美の絆を消して、自分にAGP2点。
竜太:では、泉、幸平、まことの絆を固定化して泉に渡します。「そのまま貴様の主の世界に連れて行け、泉…!」
詩帆:和美さん、泉さん、家族への絆を固定。泉さんに愛を3点渡します。

泉:なんか怖いから、1点残しとこうかな…(笑)。7点でいいです?
詩帆:いいんじゃないでしょうか。
竜太:いいと思いますー。
詩帆:期待値で+63ほど入るのかな。…………残りFP一ケタで倒しきれない。そんなビジョンが一瞬見えたけど、たぶん気のせい(ぁ

泉:HA《フルファイア》をAGP7点で起動。(ざららららーっ)106点の〈魔〉ダメージ…。
竜太:…い、いやな予感!?(笑)
泉:可能性は、ある!(笑)
GM:惜しい、少し残りましたね(一同大爆笑)。

詩帆:やっぱりー!!(笑)
竜太:やっぱりかよっ!?(笑)
泉:実は…前回も、泉は《フルファイア》使って、相手のFP2点残しだったりした。詰めの甘さが萌えポイントって言えば勝てる気がした(ぁ
詩帆:狙ったかのように…(笑)。
泉:ほ、ほら、PC3、だから、さ!
GM:残りFPは9です(苦笑)。
泉:グハァ!(笑)
竜太:…まー、泉らしいといえば、らしいよ…(笑)。
泉:らしいってなにさね!?(笑)
竜太:…詳しく説明した方がいい?(笑)
泉:いや、いいです…(笑)。
竜太:あい(笑)。

泉:「…くっ、少しは入りが甘かったですか」アッパーカットを決めて、着地しつつ。
GM:行動終了ですね。
泉:はい、どうぞ…(笑)。

詩帆:さて、次はボスの行動かな(爽)。
泉:そうね…(笑)。取っておいたAGPが役に立つ瞬間が来てしまった(笑)。
竜太:…実際、全部つぎ込んでよかったんだよなあ…(笑)。
泉:まぁ、良いのよ、きっと…(笑)。
竜太:うん…(笑)。
泉:泉、あんたが落とす場面じゃないよ、ってダイスの神様が言ったんだよ(笑)。
竜太:きっと、詩帆ちゃんが決めてくれる…(ぇ
泉:アレそっち!?(笑)
詩帆:ええー!?
竜太:いやだってPC1じゃない?(笑)
詩帆:私、クリティカルしないと真っ当に当たりもしないんですが(笑)。

>大王ネズミ
GM:先ほどと同じ攻撃で、シーン全体を狙います。(ころころ)達成値17。
詩帆:では《念動防御》いきます。(ころころ)あはははは、出目5(笑)。

泉:やっぱこうなるんだ(笑)。最早笑うしかない!(笑)
詩帆:ここまで酷いとはね…半ば予想はしてたけど(笑)。
泉:まぁ、予感はヒシヒシしてたけど(笑)。
竜太:…まあ、クリティカルしない確率の方が高いといえば高いんだけど…戦闘始まってから、何回振ったかなあ…ダイス…(笑)。
泉:普通は、振り直せば1回は出る! はず!(笑)
詩帆:探索と説得で今日のダイス運を使いきった感じですね…(笑)。
泉:なんて詰めが甘いんだ(大切なので2回(略

竜太:んでは、ここでエゴ/自身の土地を固定化。AGP1点使用して、HA《勝利への賛歌》を発動! 詩帆の判定をクリティカルにします。
詩帆:ありがとうございます(笑)。というわけで、ファンブルHAなければ妨害!
GM:ネズミの群れは、飛びかかろうとした矢先――キミの歌声に惑わされ、同士討ちを始めます。攻撃失敗です。
泉:「っ!? …助かりました、感謝します」
竜太:「ふん。構わん」ずい、と前に出る。「この『下総太郎』を虚仮にしたやつを…生かしては、おけんからな!」
詩帆:「ふぅ…ふぅ…」喉からこみ上げる血の塊を飲み下しつつ、必死で歌い続ける。
泉:あぁ、そうか。詩帆さんはそろそろ身体的な限界があるから、ダイス低迷してるんだな(笑)。

>竜太
竜太:メジャー《カテゴリ:ウォータ》、大王ネズミに!(ころころ)達成値14。
GM:(ころころ)当たりですね。

竜太:…この出目が、詩帆の時に出たらなあ…(笑)。
泉:ホントだよ…(笑)。
詩帆:何ていうかね…ミストと言いアイゼンと言い、PCとダイス目がシンクロしてる気が…(笑)。
泉:神様は何時でも見てるんだね(笑)。

竜太:ダメージは(ころころ)18点〈氷〉、どうよっ!?
泉:流石に落ちるだろう! と言うか落ちると言ってくれ(笑)。
詩帆:ダメージダイスは酷いけど…たぶん落ちる…はず!
GM:氷の息吹にさらされた大ネズミは、徐々に白く固まり――やがて砕けて消えていきます。真の死です。戦闘終了。
泉:よっしゃ! うん、やはり、竜太さんが倒す方が良いよね。
詩帆:うんうん、良かった。
竜太:お疲れ様ですっ。

GM:氷が砕けた後には、小さな金色のネズミ像が転がっていますね。
竜太:「愚か者め……」しゅうう…と、人の姿に戻ります。
泉:「終わりましたが…どうしますかね、これ」ネズミ像を指さし。
竜太:「知らん」こつん、と泉の方に蹴ってよこす(笑)。
詩帆:「それはやっぱり……『黄金』は報酬として『笛吹』に渡すのが筋じゃないでしょうか?」首傾げ。
竜太:「…今の『笛吹き男』は、和美だぞ」嫌そうな顔をします(笑)。
泉:「あぁ、それもそうですね」レテちゃんで上にポーンと蹴り上げて、パシッとキャッチ。
GM/和美:「――うん。ボクが、やる」和美はこくっと頷きます。
泉:「『笛吹き男』が『黄金』を受け取れれば、そもそも子供達は消えないわけですからね。よろしく頼みます」笛の方に向けて。
GM:像の前に立つと、和美はちょっと軽妙な曲を奏で始めます。すると――周囲のネズミたちが、輪郭を失い、影の姿に戻って、次々に像に吸い込まれていきます。やがて、像そのものも、ドロリと溶けて、地面に染み入るように、消えていきます。
竜太:「…こうして、『黄金』は『笛吹き男』の手に渡った。『めでたしめでたし』…と、言うわけにはまだ、いかんよな」ちら、と幸平に視線をやります。
泉:「少なくとも、『黄金』が消えたのですから。後は何とでもなるでしょう。『笛吹き男』も消えて、残るのは消えたはずの子供、とね」
詩帆:「物語とは違う結末だけど……これは“現実の御伽噺”だから。良いですよね?」とん、と和美さんの背中を押します。お父さんに向かって。
GM:「あ――」少し躊躇いますが。「……パパ」娘の呼びかけに、幸平は薄っすらと目を開けます。「かず、み……なの、か?」「――パパッ!」泣き叫びながら、彼女は父親に駆け寄ります。――そんな情景で、このシーンは閉じたいと思います。

*    *    *

泉:…そう言えば、2シーン前のラストに。
竜太:
泉:「詩帆さんには無理させられないし、和美さんには戦闘以外の役目があるから竜太さん超頑張れ、私は適度に頑張る」って言ったら、本当にその通りになったな…(笑)。
詩帆:…そう言えば。何、あれって予言?(笑)
竜太:泉、サボってるから…(笑)。
泉:さ、最後には頑張ったよ!(笑) 詰め甘いけど(笑)。
竜太:いやまあ、一番ダメージ出してたの、泉だしねっ! 実はっ(笑)。
詩帆:《裁きの光》使いませんでしたしね…(笑)。
泉:いやでもほら、いくらなんでも、あそこでは落とせよ、見たいな(略
竜太:いやー。実は、判断ミスで愛を2点ほど残しちゃってるので…(笑)。あれを出してたら。
泉:私もごっそり余ってる!(笑)
竜太:……出してたら。残り、1とかなってそうな気がするなあ…(笑)。
泉:こっち見るなー!(笑)
竜太:見てない見てない。ミテナイヨー(わざとらしく目そらし(笑)。
泉:心が痛い(笑)。

詩帆:エンディングはどうしましょうか。このまま続けます? それとも後日にします?
GM:皆さんの望む方向で構いません。
竜太:んーんー。この二人の関係が修復された、っていう演出はあってほしいので。それを誰かのEDで出来るか…かなー。
詩帆:共通EDでも良いような気はしてるんですよね、私。
泉:私もそう思わないことはない(笑)。
竜太:ああ、確かに(笑)。それでいいかなー。
泉:…あの笛、どうするんだろう(笑)。
詩帆:役目を終えて、物語の世界へ去っていく…のかも。
竜太:んじゃ、共通EDにします?
泉:私はそれでOK。彼等がどうなったか見届けられれば、まぁ、ね(笑)。
GM:では、このまま進めますか?
詩帆:良いです、が。人間性は全員大丈夫? 私はプラス1なので問題なしですが。
泉:あーっと。マイナス7の絆5。まぁだいじょうぶ。
竜太:マイナス6なのでピンゾロが出ない限り、大丈夫です(笑)。
詩帆:…………出ないと良いね。
竜太:ででで、でないよっ!!(笑)
詩帆:一度だけ。GMの振ったダメージダイスが、5個振って全部1だったのを見たことが…(ぁ
竜太:ひいいいいっ!?(笑)
泉:フラグは良くない!(笑) とても良くない!(笑)
詩帆:ま、まぁ大丈夫ですよね! きっと、たぶん!(笑)
竜太:…やばい。なんか、出るような気がしてきた…(笑)。
泉:うわぁ…(笑)。

 「5個全部1ってR−3さんの…」 「もう許してやれよ…(笑)」 「許さない、絶対ニダ」
 編集中、何故かそんなやり取りが、聞こえた気がした(謎)


GM:さて、エンディング前に【人間性】の回復となります。
詩帆:プラス1なので問題なしですー。
竜太:現在値マイナス6、絆6。まあ大丈夫だろうし、普通に振りますー。
泉:マイナス7の、絆5。まぁ大丈夫、普通に振ります。(ころころころ)普通に良い出目だった(笑)。
竜太:(ころころころ)…だからその出目を、戦闘中にだな(笑)。
詩帆:お帰りなさいー(笑)。
竜太&泉:ただいまー(笑)。
GM:おめでとうございます。お二人とも生還ですね。それでは、エンディングへと移りましょう。


 

■エンディングフェイズ■


●エンディング1 『闇の黄金卿』
マスターシーン
▼池袋/深夜

 夜の街のどこか。
 ネズミの彫像を手にした男が、街角に佇んでいる。
 金色に輝いていた像は、しかし光を失い、錆び付いた様な、くすんだ色合いになっていた。

「しっかりと封印をかけられたか。……向こう百年ほどの間は、どうにもならんな。
 ……まあ、いい。人間の欲望は無限。だからこそ、我らは何度でも蘇る。
     ――――果たして、次はどうかな?」


 独り呟き、男は闇へと姿を消す。




泉:そう言えばそうそう。
詩帆:
泉:《歪曲する真実》で、古田一家以外の皆から『黄金』の噂を消しちゃおうか、と思ってるのですが、いいかなぁ(笑)。皆ってPCはのぞくさね。
詩帆:んー、そうすると、どうなるの?
泉:まぁ…。あ、違う。ハンターたちの方の噂を消すべきか。…? やる必要ないような気もしてきた。確か、死んだ人もいなかったし、報復も何もないかなーとは思うけど、危ないと言えば危ない、か?
竜太:んー。まあ『笛吹き男』がそのまま残ってるなら、賞金やら何やらの後始末は、ちょっと楽になるかもねー(笑)。
泉:そして竜太さんへの報酬も無かったことに(略
竜太:いやあああああっ!?(笑)
詩帆:そこら辺はほら、「感謝の気持ち」ということで(笑)。
竜太:今月はちょっと家賃が苦しいのにっ!?(笑) いやまあ竜太が契約してるの、古田幸平だから、たぶん払われるは払われるんだけど…(笑)。
泉:単に、折角AGP余ったし、歪曲残ってるから何かちょっと後押しできるかねぇ、と思った程度なので(笑)。
竜太:なるほど(笑)。んでー、エンディング、どうしようねー。
GM:何か希望はありますか?
詩帆:どうしましょうねー。て言うか、結局『笛』はどうなるんでしょ。
竜太:ああ、それにしますー?
泉:あぁ、それは気になる。
詩帆:アーティファクトっぽいんですよね。
竜太:関係者全員集って、笛のその後と先代の『笛吹き男』について話す、みたいな。
GM:では、笛を中心に、という事でいいですか?
泉:売ればお金の足しに(略
竜太:なんとっ!? じゃああれは僕が預かるよ!(ぁ
詩帆:売る気満々だ!?(笑)
泉:そうですね、笛の後始末の話ついでに全員集めますか(笑)。よくよく考えれば、先代笛吹き男の形見じゃねーか、ということに気付いた(ぁ
竜太:い、いわれて見れば…。
詩帆:預かるといった翌週には質屋に並んでいたり…(ぁ
泉:質流れはえぇ!(笑)
竜太:いやいや、そんなことはしないよ(笑)。翌日に並べるから(ぇ
泉:もっとはえぇ!(笑)
詩帆:何て酷い(笑)。
GM:マジックアイテムを普通の質屋に入れるとは…(汗)。



●エンディング2 『ほんとうのたからもの』
シーンプレイヤー:全員
▼高台の公園/夕方

GM:戦いから数日後。キミ達は和美と共に、あの日、出会った公園に来ていた。
詩帆:「何だかずいぶん経った気がしますけど…まだ一週間にもならないんですね」夕陽を眺め、しみじみと。
GM/和美:「うん……お姉ちゃん」
詩帆:「はい?」
GM/和美:「ごめんなさい。それと――ありがとう」改まった様子で、キミに頭を下げる。
詩帆:「いいえ。…ちゃんとお家に帰れて、良かったね」
GM/和美:「それから、みんなも」竜太と泉にも、礼をする。あ、ちなみに彼女、もう普通の服です。
竜太:「ふん」そっぽを向く(笑)。
泉:「この結末を掴んだのは、他ならぬ貴方ですよ。私は、ほんのお手伝いをしたまで」微笑みかけて。
竜太:「…礼をいうなら、親父にいえ」
GM/和美:「それでも――ボク独りじゃ、きっとどうにも出来なかったから」
竜太:「俺が働いたのは、お前の親父に頼まれたからだ。『家族を守って欲しい』とな」ぷいっ。
泉:ツンデレツンデレ(笑)。「もう少し素直にお礼ぐらい受け取ったらいかがですか」退路を絶つ(笑)。
詩帆:「竜太さんは優しいから…相手の負担になることを言いたくないんですよね?」無邪気な笑顔で宣います。
泉:退路を絶つ!(笑)
竜太:「……、…」うっすらと額に冷や汗が流れてます(笑)。「ああもう、わかった! わーったよ!」
泉:(ニヤニヤ)
詩帆:(にこにこ)
泉:わーい、笑顔でいっぱいのエンディングだね!(一同笑)
竜太:「…ありがたいと、思うなら。親父と弟と、…これから、しっかり一緒にいてやってくれ」和美を見て。「…あいつらは二人とも、お前のことをずっと思ってたんだからな」
GM/和美:「――うん」竜太の目を見返して、しっかりと頷きます。
竜太:「ふん」ぷい(笑)。…これでOK!? いいの!?(笑)
泉:(・ω・)b
詩帆:…グッド。良い台詞です。
竜太:よ、よかった…(笑)。
泉:無茶振りにもすげー良い返しするなぁ…。もっとやろう(やめろ
竜太:もう無理だからねっ!?(笑)
泉:大丈夫、判ってるよ(笑)。
竜太:ほっ…(笑)。
泉:それは「押すなよ! 絶対押すなよ!」ってのと同じ意味なんだよね?(笑)
竜太:…小鳥さんは絶対Sだあああああっ!!(泣きながらダッシュ(笑)。

GM:そのまま、しばし皆さんは散策を続けていたのですが――不意に、和美がぴたっと足を止めます。
詩帆:「…どうかしました?」
GM/和美:「――時間だって」
詩帆:「時間? ……あ…」笛に目をやる…でいいのかな(笑)。
GM:はい。笛は、薄っすらと、白い光に包まれています。「――役目が終わったから――お別れだって」
竜太:「…昔から、楽人はみな旅人だったな」笛を見つめ。
泉:「そうですか。こういう時にかけるべき言葉は、さようなら…いや。いつか、何処かで、また。ですかね」
竜太:「ふむ…そうだな」
詩帆:「…ずっと『黄金』を追いかけていたんですね…お疲れ様」労うように見つめ、別れの唄を口ずさみます。暫しの別れ、そして時を経ての再会を約束する唄を。
竜太:「汝の旅路が、良天に恵まれんことを。“下総太郎”の名において、願おう」ぱちん、と指を鳴らして祈願します。
GM:笛はやがて、淡い燐光に包まれ――蛍火のような光の粒に別れて、夕暮れの空に昇っていきました。



 そして――光が見えなくなった時――。
 ふと、耳に聞こえる楽曲。
 険しいものでない。激しいものでもない。
 ただ、少しだけ、いつもより優しい気持ちになれるような。
 世の中のいろんな悲しい事が、少しだけ、許せるような。
 ――そんな気持ちになる、曲だった。





Beast Bind New Testament
愚者の黄金

THE END



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