■クライマックスフェイズ

●シーン13 『友情と刃』  PC全員登場

○杵築家跡地


GM:訪れた君たちの前に、廃屋が建っている。ここだけが、時から忘れられたように…打ち棄てられたままだ。
双真:「…三年ぶり、か」
弥太郎:「…剣の約定、果たすとしようか」
亮司:「古風だねぇ…で、勇司はまだかな?」
勇司:「ここにいるぜ」獰猛な笑みを携えて壁に寄りかかっている。
双真:「あの時は、力に酔って、あいつを傷つけた。今度はこの手で傷つけるのか……いや。今度こそ助ける…!」
勇司:「お優しいこった。双真、助けるなら早くな。オレの…朧夜の刃は、魔剣士を切り裂きそうだ」
弥太郎:「…斬るのではなく、助ける。それが、お前の選択でいいんだな?」
双真:「…ああ。それが通じるほど甘い相手じゃないかもしれない。この剣を握った時から、殺し合いの覚悟は決めてる。だが…助けるさ」
亮司:「んじゃ行こーか、壊れちまったものをより壊すために…あー助ける為だっけ?」笑みを浮かべる。
双真:「ああ。いずれにしろ、中に入らなきゃ始まらないしな」廃屋の中へ。
勇司:「今のオレはセーブが効かない。悪いけど、助けるなら華麗に頼むぜ。俺の毒気が抜けるぐらいにな」
弥太郎:「…俺も気持ちは勇司と同じだ。…だが、双真。お前があいつを助けられるなら…やってみろ。その方が、きっとあいつも喜ぶ」
勇司:「晶は殺しを許さないかもしれないけど…俺は奴を許せないからな。ははははは、ああ楽しみだ。愉快に壊れて踊り狂え魔剣士め」
亮司:「…勇司が壊れきる前にサッサと行こーぜ」
双真:絆変更を。魔の力のエゴを絆に。(ころころ)…18で失敗。ふふふ、これまたエゴのままだ(笑)。
弥太郎:では、魔剣士で(ころころ)30で成功。今さっきの台詞でエゴを絆:救済に。
GM:OK。廃屋内へ入ります。


○廃屋内

GM:当摩が立ち上がって出迎える。「よぉ……待ってたぜ」その両手には、二振りの刀が握られていた。
双真:「ああ。決着をつけにきた。三年前の、俺の後悔と、お前の恐怖のな」
GM:ちょうど部屋の真ん中には、横たわる明日香が。
亮司:「よーガキども、また会ったな」後方でヒラヒラと手を双真の刀に振る。
GM:その声に、刀は何も応えない。
亮司:「嫌われちゃったみたいだねぃ」肩竦めて。
双真:「ガキども…。じゃあその刀がお前の弟と妹か、当摩」
勇司:「よぉ、化け物の舞台に上った気分はどうだい? 化け物?」
弥太郎:「お前と双真の因縁に、俺たちが介入する余地はないかも知れんが…それでも、俺たちが来た意味くらいはわかろうな?」
GM/魔剣士:「…因縁に、決着をつけるか。いいさ、余計な話は今更要らない。――――始めようぜ?」
双真:「…ああ」 二刀を構える。
亮司:「…若いもんが生き急ぐとろくな事ねーぞ?」
弥太郎:霞丸を抜く。
GM:魔剣士と化した当摩の全身から、凄まじい闘気が吹き出す。
勇司:皮手袋をはめた手をだらりと下げる。
亮司:タバコに火を付ける。
GM:(淡々と)では、戦闘に入ります。今回は特殊ルールなどはありません。ガチで殴り合いましょう。


▼ラウンド1

○現在のエンゲージ
    【当摩】    【明日香】

【双真・弥太郎・亮司・勇司】


GM:こちらのセットアップ。《殺戮の宴》とPS《呪縛の檻:重圧》を使用します。そちら、セットアップがあれば、どうぞ。
一同:なしです。
弥太郎:重圧かかる前に、オートで《獣化》しておきます。
GM:当摩の行動値は11ですので、早い人から順番に行動どうぞ。

>勇司
勇司:《符術》でマイナー2回に増加。[重圧]を解いて、《高速詠唱》・《血の封印》。オートで《自然との絆》、メジャーで《マジックブラスト》。「その程度か」ぱきん、と身に着けていた札が割れ、重圧を解除すると緩やかに腕を前に突き出す。「Strum und Drang(疾風怒濤)」(ころころ)達成値29で当たりかけ。(ころころ)自分に6点のダメージ。

 …えー、毎度おなじみルールミスの解説です。(−−;)
 バッドステータス[重圧]を解除するにはマイナーアクションが必要で、解除するまでは一切のアーツが使えません
 もちろん《符術》も使用不可なので、増加したマイナー1回分を消費して[重圧]を解除するという戦法は大間違いです。
 ……格好良さに何となく騙された…(苦笑)。←例によってリプレイ編集中に気がついた奴


GM:〈意志〉で回避だっけ。(ころころ)無理か、命中。
勇司:(ころころ)73点の〈殴〉だ。「さぁ化け物。この程度でくたばるか? 惨めに這い蹲り血反吐に蹲るか? 化け物に屈するのか? 三年前のように泣き叫ぶだけか?」
GM:…それは一撃で魔獣化するな。HA《超魔の命》、AGP15点使用。当摩は、勇司の挑発に応えず静かに刀を構える。
勇司:「はははは、それでこそ化け物だ。いい気分だろう。力を振るえるというのは…結果は三年前と同じだがな」

>弥太郎
弥太郎:ではマイナーで[重圧]解除。鴉天狗の本性を現しつつ、「…触れば魂斬る霞の刃…受けてみるがよい」メジャーで移動。

○現在のエンゲージ
  【当摩・弥太郎】    【明日香】

 【双真・亮司・勇司】


>当摩
GM:では、当摩の行動。マイナー《魔技》+HA《果て無き剣》使用。メジャーで攻撃、《大小拵え》で2回判定。(ころころころころ)達成値30と24。むぅ、クリティカルは無しか。HA《電光石火》使用。「…逆巻け、蒼嵐」刀から迸る氣が蒼い竜巻となって荒れ狂う。シーン全体攻撃です。
勇司:んじゃ、どうする? 《電光石火》返しもできるよ。
亮司:HA《獣の盾》ありますが?
弥太郎:一発耐えられるから、流しますか?
亮司:まあ、色々手はあるようですな。
勇司:まずは流しますか。
双真:明日香も攻撃対象になるんでしたっけ?
GM:本来ならそのはずですが…何故か、竜巻は明日香の周囲を避けています。
双真:じゃあ、私も通しで。
GM:では、HA《剣魂一擲》をAGP3点で使います。(20個のダイスをざらざらーっ)99点の〈魔〉ダメージ。
一同:魔獣化します。
弥太郎:でかいなあ…。
勇司:オレが言うのもなんだけど、凄い数値だな。
GM:では双真か亮司、行動どうぞ。
亮司:「イタタタ…普通の人なら死んでるぞ? 非常識な…」ブツブツ。

>双真
双真:マイナーで[重圧]解除、メジャーで移動して終了。
GM:あ、[重圧]は魔獣化した時点で解けてますよ?
双真:ではマイナーで移動、メジャーで当摩に白兵攻撃。《大小拵え》で2回判定。(ころころころ)達成値22で攻撃します。
GM:《攻防一体》を使用します。(ころころころ)達成値27。クリティカルはしないけど、こちらの勝ち。
勇司:《霞の外套》。「彷徨わせろ。惑わせろ。踊れ水」
亮司:確か《攻防一体》には防御行動が発生しないはず…。
GM:それもあるし、《攻防一体》はリアクション扱いです。《霞の外套》での妨害は不可とします。
勇司:ちぃ、だめか。せめて双真の出目があと1高ければ。
GM:というわけで、(ころころ)60点の〈闇〉ダメージ。「舞え、紅麗…」紅い軌跡が舞うように攻撃をすり抜け、双真の胴体を切り裂く。
双真:死ねる(笑)。HA《電光石火》を使いたい所存。誰か愛をプリーズ(笑)。
勇司:1点どぞ。双真の絆を固定する。
GM:《電光石火》は、この段階では無理。相手の判定済んでるから。
双真:あれ、じゃあ[真の死]です。
亮司:生き返らせるのは?
弥太郎:《アドベント》あるけど最後の手段か、これは。
勇司:うん。
双真:とりあえず後回しかな? 今生き返っても次の攻撃で死ぬんで。
GM:では何もないようなので、亮司の行動ですね。

○現在のエンゲージ
 【双真@死・当摩・弥太郎】    【明日香】

   【亮司・勇司】


>亮司
亮司:…どうしよう?
勇司:殴るしかないと思う。《能力強化》で出目+5はできるけど。
亮司:…んじゃ。マイナー無し、メジャーで《守護者》。「ポチ、戦闘モードってな」ポチの体が3倍ほどに膨れ上がる。で、続いてポチの行動。マイナー《スーパーブロウ》、メジャーで普通に攻撃。(ころころ)達成値23。
GM:回避判定は〈運動〉だね(ころころ)…当たり。
亮司:(ころころ)56点の〈闇〉。「おい、小僧…言ったよな? 次は見捨てるぞって…」刀見つつ呟こう。
GM/当摩:「…ッ」魔獣の口から放たれた重力波を受けて、当摩の足が床に沈み込む。

○現在のエンゲージ
 【双真@死・当摩・弥太郎】    【明日香】

   【亮司&ポチ・勇司】



▼ラウンド2

GM:こちらのセットアップは《封印解除》。そちらは何かあります?
一同:なしです。
双真:死亡中につき、なし。
GM:では、当摩は更にPS《転送》で勇司と亮司のエンゲージに転移。HA《万能なる一撃》を使用。
勇司:かもん。
亮司:どぞ。
GM:マイナーで《魔撃》、オートで《分裂》その他諸々を組み合わせて範囲攻撃。(ころころころころ)達成値29。ちっ、またクリティカルせずか。もう一度《電光石火》。
亮司:…攻撃手段無くなるのイタイから、《歩く影法師》で《電光石火》やっていい?
勇司:いや、しないで。オレが《霞の外套》打つので。
GM:ていうか、こっちが先に《電光石火》使ってるので。リアクションは振るまでもなくファンブルよ?(笑)
弥太郎:それなら、こっちがHA《勝利への賛歌》使う? 《霞の外套》に。
勇司:頼みます。
亮司:あ、そか。そっちの方が良いか。
弥太郎:《電光石火》は相手の行動をファンブルに出来るから、ここぞで使おう。
勇司:うん。
弥太郎:では、愛ください。
勇司:弥太郎の絆を固定してあげます。愛を1点どうぞ。
弥太郎:受領しました。HA《勝利への賛歌》発動!
勇司:「風と水の共演を見せてやる」弥太郎の風で煽られた霞が全てを覆い尽くす!
GM/当摩:「…やるな」当摩の放った竜巻は打ち消されました。
勇司:「当たり前だ。年季が違うんだよ。ルーキー」
GM:そちらの行動、どうぞ。

○現在のエンゲージ
 【双真@死・弥太郎】    【明日香】

   【当摩・亮司&ポチ・勇司】


>勇司
勇司:マイナーで《符術》・《結界魔法》・《武器練成》。ざ・殴り!(ころころ) 「接近戦もいけるんだよ!」皮手袋に刻まれたルーンが淡く光る。(ころころと振って出目は1と2)…28。出目が死んでる。今日は出目がぁぁああ!
GM:《攻防一体》2発目。(ころころ)クリティカルしないなぁ…達成値は29なので反撃発動。
弥太郎:勇司が落ちる?!
勇司:オートで《能力強化》。達成値に+5して合計31だ。
GM:待てぃ。《能力強化》は「判定前に宣言」です。ルルブをよく読んでみ?(笑)
勇司:ぐあ、滅多に使わんアーツだから勘違いしてた。愛くれ、愛!?
弥太郎:勇司の愛を固定、AGP1。
亮司:勇司の絆固定であげます。
勇司:AGPで振り直して…(ころころ)クリティカルだわ(爆笑)。
GM:では、こちらも《胡蝶の夢》で振り直します。(ころころころころ)…ちぃ、《電光石火》。
亮司:…GM、出目不調ですね。
GM:いや、本当に不調だ。クリティカル値9で2回判定なのに、ちっともクリティカルしない(苦笑)。
勇司:《歩く影法師》で《電光石火》返すか。
GM:だからぁ、防御側が判定した後に《電光石火》で返すのは無理ですってば(笑)。
勇司:む、防御側有利だなぁ。
GM:そういう時はファンブル系HAを使わないと。…まぁ実はこの辺のルール、前回まで勘違いしてたんだけどね。気づいた以上、今回からは厳密にやります(笑)。
勇司:…GM。回を重ねるごとにルールが正しくなっていくね(笑)。
GM:もちろんですとも(笑)。
勇司:しかたない、《ヴォイド》するか。愛ください。
弥太郎:じゃあ、亮司の絆を固定。AGP1点譲渡。
勇司:「加速」HA《ヴォイド》で《電光石火》打ち消し。
GM:了解。では、攻撃くらいます。
勇司:(ころころ)71点の〈殴〉です。
GM/当摩:「グ…ッ!」僅かに顔を顰めた。
勇司:「存外、しぶといな」

○現在のエンゲージ
 【双真@死・弥太郎】    【明日香】

   【当摩・亮司&ポチ・勇司】


>弥太郎
弥太郎:攻撃に転じたいところだが…真の力を発揮する前に行くと、返り討ちにあいそうだな…マイナーで《神性介入》、メジャーで移動。「出羽の風丸、推参」
GM:ん、ではこっちですね。
亮司:あ〜、いや。ポチの行動値12。
GM:了解。では、ポチどうぞ(笑)。

○現在のエンゲージ
 【双真@死】    【明日香】

 【当摩・弥太郎・亮司&ポチ・勇司】


>ポチ(守護者)
亮司:メジャーでエンゲージ離脱して終わりです。

○現在のエンゲージ
 【双真@死】    【明日香】

 【当摩・弥太郎・亮司・勇司】 【ポチ】


>当摩
GM/当摩:「飛んで火に入る…死に急ぐか、天狗よ」変身した弥太郎を横目で見て。アーツはさっきと同じ、範囲攻撃で(ころころ)…達成値29。いい加減、クリティカルしてくれ(笑)。
亮司:クリティカル値9でよおまぁクリらないものだ…。
弥太郎:回避判定(ころころ)出目4で26、出目悪(笑)。
勇司:《霞の外套》を…(ころころと振って、またも出目4)27 、こっちも悪いYO!
亮司:出目悪(笑)。
GM:…そっちも出目悪いね(笑)。
勇司:振りなおすから愛ください(涙)。
亮司:え〜と、振りなおす? 電光する?
弥太郎:勇司が振り直すなら、AGP1渡します。
勇司:頂いて振りなおします。ん〜(念力を込める)…はぁ!(ころころ…出目は6ゾロ!)クリティカル、念力すげぇ!?
亮司:(爆笑)
弥太郎:おお…。
GM:凄いねぇ…ならばHA《死に至る病》!
勇司:さぁ、ここで《電光石火》の出番だ(笑)。こちらから愛をあげますので誰かお願いします。
弥太郎:魔剣士の絆を固定して亮司にAGP1。任せた!
亮司:さっきの話だと、《電光石火》は無理では?
勇司:いや、今回はこっちが防御側で後判定だから。
GM:はい、この状況なら上書き有効。使えば防御側がクリティカル&攻撃側がファンブルにされます。
亮司:ん、了解。もらったAGPと実家のエゴ固定して、《歩く影法師》を《電光石火》に。「ん…まあそんなに焦りなさんなって」横から唐突に獣が飛び出し、当摩に噛み付く。
GM:では、こちらの攻撃は再び遮られました。
勇司:「と、すまん。助かった」
亮司:「おぅ、恩にきろよ」
弥太郎:「…飛んで火にいる、か。こちらには、頼りになる仲間がいるのでな。エゴの玉座に座る、貴様には解るまい」

>亮司
亮司:敵には《転送》があるんだよなぁ…。マイナー無し、メジャー《群れを成すもの》でクラード召喚。
GM:
(*カバーリング要員の意)を呼びましたか(笑)。
亮司:いや、離れても転送があるから。ポチ(守護者)のガード用に。
GM:では、次のラウンドかな。

○現在のエンゲージ
 【双真@死】    【明日香】

 【当摩・弥太郎・亮司・邪犬・勇司】 【ポチ】



▼ラウンド3

GM:こちらのセットアップ。やっと使える《絶対先制》!
勇司:使わなくていいよ!
GM:いーえ。せっかく2ラウンドも待ったんだから使います(笑)。アーツはさっきと同じ。範囲攻撃で(ころころころころ)…達成値29。クリティカルせず(がっくり)。
勇司:《霞の外套》だ。念力!(ころころ…出目は5で達成値28) NANNDE…なんでさっきから1足りないの(涙)。
GM:惜しいね。
弥太郎:(ころころ)こちらも28。なぜか、避けられんのう…。
亮司:邪犬に自分をカバーリングさせます。
勇司:一度死んで《アドベント》する? それともAGPもらえます?
弥太郎:どうしますかい? こちらは、人に渡せるのはあと2点だけど。
亮司:あー、わたしはどっちでも。とりあえず攻撃手段は減らないので。
GM:酷い(笑)。
弥太郎:ええい、勇司に一点渡そう。大天狗の絆を固定だ!
勇司:すまん、では…(ダイスに念を込める)ん〜頼む。マジで出てくれ6以上!!(ころころ…無情にも出目は5) なんでぇ!?
亮司:あちゃぁ…(天を仰ぐ)。
弥太郎:(ガクリ、と突っ伏す)
GM:…《電光石火》するのかと思ったら(笑)。
勇司:あ”。忘れてた…てか、オレの《歩く影法師》がまだあったんだよ(血涙)。
弥太郎:ああ、まだあったんだっけ?
勇司:うん(がっくり)。
亮司:次にして、今は《アドベント》するか。それとも今《電光石火》やるか、ですな。
弥太郎:ここは一旦やり過ごしますか。
勇司:うん、双真くんの出番がないと可哀想だし。
GM:決まりましたね?では…(ころころ)67点の〈闇〉ダメージ。エンゲージ攻撃です。
亮司:では、改めて邪犬に自分をカバーさせます。
弥太郎:[真の死]を迎えるので…愛ください。
勇司:何点いる? オレはあと4点あげられるけど。
亮司:霊刀と双真の絆固定、2点あげます。
弥太郎:自前でエゴを固定すれば、もらうのは2点で済むかな。
勇司:じゃあ、亮司は出さないで温存して。おいらが渡すから。亮司と霊刀を固定して弥太郎に愛を2点。
亮司:ハイナ。
勇司:こっちに振りなおし分が欲しい。あと電光石火分も(笑)。
亮司:了解。
弥太郎:エゴ固定して、もらったAGPで《アドベント》します。
GM:では、弥太郎の身体から風が巻き起こり、斃れた仲間たちの身体に活力を吹き込んだ。
弥太郎:「…まだ、死ねん。俺は、まだ何も返していないからな…」死んでいる仲間も全員復活!
勇司:「っすまない。助かった」
双真:「…まだだ。まだ…終われねぇ!」三年前と同じく全身を血に染めながら立ち上がる。

○現在のエンゲージ
 【双真】    【明日香】

 【当摩・弥太郎・亮司・勇司】 【ポチ】


>勇司
勇司:んでは、「喰らいな」パンチ!(ころころ…出目は1ゾロ!) なにぃぃいいいいいいいい!?(一同爆笑)
GM:ふぁんぶるー(笑)。
弥太郎:ファンブル!(笑)
勇司:ファンブル、当たりません! きっと、晶の姿が脳裏に浮かぶんだ(笑)。
GM/晶:『殺しちゃダメだよ、センパイ!』(笑)
勇司:「くっ…。くそ、晶…殺すなって言うのかよ?」ここで晶へのエゴを…(ころころ)20、絆になった(爆)。
GM:よっしゃ!(笑)
弥太郎:おお(笑)。
勇司:「…でも、どちらかというと俺たちの方が死にそう」げんなりと。
亮司:では、霊刀の絆を固定してAGPをあげよう(笑)。「やらなきゃやられる時に何寝ぼけたこと言ってんだか…全く」
勇司:AGPで振り直し。肩の力を抜いてだる〜んと。(ころころ)達成値30。
GM:振り直しですか。では最後の《攻防一体》! (ころころころころ…達成値28)あちゃあ、仕方ない。《電光石火》!
勇司:いくつあるねん!
GM:(笑顔)
亮司:多いな…。
勇司:さて、《歩く影法師》使って《ヴォイド》する? それとも勇司死ぬ?(笑)
亮司:死ぬのはあなただけですが(笑)。
双真:愛、何点いるんでしたっけ?
弥太郎:こっちが拠出できるAGPは一点だけど、誰か出す?
GM:(彼ら、さっき当摩が使ったHAを忘れてるな)…《死に至る病》もコピーして使えますよ。
勇司:あ、それならAGP1点で出来る。
双真:愛1点を勇司に。勇司の絆固定化。
亮司:…と、いうことで。少年の絆固定して渡そう。
勇司:影法師持ち〜、使えるの挙手して。(手を挙げる)
双真:(挙手)影法師持ち。1個。
亮司:さっき《歩く影法師》使っちゃった。
勇司:なら、愛はみんな手元に戻して。おいらが双真に愛を渡す。まだ絆3つあるんだよ(笑)。
亮司:はいはい。
弥太郎:では、任せます。
勇司:ティの絆を固定して、双真に渡します。
双真:では《歩く影法師》を《死に至る病》にして、敵の判定ファンブルに。
勇司:「吹っ飛べ」(ころころ)73点の〈殴〉。
GM:了解。では、当摩は反撃しようとして、双真の姿に一瞬動きを止めた。
双真:「当摩ァァ!」
GM/当摩:「…クッ」血の涙を流しながら、顔を背ける。
勇司:そこに勇司の拳が入る。
GM/当摩:「グハ…ッ!」大きく身体を折る。

>弥太郎
弥太郎:ではマイナーで《アラミタマ》発動。間髪入れずにメジャーで攻撃。(ころころ)出目が1と2、低い(笑)。達成値は23で。
GM:もう《攻防一体》打ち止めなので、素で回避(笑)。(ころころ)出目9って…さっき出ろよぉぉぉ!(笑) 18です。
弥太郎:「もう二刀では受けられまい」
GM:えい、最後の《電光石火》! 防御クリティカルで《略奪》が発動、そのまま反撃します。
亮司:そんなんばっかりかーい(笑)。
GM:だって、《絶対先制》が2ラウンドも使えないから(笑)。で、通しますか?
弥太郎:…どうしようもない、かな? 俺は。
双真:《電光石火》では消しようないんで、こちらも手段なし。 
勇司:ふふふ…《歩く影法師》で《死に至る病》を出しましょう。愛1点ください。
弥太郎:おお、じゃあ晶の絆を固定して1点出します。
亮司:ああ、ちょっと。わたしから出します。
弥太郎:では、お願いします。
亮司:少年の絆固定、AGP1点進呈。
勇司:「ショウターイム!」もんが踊りをして場を凍らせる(←HA《死に至る病》の演出…らしい)
GM:……それは、確かに場が凍るわ(笑)。
勇司:「お手手止まってるぞ〜?」
亮司:「…ん、この町は大丈夫なんだろうか…」呆れて。
弥太郎:「ふ…」小さく、でも愉快そうに笑って。「本当に、頼りになる仲間だ」
勇司:「やれやれ、や〜とこさ調子出てきたな。うん」のへ〜んとした顔で。
GM/晶:『それでこそ、センパイ(笑)』
勇司:「うわ、脳裏に浮かんだ台詞が微妙に屈辱的!?」
双真:「…まぁ、腕は立つんだよな…あれでも」
弥太郎:ダメージは…(ころころ)大したことないが、35点の〈斬〉。
GM:実は防御力がないので、素通しなんです(笑)。残り2ケタ!
弥太郎:「孤剣は折れず…とでも言うところか。借りは返した」吹っ切れたように、そう言う。
勇司:双真、とどめを!
亮司:ポチ、待機しようか?(笑)
双真:ただ、双真はあまり攻撃力は高くない(苦笑)。待機するかどうかはお任せします。
GM:撃ってもいいですよ(笑)。ポチの一撃くらいなら、多分まだ死なない(笑)。
亮司:んじゃあ…ってか、当たるかな?
勇司:当てろ(笑)。

>ポチ
亮司:マイナーで《スーパーブロウ》、メジャーで攻撃、オートで《リインフォース》。命中低いの〜(ころころ)達成値13。
GM:(ころころ)達成値18、当たりません。
勇司:《能力強化》宣言しとくべきだったか。…ところで亮司、人間性大丈夫?
亮司:現在マイナス5。
勇司:なら大丈夫か。
GM:ダメージ量の割に燃費がいいよ、亮司は(笑)。
勇司:むぅ、見習いたい。
亮司:で、振りなおしたいんだけど。誰かAGPくれます?
双真:妖洞寺の絆を固定化、AGP1点を亮司に。
亮司:では、リベンジ。(ころころ)あ〜ダメ、14だ(笑)。
GM:無理でしたか(笑)。
勇司:あ〜…また《能力強化》宣言し忘れた(がっくり)。
双真:《電光石火》、いります?
亮司:いや、次に回しましょう。
勇司:うん、確実に攻撃当てるために。
亮司:次は敵の番かな?

>当摩
GM/当摩:「…みんな、吹き飛べ」二振りの霊刀が紫の光を放つ。(ころころころころ)う、ファンブルとクリティカル両方の出目が。
(*《大小拵え》を使った場合、片方でもファンブルすると両方とも失敗になる)
亮司:ラッキ(笑)。
弥太郎:ラッキーだ(笑)。
GM:…えぇい、AGPで振り直す! (ころころころころ)…よし、最後の最後にいい目が来た! クリティカルでござんす。
亮司:どうします?
勇司:待て。ここでオレが《霞の外套》でクリティカル出したら神だよね?
GM:まぁ、神ですな(笑)←出るわけないとタカをくくっている。
勇司:神になってみよう。クリティカル値9だし。《霞の外套》! オレは神になる!! (ころころ)うっし、クリティカル!(一同爆笑)
GM:マジか!?
弥太郎:おお!(笑)
亮司:おぉ〜(笑)。
GM:うぉぉ、打ち消されたぁぁぁ!?(笑)
勇司:「肩の力抜くと実力出せる。オレって何だろうねぇ?」のへ〜んと霧が辺りを覆う。
亮司:「そうゆうキャラなんじゃね?」タバコ口に咥え、そっけなく。
勇司:「なるほど、DNAレベルで芸人なのね」
双真:「深刻なのは、あんたにゃ似合わないかも、な。良くも悪くも」
弥太郎:「これで助けられているのだから、な…わからんものだ」大笑い。
GM:ふっ…では、そちらの行動をどうぞ(爽)。
勇司:「じゃ、双真決めろ」

>双真
双真:オートで《怒髪天》使用。マイナーで移動、エンゲージ(笑)。そしてメジャーで攻撃!
弥太郎:「任せた。双真」
双真:「当摩。この一撃で、俺とお前の三年前の悪夢…払ってやる。止まっていた時間を! もう一度動かす!」
GM/当摩:「双真……来いッ!」澄んだ目が、かつての友を見据える。
亮司:「ま、シメって奴だな…頑張れ若人」
双真:《大小拵え》で2回判定。(ころころ)出目8を採用。
GM:(ころころ)…避けられない。いや、避けない!
双真:《怒髪天》の効果でクリティカル成功。HA《剣坤一擲》使用します。エゴ『魔の力』を固定化、AGP2点使用で。
亮司:双真、魔獣への絆を固定してAGP2点渡そう。これでスッカラカン。
弥太郎:晶の絆を固定、1点渡す。「ま、許してくれる…よな」
勇司:晶の絆を固定して1点、知識を固定して1点。計2点!
双真:AGP合計7点使用、ダメージダイス25個! (ざらざらざらーっ)85点の〈光〉ダメージ!
GM:…おぉ、残りFP83点でダメージ85点と来ますか!
亮司:おぉ!
GM:では…二つの刀が主を庇うように双真の刀を受け止め、砕け散った!
双真:三年前と同じく血塗れのまま突撃する。だが魔獣化による修羅の形相は、平静さを保っている。「これで…終わりだ。もう苦しむ事はないんだぜ…当摩」
GM:ばったりと仰向けに倒れる当摩。そして、砕けながらその上に降り注ぐ霊刀の欠片。その欠片は床に集まって形を成し……双子の姿になる。
勇司:「げ…回収の品ぶっ壊しちまった」
GM/双子:「お兄、ちゃん……」茜が小さな手を当摩の身体に伸ばす。「にぃ、ちゃ…」颯太の方は身体が動かないのか、顔だけを上げる。
双真:弟の体を抱き上げ、当摩の下へ連れていく。
GM:双真が抱き上げようとすると……颯太の身体はさらさらと砂になって崩れていく。
双真:「…」では、手を引っ込めて何も言わずに3人を見ている。
GM/双子:「にぃ、ちゃん…」颯太は当摩へのエゴ:家族を固定。最期の力でHA《滅びの霧》を使う。「…お兄ちゃんは…何も悪くない……。ただ、茜たちのお願いを聞いてくれただけだから…」茜も当摩へのエゴ:純愛を固定。《滅びの霧》で得たメジャーアクションで…HA《歪曲する真実》を使用する。「…だから、茜と颯太に会ってからのこと、みんな忘れるの…」そして、命尽き…完全に滅びる二人。君たちの前に残されたのは……倒れた当摩と、明日香だけ。
双真:「…子供が、余計な気ィ回しやがって…当摩はお前らの事、本当の弟妹だって……言って…」
亮司:「最後の最後に下らん事をしてったなぁ…あのガキども」肩を竦める。
勇司:「不器用な愛し方…ってヤツだろ」
弥太郎:「…」無言で、祈るように。
GM:そして……この事件は、終わる。


GM:人間性、回復してください。
双真&弥太郎:プラスです。
亮司:現在値マイナス5で、絆5個。(ころころ)合計11まで回復しました。
勇司:マイナス18で絆7個。どうしようかねぇ? …(ころころ)9、セーフと。……ん?(シートの数値を確認)危ねぇ、18じゃなくてマイナス22だったわ(汗)。
亮司:…(汗)。
GM:では、全員生還ということで。エンディングに移りますが…ここで希望を聞いておこう。今回は、霊刀絡みのEDと当摩絡みのED、2種類想定してました。PL側から特に何か希望はありますか?
双真:私は当摩EDで。
亮司:霊刀EDで…当摩と話したこと無いので(笑)。
弥太郎:うーん、というより、できれば晶のところでしょうか。なんか、そうしなきゃ酷いような…助けてもらって(笑)。
GM:…確かにそうかも(笑)。思いつきもしなかったが(←待てやコラ)。
勇司:今回の功労者は晶だね(笑)。
GM:では…霊刀EDは亮司、晶EDが弥太郎と勇司、当摩EDが双真ということで、エンディングフェイズに移ります。

▼絆/エゴの変化
弥太郎:魔剣士へのエゴを絆に変化。関係は救済。
勇司:晶へのエゴを絆に変化。関係は庇護。



■エンディングフェイズ


●シーン14 『砕けた刃』  西藤亮司ED

○死霊課にて


GM/長沢:「ご苦労さん。報酬は、後で口座に振り込んでおこう」労いの言葉をかける。
亮司:「ん、まいどどーも。…結局、回収は出来たんかい?」
GM/長沢:「無理だったよ。もう完全に霊力も喪われてな、ただの鉄くずになったらしい」
亮司:「そりゃあ良かった」
GM/長沢:「しかし、子供の魂を持つ霊刀か……回収不能になったのは、良かったのか悪かったのか…」軽い溜息をつく。
亮司:「良かったんじゃねーの? こんな所にガキどもをいつまでも縛り付けてるこたねーさ」
GM/長沢:「…そうかもな。どっちみち、封印されるはずだった品だ…まぁ、少しばかり惜しい気もするがね」
亮司:「そーかぁ? あんな通り魔製造機なんざ要らんぞ、俺は」
GM/長沢:「制御は困難だが、上手く使えれば魔物達への有効な武器になる…というのが『上』の見解でね。…ま、俺にはどうでもいい話だが」大欠伸。
亮司:「ガキを手懐けるのは、並大抵のことじゃあ出来んな。…ま、こっちの世界の事はこっちの住人に任せてくれりゃあいーさ」肩を竦めて。
GM/長沢:「かもな。……ところで、勇司はどうした? あの霊刀に、結構興味示してたみたいだったが…」
亮司:「あー、彼女のお見舞いに行ったみてぇだな」
GM/長沢:「彼女? あいつにそんなイイもんがいたのか?」と、さりげに失礼なことをほざきつつ、次のEDへ(笑)。



●シーン15 『そして太陽はまた昇る』  山本弥太郎&篠崎勇司ED

○晶の病室


GM/晶:「…結局、当摩さんはどうしたかったんだろう…」ベッドの上で考え込む晶。
勇司:「さぁ、憶測で人の心は語るもんじゃないから。俺は語れないね」林檎を剥きつつ。
弥太郎:「…友を化け物だと思いたくない気持ちがどこかにあって、それを誰かに打ち壊してもらいたかった…と信じたいところだがな」
GM/晶:「……今回の事件で、救われた人はいると思う?」
勇司:「2人は救われたな。大好きな人を光の下に戻せたんだからな」兎さんにして皿の上に置きつつ。
GM/晶:「…二人?」
勇司:「刀に憑いてた姉弟さ」
GM/晶:「…そっか。その子たち、天国に行けるといいね…」そう言って、晶は窓から朝日の昇る空を見上げた。
弥太郎:「双真と、当摩も、さ…これから、どうにかしていくだろう。…と」小瓶を取り出して「これは、世話になった礼だ」
GM/晶:「うん。……何、これ?」
弥太郎:「里の秘薬だ。傷に効く」
GM/晶:「ありがと、弥太郎先輩」
弥太郎:「礼をいいたいのは、こっちだ。弱音も吐いたし、傷も治してもらった。その上、礼まで言われたら、立つ瀬がなくなる」
勇司:「まぁ、さっさと傷治せよ」
GM/晶:「うん。…当摩さんも、早く良くなるといいな…」ベッドに横たわり、目を閉じた。そのまま、すうすうと寝息を立て始める。
勇司:「…ちっ、『俺が塗ってやろうか?』とか言い損ねた」
弥太郎:「さて…そろそろ行くか」
勇司:「おう、行くか。…ま、いいんじゃねぇの? 立つ瀬、とかそういうの考えないで、助け合うのが友達ってもんだろ」
弥太郎:「うん? …そうだな。勇司、救われた二人ってのは、存外俺たちかもしれないがな…」
GM:そう言いながら二人が病室のドアを閉めたところで、次のEDに。



●シーン16 『あの日、二人は友達だった』  荒神双真ED

○精神病棟


 双子が最期の力で行ったこと…それは、当摩を『二人と出会う前の状態』に戻すこと。
 それは即ち――――当摩が以前の『発狂した状態』に戻ることを意味していた。
 そして今日……双真は当摩の入院している病院を訪れた。


双真:「当摩…入るぞ」 ドアをノックして、中に入る。
GM/当摩:「…………」ベッドの上の当摩は、ぼうっと、感情のない瞳で窓の外を眺めている。
双真:「よう。どうした、テンション低いな」 ベッド脇の椅子に腰掛ける。
GM/当摩:「……」彼は、双真に目もくれない。他の存在が目に入っていないかのようだ。
双真:「まぁ、いいさ。でだ、今日は…」学校であった事を話す。年来の友人に話すように。
GM/看護婦:「これでもね、今日はずいぶん容態が安定してらっしゃるんですよ」看護婦が、ドアを開けて入ってくる。
双真:「…あ、どうも。…回復する見込みは…?」
GM/看護婦:「……さぁ、それは私には何とも…」彼女は困ったように微笑む。
双真:「…そうですか」
GM/看護婦:「だけどね? 時々、ふっと今日みたいに落ち着かれることがあるんです。……あぁ、でも落ち着く…というのとは違うかしら…泣きながらね、しきりに呟くんですよ」
双真:「…何て?」
GM/看護婦:「『ごめん…茜、颯太。…双真、ごめんよ…』…って」
双真:「…馬鹿な、奴。誰も…謝って欲しいなんて、思っちゃいないのに」看護婦に聞こえない声で呟く。
GM/看護婦:「……お友達の名前か、何かかしらね? あなたはご存じない?」
双真:「…ええ。あいつの…妹、弟と…友達の名前です」

 看護婦が去った後、面会時間が終る寸前の時刻、夕焼けに染まる病室。

双真:「…今日はそろそろ、帰るよ。ああ、そうそう。お前に土産があったんだった」

 そう言うと、双真は懐から、砂の入った小瓶を取り出した。
 ……崩れた弟妹の欠片を入れた、小瓶を。


双真:「転校祝いだ、取っときな。それと今度の日曜、明日香の誕生日パーティーだろ? 幹事がいなくちゃ…締まらねぇからな」小瓶を当摩に握らせて、病室を去る。

 それを託されても、当摩の表情は動かない――――だが。

双真:「…待ってるぜ。今度は三年なんかじゃなく、ずっと」

 ぼんやりと見送る当摩の目から、一筋光る物が流れていた……。



 ――――あの日、二人は友達だった。
 恐怖と絶望に歪み、壊れてしまったとしても。
 それでも確かに……“絆”はそこにあったのだ――――。




第4話 END


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