■クライマックスフェイズ■
●シーン13 『ブレイン・イーター』
○英家前
GM:さて、取りあえず合流しましたが…これから、どうされますか?
聖:誠も利安も家に居ないんですよね……どうしましょうか……。
GM:現在の所、二人とも行方不明ですな。
八尾:「獣を使って探す?」
ランデル:「坊主、匂いで追えないのか?」
酒天:「ふむ…誠はこちらに逃げてきたんだったな。もう一度、室内を探ってみるか?」
八尾:追える?
GM:〈知覚〉でクリティカルでも出さないと、無理(笑)。
八尾:ふるだけならただ〜♪(ころころ)8、無理(爆)。
GM:はい、残念でした(笑)。
八尾:「…」首を振る。
ランデル:「…っち。って事は…後は…誠君の、元住んでたマンションとかか?」
聖:「……誠くんは、無事でしょうか……」不安そうにしている。
酒天:「うむ…ここにいても見つからぬなら、行ってみるしかあるまい」
八尾:「ダメもとでもいくしかない」頷く。
GM:では、全員桑名家に行くということで?
ランデル:「此処で見つからないなら、何処かで探すしかないわな」他に探す場所もわからないので。…後は、池袋第二小学校くらいかな?
聖:そうですね。桑名家へ。
ランデル:まあ、池袋第二小学校も、近くだったはずだけど。
GM:では、ここで皆さんに[SA:“人喰い”を倒す]をあげましょう。
○桑名家前
GM:というわけで、着きました。
八尾:灯りや足跡や鍵の有無を確認。
ランデル:鍵が開いてるならば、中に入り。閉まってるならピッキングろうとします。
GM:一見何の変哲もないマンション。しかし…窓の外に、血痕がぽつぽつと落ちていました。
酒天:「…当たりか」
GM:鍵はかかってますが、普通のなのであっさり壊せます。
酒天:では、壊して侵入しましょう。
八尾:臨戦スタンバイで。
GM:キミたちが中に入ると、むっと鼻を突く鉄臭い匂い。足下も何となくべたついてます。
聖:「これは……血液?」
酒天:「…ああ。どうにも、ろくでもない結果になっているようだ」
GM:そして…リビングでは虚ろな目つきで肉塊を頬張る誠と、横に佇む――――英利安。
八尾:「……お前等だったのか」ゆっくりとキメラの本性を現していく。
GM/英:「…おや、思ったよりも早く見つけられてしまったね?」
ランデル:「…全く、趣味が悪くなったな。英? …いや…本当に、『エイリアン』になっちまったか?」
GM/英:「…あぁ、『エイリアン』ね。確かに偶然にしては笑える一致だが…その名を持っていた男は、既に死んだよ」そう言って、ランデルに笑いかける。
ランデル:「笑えないさ…全く、今の今まで気がつかなかったとはな…我ながら情け無い」
聖:「誠くんっ!」駆け寄って、抱きとめようとします。
ランデル:「聖! 迂闊に近づくな。さっきの事を忘れたか?! てか、そっちは本物か?!」
酒天:「…その子を使って、何を企む? 地球外の魔物よ」
GM/英:「企むとは人聞きが悪いな。単に食欲を満たすためと…後は、知的好奇心の賜だよ」酒天に応える。
酒天:「だが、それはこの世界を蝕む行為に他ならん」
聖:「生きるために何かを食べるのは仕方のない事かも知れません……けど、何でこの子を巻き込む必要があったんですか!」
GM/英:「恐怖に怯える人の脳を喰らうのは、我らの種族にとっては甘露なのさ」
八尾:「うん、その事については何も言わない。守れなかった俺の落ち度だから。でも…狩る獣は狩られる事も覚悟してるんだよね?」
GM/英:「勿論だとも…人間もやっていることだと思ったがね?」
八尾:「なら、俺はもう何も言わない。ただ俺に狩られろ」四足をついて獣化。
GM/英:「まぁ、少し予定は狂ってしまったが…キミたちを喰らって、また何処かへ移るとしようか」英の皮を被った『人喰い』がにこやかに笑う。
ランデル:「そんな物ばっかり喰らってるからか? …口がクセエよ、外道…黙れ。英の姿で喋るな」
酒天:「生き物として正しいかもしれんが…俺たちは神様じゃない。公平な目とやらでは物は見れないんでな。俺は、人間が好きだし、この世界を守りたい。故に…お前を野放しには出来ん」
聖:「……主よ、今ひとたび罪を犯す私にいつか、裁きの下らん事を」祈るように告げながら、銃を抜きます。
GM:では、戦闘に入りましょうか。覚悟はいいですね?
一同:OKです。
聖:っと。その前に、誠くんに戦闘を見せないよう、気絶させられますか?
GM:戦闘に入ってから、ですかね。
聖:了解。
GM:もっとも本人、どうも正気じゃないようですけど。
聖:むむ。エキストラじゃないって事でしょうか? 大変だ。
八尾:聖頑張れ。八尾は誠も喰う気だから。
聖:さり気に恐ろしい事いいますね。頑張ります(涙)。
GM:では、戦闘です。
▼ラウンド1
GM:まず位置関係を説明します。(英)(誠)(PC一同)が初期位置です。エンゲージするには、マイナーで移動してください。
ランデル:位置関係がデンジャラス!
八尾:さて、まずは誠からか。
GM:あ、誠は別に立ち塞がってるわけじゃないので無視しても結構です(笑)。
一同:了解。
ランデル:了解。聖さんは一安心?(笑)
聖:いや、八尾の発言聞いてると安心できません(苦笑)。
八尾:誠が美加の内臓食べてなきゃ無視なんだけど。
ランデル:…さっきの、偽誠って事もありえるじゃない。
聖:てか、シナリオ的にそうでないとあんまりにも救いが無い気もします。
ランデル:てか、内臓喰ったのって…八尾だけでは?(笑)
八尾:いや、死体に歯型が残ってる。
ランデル:っと、そうだった。
聖:歯型、結局確かめる暇無かったですからね〜。
八尾:うん。
酒天:うむ…。
聖:もっとも、《メタモルフォーゼ》ならその点も化けるのでしょうけど。
GM:まぁ、ぶっちゃけていうと内蔵を喰ったのは確かに誠。
八尾:さようなら(爽)。
聖:さようなら聖。さようなら私の経験点(涙)。
GM:但し、『ミカが殺された後、英によって催眠状態にさせられた上で』でしたけどね。
ランデル:…ふむ。仕方ない。奥の手か。戦闘で楽が出来るといいんだけどなあ(遠い目)
八尾:うん、普通なら割り切るんだけど。獣の八尾は割り切りません。獣の領域に踏み込んだならば、獣の掟で捌くのみです。
GM:まぁ、食べた事実に変わりはないので、殺したいならご自由に。ちなみに誠はエキストラです。宣言すれば、邪魔されない限り殺せますね。
八尾:では行動値13の聖から?
聖:では、マイナーアクションで誠のエンゲージまで移動。
GM:どうぞ。
聖:メジャーアクションで、[銀の弾丸]を使って英に攻撃します(ころころ)達成値21、回避は<運動>で。
GM:《アクロバット》《魔獣の動き》を使ってクリティカル10以下で回避(ころころ)…当たりますね。
聖:(ころころ)38点の〈光〉ダメージです。
GM:素通しです。かなり痛いな…。
八尾:んでは、八尾は《獣化》してマイナーで《切り裂くもの》、メジャーで接近で終わりです。「喰らいつくす! お前は許さない」
ランデル:「おいおい。優先順位は間違うなよ?」英は行動値幾つですか?
GM:11です。マイナーで《切り裂くもの》。駄目元で、八尾に攻撃。(ころころ)達成値17。
八尾:(ころころ)達成値20。「無駄。この体の俺は弾丸すらかすらない」
GM/英:「なかなか、素早い…」では、ランデルか酒天、どうぞ。
八尾:「数百の獣の命と2人の人で作られた俺の体…そう簡単には食わせてやらない」
ランデル:「ならば!」マイナーで《戦闘形態》。メジャーでエンゲージ。全身の輪郭を鋭く変化させながら、接近する「ったく、狭い所での…ってのは、好みじゃないんだが」
酒天:こちらはマイナーで《加速装置》。移動しながら戦闘形態。メジャーで英に殴りかかる。(ころころ)28。
GM:(ころころ)当たるなぁ。
酒天:鋼の拳で65点の〈殴〉。
GM:それは耐えられない、魔獣化します。HA《超魔の命》。AGP7点使用。で、次のラウンドですね。
▼ラウンド2
GM:こちら、セットアップで《絶対先制》いきます。マイナーで《形態変化》、メジャーで《爪爪牙尻尾》+HA《無限の法則》! AGP3点使用で(ころころ)達成値16。同エンゲージにいるランデル、酒天、八尾がターゲット。HAで打ち消さない限りファンブルです。
ランデル:打ち消そうにも、《ヴォイド》なし!
八尾:全員魔獣化でちょうどいいんじゃない?
聖:回避は、自動的にファンブルですか。消せる人、いなかったような?
八尾:《獣の盾》で全部防げるけど、後にとっときましょうや。
酒天:魔獣化で逃れた方が良さそう。
ランデル:ですな、まだ魔獣化前ですし。
GM:(ころころ)70点の〈斬〉ダメージ。
八尾:魔獣化。尻尾が金色に輝きだす。
ランデル:魔獣化…本のページが勝手に舞い散り。周囲に歯車の幻影が
酒天:ぬう…一瞬防げるかと思ったが、やはり魔獣化。
GM:全身から延びた触手が刃になって、暴風の如く3人を切り刻む。
八尾:くぅ、FPフルなら耐えたのに。
GM:で、次は聖ですが…そっちのイニシアティブで英が誠にHA《虚無への供物》(*エキストラを自爆させて周囲のキャラに大ダメージを与えるHA)を使用します。AGP3点。
聖:ぶふぅっ! 消す手段がない?!
GM:(ころころ)38点。聖に〈魔〉属性ダメージ。
ランデル:そのためのエキストラか!
GM/英:「種よ…弾けろ!」そう言った次の瞬間、誠の身体が爆裂した!
聖:「誠くんっ! ……貴方は……貴方と言う人はッ!!」魔獣化。メガネが弾け、全身を神々しい光に包まれつつ、立ち上がります。
ランデル:「な…貴様!」背後で、紅い華が咲くのを見て。
八尾:「芸はそれだけ?」
GM/英:「さぁ、どうでしょうね? 試してみますか?」八尾に応えて。
聖:怒りとともに、[銀の弾丸]を用いて攻撃。(ころころ)21。
GM:《アクロバット》《魔獣の動き》で回避クリティカル値は8(ころころ)…ちっ、クリティカルはしないか。命中。
聖:《裁きの光》使います。宜しければAGPを下さいませ。
酒天:では、AGP2点を。
ランデル:了解。では…AGPを3点どうぞ。
八尾:AGP5点あげましょう。
聖:自分でも、エゴ二つ([ニセ誠]と[罪])を固定して2点AGP取得します。で、全開で使用して《裁きの光》! (ころころ)127点〈光〉ダメージ!
GM:HA《復讐の爪》発動。そのダメージ、まるまるお返しします。
聖:では、そのダメージで『真の死』を迎えます。
GM:伸びた触手がトゲとなって、聖の腹を貫いた。
聖:「誠くん……わたしは……」輝く羽を撒き散らしながら、誠の上に倒れこみます。
GM:こちらは、まだ何とか生きてます。
八尾:では、マイナーで《ハンティングスタイル》。で攻撃〜。「がぁぁぁあ!!」四肢で地面を強く蹴ると大口をあけて噛み付く! (ころころ)19。
GM:(ころころ)クリティカルが出ない…何故だ…。
ランデル:8が遠い!
八尾:54の〈斬〉! ピュアはダメージがでかいぜ。
GM:それは耐えられない、真の死です。
八尾:ぞぶりと肉を噛み付きそのままがふがつと喰らいますわ。
GM:…そしてHA《獣の生命》で全回復!
ランデル:やっぱり生きてやがったか!
GM/英:「私には、脳核が二つありましてね…」
酒天:来ると思っていたが。
ランデル:…そういえば《戦闘形態》使ったから、行動値こっちのが上だったんだね。
GM:あら。では改めてランデルと酒天、どうぞ(笑)。
ランデル:「八尾!離れろ」HA《並列思考》(*最大3回の連続攻撃を仕掛けるHA)を使用。エゴを固定、八尾との絆を固定AGPを二点消費。
八尾:即座に飛んで避ける。
GM:あ、それは割り込もう。HA《雷光のごとく》!(*即座に3回分の行動を行えるHA)
八尾:ぬぉ!?
ランデル:て、全部に影響するんですかね?
GM:全部というか、そっちの《並列思考》はメジャーアクションで使うので。イニシアティブで使える《雷光のごとく》が優先されるの。
酒天:うむ…こちらのエゴを固定。HA《ブーストアップ》で割り込みをかける。
GM:ぐぉ、それは通す。
八尾:すごい打ち合いだ。
酒天:では、オートで《怒髪天》を起動しつつ殴る。
八尾:おお、短期決戦じゃないとやばい。
聖:では、酒天にAGP4点渡します。
ランデル:いや、死んだ振り戦略もあり?
GM:《アクロバット》《魔獣の動き》でいちおう回避。(ころころ)おぉ、クリティカル。
ランデル:ここで出やがった!
八尾:やるな!
聖:って。やば。AGP譲渡、キャンセルできます?
GM:いいでしょう(笑)。
聖:じゃあお願いします。すいません。幾らなんでもヤバすぎる(笑)。
酒天:これは仕方がないか。
ランデル:仕方がないですな。
GM:では、こちらから。《エレクトロニックサンダー》、対象はエンゲージの3人。(ころころ)げ、達成値10。低いー(笑)。防御は〈耐性〉で。
酒天:(ころころ)16。
ランデル:《祭器》で、防御判定を魔力で振れるようになるんですよね?
GM:《祭器》なんて誰か持ってたっけ?
ランデル:俺が、《オリジナルスペル》で取得しました。
GM:ぶ!? …見落としてた。振れます(笑)。
ランデル:ひゃっほー!(笑) 魔力で壁を作り跳ね返す。(ころころ)21。そんな雷通るものか!
八尾:(ころころ)達成値20。余裕。
GM:《エレクトロニックサンダー》2回目。(ころころ)よし、クリティカル。
八尾:クリティカルかYO!? (ころころ)13、無理。
ランデル:再度魔力で壁を作り跳ね返そうとする(ころころ)…19、無理かー。
酒天:(ころころ)15。だめだ、それは避けられん。
ランデル:あ。《時計仕掛けの魔法》をプレゼント(笑)。
GM:げ!
八尾:おお!
GM:《エレクトロニックサンダー》振り直し(しくしく)。(ころころ)ちぇっ、達成値13。
八尾:回避有利でセーフと。
ランデル:あぶねえ、取っておいてよかった!(笑)
八尾:ナイス(笑)。
酒天:助かった(笑)。
…考えてみたら、《時計仕掛けの魔法》って「判定直後に振り直させる」んだから、防御判定振った後は使えないはずなのでした。
くっそぉ、却下しとくんだった…(苦笑)。←例によって、セッション終了後に気がついた奴
GM:《エレクトロニックサンダー》ラスト! (ころころ)達成値14。
八尾:(ころころ)20、ひらり〜。
酒天:(ころころ)1ゾロ、ファンブル。人喰いへのエゴを固定してAGPで振り直し(ころころ)…20、回避(笑)。
ランデル:三度魔力で壁を作り跳ね返してやる。(ころころ)クリティカル(笑)。完全シャットダウン!
八尾:すげぇ、かすりもしない(笑)。
GM:…はい、そちらの攻撃どうぞ(爽)。
ランデル:で、改めて…HA《並列思考》。AGP二点消費。「黒い三連!!『ブラックトリプラー』」《ダークネスフレア》三連撃! (ころころ)1回目、ファンブル。2回目(ころころ)18。(ころころ)3回目、19。
酒天:…微妙なダイス目(笑)。
ランデル:微妙だよね(笑)。
GM:2回目に対して回避(ころころ)…8。3回目に対して(ころころ)…9。駄目駄目です(笑)。
酒天:当たった(笑)。
聖:では、ランデルにAGP4点。さっき酒天に渡し損ねた奴を。
ランデル:(ころころころころ)29点と25点、両方〈闇〉! 攻撃力がショボス。
聖:《フルファイア》はしないのですか?
ランデル:あ。
GM:生きてまーす。もうダメージ振ったので、《フルファイア》は手遅れ(笑)。
ランデル:だけど、あっちの攻撃は避けれるかも(笑)。
酒天:では、こっちの通常行動。鋼の拳で殴る。(ころころ)達成値24
GM:念のため回避。(ころころ)達成値9。
ランデル:本当に8が遠いね!(ほろり)
GM:ちっ、HA《彼方への門》を使用。防御をクリティカルに!
酒天:ぬう…どうにもならんか。
GM:では、次のラウンドですな。
▼ラウンド3
GM:こちら、セットアップで《絶対先制》。《エレクトロニックサンダー》&取ってて良かったHA《無限の法則》パート2! AGP3点使用。(ころころ)判定は成功。
八尾:HA《獣の盾》で防ぐ?
ランデル:死んで、《アドベント》使ってもよし?
酒天:どちらにする? ちなみに、こちらが譲渡できるのは、あと2点。
GM:ともかくダメージ出します。(ころころ)41点の〈雷〉ダメージ。
聖:《リセット》との兼ね合いもあるので、良く考えて使いましょう。ちなみに、わたしは愛打ち止めです。
八尾:んじゃ、食欲のエゴで自前で発動。HA《獣の盾》。
GM:HA《ヴォイド》。《獣の盾》を打ち消した。
ランデル:キター。
聖:残してありましたか!(><)
八尾:ん…。《俊敏なる盾》でランをカバーリング。「俺のケジメは1回つけた。お前もケジメをつけろ」
ランデル:「俺のけじめ…な」
八尾:で、真の死。危なくなったら自前で復帰するよ〜。
酒天:こっちは《真理のe》を使うか。自前のエゴで。
GM:では、早い人から行動どうぞ?
ランデル:「けじめな…英…お前の姿、消させて…貰う!」メジャーで《ダークネスフレア》! (ころころ)達成値22。
GM:回避〜。(ころころ)出目8。くりてぃかりました。
ランデル:クソ!!
酒天:では、こっち。殴ろう。(ころころ)26。
GM:もいちど回避〜。(ころころ)…ぶ、ピンゾロ!?
ランデル:反動キター(笑)。
八尾:そういうもんさ(笑)。
GM:振り直しは無し。ダメージどうぞ(爽)。
ランデル:やっとHA尽きてくれたカナ? カナ?
八尾:とどめだせ〜!
酒天:「お前に食われた者のため、残された者のため、利用された子のため、その子のために、命を賭した者のため…」拳を後ろに思い切り引いた後、「…俺は、貴様を裁く」振りぬく。絆四つを消去してHA《律の破壊者》発動。AGP8使用で、29d6+30だ。(ざらざらざらーっと乱れ飛ぶダイス)…129点の〈魔〉属性ダメージ!
ランデル:「へ。任せたぜ…旦那」
GM/英:それは…惜しい、僅かに生き残った。「やるものですね…まさか、これほどとは」腹部に大穴を開けつつ喋った。
酒天:「…! 詰めが甘かったか」
ランデル:「なに! まだ、倒れないだと?!」
八尾:んでは、敵の攻撃前にHA《獣の生命》。誠の絆を消して、むっくし起き上がるさ! そして喰らう。
GM:行動順一緒だから、こっちの攻撃も適用しますが?
八尾:攻撃去った後に起き上がります(ぉ)。
GM:せこいぞ(笑)。
ランデル:計算してる(笑)。
八尾:だってHA無駄うちしたくないもん(爆)。
これ、実はGMのルールミスです。後で確認したら「行動値の同じキャラが複数居る場合、PCを優先する」とルルブに書いてありました。
ごめんよ、特に酒天…(苦笑)。
GM:では、こちらの行動。《爪爪牙尻尾》でエンゲージに触手攻撃。(ころころ)達成値15。うう、低かった…。
ランデル:(ころころ)回避成功。
酒天:(ころころ)達成値12。実は地味にこっちの方が脅威だ(笑)。
GM:当たった人には48点〈斬〉ダメージ。…死んだかな?
酒天:真の死。「…二度は、味わうこともないと思ったが…後は任せた」膝をつく。
八尾:HA《獣の生命》で復帰。「任された」誠の絆を破棄して殴る!
ランデル:「っち、酒天の旦那まで…こうなれば…」と、両手を掲げようとして…「なにぃ?!」味方まで驚いた。
八尾:「俺、狸の肉体も入ってる。これが本当の狸寝入り」(ころころ)19で噛みつく。
GM:(ころころ)ちっ、当たった。
八尾:ぞぶりと噛んで37の〈斬〉!
GM:…それで死亡。HAも打ち止め。戦闘終了!
ランデル:「…八尾…そうか、そういえば…お前、四つの命を…か」
八尾:頷きながら遺骸をがふがふ喰らう。
聖:では《アドベント》を使うわけですが……AGPのためにどの絆消すか考えるので、少しだけお待ちを。
ランデル:聖に残った愛を二点プレゼント。
聖:あ、どうもすみません。これで、絆一つ分浮きました。
GM:ランデルも、《リセット》が使えるね。
聖:……八尾と誠の絆は消せないので。仕方ない、ランデルの絆消します。ごめんなさい。
ランデル:こっちの《リセット》は、他に生き返らせたい奴が…と。
聖:で、それを用いて《アドベント》。自分と、酒天と、誠に。他、死んでる人いませんね?
GM:このシーンにいるのは、それだけですね。
聖:ひらひらと、輝く羽が雪のように舞い降り……静かに、目を覚まします。
GM:では、全員生き返りましたが…誠の処遇はどうしますか?
聖:誠は、意識はあるのでしょうか?
GM:気絶してます。
聖:では、赤子を抱く母親のように、誠を抱きかかえています。
八尾:「……」人の姿に戻ってもそもそ着替える。
酒天:「…命拾いしたか」傷の消えた体を撫でつつ、胡坐をかいて。
ランデル:此処でHA《リセット》を使うと、本物の英って生き返れますかね?
GM:…さすがに無理ですねぇ。英はOPから既に乗っ取られて《別種の生き物》に作り替えられてた状態なので。
聖:『シーン内に居ない』と言う扱いになってしまいそうですね。
GM:はい。『友人だった英』は、もう存在しないものと思ってください。
ランデル:「…魔導を極めるには…まだ、まだ先は長い…ってことか」
八尾:「…」げしと誠を蹴る。
聖:あ、庇います。ほとんど条件反射で。「そっとしてあげて……くれませんか?この光景を見せるのは、残酷すぎます、から」
八尾:「…後で、真実は全て教える。美加の臓物を喰らい、人肉を喰らった事。両親を殺された事全てを…それなら今は見せない」
聖:「……どうしても、この子を壊さなければ、貴方の怒りは収まりませんか? 戌亥さん」
ランデル:無言で、八尾の肩を叩こうとします。「…なら、此処でもう一度お前の手で殺すのと、真実を伝えるのと…どちらがいい?」
八尾:「真実を教えて、俺の殺意を教える。怯えて生かす」
聖:「人の子は、この事実に耐えられるほど強くはありません。二度と同じ事は起きないようにする……それだけでは、足りませんか?」
八尾:「足りない。それは贖いじゃない」
ランデル:「それは、人の感情だな」
八尾:「俺が求めるのは血と命による制裁…百歩譲って贖い」
聖:「ならば、罰は私が替わって受けましょう。私の命を取りなさい」
酒天:「八尾…お前の…獣の道理もわかる。だがな、俺たちは…半分は、人の道理で生きている。この少年は、周囲の全てを失った。そこから、もう一度、生き直すのは購いと呼べないか」
八尾:「………もう百歩譲る。美香に謝らせて線香上げる。それで許す」
酒天:「…よし」
聖:「……ありがとう、ございます。戌亥さん、酒天さん」
ランデル:「…これで、一先ず一件落着…ってところかね」
酒天:「さて…じゃあ、後は任せる」聖に言い置いて、帰り際に八尾の頭にぽん、と手を置くと、去っていきます。
八尾:「……」ぶすとした顔で美加の墓に報告に行くのであろう。てってと出て行きながらぽつりと呟く。「感謝はしてる」
GM:では、クライマックスはここまでで。人間性の回復といきましょうか。
聖:てか、人間性マイナスの人いたら、今の内に回復しますよ〜
八尾:3d6-5。(ころころ)ほい回復と。
ランデル:人間性-8です
聖:では、ランデルさんに《神格:創造》。(ころころ)ランデルさんの人間性を6点回復します。
ランデル:と。これで、絆が残り6個あるので、確実に生還ですね。
酒天:人間性は何とかプラス。
聖:で、ランデルさんに譲った分を差し引いても人間性はプラスなので、聖も生還です。
GM:では、エンディングへ…。
■エンディングフェイズ■
●シーン14 『彼は今日も彼女を待つ』 戌亥八尾ED
○いつもの公園
子供たちが遊ぶ夕方の公園。八尾は、今日もミカを待っていた。いつも通りに。
…二度と来ることはない彼女を、ずっと。
八尾:「……こない」
ただぼけぇ〜っと日が落ちるまで夕日を眺め、そして夜が明けるまで星空を眺める。
八尾:「今日も明日もこない。でも俺は来る…」
八尾は待つ、ただ何となく……待ち続ける。
それがいつまで続くのかは…きっと、彼自身にも判らない。
…そしてまた、今日も朝が来る。
八尾:「また明日」
そう呟いて、彼はふらふらと歩き去った。
●シーン15 『今はもういない君へ』 ランデル=L=ヴァスカヴィル&酒天ED
○とある酒場にて
ランデル:スツールに腰掛け、男二人で差しで飲みあう。しかし、酒はもう一人分余分に注文し…それを空いている隣の席に置く。
酒天:「…」無言で酒をあおり、横目で見る。「…俺にも、一杯おごらせてもらっていいか?」
ランデル:「…ええ、アイツも…喜んでくれると思います」小さく頷けば、自分もカクテルを煽り。
酒天:バーテンに、カクテルを頼んで空席に置きます。その中に、コインを一枚。「向こうでも、こいつが必要らしいからな…」
ランデル:「…まあ、酒の肴にするには何ですがね…アイツは…」と、今はもう居ない友達の話しを静かに語りだす。もう、二度と会う事は無いけれど…だからこそ、忘れないようにと。
酒天:それを聞きながら。「…ランデル」
ランデル:「…はい?」
酒天:「…こういう思いはしたくないと思って生きてきたはずなんだが、な。…だが、俺は、きっと今まで味わってきた、こういうやりきれなさが…俺を、まだここに立たせてくれているような気がするんだ」
ランデル:「…それは…今は、よく…解かる気がします…」
酒天:「きっと、な。今度こそ…誰も、死なせないために」
ランデル:「今度こそ、一人でも笑顔を見れるように…」グラスを掲げて。
酒天:グラスを掲げて。
ランデル:カチーン、と打ち合わせる。
●シーン16 『少年は、それでも生きていく』 三塚井聖ED
○聖のマンション
聖:「目を、覚ましましたか?」
GM/誠:「…ここは…?」
聖:「私の家です。ちょっと散らかってて、ごめんなさいね」彼はどこまで知っているんだろう? 知りたいと思う気持ちと、傷つけたくないと思う気持ちで葛藤する。
GM:誠の具合を診せた闇医者によれば、誠の食欲異常や記憶の欠落は寄生体の細胞(種)を中枢神経に植え付けられたのが原因、とのことでした。その種も、あの自爆技で吹き飛んだので当面問題はない…はずです、肉体的には。聖に遭ったことや先生の家に一時泊まってたことなど、表層的な記憶は残ってますが、事件に関することは、全くと言っていいほど覚えていません。…八尾が聞いたら、不満かもしれませんがね。
ランデル(舞台裏):…かも、しれませんね…。
聖:「何から話せば良いでしょう……そうね、哀しい事だけど、まずはこれを話さないとならないでしょうね」少し俯いて。「……英先生がね、事故で亡くなられたの」
GM/誠:「…え? 先生が?」ぱちくり、と実感のない表情で見上げます。
聖:「ええ……それで、ね。このままだと貴方は、施設に行かなくちゃならないんだけど……」
GM/誠:「…そうですか……」施設に行く、ということにあまり現実味が感じられないようですが、受け入れるつもりのようです。
聖:「一つ、これは質問なんだけど。施設に行く代わりに、お姉さんと一緒に暮らす気はないかしら?」
GM/誠:「…? 一緒に暮らすっていっても…お姉さんはボクの親戚でも何でもないのに…?」何故聖がそんなことを言い出すのか理解できずに、驚いてます。
聖:「……丁度、子供が欲しいな、と思ってたし……それに、施設と言うのも色々と大変でしょう?」困ったような笑顔を浮かべて。
GM/誠:「…施設がどんなところなのかは、よく判らないけど…」困惑してます。
聖:実は、引き取ると言う選択は「誠が事件を覚えてトラウマを負っている(=人間性が低下している)」事への対策のつもりもあります。
GM:その可能性は、絶対にないとは言い切れません。辛い記憶を『自ら封じている』可能性もあります。…ただ、さすがにこの場合、即答は出来かねますわな。
聖:「……そうね。急に言われても困っちゃうよね。今すぐに決めてもらわなくても大丈夫だから。ゆっくり考えなさい」ここでHA《星の刻印》を使用、誠に絆を植えつけます(笑)。
GM/誠:「…うん。ごめんなさい。でも暫く…考えて…みます」《星の刻印》、了解です(笑)。
聖:「さて。どっちにしても、しばらくはここで暮らしてもらう事になるんだけど……お夕飯は、カレーで良いかしら?」
GM/誠:「…はい!」誠の…どこか虚ろだった瞳に生気が宿るのが、聖には判った。
聖:いずれは、美加ちゃんの事も、両親の事も乗り越えなければならないのだろうけれど。今だけは、ゆっくりと傷を癒してほしい。そう、祈る――今は遠い、主に。
GM:きっとこの子は、強く生きていける……そんな、気がした。
第3話 END
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