魔都紅色幽撃隊遊戯日誌


1ST. 2ND. 3RD. 4TH. 5TH. 6TH.

はじめに――読みますか、読みませんか?――
 まず最初に。管理人は既に初回プレイをクリア済で、レポート内の感想などは2周目前提となっております。ネタバレへの配慮は最低限(*管理人基準で)しかしておりません。
 また、感想の内容も「気に入った部分は素直に褒めるが、不満な部分は遠慮なく批判する」スタンスです。嘘が嫌いな性分なので。
 こと幽撃隊に関しては、数多のバグ修正前(2014.6.9現在)で未完成な部分が目立ちすぎるため、どうしても
批判多め・毒舌上等の感想にならざるを得ません。
 それらを「個人の感想」として受け流せる寛容な人格の持ち主で、なおかつネタバレが苦にならない人(最低1回クリア済・元々ネタバレを気にしないなど)なら、どうぞレポート本編をお読みください。
 以上の条件を満たせない人は今すぐブラウザバック推奨です。注意書きにも拘らず読んでしまった物好き・ドMな人が不愉快になったとしても、管理人は一切の責任を負いませんので悪しからず。

 ちなみに管理人が購入したのはPSVITAパッケージ版です。メーカー初回特典の小冊子は18ページほど。各種インタビューやコラムなどが掲載された雑誌形態で、なかなかの凝りようでした。

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【1ST TRACK】 Change The World 〜転校生の世界〜
 さて、まずは起動画面。カーソルがデフォで「はじめから」に合わせてある(*)ため巷での評判悪いですが、見た目は実写風味で良い雰囲気です。(*パッチ1.01で「つづきから」に合うよう修正されましたw)
 しかもBGM代わりに街の喧騒を思わせる効果音(車の排気音や人の足音、自転車のベルなど)が流れる凝りっぷり。目を瞑ると実際にどこか都会の街角にいるような気分になれますな。
 ゲームスタートすると、誰の視点だか不明のポエミィなナレーション字幕と実写風ムービー。VITAでは今までP4Gしか遊んだことないので、実写がこれほど鮮明で画面映えするとは思いませんでした。

 2分のムービー終了後、映るのはどこぞの校舎らしき建物。どうやら主人公が転校してきた朝の登校風景らしい。
 そこで出会った二人の美少女。ゆるふわ巻き毛の方が莢ちゃん、黒髪ストレートの方が深舟さん。深舟さんは人見知りが激しいのか男嫌いなのか、言い方がさり気なくキツイです。
 
…しかし初回プレイ時は両方仲間になるものだと思ってたけど、莢ちゃんの方は裏事情と一切関わらない一般人ポジションだとは予想外。まさか事件に巻き込まれすらしないとは(−−;)
 その後、女ボスことオカルト雑誌【夕隙社】の編集長に取材を申し込まれるも、遅刻するからと丁重にお断りして教室へ(まぁ何を選んでも取材は受けられないのですが。ここは好感度変化のみ?)
 ちなみに今回は第1話だからかイベントムービーが多め。影から主人公たちを見つめる謎の視線や、誰もいない空き教室の黒板一面に書かれていく
『紅』の文字。おお、ホラーチック。

 教室に入ったところで転入生紹介(という名のプロフィール入力)という流れは魔人や九龍と一緒。名前入力だけは編集長相手でしたが(考えるの面倒ぃので、デフォ名の東摩龍介にしました)
 しかし、ここでパッケにも載ってる【車椅子の男子生徒】こと支我くんが変な質問を。
「君は……幽霊の存在を信じるかい?」 → 【 信じる / 信じない 】
 一般常識だと「いるわけない」が、メタ的に考えれば「いるに決まってる」。しかし管理人的には「存在するかどうか分からない」ので、どちらも微妙。とりあえず「存在も非存在も信じていない」という意味で後者を選択。
 教室での席は偶然にも(笑)同じクラスだった深舟さんの隣に決まり、支我くんを交えた三人で少し会話。支我くんが割と強引に学校案内を深舟さんに了承させた後は、すぐ放課後に。
 どうでもいいけど深舟さん、少し友達と身体がぶつかっただけの転入生をいきなり「変質者」呼ばわりとか失礼にも程があります。管理人はこういう無礼者が嫌いなので、しばらく感情入力は【怒】連打でした。

 そして放課後は約束通り学校案内。しかし初っ端からツンケン女vs【怒】連打男の二人きりとあって、空気は最悪。途中で今朝の女編集長も出てきたけど、まぁギスギスしい会話を繰り広げること(笑)
 通りがかった莢ちゃんの取り成しも虚しく、互いに喧嘩腰のまま4階の立ち入り禁止区域へ。ここで流れる回想ムービー。先月起きた女生徒の飛び降り自殺、深舟はその《真実》を調べたいのだと。
 序盤のムービーで映った空き教室は4階のどれかかな。しかし、3つある教室が昔からずっと物置にすら使われず放置されてるってどういう状況だ。よほど生徒数が少ないのか?(笑)
 上がった先で見たのは、教室入口に撒かれた塩と、「紅いコートの男を斃して」と呟く、夏服を着た少女の幽霊。そして少女が消えてから訳知り顔で現れる支我くんと、夕隙社の編集長。
 と、ここで別口の幽霊出現の兆候が。深舟さんは幽霊関係でトラウマでもあるのか、自分にも霊が視えたことを頑なに否定し、逃げてしまった。残された龍介は二人と共に霊と戦う羽目に。
 幽霊が現れると実際に硫黄臭がして、周辺の気温が下がったり光が遮られて暗くなるのか。イオンの関係で【鉄製の武器】なら霊にダメージ与えられるという設定が面白い。元ネタは何かな?
 霊が視える者には、いわゆる【霊障】に対して強い抵抗力を持つ者が多いらしい。逆に言えば、抵抗力を持たない普通の人間では仮に霊を視ることができても【霊障】で動けず戦えないと。
 ……ところで戦闘開始前に、逃げ去ったはずの深舟さんが画面に表示されるのはバグですかね?(苦笑)←パッチ当てた後は直ってました。やっぱりバグだったみたいw

 第1話の戦闘はチュートリアル。後方支援役の支我くんが操作方法から何から懇切丁寧に指示します。雑魚2体は向こうから攻撃範囲に近づいてくるため、指示通りに動けば難なく倒せました。
 メインターゲット【燃え盛る紅いコートの男】はちょろちょろ動き回って捕えるのが面倒ですが、編集長がLV30(*コート男のLVは8)あるので負けることはまずないでしょう。
 初戦は「AP低くて不便だな〜」という感想。一番狭いマップでも10マス四方(広いのだと3倍以上)、初期状態の主人公や仲間は1手番に最大4マス程度しか動けないので、敵に辿り着くだけでも大変です。
 マップ表示はウィジャパッドという電子機器の画面を再現していて凝ってます…が、ぶっちゃけ戦闘演出は近来稀に見る地味さ(^^;) その割に数秒かかる戦闘時の演出を消せない仕様もマイナス点。
 見た目地味な上に空振りも多いから、好き嫌い別れる戦闘だろうな。私は割と楽しめましたが、移動予測が外れて何度も空振りしながら一方的に殴られる展開が続くと、さすがにイライラしてきます(苦笑)

 戦闘終了後は、龍介の素質を見出した編集長から夕隙社のバイトとして勧誘される流れ。「除霊のバイトとか、ないわー」と断っても強引にドナドナされますが、これは話の都合上しゃーないと諦めた(笑)
 編集長が締めの台詞を終え、やっとOP。ロックのことはよく分かりませんが、まぁ格好いいんじゃないかな。敵味方共にキャラ絵が一切なく、象徴となる武器や装備など無機物のみ映されるのがある意味斬新。

 ところで、今作から採用された新システム【五感入力】は、感情の種類が8から5に減っていてイメージ通りの入力が(魔人や九龍より)難しくなったように感じます。
 感情と五感の組み合わせでバリエーション自体は今までの倍以上に増えているけど、【聴】や【嗅】は無意味なことが多いし。文章書く人も反応のネタを思いつけず水増しした感がぷんぷんと。
 相手の話をもっと聞きたくて【聴】を選んだのに「ぼーっと周りの物音を聞いている」事にされたり、無礼な相手に【怒】+【視】でガン付けたつもりが「目の前に●●がいる」と文章出るだけだったり(パッチ後は少し改善?)
 【触】【味】が【友】【愛】との組み合わせで握手・抱擁・頬や唇へのキスに変化するアイデアは面白いんですけどね。おかげで初対面の相手にはもっぱら握手(【友】+【触】)しまくってました(笑)

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【2ND TRACK】 Cold as Ice 〜冷たいお前〜
 ――プレイレポを始めたら、なんとその翌日にアップデートパッチが配布された件。いや、これは予想外でした…(笑)
 さっそく今回からパッチを当てて遊んでみます。ちょっと勿体ないけどクリアデータも破棄して最初からやり直し。チート嫌いだから極力使わないように気を付けたけど、無限訓練バグを筆頭にゲームバランス崩壊級のバグが複数あったせいで、一部の仲間とは訓練を避けてたし。想定されたバランスで遊んだとはとても言えない有様だったからなぁ(−−;) 戦闘中のナビも以前よりだいぶ改善されたらしいから少し楽しみ。

 前回のED(OP)からシームレスに続く第2話、最初は深舟の悪夢。幼少期から自分だけ霊が視えて孤立し、オカルトを拒絶するようになったこと。しかし先月の事件で友人(?)が謎の自殺を遂げ…という内容。
 普段のキッツイ物言いはこうした経験も理由の一つ、だったりはするんでしょうが。
でも会ったばかりの他人を「変質者」呼ばわりはやっぱりないと思うのよ?(笑顔)←根に持ってる

 事件翌日の放課後、支我くんにドナドナされて夕隙社へ…行く前に、深舟さんから再度頼まれて4階へ。一緒に幽霊見たことを認めたり、お礼を言ったりと少し気味悪いくらい素直になった模様。
 ふ、ふんっ、別に、この程度で昨日の態度を許してなんかあげないんだからねっ!?(ツンデレムーブ) しかし立ち去り際に、再び少女の霊が「たおして……」と囁くのでした(何故か深舟には聞こえてない様子)

 夕隙社で紹介されるのは、いかにも一癖ありそうな運転手の左戸井さん(裏仕事で服が汚れるからと白衣着用)。女ボスこと編集長の伏頼さん。頭でっかちの割に論理が破綻してる、変な発明が趣味の浅間くん(酷)
 これに支我くんと、可愛い猫のシークロアと、新米バイトの龍介を入れてフルメンバーになるらしい。そして呼ばれてないのに何故かさらっと会話に混ざり込む深舟さん(笑)
深舟「どうせ、私も一緒に連れて行ってと言ったとしても、連れていく気なかったでしょ? 
だから下駄箱の所に隠れて、学校からずっと後をつけて来たの(ドヤァ
 ……見事なまでの開き直りっぷりに編集長以外は唖然茫然。いや、堂々とのたまってるけど威張るところじゃないからねそれ(笑)
 どうも、霊の視える現実と正面から向き合う決意をしたついでに余計な行動力まで身につけたらしい彼女。編集長の計らいで、バイト仮採用という名目のもとに表の…雑誌社の仕事を手伝うことになったのでした。
深舟
「ちょっとっ!? 私はこんな事をするためにここに来た訳じゃ――」
伏頼「何か誤解してるようね。夕隙社は、オカルト専門の出版社よ。(中略)うちでバイトしたいと言ったからには、出版社としての仕事もキッチリやってもらうわ(キリッ)。東摩君、あなたもよ」
 アッハイ。……て言うか、俺は昨日きっぱり断ったにもかかわらず強引に勧誘されたんですけどね。とんだブラック企業に連れ込まれた気分ですよ…(−−;)

 深舟が校正作業を押し付けられてる間に、龍介と支我くんは夕隙社の下(雑居ビル1F)にあるコンビニ【4−B】(シのビー…某亀忍者繋がりのダジャレ?)で幽霊退治に使う備品の仕入れ。
 しかし在庫の偏った店だなー。骨董品とかある割に、調味料なんかは置いてないし。せめて食塩くらい店で普通に売ってよ。幽霊退治の時に罠としてしか自由に買えないってどういうことなの(笑)

 結局、何も買わないうちに「掲示板へ依頼が来た」とかで呼び出され、急遽中野区へ直行する二人。現場では既に浅間くんと当然のような顔で付いてきた深舟さん(笑)が待機中。
 ここでしばし浅間くんから事件の状況説明と、幽霊に関する科学的(?)薀蓄話。まあ薀蓄の方は面倒だからレポでは省略するとして(ぁ
 依頼人は公務員の男性。3日前から毎晩深夜2時ごろ、白い着物を着た女性の幽霊がベッドの横に現れ、しばらく依頼人を無言で凝視した後、煙のように消えるそうな。
 この後は二手に分かれて、支我くんはマンション周辺の人に聞き込み、残り3人は直接依頼人から事情聴取と現場の調査。
 現場で話を聞いたのち、浅間くん製作のEMF探知機が反応した
怪しげな緑色のゲル状物体に対して【五感入力】をすることになります、が……これの正解が【味】って正直どーなのよ?
 幽撃隊では話ごとに重要な場面で【五感入力】が要求され、正しい選択肢を選ぶと【第六感】が発動、事件の真相を垣間見ることができます。逆に言えば、間違えると「真相がよく分からないまま幽霊を退治して依頼終了」という、何ともスッキリしない話になってしまうわけで(苦笑)。幾らでもやり直しの利く一人用ゲームとは言え、出来ればライターの脳内当て(ノーヒント)クイズ!みたいな展開は勘弁してほしいなぁ(^ー^#)
 まあ、こちとら2周目プレイで正解知ってますし? 不正解だとすんごい呆気なくてモヤモヤする話になると分かってるので、
毒かもしれない怪しげなゲルでも素直に舐めますよ、えぇ(笑顔)

 怪しいゲルを舐めた龍介は、依頼人と複数の女性が親しげに話す光景を幻視する。サイコメトリ能力って奴ですかね、作中でこれを発揮するのは龍介だけみたいですけど。
 依頼人は幽霊が何者か気付いているが、他人に話したくはない様子。そこに現れた支我くんが「数日前からマンション近辺で女性たちが姿なき何者かに襲われる」事件の話を告げ、依頼人を問い詰める。
 しぶしぶ話すことには、幽霊の正体は2週間前に事故死した婚約者。葬儀を済ませた夜に、「貴方が心配で戻ってきたの。貴方はあたしだけのもの。他の女には渡さない…ずっと、ずっとあたしだけを愛して…」と、依頼人に約束させたそうで。それからというもの、毎日のように依頼人が接した女性たちを片っ端から襲うようになったのだと。…まぁ、あの幻視を見た限りだと…ねぇ?(笑)
 支我くんの説明によれば、幽霊を説得することは(基本的に)不可能。霊は「生前に抱いた想い」や「死の間際に閃いた記憶」に囚われ、ただそれだけのために行動する。生者のように理性や道徳などの雑念が入る余地もなく、ひたすら純粋に己の想い(エゴ)を叶えようとするのだ。…これだけ聞くと、まるで【魔獣の絆】のようだなあ(笑)。や、BBTの世界観って元から魔人ワールド(九龍・幽撃隊含む)と親和性高いけど(笑)
 ともあれ、これ以上無実の女性が襲われるのを止めるためには、婚約者の幽霊を斃すしかない。依頼人を避難させ、龍介たちは午前2時の戦闘に備えて一旦編集部へ。

 ここからコンビニや浅間くんの開発室を使えるようになりますが、まだ技能LV低いし素材もないので開発室は用無し(笑)。コンビニで非常時用の回復アイテムを全員分買って、忘れずに装備します。
 パッチで訓練ムービーを飛ばせるようになったということだけど…こりゃ駄目だ。元々「ムービー前後のロード時間」も込みで邪魔なんだから、ムービー始まってからキャンセルしても意味ないわ。直すならムービー挿入自体をOFFできないと。最初の数回は物珍しいけど、成長システム上、何百回も訓練する必要があるのにいちいち余計なムービー見せる仕様を、今井監督は疑問に思わなかったのかなぁ?(−−;)
 ブリーフィング画面で罠配置を決めたら戦闘に突入。罠には色々な種類があって目移りしますが、初回序盤で使えるのは所持金と技能LVの関係上、実質【EMF探知機】【食卓塩】のみです。十分に資金が貯まってからなら強制移動符と状態異常の罠コンボが使えて楽しいんですがね(笑)。まあ序盤は探知機と足止め用の塩だけで十分でしょう。
 パッチ適用前はゴーストの出現場所はノーヒントで予測もヘッタクレもありませんでしたが、パッチ後は目撃地点として候補が数か所に絞られる仕様となりました。これは嬉しい変更ですね。
 以前の仕様だとブリーフィング段階でどこに罠を設置するか、当てずっぽうで決めるしかなかったからなぁ。本編の敵は位置固定だけど「だからやり直せばいいや〜」ってゲーム的に何か違うもの(苦笑)

 そして戦闘開始。まず二手に分かれ、龍介と浅間くんで雑魚2体を順番に集中攻撃して各個撃破。深舟さんは反対側に回ってメイン敵にダメージを与えつつ、囮となって二人の居る方へ誘き出す。
 途中で龍介が雑魚に麻痺攻撃を受けたものの、こんなこともあろうかと装備しておいた【針】で素早く回復。まんまと誘い出された婚約者の幽霊を鉄パイプでタコ殴りにし、見事撃滅しました(笑)
 この戦闘で龍介が3LVまで上がり、成長分は全て知力に振ってAP上昇。主人公はこれが出来るから強い。仲間たちは自動割り振りだから、かなりLV上げないと足遅くて使いづらいんですよね;

 敗れても諦めない幽霊に対し、龍介の【第六感】が発動。これは…幽霊の記憶を引き出して、霊本人と共有してる? 剣風帖の高見沢さんみたいな《力》かな。
 彼女が思い出したのは、生前の美しい記憶。自分よりも、愛する人に幸せであってほしいという願い。自分だけをずっと愛してという願いも本音なら、純粋に恋人の幸せを願ったこともまた本音。
 本来なら説得不可能な幽霊も、かつての自分にとって“本当に大切だった願い”を思い出したことで自ら成仏できたのでした、と。最後に一言お礼を言って、彼女は消えていきました。

 さて翌日。深舟さんは過去の自分の体験に重ねて、依頼人の動機をやたら美しく解釈してますが…無情にも支我くんが告げたのは「依頼人が婚約者の死後、複数の女性と交際していた」という残酷な現実(笑)
 まあ潔癖な乙女にはショックでしょうなー。いくら生前の婚約者に「これからは自分自身のために生きて」と言われたからって、さすがに半月も経たないうちから女漁りってどーなのよ?(苦笑)
 動揺を隠せない深舟さんに、いっそ清々しいほど割り切ったビジネスライクな姿勢の編集長が決め台詞。深舟さんもめでたく(?)正式にバイト採用されたところでED【黄昏ジュヴナイル】が流れ、第2話終了!
 ……後にふと、タイトルの真意に気付いた。今回の話は、「冷たい態度をとる深舟の心の奥を描く……と見せかけて、編集長は更に冷たい鋼鉄の女でした!」というオチだったのだな、と(ぉ

次の話を読む / 遠慮するわ


 

【3RD TRACK】 Epitaph 〜エピタフ〜
 次の話を始める前に、LVアップのお時間です。本編以外での成長方法は【除霊掲示板の依頼達成】【ボードゲームで遊ぶ】の2種類。
 前者は本編の戦闘と同じ仕様で、参加メンバー全員に経験点&訓練・特技取得に必要なTP&依頼料が入ります。普通にLVアップしたいなら、選ぶのはこっちだけでOK。本編の練習ついでに資金も稼げて一石二鳥。
 後者は本編と全く違う仕様のボードゲームが遊べます。カードといいメンバーのボイスといい無駄な凝り様。但し経験点を貰えるのはゲームの勝者のみ。しかも得る点数はずっと増えないため、成長するほど雀の涙になっていき、後半は単なる暇つぶし以外の意味をなさなくなります。ゲーム自体は目立ったバグもなく普通に面白いんですが…正直、おまけでしかない所に開発リソース裂いて本編おろそかにされても困るというのが本音。
 まぁ序盤だけは成長効率悪くないし、目先を変える意味でも数回遊ぶのは楽しいんじゃないでしょーか。主人公がハンター固定でゴースト側に回れないのは片手落ちだと思いますけどね〜(−−;)
 フリー依頼とボードゲームでそれぞれのLVを龍介8/深舟5/浅間6まで伸ばし、深舟の分のEMF探知機を作ったところで第3話へ。バグ修正後の訓練回数なら、訓練ムービーもあまりウザくない…かも?

 冒頭は渋谷区のライブハウス。とあるロックバンドが演奏してる所に霊が現れ、プラグの抜けたエレキギターが弾いてもいないのに鳴り始める。「ギターを寄こせ……俺の……ギター……」
 OP後はいつもの登校場面。深舟さんは目の下に隈を作って顔色も優れない様子。台詞からすると、まだ第2話の翌朝なのね。
 彼女はまだ自分の《力》の意味に迷い、このまま先へ進むべきか戸惑っている……が、一通り話した後で「朝から何で、こんな話をあなたにしなきゃならないのよッ!!」と逆切れ。相変わらずツンケンモードだなぁ。
 教室では支我くんから新しい依頼の件を聞き、ついでに「暫く深舟と一緒に行動して相談に乗ってやってくれ」と頼まれる。けど、ちょっと無理がねえ? 俺まだ転校3日目で、しかも「犬猿の仲」よ?(【悩】+【視】)

 結局、放課後は深舟と二人で依頼のあった渋谷のライブハウスへ行くことに。そして現地で合流したのは、以前から夕隙社の仲間だったという小太りで髭面のギタリスト。自称“魂のゴーストハンター”小菅春吉。
 何かと格好つけたがる小菅に対して、身も蓋もなくけちょんけちょんに貶し倒す深舟さん。ああ、この娘ってば誰にでもこうなのね…しかもどうやら本人は素で悪気ないっぽい(苦笑)
 まぁ気を取り直して依頼の話を聞きましょう。気にするな小菅、ロックで重要なのはたぶん服装でも体型でも老け顔でもない、才能と情熱だ。アメリカへ武者修行なんて見栄張らなくても大丈夫さ(笑)
 事件の内容は、4ヶ月前からこのライブハウスで、出演したバンドのギタリストが使っているギターが突然炎上・破壊されるというもの。警察は取り合わず、現れる時間も「ライブ中に時折」としか分からない。
 先輩の威厳(?)を見せたがる小菅だが、調査はどこまでも強引な深舟さんのペースで進む。ここでスタジオ調査のため【五感入力】。えーっと、ここの正解は何だっけ……調べるなら【悩】+【視】でいいか。
 そして名簿を調べた小菅が襲われたバンドの共通点、狙われたのは全て同じ種類のギターである事を発見。更に運よく(?)小菅自身が今持っているのも同じギター…。
深舟「ちょっと、馬鹿なこと考えないでよッ!? 何の準備もしないで、霊を迎え撃つなんて――」
小菅「準備万端や予定調和なんて、ロックには必要ねぇんだよ。未来なき未来を切り拓く、それがロックの神髄ってもんだッ!! 
盛り上がって行くぜ、YEAHッ!!
 いや、いちおー俺は止め(ようとし)たんですけどね……。

伏頼「――で? ロックな生き様がどうしたって?
 霊を呼び出すことに成功はしたものの、ギターの技量は小菅より幽霊の方が遥かに上手だったらしく。あわやギターごと丸焼きにされかかった小菅は咄嗟に塩を撒き、這う這うの体で逃げ延びたのでした。
 幸いにも小菅の報告から支我くんが手がかりを見出し、霊の正体と思われるギタリストを突き止めた。しかし情報によれば、その人物は死ぬ前に自分のギターを全て焼却処分したらしい。
 ギター自体が目的でないなら、ギターに関わる何かを探している可能性が高い。果たしてギタリストの墓場を調べたところ、そこには墓碑(エピタフ)として刻まれた楽譜。おぉ、ここでタイトルに繋がった(笑)
深舟「やったじゃない! これで事件解決ね」
小菅「いや、その……一晩だけ待ってくれ。……だって……
いきなり弾けねえだろぉぉお!? こんな難しい曲ッ!!
 ……幸いにも、小菅は既に夕隙社のメンバー、仲間です。つまりは…ネタ選択肢を選んでも大丈夫ということ!(笑)
 → 【 明日まで待つ / 明日まで待たない(ぴこーん) 】
小菅「えっ!? これって、待たないって選択肢あんの?
 あるんです(きっぱり)。いや、結局は深舟さんが(珍しく)フォローして、決戦は翌日の晩に延期されたのですが(笑)

 かくして翌日。徹夜練習でフラフラの小菅と、深舟さん、浅間くんを引き連れてライブハウスで戦闘開始。教室より広いけど、パッチのおかげで探知機を仕掛ける場所が決めやすくて楽です。
 敵はギタリスト一人だったため、龍介が上がったAPに物を言わせ、ステンレス包丁で滅多刺しにして速攻で斃しました。5ターン目から雑魚が出現するので、アイテム拾うなら待った方が良かったかも。

 戦闘が終わったところで、無事【第六感】発動。うろ覚えだけど正しい選択肢を選んでたみたい。
 今回視えたのは、ギタリストが小学生だった頃の記憶。当時からロックが好きで弾いていたが、他の同級生たちにはずっと理解されず馬鹿にされ続けた彼。
 しかし、そんな時に出会い、初めて彼の曲を認めてくれた外国人ギタリスト。仲良くなった彼らはある【約束】を交わした。墓碑に刻まれた曲は、それを果たすための大切な――。

 依頼解決後は、打ち上げと小菅復帰の祝いを兼ねて、夕隙社恒例の焼き肉パーティ。
 今回の功労者は小菅…なのだけど、編集長と支我くんは「わざわざ現場でギター弾かなくても、PCか何かで曲の音階さえ再現すれば効果は同じだったんじゃないの?」とドライすぎる意見(笑)
小菅「
だァァァァァァッ!! んなの、全然ロックじゃねぇッ!! 全身全霊、魂を込めて演奏するからこそ、心に響くんじゃねぇかッ!!
 ここはさすがに、小菅に同意させてほしいなぁ。機械的に合成した音声でどんな素晴らしい曲を再現できたとしても(出来が良ければ感心はするが)それで“人”が感動するかは別問題だし。
 まあ「音楽を愛する奴に悪い奴はいねぇ」かどうかはまた別として(笑)、小菅が熱いハートを持った良い仲間なのは、よく伝わるお話でした。

次の曲、行くぜッ! / もう一晩だけ待ってくれ…


 

【4TH TRACK】 It makes no difference 〜同じ事さ〜
 今日の成長報告。フリーバトルを何度か繰り返し、龍介13/深舟12/浅間11/小菅10までLVアップ。意図せず妙に綺麗な差がついたけど、要するに足が遅くて射程短い奴は育てにくいんだよね、これ(笑)
 主人公の《力》はコピー能力というかサイコメトラーというか…物凄い共感力で、相手の経験や技術を取り込んでしまうのだろうか。【第六感】の描写からはそんな風に受け取れるけど。
 ともあれ有用そうな特技を厳選してコピる。深舟からは状態回復、浅間はアイテム取得率UP、小菅からは攻撃力増強を二つ。攻撃技は使う武器に依存するから、とりあえずはこんなところか。

 今回の舞台は江戸川区、暴力団【火暮会】の屋敷。ここの組長が幽霊に祟られてるらしいが…霊の姿は何故か西部劇のガンマン。「トラ」と呼ばれた若頭っぽい男と撃ち合いになるが――。
 編集部では浅間の意外な(?)一面が明らかに。アイドルオタクだったのねー。と、そこに訪れたのは【火暮会】若頭こと山河虎次郎。しかし左戸井さん、やくざの若頭の人相なんてよく知ってるね…。
 屋上で面会した編集長におちょくられつつも事情を話す山河さん。組長がガンマンの《霊》に憑りつかれたが、大っぴらに動いて外部に知られては組の危機。あくまで個人的に幽霊退治を依頼したいと。
 これまでにも他の祓い屋や祈祷師に依頼したが全て失敗。ガンマンは夜な夜な組長の枕元に現れて「カエセ…」と囁き続けるという。しかし組長にも山河さんにも心当たりはなし。

 他のメンバーはちょうど取材に出払っているため、渋る浅間くんを宥めすかして組長の屋敷へ。まぁ、学生二人が腕利きに見えないのは分かるけど。祓い屋の技量と体格は関係ないんじゃないかなぁ(笑)
 組長さんはすっかり覚悟を決めてる様子。こっちとしては現場の調査はもちろんのこと、前の祓い屋たちが“何故、どんな風に”失敗したのか詳しい状況を聞きたいところだが…。
浅間「龍介氏、ここは適当に済ませて、早く帰りましょう
 …………あのね、いちおう仕事だからね、しかも依頼人の前だからね。いつまでも空気読めない発言ばかりしてると、
いくら温厚な俺でも終いにゃ怒るよ!?(【怒】+【視】)
 ――と、ここで龍介の霊視が発動。視えたのは妖艶な女霊媒師と怨霊会の親分の会話。この二人が霊を呼び出して【火暮会】組長に取り憑かせた犯人らしい。
 怨霊会の名前を出してみると、山河さんも悪霊が彼らの仕業ではないかという噂を耳にしていた。まぁズバリ正解なんだけど、証拠はないし下手に喋ったら抗争の元だし、黙ってた方が良いのかな。

 一通り現場の調査も済んだところで、浅間くんから「編集部へ戻って編集長に連絡しましょう」と提案が。初回は「戻らない」を選択したけど…実はこれ“どちらを選んでも結果は同じ”だったり。
 試しに「戻る」を選んだ場合、浅間くんが勝手に自己完結して怨霊会へ向かうことになります。……ここの選択肢、必要かなぁ? この話だけじゃなく、どうも幽撃隊全編に渡って無意味な選択肢が多いような。

 夜、道案内役の深舟さんを連れて怨霊会へ来てみると、時代錯誤な格好をした、高校生らしき槍使いが現れた。名は龍蔵院鉄栴、イメージ的には…スキンヘッドのエセ坂本龍馬?(酷)
 怨霊会の用心棒という事だが、どうも依頼人の話を真に受けすぎるというか…ぶっちゃけあまり頭のおよろしくない人のようで(根が善良とも言えるけど)。率直すぎる深舟さんと一触即発。
 握手(【友】+【触】)などして友好的に接してはみたものの、怨霊会会長への面会は断られ、無理に押し通るわけにもいかず。一旦調査を諦め、幽霊の迎撃準備に移るのでした。

 戦闘マップは日本庭園。だだっ広い面積の半分以上を池が占めていて非常に厄介。何故なら、水上だと探知機も塩も置けないから。囮くらいは配置できてもいいと思うんだけどなあ。
 小菅は今回ライブ中ということでお休み。その代わり、現場へ行くと「一緒に戦う」と言う山河さんに加え、怨霊会用心棒の龍蔵院までが「真相を知りたい、一緒に連れて行け」と同行してきた。
 はて、人数オーバーした分はどうするのだろう? と思ったら、山河さんはPTSDの発作を起こして幽霊と戦うどころではなくなってしまった。やむなく龍蔵院を加えた4人で戦闘開始!

 強制で戦闘メンバーに加わる龍蔵院ですが、この時点ではLV6固定。しかも装備は槍のみで、攻撃力はともかく防御力の低さがかなり不安を誘います。AP低すぎて敵まで辿り着けないのが逆に幸い(笑)
 ここでアクセサリとして装備するEMF探知機(*罠じゃない方)の効果をやっと理解しました。これ持ってるキャラの周辺2マス以内は霊が視えるんですね。なるほど、こういう不便なマップで役立つのか。
 パッチ前だと探知機の索敵範囲外にいる敵は一切視えず、ナビが知らせる位置候補も数多すぎて役立たずでしたが、パッチ後はナビで敵の現在位置を(*異音のする場所のみ)明確に教えてくれるようになりました。
 後ほど登場する【イーグルアイ】の旨みが減ったとも言えますが、平地の敵は視えず移動範囲や敵の種類も分からないので、これは程よくゲーム性を保った良変更だと思います(むしろ以前の仕様が駄目すぎたw)
 雑魚は移動パターンが単純で難なく斃せたけど、ガンマンは変則的な動きをするのか微妙に攻撃がスカる。何度か移動先のバッティングした龍蔵院が瀕死寸前まで追い込まれつつも、どうにか一回で勝利。

 さて、大ダメージを与えたもののガンマンの霊は消滅せず組長の所へ。今までの失敗も同じだったんだろうな。組長さんへの攻撃を【 庇う / 庇わない 】の選択肢は、もちろん前者。
 そしてまたも【第六感】発動、怨霊会に雇われた霊媒師が《霊》召喚に使った媒体は、生前ガンマンが大事にしていた一枚の写真だと分かる。
 龍介が組長を庇う姿を見て奮い立ったのか、気合で発作を捻じ伏せた山河さんが銃でガンマンを撃退。…しかしせっかく庇ったんだから、ここは撃たれて負傷する(そして心配される)くらいの描写が欲しかった(笑)
 写真の方もいつの間にか龍蔵院が始末していて、【第六感】で得た情報は何の役にも立ってないし。どうせ分岐させるなら、正解ルートには龍介が写真を見つけて処分できるイベントでも入れた方が良かったと思うな。
 更にどうでもいいけど、組長さんと山河さんが実の親子だと誤解したプレイヤー、いるんですかね? ヤクザの組員が組長を「親父」と呼ぶのはテンプレだし、何より苗字が全然違うのに(笑)
 まあこの組長さんがヤクザな割に昔気質の出来た人物なのは分かりましたが。深舟さんも山河さんの過去と自分の体験を重ねて思うところありそう。
 同じ《視える者》同士でしか理解し合えないこともあるだろう、虎次郎の友達になってやってくれと頼まれれば、まぁ断る理由もありませんわな。結果的には龍介の方が助けられた形だし。

 帰ろうと外へ出ると、去ったと思われた龍蔵院が待っていた。要は「龍介に漢惚れしたから、わしも仲間になる(*答えは聞いてない)」ですね、わかります。
 締めの台詞は色々吹っ切れたらしい深舟さん。山河さんと彼女が同じ、というのは今回のタイトルにも引っ掛けてあるんでしょうね。さて、次へ行く前に龍蔵院を足手まといにならないLVまで育てるかな〜。

次の活躍を見に行くぜよ / もう出番ないきに、帰るけぇの


 

【5TH TRACK】 Light My Fire 〜ハートに火をつけて〜
 今日の成長報告。フリーバトルとボードゲームで、龍介16/深舟14/浅間14/小菅14/龍蔵院12までLVアップ。この辺で既にボードゲームによる成長は効率悪い。

 今回はTV局での歌番組リハーサルから。アイドル・野々宮アイが歌い始めたところで、妙な女の歌声が被って聞こえるという怪談話などでありがちな展開…と思ったら予想より被害が派手だった(笑)
 学園では莢ちゃんに誘われ、みんなでランチタイム。作り過ぎたお手製弁当に舌鼓を打ちつつ(【愛】+【味】)話題はお昼の校内放送から莢ちゃんもファンだという野々宮アイの話に。
 ここで何故か「アイドルのフリフリ衣装は誰が似合う?」という選択肢。【 さゆり / 莢 / 支我 】…今井監督、相変わらずこういう変な選択肢好きね。
 深舟に着せるのは(色々な意味で)怖いし、普通に考えれば莢ちゃんだけど、ここはネタ枠で支我を選択。……女子の反応が、なんというか、こう…大丈夫か? と聞きたくなる(^^;)

 あっという間に放課後。学園に組のリムジンで乗り付け、不審者扱いを意にも介さず(というか気付かず)夕隙社バイト組にスルーされてもめげない若頭こと山河さんご登場。台詞からすると一週間ぶりの再開かぁ。
 リムジンで強制連行され、着いたのはいつもの夕隙社。前回で幽霊へのトラウマを克服したらしい山河さん、龍介に…というか夕隙社自体に惚れこんで、除霊仕事に力を貸したいと思ったと。
 正直、本業の方はどうするのかな、とか、絶対に表仕事の方も手伝わされるだろうな、とか色々思う所もあるけど俺(龍介)は止めません。社内で暇潰してた左戸井さんも二つ返事でOK。

 それより気になったのは「本来、銃は《霊》に無効」という設定。左戸井さん曰く「効かないはずの銃が効いたなら、山河は“何か”を持ってるかもしれない(←要約)」だそうで。
 この台詞、管理人はてっきり山河自身に弾丸に氣を込める《力》か何かがあるのかと解釈したんですが、公式サイトのキャラ紹介とは明らかに違う。それもそのはず、後に監督のインタビューで「山河の使っている銃は退魔組織【M+M機関】に関係あり」だと語られました。監督…裏設定で悦に浸ってないで、そういう設定はちゃんと本編に活かしてください。インターバル会話で銃に関して少し触れるだけでも印象違ったでしょうに。
 それに、銃弾は鉄や銀を弾頭に使っても説明付くけど、トランプやチェスの駒が通用することについては結局何の説明もありませんよね。この辺も今井監督の脳内ではきちんと理由づけされてるんでしょうか。
 ただでさえ幽撃隊の仲間って担当回が終わった後は大半本編に登場すらしなくなるんだから。どーでもいい三択問題で水増しするより、キャラを掘り下げる会話入れた方がよほど有益だったと思いますよ…(−−#)

 まぁ愚痴はこの辺にしておいて。山河さんを新たな仲間に加えての初仕事は、野々宮アイからの依頼…と聞いてすっ飛んで行ったのはアイドルオタクこと浅間くん。この辺は第4話から伏線張ってましたもんね(笑)
 待ち合わせ場所に着いても、価値観の合わないオタクとヤクザは衝突してばかり。浅間くん、前回のビビりモードは何だったのかという勢いで語る語る…あ、空気読めてないって点では一貫してるのか。
 野々宮さんが来た後は、浅間くんが感動のあまり失神したり、山河さんが彼女の嘘を見抜いたりと色々ありましたが、ともかく彼女を助けようという結論に落ち着いて現場のスタジオを調べることに。

 山河さんは本業が本業だからか、人一倍殺気に敏感な様子。夕隙社の誰より早く《霊》の気配に気づきます。それと、不器用ながら認めた相手に対しては意外に素直な辺り、好感が持てる性格ですね。
 ここでまずどこを調べるかの選択肢。【 スタジオ / 控室 】 初回は何も知らず【スタジオ】を調べたのですが、残念ながらそちらは外れ。何も起こらないまま終わるため、見る価値のないルートでした。
 というわけで、今回は正解の【控室】を選択。こちらだと剣風帖ファンには懐かしい顔、舞園さやかと遭遇します。あの頃から16年経ってすっかり大人の女性になったんですね、おかげで誰だか分からなげふげふ
 以前読んだ魔人の公式外伝小説によると、確か一時的に活性化した龍脈が静まった事で、かつての剣風帖メンバーに宿っていた《力》は弱体化したんでしたっけ。元から術者だった魔女や陰陽師はともかく、今のさやかちゃんも実戦に耐えられるほどじゃないんだろうな(今でも氣の質を見る程度は出来るみたいだけど)。まぁ元より彼女の《力》は(カスタマイズできるとはいえ)攻撃よりも治癒や幻惑向きでしたが。
 閑話休題。舞園さんは、騒霊現象が発生するのは必ず“野々宮アイが新曲を歌う時”で、そのためスタッフ間では「藍坂ナオの祟りだ」と言われていること。しかし舞園さんには祟りでなく別の理由があるとしか思えないことなどを話し、それ以上の詳細はアイドルオタクで当時の事情にも通じているだろう浅間くんから聞くことになりました。掻い摘んで言うと、野々宮さんとかつて同じグループアイドルで飛び抜けた歌唱力を持った藍坂ナオは、ソロデビューの重圧から声が出なくなったことを苦に自殺してしまった。もし彼女が《霊》になったとしたら、それは誰かへの恨みなどでなく、もう一度“ただ歌いたい”からではないか、と。
 霊は人を怨んで出るものと決めてかかる山河さんに対し、一歩も引かず「アイドルたちを信じる」と断言する浅間くん。それを見た山河さんは「大切な者のため、弱い奴のために自分の命を張って救けるのが任侠だ、オタクってのは(大切な者を命がけで守るという点で)任侠と変わらねぇんだな」と、何やら感じ入るものがあったようで、全面的に協力することを約束しました。
 …イイハナシカナー? いや、正直その理論だとアイドルオタクと任侠どころか、警官も自衛隊員も、場合によっては探偵なんかも全部同じ括りになってしまうので、管理人的には違和感を禁じ得なかったというか…(^^;)
 ま、まぁともかくここで改めて調査の【五感入力】。今回は《霊》の“声”が重要なので【悩】+【聴】を選択。すると聞こえたのは「ウタイタイ……」という若い女の苦しげな掠れ声。
 同じく声を聞いてショックを受けた野々宮さんを浅間くんが励まし、彼女に協力してもらって藍坂ナオの《霊》を呼び出すことで話はまとまった。というわけで、準備のために一旦編集部へ。

 ブリーフィング画面に罠配置後、ホワイトボードを見るまで忘れてました。この戦闘、小菅と龍蔵院は参加できないでやんの。そうね、この流れなら龍介・深舟・浅間・山河の四人で固定だよね…(苦笑)
 藍坂ナオの呼び出しには成功したが、どうも歌いたいという雰囲気ではない。浅間くんは「何かがナオちゃんの意思を妨害しているのかも」と言うが……本当に何だったんだろうこれは(←終わってからの感想)
 暴走して正気を失っているらしいナオの《霊》を大人しくさせるために、説得(物理)開始。
ちょっと、頭冷やそうか…?

 戦闘に入ったものの、山河さんのデータは前回の龍蔵院同様に弱く(LV8)、ぶっちゃけこの時点では足手まとい。幸い遠距離攻撃型なので、バフかけつつ雑魚が出る5ターン目を待って攻撃させます。
 彼以外は十分育っていたので、戦闘自体は難なく勝利。特技で強化しまくった山河さんには経験点稼ぎを兼ねて雑魚を全部斃させ、藍坂ナオへのとどめは浅間くんに。金の卵(レアアイテム)はドロップせず、残念。

 暴走し続ける藍坂ナオは、龍介の【第六感】発動で野々宮アイとの思い出(ちょっと百合っぽいw)を見せられて正気に返り――って、ちょいと待った。それはもしやソロデビューしたのが全ての元凶なんじゃ?(^^;)
 ともあれ妄執を解かれて生前の歌声を取り戻したナオの《霊》は、もう一度アイと一緒に歌いたいという願いを叶え、安らかに消えたのでした。
 …しかし、第2話でも思ったけど。《霊》のデザイン、もう少し何とかならなかったんでしょうか。まるで幽霊と言うより妖怪だし、都市伝説的な《霊》はまだしも第2話や今回の話であの外見だと雰囲気ぶち壊す気が。
 戦闘中は怪物じみた外見でも大丈夫だけど、感動させたいだろう場面まであのままでは……これが正気を取り戻すと同時に生前の姿に戻るとかなら、演出としても有りだったのに(苦笑)

 事件解決後は恒例の焼き肉パーティ。山河さんは、なし崩し的に正式メンバー採用決定。すっかり溶け込んでいます。
 ナオの様子が変だったことに関しては、支我くん曰く「ある《霊》が他の《霊》に影響されることもないとはいえない」とのこと。…物語後半への伏線? 結局、ナオの一件については原因不明も同然だけど。
 浅間くんが野々宮アイのファンになったのは、友人の居ない寂しい中学時代を過ごしていた頃。TVで彼女を観て歌を聴き、初めてハートに火が付いたのだと。それ、普通は一目惚れや初恋って言うんじゃないかな(笑)
 何やかやとツッコミどころも満載でしたが、前回の伏線が回収されたり、仲間同士の掛け合いやキャラの掘り下げもあって楽しいお話でした。

次のカチコミ先はどこだぁッ! / 俺氏、研究に戻ります


 

【6TH TRACK】 Stairway To Heaven 〜天国への階段〜
 今日の成長報告。フリーバトルで龍介20/深舟16/浅間16/小菅16/龍蔵院16/山河15までLVアップ。既にボードゲームでの経験点はほぼ意味がないので気分転換に遊ぶ程度。
 インターバル会話で歌の話題が出てくるのは、多少なりとも前回の話に合わせたからだろうか。関係ない話を振ってくる人の方が多いけど(支我くんとか支我くんとか龍蔵院とか)

 冒頭は、キリスト教っぽい祈りを捧げる老人たちの前に、翼の生えた天使みたいな自称【守護霊】様が現れる場面。…守護霊って、そういうモノだっけ…?
 放課後の学園、だいぶ態度の軟化した深舟さんから一緒に編集部へ行こうと誘われます。ついでにコンビニで食卓塩を買って来てと言われたとも……店で買える設定になってるんですね、当たり前ですけど。だったらゲームシステム的にも購入可能にしてくれと声を大にして申し上げたいですワタクシ。誰ですか、コガメマイレージの景品でしか入手できないシステムにしたのは(笑)
 やってきた莢ちゃんから(さんざ深舟さんがからかわれた後)、図書室で相談が。冒頭の場面は老人ホームだったんですね。で、彼女の祖父が守護霊様目当てにその老人ホームへ入りたがっていると。
 支我くん曰く「守護霊が交換条件を出すのは怪しい」ので、その老人ホームを取材の名目で調査しようとするも……編集長の返事はNO。まぁ夕隙社は慈善活動じゃないんだから当然の反応ではある。
 しかし「どうしてもやるなら、夕隙社が動く理由があると証明しなさい。もしその守護霊が悪霊なら、うちが責任もって除霊してあげるから」って、この編集長はズルいのか甘いのか分からないな(笑)
 まぁ言質は取ったということで、早速調査に行こうと言い出す支我くんもかなりイイ性格してるようです。儲け話になるなら編集長も悪い顔しないだろうしね。

 老人ホームへ行く前に周辺の聞き込み…のはずが道に迷った龍介&深舟組。眼鏡をかけた若い巫女さんに王子稲荷への道を聞かれます。道に迷ったくらいなのに教えられるんかいな?と思うけど問題なかったみたい。
 一足先に着いてた支我くんの聞き込みによれば、この老人ホームは以前は寂れていたが、守護霊の出始めた1ヶ月ほど前から急に入所希望者が増えて、今では予約待ちなのだとか。
 中へ入ろうとした三人に、猫と魔女を混ぜたようなコスプレをした中学生くらいの少女(実は高3)、楓伊久が話しかけてくる。マジシャンなんですね、彼女。しかも「アタシも霊が視えるから、その仕事を手伝う」と。
 支我くんは以前編集長が言った台詞「人の出会いには意味があり云々〜」を引用して良い話っぽくまとめてるけど…いや、いくらなんでもこれはシナリオが強引過ぎるんじゃないかなぁ(−−;)

 調査に入ると、守護霊を呼び出したという露出過多な女霊媒師、聖奈妖子が登場。この人、第4話で怨霊会に雇われた女霊媒師と同じ人かな?(あの時は文章だけで顔も声もなかったから判別つかないけど)
 相手は夕隙社のことも知っているが、取材でも何でもしていけばいいと自信満々。……でも、そのトリックがよりにもよって
魔鏡とか……今時、これが百戦錬磨の悪徳老人どもに通用する手口なのかと。orz
 いやまぁ、実際に《霊》が出てきたんなら、他がどんなに使い古された代物でも案外騙されてしまうものなのかもしれませんね。あは、あはははははははは(乾笑)。しかしマジシャンでなくとも気づくだろ、これ…。

 夕方まで待って、物陰からこっそり守護霊様とやらの正体を確認する龍介たち。…物知り支我くんでも魔鏡は分からないのか…メタ的にはマジシャン楓の見せ場を作るためだろうけども、何だかなぁ(苦笑)
 お約束通り皆の前で魔鏡のトリックを暴く楓。しかし聖奈は余裕綽々。「ここにいる老人たちはみんな、ロクな死に方をしないだろう悪党たち。そんな悪人にも天国へ行ける夢を与えた、それが悪い事?」と逆に聞いてくる。
 まあ、普通に悪い事でしょう。要するに…悪人を騙して有り金巻き上げる。その過程で良い噂だけを聞いた他の誰かが巻き込まれても知った事じゃない、自分さえ儲かればそれでいい、と言ってるのだから。
 うまく論点ずらしたつもりなのだろうけど、そういうのを世間一般的には
詭弁と言うのですよ、露出好きの聖奈おばはん?(冷笑)
 しかし、すっかり守護霊を信じ込んだ老人たちは楓の説明どころか聖奈の発言すら耳に入ってなかったようで。そうこうしてるうちに守護霊登場。聖奈もその隙に金を持って逃げ去ってしまった。って、えー!?(−−#)
 守護霊は日が落ちるまで完全には力を発揮できないらしい。だからその間に編集部へ戻って戦闘準備と。…準備が必要なのは分かるが、毎回《霊》が完全な状態になるまで待つってどんな理屈だ。普通は逆じゃないか?
 (たぶん、《霊》が完全に出現しないとこちらからも物理的干渉で斃すのは難しいとか、そんな理屈なのだろうと思うけど。前もって説明してくれないと、発言が矛盾してるようにしか見えなくなるから困る)

 この辺からメインターゲットには食卓塩が効かなくなる。所持金も貯まったことだし(何しろ使い道が少ない)他の罠を色々試してみますか。何しろ初回はシステム理解できてなくて主人公のゴリ押し無双だったし(笑)
 今回、浅間くんは秋葉原へ出かけてお休み。深舟と楓は強制参加なので、残り1枠はLVが一段低い山河さんを採用。それでも楓の方がLV12でもっと低いのだけど。
 聖奈の本性を聞かされても、老人たちは信じようとしない。どちらが本当の事を言っているのか確かめるため、隣の部屋で除霊の様子を見るという。…正直、彼らはごく冷静な方だろう。本物の狂信者といったら…(溜息)

 ともあれ、出てきた自称守護霊様と戦闘開始。まずは龍介がコピーした《エール》で全員の攻撃力UP、次に楓と山河の連続攻撃で雑魚2体を軽く殲滅。
 メインの守護霊様は深舟の囮技《幽体離脱》で引き付けてる間に、近づいた山河が《荒野の決闘》でAPを0にする。これで次のターンに手も足も出なくなった守護霊様()を全員で袋叩き。
 いやあ、快勝快勝。設置した罠は今回あまり役立たなかったけど、連携技が綺麗に決まると気持ちいいなぁ(笑)

 今回の【第六感】で視えたのは、醜く争い合う傲慢な老人たちを、聖奈が誑かす光景。そして老人たちと召喚者に相応しく、傲慢で醜悪な自称守護霊の本性。どう見てもただの悪霊です、本当にありがとうございました。
 そして楓も夕隙社の新たな仲間に。…いや、選択肢が出たし、良い子だと思うから誘いましたけど。楓からすると、夕隙社に入るメリットないような気がするんですが。せいぜいお友達ってところじゃないかなあ;
 しかも「報酬は飴玉(リンゴ味)でいいから」って。編集長は(安上がりで)喜ぶだろうけど。悪霊退治って割と危険な仕事なのに、いいのかなあ……だいたいマジシャンの方はどーすんの?

 深舟さんの守護霊解釈は実に乙女チックですなぁ。龍介はともかく、プレイヤーはそこまでロマンティックになれないわ(笑)。ごめんよ、穢れた大人で。
 昨日の偽守護霊退治で老人ホームから多額の謝礼が届き、編集長もご満悦。毎度恒例の焼き肉パーティが始まるのでした。…今回、秋葉原へ行って何もしてない浅間くんまでいるのが謎ですが。
 締めの台詞は深舟さん。言ってる内容は理解できるんだけど……さすがに、あの展開からそう繋げるのは
かーなーりー、無理があるんじゃない?と思う管理人でありました(^^;)

次の演目、いっくよ〜! / え、ウソ、アタシの出番これだけ…?