第92話
こんにちは赤ちゃん

●今回予告●


それは身に覚えの無いことだった。
昨日の夜もいつも通りだった。
そしていつも通りに寝たはずだ。
なのに。
どうして。
君の腕の中に。
こんな、小さな命があるのだろう。



Beast Bind New Testament
『こんにちは赤ちゃん』


汝、小さな子どもを守らん。



オープニング ミドル クライマックス エンディング

■プレセッション■


GM(エックス):(メンバーを確認)全員揃いましたね。それでは、今回のレギュレーションです。

・登場判定はありません。登場は自由にどうぞ。
・絆チェックも無しになります。絆/エゴ、お好きに取得してください。でも7つまで、というのはお忘れなきように。
・PC間絆は、奏→有佐→暁光→法眼→奏、の順番でお願いします。自己紹介の順番も同様で。


GM:準備ができましたら、自己紹介もお願いしますね。
奏:はーい。あ、ちょっと有佐さんの設定見てからPC間絆考えます。
GM:あい。


●PC1(定員1名) 推奨:母性本能のある女性。十代後半〜が望ましい。

 朝起きると、君の腕の中には小さな子どもがいた。まだ赤ん坊というレベルだ。
 しかし君の記憶には、こんな子どもの記憶はまるで無い。
 ただ分かっている事は、この子はかりそめの肉体を持った魂だ、ということ。
 そして、君が守らなければいけないほど、弱い存在だという事だ。

 シナリオ絆:赤ん坊   (関係:守護など)


比良永 奏 ひ ら な が かなで戮殲姫りくせんき     プレイヤー:Cerva
 【アーティファクト/レジェンド】  年齢:16歳/性別:女/カヴァー:高校生
「アナト――私の家族。私の友達。そして、もう一人の私――…絶対に取り戻す。邪魔するヒトは…全部壊す」
 大人しくて引っ込み思案、だけど時折頑固になる、小柄でやせっぽちな女の子。
 ごく普通の生活を送っていたが、骨董屋で見かけた古い指輪を買った夜……彼女は不思議な夢を見た。
 狂気に囚われ怪物と化した姫君が、最期に独りぼっちで消えていく夢。奏は、思わず手を差し伸べて…。
 目を覚ますと、見覚えのある異形の姫――戮殲姫アナト――が隣で眠っていたのだった。
 やがて親友となる二人だが、謎の敵に『アナトの魂』を奪われた。奏は友を取り戻そうと行方を追っている。
 所持HA:《剣魂一擲》、《電光石火》、《超魔の命》


●PC2(定員1〜2名) 
推奨:出来そうな人。

 最上ゆかなは君の友人で、出産を間近に控えた妊婦だ。
 初産であり、シングルマザーになることもあり、色々不安なのだろう。
 お見舞いにきていた君と話しながら、幾つか愚痴をこぼしていた。
 そんな愚痴の中、彼女が一際不安を感じることがあるのだという。
 赤ん坊からの反応が限りなく小さい、というものだ。
 注意を向けてみれば、確かに赤ん坊から感じる魂の力が、小さくなっていた…。

 シナリオエゴ:最上もがみ ゆかな   (関係:任意。好意的なものがいい)


岩野 有佐いわの ありさ腐り果てしポレヴィーク     プレイヤー:鎌仙人
 【スピリット/イモータル】  年齢:外見25歳(実年齢108)/性別:女/カヴァー:教師
「―――今日は環境問題について教えちゃいますよ〜♪」
 高校教諭をしている、日系ロシア人の女性。本名は『Алиса=Иванов』アリサ=イワノフで、理科を担当。
 亜麻色の長髪を後ろで束ね、右目が緑、左目が茶色のオッドアイを持つ神秘的な美女。
 のんびり・おっとり・のほほん、の3拍子揃ったのんびり屋。何故か周囲によく硫黄の臭いを漂わせる。
 その正体は、ロシアに伝わる大地の化身『土と穀物の精霊ポレヴィーク』の末裔…だった、のだが。
 人間を愛するが故に、自分を蝕む環境汚染すらも見守り続け…今や『ヘドロの精霊』とでも言うべき存在に。
 所持HA:《世界霊魂》、《緑の領域》、《死界の主》

暁光ぎょうこう烈光の法師     プレイヤー:エレクトロ
 【セレスチャル/マジシャン】  年齢:20歳/性別:女/カヴァー:法力僧
「―――お任せ下さい、精一杯やらせていただきます。…はぅわっ!?」
 妖洞寺に所属する、新米法力僧。本名を『東 静華あずま し ず か 』という。
 高校生の頃、目の前で魔物に家族を殺された。それが契機となり、法力僧の道を歩んでいる。
 一見落ち着いた雰囲気の美女だが、その実どじっ子属性。しかし、他者へのツッコミは意外と容赦ない。
 格好つけた後に奇声をあげて転ぶのが特技(?)で、携帯電話の操作にも苦労するほどの機械音痴。
 戦闘では法力による無数の光弾を操っての攻撃と、味方への支援を得意とする。
 所持HA:《アドベント》、《勝利への賛歌》、《ヴォイド》


●PC3(定員1名) 推奨:ハンターや退魔士。神仏へ関係性があると、なお良し。

 ある日、君の夢枕に、一柱の神が立った。
 左腕に子供を抱き抱え、右手に柘榴の実を持った存在。
 鬼子母神と名乗る彼女は、鈴を転がすような声で、君に頼みごとを継げた。
「赤子たちを狙う存在が現れてしまいました…。……あなたにその存在の、封印をお願いしたいのです…」

 シナリオ絆:鬼子母神   (関係:任意)

鬼来 法眼 きらい ほうげん鬼法師     プレイヤー:麻那
 【イレギュラー/ビースト】  年齢:36歳/性別:男/カヴァー:法力僧
「この身に流るるは鬼の血…されど宿るは人の魂。仏の力を借りて魔性を討つ、人呼んで―――鬼法師」
 先祖返りで『鬼』の血脈に目醒めた流浪の法力僧。飄々としているように見えて、芯は熱い性格。
 身長2mを超す巨漢でボサボサ髪に無精髭、顔も身体も傷だらけ。僧衣と下駄履きが基本スタイル。
 鬼の血がもたらす忌まわしい食人衝動を堪えながら、人に仇なす魔物を調伏している。
 実のところ『法力僧』としては二流以下だが、鬼の能力と実戦で鍛えた戦闘技術により『退魔師』としては一流。
 昔、恋人を喰い殺しかけたトラウマから、自分と自分に流れる『鬼の血脈』を忌むべきものとして憎んでいる。
 所持HA:《歩く影法師》、《獣の生命》、《ヴォイド》


奏:有佐さん、高校の先生なんだ。なら普通に先生と生徒の間柄で。
有佐:実は教師なんです〜。
奏:ふむ…やはりこの場合、岩野先生とはお互い半魔だと知っていた方がいいかな。
有佐:別に構いませんよ?
GM:大丈夫、シナリオの都合で半魔だってバレるから(ぇ
奏:お、それなら最初は知らないでおいたほうが面白そうだ。じゃあ普通に硫黄臭い先生と思っていよう(ぇ
有佐:いいですね〜。
奏:初期絆、岩野先生に絆/信頼を結びます。
有佐:PC間絆は、暁光に絆/友情で!
暁光:ええっと、絆考えるために法眼と暁光の関係についてご相談したいのですが。
法眼:はいはい?
暁光:法眼には師匠に当たる方おられますか?
法眼:たぶん、以前のセッションで会った寂尊法師が師匠に当たるのではないかと。
暁光:ええっと、確か、過去話である『はじまりの日』に出てきたNPCでしたっけ?
法眼:そうです。(*第71話『はじまりの日』参照)
暁光:ふむり、なら師が同期辺りで師匠同士が会う時に暁光と法眼も会ったってシチュはOKですか?
法眼:それでもいいし、師匠が同じで先輩後輩とかでも構わないと思いますよ。
暁光:………それだー! PC間絆は法眼に絆/尊敬、同じ師匠を持つ偉大なる師兄です。
法眼:俺から奏には、絆/庇護…かねぇ。

有佐:(PCデータを見ていた)……あれ? 火力HA、ひとつだけ?
GM:《歩く影法師》が1つあるっちゃぁありますね。
法眼:まぁ、奏のHAコンボは上手くはまれば大火力が期待できるから…大丈夫かな?(笑)
有佐:《許されし芽》があったところで、ちと微妙かもだけど。
暁光:まぁ、法眼は鍛え抜かれた戦闘キャラですし、奏は一撃必殺を規格外ガチで組んだキャラですので火力の心配はあまりしてません。
有佐:《アドベント》《世界霊魂》があるからいいか(笑)。
奏:一撃必殺すぎて、HA《真理のe》とか言われたら泣くしかないのですが。
暁光:大丈夫、《ヴォイド》が複数あるから(笑)。むしろ人間性の心配しなさいな、今回は範囲再行動撃てるキャラいるんだし(ぁ
奏:いや、それがですねエレさん。超必殺技打たなければコストは使わないんだ実は。
暁光:きょ、極端だなー!(笑)
奏:その代わり、命中が2D6+8とちょっと不安。んで、通常攻撃のダメージ3D6+40〈闇〉。あ、変身するのに《こんなこともあろうかと》でコスト2点使う。
法眼:実は奏の火力、俺よりも上なんだよなぁ(笑)。
奏:そりゃ、経験点100のほぼ全てを通常火力につぎ込んだ結果ですから(笑)。YBB避難所ルールだと、HA《剣魂一擲》使っても《属性強化》分が無駄にならないから助かりますわ〜。
暁光:《剣魂一擲》はむしろ有佐に使ってあげるべきでは?(ぇ
有佐:5d6+12〈闇〉だよ? 有佐。範囲攻撃+重圧・服毒で。命中は+10、防御は〈意志〉。

GM:では、GMは“ファンブロスの猟犬”エックスでお送りします。よろしくお願いしますー。
一同:よろしくお願いします!


 

■オープニングフェイズ■

●オープニング1 『神があなたに頼む訳』
シーンプレイヤー:法眼
○夢の中

GM:法眼さん、あなたが寝てると夢の中に突然、後光を纏った…、見た目にも神とわかる存在が表れます。
法眼:夢枕、という奴ですな。
GM:ですね。これでもか! と言わんばかりに、仏教に身を置いてるあなたにわかる程です。
法眼:一応、起きて居住まいを正しておこう。これでも神仏への敬意は捨ててない(笑)。
GM/夢枕の神:「鬼来法眼…、鬼の血を持つ者よ…。私は鬼子母神。あなたに1つ、頼みごとがあって、この夢へと降り立ちました」
法眼:「…神の一柱たる御方が、一介の法力僧に何用でしょうか?」
GM/鬼子母神:「…本題に入る前に、一つ問いましょう。あなたは私の過去を、ご存知でしょうか?」
法眼:「…通り一遍のことは学びました。それの真偽に関しては、俺の与り知らぬ事です」
GM/鬼子母神:「……えぇ。確かにあれは真です。私はかつて、己の子の為に、他者の子を奪い殺した悪鬼でした。仏に救いの手を伸べられ、今ではこうして神として身を置いています…。ですが…、ここ近年、悪鬼だった頃の私が、再び力を強め始めたのです」
法眼:ぴくり、と表情を変えて「…それは如何なる事でしょうか。まさか再び子殺しを始めるとでも?」
GM/鬼子母神:「いいえ、“私”がではなく、“悪鬼だった過去の自分”が、です。…化身と言い換えても良いでしょう」
法眼:「…アヴァターラ」
GM:で、彼女が言うには、近年増えてる子殺しの影響で世を彷徨う赤子の魂の臭いをかぎ付けた“ハリティー”が、動き出してしまったらしいのですよ。ですがその力は、長く鬼子母神となっていた彼女よりは弱く、しかも肉体を構成できず魂のまま。その為、滋養と、過去の習性のままに子供の魂を狙ってるのだと言います。
法眼:「俺への頼みとは…貴女の化身たる“ハリティー”を調伏すること、そう受け取って宜しいか?」
GM/鬼子母神:「えぇ、その通りです。彼女は最近、私の所へよくお参りに来る女性が宿した、新たな命を狙っています。……健やかに生まれるよう、私が与えた加護の分を喰らうつもりなのです」
法眼:ぎり、と奥歯を鳴らして「…謹んで承る。母子共々、悪鬼にむざむざ喰らわせはしない」
GM/鬼子母神:「ですが、彼女はただの人です。“ハリティー”に抗える力もなく……、私は独断で、その魂だけを別の人の所へと送りました。“ハリティー”でも、一筋縄では倒せぬ方のところへ」
法眼:「して、赤子を託した者の所在は?」
GM/鬼子母神:「その人の名前は、比良永奏。……このような娘です」と、中空に奏の姿が映し出される。
法眼:その姿をしっかりと記憶に刻みつける。
GM/鬼子母神:「では、“ハリティー”を調伏したら、その魂をこれへ封じ、私の元へ持ってきなさい。……その後は私が引き受けましょう」と、彼女の象徴でもある柘榴の実を、君に渡す。
法眼:「…承った」
GM/鬼子母神:「頼みました、鬼法師。鬼の血を継ぐ者よ…」
法眼:柘榴を受け取り、夢から覚めようか。

GM:ではここでシーンを切りますね。[SA:鬼子母神の頼みを遂げる]をどうぞ。絆の内容もお願いします。
法眼:受領。絆は敬意で。
GM:では次のシーンに行きましょう。

▼絆/エゴの変化
法眼:鬼子母神に絆/敬意を取得。



GM:過失か故意か。……子殺しって最近よく聞きますよねぇ…。
有佐:聞くねぇ…虐待とか。
暁光:聞きますよねぇ、ホントいい気はしませんが。
GM:そういうのが、シナリオ構成の下敷きになりました。
奏:助けたいなぁ。
GM:くくく(笑)。
奏:…だけど鬼子母神様。私、火力高いけど堕ち易いですヨ?(汗)
GM:殺られる前に、殺るんだ(何
奏:うん、まさに奏のコンセプトそれです。

法眼:あ、法眼は奏のことを知らないことにする。たった今から(何
奏:はーい、了解です。
GM:そだ、エレさん。ゆかなは暁光の本名を知ってて宜しいでしょうか。
暁光:OKですよ。
奏:む………あ、マズ。法眼さんと面識なしで、有佐さんの正体も知らない。警戒心バリバリで敵に回っちゃいそう(汗)。
有佐:鬼と泥、ですしね〜。
奏:よし、有佐さんはその風貌から、もしかしたらと思っていることにしよう。
暁光:こっちは警戒されないのか?(笑)
奏:暁光さんとはPC間で繋がり無いから…って、あれ。しまった、以前同席した人って誰と誰だっけ?(過去のリプレイで確認中)んむ…夜鳥ちゃんと焔君と一輝兄ちゃんか。
法眼:私(PL)が奏と同席したセッションは、それ一回だけですね。
奏:むしろ、奏が参加したセッションはそれだけです(苦笑)。



●オープニング2 『出産予定日』
シーンプレイヤー:有佐&暁光
○とある病院

GM:君たちは互いの友人である、最上ゆかなの入院している産婦人科の病院へと見舞いにきております。
有佐:「こんにちわ〜具合はどう?」花束を手に。
暁光:「ゆかなさん、具合はどうですか?」私用ですから、もちろん洋服です。
GM/ゆかな:「静華ちゃん、有佐さん、こんにちは。体調は……、バッチリですよ。いつでも準備は完了です」と、表面上は明るく努めてるけど、少しだけ気落ちしている感じがあるかな。
有佐:「(? どうしたのかな〜?)」花瓶に花を活けますね〜。
暁光:無理しないと良いんですけどと思いつつ、口に出して言うには少しはばかられますね。
GM:君たちも知ってるが、ゆかなはシングルマザーになる予定だ。色々と不安なことは前々から言ってたが、その辺りは既に吹っ切った…、筈なんだよ。落ち込んでる様子は、それとはまた別のように思える。
暁光:「………不安があるなら話した方がいいですよ?」
GM/ゆかな:「…ねぇ、私…、ちゃんとこの子を産んであげられるかな…?」ふと、自分の腹部に手を添えて呟く。
有佐:「ん〜、どうしましたの?」
GM/ゆかな:「最近ね、この子の様子がおかしいの。超音波の検診ではちゃんと映ってるし、生きてるってのも解るけど…、最近元気が無いの」
暁光:「元気がない、ですか?」
GM/ゆかな:「病院に来る前から毎日のようにお腹を蹴られてたんだけど、今日は…、全然なの」
有佐:「あらあら…どうしたのでしょう?」近寄って触診?をしてみよう。
暁光:「それは不思議ですね」こちらも触れてみよう。
GM:では触れてみると気付く。確かにゆかなの中で子供は生きている。……だが、生きているだけだ。生気が少ないというか、動けないというか……詳しいことが知りたければ、〈魔力〉で難易度8の判定をどうぞ。
暁光:私、2d6+20ですよ?(ころころ)はい、楽勝(笑)。
GM:ですよねー(笑)。むしろファンブルしない限りは解る、という二人にしたんだから当たり前だ(笑)。
有佐:(ころころ)達成値18です。
GM:えーとですね(笑)。よく目を凝らしてみると、ゆかなの腹…というか、その中にいる子供から、何か半透明のコードのようなものが見える。同時にこれが、肉体と魂を繋ぐ『シルバーコード』と呼ばれるものだ、というのを2人は知るよ。

有佐:コード? へその緒…。
GM:幽体離脱をした際、肉体と魂を繋ぐもの、と言われております。
有佐:幽体離脱中ですか!?
GM:それが在る限り、魂と肉体とのリンクがあり、正式に死ぬわけではないのです。これを辿るとどこに行くかは…、解るよね!(笑)
奏:肉体と魂を繋ぐ精神…という話は何の設定だったかな。
GM:肉体、魂、精神、という3つの要素が絡まりあって、『人間』という存在ができる、というのを知ったのは…、バス●ードの作中解説だったなぁ(笑)。

有佐:「………(あら〜? これはちょっとまずいんじゃあ…)……」
暁光:「(岩野さん、これは……)」ゆかなには聞こえない小声で。
有佐:「(ええ… シルバーコード…ですねぇ)」やっぱり小声で。
GM/ゆかな:「…2人とも、どうしたの?」小声で語る二人を、不思議に思った。
暁光:「い、いえ、あ、私、用事を思い出したので今日はこれで帰りますね?」不自然にならないように部屋を後にしよう、もちろんコードの先を追うために。
有佐:「ふふ。 ちょっと…ね… 私も用事があったの忘れてたから、帰るね?」
GM/ゆかな:「え? う、うん…、解ったよ。赤ちゃんがちゃんと産まれたら、また来てね?」
有佐:「もちろん ですよ♪」
暁光:「当然です」
有佐:「それじゃあ、お大事に〜」のんびりした雰囲気で部屋を出ます。

GM:そろそろシーンを切りましょう。[SA:ゆかなに無事子供を産ませる]をどうぞ。絆の内容もお願いします。
有佐:受領。絆/友情を取得します。
暁光:SA受領、シナリオ絆は友情で取得です。
GM:では次のシーンに行きましょう。

▼絆/エゴの変化
有佐:最上ゆかなに絆/友情を取得。
暁光:最上ゆかなに絆/友情を取得。



GM:っと、そうだ。奏ちゃんの家には、他に家族とかいますか?
奏:一応、一人暮らしの設定です。
GM:了解。
奏:でないと、アナトが来た時に収拾付かないから(ぉ
法眼:奏、いつの間にアナトと別れたの?
奏:設定の上で、アナトの魂が攫われた事にしました。
法眼:(キャラシートの設定欄を確認)…なるほど。さり気なく設定が書き換わってる(笑)。



●オープニング3 『こんにちは赤ちゃん』
シーンプレイヤー:奏
○比良永奏の自室

 ―――夢。おそらくはアナトと別れる原因となった、苦痛の夢。
 朝が来て目を覚まそうと……、すると。
 ふと、腕の中に何か温かい感触があった。


奏:「……ん………くぅ……………?……っ! アナト!?」眉を顰めてもぞもぞしてその感触を感じ、アナトかと思いガバっと起きるっ。
GM/赤ん坊:「ぅー……」そう、君の腕の中には……生後間もないであろう赤ん坊がおりました。
奏:「……………………………………………え?」めをしぱしぱさせて固まる。
GM/赤ん坊:「ぁー……」
奏:「………え」
GM:さわやか?な朝、寝汗でじっとりとしたパジャマ、赤ん坊。
奏:思わず自分の頬をつねって夢かどうか確かめてしまう。
GM:痛いね。
奏:「…………」痛かったので自分の頬をさすさす。
GM:そんな最中にも、赤ん坊は腕などを動かしながら、君を見るよ。
奏:「…………」なんとなく、赤ん坊のホッぺを優しくさすってみる。ちなみに、赤ちゃんはどんな様子です?
GM:では触ると解るのだけれど……、温かく感じるが、手に返ってくる感覚は無い。
奏:「!?」驚いて赤ん坊をしっかりと見ます。
GM:うっすら半透明だね。(ころり)……ふむ、男の子だ。

有佐:《さまよう魂》!?(*実体のない幽霊のような存在であることを表すイモータルのアーツ)
GM:ま、お分かりかと思いますが、この赤ん坊は魂だけですとも(笑)。
有佐:「奏、水子に取り憑かれる の巻」(超待て

奏:「…………………」身体とかを触ってみようとするけれど? どこか、触れられる場所が無いかどうか。
GM:通り抜けはしないが、体の場所に至ると、明らかにいる、体がある、というのが判る。
奏:抱き上げる事は出来る?
GM:できますね。
奏:それじゃあ、とりあえず抱っこして。
GM:できますが……生まれたばかりの子供は抱き方間違えると泣くよ? ちゃんとそんな知識があるのか、〈知識〉難易度6でどうぞ?(ぇ
奏:う、うわーっ!? 中の人も私も自信ないよーっ! と、とりあえず振る。技能無し(ころころ)達成値6。あ、あぶなっ! ファンブリウム光線かすったっ!?
GM:……チッ!(笑)

暁光:GM、こここそファンブリウムの出番だったのに!(マテ
GM:失敗したら面白い状態にするつもりだったのになぁー(笑)。
法眼:首がびろ〜んと、抜け首状態に…。
GM:一気にホラーだなぁ…(笑)。
有佐:抜け首って(笑)。飛頭蛮ですかいな!
GM:魂に損傷があった時点で、PC2のSAは達成不可能だな…(笑)。
有佐:げはぁ!
GM:多分原因不明の身体障害やね。おかしな所はないのに、損傷した部分が美味く動かせなくなる。
奏:それが大問題だっ!

GM:では君は、ちゃんと据わってない頭を押さえながら赤ん坊を抱っこした。
奏:覚束ない手つきで、割れ物を扱うかのように優しく抱きしめてみる。念のため息が苦しく無いように。
GM:そして気付くのだが、赤ん坊のへその部分から、体と同じように半透明なコードが延びている。そこから感じられるのは、まるで自分とアナトとを繋いでたような、切れないリンクの感覚かな。
奏:「なんなの、これ…………ん?」途方に暮れそうになった所でその半透明のコードを見つけます。そして何とはなしに目で追ってみるよ。
GM:外のほうへと続いている。当然壁とかは一切合財関係無しだ。「ぁー……」赤ん坊はそんな君を意に介さず、じーっと見てる。
奏:「………………」困ったような笑顔を浮かべて赤ん坊をじっと見る。
GM/赤ん坊:「あぁ…♪」笑顔なのに気付き、無邪気な笑顔を返す。
奏:「……………ふふっ」釣られるように笑っちゃう…そして、とりあえず空を仰いで一言。
GM:(割り込んで)私、ママになります!
奏:って、ええぇぇぇーーー!!?!??
GM:くす(笑)。
奏:「………どうしよう、この状況」その目じりには、ちょっと輝くものがあったとか。

GM:とまぁ、この辺でシーンを切りますが、宜しいかな?
奏:お願いしますっ。
GM:では[SA:赤ん坊を守る]をどうぞ。絆は変更あったりしますか?
奏:いえ、絆/守護のままいただきます。そしてSA拝領。
GM:ではOP終了ー。

▼絆/エゴの変化
奏:赤ん坊に絆/守護を取得。



有佐:ところで、この赤ん坊、普通の人には見えるの?
GM:はぁん? 何を言ってるのですか? 見えるはずなかろうっ!!(くわっ!)
奏:た、助かった…(汗)。
GM:ただの人には見えんさ、ただの人にはな…
有佐:いや、待て! 見えない赤ん坊を抱く、アブナイ人or電波の人という扱いをされるぞ!
GM:ただ、何も無いのに抱き上げるような腕の形をしていると…、変には見られるよね。くっくっく(笑)。
奏:でも、それしかないじゃないですかっ!!(涙目) 姿が消える赤ん坊の扱いに困るジョセフおじいちゃんの気持ちがよく分かるよっ。
有佐:ミルク飲むのかな? 生霊でも。
法眼:実際には胎児だし、何も食べないんじゃないかな?
奏:シルバーコードから栄養供給?
法眼:おそらくは。むしろ、シルバーコードが切断されたりしないか心配なんだが(笑)。
奏:確かに(汗)。
法眼:あと、ハリティーも当然コードを伝って追跡するよな(笑)。
GM:物理的な衝撃で切れることはない、と設定してありますよ。
法眼:物理切断は心配してないが。野良妖魔の類が悪戯を…ね?(笑顔)
GM:あぁ、ランダムエンカウント表並に何か起こって欲しいですか? 必要なら作りますが(ぇ


 

■ミドルフェイズ■


●ミドル1 『赤ん坊との暮らし方』
シーンプレイヤー:奏   登場難易度:任意
○比良永奏の自室

GM:謎の半透明な赤ん坊が、君の腕の中で抱かれている。魂であるおかげか、食事やその他生理現象は起こしていないが……、泣くと、ちょっと困った事になる。軽い、謎の騒音公害になるほど泣き喚くのだ。
奏:「あうぅ〜〜〜」(涙目)がんばってあやすっ。
GM/赤ん坊:「ぁぅ…」

有佐:? 普通の人にも、泣き声は聞こえるの?
GM:聞こえますよ。故に「謎の」と言いました。
有佐:赤子の声は、猫のソレによく似ているという。行け猫扱い!

GM:とまぁ、そんな苦労もあってか…、泣き止んで、君に懐いてくれてるよ。
奏:「はうぅ……赤ん坊のお世話って大変…」なでなでしながらちょっとお疲れモード。「…でも、大変だけど……久しぶりに家が賑やかだなぁ」といって、アナトがいた頃をちょっと思い出します。
GM/赤ん坊:「ぁ…♪」ぎゅ、と体を寄せてくる。
奏:「…ん♪」こちらも優しく抱きしめる。ところで、赤ん坊の様子は変わりないのかな? 身体の透明度とか。
GM:特に変わらないですね。薄くも濃くもなっていない。

暁光:さて、我々と師兄、どちらが先にたどり着いた方がいいかな?
法眼:こちらは奏の所在を調べてから向かうことになる。コードを直接辿れる暁光達とは、どっちが早いかなと。
暁光:こっちはコードを追う事になりますが、多分、行動開始時間は遅いはず。
GM:調べることに関しては自動で解っていいですよ。特に判定無しで。
有佐:シルバーコードを伝っていくわけだから…。
暁光:コードが一直線でも、人間が一直線にいけるわけではないですよね〜。 orz
有佐:こちらも《さまよう魂》ならともかく〜。
法眼:じゃあ、こっちが先に着いて奏に怪しまれてるところを、遅れてきた二人がフォローするとか。
暁光:あー、それならまとまり易いですね。頑張れ師兄、顔だけで怪しさ満点だから(ヲィ

GM:で、君の気が緩んだ直後に。
奏:え?
GM:背筋がゾクリ、とするような冷たい、捕食者の視線が君に投げられてくる。
奏:「!?」咄嗟に赤ん坊を庇いながら、その場を飛びのいて視線の先に目を向けるっ!
GM:特に何も見えないね…。
奏:今も悪寒は続いている?
GM:さほど強くはないけど、何かに睨まれてる、という感覚はするかな。
奏:「……やっぱり、訳有りなのね」赤ん坊を撫でる手はあくまで優しく、だけど警戒心は緩めない。
GM/赤ん坊:「ぁ…♪」嬉しそうに撫でられてる。

法眼:そろそろ出ようかな?
奏:わーい、なんかスッゴイ勘違いしそうなシチュエーション(汗)。
有佐:視線の主扱い …される?
GM:あははは(笑)。

法眼:ではその時。ぴんぽ〜ん♪と、間の抜けたチャイム音が鳴る。
奏:「っ!? ……………」赤ん坊を隠すようにして扉を睨む。返事はしない(笑)。ところで、法眼さんにもシルバーコードは見えるのかな?
GM:はい、見えますよ。
奏:よし、中に誰もいないと勘違いされて帰られる心配はない(ぇ
法眼:ぴんぽ〜ん、ぴんぽんぴんぽんぴんぽぽぽ〜ん♪ …と、数回鳴って。やがて、し〜んと静まりかえる。
奏:ちょ、法眼さんその押し方めっちゃホラーですよ!?
法眼:ふふふ…(にやり)。
奏:「………………」息を潜めて様子を窺っています。赤ん坊を優しく撫でつつ。
GM/赤ん坊:「うぁ…、ぁ…?」
奏:「あ、ううん、大丈夫。大丈夫だから」と、咄嗟に赤ん坊に笑顔を向けてあやしてしまう。
有佐:廻りこむのか? 力づくなのか?
法眼:奏がそうしていると…だ。不意に、窓の外がすぅっと暗くなる。
奏:「!?」びくっと反応して窓を見る! そして赤ん坊を背中に隠すっ。
GM:うわ、法眼さんホラー演出で来た(笑)。
奏:そして中の人は無駄にビクビクしている(←ホラー嫌い)
法眼:…そこには! 逆さ吊りになって家の中を覗く、黒衣の大男が!!
奏:ギャあァアアーーあーあーあーあーああ!!!
GM:逆さ吊りと来たー!(笑)
暁光:い、いかん、見ている分には本当に楽しくて出れないかも(笑)。
奏:「―――っ!! 誰っ!?」警戒心MAX! 鋭く叫ぶよっ!
法眼:「…なんだ、ちゃんと居るんじゃないか」傷だらけの顔でぼそりと呟く。
奏:「………」背中に何かを隠している体勢で法眼さんを睨んでおります。
GM:ここで子供を泣かせて更に引っ掻き回したいが、今夜中に終わらせるのでそう時間はかけられん…(笑)。
奏:とと、失礼。引っ張りすぎました。 orz
法眼:「鍵は…かかってないと。悪いが、邪魔していいかい?」今さらながらに、こんこんと窓をノックする。
奏:「だ、誰ですか、あなたは?」意外に穏やかな雰囲気を放つ男に疑問を抱きつつ。
法眼:「通りすがりの法力僧…って言っても通じねぇか。鬼子母神の使いってとこだな」

有佐:…はさみうちと参りたいが、いかがですかな?
暁光:行きますか。
有佐:行きましょう。女性陣玄関から〜。
GM:逃げ場無し!(笑)

有佐:ぴんぽ〜ん♪ チャイムがまた鳴る。
奏:「っ!?」過剰反応で扉を見るっ!
有佐:「シルバーコードを辿るとここなんですよねぇ…」ぴんぽ〜んぴんぽ〜ん。
暁光:「どなたかおられないのでしょうか?」窓の方は死角になって見えてないな(ぇ
GM:扉の向こうからほのかに聞こえてくるのは、知ってる教師の声と知らない女性の声。
奏:「あ、あれ、その声……岩野先生?」知り合いの声が聞こえてきたので、つい呼んでしまいます。
有佐:「奏さ〜ん、ご在宅ですか〜」
奏:「は、は〜い」と、返事をしちゃう。混乱状態。ちなみに視線は法眼さんをガン見。
法眼:「よっこらせっと。邪魔するぜ、お嬢ちゃん」文句言われないのを良いことに、がらがらっと窓を開けて入ってこよう。
奏:「っ!」びくっと身をすくませる。

GM:ぴぽぴぽぴぽぴぽぴぽぴぽぴぽ〜ん(ぇ
奏:そりゃもうええっちゅうねんっ!!
GM:その気になればもっといろいろ出来ますが、やめておきましょう(笑)。

有佐:「ここ、ウチの生徒の家なんですよ〜」暁光に解説しつつ。
GM:じゃあ扉も開いてるってことで(ぇ
有佐:がちゃ。
暁光:「そうなのですか。今は夏休みですし、ご家族の方がおられるかもしれませんね」
奏:そして扉が開いた所で「あ、待って岩野先生! 今ちょっと立て込んでるから用件があるならまた今度に〜〜っ!」と誤魔化そうとするっ。
有佐:「奏さ〜ん。どうかしましたか〜?」扉開けて覗き込む。
GM:鉢合わせる、巨漢法力僧&尼僧&教師。
暁光:「………師兄?」キョトーン。
法眼:「……ん?」振り返り「…暁光か。久しぶりだなあ」ひょいと手を上げ。
GM/赤ん坊:「ぁー…」そして扉を開けた女性二人の視界に飛び込んでくる、シルバーコードの先の赤ん坊。
暁光:「あ、いまし…はぅわっ!」前に出ようとして派手にズテーン。
奏:「……え?」いきなり法力僧(自称)が親しげな挨拶を交わしたかと思うと、その相手の女性がこれまたいきなり何も無い所で転んだのでびっくり。
GM/赤ん坊:「…っ! ふぇ、えぇぇぅ…」いきなりな物音でびっくりし、泣き出そうとするなぁ(笑)。
奏:「あ、まってまって落ち着いて、ほらほらいいこいいこ〜」咄嗟に赤ん坊をあやす。
有佐:「……大丈夫〜?」暁光を起こす。
暁光:「何とか〜」起こされました。
法眼:「…相変わらずだなぁ、お前さんは」記憶通りの様子に生温かい笑みを浮かべる。

GM:もうこの場はGM権限で、ちょっとだけ時間を流して落ち着いてもらおう(笑)。
奏:うぃ。申し訳ない。 orz

GM:いきなりな、しかも遅れてきた闖入者に戸惑いましたが……彼らに敵意がない&知り合いもいた、ということに、ある程度落ち着きました。……そして数分後、君たちは互いに話をしていた。
法眼:「―――かくかくしかじか云々草々…というわけで。俺たちは、その赤子を護りに来たというわけだ」説明完了。
暁光:「―――かくかくしかじかまるまるうまうま、と言う訳で私達はこちらにお伺いに来ました」こちらも説明完了。
奏:「そ、そうだったんですか…ごめんなさい」過剰反応しちゃってた法眼さんに謝ります。
有佐:「ふふふっ、それは誰でも驚くわよ〜」(笑)
法眼:「何、鎌わんさ。…尤も、別口で暁光まで来たのは意外だったがね」
暁光:「神仏よりご依頼されるとは、師兄も途轍もなく徳を積まれておられますね」
法眼:「…鬼の係累同士だからな。波長でも合ってたんじゃないか?」苦笑いしつつ。

GM:実はその通り。法眼さんが名乗りを上げてくれたことで、ちょっと嬉しかった。
法眼:たぶん、そんなところだろうなと思った(笑)。
GM:こう、出自とか設定とか、使えそうな部分は使いますさ、えぇ(笑)。

奏:「でもそうなると…さっき感じたあの悪寒…もう、そのハリティーっていうのが来ているのかも知れない」と、今度はこちらが法眼さんがくる直前の状況をかくかくしかじか。
有佐:「ん〜。それは、まずいかもですね〜」
法眼:「その可能性は極めて高いなぁ。どのみち時間の問題とは思ってたが、さてどうするか…」
暁光:「今すぐその悪鬼を滅しなければ、と申したいのですが、あいにく今の私は……」私服だから錫杖がないです。
有佐:「私にも、何かお手伝いができればいいんですけど〜(ゆかなのためだし)」
奏:「調伏っていうのは…要するに倒せばいいの?」
法眼:「そうなるな。何、助力して貰えるだけでも有り難い。封印のための呪具もここにあるしな」手の中の柘榴を示して。
暁光:「符なら常にある程度持ち歩いておりますが、これで足りるかどうか」こちらも何枚もの符を手に出そう。
GM:んー…、そですな…。〈知覚〉難易度10の判定に成功すれば、いつのタイミングが一番良いか、が解ります。
奏:では、振りましょうか。
法眼:〈知覚〉…データ作り直して、今は低いんだが(笑)。(ころころ)お、成功。達成値11。
奏:技能無し(ころころ)出目が良かったっ。達成値13。
有佐:技能あり(ころころ)達成値13。
暁光:(ころころ)達成値8、ファンブリウムがー(笑)。
奏:せ、戦闘に…(汗)。
GM:一般的に、一番出産の多い時間帯というのは夜明け前です。その時間帯、出産の為にもっとも鬼子母神の加護が強くなる為、ハリティーはそこを狙う可能性が大きい、と考えられる。……ですが、これには問題があります。

 ゆかな自身がただの人間である以上、魂を戻してしまえばその瞬間に狙われる。
 しかして完全に出産が終る前に、魂を体に戻せなければ子供は死ぬ。
 状況的に、赤ん坊を守りながらの戦闘になる可能性がある、と思ってください。


GM:……と、こんな所です。
奏:カバーリングアーツはまだ取ってないのよね(汗)。
有佐:イモータルにもスピリットにもカバーアーツは無いっ!
GM:取っても使える人間性があるかどうか……(笑)。
奏:超魔覚醒を押さえ込めばできるっ。
法眼:奏、魔獣化前提の構成なのに、まだカバーアーツ取ってないのか…(笑)。
奏:経験点がキッカリ100だから(笑)。

法眼:「…とまぁ、恐らくはそうした展開になる。ちいっとばかり厳しいがな」
有佐:「でも…何とかしませんとね。ゆかなのためにも」
奏:「………」赤ん坊の頭を撫でる。
GM/赤ん坊:「ぁ…♪」嬉しそうに笑顔を向けるよ。
暁光:「師兄なら、同じような状況を幾度となくこなされてるのでは?」
法眼:「確かにな。油断は禁物だが、必要以上に怯えることもないさ」と、後半は奏に。
奏:(こくりと頷き)「……絶対に成功させる」赤ん坊に笑顔を返しながら。

GM:では、敵対の決意を固めた所でこのシーンを切ります。絆/エゴの取得をどうぞ。
法眼:次がクライマックス?
GM:そのつもりです。これが2日使うシナリオなら、また赤ん坊と奏でシーンを作るつもりでしたけどね(笑)。
法眼:それじゃ、絆もまとめて取っておいた方が良いか。
GM:どうぞどうぞ。
奏:法眼さんに絆/信頼、暁光さんに絆/信頼。頼りになる人たちと思っています。
有佐:奏に絆/連帯感。法眼さんに絆/信頼、赤子に絆/庇護を。
暁光:赤子に絆/守護を取得、更に有佐に絆/信頼を取ろう。
法眼:暁光に絆/連帯感かな。有佐にも絆/連帯感。ハリティーにエゴ/敵対で。

▼絆/エゴの変化
奏:法眼に絆/信頼、暁光に絆/信頼を取得。
有佐:奏に絆/連帯感、法眼に絆/信頼、赤子に絆/庇護を取得。
暁光:赤子に絆/守護、有佐に絆/信頼を取得。
法眼:暁光に絆/連帯感、有佐に絆/連帯感、ハリティーにエゴ/敵対を取得。



法眼:今回、カバーリング出来るのは俺だけかぁ(笑)。
GM:柔らかい子供を前にしての食人衝動、耐えてくださいね(笑)。
法眼:魂だけなら平気…なんだがな(笑)。
有佐:幽体だから食べられないって(笑)。
GM:魂だけでも『鬼子母神の加護』という名の力が詰まってますよ(笑)。食べればAGP10点ほどプレゼント、ただしSA達成は不可になるがなっ(ぇ
暁光:あ、《符呪》取っとけば良かったよ。法眼は爪出し(*《切り裂くもの》のこと)にマイナー使うのに、マイナー追加できないから需要あるじゃないか。 orz


 

■クライマックスフェイズ■


●クライマックス 『生まれる前に…』
シーンプレイヤー:全員   登場難易度:自動登場
○病院/夜明け前

GM:夜明けの近い時間。陣痛が起こり、ゆかなが分娩室に入っていった直後、奏が感じていた視線が、一際強く感じられた。
奏:「っ……来る」悪寒を感じ、呟く。
有佐:「…来るようですね… 私にもわかりますよ」のほほん。

GM:場所は病院の庭にします? それとも別の、もう少し人気のない場所?(笑) あ、屋上でもいいかな。
奏:赤ん坊の魂を戻さなきゃいけないから………って、分娩室に入っちゃったのに戻せるの?!
GM:シルバーコードがあるので、戻る際には問題なく。
奏:よ、よかった(汗)。でも屋上はやだ。庭の方が安全だと思う。
暁光:庭の方が暴れやすいのではないでしょうかね、それに庭より人気がないと言ったら霊あn(静寂
有佐:霊安室でドンパチは(笑)。
GM:では庭…、としましょうか。
有佐:OK、庭。日本庭園か西洋庭園、芝生、ガーデニング…いずれにせよ、南無。
奏:で、できるだけ対象だけを破壊するようにしよう(汗)。
有佐:有佐…基本が範囲攻撃なんだよな…。
奏:ちなみに、赤ん坊は私が抱えているの?
GM:はい。君以外に抱かれると泣きます(笑)。
奏:…あの、抱っこしたまま戦うの?(汗)
法眼:口の中にでも隠してれば?(笑)
GM:そんなゼウスの兄弟を飲み込んだクロノスみたいな(笑)。
奏:できませんわっ!(汗)
GM:つ「おんぶ」
奏:へ、変身したら泣いちゃうかしら?(汗)
有佐:おんぶー(笑)。

GM:迎撃の為に、病院の庭へと向かう。と、不意に、ゆらり、と風景の一部が揺れ、一匹の鬼女が現れた。法眼さんには、その鬼女が鬼子母神の姿に瓜二つだというのが解る。…姿は非常にみすぼらしいけどね。
暁光:「………神仏に昇華なされた鬼神の影……」鬼女を見たら、同じ文字を書き込んだ符を何枚か取り出そう。
法眼:すう、と深く息を吸い込み。「…人の穢れを受け、再び神から魔性に堕ちた、そのこと自体には同情する。だが、そいつが目の前で赤子を喰らうのを見過ごす理由にはならん。全ての母と子供らのため……封じさせて貰うぜ、鬼神ハリティー!」
GM/ハリティー:「おやおや…、人の血混じりの鬼が何を言う。生きる為に喰らうのは当然のことじゃろうて」
暁光:「ならば、食われるを拒む為にあなたを倒すのも当然、でございましょうか?」
GM/ハリティー:「拒むのは餌の勝手よ。主等も家畜の抵抗を無視して喰らう。ただそれだけじゃ、それが全てじゃ」
有佐:「あらあら…。そうかもしれませんけども…でも今から起こることは『私たちの都合』なので…怨まないで下さいね?」にっこり。
GM/ハリティー:「そこな、魔の淵の娘? その赤子を妾へとよこすがよい」
奏:「お断り」にべもなくつっぱねる。
GM/ハリティー:「ほう? 中々に剛毅なことを言うのぅ」
有佐:「当然のことですよぉ〜♪ 知人の子供、どうぞ食べてください。な〜んて言えるわけないじゃないですか」
暁光:「だそうなので、お帰り、いえ、この場にて封じさせていただきます」

奏:GM。演出として、半身だけ変身させていいかな? 赤ん坊抱いてる方は人の手で。
GM:演出は、好きにするとよい…。
奏:ありがとーっ。
GM:そういうのは大好きだからな!(笑)

奏:「餌とか家畜とかは、まぁアナタの言うとおりかもしれないけど……」と、右腕で赤ん坊をしっかりと抱く。「そんなのとは関係無い。私は、私から大事な者を奪うものを許さない」と言って、左半身を異形の姿へと変える。「この子が生まれるのを邪魔させない。邪魔するなら―――アナタを壊す」左拳をハリティーに突きつける。
GM/ハリティー:「大事なものと言うたとて、容易くその思いは逆へと変わるものよ。要らぬと言うて放り出した子よ、人の捨てた子よ。妾は喜んで喰らわせてもらったわ。全くいい世になったものよなぁ。己の子さえ捨てる。人が人のままに、心を我等と同じ鬼にした」
奏:「知った風な口を利かないで。子を殺してしまった親が皆、望んで殺したと決め付けないで」
有佐:「あら、奏さんもこちら側だったんですね〜…。ですけど、人喰いというのは見てられないので、お邪魔させてもらいますね♪」
暁光:「故に要らぬと思う子も愛おしく思いけり、変わるが故にその未来、お渡しするわけには参りません」ここで符を庭の四方に投げて演出下準備(笑)。
法眼:「…悪いがハリティー、それ以上喋らんでくれるか。あんたが女神の成れの果てだろうと……ぶち殺したくて仕方なくなる
GM/ハリティー:「ほほほ、抜かしよる…。ならば主等をぶち殺し、喰らわせてもらおうかのぅ!!」
奏:「この子は、もうすぐ生まれる。時間が無い。さっさと消えて」と、ハリティーにエゴ/消滅を取得します。
暁光:「暁に導きてこの地に一時の孤独を」口訣を紡ぎ、庭全体に他とを分ける淡い光の壁を生み出す。

GM:これ以上なければ、戦闘に入りますよ。
一同:OKです。
奏:うむぅ…右腕で赤ん坊かかえて左腕で戦闘か…。……うん、ゴメン庭! そっちを庇ってる余裕はなさそう(爽)。
GM:では、戦闘前に[SA:ハリティーを倒す]をあげましょう。そして、今回のレギュレーションです。

・赤ん坊は戦場に存在しており、常にPC1とエンゲージしている。
・ハリティーは優先的に赤ん坊を狙う。鬼子母神の加護があるが、二回攻撃が通ればその瞬間に死亡する。
 また赤ん坊が死亡した場合、あらゆる手段(HAを含む)を用いても復活は不可能。
・3ラウンド以内にハリティーを倒さねば、ゆかなの出産に間に合わず、赤ん坊は生まれずに死ぬことになる。


GM:……と、こうなります。
暁光:GM、攻撃が通った際、ダメージが0点に抑えられた場合はどうなるのでしょうか?
GM:ダメージが0になった場合は、通らないものとなります。
暁光:了解。
法眼:奏と赤ん坊は、当然別キャラ扱い…だろうなぁ。いっそアイテム扱いなら楽なんだが(笑)。
GM:別キャラ扱いよー(笑)。
法眼:頑張ってカバーするしかない…つまり俺は、奏の傍に張り付くしかないわけで(笑)。
奏:GM。ぶっちゃけて聞きます。経験点で都合よく《命を懸けて》(*レジェンドのカバーリングアーツ)取得しても良いですか!?
GM:当然許可じゃ!(笑)
奏:ありがとうっ! 取得しまーす。
暁光:ダメージ軽減系は法眼の《念動壁》に暁光の《シールド》《曼陀羅》《絶対愛結界》、相手のダメージ次第かな?
法眼:そうだねぇ。
奏:今日は《超魔の命》は封印しよう。絆5個だし。っていうか赤ん坊抱いてるのに全力なんぞ出せるくぁーっ!
GM:お互い宜しいかな? では……、戦闘開始!!

○現在のエンゲージ
 【ハリティー】   【奏&赤ん坊・有佐・暁光・法眼】

行動値:(9)法眼→有佐→奏→ハリティー→(8)暁光


GM:ハリティーの行動値は9。エンゲージ間は、マイナー/メジャー消費で移動可能となります。


▼ラウンド1

GM:セットアップ。こちらは《絶対先制》いきますじぇ。
暁光:ここここここここーい!
奏:やだなぁ…範囲攻撃来るんだろうなぁ。
GM:マイナー《黒き牙》+《血脈付与》、互いにレベルは3、消費FPは合計20点。身を削るようにして半透明の肉体を半ば無理矢理実体化させ、鋭い爪を作り出す。

暁光:あ、強化で終わってる。
有佐:イモータル!? 私のキャラと同じコンボ!?
法眼:(ルルブを確認しつつ)イモータル/デーモンかな。
GM:逆ですよん(ぇ
法眼:《闇の血筋》とかあるだろうなぁ。ダメージ5d6+26は硬いか。しかも〈闇〉属性。

GM:そして法眼さんの行動……、の前に! イニシアティブでHA《雷光のごとく》発動しますずぇ?
奏:ぬ、追加行動!?
法眼:これは消した方が良いような気がするぞ(笑)。
有佐:雷光はまずいな。
GM:メインプロセス3回だー(笑)。
法眼:愛を4点くれ。それで消そう。
有佐:法眼と赤子の絆固定。法眼に愛2点。
奏:法眼さんの絆を固定して、愛1点渡します。
暁光:師兄の絆固定して師兄に愛パス。
法眼:合計4点でHA《ヴォイド》。「オン・キリキリ・オン・キリキリ・オン・キリウン・キャクウン…不動金縛り法、喝ァァッ!!」不動縛咒でハリティーの動きを封じる!
GM/ハリティー:「ぬ、ぐ…っ! 人の血混じりの鬼よ、その装いは形だけではない、か…!」止められたなぁ、これの《ヴォイド》は面倒だ。こちらの行動は終了、法眼さんの番。
暁光:《雷光のごとく》はこっちのAGPに程よくダメージ入るなぁ。
GM:ふふふ…、連続攻撃は、痛かろう…(笑)。

>法眼
法眼:マイナーでハリティーにエンゲージ、メジャーで普通に殴ろうか。「まずは小手調べだ…行くぜッ!」(ころころ)達成値25。
GM:えーと、特にアーツの修正は入ってないですよね?
法眼:うん、今はね。
GM:ごめん、《さまよう魂》(*取得者は「アーツ以外の物理属性攻撃」を無効化する)とだけ言っておく。
法眼:ダメージに《魔眼》を使っても?
GM:それを使われると流石に通さざるを得なくなるな。ならば回避判定と言っておこう。《霧変身》発動ー。《貴族の余裕》を含めて…(ころころ)ぐえぇ、ギリ回避失敗! せ、せめてこのタイミングで《高速再生》!(ころころ)7点回復(笑)。
法眼:こっちは《魔眼》発動で(ころころ)35点〈殴〉だ。さて、どうかな?
GM:回復しても足らんわ、魔獣化(笑)。
法眼:よし、そしてこのタイミングで《脚止め》!
GM:ぐぇ、封鎖された!

法眼:これで、奏が待機すれば攻撃されるのは俺だけになるはず。敵が遠隔攻撃を持ってなければだが(笑)。
奏:渋いアーツ持ってるなぁ。さすが年のこ(ゲフンゲフンっ)

GM/ハリティー:「く、くく…、大口を叩くだけはある…! 魂の肉体を貫くか…!」びき、と罅の入る音がする。何も無い肉体に罅が入り、全身へと広がる。…そしてそこからは、濃密な死と、血の臭いが。ではHA《超魔の命》……、罪10点と言っておきましょうか。
法眼:「無手だと思って甘く見たかい? 俺はこっちが本領なんでな!」ぐい、とねじ込んだ爪を捻りつつ。

○現在のエンゲージ
 【ハリティー・法眼】   【奏&赤ん坊・有佐・暁光】

行動値:(9)法眼→有佐→奏→ハリティー→(8)暁光


奏:《霧変身》…あ、当たらない。命中値ブーストしても、敵の回避値に届かない。 orz
有佐:こっちも厳しいな。
奏:さて岩野先生、ドッチが先に動きましょう?
有佐:どちらでも〜。
奏:それじゃ、先にいかせて頂きます。
法眼:もしもし、奏? 君がエンゲージすると、たぶん俺と一緒くたに攻撃されるのだが。
有佐:おおう。
暁光:っ「待機宣言」
奏:あ、なるほど。
有佐:では有佐だな。
奏:お願いします。
GM:カマ〜ン。
暁光:そして次のラウンドで《絶対先制》凌いでハリティーが動く前に逃げなさい(ぇ

>有佐
有佐:有佐の攻撃。マイナー《人外魔境》、メジャー《黒き洗礼》、オート《自然との絆》宣言!
暁光:《能力強化》。
有佐:(ころころ)達成値21、防御は〈意志〉。
GM:避けられない目ではない…っ!(ころころ)ごめん、クリティカル。
暁光:《予言》発動。残り人間性17っと。
GM:ですよね。(ころころ)下がって達成値20、命中ですね。

奏:GMひで…と思ったら暁光さんもひどい(笑)。
法眼:うむ、やはり振り直しアーツは頼りになる(笑)。
暁光:1ラウンド3回までですけどね。
法眼:それだけあれば十分すぎる(笑)。

有佐:(ころころ)33点〈闇〉。ヘドロの津波が踊りかかる!
GM:あの、ちょっと、痛いんですけど(笑)。33点通し! 出目が怖いよ。
有佐:(ころころ)反動ダメージでFP4点減少。
法眼:「おっとぉ!?」ヘドロの飛沫を宙に跳んで避ける俺(笑)。

>ハリティー
奏:あ、私は待機です。
GM:えーと、次は…、私か。では…すまないがマイナーは無いんだ。だがしかし! 常時《簒奪者》《高貴なる血》、オート《魂狩り》《修練:白兵》でCrt値を下げて、HA《果て無き剣》を込めた《混沌たる夜の主》を受けるがよい!

奏:ちょ、シーン攻撃!?
GM:しかもカバー不可です。
有佐:《死界の主》いきますか?
法眼:《ヴォイド》か《死界の主》だな。これはカバーできないから、消さないとまずい。
奏:あれ、カバー不可?
法眼:《果て無き剣》は「HA以外でダメージ対象を変更できない」のだ。
暁光:ですね、対象の書き換え不可ですから。
有佐:カバー不可?
法眼:カバーリングも庇うも不可。
奏:カバーリングも対象の書き換えに含まれるのか。

GM/ハリティー:「えぇい、汚らわしいものをぶつけよって…! 纏めてくたばれぃ!!」(ころころ)クリティカル。おかしいな、出目が高いぞ(笑)。
有佐:初期エゴ固定、HA《死界の主》宣言。
GM:ではHA《ヴォイド》と言いましょう。他に無ければシーン攻撃じゃよー、ひょひょひょ。

法眼:影法師も可能だが…どうするね。
有佐:《ヴォイド》返しはAGP3点。《歩く影法師:死界の主》なら1点。
法眼:つうか、色々なブラッドのHA持ってるな。あと何が来るか予想つかん。
暁光:復活系はあると考えた方がいいでしょう。それに《死に至る病》ぐらいは持ってそうですね。
GM:防御系HAに力を裂くより、攻撃側に寄ってみました。
法眼:あと対抗出来るのは《電光石火》くらいか。
奏:あぁ、なるほど。《電光石火》でもいいのか。
暁光:どのHAで対抗しますか?
有佐:《電光石火》するなら愛出しますよ?
奏:《電光石火》切った方が良さそうですね。
法眼:奏は《攻防一体》持ってないんだな。なら《電光石火》を切って良いかも。
暁光:個人的には、対応幅が広い《歩く影法師》は残したい。

法眼:奏の絆を固定、愛を1点!「護ると決めたんだ、とことん護ってやれ!」
奏:頂いた愛で防御判定にHA《電光石火》使用! 防御判定をクリティカルにしつつ、アクション側をファンブルに!
GM:…ダメだな、そりゃ防げん! とめられたぁーん。くー…っ、流石にこれを止められると哀しいぜっ。
奏:「ぉおおおおおおおおっ!!!」左腕を振り上げて地面を思いっきりぶっ叩き、巨大な岩盤を突き上げさせて盾にする! 庭ごめんなさい!(一同笑)

GM:庭がー!(笑)
有佐:むしろ庭石ガード(笑)。
暁光:師兄、後片付けは私達でやるべきなのでしょうか?(遠い目)
奏:後で穴に瓦礫放り込んで必死に叩いて埋めるよ! ……裏設定で『七尾に仕事回してもらって修行している』ってのがあるんですが。お金は壊したものの修繕費で消えていく事が今確定したっ!
法眼:仕事の度にこれじゃ、苦情で大変だ(笑)。
奏:得意なのはビルの解体工事です(涙)。
有佐:アースのスピリットのぱぅわーで庭、何とかなりません?

法眼:護れ…とは言ったが。後始末が大変だな、こりゃ」小声でぼやく(笑)。
暁光:です、ね。ですが、全力なのが良いです」同じく小声(笑)。
奏:「あ゛………」咄嗟にやっちゃって、我に返った。
GM/赤ん坊:「だぁ…、きゃはは…♪」でも子供は楽しそうにしてる。
有佐:「後で直せばいいのですよ〜」ヘドロ撒き散らしておきながらのたまう。

>暁光
暁光:んー、マイナーで《アラミタマ》、メジャー《シャイニングレイ》で行きますか。(ころころ)出目3!? 達成値23。
有佐:カスッタ! ファンブリウム光線が!
GM:〈意志〉回避ならば…っ(ころころ)むぅ、命中…。
暁光:あらーん? 当たったよ。《高貴なる血》があったので素通し確定ですね。(ころころ)25点の〈光〉ダメージどうぞ。残り人間性9っと。
GM:…うむ、25点素通し! …さて、では待機していた奏ちゃん、かな。

法眼:どうでもいいけど、GM。《シャイニングレイ》《ダークネスフレア》は〈運動〉回避とハウスルールで決まったような。
GM:あ、じゃあ無理だ、どう足掻いても避けられん。…〈運動〉ないのよ(笑)。
有佐:あ、特殊攻撃だから《霧変身》できないんだ!
法眼:その通り!
GM:です。《霧変身》が有効なのは[白兵/射撃攻撃]のみ、ですから。
法眼:…つまり、《剣魂一擲》は後衛二人のどちらかに乗せた方がいいかも(笑)。
奏:それじゃ、今回は普通に殴りますか…殴っていいんですよね?
法眼:いいよー。問題は、当たるかどうかだなぁ。
GM:《霧変身》はいいのぅ、ラウンド制限がないよ(笑)。
法眼:それが問題なんだよなぁ。奏の場合、命中の目がない。暁光の支援が乗って、辛うじて五分五分ちょい不利、だからなぁ(笑)。
GM:私の出目が腐る&奏ちゃんの目が走る、ならば…?

>奏
奏:ではまずオート《こんなこともあろうかと》でデータ的に変身します。演出はすでに済ませていますが。マイナーで接近。メジャーで攻撃。近づくからマジックリング使えない。暁光さん、支援お願いしますっ!
暁光:《能力強化》〜。
奏:ありがとうございます。では!(ころころ)悪くないっ、達成値23。
GM:むー…、しかし《霧変身》は解かないぞ(笑)。(ころころ)ぐ…っ、達成値22でギリ命中!
法眼:おお!
有佐:おおう!
奏:やった! 当たれば痛い…はず!
暁光:………《神罰》! その攻撃にダメージ+10!

法眼:さて、《剣魂一擲》はどうする?
有佐:乗せてしまっていいんじゃないかな?
GM:う、ぶっ飛ばす気だな(笑)。
法眼:残りFP150点強あるはずだからねぇ。
暁光:削れる時に一気に削りましょう。
奏:よし、頑張ろう! 愛をお願いします〜。

法眼:弱きもの、暁光、有佐への絆固定、奏に愛を3点。
有佐:初期絆、奏、暁光の絆固定。奏に愛3点。
暁光:初期絆、赤ん坊、奏の絆固定して奏に愛3点パス。
GM:これで9点…。
奏:そして私は破壊とハリティーのエゴを固定、罪2点取得。計11点のAGPを持ってHA《剣魂一擲》を発動させます!

GM:……11点。なかなか見ない数字よね(笑)。
法眼:張り込んだなぁ(笑)。
暁光:ですよねー、自分も大量に使う口ですが、二桁となると機会が少ないです。
有佐:さぁ、《真理のe》が無いことを祈ろう。

奏:(どざらららららーっ)133点の〈魔〉ダメージ!
GM:ふ…っ、だ、だが、ダイス目は平均より悪いぞ……っ! 133点は素で抜けるが、まだじゃ…(笑)。
奏:「でっ…ぇえええええええいい!!!」一息に懐に飛び込んで、異形の左腕でハリティーを引き裂く!
GM/ハリティー:「ぐ、お…っ、ふ、ふふ…っ! どう、した…! まだ、妾は……、倒れてはおらぬぞ…っ!?」
奏:「……くっ、しとめ損ねた!?」
有佐:「あらあら、しぶといわねぇ…」

○現在のエンゲージ
 【ハリティー・奏&赤ん坊・法眼】   【有佐・暁光】

行動値:(9)法眼→有佐→奏→ハリティー→(8)暁光


GM:これで全員が行動終了、ですね。クリンナップ何かあります人ー?
暁光:ないです、《予言》の使用回数が回復するぐらい?
法眼:…今、ここで《歩く影法師:雷光のごとく》とか言ったら楽しそうだ、と少し思った(ぇ
奏:人間性が死にますから!?
GM:人間性を減らしても……、大丈夫そうだなぁ…(笑)。法眼さん、《魔眼》以外何もアーツ使ってない(笑)。
法眼:まぁ、やめとくか(笑)。
GM:では次のラウンドに参ります。

○現在のエンゲージ
 【ハリティー・奏&赤ん坊・法眼】   【有佐・暁光】

行動値:(9)法眼→有佐→奏→ハリティー→(8)暁光



▼ラウンド2

GM:セットアップ。
一同:ないです。
GM:こちらはHA《因果の間隙》(さらり)。ついでにアーツでは《絶対先制》と言っておきます。

暁光:あ、2段攻撃か。
法眼:まぁ、これは通して良いかな?
暁光:HAは今回通しますね、《絶対先制》と合わせて2回攻撃が飛んできますが、大丈夫ですよね。
有佐:ッ両方カバーリングかな?
奏:多分大丈夫かと。
暁光:さーて、どんな攻撃が飛んでくるのやら。

GM:何も無ければ、《絶対先制》側から行きますよ。マイナー《悠久の真理》、メジャー《黒き洗礼》、オート《魂狩り》+《闇の塊》。対象は自分のエンゲージ。範囲攻撃+ダメージが通ればメジャー使用の重圧だー! Crt値8(ころころ)…む、出目7…自分に対して《胡蝶の夢》。振りなおす(ころころ)変わらねぇー!?(一同笑) うぅ、達成値20でございます…(笑)。

法眼:さすがエックスさん! 俺たちに出来ないことを平然とやってのける! そこに痺れる憧r(略
有佐:法眼さんは重圧が効かないはずだから…。
GM:そこがネックだが、奏ちゃんが自分で庇えないとなると…、精神的にはクると思うんだ?(ぇ
奏:でも、最初は庇えるんですよね。
GM:庇えますよ。
暁光:えっと、回避判定→カバーリング→ダメージの順で処理かな?
GM:はい、その順番になります。
奏:2回目は法眼さんに雄々しく庇ってもらおうっ。

法眼:で、まずは普通に回避を試みるか。
奏:【敏捷】1の〈運動〉技能無し。すなわち絶対命中! orz
GM:了解。赤ん坊はこのままじゃダメージが行きますが?
奏:なので赤ん坊を庇います!
有佐:《黒き洗礼》は、防御判定〈意志〉ですよ?
奏:あ。待って待って、〈意志〉振らせてくださいっ!
GM:…いっすよ(笑)。《悠久の真理》なので、Crt値は+1されてますがな!(笑)
法眼:しまった。〈意志〉だと回避は無理だ(笑)。
奏:クリティカルのみ!(ころころ)…失敗。
GM:両方命中ですね。
法眼:ですな(笑)。
奏:改めて《命をかけて》宣言、赤ん坊を庇います。
GM:はーい、ではダメージいきましょう。やった初ダメージ! ………しくしく(ころころ)〈闇〉属性20点です。
奏:…なんだって。カバーリングするので40点くらって、1残った!!

暁光:読み外した(汗)。
奏:なんという《超逆境》日より! 魔獣化してないから使えないけどさ。…あれ? 魔獣化してた方がよかった? orz
法眼:心配せずとも、あと一回来る(笑)。
GM:うむ、もう一回行くよ(笑)。
暁光:あと1点高ければ魔獣化して、更に攻撃力はわかったから、こっちのシールド系が唸りを上げたのに(ホロリ)。

法眼:聖骸布と結界符でダメージ減少。(ころころ)12点ダメージ貰った。重圧は無効。
GM:はい、メジャー消費で回復できる[重圧]を奏ちゃんにプレゼント。…自分は庇えないぞー。ではこれで《絶対先制》終了、HA《因果の間隙》に行きます。
奏:「危ないっ……あう!?」咄嗟に赤ん坊を庇うが、姿勢を崩して赤ん坊を敵の方に向けてしまう。
GM/ハリティー:「動けまい、娘よ! そのまま赤子が食われる様を見ておれ!!」メジャーで《混沌たる夜の主》を使用し、赤ん坊と法眼さんのみを攻撃する!
奏:ひど! 魔獣化させてくれないときた!!
有佐:《精霊壁》…ない。
GM:オート《魂狩り》&《修練:白兵》コミで、Crt値8。(ころころ)

 …だがしかし。ここでGMのダイスは、何と1ゾロ。

GM:……………………………………(絶句)。
暁光:チーン。
奏:やったーーーー!!!
法眼:ぶははははは!(笑)
GM:AGP使用、振りなおすっ!(笑)

 ――――ダイスの神様は悪戯がお好きでした。
 GMの出目はまたもファンブル。……今回のネタMVP、決・定☆


GM:…………………………………………何でじゃああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!(一同大爆笑)
法眼:どわっはっはははははは!!!(爆笑) さすがエックスさん! 俺たちに出来ないことを平然と(略
奏:す、すご! エックスさんすごい! ファンブリウムすごいよっ!!
有佐:南無。きっと、ヘドロで滑ってあらぬところを斬ったに違いない。

GM/ハリティー:「う、ぐ…っ、なに…っ! 体が、動かん…っ!?」ち、ちくしょう、もう《胡蝶の夢》は使っちゃったから……何もできないんだぜ…(笑)。
暁光:流石に可哀想なので一言、《胡蝶の夢》は1ラウンド1回制限だったはず。
GM:うん…、でもエロさん、それトドメよ(笑)。まだ2ラウンド目の頭の頭(笑)。
法眼:お、ではこうしよう。ハリティーが攻撃しようとしたその時、俺の懐にあった柘榴の実が輝くんだよ!(笑)
奏:あ、なるほど!!(笑)
GM:ぐぁ、そりゃ動けんな! 本体の力に止められたか…っ!
有佐:おおう。 鬼子母神の加護で守られたんだ!
GM:……こ、これで、終了です…(しくしく)。通常通り、法眼さんの番ですね。

奏:とはいえ、重圧はまだ続いてるんですよね(汗)。
GM:そりゃぁもう。
法眼:えぇと。魔獣化して殴るつもりでいたから…ある意味計算違い。火力が出せない(笑)。
GM:皆が攻撃止めてくれるから、魔獣化も何もなくなっちゃったなぁ…。
暁光:いやー、エックスさんならきっちり奏だけを魔獣化させてくれると思ったんだけどな〜、読み違えた(笑)。

>法眼
法眼:マイナーで《切り裂くもの》、オートで《獣化》、メジャーで攻撃。(ころころ)達成値27。
GM:多分これでトドメ…、かな? でも最後まで足掻くぞー、《霧変身》!(ころころ)…無理ですね、うん、わかってたんだ…、一縷の望みしかないことに…。
法眼:更にオートで《魔眼》を乗せる。(ころころ)52点〈斬〉!
GM:…うむ、マイナス28点! …死んだ…!
法眼:「…ここまでだ。降魔調伏!」抜き手でハリティーの心臓を打ち貫く!
GM/ハリティー:「ぐ…、ごぶ…っ! く、は、ははは…! そうか…、妾は倒されるか…、…良かろう、今この場は倒れてやる…! だが忘れるな…、人の心が、鬼に近づけば…、また、妾、は…」
法眼:すかさず鬼子母神の柘榴をかざす。
GM:瞬間、柘榴の実が開き、その中へとハリティーを吸い込んでいく。最後の断末魔さえ飲み込んで、柘榴の実は、閉じきった。
法眼:「穢れし女神よ…眠り給え。願わくばその御霊、涅槃にて永久に安らがんことを…」念仏など唱えつつ、ハリティーの最期を見届ける。
暁光:「そして新たなる命には、幸福な未来があらん事を」
奏:「はぁ……終わった…?」赤ん坊をしっかりと抱きしめなおす。
有佐:「そうみたい…ですねぇ…」
GM:で、それと同時に。赤ん坊が淡く光り出します。
奏:「あ、いけない! 早くこの子戻さないと……あ、と、ど、どうすれば!?」光りだしたのでオロオロ。
法眼:「慌てなさんな。そのまま離してやれば、自然と有るべき場所へ戻るだろうさ」
GM:奏の腕から離れ、シルバーコードを辿って、母親の胎内へと戻っていく…。
奏:「あ……」その光景を見送るよ。
有佐:「………」にこやかに微笑む。
GM:そしてその姿が病院の中へと消えていく時、君の耳に聞こえてくる声が一つ。

 「 あ り が と う …、 お ね ぇ ち ゃ ん … 」

奏:「………」その声を聞いて、一つ頷いて微笑む。
GM:この少し後。病院の中で、ひとつの新しい命が生まれた…。


*    *    *


GM:人間性回復のお時間ですが…必要な人っています?(笑)
法眼:なんとまだプラス9だったり。
暁光:人間性はゼロです。
有佐:絆6つ、人間性プラス2。
奏:プラス10だったり。
GM:ですよねー(笑)。…流石に、ここで《滅びの霧》をやってもなぁ、と思うので取り下げた私(ぇ
有佐:《永劫より》は無いんだ…。
法眼:やってくれても耐えられるから、今さら…という意味かと(笑)。
GM:誰が魔獣化してる訳でもないし、今の赤ん坊は半魔に近しいから魔獣化の影響も薄いと考えてたし…、ね(笑)。せめて2連続ファンブルが無ければ、意味もあったかもしれないけどなぁ…。
法眼:ダイスの空気読みっぷりが半端なかったな(笑)。


 

■エンディングフェイズ■


●エンディング1 『鬼の道行き』
シーンプレイヤー:法眼
○鬼子母神堂

GM:東京の鬼子母神堂。一番近い彼女の元へと君は、終了の報告にやってきました。で、お堂の中に入ると、夢枕に立った時と同様、後光を背負って彼女が現れます。
法眼:無言でその場に胡座を掻き、柘榴の実を床に置く。
GM:では鬼子母神は、その実を手に取りまして。「鬼来法眼、此度の事、まことに感謝いたします。私の半身が暴れることは、今しばらくなくなった事でしょう」
法眼:「今暫くは。…しかし人心乱れ、世に穢れの蔓延る昨今、またハリティーのような者が生まれぬとも限らん…のでしょうな」
GM/鬼子母神:「かもしれませぬ。……ですが、我等鬼は、この身に誇りを以って己の道を行かねばなりません。…あなたは、己に誇りを持てますか?」
法眼:「無論…そのつもりです。もしも、それが叶わぬ事となったならば…この命を絶ってでも、俺は俺の信念を貫く」淡々と答える。
GM/鬼子母神:「鬼来法眼。あなたは強き鬼ですね。……その気高き魂に安らぎと、己の罪を赦せる時が来るのを、私は祈っています」
法眼:無言で頭を下げる。「……ハリティーも…赤子を喰らおうとした瞬間、僅かではあるが躊躇いを見せた。それは柘榴の実を通して、貴女の力を受けたからかもしれないが……俺には、それだけとは思えなくてね。…つまるところ、彼女もまた、貴女と同じ…“母”だった。そう思えてならないのです。…甘いかも、しれませんがね」
GM/鬼子母神:「私は赤子を襲う鬼の時から、既に“母”でした。……やはり、他者のであれ、赤子というものに情は抱いていたのですよ? ですが、それ以上に私は己の子のことしか考えていなかった…。…ただそれだけの、視点の狭さゆえに気付けなかった…ということです」
法眼:「ヒトもオニも、そして神ですらも。…似たり寄ったりなのかもしれませんな」苦笑して。
GM/鬼子母神:「かも、しれませんね…。……それでは、そろそろ刻限が迫ってきました。私は天界へと戻りましょう。あなたの道行きに、祝福を……」最後に彼女は、母親のような、妻のような、優しい笑みを浮かべてこの場から消える。
法眼:「この世の全ての母子と、そして彼女の御霊にも。安らぎがあらんことを…」合掌して、静かに祈りを捧げよう。



奏:うむぅ…ファンブリウムが何ともいいお話になった!(ぉ
GM:こうなるとは思いませんでした(笑)。
有佐:まったくです。
法眼:いや、あまりにもダイス目が神懸かり過ぎて、思わずEDにも入れちゃったよ(笑)。



●エンディング2 『こんにちは、赤ちゃん』
シーンプレイヤー:奏&有佐&暁光
○最上ゆかなの病室

GM:決戦の翌日。君たちはゆかなの子供を見に、再び病院に来ていた。
有佐:「約束どおり、見に来たわよ〜♪」
奏:「あのぅ…本当に、私も来て良いんですか?」と、自信なさげに二人に尋ねます。
暁光:「えぇ、もちろんですとも」
有佐:「えぇ勿論よ。ゆかなも喜ぶわ」
GM:先日と比べれば出産で少し痩せてはいるが、ゆかなは元気そうにしているよ。「ふたりとも、いらっしゃい。……あれ、その子はどうしたの?」生まれたばかりの赤ん坊を抱いて、君たち3人を迎えている。
有佐:「この子はね、私の教え子よ♪ 赤ちゃんを見たいって言うから連れて来ちゃった〜♪」
奏:「あ、こんにちは、初めまして。私、岩野先生の教え子で…」と話しつつも、目は赤ん坊に行っています。
GM/ゆかな:「そうなんだ。初めまして、よろしくね」笑顔を奏に向けて。
暁光:「あら、お母さんに似てかわいいですね」赤ん坊の方を見よう。
GM:彼女の腕に抱かれている赤ん坊は、奏が抱きしめていた時と同じ姿、同じ様子で、母親の腕に抱かれている。「ちょっと心配してたけど、無事に産まれたの。3800g越えの男の子だって。こうして腕で抱くと、流石に重いなぁ…」感慨深そうに自分の子を抱いて…。
有佐:「ふふふ、いい事じゃない。きっと、元気に育つわよ♪」
奏:「……(良かった)」無事に生まれてきた赤ん坊の姿にほっとしています。
GM/赤ん坊:「あ、あ……」その状態からも、この子は奏に向かって、手を伸ばしてくる。
奏:「…あの、少し触れてもいいですか?」おずおずと、ゆかなさんに尋ねてみる。
GM/ゆかな:「えぇ、もちろん。何なら少し抱いてみる?」
奏:「…それじゃあ、お言葉に甘えて」といって、そっと赤ん坊を抱きしめます。あの時のように、ちょっと覚束ない手つきで。
GM:魂だった時とは違う、ずっしりとした重さと、腕に伝わってくる温かさ。確かにあの時戦って、確かにあの時守れた、大切な命が、君の腕の中にある。
奏:その大切な重さをしっかりと感じながら言います。

「―――こんにちわ、赤ちゃん」




Beast Bind New Testament
『こんにちは赤ちゃん』

THE END



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