第1話
彼岸へと誘う影

■ 今回予告 ■


某月某日。一人の女子高生が交通事故に遭う。
意識不明の重体で、家族、友人の誰もが彼女の不幸を想像した。

しかし彼女の守護霊は諦めなかった。
守護霊はその場に居合わせた半魔たちに、彼女を救ってくれと頼む。

命のリミットは夜明けまで。
半魔たちは少女の命を守ることが出来るのか――。



BEAST BIND
TRINITY


彼岸へと誘う影


命燃やすは魔の渇望エゴ、命つなぐは人の絆。



オープニング ミドル クライマックス エンディング

■プリプレイ■


GM(いく太):麻那さんは確か初めてなんですよね。よろしくです。
麻那:トリニティは初めてですね。よろしくお願いします。
GM:了解です。893な子供ということで、まぁ割かし自由な立ち位置に当てはめているので、適当に暴れちゃってください(ぇ
麻那:OKでーす。
おると:こちらからも、よろしくですよ。…しかし今日のパーティーは、前倒れじゃのう(何
GM:お? 前倒れ? バランス良く選んだつもりですが、なにかありましたか?
おると:ああいえ、データちら見しただけの私見ですけどね。3人が3人、やや攻撃重視に見えて…(笑)。
GM:あー…(笑)。おるとさんのキャラも攻撃偏重ですもんね…(笑)。
おると:でもスタイルは全部揃ってるから、問題は無いと思いますけどね。ちょっと面白かっただけっす(笑)。
GM:今回はそのくらいがちょうどよかったり(笑)。
おると:あとは敵が一人だったらいいな!(ぁ
GM:ふふふ…(笑)。
おると:GMが怖い笑みをっ(笑)。
GM:まぁ、まだトリニティはGM二回目だったりするので、お手柔らかにお願いしますね(笑)。
麻那:まあ他の人が強いから何とでもなるでしょう。戦闘は任せます(ぁ
おると:お任せしないでサポーター!(笑)
麻那:支援できないエセサポーターっすよ?(笑)
GM:確かに支援スキルがねぇ…(笑)。まぁワンモアと救済者があればサポーターの意味はある! …たぶんね(笑)。
おると:それでもBS回復、阻止の《レスキューアシスト》《カテゴリー:ファイア》とかはおさえてる辺り、GJだと思います(笑)。
麻那:《レスキューアシスト》と《ガードブレイク》が役立てばいいんですけどねぇ…(笑)。特にセッション感想見ると《ガードブレイク》は微妙みたいだし(^^;)
GM:罪があるからなぁってのはあるね。
おると:まぁ、逆に言えばそれで罪を温存できる状況、ってのはあるかもしれないです。

 ビーストバインドトリニティ(通称BBT)では、新たなキャラ要素として「戦闘での得意分野」を表す『スタイル』が追加されました。
 攻撃力/命中値の高い『アタッカー』、防御力が高いカバーリング役の『ディフェンダー』、回復/支援能力に優れる『サポーター』の三種です。
 これに「どんな魔物か」を表現する『ブラッド』を二つ組み合わせる(*同じ物を二つ重ねてもOK)事でキャラ作成します。
 スタイルによって戦闘に必要な最低限の能力は保証されるため、イメージ優先で作って役立たず…ということは起こりにくくなっています。
 …………んが、しかし。やっぱりブラッド自体にも向き不向きという物はありまして…(笑)。


GM:では、これより「彼岸へと誘う影」を始めさせて頂きます。皆様よろしくお願いします。
一同:よろしくお願いしまーす!



■PC1用ハンドアウト(定員1名/推奨:ヒロインの為に命を張れる方)
 絆:日野坂 朱莉ひのさか あかり/関係:旧知、友情など


 ある日、君と朱莉とクラスメイトたちで遊びに行った帰りに、彼女が交通事故に遭った。
 突然の不幸に君は茫然となったが、彼女の守護霊から、朱莉はまだ生きていることを知らされる。
 彼女を救うには、散らばった彼女の魂の欠片を集めること。
 まだ出来ることがある。欠片を集める為に君は真夜中の池袋へと繰り出した。
 死の淵の彼女を救うために。


小石川 英児こいしかわ えいじギガノクラッシャー     プレイヤー:氷野 水亜
「―――世の中、何が大事って言ったら、そりゃぁ『ラブ&ピース』だよな!」
 ロボット工学の権威、小石川正助博士の『家族』の一人。軽い雰囲気のナンパ少年。
 その実は、超巨大魔器“ギガノクラッシュ”を扱うために製造された自動人形。
 製造者の要求する性能を満たせず、欠陥品として廃棄処分されかけた過去を持つ。
 解体を間一髪免れた後は小石川博士の庇護を受け、人間の高校生として楽しい日々を送っている。
 巨大魔剣“ギガノクラッシュ”は立ち塞がる全てを砕くが、反動で英児自身の身体をも破壊する。
 Style:アタッカー/PB:フルメタル(自動人形)/SB:イレギュラー(魔剣)
 年齢:外見16歳(稼働1年未満)/性別:男/カヴァー:高校生/出自:感銘/邂逅:小石川正助[家族]
 エゴ:【必要とされたい】/変異:腕部に巨大武装が露出する/使用経験点:0



■PC2用ハンドアウト(定員1名/推奨:魔物側出自の人)
 絆:死神“彼岸”/関係:旧知


 死神“彼岸”と君は、古くからの知り合いだ。
 同じ命の生死を扱う魔物だからか、気も合った。
 しかし彼女の生命に対する無慈悲さに君は慣れず、次第に深い溝が出来た。
 その彼女がまた生きる可能性のある命を刈ろうとしている。君は止めなくてはならない。
 人の命が散るのも嫌だが、異常なまでに死に執着している彼女を、これ以上見ていられない。
 そして君は彼女と約束を取り付けた。夜明けまでその命を刈り取らないようにと。


ジムノペディ・ヴェクサシオンオンフルールの虐殺者     プレイヤー:おると
「―――吸血鬼は“死”に属する魔物。それでいて“死”に拒絶された魔物なんだよ」
 眼鏡と笑顔が実に胡散臭い、金髪碧眼の青年私立探偵。通称ヴェクス。ちなみに偽名。
 実は古い吸血鬼の一人。暫くヴラド騎士団に所属していたが、守護者の“失墜”を機にあっさり裏切った。
 自由と騒乱を何より好む享楽主義者で、トラブルに首を突っ込んでは“ゲームとして”解決に全力を尽くす。
 但し『ゲームはルールを守った方が楽しい』との考えから、露骨なズルや卑劣な行為を嫌う。
 探偵としては地道に『足で稼ぐ』タイプ。どんな依頼も積極的に受けるため、評判はそこそこ良いらしい。
 Style:ディフェンダー/PB:ヴァンパイア(ドラクル)/SB:ヴァンパイア(ドラクル)
 年齢:外見23歳(実年齢は数百歳)/性別:男/カヴァー:探偵/出自:脱走/邂逅:“羽根”[興味]
 エゴ:【自由であり続けたい】/変異:紅い血の全身甲冑を身に纏う/使用経験点:20



■PC3用ハンドアウト(定員1名/推奨:依頼枠。エセ関西弁喋るキャラ好きな方)
 絆:八重やえ/関係:助力


 君は偶然にも交通事故の現場に出くわした。
 無情にもトラックに轢かれたのは、まだ高校生の女の子らしい。
 君が興味本位でその現場を見ていると、その女の子から何か光の玉みたいのが出てきて、四方に散らばってどこかに消えてしまった。
 君が呆気に取られていると、今度は赤い和服を来た女性が君の方に向かってきて、助けて欲しいと懇願してきた。
 何が何だか分からないが、助けを求められているなら助けないわけにはいかない。
 君は女性に導かれるまま、女子高生が搬送された病院へと向かった。


大鳳 焔 おおとり ほむら鳳雛     プレイヤー:麻那
「―――へっ。俺様の炎は、ちぃっと熱いぜぇ!」
 見た目は子供、頭脳は893。愛らしい外見とは裏腹に、根性ババ色の性悪幼児(by知人談)。
 受けた恩には報い、売られた喧嘩は倍返し。心の綺麗な女性が好みで、気に入った相手の前では猫を被る。
 基本的に執念深いが、一度終わったことはコロッと忘れるタイプでもある。趣味はチンピラからのカツアゲ(ぇ
 不死鳥だか朱雀だか、高位の魔物に連なる血統らしい。故郷で何らかの罰として能力を封印、人界に追放された。
 子供の姿になっているのは封印の副作用。尤も当人は、今の姿を都合よく利用してる節がある。
 Style:サポーター/PB:デーモン(魔神)/SB:スピリット(妖精)
 年齢:外見5歳(実年齢は数百歳)/性別:男/カヴァー:子供/出自:享楽/邂逅:神庭未羽[慈愛]
 エゴ:【封印を破りたい】/変異:周囲の気温が上がる/使用経験点:0



英児:PC間絆は、ヴェクスに絆[感服]で。すげー自由でかっけー。
ヴェクス:PC間絆は焔さんに[好奇心]。その身の内にある燃える様なエネルギー。きっとステキな騒動を呼び込んでくれるに違いない。
焔:PC間絆は英児に[好奇心]。うおぉ、ロボだぜロボ! アニメみたいだ!(一同笑)
英児:アニメと来た(笑)。確かにそんな感じかもしれない(笑)。よーし、変形するかぁ。
ヴェクス:そいつは素敵だ(笑)。
英児:しかしそれなら、《バトルフォーム》を削ってしまったのは失敗だったな(ぁ
GM:では、始めましょうか。まずはオープニングフェイズから。


 

■オープニングフェイズ■

 Opening 01 【 惨事は突然に 】

シーンプレイヤー:英児
▼某テーマパーク

GM:まずは英児のオープニングです。
英児:OKっす。(いっころ)人間性43になりました。
GM:では君は、朱莉を含む仲の良いクラスメイトたちと某テーマパークへ遊びに来ている。
英児:おお、では「ひゃっほ〜♪」とか言いながら満喫してますよ。
GM:OK。ちなみに君は苦手なものとかある? 乗り物で。
英児:うーん。そうですなぁ……乗り物。フルメタルで苦手ってどんなだろう(笑)。

焔:飛行機とか。金属探知に引っかかるとか、電磁波的な意味で(笑)。
GM:飛行機乗れねぇ(一同笑)。
ヴェクス:世のフルメタルは頑張って偽装してるんでしょうかねぇ(笑)。
焔:自転車に乗ると体重ですぐパンクするとかも(笑)。
ヴェクス:鬼門はプールとか、水系アトラクション(笑)。
焔/朱莉:「英児く〜ん、こっちよ〜♪」プールの高飛び込み台で手を振る(笑)。
英児:朱莉ちゃ〜ん♪ とルパンダイブ?(ぇ
ヴェクス:浮いて来れます?(ぇ
英児:うーん、どうだろう(笑)。
焔:むしろプールの底にめり込む勢いで(ぁ

GM:無ければ無いでいいよ。君がジェットコースターなどを満喫して戻ってくると、集合場所には朱莉しかいないね。
英児:じゃぁ、のろのろと遅い、コインのパンダで。苦手な乗り物。
GM:わかったそれにしよう(笑)。では、みんながのろのろした乗り物で満喫しているんだが、朱莉も君と一緒に外で待ってるね。「英児くんは乗らないの?」
英児:「いや〜。あれはトロすぎて。それにほら、スタイリッシュじゃない!」(笑)
GM/朱莉:「あはは、なにそれ」君の発言がツボに入ったのか、腹を抱えている。
英児:「朱莉こそ、むしろ好きそうなのに乗らないのか?」
GM/朱莉:「んー…たくさん乗り過ぎて疲れちゃって…」苦笑しながら。
英児:「そっかそっか。じゃぁ、俺とおしゃべりしながら待ってよーぜ♪ ……あ、飲み物とかいる?」と、気遣いのできる男をアピール。
GM/朱莉:「あ、だったら私もいくよ。どうせ皆まだ遊んでるだろうし」と、横目ではしゃいでいる君の悪友たち。
英児:「んじゃ、一緒に行こうぜ!」と手を差し出す。
GM/朱莉:「え……あ、ぅ、うん…」何の迷いもなく差し出された君の手に、おずおずと手を重ねる朱莉。
英児:じゃぁ、力強く「ぐっ」と握って立ちあがらせて、「朱莉ってどんな飲み物が好きなのー?」とか話をしながら買いに行こう。
GM:この天然タラシめ(笑)。ではひとしきり話した後に、朱莉が少し寂しげに言うよ。「もうすぐ閉館時間だねー。あっという間だったなぁ」秋から冬に向かう季節。もう辺りは暗くなっていて、ライトアップされたパレードとかも見える。
英児:「でも、今日は楽しかったじゃん! また来たいな!」と屈託のない笑顔を向ける。
GM/朱莉:「そうだね。今度は…その、二人、で…」ごにょごにょと最後の方は小さな声になって返事をする朱莉。
英児:「あ、じゃぁ今度は二人きりでこよーな!」その声に被せて、堂々と言ってのける(笑)。
GM/朱莉:「あ……う、うん」ちょっと照れているのか顔を赤くして俯いてしまった。では、そんな話もそこそこに、閉館時間を迎えて君たちは帰ることになる。池袋駅でみんな解散ということで。
英児:はい。では、楽しかった思い出にスキップしながら帰ろうかと。
GM:スキップか(笑)。いいな分かりやすい性格で(笑)。では、君が家に帰ってからしばらく。もうそろそろ寝ようとした辺りで電話が鳴る。着信は君の悪友の一人からで。
英児:じゃぁ「へぇ〜い。何〜? こんな遅くに〜」と。
GM/悪友:「英児…!? 朱莉が…朱莉が!」彼のいつになく切羽詰まった声に、君も緊張感が伝わってくる。
英児:「朱莉が? どうしたってんだ!?」緊張感を受け取って、真剣な声に。
GM/悪友:「朱莉が…トラックに……はねられた」
英児:「な……っ!」絶句。「い、今、朱莉は!?」
GM/悪友:「近くの総合病院だ…俺もさっき連絡きて…」
英児:「総合病院だな!? 分かった! すぐ行くから!!」と言って、慌ただしく外出の準備を。
GM:では君が病院に向かうところでシーンエンドだ。
英児:はい。
GM:では忘れるといけないから先に渡しとこう(笑)。【SA:朱莉を生き返らせる】。では、シーンエンドで。
英児:SAと、朱莉への絆[慈愛]、頂きました。

▼絆/エゴの変化
英児:日野坂朱莉に絆[慈愛]を取得。



英児:……初期人間性46だったのか。低いなぁ、英児。
GM:いや、あんたのキャラだろ(笑)。
ヴェクス:常時アーツを沢山積むと、それはどうしようもない(笑)。
焔:でも《魔獣化》コスト低いからいいじゃん。俺、変身だけで6消費だよ(一同笑)。
GM:それすげぇ(笑)。
ヴェクス:焔さんすげぇ重っ(笑)。
焔:燃費の悪さはNTから変わってない…(笑)。

魔獣と人間性
 BBTでの[人間性]は、PCを含む「魔獣」がどれだけ「他者を気に懸ける心」を保っているかを表す数値、と言えるかも知れません。
 この数値は「シーンへの登場」「アーツの使用」「一部のアーツやアイテムの取得」「堕落判定」などで低下していきます。
 人間性が低下すると、魔物としての正体を隠しきれなくなったり(変異)、絆がエゴに書き換えられたり(絆のエゴ化)します。
 そしてクライマックス最後に行う人間性回復の結果、人間性が0未満だった場合は“奈落堕ち”――実質的なキャラロストとなります。
 しかし人間性低下にはクリティカル値低下などのメリットもある上、エゴはある程度早めに増やした方が有利です(詳細は後述)。
 このゲームで、PCは常に「人の心」と「魔の力」を天秤にかけ、ジレンマに悩まされる仕組みなのです。あぁ楽しい(笑)。




 Opening 02 【 夜明けまで 】

シーンプレイヤー:ヴェクス

GM:お待たせしました。ヴェクスのOPです。
ヴェクス:はいさ。人間性ー(いっころ)おおっと42(笑)。
GM:減るねぇ(笑)。ではまず昔の話からしようか。とはいえ、ヴェクスは昔っから日本にいたってことでいいんかな?
ヴェクス:そうですね…ヨーロッパ中心とはいえ、世界中を放浪してたでしょうし。たまたま日本に来たとき、彼岸と知己となった…とかはどうでしょう?
GM:OK。では、それでいこうか。
ヴェクス:了解です。
GM:まぁ、彼岸は死神と言われているが、死神の定義も様々あり、彼女はこの世にさまよう魂を、悪霊化しないようにあの世に導くのが役割だった。
ヴェクス:ふむ。文字通りの魂の導き手、といったところですか。
GM:そうそう。そゆこと。元々自分の役目に責任感があったのだが、長い年月が過ぎて、それが悪い方向に…つまり生命に死を与えることにすり替わってしまい、本来刈り取るべきでは無い仮死状態の人の命まで刈り取っていたんだ。
ヴェクス:成る程。少々行き過ぎてしまった、と…危険な兆候だよなぁ。
GM:で、ある時この国で大震災が起き、その現場でも彼女はまだ生きる可能性のある命を摘み取っていた。君もその現場には居合わせている。

▼某市/数年前

GM/彼岸:「……こいつも死ぬ運命…」彼女の鎌が、瓦礫の下に挟まって虫の息になっている人をつみ取ろうとしている。ちなみに、君にはまだその人には生命の息吹は感じられる。
ヴェクス:「…これは酷いな。東洋でも有数の大都市が瓦礫の山か……彼岸君、こんな日も君はお役目かい?」辺りを見回しつつ、彼女に声をかけましょうか。
GM/彼岸:「あぁ…。ここには死ぬべき運命が数多にある…」
ヴェクス:「生憎と私は運命というものは見えないが、しかし死の運命というものはそう簡単に見えるものなのかね?」人と彼岸の相手に立って、少し制止をかけましょう。
GM/彼岸:「…邪魔をするなヴェクス。こいつは刈り取るべき命だ…」鎌を構え。
ヴェクス:「…君は最近、少し焦りすぎだよ。こんな日くらい手を止めて足元を見るといい」そちらが構えるなら、こちらも戦闘態勢に。
GM/彼岸:「焦り過ぎとは、貴様はおかしなことを言う。それでも私と同類なのか? 私は死を担う者。貴様だってそれに近い者のはずだ。なぜ止める?」
ヴェクス:「私は死を背負う者。君だってそれに近い者のはずだ。だから止める」
GM/彼岸:「貴様の言うことはわからない…私は、私であるが故に、生命に死を与える。貴様とはこれまでだヴェクス。短い時間だったが楽しいとは思えた時間だった…」そう言いつつ、彼岸は消えていきます。死神は気配を隠すのが上手い。彼女が消えてしまえば、君は追いつくことは出来ないだろう。
ヴェクス:「…やれやれ、結局言葉は通じず、か。しかしまた会えることを願って止まないよ、友よ」無理に探すことはせず、そのまま見送りましょう。


▼池袋/現在

GM:では時は戻り、現在だ。君は偶然交通現場に居合わせていた。女子高生がトラックにはねられたらしい。そしてその事故現場に、君にとって懐かしい影が見えた。
ヴェクス:「……やぁ。丁度君のことを思い出していたところだったんだ。これも運命というやつかな」ずっと昔と変わらない、おどけた調子で話しかけましょうか。
GM/彼岸:「……ヴェクス? ずいぶんと久しいな。いつ以来だ?」数十年ぶりの再会だったが、君の記憶にある彼女と、今いる彼女は変わらず…否、エゴが強くなったのだろうか。君じゃなければ、気圧されそうな気配が漂っている。
ヴェクス:「例の震災以来だね。君は変わりない……とは、いかない様子だね」多少、警戒する。人は多いが、万一もある…。
GM/彼岸:「あの時以来か…。今頃現れてどうした。また、この子の命を刈るなと言いたいのか? だとしたら相変わらずおかしなことを言う」
ヴェクス:「私がここに居合わせたのは偶然だよ。しかし…」相手の気配に一歩踏み込み「その通り、刈るなと言わせてもらおう。君は少し、命を粗末にしすぎたようだ。死の運命というなら、もう少しそれを見極めたまえ。その命は本当にもう駄目なのか、とね」
GM/彼岸:「…そこまで言うのならば待とう。この命が悪霊へと堕ちる…夜明けまでだ」彼岸は手に持っていた鎌を虚空に消すと、すっと闇へと消えていく。
ヴェクス:「一晩か…いいだろう。君に示す手段はもうそれしか無さそうだ」コートを翻し、一時この場を去りましょう。
GM:おっと、立ち去る前なのですが。
ヴェクス:はいはい?
GM:救急隊員が近くにいた君を見て、駆け寄って来る。「もしかして付き添いの方ですか!? 早く乗ってください」と(笑)。
ヴェクス:なぬ。一体どういう勘違いを…(笑)。
英児:救急隊員、どうしてそんな勘違いをした(笑)。
GM:まぁ、君は彼岸と話をしていて気付かなかったかもしれないが、君がその女子高生の近くにいたのね。
ヴェクス:「…ああ、分かりました。申し訳ない」…けど、ここは乗っておこう。都合が良いといえば良い…関係者への言い訳は後で考えればいいっ。
GM/救急隊員:「一刻も争う事態なのです! 早く!」という隊員の言葉を背に、君は半ば強引に乗せられた。というところで、シーンエンド。
ヴェクス:はーい。
GM:では【SA:彼岸を止める】です。
ヴェクス:彼岸の絆[旧知]とともに、頂きます。
GM:ではシーン変えます。

▼絆/エゴの変化
ヴェクス:彼岸に絆[旧知]を取得。




 Opening 03 【 まもって守護霊様 】

シーンプレイヤー:焔
▼池袋交差点/深夜

GM:では、長らくお待たせして申し訳ございません。焔のOPです。
焔:うい。まずは人間性。(いっころ)51、出目低いな…まあいいか。
GM:現状一番高いね。
焔:もっとガンガン減ってくれても良いのよ?(チラッ
GM:…まぁそれは進行しだいで(笑)。で、君はいま深夜に起きた交通事故の現場にいる。どうやら女子高生がトラックにはねられたらしい。
焔:「あちゃあ…女子高生かあ。まだまだ先は長いってのに、勿体ねえ…」
ヴェクス:暫く見ていれば、知人が被害者と一緒に救急車に乗せられてく様子も…?(笑)
英児:そんな気もしますね(笑)。
焔:「生きてさえいれば、俺様と巡り会って目眩くロマンスに花咲かせることもあっただろうに…惜しい、実に惜しい」合掌しつつ。

GM:なんかほざいてるんだけど、この893ガキ(笑)。
英児:焔ですもんね(笑)。
ヴェクス:ステキー(笑)。

GM:そうやって君が興味本位で覗いていると、その女子高生の体からすぅっと光の玉のようなものが出てくる。
焔:「…ん?」ちらっと薄目を開けて光の玉に気付く。
GM:その光の玉は、宙に浮かぶと街の四方に勢いよく飛び散ってしまった。
焔:「…なんだ、ありゃあ。人魂か?」首傾げて見送る。
GM:そうやって空を眺めていると、今度は視界の端に赤い和服を着た女性がふわりと飛んで近づいてくる。
焔:そっちにはすぐ気付いて、周囲の様子を見回す。他の奴がその女に気付いてる様子は?
GM:いや、ないね。飛んでいるところから、幽霊の類だと君はあたりを付けることができる。そして、君の前に浮かんで、開口一番「あんた、さっきの見えたん!?」とまくし立てる(笑)。
焔:「おっとっと、いきなりだなあ。まずは少し落ち着けよ、可愛らしいおぜうさん?」にこやかに笑って歯を光らせる(ぉ
GM/幽霊:「落ちついとる場合やないんやて!」ちなみに妙齢の美女だね。黙ってれば美しいのだろうが、彼女は構わずまくし立てる。「さっきの見えたんやろ!」
焔:「さっきのってーと、光って飛び散った玉のことかな?」
GM/幽霊:「そや! やっぱ見えてたんやな! それだったら頼む! 朱莉を…うちの主を助けてくれへんか!」
焔:「あるじ? 助け…んー、もしかして事故にあったとかいう女子高生?」
GM/幽霊:「そや。うちはあの子の守護霊、八重って言うんや!」
焔:「八重ちゃんか。うん、大和撫子っぽい良い名前だ。あ、俺様の名は焔。ほむらん♪と呼んでくれて構わないぜ?」
GM/八重:「あ、ご丁寧にどうも…って、自己紹介はいいんや!」一瞬、焔のペースに流されてしまう八重(笑)。
焔:「で、さっきの女の子を助けるために俺様の手を借りたい、と?」
GM/八重:「そや。あの子はいま危険な状態や。ふつーに手術したって治らん。いま必要なのは、さっき飛び散った彼女の欠片を集めることなんや。ふつーの人じゃ見えん。魔物か、半魔じゃないと…」
焔:「…さっきの派手な飛び散り方からして、街中に散らばったっぽいんだが。ちなみに制限時間とか、ありんす?」
GM/八重:「………夜明けまでや。……詳しくは、いま救急車に乗ろうとしてる男が知っとる」と、目線で救急車に乗る20代の男がいますが、君の見知っている人物ですね。
焔:そちらに目を向け。「ありゃ…ヴェクスの奴も一枚噛んでるのか。ん〜、俺様これからマッ●スNSの最新刊買いに…いや、いいか。これも世のため可愛いねーちゃんのためだ!」ぐっと拳を握り締める。
GM/八重:「ありがとな! あんたサイコーにかっこいいで!」と、おだてにおだて(笑)。君を救急車につれていくね。
焔:「へっ、当然のことを言っても世辞にはならねぇぜ?」歯を光らせる五歳児。そして今のロールで人間社会への絆[享楽]をエゴ【全てはねーちゃんのために】に変換、罪を得ます(ぉ
GM:おっと。自発エゴ化?
焔:Yes。
英児:おお、素早い(笑)。
GM:OK。いいロールしてるし、認めます(笑)。
焔:時に、OPでも「登場しないシーン」であれば購入判定は可能ですか?
GM:んー…そうだね。ミドルだとほとんど一緒に行動になるだろうから、今回だけ認めますよ。
焔:回復アイテムとか、出来れば調達しておきたいんで。
GM:まぁ、やるなら他にやりたい方と一緒にまとめてやっちゃいましょう。とりあえずシーンを切ります。改めて【SA:八重を助ける】をあげます。
焔:受領。絆も戴いておきます。

▼絆/エゴの変化
焔:人間社会への絆[享楽]をエゴ【全てはねーちゃんのために】に変換。八重に絆[助力]を取得。



GM:では舞台裏の処理をやりたいってことで。やりたい方、どうぞ。みなさん、2回は出来るかな?
ヴェクス:ふむ。では治癒薬(*)の購入判定をしたいですね。1本持ってますが、予備に。
焔:再生薬(*)の調達に挑戦。目標値12で(ころころころ)一本は入手できた(笑)。
ヴェクス:目標値12(ころころころ)二回やって、一本のみ成功。
英児:英児は再生薬……かな。マイナーが空く《捨て身》キャラだし。(ころころころ)お、GET。
GM:じゃあそれぞれ一本再生薬ってとこかな?
英児:ヴェクスが治癒薬を1本、焔と英児が再生薬を1本ずつGETですね。
GM:了解。各自管理お願いします。次、ミドルいきますねー。

再生薬/治癒薬
 回復用の使い捨てアイテム。再生薬は対象の【FP】を少量回復し、治癒薬は[バッドステータス]を一つ回復する。
 BBTではボスの攻撃を受けた後に【FP】回復する機会が増えたため、結構重要になりました。善哉善哉。


ヴェクス:しかしOPで任意エゴ化は、初めて見た(笑)。
焔:やれる時にはOPだろうがさっさとやってしまうのがセオリーかな、とルルブ読んで思ったんですが…珍しいのか(笑)。
GM:うーん。他じゃ見なかったかな。まず任意エゴ化をやる人が見なかった(笑)。
英児:やらないことはないのですが、みんな遠慮したんですね(笑)。
ヴェクス:私も。まぁGMが良いなら問題は無い!(笑)
英児:僕は任意エゴ化はやりましたが。こう、「絆の方が上位」という観念があったのですね、きっと。
焔:ヒロイン相手の絆をエゴにするとフラグ的に色々まずそうなので。キャラ付け用の初期絆はなるべく早くエゴにして罪を得るのが良いのかな、と…(笑)。
GM:いいロールしてくれれば任意エゴ化やっても問題無いと思ってますよー。頻繁にやると手持ちの絆がみんなエゴになって大変かもしれませんが(笑)。
英児:望むところだ!(ぁ

絆とエゴと愛と罪
 絆は「他者との強い繋がり」を表す要素で、一つ取得するごとに[愛]を1点、最大6点得られます(取得に判定などは不要)。
 エゴはキャラクターが持つ「欲望」であり、魔物にとっては「力の源泉」となるものです。エゴ一つからは[罪]を1点得られます。
 また、人間性の低下やGM判断、プレイヤー自身の希望によって「絆がエゴ化する」事があります。絆全てをエゴ化することも可能。
 但し、罪を得るには「エゴをロールプレイする」ことが条件となっています。しかも愛と違って、罪を得られるのは1シーンに1点まで。
 罪の使用効果は「達成値増大」「ダメージ増強」「かりそめの死からの復活」「真の死の回避」など、強力かつ重要なものばかり。
 よって、PCは積極的にエゴを演じて罪を稼ぐことが推奨されるのです。―――が、今回の焔は正直やりすぎたと思う(笑)。
 ちなみに、PC作成時に取得する初期絆が2つ、初期エゴが1つ。更にハンドアウト指定の絆とPC間絆が1つずつ。
 PCが取得出来る絆とエゴは合計7つが上限ですが、いきなり枠5つまで埋まってしまいます(笑)。絆取得は計画的に…。



 

■ミドルフェイズ■

 Middle 01 【 死に抗う者たち 】

シーンプレイヤー:英児
▼病院内/深夜

英児:人間性減少(いっころ)41。
GM:ん、もすこしで40だね(笑)。
英児:うん(笑)。
GM:では、英児のシーンですが…君が病院の手術室の前に来た。君の友達も皆集まっている。
英児:じゃぁ、そわそわして。「朱莉……みんな、お前の無事を願ってるんだぞ。帰ってこいよな……?」と。
GM:朱莉が搬送されてから二時間。彼女はずっと手術室に籠ったままだ。途中で朱莉の両親が先生に呼ばれて中に入っていたのが、その場の不安をさらに掻き立てた。「くそっ…なんで朱莉が…!」さっきまで楽しそうに遊んでたじゃねぇかよ…」悪友は壁をドカっと叩いて、行き場の無い怒りを発散させているかのようだった。
英児:じゃぁ、「壁を殴ったってしょうがない……今は祈るしか」と、悪友の肩を掴んでおく。
GM/悪友:「くそ…朱莉が死んだら、トラックの運転手絶対に許さねぇ」
英児:「……」ぐっと拳を固めて耐える。

ヴェクス:では、私も登場しましょうかね。付き添い扱いで来たなら、ここに居てもそれほど不思議じゃないでしょうし。
焔:合流推奨なら出ましょうか。
GM:人間性減らしおねがいね。

ヴェクス:「(彼女は英児君の知人だったのか…これは余計に手抜きができなくなったね)」と、離れた場所から話を聞いている、と。登場ー(いっころ)人間性40。ん、エゴ化が始まった(笑)。
GM:お。何やるか決めといてね。
ヴェクス:ヴラド騎士団の絆[逃避]を【騎士団の方針とは相容れない】のエゴに。

GM:では、ほどなくして朱莉の両親が出てくると、クラスメイトたちが皆詰め寄る。
英児:「おじさん、おばさん! 朱莉は……?」
GM:青ざめている両親は何も答えられない。それを見た医者が代わりに告げるよ。「彼女は現在、意識不明の重体です。今は若干山を越えましたが、いつ容態が悪化するのか分からない。それにおそらく…。たとえ、意識が戻ったとしても下半身に大きなダメージが…一生歩けなくなる可能性があります」ちょっと言いにくそうに。
英児:「そんな……!?」愕然として。
ヴェクス:「(やはり…仮にも死神に魅入られた相手が、人の技術だけで生き返るのは難しいか)」医者達には聞こえない程度の声量で呟き。
GM:では愕然とした君やクラスメイトたちをよそに、医者はあくまで事務的に話を進めていって、立ち去っていく。

焔:登場で(いっころ)人間性45。
GM:もうちょいかな(笑)。
焔:ごっそり減った(笑)。
GM:それでも十分にこのPTの中では高いという(笑)。
ヴェクス:早くこっちにおいでー(笑)。

GM:朱莉の両親は医者についていったね。後残されたのは、君とクラスメイト。そして、気が付けば見知った顔がいるよ。
英児:では、そこでよろめいて集団を離れ、少し離れたところにいるヴェクスたちを見つける。
焔:と、その時。周囲の喧噪が止まり…廊下が静寂に包まれる。《アレナ展開》発動。
GM:おお(笑)。
ヴェクス:英児君がこちらを見たら、軽く手招きしよう。場所を変え…おっと、気を利かせてくれた人が。
英児:おっと。では「な……アレナ!?」驚いて。
GM:OK。では、さっきまで話していたクラスメイトたちが止まってしまうね。
焔:「よっす。災難だったな、英児少年」ひょいっと片手を挙げて廊下の角から出てくる。
英児:「ほ、焔! それにヴェクス! 何でこんなとこに!?」
GM/八重:「あんたの方が小さいやろ…」と、焔の軽口に突っ込む(笑)。

焔:実年齢数百歳ですが何か?(一同笑)
英児:坊主って呼びたくなるが、それは間違っているんだ!(笑) むしろ英児は呼ばれる方なのだ(笑)。
ヴェクス:まぁ、英児さんはこの中じゃダントツ最年少?(笑)
GM:ああ、魔としての年齢か(笑)。
英児:1歳さ!(笑) …いや、1歳にもなっていなかった(ぁ
GM:ホントだ(笑)。

ヴェクス:「場所を変えて話そうかと思ったが…この方が手っ取り早いな。こんばんは、英児君、焔君」軽く片手を上げて。
焔:「病院内ではお静かに、ってな。…ちょいと耳寄りな話を持ってきてやった」
GM:では、英児とヴェクス。見知った顔の他に、見知らぬ赤い和服の女性が、焔の傍でふわりと浮かんでいるね。
英児:「霊体? ……一体どういう……?」
焔:「守護霊様の言うことにゃ、事故にあった女子高生のお嬢さん、助ける方法があるらしい」
ヴェクス:「ふむ、それは興味深い。守護霊というのは、そちらのお嬢さんかな」八重さん見て。
GM/八重:「そや。うちは八重。事故にあった子の、朱莉の守護霊や」
英児:「朱莉を助けられる? 本当か!」身を乗り出して。
GM/八重:「落ちつかんか! いまからそれを説明する」と、身を乗り出してきた英児をいさめる。
焔:「おちけつ少年。詳しい話はヴェクスに聞け、ってこのおぜうさんは言ってるんだが…何を知ってる?」と、ヴェクスに。
英児:「お、おお……」渋々引きさがって。
ヴェクス:「これはご丁寧に。…ふむ、私の知っていることかね? 精々、彼女の息の根を止めようとしていた死神を一人諌めて、猶予を貰った事くらいだが…」
GM/八重:「しっかし、あんま使うこと無かったけどアレナってのは便利やな。人気のない所に移ろうかと思ってたんやけど…」と言って話を切り出すよ。ホントはアレナ使わなかったら霊安室に行こうと思ってたのに(笑)。
英児:縁起でもない(笑)。
焔:「まあ、俺様こう見えてもキャリアは長いんで。…で、飛び散った魂の欠片を掻き集めれば、おぜうさんは助かるらしいが…」
GM/八重:「今の朱莉は抜け殻の状態なんや。魂が入っとらん。飛び出た状態なんや。仮死状態ってやつやな。そのせいで、死神に狙われたんやけど…」と、ヴェクスの方を見る。
焔:ヴェクスを見て「猶予を貰ったと言ったな。いつまでだ?」
ヴェクス:「大したことはしていない。即抹殺というのを明朝まで待ってもらっただけだ」肩をすくめ「それで、魂さえ戻せば彼女は生き返るのかい?」
GM/八重:「そのとおりや。一刻も早く体に魂を戻したいんやけど、それをする為には繋がりが弱いんや。事故のショックで、朱莉の魂は自分が朱莉だということを忘れとる。繋がりが無い魂は、たとえ本人の体でも戻せないんや」
焔:「明朝までか…ちょいと厳しいかな」顔を顰める。
ヴェクス:「記憶喪失の魂、か…なるほどそれは、放っておくだけでも悪霊化は免れなさそうだね」苦笑して。
英児:「どうすれば繋がりを戻せるんだ? 時間的に厳しくても、やるしかない。朱莉は、俺の大切な絆の一人なんだ……」
GM/八重:「さっき焔が言った通り、朱莉の魂の欠片…要は記憶の断片と言ってもいいやろか? それを集めて、朱莉の魂に朱莉自身のことを思い出させればいいんや。うちは無防備な朱莉の魂を守らなあかん。だからあんたらにお願いしたいんや。どうか…朱莉の魂の記憶を見つけて来て欲しい」
焔:「魂の欠片が見えるのは魔物のみ…つまり、俺たちだけってわけだ」
ヴェクス:「私は構わないよ。生死の境に立たされたお嬢さんを助ける、こんなトラブルは私好みだ」おどけて笑い。
英児:「俺が動かないわけねぇよ。朱莉を助けたいって皆の想い、勝手だけど背負わせてもらうぜ……」とエゴ[必要とされたい]のRP。
GM/八重:「ありがとな…恩に着るで」君たちの強い意志表示に、ちょっと涙ぐみそうになっている。そして英児に「頼むや…朱莉を、うちの大事な主を、助けてや」と言う。
焔:「俺様の力さえ戻ってりゃ、散った魂を探して掻き集めるどころか身体がばらけてても一瞬で元通りにしてやれるんだが…くそっ、早いとこ“羽根”も集めてやらねえとな」ぼやくように。「まぁ仕方ねぇ。今やれることをやってやるさ!」八重ちゃんの手を慰めるように握る(笑)。
GM/八重:「なに馴れ馴れしく触ってんのや! ちっこいくせに」と、バタバタと手を振って、振りほどく(笑)。
焔:「おっと、照れた顔も初々しくて可愛いぜ、八重ちゃん♪」にぱっと笑う。
GM/八重:「誰が照れてんのや!」と、顔真っ赤にして(笑)。
ヴェクス:「はは、焔君は今回の件への意気込みが違うようだ。なによりなにより」はっはっは。
英児:「焔……変わらないな」苦笑しつつ。
GM:さて、そろそろ方針が決まったところで、シーン切ろうと思いますが、他に何か言う?
英児:じゃぁ、一言だけ。「(朱莉、お前は俺の日常の象徴なんだ。俺がブッ壊れるより先に、お前が死ぬなんて認めねぇ。待ってろ、俺が何とかしてやるからな……!)」
GM:おお、かっこいい(笑)。エゴだったら罪あげてるんだけどね(笑)。
焔:三人が病院を出ると同時にアレナ解除。あと、さっきのロールで初期エゴ【封印を破りたい】から罪を得ます。
GM:了解です。んじゃ、シーン切りましょうか。ちなみに、エゴロールは、英児だけでいいのかな?
英児:あ、焔に絆[連帯感]を取得しても良かですか。
焔:こっちもヴェクスに絆[連帯感]を。
GM:了解です。ヴェクスは何かある?
ヴェクス:こちらは特に無しで。エゴロール忘れてたなぁ。
GM:ヴェクスのエゴって意外と難しそうだからねー(笑)。絆もだいじょぶ? 結ばなくて。
ヴェクス:絆は英児さんに[補助]で取っときます。
GM:OK、んじゃそんな感じで次のシーンー。

▼絆/エゴの変化
英児:焔に絆[連帯感]を取得。
ヴェクス:ヴラド騎士団への絆[逃避]をエゴ【騎士団の方針とは相容れない】に変換。英児に絆[補助]を取得。
焔:ヴェクスに絆[連帯感]を取得。



焔:女子高生に取ろうか迷ったけど、遭えなかったしな。ここは死神ちゃんに枠を取っておくか。
ヴェクス:面識ゼロじゃないですかい?(笑)
英児:まぁ、この分だと、予告通り朱莉は出てこれませんね(笑)。
GM:面識の有無は書いてないから、私がGMの場合は面識ゼロの絆もOKということで。噂話を聞いて、絆[興味]ってのもありですからね。
焔:枠が少ないからねー。ヴェクスと女の子、どっち優先するか迷った(ぁぁ
ヴェクス:優先してくれてありがとう。では「ほむらん君」と呼ぼう(何
英児:まぁ、枠が少ないですからね(^^;)



 Middle 02 【 死が二人を分かつとも 】

シーンプレイヤー:ヴェクス

GM:と、ここから情報収集イベント解禁になります。「欠片の在り処」「死神“彼岸”」の二つです。欠片の在り処は難易度10、13、15。死神“彼岸”は難易度8、10、15ですね。
ヴェクス:で、このシーンは誰から?
GM:あ、ごめんね。えーと、特に決めてないよ。とりあえずどっちを振るかとか、そういうことになる。で、先に言ってしまえば、欠片の在り処を探したら、そこへ向かうシーンに繋がるので、そっからシーン開始…となるかな。情報収集のシーンは希望あれば作りますが。君たちのコネと想像力でシーンを作り上げてね(笑)。
英児:まぁ、とりあえずデータ的な情報収集に関しては……英児はファミリアで「欠片の在り処」を調べようかという所ですが。
ヴェクス:ふむふむ。でも私は彼岸について調べたいんですよね、やっぱり。まずはお任せして良いですか?
英児:順番はどうしましょうか。
焔:情報関連にはリソース振れなかったんだよなあ。いちおう欠片はこっちで探してみる。
ヴェクス:財産点も使えば、そう失敗することはないでしょうし。まずは欠片を調べる人からやったほうがいいかな?
焔:彼岸は旧知のヴェクスが調べる、というか以前からの知識で持ってるのが自然だろうし。なので、そっちは任せた。
GM:思いだす感じかな?(笑)
ヴェクス:うい、任されました。
焔:ちなみに、人間性減少は振るよね?(笑)
GM:振っていいよ。そしたら適宜シーン作ります。あとは勝手に演出してくれ。合わせるから(笑)。
焔:んじゃあ…ヴェクスの回想シーンにするか?(笑)
英児:それが良いかもしれませんね。
ヴェクス:あれ、こっちか?(笑) 皆様がそれで良いのなら、全然構いませんよー。
英児:動くこととしては、すぐさま欠片を集めに行くでしょうが、そうすると、彼岸の情報を調べるタイミングを失いそうな気がするので。
GM:回想か…若干新しい情報が混じっているが、まぁなんとかなるかな。
焔:演出的には、全員で探してる最中にヴェクスがモノローグで彼岸との思い出を語り出すんだ(笑)。
ヴェクス:成る程。では、外堀を埋める感覚で調べにいっちゃいましょう。登場よろしい?
GM:はいな。振ってください。
英児:うむ。では全員で登場しましょうか。
GM:うまいな(笑)。全員振る気ね(笑)。
ヴェクス:うん、そうしてくれるとこっちも助かる(笑)。

▼街中/深夜

英児:人間性減少(いっころ)37、第1段階。腕部に接ぎ目が見え始めた。とりあえず、段階上昇したので、人間への絆[憧憬]がエゴ【人間に近づきたい】に。
ヴェクス:人間性消費(いっころ)36。
焔:(いっころ)人間性43。
GM:焔は40までまだまだだな(笑)。
ヴェクス:さくっと減ったところで、「死神“彼岸”」について情報収集判定をば。
GM:はいな。どぞ。
ヴェクス:(ころころ)達成値11、か…。
GM:最高値まであと4足りないかなー。
焔:財産点、使う?
ヴェクス:財産点4点使用。これで情報を全部出しましょう。
焔:振り直しアーツ使っても良いけど、ファンブルしたら目も当てられないからなあ(笑)。
英児:まぁ、出目5は下がる可能性も無きにしも非ず(笑)。
ヴェクス:どうしようもない出目でなければ、振りなおしは温存でいいでしょう。「彼岸君、そういえばこういうの好きだったな…」と、屋台のラーメン啜りつつ回想を喋る(何
GM:そっか【社会】6あるもんなー。では全部の情報が出ますね。まず、一気に開示。

>死神“彼岸”
達成値8:
自分の責務に忠実な死神。死をもたらすことこそ、死神の存在意義だと主張していて、必要以上に命を刈り取る。
達成値10:死神の責務を果たすというエゴに囚われ、ここ数年でドミネーターに匹敵する力を手に入れた。
達成値15:具体的なデータは、P242の『愚者』
(*レベル9ドミネーター。かなり強い)に若干手を加えたもの。

GM:と、なります。データは見ていいよ。まぁそのまんまではないが。
ヴェクス:基本データまで分かるとは思ってなかった(笑)。回避10か…。
英児:愚者か……思った以上の敵が(笑)。
焔:これは…戦闘すると勝てるか微妙だな。
GM:参考までに、だ(笑)。とりあえず回想シーンだが…本当に屋台なの?(笑) それちょっと困るんだけど(笑)。
ヴェクス:うん? いえ、都合が悪けりゃただの妄言として流してもらってOKですじょ?(笑) 夜の街でラーメン啜る吸血鬼と死神…なんてシュールな図がちょっと思いついただけなんだ!(ぁ
GM:んー。そしたら、大震災後には君たちは会っていなかったわけだから、風の噂で聞いたということにしようか。
ヴェクス:OKです。「別れた後も、彼女の噂は何度か耳にした。つまり、噂になるだけの力を得ているということだね…」
GM:そして、数年前に君は彼女が現れたという火災現場に行ったことがあるのだが、その時は本当に彼女がやったのだろうか? と疑問に思うほど、現場は酷く、壁に刀傷があちこち残っていたり、焼死のみならず、まるでショック死したかのような死に方をした者もたくさんいた。まぁ、ビルとかそういうので起きた火災だと思ってくれれば。

焔:刀傷に、ショック死? 死神のやり口としては不自然な気も…他の魔物でもいたみたいな。
GM:ああ、力を乱暴に振るっている感じだと思ってくれれば。ちょっと変だったかな?
焔:ああ、伏線かなと思ったんですが。素直に彼岸の仕業と考えていいのかな?
GM:うん。誤解させたらごめんね。普通に判定だけですませよっかなと思ってたところで突発演出だったから、そこまで気回ってません。ごめんなさい(笑)。
焔:いえいえ(笑)。了解です。

ヴェクス:それを見たときは思わず、呆然としたでしょうね。「……彼岸君。これが君の言う存在意義なのかい?」と。
GM:君の言葉は、誰に届くでもなく、焼け焦げた匂いと、人の死の匂いで満たされていた…。
ヴェクス:「血と死は我々魔物につきものだ。だがしかし…これは、どうしようもなく、醜悪だ」口元を抑えて、踵を返し。「責務と存在意義に縛られた結果がこれなら…私は、そんなものの無い放浪者でよかったと思うよ」まぁ、私が言いたいことはこんな感じで。エゴ【自由であり続けたい】の罪だけ請求して、現在に戻ります(笑)。

GM:では君の脳裏に聞き慣れた言葉が響く。「貴様はおかしなことを言う。それこそ我ら魔物としての生きざまではないのか?」と。あ、君の心が作りだした、彼女の幻影だと思ってくれれば。
ヴェクス:「反論は無い。異端者は私なのだろう…しかし、私はもう、君のようにはなるまい。そう誓っているだけのことさ」そう呟いて、幻影を打ち消しましょう。
GM:では、シーンエンド。罪はもちろんもらってくださいね。

▼絆/エゴの変化
英児:人間への絆[憧憬]をエゴ【人間に近づきたい】に変換。




 Middle 03 【 死に群がるモノ 】

シーンプレイヤー:焔
▼街中/深夜

GM:では次のシーン。判定どぞ。
焔:(いっころ)出目6で人間性37、極端だなあ(笑)。
英児:人間性減少(いっころ)36。
ヴェクス:一緒に調べてるし、私も登場しときましょう。(いっころ)34。
GM:焔は40下いったね。
焔:俺様の変異は「周辺の気温が上昇する」。第一段階なら、近づくと僅かに暖かく感じる程度だな。で、神庭未羽の絆をエゴにしておく。
ヴェクス:あぁ、こっちも「血の全身甲冑を纏う」変異が出てるや。腕に外せない篭手が。
GM:では、情報収集の判定でよかですかね? 誰か振っちゃってください。
英児:判定するのは英児で良かですか?
焔:俺も振るつもりだよー。
ヴェクス:とりあえずお二人に任せます。財産点も半分以上使いましたしねぇ。
GM:でも情報収集以外、あまり財産点を使う場面が…(笑)。
英児:購入判定という何かが(ぁ
ヴェクス:まあそうだけど!(笑)
焔:では俺からやりますか。欠片探し(ころころ)達成値12か。うーん、財産点を3点消費、15にしよう。これでMAX出るはず。
GM:だね。では、お先に情報開示です。

>欠片の在処
達成値10:
欠片が飛んで行ったと思しき場所は「学校」「朱莉の自宅」「ロサ会館」「公園」(この4項目が解禁)
達成値13:欠片の生命エネルギーに引き寄せられ、各場所に悪鬼が出現する可能性がある。
達成値15:悪鬼は瘴気を放つ為、何らかの影響を受ける可能性はある。だが、気を確かに持っていれば問題は無い。


GM:まぁ、お先に言ってしまうならば。この4つの探す場所は、そこに行けば必ず欠片は見つかる。ただし、PC一人の代表が【加護】で判定してもらう。俗に言うアクシデント表があります(笑)。
焔:一箇所ごとにシーン一つかな?
GM:そだね。
英児:なるほど。ここで【加護】ですか……。
GM:そそ。まぁ、【加護】高い人がベターかな? ちなみに高ければいいことあるかもね?(笑)
ヴェクス:【加護】か…ヴェクスに代表はさせないで貰いたいですな(←【加護】2
焔:【加護】は全員低めだからなあ。
英児:あ、英児が5で最高なのか。
GM:おお。さすがPC1ですね。メカニックな幸運をもたらしてやってください。
英児:焔はスピリットだから、てっきり高い物と思ってました(笑)。
焔:半分はデーモンだからね…(笑)。
ヴェクス:プライマリの影響か…(笑)。で、まずは何処行きますかね?
焔:学校か自宅かなあ。根拠はないけど。
ヴェクス:まずは一箇所全員で向かってみて、何が起こるか把握する、というのはどうでしょうかね?
英児:そうですね。まぁ、一つ調べてみるのはありでしょう。
GM:ふむ。そしたらどこに行くのかな?
ヴェクス:では、まずは自宅とか…? 学校は警備とかありそうですし。
英児:どこがどうと予想できないですが……情報項目ですか? これ。
GM:情報項目じゃないよ。さっきも言ったと思うけど、そこに行けば欠片は手に入る。ただ【加護】で判定してイベントが起きるかどうかなんだ。
焔:悪鬼が出てくるという話だし、早めに回収した方が良いかもね。まず自宅で。
英児:なるほど、では自宅に行きましょうか。
GM:ふむ。了解しました。ではシーンを切ります。

▼絆/エゴの変化
焔:神庭未羽への絆[慈愛]をエゴ【女性を助けたい】に変換。




 Middle 04 【 死に憑かれた神 】

シーンプレイヤー:英児
▼日野坂家/深夜

 現在の人間性:英児(36→32)、ヴェクス(34→29)、焔(37→33)

GM:君たちは朱莉の自宅前までやってきました。
焔:家に灯りはついてますかね?
GM:灯りは消えてる。まぁ両親たちは今病院だからね。
焔:では今のうちに欠片を探す。判定必要?
GM:そうだね。他のとこだったら判定が必要なんだが…ごめんね、のっけから嘘つきました。結果から言うと、欠片と思しきものは見つからなかった。
ヴェクス:鍵はかかってそうですが、屋内に入るのにも何か必要かな…っと、おおっと。
英児:なんとぉ!?
焔:「…ありゃ? おっかしいなあ…こっちに飛んできたはずだが」
英児:「Searching... おかしい。反応がない……?」
ヴェクス:「ふむ、妙だね。まさか欺かれたか…?」
GM:で、君たちがそうやって探していると、イベントが発生します。君たちが、見つからずに首をかしげていると…ふと、嫌に冷たい風が吹きます。
焔:「…嫌な空気だな、えぇおい?」振り向きざまに《アレナ展開》。周囲を結界に閉ざす。
英児:「この冷たい風は……!」死神の出現を警戒しつつ。
GM:振り向いた先に、君たちの前に黒い人影がいた。ヴェクスだったら分かる。彼岸ですね。
ヴェクス:「そうだね。この風の臭いには覚えがある…君か、彼岸君」
GM/彼岸:「……滑稽だな。貴様が人ひとりの命でこんな風に駆けずり回るなんてな」ヴェクスを冷たい目で見つつ。
ヴェクス:「自覚はしている。放浪だの自由だの、結局は無様なものさ。…で、わざわざ私を馬鹿にしにきたのかい?」
英児:「……! こいつが、朱莉を殺そうとしてる……!?」睨みつけつつ。
GM/彼岸:「殺そうとしている、と言うのは間違いだ。彼女は死ぬ運命にある。私はそれを導いてやるだけ…」

焔:ときに彼岸って、見た目で性別分かります?
GM:うん? うーん…そうね。胸のふくらみとかでわかるかな?
ヴェクス:あとは声の高さとか?

焔:「…まだ刻限には余裕があるはずだが。欠片の回収でもしてるのかい、死神のおぜうさん?」歩み寄りつつ。
GM/彼岸:「…貴様たちが遅いから、先に回収した」小さな光の玉を右手で持っている。
ヴェクス:「…一足遅かったということか。猶予は貰ったが、妨害しないとは言われていなかったね」
英児:「何だよ、それ! インチキじゃねぇか!」
GM/彼岸:「これは記憶の断片だからな。これ単体では導くことは出来ない。死ぬ運命の魂を導くために、これを集めるのは道理であろう?」
英児:「朱莉の守護霊は、まだ朱莉が生きられるって言ってたんだ! それを無視して死なすなんて、殺すのと同じだろうが!」
GM/彼岸:「私は導くため。そして、貴様たちは彼女を守るため。どちらにしろこれを集めることには変わりない」
ヴェクス:「落ち着くんだ、英児君。彼女も今すぐあの魂をどうこうはしないだろう…最悪、刻限までに奪ってしまえばいいということだ」しれっと。
英児:「……っ!」ヴェクスに抑えられ、その意図を理解しつつも、感情は抑えきれない様子で。
GM/彼岸:「奪うか…やってみるか?」大鎌を出現させて。
焔:「…刻限までに、より多く集めた方が魂の行く末を決める。そう考えて良いってことかな? 俺様としては、可愛らしいおぜうさんと事を構えるのはなるべく避けたいんだが」
GM/彼岸:「遊戯みたいに言うな。私はそのように魂をもてあそぶつもりはない」
ヴェクス:「…その口ぶりでは彼岸君も、まだ全ての欠片は集めていないようだね?」こちらも血で広刃の剣を作りつつ。
GM/彼岸:「そうだな…ここは、分かりやすかった。なにせ、彼女に縁があるところだからな。ここに飛んでいてもおかしくなかった」どうやら彼女が持っているのは、1個だけのようですね。
焔:「俺様も弄ぶ気はないけどね〜。死神のおぜうさん、その欠片、譲ってくれるつもりはない?」
GM:なるほどね(笑)。おぜうさんって言いたかっただけか(笑)。
焔:男女で態度が変わるのでね〜。
GM/彼岸:「全ては時が決めてくれよう。お互いの手元に全てが無ければ、奪い合うまで」目をつむって、詠うように。
ヴェクス:「…ここは退いた方が良さそうだね。交渉しようにも、こちら側に欠片が一つもないのは不利だと思うが」二人に小声で。
焔:「むぅ。仕方ねぇなあ…俺様としては、奪い合うくらいならむしろ愛し合いたいんだが」残念そうに。
ヴェクス:「駄目だよ焔君。彼女は奥手だから、そんな直球な迫り方ではね」しれっと笑いながら。
焔:「時間さえあれば、うぶな死神ちゃんに濃厚な愛の営みをレクチャーしたい所なんだが。しゃあないか、とりあえず人命優先だ」肩を竦める。

英児:PLとしてはここはしょうがないと思うので……。殴りかかってスカるとかで切りますか?
GM:ふむ。演出ね。
焔:奪えないなら退却かなあ。
ヴェクス:そうなりますねぇ。ここで戦闘となるとちょっと…。
英児:奪えるのなら、試すんですが……。
GM:奪う? 戦闘になっても良いけど、全力でかかるからね?
英児:まぁ、ガチ戦闘になったら勝てる気はしない(笑)。
焔:今闘り合っても勝ち目薄いし。
ヴェクス:そうなると、現在の罪的にもちょっと厳しいのですよね。
英児:じゃぁ、殴りかかろうとするので、止めてもらえますか?
焔:ただ、寄り道せず真っ直ぐ家に来て、いきなり先越されたからなあ。行く順番次第でまた向こうに取られるイベントがあると、かなり困る。
英児:まぁ、確かに。
ヴェクス:言を見るに、向こうも真っ先にここに来た様子ですね。ここからはほぼ対等なペースで奪い合いかな。
GM:あー。ごめんね。ちょっと次に繋げるイベントだったので。

英児:「……だとしても! こんな目の前で、朱莉の一部をかっさらわれてたまるか!!」右腕がガシャガシャっと展開し、巨大な兵装を露出します。「……その欠片を返しやがれ!」足に力を込め、飛び出そうとする。
ヴェクス:「気持ちは分かる…だが、抑えたまえ」一瞬で英児の目の前に立ち、彼の拳を自分の手のひらで抑える。
英児:「ぐっ!?」急ブレーキで立ち止まり「何で止めるんだよ!?」
ヴェクス:「今戦っても分が悪い。それに、そんな大事な友人の家を巻き添えで破壊するつもりかな?」
焔:「相手は手練れの死神だからなぁ。女の子ってことを別にしても強攻策は避けた方がいい。向こうはその気になれば人質だって取れるんだ」彼岸の持つ欠片を指して。
ヴェクス:「戦いは機を見てするものだ。私の大嫌いなある騎士団の教えだが、ここは引用させてもらおう」
英児:「それは……っ!」朱莉の戻るべき場所を壊してしまう、その結果を今まで考え付かなかったことに茫然として。「……くそぉっ!」
ヴェクス:「…彼岸君、君もここは去りたまえ。どちらが先に欠片を多く集めるか…競争といこうじゃないか」
GM/彼岸:「……夜明けまでだ」彼女はそう言い残し、闇に消えていく。《資産:帰還門》を使いました。

ヴェクス:このやりとりでこそっと【騎士団の方針とは相容れない】エゴを演技してみる!(ぁ
GM:だと思ったよ! どうぞ!(ぉ
ヴェクス:ありがとー(笑)。
英児:今のは何かキュンと来ました(笑)。
ヴェクス:まぁ、こういうやりとりをすると、どさまぎでもエゴのロールをお互いしやすくなりますよねっ(笑)。
英児:ですよねっ(笑)。
GM:まぁ確かに(笑)。

英児:「……ありがとう、ヴェクス。俺、間違えるところだった……」腕を戻し、拳を振るわせつつ。
ヴェクス:「気にすることは無い。若いうちの間違いは買ってでもしないと、私のような駄目な大人になるからね」ははは、と笑い。
焔:「…ひとまず退いてくれたが。結局は向こうの欠片も取り返さなきゃならねーんだよなあ。どーしたもんか」やれやれ、と溜息ついて。
ヴェクス:「彼女の意固地さは筋金入りだからね…戦いになれば、焔君にも力を貸してもらうよ?」
焔:「…こりゃ当分は“羽根”探しも後回しだな。すまねー、未羽ちゃん」虚空を拝むようにして。で、エゴをロールしたと主張する(ぉ
GM:どんどん行くなぁ(笑)。いいけど(笑)。
ヴェクス:いい調子です(笑)。
英児:「……け、かっけーことしやがって……よ」ヴェクスに比して自分のどうしようもなさに、笑いがでてきて。
ヴェクス:「褒めても何も出ないよ? さあ、次の場所へ急ごう」英児さんの拳を受け止めた手をひらひら振りつつ、微笑んで。
英児:「死神め。今は引いたがな……俺は朱莉を諦めるつもりはないぞ」
焔:「女の子と戦うのは気は進まねーけどな。ま、じっくりたっぷりねぶりあげるよーに愛の素晴らしさを説くとするさ」にやり、と笑みを返す。で、彼岸に絆[慈愛]を取得。
GM:そこで慈愛か!(笑)
英児:「最後に絶対勝ってやるから……首を洗って待っていやがれ!」彼岸に絆取得、即エゴ化。エゴ【彼岸に負けない】で罪もらいますね。
ヴェクス:私はこんなとこかな。絆は今回は特に。
GM:了解です。では切るねー。

▼絆/エゴの変化
英児:彼岸に絆取得、即エゴ化。エゴ【彼岸に負けない】に変換。
焔:彼岸に絆[慈愛]を取得。




 Middle 05 【 死を拒む対価 】

シーンプレイヤー:焔
▼住宅街/深夜

GM:では次のシーンなんですが…もう一個こちら側でシーン入れてもいいかな?
一同:お? どうぞ。
GM:勝手でごめんねー。では、さっきのシーンと時間は続いて、焔のケータイが鳴ります。…てか5歳児、ケータイ持ってんのかよ(笑)。
英児:イマドキの5歳児は持ってるのですな。
焔:持ってるよー。で、何? て言うか、人間性減少する?
GM:あ、減らしていいよ。
焔:(いっころ)28に減少。
ヴェクス:ここも全員登場かな?
英児:続きのシーンなら出ましょうか。
GM:これから情報を与えるから、必要だと思うなら出てOK。
ヴェクス:了解。ではちょっと様子見。
英児:っと、そか。様子見でいいかもしれませんしね。状況みて、必要そうなら出ます。
GM:わかった。では、先を歩く二人をよそに、焔はケータイを手にとって…相手は開口一番「焔はん? 欠片は見つかった?」と、言ってくるのは八重ですね。
英児:イマドキの守護霊も携帯を持っていると……(笑)。
焔:「あー、見つかったというか…場所は幾つか分かったんだが、死神に先越されて一個取られた。スマン」
GM/八重:「…! てことは、全部集まらないんか…」意気消沈した声が。
焔:「…やっぱり、全部集めないとまずい、よな?」頬をぽりぽり。
GM/八重:「………」八重は、少し黙った後、ぽつりと「仮に欠片が足りなくても、朱莉の魂を体に戻すことは……まぁ方法はある」
焔:「…その口ぶりだと、何か問題があるように聞こえるけど?」
GM/八重:「そや、それは最悪の場合や…その、朱莉の友達にとっては、な」かなり言いにくそうに。
焔:「……んー。例えば、身近な人の記憶を失うとか、そんなオチ?」
英児:あー、生き返りはするけど記憶喪失、なんだろうなぁ。そりゃ。
GM/八重:「っ………」唇をかむような雰囲気が電話越しでも伝わる。
焔:「あー……うん、わかった。皆まで言うな」
ヴェクス:記憶の欠片がないんじゃなぁ。あと、八重さん本人にも何か影響出そうなよかーん。
GM:自分からシーン作っておいてあれなんですが、これ以上口を割らせるのであれば、感情に訴えかけるということで、【感情】の判定を13でやってみて。本来なら、情報収集の一つの項目としてポップアップさせる予定なんで、このシーン限定ということで。
英児:まぁ、この判定は焔用ですな……(ぉ
焔:では【感情】で。口を割らせると言うより、何となく察する感じで。(ころころ)達成値13、まあ成功はした(笑)。
GM:そうか、【感情】は高いんだったか。では…。

>魂を戻す方法
達成値10:
魂を体に戻す為には、その魂に本体を、自分の体だと分からせること。その繋がりが薄ければ体に戻って安定しない(データ的には[朱莉の魂]というエキストラが居て、そのエキストラは[朱莉の体]に対して絆を持っている)。
達成値13:たとえ魂の記憶が集まらなくても、それに代用出来るような記憶があれば、魂と体の繋がりが強くなり、体に戻すことは出来る。


GM:というのを、君は察したということで。
焔:…それは例えば、彼女への絆を持つPCの愛を渡す、とかで代用できるのでしょうか?
GM:データ的に言えば、絆をエゴ化することなく消滅です。本来こういうルールはないんですが、このセッションオンリーというルールです。
焔:つまり英児の持つ絆が一つ消え去る? もしくは八重の絆とか。
GM:そういうことです。英児の持つ朱莉への絆が消えます。そして、エゴ化することなく消滅した絆は、同時に彼女に対しての想いや記憶までも消してしまいます。
焔:「そりゃ、英児にとっては最後の手段だわな…」重く息をついて。
GM/八重:「…もしそうなれば、うちも朱莉の魂を守る力を使わなくていい。あんたらに加勢できる」と八重が言うように、彼女が加勢することによって、彼岸は弱体化出来ます。
英児:なるほど。傍にいた英児の記憶を朱莉の魂へ捧げることで、代用品として魂を定着させる、と。
GM:そうね。君は朱莉とクラスメイトで、朱莉のいろんなことを知っている、という意味合いだ。

英児:おお……これは影で聞いておいた方がよさそうかな……?
GM:ん?
英児:いや、選択肢の一つとして、英児が知っておくべきな気もしなくはない。
ヴェクス:確かに、英児さんがこれ知ってると面白そう…な気はする。色々と。
英児:PLとしてもPCとしても絶対に選ばないのですが。知っている、ということが(笑)。
焔:敢えて隠して後で告げるか、すぐに話すか考えてたのですが…どっちがいい?
英児:あー……うーん。隠しておいてもらって、後で告げられた時に「知ってる。でも、それは選びたくないんだ」と言いたい所ですかね……。

GM/八重:「……うちかて、朱莉が悲しむのは見とぉない。酷かもしれんが、そうならないようにするには、あんたらキバるしかない…」
焔:「…ま、そーなったらなったでしゃあねーだろ」軽い調子で。「死神ちゃんと喧嘩になるかもしんないが、出来るだけ欠片全部揃えられるように努力はしてみる。泥船に乗った気で待ってろ」と、一息に告げる。
GM/八重:「……頼むで、ほんま。何もできないうちが言うのもなんやけど、かっこいいとこ見してくれや」祈るように。
焔:「…とりあえず、英児に話すのは後だな。どう出るか反応が読めねーし。女の子を悲しませるのも不本意だ」
GM/八重:「うん…気ぃつけてや」
英児:では、ここでこっそり登場。(いっころ)人間性減少31に。
焔:「じゃ、そゆことで。吉報を待ってろ」電話を切って、前の二人に追いつこうか。
ヴェクス:「今の電話は、八重君かい?」と、私も登場。(いっころ)24。
GM:ヴェクス、ごりごりと減るなぁ…(笑)。
ヴェクス:結構ハイペースで御座います(笑)。
焔:「まぁな。朱莉ちゃんの容態は今のところ変化無し。早く欠片を見つけてくれとさ」
英児:「今のままじゃ容態は悪くなるしかないんだ。変化なしならまだ良し」努めて明るく。
ヴェクス: 「そうか。…彼女達には、私の友人が迷惑をかけているね」笑顔をひそめて、申し訳無さそうな表情で。ここで八重さんに[謝罪]の絆を取得しときます。
GM:おお。なるほど。
英児:「あのさ。俺、絶対朱莉を助けるから……力を貸してくれな」改めて二人に。
ヴェクス:「当然だとも。こんな騒動、今更降りるなんて私が言うはずないだろう?」
焔:「…まあ、何とかなるだろ、たぶん。(さて、非常手段について話すべきか否か。ちょいと迷うなあ)」表には出さず、英児を観察している。
英児:「はは、そうだよな! わりーわりー、そういう意味じゃないんだ!」笑って。「……俺、どうなっても、朱莉を助けるよ」今の時点では、この台詞が精一杯かな……。
ヴェクス:「…君も、あまり思いつめないことだ」
焔:「じゃ、次は学校辺りに行ってみるか。死神ちゃんに先越されないうちにな」励ますように英児の腰辺りを叩きつつ、夜道を急ごう。
ヴェクス:「…うん、そうだね。学校なら英児君も詳しいだろう」
英児:「ああ。残り三つは、全部俺たちが取る!」強い目で。

GM:OK。絆とエゴに関しては何もないかな?
焔:ひとまずなし。
英児:とりあえず、現状はこのままですね。
ヴェクス:こちらも、もうないですね。
焔:英児をエゴにしようかと思ったけど、今のロールだと絆っぽいしなあ。
英児:PCのエゴ化って割と難しいですよね。まぁ、「今すぐ告げる」を選択した場合、エゴ化できたと思うので、そこは申し訳ないと思いつつ。
GM:了解。ではシーン変えます。

▼絆/エゴの変化
ヴェクス:八重に絆[謝罪]を取得。




 Middle 06 【 死にゆく君との思い出に 】

シーンプレイヤー:英児
▼月影高校/深夜

GM:では君たちは真夜中の学校に来ました…と。では、誰か代表で【加護】判定してもらってもよろしいですか?
焔:一番高い英児で。
ヴェクス:ここは英児さんがいいかな…っと、その前に人間性?
GM:ああ、そうだね。人間性減らしてください。

 現在の人間性:英児(31→27)、ヴェクス(24→19)、焔(28→26)

ヴェクス:ふふふー。来たぜ第二段階。
GM:おっと。ヴェクスはいい感じになったね。エゴ化はどする?
ヴェクス:八重の絆[謝罪]をエゴ【魂の欠片を集め、贖罪をする】に。

GM:では、英児に決まりかな? 【加護】判定代表で振ってくださいな。
英児:はいです。【加護】は5。(ころころ)クリティコー! 36です。
GM:たかっ!(笑) つかクリティカルですか(笑)。
ヴェクス:おお、クリティカル。
焔:おおー(拍手)
英児:ふっふっふ。これぞPC1パゥアー!
GM:人間性低下パワーとも呼ぶ(笑)。まぁそれはそれとして。36じゃぶっちぎりだね。
英児:では「見える、聞こえる……ここにはちゃんと朱莉が居る!」欠片の声がゴスペルエンジンと共鳴した感じで。
GM:君たちは●コムの眼をかいくぐり(一同笑)、灯りがある教室…まぁ、英児たちの教室なんですが、そこへ向かう途中、霧のようなものが出てきます。
焔:瘴氣?
GM:そそ。これは悪鬼の瘴気だ。特に目の前に悪鬼たちはいないのだが…。ということで、ここで人間性を-1d6『してもいいよ』。
英児:む。『してもいいよ』と来ましたか。
ヴェクス:若干量、他の二人より人間性が下がってるけど…どうしようかなぁ。
GM:うん。もう今回のカラクリも話したから、ぶっちゃけてしまえば、こうやって人間性を低下させて決戦に備えるためにあるのですよ、このアクシデント表は(笑)。あとは各々のエゴロールだね。
ヴェクス:とりあえず私は見送ろう。クライマックス前に0以下になるのもアレだ…。
英児:クライマックス突入時の人間性は20以下ならOKと思っていますし……英児も見送りで。
焔:悪鬼ごときの瘴氣で人間性下げるのは俺様のプライドが許さない(笑)。なので…「目障りだな…燃え尽きろ」爆炎で隠れた悪鬼ごと穢れた空気を焼き払う。人間性消費(一同笑)。
GM:そう来ましたか(笑)。
ヴェクス:モノは言いようだった!(笑)
英児:さすが(笑)。
焔:(いっころ)人間性21。ふ、良い感じに削れたぜ(笑)。
GM:では、焔が瘴気を払い去ると、教室の前に来たよ。
英児:「ここだ!」出来る限り急いで、欠片を拾いに行く。
ヴェクス:「あんなものが居たということは、彼岸君はまだ来ていないのかな」こっちも一緒に探しましょう。
GM:ではそこには、掌で覆えそうな光の玉が浮かんでいる。それを手に入れると、君たちの眼前に昼間の教室が目の前に広がる。白昼夢みたいな感じだと思ってくれればいいです。
焔:「これは…おぜうさんの思い出、か?」
英児:「……朱莉の、記憶?」
GM:昼休みなのか、仲の良い人同士で机を寄せ合ってお弁当を食べている。英児のグループも寄せ合ってご飯を食べているね。
ヴェクス:「…これは、見ても良いものか迷うね」見えてしまうのだろうけど。
焔:「…ふーむ。察するに、英児の隣で可愛らしい弁当広げてる女の子が朱莉ちゃん、か」
英児:……この場面は演出有りなのでしょうか? 過去捏造! みたいな(笑)。
GM:まぁ、有りだよ。

▼回想

GM:他愛もないバカな話をして皆で笑っているのだが、その中にいた朱莉が君の方を見て、「あ、英児くん。私今日ちょっと作り過ぎちゃったんだけど、ちょっと食べてくれない…?」なんて言うのだが。
英児:「おお。もらうもらう! 朱莉の卵焼きもーらい!」箸を弁当箱に突っ込んで勝手に食べたり。「うめー!」もがもがしながら。
GM/朱莉:「そ、そう…よかった…」と、英児がおいしそうに食べているのを見て笑って…ふと、夢から覚めたように夜の教室が戻って来る。


焔:「お、サンドイッチ旨そー。て言うかリア充もげろ。むしろ燃え尽きろ?」にこにこ笑いつつ殺気を込めて英児を見る(笑)。
英児:「はは、楽しそうだろ、俺?」と(笑)。
ヴェクス:「焔君、抑えて。いいじゃないか充実した青春生活で」
焔:「離せヴェクス。俺様は今、この火焔球を奴のドタマに投げつけたい気持ちでいっぱいだ★」超笑顔。
ヴェクス:「いや、ストップだ焔君、その熱量、本気で英児君を爆死させるつもりかい」どうどう。
GM:焔…おまえ、実はもてないのか?(笑)
焔:どーなんでしょうねー。PLはそこまで設定してないし(一同笑)。
GM:では、君たちは欠片を手に入れたいうことで。シーンを切ろうか?
英児:「俺の自慢の日常だよ」欠片をしっかり胸に抱いて。

GM:朱莉のキャラ像が分かりにくいかなと思って入れた演出なのだが…後は、さくさくと進めた方がいいかな?
英児:そうですね。リア充万歳なかけあいはできたので(笑)。
ヴェクス:とりあえず、英児さんが素晴らしくリア充してることは分かった(ぁ
GM:そうなると、あとは本当にアクシデント表を振るっていう形になるけどね…(笑)。いや、ちょっと申し訳ないと思うが。
英児:ああ。まぁ何か演出プランがあれば、いろいろな記憶を見せて欲しいですが。
GM:うんー。あるけど、英児と朱莉のいちゃいちゃになる(ぉぃ
英児:ま、ですよね(笑)。

焔:まあ、軽くドタバタやったところで。「…気を取り直して。次はどこ行く? ロサ会館か、公園か」
英児:「あの死神は、『朱莉に関係のある場所』から回ってるって話をしてたから……」
ヴェクス:「そうだね…ロサ会館はどうだろう。あそこは探すのにも時間がかかりそうだし、優先した方が良くないかい?」
焔:「んじゃ、それで。死神ちゃんの行動パターンが読めれば少しは楽なんだけどな」
GM:ではシーンを切りましょう。

焔:あ、英児の絆をエゴ【リア充もげろ?】にしておく。さっきのロールで罪も得る(一同爆笑)。
ヴェクス:わはー(笑)。
英児:OK、人間性20切った時点で、こっちも焔をエゴにすることにしましょう。理由ができて良かった(笑)。
焔:いやあ、思いがけずロールプレイできたもんで(笑)。愛が余ったら最後に絆に戻すとしよう。
英児:つまり、リア充演出してくれたGMがGJということですね(ぁ
GM:次もしたい?(笑)
英児:え、焔が嫉妬しちゃう(笑)。

▼絆/エゴの変化
ヴェクス:八重への絆[謝罪]をエゴ【魂の欠片を集め、贖罪をする】に変換。
焔:英児への絆[好奇心]をエゴ【リア充もげろ?】に変換。




 Middle 07 【 死を阻む覚悟 】

シーンプレイヤー:英児
▼ロサ会館/深夜

GM:では、君たちはロサ会館に着きました…と。

 現在の人間性:英児(27→25)、ヴェクス(19→13)、焔(21→15)

ヴェクス:うーん。低い出目が来ない(笑)。
英児:こっちは低い出目しか来ない(笑)。
GM:ヴェクス…焔…(笑)。
ヴェクス:足も鎧で覆われて…そろそろ誤魔化しが難しくなってきてます(笑)。
焔:変異第2段階突入。周囲の気温が春の陽気から夏の熱気に変わる。
GM:このお天気893め(笑)。では、またアクシデント表を振ってもらおうか。
英児:うぃ。【加護】ですね?(ころころ)これは微妙なライン……。
GM:お。10ですね。
焔:振り直す?
GM:さて、振り直してもいいし、そのままでもよろしいけど?
英児:2d6の平均は5ですが……(笑)。まぁ、半分以上の確率で良くはなります。賭けてみてもいいですか?
焔:ではやるか。《ワンモアチャンス》!(*サポーター自動取得アーツ。判定一つを振り直させる) 人間性13になった。
英児:(ころころ)達成値12。精一杯ですね。
GM:では英児くんは、セ●ムに引っかかってしまいました。
英児:ぶーっ(笑)。「ここを解錠して……あ゛」
GM:次の情報収集の判定が-2になるんだが…まぁ、もう出つくしちゃったからね。ここは演出プレイといきましょうか(笑)。
焔:ふむ。慌てず騒がず《アレナ展開》。
GM:おっと。
ヴェクス:「…ふむ、警報だね。仕方が無い、騒ぎになる前に事をすませよう」アレナじゃ機械は止められないしなぁ…。
焔:「…ま、人払いかけたから。警報が鳴っても警備員は当分来ない…はず」
GM:まぁそうだね。セ●ムの人たちが来ても君たちのことは認識は出来ないだろうね。
英児:「焔、フォローサンキューな。……あ、でも。とりあえず開いたことは開いたぞ。さっさと欠片を拾って退散するとしようぜ」
焔:「了解だ」中を探すぞー。
ヴェクス:「そうしようか」では探索ごー。
GM:ではそうだね。君たちはしらみつぶしに探していくのですが、6階…だったかな。ボウリング場のところに欠片はありました。英児たちはよくここで放課後遊んでいた…という設定で。
英児:OKです。ピンを10本倒すための軌道を計算して……ストラーイク!(ぁ
GM:ストライクしないと手に入れられない設定だったのか(笑)。よし、そうしよう(笑)。
焔:今のはボウリングしてる回想だと思ったが…違うの?(笑)
ヴェクス:私もそう思った…(笑)。
GM:入れていいなら入れる(笑)。

▼回想

英児:「次、ストライク取ったらコーラおごってくれな!」ぱこーん! てぃらりらり!「見たか! 俺のスーパーアクション!」
GM/朱莉:「すっごーい英児くん。ボウリング得意なんだねー」と感心したように。
英児:仲間にハイタッチして回っていって、次は朱莉の番。「見てくれたー? じゃ、ラッキーのお裾わけ!」パン、と手を合わせて。
GM/朱莉:「う、うん。ありがと」手を合わせた後に、朱莉が構えて…「えっと…私、下手だから…ストライクなんて取れないからね?」そして、よたよたとした頼りなさげなフォームだったが、奇跡的にもボールは真ん中に吸い込まれていき…ドミノ倒し方式でストライク。「み、見た!? やった! ストライク出たよ!」頬を紅潮させて顔に嬉しさを滲ませながら。
英児:「ひゅぅ♪ やるじゃん!」仲間ともども大盛り上がりで(笑)。
GM/朱莉:「あはは、これもおすそわけが効いたね。ありがと♪」と、はにかむような笑顔を見せたところで…またもや静かな電灯の無いボウリング場に戻る。


英児:「こうして、また遊びたいなぁ……」今の光景を思い返しつつ。「朱莉を完全に助けないと、この日々は戻ってこない……」
ヴェクス:「これで、二つ目の欠片だね? 今のところの情報だと、残るはあと一つかな」
焔:「…欠片を取り戻せなければ、この楽しい思い出も露と消え、か」ボウリング場を眺めながら、ポロッと声に出してしまう。
英児:「…………」焔が口に出した言葉に、沈黙だけ返す。
ヴェクス:「ならば助けるまでだろう。目標には近づいているんだ、悲観的になる理由はない」空気を変えるように、おどけた笑みと共に。
焔:「…次は最後の欠片だ。行くぞ」ぽりぽりと頭を掻いて入口に向かおう。
英児:「……ああ。俺は、この日常に戻ってくるために全力を尽くす」決意を新たにして。
ヴェクス:「ああ、それでいい。なら私はその決意に力を添えよう」軽く肩を叩いて、自分も外へ向かおう。

GM:そろそろ切る準備です。絆とエゴの宣言はどぞ。
ヴェクス:絆、エゴは今回はなし。
焔:台詞は今のでいいや。エゴ変化は彼岸を選択。
英児:そうですね……今の平和な記憶をエゴ【人間に近づきたい】のRPとみなすのはいかがでしょうか、GM?
GM:OK。もらってくださいな。
英児:ありがとうございます。

▼絆/エゴの変化
焔:彼岸への絆[慈愛]をエゴ【愛を教えたい】に変換。



GM:で、絆&エゴ。愛と罪。および人間性関連は、今ここで言ってもらっても構わないですか?
ヴェクス:おっと。ではここで確認しときましょうかね。
英児:とりあえず、憶えてることを。愛6点罪3点で、残り4つの絆はまだエゴ化してません。人間性は現在25です。
GM:了解。英児だけはまだ20下いってないんだよな。
ヴェクス:こちらも宣言しときますか。人間性は13。絆は4のエゴが3、愛は6、罪は2。
焔:人間性13。絆2のエゴ5。罪は4で。
ヴェクス:焔さん、任意エゴ化で飛ばしてるなぁ…(笑)。
GM:焔は飛ばしてる(笑)。まぁシーン数少ないオンセではある意味正しい姿(笑)。
英児:3つ任意にエゴ化すると、後は人間性低下で勝手にエゴになってくれる……が。
焔:初プレイだから、どの程度稼げばいいのか分からんのよ…(笑)。
英児:いや、正しい姿だと思います!(笑)
GM:4点もあると結構有る方だよね。罪の数分、復活できるし。愛と併用して味方を支援できるし。ここでサポーターっぽく活躍を(笑)。
英児:大体、最終的に4点くらいに収まる人が多いですね。
ヴェクス:私は基本、任意エゴ化は無しで考えますからねぇ。クライマックスで罪4あれば多い方、として計算しますな。
英児:ま、僕は大体クライマックスの1点も含めて5〜6点目指しますが。
GM:まぁ、任意エゴ化はあまりGMが認めないでしょうな。がっぽがっぽ取られると、敵とのバランスが取れなくなるし。
ヴェクス:多分、任意エゴ化の感覚は人によって分かれるところでしょうね。やらない人も大いにやる人もいるかと。
GM:確かに。私としては、ロールがかっこよくて盛り上がれば大いに結構だとは思いますが。
英児:僕なんかは基本的にやりたい派だけど、エゴいロールをするタイミングを計ってしまって出来ないタイプ。ここはまだ絆かな……みたいな。
GM:あーわかるわかる(笑)。結構絆をエゴにするタイミング図る(笑)。
焔:個人的には、エゴをロールプレイするタイミングが難しいなあ。
ヴェクス:意識しないと、なかなか。なるべく他の人のエゴもつつけるようなロールができたらいいんですけどねー。
英児:ですねぇ。
GM:うーん。今回のシナリオがほぼ一本道っていうのもあるかも。そこは申し訳ないです。
英児:あー。僕としては別段構わないという。最後に重大な選択を迫られるのが分かっているので。
焔:シナリオの内容と言うより、ルール変更でエゴ→絆に変化するRPがなくなったので。前と感覚が違うんですわ。
GM:あー、そんなのもあったかぁ…NT(=新約・魔獣の絆)はあんまり触れてないから、そこら辺が逆に分からない。
焔:NTではエゴから絆に変えていくのが基本だったので。トリニティだとちょうど逆パターンになってて難しく感じます。
ヴェクス:トリニティだと絆からエゴに堕ちていくのが基本みたいですからねぇ。
英児:そうですね。
GM:ですね。で、出来るだけクライマックスまでにどれだけエゴにして、罪を作っておくのかが基本的な考え方じゃないかと。
ヴェクス:まぁ私もこれは好きなんですが。互いにエゴをつついたりつつかれたりするのが、特に(笑)。
英児:わかります(笑)。
GM:エゴのつつき合いとか上手く出来るとカッコいいですよね〜…。見てて羨ましいと思う。
焔:私の場合、始めエゴで取って関係性が深まってから絆に変更、という手順に慣れきってるので…難しい(笑)。
GM:エゴから取ってもいいんだけど、データ的には愛が取れなくなるからなぁ…。
英児:絆を即座にエゴ化して、何食わぬ顔でエゴだったように振る舞うくらいですかねぇ。
GM:もしくはこいつとは友達になれそうだ…と思った瞬間「やっぱこいつ敵だ!」的なロールすればいけるかなぁと。
ヴェクス:まぁ、トリニティになってからは、憎悪みたいな敵対的な関係も絆にできると明言されてますから。慣れればNTと感覚をすり合わせてくことも可能かと?
焔:そこら辺は良いんですけどね。PC間絆とかをエゴにするのが…(笑)。
GM:あー、そうねぇ…(笑)。
英児:そこは悩みますね。
焔:仲間として、協力して戦ってるのにエゴ化ってどーすりゃいいの?みたいな。
英児:今まですげーいい仲間としてやってきたのに! みたいな(笑)。
ヴェクス:でも今回の理由付けは面白くて上手かったと思う(笑)。気になるなら、クライマックス辺りでおもむろに愛を使いましょう(笑)。
GM:別に関係性が抹消されるわけじゃなくて、単純に自分の欲望が強くなる、という解釈で良いと思いますけどね。英児との絆を持っているからって、英児に対するエゴじゃなくても、メシ食いたいとか、そんな関係ないものでもいいんでしょうし。
英児:おっと、そうだったんですか? 今まで普通に同じ対象に対するエゴに落としてましたけど。
焔:その発想はなかった…できたっけ?(笑)
ヴェクス:アリだと思いますよ。
GM:うん。まったく関係ないものでもOKなはず。ルールにも明記されてないはず。ただ、みんな新たなエゴ考えるの面倒だから、絆に関係性があるものでやっているものだと…もしかして、違いました?(笑)
ヴェクス:私がGMやった時のことですが…ヒロインのPC1への絆が【人を斬りたい】エゴになっていて、それを元に戻すとフラグ達成…みたいなギミック仕込んだこともありますし。割と自由な内容でエゴ化させた方が面白いんじゃないか、と思うのです(笑)。
焔:ふーむ。
英児:あー。そうかぁ……。そういう考え方もあったのか。
ヴェクス:逆に考えれば、エゴ化した時のエゴを、元だった絆で普段は抑えている…みたいなロールもできそうですし。誰それへの絆がエゴ化したことで、普段は隠れていた衝動が…みたいな?
GM:あー、そのやり方ありですね。たとえば親しい人がなんらかでケガしたりして、倒れたら、その衝動でエゴ【相手を殺したい】みたいな。
焔:ふむ。まだルルブの読み込みが足らないなあ…データもあまり把握できてないし。
GM:そりゃ最初ですから、しょうがないです。あとは、まぁノリ?(笑)
英児:まぁ、ノリですかね(笑)。
ヴェクス:私もまだ数回ですし。慣れるまでは、うん、ノリで(笑)。

 ここら辺は、後に公式リプレイやサポート記事などでフォローされました。
 変化前の絆と変化後のエゴには「関連を持たせても良いし、持たせなくても良い」のだそうです。
 また、「既に持っているエゴと同じ内容のエゴを増やしても良い」とのこと。これにより、次第に膨れあがる衝動や本能を表現するわけですね。
 もしくはヒロインへの絆[友情]をエゴ化した後で、絆復元する時に絆[純愛]へ変化させるなど、相手との関係を変える演出も可能になっています。


GM:さて、先に言っておくと、クライマックスまであと2シーンくらいしか無いから、エゴ化なり罪取得なり積極的にやってくれるとよかと思います。まぁ多少時間があったら、好きにシーンを作ってもOKですけどね。
ヴェクス:了解です。
英児:了解です。とすると、1シーン1罪で、エゴ化を1回やるつもりでいくか……(ぶつぶつ)。
焔:残ってる場所は公園だっけ。
GM:そうだね。残りは公園となる。西池袋公園といって、よく若者たちの遊び場になっているところだ。まぁ、公園に行くってことでいいんですよね?
英児:良いと思います。欠片はそこにあるってことですしね。
ヴェクス:OKです。そろそろ、また彼岸と鉢合わせそうで怖いですが…。
焔:まあどっちにしても会う必要はあるわけだし(笑)。
ヴェクス:そうなんですよねぇ(笑)。
英児:会ったらエゴロールするので、それはそれで良し(笑)。
GM:では、公園に向かうってことで、シーンを変えましょうか。



 Middle 08 【 死と生の狭間で 】

シーンプレイヤー:ヴェクス
▼西池袋公園/未明

 現在の人間性:英児(25→20)、ヴェクス(13→9)、焔(13→8)

英児:お。エゴ化。じゃぁ、焔への絆をエゴ【馬鹿をやり合う関係でいたい】に。
焔:英児はまだかなり残ってるな(笑)。
ヴェクス:私と焔さんは、ついに一桁(笑)。
焔:ふっふっふ、現在人間性8(笑)。クライマックスは魔獣化だけでマイナス突入確定だぜー(一同笑)。
ヴェクス:頑張れ、焔君(笑)。

GM:少しだけ空が白んできた中、君たちは西池袋公園へと着く。遊具やフットサルコートがあるこの公園には、放課後になると多くの人で賑わうのだが、当然ながら今は誰もいない。さて…では代表で【加護】判定をしてもらおっか。
英児:うっす。(ころころ)出目3、これはない(笑)。
GM:幸先悪いな(笑)。
焔:なにこれひどい(笑)。振り直しする?
英児:やりましょう。
ヴェクス:振りなおしたげてっ(笑)。
焔:OK。《ワンモアチャンス》!
英児:今度こそっ(ころころ)達成値10。また微妙な……(笑)。
GM:……英児(笑)。
焔:あんまりかわらねー(笑)。
英児:よし、もう何が来ても恐れぬ!(笑)
GM:では、英児くん。君は心無い誰かが捨てていったガムを踏んでしまった。
英児:「あ」情けない顔になる。
GM:行動値マイナス1。
英児:えええええ!?
GM:……というのは冗談でして。
英児:びっくりさせんな!(笑)←元々の行動値が1なので、これ以上下がると武器を装備できなくなる人
GM:本当は次の【加護】判定が−2になるという他愛もないアクシデントでした。まぁここが最後だから意味はない(笑)。さて、ではそんなアクシデントがありつつも、君たちは夜の闇に負けないように光る小さな光の玉を見つけることが出来るよ。
英児:「見つけた……これが最後の欠片だ!」
焔:「おし、最後の欠片GETだぜ!」とか言いつつ、周囲の気配を警戒しておく。
ヴェクス:「…情報にあったのだと、あれが最後の欠片かな」欠片回収では英児君の傍に。なにかあったらカバーしよう。
GM:OK。では、先に英児の方から解決しちゃおう。英児、君が欠片を手に入れると、夕暮れの公園が目の前に広がる。君から少し離れたベンチには、朱莉と、回想の中の君が並んで座っている。
英児:「この記憶は……」

▼回想

GM/朱莉:「はぁー…もう夏休みも終わりかぁ」例によって君らのグループで遊びに行った帰りだ。あの時、なんとなく朱莉がここへ寄って行こうと言ったのを、君は思い出す。
英児:「終わりだなー、夏休み。あー、宿題終わってねー……」
GM/朱莉:「あー、わたしもー………なんかあっという間だったよねー」
英児:「ああ。毎日遊びまくってたしなー」
GM/朱莉:「学校始まったら、すぐ体育祭だね。そしてそれが終わったら文化祭、かぁ」
英児:「そう考えると、夏休みが終わっても楽しいイベントが目白押しだな」
GM/朱莉:「うん。絶対楽しいよ。皆一緒だもんね」と、朱莉が笑顔を君に向けて
英児:「体育祭は俺が居れば百人力だしクラス優勝は間違いない! 文化祭は朱莉が実行委員だっけ? 楽しいイベント盛りだくさんになるな、きっと!」
GM/朱莉:「うん。絶対楽しくなる! これからもっと、楽しいこといっぱいあるよきっと」そう、嬉しそうに語る彼女の横顔は夕陽に照らされていて…その夕陽が少し強めの光を放ったかと思うと、また夜が戻って来る。

英児:「……絶対に楽しくなる。そうだよ、朱莉がいなきゃダメなんだよ」
GM:……さて、君がそうやって過去の思い出にふけっていると、朱莉の家で感じた冷気を、再び感じる。
英児:「……きやがった!」身構えて。
ヴェクス:「…いいタイミングだね」血武器を造り。
焔:「ま、来るよなあ。出来ればもう暫く大人しくしてて欲しかったんだが」頬をぽりぽり。
ヴェクス:「刻限まで余裕も無かった。探す手間が省けたと思おう」
GM/彼岸:「……すべてが集まった」公園の闇から出てくるのは、黒い衣装を身にまとった、彼岸だ。「刻限までに、なんとか間に合ったようだな」
英児:「ああ、刻限までに間に合った」
ヴェクス:「なんとか、ね。あとは君が持つ欠片を渡してくれれば、話は早いのだが」
英児:「さぁ、お前の持ってる欠片を渡してくれ。それで、朱莉は蘇る」
GM/彼岸:「…その論が通ると思っているのか?」英児に鎌の切っ先を向けて。
英児:「どういうつもりだ!?」ゆっくりと腰を落として。
焔:「…で、どうする死神ちゃん? 俺たち三人から残りの欠片を奪おうってかい?」
GM/彼岸:「それが魂を導く術であるなら、私は力ずくで貴様らから欠片を奪う」
焔:「はっはっは、ご冗談。…あんまり俺様たちを甘く見てるとヤケドするぜぇ?」
ヴェクス:「……やはりどうあっても、彼女を連れて行くつもりかい、彼岸君」
GM/彼岸:「それが私の責務だ。…貴様ならわかるだろう?」
ヴェクス:「分かりたくもない」急に吐き捨てるような口調になって。「エゴに呑まれ、奈落へひた走る道が責務と言うのなら、私はそんなものを認めたくは無い」
GM/彼岸:「………そうだったな。私と貴様は、かつての大震災で道を違えたのだったな…」鎌を構えつつ。
英児:「……話は平行線、ってか? なら、俺にも考えがある。ごめん父ちゃん。俺、これから言いつけを破るよ。“ギガノクラッシュ”の『全力』……朱莉を助けるためなら使ってやる!」……ということで、初期の小石川正助への絆をエゴ【日常のために魔の力を使う】に変化。罪獲得申請。
GM:了解。認めましょう。
ヴェクス:「道を違えても、君と私は友だ。君が犯した罪を償うためなら、私は何だってしよう」紅の広刃剣を、彼岸に突きつけて。「経緯はどうあれ、君は“魔”の道を、私は“人”の道を選んだ。ならば、これは避けられないことなのだろうね…」と、私もエゴ【魂の欠片を集め、贖罪をする】で罪を申請だけしときます。
GM/彼岸:「ふむ……すべては刈られゆく命のため、か。ならば、自身の行く末を知りたいのは、人も魔物も同じ、か…」英児の言葉に彼岸は頷き、ここで《世界律:召喚》を使用する。対象者は、朱莉、そして一緒にいる八重。彼岸が、虚空に向かって手を掲げると、公園のベンチに朱莉と八重を呼び寄せる。
焔:「何のつもりだ…?」
GM/彼岸:「何をするつもりもない。この場で欠片を集め、彼女の行く末を決める」

英児:えっと? 朱莉と八重の所にエネミー召喚したって感じですか?
GM:あ、ちがう。ちょい待ってね。
ヴェクス:この場に二人を呼び出した、ってことかな。対抗手段も無いしなぁ……ん、いや?(確認)これって特技級か。
GM:そうね。特技ではある。
英児:《資産:帰還門》的な扱いですね。
GM:そうだね。まぁ演出だ。
ヴェクス:…GM。これに《エゴを阻むもの》は使えますか?
英児:おお。っと、まずは、これによってどういう状況になるのかを聞きましょう。
焔:えっと、次がクライマックス? あと一つミドルがあるかと思ってたけど。
GM:うーん。私もそのつもりだったんですが…。
ヴェクス:流れ的に、なんかもう戦闘、って感じになってますねぇ。
英児:おっと? もしかして戦闘態勢に入っちゃったのは、もしかして僕のせいかしら?(笑)
GM:なんか、雰囲気的に出てきた方がいいかなーと思って彼岸出したら…こうなった。
英児:まぁ、出たらこうなりますね(笑)。
焔:ふむ。じゃあちょうど良いから、英児と少し問答して良いかな?
GM:はい、お願いします。
英児:おお、はいな。
ヴェクス:私も良いですよ。二人ともふぁいと。

焔:「な〜るほど…さて、英児少年。君にはここで、幾つかの選択肢がある」振り返って。
英児:「選択肢?」
焔:「今まで黙っていたが、瀕死の少女を救うための非常手段が他にあるんだ」
GM/八重:「ち、ちょっと焔はん! それは…」と、背景側で止める演出を。
焔:「まぁ足りない『魂の欠片』を、お前の記憶で肩代わりする…って事なんだけどな。但しこれをやると、お前の中から『彼女に関する記憶や想い』が全部消えて無くなる、らしい」
英児:「……それで朱莉は助かるんだな?」
焔:肩を竦めて。「これが逆なら、迷わず非常手段をオススメするんだがなあ。それやっちまうと、悲しむのは女の子の方だってのが俺様的にネックだ。…しかし正直、あの死神ちゃんは強敵だ。三人がかりでどうにか互角…勝てればベストだが、負ければ女の子も含めて全滅コースだな。はっきり言って、分の悪い賭けになる。今なら非常手段で、少女の『命』だけは確実に救えるわけだが……さて、どうする英児少年?」

GM:おー…昨日から考えてましたね?(笑)
焔:いえ、さっき五分ほどで考えました(一同笑)。
GM:すご(笑)。
ヴェクス:早業だ(笑)。

英児:「……ああ、嫌だね。それは俺も嫌だし、朱莉だって嫌がるに違いない。俺は自分の日常を守るために、この力を使う決意をした」右腕を示して。「俺は朱莉を助ける。そして俺自身も日常に帰る。それが、俺の望む未来だ!」
焔:「…つまるところ、ハードモードでベストEDを目指す。そう受け取って構わないか?」
英児:「そういうこった!」
焔:「…はっ。しゃあねーなあ」愉快そうに笑って彼岸に向き直る。「だそうだぜ、死神ちゃん。女の子に手荒い真似するのは好みじゃないが、少しばかりキッツイお灸を据えてやらねーとな。俺様のお仕置きは、かーなーりー痛いぜ? …つーわけで英児、今回だけは俺様も味方だ。五体倒置で感謝しな!」
英児:「おお、サンキュー焔! 頼りにしてるぜ!」
ヴェクス:「話は纏まったようだね。では待たせたね彼岸君…勝負といこうじゃないか」

焔:あと、今のロールで彼岸へのエゴから罪を得ます(笑)。
英児:あー、焔に対するエゴから罪が出てこない……(笑)。シーン1つだし(笑)。
GM:うーん、すまないー。
英児:まぁ、大丈夫。戦闘中に1つは貰えるし……まぁ、0以下になった時のヴェクスのエゴは無駄になりますが(笑)。

GM/彼岸:「貴様らが抗ったところで、私がいる限り彼女の死の運命は変えられない。だが、そちらには貴様…かつてのヴラドの吸血鬼もいる。私も容赦はしない」大鎌の切っ先を君たちに向け「…いざ、“生者必衰”」鎌を振り上げる。では、戦闘に参りましょうか。

ヴェクス:…ん、そういやクライマックスの宣言はあったかな?
GM:あ(笑)。ごめんなさい。今からクライマックスに…。
ヴェクス:じゃあシーン切り替えで、人間性減る?(笑)
GM:減らしてください(笑)。
英児:おおっと。

▼絆/エゴの変化
英児:
焔への絆[連帯感]をエゴ【馬鹿をやり合う関係でいたい】に、小石川正助への絆[家族]をエゴ【日常のために魔の力を使う】に変換。



 

■クライマックスフェイズ■

 Climax 【 生者必衰 】

シーンプレイヤー:全員
▼西池袋公園/未明

 現在の人間性:英児(20→19)、ヴェクス(9→3)、焔:6→0)

英児:《魔獣化》コスト入れても18とか…リーズナブルすぎるだろう!(笑)
ヴェクス:ここでごそっと…アーツ使った瞬間、第三段階だなぁ。
焔:わー、6振った(笑)。
ヴェクス:二人6出してる裏で、1を振ってる英児さん…(笑)。
英児:英児はどうやら、日常に強い執着があるらしい(笑)。
GM:0になったやつがいる(笑)。
焔:はい、変異第三段階です。周囲の気温が夏の熱気から溶鉱炉内部並みの熱さになる。周囲の可燃物は燃え出すぜ(笑)。
GM:てか待て、0以下って確か9以上がクリティカルじゃなかったか?(笑)
ヴェクス:そうなりますね。あと、エゴ化もまた一つ増えると。
焔:うん、悪いがヴェクスの絆をエゴ【焼き尽くしたい】に変換する(笑)。
ヴェクス:「……焔君、少し加減してくれないかい? コートの端が焦げそうだ」(笑)
焔:「くっくっく……俺様の炎は、ちぃっと熱いぜぇ?」鮫の笑みを浮かべつつ。

GM:んでは、エンゲージですが、まず彼岸で1エンゲージで、残りは君らですが…君たちはひと固まりになる?
ヴェクス:最初から彼岸さんとエンゲージできてると楽なんですが…それが無理なら、なるべく同じ位置に居たいですね。
GM:不意打ちじゃないから、別にエンゲージくらいは最初好きな陣形でいいと思ってるんだが。
焔:ばらけてていいなら、そうするけど。こっち、範囲カバーリングないし。
ヴェクス:《レンジドカバー》は1ラウンド1回なので…離れているとカバー追いつかないかもしれませんが、良いです?
焔:まず、解放状態(*)前提のアーツは誰も持ってないよね。
ヴェクス:私も英児さんも持ってないようです。追い込まれでもしない限りは、罪復活(*)で良さそうですね。
焔:その上で、焔の罪は今5点。ロールプレイでもう1点増やせる。
ヴェクス:こちらの罪は3点。このシーンで4点にはできるはずです。
焔:英児は《捨て身》使いだし、カバーリングは英児優先が良いかな。焔は適当に喰らって耐えるから。
英児:ですね。それでお願いできれば。
焔:で、敵の範囲攻撃対策のためにエンゲージはばらけておこうと思う。
ヴェクス:そうですね、了解しました。…ただ相手が複数回行動するのを考えると、英児さんとは同エンゲージでいたいんですよね…。
焔:うん、それじゃ英児とヴェクスは同エンゲージで良いと思うよ。
英児:ですね。

「解放状態」と「罪による復活」
 ダメージなどで【FP】が0になった状態を「かりそめの死」と言い、キャラクターは行動不能になります(とどめを刺されると「真の死」に)。
 しかし[愛]を消費して「解放状態になる」と宣言すれば、全バッドステータスを無効化し、かりそめの死から即座に復活できます(解放状態はシーン終了まで持続)。
 更にメジャーアクションの判定も有利(ダイス3個振った中から2個好きな出目を選べる)。また、解放状態を前提条件とするアーツもあります。
 但し、解放状態中は殆ど全ての【FP】回復効果も無効化され、この状態で【FP】0以下になれば即座に「真の死」となってしまいます。
 これに対して、[罪]による復活はタイミングが「かりそめの死」直後に限定される代わり、[罪]さえ残っていれば何度でも復活可能。
 バッドステータス無効化などの恩恵がない反面、【FP】回復効果も有効なため、通常は[罪]での復活を選択することが多いのです。


○現在のエンゲージ
  【彼岸】   【ヴェクス・英児】 【焔】


◆第1ラウンド

GM:さて、まずはセットアップ。ここで何かする方は?
英児:《魔獣化》宣言。
焔:セットアップはなし。
ヴェクス:こちらも無いです。
GM:次はイニシアですが、ここで彼岸が《世界律:神速》(*即座に一回行動するドミニオンアーツ)を宣言します。
焔:同じくイニシアチブで《魔獣化》宣言。人間性マイナス6。
GM:減るねぇ…(笑)。

ヴェクス:定石だと、ここは消すとこですが…どうします?
英児:うーむ。思うんですが、攻撃には、おそらく《世界律:崩壊》を使いますよね。そちらを消したら如何でしょうか。
ヴェクス:そちらに使うなら、行動そのものを消した方が楽、というのもあるんですよねぇ…。
英児:いや、行動回数は減るけど、シーン攻撃の回数は減らないんですよ。ヴェクスのFPだと、単体攻撃ならもしかしたら耐えられるのでは……と。《世界律:絶望》つきは、カバーしたら1発でも危ない気がして。
ヴェクス:シーン攻撃でなくても、範囲攻撃してくる可能性はありますけどね…まぁその場合焔さんが生き延びるか。
英児:まぁ、僕のは提案なので、決定はヴェクスに任せますが。もしくは《世界律:絶望》を消すのもありかも知れないしね!(笑)
ヴェクス:ま、そういうのならここは《エゴを阻むもの》は温存しましょう。相手の能力を見ておきたいのもある。
英児:ええ。まだ皆復活できますからね。

ヴェクス:《世界律:神速》は通します。行動どうぞー。
GM:ではムーブアクションで、ヴェクスと英児のエンゲージに移動。マイナーで《高速戦闘》から範囲攻撃+BS付与:邪毒2で、メジャーで彼岸は大鎌をふるいます。(ころころ)ちょっ、ファンブル!?(一同爆笑)
英児:やったね(笑)。
ヴェクス:らっきー(笑)。達成値が0に。リアクションしましょうか?(笑)
GM:しなくてええわ(笑)。では、彼岸の体ががくん、と突然止まる。何かと思えば、彼岸の後ろの方で、八重が彼女に攻撃したみたいですね。まぁ、演出ですが。
ヴェクス:「おや、いい不意打ちだが八重君、無茶はしないように」
GM/八重:「あんたら、ぼさっとしてんじゃないよっ!」
焔:「してねーって。ま、今のはナイスだった。サンキューな」親指立てる。
英児:「ホント、今のはマジサンキューだぜ!」
GM:んじゃ、彼女の行動は終了…と。

○現在のエンゲージ
     【彼岸・ヴェクス・英児】 【焔】

行動値:彼岸(18)→焔・ヴェクス(10)→英児(1)


>行動値18
GM:では、次のイニシアだが…申し訳ないことに彼岸は行動値18ありますので、また彼女から行動させて頂きます。
焔:高い(笑)。
ヴェクス:やっぱ早いな…こーいっ。
GM:そりゃフールのデータ使ってますから(笑)。では、「今度は容赦しない…!」と、マイナーで《高速戦闘》→範囲攻撃+BS付与:狼狽 でメジャーで鎌をふるう。(ころころ)達成値20、この値でリアクションをどぞ。
ヴェクス:二度もファンブルは無いか…私はガード宣言。英児君が食らったらカバー宣言しよう。
英児:んむ。ここは、英児はドッジで様子見します。(ころころ)まぁ、回避は失敗。
ヴェクス:無理でしたか。では《守護の盾》でカバーリング。同時に《魔獣化》します。
GM:では、ダメージロールに《世界律:絶望》(*ダメージ+30した上、防御力も無効化するドミニオンアーツ)を乗せます。

焔:どうする。《世界律:絶望》、消す?
ヴェクス:素のダメージが分からないんですよね…消せばまず生き延びるんですが。
英児:そうですね……微妙なところ。60点減るのは確実なので。
ヴェクス:まぁ、ここは消しときましょうか。序盤であまり博打は打たないでおこう。
英児:そうですね。《世界律:絶望》が減るのは大きいですし。
焔:絶望が乗るとアーマーもガードも無効になるからねー。
英児:ですね。
ヴェクス:あと、今の《魔獣化》で人間性がマイナス1なので…彼岸の絆[旧知]をエゴ【彼岸を止める】に。
GM:了解です。

ヴェクス:愛1点で《エゴを阻む者》(*ディフェンダー自動取得アーツ。1シナリオ1回だけドミニオンアーツを打ち消す)を使用。《世界律:絶望》を打ち消します。
GM:では、普通にダメージ行きます。(ころころ)30点の【感情】ダメージです。アーマー値で減らしてから、倍にしてください。
ヴェクス:アーマー値引いて、18点。二倍の36からガード値4、更に《不壊の盾》も使おう。最終ダメージは22点。残りFPは78です。
GM:では、ヴェクスはBS狼狽をもらってください。
ヴェクス:頂きます。「……さすがに、腕を上げているね、彼岸君」
GM/彼岸:「…貴様も、昔よりも随分とタフになった。だが、それで私を止められるか?」
ヴェクス:「止めるとも。当然だ」魔獣化したことによって、2メートル強の巨大な血の甲冑に全身を包んだ異形に。
GM:では、彼岸の行動は終了ですね。

焔:狼狽と邪毒だっけ。治した方が良い?
ヴェクス:邪毒はファンブルしたので食らってませんね。狼狽は既にエンゲージしてる現状じゃ、消さなくてもそこまで大事はないです。
焔:了解。
英児:狼狽は全達成値-5……マイナーで解除ですか。ああ、《レスキューアシスト》か。行動消費なしなら、ヴェクスの行動前に回復してもらっても良いかもですね。
ヴェクス:達成値ペナルティはありますが、まぁ相手の回避見てから使えるってのもありますし。避けるようならお願いします。で、次は…行動値順だと、私か焔さんかな?
GM:そうですね。
焔:俺から先にやろうか。
ヴェクス:では、お願いします。
英児:《ガードブレイク》を叩き込みたいところですな。
ヴェクス:入れば罪なしでも、相手の防御はほぼ紙になりますかな。

>行動値10
焔:身体の周辺に金色の鎖を纏い付かせつつ。「さて。最近出番がなくてストレス溜まってたんだ…派手に行くぜっ!」マイナー《殺戮の宴》、メジャーはバーンフレイムで射撃攻撃。(ころころ)よし、クリット! 達成値38だ、喰らえ!
ヴェクス:おお、ナイス。
英児:おおっ、38なら避けられまい。
GM:いやーさすが人間やめてる奴。(ころころ)達成値14、無理だな(笑)。ダメージをどうぞ。
焔:ダメージロール前に《ガードブレイク》宣言。「秘技…お代官様アタック!!」(ころころ)26点【感情】ダメージ!
GM:うわ、素直にガードしとけばよかった。6点もらいます。

英児:おお、良かった、通った。
ヴェクス:思ったより頑丈だなぁ、彼岸。
英児:【感情】はアーマーだけで20点あったようですね。意外と頑丈でした。

焔:んじゃ、炎の帯が彼岸の着物に絡みついて、く〜るくると引っぺがす!(一同爆笑)
GM:おま、それでお代官様アタックかよ(笑)。では、彼女の黒装束がはがされ、細身の体が現れます。
焔:「へっへっへ…今宵は殺戮の宴なり。死神よ、汝の貞操を捧げるがよいわあ!」(←邪悪な笑顔)
GM/彼岸:「小癪な真似をする…」焔に切っ先を向けて警戒するように。
英児:「焔、やっぱ相変わらずだな」(笑)
ヴェクス:「ナイスだ焔君。色んな意味で」ヘルムの下でくすくす笑ってる。
GM:では、彼女のアーマー値が10減少します。
焔:ガード値もね(笑)。
GM:あー、そうだった。んじゃガード値は0かぁ。厳しいな、これ。
ヴェクス:で、次は私の行動かな? 申し訳ないが焔さん、やっぱり当てるためには《レスキューアシスト》が欲しいです。

焔:そして人間性はマイナス11だ(笑)。
GM:ちゃくちゃくと逝ってる(笑)。
英児:人間性まだ18もあるよ、英児……どうしてかしら(^^;)
GM:ダイス運だと思うよ…一重に。
ヴェクス:ダイス目の差、かなぁ…(笑)。
英児:……Σ(゜□゜|||<そっか!
GM:GM的にはクライマックス前にみんな20以下行ったから、ある意味成功っちゃ成功なんだが(笑)。
英児:悪鬼の瘴気にやられておけば良かった……(笑)。
焔:あと、【焼き尽くしたい】のエゴから罪を得ておくね。クライマックス入ってからのロールプレイで(笑)。
GM:了解です。ほぼマックス状態だなぁ、焔。

>行動値10
焔:んじゃ、ヴェクスのイニシアチブで《レスキューアシスト》。炎の羽根をばらまいて死神の力を相殺する。「訳あって『真の名』は秘してあるが…こう見えても俺様、死神とは対極の『生を司る魔神』の一柱なんでね」にやり、と笑んで。
GM/彼岸:「……なるほど。道理で。その溢れ出る生命力は、魔物としての特性か」
ヴェクス:感謝。では行動いきますよっと。まずムーブで《血の解放》、マイナーで《人外魔境》。強烈な血の臭いが立ちこめて、今いるエンゲージが封鎖されます。これでこっちも人間性はマイナス13だ(笑)。
英児:お、さっそく《血の解放》(*シーン中、アーマー値減少と引き替えにダメージ増加する)ですか。
GM/彼岸:「これは……まさか…」この匂いには覚えがある、といった風に、彼岸ははっとした顔をする。
ヴェクス:「では、君と同質の…“死”と“血”の力を、次に味わってもらおうか」グレートソード大に巨大化した剣を振り下ろす。メジャーで攻撃、命中判定に《悪鬼の戦場》を使用。(ころころ)クリティカル。達成値は41ですね。
GM:クリティカルだと!?
焔:素晴らしいな(笑)。
英児:か、かっけぇぇ(笑)。
GM:あんたら、出目良すぎるでしょ…とりあえず回避。(ころころ)ダメだ。《世界律:超越》でも届かない。
ヴェクス:よしよし。ではダメージロールに罪も使おう。ダメージ増加の効果で。
焔:俺も使おうか? 余りそうだし(笑)。
ヴェクス:まぁ、余っているのなら頂こう(笑)。
英児:……何、愛罪ブースト祭りなの?(笑) じゃ、俺もー!
焔:では愛と罪を1点ずつ使用。ダメージブースト追加!
ヴェクス:来ませい(笑)。
英児:愛罪1点ずつ使用、こちらもダメージブーストどうぞ。

GM:ガードしても、どちらにしろそれが来ると知ってたから、よけようとしたのに…(笑)。
焔:だって愛と罪、6点もあったんですもの(笑)。
ヴェクス:ヴェクスの倍の罪(笑)。
英児:すげーなぁ(笑)。

GM:えっと…何個振り?(冷や汗だらだら)
ヴェクス:これで15個追加っと。追加分だけで本来のダメージ越えそうだな…振ってもよろしい?(笑)
GM:OKよー(笑)。
ヴェクス:(ざらざらざらーっ)89点の【肉体】属性。アーマー、ガード不可の重量級の一撃!
GM:その一撃に彼岸は叩きつぶされますね。「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
焔:「くくくく…生と死と血と罪に塗れた一撃だ。味はどうだい?」
GM/彼岸:「……なんとでも言えば、満足か」と、さっきの叫びとは打って変わった、冷たい彼女の瞳が君を見つめる。まぁ、ダメージは受けてますが。
英児:「あの一撃から立ち上がってきやがったか……」
ヴェクス:「ふぅ……私は君とは逆に、少々鈍ったかな。助力感謝するよ、焔君、英児君」地面を叩き割るような一撃を出しつつ、本人は不満気。
焔:「大したタフネスぶりだ…こりゃあ、焼き尽くしがいがある」鮫の笑みを浮かべる五歳児。

英児:これは短期決戦で行くべきですね。
焔:半分以上は削れてるはず。たぶん。
ヴェクス:タフなボスならFP200越えもありえますが…どっちにしろ速攻で、かな?
焔:…ちなみに俺様、エゴを演じすぎて本来の目的を忘れてそうだが、ちゃんと覚えてますよ?(一同笑)
ヴェクス:おぜうさんのために、頑張ってください(笑)。

>行動値1
英児:エンゲージしてるのでムーブはなし。マイナーで《魔刃解》を使用、攻撃のダメージをUP。ギチギチと腕を変形させ、蒼みがかった銀色に輝く大剣型超巨大出力兵装“ギガノクラッシュ”を展開。「俺は生まれた時から『欠陥品』だった。それで、生まれてすぐに壊される……いや、『死ぬ』ところだった。だけどな、自分が『役立たず』だとは思ってはいなかったぜ」
GM:皆いいロールしてかっこいいなぁ(笑)。
英児:メジャーアクションで《捨て身》(*FP消費でダメージ増加)、判定前に《ヘヴィバッシュ》(*武器の重量をダメージに上乗せ)を使います。
GM:うおー、来るか…よし、来い!
英児:これで、人間性8消費。魔剣の修正も合わせ、命中は(ころころ)達成値16、ふむ。クリティカルはしないが……多分、これはこれで良し。
GM:出目9以上か…(ころころ)くそっ、届かない!

焔:もっぺんブーストするかい?
ヴェクス:こちらもブースト飛ばせますよ。
英児:じゃんじゃんお願いします(笑)。《世界律:超越》がないなら、ダメージ出しますが。
GM:ああ、いいよ。ダメージどぞ。

英児:「これが俺の渾身の一撃だ! 食らいやがれ!」その巨大な反動に、身体中の総駆動系が「ギャリギャリ!」「ガガガガガ!」と悲惨な音を上げ。
焔:「命の力もおまけに付けてやる!」再度、愛と罪でダメージブースト追加!
ヴェクス:ではダメージ前、愛と罪を一点づつ。ダメージブーストを飛ばします。「死の力もプレゼントだ」
英児:《魔獣の殺意》使用。人間性10→9。更に、罪でダメージブースト!(ざらららーっ)お、目が良いですね。【感情】117点でーす。
ヴェクス:ひゅぅ。流石。
焔:でかいなあ(笑)。
GM:でけぇ(笑)。
英児:「“ギガノ――クラッシャアァァ――――ッ!”」
GM:では…君の渾身の一撃が彼岸の体を確かにとらえた。そして彼岸の体は吹っ飛び――
ヴェクス:これで、一度は倒せるかな…?
GM:――そして、何食わぬ顔でそこにいた。《世界律:不滅》が発動します。これで26点回復です。
焔:持ってたかあ、不滅。
英児:反動でFP消費。−10されて46になりました。「ぐっ、はぁっ、はぁっ――!」右腕を抑えつつ。
GM/彼岸:「………それが貴様の全力か」先ほどの威圧とは打って変わって、風に揺らぐような彼岸の体。
ヴェクス:「……英児君の魔剣を受けて立っていられるとは。これは驚いたね」
焔:「いや、あれはマトモに受けてねえな。存在の一部を囮に残して、一瞬だけ空間の隙間に隠れたんだ」と適当な解説を(笑)。
GM/彼岸:「私は、倒れぬ。死の運命がある限り。私の名は彼岸。死の運命を担う者――」一度英児のギガノクラッシャーで吹っ飛んだ大鎌を呼び戻して、次のラウンドです。

ヴェクス:次ラウンドの攻撃を耐えて、その次がトドメかな…?
英児:ですね。一回は《万物の打倒者》で止めましょうか。
ヴェクス:まだそれ残してましたね。《超越》時とかに使っていただけると助かります。
焔:とどめの一撃を避けられそうな時に使えるね。

○現在のエンゲージ
     【彼岸・ヴェクス・英児】 【焔】

行動値:彼岸(18)→焔・ヴェクス(10)→英児(1)



◆第2ラウンド

GM:セットアップ。彼岸がここで《指揮能力》4Lv使用。このラウンド中、彼岸のあらゆる判定が+4されます。
ヴェクス:うお、そんな能力を。

焔:これは罪で達成値底上げしないと厳しいかなー?
ヴェクス:ですね…下手すると避けられそうです。
英児:もともと回避7だったのが11ですからね。一転して相手有利です。打倒者はむしろ、回避させないよう使った方が良いかもですね。
焔:そうだねー。
ヴェクス:そうですね。攻撃は諦めて食らいましょうか。
英児:ええ。クリティカル狙いで……も無理ね(笑)。(*)

クリティカルでも無理
 BBTでのクリティカル効果は「達成値+20」となっています(逆にファンブルだと「達成値自体が0」になる)。
 リアクション側がクリティカルしても自動成功ではなく達成値勝負となったため、元の判定値が重要になりました。
 なお、スタイルがアタッカーのPCは「1シナリオ1回、相手の達成値を-20」するアーツ《万物の打倒者》をデフォルトで取得します。


>行動値18
GM:そして彼岸の行動は、マイナーで《高速戦闘》→BS付与:狼狽と邪毒2、そして《世界律:崩壊》を宣言します。
ヴェクス:来たか《世界律:崩壊》(*攻撃対象を[シーン全体]にするドミニオンアーツ)。こっちには対策は無いっ!
英児:これはしょうがないっ!
GM/彼岸:「…さらばだ」彼女は鎌を振り上げると、その刀身に青白い炎が纏わりつく。メジャーで皆さんに殴ります。(ころころ)達成値25、更に《世界律:超越》をおつけします。合計達成値45!
ヴェクス:駄目押しとはこのことか。ガード宣言。

GM:さすがに1ラウンドでここまでやられるとは思ってもみなかったからね…そりゃリソース全部吐くよ(笑)。
ヴェクス:カバーはまた、英児さんでいいかな?
英児:とりあえず、ドッジするだけする。クリティカルしたら罪ブーストで避け、か。
焔:それでいいよ。
ヴェクス:うい。

焔:こっちもガード宣言するか。流石に分が悪い。
英児:回避値4……あ、魔剣で5か。でも、最高37しか出ない。
GM:まぁ罪で達成値増加もあるが。
英児:クリティカル頼みドッジ(ころころ)クリティカルしたー。35!
GM:してるし!
ヴェクス:本当に出した(笑)。
焔:お見事ー(笑)。
英児:つまり……罪1点使うと期待値で避けられるかもしれないか。
GM:みんな巻き添えにするつもりだったのに…これがPC1の力なのか(笑)。
ヴェクス:コレで後は、罪で10点上げれば回避ですね。
英児:では、とりあえず自前で達成値ブースト。(ころころ)45、避けたっ!(一同爆笑)
GM:出したしーーーー!!!!
焔:ちょうどだな(笑)。
ヴェクス:ピッタリ!
GM:なんでギリギリのラインで避けるんだよ英児(笑)。
英児:うおおおおお! 俺こそはPC1ぃっ!!!
ヴェクス:では私は《守護の盾》《レンジドカバー》で、焔さんをカバー。
焔:サンクス。
GM:では、彼女が鎌を振るうと、まるで大火災が起きたかのような業火が君たちに襲いかかる。さて、ダメージに《世界律:絶望》も載せます。
ヴェクス:こいやっ。

英児:バステ回復のための罪を温存できたと考えると、1点お得でしたね。
焔:そうだね。一人だけなら俺が回復できる。

GM:(ころころ)57点、【感情】A値G値無視。
ヴェクス:2倍して114点…全快状態でも倒れますね。かりそめの死…から、ちょっと演出。英児さんと違い、業火に全身を飲み込まれますが…次の瞬間、真っ赤な炎が固まったかと思うと、その全てが“血”に変化します。《不死存在》を宣言。FP、BS、全回復状態で復活。
GM:あ、そういえばそれを持っていたのか…。

焔:お、自力で復活した(笑)。いいなー、これ(笑)。
ヴェクス:タフネス特化のディフェンダーですよ、これでも?(笑)

英児:「今ので無傷、さすがヴェクスだな!」このパーティ、実はすごいのではなかろうか……(ぁ
ヴェクス:「…温い。随分と温すぎるよ彼岸君。これでは魔女狩りの火刑の方がまだ幾分苦痛だった」
GM/彼岸:「……今のを食らって、まだ立てるだと」さすがの彼岸も驚きを隠せない様子です。
ヴェクス:「君は知っているだろう。吸血鬼は“死”に属する魔物。それでいて“死”に拒絶された魔物なんだよ」
GM/彼岸:「私に、貴様を死に追いやることは無理だと、そう言いたいのか…」
ヴェクス:「そうとも。そう確信してでもいなければ、ドミネーターに匹敵する力を得た君に、たった三人で立ち向かおうなど考えないとも」ちょっといい気になってみました。満足(一同笑)。
焔:いい煮えロールだった(笑)。
GM:さて、と。順番的には彼岸が終わったところだったな。

>行動値10
ヴェクス:…で、次は私か焔さんかな。
GM:いや、次のイニシアで最後の《世界律:神速》を使わせてもらいます。
ヴェクス:お、まだ持ってたのか。こーいっ。
英児:じゃぁ、“ギガノクラッシュ”を構え直して攻撃に備える。……次はもう避けられない気がするんだ!(笑)

ヴェクス:レンジドも使ったので、また焔さんに来てもカバーは届かないなぁ…。
焔:まあ、こっちは何とかする(笑)。
ヴェクス:すみませんが、よろしく頼みます(笑)。
英児:焔が喰らったら、エゴロールして罪補充すれば、ほくほくです(ぁ
焔:けど、そっちに範囲攻撃かもよ?(笑)

GM/彼岸:「…そうか。だが、故にこそ、死を拒絶した貴様は、私が導く。最後だ、ヴェクス。元ヴラドの吸血鬼…」マイナーで同じく、高速戦闘。邪毒2+パワーチャージを入れて、こちらも最後の《世界律:崩壊》。メジャーで殴ります。更に《世界律:超越》込みです。(ころころ)って出目3、あぶなっ!

ヴェクス:崩壊が残ってるかなーと…うん、案の定だった(笑)。
焔:残ってたか…(笑)。
GM:当然(笑)。罪をいっぱい使わせる予定だったのに、ここまで堪え切っているのが予想外でした(笑)。
ヴェクス:罪はいっぱい使ってますよ。主にダメージに(笑)。
英児:確かに!(笑)

GM:達成値38ですが、みなさんどうしますか?
ヴェクス:絶望は…あるだろうなぁ。英児君を見習って、ドッジに賭けてみよう(笑)。
GM:そう何度も奇跡が続くと思うなよ(笑)。来い(笑)。
ヴェクス:(ころころ)ん、流石に無理でした(笑)。
焔:6ゾロでも無理だな。ガード宣言。
英児:ドッジ(ころころ)ま、無理ですね。
ヴェクス:英児さんも当たったか。《守護の盾》カバーリング。
GM:では、皆さんにダメージです。もちろんこれも最後の《世界律:絶望》込みです。
英児:「奴の気が、さっきと違うっ! ヴェクス、焔、気をつけろ!」
GM/彼岸:「…哀れなる魂を導く。“炎獄焦土”」鎌から放たれる業火が君たちを襲います。(ころころ)54点!
ヴェクス:…お。108点ダメージから《不壊の盾》使って…98点。2点残った!
英児:おおおおおお!!
GM:なにぃっ!
焔:そいつは僥倖だ。
ヴェクス:「…大丈夫だよ英児君。彼女に私は“殺せない”」血の奔流が炎と拮抗し…ギリギリのところで食い止めた!
英児:「……はは、すっげぇ……っ!」まさか、今のを耐えるとは驚いた。
GM:GMもです(笑)。
ヴェクス:FP特化の面目躍如!(笑)
GM:さて、焔にもダメージは行くが…。
焔:こっちはかりそめの死だが…「生憎と、俺様もこの程度じゃ死なねーよ。何たって“炎と生命の魔神”だからな!」愛で解放状態に。力を封印する金鎖に、朱金の炎が纏い付く。
英児:「焔は……まぁ、心配するまでもないか。焔だもんな」焔のエゴから罪GET〜。
GM/彼岸:「………」さすがに今の全力を放って消耗しているのでしょう。彼女の口数は少ない。
ヴェクス:「焔君を“炎”で殺そうとは、いささか無茶が過ぎるだろうね」肩すくめ。
英児:「はは、違いない」

焔:で、今度はこっちかな?
ヴェクス:ですかね。どっちから動きます?
GM:おっとすまん(笑)。思わずロールに見とれてた(笑)。焔か、ヴェクスだね。
焔:まずはこっちから行こうか。
ヴェクス:うい、どうぞ。
英児:まぁ、一人の攻撃力で多分倒せるので、《万物の打倒者》で手助けする感じで演出させてもらいます。
GM:そういえば《万物の打倒者》残っていたのね…(笑)。
ヴェクス:しっかり残ってますね(笑)。

>行動値10
焔:ムーブでエンゲージ合流。マイナー《魔神の牙》、メジャーでバーンフレイム。(ころころ)げ、低い(笑)。
ヴェクス:振りなおします?(笑)
焔:うーん、これは振り直すか。《ワンモアチャンス》で(ころころ)うわあ…さっきと同じ、出目6の達成値16(一同笑)。
GM:選びとっても同じ6か…(笑)。
焔:罪でブーストしよう。(ころころ)合計達成値26。
GM:ふむ。では回避(ころころ)達成値17になりますが、ここで《世界律:超越》が一個残ってたりするわけですが…。
英児:おお、使って良かった罪ブースト。まぁ、当てましょうか。
ヴェクス:超越使うなら、こっちも打倒者、かな?
GM:となるでしょうね。ま、好き勝手に演出どぞ(笑)。
英児:愛1点消費で《万物の打倒者》。「焔、とどめ頼むぜ!」“ギガノクラッシュ”で彼岸の防御用の鎌を弾き飛ばす。
GM:では英児に弾き飛ばされた鎌が、彼岸の手を離れて宙を舞う。
焔:「…そろそろお休みの時間だぜ、死神のお嬢さん? 暫く休暇でも取って、仕事疲れを癒してくるといい」罪1点消費でダメージブースト。(ざららーっ)51点【感情】ダメージ。鳩尾に打ち込んだ拳から、黄金の焔が広がって包み込む。
GM/彼岸:「あ、あぁぁっ……!」黄金の焔に包みこまれた彼岸は、力尽きます。
英児:「朱莉の記憶の最後の欠片……返してもらうぜ」
ヴェクス:…んー。倒れたなら、ここでちょっとやりたいことがあるのですよね。良いです?
英児&焔:どうぞー。
GM:いいよ。むしろやると思ってたから(笑)。
ヴェクス:あぁ、バレてたっぽい(笑)。では倒れたところで、彼岸の傍に立ち…鎧から垂れた自分の血を彼女に与える。という演出で愛と罪を1点消費。効果は彼岸への[真の死の回避]です。
GM:…きっとやるだろうな、とは思っていました。では、彼女はかりそめの死となります。
ヴェクス:「……決着、だね」意識の無いうちに、欠片を回収させてもらいましょう。見つけたら英児さんに渡します。
GM:そしてヴェクス。もうひとつ君が愛を与えるのであれば、特別に彼女のエゴを『絆に転換させても良い』よ。
ヴェクス:ほほう。それは丁度良かったな…ではもう少しロール。「やれやれ、君は本当に面倒な友人だね。反りが合わないどころじゃない。…しかし私は君を止めると決めたんだ」エゴ【彼岸を止める】をロールして罪1点。そのあと自分に愛を使って[彼岸]を絆に。それから愛を彼女にも使って、エゴを絆に戻させましょう。

GM:ふむ…では、絆は…そうだな。ヴェクスとの絆が妥当か。関係性は勝手に決めていいけど。
ヴェクス:関係なぁ…ヴェクスをどう思ってるかならGMが決めるとこだと思ってたのに、お鉢が来た(笑)。
GM:いやー、だって彼岸の初期のキャラ、ヴェクスとの回想入れたら結構変わっちゃったんだもん(笑)。ちゃんと責任を取ってください(笑)。
ヴェクス:…まぁ、指定していいのなら[感銘]なんてのはどうですかね。“魔”の責務を果たすのだけとは違う、“人”の生き方もあるのだということを認めてもらいたい。

GM/彼岸:「……なんで、助けた」かりそめの死状態で、戦闘が終わったからFP1点回復した、という感じです。
ヴェクス:「そう聞かれる方が心外だな。まさか彼岸君、私が本当に君を殺すとでも思っていたのかい?」こちらも魔獣化解除して、おどけた調子。
GM/彼岸:「……貴様は、いつだってそうだ。そうやって、本気なのか冗談なのかわからない…掴み所のない、自由な、空を飛ぶ鳥のようだった……。私は、それが、羨ましい時も、あった…」
ヴェクス:「そうか、私は君にそんなことを思ったことは一度も無い」きっぱりと。「頭が固くて融通利かなくて無闇に人を殺して……だがそれでも私と君は友だ。ならば命を奪わないことが、そんなに不思議かな?」
GM/彼岸:「……わからない。私には、およそ人間らしいところがない。自分でもそう自覚している………だけど」彼女は、横たわったまま空を見上げる。夜の濃さはどんどん消えていっている。もう夜明けが近い。
ヴェクス:「……続きはまた後で聞こうか。…魂の欠片、彼に渡してやってくれるかな?」と、英児さんに振ろう。受け取るのは彼の役目でしょう。
GM:うん。欠片は、彼岸から渡してもらえるね。
英児:んでは受け取りました。
GM/彼岸:「この冷たい体に流れる温かなものは、きっと…貴様が言う絆、なんだろうな……」そう言って彼女は静かに眠る。その顔はあどけなく、小さな少女を見ているような気分になる。
焔:「…ちっ。愛の個人授業はまた次の機会にしとくか。なーんか白けちまった」他人の女に手を出す気はない、と不機嫌そうにそっぽを向いて。
英児:「これでやっと……朱莉が戻ってくるんだな」
焔:「まぁ、せっかく欠片が揃ったんだ。早いとこ蘇生させてやりな、少年」
GM/八重:「はやく、はやくー!」と、八重が英児を呼んでいる。
英児:「八重さん……お願いします」八重に向きなおって。
ヴェクス:「今はゆっくり休むといい…さて、これで後は最後の一仕事だけだね」
GM/八重:「任せとき! …………」彼女が欠片を束ね、それを朱莉の近くで漂っていた魂に重ねると、彼女の魂は無事、元の体へと戻っていく。「………これで大丈夫や。後は、安静にしとけばええ。ほな、はよ病院に戻すの手伝ってくれや」
英児:「あ、ああ、そうだな。怪我人をこんなとこに寝かしとくのはまずいよな!」
ヴェクス:「そうだね。さあ頑張れ、英児君」任せる気満々(笑)。
英児:そーっと、揺らさないようにお姫様抱っこで抱えあげる(笑)。
GM/八重:「それに意識不明の怪我人が抜け出てたのがバレたら後が大変やで! ほら、キリキリ運べぇ!」(笑)
焔:「俺様、この身体だし。任せるのは異論無いが……なんかムカツクな」ぼそっと(笑)。
英児:「はは。今回はマジでありがとな、ヴェクス、焔」じゃ、っと一言残して、病院に駆けだす。
焔:「五体倒置で感謝しろ。そのうちビフテキでも奢らせるかんなー」
ヴェクス:「こちらこそ感謝するよ。また後日、きちんと礼をしに行こう」
英児:「おー」だんだん遠くなりつつ。じゃぁ、病院に向けて走りつつ、小さく一言。「……おかえり、朱莉」
GM:では、シーンエンドだ。

*    *    *

焔:しかし、愛による絆の復元って他人にも使えるのか…今知った(笑)。
GM:ルールを読んでみても、キャラクターとしか書いてないからね。PCでもNPCでもいいんだろうな、というGMの拡大解釈。(*これ、正式なルールでした。相手の同意を得られれば、自分以外のキャラクターにも適用可能です。190pより)
英児/偽彼岸:「私が変わったの、あなたのせいなのよ? ……責任、とって
ヴェクス:なんか重いよそれ!(一同爆笑)
焔:そのうち「認知してっ!」とか言われそうだ(笑)。
GM:まぁこのラブコメ脳のGMが設定しちゃうと、そういう方向に持ってってしまうので、ヴェクス自身に決めさせた方が良かったのです(笑)。
英児:まぁ、ちょっと解る気がします(笑)。
ヴェクス:GMが振ってきたら乗るけど、自分からその方向で引っ張れる自信はなかったんだにゃー(ぁ
GM:でも、こっちの方がらしいっちゃらしいので、良いと思います(笑)。
英児:確かに。というか、この関係の方がより「救い」になってる気がしますね。
ヴェクス:彼岸さんはエゴに引っ張られまくりな生き方に見えたもので。ヴェクスを通すことで、その先にある『絆』を少しでも理解して欲しいな、と、一応そんな意図。
英児:うむ。それで絆[感銘]は良いと思います。

GM:で、お待ちかね人間性の回復をしよう(笑)。
ヴェクス:先生、エゴを絆に戻させてください(笑)。
GM:そうだね。今のうちに戻す方は戻してくださいな。
英児:愛3点、今なら大安売りだよー。
ヴェクス:八重のエゴを絆に戻して、これで愛は使い切った。あ、SAは達成ってことで良いのですか?
焔:残った愛4点で絆を復元。これで絆5つ。人間性はマイナス17。
GM:皆さんのSAは今回達成してますので、回復の前に宣言すれば、2倍振りできます。
ヴェクス:絆は5個の、人間性はマイナス21。…まぁ、SA達成でどうにか安全圏かな(笑)。
GM:10d6でなんとか30くらいかなーってとこだね(笑)。
焔:ヴェクスもかなり減ってるなあ。
ヴェクス:カバーの度に人間性を使いますから、これは仕方が無いのですよ。
英児:人間性9で、絆2個。むしろ絆を減らしたいくらいだぜ(笑)。
GM:まぁ英児は普通に振るってことでいいんかな? 逆に二倍ぶりしたら経験点が減っちゃう(笑)。
英児:もちろん、二倍振りはしない!(笑) 9+2d6ですね。6ゾロ出たら笑うといい。
GM:英児はドタンバでも人間やめなかったんだな。ダイスのせいとは言うまい(笑)。んじゃ、準備できた人から振っちゃってくださいな。
ヴェクス:では振ります。SA達成効果使って、ダイス10個。(ざららーっ)15。ほぼ期待値で、無事帰還。
GM:安全圏にいったな。
英児:おかえりー。
焔:同じくSA達成で10個振る。(ざららーっ)う、上がりすぎ(笑)。24まで戻った。
英児:目、でかっ!
GM:おっと。逆に上がり過ぎたな(笑)。
ヴェクス:出目大きいなぁ。
焔:最後の判定で欲しかったなあ…(一同笑)。
英児:では、英児は普通振りで。(ころころ)17。
GM:うん。まぁ失敗する要素はないだろう(笑)。
英児:6ゾロだと逆に泣くという(笑)。
ヴェクス:プラスですものね(笑)。
焔:あー、愛を全部使わず絆4つで振れば良かったのかな。まだルール周りの感覚がよく掴めないや。
ヴェクス:あぁ、それもアリでしたね。ダイス8個でもまず帰って来れたでしょうし。
GM:うん。そうだね。出来れば0〜20圏内に居ればベストだったり。
ヴェクス:トリニティ、愛さえ余ってれば、回復できる人間性の量は大分調節がききますねぇ。
英児:ですねぇ。
GM:では、クライマックスフェイズ終了。次はエンディングいきます。さて、まずは英児から行こうかと思いますが…何か希望あったりする?
英児:あー、じゃぁ、クラスメイトと朱莉を出迎える所で行きましょうか。
GM:OK。

愛の使い道
 愛の使用効果は「解放状態になる」「コスト:愛のアーツを使う」「罪の効果を他者に適用」「エゴ化した絆の復元」の4通り。
 便利で強力な罪に比べ、得るのも簡単な愛は戦闘で余りがち。それは最後の項目「エゴ化した絆の復元」が一番重要だからかと。
 有利だからと力を求めた結果、今回の焔みたいに殆どの絆がエゴ化した場合、愛でエゴを絆に戻せなければ奈落堕ち確定です(笑)。
 ……あれ。焔は戦闘で愛3点使ったのに、絆復元で更に4点も使ってる? しまった、愛の残量計算間違えた…(−−;)



 

■エンディングフェイズ■

 Ending 01 【 世は全てラブ&ピース 】

シーンプレイヤー:英児
▼病院

GM:では、朱莉はあれから順調に回復して、一時は足が動かなくなると言われてた事実はどこへいったの? な、ほどに元気になりました。で、今日が退院の日です。
英児:んじゃぁ、病院の入り口にグループの悪友ともども勢ぞろいで。「退院おめでとーぅ!」騒がしく出迎えます。
GM:では朱莉は、皆が待っていてくれたことに照れくさそうにしますね「もう…皆で来なくていいって言ったのに。毎日見舞に来てたんだから…」
英児:「落書きでギプス真っ黒だったしな!」
GM/朱莉:「小学生じゃないんだから! あれは酷過ぎだよ!(笑)」と、言っている朱莉も思い出したのか、吹き出してしまいますね。悪友達も「いーちじはどうなることかと思ったけど、元気になってよかったなぁ」「こいつ、おまえが事故に遭った時、すっげぇ泣いてたんだぜ」「あ、バカ言うなよ恥ずかしい!」そんな感じでみんな騒いでいますね。
英児:「大人気だな!」笑いかけて。
GM/朱莉:「うん! …そういえば」と、朱莉は君を見て、首をかしげて「私が事故に遭った時、なんか英児くんが誰かと戦って、私を守ってくれてたような…そんな変な夢見たよ」
英児:「そりゃぁ〜そうさ。俺が死神をぶっ飛ばしてやったんだからな! 恩に着ろよ?」おどけて。
GM/朱莉:「え? なにそれ。んー、じゃあ今度英児くんの好きなもの作ってあげるよ」
英児:「マジで? じゃぁそーだなぁ……この前の卵焼き。それと、俺の弁当一日分な!」
GM/朱莉:「あの卵焼き? 英児君って卵焼き好きだったんだ。だったら、今度学校行くとき持っていくよ」笑って答える。
英児:「おお、楽しみにしてる! 先生は一週間もすれば運動していいって言ってたよな。じゃぁ来週末から、また楽しい毎日の始まりだ!」と言うと、グループの全員が「おーっ!」と拳を突き上げて……って感じで。
GM:そんな君たちを祝福するかのように、空は雲ひとつない秋晴れで…シーンエンド。



 Ending 02 【 ヴェクスよ、お前もか 】

シーンプレイヤー:ヴェクス
▼探偵事務所

GM:さて、次はヴェクスだけど。
ヴェクス:はいさ。
GM:ぶっちゃけ言います。彼岸を助けるのは予想外でした(笑)。死に間際に何かロールするかとばかり(笑)。
ヴェクス:なぬ(笑)。とりあえず放置しておく訳にもいかないので事務所に連れ帰って寝かせて…それからどうしよう?(笑)
GM:どうしようって、おまえ(笑)。…まぁ、彼岸も行くところが無いし、しばらくは君のとこで厄介になる、という感じになるかな? 人として生きることを教えつつ。
ヴェクス:そうですね。探偵事務所に助手ができた(笑)。
GM:では無愛想な助手ですが、それでも元来の生真面目さか、積極的に仕事を覚えようとしてくれます。そして、人や、その関わり方に対しても。
ヴェクス:「うん、彼岸君は飲み込みが早くていい。どうだい、事務所の所長を交代してみないかい」そうなると発症するヴェクスの不真面目病(ぁ
GM/彼岸:「…なまけもの」と彼女は冷たい目で君を射抜いてから、君の執務机にカップを置く。「…お茶」
ヴェクス:「君が働き者すぎるんだ。…あちち」軽くカップを吹き冷まし。「…で、どうだい? 人に混ざって生きる生活は」
GM/彼岸:「…まだ時々冷たくなる時がある。死を与えようとするこの心の渇き…貴方は、ずっとそうやって生きてきたの?」魔物の時は切って捨てるような口調だったが、人との関わり方を覚えていくうちに、丁寧に喋ることも…徐々に覚えている。
ヴェクス:「ああ、その通りだ。私の根底にある渇望エゴは“自由に生きたい”…その自由の中には、思うがままに殺したい、浴びるように血を啜りたいという気持ちだってあるとも。しかしその思いに忠実になることは、“自由”そのものに縛られることだ。だから私は我慢することを覚えた。人と人との“絆”の力でね」
GM/彼岸:「…よくわからない。貴方の言うことは…まだ、私には人の心が足りない」俯いた彼岸の顔が陰る。
ヴェクス:「彼岸君。私は自分の生き方が絶対だとは言わないよ。だが一度今までの生き方を止めて…違う生き方に目を向けてほしい。どうしても我慢できなくなったら、また元に戻るのも構わない。だがその時は、君と私との友情もそれきりとなるだろうね」おどけた調子の無い、真剣な口調で。
GM/彼岸:「……それは、困る。なぜかそう思う…」唇を噛むようにして立ち尽くす姿は、君にとっては幼子のようにも感じられる。
ヴェクス:椅子から立ち上がって、ぽんぽんと彼女の頭を撫でて。「…まだ少し、難しい話だったかな。大丈夫、そう思ってくれている間は、私と君は友人だ」
GM/彼岸:「それを聞いて、胸が楽になった。こういうのも、絆、なのか? 人をなぜか苦しめたり、暖かい気持ちにさせたり、するものが」ふと、彼女が自分のことを『人』と表現したことに、彼女自身気づいていない様子だった。
ヴェクス:「そうだね、それが絆さ。時にエゴよりも強く人を縛るが…それ以上に強く人を世界に繋ぎとめる、細くて強い糸だ」優しい微笑みを浮かべて。
GM:それじゃあ、そんな感じでシーンを切りますか?
ヴェクス:ういです。ふぅ…これで事務所の運営が楽になるよ!(ぁ



 Ending 03 【 仄暗いビルの上から 】

シーンプレイヤー:焔

GM:では最後の締め。焔さん。
焔:(地の底を這うような声で)………… 妬 ま し い (一同爆笑)。
GM:人のエンディングを羨むな!(笑)
英児:重い感情が(笑)。
ヴェクス:何か悪寒がした(笑)。
GM:あー、エンディングですが…なにか希望とかあります?
焔:いやあ、特に希望とかないんだよねえ、PC3だし。なので、幸せそうなバカップルどもを遠くから眺めて先刻の台詞、みたいな(笑)。
GM:なるほど(笑)。
英児:ほむらんマジプリティー。
ヴェクス:キミには八重さんがいるよ!(笑)

▼街中

焔:どっかのビルの屋上にて。「ふ…俺様は孤独なロンリーウルフ。愛を求めて今日も流離うのさ…」るるる〜と背中に哀愁漂わせる五歳児。
GM:それじゃあ、その哀愁漂う背中に、八重が声かけますよ。「あ、こんなとこにいたんや。ホムはん」
焔:「…ん? お、八重ちゃんか。どした、またトラブルか?」
GM/八重:「いーや。なーんにもあらへん。ただバカップルがいちゃいちゃしてるから、ムカついて放ってきた。なんやぁ朱莉の奴。どしてあんなへらへらしたナンパ男がいいんやろか。うちだったら即お断りやで!」
焔:「あー、そっちもか。こっちもさあ、吸血鬼と死神の探偵コンビがいちゃこらしててさあ、もう見てらんねーっつの!」我が意を得たり、とばかりに。
GM/八重:「そっちもなんか! あー、季節はこれから冬やっていうのに、みんなお熱いことやね」
焔:「まったくなあ。…そだ、せっかくだから俺たちも一発愛を育んでみねえ?」にっこり笑顔で。
GM/八重:「は…? はぁっ!?」一瞬にして、顔を赤くした八重さん。「な、なななななななに言ってんのや! 冗談きっついでほんま!」
焔:「ふふふふふ…」手をワキワキさせてにじり寄る。
GM/八重:「ち、ちょっと…え、マジ?」にじり寄られる。
焔:「そーれ、お代官様あたーっく!!」ずばばーん!
GM/八重:「きゃー!? けだものぉぉぉぉ!!!」
焔:…と、爽やかな秋空に轟音、そしておとめの黄色い悲鳴が響いたのであった。まる(一同笑)。




ビーストバインド トリニティ
彼岸へと誘う影

THE END



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