■ 今回予告 ■
かつて、鳥羽天皇の御世…。
この国には、絶大な力を持つ妖物が存在していた。
その力を狙い、MMMが、そして“組織”が動き出す。
かの者、九つの尾を持つ狐なり。
最強の魔なり。
那須原にて、殺生石が震える…。
BEAST BIND New Testament
魔獣覚醒・第壱話
――九尾復活――
悲哀を知る者よ―――汝、因果に抗わん。
オープニング ミドル クライマックス エンディング
■プレセッション■
GM(R−3):全員そろったので、今のうちにハウスルール等の説明をしておきます。
・絆/エゴの取得と書き換えは基本的に判定無しですが、シナリオ上で判定を要求する場合もあります。
・登場判定も宣言さえしていただければ、こちらが却下しない限り、自由に登場していただいて構いません。
GM:一応、追加のルールはそれだけ…なのですが、後で追加されるものもありますので、その時に詳しく説明します。
一同:了解です。
GM:えー、蛇足ですが。今回はキャンペーンですので、いつもと違う…と言うか、劇場版と言うか、最終回シリーズと言うか、そういうノリでお願いします。
碧唯:最初っから最後までクライマックスですね!
壱生:無駄に豪華、なおかつ派手に展開すると(笑)。
陽火人:うぃ、がんばりまっす!
アラキ:がんばります!
GM:キャラクターの内面変化などで、後々のことで悩んだ場合、「これは最終回なんだ!」と思ってドンドンやってしまってください(笑)。
アラキ:後のことは考えるなと言うことですな(笑)。
碧唯:オッス!!
陽火人:了解!
壱生:努力します(笑)。
碧唯:まぁ初っ端で堕ちないよう、人間性にだけは気をつけます(笑)。
GM:今回は第一話、イントロダクションという扱いの話なので、そこまで凄いことは起きないと思いますが、ね(笑)。
一同:うぃ、了解(笑)。
GM:ではPC番号順に、自己紹介をお願いします。絆もこの順に。
●PC1(翠ヶ原碧唯)
君の元にやって来たのは、安里由香里と名乗る少女だ。
彼女の祖母は、強い霊媒としての能力を持ち、ある事件から君の事を知っていた。
由香里にも、その能力は受け継がれているらしい。
彼女が君の元を訪ねた理由、それは祖母の予言だった。
「那須原の地で、殺生石が動き出す」
その言葉と、この国を滅ぼさんとする『外道の鬼』の存在。
祖母の言葉では、その鬼は、君に縁のある者だと言うのだ…。
シナリオ絆:安里 由香里 (関係:任意)
▼翠ヶ原 碧唯/蒼碧乃珠 プレイヤー:早坂ノヴユキ
【マジシャン/アーティファクト】 年齢:30歳(2000歳以上)/性別:女/カヴァー:養護教諭
「人って何百年経っても進歩が無いのよねぇ。だからこそ小さな“ゆらぎ”を見つけるのが面白いんだけどさ」
都内の高校に勤めるグータラ保険医。酒と煙草と怠惰な生活をこよなく愛する。
その正体は、翡翠のような色合いと水晶のごとき透明度を併せ持つ、美しい宝玉の化身。
かつては自然信仰の象徴として奉られた祭器だったらしく、当時の巫女の魂が封じられていた。
しかし長い年月を経て記憶が摩耗したらしく、自分の真名や封じられた理由などは一切覚えていない。
普段は魔力で自分の写し身たる『碧唯』と猫の『魂緒』を作り、社会に潜伏している。
所持HA:《魔法の国よ》、《リセット》、《万能なる一撃》
●PC2(荒木明仁)
最近、仲間が何者かに相次いで教われる事件が起きていた。
目撃した者の話から、その相手も『鬼』であることが判明した。
それも、音撃剣を使用する、強力な鬼なのだそうだ。
注意を促すおやっさんの話の直後、『鬼が島』に一報が届いた。
仲間の一人が栃木に向かい、消息を絶った。
その現場に、例の『弦の鬼』がいた、というのだ…。
シナリオエゴ:『弦の鬼』 (関係:任意)
▼荒木 明仁/荒雷鬼 プレイヤー:れおそ
【フルメタル/レジェンド】 年齢:18歳/性別:男/カヴァー:高校生
「俺の名は“荒雷鬼”―――絶望の闇を切り裂く雷だ!」
魔物から人間を守るための組織に属する、正義の『鬼』(←某特撮ヒーロー風)。
ごく普通の家庭に生まれるも、魔物に両親と姉を殺され天涯孤独に。
その事件で命を救ってくれた『鬼』に弟子入りし、自分も『鬼』となった。武器はギター型の剣『音撃弦・吼雷』。
師匠も謎の魔物に殺されるなど重い過去を背負っているが、基本的には陽気で軽めのナイスガイ。
最近は『鬼』としての役目が忙しいため出席日数が足らず、留年の危機に瀕しているらしい。
所持HA:《真理のe》、《ブーストアップ》、《スーパーアクション》
●PC3(花樫陽火人)
君が下校している最中のことだった。
何者かに襲撃を受けた君は、不注意から、鬼骨剣のうち一本を敵に奪われてしまった。
そのミスを大嶽丸になじられ、それが気に障った君は、大嶽丸と言い合いになった。
大嶽丸は言う。
「わし一人であれば、このようなことにはならなんだ物を!」
…剣を取り戻すために、敵を追うことにした君であったが、肝心の二人の心はバラバラのままだった。
シナリオエゴ:大嶽丸 (関係:無縁)
▼花樫 陽火人/大嶽丸 プレイヤー:サブマリン
【イレギュラー/エトランゼ】 年齢:17歳/性別:男/カヴァー:高校生
「―――こ、こらっ……お前は出しゃばるなよ、大嶽丸ッ!?」
普段は素直で生真面目、人が良すぎて気弱な印象を与える、眼鏡をかけた少年。
その実は、かつて最強と謳われ封印された鬼の一人、『大嶽丸』を身体に宿している。
陽火人自身は闘いを好まないが、大嶽丸とその宝剣を狙う輩は多く、否応なしに巻き込まれる。
傍若無人な大嶽丸に振り回されて迷惑している…ものの、何だかんだで互いに嫌ではないらしい。
人はそれをツンデレと(略)。ちなみに本文中、大嶽丸の台詞は『この色』で表記される。
所持HA:《歩く影法師》、《無限の法則》、《ヴォイド》
●PC4(鉄壱生)
坂本忠雄は君の同僚であり、同期に入社して、今は君と同じ部署で働いているMMMの研究者だ。
超AI『Chronos00666』のデータによると、これから近いうちに『未来を破滅に導く大きな事件』が起きるという。
坂本忠雄はその一因なのだそうだ。
詳しい事情はメモリーにロックがかかっており、引き出すことはできない。
しかし、破滅の未来とは穏やかではなかった。
君は、嫌々ながらも同僚に張り付き、これから起こるであろう事件に備えることにした。
シナリオ絆:坂本 忠雄 (関係:任意)
▼鉄 壱生/キャプテン・クロノス プレイヤー:麻那
【エトランゼ/フルメタル】 年齢:27歳/性別:男/カヴァー:研究者
「―――うぅっ、どうして僕ばっかりこんな目に…」
メルキゼデクの研究開発部門に所属する研究者。見るからに気弱な、機械いじりだけが取り柄の青年。
高額報酬に釣られてMMMの引き抜きに応じたものの、入ってみれば恐怖と後悔の毎日だった。
しかしある日、研究施設が魔物に襲撃され、巻き込まれた壱生も瀕死の重傷を負う。
そんな彼を救ったのは、施設で保管されていたオーパーツ――未来から来た超AI、『Chronos00666』
命の見返りは『破滅に向かう地球の歴史を修正すること』。かくして、壱生の危険な二重生活が始まった…。
所持HA:《彼方への門》、《無限の法則》、《真理のe》
碧唯:PC間絆は荒木に庇護。出来の悪い生徒ほど可愛いとか(酷
アラキ:ひど!(笑)
碧唯:出席日数と欠席日数が1:1にすらなってない生徒の出来が良いとでも!?(笑)
アラキ:くそ、隠れてバイトとかやってるダメ教師の癖に!(><)
壱生:そこまで出席率悪いのか、アラキ(笑)。
GM:もう留年するしか…(笑)。
陽火人:絶望的なまでに単位が足りないな(笑)。
碧唯:スプリガンもびっくりだ。
アラキ:PC間絆は陽火人に連帯感です。セッション以外では、たいてい学校へ行ってますよ…………多分。
陽火人:やっぱり、修学旅行の帰りも陽気なジャマイカのトラック野郎の車に何故か乗って、またとんでもない所に行ってしまったとか…(笑)。
壱生:ちなみに、今回も壱生は『正体を誰にも秘密にする』方向でロールしますので、よろしく。で、サブマリンさんが良ければ、壱生は『陽火人の正体』も知らないことにしようと思います。
陽火人:了解です。では、オレも勿論、壱生の正体を知らないと言うことで(笑)。
壱生:陽火人の方だけ知り合いで、妙に共感して日々の愚痴を言い合ったりとか…(笑)。
陽火人:うぃ(笑)。PC間絆は壱生に共感で。妙に気が合うというか、共通するものがあると言うか(笑)。
壱生:PC間絆は碧唯先生にエゴ/隔意。風変わりな人だとは思ってたけど、人間じゃなかったなんて(笑)。ポジティブ:信頼、ネガティブ:隔意で取りあえずネガティブを表に。後ほどロールプレイでひっくり返す…予定(笑)。
GM:では、本編に入ります。
■オープニングフェイズ■
●シーン0 『序』 マスターシーン
○夢
――――まだ、人間だった頃の記憶。
自分が、今の自分になる前の記憶…その残り滓のようなものだ、この夢は。
自分の育った村が、戦火に焼かれていくのを、どこか遠い世界の出来事のように眺める。
視線を動かすと、自分の胸に突き立った矢が見えた。
死ぬのだ。
それだけは、理解できた。
自分の体を抱き上げている男が、名を呼んでいる気がする。
だが、その声も遠くなってきた。
誰か―――大切な人間だったはずだが、思い出せない。
だが…この男が、血の涙を流し、最後に叫んだ言葉だけは憶えている。
「これで終わりではない! 我は…我らは汝らを憎む!
これから幾千幾億の時が流れようとも、汝らを必ず滅ぼそうぞ!」
視界が、炎に包まれた。
●シーン1 『予言』 シーンプレイヤー:碧唯
○碧唯の自宅
GM:あなたが日常生活を送っていた、ある日のこと。自宅に一人の少女が訪ねてきます。
碧唯:会った事の無い子ですかな?
GM:会ったのはこれが初めてですが、誰かは知っています。名前は安里由香里。彼女の祖母と、過去にある事件で知り合い、それ以来の付き合いですね。ちなみに彼女の祖母はノウンマンで、強い霊媒としての資質を持っており、あなたの正体を知っています。
碧唯:なるほど、了解です。
GM/由香里:「始めまして…祖母から、いろいろとお話は聞いています」彼女は頭を下げる。
碧唯:「由香里さん、だっけ。こっちも君のおばーちゃんから話は聞いてたよ。可愛い孫だってね。ドの付くほどの強力な霊媒師でも、やっぱり孫は可愛いと見えたね」
GM/由香里:「いえ…その、祖母に言われて、あなたに聞いてもらいたい話があって来たのです」
碧唯:「む? 彼女から頼りにされるのは随分と久しぶりだね。いいでしょ、話を聞こうじゃないか」
GM/由香里:「実は…祖母の能力については、既にご存知と思いますが、その祖母が、こう…予言したんです。『那須原の地で、殺生石が動き出す』…と。とても、恐ろしいことが起きる。外道の鬼が現れる…と」
碧唯:「殺生石? あの名高い玉藻前が変じた毒石じゃないか! そんなシャレにならん単語が掴みにしか過ぎんのかね。後に続いて外道の鬼とはね……」
GM/由香里:「…はい。この国を祟る鬼が、玉藻前を蘇らせようとしている…と、祖母は読んだようです」
碧唯:「むむむ……彼女の予言となれば、与太話と笑っては済ませられんねこりゃ」
GM/由香里:「…祖母があなたを頼るように言ったのは、祖母の話をあなたなら、信じてくれること。…それに。その鬼が、あなたに関わる存在だからだそうです」
碧唯:「へ? アタシに関わりが?」
GM/由香里:「はい。それが、どういう意味かは解りかねますが…あなたに関わりのある存在だ、ということなのです」
碧唯:「そりゃあ『鬼』を名乗る存在に知り合いは多いけど、そこまで大それた輩には思い当たるのが居ないんだけどね……。だが、さっきも言ったように無視できる予言じゃない。彼女がそう言うからには、きっとアタシとソイツには何か因縁があるんだろう」
GM/由香里:「…私は、祖母の言葉の真偽を確かめに、栃木に向かうつもりでいます。…お願いできるのならば、翠ヶ原さんにもついてきてもらえれば…そう思って、伺いました。…お手伝い、願えないものでしょうか」
碧唯:「いや、そういう話ならアタシ一人でも確かめに行くつもりだったさ。由香里君が行くというのなら、同行しない理由は無いさね」
GM/由香里:「ありがとうございます。…いきなりお伺いしてこんな話をしたのに、快く承知していただけて…」
碧唯:「彼女の予言だからというのもあるけどね。胸騒ぎがするんだよ。件の鬼とやらに心当たりは無い。でもさっきの話を聞いてからこっち、ヘンな焦りがアタシの中にこびりついちまってね」
碧唯は手早く旅の支度を終え、胸騒ぎを抱えて栃木県那須町…湯本にある殺生石の調査に向かった…。
GM:先生が栃木行きを決めたところで。絆:安里由香里と、[SA:予言の内容について調べる]を渡しておきましょう。
碧唯:拝領ー。ゆかりんに絆/懐旧を取りましょう。そして長期休暇のために、5人目のおじいちゃんに亡くなってもらうとするか。
陽火人:5回も殺しちゃうんだ(笑)。
▼絆/エゴの変化
碧唯:安里由香里に絆/懐旧を取得。
●シーン2 『弦の鬼』 シーンプレイヤー:アラキ
○一膳飯屋『鬼ヶ島』
GM:場所は鬼が島。おやっさんと朝飯など食っているところだ。
アラキ:バクバクバク。「おやっさん、おかわり」
GM/おやっさん:「…よく、食うな」言いながら飯をよそって「俺の話は聞いていたか?」
アラキ:「いや、腹が減っては戦はできませんから。……え〜と、仲間が襲われてるんでしたっけ?」
GM/おやっさん:「その通りだ。最近、関東で活動している仲間が何者かに襲われている。…何者か、というよりも…同じ『鬼』にな」
アラキ:「……最近、堕ちた鬼っていましたっけ?」
GM/おやっさん:「いや…そんな話は聞いていないな。弦の鬼だと聞くが、正体はわからん」
アラキ:「いったい何者なんでしょうね。そいつは……?」
碧唯:音撃剣使うってことは、荒木と同系統の鬼なんかな。
壱生:むしろ荒雷鬼達の原型という可能性も(笑)。
GM/おやっさん:「…まあ、正体がわからぬ以上、今すぐどうにか手を打つことは出来んからな…。とにかく、お前も気をつけるようにな」
アラキ:「わかりました。さて、そろそろ学校へでも行くか」
GM/おやっさん:「おう」
碧唯:行けるのか学校!?
壱生:邪魔が入りそうですねぇ(ぁ
GM:さて、そうして出かける準備をした時に、鬼が島の電話が鳴る。おやっさんが出た後…しばらく電話口と切迫したようなやり取りが行われて、受話器を置いた。
アラキ:ガラガラと扉を開けて出かけようとする。
GM/おやっさん:「荒木!」
アラキ:「え〜と、やっぱり俺の出番ですか?」(泣)
GM/おやっさん:「説明がなくても伝わるとは、いいことだ。…仲間がやられた。例の弦の鬼が現れたらしい」
碧唯:案の定か!(笑)
壱生:やられたのは吹雪鬼さん(*)でしょうか?(一同笑)
GM:かもしれませんね。
碧唯:ま た 吹 雪 鬼 か !
(*)【吹雪鬼】:詳しくはexリプレイ第34話『空っぽの心』参照。アラキの先輩に当たる『鬼』で、気っ風の良い姐御肌の女性。
ですが……何故か『登場の度に負ける』という不遇のジンクスを持つキャラとして、PL間では知られています(ほろり)。
アラキ:「またですか、場所はどこです?」
GM/おやっさん:「栃木県那須町。殺生石で有名な場所だな」
アラキ:「え〜と、確か九尾の狐が封印されてるところでしたっけ?」
GM/おやっさん:「そうだな。…今回の任務も、その殺生石に絡んでいたわけだが…とにかく、行方不明の吹雪鬼を探し出し、例の弦の鬼を見つけることが、お前の任務だ。頼んだぞ」
壱生:あぁっ、吹雪鬼さんが行方不明に!(笑)
陽火人:やっぱり、吹雪鬼さんだったのか(笑)。かなり久しぶりの登場(名前のみ)なのに(笑)。
碧唯:何かもう、出オチ担当といった風格ですよ吹雪鬼さん!
アラキ:「なんか、猛烈にイヤな予感がするんですが……」
GM/おやっさん:「嫌な予感のしない仕事が今まであったのか?」
アラキ:「…………そういえばそうですね」orz
GM/おやっさん:「そういうことだ。学校には適当なことを言っておく。すぐにでも出てくれ」
アラキ:「わかりました。とにかく行ってみます」
一人残ったおやっさんは、「…堕ちた弦の鬼、か…。まさかな…」そう呟いた。
GM:では、荒木が栃木に向かったところで。エゴ:鬼と[SA:弦の鬼の正体を探る]を渡します。
アラキ:いただきます。鬼にエゴ/不安を取ります。
▼絆/エゴの変化
アラキ:弦の鬼にエゴ/不安を取得。
壱生:おやっさんは何かを知っている…(笑)。
碧唯:荒木君は盲腸で緊急入院にて欠席。ちなみに7回目。
アラキ:盲腸いくつあるんだよ(笑)。
陽火人:学校には適当に言っておくって…やっぱり、口からウ●コが止まらない病気なのかな? 富士鷹繋がりで(笑)。
●シーン3 『宝剣強奪』 シーンプレイヤー:陽火人
○街中
GM:下校途中のことだ。道を歩いていた君は、いきなり前後を車で阻まれた。
陽火人:「さてと、今日はあの盆栽の剪定を…って、うわっ!」
GM:車から降りてきた男たちは、手に銃を持っている。男たちは物も言わず、君に襲い掛かってくる。
陽火人:「な、なんなんですか? 誘拐ですか? うちはそんなに裕福じゃないですよ。って、問答無用だー!?」何とか男達の攻撃をかわしながら、逃げようと試みます。
GM/大嶽丸:「馬鹿者! 逃げてどうする! 叩きのめさんか、ヒト!」
碧唯:まず逃げる、正しい判断だ。
GM:まあ、両方塞がれているから、逃げられないんだがな。
陽火人:「でも、それじゃこの人たちに怪我をさせてしまうし…何よりも、ぼく達の正体が…」
GM/大嶽丸:「阿呆! あやつら人間じゃないわ!」
陽火人:「え?」相手の氣を読んでみよう。
GM:確かに、人間ではないようだ。どうも、作り物っぽい印象を受ける。
陽火人:「ほ、本当だ…じゃあ、狙いは大嶽丸の宝剣? なら、このまま黙ってやられるわけにはいかない!」敵を一点突破で、殴り倒して囲みから逃げ出します。
GM:では、逃げようとした瞬間。男の腕から鎖が伸び、君の腕に絡みつく。
碧唯:ネ●ュラチェーン!!
陽火人:「あっ!?」
GM/大嶽丸:「ええい、わしにやらせろ! こんなやつら、すぐにでも…!」
陽火人:「ダメだよ、大嶽丸! ここじゃ、人に見られるかもしれない!」
碧唯:それにしても、相変わらず意見が合わない二人だなぁ(笑)。
壱生:まぁ、初期の『うしとら』だと思えば(笑)。
GM/大嶽丸:「剣を取られて同じことが言ってられるか!?」そう言った瞬間、もう一体の男が打ち出した鎖が、君の腰に差していた剣に巻きつく。そのまま、剣は男に奪われた。
陽火人:「ああっ!」奪われました(笑)。
壱生:…陽火人って宝剣を常備してたんですね。
陽火人:戦闘に入ったので、瞬間的に腰に装備されたのですよ。ほら、私は《瞬間武装》持ちですから(笑)。
アラキ:なるほど〜。
GM:ハンドアウトで状況書いてあるのですが、変身しないなら、強引に取るのみ。
壱生:こっそり学生服の下に差してるのかなぁと思ってしまった(笑)。
GM/大嶽丸:「ちいっ、言わんことではない!」
陽火人:「くそ、でもすぐに奪い返せば…!」と、追いすがりますが…。
GM:男たちは剣を奪ったまま、車で逃走する。
陽火人:「…間に合わなかった。ああ、どうしよう。ごめんよ、大嶽丸…」
GM/大嶽丸:「だから言ったのだ! やつらを迷わず倒しておけば、こうはならなんだものを!」
陽火人:「(むかっ!)なんだよ、その言い草は! こっちは素直に謝ってるのに!」
GM/大嶽丸:「阿呆! 謝って済む話か! わしが言った通りにしておれば…貴様のような半人前に憑いておることを、これほど忌々しく思ったことは無いわ!」
陽火人:「ああ、そうですか。でも、それを言うなら僕だって言わせてもらうけど、お前が時と場所をわきまえないで暴れて、ぼくがどれだけ苦労したか!」
GM/大嶽丸:「…ち! わし一人であれば、このようなことにはならなんだものを!」
陽火人:「(むっかー!)…もう、怒った。なら、剣は必ずぼくが取り返してみせる。その後は一人ででも何でも好きにしろよ!」
GM/大嶽丸:「ふん! 貴様などに出来るものか!」
碧唯:陽火人が怒ったの、初めて見たかもしれん。
陽火人:俺も初めて見たかも(笑)。
壱生:小さな言い合いレベルなら何度か見てますけどねぇ。本格的な仲違いは初めてかな?
…こうして、彼らは剣を追うことになったが。
陽火人と大嶽丸…なんだかんだとバランスが取れていたはずの二人だったが、今回は全く意思が一つにならない。
チームワークがバラバラのまま、追跡に入ることになってしまった…。
GM:大嶽丸への初期絆を、任意のものに変更すること。シナリオエゴ:大嶽丸/無縁と[SA:剣の行方を追う]を渡しておこう。
陽火人:了解、受領します。
▼絆/エゴの変化
陽火人:大嶽丸にエゴ/無縁を取得。
碧唯:鮮やかにやられたなぁ(笑)。
壱生:プロですねぇ。何でしょう、“組織”の改造人間?(笑)
碧唯:PCには知る由も無いが、“組織”は出てくるようですからね。
アラキ:“組織”は、もうちょっと回りくどく攻めてきそうだから、MMMの可能性もあるかと。
碧唯:言われてみれば、それもそうか。
壱生:MMMなら次のOPで判るかもしれませんね。
●シーン4 『破滅の予兆』 シーンプレイヤー:壱生
○メルキゼデク日本支社/開発室
最近、ある人間の前に立つと、壱生に同化した『Chronos00666』が一つの情報を提示するようになった。
―――壱生の同僚、坂本忠雄。
この男の側に来ると、『Chronos00666』が警戒を促すのだ。
何でも、彼が未来に破滅をもたらす事件の原因…その一つになっているらしい。
壱生:「当該人物ニ破滅ノ因子ヲ検知―――特異点ト認定。修正セヨ…歪ンダ歴史を修正セヨ…」
GM:但し、君がAIの内部からその情報を引き出そうとしても、それ以上のデータは引き出せずにいる。何かのロックがかかっているようなのだ。
壱生:「(データがロックされてるということは…それだけデリケートな事件なんだろうけど)」事情も判らずどうしろと?って感じですねぇ。
碧唯:壱生は一人だけ伝奇的要素と縁が薄いから、どう絡むのか楽しみです。
壱生:とにかく、強烈な危機感だけはヒシヒシと感じるわけですよね。
GM:そうですね。そうして考えているところに、件の坂本がやってきます。「やあ、鉄くん」
壱生:やや引きつった笑顔で手を挙げる。「…あ…や、やぁ。坂本さん。元気ですか?」えーと、彼の様子を観察します。
GM/坂本:「ああ、元気だとも。ところで…今、我々の研究班で人員が不足しているんだ。君に、少し手伝ってほしい。…正式な辞令は、僕の上司から君の上司の方に出ると思うのだが」
壱生:そもそも、どういった人物なのかは…ミドルで調べた方が良いかな。
GM:その辺はミドルで。まあ、同期で入社した同僚である、と思ってください。今のところは。
壱生:「あ、えぇと…ぼ、僕で良ければ…喜んで。あは、ははは」
GM/坂本:「そうか。それは良かった。我々のセクションで、ちょっと特殊な研究をしていてね…辞令が出たら、那須の研究施設の方に暫く来てもらうことになるよ」
壱生:「那須、ですか。また急な話ですね…詳しい話は、現地で聞いた方が良いのかな?」
GM/坂本:「うん。詳しいことはまだ、僕の口からは言えない。その時が来たら話すことにするよ」
壱生:「判りました。それじゃ、辞令が出たらまた…現地で」固まった笑顔のまま手を振る。
GM/坂本:「では、また」坂本は君の部屋を出て行く。
壱生:歩き去る坂本さんの背を見て呟く。「……うぅっ、関わりたくないなぁ…」
GM:では絆:坂本忠雄と、[SA:破滅の未来の原因を探る]を渡します。
壱生:頂きます。シナリオ絆になってたけど、今のところはエゴ/疑惑かなぁ。脅威とか忌避とか言いたいけど、それだと調査に差し支える(笑)。
▼絆/エゴの変化
壱生:坂本忠雄にエゴ/疑惑を取得。
■ミドルフェイズ■
●シーン5 『殺生石』 シーンプレイヤー:碧唯 登場難易度:任意
○栃木県/那須町
GM:那須湯本にやってきました。温泉町です。今は観光地ですな。
碧唯:「いいねーいいねー温泉! ま、そんな余裕は無いわけだけどさ」
GM:但し、なんとなく今は活気がありません。
碧唯:む、何か嫌な予感。
GM:最近、この付近で謎の地震があり、火山活動の噂があるのです。調査中ではありますが、そんな理由で、客が今は減少しているのです。
碧唯:観光地にこの手の風評被害は深刻だわねー。「さて由香里君。殺生石は観光スポットにもなってるわけだが、早速行ってみるかね? 何は無くとも現物の状態を確認してみるのが早道だと思うんだが」
GM/由香里:「行ってみましょう。まずは、自分たちの目で確認することから始めましょうか」
碧唯:「ん、そんじゃ行ってみよー」というわけで、まずは殺生石鑑賞だ!
○『殺生石』前
GM:で、行ってみると『殺生石』と書かれた溶岩があるわけですが。ちょっと、〈知覚〉で判定してください。
碧唯:〈知覚〉無いっすー(泣)、【知性】素振りで(ころころ)達成値7…。 orz
GM:まあ、それでも判ることはあります。
この石からは、全くもって、魔力というべきものを感じない。本当にただの石だ。
碧唯:そろそろ〈知覚〉くらい取っておいた方が良いかなーと思う碧唯先生だった。
壱生:このシーンからは合流自由ですかね。折を見て登場しようかと。
アラキ:そろそろ出ようかな。
GM:出る方は出ても良いですよ。
碧唯:「んー……フェイクかね、こりゃ。ま、特大級の災厄を観光客の目に触れまくる場所に置いとくはずも無いかー」
GM/由香里:「…これが、殺生石なんでしょうかね…?」
アラキ:では、そこに一台のバイクが近づいてくる。「あれ、先生。こんなところで何やってるんですか?」
碧唯:「うぉあったぁ!! ……何だ、荒木君じゃないかね。ビックリさせんでくれよ。で、平日真昼間っからこんなとこで何してんのさ。サボリ?」
アラキ:「サボりと言えばサボりですが、仕事ですよ。先生こそ、また金欠で変なバイトに手を出したんですか?」
碧唯:「何を失敬な。那須在住のおじーちゃんがポックリ逝ったんで忌引よ忌引」絶対信用されてないと踏まえつつ!(笑)
アラキ:「……確か、前もおじいちゃん死んでたような。まあ、その辺はお互い追求しないほうが良さそうですが、これが殺生石ですね」
碧唯:「っと、すまんね由香里君。ほったらかしで盛り上がっちゃって」
GM/由香里:「いえ…お知り合いの方で?」
碧唯:「アタシの勤め先の生徒で、荒木君。ちなみに“あっち方面”で仕事もしてる働き者よー」
GM/由香里:「そうですか。安里由香里です。初めまして」丁寧に頭を下げる。
アラキ:「あ、どうも。アラキといいます、よろしく。え〜と、“こっち”のことも知ってる方ですか?」
碧唯:「由香里君はアタシが世話になった人のお孫さん。アタシが世話になるくらいの人ってんだから、察してくれるわよね? さて、君がわざわざ那須くんだりまで来たってことは、またぞろ不穏な空気を嗅ぎ付けてきたってとこかな?」
アラキ:「まあ、この辺で、仲間が襲われて行方不明になっちゃいまして。それで、ちょっと調査に借り出されてしまいましたよ」
碧唯:「……由香里君。既に事態は動いてたようだね」
アラキ:「で、場所が場所だから、一応この石も調査しとこうと思いまして」殺生石に近づいて調べてみる。
GM:では、〈知覚〉でどうぞ。
アラキ:助手(ディスクアニマル)込みで(ころころ)達成値15。
壱生:おぉ、高い。
碧唯:冴えてるぜ!
GM:では。この殺生石は、ただの石だ。殺生石ではない。
壱生:抜け殻かと思ったけど、偽物かなぁ。
碧唯:確か殺生石って割られてるんですよね?
GM:割られていますね。高めの達成値が出たので、その辺の事情を追加しておこう。
>殺生石 〈情報:噂話/裏社会〉
達成値5:栃木県湯元温泉付近に存在する溶岩。白面金毛九尾の狐の化身、玉藻前が死して石と化し、砕かれたものと言われている。現在は観光名所。
達成値8:最近、この付近を震源にした謎の地震があり、火山活動も噂されたために調査の手が入った。暫くの封鎖の後も原因が判らなかったため、すぐに封鎖は解かれた。
達成値10:奇妙な事が起きたのは、その後だ。調査班が帰った直後に、別な地震研究のチームがやってきた。付近の温泉業者や住人が彼らに「なぜ、もう一度調査するのか」と尋ねたところ、彼らは「調査班が来るのはこれが初めてだ」と答えたと言う。最初に来た人間たちは一体何者だったのか、さまざまな憶測を呼んでいるようだ。
GM:以上。ちなみに『玄翁』という名前の和尚さんに割られて、全国に飛散したとの伝説があります。
碧唯:トンカチを『玄翁』と言うのは、それが元ネタらしいですね。
壱生:殺生石はこの一カ所じゃなくて、割とあちこちにあるんですね。
碧唯:「何だ何だ、君も殺生石が目当てかね。でも恐らくここに置いてあるのは、観光用のフェイクじゃないかな」
アラキ:「確かに、ただの石ですね。ただ、怪しい調査チームが来ていた話もあるので気になるんですけど……」得た情報を伝えます。
碧唯:荒木が殺生石調べてる間に、ディスクアニマルが聞き込みをしていたのか!
壱生:どっちかと言うと、おやっさんが先んじて現地の協力員に問い合わせておいてくれたのかも(笑)。
碧唯:「ふーむ……こっちの事前情報では殺生石そのものがヤバそうって話だったんだが、その話だと何らかの組織も動いてるってことになりそうだね」
アラキ:「あと、俺の仲間を襲ったのは、“鬼”らしいんですよね。俺と同じタイプの。それが関係してるのかどうか……」
碧唯:「鬼、だって!?」予言を踏まえると、鬼という単語には反応するな!「由香里君、君のおばーちゃんの予言、相変わらずの精度だよ。外道の鬼とやら、もう出たらしいわ」
アラキ:「予言ですか?」そういえば、行方不明になってるのは吹雪鬼さんだけですか?
GM:今のところは。後は負傷して行動できなくされていたり、など。
アラキ:了解です。
壱生:むやみやたらに殺したりというわけじゃないんですかね。
GM/由香里:「…当たらない方が、良かったのですが…」そう言って、荒木に予言について説明する。
アラキ:予言を聞いて。「……やっぱ、一緒に調べた方が良さそうですね」
碧唯:「どうだろう、荒木君。ここは共同戦線を張らないかね? 君の同僚がやられたってのも、予言に出てきた鬼の仕業って可能性が高い。こちらの持つ情報は有用だと思うわよ?」
アラキ:「そうですね。間違いなく関連がありそうですし、一緒に調べるとしますか」
碧唯:「アタシ達としては、強力無比なボディガードがついて助かっちゃうってわけよねー」にこにこ(笑)。「さて、追うべき点は二つ。本物の殺生石と、荒木君の同僚をヤった鬼の行方。そして警戒すべきは謎の組織ってとこね」
アラキ:「んじゃ、がんばって調査しますか」
GM:では、話がまとまったところで一旦シーンを切ります。絆等、あれば。
碧唯:荒木とはもうあるんだよな…今は見送りで。
アラキ:碧唯先生に絆/連帯感を取得します。
▼絆/エゴの変化
アラキ:碧唯に絆/連帯感を取得。
●シーン6 『追跡』 シーンプレイヤー:陽火人 登場難易度:任意
○街中
GM:剣を追うということで、〈情報:噂話/裏社会/魔物〉で振ってみてくださいな。
陽火人:では、噂話で(ころころ)達成値20。
GM:では。
>剣の行方 〈情報:噂話/裏社会/魔物〉
達成値5:剣を奪った連中は北に逃げている。その方角に奴らのアジトがあるらしい。
達成値8:向かった方向は栃木県。
達成値10:大嶽丸の能力で剣の気配を絞り込むと、栃木県那須町にある大型施設に突き当たる。
GM:以上。まあ、達成値が高いので、その大型施設について教えよう。地図上、その施設はメルキゼデクの所有する施設になっている。
壱生:MMMでしたか(笑)。
陽火人:早速きたか(笑)。
碧唯:壱生の転勤先って、ここなんだろうなぁ(笑)。
壱生:ちなみに栃木までの移動手段は、何がメジャーだろう?
碧唯:電車じゃないかなぁ。
GM:新幹線で宇都宮まで、するっと行けたような。そこから電車で移動とかかな。
壱生:(地図を見つつ)距離的には東京からあまり離れてないんですねぇ。
陽火人:では、その大型施設にJRに乗っていきます(笑)。
GM:うい、では電車で移動ね(笑)。
壱生:電車内で登場しようかな(笑)。
GM:登場は自由ですので、どうぞ。
碧唯:独自の足を持ってないキャラも多いから、遠征すると移動手段が微妙だったりしますよね(笑)。
壱生:むしろ、自動車で個別移動するよりも合流機会が増えて助かりますが(笑)。
GM:いざ行かん、九尾退治に! …JRで。
碧唯:誰一人として人間がいないメンツで、全員電車移動とかするとシュールすぎます(笑)。
壱生:鴉天狗だって電車で移動する御時世ですよ?(笑)
アラキ:まあ、飛んでいくよりは早く着きますからね(笑)。
碧唯:自力で栃木まで飛んでいくのは疲れそうだな(笑)。
○JR内
壱生:「…あれぇ? 陽火人くんじゃないですか?」と、聞き覚えのある声が(笑)。
陽火人:「え? …あー、壱生さん! いや、こんな所で会うなんて奇遇ですね」
壱生:でっかい旅行カバンを抱えた壱生が、陽火人の横を通り過ぎかけて立ち止まる。
陽火人:「壱生さんは旅行ですか?」
壱生:「旅行…というか、仕事で出張先に移動する途中なんですけどね。陽火人くんは? 修学旅行…とは違うようだし。学校はお休みですか?」
陽火人:「ああ、そうだったんですか。ぼくは、その、あの…そうそう、僕は旅行に来てるんでした!」思いっきり動揺して、しどろもどろに(笑)。
壱生:「そうなんですか、学生さんは羨ましいなぁ」へにゃっと笑いながら陽火人の横に座る(笑)。
陽火人:「(ほっ。なんとか誤魔化せたみたいだ…すいません、壱生さん。でも、本当のことは言えないし…)」
壱生:「僕は栃木まで行くんですけどね。陽火人くんはどこまで?」
陽火人:「え? 偶然ですね。ぼくも栃木に行くんですよ」
壱生:「本当ですか? そりゃ偶然だなぁ。あの辺、観光名所とかありましたっけ…?」
陽火人:「えーと、あ、ほら、殺生石とか有名じゃないですか! 一度見てみたいなーと思っていたんで、それで」
壱生:「あぁ、なるほど。そんなのもあったんだねぇ」納得、と頷き。「僕の方は何しろ、出張自体が急だったから…支度もロクに出来なくてねぇ。本当は行きたくなんかなかったんだけど…」後半は小声で愚痴っぽく(笑)。
陽火人:「あ、そうだったんですか。やっぱり、お仕事って大変なんですね…」と、少し気の毒そうに。
壱生:「うん…人使いの荒い同僚がいてねぇ。断るに断れなかったんだよ…」とほほ、と溜息つきながら話す。「とにかく、Chro…その同僚ときたら、人間的な感情がなくてね。こっちの都合なんて無視して用事を言いつけるし、おかげで何度死にかけ…じゃない、死ぬほど苦労したか…」
陽火人:では、壱生の愚痴を嫌な顔一つせずに最後まで付き合います(笑)。
壱生:と、こんな感じで。半魔としての活動を微妙にぼかしつつ愚痴り合う関係ということで(笑)。
陽火人:はい(笑)。
壱生:大嶽丸のことも、「乱暴な友人」として聞いてるのかもしれません(笑)。
陽火人:あー、ありそうですね。今も実はそれをやろうか迷ったのですが、長くなるのでやめました(笑)。
碧唯:何だろう、よくあるBBNTのキャラだと腹の探り合いになるシチュエーションなのに、この和む風景は(笑)。
陽火人:「…そうですか。それはそうと、ここで壱生さんに会えたのも何かの縁ですし、向こうに着いたらまた会いませんか? 一緒にどこかで美味しいものでも食べて、気分をリフレッシュさせましょうよ」
壱生:「…そうだね。せっかく遠出するのに仕事だけじゃ勿体ないし。付き合うよ」と、人の好い笑みを浮かべる二人であった(笑)。
アラキ:宇都宮で餃子かな?
碧唯:和む…(笑)。
壱生:ところで、行くまでに情報収集しておいたって事で良いですかね? 会話としては、ひとまずこの辺でOKなんだけども。
GM:いいでしょう。何からいきますか?
壱生:やっぱり坂本忠雄に関してですねぇ。
GM:では〈情報:噂話/企業〉で。
壱生:どっちも一緒だけど、せっかくだから〈情報:企業〉で。(ころころ)おぉ、高い。達成値23(笑)。
碧唯:みんな情報高ぇなぁ。
陽火人:出目自体も高いですね(笑)。
>坂本 忠雄 〈情報:噂話/企業〉
達成値5:MMMの研究員。魔物の研究に関して、生命を持つものを素材にすることに倫理的な問題を感じているが、それが人間の進歩に繋がるならば…という考えで行動するタイプである。
達成値8:MMM研究主任・後藤道真の許でチームを組み、現在栃木県のMMM施設で勤務中。現在、研究しているのは『魔物の生命力』について。その強靱な生命力について解き明かすことが出来れば、現在では難病とされている疾病の治療法などが見つかるのではないか、という考えであるらしい。
GM:以上、このような人間です。
壱生:実は人間じゃない、というような裏はないわけか…。
アラキ:普通の研究者みたいですね。
碧唯:坂本はどっちかというと、次回以降に引っ張りそうなキャラかな。
壱生:今度のプロジェクト内容に関して調べられます? 具体的に何を研究するのか、それをどう扱うつもりなのか、とか。
GM:今のところ、プロジェクトの全容は外に出ていないので判りかねますが、研究主任の後藤についてなら、調べることが出来ます。
壱生:では、その人に関して事前調査をしたということに。
GM:〈情報:噂話/企業〉でどうぞ。
壱生:企業、情報屋込み(ころころ)達成値20。
>後藤 道真 〈情報:噂話/企業〉
達成値5:MMM研究主任。『魔物の生命力』について研究中。
達成値8:彼の経歴について、不審な点はない。高い学歴と見事な経歴を持ち、MMMでの実績も高い。
達成値10:しかし、彼の本当の姿が全く見えてこない。経歴すらも不自然なほどに綺麗過ぎる印象がある。彼の近くにいるはずの人間に、彼について聞いても、過去についての話題を知るものがいないのだ。
GM:以上。あまりにも、謎の多い人物であることが判る。
碧唯:綺麗なだけの経歴の人間が、MMMに来るとは思えない……。
壱生:要注意人物として頭に入れておきます。MMM以前に、「素顔がまるで見えない」というのが、普通の人間としては怪しすぎますからね。差し当たってはこれくらいでシーンを回した方が良いかな。
GM:では、このシーンは一旦ここまで。絆等、あれば。
壱生:もちろん、陽火人くんに絆/共感を取ります(笑)。
陽火人:壱生には既に取っているので、なしで(笑)。
▼絆/エゴの変化
壱生:陽火人に絆/共感を取得。
●シーン7 『因縁』 シーンプレイヤー:アラキ 登場難易度:任意
○栃木県/那須町
GM:まず、荒木が栃木の鬼から『弦の鬼』について、どのような情報が聞けたか判定しましょう。〈情報:裏社会/噂話/魔物〉でどうぞ。
アラキ:先生も登場かな?
碧唯:問題が無ければ同行したいと思います。
GM:登場するのなら、問題なく出られます。
碧唯:では噂話、情報屋込みで(ころころ)達成値15。
アラキ:振りなおしできる裏社会で。情報屋込み(ころころ)達成値16。
>弦の鬼 〈情報:裏社会/噂話/魔物〉
達成値5:巨大な音撃剣を装備した鬼。それが、同じ鬼たちを攻撃しているようだ。
達成値8:東京から、関東北部に出没中。最後に現れたのが栃木県。襲われた仲間たちが追っていた事件は二つ。一つは、那須町にある殺生石付近の異常。もう一つは、組織の幹部…《大佐》の日本上陸に関する調査である。
GM:以上…なのだが、目が良いので、《大佐》についても。
>《大佐》 〈情報:裏社会/魔物〉
達成値5:“組織”幹部の一人。作戦行動のため、日本に潜入したと言われている。
達成値8:彼がどんな作戦を企てているかは不明だが、彼の手のものと思われる人間たちが起こしている行動がある。それが『大嶽丸の宝剣の奪取』だ。
達成値10:彼らが宝剣をどのように使うつもりかは判然としないが、宝剣は現在、“組織”の手中にあると思われる。
GM:以上。
碧唯:“組織”きたわー!!
陽火人:きましたねー(笑)。
壱生:《大佐》…新幹部登場ですな。
碧唯:正体は狼男ですか?(笑)
GM:金色狼男ーっ!(*)『仮面ライダー(但し昭和版)』ネタらしいです。筆者は詳しくないので解説不能。ごめんなさい(笑)。
アラキ:唯一、人間形態と怪人形態が合ってる人(笑)。
碧唯:死神博士がイカだったのは軽くショック(笑)。
GM:まあ、この話でもその通りかどうかは…(顔を背け)。
碧唯:「(これも因縁かね……“組織”まで動いてたなんてさ)」ちょっぴり遠い目を。
アラキ:「なんか、厄介なヤツが出てきましたね」
碧唯:「ん? ああ、確かにこれは厄介だね」
陽火人:カメラに向ってごめんなさい(ぺこり)。簡単に宝剣を盗られてごめんなさい(笑)。
壱生:宝剣を奪ったのは“組織”、だけど反応があるのはMMM施設と。…協力関係? むしろ利用し合ってる、のかなぁ。
陽火人:もしくは《大佐》と後藤が同一人物? …それはさすがに無いか(笑)。
壱生:考えられなくはないですが、まだ絞りきれないかな。『弦の鬼=後藤』の線もありうるし。
陽火人:なるほど。確かにその線もありますね。
壱生:ちなみに道真って、「みちざね」で良いんですかね?
GM:「どうま」と読みます。
壱生:あぁ、そっちでいいのか。…現代風の読み方に合わせたのかな?
アラキ:「しかも、大獄丸ってことは陽火人も絡んでくるのか……」
碧唯:「つくづく花樫君もツイてないねぇ。しかし、さすがに鬼の足取りまでは掴めなかったか。こうなると一刻も早く殺生石を押さえたいとこだが、“組織”が出張ってきてるんじゃねぇ」
アラキ:さて…後、調べられることは何だろう?
碧唯:偽者の地震調査班とか、何とか調べられませんかね。“組織”に繋がってる可能性もあるし。
GM:では、その点について調べるのならば、〈情報:裏社会〉で。
碧唯:荒木の出目次第では《偉大なる叡智》を切る用意があります。
アラキ:(ころころ)まあまあ良かった、達成値17。
碧唯:よし、まかせた!(笑)
GM:では、調べてみたところ、判ったことがある。
調査団は大きな輸送トレーラーを持ち込んでいたのだが、高速道路などのカメラにその姿が確認されていない。
つまり、近くから現れて、近くのどこかに消えたと考えられる。
その上で、この周辺のそれが出来るだけの組織を絞り込んでいくと、思い当たるものが一つある。
この那須町には、メルキゼデクの大型研究施設がある。
MMM絡みである可能性が高い、と目されている。
GM:以上。
アラキ:「MMMか、確かにあいつらなら興味を持ちそうだが……また、厄介なのが増えたなあ」
碧唯:「……ちょーっとだけ、回れ右したくなってきちゃったかなー」
壱生:ふっ…まずいな。ここでノコノコ現れたら、えるろい先生と鬼に寄って集って締められそうだ(笑)。
碧唯:シメますよ、キューっと!
アラキ:ところで、大獄丸と玉藻前って、何か因縁あるんでしょうか?
GM:実際に伝説上で繋がりがあるわけではありませんが、同じ場所に遺骸が安置されていたりはしています。活動時期にズレはありますが、玉藻前は長生きしているので、会ったことがあっても、判らない話ではありません。
アラキ:了解です。
碧唯:「もし地震調査班を騙った連中がMMMの手の者だとしたら、そいつらが本物の殺生石を掠め取って、その研究施設に運び込んだ可能性もあるわね」
アラキ:「しかし、そうなると厄介ですね。一応、民間の一般企業の施設だから、そう簡単には手出しできない」
碧唯:「簡単だろうが難しかろうが、確認だけは取っておかないと収まりつかないわね。やってみる? MMMの秘密基地へのスニーキングミッション」
アラキ:「あんまり、潜入捜査には自信ないんですけどねえ……」
碧唯:「奇遇ねぇ、アタシも全然自信ねーわ」
アラキ:「そこはほら、色仕掛けとか」
碧唯:「いいのかね? やるとなったら、アタシは骨までしゃぶりつくすよ?」ぎしぃ。
陽火人:むむー、次のシーンは18禁か…惜しい、17歳のぼくには登場資格が無い(笑)。
GM:じゃあ、音声だけでお楽しみください(笑)。
陽火人:うぃ、生殺しだ(笑)。
碧唯:何そのセガサターンR18。
アラキ:足りない分は、妄想で補えばいい!
陽火人:それでこそ妄想戦士(笑)。
GM:そうだ、頑張れ! 妄想も巧くやれば水島慎二が描く『あぶ●ん』級の脳仕事になるぜ!
陽火人:『あ●さん』級か(笑)。
GM:50で現役、息子と対決という脳仕事っぷり。
碧唯:「それはともかく、様子だけでも見に行くにやぶさかでないでしょ。それだけのシロモノ運び込んだなら、何がしか動きがあるかもしれないし」
アラキ:「そうですね。無視するわけにはいきませんからね」
碧唯:「由香里君、アタシ達はメルキの施設まで行ってくるわ。場合によっては潜入なんてマネもしなきゃならんかもしれんし、その場合は外で待ってて」
GM/由香里:「…はい。わかりました」
碧唯:こうなると、九尾を復活させようとしてる『鬼』ってのは、ますますMMMの者って線が濃厚になってくるな。
GM:行動方針が決まったようなので。次のシーンで施設に向かうということでOK?
碧唯:OKッスー。
アラキ:OKです。
GM:では、絆等あれば。
アラキ:う〜ん、今回はなしで。
碧唯:うむむむむ、例の“外道の鬼”に取っても良いですか?
GM:どうぞ。
碧唯:外道の鬼に絆/忘却で。知ってるわけが無い、しかし気になる。これって恋!?
アラキ:……かわいそうな外道の鬼(マテ
陽火人:先生もそんなお年頃か?(笑)
碧唯:心がキラキラしていれば女の子はずっと少女だって、某魔砲少女の脚本家が言ってました!
GM:なんてステキな言葉(笑)。
アラキ:魔王とか冥王とか呼ばれる魔砲少女ですね。
▼絆/エゴの変化
碧唯:外道の鬼に絆/忘却を取得。
壱生:スニーキングミッション…………(ぼそっ)メタル●アソリッド20th。
GM:荒木は一度、捕まった経験があるしねえ(笑)。
アラキ:イヤな思い出が(笑)。(*)当サイトでは未掲載の『葛葉狐』というセッション。興味のある人は【カシワバ高校執行部】へGO!
陽火人:真・ヒロイン、荒木(笑)。
壱生:拷問されてましたっけねぇ(笑)。
GM:妙に手馴れた守衛によるワイルド7拷問(笑)。
碧唯:「アラーキ! 返事をしろアラーキ!!」
アラキ:思えばアレも玉藻前絡みだった、あっちの珠裳はPCだけど(笑)。
●シーン8 『計画』 シーンプレイヤー:壱生 登場難易度:任意
○MMM那須支部/研究施設内
GM/坂本:「いやあ、待っていたよ」坂本が君を出迎えます。
壱生:「やぁ、少し遅れて申し訳ない。途中で電車を間違えてしまいまして…」
GM/坂本:「いやいや、間に合ってくれたよ。じゃあ、まずは主任のところに行こうか」
壱生:「判りました。確か、後藤主任でしたっけ?」
GM/坂本:「ああ、今回のプロジェクトの責任者でね…。ほら、あの人だ」
壱生:そっちを見ます。どんな人かな。
GM:坂本が示した先に、白衣の男が立っている。40前くらいの、背筋の伸びた男です。
碧唯:クロノスの予言(?)だと、破滅を呼ぶのは坂本なんですよね。
壱生:たぶん、フラグになる行動を起こすのが彼なんでしょうね。
碧唯:仮に黒幕が後藤だとすると、坂本はわけも分からず破滅への引き金引いてしまうってとこかなぁ。
GM/後藤:「ようこそ…鉄君、だったね」
壱生:「初めまして。開発部、第三課所属の鉄壱生です」右手を差し出しつつ。
GM:後藤はその手を握ると、「早速だが、これを見てくれたまえ」ガラスの壁の向こうを指差す。
壱生:「…?」そちらに目を向けます。
目の前には、巨大な石。
その周りを囲むように、九つの石柱が並んでおり…それに何かの機器や計器が繋がれている。
GM/後藤:「これが、我々が研究しているものだ」
壱生:怪訝な表情でその部屋を見つつ。「あの石は…隕石か何かですか?」
GM/後藤:「殺生石…その名前を知っているかね」
壱生:「えぇと…一通りは」
GM/後藤:「これがその殺生石。周りにあるのは日本各地にあった、その欠片だ」
碧唯:やっぱここか、殺生石ー!!
壱生:殺生石と宝剣をどう使うんでしょうねぇ。復活に必要な活力源が、宝剣だとか?
碧唯:“組織”の絡み方も気になります。MMMと敵対も同盟もあり得る立場なんで。
壱生:九つの石柱は…九本の尻尾だったりするのかな。
陽火人:そして、一本一本に人格があったら嫌だな。
アラキ:九人のキャラクターを考えるのはGMが大変だ(笑)。
碧唯:1本はシュムナ、2本目はくらぎ、3本目斗和子、4本目あやかし。5、6本目は卑妖と黒炎の塊だった。こうですか!
陽火人:うぃ(笑)。
GM/後藤:「…この石は、この状態でも生き続けている。我々はその生命力について知りたいのだ」
壱生:「殺生石といえば玉藻前が変化したという伝説でしたが…この状態で生きている、ですか? まさか伝説は事実だ、とでも?」
GM/後藤:「そういうことだ。この姿のまま、あれは生きている…まあ、あの状態では活動できないがね」
壱生:「生命力に関しての研究と聞いていますけど……ここで、いったい何を」
GM/後藤:「我々は、この魔物の生命の秘密を掴むために、研究している。…そのために、殺生石から―――“九尾”を復活させる」
壱生:「…!? ふ、復活ってそんな…危険じゃないんですか?!」
GM/後藤:「封印を三重にかけた上で、封印を解く。問題ない」
壱生:「…………」ごくり、と喉を鳴らす。反論したいけど怖ろしくて出来ない(笑)。
碧唯:後藤が『外道の鬼』の可能性、高くなってきたなぁ。
壱生:研究を推し進めるのは後藤で、研究そのものを完成させるのが坂本なのかな。ここで宝剣が出そうだなぁ。
碧唯:ここで出たとしても、それが陽火人の物だとは分からないんですよね(笑)。
壱生:そうですね(笑)。
陽火人:宝剣、ちゃんと戻ってこれるのかな? ちょっと不安。
壱生:「…わ、判りました。それで、僕はここで何をすればいいんでしょう…?」
GM/後藤:「方法は、見つかった」
壱生:「方法…復活の、ですか?」
GM:「君は、ここでその完成のための準備にかかってほしい。私は必要なものを、もう少し調達しなければならないんでな。私の代わりに準備を進めてくれ」
壱生:「判りました…では、部署に着きます」ぺこり、と頭を下げます。「(大変だ……これが今回の“破滅の因子”なのか?)」表面上は真面目そうな態度を取り繕いつつ、内心は冷や汗だらだら。
GM/後藤:「…剣と、長鳴鳥は用意した。後は、巫女と祭器がいる…」そう呟くと、部屋を後にする。
碧唯:待て待て待て、巫女と祭器?
陽火人:祭器…先生?
碧唯:条件どっちも満たしてしまいそうですサー!!
陽火人:巫女は由香里?(笑)
碧唯:あー、巫女は由香里か。
壱生:祭器は先生で巫女は由香里…ぴったりですね(笑)。
アラキ:確かにぴったり(笑)。
陽火人:さすがに由香里の祖母とは言わないだろうし、視聴者は納得しないはず(笑)。
碧唯:そんなメタな(笑)。
アラキ:由香里は何歳くらいでしょうか?
GM:17、8歳というところです。
壱生:単語を記憶し、データベースから『玉藻前』に関係しそうな項目をピックアップします。
GM:玉藻前に直接関係する話ではありませんが、今の言葉から、データベースは一つの逸話を弾き出します。
巫女、祭器、長鳴鳥の大音響…それらを使い、一つの封印を破った話が日本の神話の中にある。
――――『天岩戸破り』だ。
壱生:…ここでそれが出るとは思わなかったなぁ(笑)。
碧唯:天の岩戸は意表を突かれたっ!
陽火人:そうなると長鳴鳥は、堕ちた鬼か…。
壱生:技名だけなら、嵐丸に出て欲しかったところだ(笑)。
GM:この場合、それぞれが何を意味するかは判らないが、おそらく後藤は『天岩戸破り』を、封印解除の儀式魔術として捉えているのではないかと考えられる。
壱生:なるほど、十分あり得ますね。
GM:そのため、それを模した何かを行うつもりなのではないか、と推測がたった。
壱生:儀式をなぞるのに必要な、霊力を宿す物品を集めているわけですね。
GM:そうなりますね。
碧唯:では巫女役のゆかりんが素っ裸に近い状態で踊り狂うのですか!? …いかん、落ち着けアタシ。
アラキ:先生自重(笑)。
陽火人:ドー、ドー(笑)。
アラキ:祭器として儀式に出てるから、まさにかぶりつき(笑)。
壱生:このシーンでこれ以上の情報収集は出来ますか? それとも別のシーンでやります?
GM:すぐに答えられることであれば、このシーンでも構いません。ので、一応聞いておきます。
壱生:後藤の正体…は、さすがに無理だろうから(笑)。集められた物品の管理場所とか。後は、坂本のプロジェクト内でのポジションとか。
GM:では。剣は九つの石柱のうち一つの前にあります。管理は坂本が行っているようです。坂本のポジションは、この殺生石に繋がっているシステム全ての開発に携わっています。ちなみに結界作成は後藤の仕事。
壱生:剣の形状と名称が判るなら、それがどういうものなのかをデータ検索します。
GM:では、〈情報:魔物〉で判定。
壱生:情報屋込みで(ころころ)達成値19。平均値だけど、まぁなんとか。
GM:では、問題なく判ります。剣は大嶽丸が使用したと言われる『鬼骨剣』の片割れです。
壱生:鬼骨剣自体は『儀式に使えそうな剣』ってだけで、大した意味はないような気がするんだなぁ…。いっそ《託宣》で後藤の本当の狙いを探ってみるのもありかな?
碧唯:ただ、まだ第1話なんですよね。急いで全部オープンにしなくてもいいような気も。
壱生:まぁねぇ。進行次第で判るかもしれないし、今使わなくても良いかなぁ。
碧唯:ちょっとこのシーンの壱生が頑張り過ぎな気がしたもので。
GM:この鬼骨剣…大嶽丸の伝説の中で、一つの役目を果たしている。
壱生:どのような?
GM:大嶽丸が死した後、この剣の力で何度か、大嶽丸は復活を遂げている。大嶽丸の不死性を象徴する剣だ。
壱生:…なるほど。それで復活の儀式にも使えるのか。坂本さんに祭器と巫女について聞けますかね?
GM:坂本に聞くことも出来るが、実は坂本も『それ』が何であるか、詳しくは聞いていないそうだね。知っているのは今のところ、後藤だけのようだ。
壱生:ふむ。じゃあ…今はこんな所かな。
GM:では、一旦ここでシーンを切りましょう。絆等、あればどうぞ。
壱生:坂本さんのエゴを絆/追求に変更かな。後藤に対してエゴ/疑惑を取得。
▼絆/エゴの変化
壱生:坂本忠雄へのエゴを絆/追求に変更。後藤にエゴ/疑惑を取得。
壱生:今度は施設に押し込まれた挙げ句、人質にされる役かなぁ(笑)。
GM:てんてーの方が、捕まる可能性が高い気も(笑)。
碧唯:Σ( ̄□ ̄|||)ひぃ!? 震えて眠ります(笑)。
壱生:ボスは誰ですかねぇ。後藤かな?
●シーン9 『邂逅』 シーンプレイヤー:碧唯 登場難易度:条件あり
アラキ:登場しておいてもいいですか?
碧唯:こちらはOK、というか着いてきてー(笑)。
GM:少し状況設定がありますので、待っていてくださいな。まず、現在の状況。MMMの施設と目される場所を観察、もしくは潜入という流れになるわけですが。由香里は宿に置いてくる、ということで良かったのですよね?
碧唯:ですね、潜入となれば同行はさせられん。
GM:では、宿に置いて、その他の準備をしているところ…となります。
碧唯:どう考えてもゆかりんはMMMに拉致られそうだが、こっちがマークされてるとまでは考えてないだろうからなぁ(笑)。
○旅館/夜
GM:今現在、先生は宿の自分の部屋にいます。
碧唯:すると荒木君はここにはいませんかね?
GM:今は、いません。同じ宿を取っているかもしれませんが、この部屋にはいないでしょう。
碧唯:了解です。
GM:で、準備を終えて、部屋を出たところ。
碧唯:「うーむ、まさかMMMの施設に潜入なんてシチュ考えてもいなかったから、結局それっぽい準備なんて何もできなかったわね」
GM:少し〈知覚〉で判定をお願いしましょう。
碧唯:技能無し、【知性】素振り!(ころころ)達成値12!
GM:まあ、それなら問題ありません。何者かに見られている気がしますね。ここに着いてから、ずっと。
壱生:潜入以前に、纏めて掴まりそうな(笑)。
アラキ:巫女と祭器をまとめてGETですな(笑)。
碧唯:ゲット(される)だぜ!!
陽火人:今回、先生がまさかのヒロインの座をゲット!?(笑)
GM:えるろい先生がヒロインじゃいけないかね(笑)。
アラキ:むしろ、ヒロインをゲットとか(マテ
陽火人:いや、いけないわけではないけど…何と言うかイメージが湧かないと言うか…(笑)。
碧唯:「(ふうん。この用意の良さ、最初っからアタシ達に的を絞って尾けてきたって感じだね。……すると由香里君も放っておくと少しまずいかな)」さて、どうすっかなー。
GM:廊下の向こうで、監視者の姿が見えます。相手はスーツ姿の中年男ですね。その男は、あなたの視線に気が付くと、壁の向こうに姿を隠します。
碧唯:とりあえず気づいて無い風を装って、さりげなーく宿の中でも人気の無い所へ行ってみようかな。
GM:では、男もあなたの後を追って移動します。
碧唯:ではリネン室にでも入って待ち伏せてやろう!
アラキ:そういえば、吹雪鬼さんの行方を全然捜してないなあ……。
壱生:…吹雪鬼さんの変身具って何でしたっけ? もし笛系統なら、MMMにいるかもしれない(笑)。
陽火人:特に決めていませんでしたが、なんとなくオレのイメージとしては横笛…かな?
碧唯:音撃は笛から音響と共に吹き矢が。
アラキ:横笛だと、吹き矢は無理ですね(笑)。
壱生:『長鳴鳥=外道の鬼』かと思ったけど、吹雪鬼さんの可能性も(笑)。
陽火人:なんと!(笑)
○リネン室
GM:では、あなたの目論見通り、男は付いてきますが…リネン室の前で足音が止まります。
碧唯:「(―――バレた? さすがに見え見えだったか!)」
GM/男:「今は闘り合うつもりは無い…。確か、翠ヶ原碧唯、だったな…今は」ドアの向こうで男がそう言う。
壱生:この男、『鬼』かなぁ。
碧唯:「『今は』と言うことは、いずれは闘り合うつもりなのかね。また随分と剣呑だこと。で、お宅どちらさん? こっちだけ名前知られてるってのは薄気味悪いんだけどさ」
GM/男:「出来ることなら、そうしたくは無いのだがな。お前と俺は最後の二人なのだからな」
碧唯:「……? 何だかよく分からん話だね。見知らぬ男とセットにされるのは気味悪いよ」
壱生:…碧唯先生とセットで『最後の二人』? 何者?
碧唯:OP前にあったマスターシーンっぽい文章と、関わりありそうだなぁ。
壱生:…おぉ(ぽむ)。すると、この男が『鬼』で、OPの『死んだ誰か』が碧唯先生の前身か。
陽火人:なるほど。それなら辻褄が合いそうですね。
壱生:碧唯先生は『人間だった頃の記憶』が残ってないですからね。この仮説なら色々しっくり来る。
アラキ:しかし、そうすると…先生が本当にヒロインになってしまう(笑)。
壱生:ヒロインにして主人公ですね(笑)。
陽火人:まあ、今回のPC1は先生ですから(笑)。
碧唯:ふははははー! 今回はPC1なんだーぜー!
アラキ:つまり、このおっさんはモトカレ?(笑)
壱生:お兄さんかも(笑)。
陽火人:これは…ひょっとすると、今まで先生が見せることが無かった一面を我々は覗くことができるかもしれない(笑)。なんつうか、『かわいい女』的なものを(笑)。
壱生:いや、どちらかと言えば…それを期待していた男が見事に裏切られて絶望する展開かも(一同爆笑)。
アラキ:えるろい本性が出るのか!
碧唯:どんなにえるろい人でも昔は可憐な少女だったんですよ!
陽火人:そう、どんな人間にだって幼く純真な心を持っている時があったのだよ!(←超失礼
壱生/男:「お前は、お前はそんな女じゃなかった…あの可愛かった碧唯はどこへ!?」(爆笑)
碧唯:ようし、君らそこに一列に並べ(指をボキボキ鳴らしつつ)。
GM/男:「…忘れているようだな。まあ、元のままとは行かなかったのは、俺も同じ話だ。あの時は時間が無かったのでな…術は不完全だったか」
碧唯:「だから、一体何の話だい? アンタの話だと、アタシとアンタは随分古い知り合いのようだけど、こっちにはとんと覚えが無いよ」
GM/男:「…忘れているのなら、仕方が無い。…だが、俺はお前に協力してほしいと思っている。お前が生まれた目的を…我々の悲願を果たすために」
碧唯:「アタシの生まれた……目的?」そう聞いて、自分が“こう在った”最古の記憶を、何とか遡ろうとしますが。
GM/男:「そうだ。…我々、一族の恨みを晴らさねばならん」男がそう言うと、一瞬、記憶のそこから“何か”が蘇ってくる気がする。具体的には、OP前のアレ。
碧唯:「――――――ッ!?」
GM/男:「少しずつ…思い出してきたようだな、アオイ」
碧唯:「何だ、これ……こんな記憶が蘇ったことなんて、“こう在ってから”一度も無かった…!」
GM/男:「まだ大和朝廷が成り立ったくらいの頃か。現在の北九州辺り…そこに我々の国はあった」
「俺は、その国を治め、お前は国の行く末を占う巫女であった。
国に攻め込んでくる敵の姿を予見したお前は、渡来人から伝えられた呪法を試そうとし…俺もそれを承認した。
…しかし、我々は、間に合わなかった。
侵略を受けて、お前は斃れ……俺は何とか生き延びた。いや…あの時、“人間としての俺”は死んだ」
碧唯:「ぐ……うっ……!」男の言葉に、更なる記憶を穿り返されるような感触が。
GM/男:「俺は、お前の魂を祭器に封じ、俺自身は一族の復讐を誓って…今の俺になった。…我々を滅ぼした朝廷…その子孫に祟る、悪鬼となる道を。そして、機会は来た。お前も見つけ出した…いよいよだ。アオイ…俺と共に来い。共に、この国を滅ぼすのだ」
碧唯:単純に危機的状況で焦る事は何度もあったけど、内面からのアプローチでピンチになるのは初めてだ。
壱生:大和朝廷に滅ぼされた、小国の生き残りということかなぁ。
GM:まあ、そういうことです。
アラキ:熊襲辺りかな?
壱生:邪馬台国…ということはなさそうだけど(笑)。でも時期も地理的にも近いんだよねぇ。
GM:『うしおととら』に見せかけたハンドアウトで、内容は『帝都物語』という。
陽火人:帝都物語だったのか(笑)。
アラキ:邪馬台国だと、先生=卑弥呼に(笑)。
陽火人:卑弥呼だったら、女王のはずだから邪馬台国は無いですね(笑)。
壱生:卑弥呼の死後、一度は男の人が王になってるらしいんですよ。もっとも、これは違うと思うけど(笑)。
GM:まあ、名前は断定しない方向で(笑)。
碧唯:「……お待ちよ。アンタの言葉が真実だって証はどこにも無いんだよ。それなのに、そんな物騒な話にホイホイついて行けるかい……っ!」そうは言いつつも、男の言葉に抗えないモノも感じていたりして。
GM/男:「…だが、それを否定できぬお前もいるはずだ。何も覚えていないわけではあるまい。大部分を忘れていたとしても」
碧唯:「……アタシがどんな出自だったか、どのようにしてこういうモノになったのか、もうそんな事はどうだっていいんだよ…! 今のアタシはしがない高校の養護教諭で、ひっそり魔法使いを営んでるだけの翠ヶ原碧唯。ただそれだけだよ!」
GM/男:「…それが答えか……致し方ないな。ただ一人残ったお前にだけは、理解してもらえるものだと信じていたが…どうも、そうは行かぬようだな」
碧唯:「仮にアンタの言うアタシの出自が真実だったとしてもね、もうその女は擦り切れちまって、どこにも残っちゃいないんだ。この国を滅ぼそうってんなら、アンタはアタシの敵だよ。この国には、アタシが気に入っちまったモノがまだまだ数多く残ってるんだからね」
GM/男:「…そのようだな…では、ここから先は実力行使と行こう。俺は目的を遂行する。お前が連れてきた娘も、連れ帰るとしよう」
碧唯:「!? 由香里君まで、どうする気だいっ!」
GM:扉の向こうで、男が何かの術を組むのが聞こえる。それと同時に、扉が内側に向かって吹き飛ぶ。
碧唯:「ちぃっ!」こちらも宝珠を取り出して臨戦態勢だ!
GM/男:「…どうあっても、お前には来てもらわねばならん。殺しはしないが…少し手荒な方法になるぞ」
壱生:碧唯先生、逃げてー! …うっ!? どすっ、ばたっ!(←倒れる真似)
アラキ:そろそろ、登場準備か。
GM:では、ちょろっと殴り合いになりますが。簡易的に戦闘を行います。
碧唯:距離はいかほど?
GM:扉一枚しか挟んでいなかったので、エンゲージしているものとします。どちらかが[かりそめの死]を迎えた瞬間に終了。
碧唯:応!
アラキ:登場不可でしょうか?
碧唯:荒木が来たら、こっちは負けそうもないなぁ(笑)。
壱生:[かりそめの死]が敗北条件なら、そうでもないかも(笑)。
アラキ:では、野暮になりそうなので自重しますか。
壱生:その頃、アラキは吹雪鬼さんを捜し回っているのでしょう(笑)。
▼ラウンド1
○現在のエンゲージ
【男・碧唯】
>男
GM:まずセットアップは…両方なし、と。行動値は15なので、こちらから行動します。
碧唯:か、かもん!
GM:いっぱい足して行動(笑)。マイナー《符術》《アブソリュート》《パワースペル》、常時《高等魔術理論》《魔術血統:シャイニングレイ》《血統覚醒》《第七の感覚》《天賦の才:魔力》《特化存在:特殊攻撃》、オート《混血児:伝説の魔力》で、メジャー《シャイニングレイ》!
碧唯:んなぁー!?
壱生:ゴッツイ攻撃が来たなぁ(笑)。
碧唯:ひ、ひぃっ! 堕ちるのを恐れないヤツはこれだからっ!
陽火人:GM…ヤる気だ(笑)。
GM:そりゃそうだ(笑)。
壱生:イレギュラーで咒師系統となると、この男が後藤っぽいな。結界を張ると言ってたし。
GM:(ころころ)達成値32。出目は微妙だが、達成値は高い。
碧唯:《祭器》で魔力防御! でもクリティカルでしか勝てません!(ころころ)出目9、クリティコー!!「くぁあっ! こんだけ膨大な魔力なのにこの精度……日本を滅ぼすとか吹くだけのことはあるってことかい!」
GM:お、やるのね。では、そちらの行動。
>碧唯
碧唯:ではマイナー《パワースペル》、メジャー《ダークネスフレア》! 人間性18!「後先考えて応戦してたらヤられる、最大戦力で迎え撃つよ! 『魂ヲ侵ス黒』!!」(ころころ)達成値24!
GM:《念動防御》、Crt値8(ころころ)出目10、クリティカルで受け止めた。
碧唯:「な……!? アタシが魔力制御の精度で負けた!?」
アラキ:マジシャンにとって、ミドルでの戦闘は辛いですね、人間性が。
碧唯:最初は《武器練成》でちまちま応戦しようと考えてたんですがねー(笑)。
GM:人間性が今回も大変なことに(笑)。
壱生:無理しないでくださいね、先生…(笑)。
碧唯:ふはははは! もう負けセリフ吐いてしまいましたさ!(笑)
▼ラウンド2
GM:では、次ターンセットアップ。
碧唯:なっしん。
GM/男:「…鬼と化した者の力…見せてくれよう」《絶対先制》を使用。今度は《ダークネスフレア》で(ころころ)…ファンブル(一同爆笑)。AGP使用します(笑)。
アラキ:ぶはっ!(笑)
碧唯:く、HA使うってことはAGP持ってるってことだよなー。
壱生:AGP使わせたのは幸い…と言って良いのだろうか?(笑)
GM:(ころころ)今度はクリティカル。いやー…あんな台詞の後でファンブルするとは思わなかったぜ(笑)。
碧唯:《祭器》で魔力防御!(ころころ)6ゾロ! クリティコー!!「ぐ……逸らすだけで精一杯だなんて……!」
GM:頑張るなあ(笑)。
壱生:先生頑張る(笑)。
アラキ:先生スゲー!
陽火人:先生強いよ(笑)。
壱生:でも…粘れば粘るほど、クライマックスに首が絞まっていく罠(ぁ
陽火人:粘れば粘るほど人間性が(笑)。
アラキ:頑張れば頑張るほど、人間性がピンチに(笑)。
>男
GM:そして、こちらの通常行動。同じ攻撃を行おう。「…どこまで持つか、見ものだな!」(ころころ)またもクリティカル。
碧唯:《祭器》で魔力防御!(ころころ)出目10! またしてもクリティコー!!
GM:くう、予想以上に頑張りよる(笑)。
陽火人:すげー(笑)。
碧唯:何か自分でも不思議なくらい粘ってるんですけど(笑)。しかしマジで人間性厳しいんで、ここは省エネに切り替えないと。
アラキ:……ロウソクは、燃え尽きる前に最も明るく輝く。
GM:今、先生の寿命蝋が揺らめいているところなんだね(笑)。
陽火人:……哀れな(違
>碧唯
碧唯:マイナー《武器錬成》、メジャーは碧玉刀で斬るぁー! オートで《剣の舞》、魔力判定! 人間性14!「魔力勝負では分が悪い、ならこう攻めるのもアリだね!」(ころころ)達成値23。
GM:では…いつもの《念動防御》!(ころころ)クリティカル。
碧唯:って、あっさり止められたぁー!
GM/男:「…そのようなもので、こちらの防壁を抜けることなど出来ぬわ!」
碧唯:さっきの重ねっぷりを見るに、当たったら一発で終わりそうなんですが(笑)。
GM:この当たらなさが(笑)。
陽火人:大丈夫。痛いと感じる前に終わっているはず…当たれば(笑)。
▼ラウンド3
GM:セットアップで二回目の《絶対先制》。既に堕ちているので容赦ありません(笑)。
碧唯:ひいいっ!?
壱生:《絶対先制》、何レベル持ってるんでしょうねぇ。シナリオ中、レベル回までしか使えないのですけど。
GM:と、いうわけで《ダークネスフレア》行きます。組み合わせは同じで(ころころ)達成値27…微妙(笑)。極端だな。
碧唯:《祭器》で魔力防御!(ころころ)ファンブった! 力尽きた!
GM:当たった(笑)。では(ころころ)34点の〈闇〉ダメージで。
碧唯:「うあ、ヤバっ―――」もう《シールド》してる余裕もありません! 《祓魔の力》で軽減。(いっころ)そして1(笑)。33通し、FPマイナス9に。ダメだぁー!
アラキ:3個続けて1ですか。反動が来ましたね。
GM/男:「…殺しはせん。お前には、果たしてもらわねばならぬことがあるのでな…」
碧唯:ヒトガタが砕け散り―――宝珠が澄んだ音を立てて床に落ちる。
GM:男はその宝珠を拾い、闇の中へと消えていく。「…さあ、共に目的を果たすのだ。アオイ…」
壱生:えるろい先生、敗れる! そしてコントロールメタルから復活を…(違
陽火人:ガ●バー!?(笑)
碧唯:エトランゼを取らねばならないじゃないか!(笑)
GM:そういうところでシーンエンド。絆等、あればどうぞ。
碧唯:うーむ、前のシーンで絆取った『鬼』って、コイツっぽいよなぁ。
GM:ぶっちゃけると、その通りです(笑)。
碧唯:今回はスルーで。あと枠ふたつ、きっと埋める機会はある!
アラキ:あれ、じゃあ『弦の鬼』とは別なのか?
壱生:…確かに、音撃は使ってきませんでしたね。
●シーン10 『誘拐』 シーンプレイヤー:なし 登場難易度:任意(碧唯は登場不可)
○旅館/夜
GM:さて、同時刻。ここは宿の由香里の部屋。彼女が部屋で休息をとっている時のこと。
碧唯:荒木、シナリオヒロインを颯爽と救出するチャンスだぜ!
―――窓の外に、影が現れる。
表情の無い男だ。読者的には、大嶽丸の剣を奪った連中と同じ奴らだと判る。
それが窓を破って、部屋へと侵入した。
一同:読者的にって(笑)。
GM:読者的です(笑)。
壱生:お、別働隊で来ましたか。
アラキ:準備準備。
碧唯:《こんなこともあろうかと》で自分を準備!
GM/男:「…声を…立てるな…」侵入した男たちはそう呟くと、由香里を取り押さえにかかった。
アラキ:スパーン! 男の顔にスリッパが炸裂した。
GM/男:「!?」
アラキ:「何者だ、お前ら? 夜這いにしても、あまりに風情がないぜ」浴衣姿で頭に手ぬぐいを載せて現れる(一同笑)。
碧唯:これから出発しようとしてたタイミングで、何というくつろぎスタイルだ荒木!(笑)
陽火人:いや、これくらいの余裕がなければ、鬼としての仕事は勤まらないのでしょう…たぶん(笑)。
アラキ:ちょうど風呂に行ってたということで(笑)。
碧唯:死出の旅になる可能性を踏まえ、身を清めてきたということか! 凄い覚悟だ!
GM/男:「…データにある…『鬼』…。現れた…」男が荒木を見て、そう呟く。同時に一人が荒木の進行を妨害、一人が由香里を抱え上げ、後ろに下がる。
アラキ:「俺を知ってるのか? どうやら、ただの誘拐魔じゃなさそうだな」
GM:男は答えず、荒木を攻撃する。
アラキ:「させるか!」《融合》で機関銃を準備して範囲攻撃! 演出的には、腕輪の弦を鳴らすとディスクアニマルが襲い掛かる。
GM:まあ、前に出ている一体が後方のを庇って受けますね。後方の一体は、由香里を抱えたままベランダまで逃げます。
アラキ:「待ちやがれ!」後を追います。
GM:では、荒木がベランダに出た瞬間。ベランダに潜んでいた何者かの拳が、荒木に叩きつけられます。
アラキ:「ぐは!?」吹っ飛んで部屋まで戻される。
陽火人:むう、伏兵までいるのか。
碧唯:誘拐犯が複数でかかると、一人では守りきれないよなぁ。そして協力してシナリオヒロインを守るべき仲間は、お持ち帰りされてる真っ最中(笑)。
陽火人:お持ち帰り真っ最中(笑)。
碧唯:鉄壁の布陣だなぁ。こっちも複数でなければ阻止は相当難しい。…壱生か陽火人、出てみる?(笑)
壱生:壱生は無理でしょう、さすがに(笑)。出られるとしたら陽火人じゃないかな?
碧唯:それもそうか(笑)。
アラキ:「今度は何だ!?」痛みに耐えて起き上がる。
GM:ベランダから姿を現したのは、荒木より上背のある影。筋肉質で、全身を黒く光る何かが覆っている。そして、その背には巨大な音撃剣。顔はマスクで判らないが…間違いなく『鬼』だ。全身から禍々しい氣を放つ“それ”は、間違いなく例の『弦の鬼』だろう。
アラキ:「お前、吹雪鬼さんたちを襲った鬼か!?」
GM/鬼:「…倒した鬼の名など、いちいち覚えてはいないな」
アラキ:「……なぜ鬼を襲う?」
GM/鬼:「…邪魔だから、だ。それ以外の理由は無いな」
陽火人:なんか荒木の宿敵が出てきたっぽいので、邪魔するのも気が引けるかな?(笑)
壱生:鬼が二人いるのかな。こっちは《大佐》の副官か、もしくは本人とか?
碧唯:由香里を拉致ったってことはMMMなんだろうけど。
壱生:MMMは企業利益のつもりでプロジェクト進行していて、“組織”はそれを利用するために子飼いの部下を送り込んでいるとか。
碧唯:“組織”のやり口としてはありえますね。
壱生:復活した玉藻前を『人類の天敵』にするつもりですかね。強すぎるけど(笑)。
碧唯:程よい天敵では済みません、うっかりすると日本滅亡ですさー!
壱生:“組織”からすれば『人類全体』が程良く発展すれば良いわけで。日本滅亡しても大して痛くはない…のかな(笑)。
GM/鬼:「…あの娘はもらっていく。邪魔さえしなければ、お前を殺さずにおいてやる」
アラキ:「ふざけるな。女の子の危機を黙って見過ごすような、カッコ悪い真似が出来るかよ!」
GM/鬼:「…そうか…。命は大事にすべきだと思うがな」背中の音撃剣を構えて立つ。それだけで、強力な威圧感を放っている。今までに無い感覚だ。「…来るがいい」
アラキ:「お前こそ、黙って由香里さんを置いていけば、KOだけで済ませてやるぜ」相手の威圧感に気おされながらも。
碧唯:やはりキャンペ1話は負け開幕が似合うね!(笑)
陽火人:うぃ(笑)。
▼ラウンド1
GM:では、今回も簡易戦闘。どちらかが仮初の死を迎えた時点で戦闘終了。鬼の行動値は12。
アラキ:腕の弦を鳴らして変身します。アラキに雷が落ち、一匹の鬼が現れる。《コスチューム》使用、人間性18。
碧唯:荒木変身、宿に落雷。宿の女将が「弁償しろ」と請求書を突きつける(笑)。
壱生:そんな(笑)。
陽火人/荒木:「なんてこった!」(笑)
アラキ:「先生にツケておいてください」
壱生:残念、その先生は既に虜の身だ(笑)。…つまり、宿代も含めてアラキ持ち?(ぇー
陽火人:荒木の組織って、どこまで必要経費として認めてくれるのだろうか?(笑)
碧唯:│_・)ノシ たーすけてー。
アラキ:……先生の荷物は残ってるはず!
碧唯:何だろう……同じ囚われの身でも、ユーリィとは何かこう、オーラの色が違う(笑)。
陽火人:ユーリィは根っからのヒロインですからね(笑)。
壱生:GMが展開を用意してなくても、自ら捕まる。天性のヒロイン(笑)。
陽火人:確かに(笑)。
アラキ→荒雷鬼:「俺の名は荒雷鬼、お前の名を聞かせてもらおうか」
GM/鬼:「…アラキ? アラキと言ったか?」
荒雷鬼:「ああ、それがどうかしたか?」
GM/鬼:「…お前の師の名を、聞いておこう」
荒雷鬼:「……俺の師は『魔裂鬼』、魔を引き裂く鬼だ。いや…鬼、だった」
陽火人:これはやっぱり、このシーンに出なくて正解だった。荒木の見せ場へと繋がる伏線イベントのようだ(笑)。
壱生:ここでアラキが[かりそめの死]になると、音撃剣が折られるのかな(笑)。
陽火人:折られるのかな?(ワクワク)
壱生:…いや、そのイベントはアラキが主役の回であるべきか(笑)。
陽火人:キャンペーンですから、伏線張るだけ張っても最終話までに消化できれば無問題!
碧唯:壱生はMMMの施設なら普通に居られるし、陽火人も剣を追うならMMMの施設に辿り着きそうだし。今回はそこが決戦ですかな。
壱生:そうなりそうですね。
GM/鬼:「…そうか…」喉の奥で笑いを押し殺して。「…よほど、その名が忘れられなんだと見える…自分の弟子に、その名を付けるとはな」
荒雷鬼:「何のことだ? 師匠を知ってるのか?」
GM/鬼:「…いいことを教えてやろう、アラキ」
碧唯:「俺はお前の父だ」(←某星間戦争映画の名ゼリフ
GM/鬼:「お前の師匠、魔裂鬼を殺したのは…この俺だ」
荒雷鬼:「!!」
GM/鬼:「俺が、殺した」呪詛のように、荒木の心にその言葉を繰り返してみせる。
壱生:今回、剣を折られて次でアラキが主人公なら…って、師匠の仇来たー!
碧唯:ブチ切れろアラキ!
陽火人:盛り上がってまいりましたー!(笑)
碧唯:テ ン シ ョ ン あ が っ て き た !
荒雷鬼:「お前が、師匠を……、そうか、ならちょうどいい。俺が、仇を取る!」怒りを込めて宣言する。
GM/鬼:「…やってみろ。出来るものならな…」
荒雷鬼:とは言うものの、そちらの方が速い。
GM/鬼:「名を問うたな。名乗ってやろう…俺も『アラキ』…今のお前が『荒雷鬼』ならば、俺は嵐の鬼…“荒嵐鬼”とでもしておくか」
荒雷鬼:「なんだと!?」
壱生:…『アラキ』って名前の鬼が、別に居たっぽいですね。師匠の大切な人だったみたいな言い方だけど。
荒雷鬼:師匠、適当に付けたわけじゃなかったんだな(笑)。
陽火人:そのようですな(笑)。
碧唯:設定見ると適当言ってたっぽいけど、照れ隠しだったのか。
壱生:仮説1『師匠の恋人の名前を弟子に付けた』、仮説2『師匠の親友の名前で、実は目の前の鬼がその親友』…どっちがいいかな?(笑)
碧唯:仮説2っぽい?
陽火人:仮説2かな(笑)。
碧唯:もしくはアラキの前に弟子だった鬼とか。
陽火人:それもありそうですね。
碧唯:師匠殺しの兄弟子とか、王道ですよ!
壱生:師匠の、そのまた師匠だった鬼かも。
陽火人:どれでも萌え…じゃない、燃える設定ですね(笑)。
壱生:萌える…ならばいっそ、選択肢全部を組み合わせる方向で(一同爆笑)。
碧唯:どんなカオスなライバルだ!(笑)
陽火人:荒木の目の前に12人のライバルが出現(笑)。
碧唯:シスプリ吹いた。
壱生:師匠の元弟子・兼恋人で、師匠殺しのヤンデレヒロイン、でも男(笑)。
陽火人:関わりたくねー(笑)。
GM:なんて一部で受けそうな宿敵(笑)。
○現在のエンゲージ
【荒嵐鬼・荒雷鬼】
>荒嵐鬼
GM:鬼の攻撃からいこう。白兵攻撃で(ころころ)達成値28。微妙なダイス目ー(笑)。
荒雷鬼:かわせるわけねー!(ころころ)達成値13、食らいました。
GM:オートで《死神の刃》、(ころころ)〈闇〉の51点ダメージで。
荒雷鬼:微妙に生きてる。FP4。
GM/鬼:「…ほう…耐えたな」
荒雷鬼:「ぐ、当然だ。師匠の仇を前にして、そう簡単にやられてたまるかよ!」
碧唯:鬼と名乗るからには、51ダメージでも即死しちゃダメなんだな……道は遠いぜ。
陽火人:ごめんなさい、鬼だけど51点ダメージは耐えれません(笑)。
碧唯:とりあえずアラキと酒天は恐ろしく頑丈なイメージがある。
陽火人:こうなれば、【体力】を上げるか…経験点が余ってきたら(笑)。
碧唯:FPはブラッドで相当左右されちゃいますからねぇ。
壱生:エトランゼはFP上げにくいですからねぇ。
陽火人:ですね。フルメタルかビーストが入ってれば、すんなり上がるんですけどね。
>荒雷鬼
荒雷鬼:では、こちらの番…さすがに、《超逆境》とか《クリフハンガー》使うのはやりすぎだよな(笑)。
陽火人:この後の戦闘が辛くなりますね(笑)。
壱生:うーん、使えば勝てるかも(笑)。さっきの鬼は回避クリティカル型で、碧唯先生とは相性悪かったけど…こっちはどうかな?
碧唯:クリティカル型以前に固定値も大概だったんですけど、あの鬼……。
壱生:こちらの攻撃が当たらない、という意味で相性悪いんですよ。《無限の法則》には通用しないタイプ。
荒雷鬼:オート《こんなこともあろうかと》で[特殊強化服]を装備。マイナーは何もしない。メジャーで白兵攻撃。
GM:来い!
荒雷鬼:「うおおおお!」ディスクアニマルの変化した鎧を纏い、碧の光を発する荒雷鬼が怒りに任せて剣を振るう!(ころころ)達成値25。
GM:《攻防一体》を使用。(ころころ)達成値34。
壱生:こっちは魔剣使いか…別人確定。しかも手強いな。
陽火人:《攻防一体》持ちか…厄介だな…。
碧唯:さすがに九尾をどうにかしようって連中だけあって、どいつもこいつも強敵ですわ。
壱生:毎回が最終回と言うだけあって、敵も豪華ですな(笑)。
荒雷鬼の一撃は、鬼の体を捕らえたはずだった。
しかし―――。
「荒嵐鬼…憑依装甲、大霊皇」
ディスクアニマルの代わりに、周囲の低級霊を集め、結合。形作られた鎧が、荒雷鬼の攻撃を阻んだ。
碧唯:臨気鎧装だ! 理央様ー!
陽火人:帝●物語の加藤みたいな奴に、師匠の仇…他には一体何が出てくるんだろうか(笑)。
GM:そして、鬼の反撃。音撃剣が荒雷鬼の胴体めがけて突き刺さる!
荒雷鬼:「何…ぐはぁ!?」
GM/鬼:「…怨雷激震…!」強力な音の波が、荒雷鬼の体を貫いた。(ころころ)45点の〈闇〉ダメージ。
荒雷鬼:それは耐えれない!「うわああああ!?」荒雷鬼の鎧が砕け散り、その場に崩れ落ちる。
GM/鬼:「…弱い…。お前の師匠は、もう少し粘ったがな…」そう言いおいて、鬼は背中を向けて、ベランダへ向かう。
荒雷鬼:「…まち…やがれ……」薄れ行く意識の中で、そう呻いて手を伸ばす。
GM/鬼:「…すぐには動けぬだろうが…動けるものならいつでも来るのだな。恐れを抱いて生きるもよし、勝ち目の無い戦いを再度挑みにくるもよし…好きにしろ」そう言って、鬼はベランダから飛び降りた。
荒雷鬼:「…くそ…まてよ…、…おい…」そう呟いて、意識を失う。
碧唯:ゆかりんも拉致られたか…。
GM:では、荒木が気を失ったところでシーンエンド。絆等、あればどうぞ。
荒雷鬼→アラキ:弦の鬼へのエゴ/不安を、荒嵐鬼へのエゴ/宿敵に変更します。
GM:うい、それでは。
▼絆/エゴの変化
アラキ:弦の鬼へのエゴを荒嵐鬼へのエゴ/宿敵に変更。
碧唯:カッコええなぁ、荒嵐鬼。ライバルはこうでないとな!
陽火人:そうですね(笑)。
壱生:宿敵に相応しい悪の魅力が(笑)。さて、ここからアラキがどう立ち直るかに期待がかかります。
アラキ:あれ…必殺技からすると、風と見せかけてコイツも雷か?
GM:装備の関係で闇、名前に嵐が入っているのはその場で付けたものなだけなので、本来は雷の鬼です。
壱生:向こうも本来は『荒雷鬼』だったのかな。今の荒雷鬼と区別するために名を変えただけで。
アラキ:なるほど〜。
GM:そういうことです。荒木がいなければ、漢字も含めて『荒雷鬼』と名乗っていたでしょう。
●シーン11 『潜入』 シーンプレイヤー:陽火人 登場難易度:任意
○那須町/MMM施設近辺
GM:栃木県那須…大嶽丸が感知した、剣の位置にある施設までやってきたところだ。
陽火人:「ここか…さて、どうやって中に入ろうかな?」
GM:かなり大きな建物で、それなりのセキュリティに守られているように感じられる。
陽火人:「やっぱり、と言うか…当然と言うか。あちこちに監視カメラなんかがあるな…」監視カメラの死角から侵入できる場所が無いか探してみます。
GM:では〈知覚〉で。
陽火人:(ころころ)達成値19。
GM:では、それなら判るな。タイミングさえ合えば、カメラが自分の方を向いていないうちに、中に入れそうだ。
陽火人/大嶽丸:『人よ、あそこから入れそうだぞ。愚図愚図するな』「わかってるよ!」
GM:メタ●ギアソリッド的に隠れて移動(笑)。
碧唯:段ボールを使うんだ! MGS4ではドラム缶にも入ってました(笑)。ドラム缶に隠れたまま、ゴロゴロ転がって敵を倒す様に吹いた。
陽火人:では、タイミングを合わせて中に入ります。その際、勿論ダンボールなどは使いません(笑)。
○MMM施設内
GM:そうして進んでいくと、だ。廊下の向こうから、誰かが歩いてくる。
陽火人:では、隠れてやり過ごそうとしてみます。
GM:白衣の男たちと、ベッドに寝かされたまま搬送されている少女だな。
陽火人:「(…女の子?)」
壱生:ゆかりん登場。
碧唯:素早い仕事だぜMMM!
アラキ:これは、陽火人にフラグが立つのか(笑)。
碧唯:荒木の上前をハネる陽火人(笑)。
陽火人:え? わしけ? わしにもついに春がきたんかのうー?(笑)
「…流石に、これは行きすぎでは…!」
「必要なのだよ、坂本君。君にも解っていると思うがね」
「しかし、これでは誘拐と変わらないではありませんか…!?」
碧唯:お、坂本は非人道的な行為はNGっぽいな。
壱生:坂本の目的は『人間の進歩のために』ですから、人間を犠牲にするのはアウトなんでしょう。
碧唯:由香里は半魔でもなさそうだしなー。たぶん。
陽火人/大嶽丸:『(人よ、わかっておるな? 余計なことは考えるでないぞ、今はわしの剣を取り戻すことが…)』
壱生:お、陽火人は出ていく気満々だ(笑)。
「我々の研究が何のために行われているか、君にも…いや、君こそが一番よく解っているだろう?
坂本君…。私の考えが、間違っていたことがあるかね?」
男は言葉の最後の方を強く、発した。何かの呪文のように。
「…はい。わかりました」
すると、今まで反論していた坂本の体から力が抜け…人形のように男の言葉に頷いた。
碧唯:何か暗示っぽい?
壱生:そのようですね。やはり咒師っぽい。
陽火人:「(…大嶽丸。やっぱり、お前は鬼だな。人は、困っている人や悲しんでいる人がいたら、助けたいと思うものなんだよ)」呟くなり、女の子を搬送しようとしている男達に奇襲をかけます!
GM/男:「…ほう、侵入者か」驚いた様子もなく、陽火人を見る。
アラキ:予想されてる!(笑)
壱生:予想してると言うよりも、実力でねじ伏せる自信があるから動じないのでしょうね。
碧唯:後藤がどっちの鬼だったとしても、シャレにならん強さですからねぇ。
壱生:たぶん、こいつは碧唯先生絡みの方だと思うのですが。
碧唯:雰囲気からすると、こっちと絡んだ鬼の方かな。
陽火人:「その女の子を放せ。何があったのかは判らないけど、お前達がこの子の意志を無視して連れてきたことは、今の会話でわかったぞ!」
GM/男:「その読みは間違っていないな。確か…花樫陽火人君」
陽火人:「ぼくの名前を知っている…ということは、大嶽丸の宝剣を奪ったのはやっぱりお前達だな!?」
GM/男:「察しが良いようで、結構だ。しかし、君と遊んでいる暇は無いのでね…。残念だが、またの機会にしてくれ」
陽火人/大嶽丸:『この痴れ者が! こやつ少々できるぞ。少なくとも宝剣の一本を欠いた、わしの力が半減している今の状態では…』
GM:男が指を鳴らすと、横に控えていた男たちが人の皮を脱ぎ去る。機械と生体部品で出来た、MMM謹製のゴーレムだ。「そいつらと暫く遊んでいたまえ」そう言って、男はゆっくりと扉の向こうに消えていく。
陽火人:「くっ! こっちだって、遊びなんかじゃ…くそ、待て!」
GM:さて、こいつらと戦ってもらっても良いんだが。何せ、陽火人に対して足止めくらいにしかならんので、割愛しておこう(笑)。とりあえず、戦闘に時間がかかったものだと考えてほしい。
陽火人:うぃ(笑)。
壱生:《大佐》っぽい人物が、今のところ鬼二人しかいないんだけど…後で新キャラが出るのかな。
碧唯:まだ《大佐》は出てないと予想。
壱生:キャンペーンですしねぇ。まだ出てないとしてもおかしくはない。
碧唯:何故なら狼男っぽいヤツが出てないからだ!(ぇー
壱生:鬼達は《大佐》の部下ということかな。…狼男? 元ネタか何か?
碧唯:ショッカーのゾル大佐は狼男でした。
壱生:あぁ、大佐という幹部も居たんですね(笑)。特撮方面はあまり詳しくなくて(笑)。
碧唯:《大使》は地獄大使だろうしなぁ(笑)。
壱生:前に出した《博士》は一応、死神博士を意識しました(笑)。
碧唯:《将軍》も居るのかな、ブラック将軍で。
壱生:きっといますよ、戦闘職で(笑)。
碧唯:《僧正》はツバサ大僧正と似ても似つかぬ妙齢の美女でしたな(笑)。
アラキ:ドクトルはちゃんと蟹だったなあ。
碧唯:ドクトルGも出たのかっ!?
アラキ:『総統の継嗣』(*)で出ました。
壱生:ヒトラー復活の回でしたね。
碧唯:ああ、そういえば出てた。
(*)例によって、筆者不参加のため当サイトでは未収録。興味のある方は【カシワバ高校執行部】へどうぞ。
陽火人:「…はぁはぁ、何とか倒したけど…逃げられたか…それに」『これで敵にも、わしらが侵入していることがばれてしまったな…』「…うん。早い所、宝剣を見つけよう」
碧唯:敵地で大暴れしたらジリ貧ですぞ、陽火人君。
壱生:どうしたものかな…ここで登場すべきだろうか。
GM:どちらでも話は進行できますので、趣味でどうぞ。
壱生:「今の音はいったい…ひ、陽火人くん!? 何でこんな所にいるんですか?!」と、運悪く通りかかった研究員が一人(笑)。
陽火人:「え? い、壱生さん!? えーと、ここには…色々と複雑な事情で、話すと壱生さんに迷惑が…すいません! 何も聞かずに僕を匿ってくれませんか!?」
壱生:「え、えぇ!? いやあの、いきなりそんなことを言われても…」オロオロします(笑)。
GM:陽火人がいきなりな発言を(笑)。
碧唯:ほとんどヤケクソだ(笑)。
陽火人:ここら辺で、追っ手を出してくれませんかGM? 大嶽丸とチェンジしますんで(笑)。
壱生:チェンジするの?(笑)
陽火人:うぃ(笑)。
GM:なんというマスターへの無茶振り(笑)。
陽火人:お願いします(笑)。
GM:壱生の方で、こうしたいという方向性はありますか?
壱生:いっそ、大嶽丸に人質にされてしまおうか(笑)。周囲の動体反応をセンサーが自動でチェック、近づいてくる警備員を感知した(笑)。
GM:では、そういうことになった(笑)。
壱生:「ま、まずい! 向こうから警備の人たちが来ます!」
陽火人/大嶽丸:『面倒じゃのう…人よ、わしに代われ』「ちょっと、おおたけ…!? わし、惨状…じゃなくて、参上」(←入れ替わった)
アラキ:大嶽丸がギャグを言ったー!(笑)
碧唯:何というモモタロス(笑)。日常に毒されてるなぁ…(笑)。
壱生:TVで覚えたのか(笑)。
GM:じゃあ、今度は大嶽丸に何だかわからんコーヒーを飲ませよう(笑)。
碧唯:唐辛子入れて眠らせるか!
GM:何かの間違いでダンディ大嶽丸とかも出来てしまうのか。
碧唯:「んん〜、ダメじゃないか、陽火人クン」こんな感じで!
陽火人/大嶽丸:いきなり壱生の首に腕を巻き付けて。
壱生:「え…うわあ!?」
陽火人/大嶽丸:「おい、貴様達。こいつの命が惜しければ、道を開けろ」
壱生:「く…苦しい…陽火人くん? いったい何を…」
陽火人/大嶽丸:「いいから、黙っていろ」と、別人のような迫力で(笑)。
壱生:「ひ、ひぃっ!?」と情けない悲鳴をあげる(笑)。
陽火人/大嶽丸:では、警備員達を押しのけてこの場を去りながら壱生に聞こう。「おい、貴様。この施設内で大切に祭られている剣のある場所を知っているか?」
壱生:「え…け、剣? えぇと…あれのことかな?」小声で返す。
陽火人/大嶽丸:「ほう、心当たりがありそうじゃのう。よし、では案内してもらおうか」ずりずり(笑)。
壱生:「きゃー! 助けて〜、死にたくない〜」と弱々しく喚きつつ、さっきの部屋へ案内します(笑)。
陽火人:『(ああ、壱生さん…後で一体どう言って謝れば…)』
GM:では、そういうことで(笑)。この廊下を離れるところでシーンを切りましょう。絆等、あればどうぞ。
陽火人:うぃ。女の子に絆/救済で。
壱生:えぇと…陽火人くんへの絆をエゴ/困惑に一時変更します(笑)。
▼絆/エゴの変化
陽火人:少女(安里由香里)に絆/救済を取得。
壱生:陽火人への絆をエゴ/困惑に変更。
碧唯:とりあえず、これで陽火人の正体は壱生に割れたも同然ですな(笑)。
壱生:まぁねぇ(笑)。これでエゴ4つ目…今回もエゴばっかりだ(笑)。
GM:陽火人は正体隠しているようで、大概の人間にバレテルヨウナ(笑)。
陽火人:HAHAHA、ソンナバカナ(笑)。
壱生:しかし壱生がMMMの施設にいたことも知られてしまった(笑)。
碧唯:普通に通路歩いてたから、捕まってたとかいう風には見えないですよね壱生(笑)。
壱生:問われたら「人手が足りないとかで、急遽集められたので詳しい事情は知らない」と言い張るつもりです(笑)。
GM:しかし、この二人だと、情報交換も何も無いのう(笑)。
碧唯:そしてそろそろアラキは碧唯が行方不明になってるのに気付く頃かな。もしかして、今回は《盟約》の使い所かもしれないね!(笑)
壱生:使える対象が誰もいない気がします、先生!(笑)
アラキ:シーンに登場しなかった場合、1D6点FPが回復しましたよね?
壱生:ですね。
碧唯:私も0から1D6回復かな?
壱生:シーン終了と同時に[かりそめの死]は回復するので、1からでは。
碧唯:おお、そうだった。
●シーン12 『祭儀』 シーンプレイヤー:碧唯 登場難易度:任意
○MMM施設内
GM:では、ここは殺生石の部屋。
碧唯:はーい、人鞘無いので喋れませーん。
GM:今はすっかり宝玉状態の先生は、ある装置に安置されています。この装置は殺生石に繋がっており、どうも封印を解くために使用されるものだと思われる。
碧唯:「(こんな形で殺生石とご対面とはね……情け無いよ、まったく)」
GM:後藤が、その部屋に由香里を運び込んだ。彼女も装置の一つに据え付けられる。「巫女と祭器は揃った。坂本君、剣の用意をしたまえ」そう言われた坂本が、台座に剣を運んでくる。
碧唯:「(由香里君……! 封印破りの巫女役ってのは彼女か!)」
GM/後藤:「そして、長鳴鳥…これも既に用意した」カプセルに入れられた女性…吹雪鬼が運ばれてくる。
陽火人:やっぱり、吹雪鬼だったのかー(笑)。
壱生:あぁ、やはり吹雪鬼さんが長鳴鳥か(笑)。
碧唯:ちなみに後藤は、さっき戦った男ということでOKでしょうか?
GM:それは理解できてOKです。
アラキ:カプセルって小さいの?
GM:それほど大きくは無いですね。
壱生:棺桶くらいの大きさじゃないのかな?
GM:後藤はそのカプセルを開けて、耳元で囁く。「さあ、長鳴鳥よ…その声を響かせよ」そう囁かれた吹雪鬼は、自分の笛を手にし、立ち上がった。
壱生:あぁ、吹雪鬼も洗脳される(笑)。
陽火人:せっかくだから、このキャンペーンが終了したら吹雪鬼作ろうかな…0点キャラで(笑)。
碧唯:いかん! PCになると勝つ目が出来てしまう!
陽火人:はっ! そうだったー! やっぱり、やめた(笑)。
…………吹雪鬼さん……(ほろり)。
GM/後藤:「…さて…準備は出来た…」後藤は鬼の笑みを浮かべ、先生の元に歩いてくる。「アオイ…まずはお前を使って、ここに玉藻前の魂を呼び起こす。巫女は舞い、その魂を殺生石に吹き込み、長鳴鳥の大音響は、それを目覚めさせる。剣は九尾に、復活の活力を与えるだろう」
碧唯:「(天岩戸を開いた儀式の再現か。まったくよくも揃えたもんだよ、この条件を)」
GM/後藤:「…まさしく、天の岩戸の再現だ。封印を解く魔術。全く同じものではなくても、それを見立てて行う儀式…それこそがこの、魔術の本質だ。さて……始めよう」
告げて、横にいた男の方を向く。その相手は“鬼”だ。
「邪魔者が来るだろう。儀式が終わるまで、任せたぞ」
後藤は殺生席の前に座り、儀式を始めた――――。
碧唯:「(この男……確かにアタシと同じか。元の存在が何であれ、長い年月で魂は擦り切れて、全く違う何かになった。後に残ったのは、この国への憎悪だけってわけか……)」
GM:何も無ければ、ここでシーンエンド。
碧唯:手も足も出ないし、こんなとこで!
GM:うい。
壱生:復活は阻止するとしても、魂の召喚と覚醒までは行きそうですねぇ。
陽火人:そうですね。
壱生:『Chronos00666』が坂本の名前だけに反応したのは、未来の記録に残っていたのが彼の名前だけだったということかな。
アラキ:坂本が器になる可能性もあるんだろうか?
壱生:たぶん、後藤の素性は偽造だと思うので。坂本の名前だけが責任者として後世に残ったのではないかと。Chronosの予言はあくまで『未来に残った記録』を読み解いてるだけなので。…それはともかく、どうしましょう。登場します?(笑)
陽火人:出ますか。OKですかGM?
GM:出るのはOK。
碧唯:出てくれると、絆を結ぶ対象になっていただけます(笑)。
陽火人:了解。では、出ます。正直、綺麗にシーンが切れるのでやっぱりやめようと思ってました(笑)。
壱生:僕も出られた方がエゴを絆に変える機会が増えるので助かる(笑)。
アラキ:さっきやられたとこだし、アラキが出るのは速いかな。
GM:出てくるのは、戦闘始まってからでもOKです。
壱生:では暗証番号とキーカードを使って、部屋の扉が…
陽火人:扉を乱暴に開け放って、柄の悪い男が研究員を人質に押し入ってきます(笑)。
壱生:って、破るんですか(笑)。
陽火人:え? 扉ってぶち壊すためにあるモノでは?(笑)
壱生:「た、助けてください〜!」人質にされてるので、一応助けを求めます(笑)。
陽火人/大嶽丸:「よーし、ご苦労じゃったのう。もう、人質のふりはいいぞ。ここから先は好きにせい」と、微妙に誤解を招く言い方をする(笑)。
碧唯:「(く、鉄君!? 何でこんなとこに!? そんで鉄君を捕まえてるのって花樫君……いや、大嶽丸か!?)」
GM/後藤:「…ほう…案外、早かったな」
陽火人/大嶽丸:「おう、貴様か。さあ、痛い目に会いたくなければ、さっさとわしの宝剣を返してもらおうかのう」
壱生:「け、剣ならあそこに…命ばかりは…」と部屋の中に目を向けて、見覚えのある宝玉に気付く。「(…あれは、確か前に…!?)」
碧唯:さて、問題はあの宝玉が『碧唯の持ち物』としか認識されてない可能性大だということですな(笑)。
GM/後藤:「大嶽丸か…ふむ、《僧正》が執心していたゆえに、放っておこうかとも思ったが。ここまで来たのなら、そうも言ってはおれんか。まあ、どちらにしろ、奴らの理念など俺にはどうでもいいことだが…」
碧唯:む、《僧正》!? …“組織”の一員ってわけではないのかな、後藤は。
壱生:社会的支援と技術供与を受けているって感じですかね。いちおう所属してはいるんでしょうが、立場的には昔の碧唯先生と同じなのかも。
碧唯:“組織”を利用、か。そんなとこまで似てるのか(笑)。
(*)この辺の詳細は、ex第73話『アイゼンファウスト』を参照です。
壱生:「(――外見特徴一致。オーラパターン一致。確率99.9886%で翠ヶ原碧唯の所持していた宝玉と推定。…あれが、ここにあるということは…碧唯先生も施設内に捕まってるのか?)」
GM/後藤:「邪魔をするのなら、相手をするしかあるまいな」
陽火人/大嶽丸:「ふん、それはわしのセリフじゃ。貴様達小物が何をしようと、わしには関係はない…が、わしにちょっかいをかけると言うのであれば、容赦はせん!」
GM:では、君たちの前にゴーレムの群れが現れる。そして、真正面にタイプの違うゴーレムが一体。「…あいつを排除しろ」後藤の命令の下、ゴーレムが戦闘態勢に入った。
壱生:「ひ、ひいぃっ!?」床を這いずりながら、宝玉の近くまで行けたら行きます(笑)。
GM:特に邪魔はされませんね。
碧唯:「(拙いよ、これは……いくら大嶽丸が強力な鬼だとしても、MMMの腹ん中じゃ勝ち目は無い!)」
陽火人:『(ん? あそこにある宝玉は碧唯先生? それにあの女子はさっきの…それと知らない女の人も居る…大嶽丸、みんなを助け…)』
碧唯:壱生は、現状で後藤に敵と認識されてないのは大きいな。
壱生:大きいといえば大きいのですが…後藤の動機とかをまるで知らないのが何とも(笑)。
碧唯:各人の持ってる情報がほとんど交換できてない状況ですからね。連携取れてるの、アタシと荒木君くらいだ(笑)。
アラキ:そして、その二人はボロ負けして分断された(笑)。
碧唯:壱生は坂本にアプローチって手もありますな。
壱生:そうか、彼もいたんでしたね。洗脳の度合いにもよりますが…。
GM:さて…このまま行くと、戦闘に入るのですが、ちょっと説明しましょう。
○現在のエンゲージ
【剣・坂本・ゴーレムα1・小型ゴーレムA】
【由香里・吹雪鬼・ゴーレムβ・小型ゴーレムB】
【碧唯・ゴーレムα2・小型ゴーレムC】
GM:こういう三つのエンゲージが、ばらばらに存在しています。後藤と鬼はその奥。戦闘には参加しません。お互いは[戦闘移動]一回で移動できる距離になっています。陽火人も、どこの位置に移動するにも、マイナーで移動してください。
陽火人:了解です。
壱生:壱生は碧唯のエンゲージでしょうか?
GM:壱生は、碧唯のエンゲージに存在しています。現在、戦力としてカウントされていません。
壱生:了解です。
碧唯:アタシはまだ身動き取れない状態でしょうか?
GM:今は身動きが取れません。誰かがそこから出してくれれば、人鞘を即座に召還して戦闘に参加していただいて構いません。
碧唯:了解しました。
壱生:戦闘に入る前に、ちょっと台詞を入れても良いのかな?
アラキ:どうしよっかなあ。荒嵐鬼が戦わないなら、様子を見るか。復活前に1シーン欲しい気もするし。
陽火人:しかし、話の流れ的に第一話はそろそろ終わりそうな気がしないでも…まだ続きはあるのかな?
碧唯:時間的余裕はほとんど無いな…。
壱生:今度の戦闘がクライマックスなんですかね?
GM:一応は、そうなります。荒木がシーンを欲しがっているので、1シーン挟みますが、クライマックスの戦闘はこれです。
壱生:ふむ、了解です。シーンを切る前に、後藤に幾つか聞いておこう。キャラ的に知識が不足している(笑)。
アラキ:いや、クライマックスなら出ますよ。出る前にFPを回復させておこう(いっころ)現在FP3点。
GM:戦闘に入る前に、ルールを説明します。
後藤の術は、戦闘中に指定のフラグが立つたびに一段階進行します。
四段階、進んだところで、玉藻前が復活します。
フラグの一つ、『全てが装置に収まっている』は埋まっています。後、三つ。
後藤が必要だと言ったものが埋まること…がフラグなのですが。
PCが特定の行動を取った場合には『裏フラグ』が発動し、それで一つずつ埋まる場合もあります。
碧唯:手順が3つ進めば後藤の勝ちか…って、何か地雷も埋めてあるっぽー!?
陽火人:裏フラグ…怖いな。
GM:そして、キャンペーン全体を貫くルール。今回は、敵にオリジナルのパワーソースが付いています。
▼PS《世界律:喪失》
宣言:常時/対象:領域
解説:あなたのドミニオンには、あるアーツやアイテムがない。アーツやアイテムから一つを選択する。
対象は、このパワーソースで選択されたアーツやアイテムを使用できない。
[タイミング:常時]のアーツなどの常に効果を発揮しているものは、効果を失う。
PS《世界律:喪失(獣化)》のように、選択したものごとに別のパワーソースとして扱い、複数取得できる。
また、対象に『個人の所持アーツ』を指定して使用できる(必ずしも、全員に効果を与えるとは限らない)。
GM:《世界律:忘却》と同じく、これで指定されたアーツは使用できなくなります。持続はキャンペーンの間中。但し、この能力を解く方法は『AGPを支払うこと』ではありません。GMが設定した条件をクリアした場合のみ、解除されます。
陽火人:キャンペーンの間中? きつっ!
碧唯:厳しいな、これは。
壱生:何が指定されるかにもよりますが…この場合、碧唯先生と陽火人のアーツが封印されそうだ(笑)。
陽火人:ああん(笑)。
碧唯:《人鞘》を封印されてるっぽいな(笑)。
GM:先生のは、まだ封印されていないのですよ…。
碧唯:そうだったのか。
GM:現在は、陽火人の《愛用の武器》と《マルチウェポン》が封印中。解除の条件は、剣を取り戻すこと。
陽火人:了解です!
碧唯:|´ー`)y−~ とりあえず今は文字通り手も足も出ん。
アラキ:アラキが登場する場合はどこに出ますか?
GM:荒木が登場する際は、どこから登場しても問題ありませんが、後方から…後藤のいる方向からは登場できません。
アラキ:いきなり、先生や由香里のエンゲージに出てもいいんでしょうか?
GM:それでも問題ありません。
アラキ:了解です。
壱生:では、震えながら後藤に声をかけます。「ご、後藤さん! これはいったい何事なんですか!? 貴方達はいったいここで、何をしようとしてるんです!?」
陽火人/大嶽丸:「わしか? わしは盗まれたものを取り返しにと…わしにちょっかいをかけた痴れ者たちに、きっついお灸を据えてやりに来たんじゃい!」
GM/後藤:「鉄君…君に黙っていて申し訳ないが、私の目的は、この殺生石から破壊の権化を呼び起こすことにあるのだよ」
壱生:「呼び起こすのは、その生命力を研究して人の役に立てる為じゃなかったんですか!? そのために結界を張って封印するって!」
陽火人:あ、後藤さんに聞いていたのね。失礼しました(汗)。
碧唯:貴方「達」だから自分も含めてると勘違いしたんでしょう、大嶽丸ならありそう(笑)。
陽火人:確かに(笑)。
壱生:まぁ、こっちは後藤&謎の鬼に聞いたんですけどね。大嶽丸なら勘違いしそうだ(笑)。
GM/後藤:「…私…いや、俺は、この国を滅ぼすために生まれてきた男なのだ…。そちらの坂本君が協力してくれたおかげで、全てが上手くいった」
壱生:「滅ぼすって、そんな…何のためにそんな馬鹿げたことを…」
GM/後藤:「…少なくとも、坂本君はそんな夢を見ていたようだが、俺は違う。今日この時、我ら一族の恨みを晴らすために生きてきたのだ…!」
壱生:「…一族の、恨み…?」
GM/後藤:「長き時を生き、ようやく、この機会に復讐は成就する! 朝廷と、その子孫たちに、鉄槌を振り下ろす時が来たのだ!」
壱生:ここで《託宣》を使って、後藤の裏事情を知って良いでしょうか?
GM:どうぞ。《託宣》を使ったのなら、もう一つ情報を出します。
壱生:メモリーロックが解除されたという演出で、後藤のバックボーンを理解する。で、もう一つとは?
アラキ:バイクで壁をぶち破って登場。「ふざけんな、お前の勝手な復讐で、滅ぼされてたまるかよ!」全身に包帯を巻いた姿です。場所は碧唯先生のエンゲージ。
碧唯:あら、単独シーン無しで荒木出ちゃう? 戦闘始まってから出るのかと思ってましたが。
アラキ:いや、ここまで来たら時間の無駄だと思ったので。あと、事情が解らず戦闘に参加するのはどうかと思って。
碧唯:まぁ《託宣》の説明済んでからですね。
アラキ:逆に《託宣》の内容を聞きたくて登場しました(笑)。
壱生:碧唯先生の所には僕がいますから、アラキは吹雪鬼か由香里のところに行っては? 問答が終わり次第、先生を閉じ込める装置を壊すつもりでいるので。アラキは他のヒロインを助けてくれた方が、手番を無駄にしないかと。
アラキ:あ、壱生がいたのか。なら、由香里のエンゲージに出ましょう。
碧唯:ただ壱生も一般人と思われてるなら、一緒に助けるためにこっち来るというのもアリっぽいですよ。
壱生:一緒に助けてくれるかどうか微妙ですし。白衣を着てるから敵の一味と思われてもおかしくない(笑)。
碧唯:まぁ由香里は目の前で攫われちゃったし、由香里の方に行くのも大いにアリだな(笑)。
陽火人:ですね(笑)。
アラキ:じゃあ、若い娘の方に(笑)。登場するのは由香里のエンゲージにしておきます。
GM:うい。もう一つの情報は、以下の通り。
後藤道真…本名は、ドウマ。かつて北九州にあった小国の王にして、外道の鬼。
今までの破壊活動のために、幾つか仮の身分を持っている。
その中で大きなものの一つが、《大佐》と名乗り、“組織”幹部を務めていたこと。
破壊工作その他のため、他の組織の中にも潜り込み、利用していた。
GM:そういうことで…《大佐》はこいつだ。
壱生:なるほど。
碧唯:こいつが《大佐》かぁー!
壱生:ぽつりと問う。「貴方は…千年以上もずっと、この国を憎み続けてきたのですか…?」
GM/後藤:「…その通りだ。滅んでいった一族の姿、今でも忘れたことは無い。…復讐を成し遂げる…! そのためだけに、俺は鬼になったのだ…!」
碧唯:「(く……このバカ! 恨みったって二千年以上前の話だよ、そんな想いだけで引っ張り続けるには長すぎる時間じゃないか!)」
壱生:静かな声で、淡々と。「…例え、国が滅ぼされたとしても。民の血脈はどこかに受け継がれて残ったはずです。侵略された国の多くの民族が、その血を混ぜ合わせて現代まで伝えられたように」
碧唯:くっ、喋れない間に壱生に美味しいセリフをどんどん取られてゆくっ!(笑)
陽火人:これが若さか…(笑)。
GM/後藤:「そんな理屈で、殺された者たちが浮かばれるものか。俺の耳に響くは、一族の怨嗟の声! あの日、炎に沈んだ人々の姿! 貴様にそれが解ろうものか!」後藤が吼える。
壱生:「えぇ。僕には、貴方の想いを…愛する者を奪われたその怒りを、否定は出来ない」
GM/後藤:「…ここで全てが揃ったのも天啓! この復讐を為し通せとの、な!」
壱生:「…けれど! 今に生きる人々の未来を、貴方一人の想いで否定させるわけにもいかないんです。貴方が憎む者の血も、愛する者の血も! 全ては混じり合い…この世界に一つとなって存在している!」
碧唯:ああー! アタシが言いたいことが無くなっていくよー!(笑)
壱生:すみませんねぇ。歴史の守護者というロールプレイ上、このような形に(笑)。
GM:まあ、先生が実際に決着をつけるのは少し先になるのでね…。
碧唯:確かに後藤は暫く引っ張りそうですよね。
GM/後藤:「…ならば、止めて見せよ…! 貴様らをまとめて、引き裂いてくれようぞ!」
壱生:「解っています――それら数多の未来と可能性を護るためにも――僕は、貴方に抗います」そう言うなり、すぐ傍にあった宝玉を封じ込めているカプセルを、肘で叩き割る!
GM:では、カプセルは割られた。
碧唯:む、カプセル割れたか。では動けますかね?
GM:動けますよ。
壱生:先生、出番です!
碧唯:カプセルが割れると同時に、宝玉の周囲にバキバキと音を立てて宝玉と同じ材質の石が集まっていく! そして石は人の輪郭を模り、一人の女になった。
壱生:「う、うわわわぁ?!」腰を抜かした振りをしてエンゲージ離脱、扉の方へ向かいます。
GM/後藤:「…アオイ…」
碧唯:「―――後藤、と呼べば良いのかな? 今の世ではさ」
GM/後藤:「…昔のようには、ゆかぬか…」
碧唯:「アンタと出会って刃を交わして、確かに呼び起こされたものがある」
「焼かれていく村と人。自分の胸に埋まる鏃。血の涙を流して泣く誰か。
…ああ、確かに“遠い昔”にそんな事があったんだね。これだけは確かさ。
だからアタシは、この国の行く末を見極めようと思ったんだ。
アタシ達を踏み台にして造られたものの上に住まう人々が、どんな国を作っていこうとしてるのかをね。
だってさ、恨み言だけでこの先何百年、何千年も在り続けてはいけないじゃないか。
人としての死を失った、この身を抱えてさ――――」
懐かしむように…嘆くように。呟いた碧唯の眦から、すうっと一筋だけ涙が溢れた。
碧唯:よし、言いたい事は概ね言った。
GM/後藤:「…アオイという巫女は、ドウマ…つまりは俺の妹だった」そう呟き、目を閉じる。「あのアオイでは、ないのだな…今のお前は」決意に満ちた声で、後藤は告げる。「…今より、お前は―――俺の敵だ」
碧唯:「それで、いいよ。ドウマという大君もアオイという巫女も、遥か昔に死んだのさ」足元に転がる宝玉を拾い上げ、捧げ持ちます。
壱生:ヒトガタが流す涙に、碧唯の哀しみに満ちた魂を感じます。「(…碧唯、先生…)」
GM/後藤:「…では、始めるか…止めて見せよ、半魔ども!」
アラキ:「あんたの復讐なんかに、興味はない。だが、一つ礼を言っておく。おかげで思い出したぜ。“鬼”になったのは、復讐のためじゃなく、今度こそ守るためだってな」荒嵐鬼への復讐心に囚われていた自分を反省する。「だから、俺はあんたを止める。この国に暮らす人々を守るために」
陽火人:『(先生…荒木先輩…。負けられない、この悲しい戦い)』
GM:では、ここで一旦シーンを切りましょう。絆等、あればどうぞ。
壱生:ここで碧唯先生へのエゴを絆/共感に変更。歴史に対して絆/守護を取ります。これで枠一杯。後はクライマックスで後藤か陽火人のエゴを絆にしたいところではある。
碧唯:壱生に絆/信頼を。MMM疑惑も浮かんだけど助けてくれたしネ!
壱生:ロールプレイの甲斐があった(笑)。
アラキ:由香里に絆/救出と、壱生に絆/共感を取ります。あと、先生の絆を尊敬に変更します。
陽火人:先生に絆/尊敬、荒木に絆/共感、後藤に絆/憐憫。これで、いっぱいです。
▼絆/エゴの変化
碧唯:壱生に絆/信頼を取得。
アラキ:碧唯への絆内容を尊敬に変更。安里由香里に絆/救出、壱生に絆/共感を取得。
陽火人:碧唯に絆/尊敬、アラキに絆/共感、後藤道真に絆/憐憫を取得。
壱生:碧唯へのエゴを絆/共感に変更。歴史に絆/守護を取得。
陽火人:しかし、二人は兄妹だったのか。
壱生:概ね予想通り。男女の関係ではなさそうだなぁと思っていたから。
碧唯:爛れた関係ではありませんでしたぁー!(笑)
陽火人:私は男女の方だと思っていました(笑)。
碧唯:美宙より先に碧唯の方が泣きを見せるとはなぁ。中の人としては意外。
■クライマックスフェイズ■
●シーン13 『四つの鍵』 シーンプレイヤー:なし 登場難易度:PC全員登場
○MMM施設内/石柱の間
GM:さて、戦闘に入る前に、全員にSAを渡しましょう。
[碧唯SA:安里由香里の救出]
[荒木SA:吹雪鬼の救出]
[壱生SA:坂本忠雄を止める]
荒雷鬼:そして、吹雪鬼さんには絆を結んでいない(笑)。
GM:さて、陽火人。
陽火人:はい?
GM:君は現在、大嶽丸が主体になっており、陽火人との仲が微妙なことになっているので。[SA:一人で戦う]をあげよう。
碧唯:そっか、今の陽火人はモモさん状態だった。
壱生:これは、陽火人と協力せずに戦うというSAだろうか?
陽火人:ということは、陽火人の言うことをことごとく無視する形で動かせばいいのかな?(笑)
GM:まあ、そんなところで。君の中で陽火人が取るだろう行動よりも、大嶽丸が取るであろう行動を優先させてくれればそれでいい。
陽火人:了解です!
荒雷鬼:がんばれ陽火人、大嶽丸に「ごめんなさい」と言わせるんだ(笑)。
碧唯:そして「ケンカしません」の看板を首から下げさせろ!
陽火人:殴って、殴りまくって、ごめんなさいと言わせてやるーー!(違
○現在のエンゲージ
【剣・坂本・ゴーレムα1・小型ゴーレムA】 【大嶽丸】
【由香里・吹雪鬼・ゴーレムβ・小型ゴーレムB・荒雷鬼】
【碧唯・ゴーレムα2・小型ゴーレムC】 【壱生】
GM:先に宣言されている荒木は、既に真ん中のエンゲージにいる状態。陽火人は、どのエンゲージからもマイナーで接近しなければならない距離。壱生はこれから登場しなおし、どこに現れるか決定してください。
陽火人:了解です。
壱生:えっと、登場し直す前に、坂本に声をかけておきたかったのですが(笑)。
GM:では、坂本に声をかける方向で。
壱生:小型ゴーレムはクラードで、他のゴーレムはスタンドアロンですか?
GM:はい。今回は怪人も戦闘員も多めに用意してみました。
碧唯:さすがに多いなぁ。早めに《魔法の国よ》で片付けるべきかな。
壱生:ですね。
荒雷鬼:後は、後藤や荒嵐鬼が参加するかどうかですが……。
碧唯:参加はしないと説明があったような。
壱生:戦闘には参加しないと言ってました。
荒雷鬼:とりあえずエンゲージに居ない、というだけじゃなくて、ずっと参加しないんですね。
壱生:ゴーレムたちが今回のボス相当みたいですね。
碧唯:後は坂本がどう扱われるのかだな。
壱生:一体だけタイプの違う、荒雷鬼エンゲージのゴーレムが怪しい…。
▼ラウンド1
GM:では、戦闘を始めます。セットアップから。
荒雷鬼:《コスチューム》で変身。「おおお!」体に巻いた包帯を引きちぎり、腕輪の弦を鳴らす。雷が落ち、一匹の鬼が現れるが、胸には大きな傷跡がある。
陽火人:おお、負傷状態の荒雷鬼…イカス(笑)。
碧唯:あ、アタシのFPは[かりそめの死]から復活してFP1のままですかね?
壱生:荒雷鬼と先生はFP低いままなら、一撃もらったら魔獣化ですね。
荒雷鬼:FP3です。
壱生:アーツはないですが、坂本さんに声をかけます。
GM:どうぞ。先に壱生から処理して、こちらのセットアップに移ります。
壱生:「坂本さん、意識をしっかり持ってください! このままじゃ大勢の人が殺されてしまう! あなたの望みは、そんなことじゃないでしょう!?」
GM/坂本:「…そうだ…私は…」坂本は弱弱しく、現在の行動に抵抗しようとしますが。
壱生:後藤からリアクションがあるのかな?
GM/後藤:「…坂本君。やるんだ。君は君の使命を果たしたまえ…」そう言われると、坂本は鬼骨剣を拾い、それを石柱の方に運んでいこうとする。
壱生:「病に苦しむ人々の助けになりたい、それが坂本さんの願いじゃないんですか? そのための研究を、復讐に利用されて良いわけがない! 目を覚ましてください、坂本忠雄さん!!」もし必要なら絆固定して愛を送りますが…要るかな?
GM:うい、どうぞ。
壱生:…要るのね(笑)。坂本さんの絆を固定して、愛を1点送ります。
GM:では、壱生の言葉を受けて、坂本の目に理性が戻る。「そうだ! 私の目的は…研究を人間のために…!」鬼骨剣を下に落とし、後退る。そのままエンゲージから離れようとしますね。
壱生:これはNPCにそれぞれ話しかけて、覚醒を促すのもフラグなのだろうか。
陽火人:そういえば、裏フラグがあるとか言ってましたね。
荒雷鬼:吹雪鬼さんに対する愛はなかったらしい(笑)。
陽火人:酷いよ、荒木(笑)。
壱生:荒雷鬼はもう絆の枠余ってないの?(笑)
荒雷鬼:ない!(きっぱり)
碧唯:「鉄君、その技師は君の知人かね? ならその人を連れてここから下がりな。ちょっとシャレにならんことになるからね!」
壱生:さて。邪魔をした壱生は、ゴーレムの攻撃目標にされる気がします(ぉ
碧唯:かもなぁ(笑)。
GM:求められているので、そうしましょう(笑)。
壱生:今ちょうど扉の前まで来てるので、坂本さんとは反対の位置にいるのかなぁ。
GM:では、直後。セットアップで中央のゴーレム…βが《絶対先制》で行動します。目標は、邪魔をしてくれた壱生。
壱生:わあい(笑)。
碧唯:「ヤバいっ! 荒木君、止めろ!」《絶対先制》じゃ無理ですが!
荒雷鬼:「おお! ぐっ……」傷の痛みに膝を付く。
GM:マイナー《戦闘形態》、常時《機械の心臓》、オート《リインフォース》で攻撃、武器はサンダーシュート。(ころころ)…ピンゾロ(一同爆笑)。
壱生:おや、止まった?(笑)
荒雷鬼:あれ、俺の演出は……(笑)。
GM:流石にAGP使います。
壱生:あ、使うのね(笑)。
碧唯:振りなおした(笑)。
GM:(ころころ)でも、出目が極端だ(笑)。出目3で達成値23。
壱生:駄目元で回避〜。(ころころ)達成値11で命中です。ダメージ下さい(笑)。
GM:ではダメージ(ころころ)34点の〈雷〉。
陽火人:結構強いな。
碧唯:何かおかしいダメージが出てるぞ…。あ、しまった。《護りの剣》使えば良かった。
壱生:残りFP3点で、辛うじて魔獣化は免れました。「う、うわあぁぁあっ!?」攻撃を避け…ようとしてつんのめり、更に爆発で扉の外へ吹き飛ばされる!(笑)
陽火人:『壱生さん! 大嶽丸、壱生さんを…』「助けろと言うのか? 戯け、今は宝剣を取り戻すことが先だ」
GM/ゴーレム:「敵戦力の消滅を確認…」
陽火人:『大嶽丸! おまえ…』「ふん、今回はわしの好きなようにやらせてもらう」
壱生:そして爆風で吹き飛ばされる瞬間―――緊急回避システムが起動、壱生の身体が異空間に吸い込まれる。
碧唯:ええと、「異空間に吸い込まれる」ってのは何かのアーツでしょうか?
壱生:いえ、単なる演出ですの。《瞬間武装》で変身します。
碧唯:む、そうすると正体バレは無し?
壱生:都合良く攻撃して貰えたので、それに乗じて正体隠したままで行こうと思います(笑)。
壱生→クロノス:部屋の外、全員の視界から外れたところで、《瞬間武装》使用。爆発が静まった数秒後―――流線型のヴィークルボードに乗って、蒼と白の装甲服を纏った男が部屋に飛び込む!
碧唯:「鉄君っ……って、ええー!? こないだの宇宙刑事君!?」
クロノス:「話は全て、聞かせてもらった…」
荒雷鬼:「な、なんか変なのが出てきた……」
クロノス:「―――後藤道真こと、《大佐》…いや、敢えて『ドウマ』と呼ぼうか」味方の声をスルーしつつ(笑)。
GM/後藤:「…新手か」
クロノス:「千年の憎しみに凝り固まった汝の念は、もはや言葉を尽くしたところで晴れはすまい。ならば私は、この時空を護る者として、汝と相対するのみ。私は歴史の守護者、キャプテン・クロノス! 汝が宿す破滅の因子、ここで修正するッ!!」
GM/ゴーレム:「…敵戦力の危険度、増大…」クロノスの姿を確認したゴーレムは、砲門を構えながら、言った。
クロノス:あ、今の台詞で後藤のエゴを絆/執行に変更します。
GM:うい。
碧唯:一人空気が違う(笑)。
クロノス:伝奇系シナリオで、一人だけ空気が違いすぎるから…PCに選ばれるとは正直、思ってなかった(笑)。ちなみに今ので『後藤=《大佐》』という情報も伝えたつもりなので、よろしく。
碧唯:了解ー。こっちの手番で絡めよう。
○現在のエンゲージ
【剣・坂本・ゴーレムα1・小型ゴーレムA】 【大嶽丸】
【由香里・吹雪鬼・ゴーレムβ・小型ゴーレムB・荒雷鬼】
【碧唯・ゴーレムα2・小型ゴーレムC】 【クロノス】
荒雷鬼:「な、なんつーか……空気読め」呆れて。
陽火人/大嶽丸:「また、おかしな奴が増えたのう。まあいい、わしは宝剣を取り戻すだけだ」
碧唯:「まぁ、その、アレだ。敵じゃないことだけは確かだから」
GM:と、いうところで、通常の行動に移ります。こちらの行動値、ゴーレムβが16。ゴーレムαが6。クラードが8です。
碧唯:βが明らかに別格だなぁ。
>ゴーレムβ
GM:では、行動順が一番早いβから。大嶽丸を狙って攻撃。メジャー《ロケットパンチ》、オート《百万馬力》。(ころころ)達成値34、思いきり命中。
陽火人:一応回避…(ころころ)達成値8、無理(笑)。
GM:では(ころころ)33点の〈殴〉。
陽火人/大嶽丸:「ガハッ! くそ、どういうことじゃ? いつもよりも体の動きが鈍い…」
碧唯:ちょっと今回、《護りの剣》を飛ばしてる余裕は無さそうです! みんな自力でがんばれ!
クロノス:こちらも可能な限り《氷の精神》で防ぎます。
荒雷鬼:《フィジカルスクリーン》は意味なさそうだなあ。
クロノス:クラードの攻撃には有効かも知れません。
陽火人:しかし、動きが鈍いのはいつも通りという気もします(笑)。
GM:剣が無いからさ、大嶽丸。きっとそうさ。一人でやっているからじゃないよ?(笑)
陽火人:うん、そうじゃな。わしもそう思った(笑)。
碧唯:このツンデレめ(笑)。
クロノス:大嶽丸は当然、宝剣のエンゲージへ向かうだろうから…そのエンゲージを範囲攻撃しておこうかな。
碧唯:クロノスがその範囲を攻撃してくれれば、残ったとしてもこっちのシーン攻撃でクラードくらいは消せそうですね。
陽火人:陽火人にも範囲攻撃を取らせたいけど、ないんだよな(苦笑)。
>クロノス
クロノス:「ChronoGear,Gunner-form!」マイナーで《戦闘形態》起動。左腕装甲がスライドし、ビーム砲がポップアップ。メジャーで宝剣のエンゲージにサンダーシュート。プラズマ弾を射出する!(ころころ)達成値37!
GM:では(ころころころ)αは達成値17、クラードは11。
碧唯:今日はGMの出目が冴えてるなぁ。さっきのファンブルはともかく(笑)。
クロノス:クリティカルは…なかったかな?
GM:どちらも命中するのですが、《黒鉄の機神》を使用。ゴーレムαがクラードをガード。
クロノス:なんと!「クロノ・シューターッ!」オートで《リインフォース》使用。(ころころ)33点〈雷〉。カバーしたなら、倍の66点喰らってもらおう。
GM:では、倍ダメージを食らって、ゴーレムαが魔獣化。HA《超魔の命》に罪4点使用して復活。
クロノス:ちっ…厄介な。クラードがカバーして消えるかと思ったが、逆になったか。
陽火人:こいつが魔獣化したということは、更にもう一体もか…。βは最初からすると判っていたし(笑)。
碧唯:スタンドアロンのゴーレムは、全部《超魔の命》持ちか。
荒雷鬼:3体魔獣化するのか。
クロノス:そのようです。上手く戦わないと犠牲者が出ますな。
GM:今回は、皆様のために強めの敵軍団を揃えてみました。
クロノス:…………大嶽丸も、碧唯先生の後ならシーン攻撃できるねぇ。
陽火人:なるほど、《歩く影法師》を使えば!
クロノス:敵に《ヴォイド》される危険もあるけど、まぁ消されても攻撃自体は無駄にならない。
陽火人:うぃ!
クロノス:後はまぁ、《ノイズメーカー》も要注意ですな(笑)。
>碧唯
碧唯:「そうか……後藤、アンタが《大佐》だったんだ。これも因縁なのかね、知らず知らずの間に、同じ場所に居たってことになるんだからね」
GM/後藤:「…お互いに、同じものを利用していた…そういうことだ」
碧唯:「ヒトを見るために“組織”に身を置き、ヒトへの処し方の相違から“組織”を抜けたアタシだけどね、これで分かったよ。アタシがヒトを見守りたいという衝動を抱いていたのは、人として己が滅びた時に生じた衝動だったんだってね。今はこの衝動に身を任せようじゃないか。後藤、アンタにこの国は滅ぼさせやしないよ。九尾の復活、阻止させてもらう」初期エゴ:秘密固定、自分に罪1点!
GM/後藤:「…ならば、俺も…正面から迎え撃つまでだ、アオイ!」
クロノス:碧唯先生のロールが良い感じです。大君と巫女の、視点の違いという奴でしょうか。
陽火人:うぃ、2人の信念のぶつかりあいですな。
碧唯:マイナー《パワースペル》、メジャー《ダークネスフレア》、HA《魔法の国よ》で敵全てに対象を拡大! 人間性は9に。(ころころ)出目9、クリティコー!
クロノス:ダイス目も素晴らしい(笑)。
碧唯:久々に煮えたセリフを吐いたよー!(笑)
荒雷鬼:昨日から、ダイス目がいいですね。
碧唯:ただ反動が恐いです(笑)。
クロノス:「燃え尽きる寸前の蝋燭」という荒雷鬼の言葉が真実味を…(ぉ
碧唯:Σ( ̄□ ̄|||)
荒雷鬼:荒雷鬼は言ってないぞ。言ったのはPL(笑)。
陽火人:先生…貴方のことは忘れない(笑)。
敵側は一斉に回避を試みるが、全て失敗。
碧唯:これで全部かな?
GM:全員にヒットしてしまうので、α二体は《黒鉄の機神》で各クラードを、クラードBは行動放棄でβをカバーする。ダメージをどうぞ。
碧唯:ではオートで《収束》! 人間性7に。「土塊から生まれたヒトガタは土塊に還りな! 『魂ヲ侵ス黒』!」天井一杯に広がった法陣から、無数の黒い塊が降り注ぐ!(ころころ)34点〈闇〉!
GM:中央のクラードが壊滅。α2が魔獣化、HA《超魔の命》に4点。α1はダメージを受けたものの、まだ生きている。
荒雷鬼:先に大嶽丸がシーン攻撃するべきかな?
碧唯:ですね。
陽火人:了解です。
クロノス:α1のFPは70点くらい…いや、カバーしたからもっと減ってるか。残り30点強くらい?
碧唯:4点使って上乗せ80か。そのくらいかなぁ。
GM:では、次は荒木か陽火人。
○現在のエンゲージ
【剣・坂本・ゴーレムα1・小型ゴーレムA】 【大嶽丸】
【由香里・吹雪鬼・ゴーレムβ・荒雷鬼】
【碧唯・ゴーレムα2・小型ゴーレムC】 【クロノス】
>陽火人
陽火人/大嶽丸:「さて、いい加減に宝剣を返してもらおうかのう。邪魔をすると言うのであれば…骨も残さず吹き飛ぶが良い!」オートで《瞬間武装》、剣で斬りつけます。大嶽丸のエゴを固定、罪1点使用。HA《歩く影法師:魔法の国よ》で敵全体に拡大攻撃!
GM:通します。
陽火人:(ころころ)達成値25!
GM:(ころころころころ…)全員に命中。α1が《黒鉄の機神》でクラードAを、クラードCがα2をカバーする。
陽火人:大嶽丸が鬼骨剣を一閃! 強烈な衝撃波を叩きつける!!(ころころ)42点の〈光〉ダメージ! 人間性15に。
GM:では、先生のエンゲージのクラードCと、ゴーレムα1が潰れた。
クロノス:…あれ、大嶽丸は移動しなかったの?
碧唯:マイナーで特にする事無かったなら、剣のあるエンゲージに移動するべきだったか。
陽火人:あ、移動してないですね。まあ、とりあえず邪魔者を攻撃しただけですね。
碧唯:ところで、さりげに「昔“組織”に居た」ってことをカミングアウトしたんですが、さすがにこの状況では皆スルーしてますね(笑)。
荒雷鬼:そういえば……(笑)。
クロノス:今は味方だと明言されてるので、取りあえず共闘という方向で(笑)。
陽火人:ああ、これでお互いの秘密を知らない仲から、壱生だけは陽火人の秘密を知っている関係に(笑)。
○現在のエンゲージ
【剣・坂本・小型ゴーレムA】 【大嶽丸】
【由香里・吹雪鬼・ゴーレムβ・荒雷鬼】
【碧唯・ゴーレムα2】 【クロノス】
碧唯:「花樫君……いや、今は大嶽丸か。この状況なら加減を知らない大嶽丸の方が、ある意味都合が良いかもね」大嶽丸に絆/有為を。
陽火人/大嶽丸:「…ふん、さすがに宝剣を一つ欠いた状態ではこの程度か…」まだ動ける敵を見て不愉快そうに。
クロノス:「(なるほど…彼の中に大嶽丸が宿っていた、ということか)」事情を理解したので、陽火人へのエゴを絆に戻します(笑)。
>荒雷鬼
荒雷鬼:では、次行きます。吹雪鬼や由香里を助けるのはメジャーアクションですか?
GM:そうなりますね。
荒雷鬼:助けるべきか、攻撃すべきか。
GM:ああ、そうだ。メジャー使って助ける場合、由香里や吹雪鬼が捕らえられている装置を攻撃する、という扱いになります。βがカバーに入る可能性もあるので、そのつもりで。
クロノス:それは、範囲攻撃でもOK?
GM:範囲攻撃の対象にはならない方向で。どちらかを選んで行動してもらいます。
一同:ふむ、了解です。
碧唯:まとめて攻撃すると、中の人を傷つけないようにする攻撃精度が保てないって感じですかね。
GM:そんな感じです。
荒雷鬼:オートで《クリフハンガー》、マイナーで《戦闘形態》。更にオートで《こんなこともあろうかと:特殊強化服》。ディスクアニマルが集合して鎧となり、巨大な雷が落ちて荒雷鬼の体が碧に輝く。「荒雷鬼! 大・雷・皇!!」
碧唯:復活したてだから、《クリフハンガー》が絶好調ですな(笑)。
陽火人:FP10切ってるから速攻で使えますね(笑)。
荒雷鬼:では、まず吹雪鬼の装置を壊します。
GM:どうぞ。こちらはカバーに入ります。
荒雷鬼:「まずは、儀式を止めるのが先決だ!」メジャーで吹雪鬼の装置に白兵攻撃。(ころころ)達成値27。
クロノス:会話で正気に戻さないと、カプセル壊しても儀式続行される恐れが…。
GM:βが《黒鉄の機神》。ダメージを出してください。
荒雷鬼:「ちいっ、やっぱ邪魔してきやがるか!」(ころころ)48点〈光〉。
GM:では、その一撃で魔獣化。HA《超魔の命》に罪10点使用して立ち上がってくる。こいつが防御の要なのでね。体中から砲門が現れる。どうやら、これが最終形態というところだ。
碧唯:追加FP200点かぁー! α1が落ちたとはいえ、まだα2も残ってるしなー、これは厄介だ。
荒雷鬼:2回殴ってぎりぎりかな。人間性も含めて(笑)。
クロノス:…これはいかにもシーン攻撃してきそうな外観ですな(ぁ
碧唯:カミューラ・ランバンアタックをしてきそうな形態に……。
GM:ある程度強化されたキャラ用のセッションなので、敵もそのようなものを用意しておりますよ。
碧唯:「荒木君、そいつは恐らく特別製だ! 舐めてかからない方が良いよッ!」
荒雷鬼:「みたいだな、更に凶悪になりやがって!」
○現在のエンゲージ
【剣・坂本・小型ゴーレムA】 【大嶽丸】
【由香里・吹雪鬼・ゴーレムβ・荒雷鬼】
【碧唯・ゴーレムα2】 【クロノス】
>小型ゴーレム(クラード)
GM:では…いよいよ敵の行動です。まず、生き残りの小型ゴーレム。マイナーで宝剣を拾い、メジャーでこれを石柱に突き立てる。
クロノス:げげ!
碧唯:あ、フラグ一つ立ったっぽい。
クロノス:儀式は順番通りでなくても良いのか、もしかして。
陽火人:やばい…かな?
GM:宝剣を突きたてられた石柱が一度、ぼうと光輝き、殺生石が震える。フラグの一つ目だ。
碧唯:「いかん! 鬼骨剣の力が殺生石に活力を!」
クロノス:「くっ…必ずしも順序通りに儀式を行う必要はないのか」
陽火人/大嶽丸:「おのれ! わしの宝剣の力を吸い上げおって!」
荒雷鬼:《ブーストアップ》で止めます? 宣言しちゃったから無理か。
碧唯:敵の数も減ってるし、やるのも良いかもしれん。
GM:止めるなら、宣言しても良いですよ。オンセだから、ある程度のタイミングのずれは認めます。
荒雷鬼:んじゃ、止めてみましょう。「させるか!」HA《ブーストアップ》!
GM:では、βがHA《ヴォイド》を使用。
荒雷鬼:「何!?」ディスクアニマルに攻撃させようとしたが、全て撃ち落された。
碧唯:って、ヴォイド切られた(笑)。なるほど、使わせても構わなかったってわけか(笑)。
クロノス:《万能なる一撃》は…間に合わないだろうなぁ。
陽火人:どうします? ヴォイド返し行きますか?
碧唯:むー、βの戦力が未知数だから、《ヴォイド》は温存したい。
陽火人:了解。では、まだ残しておきましょう。残りのフラグはあと二つでしたっけ?
碧唯:全部で四つでしたよね。後は吹雪鬼の笛と由香里の踊りか。
クロノス:宝剣はともかく他の二人には意志があるから、覚醒させてやれば何とかなる…と思いたい(笑)。
GM:現在フラグは二つ立った状態ということで。全部で四つ立てば、完全な姿の『九尾の狐』が現れます。但し裏フラグがあるので、それを埋めてしまった場合は、回数としてカウントされます。
碧唯:その地雷が恐いんだよなぁ。
陽火人:完全版の九尾の狐と対決してみたいとも思うが…それは死ねそうな気もするしな(笑)。
碧唯:とりあえず人質の二人を解放する方向でいってみます?
クロノス:そうするのがベターでしょうな。カバーリングするならβにもダメージは入るし。
陽火人:そうですね。説得をすること自体は反対ではないのですが、たぶん「4ターンまで」と区切られているからには、結局は二人の洗脳装置を壊さないことには、どうにもならない気もするんですよね…。
>ゴーレムα
GM:では、α2が行動を開始します。マイナー《戦闘形態》、メジャーで碧唯を攻撃。
碧唯:来い!
GM:(ころころ)大したこと無い、達成値18(笑)。
碧唯:《祭器》で魔力防御!(ころころ)達成値25!「邪魔だよ、木偶の坊!」防禦の陣がゴーレムの一撃を逸らす!
GM:では、避けられてしまった。
クロノス:碧唯先生の心配はしなくて良さそうだ(笑)。
GM:さて、ではこのままラウンド終了する前に、βがHA《ブーストアップ》。
碧唯:うお、これはヴォイドした方がいいか?
クロノス:何をするのかな。
GM:マイナー《加速装置》《ロックオン》《スーパーブロウ》、メジャーで《支援砲火》をぶちかまそう。
碧唯:これは止めても良い気がしてきました、ものすごく!(笑)
荒雷鬼:シーン攻撃ですからね。
クロノス:いや…今のところ実害なさそう。放置で良いかも。
碧唯:まぁ魔獣化でしのげるかー。
荒雷鬼:確かに。
碧唯:魔獣化済みの人はいませんよね?
クロノス:いなかったはず。
陽火人:まだ魔獣化はしてないので、大丈夫です。
碧唯:では通しで。
クロノス:《氷の精神》はコスト無駄遣いっぽいので使いませんね。
GM:通しなら、シーン攻撃がクリティカル。
陽火人:(ころころ)…ダメージください(涙)。
荒雷鬼:(ころころ)無理。
碧唯:《祭器》で魔力防御、クリティカルに賭ける!(ころころ)出目10、クリティコー!
荒雷鬼:おお!
クロノス:(ころころ)う、惜しい。出目11。
陽火人:惜しい、無限大にはちょっと届かない(笑)。
クロノス:こういう時には《アクロバット》が欲しくなる…(笑)。
陽火人:ですね(笑)。Crt値−1くらいだと微妙で中々取る気になれないんですよねー。
碧唯:塵も積もれば山となるのですよ。
クロノス:しゃあないな。次の成長で取るかー。
陽火人:オレも…そのうち(笑)。
GM:では(ころころ)56点の〈光〉。
碧唯:「たかがゴーレムがこのとんでもない攻撃―――MMMの技術だけじゃない、“組織”からの技術供与か!?」必死に砲撃を逸らしつつ。
クロノス:「早く彼女たちを目醒めさせなければ、儀式が完成するぞ!」魔獣化。装甲表面がエネルギーフィールドに覆われる。
荒雷鬼:同じく魔獣化。BGMスタート。
陽火人:魔獣化します。陽火人の姿から大嶽丸の姿に変形します。
GM/後藤:「…こいつは特別製なのでな…お前たちでも、そう簡単には破れまい」
荒雷鬼:「くそっ、厄介な! こんなヤツに構ってる暇はないってのに!」
○現在のエンゲージ
【剣・坂本・小型ゴーレムA】 【大嶽丸】
【由香里・吹雪鬼・ゴーレムβ・荒雷鬼】
【碧唯・ゴーレムα2】 【クロノス】
▼ラウンド2
GM:セットアップなどあればどうぞ。
一同:なしです。
碧唯:アタシとエンゲージしてるクラードは放置して、βに集中攻撃ですかね。万能で割り込んで食らわすかのぅ。
陽火人:でも、わしは宝剣を今更取りに行かなければならないのであった(笑)。
碧唯:エゴ優先だろうからなぁ(笑)。
クロノス:まだクラードも残ってるしなぁ(笑)。
GM:こちらは二度目の《絶対先制》。βがいつものやつ行きます。マイナー《加速装置》《ロックオン》《スーパーブロウ》、メジャーで《支援砲火》!(ころころ)達成値27。
クロノス:《氷の精神》使用。「クロノ・ディバイダーッ!」次元障壁でゴーレムの攻撃を遮る!(ころころ)達成値35で、現在人間性4。
GM:それは抵抗できない。こちらの攻撃は失敗した。
荒雷鬼:「ありがたいぜ! ええと、キャプテンだったか?」
クロノス:ふう、取りあえず凌いだ。
碧唯:おお、ナイスだキャプテン! だが、すぐβ本来の手番ですな。
クロノス:いえ、向こうは16だから辛うじてこっちが早い。
碧唯:あ、そうか。《戦闘形態》でスピードアップしたんだ。
クロノス:どうするか…シーン攻撃でα2とクラードも潰すべきか、儀式の阻止を優先するか。
碧唯:今、2ラウンド目ですよね…時間的猶予は、あと2ラウンド。
クロノス:人間性はきつめですが、今回は倍振りも考慮に入れます。
碧唯:全力でβを仕留めにかかるお膳立てのためにも、シーン攻撃は悪くないかもしれない。
荒雷鬼:今から阻止に動いても、邪魔されるのでは? クラード生き残ってるし。
陽火人:ですね。たぶん妨害してくるでしょうね。
クロノス:……宝剣は大嶽丸に任せます。荒雷鬼のエンゲージに由香里と吹雪鬼がいるから。儀式阻止のためにヒロインもろとも攻撃、とかやるのが裏フラグじゃないかと思うんだよな…。
碧唯:それは裏フラグ以前の問題な気も(笑)。
クロノス:シーン攻撃と《無限の法則》で敵殲滅を狙いますかね? α2がただの囮か、まだ役割があるのか気になるんですが。
碧唯:βは庇い合いが出来ないから、《無限の法則》込みで大ダメージ稼ぐのも良いと思います。
荒雷鬼:シーン攻撃でクラードとαを倒せれば、大嶽丸が宝剣を取れるし、βも上手くいけばこのラウンドで倒せますからね。
碧唯:《真理のe》とか切ってきても、それはそれで良し。
クロノス:では、そっちでやりますか。
>クロノス
クロノス:まずはマイナーで荒雷鬼のエンゲージに移動。《無限の法則》使いたいので、愛をプリーズ。
碧唯:「儀式完成まで時間が無い、やれる手があるならやっとくれ、宇宙刑事君!」壱生と由香里の絆固定、クロノスに愛2点!
荒雷鬼:「頼むぜ、キャプテン!」今は居ないあなた、壱生、碧唯の絆を固定。クロノスに愛を3点。
陽火人:壱生と女の子、そして後藤の絆を固定。キャプテンに愛を3点渡します。
クロノス:ではオート《必殺技》、メジャーで《支援砲火》。AGP8点でHA《無限の法則》使用します。攻撃目標、全てのゴーレム。更に《共生型》も使ってCrt値−1。
GM:それは通しでいきましょう。
クロノス:「ChronoGear,Disaster-form!」クロノギアとスライダーの各部装甲が展開、無数の砲口がせり出す。まずは命中判定(ころころ)お、クリティカル!
陽火人/大嶽丸:「ほう…なかなか面白い力を使うのう」
GM:こちらがファンブルになってしまうと避けられんのう。
クロノス:「――クロノ・スマッシャーッ!!」全身からプラズマ弾が射出され、空中で軌道を変えながら敵のみに降り注ぐ!(ざららーっ)94点〈光〉! これで人間性が一気にマイナス10(笑)。
碧唯:こういったメタルヒーローっぽいキャラが《支援砲火》使うと、電●星獣ドルとかグランド●ースとか連想してしまうのは、私が歳ってことなんでしょうか。
荒雷鬼:それは私も連想しますね(笑)。
陽火人:うーん、わからない(笑)。
碧唯:バビ●スシューティングフォーメーション・ビッグマグナムでもいいよ!
陽火人:うーん、それもわからない(笑)。
荒雷鬼:全て、宇宙刑事の戦艦技ですね。
陽火人:見たはずなのに…憶えていない(笑)。
GM:94点か…うむ、それは素通ししよう。クラードAが死亡。α2はぎりぎりで生きている。βはダメージを食らった直後にHA《鏡の身体》を使用。
碧唯:鏡の身体あったかー!
陽火人:ぎゃー(笑)。
荒雷鬼:これは消すべきか?
クロノス:先生は魔獣化まだでしたっけ?
碧唯:私はまだですね。
クロノス:それなら《リセット》で凌ぐことも可能ですが…消した方が良いんじゃないかなとも思う。
荒雷鬼:《リセット》でもいけるけど、直後にβのシーン攻撃がくるよ。
碧唯:ならばやはり《ヴォイド》ですね。
クロノス:陽火人と後藤の絆を固定、陽火人に愛を2点!
陽火人:では、いただいたAGP2点を使用して、HA《ヴォイド》!
GM:HA《マルチリカバリー》で更に《ヴォイド》宣言。
クロノス:あ、どっちみち消されたか(笑)。
碧唯:ヴォイド返しかー!
陽火人:いやー!?(笑)
クロノス:しかし、たぶんこれで敵の《ヴォイド》も打ち止めだ。
荒雷鬼:これは、死んだ振りしてβの攻撃が終わってから《リセット》かな?
GM:では…一発ぶちかまそうかね。全員に47点返した。
クロノス:ひとまず真の死かな。《真理のe》は温存する? どちらにしても大嶽丸は死ぬし。
荒雷鬼:そうですね。どちらにしろ《リセット》使うなら、無駄打ちになりますからね。
碧唯:むむむ、ここは《万能なる一撃》でβの前に誰かを割り込ませるか?
荒雷鬼:ダメージロールに割り込みできないのでは?
碧唯:万能は、この後のβのイニシアティヴに使うつもり。
荒雷鬼:ああ、その手があったか。万能は他人に使えるんだった。
碧唯:《リセット》使うなら、なるだけ大勢に使える状況で使うべきでしょうね。
クロノス:では、ひとまず真の死で。至近距離からビームのカウンターを喰らって、ギアが機能停止する。
陽火人:こちらも真の死で。
荒雷鬼:真の死。「攻撃を跳ね返しただと……」ガクッ。
碧唯:ヒトガタの外見が砕け散り、その下から宝玉と同じ材質のヒトガタが現れる! 魔獣化! では愛を3点プリーズ!
GM/後藤:「…残ったのは、お前だけだな…アオイ」
陽火人:先生の絆を固定して、愛を先生に1点渡します。そして、荒木の絆を固定して荒木にも愛を1点渡します。
荒雷鬼:陽火人の絆を固定、先生に愛1点。
クロノス:こちらも碧唯先生の絆を固定、愛を1点。
陽火人:これで、私の愛は打ち止めです。
クロノス:こっちは後2点渡せる。
荒雷鬼:(計算して)アラキが全力で攻撃しても、βは生き残りそうだ。ダメージ150点以上必要だから。
GM/後藤:「どうやら、俺の勝ちのようだ」後藤が手を上げて、ゴーレムに合図する。
碧唯:「残ったのはアタシだけ? どこに目ぇ付けてるんだい。今の一発、“即死には至らない程度のダメージ”だったじゃないか」
GM/後藤:「…ぬう?」
碧唯:HA《リセット》! AGP3点使用、三人をFP1で復活!
クロノス:あれ、まだ早くありませんか? 次はβの攻撃が待ってたはず…。
荒雷鬼:次のβの攻撃の前に倒せます?
碧唯:万能でアラキを割り込ませてって話だったような。
荒雷鬼:ダメージ150点も出ません。
碧唯:う、もしかして早まった?
GM:(ニヤリ)
クロノス:範囲攻撃ならカバーリングで守れますが、シーン攻撃だとまずいねぇ。
碧唯:うああ、ごめんなさいー!
GM:よろしいですか?
クロノス:《氷の精神》はもう使えないので、《護りの剣》に期待しましょうか。
荒雷鬼:壱生はアラキが庇える。問題は陽火人か。
クロノス:壱生も荒雷鬼を庇えますよ。《真理のe》は温存してます。
GM:では、戦闘を進行させます。
陽火人:お代官様の大好きな黄金色の饅頭でここは一つ…やっぱり、ダメか(笑)。
碧唯:これは大チョンボだった……本当にすみませんでした。
クロノス:まぁ、次の攻撃で先生が死んだらやっぱりアウトだし。吉と出るか凶と出るか…。
○現在のエンゲージ
【剣・坂本】 【大嶽丸】
【由香里・吹雪鬼・クロノス・ゴーレムβ・荒雷鬼】
【碧唯・ゴーレムα2】
>ゴーレムβ
GM:では、攻撃開始。
碧唯:とりあえず万能のために、どなたか愛を1点! って、割り込んでも倒しきれなければあまり意味は無いのかな。
クロノス:「何としても、止めるのだ…!」歴史の絆を固定、先生に愛を1点!
GM:ゴーレムの行動。マイナー《加速装置》《ロックオン》《スーパーブロウ》、メジャーで《支援砲火》。(ころころ)6ゾロ…こういう時に限って…(笑)。
碧唯:ちょっと作戦タイムにした方が良いかな……ああっ、進んでるー!?
GM:いや、待った方がいいなら待ちますよ。
陽火人:ちょっと待ってください。うーん、絆を消して…。
碧唯:今、割り込みかけるかどうか、かけるなら誰かを相談中だったので。
GM:では、待ちます。
荒雷鬼:確かに、《無限の法則》を残してる陽火人なら可能性はあるか。ちなみに、アラキは由香里への絆を残すのみ。
クロノス:宝剣を取り戻してないから、ダメージ下がりますけどね。AGP次第では何とか…。私からは1点だけ渡せます。
陽火人:現在、主導権は大嶽丸が握っているので。思い切った手で、全ての絆を消して、AGPを10点確保できます。
荒雷鬼:人としての絆を消して、鬼に飲み込まれるのか。
陽火人:人間性はプラス状態で、なんとかなるので。
クロノス:AGP11点注ぎ込んで、+91のダメージですね。微妙かも。
碧唯:問題は、特大ダメージ出しても《真理のe》一発で消される可能性もあるってことだな。
GM:まあ、一つだけヒントを出しましょう。FPは150もありません。荒木の最大で潰れるかどうかも微妙なところですが。
荒雷鬼:あ、そうか。200+【体力基本値】だから、残り120点足らずか。
GM:ただし、防御用アーツ、HAについては何も言いません。
陽火人:《必殺技》と《スーパーブロウ》にAGP10点で《無限の法則》を使ったとして、29d6+42です。
荒雷鬼:アラキの最大が11d6+83。やっぱり、陽火人の方が確実かな。
陽火人:ダイス目によりますがね(笑)。
碧唯:アラキでも陽火人でも、120は微妙な線なんだな。陽火人はダイスが多いから、振れ幅が大きいのが恐い。
荒雷鬼:29d6で80出せばいける。アラキは期待値出さないと無理。
碧唯:あ、《武具覚醒》も上乗せできる!
陽火人:あ、ならそっちの方が確実では?
クロノス:なら、それでやりますかね。大嶽丸のSAには反しそうだが(笑)。
碧唯:攻撃力+12出来ますよ。荒木の方が固定値は高いから、覚醒乗せるなら荒木かな。乗せれば固定値が95に。
陽火人:そうですね。では、荒木に託します!
クロノス:あ、だけど…大嶽丸がこっちに来れば、討ち洩らしてもカバーリング出来るなぁ。……まぁ、荒雷鬼の一撃に運命を託しますか(笑)。
碧唯:ゴーレムβのイニシアティヴに、クロノスからもらった愛でHA《万能なる一撃》! 荒雷鬼を割り込ませる!
荒雷鬼:では、βが一斉砲撃を打つ刹那、懐に飛び込みます。「撃たせて、たまるかよ!」
GM:どうぞ。通します。
荒雷鬼:マイナー《加速装置》《エネルギーチャージ:雷》。オロナ●ンC:筋強化薬相当を飲む(笑)。メジャーで《必殺技》、(ころころ)出た、6ゾロ!
GM:おお(笑)。
クロノス:いい目だ(笑)。
陽火人:素晴らしい!(笑)
碧唯:回ったぁー!「ぶっ叩け、荒木君!」その攻撃にオートで《武具覚醒》! 攻撃力+12! 人間性は3に。
GM:(ころころ)まあ、命中しますな。
荒雷鬼: オートで《超逆境》!「神雷激烈震!」(ざらららーっ)136点〈雷〉です。
陽火人:いったー!
碧唯:おっと、《武具覚醒》はダメージロール時だった。また早まった(汗)。
陽火人:まあ、当たったからOKですよ(笑)。
クロノス:固定値が101って凄まじいなぁ(笑)。
荒雷鬼の一撃がβを貫いた―――その瞬間。
後藤の口元が、釣りあがった。
クロノス:裏フラグか!
碧唯:裏フラグ立てちゃったのかー!? しまった! 荒木が長鳴鳥か!!
クロノス:そうか、音撃が鍵だったか…。
荒雷鬼:あ、それか。
碧唯:や、やられた!
「―――あの時、荒嵐鬼が“お前を殺さなかった理由”を教えてやろう」
ゴーレムの装甲が弾け飛ぶ。その体内にあったのは、巨大な音叉だ。
それが荒雷鬼の音撃を増幅させ、殺生石に叩きつける!
荒雷鬼:「なんだと!」
GM/後藤:「これぞ、長鳴鳥の大音響…お前は十分役に立ってくれたぞ」がくがくと震えるゴーレムを見つめて。
クロノス:「音撃が鍵になっていたわけか…迂闊だった」
碧唯:「そうか……天岩戸を開く儀式、長鳴鳥の役割を果たすのは音撃の鬼。それは荒木君でも果たせたってわけか……迂闊!」
荒雷鬼:「くそ、まんまと嵌められたわけか!」
クロノス:「…だが、まだ全ての条件が揃ったわけでは――ないっ!」
陽火人/大嶽丸:「まずいのう…奴が復活すれば、人の体なんぞを拠り代にしている今の不完全な状態では、いくらわしでも勝ち目が無いぞ…」
碧唯:「残る一つの鍵、巫女の舞だけは阻止だ! 何としても由香里君を助け出すよ!」
陽火人:『(大嶽丸がこんなことを言うなんて…それほど封じられている魔物は強力なんだ…)』
クロノス:吹雪鬼が鍵になってる時点で、気付くべきだった…しまった。
陽火人:なるほど…ということは、先生が《剣の舞》を踊ってもフラグが立ったのかもしれませんね。前世は先生も巫女だったわけだし。
荒雷鬼:陽火人にやらせるべきだったか。
クロノス:盲点だったなぁ。これでフラグ三つめか…由香里だけは何とか救い出そう。
荒雷鬼:ここで戦わせること自体が儀式の一部かとは疑っていたが、鳥=笛は疑ってなかった。
クロノス:まぁ過ぎたことは仕方ない。残りのフラグ阻止に全力を傾けよう。クロノスはもう行動済みだけどな!(ぁ
GM:裏フラグが立ちました。これで三つ目。音撃を食らったゴーレムは崩れるわけですが、ここでHA《永劫より》を使用。まだ動きを止めていない。(ころころ)FP20まで回復。
碧唯:げぇー!?
荒雷鬼:なんだって〜!?
クロノス:さ、最悪の目が来た…。
陽火人:ぐ…まずい。
碧唯:ゴーレムがイモータル持ちってのを失念しとった…。
GM:いや、この一瞬のために、別なブラッドのHAを一つ入れてあっただけなんですがね。と…いうわけで、行動させてもらいましょう。
>ゴーレムβ
GM:さて、行動を開始するのですが…三つのフラグが埋まったので、四つ目のフラグを埋めにいきます。
陽火人:ぐっ、四つ目きたか。
クロノス:私は由香里を知らないので、巫女を目醒めさせる会話は他の人よろしく。間に合うかどうか微妙ですが。
荒雷鬼:壱生が《彼方への門》で陽火人のエンゲージへ移動すればいいじゃないか!
クロノス:…あぁ、確かに。というか、由香里とエンゲージしてる今なら《彼方への門》で彼女ごと転移できませんか?
碧唯:一緒に転移出来るのはヴィークルに同乗状態の場合ですから、微妙かもしれません。
陽火人:由香里までは無理そうですね。
今まで、一度も動かなかったゴーレムβ―――その外装が外れて、判ったことがある。
こいつは“移動しない”のではなく、移動できない。
殺生石やその他のカプセルに繋がれたシステムの一部であり、結線されていて“動けない”のだ。
そのβが、自分の体内にあるシステムを起動。カプセルの中の由香里に変化が現れる。
闇の塊のようなものがカプセルの中に現れ、それが由香里の体を通して、石柱に流れ込み始める。
碧唯:線を切れば良いのかな? そうすればシステムからは切り離せそう。
クロノス:いや、もう乗っ取りにかかったらしい。
碧唯:ぐあー、ゴーレムの行動は攻撃と踏んでたのも失策かー。
荒雷鬼:攻撃させた方がマシだったか。
GM:さて…一応聞いておきます。現在、割込みがかけられる方はいらっしゃいますか?
クロノス:「…いかん! 巫女の少女よ、目を覚ませ!」と言っても絆はないからなぁ。
碧唯:もはや割り込みかけられるアーツ、HAは残ってません……。
荒雷鬼:ないなあ。
陽火人:こちらもなし。
クロノス:《彼方への門》はタイミング的に割り込み可能ですが、今の状態で由香里ごと転移できるかどうか。
GM:由香里ごととなると、ちょっと難しいですね。
クロノス:もしくは、βを無理矢理転移して引き剥がすということは?
GM:ふむ。では、こうしましょう。《彼方への門》で引き剥がすことは出来る。その上で、このラウンドが終わるまでにα2とβを倒す。それが出来れば、阻止完了。フラグは三つで終了となります。
クロノス:なるほど、ではそれで行こう。長沢のエゴを固定、HA《彼方への門》使用!「クロノスライダー、フルパワーッ!」空間転移で無理矢理βを装置から引き剥がす!
GM:では、一旦、βは離れます。
碧唯:これがGM側からの最大限の譲歩だろうなぁ。αはどれくらいFP残ってそうですかね。
クロノス:ギリギリだったはず。20〜30点入れれば倒せると。
GM:HAもありますので、ここから先は激しく抵抗します(笑)。
荒雷鬼:ふと思った。カプセルの中へ移動するのはどうだろうか?(笑)
クロノス:そうすると、どーなるの?(笑)
陽火人:由香里に抱きついて、踊らせないように固定(笑)。
GM:カプセルの中に移動したいですか?(笑)
碧唯:実際に踊ってるわけじゃないだろうし、あまり意味は無さそう。
GM:いや、やってみたらどうなるか答えますよ?(笑)
クロノス:由香里が潰れそうなんですが(笑)。
陽火人:あ、そうか乗り物ごとだから(笑)。
荒雷鬼:悪魔合体?(笑)
GM:外道スライムに(笑)。
陽火人:合体失敗でスライムに(笑)。
クロノス:ま、それはともかく。エンゲージはこちらが決めてOK?
碧唯:移動だけなら使用者が位置を決められますよね。
クロノス:宝剣のエンゲージに移動しようか。大嶽丸が移動すれば、宝剣もついでに取り戻せる。それとも、宝剣を装備するのに行動必要?
碧唯:マイナーくらいは使いそうですね。
GM:抜くのなら、マイナーで出来ます。
クロノス:《瞬間武装》があるから、エンゲージした瞬間に引き寄せることも出来そうだけど。
GM:アーツを使用するなら、それでも構いません。
クロノス:ではそれで。抜くのにマイナーだと、1ラウンド分行動できなくなる。
陽火人:あ、なるほど。マイナーで移動して、メジャーを消費して宝剣を取らないといけないと考えてました(笑)。《瞬間武装》様様だ。
GM:では、βは宝剣のエンゲージに移動で。
○現在のエンゲージ
【剣・坂本・クロノス・ゴーレムβ】 【大嶽丸】
【由香里・吹雪鬼・荒雷鬼】
【碧唯・ゴーレムα2】
荒雷鬼:では、次アラキですが、どっちを殴りましょう?
クロノス:一撃入れればどちらも倒せる…はずだけど。防御HAが怖いな。
GM:HAは残っているのでね…。
碧唯:HA切ってる数が少ないのはαかな。
クロノス:荒雷鬼は…αに行くかね。待機で行動回すと、死者が出かねない。碧唯先生は遠隔攻撃できるし。
荒雷鬼:そうですね。αを殴りますか。
>荒雷鬼
荒雷鬼:「くそ、そっちは頼んだぞ!」マイナーでα2のエンゲージに移動。メジャーで白兵攻撃。
碧唯:「あのキャプテンとやらが稼いでくれた時間はそう多くないよ、速攻で仕留めるんだ、荒木君!」
荒雷鬼:(ころころ)達成値26。
GM:では、回避。(ころころ)達成値12、命中したか。
荒雷鬼:ダメージ行きます。(ころころ)40点〈光〉。
GM:そいつはHA《真理のe》で防御した。
荒雷鬼:「ちぃ!」
碧唯:持ってたかー!
クロノス:ぐあ、残ってた! 仕方ない、先生頼みます。これでβにも残ってたら、打つ手無しだ。
碧唯:了解です。ではβはクロノスと大嶽丸に任せて良いかな?
クロノス:それは無理。行動残ってるのは大嶽丸のみ。
碧唯:おおっと、そうか。どっちにしろ、αを落とさない事には始まらんか。
クロノス:だから、βが《真理のe》持ってたら打つ手無しなのですよ…。少なくとも、フラグが埋まるのは防ぎきれない。
陽火人:そうか。ターン頭で壱生が敵に止めを刺しても、フラグは成立してしまうのか…。
クロノス:《万能なる一撃》で大嶽丸を動かさなかったのは痛恨のミスだったな…フラグに気付かなかったとは言え。
荒雷鬼:でも、その場合《永劫より》で生き残った後、アラキの攻撃なんですよね(笑)。
クロノス:というか、もしかしてどのゴーレムでも荒雷鬼がトドメ刺したらフラグになったのだろうか?(笑)
GM:まあ、その辺は終わってからにでも。
○現在のエンゲージ
【剣・坂本・クロノス・ゴーレムβ】 【大嶽丸】
【由香里・吹雪鬼】
【碧唯・ゴーレムα2・荒雷鬼】
>碧唯
GM:さあ、耐えるぜ。
碧唯:「この……まだ終わらないよッ!」マイナー《結界魔法》、メジャー《ダークネスフレア》をα2に! 人間性マイナス9。(ころころ)回りING!
GM:(ころころ)それは命中。
陽火人:倒れろ!
碧唯:(ころころ)40点〈闇〉!
GM:では、その一撃でαは消し炭になった。
陽火人:よし!
○現在のエンゲージ
【剣・坂本・クロノス・ゴーレムβ】 【大嶽丸】
【由香里・吹雪鬼】
【碧唯・荒雷鬼】
>陽火人
碧唯:「あと1体! 大嶽丸、任せたよっ!」大嶽丸の絆固定、愛1点を大嶽丸に!
GM:来い! 避ける…もしくは耐えてみせるぜ!
陽火人/大嶽丸:「ふん、言われずとも!」
荒雷鬼:「すまん、後は頼む」大嶽丸に愛を1点。由香里の絆を固定。
クロノス:「後は汝に賭ける他ない…頼むぞ」平穏な生活の絆固定、大嶽丸に愛を1点! これで愛も打ち止め。
陽火人:マイナーでβに接近、オートで《瞬間武装》。宝剣を己の掌中に取り戻す!
GM:いや……待った。
陽火人:あ、だめか。
クロノス:…何か来るのか?
荒雷鬼:うげ!
GM:この状態で剣を取ろうとするなら、イベントが起きる。
碧唯:なんですとー!?
陽火人:しまった、なんかまた裏フラグに触れてしまったか?
大嶽丸が剣に手を伸ばし、その手に石柱に刺さった剣の柄を握る。
それで、剣は持ち主の掌中に戻るはず…だった。
だが同時に大嶽丸の体から、一気に“力が吸い上げられる”感覚が襲ってくる。
それが―――石柱に流れ込む。
碧唯:剣は役目を終えてると思ってたからノーマークだったな。
クロノス:剣のフラグはもう済んでるから、さすがにないと思ったんだが…見誤ったか。参ったな…こちらの選択がことごとく裏目に出た。
荒雷鬼:これで行動不能、とか言われたら終わってますね。
陽火人/大嶽丸:「くっ! なんじゃ、力が…!?」
GM/後藤:「…古来より、剣とは“力”の象徴だ」
陽火人/大嶽丸:「貴様…わしに、いったい何をした?」
GM/後藤:「天岩戸を開けるには、『手力男神』の力が必要だろう。代用するなら、“その剣の持ち主”の力が良い。…そうは思わないか、大嶽丸」
陽火人/大嶽丸:「貴様…まさか…」
碧唯:ああー!! タヂカラオノカミかぁー!!
クロノス:最後の裏フラグが埋まったか。完全に…やられた。裏を掻かれた。
碧唯:「四つのフラグが必要」と言われてただけで、最初に言ってた四つとは別の要因でも、とにかく四つ揃えば良かったわけか。
GM/後藤:「流石は最強を謳われた鬼だ! 『手力男神』にも負けぬわ!」後藤の哄笑と共に、力を吸い上げた殺生石に罅が入りだす。
クロノス:「くっ…儀式の構成要素を見誤ったか!?」
陽火人/大嶽丸:「おのれ、ぬかったわ!」
碧唯:「やられた……最初から見えてた要因に固執しすぎてた」
GM/後藤:「…お前たちをここに集めたのも、全ては最初からの計算通り…そういうことだ」
陽火人:見事に裏を掻かれた。ここまで綺麗にハマってしまうと、いっそ清々しいな(笑)。
荒雷鬼:いや、全く。
碧唯:一体何重の罠が仕掛けてあったのだろうか。もはや声も無い。
クロノス:こっちは悔しいですよ。せめて一つくらいは見破りたかった…(笑)。
GM:さて、陽火人の行動が残っている。役目を果たしたβは君の一撃を待っているがね(笑)。
陽火人/大嶽丸:「ええい!」と、全ての怒りをβにぶつけます(笑)。
碧唯:せめてβをぶった斬って、戦闘を終了させないと(笑)。
クロノス:それしかないねぇ(苦笑)。SAはクリアできてるとは言え…完全敗北だな、今回は。
陽火人:せっかくなので、残ったAGP2点使ってHA《無限の法則》を使用します。ついでに《マルチウェポン》も使用。(ころころ)達成値26。
GM:《マルチウェポン》は出来ん。剣は刺さりっぱなしなのだ。《瞬間武装》のコストは払い戻すので、失敗ということで。
陽火人:あ、そうか。引きぬけていないか。では、このまま(ころころ)69点の〈光〉ダメージ!
GM:その一撃を、役目を終えたβは正面から受けて崩れる。今度こそ、動かなくなった。
碧唯:これで全力全開の白面さんが降臨か……。
GM:では…特にやることが無ければ、人間性の回復に移りましょう。
陽火人:プラスなので、振る必要なし。
クロノス:マイナス10なので、普通に振る。(ころころ)余裕で生還。
荒雷鬼:マイナス15なので倍振りします。(ころころ)合計17、そのままだと危なかった(笑)。
碧唯:現在絆6つの人間性マイナス9。普通にチャレンジ(ころころ)15、生還ー。
陽火人:みんなお帰りー(笑)。
GM:では、みんな帰ってこれたということで。
■エンディングフェイズ■
●シーン14 『九尾復活』 共通ED
○石柱の間
四人の目の前で、九つの石柱が浮かび上がり、それが殺生石と融合する。
そうして、石の外殻を崩しつつ内部から現れたのは、白面金毛九尾…巨大な妖狐だ。
それが、一声、啼いた。復活の咆哮だった。
クロノス:「防ぎきれなかった…破滅の因果が、紡がれてしまう…」スーツ内で警告音が鳴り響くのを聞きつつ。
荒雷鬼:「これが、九尾の狐……」
碧唯:「間に合わなかった……ッ」
陽火人/大嶽丸:「…ふん」
「…長き時より、漸く目覚めたが…外界の様子は随分変わったようじゃのう」
玉藻前が興味の薄そうな眼で、周囲を見渡す。
「…何でも良いわな。こうして手に入れた自由よ…妾はそれを満喫させてもらおう」
クロノス:取りあえず、いつでも攻撃できるように準備はするが…下手に刺激しないためにも手は出せない。
碧唯:声も上げられず、眼前の大妖怪を見上げてます。格が違いすぎる。
GM/後藤:「…ふふ…ははははは! 蘇った…蘇ったぞ…! 破滅を呼ぶ、最凶の妖物よ!」
荒雷鬼:「く、復活なんぞ、させてたまるかああああ!」諦めずに斬りかかります。
クロノス:「よせ、奴を刺激してはいけない!」いちおう止めてみる(笑)。
碧唯:「ばっ……止せ、荒木君!」
GM:では、荒木が切りかかろうとした瞬間、その行く手を荒嵐鬼が阻む。
荒雷鬼:「ちぃ、どきやがれ!」
GM/荒嵐鬼:「やめておけ…。既に、お前は負けたのだ」勝ち誇った様子もなく、ただ事実を告げるように。
陽火人/大嶽丸:「ふん、やめておけ小僧。人の身に玉藻前は倒せん」
荒雷鬼:「くっ!」大嶽丸に止められて、立ち止まる。
碧唯:かつてない程の負けムードです!(笑)
GM:1話目なのでなー(笑)。
陽火人:さすがキャンペーン第1話(笑)。
クロノス:いつもとは一味も二味も違う(笑)。
GM/荒嵐鬼:「どうしても、暴れたいなら…俺がこの場で相手になってやろう。…どうする、荒雷鬼…」
荒雷鬼:力を抜いて。「……確かに、俺たちの負けだな。コイツは」そして振り向いて、吹雪鬼のカプセルを壊す。撤退しますか。
碧唯:白面がこっちに興味無さそうにしてる間に、人質助けて逃げるしかないか。
クロノス:玉藻前が施設をぶっ壊して出ていきそうな気がする。
GM:玉藻前の視線が、大嶽丸の方に向く。「…ほほう? 珍しい顔じゃな…大嶽丸ではないか」
陽火人/大嶽丸:「久しいな玉藻よ。元気にしておったか?」皮肉げに。
GM/玉藻前:「お主のようなアヤカシが何故、人などと一緒におる」
陽火人/大嶽丸:「ふん、少しばかり入り組んだ事情があってな…まあ、わしのことなどどうでもいい。玉藻よ、貴様はこれからどうするつもりだ?」
GM/玉藻前:「おかしな“重なり方”をしておるな…なるほど、人の中に閉じ込められておるわけか」
陽火人/大嶽丸:「ぐっ…」触れられたくないから別の話題を振ったのがバレバレだ(笑)。
GM/玉藻前:「なるほど…では、人間などに主導権を取られておるのか。堕ちたものよのう」
陽火人/大嶽丸:「ふん、わしの力が戻るまでの依代にするつもりだったのだが…よりによって浄魂の持ち主だったのだ! 普通の人間であれば、こうはならなかったのだ!」
GM/玉藻前:「そうか…それは難儀しておるようじゃな。では、その人間が邪魔なのだな?」
陽火人/大嶽丸:「ああ、わしはこんな面倒な人間とはおさらばしたいが、どうにもならぬ」
クロノス:言い訳がましい大嶽丸(笑)。
荒雷鬼:そう来るよな、やっぱり。陽火人ピンチ。
碧唯: 陽火人にげてー!?
クロノス:やばいねぇ。
陽火人:『大嶽丸…それがお前の本心なのか!? 僕はお前と過ごしてきて…少しは人の心が解ってくれるようになったと思っていたのに…』「何を勘違いしておるのか知らんが、言っただろう? わしは、わし一人でいる方が上手くやれると」
碧唯:しかし、どう介入したらいいものやら、それすらも分かりませぬ。
クロノス:こっちも無理。せめて攻撃されたらカバーリングするくらいしか。
陽火人:『…大嶽丸。ああ、そうかい。わかったよ。それなら好きにすればいいさ! どこにでも好きな場所に行っちゃえよ!』「ふん、それが出来れば、苦労はせんわい」
GM/玉藻前:「では、自由にしてやろう。今日の妾は機嫌が良い。昔の馴染みじゃ、助けてやろう…。人の小僧よ…行くのはお前じゃ」
陽火人:『え?』
クロノス:「行く」じゃなくて「逝く」のような…。
陽火人/大嶽丸:「何をするつもりだ、玉藻?」何故か焦りながら。
GM:では、例の特殊ルール、PS《世界律:喪失》を使用。封じるのは陽火人の《人の心》だ。
クロノス:ここでオリジナル世界律か!
陽火人:うおっ(笑)。
碧唯:「っ!? 拙い花樫君、逃げろっ!」無理は承知で!
GM:陽火人の体の中から、“陽火人の魂”が消えた。花樫陽火人の体は、完全に大嶽丸のものになった。
クロノス:「これは…彼に何を…?」さすがに焦るな、これは。
陽火人/大嶽丸:「…人? おい、人よ、どうしたのだ? 玉藻……貴様、いったい何をした?」
GM/玉藻前:「これで、お主は自由よ。昔のように屍山血河を築き上げるが良い…。そうそう……要らぬモノは、貰ってゆくぞ」大嶽丸の体から、陽火人の魂が抜けた。まだ玉藻の尾に突き立ったままの剣を通して、それが吸収されていく。
陽火人/大嶽丸:「ま、待て!」
荒雷鬼:「陽火人! くそ…悪い時は、とことん重なるもんだな」
陽火人/大嶽丸:「(なぜだ? これでわしは晴れて自由の身だ…何も慌てることなど無いではないか…ないが…)」
GM/玉藻前:「…すぐに、そんな人間のことなぞ思い出せなくなるわ。それでは、な…これより始まる地獄を、好きに生きるが良い」そう言って、玉藻が飛び立つ。施設の天井を突き崩して、空に上った。
クロノス:「…くっ」何も出来ず、無言で見送る…しかない。
碧唯:「…………」呆然と、飛び去る玉藻前を見送ることしか出来ない。
陽火人/大嶽丸:「…不愉快だ。わしは今…物凄く不愉快だ。何故だ…? そうか、これは自分で手に入れた自由ではない。他人から与えられた自由に、何の意味がある? この屈辱…おのれ玉藻! 情けで与えられた自由など、わしの誇りが許さぬわ!」
クロノス:陽火人が…囚われのお姫様に(笑)。
陽火人:お姫様になってしまった…先にお姫様になるのはカホルのはずだったのに(笑)。
クロノス:最後は玉藻前を倒した大嶽丸が、ヒロイン陽火人を抱きかかえてハッピーエンドねっ!(違
陽火人:うぃ…って、えー?!(笑) しかし、《人の心》を封印されたとなっては…やっぱり、人間性が13になったということだろうか?(笑)
GM:そういうことだよ(笑)。
陽火人:やっぱりか(笑)。
クロノス:あぁ、封印されたのはそっちなのか。《共生型》の方かと思ってた(笑)。
GM:まあ、今回は戦闘終了後だから、回復の際には下げなくていいけど。
陽火人:どちらにしろプラスだから大丈夫(笑)。
GM/後藤:「さて…我らも行くぞ」
荒雷鬼:「待てよ、荒嵐鬼」
GM/荒嵐鬼:「…なんだ?」荒雷鬼の方を向いて。
荒雷鬼:「その男が復讐のため、この国を滅ぼそうとしていることは判った。なら、お前は何故それに手を貸す? お前の目的も、この国を滅ぼすことか?」
GM/荒嵐鬼:「…俺の目的か…」振り返って指で荒雷鬼を呼ぶ。「俺に、一撃入れることが出来れば、教えてやろう」
陽火人:誘われてるな荒木(笑)。
クロノス:《攻防一体》で返されそうだな。《真理のe》は残ってるから死にはしないだろうが(笑)。
陽火人:いや、演出でしょう…たぶん。
荒雷鬼:今から判定するのか? それとも付いて来いと?
GM:いや、演出で済むようになっているよ、ここは。かかって来るか、来ないかの問題。
碧唯:挑発には乗るのが若者の礼儀!
クロノス:どちらにせよ、手もなく捻られる展開でしょうなぁ。
陽火人:まあ、この後の展開を美味しくするためにここは…(笑)。
クロノス:ここは一つ、最後まで負けロールに徹してみますか!(笑)
荒雷鬼:「……やめとく、今日は日が悪すぎる。今日はおとなしく帰って寝ることにするさ」
GM/荒嵐鬼:「…そうか。では、また会うことがあればな」荒嵐鬼はそう言って、背を向ける。
荒雷鬼:「だが、必ず語らせてやる。師匠のことも含めて全部な」ちなみに、吹雪鬼を担いでます。
碧唯:あら、引き下がるのか。
荒雷鬼:ここで吹っ飛ばされると、あまりにバカなので。
クロノス:これはこれでアラキらしいですな。
荒雷鬼:ちなみに荒嵐鬼のエゴが残ってるのですが、絆にするのは一撃入れてからと、今決めました(笑)。
クロノス:それまではエゴだと(笑)。
荒雷鬼:うん。
GM/後藤:「…運が良ければ、また相見えることもあろう…次に会うのは、この国が炎に沈む時だ」
碧唯:「これ以上無いくらい、アンタの完全勝利だよ……満足かい、後藤」
GM/後藤:「ああ…満足いく結果と言っていいだろうな。…ただ一つを除けば」
碧唯:「欲が深いね。この上、何を望むってのさ」
GM:後藤は暫く、碧唯を見つめて。「どう足掻いても、手に入らぬものもあるということだ」そう言って背を向ける。
碧唯:「――――――ッ」その視線の意味を、そこはかとなく察して言葉に詰まる。
GM/後藤:「…また、会おうぞ」後藤と荒嵐鬼は、そのまま玉藻の後を追って、消える。
荒雷鬼:さて、大嶽丸をどうしよう?(笑)
陽火人:どうしましょう?(笑)
GM:好きにやるのではないかと(笑)。
碧唯:もらい物の自由とはいえ、間違いなくフリーダムな身の上ですよ大嶽丸!(笑)
荒雷鬼:野放しにしていいものかどうか? あと、そろそろ由香里も助けないと(笑)。
クロノス:当面は監視して、問題が起きたら退治する方向になるんじゃないかな。
陽火人:まあ、とりあえず『与えられた自由』が気に入らないので、玉藻を追う事は決定です(笑)。
碧唯:「………ああ、そうだ。由香里君を出してやらなくちゃ」のろのろと、由香里の閉じ込められているカプセルに向かいます。
GM:由香里は気を失っていますが、無事なようです。
クロノス:「―――私もひとまず、ここで退こう。伝説の大妖…現状で追ったところで、勝機はない」遠ざかる玉藻前の妖力を、バイザー内のモニターで確認しながら。「だが、どれほど困難であろうと……知ってしまった以上、諦めるわけにはいかんのだ。人々の未来を護るためにも…絶対に」悔しさに歯噛みしながら、誰にともなく呟く。
荒雷鬼:「……次は勝つさ、絶対にな」力を込めて語る。
クロノス:私は天井の大穴から退場しよう。
荒雷鬼:クロノスの去った穴を見つめて。「…………で、結局、あいつは何だったんだ?」
碧唯:すまん! 今はクロノスにリアクションを返す余裕は無い!
クロノス:そりゃそうだろうなー(笑)。
陽火人:と言うか、みんな自分のことでいっぱいいっぱいです(笑)。
碧唯:もしかして、アタシが一番余裕無い?
クロノス:たぶん。
碧唯:普段余裕綽々なだけに、余計にそう見えるのかも。
クロノス:記憶が薄れてるとは言え、自分の兄が元凶なんだし。
陽火人:ですね。さすがに心穏やかではいられない。
GM:さて、キャンペーンということで。連続物らしく、ここで次回予告をして今回の締めとさせていただきます。
碧唯:おお、次回予告!
陽火人:おお、次回は一体どんな展開が待ってるんだろうか!?
■ 次回予告 ■
―――玉藻前、復活。
外道の鬼の計画は動き出した。
しかし、それと戦う運命の半魔たちは、窮地に陥っていた。
九尾と共にある『弦の鬼』…。
己の師匠を殺した敵を相手に、荒木が知った敵の正体は如何なるものか。
そこには、八年前の事件の真実が隠されていた。
自らの因縁に決着を付けるべく、荒木は新たな武器を手にする。
宿命に導かれ再び相見える、二人の『鬼』
二本の音撃剣が、火花を散らす。
BEAST BIND New Testament
魔獣覚醒・第弐話
――『双雷』対『怨雷』――
乞う御期待!
GM:と、いうところで…続く!
クロノス:次はアラキが主役か。そうすると最終話は大嶽丸?
荒雷鬼:って…8年前って、家族が殺された件か。
クロノス:家族惨殺の一件に、まだ裏があるのか。
陽火人:うーん、裏だらけだ(笑)。
クロノス:…て言うか、最終話まで陽火人は出られないのだろうか?(笑)
陽火人:どうなんでしょうね?(笑)
GM:大嶽丸は最後までこのままです、はい(笑)。
陽火人:あ、そうなんだ(笑)。それなら、今回は陽火人をメインにしとけば良かったかな?(笑)
碧唯:最終回で、囚われの陽火人に向かって大嶽丸が叫ぶんだ!「ヒトーーーっ! お前が好きだぁーっ!! お前が、欲しいぃーーーっ!!」(一同爆笑)
陽火人:うわっ!?(爆笑)
碧唯:これで姫救出!
GM:じゃあ、それで(笑)。
クロノス:全国中継の中で抱き合うのか(笑)。
陽火人:そんなドモン台詞を大嶽丸が吐くのか(笑)。
荒雷鬼:すばらしい!(笑)
Beast Bind New Testament
九尾復活
to be continued...
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