■ミドルフェイズ


●ミドル1 『桜の下には…』   シーンプレイヤー:なし   登場難易度:全員登場

ミュスカ:おや、最初から全員登場とは。
GM:ここは、情報収集判定のみのシーンです。演出とかはすっ飛ばして、各自一回ずつ情報判定やって貰います。
星牙:ふむふむ。
ミュスカ:情報判定する順番はハンドアウトの順番でしょうか?
GM:うーん、オープニングの順でもPC番号順でも。どっちが良いかな?
イエル:それはGMが決定すればいいと思いますよ。
GM:ではオープニング順にやりましょうか。桂さん、どうぞ。

>桂
桂:技能指定はありますか?
GM:ものによります。『さくら』は〈情報:噂話〉、『公園の噂』なら〈情報:噂話/ネットワーク〉で。ミュスカ辺りなら『御劔神父』は〈情報:警察/魔物〉で調査可能。
桂:目的としては梢の発見なわけだけれど…さて。
GM:これは『予め、どのようなことを知っていたか』ということですので。ちなみに、今後もミドルで情報収集の機会はありますからご安心を。
桂:あらかじめ…なら、公園の噂が自然かな。外堀。(ころころ)達成値16で。
GM:おお、高い。

>公園の噂   〈情報:噂話/ネットワーク〉
達成値5:
桜がとても綺麗な公園。しかし整備されてなくて不気味なので、夜に来る人は殆どいない。
達成値8:最近、この公園にまつわる不気味な噂がある。それで余計に人が来なくなっているようだ。
達成値10:噂の内容は、「死者が蘇る」、「死んだ肉親に会える」、「蘇った死者に連れ去られる」など。
達成値12:共通しているのは「死んだはずの誰かに会う」という点。有名な『死体が埋まっている』のバリエーションだろうが、目撃談に妙なリアリティがあるためか、本気で怖がる人も多い。


GM:以上、全て出てます。ただし、桂に渡す分は…ね。
桂:知り得ない何かがある、と…。「…ん…」
ミュスカ:他の人がフラグ立てないといけないと言うわけですか(笑)。
GM:ふふり(笑)。
イエル:GMが妖しい笑みを(笑)。
星牙:ふむふむ。
GM:では、次の方ー。

>星牙
GM:今の段階で星牙が知ってるかも知れないのは…『公園の噂』かな、やはり。梢とは初対面で、『とおる』とは会ってすらいないし。
星牙:そうなりますか。個人に関しては知らないでしょうし。
GM:では、どうぞ。技能は同じで。
星牙:〈情報:噂話〉で(ころころ)達成値16。
GM:これまた高い(笑)。
星牙:後半が怖い(笑)。

>公園の噂   〈情報:噂話/ネットワーク〉
達成値5:
桜がとても綺麗な公園。満開の時期には、夜でも花見の客が絶えない。
達成値8:「櫻の樹の下には…」というのは都市伝説の定番だが、この公園の桜にも幾つかの噂がある。
達成値10:噂の内容は、「死体が埋まっている」や「死んだ肉親に会える」、「神隠しに遭う」など。
達成値12:二十年ほど昔、この公園で実際に何人もの人間が行方不明になっているらしい。


GM:情報は以上で。
星牙:むぅ、過去の話が絡んでくるのかどうか…了解です。

>ミュスカ
ミュスカ:御劔の標的と言うか今回の任務が知りたいのですが、これも彼を調べたら出てきますかね?
GM:んー、これはあくまで『前から持ってた知識』という方向なので。今回の任務は判らないかと。
ミュスカ:了解、ならば彼個人について知っていた事を思い出しましょう。技能は警察か魔物でしたっけ?
GM:御劔神父については〈情報:警察/魔物〉でどうぞ。
ミュスカ:実はハンターなのに〈情報:魔物〉が無いので〈情報:警察〉で(笑)。(ころころ)わぉ、達成値12。出目低いけど、このまま行きますか(笑)。
GM:ふむ。それでも全部出てます(笑)。

>御劔神父   〈情報:警察/魔物〉
達成値5:
フルネームは御劔徹 みつるぎ・とおる。33歳。ブラックコート所属で聖剣の使い手。
達成値8:中学生の頃に事故で両親を亡くし、親戚に引き取られた。旧姓は久我山。
達成値10:両親が死んだ数ヶ月後、別の親戚に引き取られた妹が、行方不明になっている。
達成値12:妹は魔物絡みの事件に巻き込まれたらしい。今の仕事に就いたのも、それが動機のようだ。


GM:以上で。
ミュスカ:了解、PL的に重要な情報GETだぜー!(笑)
星牙:…時系列にズレが出てるのが鍵と。
桂:デジャヴュ起動中…PLが。

>イエル
GM:次はイエルね。
イエル:うぃ。やっぱり公園の噂についてが一番自然かな?
GM:まぁ、全部出てますけどもね(笑)。一応振っておきます?
イエル:ですねぇ(笑)。でも、それ以外は無理っぽいし…振りますね。(ころころ)期待値、達成値15。こんなものか。
GM:はい、それで全部出ました。

>公園の噂   〈情報:噂話/ネットワーク〉
達成値5:
桜がとても綺麗な公園。満開の時期には、夜でも花見の客が絶えない。
達成値8:「櫻の樹の下には…」というのは都市伝説の定番だが、この公園の桜にも幾つかの噂がある。
達成値10:噂の内容は、「死体が埋まっている」や「死んだ肉親に会える」、「神隠しに遭う」など。
達成値12:二十年ほど昔、この公園で実際に何人もの人間が行方不明になっているらしい。


GM:以上。内容は星牙と同じ(笑)。
イエル:了解です。
GM:では、このシーンはここまで。絆チェックも省略して次のシーンへ行きます。
星牙:というか、誰とも話してませんしな(笑)。



GM:…さて、実はここからが問題だったり。
ミュスカ:どんな問題が?
GM:今回はちょっと変なことをしますが、温かい目で見守ってもらえると幸い。
星牙:ふむむ?
イエル:ふむり? まぁ、了解です。

 今回、ミドルフェイズは(一部を除いて)ランダムイベントとなっております。
 シーンプレイヤーに指定されたPCは、登場後に1d6を振ってください。
 登場難易度は基本的に12。但し、『一度会ったPC同士』は同行者指定可能。


イエル:な、何だってー!?
星牙:それは素敵だ(笑)。
ミュスカ:星牙が一番合流しにくいですね。二番目は小母さんだよ(汗)。
GM:ということで、最初は…やっぱり桂さんから行きますか。



●ミドル2 『既視感』   シーンプレイヤー:桂   登場難易度:12

○夜の公園


桂:カオス招来…(いっころ)6。
GM:わお、いきなりか!(笑)
イエル:さて、どうなるんだ?(ワクワク)
GM:6はトラブルイベント発生です。もう一度1d6を振るべし。
桂:宣言通り、招来。
星牙:流石だな(’’
ミュスカ:ピンポイントで美味しいイベント起こしてませんか?(笑)
桂:なにか。(いっころ)3。
GM:3は…比較的、無難なところが出ました。

 トラブルイベント―――3:昔の光景が見える(想い出の場面を描写すること)。

GM:…ということなので、何か適当な想い出が走馬燈のように。
イエル:走馬燈はマズい(笑)。
ミュスカ:って走馬灯だと死んじゃうから!
桂:よくあることよくあること。
GM:さて、あなたの場合は…

桂:「……」何やら、首を振った。
GM:(少し考えて)そうですね…この公園に、何やら嫌な既視感を感じます。何処まで行ってもこのままのような…この先に起こることが全て判ってしまっているような…そんな感じ。
桂:ぎり、と唇を噛む。
GM:具体的に何が起こるかは判らないけど、行き着く先は常に悲劇。そんな気がしてならない…。
桂:「(…それでも。…何度でも…私は、私が、望むように…)」強く、拳を握りしめ。

GM:とまぁ、イベントは以上で。リアクションが終わったら、最後に謎のポイント1d6を振って下さいな。
桂:来たれ(いっころ)5。
GM:うむ、5点加算…と(書き書き)。絆チェックとかはありますか? エゴをひっくり返すとか。
桂:公園に絆…終わらせる。とてもアバウトなことを言っている…。予感だけで具体的なことが分からないから。
GM:振るならどうぞ。振らないなら、次へ行きます。
桂:ああ、今回は振るんだっけ。(ころころ)21。
GM:様子見する手も…遅かったか。では、その絆でよろしくて?
桂:それで。最初は浄化と書いたのをちょっとばかり変更しつつ。
GM:それじゃ、次のシーンへ。

▼絆/エゴの変化
桂:公園に絆/終わらせる、を取得。



星牙:どっちをっ 向いても悲劇〜♪(歌うな
イエル:後ろを向くと惨劇〜♪(悪ノリ
星牙:…とりあえずキャプテンフューチャーは古い、と(何



●ミドル3 『神隠し』   シーンプレイヤー:星牙   登場難易度:12

○公園内


GM:では、1d6どうぞ。
星牙:OK、多分こちらは普通の出目だ。(いっころ)5。
GM:ふむ、では。

 イベントチャート―――5:近くにいた花見客が目の前で消える。

GM:何やら、空間の歪みに呑み込まれたみたいな感じです。
星牙:「…え?」ちょっとその方向に近寄ってみますが。
GM:近づくと、向こうの光景がゆらゆらと歪んで見えます。それがだんだん小さくなろうとしている。…何か、しますか?
星牙:む、それは後先考えずに突入したいかも。流石に人が消えたのは見過ごせない。
GM:ほほう、ではもう一度1d6をどうぞ。
星牙:突入ーッ!(いっころ)5!
GM:……(チャートを見た)……ぶはっ!?(笑)
イエル:ど、どうしたんだろう…?(笑)

 チャート結果―――5:ここ数日の記憶が消え去る。

星牙:げふッ!?(一同爆笑)
イエル:って、うわー!?(笑)
ミュスカ:ガランゴロンガランゴロン、大当たりー(笑)。
GM:あ、でもこれは『花見客に起きた出来事』だから…追いかけてみると、花見客は道の真ん中でぼけーっと立っています。星牙の記憶は無事です。今回は(笑)。
桂:今回は。
星牙:うむ、今回は(’’
イエル:次回を楽しみにしないとね(笑)。

星牙:「と…ちょ、ちょっと皆さん?」目の前で手を振り振り。
GM/男:「…あれ? 俺…こんなとこで何してんだ? て言うか……ここはどこ?」
星牙:「…お花見に来てたんだと思うけど…ちょっと酔いが回ってるんじゃない?」適当に言い繕って、にぱっと。
GM:で、周囲を見ると、場所は公園の中ですが。いつの間にか、とっぷりと日が暮れていたり。
星牙:まぁこれで、ようやく怪しげな事象に気付いた(ぁ
GM/男:「そ、そう…だったかな? 休みだったっけか……なんか、言われてみればそんな気も…」ともかく、男は首を捻りながら歩き去っていきます。
星牙:「ん、帰りは気をつけてー」と手を振って。自分はちょっと厳しい顔で人探し続行。

GM:特にPCから演出なければ、最後に1d6を。
星牙:謎ダイス(いっころ)4。
GM:はい、4点加算と。了解(書き書き)。…ていうか、他の人は登場トライしなくて良いの?
桂:…お?
イエル:私は出る動機が無いんですよねぇ。謎空間に巻き込まれたっぽいし…。
ミュスカ:んー、今は出る理由が見当たらないのでスルーしてました。
桂:…登場判定とか、あったっけ、このゲーム。
GM:何のために、私がシーンごとに『登場難易度:12』とか言ってたと…?(笑)
星牙:ルルブp158参照(’’

GM:ともかく、絆チェックなどありましたら。
星牙:んー今回は無しで。
GM:では、次のシーンへ。



●ミドル4 『消えた少女』   シーンプレイヤー:ミュスカ   登場難易度:12

○公園内


GM:ではダイスを。
ミュスカ:♪何が出るかな? 何が出るかな?(いっころ)4、順当にイベントを消化しているようです(笑)。

 イベントチャート―――3〜4:花見客と出会う。情報収集可能。

GM:というわけで、噂話を集めたり、情報屋に電話して話を聞いたり出来ます。
ミュスカ:ふむり、判定項目はどうなるのでしょうか?
桂:見るからに噂話っぽい。
GM:例えば…情報収集で出たキーワードに関して、調べてみるとか。
ミュスカ:なら、御劔の妹に関して情報収集します。
GM:〈情報:警察〉でどうぞ。
ミュスカ:小母さんの【社会】修正上げておいたほうが宜しいかしら?(ころころ)達成値13、安定していると言うべきか(苦笑)。
GM:うむ、全部出ますな(笑)。
星牙:しかし状況次第で出ようと思ったが…PCの予定通りにミュスカと合流するのは面白くないな(笑)。まぁダイス目次第だが!

>御劔神父の妹   〈情報:警察〉
達成値5:
名前は久我山梢 く が や ま・こずえ。当時、小学一年生。両親の事故死から数ヶ月後、行方不明となった。
達成値8:『さくら』という友達に会ってくると公園へ出掛けたっきり、帰ってこなかったらしい。
達成値10:両親の死をよく理解しておらず、「もうすぐ会える」などと養父母に話していたという。
達成値12:どうも『さくら』とは当時、公園に棲んでいた魔物だったようだ。梢は魔物に連れ去られたか、殺された可能性が高い。


GM:情報は以上、by死霊課。
ミュスカ:長沢辺りから聞きだしたということで(笑)。
GM:ちなみに公園というのは、今いる『ここ』のことです。
桂:……そうか。私、まだ前世かも(ぇ
イエル:やっぱり時間軸がずれてましたねぇ。さてさて、面白くなってきたねぇ。
桂:歯車が噛み合ってゆく。
星牙:噛み合う歯車をそれぞれ持っているが、問題は…それを持ち寄らにゃいかんのよな(笑)。
桂:まだ、桂ですらないのかも知れない。固有名詞一切出してなくて良かったぜ。

ミュスカ:「ふぅん、ただ純粋に仕事じゃなくて私情もあるわけね。…………面白いじゃない。こうなったら徹底的に首を突っ込んであげるわ、御劔」と言うわけで、御劔のエゴを変換してから次の方にバトンタッチしたいと思います。
星牙:人のプライベートに首突っ込みたがる辺りがおばはんくさいゼ(ぇー
ミュスカ:正真正銘のオバサンなので気にしない(笑)。

GM:今回、謎ポイントはなし。ロールプレイなり合流なりないなら、絆チェックして次のシーンへ。…まぁ、ファンブル以外は成功する数値だけども(笑)。
ミュスカ:ここでファンブルだとオオウケですが(ころころ)27。ホント、安定してるよ。エゴを絆の好敵手に変更します。
桂:OKやってしまえ、全ては混沌のままに(と言って登場判定を振る)。

 ――――しかし、ダイス目はピンゾロ(笑)。

GM:ファンブル!(一同笑)
ミュスカ:ここでですか!(笑)
桂:ふ。舞台袖にひっこんだ。
GM:まぁ……運命はまだ熟していなかったと(笑)。では、次のシーンへ。

▼絆/エゴの変化
ミュスカ:御劔神父へのエゴを絆/好敵手に変更。



ミュスカ:ステラさん、失礼かもしれませんが………ファンブルに好かれてませんか?(笑)
桂:違うな。全てはネタと混沌と共に。
星牙:この人はカオスに憑かれとるんだ(’’



●ミドル5 『精霊の子』   シーンプレイヤー:イエル   登場難易度:12

○桜咲く公園


GM:というわけで、ダイスをどうぞ。
桂:では遠慮なく登場判定(ころころ)達成値11…いや、12って難しいし(すごすご)。
イエル:ダイスロール!(いっころ)3。ふむ、順当に下がってきてるねぇ。
星牙:何このカウントダウン(’’

 イベントチャート―――3〜4:花見客と出会う。情報収集可能。

イエル:というか、私ってまだ公園だったんですねぇ(何
GM:桜吹雪が消えたら、また公園の中にいました。
イエル:では、謎の子供について調べることは可能ですか?
GM:いいですよ。同類だから、正体についてもある程度判ります。〈情報:魔物〉でどうぞ。
イエル:情報屋込み(ころころ)達成値15ですね。
GM:OK、全部出ます。

>謎の子供   〈情報:魔物〉
達成値8:
正体はこの公園に棲む桜の精霊で、『さくら』と名乗っていた。幼いながら、とても人を惹きつける美しい容姿をしている。
達成値10:彼ら精霊は『生物の想念』に影響を受けやすい。平たく言うと、『人々の抱いたイメージ』が精霊の性格・能力を変化させる場合がある。特に“生まれたての精霊”は、その傾向が極端に顕れる。
達成値12:『さくら』が生まれたのは20年ほど昔だが、何故か今に至るまで何者とも接触を持っていない。ドミニオン自体の存在は感知されているので、消滅したわけでもなさそうだが。


GM:以上。
イエル:ふむり、了解しました。「……さて、色々と気になることはありますが……助けを求められた。動く理由はこれだけで十分だね」笑みを深くして、さらに調べることにする。

GM:PLから何かあればどうぞ。なければ絆チェックして次に。合流を試みても良いですよ。
桂:合流は、失敗した。むしろ、いったい「何と」合流するところから始まるのか。
ミュスカ:ここでチョット整理しておきましょうか。
イエル:合流はどうします?
ミュスカ:そうだね。チョット試してみますか。ここでイエルと合流できるか運試しします。
GM:頑張れー。
ミュスカ:レジェなら【社会】修正値は高くないといけないか!(ころころ)達成値13、合流できたりする(笑)。
GM:おお!
イエル:きたー!

ミュスカ:「え………何で貴方が………」と、先代と勘違いして合流してあげます(笑)。
イエル:「……? …えっと、あなたは……」何かを思いだそうと眉をしかめ。
ミュスカ:「………あ、そうか、代替わりしたんだっけ。私はミュスカ、君はイエル君よね」
イエル:「……ああ、確か、狼也君のお母さんでしたか。……先代を知っているんですか?」首傾げ。
ミュスカ:「まぁ、ね。それよりこの公園の違和感、君は何か分かる?」

GM:イエルは狼也とは知り合いなのか。同じ学校の生徒なのかな。
イエル:以前、別所でそういうことにさせてもらいました。同じ学年ですねぇ。
桂:合流しようにも…まず、時間すら隔絶してる私はどうすればいいのか?
イエル:そう思っているだけ、という可能性が高そうですがねぇ。
星牙:その辺、交錯してるようなので。
桂:PC2の本来の募集条件に『長生きしてる』ってのがあるから、私は本当にずれてる気がする…。

GM:んー、ではイエル、一応〈魔力〉で判定を。
イエル:(ころころ)達成値24ですね。
GM:楽勝ですな。イエルには判る。キミたちが今いる“ここ”は恐らく…『さくら』のドミニオンだ。つまり、ミュスカさんも何かの弾みで迷い込んでしまったと(ぁ
イエル:「……薄々とですが、判ってきましたよ……おそらく……」ここから先は自分の事情も含め、かくかくしかじか。
ミュスカ:「多分、私の場合はホントに巻き込まれてきた感じね。このドミニオンに切り込んだのは彼でしょうし」こちらも事情と保有している情報を提示。勿論、御劔の事も伝えておきます。
イエル:「……どうやら、僕が巻き込まれた事と繋がっているみたいですね。…手を組みません? その方が効率が良さそうだ」
ミュスカ:「そうね。ここから先は一緒に行動しましょ、このドミニオンはかなり捻れている感じだしね。ここを抜け出す為には『さくら』が変えようとしている事を知る必要があるわね。そのピースは私達が既に持っているかもしれないけれど……」
イエル:「了解です。では、よろしくお願いしますね」丁寧に頭を下げ。

ミュスカ:では、『さくら』に対して絆取得を挑戦します。ネタの神様はいつ降臨されるか判らないからなぁ(笑)。(ころころ)降臨寸前でしたが25でセーフ、絆/興味を取得します。
GM:了解、イエルはどうします?
イエル:えっと、謎の子供=『さくら』だということが判ったので書き換えたいのですが。
GM:どうぞ。
イエル:(ころころ)28で無駄に成功、絆/遂行で。
GM:高いなぁ(笑)。取得はあります?
イエル:あとは、ミュスカに対して取得します。(ころころ)成功。では、絆/連帯感で。
GM:はい。では次のシーンへ。

▼絆/エゴの変化
ミュスカ:さくらに絆/興味を取得。
イエル:さくらへのエゴを絆/遂行に変更。ミュスカに絆/連帯感を取得。



ミュスカ:小母さんはこれで絆4のエゴ1、残りをPCに割り振ると梢ちゃんに取る分が無いな(苦笑)。
星牙:ふ、こちらはこちらで毎回無駄に枠不足(*)。…つか、うちはあとPCに取る分しか残ってなくね?(’’/ぉ

(*)星牙は『出自:双子』で弟への絆を持っているため、他のPCよりも枠が一つ多く埋まっているのです。



●ミドル6 『惑い』   シーンプレイヤー:桂   登場難易度:12

○夜の公園


桂:(いっころ)6、招来。
GM:またかー(笑)。では、もう一度。
桂:(いっころ)3…進まん。遥かな記憶の中に溺れる。
星牙:ではそこで登場を試みましょう(ころころ)…ぉ? 12で成功。

ミュスカ:星牙ちんナイス!
星牙:正直、失敗するとオモタ(’’
桂:惹き付ける。その存在は惹き付ける。それは美貌がためのみにあらず。

GM:ではですね…記憶の中に、いきなり血みどろで倒れた星牙が出てきます。
星牙:!?
イエル:…いきなり修羅場な登場だ。
桂:いつの、どこの、記憶…?(そこからか
GM:何にやられたのかは判然としませんが、身体中に散った桜の花びらが、紅い血潮で染まっています。
桂:本物か!?
GM:と、驚いていると…その幻影を打ち消すようにして、実体の星牙が現れました。
桂:あれ、本物は別に怪我してなかったか……混乱する私。
GM:はい、混乱しててください(笑)。
星牙:「……? あれ? ぉーい?」空気読まずに目の前で手を振り振り。

桂:さて…あなたは私を知っているのか?(何
星牙:知ってる、らしき(’’
桂:いつの、どこの、だれの、記憶かすら分からん。

GM:…しかし、桂は今の光景を確かに“識って”いる…。
桂:「…っ!」その姿に、思わず手を伸ばし。「あ…、え…?」手が、ぶつかった。
GM:ちなみに星牙のことは「どこかで見たような気がする、だが思い出せない」という認識で、一つ。星牙の方は、『八代 桂』を知っててOKです。絆持ってるし。
星牙:「…? 今日はこんなのばっかりだな…?」ぶつかった手をとって、元に戻すように。…というか、こいつら同じ学校でいいんだろうか(ぁー
桂:分 か ら ん 。

GM:そこら辺はもう好きに決めて(笑)。
星牙:一瞬「委員長」と呼びかけた。
桂:12000年前の知り合いかもしれぬし。
星牙:そんな前には地球に親父すら来てない(笑)。まぁちょっと変わったどっかのクラスの委員長て認識で良いか(ぁ

桂:はっ、として。「あ…、ごめんなさい」
星牙:「大丈夫?」首かしげ。
桂:「だいじょうぶ…です」ここはどこ私は誰さっきはいつ今はいつ?
GM:まぁ、『記憶が無くなる』が来なくて幸いだったか(笑)。
桂:あまり変わらない気はする現状。
GM:星牙、ちょっと〈知覚〉で振ってくれます?
星牙:と、了解。(ころころ)達成値13。
GM:おぉ、高い。
星牙:怖い…出目が良すぎて怖い…。
GM:ではですね。目の前の彼女から妙な違和感…というか、ぶっちゃけ『時間のズレ』を感じます。君の知ってる『八代 桂』とは似て非なる人物のように思えます。
星牙:「ん。委員長さんに会えるとは……あれ?」目をこしこし。

GM:エトランゼだから、その辺は認識できるだろうと。
星牙:なるほど。
桂:私の知ってる『八代 桂』とは似て非なる人物なのかも知れない…今の自覚が違う名の可能性すら。
GM:そうしたいなら、それでも構いませんが(笑)。名前は桂のままで良いですよ(笑)。
イエル:疑ってばかりいても、それは尽きることがなさそうですよ、現状は。
GM:キャラ設定は基本的にキャラシートのままです。置かれた状況が少し(?)特殊なだけ。

星牙:「…んと…八代さん、でいいのかな?」
桂:「委員長…?」 目をぱちぱちして。「…私のことですか?」
星牙:「そそ」頷いて「二つ隣のクラスの鳳だけど」と自分を指差す。
GM:彼のことは識っている…気がする。しかし、同じ学校に彼のような人はいなかったはず…と、桂は思った。しかし同時に、強い既視感も感じるのでありました。
桂:繋がれた絆を辿り。「…鳳、さん。こんばんは」お辞儀した。
星牙:「ま、知らないのもしょうがない、かな。こんばんは」苦笑して返して。
桂:「知っている…と…思います。こんな夜更けに、どうかしましたか?」夜の闇の中で、巫女装束の姿は、そう言う。
星牙:「一応花見だけど、いつの間にかこんな時間に、ね。八代さんもお花見?」
GM:彼女の言葉に、星牙は気付く。…手紙を受け取ってから、せいぜい1〜2時間のはず。間違っても「夜更け」と形容されるような時刻ではない、はずだ。
桂:「いえ。近所の子が帰ってこないから、探しに…」
星牙:「なるほど。実は、俺も人探し中なんだよね」いかにも困ったように見せて。周囲の様子にも気付いてはいるけれど。

桂:今、超常なこと(繋がれた絆を辿り〜)をした。反省はしていない。
GM:超常OKっす。バンバンやっちまってください。駄目なら却下するし。
イエル:ふむり、まだ登場は出来そうにないな…さて、どうするか。
ミュスカ:まぁ、機会を待ちながらのんびりお茶でも(笑)。
GM:フラグが立つのも、かなり運任せの部分があるから…予定時間内に終わるかどうか、怖い(ぁ

桂:無駄に魔力特化している私は、魔力を突如振ってみましょうか。
GM:構いませんよ。
桂:何に使うんだろうな、この魔力(ころころ)出目3…達成値13。まあいいね。

ミュスカ:…………ステラさんのダイス運って(ホロリ)。
桂:悪い、のではないぞ。
星牙:偏ってはいるがな(ぁー

GM:君らがいる『ここ』全てに、妙な違和感がつきまとうのを感じる。しかし……それは桂にとっては、何故か“とても馴染み深い”気配のようにも感じられる。どちらかと言えば…ここでの“異物”は目の前にいる、彼だ。
桂:「…あなたも?」でも、全体が分からない、どう、なっているのだろう?
星牙:「ん。俺が探しているのは中学生の男の子なんだけど。『とおる』君て言って…」ジェスチャーで姿形を伝えようとしつつ。
桂:こちらも対象の姿形を説明しておく。
GM:星牙の方は、桂の探し人の特徴が『梢』と酷似してると判っていいですよ。
桂:むしろ、その名を言った。
星牙:了解です。

GM:さて。他にPL側でやることなければ、シーンプレイヤーが1d6振った後に絆チェックして次ねー。
桂:期待値って何でしょうね。(いっころ)4。
GM:うむ、4点上昇。絆チェックをどうぞ。
桂:鳳星牙、私はあなたを知っている(ころころ)24、絆/私はあなたを知っている…はず。
星牙:こっちは再度特になし。
桂:本日の絆は文面がひどいです。
GM:リプレイでは知己にしようかな。それとも忘却か、既視感かな。
桂:未来の忘却とか、そういう時系列ふしぎ事態だから…これは予感、なのかも知れない。

▼絆/エゴの変化
桂:星牙に絆/予感を取得。




●ミドル7 『噂』   シーンプレイヤー:ミュスカ   登場難易度:12

○夜の公園


ミュスカ:お、こっちにきましたか。では嬉し恥ずかしダイスロールをば(いっころ)わぉ、3。また情報収集タイムです(笑)。
GM:うーむ(笑)。さすがに連続は面白くないかなぁ…(笑)。
桂:同じ連続でもトラブルなら。
ミュスカ:なら振りなおしてみます?
GM:振り直します? それとも、ちょっと花見客と話します? 情報収集判定は、こっち側はさすがに調べる項目が残ってないけど(笑)。
ミュスカ:ですよね〜。振りなおし敢行です。旗さんcome on〜(いっころ)…………3。
GM:ぶ(笑)。
桂:…(’’
イエル:またですか(笑)。
GM:連続で出ては仕方ない。これも運命だ(笑)。

星牙:そしてここで二人で登場判定と言って、片方が失敗した場合の処理は気になる。
桂:時空のはざまへ。
星牙:後で同行が認められるなら良いですが、一旦分断されると自発的に登場するのは絶望的…! てほどでもありませんが、まぁ(’’

GM:えぇとですね…調査項目はないものの。花見客から、ちょっと公園での噂話が聞けます。
ミュスカ:どんな話でしょうか?
GM:何やら、今日この公園にて『神隠し』が発生したらしいです。花見の途中で、人が数名消えたとか。そんな噂が、まことしやかに囁かれていました。
ミュスカ:「ドミニオン内で神隠しって、変な話よね」
GM:あぁ、もう一つ。ここにいる人たちは、ここがドミニオンだと認識してません。普通の公園にいるつもりで、花見やってるようです。
星牙:…そりゃそーだ(’’
桂:そも、ドミニオンという概念すら普通知らない。
ミュスカ:ふむり、彼らにとってはここは花見が出来る公園ですね。
GM:えぇ、他の人は異常に気付いていない。少数混ざってる半魔の客も含めて、です。

星牙:異常事態に気付いてたらもっとパニック状態なハズ。だから、あえて気付かせないように行動してるつもり。委員長にも。無駄だけどな!(ぁー
桂:自覚は人間だぜ!

ミュスカ:「…………私達以外、気づいてない? イエル君、ちょっと探したい人がいるんだけど、優先していいかしら」
イエル:「構いませんよ。そちらで気になったことがあるのなら、ね」
ミュスカ:「えぇ、もしかすると巻き込まれた半魔が他にいると思うから」
イエル:「了解です」
ミュスカ:と言うわけで、小母さんは今回絆の取得及び変更無しで次のシーンにバトンタッチします。
イエル:私も変更も取得も無しですな。
GM:了解。では、次のシーンへ。



星牙:むぅ、やる事は三つか…「とおる君探し」、「梢ちゃん探し」、「委員長を脱出させる」PC視点だとそんな感じだ(ぁー
ミュスカ:とおる君は既にシーンには登場してるんですけどねぇ、その後は会えてないよ。
桂:HAHAHAHAHA。



●ミドル8 『残映』   シーンプレイヤー:イエル   登場難易度:12

○公園内


GM:で、さっきの続きと。ダイス振ってねー。
イエル:今度こそ…(いっころ)4。うう、またか…。
GM:うぅむ。振り直しを(笑)。
イエル:了解(笑)。
桂:ちょおっと待ったぁっ!(ころころ)9で登場失敗…(狭間に消えつつ)。
イエル:今度こそ…(いっころ)2! うし、出たよー。
GM:おぉー。
ミュスカ:ナイス。

 イベントチャート―――1〜2:NPCとの遭遇。

GM:二人があちこち探し回っていると…桜並木の向こうから、子供の声が聞こえてきます。
イエル:「………ん? もしかして…」そちらへと近付きます。
GM:一人は知らない女の子。もう一人は…さくら。二人は楽しげに、何やら話し合っています。
ミュスカ:「イエル君、あの子達は誰か分かる?」
イエル:「……ええ。一人は知りませんが、あっちの子が『さくら』ですよ」
ミュスカ:「なら、もう片方に当たりがつけれるわね」
イエル:あ、話している内容は判りますか?
GM:耳をすませば(何
ミュスカ:要は〈知覚〉判定?(汗)
GM:いえいえ、宣言するだけでOK(笑)。
イエル:では宣言(笑)。
ミュスカ:ならば、しっかり耳を澄まします。
星牙:ミュスカの超音波聴覚が怪しげな音をとらえるんだぜ(嘘

「…ホント? ホントに、パパとママに会えるの?」
「うん。もう少ししたら、ちゃんと“力”が使えるんだ。そしたら一番に、梢ちゃんの願いを叶えてあげる」
「楽しみだなぁ…今度、お兄ちゃんにも教えてあげようっと」
「梢ちゃんの“想い”はとっても強いから。それに、沢山の人が“信じてくれてる”から…きっと上手くいくよ!」


GM:と、そんなことを話しています。
イエル:「………これは…もしかして……」少し言い淀み。
ミュスカ:「供物を集めて事を成す。これが一番考えられる事かしら」こっちはきっぱり言い放つ。
イエル:「それにどうやら……言っていたことに差違があるんですよね。もしかすると、これは過去なのかも…」悩むように呟き。
ミュスカ:「イエル君、次行くわよ。彼女達を止めるつもりなら戦力の確保をすべきよ。幸い、心当たりはあるから」
イエル:「……あ、はい。解りました」ついて行きます。
ミュスカ:「昔ならきっぱり断ち切る。過ぎた過去を取り戻す事なんて出来ないんだから」
イエル:「……そうですね。だけど……(『さくら』は…この願いを叶えようとした。そして…)」首を振り、立ち去ります。

GM:では、絆チェックなどありましたら。
イエル:うーむ、今回は見送ります。
ミュスカ:こちらも見送りです。
GM:では、次のシーンへ。



●ミドル9 『予感』   シーンプレイヤー:星牙   登場難易度:12

○夜の公園


星牙:では(いっころ)おおぅ、2。
GM:ほほぅ。

 イベントチャート―――1〜2:NPCとの遭遇。

GM:星牙の場合、初回は自動的に御劔が出てきます。ところで、桂は同行します?
ミュスカ:なら、途中登場を目論み、登場判定させていただきたい。
GM:了解、どうぞ。
ミュスカ:突撃ラブハートをBGMに突撃ー!(ころころ)8、そして玉砕!(笑)
GM:あらら(笑)。
星牙:…隊長だ(何
イエル:あ、同じく判定しますね。いけるかな?(ころころ)10、無理ですた(笑)。

GM:残念(笑)。ともあれ、星牙が歩いていると…前方から黒ずくめの神父様が歩いてきます。身のこなしから、明らかに只者ではないことが判ります。
星牙:「…? …こんばんはー神父さん」軽くお辞儀。
桂:その陰でお辞儀。
GM/神父:「こんばんは。お散歩ですか?」態度は丁寧ですが、どこか冷たさ…というより張りつめた気配を感じます。
星牙:ちょっと迷うな…高校生としては気づいてる事は知らせたくない、が異常事態のヒントは欲しいし、探し人の情報も欲しい。
桂:「こんばんは。…人探しです。近所の子供が帰って来ない、って」(←直球
星牙:「そそ、人探し。俺の方は、中学生の子だけど、なんか心配で」
GM/神父:「そうですか…それは確かに心配ですね」物思わしげに、憂うように目を伏せる。
桂:外見を説明して、「見かけませんでした?」
GM/神父:「…えぇ…?」ところで星牙君。〈知覚〉判定をどうぞ。
星牙:(ころころ)出目11で、達成値14。
GM:素晴らしいダイス目ですこと(笑)。
星牙:後が怖すぎる。
GM:で、判定の結果ですが。目の前の神父様、お探しの『とおる』君によく似た面影を持っておられます。
星牙:「…名前は、梢ちゃんと、そのお兄さんのとおる君、て、神父さん、知ってます…? …?」顔をまじまじと見て、首傾げてる。
GM/神父:「…梢と、とおる?」顔を強張らせて。
桂:首を傾げた。
GM/神父:「…失礼ですが、その少女を見かけたのはいつ、どこで?」
桂:「今日は見ていませんけれど。その子の家から電話がかかってきて、帰って来ない、って…」
星牙:「俺が見たのは、何時間か前、なのかな…?」首をひねって。ちょっと要領を得ない。時間感覚に自信が無い。

イエル:あー、これは登場しておきたかったかも(苦笑)。

GM/神父:「……まさか…だが、いや…そんな馬鹿な…」
桂:「どうかしました?」素。いや、さっきから全部素。
GM/神父:「その子供…まさかとは思いますが。苗字は『久我山』と言いませんでしたか?」
桂:「はい。久我山梢…さんです。…お知り合いですか?」首を傾げ。
星牙:「でも、さっきですよ…心配するといけないから、お兄さんに、手紙を渡してって。神父さん、知ってる子?」合っている事を示唆しつつ。
GM/神父:「…手紙? すみませんが、見せていただいても…?」
星牙:「…んー…知り合いだったら良いのかな」手紙を取り出して、ちょっと迷ってよう。
GM:では、受け取って…彼は手紙を読んだ途端、目を瞠り唇を震わせた。「間違いない……同じ筆跡だ。まさか、梢はまだ…!?」
星牙:「…ひょっとして、親戚さんだったり?」呑気に首傾げて。
GM/神父:一瞬口ごもり、「信じられないかも知れませんが……私の以前の本名は『久我山徹』と言いました。…梢の、兄です」
桂:「…年、離れてらっしゃるんですね」立ち入っていいのだろうか、と思ってとりあえず様子を見ていた。
星牙:「ぇ、いや、中学生って聞いてたから…」老け顔なのかな、と頓珍漢な事を思いつつ、直後に時間のズレを思い出し。
GM/御劔:「梢は…妹は、もう20年も前に行方不明になったんです。この公園で!

 ―――その瞬間。
 桂の胸の奥で、何かがカチリと音を立てて動いた…そんな気がした。


桂:…あっ!? いかん、素でボケた。そういえば『とおる』の外見、聞いてたな…。
GM:まぁ、写真見てたから星牙だけ判ったんですわ。口頭の説明だけじゃ、さすがに判らない(笑)。
桂:だから「年離れてるんですね」は、思いっきりボケてるとー! 中学生、という単語聞いて「そういえば!?」と。

星牙:「…20年前…事件があったっていう話は聞いてたな」頭ぽりぽり。
GM/御劔:「…私は、妹を連れ去った邪悪な魔物を滅するために、今日ここへ来ました」
桂:「…はい?」とりあえず、反応してみた。
星牙:「ま、魔物、です?」慌てて見せて。
桂:「…親戚に同じ名前の方がいらっしゃるとか…」とりあえず、通常思考な反応して混乱している。
GM/御劔:「結界に歪みを作り、隙間から入り込んで…最奥にいるはずの魔物を斃す。そのために、長い間準備を重ねてきたのです。しかし…まさか、こんな事があるとは…」
桂:「…お話が分かりませんが…」大半は素。
GM/御劔:「私はこれから、魔物を滅ぼしに行きます。あなた方は、出来るだけ急いでここを離れた方が良い」
星牙:「…うん。八代さん、離れた方が良いかも」頷いて。

イエル:うーむ、このままだとこちらとぶつかりそうですねぇ。情報の統合をしておきたいか…。

GM:桂、あなたの“記憶”が警鐘を鳴らしている。このまま行けば、この神父は確実に死ぬと。
桂:…これは…この、流れは…っ! …衝動が、身体を動かす。思わず、神父の腕に手をかけて。
星牙:「…八代、さん?」きょとーんと。
GM:御劔は足を止めて。「…何か?」
桂:「行ってはだめです…死んでしまいます」と、その巫女は言う。
GM/御劔:「…ご心配は有り難いですが、大丈夫です。私には神の御加護がある。それに…絶対に負けられない理由を、また一つ見つけてしまった」
星牙:…では神父の方に向き直って。「…神父さん、聞いて良いかな。手紙には何て?」
GM/御劔:「手紙、ですか。内容自体は他愛ないものですよ…」そう言って広げた紙切れには、

『とおるお兄ちゃんへ。パパとママにあってきます。
 おじさんおばさんにはナイショだけど、しんぱいしないで。こずえ』


GM:…とだけ、書かれていた。
星牙:「…そっか」手紙を見て。…ご両親の事聞いて無い気もするが、何となく察して。
桂:「いえ、だめなのです、このままでは、何か、どうにかしなくては」言葉にほとんど意味はないが、必死に、言葉を。
GM:しかし、神父は桂の声を振り切って…桜並木の向こうへ消えていった。追いかけることは出来ますが…どうします?
桂:追います。予感だけの記憶が、衝動が、この身体を動かす。
星牙:「委員ちょ…! …しょうがないな。放っても置けない、か」こちらも追って。

GM:では、この辺でシーンを切りましょう。絆チェック、あればどうぞ。
桂:久我山徹神父に(ころころ)成功。絆/その運命から救い出す。
星牙:久我山神父に(ころころ)失敗、エゴ/希求。
GM:では、他になければ次のシーンへ。

▼絆/エゴの変化
星牙:久我山徹(御劔神父)にエゴ/希求を取得。
桂:久我山徹(御劔神父)に絆/救済を取得。



桂:そういえば、なんで名前変えてるんだろう、この人?
GM:…説明しなかったっけ? 別の親戚に引き取られた、って。
イエル:してましたねぇ。しかし、事情を話して解ってくれるかねぇ?
桂:……とりあえず、桂は説明されてないってことで気にしない。
星牙:ふ、姿形しか説明して無い気がしたぜお互い。あとは名前か(’’
桂:まあ、単に行方不明の子供探すってことで互いに説明してたから、名前と外見しか言ってないんだよな…。



●ミドル10 『或る結末』   シーンプレイヤー:桂   登場難易度:イエル以外全員登場

○櫻之杜(ドミニオン深部)


イエル:私以外か!?
桂:……なぜなら……そう。
ミュスカ:どうやらイエルが、今回の事における特異点かな?
桂:そう、これは……。

 神父を追いかける桂と星牙。そこに、途中で出くわしたミュスカが加わり…
 彼ら三人は、ドミニオンの最奥へ辿り着いた。
 ―――いつも通りに。


桂:「(―――いつも通りに。…知っている。私は、知っている…)」

 そこには…桜の根元で眠る梢と、それを救いだそうと闘う御劔神父。
 桜の大樹は純白の花を咲かせ、梢の傍らには、表情をなくした『さくら』が立っている。
 精霊が指を一振りするだけで、神父の全身は花びらに裂かれ、深く傷ついてゆく…。


ミュスカ:ふむり、どうやらこの状態においてはミュスカはイエルとドミニオン内で会っていない方向でロールプレイしましょうか(ぇ
GM:それでも良いですよ(笑)。
イエル:うわぁ、本当に規格外ですか?(汗)

ミュスカ:「事を成そうとするあまり堕ちたわね」演出で《切り裂くもの》を発動させ、御劔加勢します。間に合うか?
桂:「―――っ!」私は、知っている。「(駆け寄る、この手が…私は、伸ばす手が)」

 ―――そう。いつだって、間に合わなかった。

桂:「(知っている―――そう、間に合わない、ことを)」

 伸ばした手の先で、無数の花びらが舞う。
 ―――美しい純白の花びらが、紅い飛沫に染まる。


GM:HA《怒りの日》、AGP5点使用。(ざらざらーっ)シーン全体に23点〈魔〉ダメージ。
桂:「いやあ――――――っ!」
星牙:「──待って!」桂の後から駆け寄り、そして、思わず声を上げ。
GM/さくら:「…ボクは、梢ちゃんの願いを叶えるんだ。誰にも、邪魔は、させない」
桂:「(わたしは…そして、この身体も…知って―――いた)」そして暗転。
星牙:その身に纏った白のコートが、切り裂かれて、血を噴出し。

イエル:これは、SAを使え、ということかなぁ?
GM:ちなみにクライマックスはまだ先です。これは半分、演出戦闘で。
イエル:GM、これで神父は死んでしまいますか?
GM:まぁ、死にます。今回は。
イエル:ふむ。まだ、SAを使うべきでは無いのかな? ううむ……。

 桂の目の前で、御劔は絶命する。…しかし、“桂だけは”傷を負わない。
 ―――それもまた、いつものこと。


ミュスカ:身を引き裂かれながらも駆け抜け、御劔の代わりにさくらに肉薄。「今、貴方を倒せばまだ―――」後ろにいる彼の灯火が、消えていくのを分かっていながら。
GM:星牙とミュスカの周囲で無限の花びらが踊る。桜吹雪が血を吸い上げ、真紅に染まる。更にHA《怒りの日》、AGP5点使用。
星牙:「──ミュスカさん…っ!? それは──!」制そうとして。
ミュスカ:大きな力がミュスカの身体をつき抜け、纏めていた銀の髪が大きく広がる。「まだ―――」そして、大地に前のめりに伏す。
GM:(ざららーっ)星牙とミュスカは34点のダメージですが…生きてます?
星牙:倒れてますネ。
ミュスカ:GMの意図はこれかな?
桂:20年前に一度死んでても良かったんだけれど、読み違ったか。ふむ…。

 御劔も、星牙も、ミュスカも…悉く斃されて。残ったのは無傷の桂だけ。
 ―――それもまた、いつも通りに。


星牙:「──!」言葉の途中で、全身を切り裂かれて。未だ、剣を抜いてさえ居ない。鞘に納まった短刀のようなものが、転げ落ち。
桂:「―――!」叫びもまた、いつも通りに。それでも、叫ばずには、いられない、から。

 ―――これは多分、ずっと前から“決まっていた”こと。
 ……全て憶えている。全部、識っている。
 それでも―――また今度も、変えられなかった…。


桂:「(―――そうして、これからも…いいえ、次こそは)」…暗転。

GM:では絆チェックなど、あれば。
ミュスカ:取れるロールプレイをしていないので今回もスルーです。ここで絆取得は流石にイカンと思うので(笑)。
GM:なければ進めます(笑)。
星牙:まぁ無しで。
桂:ここでミュスカの絆を変換すると、すぐに自動的に忘却に戻るに違いない。



イエル:うーむ、難しい…解決法がまだ解らないな。
ミュスカ:いや、何となく予想はついてる。この面子でイエルだけが特異点なデータ的理由がある。
GM:さて。次のシーン以降、登場難易度は全て7になります。
イエル:あ、了解です。
ミュスカ:イエッサー。そしてリミットまで後1時間切っちまってるよ(遠い目)。
GM:今日はこのシーンまでで終わりですね。続きは明日…終わると良いなぁ。
ミュスカ:了解です。(T T)
星牙:タイムリミーット タイムリミーット タイムリミーットは近ーいー♪(ダマレ



●ミドル11 『分岐点』   シーンプレイヤー:イエル   登場難易度:7(桂は自動登場)

○櫻之杜(ドミニオン深部)


 途中でミュスカと“はぐれてしまった”イエルが、少し遅れて辿り着いた時…そこは激戦の只中だった。
 イエルの目の前で、神父や知り合いの半魔たちが桜吹雪に切り刻まれ、命を散らしていく…。


イエル:「……これ、は…」呆然と呟き。先程のシーンの内容と考えればいいのかな?
GM:そうです。
イエル:了解です。

ミュスカ:むっ、時にGM、エンディング戦闘まであと何回絆取得のチャンスがあるでしょうか?
GM:フラグが立つまで…あと何シーンかかるかなぁ…?(謎) まぁともかく、このシーンが進むまでちょいとお待ちを。
ミュスカ:了解(笑)。
星牙:うーん。周囲の情報をどうにかして拾わん事には(遠い目)。
イエル:まだ合流できて無いんですよね…。
星牙:流石に変な人だな扱いにはなるんだが委員長(’’/ぉ
桂:なにか。
星牙:あくまで『変な人』なのでぶっちゃけるわけにも(ぉぉぃ
ミュスカ:何、記録者と変革者が揃っているんです。ここで二人が事態を動かすと信じてます(爽)。

イエル:「………ッ、助け、ないと…」進もうとしますが……。
GM:進み出ていきますが…周囲を嵐のように舞う花びらは、全てイエルの身体を“突き抜けて”いきます。…そして、助けようと触れた、彼らの身体も。
イエル:「……どう、なっている? 触れられ、ない?」思わず注視して。
GM:他の人たちが絶命した中で…『さくら』は静かに、表情をなくした瞳で呟いている。

「願いを叶えるんだ…だって、これは“人が望んだこと”なんだから。
 人が…“みんな”が望んだようにしか……ボクは在れない。だから……」

 ―――だけど、こんな事を望んでいたんじゃない。


GM:そんな無言の哀しみが、伝わってきた。
イエル:「……『さくら』…君は…これを止めてほしい、ということなのか…?」こちらも哀しそうに呟き。
GM:イエルが呟いたその瞬間、桜の花びらが吹き上がり、周囲の風景が全て融け消える。イエル以外には―――唯一人残された、桂を除いて。
イエル:「……ッ、これは…」周囲を警戒。そして、一人になった桂に自然と視線が移る。
GM:ここでイエルは〈魔力〉判定をどうぞ。
イエル:(ころころ)達成値19。くっ、微妙か?
GM:世界もろとも融けた魔力は、全て“桂の中”に流れ込み……新たな力を得て、再び『世界』を組み上げる。そして気が付くと…イエルと桂は、公園入り口に立っていた。
桂:私がコアかっ!?
GM:今の現象で、判ったことがある。

 この『世界』…ドミニオンの核部は、彼女―――“桂自身”だ。
 彼女の中に秘められた力が、このドミニオンに『永劫輪廻』をもたらしている。


桂:割と、本気で零時迷子な私がいる。
イエル:…核が桂自身…ドミニオンに完全に組み込まれている?
GM:組み込まれていると言えば、まぁその通り。
桂:放心しているかのように、立ち尽くす。

GM:出来るだけ、キャライメージを活かせるように頑張ってみた。
桂:ぶっちゃけ活かし過ぎ!?
GM:そして桂、君はこの公園に入ってからの記憶を失っていますが……ここで忘却の絆だかエゴだかを別のに変換すると、今までのことを思い出せます。
桂:さて。変換するにも変換先、どうしよう?
GM:対象は同じで、内容を変えるだけで良いので。
桂:いえね。ミュスカと全然からんでないから、どうしようかと。何がいいんだろーなー、という意味で。
GM:知己でも良いのでは(笑)。連帯感でも何でも…一応、貴女はここで起きたことを“全て識ってる”ので(笑)。


○公園入口

桂:ふと、傍らのイエルに気付き。「…こんばんは」何事もなかったように、ただ、夜の散歩で出会っただけであるかのように、お辞儀する。
イエル:「……こん、ばんは……覚えてない、のですか?」思わず口から漏れる。
桂:「…え?」かちり。「(―――また、なにかが―――私は)」記憶の奔流。ミュスカ月宮に絆/執着。私は、思い出さなければならない。今度こそ、変えるために。
GM:まあ、一応絆チェックを。エゴになるやも知れぬし(笑)。
桂:「(―――私は)」(ころころ)24で成功。「―――あっ!?」ショックを受けたかのように、身体がびくんと。とはいえ、イエルとは最期の時しか接点ないわけでは、あるけれど。
イエル:「………その様子だと…思い出した、ようですね」
桂:「―――私―――」
GM:そう言えば…イエルは、桂がこの公園で唯一“初めて見た”存在ですね。
桂:「―――思い出した―――知っている―――」
イエル:「聞きたいことがあります。あなたは……何者なんですか?」疑念の色が濃い声で。

GM:まぁ、何で“本来は募集枠外”のイエルが採用されたかと言うと…PC4を「本来シナリオに存在しない」という意味でのイレギュラーにしたら面白いかなぁ、と(笑)。
桂:メタな!? たしかにイレギュラーだけどっ!?
イエル:面白いけど結構困りますね、これ(苦笑)。

GM:ところで、今の時間帯ですが。ふと見ると、空が夕焼けに染まってます。周囲では、“何事もなかった”かのように、人々が花見と宴会に興じていますね。
イエル:「……時間が変わった……巻戻った?」思ったことをそのまま声に出し。
桂:「――分からない――でも、きっと…私の血が、魔を惹き寄せて……閉じた世界を支える、贄になっている…」

GM:さて…状況を変化させる『鍵』は既に渡したつもりだけど……気付いてます? ひょっとしたら、判りにくかったかもしんない。
桂:割と無茶なロールプレイし続けてるせいで、他に思考が(ぉ
イエル:ですねぇ。正直、悩んでます。
ミュスカ:では鍵を探す為にも、今わかっている状況を整理しますか。
GM:登場するなら出ても良いですよー。ちなみに星牙とミュスカは、OP直後の時間まで戻ってると言うことで。
星牙:直後。…手紙は、未だ手元か…記憶も無い気はするが。
ミュスカ:まず、さくらは桂を利用してドミニオンを形成した。
イエル:そして桂はこのドミニオンの核となっている。
ミュスカ:目的は梢の願いである『両親に会う事』を叶える為。これが20年前の出来事かな? そしてこれが延々繰り返され、ある時“梢の兄”である御劔がドミニオンに入り込んだ。
イエル:それすらも、その繰り返しに組み込まれているみたいですがねぇ。
ミュスカ:手紙を見て、御劔は戦う最終的な決断をしたはず。で、梢が眠り、御劔とミュスカと星牙がさくらと戦い、死亡。これが繰り返されている現実。そこにイレギュラーのイエルが加わった。

GM:一つ、ヒントを。桂は通常、『以前のループ』の記憶を具体的に思い出すことは出来ません…が。
桂:通常なら…だから。
GM:一つだけ、それを覆す手段を持っているはず。
桂:そう、知っている。機会を窺っていたまで。幾度も繰り返された、記憶。近く、そして《遠い、記憶》
GM:正解。そのアーツを使った場合、この世界の“真実”を一つだけ答えます。
イエル:GMに直接質問するアーツ! これが鍵か…。
GM:但し、「どうやればハッピーEDになるか」という問いは『記憶』の範疇外なので却下します(笑)。
ミュスカ:本来はGMにダイレクトアt(ゲホゴホ)直接質問するアーツですね(笑)。使用回数に制限があるから、質問は吟味しましょう。
桂:さて。どれを思い出そう? 絶対条件として、繰り返しを終わらせる必要はある。…………なぜ、繰り返している?
ミュスカ:それは、さくらか梢が望んでいない結果になっているから。多分、戦闘時に梢が眠っていた事に関係しているのでしょう。
桂:現時点で、梢が望んでいることは一つ、だけれど。
GM:質問を明日に回して、今日はお開きにしても良いですよー? そろそろ時間も限界でしょう?
桂:おお…実は時間切れになっている。
ミュスカ:えぇ、実は限界(笑)。
イエル:うーむ、出来ればそうしてもらえると嬉しいです。そろそろ集中力も時間もヤバいんで(汗)。

 というわけで、初日はここまで。続きは翌日の夜となりました。

桂:最初は、こうも『零時迷子』という言葉に相応しいとは思ってませんでした、本当です。
GM:せっかく特殊な設定のPCだから活用しないと、と思いました(笑)。
桂:零時迷子は別に想定してませんでしたけどさっ(笑)。素敵に素敵な状況だ。
GM:零時迷子はあまり意識しなかったんですが…桂の設定欄に書いてあった「それを得た者に力を与える、贄」というのを取り入れた結果があれです。
桂:拾う人がいるとは思ってませんでした(ぉ
GM:あと、桂の「転生を繰り返す」という設定に合ってるかなと。
桂:《不老不変》が転生者含むなんて勘違い、どこから来たんだろう…探してもそんな記述はナイ(悩)。
星牙:気にするヤツぁそんなに居ない(ぉ
桂:そんなこんな、その身は勘違いや勢いで出来ている。そう、全てはネタとカオスと共に。活用しすぎというくらい活用していただいて、ありがとうございます。
GM:いえいえ。最後まで楽しんで貰えることを願っております(笑)。
桂:ここまできたら、たとえバッドエンドになっても、PLとして見るなら楽しいと思われます…。いやまあ、その場合、他のPLはそうでもないでしょうが。
GM:ここまでは割と順調に進んでるので。後は後半かなー。
星牙:どこからをバッドと見るかはPL次第(’’
GM:では、本日はここまでとします。質問内容は吟味しておいてくださいね。お疲れ様でしたー。

 そして、翌日セッション再開…したものの。

桂:……どれがキーだか分からん…不確定要素が割とたくさん。
GM:それは困りましたねぇ(笑)。
桂:一度桂を殺すのが一番早いって説(ぁ
ミュスカ:あれ? キーはともかく、問題は一つではないですか?
桂:桂が知っていることから『何を記憶に残すか』だから、直接答えを指定できるわけでもない。答えに繋がる手がかりを選別して記憶に残す。三つまで。
ミュスカ:記憶を…残す???
GM:(え、何それ?)あー、説明の仕方が判りにくかったのかな。
桂:つまり、今まで経験したことも、このままでは記憶に残せず、一件残す…例えば『手紙見せてどうなった』とかを覚えておくために一回使うものとばかり。
GM:ぶっちゃけて言うと、《遠い記憶》を一度使うごとに、この『世界』の“真実ルール”が一つ、明らかになります。
ミュスカ:えぇ。記憶を残すんじゃなくて、世界の法則なりを明らかにすると自分は読み取りました。
GM:桂は今までに何度となくこの『迷宮』を通っているため、それらの記憶から『世界法則』をある程度推測できる、という意味でした。
桂:これから自分が行動するためのトリガーとして、残せる記憶を何にするかというレベルで考えていて、答えはその行動によって探して行く、と。そういう意味で考えていた私。
GM:そこまですると、さすがに時間が足りませんので…(笑)。
桂:ええまあ、正直、次がラストループだと難易度高いぞと思ってましたが。イレギュラーのイエルがいる今回だけが、最初で最期のチャンスかなとか。…そういうことだと、根本的に考え直さなくては。以前のループの記憶って言うと、経験した出来事自体としか、こちらは取れなかったりした罠。
ミュスカ:さて、幸せに到る正解を頑張って見出しましょう。
イエル:フラグをしっかり回収しなくては…。やっぱりグッドエンドを目指したいですからねぇ。

 …まぁ実は、今度が『最初で最期のチャンス』だというのは、全くその通りなんですけどね。

GM:では、改めて。桂は自分がこのドミニオンでループを繰り返していたことに気付きました。故に、《遠い記憶》を一度使うごとに、この『世界』の“真実ルール”が一つ、明らかになります。
ミュスカ:先ずは合流しておきますかね。このままだと真実を知らないまま最後まで行っちゃいそうだし(笑)。
星牙:それはそれで美味s(マテ
ミュスカ:GM、合流の為にこのシーンに登場判定を試みて宜しいでしょうか?
GM:OKですよー。
ミュスカ:ここで1ゾロは神様降臨。(ころころ)き、際どいけど登場成功。
GM:ギリギリだ…(笑)。
イエル:危なかった…。
GM:現在、ミュスカの記憶はOP直後の状態まで巻き戻っています。星牙もね。
星牙:はいな。
ミュスカ:了解です。「全く、美人が抱きついてあげたのに冷たかったわ……ね………」と偶然通りかかって、イエルを見て硬直。

桂:しかし、『世界の真実』…か。その方向に全く思考してなかったから、ぶっちゃけ現時点では全然問いが思いつかない。
GM:まぁ全員で相談すれば、何か思いつくかも知れないし?
桂:今まで経験した分岐点は一つ。でも、そこをただ分岐しただけでは、何もできない。
GM:ところでイエル、現在は誰に絆取ってますか?
イエル:えーっと、現在はミュスカと『さくら』、後は初期絆のみですね。
GM:…PC間絆は?
イエル:おっと、そうでした。星牙君の絆もです(汗)。
GM:忘れないでくださいね…(笑)。
イエル:一瞬PC間絆を忘れていた…まだ会ってなかったからなぁ(笑)。
桂:…気がつくと、絆埋まってる(爽)。数えなおしたら七つあった…詰んでないといいなぁ。
星牙:ふ、枠一個辛うじて(’’
ミュスカ:こちらは現状、絆4のエゴ1、星牙君と桂ちゃんにはまだ絆取って無いから順番に埋めていくつもり。
桂:公園対象にしたのが、意味的にはさくらに切り替えられるかも知れないが…。正体が分からないから、曖昧な取り方したわけで、ある意味、さくらがターゲットでもあるにはあるが…完全に同じものでないから無理か。さくらに取れないってのは何かまずい気がする…。
星牙:うん。出てませんなそういえば。
ミュスカ:そういう時は一つ絆を破棄して取り直すのです。
GM:一度取った絆を破棄しての上書きは認めてませんから、そのつもりで(笑)。
ミュスカ:キャイン(笑)。GMが却下され申しました(笑)。
星牙:…よかった。こっちからイエルに取るのは正直厳しい(ぁー
桂:困ったな。正体不明の段階で取るんじゃなかった、公園の絆が使い物にならぬ(ぁぁ
イエル:でしょうねぇ……こっちも残り二つ。考えなくては。
桂:…ならば、さくらと絆を『結べない』ことを利用するしかないか。絆がルール的なギミックになってないことを祈ろう…なってたら私は終わった。

GM:さて。実は今すぐ判る『ルール』の一つとして、『イエルが強く認識した相手』、つまり絆を取った相手は、ループ前の“シナリオで経験した記憶”を取り戻すことが出来ます。
桂:なるほど。記憶が戻った真のトリガーは、桂側でなくてイエル側だったのか…。
イエル:……つまり…桂はもう覚えてますから、PCは全員取り戻したかな?
GM:星牙もイエルに会えば、そうなりますね。
イエル:うぃ、了解です。
星牙:む、ここで合流推奨のようだ。登場判定いたします(ぁー
GM:どうぞー。
星牙:問題は固定値低い事(ころころ)8。良カッタネ合流デキタネ(カクカク)。
GM:危ないなぁ(笑)。

ミュスカ:「え………何で貴方が………」と、前に合流した時と同じ台詞を繰り返してから眉をひそめます。「何かこの台詞、前にも言ったような………」
イエル:「………ミュスカさん。あなたも、『覚えていない』んですか?」正面から見据えて。
ミュスカ:「………あぁ! 私もドミニオンの法則に捕らわれてたか。今思い出したわ」
イエル:「……よかった。流石に、この状況で忘れられていたら厳しいですから……」安心した様に呟き。
星牙:「…ぅーん…」きょろきょろしつつ歩いてきて。
ミュスカ:「あ、いたいた」歩いてくる星牙を確保(笑)。
イエル:「……っと、星牙先輩。あなたとも会えましたか」駆け寄り。
ミュスカ:「これが繰り返す前に言ってた戦力、後は御劔も確保できれば申し分ないんだけどね」
星牙:「ぁ、あれ、ミュスカさん、どうしてここに?」待ち合わせしてた事すら忘れるバカモノ(ぉ
ミュスカ:「………とりあえず、お花見の弁当は抜き」
桂:「…………」座り込んだ。
イエル:「御劔さん、ですか? ……あの時に居た神父さんかな?」首傾げ。
星牙:「ぁー、そんな話も…! って、あれ…?」イエルの方見て、きょとんと。
イエル:「星牙先輩も『覚えていない』んですか?」記憶に訴えかける様に。
星牙:「御劔…神父。……手紙……イエル…?」イエルと、手紙を見比べて。
ミュスカ:「御劔に会った? その時に話した事とか教えてくれない?」
星牙:「…うん、俺は『とおる』君を探してて、それで…」今まであった事を語ってみますか。
イエル:「………これは、僕の主観ですが…」こちらも起こったことを説明するかな。
ミュスカ:「彼の事とかは、私が一番多く知ってるわね」情報を全て共有します。

イエル:うう、デウス・エクス・マキナみたいだよ。今の立場(苦笑)。
GM:本来予定になかったPC4も、こうしたら美味しい立場に出来るかなぁと。メタっぽいけど(笑)。
イエル:美味しすぎますよ、これ(笑)。凄く楽しいけど大変な立場です(笑)。

桂:「生きて…る、のね」
イエル:「その、御劔神父をこの繰り返す理から外すことができれば……何かが変わるかも…」考えながら呟き。
ミュスカ:「………OK、ならもう一度、御劔とさくらが闘り合う前に答えを見つけましょ。傷を生み出し続けるこの永遠を終わらせる答えを」
イエル:「………その鍵は、彼女が持っている、みたいですがね…」桂を見て。そういえば、桂の名前知らないや(笑)。
桂:「…何度も繰り返していた。全く同じことを。…同じことをするなら、同じ結末。…覚えている今なら、違うことをすれば、違う結末になる可能性はあるとは思います」
星牙:「うん。俺もそう思う。でも、何が同じだったんだろね?」

ミュスカ:さて、ここからはPLとして相談します。御劔とさくらが直接戦った原因は『梢の死』と自分は推測してますが、他にご意見ありますか?
イエル:まずは聞けることは3回……優先的に知りたいことってあります?
桂:『眠る』って、そういう意味!? だとしたら、また考え直す…。
星牙:んで、梢の死あるいは眠っている、は直接PCが関与できるところには少なくとも未だ出てきてないので。
GM:私は「眠ってる」と言いましたが、「死んだ」とは一言も言わなかったような?
星牙:ですな。
桂:私も聞いた覚えはない。
ミュスカ:おっと、これで梢は死んでいない事が分かりましたね(ニヤリ)。あれだけでは生死不明ですが、GMのおかげで一つ分かりました(笑)。
GM:その答えは『確認してないので、どちらとも言えない』です。
ミュスカ:あら(笑)。
イエル:麻那さんだからなぁ。まだ解らないのですよ(何
GM:私ゃ、嘘は言いません(笑)。
星牙:うん、「死んでない」とも言われてはいない。だからここに関しては、正直判断材料になるかどうか。
ミュスカ:まぁ、答えを知る為にも『さくらがどうやって梢の願いを叶えたのか』は絶対に知っておきたい事と思いますが、皆さんどうでしょうか?
イエル:とにかく、昨日の状態を見るに、さくらと御劔が接触しては駄目な気がするんですよねぇ……っと、それは知っておきたいかな。
ミュスカ:これを聞いた場合は『願いを叶えた結果、梢がどうなったか』が分からないでしょうけど。
桂:それは、命題が成立しません。さくらは願いを叶えることが出来ていない。確認できた限りでは。
ミュスカ:ふむ、桂さんは『さくらがまだ願いを叶えられていない』と考えてるんですね。
桂:今のところ、全てが同じだった、としか分かりません。さくらの言葉を信用するならば。
ミュスカ:自分は願いを叶えた結果、繰り返しに陥ったんじゃないかと考えてます。
イエル:うーん、そもそも、何で桂さんは核になってしまってるんでしょうかねぇ? 何か繋がりがあるのかもしれない、と思うんですが……。
桂:陥った。そう。この繰り返しは、『誰かが願ったこと』なのか? そこから分からない。事故的にこうなっているのか、目的があって繰り返しているのか。最初から繰り返す計画なのか、結果として繰り返すことになったのか。
ミュスカ:繰り返しを願った人物は判っているでしょう。でないとイエルが介入できませんから。
桂:イエルの介入はイレギュラーではない、と?
ミュスカ:イレギュラーですよ。繰り返しても結果が変わらないから投入されたイレギュラー。
イエル:イレギュラーでしょうがねぇ。しかし、それを介入させたのは間違いなく、さくらですね。これは確定でしょうが。
ミュスカ:えぇ。そしてイエルのOPから、さくらが繰り返しを行なっていると推測できます。で、さくらが繰り返す理由もそこから判ります。
桂:ああ、そういうケースはイレギュラー「ではない」に分類して話していました。誰かが想定したことなので。その仮定が成立するには、さくらは完全には繰り返していないということになる。前と違う行動を取れている。
ミュスカ:当たり前じゃないですか。さくらは望んだ結果にならないから繰り返してるんですよ…って、桂さんは『全く同じ事を望んで繰り返している』と考えてるんですか?
桂:なぜ? さくらがこのループを作っているとは限らないからですよ。さくらは私たちと同じ状況になっている可能性があるから。
イエル:私は願いを叶えようとする結果、この状況に陥っているのでは? と思ってましたが…。

GM:実は、どの意見も一理ある…完全ではないけど、真実を含んでいる…(笑)。
イエル:うわぁ、恐いことを言いますね(笑)。

桂:だとしても、どこまでさくら自身がコントロールできているか。
ミュスカ:それは無いです。彼女でないとすれば、ミドルで出た結果を繰り返す他の人物が思い浮かびませんが。まぁ、あえて一人だけ、同じように繰り返す事をやりそうな人物は除外してますけど。
桂:そうですね。該当者が既に登場しているとは限らないですから。『誰も明確には意図せずにこうなっている』という可能性も考えていますし。
ミュスカ:該当者自体は既に出ているはずです。それとも観測者が別にいるとお考えで?
桂:それだけ確信している理由が分からないです。私はそちらの意見が間違っている、と言いたいわけではありません。ただ、答えを特定できないだけです。
星牙:明示されていない以上、いないとも限らないと。まぁ、そこが回答に繋がるのか。推測が複数成り立つ状況な以上、要点はそこなのかどうか怪しい。
イエル:………こんがらがってきたな。《遠い記憶》を使って情報を引き出していきたいですねぇ。
ミュスカ:《遠い記憶》を使う分には構いませんが、何をお聞きになるつもりで?
桂:このままでは、PLの結論が出ても、PCの結論が出ないな…。
ミュスカ:ちなみに自分が繰り返しを行なっている人物の候補として挙げられるのは、さくら、第3者、そしてあんまりあって欲しくないと思っている梢です。
イエル:うーん、私は『この繰り返しの原因となっていることは何か』が知りたいんですよねぇ。
ミュスカ:ふむ、原因なら使う価値はあるでしょう。最終的な判断はアーツの持ち主になりますが。
桂:可能性としては『全員が全員、トリガーである』可能性もある。誰も望んでいない結末ゆえに。全員が全員、「こんなはずではなかった」と思うなら。
星牙:トリガーだよね、一番気になるのは。
イエル:それが解らないことにはどうしようもないからなぁ。
ミュスカ:全員が望んでいた場合は、イエルが要らないんじゃないかという考えが隅っこにあるんですけど(笑)。
イエル:それこそイレギュラーだからねぇ。そもそも台本に載ってない(笑)。

GM:あっはっは(笑)。イエルはメタ的意味でもイレギュラーだしなぁ(笑)。
ミュスカ:なんとメタな(笑)。
イエル:事実でしょう? 私はいきなり投入された役者ですよ(笑)。

桂:でも、『結末を変えたいから、イエルが投入された』という説に従うなら、矛盾はしない。…待てよ。これ、本当に、毎回同じだったのか?
ミュスカ:違うでしょうけど、結果がほぼ似たり寄ったりだから繰り返してるはずです。イエルがイレギュラーとして投入されたのは『誰かが死んでしまう』からで、投入した結果『皆を助ける』事が出来ればこのループは解消される。こう考えている分にはOKかな?
桂:開始時点の記憶が、かなり時間ずれてるんですよね…。桂、梢、さくらが20年繰り返してるメンバーで、神父は最近繰り返しに加わったとか…そういうことが起きてる可能性が。つまり、実は“イエルだけ”が後付け投入ではないかも知れない。

GM:…判りにくかったようなので、もう一つヒント。今回のシナリオ、何故“ランダムイベント”にしたと思ってます?
桂:次のループからは(記憶戻ってないなら)同じ結果とすることで、かえって『手を打たないと変えられない』ことを強調する?
星牙:同時に、そこに至る経緯が1つではない、と。
GM:ま、ヒントに拘りすぎても変な方向に考えが行くかも知れませんので。そこは気楽に構えていきましょう(笑)。さて、後は《遠い記憶》宣言までGMは黙ってるのが吉かな…。

ミュスカ:ええっと、少なくとも『イエルを投入した人物』が後付け投入したのは、イエルだけだと思いますが。
桂:他が最初からループしてるなら、記憶にある時間のずれは別の理由となる。一つの仮説ですよ。今が本当はいつなのか、というのも気にならないでもないですが、解決するまでは関係ない気もする。
ミュスカ:記憶の時間にずれがあるのは干渉開始時間、すなわち事件と関わった時間にずれがあるだけと自分は考えてます。
星牙:「誰かが死んじゃう」の台詞から。毎回神父が死ぬ、とも限らない。
ミュスカ:えぇ、けれど誰かが死んでしまっているのは確かですね。梢かもしれないし、さくらかもしれないし。
桂:細部は変わっていた、ということですか…。
星牙:おそらく、細部は変わっていた可能性がある。投入された人物さえ変わってた可能性はありますけどな。
イエル:むー、決定的な情報が無いからなぁ。堂々巡りかも。
桂:そこは直接GMに問います。桂の記憶は、毎回全く同じ「ではなかった」ですか? 完全に同じ、とずっと思ってましたが。
GM:まぁ、その質問は《遠い記憶》なしでいいか、解りにくかったようだし。いつも完全に同じだったわけではありません。それがランダムイベントにした目的の一つ。ぶっちゃけ、このシナリオはマルチシナリオに近い形式を取っています。
桂:演出からは、毎回全く同じだった、と読み取りましたので。そうでないと、桂が「識っていた」というのがよく分からなくなる。
GM:その『無数の繰り返し』を何度も経験していた、という意味です。
イエル:まぁ、最終的になってしまう結末は同じようなものになる、ということかなぁ?
GM:無数のパターンを繰り返していたから、直接思い出すのが難しかった。ただ、結果として『似たような結末』に収束していたのです。
イエル:なるほど、そういうことですか。
桂:…なるほど。
イエル:あー、やっぱりトリガーが何かは知りたいなぁ。これを《遠い記憶》で聞いてみたいんですが、皆さんどうでしょうか?
星牙:うん。トリガーは最重要。
ミュスカ:トリガーの確認は自分も賛成です。
イエル:これは知っておかないと困りそうですからねぇ。桂さんはどうでしょう?
桂:正直、完全にPLでの会話してたから、桂としてはまだ何とも言えなかったりします。先ほどの「全てが同じだった」というセリフは、PLの誤解であったのでキャンセルします。もしくは、記憶の混乱と思ってください。
GM:うい、了解。
星牙:「何が同じだったのか」と星牙に言わせてたりする(ぁー
ミュスカ:で、トリガーを確認するのは全員一致で《遠い記憶》使用OKみたいなので、桂さんGOー!(笑)
桂:待ってください。ステラはともかく、桂が全然追いつけてません。
GM:質問する分にはPL質問でOKかと。出た情報を見て、演出を考えればいいわけだし。
桂:実は、PCの思考をトレースしないとロールプレイ出来なくなる危険があるのが私。後付けだと何していいか分からなくなることが…。
GM:その辺は、本人のやりやすい方に任せます…(笑)。

 ここまでの相談にかかった時間は、リアルタイムで何と2時間。思ってた以上に、GMとPLの相互理解が出来てませんでした…。

桂:「全て同じ…いえ…」頭を押さえ。「…違うことも…あった。同じなのは…結末。…どうして、繰り返しているのか」
星牙:「…八代、さん…?」そこに、かがみこんで。様子を見守って。
桂:鳳さんを見上げて。「…分かっているのは」自分の胸に手を当てて「…私が、この繰り返しの…『源』…ということ」
イエル:「………」その状況を見ているので、同意する様に小さく頷き。
星牙:「……うん」頷いて。
桂:「…でも、私はそう、望んだ記憶はありません…なら、最初に、私に何か…あった…はず」では改めて、正式に確認します。繰り返しがなぜ発生したのか。それを思い出すために《遠い記憶》の三回のうち一回目を使用することに、賛成、反対、棄権、保留、など、表明よろしく。
GM:全員、それで構いませんね?(一同頷く)
桂:では、《遠い記憶》を使用します。

星牙:さて。ようやく桂に対する認識が『変な高校生』から変わったわけですが(ぁー
桂:もっと変になりましたか(ぁ
星牙:『変な能力を持った高校生』に(一同笑)。
桂:ほとんど変わってNEEEEEEE!

 端的に言うと、『さくら』と『八代桂』の力と想いが相互干渉を起こしたのが、このループの原因。
 二人とも『あの結末』を望まず、『もっと幸せな別の結末』を望んでいた。
 それに加えて、二人の『能力』が揃った時、それを可能にする性質を偶然持っていたため、無限ループが発生した。
 故に、『さくら』が現状を諦めてしまうか、或いは『八代桂』が死亡することで、ループ自体は解ける。


GM:今の質問に対する答えは、以上。
桂:さて。仮説のひとつ、『トリガーが一人ではない』がとりあえず成立。
イエル:うわぁ、これはこれは………色々と厳しいねぇ。
ミュスカ:桂の死亡も消滅の鍵なのか。
桂:桂の死亡が条件であることは、核と判明した時点で分かっていた。桂が死亡すれば、ほどなく、ドミニオンを支える力がなくなるから。
星牙:ソダネ。
ミュスカ:《永劫より》使っての生存はOK、なのかどうかは…戦闘時に分かるか(笑)。
桂:そこまで短時間だと駄目だと思う。力があるのは『血』だと設定に書いてるから、死んでもすぐに、ってことはないと思う私。というか、それで済んだらあっさりしすぎてないかと。
イエル:諦めさせること、の定義が解らないな……やっぱり、御劔神父と接触すべきかなぁ?
桂:神父との接触は必要でしょうね。では、探すところからいきますか?
星牙:戦闘時の様子を見るに、さくらは諦めそうもない、かといって桂を殺すのはそれでPC的に是とせんな…。んでもって『ループ自体が解ける』ことそのものを目標とすべきかどうかだ。
ミュスカ:イエル君、諦めさせたらループは消えるけど、『皆が幸せになる結末』も消え去るんだよ?
GM:一つ、補足しておきます。

●《世界律:円環》
 宣言:特殊/対象:領域
 解説:あなたのドミニオンは、一定の条件下で時間をループする。
 この世界律が発動すると、ドミニオン内に存在するものは【人間性】以外の全データと記憶を、“シナリオ内で設定した時点”の状態に巻き戻す(*今回のシナリオではオープニング直後まで)。

●《世界律:監獄》
 宣言:常時/対象:解説参照
 解説:ドミニオンを閉鎖し、脱出できなくさせるパワーソース。
 シーンに登場している任意のキャラクターを対象として選択すること。
 対象はあなたのドミニオンから出ることはできない。《レルム:地域》であれば移動が制限されることもあるだろうし、《レルム:世界》では退場自体を禁じる場合もあるだろう。詳細はGMが決定する。
 このパワーソースは《レルム:世界》か《レルム:地域》を取得していなければ、取得できない。


GM:現在、このドミニオンに働く世界律は上記の通り。ですが、イエルだけは故意に「世界律から外された」状態にあります。これは、『さくら』が更なる変化を求めたため。以上…かな。
イエル:うぃ、了解です。
桂:故意、か。しかし、さくらの表層意識はまた、巻き戻っている…。(ふと)…危ない危ない。《血脈付与》してからループすると、人間性だけ減ったままになるんだな。タイミング見切ってからでないと付与できない。
GM:あぁ、そーですね(笑)。
ミュスカ:イエルが介入しなかったら絶対に誰かが死ぬ。誰も死んで欲しくないからループに陥っている。
星牙:せめて『妥協できる結末』に持っていければ、『諦める』ことはあるかもしれない。
桂:完全な『皆が幸せ』はおそらく無理。梢には妥協してもらう必要があると思う。
ミュスカ:ループが消滅する条件は、さくらが諦めるか望んだ結果になるか、ループを形成しているどちらかが完全に死ぬ事、と考えてます。
イエル:そもそも、梢が両親の死を認められて、受け入れればいいんですがねぇ。
星牙:うん。
ミュスカ:ですな。両親にはもう会えない事を教えないといけませんね。
桂:神父と梢を話し合いさせないとならないとは思う。
星牙:まさにそこだ。
桂:過去の死者を復活させるなら、どうやっても代償は払うことになると思うので。
GM:小学一年生に、多くを期待しないでね…(笑)。

 PLの意見、物凄く正論ではあるんだけど。世の中には『正論の通じない相手』というのもいるんですよね…精神的に子供の人とか。

ミュスカ:……別に復活させなくても、幽霊なり何なりに会わせちゃって満足させれば良いんじゃないか…と思ってはいけないんだな(笑)。
イエル:うーん、御劔と梢を会わせてあげたいんだが……それにより何が起こるかが問題なんだよなぁ…。
星牙:というか、梢とさくらが一緒に居る以上、今の神父を連れて行ったら惨事になるとは思う。
GM:仮に御劔と梢を会わせたとして、梢が『お兄ちゃん』と認識できるかどうかは判りませんよ? たぶん、理解できないんじゃないかなー。
ミュスカ:やっぱり、知らないおじさんなんだ(笑)。
イエル:あー、そっか。そうですよね。
桂:そういう問題はこれからクリアできるか考えるまでです。
イエル:でしょうねぇ……だったら、どうするか…。
ミュスカ:けれど、御劔を押さえる事自体は絶対条件でしょう。下手に放置しておいて、横からバッサリなんて可能性もありますから。
星牙:お話が通じるとすれば、梢とさくらの方がまだ目があるとは思う。
ミュスカ:パーティーを分割するか。梢とさくらを説得するのと御劔を押さえておくの、片方ずつ処理していても後手になる可能性がある。
桂:どっちみち、神父を捕まえて説得する必要はあると思う。
星牙:まぁネ。
イエル:ある意味それも手なんですよねぇ。………ふと思ったのですが、私が御劔や梢の絆を取得すれば、どうなるんだろうか?
ミュスカ:ええっと、PCと同じ法則で行くならループの記憶を取り戻す?
星牙:それは一つの手か。
GM:記憶を取り戻すかどうかと言うなら、取り戻せますよ。
星牙:しかし梢がさくらの手の中にある以上、神父の説得は難しい。
イエル:もし記憶を取り戻したら、梢は悲惨なことになりそうで嫌だなぁ……。
桂:さくら自身も、文面通りなら、毎回リセットしてる。さくらにも結ぶ意味はあるかもしれない。枠足りなそうですね。
イエル:さくらへの絆は既に持ってますよ。
桂:あ。となると、前回まではともかく、今のさくらは記憶残しているか。
ミュスカ:実行者であるさくらが記憶を失えば、ループを行なう意味が薄れてきますから、記憶は持っていると思いますけど。
桂:繰り返しを望む→ループ開始→記憶リセット、は十分ありえるかと。さくらが意識してセッティングしてないのは、まず間違いないので。
ミュスカ:そこで気になるのは『誰が最初に死ぬのか』。これを知らずに御劔を説得してから梢に行って、既に手遅れなんて洒落になりませんし。
桂:それは、どうやら回によって違うらしいので、なんとも言えませんね。
ミュスカ:確実に死者が出るだろうポイントは、さくらと御劔が激突する時。しかし、それ以前に梢が願いの代償で死んでしまっている可能性が…
GM:ぶっちゃけ、『誰が死ぬか』の順番はGMにも予測不可能です(きっぱり)。
ミュスカ:…あるのですよ、ってGMー!?(笑)
星牙:でしょうな(’’
GM:だからこそのランダムシナリオなんだもの…(笑)。
イエル:あー。地雷原を目隠しして歩く気分だ(笑)。
桂:戦いのトリガーを真っ先に引きそうなのは神父だから、優先する意味あるかと思う。
ミュスカ:団体で動くなら、先に梢とさくらを説得する方に動けば、少なくとも知らない所で御劔とバトルは防げるかと。とりあえず、梢とさくらの方に向かいますか? そこが一番『誰かが死ぬ』可能性が高い場所ですし。
桂:その状態に神父が来たら、止められない可能性高いですよ。
星牙:んむ…個人的には神父放置、梢さくら説得、なんだが。時間稼ぎ役は欲しい気がする。
ミュスカ:なら、小母さんが時間を稼ぎましょう。ループが始まる前から知っている間柄ですし。
桂:あと、途中の時点で、会話してる=意識のある梢見てますよね。逆に、さくらの所まで行ってしまうと、梢はもう意識ないかも知れないとも。
イエル:神父は警戒しておくしか無いかもしれませんが……確かに時間稼ぎは欲しいかな。
桂:というかです。どっちみちランダムエンカウントなので、動いてから考えるしか。
イエル:とりあえず動いてみる、というのも一つの手ですねぇ。
桂:誰に会うかは、どーせ狙えないという。
星牙:それは思った(笑)。狙ったところで遭遇できるか怪しいな(笑)。
ミュスカ:厄介だよ、ランダムエンカウント(笑)。
桂:ランダムイベントなんだから、無理だろ。と、今まで気づかない私。というか皆。
ミュスカ:何処かで旗が立ってて、狙った人物を探せるというなら別なんですけどねぇ(苦笑)。
イエル:とにかく動くしかないのかなぁ?
GM:お互い、広い公園を歩き回っている状態なので。偶然狙った人物を引き当てる可能性は低いでしょうなぁ(笑)。
イエル:そしてシーン終了時の謎ポイントが気になっている私(ぁ
GM:あ、謎ポイントのこと忘れてなかったのね(何
ミュスカ:推測で良ければ、謎ポイントについて言いましょうか? 多分、『さくらの諦めポイント』でしょう(笑)。
桂:あれは事態の進行速度と相場は決まっている。
イエル:一定数を超えればアウト、と思っていたりするんですがねぇ(笑)。
星牙:まぁ進行速度が妥当、諦めポイントは希望(笑)。
桂:そういえば、この公園って広さどのくらい?
GM:新宿中央公園ぐらい…って、言って解ります?
ミュスカ:ごめん、全然分からない。
星牙:ぁー結構広い。
桂:普通の公園より遙かに広いというのは、行動した感覚でだいたい分かってますが。
GM:まぁ広さ自体はそこそこだけど、公園内の時空が入り乱れてるので、迷路みたいになってます。
桂:そういうことか。ループ内でも、いろいろ…ありましたね。そういえば。
GM:ちなみに星牙君が途中で会った花見客ですけど。別の時空に迷い込んで、他の人にとっては今ごろ『神隠し』状態じゃないかな?
星牙:ぁー。生贄ポイントか(何
桂:力の代償な。
ミュスカ:奈落が近づいてきてそうだ(汗)。
星牙:そ し て 誰 も い な く な っ た (マテ
イエル:うーむ、これは急がなくてはいけないかねぇ?
GM:いや、単に“他の時空に迷い込んで戻れなくなった”だけなので。『さくら』にとっては何のメリットもありませんが。
ミュスカ:何だ、事件に巻き込まれただけか。
桂:だけとかゆーな。
GM:ただ、“他の人の認識”としては『神隠し』と解釈されるのではないかと、そーゆーことです。
イエル:成る程です。

「…想い。この、繋がれた想いは、あの子…さくら、の想い」

 桂は手首を強調するように、掌を上に、手を肩の高さ辺りに上げて呟いた。

「私自身にとっては、この血の力は、ただ、あるだけ。
 あの子が願ったから、こうなって、しまった。こんなことは望んでいなかった、違う結末を…と」


桂:「だから、違う結末を」座り込んだまま、この場の皆を見回して。「探しましょう」
星牙:「OK。違う結末が出るまで、とにかくやってみよっか」桂に、手を伸べて。
桂:その手をとって。
イエル:「ですね。この状況を打破するには、とにかく動くしか無いでしょうね」
ミュスカ:「なら、早い方が良いわね。繰り返しが終わる前にハッピーエンドを見つけないと」
桂:「ええ」
星牙:にぱ、と笑って、立ち上がらせようと。
桂:立ち上がります。「あらためて。八代桂と申します」お辞儀して。「よろしくお願いいたします」
星牙:「知ってると思うけど。星牙。鳳星牙」くす、と笑って。
桂:正直、知ってると答えられる自信はいまいち、ない。
ミュスカ:「ミュスカよ」
イエル:「イエル・クロスナー。どうかよろしく」一礼。
桂:「では、行きましょう」
星牙:「ん」頷いて。

GM:では、次のシーンへ駒を進めましょう。絆など、あれば。
桂:公園に向けていた絆の正体は、ある意味さくらだとは分かったけれど、ルール上どうしようもなし。今後ありません。
ミュスカ:おっと、星牙に絆を取得しまーす。これでファンブルとか面白いのに(ころころ)30、無駄に高くて星牙に絆/庇護を(笑)。
GM:うい、それでは。

▼絆/エゴの変化
ミュスカ:星牙に絆/庇護を取得。



ミュスカ:そして相談で2時間も使っちゃったよ。 orz
桂:それは、結果が分かってない相談ですから。
GM:ちなみに延長はどれくらいまでOKです? 場合によっては、三日目もあり得るので。
星牙:延長はこちらは問題なく。
イエル:私は延長大丈夫です。
ミュスカ:お天道様を拝んでも大丈夫なぐらいに(ぇ
イエル:さて、絆が問題なんだよなー。どうするか…。
星牙:そして正直、他のPC置いといて、さくらに取りたい…双子って割と自滅技なのな。 orz
ミュスカ:双子は絆のやりくりが大変ですね(笑)。人間性が初期値付近の時は助かりそうですけど。
イエル:私も桂さんには取れそうもないんですよねぇ。残り二つで、それは梢と御劔に使いたい。

 …この時点では、GMも「まだ時間は大丈夫だろう、余裕見て作ったし」と思ってました…(遠い目)。



●ミドル12 『純心』   シーンプレイヤー:星牙   登場難易度:7

○公園内


GM:さて、恒例のランダムダイスをどうぞ。
星牙:1d6で良かったかしら(いっころ)…1。
ミュスカ:ビンゴー! のはず。
イエル:NPCと遭遇ですな。
GM:ビンゴですな。ではもう一回、1d6を。
星牙:ここで外すと見た(いっころ)3。

 人物遭遇チャート―――3:梢

イエル:ビンゴー!
ミュスカ:星牙君ナイス!
星牙:…ぶ。問題は“いつ”の梢かってとこでもあるが。

GM:さてさて。あちこち探しながら歩いていると…偶然にも、道の向こうを梢が歩いているのが見えました。
桂:「あっ…梢ちゃん」
星牙:「ぁ、あれ…? 梢ちゃーん!」思わず手を振って。

GM:桂は同行するのですな。
桂:します。
ミュスカ:問題ないなら小母さんも同行しますが、よろしいですか?
GM:GMは問題ないです。
星牙:シーンプレイヤーとしては特に問題なく。
ミュスカ:では同行します。
イエル:うーむ、私も同行した方がいいのかな?

GM/梢:「…え? あれ、せいがお兄ちゃん?」振り向いて。
星牙:たたたっと駆け寄って。
桂:さて。自分の記憶に自信がありませんが、久我山梢は桂を知っているのかどうか。反応を見る。
GM/梢:「…あれ。神社のお姉ちゃんも一緒だー」首を傾げて。
ミュスカ:「この子が梢ちゃん?」
星牙:ミュスカにはこくこく頷いて応えよう。「…? お友達は?」ぴょこんと屈みこんで。
GM/梢:「ん…さっきまで一緒だったけど。その…」星牙に聞かれると、少し恥ずかしそうにもじもじして。
桂:「ん」
星牙:「…?」首傾げて。
GM/梢:…………おトイレいってたの」顔を真っ赤に。
ミュスカ:星牙君をジト目で見てあげよう(笑)。
星牙:「そっか。お友達のとこに戻るとこ?」にぱっと笑って梢の頭くしゃりと。
GM/梢:「う、うん…」まだ少し恥ずかしそうに俯いて。
桂:鳳さんを押しのけて、梢ちゃんの頭ぽんぽんと。
星牙:「とと…八代さん?」押しのけられた(ぁー
桂:鳳さんに向いて、ぷいっと(ぇ
ミュスカ:「二人とも、何やってるの」何だか子供みたいに思えて呆れております。
星牙:……何か、変な事した?」こそっとミュスカとイエルの顔色を疑う(ぁー
GM:梢はきょとんと、大人達の反応を見ているぞ、と(ぁ
桂:子供です。
ミュスカ:なら、そんな梢ちゃんの頭を優しく撫でる。
GM/梢:「…?」撫でられて、くすぐったそうに眼を細める。
ミュスカ:「星牙君から聞いたんだけど、お兄ちゃん探してたんだって?」
GM/梢:「探してたって言うか……会えたらお手紙渡してって、頼んだの」
ミュスカ:「お手紙に何て書いたのか、教えてくれる?」
GM/梢:「いいけどぉ…」

ミュスカ:星牙が持っている手紙を見れば一目瞭然と言うのは却下で(ぇ
星牙:まぁ、こっちから聞いたと言うのも不自然ですしな。

GM/梢:「『お兄ちゃんへ。パパとママにあってきます。おじさんおばさんにはナイショだけど、しんぱいしないで』…って。…でも、なんでそんなこと聞くの?」
ミュスカ:「へぇ、梢ちゃんはパパとママに会いに行くんだ」
GM/梢:「うん、そうだよぉ」嬉しそうに。
ミュスカ:「けど、お兄ちゃんを除け者にしていいの? お兄ちゃんだって会いたがってるんじゃないのかな?」
GM/梢:「そうだけど…さくらちゃん、『時間がないから』って。だから会えるようになったら、また今度さそおうねって約束したの」
ミュスカ:どうやら、儀式なり何なりの時間は既に決まっているのか。
イエル:「……えっと、そのお友達と会いたいんだけど、何処にいるか判るかな?」すっとしゃがみ込んで目線を合わせ。…登場していた、でいいのかなぁ?
GM:同行者宣言しなかったからには、一応登場判定を(笑)。
イエル:うぃさ。(ころころ)13、成功ですな。
GM/梢:「うん、わかるよ。公園の奥なの」
桂:「でも、梢ちゃん、お父さんとお母さんは…」
ミュスカ:そこまでで桂の口を塞ぎます。「なら、私がお兄ちゃんを探してきてあげる。それらしい子を、ついさっき見かけたから」
GM/梢:「ホント? ありがと、お姉ちゃん!」
ミュスカ:「どういたしまして」

桂:いいでしょう。言いようはありましたが、練る時間があるならそれもよし。
イエル:一応、場所は判りそうですが………どうしましょうかね?
ミュスカ:とりあえず、儀式の方にも人がいて欲しい。御劔がそっちに行った時に止めて欲しいし。
イエル:では、私はついていきましょうかね。

星牙:「…んーと。梢ちゃんが戻るんだったら、連れて行ってもらっていいかな」かがみこんで。
GM/梢:「うん、いいよー」頷いた。
星牙:「じゃ、れっつごー…!」ひょい、と梢と手を繋ごうと。

イエル:ここで梢に絆を取ったらマズイと思います?
GM:その場合、梢が『前のループの記憶』を取り戻す可能性があると言っておきます。
ミュスカ:このタイミングか………最終的にはお任せですが、正直子供に誰かが死ぬ記憶は持って欲しくないと小母さんは考えます。
イエル:ですよね……だったら、無理かな。
GM:シーンを切って主役交代します? それとも場所だけ移します?
星牙:んー…一旦シーン切り、で良いとは。
GM:次は桂のシーンにして、さくらと面会しますかね。ミュスカは別行動になりそうですが。
ミュスカ:はーい、迷宮化した公園駆けずり回ります(笑)。
桂:絆を結べないと分かっている相手というのも、ある意味微妙。

GM:では、一度シーンを切ります。絆など、あれば。
イエル:見送ります。
ミュスカ:梢に絆取得を挑戦。いつネタの神様が降りるかな〜?(ころころ)成功。ネタはまた先ということで、梢に絆/約束を取得、これで枠一杯です。
GM:では。

▼絆/エゴの変化
ミュスカ:久我山梢に絆/約束を取得。




●ミドル13 『約束』   シーンプレイヤー:桂   登場難易度:7

○公園の奥


 ―――そこには、大きな桜の樹があった。
 その根元で、幼い精霊が友人の帰りを待っていた。
 桜の樹は美しく咲き誇り…“以前”に見た時のような不気味さは、微塵も感じられない。


星牙:そして同行希望。
GM:同行したい人はどうぞ。
イエル:同行者として登場しますね。
星牙:というか同行しないと場面が繋がらない罠(ぁー
GM:星牙君ってば、また道に迷って…(ぉ
星牙:すっかりそんなイメージがッ!(一同爆笑)

桂:「(そう…私の血に繋がっている、この子が)」胸の前で一度手を握り。
GM/梢:「さくらちゃん、ただいまー!」と、駆け寄っていきます。
イエル:「……やぁ。また、会ったね」さくらに向かって微笑んでみる。
桂:その場でお辞儀をする。
星牙:「…や」にぱと笑い、小さく手を振って。
GM/さくら:「お帰り、梢ちゃん。……誰?」不思議そうに首を傾げて、イエルを見る。
イエル:「……覚えていないか。まぁ、それだったら構わないよ」苦笑して。
GM:イエル、〈知覚〉で判定を。
イエル:あまり自信は無いが…(ころころ)う、微妙(笑)。達成値10。
GM:…ギリギリだな(笑)。

 目の前にいる『さくら』は、イエルと出会った最初の『さくら』とは似て非なる存在。
 端的に言うと、彼はまだ“ドミネーターになる以前”の『さくら』である。
 イエルが知り合い、絆を取ったのは『ドミネーターのさくら』なので、今ここにいる彼はイエルのことを知らない。


イエル:了解です。
桂:さくら自身もリセットしている。やはり。
星牙:別存在として絆を取ったとして、記憶が維持できるかはまた怪しいですけどな。
ミュスカ:そして全てが終わった後には、エゴを失ったドミネーターは消えていくと。
桂:そして今思った。“彼”だったのか、さくら。
GM:さくらの性別は不明です(笑)。正確には、性別も含めて“まだ決まっていない”。
ミュスカ:女の子にも男の子にもなれるのですな(笑)。
イエル:まだ何にも染まっていないのですね。
桂:これほどに強く結びついているのに、私は、この子のことを知らない。

星牙:「俺達は梢ちゃんのお友達…で、良いかな?」梢に尋ねつつ、近寄ろうと。
GM/梢:「お友達…なのかな?」ちょっと首を傾げて、頷く。
桂:「私は八代桂…」
イエル:「……ごめんね。いきなり変なことを言って…」苦笑しながら誤魔化しつつ、どうするべきかと悩む。
GM:イエルから見ると…まだこれから『どんな精霊になるのか決定されていく』段階ですな。言ってみれば、『生まれる前のドミネーター』ということ。
桂:そう。精霊は、人の想いに強く左右されるのだと。我々が『人』に含まれるかは謎ですが…。
イエル:つまりは今から起こること次第で変わるかもしれない、のかねぇ?
桂:もちろん。
GM:イエルには、前に調べた情報でも出したはず。

 彼ら精霊は『生物の想念』に影響を受けやすい。
 平たく言うと、『人々の抱いたイメージ』が精霊の性格・能力を変化させる場合がある。
 特に“生まれたての精霊”は、その傾向が極端に顕れる。


桂:謎とか言ってないで、やってみるまでか。
ミュスカ:それも繰り返す要因の一つじゃないかな? とりあえず最悪の事態は避けろー。
イエル:…げ、最悪なことを想像してしまった。
星牙:む?
イエル:御劔のイメージのせいで変貌してしまったのかも。邪悪な魔物と見なしていたし。
星牙:だろうな。それは思った(’’
イエル:それだったら接触するのはマズい(汗)。
星牙:うむ。確実にな。
ミュスカ:極度に影響を受ける点、これが多分『誰か』を死なせる直接的な原因になりかねないから。
桂:神父押さえるのは、とりあえずそっちに任せた。
イエル:御劔に絆を取って記憶を思い出させて、それから説得する必要があるかも。
桂:だからどっちみち説得は必要だとー。
ミュスカ:見つけられれば押さえてみます。結局は全員会わないといけないけど(遠い目)。
イエル:というか、《遠い記憶》で変貌する理由がはっきりすれば、今すぐにでも御劔の方へと向かうかも…。

星牙:「梢ちゃんの、パパとママに会うんだって?」しゃがんで、二人の目の高さに合わせて。
GM:二人は嬉しそうに頷きを返す。

星牙:…ふと、「パパとママに会いに行く」を誤読した可能性に思い当たった(ぁー
イエル:どういうことですか?
桂:そこは、変化を見てないっぽいから、私に分かるかは…いや、誤読ではないな。可能性が大きく二つあるってだけ。でも、そっちだとかなりあれだが。
星牙:いや、「呼び出す」のではなく「連れて行く」魔物と思われた影響が出たのなら、と。
イエル:ああ、そういうことですか。
星牙:梢の台詞だと「呼び出す」心積もりでいる感触なんだが。
桂:噂の内容は、「死者が蘇る」、「死んだ肉親に会える」、「蘇った死者に連れ去られる」など。…どっちもあり得そうではあるな。

星牙:「さくらちゃん、パパとママの居るとこ知ってるんだ?」にぱ、と笑って。
GM/さくら:「ううん、知らないよ?」ふるふると首を振り。
星牙:「? それじゃ、どうやって会いに行くの?」さも不思議そうに。
GM/さくら:「それは、今から“みんな”が決めてくれるんだよ」にっこり微笑んで。
イエル:「……“みんな”?」首傾げ。
GM/さくら:「うん。この公園にいる人たちや、桜の“噂”をしてる人たち、みんなが」
桂:「…想う、通りに?」
GM/さくら:「みんなが信じてくれるから、もうすぐ『力』を使えるようになるんだ。まだどんな力になるのか判らないけど…梢ちゃんの願いは、きっと叶えられるよ!」心底嬉しそうに。
星牙:「それじゃそれじゃ、今日じゃなきゃいけない、っていうのは?」目を丸くして首かしげ。
GM/さくら:「みんなの“想い”が力を使えるくらいに溜まるのが、今日なんだ」
桂:「それで、いいの? あなたの噂は、皆、色々なことを言っている。怖がる人もいるわ」
GM/さくら:「…? どういうこと?」
桂:「その、想いのままなら、どうなるかは分からない。梢ちゃんの願い通りになるかも、ね」膝に手をついて中腰になり。

 ―――私は―――私の力も、同じ―――。

「もし、そうならなかったなら、嫌じゃない?」

 ―――よく、識っている。


桂:…精霊自身の意志でどうにかできるのでないと、今言ってることに意味ないわけですが。
GM/さくら:「……よく分かんない…」不思議そうに首を傾げている。
桂:私もよく分からない(ぉ
星牙:「…でもさ。本当にそんな力が使えるなら、凄いよね」桂を見て、そしてさくらを見た。
桂:(溜息)「思い通りになるのなら…ね」
GM:「凄いよねー」「ねー?」と、子供二人は笑い合う。
イエル:「色んな人が居て、色んな考え方がある。だから、みんながみんな、同じことを願うかどうかは判らないんだよ。どんな力になるのか判らないのなら、その力が梢ちゃんを傷つけてしまうかもしれない。それは嫌だろう?」ゆっくりと語りかける。
GM/さくら:「え…? だけど…」戸惑ったような表情で。まぁ、見ての通り『さくら』も精神的に子供なので。難しいこと言われてもわかんにゃい(ぁ
イエル:うーん、それが困ったところですよ(笑)。
桂:まぁ、見ての通りGMも精神的に子供なので。難しいこと言われてもわかんにゃい(ぁ
GM:GMがですかい?(笑)
星牙:ふと。花見客の噂話だけだと、そう凶悪になる事は無い気がしている。そして神父一人の想念で極端に左右されるような事なら、こっちで信じる事でどうにかできるかもしれない。
桂:元より、桜にまつわる噂は割と『死』のイメージあるんだよ。
星牙:…まぁ希望的観測ではある(’’
桂:だから、本人に信じさせるまでだ。

イエル:「確かに、梢ちゃんの願いを叶えてあげることができるかもしれない。だけど、そうならなくて、それで梢ちゃんが傷ついたら二人とも嫌だろう? 違うかい?」しゃがんで目線を合わせて。
GM/さくら:「だって、梢ちゃんのお願いだもん…それに、もうすぐ“想い”も一杯になるのに…」納得できない顔で。
桂:「じゃあ、梢ちゃんの願いごとは?」
GM/梢:「パパとママに、会いたいの」
桂:…死の概念が分かってないから、一段階目で既に曖昧すぎるかも知れない。さくらへの働きかけに繋げようとしたけれど、少々面倒かしら。
星牙:「…んーと。梢ちゃん。パパとママって、どんな人?」
GM/梢:「やさしいよ。ママはお料理が上手で、パパはゲームが得意なの!」
星牙:「そっか。…よく覚えてるんだね」くしゃ、と撫でて。
GM/梢:「えへへ…もうすぐ会えるんだよね、楽しみだなぁ」眼を細めて、本当に嬉しそうに微笑む。

桂:これは…『エゴ/願いを叶える』で、それ以上何も具体的な意志がないかもしれない。
ミュスカ:願いを叶えた結果、どうなるかまで考えてなさそうですね。
星牙:難しいな。
桂:どう叶えるかも、全くイメージも考える動機もなさそう。『願いを叶える』の文面通りっぽいな、現状。
ミュスカ:とりあえず、このまま行くと梢が死ぬように見えるのは気のせいかな?
イエル:うーん、現状、これ以上変えることが出来ないような気が…。
桂:でも、事後に後悔しているんだから、何か動かせるはずなんだ。
ミュスカ:会いに行った結果、誰に会えなくなるか教えれば揺れるんじゃないかと思っているけど、シーンに出てない者は敢えて沈黙。
桂:それは『どう願いを叶えるか』に依存するので、そこが全くイメージ出来てないなら、何とも。とにかく、具体的なイメージを、さくらに持たせないと…。

星牙:「…ね、イエル。少しだけなら、叶えられるんじゃないかな」梢を、撫でながら。
イエル:「……上手くいけば、出来るかもしれません。だけど……このままでは厳しいでしょうね」真剣な表情で。

星牙:てことで。…博打だが、こっちに賭けてみる。
桂:桂は君らが何を言ってるのか理解してません。
GM:…………何がしたいのだろーか?(←GMも理解してない)

星牙:「いや。それを俺達が疑ってたら、出来ないかもしれないって思ったら。違う結果は出ないんじゃないか、って思ったからさ」
イエル:「………そういうことですか。賭け、ですねぇ、これは」
桂:目をぱちぱち(←素)。
GM:さくらと梢もきょとんとしている。
桂:一緒にきょとんとしている私。ある意味さくら以上にさくら的な性質だと思いましたけどさ自分っ。
星牙:「ね、梢ちゃん。ひょっとしたら一目見るだけかもしれない。少しお話できるだけかもしれない。それでも、パパとママに会いたい、かな?」
GM/梢:「…うん。会いたいよ!」少し首を傾げて、大きく頷いた。

ミュスカ:大博打ですな。こちらから蘇生のイメージを固定するなんて(笑)。
星牙:うむ。大博打なのは承知の上。星牙思考に乗せたら、こうならざるを得なかった。
イエル:正直、画面外の御劔神父の動きによって酷いことになりそうなんだよなぁ。
桂:イエルの能力知らないし、シート見ても分からんので、私に考えつくのは、とにかく今、強い想いで染めてしまえ、しか。どうして私は梢さくらサイドみたいになってるんだろう?

星牙:「さくらちゃん。そんな風に出来る、と思う?」首かしげ。
GM/さくら:「…うーん。“みんな”がそう信じてくれるなら、たぶん」こくり、と頷く。
星牙:「…よし。それじゃ、俺は、信じる」

桂:イエルはダミーか!? 騙された。
イエル:《遠い記憶》の使い処かもしれないんですよねぇ。だけど、何を聞けばいいだろうか…(悩)。
桂:質問以前に、PL&PCの意図の時点で騙されてたわっ!?
GM:騙してない、誰も騙してないから(笑)。
桂:イエルってそんな能力あるのか、と割と本気で思っていた私。
星牙:精霊についての知識は、精霊に確認したまでだ(笑)。
桂:イエルって精霊か!? ループのせいだ。忘れてた。いや、桂は知らんけどそもそも。

GM:で、他の二人は?
桂:うぇいとうぇいと、うぇいとあもーめんと。PL&PC共に、理解がやっと追いついてきたところです。
イエル:「……もう少し、願いを叶えるのを待ってくれないかい?」唐突に語りかけ。

星牙:さてGM。シーン途中ですが、さくらに絆取得を試みていいでしょうか?(人それを大暴走と言う
ミュスカ:凄い暴走ですな(笑)。シーンに登場してないキャラは賛否を言う資格無しです。派手に暴走しちまえ!(笑)
GM:まぁ絆取るのはシーン最後、そういうルールだし。ただ、ロールプレイを鑑みて星牙にはボーナス+5あげます(笑)。
星牙:ありがとうございます(笑)。
桂:ああ…とうとう来たか。絆を結べないことの、因果が…。残念ながら、私には口で言うことしか出来ないようです。影響しないことを祈っていましたが、無念。
イエル:私としては、その路線でいくならば、先に御劔の問題を解決しておきたいんですよねぇ。
星牙:その方が確実ではある、か。

GM:さくらはイエルを見て「…待つの?」と聞きます。
イエル:「うん。あとちょっとでいいんだ。一つ、やっておきたいことがあってね」苦笑しつつ。
GM/さくら:「…どっちにしても、すぐには無理だよ。まだ力が溜まってないもん」さて、そういう方向で『さくら』を信じた星牙君。特別に、謎ポイント1d6を振ってくださいな。
星牙:謎点(いっころ)2。
GM:了解。2点追加っと(書き書き)。
桂:…そうか。理解した。だから、私には無理なのか。「…そういう、こと…ね」
イエル:「……よし、だったら…やれることはやらないとな……」ここで退場して御劔さんを探しに行きたいのですが…いいですかね? 見つけられるかすら解りませんが。
GM:構いませんが、見つけられるかどうかは確かに不明です。
イエル:それでも、やれることはやっておきたいので。
星牙:「そうだね。やれる事は、やらないと」笑顔で、頷いて。
GM:(うーん、見つける方法も判らないまま探しに行くのか…)あぁ、退場する前にイエルには教えておかないと。
イエル:はいな?
GM:今の瞬間、『さくら』の性質が僅かに変化したのが感じられました。まだほんの僅かなものですけど。
イエル:……星牙君が信じたから、かな。とにかく、了解しました。「(今のは…これだったら、やれるかもしれない……)」そう思いつつ、私は退場しますかね。
桂:「…信じて、くれる…?」どうしてか、そう、星牙に聞く。
星牙:「……」黙って、微笑んで。桂に手を差し伸べて。
桂:「(―――今の私は、あの子と同じ―――)」その手を両手で握りしめ。
星牙:大丈夫、と言う様に、視線を送り、頷いた。
桂:「―――ありがとう」手を離して、今度はさくらを抱きしめる。
GM/さくら:「…?」驚きつつも、不快な様子ではない。
桂:「私たちも願いましょう。皆、喜べればいい、って」

GM:…はっはっは、そしてすみません。どう考えても予定時間内に終わらない(爽やかに泣きながら)。
イエル:まぁ最初で悩みすぎましたからねぇ(苦笑)。
桂:桂とさくらが、ある意味同じ存在ってのは想定外でした。
星牙:長考の上、酷い暴走までやらかしてますからな。 orz
ミュスカ:ですな、ここまで来たら延長した分を取り戻すぐらいなハッピーエンドを!
桂:つい、このままさくらたちと一緒に待っていそうになるこの流れはどうしよう?
星牙:遅れてついていって同行した扱いにすれb(たきゅーん
桂:ずっとここで待ちそうな気がしてならない私がいる…って、だめだそれじゃ、私!
星牙:まぁ必要ならば無理やり「まてぇィッ!」て登場すれば(それ何処の拳法家
GM:あー、シーンを切って良いなら、そう言ってくださいな。止め所が判らないので、正直困る。
桂:まだ。

星牙:「…じゃ、俺達も。行こうか?」立ち上がり、桂の頭に、ぽふ、と手を置いて。
桂:「え…あ、ああ、そうね。私も、できることを…しないと。じゃ、お祈りしててね。うまくいきますように、って」星牙に振り向き。「ありがとう…。いきましょう」
星牙:「ん、そしたら、絶対うまく行くさ」頷いて。
桂:「ええ」微笑み。「(―――そう、なれば)」

GM:では、絆などあれば。
星牙:ではさくらに(ころころ)絆/信頼にて。
イエル:御劔神父に(ころころ)絆/改変を。彼を含むこの流れを断ち切る為に、ということで。
桂:公園への絆/…終わらせる。これは意味としては、このループに、その核である、さくらと、実は私自身に向いたものであった。だから、この内容を(ころころ)絆/信じよう、素敵な明日へ、歩き出せることを。…また文章になっている。
GM:うい。では次のシーンへ。

桂:力技の結果、公園に絆/信じよう、素敵な明日へ、歩き出せることを。とか、不思議なことになっております。
星牙:不思議すぎるわ(’’
桂:対象が『公園』なのが致命的に謎な件。
星牙:カオスだな。明日(ぁー
GM:リプレイでは便宜的に絆/希望とでもしておきます、長すぎるので。

▼絆/エゴの変化
星牙:さくらに絆/信頼を取得。
桂:公園への絆内容を絆/希望に変更。
イエル:御劔神父に絆/改変を取得。




●ミドル14 『想い出桜』   シーンプレイヤー:ミュスカ   登場難易度:7

○公園内


GM:では、イベントダイスを。
ミュスカ:一発で決まると良いな〜(いっころ)6、トラブったー!(笑)
GM:はい、ではもう一度(笑)。
ミュスカ:小母さんの明日はどっちだ(いっころ)…5?
GM:ああっ!?(笑)

 トラブルイベント―――5:ここ数日の記憶が消え去る。

イエル:ま、まさか……やっぱりー!!
桂:ループしましたか…。
GM:よりにもよって、この段階で振りますか…(笑)。
ミュスカ:「………あれ? 私、何してたっけ?」これだからランダムはー!(笑)

星牙:何かレッドドワーフ号思い出した(’’
イエル:これって教えたら記憶復活するのかな?(汗)
桂:想いで定められるなら、そう、想えばいい。そんなことは分かっている。でも、多少違うとはいえ、自身でなく、他者に使い方を決められる力を内包する桂だから。そう、信じきることが、できないのだと。
ミュスカ:と言う訳で、シーン切って次行きましょう。(T T) 絆等は無しで。
GM:いえ、ここはミュスカの固有イベントを起こしてしまおう(きっぱり)。
ミュスカ:ナンデストー!?

 ミュスカは夕暮れの公園にいる。何をしていたかは、どういうわけか記憶にないが…。
 ……そんな時、彼女の視線の先に、懐かしい人が歩いていた。


ミュスカ:だ、誰なんだ?
GM:―――若かりし日の、あなたのご亭主。
ミュスカ:……………………ナンデストーーーーーーーーー!!!!!!!
イエル:ぶはっ!?(笑)
星牙:何てアレな固有イベント(’’

GM:思わず硬直したミュスカに、彼の方でも気付いたようで。笑顔でそちらに歩いてきますよ(笑)。
ミュスカ:「………ちょ、何で、若すぎるわよ?!」ワタワタオタオタでまともな対応出来ない(笑)。
GM/月宮:「…やぁ。待ったかい?」軽く手を挙げて。
ミュスカ:ちなみに旦那、どれぐらい前に見えますか?
GM:うーん、結婚前くらいかな? ミュスカの設定を見るに…ほぼ二十年前(笑)。
ミュスカ:「(よ、よーし、なにやら訳分からないけど乗り切って)…いや、俺もついさっき仕事終えたばかりだしな」と、昔の口調で対応!
GM/月宮:「そうなんだ?」言いつつも、少し周囲を気にするように見て。「…もし良ければ、少し奥の方まで行かないか?」
ミュスカ:「奥に? 何かあるのか?」
GM/月宮:「いや…その。ここだと、ちょっと人目が気になって」はにかむように、頬を少し赤らめつつ。
ミュスカ:「………ま、まぁ、別に構わないさ」何かに気づいたのか、こっちも少し紅くなってそっぽを向く。
GM:月宮氏は、ポケットに片手を突っ込んでいます。どうも、何かを握っている模様。
ミュスカ:では、ゆっくりと二人して歩いていきましょう。

星牙:ホントに…アレなイベントですな(ぁー
ミュスカ:こんなイベント起こしてくれるなんて、GM!! 美味しいイベントありがとう!(笑)
GM:いえいえ(笑)。ではこのまま…進めてしまって良いのだろうか。合流とかしないの?(笑)
星牙:いいえー、こっちは真面目に神父を探してますからー(ぁー
ミュスカ:合流しようにも、こっちは事件に関する事忘れてるぜ!(笑) と言う訳で誰かタスケテー(笑)。
桂:正直、「これシナリオに関係ないんじゃ?」と思って放置(ぁ
イエル:正直、悩んでいたり(笑)。でもせっかくなので登場しましょうかねぇ(笑)。

GM:そうして歩いていると…ミュスカさん、ちょっと〈知覚〉で振ってもらえます?
ミュスカ:小母さんに〈知覚〉求められても(ころころ)7。はい、素敵にヘッポコです(笑)。
GM:うっひゃー(笑)。
星牙:出目まで骨抜きにされとるな(ぁー
イエル:では、登場しますかね。このままだとどうしようもないし(笑)。(ころころ)12で成功です。
GM:ではイエル君。神父様を捜していたはずが、見つけたのはミュスカさんと、何やら親しげにしている男性。そして更に……並木道の向こうで、むくれている様子の“ミュスカさん”がいらっしゃいます。

ミュスカ:わーい、家庭崩壊の危機だー(笑)。
星牙:まぁ、うん。過去の関係者と接触したら、こうなるわな(’’/ぁー
ミュスカ:そこは楽しんでないで早くサルベージをー(笑)。
星牙:それだけで1シナリオ組めそうなネタだぜ! と言いつつ笑顔で見守らせていたd(略)。
桂:これ、関係あるんだろうかと悩むステラの図。なんか、カオスが致命的なことになる前に、いっぺん桂を殺しておいた方がいいんだろうか(ぁぁ
星牙:というかな。こっちが出ていっても余計な混乱を引き起こしそうな気がしたんだ(ぁー
桂:こんなところまで影響を及ぼすとは…。

イエル:「……え、ミュスカさんと……狼也君のお父さん? 何でこんな所に? ……というか、二人??」登場。二人を見つけて、混乱しておりまする(笑)。
GM:ちなみにミュスカさん達は、互いの存在に気付いてない模様です(笑)。
イエル:「……これは…どうするべきなのやら」混乱しつつも、旦那さんと居る方へ近付きますかね。
GM:独りぼっちのミュスカさんは、なにやら「遅い! あんにゃろう、何してやがる!?」とか呟いてるのが聞こえます。
ミュスカ:こっちはイエルを見つけていいのでしょうか? と言うか、早く元に戻って歴史を修正したい(笑)。
GM:〈知覚〉判定に失敗してますからねぇ。イエルが声かけるなら気付いて良いですよ(笑)。
イエル:「……ミュスカさん。御劔神父を見つけに行ってたんじゃないんですか?」困った様に声をかけ。
GM:では一瞬混乱しますが、ミュスカは記憶を取り戻します(笑)。
ミュスカ:「御劔? 何でここでアイツの……………」
GM/月宮:「…こちらの方は、お知り合いかい?」怪訝な顔で聞いてますが。
ミュスカ:「…………信、何も言わずに、向こうに行ってくれないか?」と、偶然この時代のミュスカがいる方を指差す。
GM/月宮:「…………あれ?」そちらの方を見て、呆然とします(笑)。
イエル:……また、記憶が曖昧になっていたみたいですねぇ」苦笑しつつ、そそくさと場を離れる(笑)。
ミュスカ:「女を待たせちゃダメよ」と今の口調に戻り、信の背中を押して向かわせます。
GM/月宮:「え、あれ、だけど…あれ?」と、押されてよろけた拍子に、彼のポケットから転がり出たのは指輪のケース。

星牙:アブナイトコロダッタネ(ぁー
イエル:GM、うきうきしてますね(笑)。
GM:せっかく用意したから、やってみたいイベントだった(笑)。
イエル:これは記憶が消えた後、というのが逆に良かったかも(笑)。
桂:私の血の力が、こんなところまで影響を…(ぁ

ミュスカ:「一世一代の決心でしょ、早く行ってあげなさい」ケースを拾って、しっかりと彼に握らせます。
GM/月宮:「あ、あぁ……ありがとう」混乱しつつも受け取って、彼は二十年前のミュスカが待つ場所へ走っていきました。
ミュスカ:20年後に、また会いましょ」彼には聞こえない声で呟き、彼を見送ります。

GM:さて。ここでミュスカも謎ポイント1d6を振ってくださいな。
ミュスカ:ここでも増えるのか。(いっころ)2か、最初のと出目交換してくれ〜(笑)。
GM:今ひとつ出目が奮いませんなぁ(大丈夫かなぁ…フラグ、間に合うかしら)。
ミュスカ:絆は今回無し。延長戦確実ですから、手早く次のシーン行きましょうか。
GM:では、次のシーンへ。



●ミドル15 『金難の相』   シーンプレイヤー:星牙   登場難易度:7

○公園内


GM:では、ランダムダイスを。
星牙:ランダぁームッ!(指鳴らしつつ)…6(遠い目)。
ミュスカ:何トラブル呼び出してるの(笑)。
桂:私が同行していれば基本ですね。
GM:はい、もう一度(笑)。
星牙:ぽいっと(いっころ)4。

 トラブルイベント―――4:昔の知り合いに出遭う。

星牙:……昔の、て。
GM:この場合…弟さんかしら、あまり詳しくないのだけど。或いは、以前斃した敵でも良いのですが(笑)。
星牙:まぁ怪しい宇宙人で良い感じ(ぁー

GM:(キャラシートを確認しつつ)…では、並木道の向こうを、あなたの弟が歩いています。
星牙:「れ、流牙? …ぉーぃ?」手を振って。
桂:同行同行。知り合いかしら、と首をかしげる。
GM:彼は何やら、ふらふらよたよたしながら歩き……やがて倒れる。
桂:「あっ」
星牙:「な…! 流牙! ぉぃ、流牙!?」たたっと駆け寄って、しゃがみこみ。
GM/流牙:「……め…」
桂:「だいじょうぶですか」同じく。
GM/流牙:「……めしぃ…」腹の辺りから、ぐるぐるぎゅうと騒音が。
星牙:「……お前なぁ…」がくっと肩を落とし。
桂:座り込んだ。「……はぁ…」
星牙:「……んと、八代さん、何か食べる物、あるかな?」苦笑して。
桂:首を横に振った。「大変なことになっているのでなくて、よかったですけれど…どうしましょうかしら…」
GM:星牙君。目の前の彼も、少しばかり“君の時間”とはずれたところにいるような気がしますよ?
星牙:なるほど。
GM:よく見れば、服装も随分と薄汚れて。まるで、行き倒れ寸前(*)のような風情。
桂:寸前も何も今、現在進行形で行き倒れてますね。

(*)星牙の弟は『行き倒れた所を親切な地球人に助けられ、その一家の世話になっている』とPLさんの設定に書いてあったので…。

星牙:「…とりあえず、と」試しに引っ張り起こそうとしますが。
桂:公園の中に、お店出てたりするかなぁ?
GM:出店なんかはありますよ。引っ張り起こすなら、ぐったりしつつ起こされます。意識は半分飛んでますが。
桂:「…お店まで連れていきましょう。しっかり」
GM/流牙:「…うぅ…めしぃ……」
星牙:「…まったく、しょうがないヤツだな」苦笑して、出店の方に運び。
GM:おぉ、ふと見ると蕎麦の屋台もありますな。今は家族連れの客が入ってるようです。
星牙:「……」財布チラ見して「大丈夫かな…」と言いつつ屋台の方へ。
GM/店主:「へい、カレー蕎麦お待ちどう!」とか声が聞こえてきます。
桂:「あの、おそばで大丈夫でしょうか?」蕎麦アレルギーとか思い出し。
星牙:「大丈夫大丈夫。こいつ、何でも食べるから。…席、空いてますー?」運び込んだ(ぁー
桂:頷いて。「カレー蕎麦を」反射的に、そして流牙さんを見た。
GM:流牙はぐったりしている。
桂:「大盛りでひとつ…」次に星牙さんを見た。

GM:ちなみに、星牙は流牙の『現在の家族』を見知ってるのでしょうか?
星牙:知らない気はしますな。弟とは偶に外で話してるくらいだと思われ。
GM:なるほど。……変に歴史が変わらないと良いが…(ぁ
桂:桂の力、シャレになってない……(笑)。

GM:では程なくして注文の蕎麦が届き。流牙は猛然と食い始める。
桂:「あ、あわてすぎですよ」
GM:流牙は猛然と食っている。ひたすら食い続けている。どこまでも食っている(以下エンドレス
桂:(やれやれのジェスチャー)
星牙:「ちょ、お前お替りは…!」財布の中見つつ冷や汗。
GM/流牙:「……おかわり」ドンブリをグッと店主に差しだし。

桂:そして気がついた。巫女装束のまま出てきたか、私…お財布なさそう。
ミュスカ:星牙君が別の意味でピンチだ(笑)。
イエル:今月は頑張って乗り切れー(笑)。

GM:横の家族は呆れ半分、感心半分でその様子を見ている。
桂:そちらに頭を下げた。
星牙:「待てーー!?」
GM:まぁ、そんなところで。あっという間に星牙の所持金は流牙の腹に納まったと(ぁ
桂:「…私はお財布もってきてませんよ…?」
星牙:「……ぁー…今月はもう昼抜きか…」へたってる。

GM:結局、足りなかった分は隣にいたお人好しの家族が善意で貸してくれましたとさ。では、謎ポイント1d6を。
星牙:謎点(いっころ)5。
GM:うむ、今度はなかなか。…5点追加(書き書き)。てなわけで、何もなければ次のシーンへ行きますよー。
星牙:はいなー。



●ミドル16 『死相』   シーンプレイヤー:イエル   登場難易度:7

○公園内


GM:では、ランダムダイスを。
イエル:(いっころ)…6。どうなってるんだろう(笑)。
GM:またか!(笑)
星牙:何というカオス。
ミュスカ:どうして皆トラブル好きなの!?(笑)
GM:では、もう一度。
イエル:(いっころ)5…って、やばー!!
ミュスカ:おいー!(笑)
星牙:(遠い目)
GM:あ、イエルに限ってはこれは無効。もう一度振って。
イエル:(いっころ)6です。
GM:これはまた…。
イエル:う、やばいのかな? かな?

 トラブルイベント―――6:自分の死体と出くわす。人間性1点減少。

イエル:ギャーッス!?
ミュスカ:南無〜。
星牙:SAN値がッ!?

GM:無惨にも闘いに敗れたのか、胴体を剣か何かで真っ二つに切り裂かれた自分の死体を見てしまった…。
イエル:「………ッ」これから先の運命を見せられたようで沈みそうになるが、無理矢理振り切る。
GM:更に、謎ポイント1d6を。
イエル:(いっころ)3。
GM:ふむ、3点追加。…低くて良かったね(ぼそり)。
イエル:あ、やっぱりですか(笑)。
GM:さて。PLの想像通りとは限りませんが…ね?(笑顔)
イエル:おお恐い(笑)。

星牙:剣を使う人。1:神父 2:星牙(ぁ
GM:合流とか、したい人はいます?
星牙:んー。
桂:ここで出てもやることはないかな。イエルがSANチェックしてるだけだし。
GM:何もないなら切ってしまいますが……誰も疑問に思わないのかなぁ? …ま、いいか。
桂:…このシーンに対してというなら、別に。
GM:このシーンに、ではないんですけどね。
桂:このシーンでないなら、ありますが。このシーンに出るかどうかとは別に関係なし。
ミュスカ:ダイス目に対して疑問があります(笑)。
GM:もっと根本的な部分と言うか、露骨に出てる部分と言うか…。ともかく、したいことがないなら次のシーンに行きますよー。
ミュスカ:どうぞどうぞ。
イエル:うぃ。OKです。
GM:(無限ループだと思って油断してるのかなぁ。セッション時間は有限なんですよー?)…では、次のシーンへ。



桂:……これを、見る必要が、あるのか? だとしたらイエルは…。イエルが剣で殺されるというのなら…いや、時空混乱してるから、どれが本当に関係する出来事か分からないんですけどね。
イエル:あ、あの死体を詳しく調べるのを忘れてた。 orz
桂:どうして時空混乱してるのか、というのもかなり気にはなりますが…。今、このドミニオンのドミネーターは誰か、とかも。



●ミドル17 『刻の螺旋』   シーンプレイヤー:桂   登場難易度:7

○公園内


GM:ランダムダイスどうぞ。
桂:(いっころ)3。

 トラブルイベント―――3〜4:花見客と出会う。

GM:というわけで、公園内では何も知らない花見客が、色々話したりしています。そこかしこから、“桜”に関する噂も聞こえてきたり。
星牙:同行します。しょんぼりしながら。

 曰く、
「さっき、大昔の知り合いに会っちまったよ。いやホントだって!」
 曰く、
「俺は、桜の近くで人が消えたって聞いたなぁ…」


桂:…繰り返しでなく、何気に少しずつ進行してるんだろうか?
GM:大体、「知り合いに会った」が3、「人が消えた」が1くらいの割合で、そんな話が耳に入ります。
星牙:うーん。
桂:前回よりカオス度が増してる気がするけど…それは単なる偶然(ランダム)か…?
ミュスカ:あらん? 噂における復活と消失の割合が変化してる?
桂:ランダム幅なのか、事態全体が変化しているのか。にしても「さっき」、か。
イエル:進行してますねぇ、明らかに……困ったことになりそうだ…。
桂:前回と今回の違いは、我々が記憶を維持していることと、それに伴って、さくらに一応説得かけたこと。

 手元のシナリオを確認、フラグ進行状態をチェックしていたGM。結果は…良くも悪くも、物凄くギリギリ。
 PLたちの様子から、暫し考えた末……ここに至って、一つ警告を発することにしました。


GM:…明かしてませんでしたが。実はこのシナリオ、シーン数制限があるんです。あまりもたもたやってると、自動的にBADエンドに突入しますので、そのつもりで。
ミュスカ:ランダム要素なのにそれは無茶な!
イエル:あー、やっぱりか……これはマズい(汗)。
桂:…だから、シーン数そのものを減らす必要があるのか。だから、ああ言った…って分からんわ!? OK。では、計画を立てようか。
ミュスカ:減らそうにも御劔を確保しようとしてるんだけど、ランダムで確保できない。これをどうやって減らせと?
桂:現在示している目標:神父を捕まえて説得する。これはこれで継続はするけれど、どうやら、必須条件ではない、と考えるべきか。
イエル:もっとあからさまな部分があるらしいんですが……《遠い記憶》かなぁ。使い処っぽい。
桂:疑問、『今、このドミニオンは、誰がドミネーターなのか?』。可能性、『狂化したさくらがドミネーターであるまま、リセットされたさくらが別に存在する』。可能性、『更に黒幕が潜んでいる』
ミュスカ:答えの一つとして、『結果を変えたくて分離したさくら』と考えてます。
星牙:何か、に気付いて、それについての『真実』を得る事が必要にはなりそうだ。まぁ分離かどうかはともかく。
桂:疑問、『繰り返すことを望んだだけなら、どうしてこんな、時空がおかしくなっている?』。桂がドミネーター扱いになってる可能性もなくはない。だからって制御できないけど。
ミュスカ:色んな者を節操無しに取り込んでいる感じがしますね。
星牙:核部によってドミニオンを維持してる感じでしょうなー。
イエル:全員の記憶から引っ張ってきている感じがしますねぇ。
GM:今、桂が言ってる疑問に関しては「ちゃんと設定がある」と言っておきます。事態を打開する答えになるとは限りませんが。
桂:疑問、『鳳が時間のずれを感じたのは、桂と弟。どうしてずれている?』。これはランダムに近い可能性もあるけど。疑問ばかりで打開策がないですが、ランダムエンカウント頼りの作戦では駄目だってことは分かった。何かないか、何か。
ミュスカ:GMは「露骨に」と言ってたし、どこで見落としてるんだろうか?
桂:可能性、『情報操作を行う』。我々が噂を撒いて情報操作すれば、変わるかもしれない。でも、これではおそらく間に合わない。今やってる動き方を、どこか根本的に変えないと…。
ミュスカ:ええっと、ドミニオンを形成している『さくら』が作ったドミニオンに、もう一人の『さくら』がいて……。
桂:だとすると、ドミネーターはどこにいる…ドミニオン内にいないなら、出られない我々では会えないが。
ミュスカ:と言うか、20年ぐらいやっているのに梢は数週間前に失踪で、御劔がその20年後にドミニオンに入り込んで。
イエル:……そういえば、何故同じ人が一緒に存在できるんだろうか? 繰り返しているだけなら、絶対に無理なはずなのになぁ。
ミュスカ:20年、これが気に掛かる。ただ単なる偶然か、それとも意味があるのか?(悩)
桂:20年前から内部では繰り返しているように見えても、20年分、単純に進んでる気はする。
GM:20年、という数字そのものには全く意味ないです。それくらいが妥当だから、そう設定しただけの話。
桂:最初から繰り返してるのが、元凶のさくらや私で、やっぱり後からメンバー増えてったんじゃ。今回、事態が進んでいることから。『同じ人』については、繰り返し内部で時空混乱してる以上、それが原因とは言えるから、混乱してる原因の方かな。時間切れのバッドエンドだと、最悪のバッドエンドになりそうだから、時間切れ直前に死のうかと思ってる私がいたりいなかったり。
GM:更に付け加えると…仮に今までの会話で『正解』が出てたとしても、確認手段がない以上、GMは何も言いません。
桂:そう、確認手段がない。故に、十分考えないと動けない、と。というか、解決策は出てないしな。

 既に正解の幾つかは出てるんだけどなぁ…でも今それを教えると、PLたち総出で『今までに出た言葉』から正解探ししようとするだろうし。
 片っ端から「これは? ならこっちは?」と聞かれてGMが答えるのでは、『謎解き』の意味がない。
 何より、そんな当てずっぽうで正解を見つけても、PL側は満足感を得られないだろう…少なくとも、私がPLなら自力で答えに辿り着きたい。
 そう思ったから、敢えて『確認手段がない以上、何も言わない』と言ったのですが。……どうも、裏目に出たっぽいかな……。


星牙:んむー…時空混乱に関しては、確認しても良い気はします。
ミュスカ:正直、取っ掛かりがまるで見えてませんからね。使用しても良いでしょう。
イエル:ですねぇ。お願いします。
桂:いえ。この段階で使うと足りない気がする。この段階は、ちゃんとログ見れば分かるはずのことっぽいので。
GM:使用判断はPLに委ねます。使うなら、宣言を。
ミュスカ:こぅ、取っ掛かりも見えない状態だとだんだんイライラして来ているのを自覚できているのが悲しいやら。…他人に干渉したらしい時に、謎ポイントが少しずつ蓄積しているのか? けど、星牙が御劔に手紙を見せた時には、謎ポイントは溜まっていない。
桂:最初は、さくら信頼時っぽかったから、溜まると良いものかと思ったら、実は低い方が良い…何だろう? というか、さくらにああ接したのが、この場合は実はまずい、のか。
星牙:謎ポイントが一種類とも限らない(’’
イエル:謎ポイントは、恐らくその時に発生した噂、というか、感情でしょうね。良い感情なら高い方がいいけど、恐怖や嫌悪みたいな感情はマイナスでしょうし。
桂:そうですね。前のループでは謎ポイントは発生していない。ああ…今回から、本当に動き始めた? 前回までは、本当に、いつかの繰り返し…だとしたら、だからなんだ…。
GM:……はて。最初のループでも、ちゃんとポイント振って貰ったはずでは…?(ログを確認)…うん。ミドル4の時点で、はっきり「謎ポイント」と表現している。
桂:……OK。もう思考力がもってないっぽい。
ミュスカ:何度ログを見直しても取っ掛かりが見えない。頭が熱暴走しそうだ。
桂:今まであげた以外に、疑問点はありますかね…。時間そのものは間違いなく進んでいるな。時間は戻していない。内部のものをリセットしてるだけだ。…なおさら時空混乱の原因が遠くなった。
ミュスカ:後から後から継ぎ接ぎみたいに継ぎ足していってるのか?
桂:繰り返しと時空混乱は、なんか全く違うことのような気がしてきた。単に、中にいる人のステータスとか記憶を、セーブ時点のデータで上書きしてるだけ。そして自分が何者なのか見失いつつ…なんで鳳を『異物』と感じているんだろう…?
GM:それは、桂がいわば『ドミニオンの一部』と化していたから。星牙はドミニオンの一部ではないので、『異物』と感じられたのです。
桂:鳳が特殊、なのではない、か。OK。彼にとっては今、二周目ってことか。
GM:と言うよりも、桂がドミニオンに『近すぎた』だけ。
桂:鳳でなくても、感じようとすれば、同様に感じたわけか…。一回しか魔力判定してなくて、その時にいたのが鳳なだけ…筋は通ってる。
ミュスカ:ええっと、星牙と流牙には時間のずれがあるんですよね?
GM:ずれてますよ。そもそも流牙はキャラシート見て「大体行き倒れの頃が良いかな〜」と適当に決めただけだし。
桂:時間のずれ、というのが何なのかも分からないな…そういえば。
イエル:流牙は過去の時間軸だとして……んー、ますます混乱してきた…。
GM:本日は午前4時をタイムリミットとしますか…皆さん、今夜は空いてます?
ミュスカ:仕事がありますし、26時リミットならOKです。
イエル:空いてますよ。あまり長い時間はムリですが。
星牙:問題なく。
桂:OK。
GM:了解。では頑張って答えを出してください。
桂:白旗準備したい気分。
GM:それと、PLレベルで勘違いしてるといけないので言っておきます。
桂:勘違いはきっと、山ほどしてても驚かない。
GM:先ほど「仮に今までの会話で『正解』が出てたとしても、確認手段がない以上、GMは何も言いません」と言いましたが、正確には「確認手段を“使わない”以上、GMは何も言わない」です。
桂:それも分かってる。
GM:それなら良かった。
ミュスカ:《遠い記憶》は後2回、ですねぇ。
桂:確認手段を使える数が、現在の不確定事項より圧倒的に少なくて、使える段階までがまだまだ遠いってだけのこと。不確定事項を全部潰してすら、今の私には解決策が全然見えてないってのも。
ミュスカ:謎ポイントがどういったものなのかが分からないし、そもそも何で最初に失敗して繰り返しに陥ったのかも判ってない。
イエル:繰り返しに陥った原因は聞いてもいいかもしれませんねぇ。
ミュスカ:求める答えは『誰も死なない結末』なら、それを求めた理由は何なのか、突破口になりますかね?
イエル:んー、なって欲しいんですがねぇ。
桂:直接的には、死人が出たことでしょうね。
ミュスカ:なら、その死人は誰? 推測は立てられますけど確定はしていません。
桂:結果としては、毎回全員死んでるっぽい。
星牙:…うーん…昔のミュスカとか流牙とか、ループ外の事象が見れるのは何故か。
桂:これが実はループではないから、かな…。
ミュスカ:多分、繰り返す事で核に近づいているんじゃないかな? それで記憶そのものが取り込まれていってると。
星牙:《資産:円環》で巻き戻るのは、それぞれOP直後まで。それ以前に巻き込まれていたなら判るが。
ミュスカ:こちらの記憶は明らかに『巻き込まれる前』ですからねぇ。
桂:実体と、ただの投影、といるのかな…。意味あるか分からないけど、シーン潰すわけでもなし。次に会ったら、とりあえず全員に「今は何年か?」は聞いてみよう。
GM:それはここで答えましょうか。OPで判る通り、星牙とミュスカは同じ時間。イエルもほぼ同じか少し後くらいで構わないかと。桂だけが20年前です。OK?
桂:ふむ…単純に時間のずれか、そこは。
ミュスカ:そして御劔もミュスカや星牙と同じ時間帯だろう。……あれ? そうなると御劔は、ループが“行なわれた後”にドミニオンに割り込んだのか? てっきり彼も、初期のループに組み込まれていたものとばかり。
桂:最初のトリガーは彼じゃないってことですね。って、“最初”にはいったい、誰がいて、何をしたんだ…。何千回と繰り返したせいで、記憶が選別できぬ…。
ミュスカ:なら多分、最初に死んだのは梢自身と推測、さくらは知らずに彼女が両親に会える最短の道を作ってしまった?
イエル:ああ、そういえば梢ちゃんは行方不明になっていて、御劔は死んだモノとみなしてましたねぇ。
桂:それがある意味、最短、最小の労力ですからね…。私は最初からいたけれど、結局、毎回、さくらを何とかすることは出来なかった。そも、最初の頃は、ただ核になっているだけで、何も事態に関わってなかったかも知れませんがー。
ミュスカ:けれど、さくらは梢を死なせずに両親に会わせようとして、ループを作り出した……?
GM:そもそも桂の場合、『他者に働きかける能力』に欠けてますので…戦闘とかになったら何も出来なかったでしょうな。
ミュスカ:なら、何故今までさくらの求める結果が出なかった?
桂:自然に流れるなら、求める結末にはならないから。
GM:一つには、戦力不足。もう一つは、謎が解けなかったからでは? ちょうど今のように。
桂:ふむ。戦力が必要…か。なら、やはり、今考えている方向自体が何か違うんだ。あと台無しなことを言うと、桂は今死ななくても、三年以内にいっぺん死にます(ぁ
GM:それは知らなんだ(笑)。
桂:「現在の桂」が16歳だから。20年前の桂は、余命三年以下の計算…。
GM:あぁ、そういう解釈をしたのね。
桂:いやそもそも、これが決着したら、私はどうなるんだ…? 今の仮説だと、20年神隠しで年もとってない私が、現在に出てくるのか? それなら矛盾はしないが、いろいろ厄介…(笑)。20年前に戻るなら、前述。
ミュスカ:…………何か嫌な事想像してしまった。そもそも『梢の両親を蘇らせる事自体は成功していた』としたら? 同時に他の人の願いも叶って、死者が大量に蘇ってその後に生者を襲った〜、なんてね(笑)。
桂:なんで襲うっ!?
GM:お約束だから、かな?
ミュスカ:何でだろ? 生きてる人間が憎かったからとか、そもそも蘇生が不完全だったとか。まぁ、煮えた脳を鎮める戯言ですのでお気になさらずに(笑)。
桂:願う方も、明確に「これを願う」としてるでもなし、叶える方は本当に何も考えていない、では、カオスな事態になるのも当然と言えば当然でーすがー。
ミュスカ:梢の想いは強いし、信じる人が沢山居るからきっと願いが叶う………梢は両親を蘇らせた後に「一緒に居たい」と願わないかな?
桂:さくらの本来の能力限界ってどの辺なんだろう…。生まれたての一精霊に出来ることは限られてるとは思う…。過去の死者蘇生はそもそも手の届く領域なのかどうか。二周目以降は桂が絡んで、もうどうなっても分かったものじゃないけど。
GM:生まれたての一精霊と言っても、場合によっては突拍子もないことが出来る可能性はあります。未来の某家庭用猫型ロボと一緒(ぇ
桂:最初の原因は確かに今見当つかないけど。それが分かったところで、今はもう違う理由になってそうだから過ぎたことっぽい気も。
ミュスカ:最初の結果はどういう形であれ、梢が死んだと推測できますね。
桂:…前回のループの内容を正確に思い出せれば、実はいろいろ判明するのかも知れないけれど…。やっぱり、迂闊に質問すると足りなくなるから聞けない。前回のループの戦闘開始のトリガーすら、実は我々には分かってない。
GM:前回のループ内容なんて、GMにも判るわけないじゃないですか。ランダムなんだから(笑)。シナリオ内でのループなら、GMに質問するより、ログを確認した方が正確です(ぁ
桂:簡単なことです。省略されてる部分こそが、今気になっている所だからです。
GM:…さすがに『省略した部分』にヒントが隠されてたら、普通は皆さん怒りません?
桂:他の方法でもヒントは見つかるのでしょう。でも、私に見える道が、そこだというだけ。戦闘に到る過程には、重要な情報がありえるはず。
ミュスカ:………こちらと戦う時点で、さくらは既に堕ちているのか? ええっと、これは《遠い記憶》が必要かな? 星牙達が梢と一緒に見た『さくら』に感情はありましたか?
GM:えーと…どの時点の『さくら』?
ミュスカ:ミドル13の段階です。
GM:あぁ、あのシーンね。ちゃんと感情ありましたよ。少なくとも、見た限りでは半魔と変わりなく見えた。
桂:ように見える、であって、本当に感情あるかは不明。
ミュスカ:そしてミドル10の段階だと「感情をなくした」と表現されている。
GM:あの時点では、完全にドミネーター化してました。
ミュスカ:その間の空白に、願いを叶えていたとしたら?
桂:…「人間性はリセットされない」か? 外にいるエターナルドミネーターのさくらと別に、中のさくらも一度ドミネーター化してる…のか? どうなるんだ、その状況は。
ミュスカ:人間性を考えない場合は、多分願いを叶える段階でドミネーター化する何かがあった。
桂:感情ない時に「梢の願いを叶える」と言った。まだ叶えていないと思われる。
GM:ドミネーター化した時点で、その前の『さくら』とは別の存在になっている…かもしれません。
桂:だとしたら、ドミネーターさくらがどんどん増えて…(笑)。ループものの基本は、形成するものを破壊すること。これは桂か、“外の”さくらの死亡だから既にバッドエンド領域。
ミュスカ:願いを叶える前に梢が死んだらどうなる?
桂:願いがなくなって、やることなくなるんじゃないかな…。さくらには、明確なイメージがまるでなかったから。
ミュスカ:そこでさくらに『死』の概念がなかったらどうなんだろう?
桂:梢が願うことをやめた、という認識になるのかな…。
ミュスカ:こちらは「まだ願いが続いている」と解釈するんじゃないかと考えました。
桂:さくらだけで願いを保持しておけるなら。流れてくる願いをそのまま何も考えず現実化してる感じだから、願うもの自身がいないと駄目な感じ。
ミュスカ:梢の願いが起爆剤でしかなかったら? その後に信じた人達の願いも流れ込んできていたら?
桂:それは、さくらにさっき説得しようとした内容みたいなことになりますな。
ミュスカ:そもそも、どうしてさくらがドミネーター化したのか突き止めれていないのが痛いな。
桂:ドミネーターは、一度フォールダウンして、奈落を取り込んでなる…のが全てではなさげだから、何とも分からない。
GM:ドミネーター化すると言っても、いわゆる『奈落堕ち』だけとは限りません。この場合は、そもそもドミニオンになりうる『場』が存在して、そこの支配者候補として生まれたのが『さくら』だと考えてください。
桂:ドミネーター化自体は意味なし、か。
ミュスカ:ここで、さくらは願いを叶える日にドミネーター化するのがはっきりと分かった。
桂:この場合、ドミネーター化と感情なくなってるってのも、また別だな…。さくらの感情って、梢の感情の鏡なのかな。
ミュスカ:ドミニオンを形成するには基本的に強力なエゴが必要。
桂:今回のケースだと、その基本も関係なさそう。
ミュスカ:目標としては、梢の願いを叶えようとしている地点で繰り返す原因を取り除く方向性に固めて良いかな?
桂:それすら確定事項かどうかよく分からぬ。
ミュスカ:だー! 全然突破口が見えてない気がする!! そもそも最初はどうして失敗したんだ? それを修正しようとして、どんどん追加要素をつぎ込んでいったんだろ?
桂:GMとの温度差というか何か、から、視点が根本的に間違ってるのかなぁ…。今の視点では正解をかすめることはできても、それが正解だと特定できなそう。
GM:(時計を見て)えーと…そろそろ午前4時ですが。タイムリミット、伸ばします?(笑)
桂:ああ…プレイ再開はありえないから、勝手に相談してます。

 そして、更に相談は続く……それはもう、延々と。

桂:最初の時は、桂すら見てない可能性高いんだよな…。一度失敗して、繰り返す、となった時に人柱になったわけで。
ミュスカ:ミドル13、つまり『願いを叶える為にまだ少し時間が掛かる状態』の時はまだ半魔に見えるさくらだったが、ミドル10、推定『願いを叶える段階』ではドミネーター化していた。
桂:《遠い記憶》で、この世界のルールが一つ分かる、だっけ。まだ、その使い方してないな…。ルールという形になるもので、何か想定していない、キーになりうるものがあるなら、それは…なんだろう。謎ポイントも、おそらくルールか。といっても、これはさっきの推測で合ってそうだから、とりあえず置いとこう。
ミュスカ:ええっと、さくらは梢の願いを叶える為に想いを……………集めた想いに影響されんか?(汗)
桂:もちろんするでしょう。だから、本人に指向性もたせようとしたり、皆で説得しようとしたりとかしてみたわけですが。
ミュスカ:そして想いが一番集まる瞬間が、願いを叶える瞬間……その時に憎悪なり何なりをぶつけたら、ベクトルが変わったりしないかな?
桂:その瞬間に初めて干渉してくる何者かってパターンはあるけど。その『叶える瞬間』まで、少なくとも前回のループでは行ってない。
ミュスカ:公園の噂で『死者が蘇る』と出てくるのは多分、梢の願いを叶えようとしている影響。これが桂の初期の情報、で比較対照にイエルの情報を見ると、ループ開始時に人が何人か消えている。
桂:ドミニオンに入った人は出られなくなりますからね。
ミュスカ:全然道が見えないと、考えるのが億劫になってくるよ。(><)
GM:(…ものすごーく、いい線いってると言うか。既に答えは出てるんだけどなぁ)

 とは言え…既にああ宣言した手前、今までに出た推測をGMが勝手に拾って「これが正解ですよ」なんて。
 そんなこと言おうものなら、興醒めも良いところだしなぁ…。


ミュスカ:………そもそも、さくらは願いを叶えられたのかな?
桂:前述の通り、前回のループではNO。それ以前は不明。
ミュスカ:なら、どうして叶えられなかったんだろう? 御劔が邪魔したから?
GM:少なくとも、『幸せな形』で叶えられてないことは明白です。
ミュスカ:幸せな形で叶うのは、誰一人死なないで願いが叶う事、ですよね。なら、どうして『誰か』が死んでしまったんだろう?
桂:流れてくる想いは他にも色々あった。梢やさくらの知識、経験不足で、やってみた後によく考えると「これじゃ駄目じゃん!!」となった。
ミュスカ:普通に「駄目じゃん」で済むなら、ループさせずに次の機会にやりますよ。
桂:梢の願いを一番簡単に叶える方法が、『梢が死ぬこと』であったから。最近だと神父が邪悪な魔物と思い込んだせいで以下略。
ミュスカ:つまり、そのダメな部分が致命的だったからループが生まれた。
桂:だから、叶えてみたら=梢が死んだ、とか。年齢的に、神父が原因でありうるのは最近と思われる…最近だと神父が最大原因っぽいが。神父が邪悪とか何とか言ってる根拠次第では、同じことを想う人は実は結構いて、それで毎回邪悪化してるとか。
ミュスカ:何かが足りないのか、そもそも何かを勘違いしているのか、どっちなんだ?
桂:両方、かなー…。
ミュスカ:これはもう《遠い記憶》一回使って情報引き出さないと、自分の思考じゃ答えが出せない。
桂:本来想定されてるっぽい、『世界のルールを知る』って使い方できずに消費していくと、足りなくなる気がひしひし。
ミュスカ:足りないのを気にして今の袋小路的な状況なので、仕方ない気がします。

 …どうも、《遠い記憶》をどう使うかで、GMとPLの間に大きな齟齬があったようです。
 GMとしては、謎というのは『解いてもらうため』に出しているので。私が主に想定していた使い方は、
「ある程度、重要そうな疑問を絞ったら一度《遠い記憶》を使う。それが正解でなくとも、新たに得た情報から、更に答えを絞っていく」
 というもので。そのものズバリの質問でなくても、ある程度要点を付いてさえいれば必要な答えは得られる…はずだったんです。
 絞りきれない場合でも、残り時間が少なくなれば、勘で一番有望そうな情報について確認してくれるかなあと。
 それがまさか、《遠い記憶》を使い惜しむあまり、延々4時間以上も相談し続けるとは予想だにしませんでした……。 orz
 この後もしばらく相談は続いたのですが、さすがに冗長過ぎるのでカットさせていただきます。



 ――――そして、翌日。

GM:…えーと。《遠い記憶》で何を聞くか、考えてもらえました?
桂:昼間にも星牙とけっこー相談してたりしましたけど。確実になったのは一つだけ。
ミュスカ:何が確実に?
桂:もともと推奨アーツもブラッドもないんだから、無駄打ちになっても何とかなるなる!(←殆どヤケ
星牙:まぁ推論つらつらという感じでしたガ。
ミュスカ:すっげーメタな思考(笑)。けど、実際問題《遠い記憶》を使うべき時なんでしょうね。
GM:(…うん。何であれ、よほど的外れなこと聞かない限りは、ちゃんと答えが出ると思います。てゆーか、お願いだから、とっとと使ってください…)
イエル:んー、全ての可能性を否定していたらきりが無い、というのがやっぱり本心ですかねぇ。
ミュスカ:OK、始める前に今考えられる事や推測できる事をまとめましょう。
GM:その前に。これは、ドミニオンに対して特別な立場にある桂とイエルだから、本能的に判ることですが。

 現在、ドミニオンは今まさに変化しようとしています。『さくら』がドミネーターになりかかっている。
 但し、その『変化のベクトル』が一方向でない事も感じます。
 良い変化もあるけれど、時間がかかりすぎたために悪い方向の変化も働きつつある。
 変化の針がどちらに振れるかは、大変微妙なところです。
 野球に例えるなら、『現在一点差で九回裏二死満塁、ツーストライクスリーボール』…そんな感じ。


ミュスカ:最初に梢が「両親に会いたい」と、さくらに願ったのがそもそもの事の発端。で、さくらは人の想いを集めて梢の願いを叶えようとした。叶えた前後でさくらが望んでいなかった結果、『誰かが死んでしまった』。そこで結末を変える為にループが形成された。ここまでは皆さんOKですか?
桂:ああ、根本的なことで一つ。同様のことは何度か言ってはいますが、どうやらこれは、本質的にはループじゃないってのを追加。
ミュスカ:要はパチンコみたいなものですよね。
桂:
ミュスカ:撃ち始めは同じ場所だけど、通るルートは無数に近い。けど、入れたい所に入らずに一番下まで辿り着いてしまっていたのが今までのループ。
GM:あぁ、確かにルートを俯瞰すればそう見えるかも。
ミュスカ:で、話を元に戻して。今回のループには、今までに無い要素としてイエルが投入された。
桂:案にあった『最初のトリガー』が無意味というのと、神父はあまり気にする必要がない、が追加かな。神父は“意識してドミニオンに侵入してきた”ので、神父関係なく、状況は形成されている。
ミュスカ:そうですね。神父は他意があったかどうかは別にして、後から追加された要素でしょう。
桂:なのに、神父に手紙渡したタイミングで、桂の中で何か反応したのは何故か。神父が“いないから”形成されたのか?
ミュスカ:あるいは『神父に手紙を渡す』が分岐点だったのか。
桂:とりあえず『質問アーツが推奨されてないから、使い切ってもいいや』ってことで。これが私的には一番前進(ぉ
GM:確かに前進ですね。…さすがに今日も相談で時間オーバーすることはなさそうだ(笑)。
桂:『謎ポイントって何だ』という問いで、どこまでルールが引き出されてくるかなーとか。
ミュスカ:実は気になってたんですが、さくらが想いの方に手を加える案がありましたよね? あれを行使した結果を聞いたら指針になりませんか?
イエル:うーん、そういった指針が無いと、昨日みたいに煮詰まってしまうだけでしょうしねぇ。
桂:ああ…メタ的には、それは少なくとも正道じゃないと判断しました。何故なら、それが答えなら、《歪曲する真実》持ちがいると一瞬で終わるから(ぉ
イエル:《歪曲する真実》を使えるキャラは、まず選ばれないでしょうがねぇ(苦笑)。
ミュスカ:GMは「正解を確認する手段を使っていない」と発言された事がある以上、この使用方法も想定内ではないかと思いますが。
桂:あと、既にシーン数制限がぎりぎり+上手くいけば後ミドル1とクライマックス、というところから、時間のかからない行動一つで事態を変えられるんだろうなと。

 いやまぁ…確かにセッション再開前にそういう話をしたし、間違ってはいないのですが。
 けど、そーゆー視点で謎を解こうとするのはどうなんだろう…?(苦笑)


桂:想いと謎ポイントが絡んでそうだ、ということから、謎ポイントって何だ、で上手くいけばまとめて片付くかな。
ミュスカ:なら、謎ポイントについて《遠い記憶》を使いますか?
イエル:とりあえず使っていかないと進めないからなぁ…私はそれでOKだと思います。
ミュスカ:溜まる場面と溜まらない場面がある以上、何かしらの条件があるのでしょう。それを確認する為にも使用しても宜しいかと。
星牙:メタメタだが…それでいけるようなら。
桂:それでいけるようなら、という条件は、もう無視することに。…あ。今がそれぞれ主観で何年か、まだ確認してなかったかな…合流したら確認するか。
GM:互いの属する時間軸に関しては、既にGMから解説したと思いますが…ロールプレイかな。
桂:いろいろあって忘れた…あったっけ?
星牙:PL的には回答は出てるハズだな、今が何年か。ぶっちゃけ、桂だけ20年前という感じだったハズ。
GM:星牙、ミュスカ、イエル、御劔がほぼ同じ時間、桂が20年前です。
桂:じゃあ、桂はやはり前世か…。
GM:そこをあまり悩まれても…平行世界という可能性もあるわけで。
桂:別に。時間のずれ自体は考える材料ですが、前世かどうかは別に悩むことでもない。
GM:……あー。ともかく、質問内容が決まりましたら、宣言してください。

桂:まず、メタ的に確認を行います。《遠い記憶》によって「今までにPLが振っている、意味が説明されていない1d6のポイントの意味は何か?」と問います。一応、賛成などの表明を手続き上。
ミュスカ:発動承認!(笑)
星牙:問題なく。
イエル:OKです。

星牙:まぁ桂の記憶になければ回答拒否が行われるだけな気もする。でだ…メタに言うと。ランダムイベントに頼らず、特定のシーンに辿り着く手段が欲しいわけで、個人的に。
イエル:あー、それは欲しいですねぇ。限りなくメタですが(笑)。
星牙:『なぜ繰り返しが起きたのか』は「真実」として回答を貰っているが。目の前の事象や時間、梢・さくら・神父・および花見客以外のイベントは『ドミニオン内に取り込まれたものではない』ドミニオンで発生した過去の記憶・知識の投影なり何なりであると考えると。

GM:(暫く待って)…えーと、桂の宣言は、既に成されたものと認識してよろしいので?
桂:「(これは…繰り返しではない。何かが…変化している…? なら、何が…?)」だと分からないので、ここでメタ的に前述のアーツ宣言。
GM:はい、それでは解説を。

 謎ポイントの正体は、『噂ポイント』です。
 いずれかの『噂ポイント』が10点溜まると、さくらが“どんな精霊になるか”が確定します。

 ポイントは全部で三種類。
 死人がアンデッドとして甦る『黄泉路桜』の噂。
 人々が消えて戻ってこない『神隠し桜』の噂。
 懐かしい光景や喪った日々を垣間見る『想い出桜』の噂。

 セッション中、二度目のループに入ってから10点越えた時点で、クライマックス突入するフラグが成立。
 但し、ミドルシーンが17を超えてもポイントに満たなかった場合、強制バッドED。


GM:という仕掛けになっていました。
イエル:……このシーンまでじゃん(汗)。
ミュスカ:出目が低迷気味だった場合は、なかなか突入フラグが立たないのか(笑)。
星牙:というか、何という運まかせ(’’
桂:……なら、シーン数制限は何だ…。
星牙:シーン数で制限されるのでなく、そのポイントによってシーン数が制限される、という事だったとか…?
桂:えーと、これもループ時にリセットされているのか? してないならどれか10にいってそうだ。あれだけ振ったから…。
ミュスカ:横から失礼、三つの噂における現状の蓄積状態をお聞きしても宜しいですか?
GM:了解。現在のポイントは…。

 『黄泉路桜』:0 『神隠し桜』:3 『想い出桜』:9

GM:これらのポイントは設定上、ループ時に毎回リセットされています。更にもう一つの仕掛け、ランダムイベントについても完全な表を載せます。

>ランダムイベント
1〜2:
NPCとの遭遇。(1:冥 2:御劔 3:梢 4:徹 5:梢&さくら 6:桜姫)
 →最初に会うNPCは固定。星牙は御劔、桂は冥、ミュスカは少年時代の徹、イエルは梢。
3〜4:花見客と出会う。情報収集可能。
 →“任意の噂を広める”ことが可能。(*噂ポイント+1d6)
5:花見客が目の前で消える。(*追いかけるならトラブルイベントへ)
6:トラブルイベントへ。

>トラブルイベント (*どれかの噂ポイントが自動的に1d6上昇)
1:死体が動いて襲いかかる。(花見客なら、助けない限り死亡)
2:死んだはずの人が手招きしている。(花見客は、逃げ去るか後に付いていく)
3:昔の光景が見える。(想い出の場面を描写すること)
4:昔の知り合いに出遭う。(花見客は会話が噛み合わず混乱する)
5:ここ数日の記憶が消え去る。(花見客なら、そのまま立ちつくして動かない)
6:自分の死体と出くわす。人間性−1。(花見客は卒倒する)


GM:…というわけでした。
星牙:あ・と・いってん…。
イエル:あと一点か。
桂:…………冥って誰?
イエル:麻那さんのPCですよ(笑)。
GM:あぁ、私の持ちキャラです。もしイベントで会ってれば、地面の下から這い出てきて『黄泉路桜』の噂を広める役割でした。序盤で会ってたら、桂がこのドミニオンの核であることを伝える役目もありましたが。

ミュスカ:…………方向性は決まったと見て宜しいかな?
桂:今ここで噂まけば、限界突破するのか…。
イエル:想い出桜のポイントを上げたい……が、やり方が解らない…。
ミュスカ:簡単じゃないですか。
桂:ここで情報操作するだけだ…。まさか一回の情報操作程度で済むとは思わなかったが。
イエル:成る程……いや、すみません。なんだか頭の回転が悪い……(汗)。
星牙:よし、情報操作だ(笑)。そういえば、ミュスカにこの方向性伝えてなかった気もするぜ。
桂:HAHAHAHAHA。
GM:一回では無理ですけど、途中幾つかのイベントでポイントを稼いでたんですよ。
桂:残り一回程度で、と言い直しておく。
GM:て言うか…そのポイントの出目だけが妙に低かったため、時間ギリギリになったのですが(ぁ
ミュスカ:いやはや、何と素敵なダイスの神様(笑)。
イエル:本当にギリギリでしたね(笑)。
桂:そんな運任せでシーン数制限だったら、「それどうやっても運が悪いと駄目じゃん!!」というのが、これを否定した最大根拠の一つ。もう一つが《歪曲する(略)。制限の正体はやっぱり分からないけれど、まあ、気にしても既に無意味だから置いといて。
GM:早めに《遠い記憶》を使っていたら、高確率で噂操作できたんですよ…。

 ちなみにシーン数制限の正体は、『御劔神父が先にドミニオン深部へ到達して強制ED』というものでした。
 が、ここで言うとPLにクライマックス内容を推測されそうなので教えません。タイムリミットを警告しただけでも大サービスだし。


桂:最近もあったけど、PLは、ぎりぎりまで自分の頭で考えて、アーツなどに頼るのは最後なんです…どんなゲームでも、たいがい。
GM:私の場合、『情報収集アーツを上手く使いこなす』のも頭脳プレイと考えるのです。故に、持ってるPCがいればそれを使うこと前提にする。
桂:OK。なら、やはりこのアーツは持つべきではないな…。
イエル:《託宣》とか、ですね。前にもやってましたねぇ。
桂:推奨してないから必要ではないはず、というのは間違いでしたか。
GM:仮に桂が《遠い記憶》を持ってなければ、なくても解けるようにしたと思います。
桂:アーツを持ってる持ってないで難易度変えると思ってなかった。
GM:PCのデータによってシナリオの難易度は変化させないと、逆に不公平じゃないですか。
星牙:ハンドアウト変えて設定拾ってる時点で、調整はしてると思って良かったでしょうな。
桂:それもまた考え方。だから『麻那ドミニオンのルール』が分かってないんだなーと。
イエル:しかし……相変わらず麻那さんは情報戦が上手いなぁ。ギミックが難しいから真似できそうにない(苦笑)。

 褒めてくれるのは嬉しいけど…ここまでPLとの齟齬が激しいと、自分の間違いを認めざるを得ません(溜息)。
 本来、「戦闘能力を持たない桂の見せ場になれば」と設定したはずが…いっそ《遠い記憶》なんかフラグにしなきゃ良かったのかなぁ?(泣)


ミュスカ:OK、なら星牙と桂がこの段階でロールプレイして増やせるようならお任せ、無理とお二人が判断したらシーン登場します。
桂:見えた謎を解けないでか!
星牙:…よし。アプローチが二通りできる。ミュスカに説明する事。噂話をばら撒く事。念を入れて両方やりたいところではある。
イエル:ですね。それと残り一回の《遠い記憶》を使っておきたいなぁ…。
桂:お?
ミュスカ:大丈夫。謎は解けてないけど、この回答自体は星牙とイエルが既に出した回答だから(笑)。
イエル:出来うる限り情報は集めておきたいのですよねぇ。
桂:回答自体は、むしろ全員だしちゃーいる。どんな情報が欲しい。
イエル:んー、失敗してしまった最大の要因、かなぁ? 個人的な理由ですが。
ミュスカ:それについては推測で出しましょうか?
星牙:私はまぁ、謎は割とどうでもいいので、残りの使い道は任せますぜ(’’
イエル:推論してくれると嬉しいかな。だけどそれが外れていたら目も当てられない…。
ミュスカ:その時は『黄泉路桜』の噂か『神隠し桜』の噂が集まりきったからかと。
星牙:多分ね。
桂:なら、なんで毎回…おそらくは何千回も、そちらが先に溜まったのか、ということにはなる。
星牙:様子を見るに、怖がる人の方が多そうだシ。意図的に情報をばら撒こうとはしてないでしょうしな、梢は。そしてイエルという記憶を保持する鍵がいない為、意識的にそれを信じる事も干渉することも出来ないと。そんな感じで纏まったぜ私の脳内(’’
GM:それで合ってますよ。イベント分布の確率的にも、PCが気付いて干渉しなければ『想い出桜』に行き着く確率は非常に低いです(それ“だけ”が理由ではないけど)。
桂:OK。正確な確率は気にしないでおきます。
イエル:イレギュラーとしての介入で、流れを若干操作できるのが大きいですねぇ。
ミュスカ:とりあえず、このシーン、星牙と桂に任せても良いかな? 必要なら小母さんが登場判定挑戦しますが。
星牙:…どうでも良いが。最初の遭遇で、SA達成したと思って良いのか…?(ぁー
GM:果たせたんじゃないですかねぇ?(笑)
ミュスカ:こっちも情報を共有した所で、OPで渡されたSA達成してそう(笑)。
イエル:私のSAは『想い出桜』のEDじゃなかったら達成できなかっただろうなぁ(苦笑)。
GM:ちなみにこのシナリオ、実はアルシャード系列サプリの『ランダムシナリオクラフト』を参考に作ったんです。だから強制EDというのはアドヴェントEDのこと。
桂:…そういう意味か。
GM:参考にしただけで、事件の真相は決まってましたが。今回少し特殊だったのは『ランダムイベントにPCが干渉することで、ボスの能力なども変化した』という点…かな。むしろ、それがメインだったとも。
イエル:成る程。しかし、難しいギミックをガチで作ってきましたねぇ(笑)。
ミュスカ:そして副次的な方でかなり時間を取ってしまったと、申し訳ない(ぺこぺこ)。
イエル:正直、悩みすぎたのかな? とにかく、申し訳ないです(同じく平伏)。
星牙:てことで、とりあえず桂、ロールプレイ、ON。(’’


桂:「…鳳さん」
星牙:「……? どしたの八代さん?」きょと、と。
桂:花びら一つ、手の平に受けて。
星牙:その様子を、目を丸くして眺め。
桂:「分かりました…この噂。いえ、識って、いました…。覚えている、今だから分かったこと」
星牙:「……ん」表情を少し引き締め、促すように頷いて。
桂:「結末は、ひとつではなかった。結末になっていたのは、一番有名な噂」
星牙:「…噂…それじゃ──」
桂:「皆、怖がっていたから、いつも、その結末にばかり、なっていた…」花びらを受けた手の平を握り。「だから―――皆に、そう…信じてもらえばいい」
星牙:「……!」ぱぁ、と表情を明るくして。ぐ、と頷いた。
桂:微笑み。「鳳さんのしようとしたことは、正しかった。でも、私たちだけでは、人数が足りなかっただけ」
星牙:「ありがとう、八代さん!」そう言って、花見客の噂話に混じろうと、小走りで向かいます。
桂:「あ」ちょっと遅れて、小走りに。

GM:ちなみに、セッション内で経験した一度目のループ時は『神隠し』ルートでした。
ミュスカ:梢ちゃん消えちゃったのか。(><)
GM:死んだのか、単に消えたのかは不明。ただ、他の人には『どこかへ消えてしまった』と認識されたのです。故に“本当に神隠しになった”ということ。
イエル:成る程。行方不明だからなぁ。
GM:時間の混乱も、この辺りの設定がベースになってます。能力があって結果が生まれたのではなく、結果から生まれた『噂』が“能力を規定”した。
イエル:まさに噂に『染まって』いくのですな。
GM:死んだはずの人に会えるという『噂』が伝播の段階で変化し、『実際に亡者として甦る』パターンと『刻を越えて昔を垣間見る』能力を存在させた。
ミュスカ:後者の能力のおかげで、歴史が変わりそうになっちゃったよ(笑)。
GM:ミュスカや星牙は、その『刻を越える能力』に巻き込まれて、このループに入った。とまぁ…そういう状況が、このややこしい迷宮を作っていたのです(笑)。
イエル:私はそのループして停滞してしまった『場』を動かすためのデウス・エクス・マキナとしてここに呼ばれた、というのが正しいのかな?
GM:その通り。ループに疲れた『さくら』が呼び込んだ、最後の希望がイエル君でした。
イエル:うぃ。納得ですよー。
GM:これでも駄目だった場合、このループはどんな形であれ、終わりを迎えていました。
桂:ああ…そういう意図でないにしても、何千回も失敗し続けた私が責められてる気がする…。
GM:責めてない、誰も責めてないから(笑)。と言うか、このシナリオに悪人は一人も出てませんし。
桂:僕はもう疲れたよパトラッシュ…。
星牙:まぁPCは責任感じるかもしれませんがな(笑)。
ミュスカ:と言うか、責める理由を皆忘れるから(笑)。
イエル:正直、記憶さえもループして、しかも孤軍ならばしょうがないことですからねぇ。
桂:割とハッピーエンドジャンキー(?)な私が、たかが信じることで済む解決を出来ぬとは、不覚。
GM:皆さん、ちゃんとヒントから正解は導き出せてたんですよねぇ…。
桂:シーン数制限がある、が、ならばランダムであるこれは違う、になってしまった。ある意味致命的なミスリード。でまあ、特定できない答えは出せてないも同じ、とループ。

星牙:そんな訳で噂話してる方々は?(きょろきょろ)
GM:そこら辺に花見客は沢山いますよー。
星牙:では花見客さんの噂話に便乗し、「俺も俺も…! さっき懐かしい奴を見かけてさー!」とか混じろうとします。嘘はついてない!(ぁー
桂:Yes.
GM/花見客:「おー、やっぱりか! あの噂、本当だったんかなぁ…?」てな感じで、星牙達の広めた噂が、人々の“想い”に最後の一押しをしていく…。『想い出桜』ポイントを1d6上昇させてください。
星牙:想い出桜(いっころ)2…ええい(笑)。まぁ良いんだが(笑)。

イエル:しかし……出目が悪いねぇ(笑)。
ミュスカ:どうして最後までこのダイスは低迷してるんでしょうね(笑)。
GM:相変わらず低いが、合計11点。フラグ達成です!

桂:「―――そう。本当なら、素敵ですよね」手をあげて。「そう…皆、幸せでありたいのだもの」巫女装束の、上げた手をゆるりと広げ。そこから、花びらが。
星牙:「本当ならって」桂の方に振り返り。「──八代さんも、見たでしょ?」桜の中で、心からの、笑顔を。
桂:「だからそれは―――本当のこと」微笑み、鳳さんに頷いて。

 ―――その瞬間。
 桜の花びらが吹雪の如く舞い散り……視界は、一面の白に覆われた。


桂:「そう――――本当のこと」

GM:では、絆チェックなどあれば。
桂:公園…正確には、このドミニオンかしら…への絆の文面を変更…しても、同じ希望の一言にまとめられそうな気がするから、いいか。
星牙:こちらは特に変更無く。実は神父がエゴのままだがな!(ぁー
桂:ちゃんと私の花びらから続いているなら、何一つ問題はない。美しければそれでいい。
イエル:そういえば私、枠が一つ開いてるな。さて、どうするか…。



●ミドル18 『運命の輪』   シーンプレイヤー:なし   登場難易度:全員登場

○公園の奥/真夜中


GM:もうランダムイベントはなし。皆さん、登場してください。
桂:「(信じよう、素敵な明日へ、歩き出せることを。―――私たちは歩き出す。幸せな明日へ)」
星牙:「……」静かに目を開けて。違った風景に、驚く事も無く。
イエル:「………っと、ここは…?」自分の居る場所をすぐさま確認し、状況を把握。
GM:そこには…半魔四人と梢と『さくら』…そして、御劔神父が立っていました。
ミュスカ:「一つの終わりの時が来た……か」
桂:「全ての終わりの時です。そして、始まりの時です」
GM/御劔:「貴方達は……これは、一体…?」周囲を見回して。
桂:「ハッピーエンドにするのです」
ミュスカ:「後でじっくり説明してあげるから、今は黙って成り行きを見守りなさい」
イエル:「……どうやら、上手くいったみたいですね。でも、これからが本番か」こっそりと笑みを浮かべて呟き。
星牙:「…いい、桜だね」梢達三人に、にぱっと笑顔を向けて。
GM/さくら:「ありがとう……ボクに力を…“想い”をくれて。これでやっと…梢ちゃんの願いを、ちゃんと叶えてあげられる」彼はキミたちを見て、穏やかに微笑む。
イエル:「そして……君の願いを叶えることもできそうだ。役に立てたかい?」さくらに向かって微笑み。
GM/さくら:「うん…本当にありがとう。あなたがここにいてくれて、良かった」どことなく、大人びた雰囲気があります。そして『神の恩恵』も発揮中(ぉ
ミュスカ:『神の恩恵』三連発状態ですな(笑)。←同じく『出自:神の恩恵』持ち。
GM:絶世の美貌がそこかしこに(笑)。
イエル:「だったら………最後の仕上げだね。僕も関わった一人として、成り行きを見守ろう」笑みを浮かべて。
桂:「何度も、何度も、繰り返してきた、この、連鎖も―――やっと―――」
GM/御劔:「…事情がよく飲み込めないのですが…説明していただけますか?」ミュスカに。
星牙:「あっははは、難しい話は良く分からないや」くすくす笑って。
ミュスカ:「簡単に言うと梢ちゃん、貴方の妹が半魔の力を借りて一時的に両親と再会しようとしているの」
桂:「――――――やっと――――――」
星牙:「─俺はまぁ、信じただけだから」さくらの様子を見守って。
ミュスカ:「害は無いはずだから、今は見守りましょ。不測の事態には全力で、だけど」
GM/御劔:「両親と再会…? そんな馬鹿な…」
星牙:「会えるよ」ぽつり。神父に、真っ直ぐ向かって。
イエル:「だけど、これは真実ですよ。幾度となく繰り返した先に掴んだ、真実です」御劔に向かって。
ミュスカ:「いいから見てなさい。それとも、貴方も親に甘えてくる?」と御劔をからかいましょうか(笑)。
GM/さくら:「さぁ…梢ちゃん。君の望みを…強く願って…」
星牙:「大丈夫。絶対、うまく行く」何の疑いも無い笑顔を、神父に。
GM/梢:「わたし……パパとママに会いたい!

星牙:──そしてゾンビが二体(台無し
イエル:それは違う噂ですよぅ(笑)。
ミュスカ:スペクターの方が妥当でしょ(台無しmk−U
桂:ここから戦闘になるとは予想できないので、《血脈付与》できません(ぱた)。

 その瞬間―――刻の門が開かれた。
 桜並木の向こうには、道を歩く親子四人…かつての久我山一家が歩いている。


GM/梢:「…パパ、ママ!」彼女は過去の彼らに向かって駆け出した。
桂:片手を鳳さんに触れたまま、力が抜けるように座り込む。
星牙:「…ん」桂の手をそっと抑えて。その、親子の姿を眺め。
GM/御劔:「…あれは…」思わず息を呑んで。
ミュスカ:「ダメよ」梢に追いついて、彼女を止めます。
GM:ミュスカの後ろから、御劔の呟きが聞こえる。「…あれは、まさか……事故にあった、あの時では…!?」
イエル:「………ッ!?」その言葉に過剰反応。
ミュスカ:歴史を改変せよと〜!?
GM:…………さて、どうする?
ミュスカ:……………………梢ちゃんを止めたまま、御劔が向こうに行かないように警戒する。そしてミュスカは現状維持で見殺しにする。
GM/梢:「やだっ、離してぇ! パパとママのところに行くんだからっ!」
ミュスカ:梢ちゃんの声は黙殺、むしろしっかりと押さえておきます。
イエル:その事故の原因を極力排除しようとする、かな。事故の詳細を知らないのが痛いか…。

桂:く、また厄介な。
星牙:さてさて。
桂:過去改変はしてはならない、のは割と基本だが……介入しないと、どう転んでも梢の後味が悪くなる…。
星牙:だぁな。
イエル:私は介入する気全開ですねぇ。もし不都合なら止めてくださいな。

GM/御劔:「助けられるのか…だが、歴史を変えることなど…」苦悩に顔を歪めるのが見える。

桂:そうですか。神父がそう言ったということは、介入していい、という意味だな。
ミュスカ:こっちは大人だし、悪い方面は一手に引き受ける覚悟がありますから、どうぞ。

イエル:「悩む必要なんて無いッ! 見殺しになんて出来るものか!」すぐにでも駆け寄ろうとします。
桂:立ち上がって。「変えましょう」
ミュスカ:御劔に向かって「歴史を変えたなら、梢ちゃんは桜に願いを叶えようとしてもらわず、貴方も今の生き方を選ばなかったでしょうね」
星牙:「…神父さん。どういう事故だったんです?」す、と門の方に歩いて。
GM/御劔:「…梢の誕生祝いに、デパートへ食事に行った帰りのことです。…梢が横断歩道を渡ろうとした時、信号無視の車が…両親は、それを助けようとして…」
桂:「梢ちゃん。ちょっと待ってね。今、お兄ちゃんも来るから」
ミュスカ:………ったく、若い子等は」嬉しそうに呟きます。
星牙:「……」頷いて、そのまま歩いて行って。
ミュスカ:「星牙君」門を越える前に声をかけておきます。
星牙:「?」軽く、ミュスカに目線送り。
ミュスカ:「干渉は最小限、人も時間もよ」
星牙:「…了解」にか、と笑って。
GM:桜吹雪の向こうでは、はしゃいだ梢が横断歩道を渡ろうとしている。
桂:「―――私は願う―――私の血の力、幸せのために使われることを」神父が聖水で祝福するがごとく。指を切って、その血を撒く。
GM/御劔:「私は…止めるべきなのか。それとも…」
ミュスカ:「言ったでしょ。見守りなさいと」
イエル:「………自分の心に正直になればいいんですよ。難しいが、やる価値は十二分にある」神父にそう告げて、自分も進む。
GM/御劔:「私は…法王庁の神父として…」そう言いつつも、足を踏み出せない。その瞳は、希望と苦悩の狭間で…。
桂:「あなたは、梢ちゃんのお兄ちゃんでしょう」
GM/御劔:「私は……」目を伏せる。

桂:戦闘はありそうだけれど、どう戦闘になるか想像がつかないので、よく分からないことをした。
ミュスカ:で、ちょっと変な考えをしてしまった(笑)。
イエル:どうされました?
ミュスカ:いや〜、少し前に『ダイムホロウ』と言うゲームをしたのですが。
イエル:ああ、アレですか(笑)。
GM:そのゲームは知らないなぁ(笑)。タイムパラドックスものかしら。
ミュスカ:時間を越えた存在はその後、永遠に時の流れから取り残されるのです(笑)。
GM:わあステキ(笑)。
ミュスカ:えぇ、老いもせずに永遠と(笑)。
イエル:生き地獄ですな、それ(笑)。
GM:ていうかそれ、神隠しルートそのものなんですが(笑)。
桂:時間に介入すると終わる、ってのはよくある話。
ミュスカ:そしてナイフに刺されて死ぬ時はチリ一つ残さずに(ホロリ)。
桂:ところでルール上、《血脈付与》していいですか。「戦闘なんかあるのか?」と疑問ですが、メタ的にはあるはずなので。
GM:一度だけなら構いませんが。誰に使います?
星牙:というか、武器らしい武器持ってるの、うちだけ?(ぁ
桂:いや、神父神父。意味的にも、真っ先に動いてる鳳さんか、深い関係者である神父、なんだ。
星牙:ぁー。
イエル:神父ですかー。確かにそれは美味しいけど、神父は動くかが謎なんだよねぇ(笑)。
桂:桂は狙っているわけではない。なら、位置を考える…方向がこうなるから…位置関係把握。よって、血がかかるのは鳳さん。
GM:了解、では発動したということで。
星牙:さて、どうやって助けるか…車を事前に吹っ飛ばすと他に被害が出そうだし、〈運動〉で回避させてもまた同様。
イエル:やはり庇うのが最善策ですかねぇ?
ミュスカ:最小限なのは梢ちゃんを横断させない事。
GM:あ、助ける行為自体に判定は要りませんので。どう助けるか、だけ宣言すればOK。
星牙:了解。
ミュスカ:轢かれる前に梢ちゃん回収して両親に預けてそのまま名も言わずに立ち去れ!(笑)
星牙:信号無視してるから、他に被害出そうで怖いんだよな、回収だと(’’
ミュスカ:なら、車の方のタイヤをパンクさせてスリップさせる?
GM:……時間、動かして良いかしら?(笑)

星牙:…では頷いて。「危ない…!」と声をかけつつダッシュ。
GM:ダッシュで駆け寄ると、ちょうど道路を猛スピードの車が走ってきます。周囲には久我山家以外の人影はありません。
星牙:では。そのまま梢ちゃんに駆け寄り、抱えて歩道まで。猫のように俊敏に駆け。
GM:獣のごとき速さで駆け抜けた星牙の背後を、車が走り去る。
星牙:「……よっ…と」梢ちゃんをそこに立たせて。ご両親の様子を窺います。
GM:梢は状況が理解できずに星牙を見上げ、久我山の両親は君に何度も礼を言う。
星牙:「ん、大丈夫ならOK、と。それじゃ!」何処かへ、駆け去って。
イエル:「………流石ですね、星牙先輩」こっそりと追いついて話しかける。
星牙:「ま、出来ることはしとかないとね」走りながら、苦笑して。
GM:…かくて、彼らの歴史は改変された。

イエル:ふぅ。バックアップの意味合いで行ったけど必要なかったな。
ミュスカ:さぁて、揺り返しが怖いぞ〜。
星牙:まぁネ。
イエル:どうなるかなぁ?(ワクワク)

GM:御劔は、複雑な表情でキミたちを見ていたが……やがて、その表情を和らげた。
桂:安堵の息をついて、また座り込む。
GM/御劔:「……梢を、そして両親を救って頂き、ありがとうございました。お礼を言わせて貰います…“久我山徹”として」
星牙:「だってさ…お父さんもお母さんもいないって、寂しいでしょ」肩すくめ、そして笑って。というか戻って来てるでいいのでしょうか(何
GM:いいですよ(笑)。御劔は穏やかな笑みを浮かべつつ、君たちの方に歩み寄り、握手を求めるように手を伸ばして…
桂:「ぁ…」手をのばしかけ、指先が裾に触れる。わずかな血の跡だけ残し、手をとめる。
ミュスカ:「歴史を変える事は即ち、今を否定する事――」
星牙:「……」何が起こるのか。予感はしつつ。その手を、握ろうと。

 ―――ザシュッ。

GM/御劔:「…あ…?」彼は何が起きたか理解できないように…自分の胸から突き出す白刃を見つめた。そのまま、どうっ、と頽れる。
桂:「あ、あ」
ミュスカ:っと、誰かな〜? 消えるのが有力だったのだが(笑)。

 その、後ろに立っていたのは―――

星牙:「……!」目を丸くして。状況を、把握して。
桂:「いやぁぁーーーっ!」

 ――法王庁第十三課の、黒い神父服を身に纏った男――

桂:「なんで、どうして」

 ――――御劔徹、その人だった。

ミュスカ:「――ならば、別の道を歩んだ存在が現れても…おかしくは無いわね」
イエル:「………ッ」唇を噛みしめ、もう一人の御劔を睨み付ける。
GM:彼は涼しげと言うにはあまりにも冷徹な瞳で…キミたちと、たった今突き殺した“自分自身”を見据えている。
桂:「こんな、これで、終わる、どうして」立ち上がれないまま。
GM/御劔:「やり直しなど、許されないのですよ…」
イエル:……あー、《アドベント》使いたい…(ぁ
GM/御劔:「もし過去を改竄出来たとして…それをしてしまえば、“今までの私”はどうなりますか? 私が救ってきた人々は…魔物に蹂躙されようとしてきた彼らはどうなるのですか。共に闘った同胞達は?」
桂:…そう。だから、過去改変はしてはいけない、んだ…。また、失敗した、か…。
ミュスカ:「さぁ? 別の誰かが助けるかもしれないし、そのまま魔物にやられているかもしれない」
GM/御劔:「私は、私の信念に懸けて―――これまでの時間を否定するなど、許すわけにはいかない」そう宣言して、彼は愛用の聖剣を構えた。
星牙:「……そういう、事、か。だけど…」
桂:「あ、あ、あ…」
ミュスカ:「全く、どこまで行っても貴方は変わらないわね」小さく笑って。
イエル:「……それもまた、一つの真実。これは困ったことになった、ね」険しい表情で。「…しかし、それを認めるわけにもいかないんですよね」
星牙:「俺も、俺の護って来たものを否定するわけにはいかない。…今、護れた小さな世界を、護り通さなくちゃいけない」鞘に納まったままの、自らの宝剣を眼前に構え。
ミュスカ:「話し合いは出来ない。出来るのはそれぞれの信念をぶつけるのみ。なら、ここで答えを出しましょう。どちらの信念が強いか」静かに戦う構えを見せる。
イエル:「僕は、結んだ約束を守りきる為に……あなたとぶつかりましょう」こちらも戦闘の意志を見せる。
桂:震える手を、倒れた彼に置いて……何と呼べばいいのか、分からない。その手が、彼の聖剣にぶつかる。

 ―――ドミニオンを支配するのは、“最も強いエゴ”を有する存在。
 本来の主である『さくら』は、絆のために己の在り方を変化させ。
 御劔徹も己の信念より、家族への愛情…絆を選んだ。
 ならば―――彼が切り捨てた『信念』こそが、この場で最も純粋な…『最も強いエゴ』となる。


GM:桂には解る。今現在、『桜迷宮』のドミネーターは彼…御劔神父だ。
イエル:うわぁ、信念が独立してドミネーターになったのか(汗)。
ミュスカ:さくらが分裂して繰り返した後には御劔が分裂したか(笑)。

桂:「(私の、力は、だから、こんな…私の中から、力が、)」←パニック状態
ミュスカ:「どんなに進んでも、どんなに変わっても、貴方は戦いから離れられないわけか。まっ、私も似たようなものか」ここで少し苦笑。「だから、せめて、ここで貴方の戦いを終わらせてあげる。古き誓いに縋った、御劔徹をね」
桂:「いや…こんな、また、わた、し」無意識に、手が、彼の聖剣を握る。

 黄昏の獣たちよ―――汝、己のエゴと向き合わん。

GM:ではここで、全員に[SA:久我山兄妹を救う/御劔神父を倒す]を渡します。絆など、あれば。
星牙:では神父へのエゴの書き換えを試みます。ちっときついが頑張ってみる(ころころ)絆/救済に変更。[SA:久我山兄妹を救う]にて頂きます。
桂:[SA:久我山兄妹を救う]ゆえに。久我山徹への絆/その運命から救い出す、のまま。
ミュスカ:[SA:御劔神父を倒す]を受領で、初期エゴを変換希望(ころころ)はははっ、ファンブルに結構かすったけど闘争の初期エゴ/拒絶を絆/終焉に変更。彼の一つの戦いを終わらせるためにも。
イエル:[SA:久我山兄妹を救う]を拝領。そして約束に絆/完遂を希望(ころころ)成功。
GM:では、クライマックスに移ります。

▼絆/エゴの変化
星牙:
久我山徹(御劔神父)へのエゴを絆/救済に変更。
ミュスカ:闘争へのエゴを絆/終焉に変更。
イエル:約束に絆/完遂を取得。





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