■クライマックスフェイズ■
●シーン12 『壊れた人形の輪舞』 シーンプレイヤー:なし 登場難易度:PC全員登場
○真夜中の学校
GM:さて。ここで、今回の特殊ルールを説明します。
○現在のエンゲージ
【アンジェラ・人形破壊者・自動人形A】
【自動人形B・自動人形C】 *他、エキストラのブリキ人形多数
【セブン・碧唯・アッシュ】
>ルール処理
・まず、アンジェラを説得するには、彼女のエゴを絆に変化させる必要があります。
・未琴とアンジェラ、“両方に絆を持つPC”が彼女に愛を渡した場合のみ、+4修正で絆チェック。
・成功すれば、そのPCへのエゴが絆に戻る。彼女に愛を与えるには、エンゲージする必要あり。
・自動人形までの距離は約10m。行動値は人形破壊者14、自動人形6、アンジェラ10。
>解説
シーン9以降の未琴/アンジェラは“アンジェラ”の心が表面化し、“未琴”の人格は封じられている。
アンジェラにとっては『御主人様=人形破壊者』が最優先されるため、PCの言葉を受け付けない。
但し、アンジェラを否定すれば、アンジェラの円筒が生み出した“未琴の感情”も否定される。
この状態でアンジェラを倒した場合、復活しても未琴は『感情』を喪失する。
未琴の『心』を護るには、“アンジェラの存在を容認した上で”未琴を引き留める『絆』が必要になる。
GM:設定上の根拠と、ルール的処理はこんな感じです。
碧唯:何とか上手い物言いを考えないといかんかー。
アッシュ:成る程…しかし困ったことに私は未琴の絆が無い…orz
GM:取らなかったのですよねぇ…見ていて警告したものかどうか迷ったけど(笑)。さて、皆さんには更に[SA:未琴を救う][SA:人形破壊者を倒す][SA:アンジェラを救う]をあげます。どれか選んでください。
セブン:うむ…[SA:未琴を救う]を選んで[SA:この日常を守る]を捨て、かな。
碧唯:「繰人の願いを聞く」と「未琴を救う」は同意と考えることもできるから……人形破壊者の呪縛から救うべく[SA:アンジェラを救う]をいただきます。そして[SA:復讐を遂げる]の上に上書き。
アッシュ:……[SA:アンジェラを救う]かな。そして[SA:アンジェラの正体を知る]を捨てで。
GM:了解。では、準備と覚悟が良ければ戦闘に入ります。
碧唯:アンジェラの正体を知る、はもう達成されちゃってますしねぇ(笑)。
アッシュ:ですねぇ。これが最善かなぁ?
碧唯:未琴は助ける、人形破壊者は倒す。両方やらなくちゃならないのが保険医の辛いところだぜ!
アッシュ:ブチャラティー!?(笑)
GM:あ、ところでカバーリングの宣言タイミングはダメージロール前が良いですか、後が良いですか? どっちも一長一短あるので、PLの希望に合わせますけど。
碧唯:私的に、カバーリング宣言はダメージロール前と考えます。
GM:了解。では、敵側もそのルールでやりますね。
▼ラウンド1
○現在のエンゲージ
【アンジェラ・人形破壊者・自動人形A】
【自動人形B・自動人形C】 *他、エキストラのブリキ人形多数
【セブン・碧唯・アッシュ】
GM:セットアップ、PC側はなしですね? では人形破壊者が《絶対先制》を使用。マイナー《加速装置》《戦闘形態》《飛行能力》、メジャーは腕部機関銃でPCエンゲージに範囲射撃。オート《精密制御》。(ころころ)ぶ、1ゾロ!?(一同爆笑)
アッシュ:ふぁんぼー(笑)。
GM:うーそーだー!!(笑)
碧唯:ゲハハハハハァー! 迷いが出たな!!
GM:振り直しに使う罪はない! 《時計仕掛けの魔法》で振り直し!(ころころ)よっしゃ、クリティカル! 回避は〈運動〉でどうぞー。
碧唯:極端な…。《祭器》で魔力防御、Crt値9。(ころころ)ダメだー。
セブン:回避は(ころころ)8。まあ、命中しますな。
アッシュ:クリットは技能が無いから無理だなぁ…。
GM:ダメージは(ころころ)38点〈殴〉。
セブン:FP8残り。《クリフハンガー》起動。
碧唯:《シールド》要る人ー?
セブン:今のところはいらないかな、こっちは。FP残ったので。
アッシュ:私はあっても魔獣化するのでいりませんわ。
碧唯:では一縷の望みを託して自分に《シールド》! 人間性14に。《祓魔の力》〈耐性〉込み(ころころ)出目悪い、ダメだぁー!! 魔獣化! ヒトガタの外見が砕け散り、その下から宝玉と同じ材質のヒトガタが現れる!
アッシュ:魔獣化! 駆動音が身体から響く!
GM:では、行動値17になった人形破壊者の番かな。
碧唯:取り巻きの自動人形を一掃するために《魔法の国よ》いきますかね。
セブン:それが良いでしょうな。
アッシュ:まず手前のエンゲージにサンダーシュートいきますねー。
碧唯:で、人形破壊者に攻撃するとアンジェラが庇いそうな予感がするので。《魔法の国よ》飛ばしても、あえて人形破壊者は外そうと考えます。
アッシュ:その方が良さそうですねぇ。
>人形破壊者
GM:まず自分のイニシアティブでPS《資産:戦闘員》使用。周囲のブリキ人形1グループが戦闘モードになる。更にマイナー《加速装置》《ロックオン》《エネルギーチャージ》、メジャーで射撃。対象はもちろんPCエンゲージ。(ころころ)達成値26、クリティカルならず。
セブン:(ころころ)いいとこねえな、ファンブル(笑)。
碧唯:《祭器》で魔力防御、《OS:天賦の才:魔力》でCrt値8。(ころころ)クリティカル!
GM:おおー。
碧唯:セブンまずいか。ダメージにもよるが、《シールド》でしのげないものか…ダイスは増えてるんだが。
アッシュ:こっちは技能無しなので無理ですな。むぅ、《氷の精神》はリスキーかなぁ…。
碧唯:達成値高いですからね。
セブン:あれだ、こっちでカバーする。どちらにしろ、これで魔獣化するし。
アッシュ:すみません、お願いしますー。
GM:ちなみに、人形破壊者はこんなパワーソースを持ってます。
▼パワーソース
《レルム:絆》、《資産:核部(アンジェラ)》、《資産:狂器》3、《資産:空間展開》、《資産:戦闘員》3
セブン:アッシュを《命をかけて》でカバー。
GM:灼熱の弾丸が雨霰となって三人を襲う!(ころころ)35点〈炎〉!
セブン:その一撃で魔獣化する。
アッシュ:「……くっ、すまないね」庇われて。
○現在のエンゲージ
【アンジェラ・人形破壊者・自動人形A・ブリキ人形】
【自動人形B・自動人形C】
【セブン・碧唯・アッシュ】
>アッシュ
アッシュ:では、マイナーは放棄、メジャーで手前のエンゲージにサンダーシュートで。(ころころ)達成値24。
GM:オート《精密制御》使用。(ころころころ)無理でした。ダメージどうぞ。
アッシュ:(ころころ)17点〈雷〉です。
GM:素通しで喰らいました。健在ですが、放心でこのラウンドは-5のペナルティを受けます。では、次は碧唯先生。
碧唯:《魔法の国よ》いくので、どなたかAGPの融通よろしくー。
アッシュ:了解です。
>碧唯
碧唯:「さて…夏霧君とアンジェラを何とかするにしても、周りの木偶の坊どもが邪魔っけだね」どなたか愛プリーズ!
セブン:先生の絆を固定。AGP1点譲渡。
アッシュ:「では、露払いは頼みましたよ」先生の絆を固定して愛パス。
碧唯:マイナー《魔法知識:符術》+《結界魔法》+《魔術舞踏》、メジャー《ダークネスフレア》! 人間性マイナス5。これをHA《魔法の国よ》で自動人形A、B、Cと狙える限りのブリキ人形へ!
GM:了解です。判定どうぞ。
碧唯:《OS:第七の感覚》で更にCrt値7、(ころころ)う、出目3で達成値20。《連続発ど…
GM:人形達は全員〈意志〉がないので回避できません。《黒鉄の機神》で自動人形Aはブリキ人形を、自動人形CはBをカバーリング。
碧唯:やめた!(笑)
GM:OK(笑)。
碧唯:では《収束》! 人間性マイナス7。「土から生まれたモノは土へ還れ……『魂ヲ侵ス黒』!」(ころころ)40点〈闇〉!
GM:十分すぎるほどのダメージですねぇ。自動人形AとCは魔獣化。エキストラも一旦消滅。但し、HA《超魔の命》は使いません。彼らは絆もエゴもないので。
碧唯:うぬぅ、自動人形も魔獣化残してたか。
セブン:自動人形も魔獣化するのか…鬱陶しいなあ、それは。
アッシュ:カバー要員が多いですねぇ。
碧唯:まぁ押せば倒れるか。
GM:ちなみに自動人形はルルブの[ゴーレム]相当ですが、設定上《バイオブースト》を《メタルボディ》に変更してます。おかげで《パーフェクション》も消えて、FPが低い低い…(溜息)。
碧唯:でもゴーレムは基本能力が侮れないからなぁ。
セブン:まあ、どちらにしろ早めに削らなければ、こっちが押されるなあ。
碧唯:せめて雑魚を殲滅しないことには、説得どころじゃない。場合によっては《万能なる一撃》使ってでも、残りを一掃しないと。
アッシュ:ですねぇ。厄介な敵だ…。
セブン:ここで俺が突っ込んで、前のエンゲージの敵と戦う…片方が丸々FP残しているので、こいつがカバーすると。敵は一体も削れずに、反撃だけ食らうのか。
碧唯:そしたら万能で割り込んで、範囲にダークネス飛ばしますよ。
セブン:じゃあ、その方向でお願いしましょう。
GM:個別の能力は大したことない代わりに、手数で押してくるボスです。気を抜いてると、たぶん負けます。
アッシュ:うぃ、了解です(ガクガク)。
碧唯:まず数が多い時点で気なんか抜けません(汗)。だから最初から全力全開!
>セブン
GM:次はアンジェラですが、待機。セブンどうぞ。
セブン:マイナーで前方の人形二体にエンゲージ。オート《分裂》で範囲攻撃かけつつメジャーで攻撃。
GM:どうぞ。こちらは《精密制御》で回避を試みます。
セブン:(ころころ)達成値30。
GM:(ころころころ)…って、ファンブルがよく出るなぁ(笑)。片方は惜しかったけど、両方命中です。
一同:危なかった…(笑)。
GM:っと、《黒鉄の機神》でBがCをカバー。
セブン:(ころころ)60点の〈光〉。
GM:OK、それでBも魔獣化。
碧唯:これでアタシが突っ込んでダークネスすれば、庇ったとしても1体は潰せる。
○現在のエンゲージ
【アンジェラ・人形破壊者・自動人形A・ブリキ人形】
【セブン・自動人形B・自動人形C】
【碧唯・アッシュ】
>ブリキ人形(クラード)
GM:次は…8でブリキ人形ですが、待機。更に6で自動人形が動きますけど…何かあります?
碧唯:HA《万能なる一撃》で割り込み!
GM:どうぞ。ひとまず妨害はなし。
碧唯:マイナーで移動して自動人形B、Cにエンゲージ、メジャー《ダークネスフレア》、オート《呪圏拡大》人間性マイナス12(汗)。対象は自動人形B、C。Crt値7で(ころころ)クリティコー!
GM:〈意志〉がないので回避できません。《黒鉄の機神》で自動人形CはBをカバーリング。ダメージをどうぞ…と言うまでもなく、固定値で潰れそうですが(笑)。
碧唯:「ちいっ! さすがは機械、連携が取れてるね!」(ころころ)47点〈闇〉!
GM:問題なくCは真の死。闇に呑まれて押し潰されます。
アッシュ:先生、大丈夫ですか?(汗)。
碧唯:倍振り、確定のようです(笑)。次のサンダーシュートは、後ろのエンゲージへよろしく。
アッシュ:了解しました。
○現在のエンゲージ
【アンジェラ・人形破壊者・自動人形A・ブリキ人形】
【セブン・自動人形B・碧唯】
【アッシュ】
>自動人形
GM/人形破壊者:「まずは…その目障りな魔剣使いを叩き潰せ!」ギラリと目を光らせて。
碧唯:うぬぅ…《護りの剣》を飛ばす余裕は無いかな。
アッシュ:いざとなったら《氷の精神》使いますね。
GM:自動人形AとBはマイナー《戦闘形態》、メジャー《ロケットパンチ》、オート《精密制御》。標的は両方セブンに。(ころころころ)ごめん、Aがクリット(笑)。Bは達成値22ですね。回避は〈運動〉でどうぞ。
碧唯:セブン、《電光石火》とかいきます?
セブン:Bの攻撃は《攻防一体》するしかねえかな。一度しか使えないが、ここで倒れると辛い。クリティカルの方は《スーパーアクション》で回避しよう。それで、ノーダメージで乗り切るか。
碧唯:では《氷の精神》はひとまず見送りですね。
アッシュ:了解ですー。
セブン:まずAの攻撃に(ころころ)出目11、達成値15。
GM:惜しいねぇ…。
碧唯:これで回ってたら美しすぎたな(笑)。
アッシュ:ですな(笑)。
碧唯:「しのげ、諸星君! 夏霧君を救う鍵は、恐らく君だ!」初期絆固定、セブンに愛1点!
セブン:仕方ない。今もらったAGPでHA《スーパーアクション》。クリティカル回避。Bの攻撃には《攻防一体》で回避&反撃。(ころころ)達成値29、成功。
GM:うむ。では、反撃ダメージをどうぞ。
セブン:(ころころ)62点の〈光〉!
GM:それでBも真の死。アイスラッガーが真鍮のボディを真っ二つに!
セブン:「…しぶといやつらだぜ…!」
碧唯:問題は、次の《絶対先制》+本来の手番で、人形破壊者が2連発してくるかもってことですな。
アッシュ:ですねぇ。《電光石火》で一回は防げそうですが…。
碧唯:アッシュも《彼方への門》で1回は凌げるか。
アッシュ:ええ、《マルチリカバリー》もありますし、なんとかなりそうですが…まだ安心できない(汗)。
○現在のエンゲージ
【アンジェラ・人形破壊者・自動人形A・ブリキ人形】
【セブン・碧唯】
【アッシュ】
>ブリキ人形
GM:では、待機してるアンジェラとブリキ人形。アンジェラは…行動を放棄します。ブリキ人形はエンゲージ移動して、セブンに攻撃。かぱりと開いた口から、機関銃が連射される!(ころころ)ひ、低い…(笑)。達成値13。
セブン:(ころころ)残念ながら、それでも当たってしまうのだよな。達成値12。
GM:では(ころころ)17点〈殴〉ダメージ。
碧唯:《シールド》かな、ここは?
セブン:お願いします。
碧唯:《シールド》! 人間性マイナス16。(ころころ)19点軽減!
GM:おぉ、全部防がれた!
碧唯:「空に満つる御霊よ、我が朋を護る楯と成せ!」
GM/人形破壊者:「目障りなのは、あの女もか…!」忌々しげに舌打ちする。
アッシュ:人間性大丈夫ですか?
碧唯:次ラウンド自重しよう。説得工作なら人間性は使わないし。しかしエンゲージされてしまったから、移動には離脱が必要になるのか…。
突っ込まれる前に書いておきます。碧唯先生はこのラウンドで既に1回《シールド》を使っているため、さっきの《シールド》は無効でした。
しかし今さら結果は巻き戻せないので、そのまま流しています。…どっちにしろ、セブンの体力なら耐えてますし(笑)。
GM:ではクリンナップ。何もなければ次のラウンドに。
碧唯:《魔術舞踏》のコスト、人間性マイナス18。
○現在のエンゲージ
【アンジェラ・人形破壊者・自動人形A】
【セブン・碧唯・ブリキ人形】
【アッシュ】
▼ラウンド2
GM:セットアップ。今回、こちらはなし。
碧唯:《絶対先制》は無かったか。
アッシュ:今回、ブリキ人形を狙うというのも手だなぁ。倒せるかは解らないが…。
碧唯:エキストラ上がりだから、そんなにタフではないと思いますが。
>人形破壊者
GM:行動値17で動きます。マイナー《加速装置》《ロックオン》《エネルギーチャージ》、メジャーでセブンと碧唯に範囲射撃。
碧唯:やはりかー!
GM:(ころころ)達成値28、防御は〈運動〉。
碧唯:これに《氷の精神》+セブンの《電光石火》でしのぐって手は?
セブン:…それしかないかな。
碧唯:こっちはCrt値低いから凌げる可能性もあるが、セブンはきついでしょう。
アッシュ:うぃ、了解です。
碧唯:初期エゴ反転の絆/秘密を固定、セブンに愛1点!
アッシュ:では、今の攻撃に対して《氷の精神》いきます!(ころころ)達成値27、足りないか…。
GM:お、惜しい…(笑)。
セブン:惜しいな。では、もらったAGPでHA《電光石火》。
GM:了解。では、攻撃は打ち消されました。
アッシュ:「……悪いが、それは止めさせてもらおう」助力をうけて打ち消し。
碧唯:後は《マルチリカバリー》でどのHAを復帰させるかだな。AGP1で起動できる《電光石火》が最有力かな?
アッシュ:……どちらのエンゲージに攻撃しましょうか?
碧唯:ブリキ人形をお願いしたいかな。離脱でメジャー潰れるのは痛い。
アッシュ:了解です。
>アッシュ
GM/人形破壊者:「まさか、弾道を読み切るとは…な」次はアッシュどうぞ。
アッシュ:「なぁに、私だけでは無理だったよ」マイナー放棄、メジャーでブリキ人形に攻撃。(ころころ)達成値29です。
GM:高ぇ…とにかく回避ー!(ころころ)無理でしたー。ダメージをどうぞ。
アッシュ:では、《リインフォース》使用。人間性は残り3。(ころころ)17点〈雷〉。
GM:それで真の死。電撃に撃たれて、ブリキ人形はガラクタに戻った。
アッシュ:「この程度しかできなくてすまないね。後は任せるッ」
○現在のエンゲージ
【アンジェラ・人形破壊者・自動人形A】
【セブン・碧唯】
【アッシュ】
GM/人形破壊者:「やるな…だが、これは防げまい!」HA《ブーストアップ》! セブンたちのエンゲージをクリティカル攻撃する!
アッシュ:《ヴォイド》いきます?
碧唯:よろしくー。
セブン:円谷高校の絆を固定。アッシュにAGP1点。
碧唯:「それは通すな! 潰せ、アッシュ君!」アッシュの絆固定、愛1点をアッシュへ!
アッシュ:「任された!」いただいたAGP2点でHA《ヴォイド》です。
GM/人形破壊者:「む…う!?」再び軌道予測で妨害された、というところか。こちらは終了。次は碧唯先生。
碧唯:では説得の先陣いかせてもらいます。
セブン:任せます。
アッシュ:お願いします!
碧唯:説得はメジャー使いますよね?
GM:オートアクション扱いで良いですよ。判定が要るわけじゃないし。
碧唯:らじゃーです。
GM:さあ、どんな説得を見せてくれるのでしょうか…(どきどきわくわく)。
>碧唯
碧唯:マイナー移動してアンジェラ・人形破壊者・自動人形Aのエンゲージへ突入。「アンジェラ…君はアンジェラと未琴、どちらかがシリンダーの底に沈むしか無いと言ったね」
GM/アンジェラ:「…………」
碧唯:「本当にそうなのかね? 確かに君という魂と心はニコラスが作り、未琴という魂と身体は夏霧繰人が作った別々のモノだ。だがね、君という心を得て『未琴』という存在が動き始めたのなら、それは別々の物なんかじゃなく“最初から同一のものであった”とは言えないか? 君が未琴として経験してきた全ての出来事は、未琴君のものであり、アンジェラのものでもあるんだよ」
GM/アンジェラ:「……未琴も…わたし…?」
碧唯:「心魂機関は、ただそれだけでは奈落から力を汲み上げる差分機関に過ぎない。周りの人との絆だけが、それに魂を与えるんだ。その絆を、君は繰人氏と築き上げた。彼の死に涙したことこそが、その証じゃないのかね!」
GM:その一瞬、先生にはアンジェラの瞳が揺らいで見えた。愛を渡すなら、今!
碧唯:「君がアンジェラであることを、もはや否定はすまい。だけど、夏霧未琴であることまで諦めないでおくれ!」アンジェラの絆固定、アンジェラに愛を!
GM:受領、絆チェックします。(ころころ)26で成功。「……お父…さん…っ!」瞬いた瞳から、大粒の涙がこぼれる。碧唯先生のエゴが、絆/傾倒に変化します。
碧唯:ふぅ…。そしてメジャーは、のこのこ近づいてきたアタシに襲い掛かろうとする自動人形Aに《ダークネスフレア》!
GM:了解。自動人形は避けられません! でも、命中判定はしてね(ぉ
碧唯:「ええい、いい所なんだから空気読みなよ、木偶の坊が!」(ころころ)達成値21! 人間性はマイナス21に。
GM:ダメージをどうぞ。
碧唯:《魔術舞踏》足して、(ころころ)41点〈闇〉!
GM:…特殊攻撃だから、5Lv《ニュートラルフィールド》も役立たず…。自動人形は木っ端微塵に粉砕されます。
アッシュ:……GM、私の場合、+4修正はつきませんが、説得自体は出来ますよね?
碧唯:アッシュはアンジェラ自身とは面識ありますしね。
GM:…そうですね。アンジェラになら出来ても良いでしょう。ボーナスは無しで。
アッシュ:うーむ、確率的にはどうなるか解りませんが、する価値はあるかな…。
碧唯:挑戦する価値はあると思います。
アッシュ:では、次の行動でやってみようか…。
○現在のエンゲージ
【アンジェラ・碧唯・人形破壊者】
【セブン】
【アッシュ】
>セブン
GM:次は…アンジェラは行動放棄かな。セブンどうぞ。
セブン:では、マイナーでアンジェラのエンゲージに入ろう。「…お前さんの中にいるのは、お前と同じく、親父さんが願いを込めて生まれてきたものだ…。そうして生きてきた、お前さんたちが、何もどちらかを否定することはねえんじゃねえのか…。方法があるかどうかは判らんが、それを探して足掻いてみるための時間は、もう残ってないのかい? お前さんを消すことも、未琴を消すことも、さ…造ってくれた者たちの意思とは違うものだと思う。今までもやってきたことを、もう少しだけ続けてみることは出来ないか?」
GM/アンジェラ:「…だけど…無理に両方が留まろうとすれば、過負荷で円筒が砕けてしまう。それをどうにかする時間なんて…、…お父さんも死んでしまって…どうにかしてくれる人は、もういない…」
セブン:どの辺まで何が出来るのかが全然わからんので、相手の意思をそっちに向けるようなことしか言えんのだよなあ。
碧唯:ハードウェアの問題として二つの存在が認められないとなると、その解決の手段がなぁ。
GM/人形破壊者:「…聞いてはならん! 仮初めの人格を残す方法など、こやつらにもないのだ! お前が生き続けるには、他の人格を消し去る他ない!!」
セブン:うーむ……何を言おうにも、根拠がない(笑)。
アッシュ:ううむ、困りましたねぇ。
碧唯:情報が足りんかったかな。
セブン:治せる人が必要で、それがアッシュみたいな人間でいいのなら、これ以上俺は何も言わんでアッシュに任せるべきのようだし。
GM:出来るかもしれないし、失敗するかもしれない。可能性は低い、とだけ言っておきます。
碧唯:「そうやってアンジェラの魂を取り戻すために、いったい何体の自動人形を犠牲にしてきた。ええ? 人形破壊者……いや、自動人形ロベール」
GM/人形破壊者:「…うるさい、うるさいうるさい!! 自壊した円筒を修復して、適合する心魂機関の持ち主を探し出すのに、どれほど時間をかけたと思う!」
碧唯:「自壊、だと?」ここで人形破壊者から、何かネタが引き出せるか?
アッシュ:もし有益な情報を引き出せたなら重畳ですな。
GM/人形破壊者:「創造主に死なれ、姉にすらたった一人で置き去りにされた…私の絶望が解るものかっ!! 気の遠くなるような歳月を、ただこれだけのために過ごしてきたのだ! それを今さら…邪魔だてするでないわぁッ!!」……あぁ、《ブーストアップ》使いたい…。
アッシュ:その気持ちは解りますが、止めていただきたい(笑)。
碧唯:「なるほど……人形破壊者が最初の犠牲者に、姉であるアンジェラを選んだ理由がどうしても分からなかったんだが……そもそも“破壊などしていなかった”ということかい」
GM/アンジェラ:「……わたしは…“父様”を亡くした悲しみに耐えられなくて…自ら壊れてしまったんです…」ぽつり、と。
アッシュ:「……思い出した、のか?」
GM/アンジェラ:「…えぇ…ごめんね、ロベール…」ぽろぽろと涙をこぼす。
碧唯:これで全部の関係がオープンになったようですね。後は未琴=アンジェラを救う手立てかー。…とりあえず、セブンのメジャーが残ってるんだな(笑)。
GM:そうなのよねー(笑)。
セブン:「…俺もな、お前さんのことを否定するつもりはねえよ、アンジェラ。でも、な…可能性を探って、より良い方向に歩もうとしない限り、何も変えられねえし、変わらねえ。時間がどれだけ残っているか判らんが…似たような存在であるお前さんがたが、互いを否定して滅んでいく道を選んで欲しくはねえ。…出来うるなら、共に生きていく道を探して欲しい」未琴とアンジェラの絆、両方固定して愛を渡しておくよ。
GM:了解。では、セブンへの絆チェックを。(ころころ)成功。セブンへのエゴを絆/信頼に変更します。「…セブンさん。“未琴”の友達でいてくれた…あなたを、信じます…」そして碧唯、セブンの絆をそれぞれ固定。愛を二人に渡します。
セブン:今はこれが限界だ。
GM:行動はありますか?
セブン:ああ、そう言えばメジャーアクション残っているんだっけか。
GM:忘れないでー(笑)。
セブン:…やれるのは攻撃だけなんだが、殴っても大丈夫なものかねえ?
GM:アンジェラはともかく、人形破壊者は戦闘止めるつもりがないので。
碧唯:人形破壊者に何らかのセリフを言って、それに対するリアクションとして殴る感じですかねぇ。
アッシュ:とりあえずアンジェラがカバーに入るということは無いと思いたいですねぇ。
碧唯:アンジェラがカバーに入るのが、一番恐い。
セブン:まあ、相手はドミネーターだからなあ。普通に殴ろう。
碧唯:ダメージ出す際に《武具覚醒》要ります?
アッシュ:まだ魔獣化してないんですよね、そう言えば。
セブン:ではメジャーで、もう説得はそれはそれとして、人形破壊者を殴る(笑)。
GM:どうぞー(笑)。
セブン:(ころころ)出目11で、達成値35。
GM:回避はオート《精密制御》を使用。(ころころ)おおっと、クリティカル!(笑)
碧唯:ぎゃぁーっ!!
アッシュ:ぶっ!? 6ゾロは流石にどうしようもないか…(笑)。
GM:ロベールの執念がダイスに取り憑いたようで(笑)。
セブン:やはり、敵の反応を待たない空気読めない痛い子のような攻撃は、神様は却下するのだね(笑)。
GM:ダイスの神様はドラマが大好き(笑)。
アッシュ:ある意味、凄く空気を読みましたねぇ(笑)。
GM/ロベール:「諦めんぞ…これが初めての、そして恐らくは最後の適合体…。ようやく、ようやくここまで来たのだ」瞳をぎらつかせながら、必死の形相で。「…私は……“僕”は…姉様を、取り戻す! 何としてでも!!」
碧唯:「よしなよ……アンジェラは“今”を選んだんだよ。“過去”だけが拠り所のアンタが、彼女の意思を無視していい道理は無い。アンタが最初ッからロベールとして姉を取り戻そうとしていたのなら、あるいはこんな酷い話にゃあならずにすんだかもしれないんだ」
GM/ロベール:「……貴様らが…貴様らさえ出てこなければ…ッ!」血を吐くような憎悪の声。もはや、引き下がる気配はない。しかし行動は終了。クリンナップの後、次ラウンドへ。
碧唯:《魔術舞踏》のコスト払って人間性マイナス23に。
セブン:先生がそろそろヤバイ。
アッシュ:え、それはマズい(汗)。
GM:…二倍振り確定ですな、これは…。
碧唯:うむ、そのようです(笑)。
アッシュ:先生、次は待機していた方がいいでしょうねぇ…。
GM:次のラウンドで倒さないと、奈落が見えますね。
碧唯:だが相手は、まだ魔獣化すらしてないからなぁ。
アッシュ:《万能なる一撃》を使えば何とかなるかも……。
碧唯:万能をリカバリーですかね。まぁいずれにせよ、ロベールの攻撃を凌がないことには。
アッシュ:ですねぇ…。
○現在のエンゲージ
【アンジェラ・セブン・碧唯・人形破壊者】
【アッシュ】
▼ラウンド3
>ロベール
GM:全員セットアップはなしか。ではマイナー《加速装置》《ロックオン》、飛行状態なので戦闘移動でエンゲージを離れ、セブンと碧唯に範囲射撃。
碧唯:なぬぅ!?
アッシュ:そうきたか…。
GM:このために、最初に《飛行能力》使ったのよー(笑)。…本来は、セブンの《攻防一体》への対策だったんだが。(ころころ)達成値28、回避は〈運動〉で。
碧唯:とりあえず、ここは何とか凌ごう。セブンがやばそうだから《リセット》準備かな。
セブン:先生に自力回避してもらって、失敗したらカバー。その後で《リセット》か、もしくは《マルチリカバリー》で《電光石火》回復して《氷の精神》か。
アッシュ:《リセット》の方が安いかな。
セブン:じゃあ、それで行こうか。
碧唯:ではそれで。《祭器》で魔力防御、Crt値7(ころころ)出目5、ダメだぁー!
セブン:(ころころ)回避できんが、先生を《命をかけて》でカバー。
GM:ダメージロール前にオート《ヒートハート》。FP25点まで使用。(ころころ)55点〈殴〉ダメージ。出目は酷いが、固定値は裏切らない(笑)。
碧唯:まぁ、これで押せば倒れるFPになったかな。
セブン:真の死を迎える。
碧唯:「諸星君っ!? 夏霧繰人がいない今、未琴君を支えるべき君が倒れてどうするんだいっ!」
アッシュ:初期絆固定。先生に愛パスです。
碧唯:ロベール行動済みだし、速攻起こしますか。HA《リセット》! セブン、FP1で復活!
セブン:「…ち! もう少しで三途の川を渡っちまうところだったぜ…!」FP1で復活。
GM/ロベール:「…何故だ!? 何故まだ立ち上がる! 何故ッ!」狂乱状態で機関銃を連射しながら。
セブン:「…約束しちまったからよ…友達を助けて帰んなきゃあな。一度口にしたことを曲げたら、男が廃っちまうぜ…」剣を手に立ち上がってくる。
碧唯:ではアッシュ、説得の仕上げにカモン。
アッシュ:了解。失敗したらスミマセン。
碧唯:まぁ五分五分だし、それはしょうがない。一応期待値が出るなら、人間性はマイナス40くらいまで大丈夫ではありますが…(笑)。
アッシュ:さすがにそれは恐いですよ(笑)。
碧唯:固定値が無い判定は裏切りやがるからな!(笑)
GM:ダイス1個の期待値は2です。これ経験談(ぇ
碧唯:そしたらアッシュの手番ですな。アンジェラに残った絆の数が、結果を左右しそうではあるんですよねぇ。
GM:実は、使ったアーツ分だけ、きっちり未琴の人間性減らしてます。
碧唯:今までに何使ったっけ? この戦闘に入ってからは、アーツ使ってないですよね。
GM:《フリーフェイス》を最低4回と、《自然の戒め》と《自然感知》を。
碧唯:う、《フリーフェイス》4回は痛いな…。
GM:ちなみに、エゴが絆になる前に人形破壊者を攻撃した場合ですが。「やめて…御主人様を傷つけないでぇッ!!」と、《自然の戒め》を範囲がけする予定でした!(笑)
碧唯:ロベールを範囲から外しておいて良かったぁー!(笑) カバー警戒で外していたんだが、結果オーライだったなぁ。
○現在のエンゲージ
【アンジェラ・セブン・碧唯】 【人形破壊者】
【アッシュ】
>アッシュ
アッシュ:では、マイナーでアンジェラにエンゲージします。「……やぁ、アンジェラ。初めて会った時も、こんな風に時計の下に立っていたねぇ」いきなり話し出す。
GM:アンジェラはただ、悲しげに微笑む。
アッシュ:「その時のキミはただ、純粋に“御主人様”を待っていた。約束を信じてね。そして、未琴として会った時のキミは、純粋に“お父さん”を心配していた。別にお互いに否がある訳でも無いのに、こういうことになってしまった。哀しいねぇ」陰りを帯びた笑みを浮かべ。
GM/アンジェラ:「…えぇ」こくり、と頷き。
アッシュ:「私はね、キミたち“二人”が共存できる確率は低いと解っていても、その低い確率に賭けてみたいと思っているんだ」
GM/アンジェラ:「…だけどそれは、本当に奇跡的な確率ですよ…?」
アッシュ:「私も心魂機関を内蔵した人形だ。その難しさはよく解っているつもりだよ。だけど、それでも賭けてみたいんだ。キミたちが共存できるように、私も全力で協力するさ。嘆くのは、それからでも遅くないと思うよ」
GM/アンジェラ:「…それで失敗したら…どうします?」少し微笑んで。
アッシュ:「失敗する、なんて考えるモノじゃあ無い。信じればいい。キミたち二人の父が造った自らの身体を。キミたちが二人の父を信じるようにね」
GM:うむ、ではそろそろ愛を。その結果次第で返答を決めよう。
アッシュ:では、アンジェラの絆を固定。愛をパスです。
GM:まずアッシュへの絆チェック。(ころころ)18…惜しい。
アッシュ:ううむ、独善っぽくなってしまったか…まぁ、仕方がない(苦笑)。
碧唯:ダメか…。
GM:では更に、台詞に出てきた『二人の父』への絆チェック。(ころころころ)繰人のは失敗…“父様”へのエゴだけは絆に出来たか。ではそれを固定してアッシュに愛を。
アッシュ:受領します。
セブン:判定ならば…《マルチリカバリー》で《電光石火》増やして、クリティカルに出来ないかな。
碧唯:マルチをここで消費するのが吉と出るか凶と出るかですね。絆判定には使用できますでしょうか、GM? 出来るなら、後はアッシュ次第。
GM:んー、やります? それとも進めます? …て言うか、それなら貰った愛で振り直せるか。
アッシュ:……あ、そうなるのか。
GM:では、アッシュへの絆チェックを振り直し。(ころころ)お、20。ギリギリ成功(笑)。
アッシュ:ギリギリだー!
セブン:よし!
碧唯:入ったぁー! これで絆4つか。
アッシュ:これでマシになったはず!
碧唯:セブンが2点愛を投げてましたしね。
GM/アンジェラ:「…信じさせて、くださいね?」涙を浮かべながら、笑顔で。
アッシュ:「ああ、全身全霊、全ての力を注ごうじゃないか」
GM:では、アッシュの絆も固定して、その分はセブンにあげましょう。
セブン:受領。
碧唯:マルチが残ったから保険はできたな。
アッシュ:ですねぇ。では、とりあえずロベールを撃つかな(笑)。
碧唯:《ヒートハート》でFP削ってるから、出目次第では落とせるか。
GM:ではアッシュ、メジャーをどうぞ。
アッシュ:「……さて、哀れなる人形破壊者よ。心苦しいが、退室願おうか…」メジャーでロベールに攻撃。(ころころ)達成値23。
GM:オート《精密制御》を使用。(ころころ)達成値21、命中。ダメージをどうぞ。
アッシュ:オートで《リインフォース》を使用。人間性マイナス1。(ころころ)23点〈雷〉です。
GM:魔界礼服+オート《ニュートラルフィールド》で2d6+12点ダメージ軽減。(ころころ)5点通って…3点残った!
アッシュ:げげっ!?
碧唯:げふ、ニュートラルがあったか! うぬぬぬぬ、シャイニング撃って魔獣化まで追い込んでおくか。その後セブンがHA絡めて一気に攻め落とせば、このラウンドでケリが付けられる。
アッシュ:先生、帰ってきてくださいね…。
GM:ほ、ほどほどにね…(笑)。
碧唯:そうでなくても、マルチで万能戻してセブンにかければ…。
アッシュ:そうした方が、先生の負担が少ないかな。
碧唯:どうせこのラウンド持ち越したら、クリンナップで人間性減るし。シャイニングで3点減るのは必要経費だ!
○現在のエンゲージ
【アッシュ・アンジェラ・セブン・碧唯】 【人形破壊者】
>碧唯
碧唯:「父を喪ったアンジェラが悲しみから壊れたように、姉を喪ったアンタも既に壊れていたんだね、ロベール」
GM/ロベール:「僕は…姉様を取り戻すんだ…絶対に…」全身ボロボロになりながら。
碧唯:「それは同情すべき事かもしれない。けど、ケジメは付けさせてもらうよ。あの時壊された子だって、奪われて良い命じゃなかったんだ」マイナー無し、メジャー《シャイニングレイ》! 人間性マイナス26。Crt値7で(ころころ)クリティコー!
GM:い、いちおう技能はある!(ころころ)無理だー!
碧唯:「もう疲れただろう、そろそろお休みの時間だよ……『魂ヲ灼ス白』!」(ころころ)35点〈光〉!
GM:それで魔獣化! 老人の外装が消し飛び、中からは老朽化してあちこち砕けた、白髪の少年型人形が現れる。「姉様を蘇らせて…また、昔みたいに…暮らす…」HA《超魔の命》、罪10点使用!
碧唯:「すまんね、アンジェラ。彼をこの妄念から解き放つには、楽にしてやるしか手が無いようだよ」
GM:アンジェラは弟の無惨な姿に、涙を流して俯く。「…わたしたち姉弟は、もう死んだ身です。…解放してあげて、ください…」嗚咽を漏らしながら。
碧唯:よし、セブンに愛を投げる準備は出来た。
セブン:一撃では沈まないな、多分。ここで沈めるなら、マルチに頼ることになりそうな。
アッシュ:ですねぇ。
碧唯:アッシュはマルチ用のAGPはあります?
アッシュ:ありますよ。
碧唯:では残りは全部セブンに回すか。
○現在のエンゲージ
【アッシュ・アンジェラ・セブン・碧唯】 【人形破壊者】
>セブン
セブン:「…お前さんも、哀れだが…もう終わりにしようぜ。…潰魂剣で、送ってやる…。苦しみの輪廻の輪から解き放ってやるぜ…」
碧唯:「……頼めるかね、諸星君。正直アタシは“開きすぎ”ちまって、これ以上はキツそうだわ」未琴と繰人と人形破壊者の絆固定、愛3点をセブンに!
アッシュ:「任せたよ、私もそろそろガタがきているみたいだ…」セブン、人形破壊者の絆固定。セブンに愛2点パスです。
セブン:マイナーでロベールにエンゲージ。然る後に攻撃。(ころころ)達成値30。先ほどからダイス目が微妙だ(笑)。
GM:オート《精密制御》を使用。(ころころ)達成値18、命中。ダメージをどうぞ。
セブン:では、オートで《超逆境》、《死神の刃》を使用。運命のエゴを固定、罪1点に変換。繰人の絆を固定、この1点をアッシュに渡した後で、絆を昇華。もらったAGPと合計10点でHA《剣魂一擲》!(どざららららーっ)〈魔〉の211点!!
GM:ぐおっ!?
碧唯:ぶは! す、凄まG…。
アッシュ:少し残るか…?
GM/ロベール:「…諦める、ものかぁぁあっ!!」HA《鏡の身体》! 今のダメージの半分を、PC全員に!
アッシュ:ぶっ!?(笑)
碧唯:マルチでヴォイド復活だ!
アッシュ:了解!「……こちらも諦める訳にはいかないッ!?」HA《マルチリカバリー》で《ヴォイド》復活。更に初期エゴ固定してHA《ヴォイド》!
GM:それは…打ち消されました。
アッシュ:演算プログラムをフルドライブ! 紙一重で避ける位置へと誘導します!
碧唯:これで倒れてなかったとしたら、ちと拙いな。
アッシュ:ですね…なんとか耐えるしか……。
セブン:微妙に残っていると思いますよ、多分。
碧唯:マルチを切ってしまったから、もう万能で割り込むわけにはいかないが。それでも今のをもらうわけにはいかんかった。AGP10で超魔だからFP+200で、体力が11以上あるかどうか…。
凄まじい閃光と爆発が真夜中の校舎を揺るがし…ようやく煙が晴れた時。
人形の視界に、邪魔者は誰一人映らなかった。
「…は。ははは、はは……やったよ、姉様。邪魔する奴は…みんな……」
……しかし。それっきり、ロベールは動かない。
セブンの潰魂剣は、ロベールの魂…心魂機関を、文字通り粉砕していたのだ。
GM:…えー、ロベールは射撃特化のフルメタルトゥルーでして。【体力基本値】は10だったのです。つまり、1点オーバー!(笑)
碧唯:うわぁぁぁああ、ギリギリだあ!
セブン:おお、ギリギリで勝った。
アッシュ:せ、セーフ(冷汗)…凄いやセブン!(笑)
GM:かくて、戦闘終了!
セブン:やっぱりロボットと戦うとギリギリなんだな、セブンは…(笑)。
GM:…では、恐怖の人間性回復のお時間でございます。
セブン:マイナス6で、絆4個。(ころころ)5で生還。
アッシュ:私はマイナス1なので帰ってこれるが……。
碧唯:当然のように倍振りいたします(笑)。絆は7つなのでダイスは14個。(ざららーっ)22! はい余裕(笑)。
一同:お帰りなさーい!!(笑)
碧唯:倍振りしてなければアウトだったけどねー!
アッシュ:先生、いつも人間性が危ないイメージがあるよ(笑)。
碧唯:お、おかしいな、今回は支援に徹して人間性は余裕がある予定だったんだが…。
GM:いつも重いコンボを連発するから…(笑)。
碧唯:ともあれ、ただいまー(笑)。ところでアンジェラは絆4つでアンパイだったんだろうか?
GM:あぁ、そうですね。現在マイナス5なので、倍振りで自動的に生還します。戦闘でアーツ使ってたらやばかったですけど(笑)。ちなみにアンジェラが堕ちた場合、補助心魂機関は停止。未琴は感情と魔力を失い、フルメタルトゥルーになるところでした。
アッシュ:おお、そこから再スタートかぁ…。
GM:その他にも、絆がエゴの数を下回れば未琴はキャラロストとか…。まぁ、そんなフラグが用意してありましたが。
碧唯:1個差だったのか、危ない危ない。
アッシュ:振り直しが成功してよかった……。
GM:では、エンディングに移りたく思います。
■エンディングフェイズ■
●シーン13 『時計仕掛けの魔法』 共通ED
○夜の校庭
GM:アンジェラは、動かなくなった弟をじっと見つめている…。そっと、永の別れを告げるように…。
碧唯:彼女の気が済むまで、別れを惜しませてあげよう。別れ別れだった時間の埋め合わせにはならないだろうけど…。
アッシュ:「……彼も、これで安らかに眠ることができたのかね…」タバコに火を付けつつ呟こう。
GM:では、暫し経って…彼女は振り返る。「お願いです…最後に、あの人…“お父さん”の傍に連れて行ってくれますか?」
碧唯:「元々そのつもりだったよ。彼にもちゃんと別れを言うべきだ」
セブン:「…ああ。じゃあ、行こうか」
GM:では、キミたちはアンジェラを伴って夏霧家へ向かった。…この場合、ロベールの残骸はどーなるのだろう?
碧唯:回収はしておこう。死霊課とか情報処理課にかぎつけられたら後々面倒だ。
アッシュ:ですね……特に情報処理課はマズい。
碧唯:後で七尾ちゃんに首実検してもらって、人形破壊者を倒した証拠にするのだ! ぐふふふふふふ!
アッシュ:先生……ちゃっかりしてますね(笑)。
○夏霧家
GM/アンジェラ:「…お父さん…」物言わぬ繰人を見つめて。
アッシュ:「……彼は、最後までキミのことを案じていたよ。……本当に、いい父親だったんだねぇ」目を伏せて。
碧唯:「彼をお父さんと呼んでくれるんだね。ならやはり、君は未琴でもあるんだよ」
GM:アンジェラは部屋の隅へ行くと、机の引き出しを開けた。…どうも、何かを探しているらしい。
セブン:「…こいつを、探してるのか?」鍵を出そう。
GM/アンジェラ:「…セブンさん…それ、どうして…」
セブン:「親父さんが、さ。未琴の望みを聞いて…『今の未琴を選ぶのなら、使ってくれ』と渡してくれたものだ…」
GM/アンジェラ:「…お父さんが…」繰人を見る。
碧唯:「それの保管場所を知っていたと言うことは、それが何なのかも知っているということだね」
GM:やがて彼女は、何かを決意したように顔を上げ…貴方達を見つめる。
アッシュ:「鍵を使うつもりかい?」
GM/アンジェラ:「……はい」頷く。
セブン:「…それが、お前さんの望みなんだな」
碧唯:「繰人氏は、それを使えばまた心魂機関が初期化されると言っていた。それが意味するところを分かって言っているのかね? 使えば今度は、諸星君との思い出も消えてしまうんだよ。アッシュ君との思い出もね」
GM/アンジェラ:「……解っています。それを使えばまた……だけど。……それでも…“わたし”はもう…大切な人を、喪いたくないんです」
アッシュ:「……そう、か。私は、キミが決めたことには反対できないよ。約束、だからねぇ」寂しそうに笑い。
GM:アンジェラはベッドの傍に行き、繰人の手を握る。白い髪を掻き上げると、そこには小さな鍵穴が。「…その鍵を差し込んで、右に回してください。ゼンマイを巻くように…」
セブン:「…こいつは元々、お前の望みを叶えるためにあるんだ。…思うようにしたらいい」そう言って、鍵穴に鍵を当てる。
碧唯:「大切な人を持つから、喪う悲しみを味わう―――それから逃げるための手段としてその鍵を使うつもりなら、使わせたくはなかった。…だが、それだけじゃないんだね」
―――そう、逃げるのではなく…“新しい可能性”を探すために…。
GM:カリリ、カリリ、カリリ…と鍵を回して手を放すと……やがて、ゆっくりと逆方向に回り出す。「その鍵が解き放つのは…数秘術と錬金術で作られた“わたし”に使える…最後の力」
碧唯:カバラ・プログラム! ネオ・グランゾンか!(違
アッシュ:縮退砲!?(笑)
GM:ここでアンジェラ/未琴はHA《世界霊魂》を使用する。対象は自分自身と、夏霧繰人。
「本当なら、作動している心魂機関を初期化する方法なんてないんです…。
それが出来るのは……わたしの円筒に宿る、“時を戻す力”だけ―――」
ゼンマイはだんだんとその回転を速め……二人の時が、巻き戻る。
●シーン14 『見えない歯車』 アッシュED
○公園
その後、アッシュはアンジェラと最初に出会った公園を訪れた。
白い髪の少女は、もういない。まるで夢のように、この世界から消えてしまった。
アッシュ:「……」時計の下で、何もせずにぼーっとしている。
昼間の公園は賑やかだ。連休であることも手伝って、親子連れの人々が思い思いに遊んでいる。
その中には…幼い姉弟の姿もあった。
転んで怪我をしたのか、泣いている弟に姉が近寄って…「めっ」と。
アッシュ:「………」その姉弟に重ねて見てしまうな。そしてそんな自分に苦笑する。「……ここに居たらまた会えるかもしれない……感傷だな」頭を振ってその場から離れようとする。
幼い姉弟と、あの自動人形を重ね…立ち去るアッシュ。
…だが、ある意味“アッシュ自身もロベールと似通った境遇”であることは…気付いているのか、いないのか。
―――もう一人の『模倣犯』。人形破壊者もまた…そんな存在だったのだと。
●シーン15 『今はもう動かない…』 碧唯ED
○碧唯の自室
GM/七尾:「ご苦労様。連絡もらって“人形破壊者”の残骸も無事回収。ミッションコンプリート!って感じかしら」細かい事情を知らない七尾は、明るい口調で電話越しに告げる。
碧唯:「ん? ああ、うん、そうだね。本当に中村君には感謝しているよ」
GM/七尾:「……どうしたの? 長年の仇敵を追い詰めて討ち取った、って割には浮かない声音だけど」
碧唯:「ンなことは無いよ。あの子の仇が討てたことで、胸のつかえは下りたさ。ま……今回は色々思うところがあったのも、確かだけどね」
GM/七尾:「…んー、相手にもそれなりの事情があって同情したとか?」
碧唯:「同情とは違うさ。そうさね……。なぁ、中村君。君はアタシが何者だと思うかね?」
GM/七尾:「保健室のヌシ。えるろい言動の女教師。近隣の生徒達に怖れられる戦慄の女帝…」(一同笑)
アッシュ:二つ名が増えていきますねぇ、先生(笑)。
碧唯:「OK。君がアタシの事をどう認識しているのか、心底理解したよ」
GM/七尾:「…でもって、意外と情に脆い妙齢の女性、かな?」
碧唯:「―――遠い遠い昔におっ死んだ女が石ころに宿って、あまりに長い年月その中に入ってたんで、人間だったってことも忘れちまった。…ちょっとね、そんなのとよく似たオチだった。ただそれだけの話さ」
GM/七尾:「……なるほどね。…あたしは人間だから、先生の気持ちが解るなんて口が裂けても言えないけど…、……いつものショットバーで、お酒に付き合うくらいは出来るわよ?」
碧唯:「話が分かるじゃん。そうね、今夜はトコトン飲み明かしたい気分だわ」
GM/七尾:「ん、それじゃ今夜…いつものとこで。料金はワリカンねー」
碧唯:「あいよ。それじゃ今夜は中村君に、アタシの人間性についてとっくりと教育してさしあげようかね」
GM/七尾:「あっはっは、お手柔らかに。今後ともハンターズブラッドを御贔屓にね〜」そう言って、電話は切れた。電気スタンドの明かりが、暗い部屋に先生の影絵を映し出す。
碧唯:受話器を電話に戻して。「―――酒で憎しみを追い出すって言ってたのは、どこの符術師だったかね……さしずめアタシは、後悔を追い出すことになるのかしらね」
「…苦い酒になりそうだよ」
溜息から暫し経ち、扉がバタンと閉まる音がした…。
アッシュ:……どうも、自分の鏡像と重ねて見てしまうなぁ、今回のNPCは……。
GM:その辺、狙って選択しましたから…(笑)。
アッシュ:では狙い通りですよ、今の精神状態(笑)。
●シーン16 『心の在り処』 セブンED
○夏霧家
あれからすぐに手術を受けて、夏霧繰人の容態は快方へと向かった。
図らずも、『あと半年早ければ助かった…』そんな医者の言葉が証明されたわけだ。
碧唯:繰人の病状悪化って、未琴にかまけてて自分をほったらかしだったせいなんですよね。
GM:まぁ、実は末期ガンが転移した状態で気付くのに遅れたんですよね。
碧唯:だから巻き戻せば間に合うって寸法か。
アッシュ:成る程…しかし、その代償も大きかったねぇ…。
碧唯:ルール的には《世界霊魂》での復活だけど、巻き戻しってことは繰人も今回の事を覚えてないのかな。
GM:そして…アンジェラは再び円筒の奥底に沈み、未琴はセブンと出遭う前の……“生まれたばかり”の状態に戻っています。
セブン:ふむ。…では、まずは夏霧家の前まで行くかな。そして、玄関前まで行くが、そのドアは叩かず、手にしていた包みだけを置いていこう。包みには『入学祝 友達より』とだけ書いておいて。
それは、セブンから友人に贈る、たぶん最後の思いやり。
だが……彼は知らない。
もうすぐ、学校に通わせてもらえる…未琴と父親のささやかな『約束』が、決して果たされはしないことを。
元より、一年ごとに記憶を“初期化”されてしまう未琴は、学校などに行ける身体ではなかったのだ。
だから…あの『約束』は繰人の嘘。寂しがる娘を見かねて父親が吐いた、せめてもの慰め。
GM:では…セブンが包みを置いたところで。どんがらがっしゃーん! …と、家の中で何かが派手にすっ転んだりぶつかったりする音が。
セブン:その音を聞いて、小さく微笑むと。「…ま、忘れたからって全部が終わったわけじゃねえやな。生きてりゃ、またいつか…」
GM:するとバタン、と扉が開いて「行って来まーす!」と言う聞き覚えのある声が。「…って、きゃあ!?」置いてあった“何か”に蹴躓く。
セブン:転びそうになるなら、その前に手を掴んで助けよう。
GM/未琴:「…えぇと…ごめんなさい。ぶつかっちゃいましたか?」腕に掴まって、セブンを見上げる。
セブン:「いや。足元に気をつけな。あんまりそそっかしいと、親父さんが心配するぜ」そう言って、背中で手を振って去っていく。
GM/未琴:「はいです。…この包みにつまずいたんですね。誰が置いたんだろう…?」包みを拾って首を傾げる。
「……入学、祝い…?」
見覚えのない筆跡で書かれた、心当たりのないプレゼント。
「…………あれ?」
どうしたものか、と包みを眺めていた未琴は…ふと、頬を流れる雫に気付いた。
「……変なの、何で…わたし、泣いてるんだろう…?」
悲しいのか嬉しいのか……自分でも解らない。
拭っても、拭っても…涙は止まらず、流れ続ける。
ただ…懐かしいような、切ないような。
そんな感情が、未琴の胸を満たしていた…。
ちくたく、ちくたく、時計は回る。
ぐるりと一周、元通り。一日前と同じ針。
だったら、どこが違ってる?
色も匂いも手触りもない。誰も見てすらいないのに。
それは“ある”のだと貴方は言う。
だったら、それは“どこ”にある?
かちこち、かちこち、時計は動く。
一見、いつもと同じ日々。
答えはきっと、すぐそこに。
たとえ、今は見えないとしても―――。
Beast Bind New Testament
『心の在り処』
THE END
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