■アフターセッション■
●セッション終了後
GM:というわけで全編終了です。お疲れ様でしたー!
一同:お疲れ様でしたー。
GM:はう……予想通りといいますか…今回も大幅時間超過、申し訳ありません。
碧唯:まぁ初期化な以上、根本的な解決にはなってないということなのかな…。パパンにもっと頑張ってもらうしかないわけか。
GM:フラグを辛うじてクリアした状態なので、今回はこれが精一杯ですねぇ。
碧唯:まだまだ届かない所がたくさんあったって事ですか。
GM:まぁ予定通りのEDではありますけど。
アッシュ:しかし……久しぶりに苦い話だったなぁ。
GM:『ジャンル:地味&ほのぼの&鬱』ですから…(笑)。
碧唯:ちなみにパパンは巻き戻し食らって、今回の一件すっ飛んだりしてるんでしょうか?
GM:最低半年は巻き戻るので、奇跡でも起きてない限り忘れているでしょうが…。…もしかしたら、心のどこかには残っている…かも?
アッシュ:詳しく知っているのはこの3人のみ、か…。
GM:まぁ、今回は鬱EDがデフォルトですし。というか…未琴の基本設定自体が…(笑)。ちなみに未琴が0経験点キャラとして登録してあるのも、これが理由です。定期的に記憶がリセットされてしまうから、成長できないの。
碧唯:巻き戻るから成長が無いのか…。
アッシュ:それは成長できませんねぇ、確かに。
GM:今回、情報収集としてはどんな感じだったでしょう。やっぱりやりづらかった?
碧唯:うーん、やりづらいというよりは。そもそもセブンに、情報収集する機会がほとんど無かった事の方が…。
セブン:情報収集というか、事件が起きた時には、もう全てが進んだ後なので。前半、何も出来ていないのが辛いです…。
GM:セブンには未琴以外のイベントも振るべきでしたかねぇ…。
碧唯:いや、未琴のみでも良かったのだけど、その機会をもっと増やすべきだったかと。
GM:合流はPC間で連絡つけるか、偶然出くわしてくれるかなぁと安易に考えてしまって。
碧唯:セブン側からこっちに接触を取る理由は、ほとんど無いので。
セブン:[SA:日常を守る]は、まずこちらの日常が犯されることが前提でないと…(笑)。
GM:正確には[SA:“この”日常を守る]なので…父親の病気のこととか、調べてくれるかなぁと思ったんですけど(笑)。
碧唯:ちょっと動機としては弱いですね。
セブン:調べようかとも思ったのですが、何か起きる前に調べるのも不自然かと。
GM:起きる、と言うか…起きてしまったら手遅れになるという性質の事件だったもので…。うーん、失敗したかな…。
碧唯:PC1であるセブンに、もう少し未琴絡みの危機感を煽る演出が欲しかったと思います。「ヤバい事が起きている」と分かるのはPC2のみで、そこからPC1に接触を取る理由も実は結構苦しかった。
GM:う〜〜〜ん。難しいなぁ…あまりシーンを増やしても、やっぱり時間かかるし。
ははは…実はGMがシナリオ組んだ時、シーン6まででPLが『情報収集や護衛のために協力を求める』とか、『偶然その場に居合わせる』とかの理由を付けて合流してくれるかと気楽に考えてしまい、合流しなかった場合のフォローを準備しなかったんです。
セブンのことだから「美少女が出れば勝手に出てきて、惚れるロールプレイをしてくれるだろう」と、つい思いこんでしまって。
しかし考えてみたら、女好きなのは“セブン”であって、“セブンのPL”じゃないのですね。
結果として、想定した中でも一番遅いパターンでの合流になってしまいました。これが後々響いてくることになろうとは…。
シーン6は情報収集が済んだ時点で一度シーンを切り、アンジェラと会うシーンで強引にでもセブンを合流させてしまうべきでした。
プレイ中は時間が押していたため、GMもテンパってて気付かなかったんですよね…(苦笑)。
GM:ではすっかり遅くなってしまったので、随時解散ということで。お疲れ様でした〜。
一同:お疲れ様でした、お休みなさいー。
●GM&プレイヤー感想
では最後に、GM及び今回のセッションに参加してくれたPL諸氏の感想を挙げて、後書きの締めとします。
皆さん、どうもありがとうございました。(*なお、PLさんたちへの敬称は省略しております)
麻那(GM/筆者)
参加者の皆様、大変お疲れ様でした。フルメタルパラダイスは楽しんで貰えたでしょうか?(ぇ
まずは…大幅な時間超過、申し訳ありません。色々と見積もりが甘かったです…。
合流パターンを幾つか想定はしてたのですが…序盤で上手く危機感を煽ることが出来ず。
おかげでセブンの合流が遅れたり、ミドルでアンジェラと交流してもらう予定もパァに(とほほ)。
進行時の手際の悪さも、今後の反省点です…。
戦闘バランスは…いちおう、並…?
PC間で消費経験点の差が激しかったため、どのキャラも満遍なく活躍できるように「個別の能力は大したことないが、手数で押してくるボス」を用意しました。
最後にギリギリで沈めたのは、色々な意味で凄かった。今回も素敵なダイス目でした…(笑)。
ともかく、スリル(だけは)満点の戦闘になったと自負しております。HAは《超魔の命》含めて3つしか使ってないけど、結構いけるものですねぇ。
最後の鬱展開は、ほぼGMの想定通りでした。
正解のない問いかけに対して、それぞれが懸命に考え、答えを出す。このシナリオで一番やりたかったことは出来た気がします。
各PCの説得内容も素晴らしいものでした。正直、読み返して感動した(笑)。
参加PLが感情移入して、この物語に『もの悲しさ、ほろ苦さ』を感じてもらえたなら幸いです。
それが今回のシナリオを“精一杯楽しんだ”ということになると思いますので。
経験点ですが、セブンとアッシュは12点ずつ。碧唯先生だけは2倍振りだったので、半分の6点に。
GMは[30÷3+1=11]で、合計11点頂きます。
最後まで参加してくれた人達に、心からの感謝を。
それでは、またの機会がありましたら…。
R−3(セブンPL)
皆様、お疲れ様でした。
シナリオに確固としたテーマがあり、その点は高く評価できると思います。
ただ、セブンの立場としては、始まりから実際に事件が起きていないゆえに、動きようのない立ち居地であったように思います。
アンジェラと未琴とのことでPCに考えさせるには、アンジェラ自身と話すシーンがもう少し必要だったように思います。
また、時間の配分は難しい問題ではありますが、シナリオの中で必要な部分を引き出し、そうでない部分を削る方向で考え、「楽しませる」という目的にかなった戦闘ではありますが、やりたいことがミドルの展開や、PLの決断にあるのなら、あえて戦闘の比重を軽くしても良かったかと。
指摘に厳しい部分もあるのですが、テーマ性のあるシナリオ、というのが珍しくなりつつある中で、このようなシナリオに参加させていただいたことはありがたく思います。
それでは、またの機会に。
早坂ノヴユキ(碧唯PL)
はい、皆さんお疲れさまでしたー。
心魂機関というギミックは、諸々のビーストバインドのネタの中でもかなり独自性の強い要素です。今回はその心魂機関に独自の視点で切り込んだ内容で、とても面白い着眼点だったと思います。
アンジェラは再びシリンダーの底に沈み、未琴と繰人は積み重ねた時間をリセットしてしまいましたが、これまでの時間が全くの無駄だったわけではないのでしょう。セブンからの入学祝いを拾った未琴が流した涙が、その答えだと思いたいのです。
さて麻那さんも自省されていた今回の問題点ですが、個人的にはシーンを切るタイミングだったと考えます。
身の回りの異変が繰人の体調不良だけのセブンが腰を上げるには、更なる状況変化が必要だったわけですが、最初から追うべき相手が分かっている碧唯がアッシュと合流したシーンが長くなってしまったため状況がどんどん進んでしまい、結果セブンが状況から取り残された形になってしまったのではないかと。碧唯とアッシュのシーンを捜査方針が固まった時点で切るなどして早めにセブンのシーンに振れば、セブン側の状況も動かせたと思います。今回は些か辛口の話になってしまいましたがご容赦を。
一方、戦闘はなかなかに絶妙なバランスだったと思います。やはり数が多いという事は、それだけで十分脅威です(笑) シナリオの成否を左右する説得という要素と相まって、ひりつくような緊迫感を味わえました。
今回の経験点はプールします。
それでは次の機会もまた、よろしくお願いします。
シヴァ(アッシュPL)
皆様、お疲れ様でした。
今回のセッションは、NPCに自らを重ねてしまうことが多い話でしたねぇ。
アッシュも、もしかしたらロベールの様になってしまうかもしれない。
そう、強く思う話でした。
戦闘は、冷や汗かきっぱなしで、余裕は全くもってありませんでした。
やはり、数は力ですねぇ。スリル満点でした(笑)。
説得は、正直、難しかったです。
正解の無い質問に対する納得のできる答えを出すのは、やはり大変ですね(苦笑
私の説得は自分でも偽善、独善と思ってしまいましたが、納得していただけたのなら幸いです
やりたかったこともやれたし、キャラロストも防げた。
苦い結果になりましたが、非常に満足しております
いただいた経験点はアッシュに使います。
では、またご同席する機会がありましたらよろしくお願いします。
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