■クライマックスフェイズ■
●シーン13 『堕ちた英雄』 PC全員登場
○保安部内/戦闘訓練室
理流が正面から堂々と、群がる保安部員をキリクの腕でぶっ飛ばしながら進み。
三彦は大騒ぎに紛れて部屋の隅をこっそりと奥へ進み。
二人がラグナスの所に付いた頃、幻は何の苦労もなく忽然とその場に姿を現した(笑)。
――――そして、この部屋では完全武装のラグナスが待っていた。
GM/ラグナス:「……来たか。君たちとは、味方になれると思っていたがな」
理流:「おじさま、ですの? リューンさんの解放を要求しに参りました#」いらついた様子で腕組み。微笑して。
三彦:「まぁ、その、なんです。突然スパイ容疑なんてかけられるとは、こちらも思ってなかったので」
幻:「あと…できたら…波動生命体にストレスを与える機械も止めて欲しいなぁ…とか」
GM/ラグナス:「リューンお嬢さんのことなら、解放は出来ない相談だな。彼女は歪獣を操って市民を襲わせた疑いがある。そして、君たちには『彼女に雇われたスパイ』…という嫌疑がかかっているのだ」
理流:「彼女には『あれ』の意思を感じる程度しか出来ませんわ。…襲われたのは、貴方がたの自業自得ではありませんか。ただ怯え、攻撃し、受け入れることも許すこともしない…」
三彦:「波動生命体にストレスを与える機械まで作って口実を作るとは……少し急ぎすぎではないですか?」
GM/ラグナス:「奴らと共存する必要などない。危険は芽のうちに排除すべきだ…違うかね?」
理流:「必要の無いことを排除した世界は、何と味気ないことでしょうね?」にっこりと。
三彦:「カマをかけたとわかってて乗ってくる。なら、我々を生かして返すつもりもない、ってわけかな……」
GM/ラグナス:「管理する側としては、イレギュラーなどない方がいいのだ」
理流:「共存し、互いを解り合う事と、罵り、排斥する事…どちらが得るものが大きいか、明白ですわ。もちろん、それは貴方がたが判断すること。ですが…」
GM/ラグナス:「私は、この船と市民の安全を考えているのだ。少しの犠牲が出たとしても、それで将来の危険を根絶やしに出来るなら問題はない」
理流:「…貴方一人が判断していいことでも、ありませんわよね?」
幻:「…可能性だけを潰すために…『今』確実に存在する人が消えていくなんて…本末、転倒…」
GM/ラグナス:「…余計なことを知る者がいなくなれば、船の実権は保安部に移る。そうなれば、判断するのはこの私一人で充分なのだよ!」
三彦:「投票にでもかければ、間違いなくラグナスさんが勝つよ。私も一市民なら、彼を支持する。それが安全で、且つ確実な方法だからね。でも残念ながら、一異邦人として、しかもこう敵対的に接せられては、受けて立たざるを得ないな」
理流:「おじさま…その拘りはどこから来るのかしら? 排斥する、その結論から、全てを語っているように見えます。…そう…貴方個人の恨み、憎しみ…まるで皆を、それに巻き込んでいるかのよう…滑稽ですわね?」くすくすと。
GM/ラグナス:「もはや、何を言っても無意味だろう? …終わらせるとしようか」パチン、と指を鳴らす。
理流:「ええ、終わらせましょう…貴方の、エゴに満ちた世界を…」すぅ、と眼を冷たく光らせ。
幻:「それに、あの子達が居なくなったら…困る。多分…僕らが。地球に帰れなぃ…もの」
GM:合図と共に、周りの扉から武装した保安部員たちがわらわらと現れて、ラグナスの周囲に付きます。戦闘に入りますが、よろしいでしょうか?
一同:うい、了解ですー。
GM:では、エンゲージの説明を。こちらはラグナスと保安部隊20人(=クラード二つ分)が同エンゲージ。そちらの配置は好きに決めて下さい。但し、いきなりこちらとエンゲージは出来ません。
幻:…そういえば、《魔震》取ってないからエンゲージ攻撃できないや、歌のくせに(笑)。
理流:ふむ。こちら、別々のエンゲージの方がよろしいのかしら?
三彦:範囲攻撃に備えるとなると、別の方がいいかと思います。
理流:まぁ、そですの(笑)。
幻:カバーリングできるキャラがいませんしな(笑)。
三彦:私は離れた独自エンゲージを希望します。
幻:私も独自エンゲージで。
理流:うん、二人に離れられたら独立するしかない(笑)。
*現在のエンゲージ:(ラグナス・保安部隊A・B)(理流)(三彦)(幻)
▼ラウンド1
GM:セットアッププロセス。そちら、あればどうぞ。
三彦:セットアップなし。
幻:同じく無し。
理流:ありませんー。
GM:…ところで。昨日アームドスーツを受け取った人たち。外す宣言はしてませんよね?
三彦:してません。
理流:してませんね。
GM/ラグナス:「アサルトギア…ジェイルモード・バインドッ!」そう叫ぶと、君たちの着ていたアームドスーツが突然重くなり、まるで拘束具のように締め付ける! ルール的には、セットアップでパワーソース《資産:呪縛の檻(捕縛・マヒ・放心)》を使用します。捕縛対象は、未来兵器で得た武器。
幻:私はもともと装備してませ〜ん。
GM:厳密には、セカンドサイトは武器のカテゴリではありませんが…貸与したシステムをロックするという設定なので、+4の効果が無くなります。
幻:なるほど、OKです。
理流:了解。
三彦:アームドスーツの+修正も消える、と考えていいのですか? また、スーツで拘束中に《獣化》は使用可能でしょうか。
GM:アームドスーツの防御力と修正はそのまま適用します。《獣化》もOKです。
幻:えっと、私のマヒと放心はどうなりますか? アームドスーツは貰ってませんが。
GM:幻の場合は、セカンドサイトの効果が消えるだけですね。
幻:了解…って、やばくないですか? それ…私支援型なのに。
GM:そして、こちらは更に《絶対先制》を使用します。
三彦:すいません、質問がまだ。《獣化》してスーツ着用不能状態になっても、PSの効果は受けますか?
GM:《獣化》してもスーツは着たままです。装甲があちこち壊れたりして窮屈ですが(笑)。故に、PSの効果も受けます。
三彦:はい、了解です。
GM:では、エンゲージばらけてるのでランダムに目標決めます。1と2は幻、3と4は三彦、5と6は理流で。(ころころ)出目は2…幻ですね。
幻:ぐあ!?
GM:マイナー《加速装置》《戦闘形態》《エネルギーチャージ》、オート《獅子の瞳》、メジャーはミサイルパーツで射撃!(ころころ)達成値は20。回避は〈運動〉でどうぞ。
幻:(ころころ)駄目、当たりました。
GM:ダメージは…(ころころ)あ、《リインフォース》宣言忘れた。仕方ない、合計28点の〈炎〉ですね。
幻:「うわ、ぁっ…!?」爆発に巻き込まれる中…ゆらりと…炎が希薄になり、消える。「こ、怖か…った」かりそめの死から《伝説ふたたび》で復活。人間性が一気に3まで落ちた(汗)。
理流:「なかなか…強烈ですわね…」痺れつつ、苦々しげに眺める。
GM:では、イニシアティブプロセス。ラグナスの行動値は現在16。保安部員は10です。
幻:保安部長速ッ!?
GM:特になければ、こっちが先行ですね。再びランダムに目標決めます。(ころころ)4。ミサイルの照準が、今度は三彦に向けられる。
三彦:はーい。
GM/ラグナス:「喰らえ、ジェノサイド・ファイヤー!!」(ころころ)しかしダイス目は悪い罠(笑)。達成値は20で。
三彦:(ころころ)12で、命中です。
GM:今度はちゃんと《リインフォース》付き。(ころころ)33点の〈炎〉ダメージです。
三彦:全部くらいます、残FP17。「くっ、動きにくい以前に、流石にミサイルの照準から外れるのは難しいな……!」
GM:では、次は理流の行動ですね。
理流:考えるが…ここは…(熟考中)。
GM:どうします?
理流:(更に熟考)…マイナーで《加速装置》、捕縛・マヒ解除。オートで《人機一体》、メジャーでサテライトキャノンをラグナスエンゲージに発射。「折角ですもの…使わせていただきますわね…?」
GM:おっとぉ、そう来たか。ただし放心は適用されてるので、達成値−5ですね。
理流:「無茶は承知…当たったらお慰み…ですわね…!」(ころころ)…って、クリか。
幻:あれ、クリティカルだ(笑)。
GM:ずげっ!? …ね、念のためラグナスの回避。《アクロバット》で(ころころ)ファンブルッ!?(一同爆笑)
理流:ぶ(笑)。
三彦:いい出目だなぁ(笑)。
幻:美味しいなぁ(笑)。
GM:…保安部隊Bがラグナスをカバーリング。判定なしで吹っ飛びます(笑)。そして保安部隊Aの回避(ころころ)、駄目でしたー(笑)。ダメージ下さい(笑)。
理流:4d6+15の〈光〉…であってるかナ。(ころころ)24点。
GM:……えーと。保安部隊は20人纏めて吹っ飛びました(笑)。
*現在のエンゲージ:(ラグナス)(理流)(三彦)(幻)
幻:「…うわぁ。…すごぃ」
理流:「…あら、やってみるものですわね?」涼しげにころころと。
GM:いきなりクリティカルされるとは……バッドステータス意味なし!(爆笑) では、行動値10がいなくなったので三彦どうぞ(笑)。
三彦:「悪いねラグナスさん。恨みってほどでもないが、こういう流れになっちまったんでね!」マイナーでマヒ解除。メジャー《吹き散らすもの》、オート《獣の気》でラグナスを攻撃。(ころころ)21で。
GM:《アクロバット》使用して回避〜(ころころ)お、今度はクリティカルだ(笑)。
理流:うぉ!
三彦:「く、なんて動きだ……年の割に、やるな」
GM/ラグナス:「まだまだ…甘いッ!」では、幻の番です。
理流:「先ほど部下を盾にしていた方の言葉とは思えませんわね?」くすくすと。
幻:それでは、マイナーで捕縛解除。メジャー《不和の芽》で攻撃します。(ころころ)達成値21。〈交渉〉で回避してください。
GM:こ、交渉…? 判定値3しかないのに…(ころころ)無理でーす(笑)。
幻:「下で マンダラケの花を摘み アカジャの蛇女が 歌紡ぐ…♪」 歌が周囲の存在全てを侵食しながらラグナスの存在を削らんと…! (ころころ)…19点の〈闇〉ダメージどうぞ。
GM:喰らいました。結構痛い…。
幻:でもこれで人間性−1〜(涙)。
▼ラウンド2
GM:セットアップ、PS《呪縛の檻》。内容は最初と同じで。
三彦:こちらはセットアップなし。
理流:ありません。
GM:《絶対先制》は、今回は使いません。では、行動値16でラグナスが行動します。目標はランダムに(ころころ)4で、三彦へ行きます。
三彦:はい。
GM:アーツは同じ、ミサイル最後の一発! (ころころ)21!
三彦:(ころころ)出目11か、惜しい。クリティカルならず……命中です。
幻:あ、待ってください。
GM:何かします?
幻:その判定に対して《魂の契約書》使用。クリティカル値を2下げます。
GM:ん?(ぱらぱらとルールをめくる)…あー、それはタイミング的に間に合いませんわ。「判定直前に使用する」とルールに書いてあるので。
幻:あら…それは読み落とし(汗)。申し訳ないでつ。
GM:では、ダメージ行きます。《リインフォース》付きで(ころころ)37点〈炎〉。
三彦:魔獣化します(笑)。ミサイルの爆炎の中から、獣頭となった姿で現れる。
GM:無数のミサイルが三彦の身体を捕らえた。粉々に吹き飛ぶアームドスーツ。…と言うわけで、PS《呪縛の檻》は効果を失います(笑)。
三彦:あ、吹き飛ぶんだ(笑)。頭だけ犬になって、これで名実共にデカ●スターになるのかと思った(笑)。
GM:それでもいいですが(笑)。どっちにしろ、魔獣化した時点でバッドステータスは解除されるので(笑)。
三彦:では、獣の姿で現れます(笑)。
理流:「戌亥さんっ…!? ……ふふ、やる気ですわね…?」にやりと。
三彦:「……悪いねラグナスさん。私はあんたの嫌いな、化物なのさ」
GM/ラグナス:「…何だと!? くそ、貴様…人間ではなかったのか!」
幻:「…気づいてなかった、んだね…」
GM:では、理流さん行動宣言どうぞ。
理流:マイナーでラグナスにエンゲージ…以上ッ。「くすくす…抗わせて、頂きますわね…?」ゆらりと、重い足取りで歩み寄り。
GM:了解。では次、三彦。
三彦:メジャー《吹き散らすもの》のみで攻撃。「さぁ、燃えろっ!」(ころころ)達成値26で。
GM:《アクロバット》使用で…(ころころ)命中ですね。ダメージどぞ(笑)。
三彦:(ころころ)33点の闇です。人間性現在値、現在−3。
GM:それで魔獣化ですね。HA《超魔の命》! AGP7点使用します。
幻:すいません、それヴォイドしたいとか言って良いですか?
GM:《超魔の命》は《ヴォイド》出来ません。ルールに書いてあります(笑)。
幻:あ、駄目だ…打ち消せないんだった;;
GM:では、幻の番です。
幻:うい、ではマイナーで捕縛解除。それからメジャーで《不和の芽》…これで人間性−5。(ころころ)ぐは、ファンブル!?
GM:ダイス目荒れてるなぁ、今日も(笑)。
三彦:振り直しますか?
幻:ぐ…AGP貰うか、コスト払うか…。
三彦:いずれにしろ、弱き者/守護の絆を固定化、幻へAGP1点渡します。「幻君、頼む! 畳み込んでくれ!」
幻:ぐ、申し訳ない…それで振り直します。(ころころ)今度は24。
GM:(ころころ)ダメージ下さい(笑)。
幻:2d6+13で…(ころころ)出目悪い!?
GM:さすがにこれは振り直せませんからねぇ(笑)。
幻:16点の闇ダメージをどうぞ…うぅ(涙)。←しかし、実はこのダメージが地味に効いていたり…。
GM:では、次のラウンドですね。
*現在のエンゲージ:(ラグナス・理流)(三彦)(幻)
▼ラウンド3
GM:セットアッププロセス、こちらはPS《呪縛の檻》と《絶対先制》。マイナーなしで、メジャー《究極進化》を使用!
理流:こちらセットアップありません。
三彦:こちらもなし。
幻:無しです。
GM:では、行動値16でラグナスの行動。マイナー《スーパーブロウ》、オート《必殺技》、メジャーでインパクトナックル。同エンゲージの理流に攻撃。
理流:「貴方は…どこまで行くのかしらね…?」目の前に、痺れに耐えつつ胸を張って立ち。
GM/ラグナス:「ギャラクティカ・ナックルゥゥッ!!」ちなみに、技の名前がいちいちベタなのは仕様です(ぁ
理流:問題ありません、もっとやれ(ぇ
幻:見てて楽しい(笑)。
GM:では。(ころころ)クリティカルですね。
理流:それは、実は〈運動〉が無いので回避不能といいまス。
GM:63点の〈炎〉ダメージ!
理流:はい、魔獣化いたします。その一撃を受ける瞬間…足元の空間が裂け…全長15mの巨体が姿を現し、その拳を防ぎ止める…!!
GM/ラグナス:「!? な、何だ…これはッ!!?」驚愕の瞳で眼前の巨人を見上げる(笑)。
幻:「で、出てくる…出てきちゃうよ、あれが…(ぉ)」
理流:「今こそおいでなさい…キリークッ!!」
GM:ズゴゴゴゴゴゴ…(←効果音)
三彦:「これが噂の大明王か……!」
GM:時空を引き裂き、巨大な守護機神……ネ オ キ リ ク が 現 れ た !!
理流:「今こそ開け、神の門…貴方のエゴに満ちた世界、神仏の愛と理の下に、断罪いたします…!!」
GM:…いやぁ、やっぱり巨大ロボには浪漫があるなぁ(笑)。
幻:そのロマンは…認めます(笑)。
理流:言ってることは激しくアヤシゲですが、お気になさらず(ぁ
GM:そして、奇しくも順番は理流の行動!(笑)
理流:マイナー《加速装置》で《神性介入》+《戦闘形態》、メジャーでラグナスを殴る!「断罪形態!! 叩きなさい、キリク!!!」(ころころ)達成値20。『…ヴ…』
GM:《アクロバット》回避で…(ころころ)命中! と、ここでHA《彼方への門》を使用、防御判定をクリティカルに!
幻:それは《ヴォイド》…するべき?
三彦:していいんではないですかね。
幻:忘却への恐怖のエゴを固定、すいません後1点ください(笑)。
三彦:理流への絆固定、AGP1点を幻に。「やらせるわけにはいかないな。……消せるかい? 幻君」
幻:「うん、やってみる…『門は閉じる…月がその身を隠すように…ひっそりと…ゆっくりと…♪』」2点消費で《ヴォイド》。
GM/ラグナス:「イントルード・ディメンジョン…何ッ!?」打ち消されましたー(笑)。
理流:ではダメージをばッ。『ヴォ…ン…』唸り声とともに、拳が敵を捉える! (ころころ)27点の〈殴〉…これだけですガ;
幻:ぬ…HA《フルファイア》使わないのですか?
三彦:うん、それは私も思った(笑)。
GM:アームドスーツに《ハイパースーツ》、更に《究極進化》が付いてるので、19点防ぎます(笑)。
理流:貧乏性の弊害がッ。ケチり癖がッ! orz(ぁ
GM:《フルファイア》使われたらやばいなー、と実は私も思ってましたが…(笑)。では次、三彦。
幻:戌亥さん、神獣撃お願いします(笑)。
三彦:一応ここまでの会話分ってことで、幻へのエゴの変更チェックをしていいですか?
GM:どうぞ。
三彦:(ころころ)20。連帯感に変更。
GM:おぉ、ぴったり。
幻:連帯感なんだ(笑)。
GM:一蓮托生って事でしょうか(笑)。
三彦:その上で、先輩/従属、メタルヒーロー/疑惑のエゴを固定化。AGP2点を得ます。
理流:「…なるほど、この程度の衝撃は、緩和されてしまうようですわね…?」キリクの左掌に乗り。
三彦:HA《神獣撃》使用。AGPをくれるとありがたいんですが……。
理流:では、戌亥さんへの絆をAGPにして供与しますわ。「お願いできますかしら…?」
幻:えっと、孤独への感受、洋平への好意、戌亥への興味を固定して3点あげます。
三彦:ではAGP6点を消費し、HA《神獣撃》でダメージを増加します。
GM:まずは命中判定ですね。どうぞ!
三彦:メジャー《吹き散らすもの》のみで攻撃。(ころころ)達成値24!
GM:《アクロバット》使用で(ころころ)ぐ、出目3!? 命中です。ダメージをどうぞ。
三彦:(ざらざらーっ)99点の闇です。
GM:10点減らして、89点の実ダメージか。
理流:「地獄の業火に焼かれますか…それも、ふさわしいですわね…」
三彦:業火の向こうから語りかける。「ラグナスさん。あんたは間違ってはいないと思う。思いの出発点がどこであれ、考えているのはこの船全体の事だろう。ただ……やり方が性急すぎた。敵味方に別れたのが、残念だよ」
GM/ラグナス:「かも、しれんな…だがッ!!」
理流:「……!?」
GM/ラグナス:「アサルトギアッ、アベンジャー・フォォォゥムッ!」ここでHA《鏡の身体》! 今の半分、44点をそちら全員にお返しします。
幻:させるか! 神門への苦手のエゴを固定、HA《遠くからの声援》で、自分の《ヴォイド》を復活! 誰か、AGP2点プリーズ!
三彦:リューン/信頼と幻/連帯感の絆を固定、AGP2点を幻に。
幻:「鏡は割れる、アカジャの蛇女の刃の下に…♪」 HA《ヴォイド》で《鏡の身体》を打ち消し!
GM:ラグナスの全身が赤光を放ち、君たちを焼き尽くそうとするが…その光さえも、『神隠し』の力の前にかき消された。
理流:「降鳴さん…お手数おかけしますわね」
幻:「…僕には『消す』ことと…『呼ぶ』こと、しかできなぃ…から」
GM/ラグナス:「だが、化け物よ…貴様だけでも連れて行く!」《ノイズメーカー》! 三彦一人だけですが、同じく44点のダメージが返ってきます。
三彦:「ぐあっ、何て貧乏くじ……!」真の死です(笑)。
GM:これ、アーツなのでHAとは別勘定。《ヴォイド》も効きません(笑)。
三彦:そして、HA《獣の生命》で復活。AGP2点を、誰かください(笑)。
理流:リューン、波動生命体への絆を固定化ッ! AGP2点供与っ。
GM/ラグナス:「これで、一人…何ッ!?」
三彦:「……残念。まだ地獄には帰れないってさ。……あ、あれ? よく考えたら、この宇宙船から出る一番の方法だったんじゃ……あれ?」
幻:「…僕らだけ、置いていかれても…困る」一瞬ハッとした顔するけど…安堵しながら。
理流:「私…まだ、目的を果たしていませんの。戌亥さんには、生きていていただかなくては…ね?」くすりと。
GM:では、幻の行動ですが…どうします?
幻:えっと、行動放棄で終了します。人間性つらい。
GM:了解です。では、次のラウンド。
▼ラウンド4
GM:セットアッププロセスは双方なしと。では、行動値が20に跳ね上がった理流が最初ですね。行動をどうぞ。
理流:マイナー《加速装置》で《ピアシング》《想念》使用、メジャーは〈機械操作〉にて白兵攻撃!!「…螺旋金剛杵起動──Go Drillっ!!」 『ヴ…』ギュイィィィィィ、とドリル状に変形した腕が回転を増し…(ころころ)達成値21。
GM:HAとか使います? 《勝利への賛歌》は、相手の防御判定後には使えませんけど。
理流:んーと…ええ、ここで出し惜しみはしないッ。HA《勝利への賛歌》! 自らの運命/反抗のエゴを固定化して使いますわ。
GM:了解、《ヴォイド》はないので、こちらファンブルで攻撃命中です。
三彦:謎の視線/好奇心の絆を固定化、理流にAGP1点を渡します。これで私の絆は打ち止め。
幻:フルファイア用に、謎の声への共感の絆を固定、愛1点を神門さんに渡します。
理流:では頂きましたゆえ、そのAGP2点を使用してHA《フルファイア》使用いたします。
GM:ダメージどうぞ!
理流:「皆の想い…人の絆…全てはキリクと共に!! 螺旋金剛杵、突貫ッ!!」(ざらざらーっ)…58点の〈魔〉属性ダメージッ!!
GM/ラグナス:「グゥッ?! …ウォォォオッ!!?」キリクの巨大なドリルが、アームドスーツの破片を撒き散らしてラグナスの身体を撃ち貫く! 戦闘終了!
GM/ラグナス:「やられたな……異世界の戦士たちが、これほどとは…」致命傷を受け、ラグナスは地に伏しています。
理流:「…断罪…完了」空しさに眼を瞑り、天(*天井)を仰ぎ。
幻:きっと…あなたが、「人以外との『絆』…を拒んだから…じゃ、なぃかな…?」ってしまった、こんなおもろいオッサン復活させない手はないのに…絆残ってない(一同笑)。
理流:うむぅ、何か絆消すかッ(ぇー
幻:リルさんも絆打ち止め?
三彦:「まぁまぁ、それでも死ぬほどのもんじゃないよ」謎の視線とリューンへの絆を消去、AGP4点を得てHA《悪の華》で《獣の生命》回復、《獣の生命》でラグナスを復活。
理流:それやるならAGP残り3点供与しますよぅ;
三彦:絆がもし残っているなら、そうしてもらえると助かります。
理流:では自らの誇り:保持、降鳴さん:好奇心、謎の遺物:探求を固定化しつつAGP3点。
GM/ラグナス:「私を……助けるというのか? 人間でもない、お前が…この私を?」心底驚いた瞳で三彦を見つめる。
三彦:「中身はそう変わらないさ。あんただって、姿を晒すまで気付かなかっただろう? ……ほら、口を開けろ」血をラグナスに飲ませる。
GM:ごくり、と飲み込んだ。
三彦:「ああ、これでもう平気だろう。……ま、これに懲りたら、復讐心も引っ込めるんだな」
理流:「私、無益な血を流すのは好みません。……人の上に立つもの、寛容であって欲しいものですわね?」にこりとして。
GM/ラグナス:「絆……人以外の存在との、絆…か…」そう呟く彼の瞳からは、さっきまでの憑かれたような狂気は感じられません。
幻:「…ただでさえ、『消えてしまうもの』は多いから…犠牲なんて、増やさないで? …これは『神隠し』からの、お願ぃ…だょ」
GM/ラグナス:「……償えるだろうか。私は……」
理流:「神であれ魔であれ人であれ。罪は裁かれ、愛は報われるものですわ」
幻:「ところで…リューンさん、は…どこ?」
理流:「まあ、こんなところで。…リューンさんと、もう一つ。波動生命体を狂わせている、装置はどちらに…?」
GM/ラグナス:「……お嬢さんは奥の部屋だ。閉じ込めてはいるが、無傷だ。連れて行くといい…。装置の方は……今の巨人の一撃で、完全に壊れてしまったよ」苦笑しつつ。実は、彼のアームドスーツに装備してあったのです(笑)。
理流:「あら、そうでしたの…キリクも偶には役に立ちますわね」肩をすくめて。
三彦:「それで、何とか解決しそうだな」
幻:「ありがとう、保安部長さん…そうそう…後で、ちょっとした…プレゼントをあげる…ね?」
理流:「では、リューンさんを迎えに参りましょうか」つかつか、と奥の方に。
そして、奥の扉が開き…。
リューンが姿を見せた――――その時。
覚えのある感覚…空間の震える気配が、三人を包みこんだ。
幻:「あ、時間が無い…や。リューンさん、保安部長さん…ちょっと、聞いて?」
GM/リューン:「マホロバくん!? 何、聞こえないよ…?!」
理流:「そう…役目は、終わり、ということですかしら…」楽しげに微笑んで。
GM/ラグナス:「何だ、これは…どうしたんだ!?」
幻:「…これが、僕の…プレゼント…」リューンへの興味のエゴを固定。HA《歪曲する真実》使用。
GM:さて、な〜にをするのかな?
幻:波動生命体に関する、意図的に流布された「危険だ」という認識を隠蔽します。波動生命体へのちゃんとした認識が横行するように仕向けたいです。
GM:了解です。彼らに対する人々の認識は、正しい知識に基づいて塗り替えられるでしょう。では、ここでシーンを切ります。人間性の回復をどうぞ。
幻:(ころころ)ぬ…《不和の芽》撃っても良かったな。+8まで。
理流:ですねぃ(笑)。まぁ賭けに出る分には(笑)。
GM:油断できませんよー。ダイス五個振って全部1の目を振った強者を私は知ってます(笑)。
幻:うは!?
理流:そういうことも偶にはありますが(笑)。
GM:では、全員生還ですね。EDに移ります〜。
▼絆/エゴの変化
三彦:幻へのエゴを絆/連帯感に変更。
■エンディングフェイズ■
●シーン14 『ソラからの手紙』 共通ED
○池袋某所――――三崎家
GM:幻と理流は、三崎家のOPの立ち位置に転位します。幻は階段を上ろうとするところ、理流は玄関を開けて入ったところですね。周囲を見ると、洋平も学者も何事もなかったような様子です。
幻:「あ…っ!」こう、いきなり階段のところに戻されたので、踏み外して落ちそうに…。
GM/洋平:「おっとっと! …大丈夫か、幻?」
理流:「戻ってきましたわね…さて…」つかつかと中に。「確かめなければ、いけませんわ」
GM:と、その時。ばさばさバリべきばきぼき…ぐしゃ。と、派手な音を立てて、“何か”が庭に墜ちてきたような?
理流:「……あら?」足を止めて、そちらの様子を窺いましょうか。
幻:「…ぇ?」同じく、多分洋平君に助けられつつ窓を見ましょう。戌亥さんが落ちてきたに1票(笑)。
理流:まぁ状況的に(笑)。
GM:……そこには、庭の木の枝を何本もへし折って…地面に半分埋もれている、どっかで見たような男の姿が(笑)。
三彦:「いったたたた……ったく、行くのも帰るのも唐突だな……」
幻:「さっきぶり、神門さん…ぁ、戌亥さん…大丈夫…かな」
理流:「…戌亥様。人の家の植木の枝をそんなに…訴えられても文句は言えませんわよ?」微笑して。
GM/洋平:「…何だぁ? 飛行機からでも飛び降りたのか?」
理流:「…いえ、恐らく飛行機よりもっと遠いところから…。三崎様、ですわね?」と洋平に笑顔を向ける。
幻:「…むしろ、宇宙船…かなぁ」
GM/洋平:「あ、はい。そうですけど」女の子に笑顔を向けられて、ちょっと顔を赤らめたり。
幻:「ぁ、三崎君…顔、赤く…なってる。ょ?(クスクス)」
理流:「貴方の家で保管している、不思議な物があるとか。こちらの学者さんの紹介で、それを見せていただきに参りました」優雅に一礼。
GM/洋平:「不思議な物? …あぁ、もしかしてあれのことかな?」
理流:「はい、それがどんなものなのか…お願いいたしますわ」微笑み。
GM:ともかく、傷だらけの三彦さんも屋敷で手当てするように薦められます。
三彦:「ああ、すいませんねぇ、ったく……とんだ災難だな、この一件は」
○三崎家書斎
GM:そして、奥の書斎で洋平が取り出したのは……一枚の石盤。
GM/洋平:「こうしてみると、ただの石盤みたいだろ? だけど…」横にあった、奇妙な形のライトを当てると、表面に文字と絵柄が浮かんできます。
理流:「…あら、何かありますの?」ひょい、と洋平の後ろから覗き込んで。
幻:「…何か、手品…みたぃだね」逆側から石版覗き込みながら。
GM:あいにく文字の方は読めないけれど…そこに描いてある絵は、『三つ首の黒犬』と、『巨人を連れた女性』と……『半分透き通った少年』の姿。
三彦:「へぇ、こいつは……」
理流:「くす…不思議……ですわね…?」
幻:「…何か、はずかしぃ…な。…消えない、と…いぃな」ポツリ、呟いたり。
GM:そして、三人が覗き込んでいると……聞き覚えのある声が、辺りに響きます。洋平と学者は奇妙な言葉に驚いていますが…翻訳機を付けた君たちには、その意味が理解できます。
「リルさん、ミツヒコさん、そして…マホロバさん。
あなた達が突然いなくなってしまって、ずいぶん船内を探しましたが…とうとう見つかりませんでした。
きっと、三人とも元の世界に帰られたのだと思います。
結局、助けていただいたお礼も、言えず終いで…。
だから、私はこのメッセージボードを残します。
いつか、この気持ちが、あなた達に届くように…。
…出来れば、もう一度会えるといいな、なんて夢見たりもしますけどね。ワガママかな?
(そして、音楽が流れ出す……幻が転位直前に聴いた、あの歌が)
ラグナス保安部長は、あれから驚くほど穏やかになりました。
移民船も概ね平和で…あなた達が消えたしばらく後に、移住可能な惑星が見つかったんです。
苦労もいっぱいあったけど……全体で見れば、報われたと私は思っています。
あなた達のことは、絶対に忘れません。私たちの恩人で…友達ですもの。
ラグナスも、また逢えるといいなと言っていました。あなた達には意外でしょうか?
それでは…心からの感謝と、深い親愛を込めて……ありがとう。
――――リューン・ミサキ・メイヤード」
GM:と、ここでメッセージは終わっています。
理流:「そういう、事でしたのね…。……ええ、どういたしまして」石盤に、呟いて。
幻:「…嬉しぃな…嬉しぃ、な」本当に嬉しそうに呟きながら…笑って。
三彦:「なるほどねぇ。色々不思議な事は体験したけど、これはその中でもとびっきりだな」
GM/??:「――――兄さん、洋平兄さん?」(がちゃり、と扉が開く)「…あら、お客様ですか?」
理流:「…良いものを見せていただきましたわ、三崎様。…あら?」振り返って。
GM:振り返ると……そこにはセーラー服を着た、リューンそっくりの少女が立っていた。
幻:「…ぁ、れ…えっと…君、は…?」同じく振り返って、女の子にキョトリとして。
GM/少女:「あ…洋平兄さんのお友達ですか? 初めまして、私…」言いながら、彼女は“いつか見たような”笑顔を見せた。「――――三崎、流奈っていいます」
幻:「…そ、っか…そうなんだ…ふふ」楽しげに笑いながら。「そうだ…ねぇねぇ、三崎君…」と、洋平に向き直って。
GM/洋平:「…ん? 何だよ?」
幻:「…『ただいま』、『ありがとう』…」二つの言葉を並べて…何時もどおり、へにゃっと笑った。
GM/洋平:「おう、お帰り。…って? やっぱり変な奴だよなー、お前」と言いながらも、満更悪くない表情で笑う。
幻:「へへ…じゃあさ、ちょっと聞いてよ…『数分前だけど、ずぅっと昔の…思い出話』」
理流:ではそれを見てから、すっきりとした笑顔を──流奈に向けて。心地よさげに──
……それは、彼方からのメッセージ。
想いは届く…きっと届く。
たとえ、遙かな刻と場所を隔てようとも。
そう。いつの日にか、きっと――――。
――――ソラからの手紙――――
THE END
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