■プレセッション■
GM:それでは、全員揃ったところで始めます。ルール適用などは、いつも通りで。
一同:よろしくお願いしますー。
GM:まずは各PCのハンドアウトと自己紹介から。全員の紹介が終わったら、PC間の絆宣言をどうぞ。
●PC1(定員1名) 推奨:お人好しのキャラ
街で見つけた、今時珍しい『行き倒れ』の少年。
「…ボク、桑名 誠(くわな・まこと)。小学三年生」
どうやら迷子らしいが、街中で倒れるほど腹が減っているとは…親は何をやっているんだ。
何となく放っておけないものを感じて、キミは誠少年を家まで送ることにした。
シナリオ絆:桑名 誠 (関係:庇護、執着、偏愛など)
▼三塚井 聖()/赦しの聖母 プレイヤー:電波王
【セレスチャル/エトランゼ】 年齢:20歳(外見)/性別:女/カヴァー:葬儀屋
かつての世紀末、罪深い人間たちに終末をもたらし新たなる世界の聖母となるべく、天界から送られた神の使者。
しかし人間と世界を知るにつけ、使命に疑問を抱き…遂には神に背いて人間世界で生きることを選んだ。
……とかいう重い過去はさておき、現在の彼女は冴えない葬儀屋見習い。小心者で貧乏性(ぁ)。
稼ぎが少ない上に募金などしてしまうため、常に赤貧。好物はカレーとあんパン、理由は「安いから」(涙)。
アップにした髪とフレームレスの眼鏡が野暮ったい印象を更に強調している。眼鏡を取れば美人なのはお約束(笑)。
所持HA:《アドベント》、《裁きの光》、《星の刻印》
●PC2(定員1名) 推奨:カヴァーが社会人の(*教師から相談されても自然な)キャラ
アンノウンマンの友人、英 利安(はなぶさ・としやす)。
教師という仕事柄か、少し神経質で細かいところはあるが、基本的にはいい奴だ。
しかし珍しくこちらから出向いた所、当の本人は何だか様子がおかしい。
悩みでもあるのか訊いてみると、彼は逡巡した末に口を開いた。
「実は、少し前から親戚の子を預かってるんですが――――」
シナリオエゴ:英 利安() (関係:解放、執着、従属など)
▼ランデル=L=ヴァスカヴィル/魔道機兵(未完) プレイヤー:スルート
【マジシャン/フルメタル】 年齢:28歳/性別:男/カヴァー:教師
長身の白人不良赤貧教師。見た目は思いっきり外人なのに、担当教科は何故か国語。
煙草とギャンブルを好み、隙あらばハードボイルドな台詞を吐こうとするものの、実は借金で首が回らないダメ教師。
しかして裏の顔は、魔道と機械技術を融合した『魔道機兵(巨大ロボット)』の研究者。
自ら造ったロボットを操って闘う凄腕の魔道士だが、魔道の研究に大金を注ぎ込むため常に素寒貧。
所持HA:《並列思考》、《リセット》、《フルファイア》
●PC3(定員1〜2名) 推奨:死霊課所属、または依頼を受けそうなキャラ
今回の仕事は、『猟奇殺人事件の犯人捜し』。
…そんなのは『普通の警察』の仕事だって? しかし、それが魔物絡みとなると話は別だ。
「被害者は内蔵喰い荒らされた上に、脳みそを綺麗にくり抜かれててな…あ、すまん。弁当食ってたか」
悪びれない長沢を、キミは恨めしく見つめた…。
シナリオエゴ:『人喰い』 (関係:執着、嫌悪、消滅など)
▼酒天()/酒呑童子 プレイヤー:R−3
【フルメタル/イレギュラー】 年齢:1100歳以上(休眠期あり)/性別:男/カヴァー:ハンター(JABF所属)
平安時代の大江山の隠れ里で生きていた、あの酒呑童子本人。人間の姿は、野性味溢れる大男。
元々の酒呑童子は古代の地球ドミニオンを護る戦士として生まれた存在だったが、外敵である魔物に操られた源頼光に斃され、長らく封印されていた。
しかし10年ほど前に「毒をもって毒を制す」べくJABFに復活させられ、再び人を護るための闘いに身を投じる。
今の肉体はバイオ技術で造られた精巧な模造品であるが、実戦で徐々に往年の力を取り戻しつつあるらしい。
所持HA:《真理のe》、《ブーストアップ》、《律の破壊者》
●PC4(定員1名) 推奨:ケモノ系キャラ(笑)
キミには、最近お気に入りの友達がいた。
腹を空かせていたキミに、好物の牛乳(缶入り)やソーセージを御馳走してくれた女の子だ。
しかし二人の関係は、ある日唐突に終わりを告げた。
彼女の変わり果てた…まるで“何者かに食い荒らされたような”無惨な遺体が見つかったことで。
その遺体を目の前にして、キミは――――。
シナリオエゴ:殺された少女 (関係:報復)
▼戌亥 八尾()/キメラ プレイヤー:夜叉丸
【ビースト/ビースト】 年齢:18歳(外見)/性別:男/カヴァー:喧嘩屋
かつて『究極の生物を造り出す』という妄念の元に活動していた秘密組織が生み出した、『蟲毒』の生き残り。
地球上に存在する、ありとあらゆる動物の遺伝子を持っているが、最終調整が終わらない内に組織が壊滅した。
そのため能力の発現が安定しておらず、人格的にも無垢な子供のまま。
現在は目的もなく放浪生活。ヤクザの小競り合いなどで助っ人を請け負う『喧嘩屋』として生計を立てている。
所持HA:《獣の生命》、《獣の生命》、《獣の盾》
今回、PC間の絆は以下のようになりました。
聖:ランデルに『共感』。貧乏同士なので(笑)。
ランデル:酒天へ、戦闘力&時代云々への『尊敬』で。
酒天:八尾への絆は『好奇心』で。
八尾:聖に『好奇心』。
GM: それでは…セッションを始めましょう。
■オープニングフェイズ■
●シーン1 『少年は腹ペコ』 シーンプレイヤー:三塚井聖
○とある街角
GM:聖さん、あなたが歩いていると…夕暮れ時の街角、視界の隅でいきなり道端にへたり込む少年がいました。
聖:「あら……あらあらあら。大丈夫ですか、どこか具合でも?」駆け寄りましょう。
GM/少年:「あ…えーと。すみません」慌てて立ち上がろうとして…そのままフラリとよろける。
聖:「あわわ……危ないですよ。やっぱり救急車とか呼んだ方が、良いんでしょうか」慌てて支えながら。
GM/少年:その時、座り込んだ少年の腹が、ぐぎゅるるるると盛大に音を立てた。「す、すいません。何でもないです…から」目の焦点が合ってなかったりしますが(笑)。
聖:「(なぜか赤面しつつ)あ……ああ、そう言う事でしたか……ちょっと、待って下さいね」自分の鞄をゴソゴソ漁る。アンパンを取り出し、「こんなものくらいしかありませんが、良かったらどうぞ」
GM/少年:「あ…ありがとう、ございます…」遠慮がちに受け取る…が、何故か口に運ぼうとはしない。
聖:「……? どうしたんですか? 遠慮する事はありませんよ。……あっ! 見られてたら食べづらいですか」目を手で覆う。
GM/少年:「あの…これ、もしかしてお姉さんのご飯なんじゃ…? …やっぱりいいです、お姉さんに悪いもん…。家に帰ればご飯あるし…」あんパンをそっと返そうとしますが。
聖:「ああ、私なら大丈夫ですよ。大人ですし、ちゃーんと稼いでますから」えっへん、と胸を張った途端、お腹がぐぅ〜っと。
GM:ぐるぐると鳴る互いのお腹。…見つめ合う二人(ぉ)。
聖:「……あわわ。で、でも大丈夫なのは本当ですよ。子供が、変な遠慮するんじゃありません!」顔を真っ赤にしたまま(笑)。
GM/誠:「…あ。ボク、桑名 誠(くわな・まこと)って言います。家、この近くなんで…それじゃ」ぺこりとお辞儀をして、そのまま立ち去ろうと……立ち去ろうとして、やっぱりよろけてます(笑)。
聖:「……あっ、それ食べたら、お家まで送って行ってあげますから。まずはお腹を膨らませなさい」
GM/誠:「……」再び渡されたあんパンを見つめ、彼は何処か困ったように…微笑んだ。というわけで聖さんは、何となくこの少年を放っておけない気分になりました。[SA:誠を護る]をあげます。
聖:はい。
GM:シナリオエゴ:桑名誠も。関係は何にしますか?
聖:きょ……共感?(ぇ) 絆との違いは、一方的なところ(笑)。
GM:了解(笑)。では、次のシーンへ行きます。
●シーン2 『悩めるメガネ』 シーンプレイヤー:ランデル=L=ヴァスカヴィル
○英家・食堂(ぇ)
ランデル:お世話になってる?!(笑)
GM:その日ランデルはアンノウンマンの友人、英 利安(はなぶさ・としやす)の家に来ていました。…ぶっちゃけ、夕食をたかりに(爆)。
ランデル:「いやあ、いつも悪いな。うん、いつも言うが、やっぱり英の家の飯は美味いよな」がっつがつ(笑)。
GM/英:「…いつもは月末に、しかも食事時に限って来ていた気がするんだが。今日はどうしたんだい?」彼の笑顔が眩しいです(笑)。
ランデル:全く関係ないけれど…最初。「英 利安」を、エイリアンと読んだ俺。そこから生まれた友情というのは秘密だ(笑)。
GM:はっはっは(笑)。
ランデル:「気のせいだろう。君の家の食事時間を探る為に、家の前に猫が居たとしても。まるっきり気のせいだ」爽やかに笑い返しながら、三杯目をそっと出さない(笑)。
GM:…しかし、食べていると何か違和感を感じます。
ランデル:「…む…これは…。」
GM:料理の味が前と少し違うような気がします。不味いわけではなく、むしろ美味くなってるくらいですが。
ランデル:「…タイ米?」じっと米を見つつ(笑)。「まあ、俺が何時も『偶然』飯時にきているわけではなくて。だ…」何かあったか?と、真面目な表情で。
GM/英:「…うん? 鯛がどうしたって?」こう、会話をしていてもワンテンポ遅いというか…上の空のような印象を受けますね。
ランデル:「…(もしかして、鯛の刺身もあったか?!)…じゃなく。如何したんだ? いつに無く上の空だが?」
GM/英:「実は、少し前から親戚の子を預かってるんですが……このところ、夜遅くに出歩いているようでして」逡巡しつつ応える。あ、ちなみに今日の料理は洋食系。料理本にそのまま出てきそうな程見事なものです。
ランデル:ああ、なんて同僚思いな奴なんだろう。俺に合わせて西洋料理を。と、感動しつつ。「…なんだ、夜更かしか? それは気になるな…だが、出歩いている『ようで』…と、いうのは?」
GM/英:「こっそり抜け出しているみたいなんですよ。注意してもやめませんし…まさか縛って閉じ込めるわけにもいかないですし。どうしたものかと…」
ランデル:「なるほどな。その、親戚の子というのは、幾つくらいなんだ?」
GM/英:「小学三年生です。桑名誠くんというんですがね、普段は大人しくていい子ですよ」
ランデル:「…小学三年生…それは、また…いけないな。高校生くらいなら、まだしも…」
GM/英:「…そうですねぇ、高校生くらいならまだしも…」(ぇ)
ランデル:「それで、英は如何したいんだ? 叱りたいのか? それとも、何をやってるかを知りたいのか?」お互いに、教師とは思えないセリフだが(笑)。
GM:そうですね。というか、英からこういう台詞が出るのはランデルからすると意外かも。
ランデル:「…っていうか、本当に大丈夫か?…俺は、窘められると思ってたが」と、ちょっと顔を覗き込み。
GM/英:「……いきなり叱るというのも…何か理由があるのかもしれないですし。何故そんなことをしているのか、聞いて応えてくれれば良いんですが……え? あぁ、“そうでした”ね。失礼しました。高校生でも夜歩きはいけませんよ、うん」
ランデル:「…?」じっと、英を見る…。
GM:そう言って、英はずり落ちたメガネをくいっと押し上げた。
ランデル:「…まあ、そういうことなら。俺も手を貸そうか。何時も、ご飯を馳走になってばかりでは、悪いしな…丁度、夜回りもあるしそれとなく、後を追ってみるとしよう。大体、何時くらいに外に出かけるんだ?」
GM/英:「…そうして貰えると、ありがたいです。大体夜中の2時を回った頃に抜け出すようなので…」というわけで、ランデルには[SA:誠の異変の原因を探る]をあげます。シナリオエゴ:英利安もどうぞ。
ランデル:お代わりと一緒に頂きます(笑)。
GM:関係は何にします?
ランデル:救済で頂きます。
GM:了解。では、次のシーンへ。
●シーン3 『別れは突然に』 シーンプレイヤー:戌亥八尾
○夕暮れの公園
――――それは、一週間ほど前の出来事。
「や〜お〜! おいで〜。ご飯あげるよ〜」
牛乳とソーセージを土産に、あの子が呼んでる。
「〜♪」
少女の呼び声に、知らず嬉しくなって尻尾を振る。
自分が“生まれた”時に失ったはずの想い出が、甘く胸をくすぐる。
「やおー、遊ぼー!」
彼女はミカ。他のことは知らない…お互いに聞かなかった。必要なかったし。
「おう、遊ぼう!」
だから、いつだって元気に遊んだ。
瞬く間に過ぎる温かい一時……いつも通りの時間があれば、それだけで良かったのに。
GM:さて、さっきのシーンから一週間ほど遡りまして…八尾クン、キミには最近お気に入りの友達がいました。いつも元気な声で牛乳やソーセージを持ってきてくれる、ミカという女の子。しかし今日に限って、いつもの時間を過ぎても彼女は来ない。
八尾:「………」フリスビーでピラミッドを作って待っている。
GM:そのまま数時間が過ぎて……いつしか、とっぷり日が暮れます。待ちぼうけ、ですね。今日はもう来ないのでしょう。
八尾:「…当て、外れた」ぶすぅと不機嫌そうに。
GM:仕方なく、アパートへの家路を辿るキミでしたが…途中で微かな血の臭いを嗅ぎつけます。
八尾:「…血の匂い。むぅ、腹いせでもしよう」喧嘩だと思って指を鳴らしながら、臭いのする方に歩いていく。
GM:路地の奥まった場所へ、匂いを頼りに進むと……。
――――目に入ったのは、一面の『赤』
腹を切り開かれ、内蔵をむき出しにした少女の死体が…そこにあった。
八尾:「……血、たくさん」内臓に手を触れてみる。
GM:まだ温かい…。恐怖で歪んだまま、固まったその顔は…ミカのものです。
八尾:「……」ぎりと歯軋りを一つ。「教えてやる。俺の群に手を出した愚か者の末路を」
GM:引きずり出され、並べられた臓物には、いくつか囓られたような痕がありました。そして…ミカの手の中に、小さな光る物を見つけます。
八尾:「?」光る物をそっと大切に持ち上げます。
GM/ミカ:キミは思い出す。『これ、犬笛っていうんだって。これを吹けば、どんな遠くにいても八尾に届くんだよ〜。凄いでしょ!』それは、以前ミカが嬉しそうに見せてくれた犬笛だった。
八尾:「……また守れなかった……また?」泣き叫びたいのを耐えて、心臓が無事なら自分で喰らいます。「ミカ、ごめん。俺…守れなかった。だからせめてずっと一緒。俺の血肉になって一緒に生きる。そして復讐する」
GM:ミカのまだ温かい、鮮血に塗れた心臓を、キミは喰らった。
八尾:「たぶん、俺は蘇らせられるかもしれない…でもしない。だって命は一つきりだから、生き返ったらミカはきっとミカじゃない」
GM/ミカ:『やお…だいすき。やお、また一緒にあそぼ…』
八尾:「……うん、遊ぶ。これから狩りで一緒に遊ぶ。獲物は…ミカを食べたやつ」
GM:そして、キミは復讐を誓ったと。
八尾:夜の街に獣の狩りの雄たけびが上がる(ぉ
GM:[SA:少女の仇を討つ]をあげます。シナリオエゴもどうぞ。
八尾:ありがたく頂きます。ミカ/慟哭で。
GM:では、次のシーンへ行きます。
●シーン4 『禁断の食卓』 シーンプレイヤー:酒天
○死霊課
GM:酒天、キミは(名目上は個人的に)友人である長沢の所に来てます。
GM/長沢:「よぉ、よく来てくれたな。飯、まだだろ? 差し入れの弁当もらったから、遠慮せず食ってくれ」
酒天:「どうした、一体。…お前が気前がいいことから察すると…また何か厄介事か?」
GM/長沢:「まぁな…最近起きてる連続猟奇殺人については、聞いてないか?」二ヶ月ほど前から巷を騒がせている連続猟奇殺人。マスコミから「解体殺人」「食人鬼」などと報道されている事件です。週に一人〜二人のペースで犯行は進み、犠牲者はそろそろ2ケタに届きますね。
酒天:「…あの事件か。今のところ、俺たちの縄張りに関わってきていないので、動いていないが…何か、新しい展開でもあったか?」
GM/長沢:「元々は『普通の警察』が担当してたんだがね…これがどうやら魔物の仕業かもしれないということで、死霊課()にお鉢が回ってきたわけさ」面倒な、とばかりに溜息をついて肩をすくめます。
酒天:「ふん…人食いの仕業とでも、いうわけか?」
GM/長沢:「その可能性もある、って話だけどな…どうも検死で『それ』らしい結果が出たんだと」で、長沢も自前の弁当をつついています。
酒天:「ほう」こちらも弁当をつつきながら。すでに慣れたもの(笑)。
GM/長沢:「ほれ、お茶。…出がらしで悪いけどな」
酒天:受け取って「で、それらしい結果とは?」
GM/長沢:「あぁ、それで、だ…被害者は内蔵喰い荒らされた上に、脳みそを綺麗にくり抜かれててな…あ、すまん。弁当食ってたか」…ちなみに、酒天に渡されたのは豪華焼き肉カルビ弁当でした。
ランデル(舞台裏):…お金をかけた嫌がらせだ(笑)。
酒天:「…資料で読んだ、どこぞの猟奇殺人鬼のようだな」眉根を寄せるも、カルビ弁当を口に運ぶ。
GM/長沢:「美味そうに喰うなぁ。…良かったら、俺のもどうだ?」横に避けてあったらしい、差し入れの弁当を酒天の方に。「いやぁ、差し入れ持ってきてくれるのは有り難いんだけどさ。俺、最近ダイエット中だから」良ければやるよ、ほれほれとばかりに差し出します(笑)。
酒天:「…貰っておこう。食える時に食っておかないと、そのうち『何か』と遣り合っている時に、力不足で命を落すぞ。流し込んででも食っておけ…というのは俺の持論だが、な。で、俺にどうしてほしい?」
GM/長沢:「ずばり、事件の解決だな。…正直忙しくてな、魔物相手じゃ尚更手が回らんのだ」…といいつつ、自分は卵焼き弁当をつつく長沢であった。
酒天:「まあ、そういうことだと思ったが…まさか、カルビ弁当二つで手を打つつもりじゃないだろうな?」
GM/長沢:「もちろん、正当な報酬は払うさ。…『上』の奴らが、な?」にっ、と笑う。
酒天:「プラス、いつもの店で一杯。これは譲れんな」にやり、と同じ笑みで返して。
GM/長沢:「まぁ、お前さんは『名目上』俺の友人として個人的に力を貸してくれればいい。そういう風に話は通ってる。というわけで、事件後の一杯…楽しみにしてるぜ?」
酒天:「何もかも、いつも通りに手筈済み、ってわけか。そのマメさ、他のところで使った方が得をするぞ」肩をすくめて「何か判ったら、連絡する」
GM:そんなところで、酒天には[SA:連続食人事件を解決する]をあげます。シナリオエゴ:『人喰い』もどうぞ。
酒天:受領します。人喰いには敵意で。
GM:了解。では、ミドルシーンに入ります。
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