次回予告 〜美里葵編〜



(大音量で流れる『葵之舞』フルオーケストラ・ヴァージョン…スポットに照らされ、一人佇む美里)

美里:(涙ぐみ、声を震わせながら)この《力》は一体何なの…?私は、私たちはこれからどうなってしまうの…?誰か、教えて……誰か…ッ。

小蒔:葵ィ、何やってんの?

美里:(けろっ)あら、小蒔。次の話の台本を貰ったから、少し予習しておこうと思って。

小蒔:予習、って…学校の勉強じゃないんだから。だいいち、次の話ってこれから書くんじゃないの?何でもう台本があるのさ?

美里:台詞そのものはゲームのを少しアレンジすれば良いらしいから、それでじゃないかしら。…うふふ、でもちゃんと本文を仕上げるまでにはまた随分かかりそうだけど。

小蒔:…やっぱりねえ。最初に書いた異聞之四が二週間、次の第零話が三ヶ月、この前の第壱話と今回の第弐話が約一ヶ月だっけ?もうチョット早く書けないのかなァ?サクサクッ、とさ。

美里:あら、うふふ。そんな事言っちゃいけないわ、小蒔。これでも書いてる間中、他のゲームも一切やらずにこれにかかりきりだったんだもの。

小蒔:……それで、このペース…?――大丈夫かなァ、葵?こんなんでこのシリーズ、ちゃんと最後まで終わるの?

美里:…………今日はいい天気ね。ほら、星が綺麗よ、小蒔。(←注、執筆中は夜です)

小蒔:…葵ィ……(滝涙)。

美里:泣かないで、小蒔。(台本を手渡して)さあ、一緒に予習…じゃなくって、練習しましょ?

小蒔:(ナニかを諦めた顔)……ウン。

美里:うふふ、それじゃあ…次回、【偽典・東京魔人学園 久遠刹那】第参話『妖刀』で、お会いしましょう。

小蒔:いつ投稿できるかは判んないけど、待っててくれると嬉しいなッ。じゃあ、またね!

美里:ここまで読んで下さって、本当にありがとうございました。(深々と礼)


小蒔:(台本を読みながら)…トコロでさ、葵。この『刹那』って…ダレ?こんな人、出てたっけ?

美里:……さあ…?

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