■クライマックスフェイズ■
●シーン12 『トキワノヒメ』
○『常葉家』玄関前
――――時刻は夜。広大な敷地に巨大な門。遙か奥には無駄に立派な屋敷が見える。
GM:クライマックスは全員登場でどうぞ。
勇司:「さてと…行きましょうか」カードホルダーから大量の霊符を取り出して扇状に開きながら。
アラキ:「たのもー」どんどん。
蒼紫:「いよいよか……覚悟決めろよ、でも肩に力は入れすぎるなよ」と双真に無茶を。
双真:「今更だぜ。俺のやる事は一つだ。安心しな」
弥太郎:「…うむ」腰に霊刀を挿し、立ち上がる。
アラキ:「さあ、鬼がやってきたぞー。悪い子はいねえかー」
GM:中には無論、大量のSPがいます。キミたちを迎え撃つので…まともに闘り合えば死人の山が積み上がりますが。
蒼紫:比良坂として名乗り上げた上で、何人か見せしめに、死なない程度にぶちのめします。
弥太郎:「今宵は、手加減できん…死にたくなくば、下がれ」
勇司:GM、木かなんかありますか? 樹齢何十年とか言う丈夫そうなもの。
GM:樹木はあります。
勇司:じゃそこに向かって、《マジックブラスト》を打ち込む。威力は大砲並だ。そして一言…「どいてくれますか?」
GM:えーと。ぶっちゃけ、さっきあげたSAを使えば問題なく突破できます(笑)。演出は、そちらの思うように(笑)。
勇司:よし演出で死体の山を作ろう(ぇ)。
GM:威圧感で全員マヒさせた、とかでもいいので(笑)。
蒼紫:「治療費は出してやる。だから今は……邪魔すんじゃねえ。死ぬぞ?」で、SA使います。こっちは、死人「だけ」は出さない方向性で。
弥太郎:では、SA使って入りましょう。
勇司:「まぁ、大砲並みの一撃喰らいたくなければ、どいてくださいね」
双真:こちらもSAにて。
アラキ:SA使用。「頼むぜ」ディスクアニマル達がSPを追い掛け回す。
GM:では、キミたちは屋敷を突破して奥に入りました。
○常葉家当主の部屋
GM/当主:「な、なんだ貴様らは!?」
勇司:「とあるお嬢様の従者です」
アラキ:「囚われのお姫様を略奪に来た鬼一行です」
双真:「明日香を貰いにきた。嫌とは言わせないぜ」
勇司:「邪魔をしないで頂けると大変嬉しいのですが。邪魔をされると、無作法ですが力づくとなります」
GM/当主:「ご、護衛の連中は何をしている!!」慌ててインターホンに叫んでみたり。
双真:インターホンを木刀で叩き壊す。
蒼紫:「……常葉之姫、救いに参上奉りました……護衛の方々には眠って頂いております。どうぞ、お静かに」
双真:「もうお前だけだ。みっともない真似はやめな」
GM:そして、(中略)キミたちは『常葉之姫』がこの屋敷の地下深くに幽閉されているという情報を聞き出した(笑)。『(中略)』の間に何が起きたかは、ご想像にお任せします(ぉ)。←本当に『(中略)』と言って実際の描写を省いたGM(笑)
蒼紫/どっかのNPC:「ぎゃあああっ!! い、命だけは、命だけはお助けをぉおおおおっ!」(ぉ)。
GM:(「聞こえなーい、ボクにはなんにも聞こえなーい♪」と歌いながら耳を塞ぐ)…というわけで、問題なければ地下へ行きます(笑)。
一同:了解(笑)。
○『常葉之姫』の祭儀室
GM:…ところで、朔夜は今どうしてますか?
アラキ:どうしよう?
勇司:ん? 小脇に抱えられるなら抱えたい(ぇ)。
GM:置いてきたか、連れてきてるか、それだけ決めて?
アラキ:むしろ、背負っておこうか。
蒼紫:それだと、荒木か弥太郎が連れてるのが自然かな?
GM:了解。では、その線で演出しますね。
部屋に入ると、常人なら発狂するほどの濃密な魔力が充満していた。
そこは地下にしてはかなりの広さで、薄布や簡素な装飾が施されている…それに、古代の魔術紋様も。
中央の台座には、一人の少女。
暗闇に映える白い着物。その少女は虚空に顔を向けたまま、座っている。
弥太郎:「…あまり、居心地のいい場所ではないな」
蒼紫:「……懐かしい匂いだな……全く、胸糞が悪い匂いだ」
アラキ:「大丈夫か? 朔夜」
GM/朔夜:「う…うむ。心配は、いらぬ…」言いつつも脂汗が滲んでいる。苦しいのを我慢しているようだ。
弥太郎:「…無理だけは、するな」
アラキ:「待ってろ、すぐ済ましてやる。」朔夜に上着をかけます。
双真:「明日香! いるなら返事しろ! いないなら気合で返事しろ!」
GM:明日香の返事は…今は、無い。
双真:「…明日香」台座の近くまで歩み寄る。
GM:そして勇司。目の前の少女は……夢枕の少女に酷似している。
勇司:「……古宵」
GM:少なくとも明日香、ではないね。14歳前後の少女。…しかし。
勇司:「目覚めの時間だ。なけなしの勇気を出して、一歩踏み出てもらえると嬉しいな」
蒼紫:「……(明日香であり朔夜、ってとこか? 年齢も合う)」
GM:近づいたなら判るが……彼女の目は両方とも潰されている。喉にも大きな傷がある…声帯を抉られているようだ。更に両手両足は腱を切られて、自力で動くことすら出来ないらしい。
勇司:「封じ込めるためか」霊符をしまうと、ぽんと頭を撫でてから拘束がないことを確認する。その後おぶる。
蒼紫:「余計な先入観が予測に混ざらぬよう、五感を潰したか……よくある話とは言え……酷いな」
アラキ:「ひでえな……」
弥太郎:「…ああ」
双真:「…間に合わなければ、明日香も同じ目に遭わされるってわけか…」
蒼紫:「(……救出に成功しても、明日香はこの子に“統合”されちまう可能性が高いんだろうけど……今は言わぬが花、か)」
GM:魔術師たる勇司なら、これがどういうことか判るね。いちおう〈知識〉で振ってみる?
勇司:うぃ、一応振る。(ころころ)達成値19。
――――『常葉之姫』とは、“造られた生き神”だ。
その方法は、素養の高い少女を巫女として…
世界中に存在する『時の女神』という神格概念を少女に降ろし…
しかる後に、少女の五感を全て潰すことで『魔術的な呪い』を施し、封じ込める。
かくして神の力は少女に閉じ込められ、“生き神様”が誕生する…と。
勇司:「ふぅ…魔術師の俺が言うのもなんだけど…胸糞悪いね」触覚までは簡単に殺せないと思うので、安心させるように優しく叩いた上で持ち上げる。
弥太郎:「…許せん話だ」
勇司:「赦せんとはいわない。探求者なら当然さ。……ただ、気分は悪い」
GM:辛うじて、触覚だけは残されてるようですね。しかしそれも、この部屋の中ではどれほどの意味があるか…。
蒼紫:「……雑談より、今は医者だ。早いとこ運び出そう」
勇司:「さて、解呪がうまくいくと良いんだがな。いや、後回しで良いな…すぐには死なない。明日香を探そう」
GM/朔夜:「う…あぁっ!?」朔夜が急に苦しみだした。
弥太郎:「どうした?」
双真:「しかし、どこにいるんだかな…途中、他の部屋とかあったっけ…って、どうした?」
勇司:「朔夜?」魔力の流れを感知できない?
GM:同時に、『常葉之姫』から強大な魔力…いや、呪力が発せられる。
蒼紫:「……来たか?!」両腰のSMG(*サブマシンガン)と刀に手を添えつつ、警戒。
GM:強すぎるエゴが世界法則を浸食し、塗り替える――――ドミニオン化だ。
勇司:「ちっ」少女をベッドに寝かせた上で、「派手になりそうだぜ」呟いて両手に霊符を広げる。
アラキ:「朔夜……来やがったか」
弥太郎:「…ここで、終わりにしてくれる」
双真:「いよいよだな…やるか!」二刀を構える。
アラキ:「絶望の鎖は俺たちが断ち切る!」
蒼紫:「さーて、翠(*蒼紫の刀に宿った妹の魂)、やるぜ。殺すなよッ!!」刀の方を選んで抜き放つ。
部屋と『常葉之姫』が実体を失い、半透明になる。…正確には、“彼らの方が”世界の位相からずれているのだが。
周囲には、部屋と重なるように綺麗な星空が映る。
そして、彼らから離れた2カ所…ちょうど同じくらいの距離に、2人の少女が佇んでいた。
1人は明日香…もう1人は、勇司に『古宵』と名乗った少女。
勇司:「古宵?」
GM:そして、苦しみだした朔夜の姿が薄れ……ちょうど三方、キミたちを囲む位置に転移する。PS《資産:転送》を使いました。更に、3人を結ぶ頂点の位置…つまりキミたちの上空に、巨大な魔力の塊が浮かんでいます。
双真:「明日香。…ったく、やっと会えたな」
GM/明日香:「…そう、ま…?」声に反応したのか、瞳が僅かに意志の光を取り戻す。
アラキ:「朔夜!」
GM/朔夜:「荒木…弥太郎…すま、ぬ…」
弥太郎:「…謝るな。すぐに助けてやる」
アラキ:「安心しろ朔夜、必ず全員助け出す」むしろ穏やかな声で。「また、アイスクリーム食いに行こうぜ」
蒼紫:「3対5。数の上では有利なんだけどな……さて。どう分担する?」
勇司:「古宵。意識はあるかい? あるなら話し合いに応じてくれると嬉しいんだけどね」
GM/古宵:「…ごめんなさい。私、もう…抑えきれ、ない…」酷い苦痛を堪えるように美しい顔が歪む。
勇司:「そうか、なら最後の力で望みを言ってくれないか? 魔法使いが動くには、『お願い』が必要だからな」
GM:3人は同時に手を差し伸べ、弓を引くような構えを取る。その表情は、とても…辛そうだ。
勇司:「安心したまえ、君たちが願った結果にしてみせる。安心して放つがいい」
蒼紫:「(順当に行くなら、双真が明日香、勇司さんが古宵、荒木さんと弥太郎さんが朔夜……か。俺の動きしだいで決まるってのも……悪かない)」
GM/明日香:「双…真、逃げ、て…」
GM/朔夜:「荒木…弥太、郎……すまぬ…」
GM/古宵:「…羨ましいの…みんな……壊したいくらいに…」
双真:「逃げないぞ。俺は逃げない。お前を、連れ戻すまでな…!」
勇司:「羨ましいなら羨ましがろう。そして世界を壊そうとしても壊れない事を知ろう。…そして、少しの勇気を出して新しい一歩を踏み出そう。古宵」
GM:閉ざされた古宵の目から、つぅと一筋の涙が流れた。
GM:さて、ここでヒロインを救う特別ルールを説明します。キミたちが取れる選択は3つ。
勇司:あいさ。
▼ヒロインを救うには
・各ヒロインへの絆を持つPCが、愛から生み出したAGPを1点渡す。
・各ヒロインへの絆を持つPCが絆を消去、AGP2点消費してトドメを刺す。
・普通にヒロインを殺す。
GM:以上です。結果がどうなるかは…やってからのお楽しみ♪
勇司:絆にしといて良かった。
GM:あ、やる時は一度彼女たちのFPをゼロにして下さい。彼女たちを取り巻く魔力を破らないと、救い出せないという演出です。
勇司:了解さ。
蒼紫:はっはっは。実は蒼紫でも古宵以外は救えるから、恐れずAGPを使うが良いぞ(笑)←なぜか偉そう
アラキ&弥太郎:了解。
蒼紫:ただ、蒼紫で救うと物語として美しくないとは思うんで、自助努力はして下さいね♪
GM:では、特別ルールが飲み込めたら戦闘に入ります。準備と覚悟はOK?
一同:OKです。
GM:では、戦闘です!
▼ラウンド1
GM:位置関係を言っておきます。キミたちのエンゲージは同一で。ヒロインたちは、それぞればらけてますので。それでは第1ラウンドのセットアップ宣言から。
アラキ:セットアップで《コスチューム》。雷が落ちて鬼に変身します。
GM:他にはない? ではこちらのセットアップ。ヒロイン3人、同時に《絶対先制》!
勇司:ぎゃぁぁぁ!?
アラキ:同時!
GM:マイナーアクションは《天の光》、メジャーアクションで《古代神》を使用。《特務天使》《勝利への布石》の効果でクリティカル値10の範囲攻撃。彼女たちが弓を放つと周囲の空間が軋み、捻れていく。キミたちの身体を巻き込み、切り刻みながら。(ころころ)出目11でクリティカル! ちなみに今のは明日香の攻撃ね。防御は〈意志〉でどうぞ。
蒼紫:ぶふっ!? えーと、それに《念動防御》使います。(ころころ)…《超巨大魔器》で振りなおして(ころころ)…失敗(涙)。
GM:妨害は失敗と。ではそれぞれ自前で防御判定どうぞ。避け損ねた人はダメージ行きます。
蒼紫以外:無理!
蒼紫:(ころころ)回避クリティカル。自分だけよけました、ごめんなさい。
GM:では、避けられなかった人へ。《英雄伝説》《エターナルチャンピオン》《属性強化:闇》でダメージ増加。(ころころ)31点の〈闇〉ダメージをプレゼント。
勇司:えぇぇい、二倍振り覚悟で大盤振る舞いだ。《呪圏拡大》に《シールド》! (ころころ)うし、21点減少!!
GM:どうぞ。《シールド》や《念動防御》には「1ラウンドに1回まで」の制限があるのを忘れないでね?
勇司:了解。
GM:次、朔夜。アーツの組み合わせはさっきと同じで…(ころころ)達成値30、クリティカルはしなかった。
一同:駄目でしたー!
GM:では、(ころころ)29点の〈闇〉ダメージ。
アラキ:《フィジカルスクリーン》使います。(ころころ)9点軽減、まだ生きてる。
蒼紫:自分に《念動壁》、(ころころ)11点ダメージ減少。
勇司:いたたた!
弥太郎:FPが0。魔獣化しました…。
双真:同じく魔獣化しました。
GM:最後は古宵。アーツは同じ。(ころころ)達成値28。
一同:また回避失敗!
弥太郎:ダイス目がグダグダだな…。
GM:カバーリングする人はいるかな?
勇司:ごめん、余裕がない(汗)。
アラキ:範囲攻撃をカバーリングするとどうなりますか?
GM:カバーリング出来る対象は同エンゲージ内の誰か一人だけ。自分も避けてないなら2倍ダメージ受けます。
蒼紫:ただし、カバーリング用アーツなしでカバーすると行動終了しちゃうからお勧めしませんぜ。
双真:“エゴ:魔の力/解放”を固定化、罪1点得て、HA《電光石火》使用。クリティカルで避けます。
GM:《電光石火》使ったなら、こっちの攻撃はファンブルになりますね。全員ダメージ無しです。
双真:はい。既に魔獣化してるので、使わないと真の死なんで。
勇司:助かった、双真くんありがとう(涙)。しかし…やばいな、カバー能力がワシの《シールド》ぐらいしかない。
蒼紫:1ラウンド1回なら、《念動防御》しますよ。
GM:では、早い人から通常の行動をどうぞ。ヒロインたちの行動値は7なので、そっちが先です。
勇司:マイナーで《符術》《結界魔法》《高速詠唱》《血の封印》。《オリジナルスペル》拡張分は《貴族の余裕》《殺戮者》。メジャーで古宵にエンゲージ!!
GM:了解。エンゲージだけね?
勇司:マイナー全部使ってるし、メジャーで移動だから攻撃したくてもでぃきねぇっすよ!! …ごほん。「さぁて、俺が相手だ古宵。世界がどれだけ丈夫か教えてあげるよ」
GM/古宵:「勇司…さん…」
勇司:「気にするな。どんとやれ。世界は、まぁ丈夫だ」にやり、と笑って。
GM:では、次。弥太郎さん。
弥太郎:では、オートで《獣化》。マイナーで朔夜に接近。「出羽の風丸、推して参る…!」メジャーで霞丸一閃! (ころころ)6ゾロでクリティカル。
GM:《後光》で防御を試みます。(ころころ…と振ったら6ゾロ!)ごめん!?
勇司:すげぇ!?
アラキ:(涙)
GM:ここでクリティカルするとは…(呆然)。←自分で振って驚いてる奴。
弥太郎:では、仕方がない。
蒼紫:くぅ、手強い。
アラキ:やはり《後光》があったか。
勇司:命中に関してはがんがんいけ、おいらが《能力強化》で+5しちゃる。経験値半分にして人間性回復ダイス2倍振りだからな、もう怖い事はない。
双真:ところで…この戦闘って、さっきのヒロイン救出条件以外に、戦闘にも勝利する必要あるんですか? てっきり愛渡して終わりなのかと思ってたんですが。
GM:…ヒロイン助けてからが本番です、実は(笑)。
双真:ああ、そうなんですか。助ければ戦闘終了かと思ってたから…(笑)。
蒼紫:てか、愛を渡してから、その更に後があったら……死ぬかも(笑)。
弥太郎:もう既に棺桶に片足突っ込んでいる(笑)。
GM:…少し厳しめだったかなぁ? 勇司の(PLさんの)たっての頼みだったので、ボスのデータは真心こめて作ってみたんですが。FPも人間性もガリガリ削れるように(笑)。
勇司:……GM。真心こめすぎです。あぷあぷ、凄い楽しいけど(笑)。
GM:ちなみに、ヒロインのFPはあまり高くな〜い。
蒼紫:えと。ここで双真さんに、正義、双真、妹の絆を固定してAGP3点プレゼント。「サポートは任せろ!お前は何も考えずに突っ込め!!」
双真:「悪いな。…遠慮なくいかせてもらう!」マイナーで明日香へエンゲージ、メジャーで攻撃。
勇司:「外れる事禁ずれば外れる事能わず!」その攻撃に《能力強化》、命中+5だ。
双真:それなら、(ころころ)達成値21です。
GM:《後光》で防御。(ころころ)出目が9で達成値30! 当たる、そう思った瞬間に時間が跳び、彼女の姿が消えた。
勇司:「なにぃ!?」明日香も判定値21かよ!
アラキ:全員、データは同じでしょう。
双真:こりゃ俺の攻撃、絶対当たらん(笑)。
蒼紫:ふふふ。さっきの《正義》の絆消去して、双真さんに《電光石火》ですよ。
弥太郎:双真のエゴを固定。HA《勝利への賛歌》発動!
GM:クリティカル系HAが2つか。どっちを採用するの?
蒼紫:サポートする、って台詞言ったんで、サポートさせて(笑)。
弥太郎:俺、エゴしかないから、俺が遣うほうがいいような。
勇司:《電光石火》は取っておいて欲しい。
アラキ:防御で使えるからね。
蒼紫:む。では取り下げで。
勇司:山本さん頼みます。
弥太郎:では、《勝利への賛歌》発動。「双真…ひるむな、お前の道は、前にしかない!」さっきの判定をクリティカルに。
GM:では、命中しました。
双真:HA《剣魂一擲》は使うべきですかね?
蒼紫:使っとけ〜。三人居る時点で、魔獣化は無いと思うし。
勇司:難しいな。
アラキ:大してFPないとか言ってたしなあ。
GM:うん。さっきも言ったよ? ヒロインはFP高くないって。
蒼紫:…………ヒロイン「は」?
勇司:《剣魂一擲》は使わないでいい! あと、次の攻撃は《念動防御》で打ち消せる!
双真:では使わずで〜。(ころころ)36点の〈光〉です。
GM:では、それで明日香を捉える魔力は破られた!
双真:「明日香…ッ! 俺の声が聞こえるか! 明日香!」
蒼紫:「……まずは、一つッ!!」
GM/明日香:「…双、真…」さて、AGPをどう使う?
双真:絆を固定して愛に。明日香へ「…お前、言ったよな。放課後、話があるって。聞いてやるから、帰ってこい! 話が終ったらメシ奢るって言ったよな。奢られてやるから、帰ってこい! 来週、映画見るんだろ。『七人の侍』。今度は寝ないで最後まで見るから、帰ってこい! 今度のテスト、また適当に当ててくれよ。ま、外れてもいいや。そしたら補習受けるだけだ。だから帰ってこい! それでまた、借りができるしな。返すついでに、また遊び行こうぜ。映画だけじゃない、買い物にも付き合うし、どっか…お前の行きたいところでいいや。だから帰ってこい!」
GM/明日香:「ん、そう…だね…」力なく、けれどハッキリと、彼女は微笑んだ。
双真:「明日も明後日も、来週も来月も、来年も卒業してからも…時間はあんだろ。だから、さ……帰ってこい! そんな場所で泣いてる暇があるなら、俺の所に来い! 悩みは俺に話せ! 遊びに行きたきゃ、俺が連れてってやる! らしくねぇし、似合わねぇよ! お前は…お前は、泣いてるより笑ってる方が似合うだろ!」
GM/明日香:「ありがと…双真…」彼女の身体がゆっくりとキミの腕の中に倒れ込んだ。明日香から双真への絆を固定、双真に愛を1点あげる。そして、明日香から『世界のエゴ』は切り離され…頭上の魔力の塊に吸い込まれた。
蒼紫:ヒィ。ま、まさか、真のラスボスは、頭上の……うう、考えないようにしましょう(がくぶる)。
弥太郎:そうなんだろうけどねえ…。
アラキ:まあ、予想通り。
GM:次はアラキかな?
アラキ:では、マイナーで《加速装置》《戦闘形態》と朔夜にエンゲージ。メジャーで普通に攻撃。(ころころ)21、低い。
GM:《後光》で防御(ころころ)達成値27。
アラキ:誰かHAを〜。
勇司:仕方ない、HA《歩く影法師》を使って《電光石火》だ。
アラキ:勇司に愛1点。勇司の絆を固定。
弥太郎:じゃあ、勇司に愛1点。勇司の絆固定。
勇司:せんきゅう! 「禁! 当てろっ!!」
GM:では、命中。
アラキ:「サンキュー、勇司!」
勇司:「信じられないぐらい…全力出してるぜ。俺」脂汗だらだら。
アラキ:(ころころ)41点、〈光〉です。「さあ、来い朔夜! 自分の足で一歩を踏み出せ!」
GM/朔夜:「ありがとう…なのじゃ…」朔夜の魔力も断ち切られました。で、アラキと弥太郎の絆固定。二人に1点ずつ愛を。
アラキ:朔夜の絆を固定。愛1点を朔夜に。
GM:朔夜の身体が二人に向かって倒れ込む。切り離された『エゴ』は、やはり頭上の魔力塊へ。
弥太郎:「…助けてやる、約束だった…ただ、それだけだ」
蒼紫:「……二つッ!このまま一気に押し切る!」
GM:ではラスト、蒼紫。
蒼紫:マイナーで残る古宵に接敵、メジャーで《大小拵え》《異端の悲哀》で攻撃! (ころころ)…よし、クリティカル!
GM:《後光》で防御〜(ころころと振ってピンゾロ)うわ、ファンブル!?(笑)
蒼紫:「勇司さん、以前の借りは返しましたからね!」48点、〈光〉ダメージです。
勇司:「まだ借りは一山いくらで売れるほどあるぞ〜?」
GM:では、それで古宵を包んでいたエゴも断ち切られました。勇司、どうぞ。
勇司:「まぁ、従者もするかよ。一歩踏み出そうや。人魚姫はごめんだろ?」古宵の絆を固定してAGPをプレゼント。
GM/古宵:「ごめんなさい…勇司さん、神楽さん」勇司にも古宵から愛1点渡します。
勇司:「謝るより、礼の方が嬉しいかな」
GM/古宵:「もう、あなた達に…頼るしかない私を…許して…」そう呟いて、ぐったりと倒れ込む。
勇司:とっとキャッチ。「ふぃ〜、蒼紫。助かったわ。いやヤバかった」
蒼紫:「いや、まだまだこれからって事らしいですよ……勇司さん?」中央の魔力塊を見上げて。
GM:見上げた魔力塊は3人から切り離された『世界のエゴ』を取り込んで、脈動を始めています……あたかも、“何か”が孵ろうとするかのように。
勇司:わくわく♪
アラキ:どきどき。
蒼紫:びくびく(笑)。
――――そして。
3人から切り離された魔力…否、『世界のエゴ』は頭上の魔力と融合し…今、真の姿を現す――――
魔力の繭を破り、巨大な三面六臂の女神が……そこに現れた。
「――――わたくしの名は…『時輪之姫』――――」
GM:魔獣化してHA《超魔の命》。AGP30点使用!
勇司:ブボァッ!!(←夜食に食べてた梨を思いっきり吹き出した)
蒼紫:さ、さんじゅってん?!?!
アラキ:追加FP600点…ふっ、想定の範囲内だ(強がり)。
双真:TRPGの数字じゃねぇ、コンシューマだよこれじゃ(笑)。
蒼紫:うををっ、HA《虹のむこう》が欲しいぃいいいいっ!!(笑)
弥太郎:「…毒食わば、皿まで。ここまで来たら、しかと決着を着けて帰るだけだ」再度、刀を構えて。
蒼紫:「……くっ、この威圧感……タガが外れちまいそうだぜ」
アラキ:「相手にとって不足はないな」不敵な笑みを浮かべる。
弥太郎:「…ありったけを叩き込む、それほど、今までと変わらんさ…」
勇司:「…ひゅぅ。こいつは凄ぇや」脂汗と冷や汗が入り混じる。
GM:更に魔獣化の瞬間、《クリフハンガー》も使用したのでダメージが上がります。言い忘れたけど、彼女のブラッドは【セレスチャル/レジェンド】です。
アラキ:今更、ダメージなど関係ないさ(笑)。
双真:「神に会えば神を斬り、仏に会えば仏を斬る…修羅王、夜叉王。力貸してくれよ…!」
蒼紫:ボス、《虹のむこう》使え〜〜。コピーするから(笑)。
GM:では、戦闘の続き行きますぞ。シーンはそのまま。このボスは巨大なので、全員移動無しでエンゲージ出来るものとします。
▼ラウンド2
GM:第2ラウンドのセットアップ。こちらは《絶対先制》。他の人は?
一同:なしです。
GM:では、マイナーで《真のチカラ》、他アーツの組み合わせはさっきと同じ、メジャーで《古代神》+HA《魔法の国よ》+HA《勝利への賛歌》!
勇司:ああくそ、《絶対先制》使いたいけどなぁ。
GM:今使ったら、冗談抜きで奈落に逝けそうだね(笑)。
勇司:誰か、《電光石火》で消そうぜ。
アラキ:愛、欲しい人いる?
蒼紫:ぶっちゃけ、AGP1点くれ。
アラキ:蒼紫の絆を固定、愛を蒼紫に1点。
蒼紫:もらったAGPで《電光石火》。
GM:ふむ。では…その《電光石火》に対してHA《ヴォイド》!
アラキ:やっぱりか。
蒼紫:む。これを消すにはAGP3点か……HA《アドベント》(*シーン内の任意のキャラを蘇生させるHA)の方が早い?
アラキ:そうですね。
弥太郎:俺が《アドベント》使う?
蒼紫:てか、実は蒼紫は魔獣化してないんで余裕なんですよ(苦笑)。
勇司:こちらも魔獣化してない。
アラキ:実はアラキも魔獣化してない。
弥太郎:頑丈だなあ。
アラキ:一人は庇えます。
GM:カバーリングは可能よー。
蒼紫:なら、荒木が弥太郎を庇うとして……双真をどうするか、ですね。
双真:経験点ゼロの初期作成なんで…とっくに魔獣化ですわい(笑)。
GM/明日香:「…双真、負けたりしたら絶交だからね!」明日香がHA《遠くからの声援》を使用。さっき双真からもらった愛を使いました。好きなHAが一つ、使用可能になります。
双真:「絶交かよ! …くそ、まぁいいけどさ…勝つから!」AGP1消費して、HA《電光石火》使用!
GM/朔夜:「荒木…弥太郎! 負けるでないぞ!!」同じくHA《遠くからの声援》! アラキか弥太郎、どっちかに。
アラキ:俺はHA使ってませんので、弥太郎どうぞ。
蒼紫:弥太郎が使ってたのと言うと……《勝利への賛歌》?
弥太郎:ありがとう、《勝利への賛歌》だね。「…ふふ、面白いものだな…。俺にも、こんな声が聞こえるとは…絆によりて活きる身とは、かくも楽しきものか」
GM/古宵:「ごめんなさい…もう、あなた達に頼るしか…ない…」古宵もHA《遠くからの声援》を勇司に。
勇司:「頼る? 違うな。乙女は唯一つ言えばいいのさ、『お願い』とね。そうすれば、全てを叶えてみせるさ。まぁ楽々とは言えないけどね」よし、これで《歩く影法師》復活か。
GM:うん。実は前回、幸見でこれをやりたかったんだ……出番なかったけど(笑)。
勇司&蒼紫:なるほど〜。
勇司:感動…すげぇ嬉しい。なるほど、これをしたかったのか。
蒼紫:…………ふ。独り身つれぇ。EDで思いっきりイチャついてやる(爆)。
GM:では、こちらの攻撃は双真の《電光石火》で防がれました。速い人から通常行動をどうぞ。
蒼紫:えと、ボスの行動値は幾つでしょう? 流石に勇司よりは遅いでしょうが。
GM:7です。ヒロインと一緒(笑)。
勇司:セーフ(笑)。マイナーで武器練成。大量の呪符が篭手を作り出す。「喰らえ!」(ころころ)クリティカルで殴り飛ばす。
GM:ふむ。ではHA《勝利への賛歌》使用。クリティカルなのでPS《資産:反撃》が発動します。
勇司:AGPください(滝汗)。
蒼紫:ぐほぁ! AGP1点プレゼント。朔夜への絆を固定で。
勇司:さっき復活した《歩く影法師》で《電光石火》叩き込みます。
弥太郎:大天狗の絆固定、1点。
勇司:ありがとう!
GM:《電光石火》に必要なAGPは1点ですよ(笑)。
勇司:おう、前回に余りあるから大丈夫です。というわけで電光石火(爆)。
弥太郎:余ったAGPは《ヴォイド》用に取っておいて。なに来るか判らんし。
GM:では、勇司の攻撃が『時輪之姫』の魔力をかいくぐった。命中!
勇司:「まぁ、吹っ飛べ」(ころころ)66点!
GM:属性は何?
勇司:「気も魔力もしこたま使った一撃なんだけどな(汗)」〈殴〉です。
GM:〈殴〉か…じゃあ25点防具で防いだ(爆)。
アラキ:硬い!(><)
GM:《神器》《伝説の武具》を3Lvで持ってます、全部防具用に(笑)。
勇司:ふむ…奥の手パート2を使うか。
弥太郎:あ〜…俺は役に立たないかもしれない予感(笑)。
蒼紫:いや、平均40点は充分大ダメージですよ…って、弥太郎さんも物理属性のみ?
弥太郎:〈斬〉だから、大差無さそう。
勇司:かまわん、ぶちこめ。《魔力付与》する。人間性なんて知ったことか!
蒼紫:むむ。ダメージ系HA使って〈魔〉にすりゃ同じですよ〜。
勇司:そんなもんねぇ(爆)。
弥太郎:さっさと《神獣撃》使っていこうか、こりゃ。
勇司:使いましょ使いましょ。
アラキ:なんとか、一人で200点くらい削ろう。
蒼紫:ふ〜む……こりゃ、温存してると本気で持久戦になりかねませんね。
GM:頑張れファイトだ。斃せなければ……死、あるのみ。
勇司:素敵だな。
蒼紫:久しぶりに、魔獣化できそうな緊張感です。個人的には嬉しい(笑)。
弥太郎:では、よろしいですか?
アラキ:弥太郎と弱者への絆を固定。弥太郎に愛2点。
弥太郎:マイナーで《ハンティングスタイル》、メジャーで攻撃。HA《神獣撃》を発動。エゴ3つを固定、AGP合計5点で。
勇司:それならAGP更に2点どうぞ。「わが叡智と誇りをもって打ち倒そうぞ!」知識とティへの絆を固定する。
弥太郎:では(ころころ)達成値25。
GM/時輪之姫:「…わたくしは、遍く時を統べる神…」《後光》使って(ころころ)達成値27だけど、ここで更にHA《勝利への賛歌》使用。消せなければ、PS《資産:反撃》が発動します。
勇司:《ヴォイド》する?
蒼紫:AGPもらえるなら、《歩く影法師》を《電光石火》にしてまた消せますけど。
勇司:OK。蒼紫の絆を固定、AGP1点プレゼント。「蒼紫、見せてやれ。お前の術を!」
蒼紫:では、それで《電光石火》!
弥太郎:ありがとう! では、AGP7点とクリティカル分合計で、27D+25か。(30個近いダイスをざららーっと振る)128点の〈斬〉!
GM/時輪之姫:弥太郎の霊刀、霞丸が『時輪之姫』の身体を切り裂く! 「…馬鹿な…視えていたのに!?」
蒼紫:「それがお前の限界だ。時の果てる地へと還るが良い!」
弥太郎:「…修行中の、青二才でも…仲間に支えられて、強大な敵を捕らえることもある…絆の力とは、そういうものだ」
GM:喰らいました。次は荒木。
アラキ:マイナーでマジックリング使用、これでFPが13点。メジャーで通常攻撃(ころころ)達成値24。
GM:「時の軛に囚われた者が、私に勝てるとでも…?」《後光》で(ころころ)クリティカル回避。
アラキ:HA《スーパーアクション》!
勇司:おおう!
GM:ふっ、HA《勝利への賛歌》で上書き! 消さなければ、こちらのクリティカルで攻撃失敗&反撃が飛びます。
勇司:まだあるか!?
蒼紫:ぐ。それは反撃がキツいですね。
双真:《歩く影法師》で《電光石火》、もう一度使いましょうか? “エゴ:勇司/執着”を固定。
GM:はい、では《電光石火》通します。
アラキ:では、《超逆境》使用します。5d6+53で(ころころ)68点、〈光〉です。
GM:防具の修正とPS《資産:守護》で11点防御。
アラキ:ではHA《ブーストアップ》!
GM:行動追加で自動的にクリティカルするHAでしたっけ。では、またまたHA《勝利への賛歌》!
アラキ:誰かなんとかして〜!? 愛あげるから!
蒼紫:てか、AGPで何とかできる人いるなら、渡しますよ〜。
勇司:は〜い、では《ヴォイド》しますのでAGP2点ください。
蒼紫:では勇司に、荒木と明日香の絆を固定して2点。
アラキ:待って、その愛は私にください。
蒼紫:むむ。2点とも?
アラキ:HA《フルファイア》も使うので。勇司への分はこっちが払います。“絆:今はいないあなた/思い出”と“絆:双真/期待”を固定して勇司にAGP2点。
勇司:「甘い甘い! 見えてたって、いくらでも番狂わせはできるんだよ!!」時輪之姫の予知を魔力で乱す。《ヴォイド》!
GM:では、《ヴォイド》されたので防御判定(ころころ)クリティカルせず。命中。
双真:愛5点を荒木に。明日香からの1点、他全ての絆分で。
弥太郎:荒木に最後のAGP1点。朔夜への絆を固定。
蒼紫:ええい、良いや。洸への絆も固定して、荒木にもう1点。
勇司:“絆:明日香/好奇心”も固定して、更に1点。
アラキ:了解、AGP10点もらい。
勇司:でかいの頼むよ!
アラキ:マイナーで《加速装置》とマジックリング、オロナ●ンC(筋強化薬相当)を使用。これでFP10なので、《クリフハンガー》発動。アラキの体に雷が落ち、雷光を纏いながら緑色に輝く。「荒雷鬼・雷皇!!」そしてHA《フルファイア》! 33d6+56で(ころころ)…164点の〈魔〉です。
GM:全FPの3分の2くらい削れた…かな。
蒼紫:では、《大小拵え》《異端の悲哀》でまた攻撃します。(ころころころころ)出目は7。ふ、これでクリティカルなのが蒼紫の強みよ!
GM:ふっ。HA《勝利への賛歌》使用。
蒼紫:ぶほぁ?!
アラキ:まだあるのか。
勇司:おいらは手はもうない。
双真:もうなしです。
蒼紫:私も種切れ。
勇司:…南無。
GM:さて、PS《資産:反撃》を発動しましょうか(笑顔)。
弥太郎:こっちも、クリティカルには出来るが、ファンブルに出来るものがない。
アラキ:なんもなし。
勇司:GM、どうぞ(爽)。
蒼紫:ま、まあ、《資産:反撃》なら回避は出来るし……(汗)。
GM:マイナーで《天の光》使って範囲攻撃。一緒にいる蒼紫と勇司を目標に《古代神》だ。(ころころ)26、低ッ!?
蒼紫:〈魔力〉で回避〜(ころころと振って出目は1と2)…そして予定調和っぽく喰らいました。
勇司:蒼紫、防御に運がないよね。
蒼紫:んむ。まあ、そのくらいでないと、強すぎてつまらんから却って良いのだ(笑)。
GM:では47点の〈闇〉ダメージをどうぞ。時輪之姫が生み出した時空の歪みが、蒼紫の振るった光もろとも二人を呑み込む!
蒼紫:「……ちょっと勝ちを焦りすぎたか……流石に、楽には勝たせてくれねーな」さすがにそれは魔獣化します。
勇司:待て、避けさせろ。(ころころ)達成値27、避けた。「危ねぇ!? 範囲広いな、くそっ」
GM:そうか、今の勇司は回避力が馬鹿高いのか。
勇司:うむ、《貴族の余裕》と《血の封印》で+6もされてる。
GM:では次、双真。
双真:《大小拵え》で2回命中判定。(ころころころころ)2回目の出目11で、達成値21。
GM:《後光》で回避〜(ころころ)出目9で達成値30。
勇司:でぇっ!? GM、目が良すぎ!
GM:いや、ダイス目に言われても(笑)。回避したけどクリティカルじゃないので、HA《勝利への賛歌》使用。消せなければ反撃が来ますよー。
勇司:んでは、その反撃に《念動防御》じゃ!!
蒼紫:まあ、まずは反撃の出目を見ましょう。
GM:ふっ…では反撃でHA《魔法の国よ》+HA《勝利への賛歌》!!
勇司:あにぃ!? …《勝利への賛歌》消すしかないな(涙)。
アラキ:そんなのは、もっと早く使って欲しかった。
GM:消す? 通す?
蒼紫:てか、消す方法ある人いる?
弥太郎:もらったAGP使って、《念動防御》に《勝利への賛歌》かける?
勇司:ああ、ナイスそれで…と言いたいが……ううむ(考え込む)。
GM:まだこっちのFP結構あるから…下手に護りに入ると負けるかもよ?
勇司:蒼紫〜、人間性どれくらい?
蒼紫:人間性はまだ余裕。6。
勇司:《念動防御》でクリット狙ってくれ、駄目なら俺が飛ばす。HAは最終手段だ、攻撃で使いたい。
GM:HAでこっちの《勝利への賛歌》を消さないなら、《念動防御》は自動的にファンブルになりますよ?
勇司:おおう?!
蒼紫:喰らってから《アドベント》で蘇生する以外に、既に回避法無いと思います。
アラキ:ですね。
勇司:みんな、現在のFPと魔獣化の有無を教えて。
蒼紫:FP15、魔獣化済み。
アラキ:FP10、魔獣化ナシ。
弥太郎:FP10、魔獣化済み。
双真:FP12、魔獣化済み。
勇司:そして俺がFP24の魔獣化なし、と。ふむ……(再び考え込む)。
GM:(悩んでるなぁ…じゃあ悩まなくて済むようにしてあげようか)では更にHA《裁きの光》! AGP5点使用。
勇司:《シールド》で減らせねぇ!?
アラキ:死ねと言われました(笑)。
勇司:なんとか保たせられるかと思ったけど無理でした(血涙)。
蒼紫:くそっ、あと2発当てられれば勝てるのに……。
GM/時輪之姫:(20個ほどのダイスをざーらざら)97の〈闇〉ダメージ。「時空の狭間に消えるがいい…」空間の歪みが巨大な漆黒の渦となって全員を襲う!
アラキ&勇司:魔獣化。
双真&弥太郎&蒼紫:真の死。
勇司:「ぐがぁぁあ!!」体中の魔術刻印が輝きだす(←魔獣化の演出)。
GM:魔獣化でいいの? 本当に?
蒼紫:かりそめの死だと、真の死3人を《アドベント》で復活する時、一緒に治せますね。
弥太郎:《アドベント》しましょう。
勇司:少し待って、計算させて。俺のHA《リセット》(*シーン内にいる“自分以外の”キャラを蘇生させるHA)の方がいいかも…俺は生き残ってるんだから。
弥太郎:OK。では、任せます。
勇司:3AGPで真の死3人を復活できる。これで《アドベント》は後々使える。
蒼紫:OK、じゃあ、それで行きましょう。
勇司:愛の残りはいくつだか申告して。俺は1しかない。
弥太郎:俺も1。消せる絆は3個。人間性は残り6、こっちはまだ何とか。
双真&アラキ:ゼロ。
蒼紫:同じくゼロ。ただし、絆を消去する余裕あり。
勇司:ちっ…自前で生み出す(=絆を消去する)しかないか。
蒼紫:てか、ボスがあと2つ《勝利への賛歌》持ってたら此処で詰みです。
勇司:くそ、絆があと1個あれば…仕方ない、絆1個消すか。…ぐぅ、人間性がきついな。知識の絆を消去でAGP2点生み出して…残り、1点を風丸殿ください。
弥太郎:(キャラシートを見直して)あ、ゴメン。残り一つは既にAGP化されてました…すみませぬ。
勇司:ごふぅ!? となると…《リセット》はまだだ。一度全滅してから《アドベント》で復活。それで敵の攻撃を無駄撃ちさせられる。
GM:おぉう、クレバーなことを(笑)。
勇司:というわけで魔獣化組、意地でも生き残るぞ。できるだけ粘って無駄撃ちさせろ!
アラキ:了解、アラキには無理だが。
勇司:かまわん、一度でも的になれば問題ない。と、いうわけで……敵の攻撃でございます(血涙)。
蒼紫:てか、このボスの攻撃を一人でも避けられれば、それだけでかなり違うはず!
勇司:いや、敵がクリティカルさえ出さねば《念動防御》で消せるのだよ!!
GM:立ってるのは勇司と荒雷鬼か。ダイス振って決めよう。奇数荒雷鬼、偶数勇司で。(ころころ)5で荒雷鬼だね。アーツはいつもと同じで(ころころ)クリティカルせず、達成値27。
勇司:《念動防御》! 基本値は何と23だ。(ころころ)6ゾロ、クリティカル!
GM:うわ、凄い!?
弥太郎:おおお!
双真:すげー!
蒼紫:偉いです!
勇司:「魔術師の底力を舐めるな!! 森羅万象を全て己の意思でひれ伏させる。それが魔術師だ!」
アラキ:「見事だ。勇司」
GM:HA《勝利への賛歌》…………は、打ち止めっ(笑)。
勇司:やってくれたっ!? …ってセーフ(笑)。
蒼紫:あ、焦った……シャレになってないですよ(笑)。
勇司:いや、実は大丈夫。これで後は勇司が1発くらって、2発無駄撃ちさせて五分か? と見てたから。
▼ラウンド3
GM:では第3ラウンド目のセットアップ。こちらは《絶対先制》!
アラキ:がはあ!
勇司:《絶対先制》返し! …とかやりたいけど無謀だからしない。さぁ来いや、打ち消してやる!
GM:さっきと同じくダイスで(ころころ)…1。
アラキ:またこっちか。
GM:では荒雷鬼に、アーツはいつもと一緒(ころころ)達成値26。
勇司:《念動防御》!
GM:…人間性は無事かー?(笑)
勇司:(ころころ)28で打ち消し。ん? 人間性なら−23だが?(こともなげに)
GM:打ち消されました…って、うわぁい!?
勇司:「だから言っただろう。通さないと」ちぃ、《怒髪天》を発動させる余裕すらない。
GM:では、そちらの行動。
勇司:パンチだ! (ころころ)出目11でクリティカル!!
アラキ:おお!
蒼紫:ダイス目が、神がかって来ましたね。
GM:ぐっ…《後光》で(ころころ)クリティカルはしない、命中。
勇司:「ぶちぬけ!!」堕ちかけてるからな、これがダブルクロス(*現代超人ものを扱う別のTRPG。デザイナーが同じ)ならダイスボーナスがつくよ。(ころころ)71点の〈殴〉! …で、すまん。もう流石に《念動防御》飛ばす余裕がないので「荒木、死んで(てへ♪)」と可愛く言ってみます。
アラキ:らじゃ(笑)。
GM:防具で防いで46点通りました。目に見えないほど僅かな時空の歪みが、砲弾にも等しい勇司の打撃を逸らす。
勇司:硬いなぁ(涙)。
蒼紫:残りFPは200点くらいかな?
アラキ:まだ、みんな生き返らせなくていいの?
勇司:まだ。おいらも死んでから頼む。少しでもみんなのリスクを減らしたい。
アラキ:了解。では、マイナーなしのメジャーで通常攻撃。
GM:ちなみにヒロインたちは、全員気絶してますので(笑)。
勇司:あ〜…(悩んでいる)…えぇい、《能力強化》だ。今の攻撃に達成値+5!
アラキ:(ころころ)達成値27、クリティカルせず。
GM:では《後光》で(ころころ)31。そっちは+5して達成値32だから、ギリギリ当たってますね。
アラキ:勇司、ありがと〜! 《期待の星》をオートで使用。(ころころ)49点の〈光〉です。
GM:はい、喰らいました。次はこっちですね。
勇司:勇司に来い、勇司に。
GM:(ころころ)お待ちかね、4で勇司に攻撃です。(ころころ)達成値は28。
勇司:うし、避けるっ! (ころころ…と振って出目は1と2)ぐぇ、26。
アラキ:出目が! (><;)
GM:命中! (ころころ)52点の〈闇〉ダメージ。歪んだ空間が刃となって、勇司の首を刈り飛ばした!
勇司:……もう絆は消せないからな。墜ちた、荒木ファイト。
アラキ:おー。
勇司:ボスの《絶対先制》が終わった瞬間に、HA《アドベント》で全員蘇って殴ろう。
弥太郎:OK。
▼ラウンド4
GM:第4ラウンド目のセットアップ。…さすがに《絶対先制》も打ち止めだったり(笑)。
勇司:よし《アドベント》〜!(爆)
蒼紫:弥太郎さん、お願いします!
弥太郎:では、大天狗の絆を消去。「…親父様、すべての咎は我が負います! この者らを、仲間をここで死なせるわけにはいきませぬ!」HA《アドベント》でAGP3点使用!
GM:では、全員FP1で復活!
アラキ:「さて、ここからが本番だぜ?」
勇司:「本番というか、後がないってヤツだな」
蒼紫:「くっ……おお……ッ! この命……この力……無駄にはしないッ!!」
弥太郎:「…我らは、まだ冥府に落ちてはおらぬ。まだ、やれることもあろうや」
双真:「…やべーな、仏さんが見えちまったよ。まだまだ死ねないんだがな!」
GM/時輪之姫:「水際に追い詰められている分際で…生意気なこと…」では、勇司からどうぞ。
勇司:殴りじゃあ! (ころころ)達成値36!
GM:高!? 《後光》で…(ころころ)29、当たり〜。
勇司:(ころころ)69点の〈殴〉ダメージじゃあ!
GM:喰らいました。終わりが見えてきたなぁ…。
アラキ:残り100点くらいかな?
蒼紫:次、風丸さんGO!
弥太郎:では、行きますか。マイナーで《ハンティングスタイル》、メジャーで攻撃。
勇司:その攻撃に《魔力付与》! 〈斬〉だったら〈氷〉属性に変更!
弥太郎:(ころころ)出目11、クリティカル。
GM:《後光》で(ころころ)こっちは2ゾロ、命中!?
アラキ:当たったあ!
勇司:みんな必死だ。
弥太郎:クリティカルなのでダイス1個増やして…(ころころ)45点の〈氷〉ダメージ! 勇司ありがとう!
GM:喰らいました。かなり痛い!
勇司:今ので人間性−28。そろそろ乾いた笑いしか出ないぜ…。
蒼紫:では次、荒雷鬼さんGO!
アラキ:では、マイナーで《エネルギーチャージ》、メジャーで攻撃。
弥太郎:外しても、もう一発《勝利への賛歌》いけるので、安心してデカイのいってくれ!
勇司:HAは使うな! 《能力強化》!
アラキ:そっちの方が人間性、やばくないか?
蒼紫:てか、勇司、本当に戻ってこれるのですか?(汗)
勇司:二倍振り決定しとるわ。(*貰える経験点を半分にすると、人間性回復時にダイスを2倍多く振れる)
アラキ:では(ころころ)27+5で達成値32!
GM:《後光》で防御〜(ころころ)30、クリティカルせず。…てか荒雷鬼、ダイス目10でクリティカルしてない?
勇司:おう? あ、本当だ。
アラキ:してないの〜、クリティカル値は11。で、《期待の星》を使用。
GM:(アラキのキャラシートを確認)…あれ。前にあったはずの《必殺技》が消えてる…ような?(笑)
アラキ:あぁ、《必殺技》はあまり使わないので、この前データ再構成した時に消しました。
勇司:うぉい。人間性3点使うか否かってマジで死活問題なんですけど!?
アラキ:こんな事態は想定外(笑)。けど、命中でいいんだよね?
蒼紫:ダメージGO! ダメージ系HAがあるなら使いきっちゃえ!
アラキ:HAはもうない。(ころころ)51点、〈雷〉です。「神雷激烈震!」
蒼紫:これで終わったかな?
GM/時輪之姫:「ぐうぅ…き、貴様ら…っ」喰らいました。姫の身体が傾いできた。
アラキ:「貴様が、絶望の闇なら、俺は、闇を切り裂く雷(いかづち)だ!」
蒼紫:む、まだか。なら、双真さん、トドメGO!!
双真:《大小拵え》で2回命中判定、オートで《怒髪天》、マイナーで《魔撃》。(ころころ)クリティカルはなしで、達成値は14と16。
GM:《後光》で防御〜(ころころ)達成値28。
双真:話にならん(笑)。
弥太郎:勇司への絆を消去。HA《勝利への賛歌》発動!
GM:では、命中!
勇司:PC1、わしの命張ってるから…確実に殺せ。じゃないと俺がお前を殺す(←待て)
GM:HAはまだあるかね? こちらの防御点は高いぞー?
双真:…荒木・弥太郎・蒼紫への絆消去。AGP6点を得て、元々あった2点と足して8点。HA《剣魂一擲》(*ダメージを爆発的に増大させるHA)使用。
勇司:美味しいところ持っていくな。確実に逝くわ(笑)。
蒼紫:まあ、主役ですし(笑)。
双真:「明日香は返してもらう。あんたに恨みはないが…これで終わりだ!」ダイス28個振って101点の〈魔〉ダメージ!
勇司:さぁぶちぬけ。ゴッドスレイヤーの罰当たりになろうぜ。お坊さん(ぇ)
GM:では……最後まで温存しておいたHA《伝説の証明》! 5AGP使用。
蒼紫:何ぃいいいいいい?!
GM:(ころころ)62点防いだ。双真の霊刀が時輪之姫の張り巡らせた時空の歪みに押し返され……
アラキ:残るのか!?
弥太郎:やばい…。
GM:――――拮抗した、その次の瞬間…押し切った!!
アラキ:おお!
勇司:さすが!
GM/時輪之姫:「アァァァァァァ!!?」頭から真っ二つにされ、声にならない悲鳴を上げる時輪之姫!
双真:「これが本当の、仏陀斬りってやつよ! …てて、ま、マジで死ぬかと思ったぜ…」
弥太郎:ふぅ〜…。
勇司:「男てのは馬鹿な生きもんなんでな。女のためにゃ、神殺しだってやるんだよ」
蒼紫:「人の恋路を邪魔する奴は……ってね」
GM:心臓部…姫の抱いていた嫉妬や憎悪の塊が砕かれ、世界のエゴと共に散っていく……何処かへ。
アラキ:「ぷは〜、今回はキツかった」
勇司:「さて、俺は…奈落堕ちかなぁ?」脂汗だらだら流しつつ苦笑の笑みを浮かべる。
GM:……さて、皆様。人間性回復の時間です。
勇司:−31! 最高記録更新ならず!
蒼紫:実は人間性、まだプラスです。
弥太郎:2点残り。絆は少なかったが、何とかなった。
GM:それでは、PC1から順番に判定をどうぞー。
双真:人間性−1で絆は2つ。(ころころ)人間性6まで回復。
アラキ:俺は−18で絆が7つ。(ころころ)5でセーフ、危なかった(汗)。
弥太郎:こっちは大丈夫。+2ある。
蒼紫:では……問題の勇司さん、どうぞ〜。
勇司:現在の人間性は−31で絆は6つ、経験値半分にしてダイス12個振り。
ころころころ…と振ったダイス目の合計は32!!
GM:あぶな!?
弥太郎:おおおお!
双真:うわ、マジですげえ!
蒼紫:人間性1! ギリギリ、セーフ!!!
アラキ:ぎりぎり!
蒼紫:んーむ。今夜の夜叉丸さんの出目は凄いですね。
GM:ひぇ〜(冷や汗)。
勇司:ふぅ〜、心臓に悪いわ(滝汗)。
アラキ:神のダイス目だ(笑)。
蒼紫:で、私は前述の通りセーフなんで、全員生還です。
勇司:ああ、GM。AGP…ていうか愛が余ったんで…。
GM:ん、何?
勇司:「ほら、約束どおり護ったぜ。魔法使いはちゃんとお願いを叶えたろ」と、古宵に愛をあげます。
GM/古宵:「……勇司さん…皆さんも、本当に……ありがとう……」そう言って、古宵は開かぬ目から涙を流した。
勇司:ぽむぽむと頭を撫でる。
GM:…しかし。全員無事生還……まるで奇跡だ…(笑)。
蒼紫:うをいっ!? GM、誰か殺す気だったんですかぃ!(笑)
GM:いや、途中までの戦況見てて、内心『これは全滅もあるかな〜?』と思ったの(笑)。
勇司:あ〜、マジで堕ちるかと思った。楽しかった(ぇ)。
アラキ:死んだフリ戦術がなければ全滅の危機だった(笑)。
弥太郎:都合三度ほど死ぬかと思った…。
勇司:俺は奈落堕ちするかと思ったよ。《アドベント》使った時点で勇司の生還は諦めてたからね。
蒼紫:さすがに、ちっと厳しかったですね。本気で三途の川が見えた。
GM:では、クライマックスはここまで。エンディングに移ります。
■エンディングフェイズ■
●シーン13 『いつかまた、逢える夜まで』 荒木明仁&山本弥太郎ED
○サンシャインシティ屋上
アラキと弥太郎、そして朔夜……3人は事件が終わった次の夜、再びサンシャインシティに来ていた。
ゲームセンターで遊んだり、アイスクリームを舐めたり……そして、屋上の一角。真夜中12時の鐘が鳴る。
GM/朔夜:「…色々と、世話になったな。楽しかったぞ」
アラキ:「そりゃ良かった。子供はそうして笑ってるのが一番だぜ」
弥太郎:「…いや、お姫様のお世話というのも、存外、楽しかった」
GM/朔夜:「うむ、そうであろう。こんな美少女を連れ歩ける機会など滅多になかろうからな!」無意味に(ない)胸を張る(笑)。
弥太郎:「…そういうことに、しておこう」小さく微笑んで。
アラキ:「たしかに、こんな変な娘を連れ歩くことはなかったな」しみじみと。
GM/朔夜:「まぁ、名残は尽きぬが……そろそろ、行かねばならぬ…」寂しそうな顔で…一言多いアラキの爪先を踏みつつ(笑)。
アラキ:「ぐわ!?」
弥太郎:「…行くのか」
GM/朔夜:「うむ。…妾は本来、『常葉之姫』が視た“夢の産物”じゃから…そう長く、現世にはおられぬのじゃ」
アラキ:「いててて……もう、行くのか」
GM/朔夜:「そうでなくとも、『記憶』がおらぬでは本体が不便であろう? だから…さよなら、なのじゃ…」顔を背けて。
弥太郎:「…朔夜。お前の絆は、俺の中に残っている。…お前は、存在しなかったのではない。これからも、この世界に存在し続ける。…だから、あえてこう言おう。また、な」
アラキ:「そうだな……また、会おうぜ」
GM/朔夜:「――――そうじゃな。まぁ、永の別れというわけでもない。その内また、遊びに来てやろうほどに!」今度こそ、朔夜は心からにっこりと笑顔を見せた。
アラキ:「その時、いい女になってたら、ちゃんとデートしようぜ」言ってウィンク(笑)。
GM/朔夜:「うむ。では、さらばじゃ!」朔夜の姿が浮き上がり、背景の星空へ溶け込むように消えていく――――。
弥太郎:「お前がもし、望むなら…もう一度、お前のために剣を振るおう。では、な」小さく手を振って、見送る。
アラキ:「ああ、シーユーアゲイン」( ^ー゜)b
星空の中に、朔夜の笑顔が輝いて消えた。
だが二人には――――“きっと、また逢える”…そんな気がした。
●シーン14 『今宵も彼女は夢を視る』 篠崎勇司ED
○勇司の夢
GM/古宵:「――――こんばんは…また、来ちゃいました。……勇司さん」
勇司:「いよす」
GM/古宵:「本当にお世話になりました……もう一度、お礼を言いたくて。…ありがとう」深々と頭を下げる。
勇司:「さて、んじゃ…今晩はなにを話すか? ん〜、そうだなぁ。古いもんでいくと落語も最近は覚えたぞ」
GM/古宵:「そうですね。また今度、お願いします」くすくすと笑う。
勇司:「ま、気にすんな。男ってのは馬鹿だからな。可愛い子に頼まれると、ころりとお願いを聞いちまうもんよ」
GM/古宵:「…私ね。やっぱりちゃんと謝らなくちゃって。…勇司さんに頼んだこと…私にとっても『答えの出ない問い』だったんです」
勇司:「いや、答えは出ただろ? 『今が良い』っていうのも答えだしな。YESかNO以外の答えも、たまにはいいもんだぞ?」
GM/古宵:「でも…狂気に囚われた私は、本当なら滅びるべきだった…。だけど、消えるのは怖かった…から」
勇司:「はははは、大丈夫。囚われたら、また俺が引っ張り戻してやるから。割と楽しみにしてるんだぜ、古宵と話すの」
GM/古宵:「私は…もう『常葉家』からは解放されたけれど…『常葉之姫』であることに変わりはないんです。…ずっと、こうして夢の中で会うだけの幻…それでも私は…」
勇司:「ストップ」ぺほと唇に指を当てて。
GM/古宵:「…?」
勇司:「少しの意地悪だ。勢いで言うのは駄目だぜ? ど〜せ、寿命のない体だ。のったりと時間かけて、本当の一歩を踏み出せるようになろうぜ」
GM:古宵は一瞬きょとんとして……ゆっくりと、花がほころぶように、微笑んだ。
勇司:「な、俺も寿命がないし。その一歩を踏み出せるまで、ず〜っと古宵が飽きるまで話し相手になるからよ。」
GM/古宵:「――――ありがとう。勇司さん……」それはとても…幸せそうに。
●シーン15 『そして、続いていく明日』 荒神双真ED
○学校の教室にて
GM:さて、事件が終わったその翌朝。双真は珍しく始業30分前に教室に来ていました(笑)。
双真:「くそ…昨日夜更かししすぎた…眠れないから、そのまま徹夜しちまったよ…」
GM:…しかし、いつも見慣れた姿がありません。
双真:教室をぐるぐる見回して。
GM:教室の中に……明日香の姿は、ない。
双真:「…明日香…」
GM:そのうち始業のベルが鳴り、担任教師が入ってきて出席を取り始めました。
双真:とぼとぼと自分の席に行き、ポケットの中の映画のチケット二枚を取り出して、ぼーっと眺める。
GM/教師:「荒神、荒木、川辺、小島、(中略)……天道、十朱…」
アラキ:…って俺、実は同じクラスだったのか?(笑)
GM/教師:「遠野、常葉…おい、常葉明日香はいないのかー?」
双真:「(やっぱ…ダメだった、か…)………って……あん? 今なんつった? 先生」ガバ、と起き上がって先生に。
――――その時、廊下からバタバタと騒々しい足音が聞こえてきた。
GM/明日香:「おはようございまーす! ……セーフ?」それは、いつもと何ら変わりのない、彼女の姿。
GM/教師:「アウトだ、バカモン!!」明日香のデコに必殺チョークが飛んだ(笑)。
双真:「…ッ! …お、お前…!」 しばし呆然。それからふらふらと歩いて、近寄る。
GM/明日香:「いたたた…あ、双真。……おはよ」ぺろっと舌を出して笑う。「いやー、寝坊しちゃったよ。てへ?」
双真:「明日香…お前、本当に…!」 目の前に立って見つめ、ゆっくりと手を上げ、明日香の頬に添える。
GM/級友:「ををっ!? ラブシーンかー?」「荒神くん、積極的ー!!」
双真:ぐに、と思い切り引っ張る。「…あれ、マジで生きてる?」 ぐにぐに、と両頬を力一杯。
GM/明日香:「いだだだだっ!? …ちょっと、何すんの…よッ!」スパーンと双真に平手打ち(笑)。
双真:「ってえ! 何すんだ、お前!」
GM/教師:「…どうでもいいが、お前ら。仲良く廊下に立ってるか…?」背後から怒りオーラを出して廊下を指さす(笑)。
双真:「あー。えーと、ハイ…立ってます…」
GM/明日香:「うぅっ、せっかく急いできたのにぃ…」同じく廊下に出る。
○廊下(笑)
双真:「…なぁ」 腕組みして、壁に寄りかかって立っている。
GM/明日香:「…ん、何?」明日香は所在なさげに横で立ってる。
双真:「お前、その…覚えてる? あの時の…」
GM/明日香:「うーん…おぼろげには。女版阿修羅王が出てきたり、変身ヒーローが現れたり。……で、双真もいてくれたような……気がする」
双真:「バーーーーカ。頭悪い夢見てんじゃねぇよ。ったく…」ポケットから『七人の侍』のチケットを取り出す。
GM/明日香:「あ、それ…」驚きに目を見張る。
双真:「…夢にまで見た、俺とのデートだ。…日曜。来んだろ?」
GM/明日香:「…うんっ!」勢いよく頷いた笑顔は、見慣れたものだ……たとえ本当は、幼馴染みでないとしても。
双真:「(夢か現かなんぞ、知ったことか。こいつはここにいるんだ。俺と一緒に…)」傷の痛みを気取られないように、立ち続ける。
GM/明日香:「(本当に…あたし、ここにいても……いいんだよね?)」彼女はひっそりと呟いた。
双真:窓の外を眺めながら、そっと明日香の手を取る。
GM:明日香は一瞬驚いて、そっと双真の手を握り返した。静かな時間が過ぎていく…。
――――そして、双真は思い出す。
『あたしが消える』と言った明日香の“予言”。その的中率、実に97%。
そんな、絶望の未来を覆して……彼女は今も、双真の傍にいる。
それを成すことが出来たのは、きっと――――。
……ちなみに。
ホームルームが終わった後も手を繋いでるところを級友に見つかり、2人がたっぷり冷やかされたのは言うまでもない(爆)。
●シーン16 『信ジテイルカラ…』 神楽蒼紫ED
○蒼紫、自宅にて療養中。
GM/洸:「…本当によかった。蒼紫が無事で…」今回、かなりの重傷なので、さすがの蒼紫も大事を取って学校休んでます(笑)。
蒼紫:「――なーに、このくらい、どうって事ないさ。万事解決めでたしめでたし、ってね」痛みを堪えて笑顔を作る。
GM/洸:「無茶しないでよね…少し感じただけだけど、今度の“敵”が前の『死神』より強いの、判ったもの。もう少し慎重にしててくれたら、教えてあげられたのに…」ぷぅ、と頬を膨らます。
蒼紫:「相手の強さなんて、関係ねーよ。……約束したじゃねーか。どんな災難が起きたって、一つずつそいつを潰してくだけだ、って」自由になる左手で、洸の頭を撫ぜつつ。
GM/洸:「…うん。蒼紫のこと、信じてるよ。何があっても諦めない、最後まで闘い続ける人だって」
蒼紫:「あー……それより、だな……一つ、今回はもの凄い問題があって、さ……」
GM/洸:「……問題って?」
蒼紫:「周り中、女と盛り上がってたもんで、その……アテられた、っつーか……」言いながら、照れくさいのか赤くなってゆく。
GM/洸:「???」きょとんとしている。よく解っていないようだ(爆)。
蒼紫:「だから! 傷が治ったら、デートしようぜ、デート! 映画見て、水族館行って、ショッピングも良いな……希望あったら、考えといてくれ」真っ赤になって目を逸らしつつ(笑)。
GM/洸:「…うん。じゃあ今度、考えておくね♪」笑顔で。
…そして、洸は蒼紫の横顔を見ながら心の中で呟く。
GM/洸:「(だけどね……前も今も、世界のエゴは消えてないの。そして今回闘った“敵”は…この前の“死神”よりも強かった。それがどういうことか、解ってる? ……エゴは消えた訳じゃない…“世界に還った”だけ)」
蒼紫:「へへ……思いっきり、楽しもうな♪」(一方の蒼紫はと言うと。笑顔を返しつつ、ふと、双真たちも上手くやってるかな……と思いを馳せてたりする)
…この青年は、きっと誇り高いまま死ぬだろう。己の信ずる正義に殉じて…最期まで。
それが堪らなく怖ろしいのに……なのに、少女の心には“悦び”があった。
――――ソレデコソ、コノワタシニ相応シイ――――
「蒼紫のこと、信じているから…」
七の大罪が一、『傲慢(PRIDE)』の化身たる少女は…恋人を見つめ、幸せそうに微笑んだ。
――――瞳の奥に、静かな狂気を湛えて。
蒼紫:「ああ……ずっと……一緒だ」
GM/洸:「蒼紫……大好き、愛してる……」
第2話 END
目次へ戻る おまけv