第2話
鬼食らい

■ 今回予告 ■


ドミニオン。それは一人の王が支配する世界。
白霧に包まれた異世界に、三人の半魔が迷い込む。

一人は狩人。異形の鬼に引導を渡すため。
一人は友。屋敷の主に招かれて。
そして最後の一人は、鍵を携えて。

鍵が開くものは何?
鍵が封じるものは何?



BEAST BIND
TRINITY


鬼食らい


心閉ざすは魔の渇望エゴ、心開くは人の絆。



オープニング ミドル クライマックス エンディング

■プリプレイ■


麻那:GM、経験点消費して回復アーツ取得しても良いでしょうか?
GM(おると):あ、経験点の使用はOKです。宣言してくれればセッション中でも多分許可すると思いますので。
麻那:了解です。今回《捨て身》使いがいるようなので取った方が良いのかな、と(笑)。
GM:蒼紫さん、人間性よりむしろ【FP】を消費しますね、見た限りだと…(笑)。
電波王:まあ、《捨て身》使わずに戦う事も出来る仕様なので(笑)。
GM:さて、まず最初に諸連絡を少し。私のシナリオでのハウスルールとでも申しますか。

・罪の申請や購入判定などは慌てず騒がず。シーン終了直後に「舞台裏」パートを設けますので、そこで順次宣言してくださいな。
・私がGMをするセッションでは、PCからの「任意での絆のエゴ化」は、基本的に不許可とさせていただきます。
・逆にGM側から絆のエゴ化を指示する場合もありますが、どうかご了承下さい。


GM:進行に関する注意点は主にこんなところで。プリプレイでのPC間絆は、アゼリアさん→焔さん→蒼紫さん→アゼリアさん、の順番でお願いします。
nik:は〜い。では。



■PC1用ハンドアウト(定員1名/推奨:特になし)
 絆:スグリ・ホワイト/関係:任意(疑念、興味など)


 ふと気付くと、キミは霧の中に居た。目の前には、大きなお屋敷が建っている。
 どうして自分がこんな所にいるのか、全く思い出せない。
 そのときになって、キミは自身の手に、小さな鍵を握り締めていることに気がついた。
 鍵にくっついているタグには「スグリ・ホワイト」という名前。
 その名を呟いた途端、キミを歓迎するかのように、屋敷の扉は開いた。


アゼリア・R=オリヴィア聖騎士パラディン     プレイヤー:nik
「―――私も。きっと、お爺様のような立派な騎士に」
 池袋の教会に勤める、敬虔なシスター。どこか武人のような凛とした雰囲気を漂わせる金髪美女。
 実は、代々騎士を輩出してきたオリビア家の跡取にして、ブラックコートのエージェント。
 BC日本支部からの要請を受け、先代『聖騎士』だった祖父の反対を押し切り出向してきた。
 聖騎士として常に正しくあるべきと自らを律しているが、その正義がエゴであることに気づいていない。
 戦闘時は騎士の鎧を纏い、伝説の『エクスカリバー』と同銘の聖剣を振るって他者を護る。
 Style:ディフェンダー/PB:ハーミット(ブラックコート)/SB:レジェンド(伝説の英雄)
 年齢:10〜20代/性別:女/カヴァー:聖職者/出自:ノーブル/邂逅:祖父[尊敬]
 エゴ:【我が剣は弱き者のために】/変異:魔力を身に纏う/使用経験点:25



■PC2用ハンドアウト(定員1名/推奨:特になし)
 絆:“人食い鬼”/関係:任意(敵対的なもの)


 キミは、夜の池袋で凶行を繰り返す“人食い鬼”を追っていた。
 幾夜にも渡り死闘を繰り返し……ついにあと一歩というところまで、キミはヤツを追い詰めることに成功した。
 しかし止めを刺そうとした一瞬の隙をついて、ヤツは別のドミニオンへと逃げ込んでしまったのだ。
 “人食い鬼”に回復の時間を与えてやるわけにはいかない。
 キミは“人食い鬼”を追って自身もドミニオン…“霧の中のお屋敷”へと向かった。


大鳳 焔 おおとり ほむら鳳雛     プレイヤー:麻那
「―――へっ。俺様の炎は、ちぃっと熱いぜぇ!」
 見た目は子供、頭脳は893。愛らしい外見とは裏腹に、根性ババ色の性悪幼児(by知人談)。
 受けた恩には報い、売られた喧嘩は倍返し。心の綺麗な女性が好みで、気に入った相手の前では猫を被る。
 基本的に執念深いが、一度終わったことはコロッと忘れるタイプでもある。趣味はチンピラからのカツアゲ(ぇ
 不死鳥だか朱雀だか、高位の魔物に連なる血統らしい。故郷で何らかの罰として能力を封印、人界に追放された。
 子供の姿になっているのは封印の副作用。尤も当人は、今の姿を都合よく利用してる節がある。
 Style:サポーター/PB:デーモン(魔神)/SB:スピリット(妖精)
 年齢:外見5歳(実年齢は数百歳)/性別:男/カヴァー:子供/出自:享楽/邂逅:神庭未羽[慈愛]
 エゴ:【封印を破りたい】/変異:周囲の気温が上がる/使用経験点:10



■PC3用ハンドアウト(定員1名/推奨:“羽根”に興味がある半魔)
 絆:時計守トケイモリ/関係:旧知、友情など


 君には旧知と呼べる程度に長く、友人と呼べる程度に深い付き合いのある、ドミネーターの知人がいる。
 本名は知られず、『時計守』とだけ呼ばれ、名乗るソイツから、ある日突然手紙が届いた。
 何でも「“羽根フェザー”にまつわる、面白いものを見つけたから見においで」とのこと。
 詳しいことは書かれていなかったが、興味を惹かれる内容ではある。
 キミは時計守のドミニオン…“霧の中のお屋敷”へと向かった。
 ※推奨にある“羽根”への興味については、「回収すべきだ」「自分のものにしたい」など、その方向性については基本的に問いません。

神楽 蒼紫かぐら そうし世界ヲ絶ツ者     プレイヤー:電波王
「―――俺は何てったって、『世界』を敵に回した男だからな」
 パッと見は女性的な整った顔立ちをした、(多少シスコンの気がある)細身の美少年。
 その実は比良坂流の名門『神楽家』により、世界の法則を破壊し書き換えるために造られた人間宝具。
 秘術で霊剣『翡翠刀』へと自ら変じた妹を人間に戻すため、神楽家を出奔して退魔師となった。
 正義感が強い反面、視野狭窄に陥りやすい性格。しかし経験を経て、何事も柔軟に受け止められるよう成長した。
 現在は『世界の罪を背負う者』である恋人を救うべく、正義の味方として奔走する日々を送っている。
 Style:アタッカー/PB:イレギュラー(魔剣)/SB:レジェンド(伝説の英雄)
 年齢:外見16歳(実年齢21歳)/性別:男/カヴァー:トラブルシューター/出自:恋慕/邂逅:神楽翠[妹]
 エゴ:【英雄として生きたい】/変異:違和感が生じる/使用経験点:100



アゼリア:PC間絆は…ダイスで一つ。(ころころ)4・6で…[好敵手]とな。
焔:あ、俺もPC間絆は蒼紫に[好敵手]。リア充もげろ(一同笑)。
蒼紫:PC間絆は、アゼリアに[友情]。
アゼリア:う〜ん、好敵手だとちょっとあれかな。もう一回(ころころ)5・5は…[恐怖]。今日のダイスは駄目だな、チョイスしよう(笑)。ホムラさん、どんなのが良いですか?
焔:う〜ん。…………信頼とか感銘とか幼子とか?(笑)
アゼリア:よし。ではその3つで(いっころ)1、[信頼]で! …あれ。でも年上なんですよね?(笑)
焔:うん、きっと騙されてるね(爽)。
アゼリア:そういえばマナさんとご一緒するのはかなり久しぶりですね。改めてよろしくお願いします。
焔:ああ、そうでしたね。こちらこそ宜しく〜。
GM:はい、ありがとうございます。では…ビーストバインド トリニティ『鬼食らい』、開幕です。

 

■オープニングフェイズ■

 Opening 01 【 館への招待状 】

シーンプレイヤー:蒼紫
▼蒼紫の自室

GM:最初のオープニングは蒼紫さんです。まずは人間性の低下をよろしく。
蒼紫:46から(いっころ)43に。
GM:はい。では、ある日あなたが家に帰ってくると、郵便受けの中に真っ白い封筒が入っています。切手も宛名もありませんが、封筒の表には「今ではない何時かから、友人へ」と書かれています。君の旧知であるドミネーター…『時計守』が、好んで使う言い回しですね。
アゼリア:恐怖新聞みたいでござるな。
蒼紫:「ん? ……これは……時計守からか。懐かしいな」言いながら、家に入って封を切ります。
GM:では封を開けた途端、もくもくと封筒の中から白煙が立ち上ります。…そして、その煙の中から、半透明な人影が。「やあ蒼紫、お久しぶり。このところ会う機会が減っているが、元気にしているかな?」そう白煙の中から声をかけてくる半透明の影はまさに手紙の主、時計守の姿ですね。
蒼紫:「ふふっ。お前らしいな……と言っても、こっちの声は聞こえないのかな?」
GM/時計守:「聞こえてはいるよ。もっとも『私』はそれを知ることはできないけれどね」書いた当時の人格を写し取った、分身のようなものだと思って頂ければ。
蒼紫:「さて……それじゃあ、本題に入ろうか。……とりあえず、ソファにでも座りなよ」
GM/時計守:「そうだね。なに、大した話も無いのだが。…前に君と会ったとき、君は“羽根フェザー(*)にご執心の様子で、色々話してくれただろう?」勧められたソファに座ると、彼は話を切り出します。
蒼紫:「ああ。アレは俺と……ほのかの奴には必要なモノだからね」
アゼリア:“羽根”あるところに騒ぎあり。
GM/時計守:「ふむ。私としてはあんなもの、厄介の種だと思っているのだが…しかし、友人の選択を私は信じているよ」穏やかに微笑み。「…で、私もあれから“羽根”について調べてみたんだ。そうしたら面白いものを見つけてね」
蒼紫:「面白いもの? ……どんなものかな」
GM/時計守:「詳しいことは、ここでは少しね。私のドミニオン…“霧の中のお屋敷”の位置は覚えているね? そこでなら、お茶でもしながら詳しい話ができるだろう」時計守のドミニオンにはあなたも何度か訪れたことがあります。閉鎖型ドミニオンですが、池袋との間に常時“道”を繋いでおり、場所を知っている魔物であれば、出入りは自由となっています。
蒼紫:「ああ。久しぶりに訪ねてみるのも悪くない。……土産にワインの一本でも持ってゆくよ。良いチーズとワインが手に入ったんだ」
GM/時計守:「それは嬉しいね。…おっと、そろそろ時間か。では楽しみに待っているよ」元々半透明だった時計守の姿が薄れていきます。
蒼紫:「さて……ほのかはまだ帰ってない、か……じゃあ、アイツには悪いが、先に出発させてもらうかな」ほのかにメール一本。「友人の下に出かけてくる」とだけ打つと、出かける支度を始める。
GM/時計守:「それでは、またね」その言葉と共に時計守は姿を消します。最後に何かあればどうぞ。
蒼紫:ワインとチーズを用意して、コートを羽織る、と言うところで終わります。
GM:はい。ではシナリオ絆:時計守と一緒に、【SA:時計守に会う】を差し上げます。
蒼紫:拝領します。
GM:では、次のオープニングへ…。

▼絆/エゴの変化
蒼紫:時計守に絆[旧知]を取得。


アゼリア:時計守が微妙に、エ●シャダイのルシ●ェルに見えてきた件について。
GM:GMはそれ、名前しか知らないんで多分違うかと(笑)。
アゼリア:渋い声のお方ですよ!
焔:「そんな装備で大丈夫か?」
アゼリア:「大丈夫だ。問題ない」
GM:そのフレーズくらいしか知らないしっ(笑)。
アゼリア:そのフレーズがほとんどです。
焔:奴は人の話を聞かない男だった…」それはそれとしてGM、経験点10点消費で《状態復元》《魔震》を取得しました。
GM:了解しました。
アゼリア:おお。パワーアップしましたか。
焔:《捨て身》使いがいる場合やミドル戦闘があるシナリオだと、【FP】回復アーツも必要かなあと。
アゼリア:重要ですな。



 Opening 02 【 逆鬼ごっこ 】

シーンプレイヤー:焔
▼路地裏/深夜

GM:次のオープニングは焔さん。人間性の低下をどうぞ。
焔:(いっころ)5か。いきなり50まで下がった…(笑)。
GM:景気良いですねぇ(笑)。では、時刻は深夜。あなたと魔物“人食い鬼”との長い長い鬼ごっこに、いよいよ終止符が打たれようとしている場面からスタートです。あなたの前に立つのは3メートルはあろうかという巨体、額から突き出た二本の角、言葉通りの「鬼の形相」……この街の人間を幾人も殺めてきた“人食い鬼”です。

アゼリア:鬼ごっこ(笑)。
GM:鬼が追われる側というのが、普通と違うところですね(笑)。
アゼリア:鬼世界も厳しいようですな。

焔:「おらおらおらぁ! 来週発売のゲームと漫画とお菓子のために、音速で死ねやあ!!」どっかんどっかんと炎の玉を連射する俺様(笑)。
GM/人食い鬼:「焔ァ…ヨクモ…!」必死で火炎弾を避ける鬼ですが…その動きは最初の頃とは随分鈍くなっています。
アゼリア:来週発売のゲームと漫画とお菓子のために追いかけられるとは。
GM:あなたは度重なる交戦の末か、それとも奇襲や奇策が功を奏したのか……結果として、この鬼の『心臓』を奪うという大ダメージを与えることに成功しています。
アゼリア:目だ! 目を狙え!
焔:「へっへっへ、脆いなーチョロすぎるなー! 足下ふらふらしてんぞおらあ!」超いい気になって追い回している(笑)。
アゼリア:いかん! それは反撃を食らうフラグだ!(笑)
GM/人食い鬼:「ガアアッ……!」たまらず裏路地の奥へ奥へと逃走を続ける鬼ですが…とうとう袋小路まで追い詰められる形に。
焔:にやり、とほくそ笑んで「計 画 通 り。…さて、そろそろゲームセットだなあ? かぁくぅごぉはぁ、いぃいかぁい?」
GM/人食い鬼:「クソ…心臓サエ、取ラレナケレバ…!」呻く鬼。そしてあなたがトドメの一撃を放とうとした、まさにその時……不意に、あなたたちのいた裏路地を、真っ白な霧が包みます。
焔:「はははあ! トドメ…って、何だぁ!?」
GM/人食い鬼:「……!」あなたが霧に気を取られた一瞬の隙をつき、鬼は霧のより来い方へと飛び込んでしまいます。

アゼリア:心臓とられて動いているなら大したものですな。
蒼紫:さすがは鬼の生命力ですね〜。
アゼリア:言われてみれば確かに。納得が行きますな。

焔:咄嗟に火焔球をぶち込むが…「ちっ、外れたか」
GM:そちらにあったのは壁のはずなのに、鬼の姿は霧にどんどん隠れていってしまいます。
焔:「どっかのドミニオンにでも繋がったのか? ったく、俺様の迷惑を考えろってんだ」
GM/人食い鬼:「……焔…次会ッタラ、必ズ、殺ス…」そしてその言葉を最後に、鬼の気配がぷっつりと途絶えました。

アゼリア:何かSI●ENに見えてきた。違う。サイレントヒルか。
蒼紫:きゃー。SIR●Nはらめー。逃げてー逃げてー!
アゼリア:やったことは私も無いのですよね。プレイ動画をちら見して逃げたことはありますが(笑)。やってみようかな。これを良い機会として。
蒼紫:あれは本当に怖いゲームです。後味の悪さ含めて。

GM:どうやらこの霧の先は別の空間…ドミニオンに繋がっているのではないかと推測できます。このような「霧」に包まれたドミニオンの噂も、あなたは聞いたことがありますよ。
焔:どんなドミニオンか、聞いて良いかな?(笑)
GM:名を“霧の中のお屋敷”。池袋の一角と繋がっている、時と空間が歪んだ世界だとか…これ以上のことは、情報収集で(笑)。
焔:了解(笑)。
GM:さて、このままだと、霧はゆっくりと薄れていってしまいます…鬼を追いかけるのなら、今のうちでしょう。
焔:「ちっ…めんどくせーが、このまま回復してリベンジとか言われる方がもっと面倒だしな。首洗って待ってろよ、人喰い鬼」鮫の笑みで呟くと、霧の中へ向かう五歳児。
GM:ではこの辺りでシーンを閉じましょうか。シナリオ絆:“人食い鬼”と共に【SA:“人食い鬼”を倒す】を差し上げます。
焔:了解です。人喰い鬼の絆は[獲物]で取得。
GM:はい、OKです。では、次のシーンへ…。

▼絆/エゴの変化
焔:“人喰い鬼”に絆[獲物]を取得。



アゼリア/人食い鬼:「いてて。首が汚れちゃったよ」ごしごし。
GM:いつの間にか台詞が捏造?!(笑)
アゼリア:ちぃ、見つかったか!(遁走



 Opening 03 【 五里霧中 】

シーンプレイヤー:アゼリア
▼霧の中

GM:お待たせしました、アゼリアさんのオープニングですよ。
アゼリア:47から(いっころ)6振って41に。ホットスタートでありますな!
焔:人間性がマッハだ…(笑)。
GM:みんな勢い良く減っている(笑)。では、突然ですが。……あなたは霧の中に居ます。
アゼリア:「む…」
GM:右も左も、見えるものといったら真っ白い霧のみの世界。……ここでふとあなたは、自分が何故こんな場所にいるのか、まったく記憶に無いことに気付きます。
アゼリア:「(はて。私は。昨晩のことは、思い出せる。そこから…くっきりと抜け落ちたような)」
GM:記憶の違和感に立ち尽くすあなた。どうしようかと考えだした辺りで…霧の向こうから声が聞こえます。「こっち…こっちだよ…」
アゼリア:「声?」足を進めよう。「(何者か)」
GM/?:「こっち…」消えそうなほどか細いですが、確かにあなたを一方向へ導こうとする声。
アゼリア:「(呼んでいるのか)」足を早めよう。
GM:それを頼りに歩き続けると…霧の中から、大きな洋風のお屋敷が姿を現します。
アゼリア:「いつの間に…。(夢を見ているのか。私は。その割には妙に、現実味がある)」
GM:先ほどまでの声はもう聞こえません。しかしこの屋敷を見た瞬間、あなたは自分が片手に何かを握り締めていることに気付きます。
アゼリア:「これは…」手を開いてみよう。
GM:手の中にあったのは、小さな鍵です。金属のような材質ですが真っ白で、これまた小さなネームタグがくっついています。
アゼリア:「スグ…?」聞いたことがある名前なのかな。
GM:タグには「スグリ・ホワイト」の文字。記憶にはありませんが、何故かあなたは、これが人の名前だと確信できます。
アゼリア:「(これは人の名、か。では先ほどの声が)」
GM:同時に、「この鍵を手放してはいけない」という強迫観念にも似た思いが、あなたの中に。
アゼリア:握り締めよう。
GM:しっかりと鍵を握り締めたあなた…それとほぼ同時に、ぎぎぎ、とお屋敷の扉がゆっくりと開いていきます。
アゼリア:「入れということか。(疑念があるならば解決するまで)」入ろう。
GM:では、シナリオ絆:スグリ・ホワイトと、【SA:ここにいる理由を知る】を差し上げます。なお、スグリとの関係はこの場で決めなくとも結構です。次シーンに登場するため、そのときの舞台裏で改めてお伺いします。
アゼリア:む。了解。ではそのときに決めましょう。SAは受領っ。
GM:はい。ではこれでオープニングは全て終了。続いてミドルフェイズに入りましょう。

▼絆/エゴの変化
アゼリア:スグリ・ホワイトに絆[(内容は保留)]を取得。



守護者の“失墜”―――そして“羽根”
 地球ドミニオンを外敵から守るために存在する、最強の使徒。それが『地球の守護者』と呼ばれる存在です。
 守護者は千年に一度代替わりし、現在は神庭未羽という日本人女性が守護者の力を引き継いで戦っていました…つい最近までは。
 彼女は『虚無』と呼ばれる謎の敵と戦い、その侵入を防ぐ代償に、守護者としての能力をほぼ全て失ったのです(これを“失墜”と呼ぶ)。
 そして世界中に、黒と白の“羽根”が散らばりました。これは守護者の欠片であり、一枚一枚が強大な力を宿しています。
 黒い羽根はエゴを引き出して平凡な人間に神をも凌ぐ力を与え、白い羽根は無尽蔵の愛で世界を書き換えるほどの奇跡を起こす。
 自分の欲望を叶えるため、現在の秩序を乱されないため、大切な誰かを守るため、そして『守護者』に力を取り戻させるため。
 様々な理由で、多くの組織や魔物が“羽根”を巡り暗闘を繰り広げる現状、半魔たちも否応なく巻き込まれることになるでしょう…。



 

■ミドルフェイズ■

 Middle 01 【 白霧の館 】

シーンプレイヤー:アゼリア
▼ドミニオン“霧の中のお屋敷”

GM:PCたちが“霧の中のお屋敷”に入ったところのシーンです。最初に登場するのはアゼリアさんですが、他の方も順次登場をお願いします。
一同:了解です。
アゼリア:おっと、私か。よっし。これは…バイオ●ザード1のように探索をしろと! 人間性は(いっころ)また6!?(一同爆笑) 何でだ! 私今回は何も悪いことしてないのに!(笑) あれか、SAN値か(笑)。
蒼紫:今回は、て(笑)。
GM:そして絆がエゴ化しましたね(笑)。
アゼリア:こ、このタイミングとな(笑)。では、ここは祖父を。理由はシーン終了までに決めますゆえ。
GM:了解しました。さて、ではアゼリアさん。お屋敷の扉をくぐると、そこは広々としたエントランスになっています。で、屋敷内ですが。軽く見回すと二階への上り階段と、ドアがいくつか見えます。調度品の類は少なく、人の気配がほとんどありません。
アゼリア:「誰か。誰かいらっしゃいませんか」ここは一階から調べて回るか。
GM:呼びかけてみると、二階の廊下からぱたぱたと軽い足音が。
アゼリア:「(む。)」剣、に手を。ゾンビか。ゾンビなのか。
蒼紫:ゾンビは軽い足音は立てないと思う(笑)。
アゼリア:まだフレッシュなんですよきっと。
GM:「いらっしゃいませっ。おきゃくさまですかー?」そのまま駆け足で階段を降りてくるのは…女の子ですね。まだ10歳前後の、少女です。
アゼリア:うお。これは意表を。「は…。いえ、私は」
GM:「おでむかえがおくれてごめんなさ…わぷっ?!」あなたが何か言おうとしたところで…コケました、少女。ころころと階段を転げ落ちてきます(笑)。
アゼリア:「道に迷い込んでしまい、それでこち…」いかん。騎士ダッシュで受け止めよう。
蒼紫:騎士ダッシュ(笑)。
GM:騎士ダッシュってなんだろう。ともあれ無事受け止められましたね。
アゼリア:相手方向レバーを2回押せば出せます。

蒼紫:そろそろ登場しても良いかな?
アゼリア:私はいつでも〜。
GM:うい、丁度言おうとしてたとこなので。この辺りで他の皆様も、シーン登場してOKですよ。

アゼリア:「お怪我は」
GM:「だ、だいじょーぶです…」目を回してますけどね。アゼリアさんは、彼女の声と霧の中で聞こえてきた声が同じことに気付きますよ。
アゼリア:「この声、先ほど霧の中で呼んだのは…」
蒼紫:(いっころ)人間性43から41に。「失礼します。『時計守』に会いに来たんですが……と、アゼリア? 君が何故ここに?」
アゼリア:「蒼紫…? ならばこれは夢ではないと?」
蒼紫:「夢? ……何を言ってるんだ?」
アゼリア:「(現実なのか)」
GM/スグリ:「あ、蒼紫さんです? いらっしゃいませーっ」そしてぶんぶん手を振る少女。蒼紫さんは以前ここに来たなら、彼女がこの屋敷の使用人『スグリ・ホワイト』だとわかります。
蒼紫:うぃうぃ。「君とも久しぶりだね、スグリ。『時計守』は健勝かな?」
アゼリア:「(スグリ、先ほどのあれに書かれていた名か)」
GM/スグリ:「ごしゅじんさまは、いまお出かけ中なのですよ。いまはスグリがおるすばんなのです」と、彼女は言いますが…この言葉に蒼紫さんは違和感が。
蒼紫:「ああ、あれ? ……俺は、『時計守』に呼ばれて来たのだけど……行き違いになったかな?」
GM:時計守はドミネーターですが、それ故にか軽々しくドミニオンを出ることはできません。性格からしても、あなたと約束した時に限って外出などするのは変だろう、と。
アゼリア:「知り合い、なのですか?」
蒼紫:「ああ。俺はココの主とは旧い友人でね。アゼリアこそ、『時計守』と知り合いだとは知らなかったよ」
アゼリア:「いや。私は…」
GM/スグリ:「お呼ばれ、ですか? んー、なにもきいてないです…」困った顔。「あさから違うしんにゅーしゃをおっかけてたので、そのせいでど忘れしたかもです」
アゼリア:「侵入者?」五歳児のことかーーー!(一同爆笑)
蒼紫:鬼と五歳児でしょうね(笑)。「侵入者? それは大変だな。手伝おうか?(『時計守』の事も気になるが……今はそっちが先決か)」
GM/スグリ:「そうなのです。こわーい鬼のひとがひとり、このお屋敷に迷い込んできたのです」…というあたりで、焔さんも登場をどうぞ。扉からでも、窓からでもお好きに(笑)。
焔:ほいさ。(いっころ)人間性47に。ばたーんと扉を開けて登場。「話は聞かせてもらった。この屋敷は滅亡する!!」(一同大爆笑)
蒼紫:「な、なんだってーー!!」
GM/スグリ:「な、なんだってーー!! です!」
アゼリア:こやつ狙っておったのか!(笑) ぱっとそちらに顔を。「…焔」
蒼紫:「って、焔じゃねぇか。こんなとこで何やってるんだ?」
焔:ではダダーッと走って蒼紫の横をすり抜け、アゼリアに飛びつく。「アゼリアねーちゃん、おひさ〜♪」(一同笑)
アゼリア:「っと。焔。どうしたのですか。何故貴方がここに」キャッチしつつ。
蒼紫:「あ、手前、露骨にガン無視かよ?!」
アゼリア:正直すぎる(笑)。
GM:ある意味真っ直ぐな焔さん(笑)。
アゼリア:ではあっちゃんは、絆もあることだし本性は知らないことにしよう。
GM/スグリ:「たいへんなのです、このお屋敷がなくなったらスグリはリストラのききなのです! …で、おにいさんはだれです?」首を傾げるスグリ。
焔:「僕ね、僕ね、怖い鬼さんを追いかけてきたんだよ! 早く見つけてやっつけないといけないんだ」アゼリアにすりすりしつつ。
蒼紫:「(このエロガキが……)」拳ふるふる。
アゼリア:5歳なら問題なし。「鬼…? それが侵入者であると?」蒼紫とスグリの方を見つつ。
蒼紫:「そういう事らしいな。尤も、俺はここに着いたばかりだから事情は判らんが」
焔:で、振り返り「スグリちゃんだっけ? 鬼さんは僕とアゼリアねーちゃんが退治するから安心だよ!」
蒼紫:だから、俺は?! 俺、ガン無視ですか焔くん?!」
アゼリア:小声で「蒼紫。焔とは仲が悪いのですか?」
蒼紫:「いや、仲悪いッつーことはないぞ。普通に友人だ」
アゼリア:「そうですか。なら良かった」
GM/スグリ:「鬼さんを追いかけてきた…つまりハンターさんですか! それは助かるです!」大喜びですね。「ほかのみなさんも、お手伝いしてくれるです?」
焔:「…って、あれ?」首傾げて。「蒼紫じゃん。何でお前までここにいるの?」
蒼紫:「俺は元々、ここの主の旧友だからな。呼ばれて来たんだよ」
アゼリア:仲いいな。この二人(笑)。「焔。鬼となれば危険が伴います。貴方は安全なところへ」
蒼紫:「あー、コイツなら大丈夫だ。充分に戦う力を持ってるからな」
アゼリア:「蒼紫。そうは言っても、まだ幼子にそのような…」
焔:「うん、僕怖いけど、アゼリアねーちゃんの為なら頑張れるよ!」瞳をキラキラさせる。
アゼリア:「分かりました。ならば私の後ろにいるように。」しかしキャラクターシートを見ると数百歳と書いておる。年長者でござるな。
GM/スグリ:「さんにんとも、とてもつよい力をかんじるです…」ちなみに彼女はエキストラです。所詮は使用人。
蒼紫:「半魔だぞ、こいつも。見た目通りじゃねぇと思う。少なくとも、俺が初めて会った時から歳食ってねぇしな、焔の奴」
アゼリア:「何と」…見た目年齢と実年齢が逆になるのか。このPTはっ。
焔:アゼリアの後ろで黒い笑みを浮かべつつ蒼紫にアイコンタクト。「(あんまり余計なこと喋ってると、洸ねーちゃんにあることないことチクっちゃうぞ★)」
アゼリア:…五歳児歪み無いな(笑)。
蒼紫:「(……判ったよ、相棒)」アイコンタクトで焔に返す。
アゼリア:仲いいな(笑)。
GM/スグリ:「……焔さんがこわいかおしてるです」その顔、スグリからは見えてましたよ(笑)。
アゼリア:「そういえばスグリ、でしたか。先ほど私を呼んだのは貴方ですか?」
GM/スグリ:「……よんだ、ですか? いえ、スグリはだれかをおよびしてはいないですよ?」アゼリアさんの質問にはそう返します。少なくとも記憶に無い様子ですね。
アゼリア:「(……後で二人に話してみるか)」
蒼紫:「やれやれ……ともあれ早いとこ、その『鬼』とやらを片付けて、時計守と一杯やりたいとこだね」
焔:「…その時計守って人、強いの?」子供ぶりっこのまま蒼紫に質問。
GM/スグリ:「とっても弱いです」先にスグリが答えますね。
蒼紫:「アイツは戦闘向きじゃないからなぁ」
焔:「えーと…それじゃ、まさかと思うけど、時計守が人喰い鬼に見つかってやられちゃった…なんてことは?」
蒼紫:「いや、それはねぇ。断言できる。もし時計守がやられてたら、このドミニオンは崩壊してるはずだからな」
アゼリア:「(確かに)」
GM/スグリ:「ごしゅじんさまは外出中、です。それはないはずですっ」スグリからも、蒼紫さんの台詞の裏づけは取れますね。
蒼紫:「(鬼から逃げたか? 時計守の奴……)」
焔:「…あー、うん。そーだね、ごめん」と、口で言いつつ蒼紫の袖を引っ張る。
蒼紫:「……? 何だよ……」こそこそ。
アゼリア:「二人とも。少し良いですか?」
焔:「あ、うん。何?」アゼリアに。
GM/スグリ:「……?」スグリは不思議そうにしてますが近寄ったりはしません。相談はご自由に。
アゼリア:「実は…」自分が気がついたらここに紛れ込んでいたことと、鍵のことを話そう。
焔:「ふむふむ」一通り話を聞いて頷こう。
アゼリア:「(蒼紫。話の腰を折ってしまいましたね。申し訳ありません)」
蒼紫:「……おかしいな。『時計守』の手紙にはそんな事、一言も書いてなかったが」
アゼリア:「気になりますね。少しこの館を調べてみようかと思います」
蒼紫:「そうだな。スグリには悪いが、少し調べさせてもらおう」

アゼリア:もう脳内にはバイ●ハザード1の洋館が。窓ガラスから犬がガシャーン!と。
蒼紫:あるいは弟●草の如く、車椅子がギィギィと(笑)。
アゼリア:まずい。そっちだと怖い(笑)。車椅子が追いかけてくるとか地味にトラウマでござる。
GM:何故そんなホラーな方向性ばっかなのですか、皆様(笑)。
蒼紫:え? 今回、ホラーシナリオじゃないの?(笑)
GM:さて?(笑)

焔:「えーと、さ。単なる思いつきではあるんだけど。時計守が鬼に“喰われて”…ドミネーターの力も奪われたりするとか、考えられないかな、と」スグリに聞こえない程度の声で。
蒼紫:「……む。それは洒落になってないな」
焔:「鬼は今、心臓を奪われてるから。本来ならそう長くは保たない…はずなんだけどね」
蒼紫:「その代替をここで手に入れた、か……ありえない話じゃないな」
アゼリア:「確かめなければなりませんね。焔。貴方が戦ったという鬼は、それほどまでに強力な魔物なのですか」
焔:「うんまあ、かなり強かったよ。色々策を巡らせたり不意打ちしたりして、やっと追い詰めたくらいだから」
アゼリア:「なるほど。ですが、次からはそのような危険なことは控えますように。今回は無事であったから良いものの」
蒼紫:「(コイツが策を巡らせるのはいつもの事だが……口に出したらまた五月蝿いだろうからなぁ)」

GM:あ、全力状態の“人食い鬼”の実力は、十分にドミネーター級だとも補足しておきましょう。ドミニオンは持ってませんがね。
アゼリア:ダイスを振って調べていけということと見た。
GM:そうですね、詳しい探索と情報収集は、次シーン以降になるので。

焔:「…けど、時計守自身がそう強くないのなら、仮に食われてても厄介なことにはならないかな?」と“羽根”の情報を知らない俺様は言ってみる(笑)。
蒼紫:「いや……それが少しマズい事があってな。時計守の奴、“羽根”に関して何か手に入れた、って言ってたんだよ」
アゼリア:「羽根…」
焔:「羽根って……まさか守護者の“羽根フェザー”か? ちょい待て、アレがここにあるのか!?」思わず素に戻る。
アゼリア:「焔?」
蒼紫:「そのものかどうかは判んねぇけどな。関係してる何かがここにあるのは事実……だと思う。何より、俺がここにノコノコと姿を現してる事が、その証明になるだろう?」
焔:「やべえ、そりゃやべえよ。万が一にも“羽根”を鬼が取り込んだら…」珍しく焦った口調で。
蒼紫:「ああ。だから、一刻も早く鬼退治をしねぇとまずい。それに……時計守が留守にしてるのも気になる。スグリがウソをついてるとは思いたくないが」
アゼリア:「やはり。調べてみるしか無いようですね」
焔:「(…あ。でも待てよ? 鬼を倒して“羽根”を取り戻せれば、未羽ちゃんのご機嫌も取れて一石二鳥。しかも上手くすれば俺様にかけられた封印も“羽根”の力で…)」にやり、と一人黒い笑みを浮かべる俺様(笑)。
GM:…あ、悪い顔(笑)。
蒼紫:「(コイツ、まーたロクでも無い事考えてやがるな? ……最悪“羽根”の争奪戦になるか……)」
アゼリア:三者三様だ(笑)。「スグリ。少し館の中を見学しても良いですか?」
蒼紫:「あ、それは俺からも頼む。『鬼』を探すのも、手伝いたいしな」
GM/スグリ:「……あ、はい。もちろんです。鬼をさがすおてつだいもしてくれたら、うれしいです」こくこくと嬉しそうに頷きます。
焔:「うん、みんなで頑張って鬼を倒そーね!」にっこり笑顔で拳を握る。
蒼紫:「ああ。ここを荒らさせるわけにはいかねぇからな」アゼリアがパーティの良心のような気がしてきた(笑)。
アゼリア:( ´_ゝ`)y−~~~ フォッフォッフォ。ワシが良心とは冒険的ですな。
GM/スグリ:「あ。お屋敷をみてまわるなら、これをお持ちください、です」と、彼女はそう言って、服の中から束になった小さな鍵を取り出します。
アゼリア:「鍵?」
蒼紫:「ルームキーか?」
GM/スグリ:「しよーにんようのマスターキーです。それをもってればおおむねあんぜんに、このドミニオンをじゆーにあるけるです」スグリの話では、このドミニオンは時間や空間が歪んでおり、迂闊に歩き回ると出られなくなる可能性もあるとのこと。この鍵はそれを防ぐためと、屋敷内にある部屋を自由に出入りするためのものだそうです。
アゼリア:「蒼紫。頼りにしていますよ。焔はあまり無茶をしないように」
焔:「まーかせて!」笑顔で応える(笑)。
蒼紫:「まあ、任せておけよ。ここは初めてじゃないからな」
GM/スグリ:「よろしくです。ごしゅじんさまがいれば、おきゃくさまにこんなの持たせなくていいんですけど…」それとアゼリアさんは、渡される鍵のデザインが、持っていた鍵のそれと全く同じなのが分かりますよ。
アゼリア:「(同じ用途ということか)」
GM/スグリ:「私もおなじのもってるので、しらべものとかもお手伝いできるです」と、彼女も自分のネームタグがついた鍵を見せます。
アゼリア:「(…杞憂であれば良いが。ん…?)」それと同じものなのかな。
蒼紫:「ん。ありがとう……ん? どうした、アゼリア」
アゼリア:「あ。いえ。歩きながら話します」
GM:タグの名前も、鍵の形状も、アゼリアさんが最初持ってた鍵と同じに見えます。
アゼリア:ふむ…。ここはちょっと黙ってよう。後で二人に知らせよう。
蒼紫:ふむ。そういう事ならここは黙っておきます。このスグリ、偽者っぽいなぁ(笑)。
焔:うん、ちょっと今そんな気もした(笑)。
アゼリア:あれ。普通に信じていた(笑)。
焔:まだどちらとも判断は出来ませんが、可能性としてはあるかなーと(笑)。
アゼリア:「ではスグリ。行ってまいります。」
GM/スグリ:「いってらっしゃいませっ」明るい笑顔で手を振ります。
焔:「さ、張り切って鬼を探すぞー!(クックック…最悪この屋敷を焼き払ってでもなぁ…)」見た目は子供っぽく拳を振り上げつつ中身は真っ黒(ぁ
蒼紫:「さて……(時計守が“食われて”いたとしたら、スグリが気づかない筈がない。無事でいるとは思うが……)」

アゼリア:最後に、蒼紫さんに絆を取ろう。
GM:お。絆の取得はどうぞ。
アゼリア:(ころころ)4・6は…[好敵手]。またか(笑)。とりあえずこれで。
蒼紫:スグリに[幼子]の絆を取得します。
焔:アゼリアに絆を取ります。関係は[愛情]で(笑)。
GM:どうぞっ(笑)。
アゼリア:このパーティは、仲が良いのか悪いのか(笑)。
蒼紫:トムとジェリーみたく、仲良くケンカするんじゃないかと(笑)。
アゼリア:・_)b つまり仲良しということですね!
GM:では、シーンを閉じます…。

◆舞台裏

GM:ではここで舞台裏の処理をしていきましょう。まずはアゼリアさん、エゴ化した絆の内容は決めました?
アゼリア:そうですね。[尊敬]が表でしたが。こういうとき、不用意に近づくなとか教えられていましたが。そこにちょっと反発するということで。【祖父の教えへの反発】かな。
GM:了解です。あと、スグリに対する関係も、できればここでお聞きしたく。
アゼリア:疑念、かな。ここのスグリに対しては。声に対しては[興味]なので。一旦は[疑念]で。
GM:分かりました。ではここから本来の舞台裏。エゴから罪を得たいという人がいれば、申告をどうぞ。
アゼリア:今回はなし。
蒼紫:今回は無理ぽいなあ。
焔:はーい。エゴ[封印を破りたい]のロールプレイにより罪を得ます。
GM:ん、OKです。焔さんは罪1点をどうぞ。
焔:受領します。
アゼリア:絆の内容変更って、進行に伴い普通に出来るのですっけ?
GM:あまりそういうルールは無いですね。前にエゴ化した絆を元に戻すとき、関係を変更するのは認めたので、今回もそれでいきます。
アゼリア:なるほど。一度エゴにした後にと。
GM:で、全員登場したので購入判定などは無し。では次のシーンへ。

▼絆/エゴの変化
アゼリア:祖父への絆[尊敬]をエゴ【祖父の教えへの反発】に変換。スグリに絆[疑念]、蒼紫に絆[好敵手]を取得。
焔:アゼリアに絆[愛情]を取得。
蒼紫:スグリに絆[幼子]を取得。




 Inter-Mission 01 【 お屋敷探索のすゝめ 】

GM:さて、では本格的なミドルに入る前に、ドミニオン“霧の中のお屋敷”の探索方式について説明しましょう。
アゼリア:わーいっ。

 “霧の中のお屋敷”は、一軒の建物と周囲の霧だけで一つの世界として成り立っています。
 ドミニオンとしては元々小規模な上に、管理するための人手が足りずに放棄されている部屋も多いらしく、探索できる部屋は次のとおりになります。

・この屋敷のドミネーター、時計守の「私室」と「執務室」。
・スグリたち使用人が使っている「使用人部屋」。
・時計守が集めた情報や書物を保管した「書庫」。
・客人用に用意された「客室」。

 以上5箇所。1つの部屋の探索を1シーンとして扱い、部屋ごとに調べられる情報や、発生するイベントに違いがあります。
 またこれらとは別に「倉庫」として使われている部屋があり、そこのアイテムは自由に利用して良いそうです。
 舞台裏の購入判定や回復は、ここを利用する演出になります。


アゼリア:拷問部屋っ、拷問部屋はっ…無いっ!(笑)
蒼紫:何を期待していたのか(笑)。
GM:昔はあったかもしれませんが(ぇ
アゼリア:隠し部屋ですね。

GM:以上となります。何か質問はあるでしょうか。
蒼紫:だいたい把握〜。
焔:うん。大体分かった。
アゼリア:とりあえず無し、かな。あ、パーティを分割して調べることが可能か不可かは?
GM:ご了承頂ければ、最初に向かう部屋を選んでくださいな。パーティを分割するのは、単純にシーンに登場するか否か、という扱いになります。
アゼリア:なるほど。了解。よーし! 相談して決めますか! 単純に上から攻めてみます?
焔:どれが良いかな。書庫と執務室は調べてみたいが、疑い出すとどれも怪しい(笑)。
蒼紫:まずは執務室かなぁ。時計守が何か手がかりを残してないか気になる。
アゼリア:よし。では執務室いってみますか。何かあればお姉さんが守ってあげるゆえに。
焔:パーティ分割するメリットもなさそうだし、全員で順番に回りますか。
アゼリア:いえっさー。
蒼紫:分割のメリットは人間性くらいかな。
アゼリア:ごほっ(笑)。そういえばそんなものがありましたな…(笑)。
GM:決まりましたか。では執務室でふぁいなるあんさー?
一同:FA!
GM:では、シーンを開始しましょう。



 Middle 02 【 館の秘密 】

シーンプレイヤー:焔
▼執務室

GM:では、時計守の執務室です。スグリの話ではこの部屋は、“霧の中のお屋敷”内部を管理するための部屋で、その記録も収められているそうで。
アゼリア:重要そうだ。
蒼紫:ですね。
焔:侵入者についても分かるかな?
GM:ここでは情報項目「“霧の中のお屋敷”」について判定可能です。登場する方は人間性の消費を。
アゼリア:パラディンは退かん!(いっころ)3減って32!
焔:早くも30台の人が…(笑)。
アゼリア:何人たりともオイラの前は走らせねぇ。
蒼紫:(いっころ)41から39に。
焔:(いっころ)1で46。おかしい、今回は人間性の減りが遅い…(笑)。
アゼリア:|_・) 焔君。お姉さんにちょっと人間性を分けてくれないかしら。
焔:分けられるものなら分けたいですが(笑)。
GM:蒼紫さんも40切りましたね。エゴ化をお願いします。
蒼紫:スグリの絆を[スグリを疑いたくない]のエゴに。
GM:了解です。では、情報収集する方は判定どうぞ。「“霧の中のお屋敷”」の難易度は下から10、13、15となります。
焔:OK。ファミリア(*情報収集判定を【感情】で行う装備)使いまーす。
アゼリア:おお。頼もしい。
蒼紫:ありがたい。
GM:はい。では判定どうぞー。
焔:人間性44に。(ころころ)おお、クリット(笑)。
蒼紫:クリッた!
アゼリア:回った! 41だ!
GM:文句なしに成功ですね(笑)。では情報開示。

>ドミニオン“霧の中のお屋敷”
難易度10:
ドミネーター『時計守』が創造した閉鎖型ドミニオン。霧に包まれた空間と、その中心に建つ屋敷で成り立つ、極めて小規模な世界。
難易度13:内部では時間と空間に歪みが生じているため、招かれざる客が入り込むと何処に飛ばされるか分かったものではない。ドミニオン内の何処に誰が居るか完全に把握できるのは、ドミネーター本人くらいのものだろう。


GM:ここまでが基本的な情報。つまり“人食い鬼”は、現在このドミニオン内で遭難している可能性が非常に高いです。
蒼紫:遭難とな(笑)。
アゼリア:ままなりませんな(笑)。ドアを開けたらこんにちは、とかがありえると。
GM:それだけに、何処に居るかの推測が立てづらい、という問題もありますが。で、次が最終情報。

難易度15:この屋敷の本来の機能は、ドミネーター『時計守』の力を増幅することである。この機能を使うことで、“霧の中のお屋敷”の中だけでなく、外部の地球ドミニオンの時間すら部分的に「巻き戻す」ことができる。

蒼紫:な、なんだってー!?
アゼリア:過去に行けるのか。
GM:この情報にあるのが“霧の中のお屋敷”本来の力です。「ドミネーター本人以上に、このドミニオンが厄介」とか、知る人の間じゃ言われるほど。
焔:…それは、鬼が万全の状態に復帰できるということかなー?(笑)
アゼリア:ありえますな。
蒼紫:時計守がそれを望めば、できるでしょうね。
焔:その機能を「使うための手段」は、ここでは分からないかな?
GM:そうですね。恐らくコレだけの機能、利用できるのはドミネーター本人だけだろう、という推測はできますが。
焔:了解。今の情報は二人にも伝える。「…と、ここの霊力を分析したり何だりで、以上のことが分かった」
蒼紫:「時計守がそんな力を持ってたとはな……長い付き合いだが、初めて知ったぜ」
アゼリア:「なるほど。お手柄ですね」
焔:「うん、もっと褒めてー」えへらえへらとだらしなく笑う。
アゼリア:こうしてみると普通の子供であるのに。
蒼紫:「と、なると。ますます時計守が、なんで留守にしてるのかが気になるな」
焔:「侵入者を追いかけて…とか言ってたけど。追いかけたのは時計守だっけ、スグリちゃんだっけ?」
蒼紫:「地球ドミニオンの危機とあっては、黙っているわけには行かないか……」
アゼリア:「先ほどの予測が…。と、そうそう」霧の中で拾った鍵と、先ほどのスグリが持っていた鍵のことも話そう。
蒼紫:「……何だって? ……いや、しかし……あの児を疑うような真似はしたくないしなぁ……」
焔:「まあ、怪しいならちょいとカマかけてみるのもありじゃね? 女の子を疑うのは不本意だけどさ」
アゼリア:「……。」
蒼紫:「む、う……まずは時計守と鬼を探そう。話はそれからだ」
アゼリア:「…他の部屋を回ってみましょう。何か手がかりが他にあるかもしれません。」
焔:「だね。次はどこ行く〜?」扉を開けて、別の部屋に向かおう。以上で。
GM:了解。ではシーンを閉じましょう。

アゼリア:よし。次の部屋だっ。
GM:あ、一応、スグリは呼べばすぐ会えますよ。財産点の使用とかも、彼女に手伝ってもらう演出で考えてましたし。閉鎖空間での冒険ですから、舞台裏とかの演出は一応考えておきました(笑)。
蒼紫:まだ彼女に罠を仕掛けるには手がかりが足りない(笑)。
アゼリア:おお。なるほど。

◆舞台裏

GM:では、ここで罪が欲しい方は、エゴの申告を。
蒼紫:【スグリを疑いたくない】でエゴった〜。
焔:今回、任意エゴ化は出来ないしなぁ。スグリに絆[興味]を取得。
アゼリア:ここはなしかな。
GM:OKです。蒼紫さんは罪1点、焔さんの絆取得も了解です。
焔:これで枠が全部埋まった。早いな(笑)。
GM:あとは人間性を減らすだけですね?(笑) では、次に向かう部屋についても、ここでお聞きしましょうか。
アゼリア:相談ターッイム!
蒼紫:次はどこにします?
アゼリア:書庫いってみませんか。
蒼紫:書庫か。うん、OK。
アゼリア:焔君はどうです?
焔:時計守の書庫って、もしかして「未来の情報」もあったりするかな?(笑)
アゼリア:来週のジャン○の内容とか。
蒼紫:ちょ(笑)。
GM:ええ。時間軸がぐちゃぐちゃの世界なので。求めればそういうのもあるでしょう。
焔:ちなみに書庫で異論無いですよ。
アゼリア:よっしゃ!
GM:了解。次のシーンに参りましょう…。

▼絆/エゴの変化
焔:スグリに絆[興味]を取得。
蒼紫:スグリへの絆[幼子]をエゴ【スグリを疑いたくない】に変換。




 Middle 03 【 館の疑惑 】

シーンプレイヤー:蒼紫
▼書庫

GM:では、書庫です。この屋敷で一番大きい部屋だそうですが、それでも、見渡す限り本の山で埋もれそうなほどです。調べものをしようにも、所によっては崩落寸前になっているような山もあり…まずはこれを整理するために、【技術】で難易度14の判定をどうぞ。全員失敗すると、本雪崩にあってダメージを受けます(笑)。
アゼリア:【技術】か!
焔:俺様、【技術】4…。
GM:全員判定可能で、一人でも成功すればOK。あ、登場する人は人間性の消費をどうぞ。

 現在の人間性:アゼリア(32→31)、焔(44→39)、蒼紫(39→33)

アゼリア:蒼紫! ここは君の格好よいとこ…!
蒼紫:(ころころ)出目3!? 《第二人格》!(ころころ)11で達成値18だ!
GM:…あ、蒼紫さん成功ですね(笑)。
蒼紫:うぃ。振りなおして成功。
アゼリア:両極端ですな。一応私も便乗(ころころ)達成値15。
焔:(ころころ)達成値8。ぜーんっぜんだめだ(笑)。
アゼリア:ふ。そこはフォローしませう。
焔:ほら俺様、身体は五歳児だから…(笑)。
アゼリア:体の大きさが物を言うわけか(笑)。
GM:では、焔さんが躓いた本の斜塔に潰されかけるような一幕もありましたが、ダメージを受けるほどの災害は発生しませんでした(笑)。
焔:「おわーっ!?」小さな身体が崩れた本の下敷きに…。
蒼紫:「危ないッ!」
アゼリア:カバーリングだ! …カバーしたら諸共に潰されるのか。まさか。
GM:……それも面白かったナァ(笑)。
焔:「アゼリアねーちゃん、怖かったよぅ」胸元に抱きついてご満悦(一同笑)。
アゼリア:本を抑えて止めた感じかな。っと、焔君が不謹慎なことをっ(笑)。
GM:で、潰された本をどけてみると、その本の中の挿絵に見覚えのある鬼の絵が…ということでここでは「人食い鬼」の情報収集が可能です。
アゼリア:「(こうしていれば普通の子供であるのに。ん?)」鬼来たー!
焔:で、難易度はいかほど?(笑)
GM:難易度は10、13です。焔さん自身の経験も加味した難易度(笑)。
アゼリア:どぉれ! ここは私に任せてもらおうか!
焔:うん、ひとまず任せた。失敗したらフォローする。
アゼリア:とはぁ!(ころころ)達成値12、焔くーん!(笑)
GM:このままだと1足りませんねぇ…財産点はどうします?
アゼリア:財産点かな。ここは。6あるから1使おう。
焔:そっちのが確実ですな。
アゼリア:・_)b 面目は立った。
GM:はい、ではそれで全ての情報が出ます。…しかしこれ、もう殆ど皆さんの推測の裏づけレベルなんですよね(笑)。

>“人食い鬼”
難易度10:
食人衝動のエゴに飲み込まれ、餓鬼と化した異形の鬼。驚異的な生命力を持つが、大鳳焔との交戦で心臓を奪われ、《奈落の命》の効果が消滅している。
難易度13:“人食い鬼”の持つ特殊な能力に、食らった相手の力を根こそぎ奪うというものがある。
 →例えばドミネーターを食らえば、対象が支配するドミニオンを丸ごと自分の支配下に置くことが可能。


GM:この能力に関しては、ほぼ皆さんが予想してたとおり。
焔:やっぱりその手の能力持ってたかあ(笑)。
アゼリア:まずい感じかこれは。
蒼紫:げ。これ、過去に戻られると、《奈落の命》が復活するのか。
アゼリア:まだ何か欠けてる気がするな。スグリ君の違和感とか。
蒼紫:スグリ、「食われた」か?
焔:食われたのはスグリで、時計守を探すのに俺たちを利用しようと…とか?
アゼリア:その辺の確証をゲットしたいですね。

GM:で、これとは別に、このお屋敷に入ってからの“人食い鬼”の行動記録についても少し情報を。特記する点は2つでしょうか。まず1つは、“人食い鬼”はこの屋敷に入ってから誰ともまだ遭遇していません。
蒼紫:おお。それは重畳。
焔:屋敷ってのは、霧のことも含めるかな?
GM:はい。ドミニオン全体としてと考えてもらえれば。
焔:今のところ入れ替わりパターンはほぼ無しと考えて良いか。
アゼリア:「まとまって行動しましょう」
蒼紫:「そうだな。偽者とすり替わってしまうのは危険だ」
GM:で、特記事項二つ目。いくら空間が歪んでいても、“人食い鬼”の足取りが明らかに変です。さっきは書庫、今は執務室といった具合に…凄く都合よく、あなた達と遭遇しないような彷徨いっぷりを見せてます。十中八九、何者かが手引きして鬼を逃がしているような…そういう作為を感じます。
アゼリア:「(お爺様。申し訳ありません。ですがアゼリアはあの声が気になるのです)」進むしかないな。
焔:「妙だな…手引きが出来る奴なんて、ごく限られるはず」
蒼紫:「……なんにせよ、危険な『異形』だな。退治せざるを得まい。例え地球に見捨てられたとしても、俺が地球のために行動してはいけない、という事にはなるまいから、な」自嘲ぎみに呟く。
アゼリア:「調査を続けましょう。警戒を厳にして」
焔:「偽者疑惑はほぼ晴れたし、スグリちゃんとも合流するか」
蒼紫:「そうだな。スグリが危ないかもしれない」
アゼリア:「(疑惑を抱いたのは恥ずべきことか)」肯定して。
蒼紫:「(……頼むぜ、『時計守』。無事であってくれよ……)」
焔:「(…さて、“羽根”を取り返したら未羽ちゃんにあーんなことやこーんなことを…)」アゼリアの視界外で、グシシとほくそ笑む俺(一同爆笑)。

アゼリア:こらー! 五歳児! いけませんよ!(笑)
GM:地球守護者に狼藉を働く気満々の五歳児(笑)。
焔:いやあ、単に膝枕や耳かきを要求したいだけですじょ?(笑) あ、ロールプレイは以上で(笑)。
アゼリア:発想は五歳児か(笑)。蒼紫さんからは見えているわけですな(笑)。
蒼紫:蒼紫と視聴者からは見えていますね(笑)。
アゼリア:・_)b モニターの前の君! 彼が怪しい顔をしたらお姉さんにも教えてね!
GM:では、この辺でシーンを閉じましょう。

◆舞台裏

GM:さて、舞台裏ですが…GM、うっかり焔さんの人間性が40切ったの見逃してました(笑)。確認のため、エゴ化の申告をお願いしたく。
焔:絆のエゴ化は神庭未羽を選択。エゴ【(公序良俗のため自主規制)】で罪を得ます(一同大爆笑)。
蒼紫:ちょ!?(爆笑)
GM:自主規制されたエゴは初めて見た!(笑) いや罪は差し上げますがっ。
アゼリア:五歳だから手をつなぐで我慢しなさいっ(笑)。
GM:他の方も、罪が欲しければエゴ申告をどうぞ。
アゼリア:あ、私も【祖父の教えへの反発】、ということで罪取得を希望かな。
蒼紫:私は、微妙なんですが……【英雄として生きたい】は罪、もらえます?
GM:アゼリアさんは文句無くOK。蒼紫さんは…「地球に見捨てられたとしても〜」のくだりがそれらしかったと思います。罪どうぞ。絆もどうぞー。
蒼紫:ありり。後は人食い鬼に[執着]の絆を。
アゼリア:多謝〜。人食い鬼に[脅威]の絆かな。
GM:そろそろ皆さん、絆の枠は埋まってきましたかね。
アゼリア:7つ!
蒼紫:こっちもこれで7つです。
焔:全部埋まりましたな。
GM:全員埋まってましたか、OKです。以上かな。

▼絆/エゴの変化
アゼリア:“人食い鬼”に[脅威]の絆を取得。
焔:神庭未羽への絆[慈愛]をエゴ【(自主規制)】に変換。
蒼紫:“人食い鬼”に[執着]の絆を取得。



GM:では次に向かう部屋を教えてくださいな。
焔:さて、次はどこに行こうか。
アゼリア:使用人部屋はどうですかね。
焔:その心は?
アゼリア:スグリと合流しつつ情報収集を図れるのではないかと。
蒼紫:スグリと合流するなら、使用人部屋は悪くなさそうですね。私室も気になるけど、後回しかなぁ。
アゼリア:まあ、一通りは回るでしょうし。
焔:…そういえば。スグリ以外にも、ここの使用人っているの?
GM:…蒼紫さんの記憶では、他にも数人。しかし、あなたたちはまだスグリにしか出会っていませんね。
アゼリア:……まさかね(笑)。
焔:それじゃ、行ってみますか。ちょいと話を聞いてみたくなった。
蒼紫:そいつらが黒幕だったら嫌ですねぇ(笑)。

GM:では、次のシーンは使用人部屋で宜しいですか?
アゼリア:うぃっさー!
焔:OK。
GM:はい。それでは……。



 Middle 04 【 館の惨劇 】

シーンプレイヤー:焔
▼使用人部屋

GM:では、使用人たちの部屋です。スグリ含め、数名が使っているという広々とした部屋です。「スグリたちは『つかいま使い魔』なので、そんなにものはいらないです。なのでさっぷーけいなのです」と、彼女も言うとおりの閑散とした部屋です……が。
一同:が?
GM:見たところ。あまりにも殺風景すぎないかというか…とても数人が暮らしているには、生活感が無さ過ぎるように見えます。この辺で人間性消費をどうぞ。

 現在の人間性:アゼリア(32→28)、焔(39→33)、蒼紫(31→30)

蒼紫:ふぅ。1で済んだか。
焔:俺はどかんと減った(笑)。
アゼリア:何か並んできましたな、人間性。
焔:実は俺、《魔獣化》するだけでコスト6消費するんだよね(笑)。
アゼリア:私も5ですな。
蒼紫:みんな高いですね。
GM:段々エンジンがかかってきましたかね?(笑) さて、皆さんはスグリに話を聞くという話が出てましたが…なら、そちらのロールから先にやりましょうか。
焔:「ずいぶんとさっぱりした部屋だねー」で、他の使用人はいるの?
GM/スグリ:「あ、おきゃくさま。おつかれさまですー」と、ちょっと休憩していた風のスグリ。しかし、他に使用人の姿はありません。
アゼリア:「スグリ。無事でしたか。良かった」
蒼紫:「スグリ。他のみんなはどこに居るんだい?」
GM/スグリ:「はい、無事でした。……ほかのみんなですか? ごしゅじんさまと一緒におでかけしてたり、おひまをもらってたりなのです。いまはお屋敷にスグリひとりなのです」
蒼紫:「(ふ、む……時計守、ここまで見越して俺を呼んだのか?)」
アゼリア:「(焔に何か考えがありそうでしたが…)」
GM/スグリ:「おかげでスグリはたいへんだったのです。鬼のひとをさがすにも、スグリはごしゅじんさまじゃないので…あるきまわってさがすしかなかったのです」

焔:う〜ん。この時点では「まだ出遭っていない」。近い未来に出遭ってドミニオンを乗っ取った鬼が、未来の時間軸から手引き…なんてのは考え過ぎかな。
蒼紫:ところで、スグリは戦闘能力どのくらいあるの?
アゼリア:エキストラでしたっけ。
焔:でしたね。
蒼紫:鬼を見つけても、返り討ちに合うんじゃ……?(笑)
GM:前にも言った気がしますが、エキストラです。もし鬼と遭遇すればまぁ、即死。

焔:「(どっちかってーと、他の使用人に話を聞きたかったんだが…)で、スグリちゃんはまだ俺たち以外の奴には会ってない?」
蒼紫:「スグリ。鬼退治は俺達に任せて、無理はするな」
GM/スグリ:「でも、ほうってはおけなかったのです!」と、蒼紫さんの言葉に拳握って力説し…「……ん? はいです。みなさんが、今日はじめてのおきゃくさまです」こくっと焔さんの言葉に答えます。
アゼリア:「スグリ。連れていきましょうか? 鬼と出会っては危険です」
蒼紫:「ああ。今のお前では危険だろう。俺達と同行してはもらえないか?」
GM/スグリ:「ん…危険だとはわかってるですよ。でも、なんとかしなくちゃって…分かったです、一緒にいくです」繰り返し諭されると、少し落ち着いてきます。多分これで、自分一人で鬼を追うような真似は控えるでしょう。
焔:「んー、ちょっといいかな? この屋敷、時間軸が少しややこしいことになってるみたいだけど、日付とか混乱したりしないの?」
GM/スグリ:「ほんとは混乱するです。でもスグリたちはマスターキーがあるので、そういう悪影響からはのがれているのです」竜宮城よろしく、外に出たら百年後…ってことはない、ってことですが。
アゼリア:「(マスターキー…)」
焔:「例えば、俺たちは『今日初めてのお客さん』だけど。昨日『明後日からのお客さん』が来てたりとかさ」
GM/スグリ:「そういうこともときどきあるです。でも、最近はそういうことなかったですよ?」

アゼリア:私の鍵もマスターキーと仮定すると、私達もとりあえずは大丈夫ということかな。
GM:マスターキーを持ってない人にとって、この屋敷は竜宮城。でも鍵さえあれば立地条件が特殊なだけの屋敷、って感じです。聞きたいことに合ってるかは分かりませんが。
アゼリア:ふむふむ。
焔:こっちもさほど確信があったわけじゃないですしなー。

アゼリア:ふむ。とりあえず情報を調べてみようかな。使用人部屋で。
焔:「そっか。分かった、サンキュ」ではここを調べますかー。
蒼紫:ここでは、何が調べられるのでしょう?
GM:実はここ、情報項目は無いのですよ。しかしその代わりに、少々特殊なイベントが。……では皆様、唐突ですがここで堕落判定(*)をお願いします。難易度は12。
蒼紫:12ぃ?!
GM:12です。平時より少し高め。絆の数が判定値で、《特異知覚》とかも使えますよ。

堕落判定
 PCが「エゴを揺さぶられるような状況」に直面すると発生する特殊な判定で、[PCが持つ絆の数]が判定値となります。
 これに失敗するとバッドステータス[暴走]を受け、即座に《魔獣化》…つまり魔物としての本性をさらけ出してしまいます。
 更に「成功失敗に関係なく人間性を2d6失う」効果もあり…状況次第ではかなりえげつないことに。


焔:(ころころ)あ、足りない(笑)。
アゼリア:5か。つまり半分の確率と。面白い…って、焔くーん!(笑)
蒼紫:と、《特異知覚》〜(ころころ)13、クリア!
アゼリア:とぅあ!(ころころ)フッ…8!(爆笑)
GM:失敗してしまった人は通常通り暴走状態に…ここで戦闘は起きませんが、《魔獣化》を使ったものとして、人間性を消費してください(にこり)。

 現在の人間性:アゼリア(28→19)、焔(33→28)、蒼紫(29→19)

アゼリア:ちぃ。今宵は出目が荒れておる(笑)。
焔:あー、《魔獣化》で人間性22になった(笑)。
アゼリア:こちらは14っ。いかん。ちょっと次のシーン休むか。
GM:…と。ここで20切りの人が続出ですね(笑)。蒼紫さんとアゼリアさんは、エゴ化をお願いします。
蒼紫:人食い鬼の絆を、エゴ【人食い鬼の討伐】に。
アゼリア:ここは人食い鬼かな。 同じくエゴ【人食い鬼の討伐】で。
GM:了解。イベント自体は一人でも成功してればOKです…。
アゼリア:せーふっ。
GM:では、不意に寒気がしたかと思うと。殺風景な使用人部屋に重なって、違う光景が皆さんの目の前に浮かび上がります……。


 血。
 紅い、血。
 床には血溜り、壁には血糊。
 血溜りの中に倒れている、使用人たち。
 使用人たちは、欠けている。どこかが欠けている。
 欠けているのは、奴が奪っていったから。
 奴は鬼だ、奪い喰らう者だ。
 喰らう、鬼。
 鬼。



GM:使用人たちが殺される惨劇と、その中心に立つ鬼……それらのビジョンは一瞬で消え去り、あなたたちは現実に戻ってきます。
アゼリア:ホラーっ。「い、まのは…!」未来か? それとも過去か。…鬼キャラがいたら濡れ衣とか着せられたのに(笑)。
GM:焔さんが居ますからね。確実に“人食い鬼”だと判別できますよ。
焔:「これは…ッ!?」魔獣化で身体が炎に包まれ、周囲には力を縛る金鎖が纏い付く。
蒼紫:「ぐっ……今のは、一体……っ」
GM/スグリ:「?! …みなさん、どうしたです?!」ちなみにスグリは今のビジョンが見えなかったようで、驚いています。
アゼリア:スグリ君は、気づいていないようか。
焔:「奴は…もう、ここの連中を“喰らってる”…?」
蒼紫:ちなみに、倒れてた使用人の中に、スグリは居た?
GM:スグリは……居ませんでした。
アゼリア:SOSか。つまりは。
蒼紫:「(今のは、過去――いや、未来、か?……どちらだ?)」
アゼリア:「(恐らくは…過去でしょう。蒼紫。)」
GM:…で、混乱中のところですが、ここで一つイベントシーンが挟まります。なのでこのシーンはここで切りになるのですが…大丈夫でしょうか?
一同:OK〜っ。
焔:スグリは偶然いなかったのか、それとも…。しかし考えてみたらさ、もし鬼が既にドミネーターを乗っ取ってたとしたら、書庫の記録も改竄し放題?
GM:仮定の話と念を押させていただきますが、可能でしょう。仮にもこのドミニオンの支配者な訳ですから。
焔:ですよねー(笑)。
GM:では…ここでシーンが切れるのですが…アゼリアさん。
アゼリア:む。
GM:……あなたは思い出します。過去の、記憶を。

◆舞台裏

GM:ではここで舞台裏。罪取得したい方はいますか?
焔:今回はないです。
アゼリア:ここはなしっ。PC絆はエゴにしにくい。心情的に(笑)。
蒼紫:今回はパスっ。
アゼリア:スグリ君を疑ったのは信仰心が足らなかったか。
GM:信仰心…スグリは使い魔なので、じゃっかんデーモン的ですが…(ぇ
アゼリア:何の。種別による差別は、なしっ。アっちゃんはオケラにだっていける。
GM:了解。では次のシーンへ。

▼絆/エゴの変化
アゼリア:“人喰い鬼”への絆[脅威]をエゴ【人食い鬼の討伐】に変換。
蒼紫:“人喰い鬼”への絆[執着]をエゴ【人食い鬼の討伐】に変換。




 Middle 05 【 館の記憶 】

シーンプレイヤー:アゼリア

GM:さて、このシーンはアゼリアさんの記憶の回想シーンです。状況に戸惑うかもしれませんが、どうか合わせて頂けるとありがたく。
アゼリア:うぃっさ。とうっ(いっころ)人間性11。
焔:登場可能なのはアゼリアだけかな?
アゼリア:む。どうなのでしょう。
GM:登場はアゼリアさんのみ。しかし前シーンの光景のように、ここで見えたことは皆さんも知覚できます。観客状態ですね。
アゼリア:GMからのパスをとことん打ち返せばよいわけか。よし。ホームランを打ってやるぞ!
蒼紫:…ああ、そっか。謎の一端が解けた気がする。
アゼリア:蒼紫殿。何か分かりましたか! まだ始まっていないのに!(笑)
蒼紫:このシーンが終わったら、確認します。

▼アゼリアの回想

GM:では……時刻は深夜。あなたと魔物“人食い鬼”との長い長い鬼ごっこに、いよいよ終止符が打たれようとしている場面からスタートです。あなたの前に立つのは3メートルはあろうかという巨体、額から突き出た二本の角、言葉通りの「鬼の形相」……この街の人間を幾人も殺めてきた“人食い鬼”です。
アゼリア:む?「追い詰めたぞ! 人に仇をなす鬼よ!」
GM/人食い鬼:「アゼリアァ……ヨクモ…ヨクモ…」憎々しげにあなたを見つめる鬼。その心臓は、あなたの一撃によって既に穿たれています。
アゼリア:時間が仕掛けになっているのか。「決着はついた。心の臓を穿たれては生きてはいられまい。大人しく裁きを受けるが良い。そして懺悔を」
GM/人食い鬼:「クソ……心臓サエ取ラレナケレバ、貴様ナゾ…」じりじりと裏路地の奥へ後退する鬼ですが、その力は明らかに衰えています。
アゼリア:「見苦しいぞ!」
GM/人食い鬼:「クソォッ!」そうして、やがては袋小路まで追い詰められる形に。
アゼリア:「誇り高き鬼であるなら、潔く最期を」剣を構えて、振り上げよう。
GM:あなたがトドメの一撃を放とうとした、まさにその時……不意に、あなたたちのいた裏路地を、真っ白な霧が包みます。
アゼリア:「貴様が殺めた罪無き人の無念。このアゼリアが……、何…!」焔さんのOPのデジャヴか。
GM/人食い鬼:「……!」あなたが霧に気を取られた一瞬の隙をつき、鬼は霧のより濃い方へと飛び込んでしまいます。
アゼリア:「不覚…!」ちぃ、逃がすか。
GM:鬼の姿は霧の中へ消え…気配が途絶えます。この先は恐らく、別のドミニオンと繋がっているのではという推測が立ちますが。
アゼリア:「(ここで、逃がすわけにはいかない。御爺様。アゼリアを御守り下さい)」追うぞ。

蒼紫:奇しくも、焔のオープニングと同じ状況ですね。
焔:奇しくもというか…完全に合わせてるでしょ。予定調和みたいな(笑)。
蒼紫:しかし、これで確証が取れた気がする。
焔:同じ出来事をなぞってるのか、しかし鍵をアゼリアが持ってるということは…?
蒼紫:アゼリアの方が先に、同じ経験をして、結果まで出てるのじゃないかな?
アゼリア:自分ごとながら予想で言うと、私負けたんじゃないかな。
焔:どっちが時間軸的に先なんだろうかねぇ。
蒼紫:あー。つまり。一回バッドエンド迎えて、そこから過去に飛ばされてるんじゃないかと。
アゼリア:私のOPの直前か。鬼が操作したのか。逃げ込んで。そうなると、焔さんが見たのは何だろう。
蒼紫:過去の鬼じゃない? つまり、アゼリアと出会わなかった過去の。
アゼリア:ふむむ。

GM:あなたが鬼を追うべく、霧の中に足を踏み入れたら…そこで回想は途切れます。他二人も登場を。
蒼紫:(いっころ)19から17に。
焔:(いっころ)22から18になった。
GM:焔さんはエゴ化の申告をお願いします。
焔:えーと、人間社会への絆[享楽]をエゴ化します。内容は…【力を振るいたい】で。
GM:了解しました。
アゼリア:(焔の絆内容を読んでいる)…『女と酒と旨い食い物、これだけありゃ満足だね。…男、ナニソレオイシイ?』これは真人間(?)となるよう矯正しなければ(笑)。
GM:今の回想は、お二人にも見えていたので…やはりスグリには見えていなかった様子で、きょとんとしていますが。
蒼紫:「(……鬼……人食い鬼。これは、何度目の凶行なんだ?……)」
焔:「今のは…俺様の時とまるで同じだな。どっちが“先”だ?」考え込んで。
蒼紫:「アゼリア。君はここに来るのは、一体何度目だい?」
アゼリア:「初めて、であったはずですが…」
GM:ちなみに、アゼリアが思い出したのは、鬼を追ってドミニオンに踏み込んだところまでです。そこから先は、未だ霧の中。
アゼリア:「(私は、いつからここに)」
GM/スグリ:「…みなさん、どうしたです? かおいろが…」おろおろと。
蒼紫:「済まない、心配させちゃったね。だいじょぶだから」安心させるように、スグリの頭をぽん、ぽんと叩く。
GM/スグリ:「ん…それなら、いいのです。…おちゃ、いれましょーか、アゼリアさん?」特にアゼリアさんには気遣わしげですね。
アゼリア:「ああ。はい。頂きます」
蒼紫:「しかし……これで時計守がここを留守にした理由が判ったような気がするよ」
焔:「時計守は…まだ無事だと思うか?」
蒼紫:「無事……だと思いたい。俺に手紙を出したのが“いつの時計守なのか”にもよるけどな」
GM/スグリ:「…ごしゅじんさまのこと、気になるです?」まだ無事か、という言葉に反応を見せますね。
アゼリア:「…スグリ。私と前に会ったことがありますか?」
GM/スグリ:「……? しょたいめん、だとおもうですよ?」と、部屋に置いてあった茶器を操りながら。
アゼリア:「…そうですか」残っているのは私室と客室か。
焔:ですね。次は私室かな?
蒼紫:だね。最悪、客室は行かなくても済みそう。「前回は一人、今回は三人……勝機は充分だが」
アゼリア:「蒼紫。私は…、負けたのですか?」
蒼紫:「おそらくは。時計守は、全てを知って俺達をここに呼び込んだのだろうな」
GM/スグリ:「……アゼリアさん。やっぱり、かおいろわるいですよ…?」出来上がった紅茶のカップを差し出しながら、不安そうにしてます。
アゼリア:「…いえ。大丈夫です。これくらいでは」
焔:「さてなあ。推測が合ってたとして、八方美人に丸く収める方法があるといいが」むんっと伸びをする。
蒼紫:「何、鬼さえ退治すれば、元に戻るさ」
焔:「だといいけどな。どっちにしても俺様の前に立ち塞がるなら…焼き尽くすまでだ」にいっと鮫の笑みを浮かべる五歳児。
アゼリア:「…そうですね。鬼さえ、やつさえ…」
GM:……では、ここでシーンを閉じましょう。

◆舞台裏

GM:お馴染みの舞台裏処理。罪の獲得したい人は申告を。
蒼紫:エゴ【人食い鬼の討伐】で、罪を戴きたくッ。
アゼリア:同じくエゴ【人食い鬼の討伐】から罪かな。
焔:エゴ【力を振るいたい】で罪を得たいです。ロールプレイは今したつもり(笑)。
GM:「焼き尽くす〜」のくだりかな?(笑) ともあれ皆さんOKです。罪をどうぞ。
焔:了解。これで3点。
蒼紫:同じく3点。
アゼリア:2点げっつっ。スグリ君の絆[疑惑]を変えなければ。一度エゴにして戻す荒業で突っ走ろう。
GM:では、次のシーンで向かう先は何処にします?
焔:私室かな?
蒼紫:私室で。
アゼリア:かな。
GM:了解。では私室のシーンを…。

▼絆/エゴの変化
焔:人間社会への絆[享楽]をエゴ【力を振るいたい】に変換。



アゼリア:あ。次のシーン、情報収集お二人に任せても大丈夫ですか? ここでちょっと休憩しておこうかな。 
蒼紫:人間性と【FP】がキツいから、俺も余裕はない(笑)。
アゼリア:む。そうなると蒼紫さん休んでおきますか。私と焔君で出ます?
焔:…実は、時の螺旋に堕ちたあぜりんか蒼紫の成れの果てが人喰い鬼だったり…(一同爆笑)。
蒼紫:吹いた(笑)。
GM:……それも面白かったかなぁ(ぁ
アゼリア:それは面白い(笑)。もう一人の自分、か。ネタ帳メモメモφ(。。)



 Middle 06 【 館の歴史 】

シーンプレイヤー:焔
▼私室

GM:では、時計守の私室です。お屋敷の部屋の中でもかなり小さい割に、大きな本棚にぎっしり詰まった本を始め、私物でごった返しているせいで余計に狭く感じます。登場する方は人間性の消費をお願いします。

アゼリア:…焔君に任せちゃっても大丈夫なのかな(笑)。判定の出目が低かったら出よう。
焔:様子見しても良いよ(笑)。
蒼紫:すみません(ほろり)。
アゼリア:うぅ、すみません(笑)。失敗したら駆けつけるぜ! …って、【肉体】2なのか私…(笑)。
蒼紫:焔君が失敗したら、俺も出ます。
アゼリア:蒼紫さんが失敗したら、私がクリティカルを出します。

焔:とりあえず人間性は(いっころ)18から14になった。
アゼリア:私はちょっと前の部屋で休んでよう。
GM:ここでは情報項目「時計守」について判定ができますが…まずはこの私物の山を整理しないと、調べものをするのは難しそうです。難易度12の【肉体】判定をどうぞ。全員失敗の場合、このシーンでの情報収集判定の達成値にマイナス2されます。
焔:…【肉体】?
GM:【肉体】(にこり)。
焔:【肉体】は5…期待値なら行ける、大丈夫!(ころころ)…えーと、11(頬ぽりぽり)。
GM:惜しかったですね(笑)。
アゼリア:1差か!(笑) 蒼紫さーーーーん!(笑)
蒼紫:登場します(笑)。人間性は(いっころ)6減って11。判定しても?
GM:OKですよ。
蒼紫:(ころころ)達成値13、成功♪
焔:お見事(笑)。
アゼリア:これは怖い(笑)。
GM:ん、成功しましたか。では、時計守自身の手による最近の日誌など、目ぼしいものをいくつか発掘できました。
焔:「くっ…手が届かねえ…」ぷるぷる(笑)。
アゼリア:やはり体の大きさが(笑)。
蒼紫:「おい、無理すんな。タッパだけはどうにもならねぇだろ」
焔:「ちくしょー、わあってるよ! 見下ろすんじゃねえ小僧!」がーっ!(笑)
アゼリア:やっぱり仲いいな(笑)。
蒼紫:「時計守……頼むぜ。手がかりを残しておいてくれよ」
GM:情報「時計守」についての難易度は10、13、そして30。
一同:30ぅ?!
GM:…でしたが…まさかここまでこのシーンが後になるとはなぁ。イベント消化によって、難易度が30→15に低下しております。
蒼紫:よっしゃ。
焔:おお、それなら何とか。
GM:というわけで判定どうぞ。焔さんも、ペナルティとかは無く判定できますので。
焔:ファミリア使いまーす。人間性12。
GM:はい、どうぞ。
焔:(ころころ)よし、達成値17で成功!
GM:問題無かったですね。では情報開示。

>時計守
難易度10:
時と空間を操る古い神格。しかし時代の変化と共に信仰を失ったため、自らも神を名乗ることを止め、現在は数名の使い魔と共に、自身のドミニオンで隠遁生活を送る。
 結果としてその力は年々衰え続けているが、本人にそれを気にした様子は無い。
難易度13:今の時計守には、辛うじて自身のドミニオンを維持する程度の力しか残っていない。
 戦いになれば自身の身を守ることもできないだろう(データ上はエキストラとする)。


GM:まずは10、13の情報。時計守よりもドミニオンの方が遥かに厄介なんです、実際(笑)。
蒼紫:んむんむ。
アゼリア:エキストラ二人目っ。
焔:エキストラのドミネーターとか新しいな(笑)。
蒼紫:俺も以前出したんで、そうじゃないかなーとは思ってた(笑)。
GM:力が無い訳じゃないのですが、色々いっぱいいっぱいで、ドミニオンアーツを持つエキストラ状態。で、次が最終情報。

難易度15(30):現在、時計守は何者かの手によって屋敷の地下室に幽閉されている。
 →時計守の手記から、地下室に通じる隠し扉の位置情報を得る。


GM:とのことです。
アゼリア:当人に会えますな。SOSだったのか。時計守からの。
蒼紫:幽閉か……食われて無かっただけ御の字ですな。

焔:「…OK、解読完了。わざわざ暗号化されてたのは“幽閉した誰か”に気付かれないように、だろうな」
蒼紫:「ああ。そして『鬼に食われなかった理由』も、当人に会えば判るはずだ」
GM:これによって、移動先に「地下室」が追加。まだ行ってない場所があれば、そちらを優先してもOKです。
焔:「さて、それじゃアゼリアと合流して地下へ急ぐか。それとも客室を見ていくか?」
蒼紫:「さて……俺は急いで地下に行きたいが。こればっかりはアゼリアの意見も聞かないとな」
アゼリア:む。私はどちらでも大丈夫ですよ。人間性が危なければ私が次出るので。
GM:あ、それともう一つ情報。日誌には、時計守が蒼紫さんに手紙で告げていた『面白いもの』らしいものの記述もありますよ。
蒼紫:お? なんでしょう?
アゼリア:羽根関連か?
GM:ごったがえした部屋からも分かるように、時計守は結構な収集家でして。これもそのように偶然手にしたのでしょうね…ということで情報開示。

アゼリア/時計守:「エルシャ●イの動画を見つけた。マジ面白い。そうだ。蒼紫のやつにも教えてやろう」
蒼紫:羽根、関係ねー!(笑)

>“奈落封じの鍵”
 守護者の“羽根”を何者かが加工することで作られたアイテム。“羽根”が持つ力を、「封印」という1つの事象のみに特化されており、ドミネーターを含むあらゆる存在の力を封じることが可能。
 所持者が“羽根”の力に飲み込まれてしまう危険性が大幅に抑えられている代わり、「封印」以外の用途には全く力を発揮できなくなってしまっている。


GM:……と、このようなアイテムの記述を発見しました。要は「封印」専用に力を制限した“守護者の羽根”ですね。
アゼリア:鍵を閉めて封印をすることが出来ると。

焔:「……有り難いような嬉しくないような」封印、という単語を見てゲンナリした表情になる(笑)。
アゼリア:焔君にしてみれば、か(笑)。
焔:それ、焔の封印解除には使えませんよね?(笑)
GM:鍵で封印したものを封印解除することはできるでしょうけどね(笑)。
焔:「くっ…これじゃ俺様の役には立たねえ」がっくり。
蒼紫:「確かに『面白い』が……ほのかの役には立てない、か」しょぼーん。
アゼリア:二人が落ち込んでいるでござる。小粋なジョークで励まさなければ。
GM:試しに元の“羽根”に戻そうともしてみたそうですが、上手くいかなかったようです。こりゃもう『守護者』本人くらいしか戻すのは無理だろうと。
焔:「…ま、いいか。用事が済んだら、心置きなく未羽ちゃんに渡せるってもんだ」前向きに顔を上げる。
蒼紫:むう。守護者に会ってみないとかなぁ(笑)。
GM:で、今のこの“奈落封じの鍵”の所在ですが。…時計守はこの鍵の外見を少し変えて、使用人の一人に保管させていたことが分かります。「木を隠すなら森の中。鍵を隠すなら鍵の中」という記述が。
焔:それはつまり…どっちかが?
蒼紫:アゼリアが持ってるのがそうじゃないかな?
焔:かな?

アゼリア:確かに手放したらまずいアイテムか。「それをすてるだなんてとんでもない!」というあれか(一同爆笑)。
GM:「だいじなもの」扱いといえばそうかも(笑)。
蒼紫:小粋なジョークだ、励まされた!(笑)
アゼリア:・_)b

GM:ここで出る情報は以上です。何かあればどうぞ。
蒼紫:「時計守……必ず助け出してやるからな」
焔:「…ひとまず、急ぐか。どっちにしても“鍵”を確保しておく必要はありそうだ」で、合流するべく次の部屋へ。以上。
GM:はい。ではシーンを閉じましょう。

アゼリア:客室が気になりますな。調べてから地下室へ行くか。それとも地下室へ急行するか。出揃った感もありますが。CG100%とするためにはやはり客室も押さえたいのが個人的な。
焔:それじゃ、アゼリアが先に客室を調べてたことにしては?
蒼紫:アゼリアに客室に行ってもらって、その間、私は【FP】回復を(ぉ
アゼリア:それだ!

◆舞台裏

GM:では恒例。罪を獲得したい人はいますかね?
焔:エゴ【封印を破りたい】は既に罪を得てるし、パスで。
蒼紫:エゴが残ってないっす(笑)。
GM:ん、お二人はそうでしたね(笑)。アゼリアさんは、購入判定か【FP】の回復ができますが?
アゼリア:【FP】は減っていないので購入判定をしますか。お二人で欲しいもの何かあります?
焔:再生薬かなあ。
蒼紫:再生薬か治癒薬ですね。
アゼリア:OK。では、再生薬いってみますか。目標値12で6スタート! あぜりあぁあああ!(ころころ)…………1ゾロ(一同爆笑)。
GM:あらま(笑)。
アゼリア:く、以上で(笑)。体調不良のようだ。後で何か奢りますよ(笑)。
焔:きっと消費期限が切れてたんだ(笑)。
アゼリア:一応、初期装備に『ポーションさいせいやく』が2つ、『毒消しちゆやく』が1つあるので入用の方は言ってもらえれば。
GM:名称がRPG的ですよね、アゼリアさんの再生薬と治癒薬(笑)。
アゼリア:・_)b ファンタジー世界からの挑戦者。
蒼紫:ポーション(笑)。
アゼリア:海の向こうではこういう名前なんですよきっと!

▼絆/エゴの変化
 無し。



GM:さて、では次のシーンは客室、地下室、どちらにします?
アゼリア:私が客室へ向かいましょう。
蒼紫:お願いします。
焔:ではそれで。
アゼリア:・_)b 次こそかっこいいところを見せるぞ。
焔:(ナレーション風に)それが、アゼリアさんを見た最後でした…(違
GM:了解です。…最後にならないといいね?(にこ)



 Middle 07 【 館の鉄扉 】

シーンプレイヤー:アゼリア
▼客室

GM:では、客室。客人が落ち着けるよう、調度品だけでなく魔術的な保護も成されているようです。ですが、この部屋にははっきりと荒らされた痕跡があります。壁についた爪痕、引き裂かれたシーツ…状況からして“人食い鬼”の仕業で間違いないでしょう。
アゼリア:む。鬼め。荒らしたか。(いっころ)人間性は8に。
GM:更に詳しいことを調べたければ【感情】で難易度12の判定をどうぞ。アゼリアさんは、この判定に+3のボーナスが付きます。
アゼリア:よし。とはぁ!(ころころ)達成値16。「鬼。何かを探していたのか…」丁寧に調べよう。
蒼紫:おお。アゼリアさん良いとこ見せた!
焔:もしかして、ここでアゼリアと鬼が戦ったとか。
アゼリア:(ナレーション)「それが、アゼリアの最期のかっこいいところでした」
GM:お、いけましたね。ではこの部屋の中央に、魔術で偽装された「扉」に気付きます。空中にふわりと浮いた、ドアだけの扉です。
焔:お?
アゼリア:「魔力を感じる」地下室への入り口とか?
蒼紫:そんな、今更な(笑)。
焔:地下室は普通に行けるはずだしね。
GM:地下室の入り口とは別口ですよ。この扉、鬼が開けようとした形跡はあるのですが…開いた様子はありません。スグリに渡されたマスターキーでも開きませんね。
アゼリア:「これでは、駄目か」

蒼紫:アゼリアの鍵なら開くんじゃない?
焔:かも。ただ…中身は何だろう。
蒼紫:中から大量の鬼が(ぇ
アゼリア/鬼:「中から出られなかったんだよ。ありがとう。助かったよ」
焔:全部心臓がないんですねわかります。
蒼紫:そうそう(笑)。

GM:ですが…あなたがこの屋敷に来たとき。持っていた“鍵”が、この扉に共鳴しています。
アゼリア:元からあったキーを試してみよう。っと、む。「これ、か?」鍵を扉に近づけてみよう。
GM:扉にあった鍵穴に試してみれば、鍵はぴったりと合います。しかし…それでも開きません。
アゼリア:「む。(何かが足りないのか)」
GM:鍵が合ってるのは間違いなさそうなのですが。何かが「足りない」という感覚がします。
アゼリア:「鬼の探しているもの。時計守が隠しているもの…」
焔:んー、鬼を倒したら通れるようになるのかも?
アゼリア:今の段階ではまだ無理なようですね。
GM:このシーンの情報は以上です。そちらに何もなければシーンを閉じましょう。
アゼリア:「(一度合流するべきか。この状況で襲われては不味い)」警戒しつつ、後にしよう。(出目もよろしくなってきたということは)頭痛も治まってきた。「さて。二人は」
GM:そうですね。ぼんやりと記憶も戻ってきます…使用人部屋で見た光景を、はっきりと「自分の記憶」だと認識できたり。
アゼリア:おお。戻ってきたか。
GM:…では、ここでシーンを閉じましょうか。

◆舞台裏

GM:ではアゼリアさんは、罪を得るならエゴの申告を。
アゼリア:く。それを忘れてた。今回はなしで。
GM:了解。もうそろそろミドルも終盤なのでご注意を。他の二人は購入などどうぞ。
焔:購入判定しよう。再生薬に挑戦。(ころころ)無駄に高い目で成功(笑)。
GM:あ、クリティカルしてますね(笑)。
蒼紫:【FP】回復〜♪(ころころ)2ゾロ(笑)。
焔:…再生薬、使うか?(笑)
蒼紫:いや。ジャスト全快してます(笑)。
GM:舞台裏の処理は以上かな? さて、次は3人合流して地下室へ…という流れですかね。スグリは連れて行きますか?
アゼリア:行きますか。
蒼紫:連れて行きましょうか
焔:連れて行った方がいい、かなあ。…うーん。ちょっと考えたい。
GM:了解。相談するならどうぞ。

焔:記録が偽物ということは、このスグリが本物という情報も信頼性は低いんだよな。
蒼紫:んむ。ただ、ここで別行動して、スグリが食われるのは怖いのよね。
焔:それもあるよね。全員で登場せずに、誰か二人で時計守に会うのはどうだろう。残った一人はスグリと一緒にいるということで。
アゼリア:ふむ。
蒼紫:俺は時計守に会わないとならない。SAだから(笑)。
アゼリア:なら、私残りましょうか?
蒼紫:人間性は、焔とアゼリアのどっちが低いの?
アゼリア:私は8ですね。
焔:アゼリアの方が低いかな。俺は12。
蒼紫:それなら、アゼリアに休憩してもらいましょうか。
アゼリア:応! 頭痛が再発した、いたたた。
焔:まあ、様子見で必要そうなら出てもらうということで。
アゼリア:うぃうぃ。臨機応変に。
GM:後から登場するのも勿論許可しますよ。では方針は決まりました?
アゼリア:私が残る、かな。
蒼紫:ですね。アゼリアとスグリを残す形で。
GM:了解しました。では次のシーンは焔さんと蒼紫さんで登場ですね。
焔:合流しようと使用人室へ行ったけど誰もいないので、先に地下室へ向かったということに。
GM:はい。それではシーンを動かしましょう。

▼絆/エゴの変化
 なし。




 Middle 08 【 館の牢獄 】

シーンプレイヤー:蒼紫
▼地下室

GM:さて、地下室です。今までの屋敷内とは違う、強い魔力で淀んだ空気を肌で感じることができます。登場される方は、人間性の消費を。
焔:(いっころ)12から9に。
蒼紫:(いっころ)11から6。
アゼリア:人間性並んだか。
GM:では、地下に繋がる長い隠し階段を降り、ドミニオンの最下層に辿り着き…そこにあったのは格子を破壊された牢がひとつ。
焔:「これが時計守の気配か…? 随分と氣が澱んでるな」
GM:牢の中に居るのは二人。それぞれ見覚えがありますよ。
アゼリア:二人?
焔:時計守と…スグリか?
蒼紫:いや。鬼じゃないかな?「む……いかん! 時計守、今助ける!」
GM:一人と一匹、の方が良かったですか? ドミニオンの主、時計守と…彼に今まさに襲い掛からんとしている鬼。“人食い鬼”の姿が!
焔:うお、鬼の方か。
アゼリア:ではここで登場ですな!(いっころ)人間性6。
GM:「グォォ…焔…?!」「蒼紫…?」二人ともあなたたちに気付き、驚きを顔にします。
焔:鬼の方に向かってバーンフレイム。当たる?
GM:鬼はバーンフレイムをさっと回避します。が、時計守の傍から引き離すことはできましたね。
アゼリア:「魔力を感じたと思えば…!」 アゼリア が ばしゃからとびだした !!
焔:罠じゃないと良いけどなあ(笑)。
アゼリア:罠だったら笑顔で走破するアグレッシブな選択で!(笑)
GM:ああ、登場したアゼリアさん。スグリは連れてきましたか?
アゼリア:「蒼紫。そちらの方が?」こちらも割って、連れてこよう。置いてはさすがに。
蒼紫:「ああ。彼が『時計守』。ここの主だ……けど、話は後だ。今は彼を助けないと!」
焔:「ギリギリセーフってとこみたいだが…これは偶然、じゃないよな?」呟くように。
GM:了解了解。ともあれ、人食い鬼は憎々しげにあなた達をみています。3対1じゃ分が悪いのは理解しているらしく。
アゼリア:「焔君。私の後ろへ。奴は…危険だ」
焔:「ああ、分かった」スグリの隣へ行こう。全員を視界に入れられる位置へ。
アゼリア:「お前は、前にも会っていたな…」じりじりと距離を。タクティクスオウガだと、装備品はがされてる時計守が遠くにいて、中央に鬼がいて、手前にわれらがいるというステージか。
GM/人食い鬼:「オノレ…アト一歩ノ所デ、コイツヲ食エタノニ…」

アゼリア/人食い鬼:「待て。取引をしよう。世界の半分を貴様にやるから手を組まないか」
GM:頷けば、屋敷を半分くれるでしょうねっ(ぁ

蒼紫:「『何周目』かは知らんがな……お前に『後一歩』が訪れる事は最早ない」
焔:スグリには、何か変化はありますか?
GM/人食い鬼:「ク…モハヤ、残ル手ハ一ツカ…」悔しそうな表情の後、人食い鬼は《資産:帰還門》を使用し、退場を試みます。
蒼紫:「《資産》だと?! ……既にドミネーター化している、という事か」

アゼリア:っと、これは打ち消すか。
焔:災厄級ドミニオンアーツ(*)だから無理じゃなかったかな。
アゼリア:がーんっ。
GM:ですね。災厄級DAは《エゴを阻む者》が効かないのですよ…。
アゼリア:あ。本当だ。くっ、今回は見逃してやるぅ。

ドミニオンアーツ(以下、本文ではDAと省略)
 ドミネーターとその使徒(アポスル)、及び“羽根”所持者が使える、強大無比な力を表すアーツです。
 主に戦闘で用いられるDAは《世界律:●●》と表記され、ディフェンダーの《エゴを阻む者》で打ち消すことが可能です。
 それに対して《資産:●●》と表記されるDAを「災厄級ドミニオンアーツ」と呼び、これはアーツなどで妨害することは出来ません。
 効果内容も「データを伴わない願いを叶える」「NPCを洗脳・無力化する」など、シナリオギミック専用と言えます。


GM:空間を引き裂きながら、人食い鬼は退場し…後にはあなたたちと時計守が残されます。大した怪我は無さそうですね。そんな状況で、スグリはぼんやりと皆さんを眺めているだけです。すぐ近くに主人がいるにも関わらず。
アゼリア:「スグリ…?」
焔:「…おい、スグリちゃん。御主人様の前だぜ、どうした?」肩に手を置いて揺さぶろう。
GM/スグリ:「……へ? あ、そ、そうですね…」はっとした様子で、目に光が戻りますが…すぐにまた、ぼうっと。
蒼紫:「無事か、『時計守』? 詳しい話を聞かせてもらえるとありがたいんだが……」スグリの様子がおかしいのには気づかず。
GM/時計守:「ああ…来てくれたんだね蒼紫。助かったよ」苦しそうな表情ながら、笑顔を浮かべます。
蒼紫:「良かった……間に合ったみたいだな。で、何があった? 何でお前がこんなとこに閉じ込められてた?」
焔:「…?」スグリの目を覗き込んだり、顔の前で手を振ったり、唇をむーっと突き出したりしてみます。
GM/スグリ:「……ほえ? どしたです、焔さん?」それでもやっぱり反応は鈍いです。
焔:「…ツッコミもなし、か。おい時計守、このお嬢さんがどうなってるのか分かるか?」
GM/時計守:「ああ、まずはその話からだね」そういうと時計守は立ち上がり、スグリを見ます。
アゼリア:「(どうしたアゼリア。お前は人を信じられないと言うのか)」スグリに対する疑念を振り払って。
GM/時計守:「私はスグリに閉じ込められたのさ。……今のその子は、奴の操り人形だからね」そう彼が告げた瞬間…
アゼリア:ヒャッホウ! ちぃ、間に入れるかっ。
GM/スグリ:「……!」攻撃ではありませんよ。…シーン外部の何者かが、《資産:帰還門》を使用。スグリを退場させます。
アゼリア:「奴か…!」
焔:エキストラ使用人に幽閉される、エキストラドミネーター御主人様…斬新だ(笑)。
アゼリア:新しい。
GM/スグリ:「あ……」消える一瞬、彼女はアゼリアさんに手を伸ばします…その瞬間、あなたの頭痛が一瞬酷くなった気が。
アゼリア:「く…!」
GM:しかしそれもすぐに消え…彼女がいなくなった地下室で、改めて時計守は語り始めます。
焔:「操り人形…か。残る一つの手段とやらに、必要って事か?」止められないと悟り、静かに呟く。
GM/時計守:「それに関しても、順を追って話そう。…まず、そこのキミ。キミはどこまで思い出せているかな?」と、アゼリアさんに。
アゼリア:「く…、私は。一度、あの鬼に会っている。奴を追い詰めて、そしてその後に…。そこから、思い出せない」
GM/時計守:「そう。その後キミは、鬼を追って私の屋敷にやってきた。しかし…それは少し遅かったんだ」
アゼリア:間に合わなかったということか。「遅…かった?」
GM/時計守:「この屋敷と池袋を繋ぐ“道”は、若干不安定だ。キミは運の悪いことに時間の歪みに嵌り、鬼から大きく遅れてこの屋敷に辿り着いた。結果…鬼はこの屋敷の使用人をあらかた喰らって力を得て…そして私も、食われた」
アゼリア:「何……」そうか。その時は鍵が無かったから。

GM:鍵とは関係なく、偶然の不運なんです、残念ながら。現に焔さんは今回、普通に来れたでしょう?
アゼリア:不運っ(笑)。『幸運:E』というやつか。
焔:加護の強いセ●バーさんとは違うのですな(笑)。
アゼリア:セイ●ーさんは『幸運:A』でしたっけ(笑)。
焔:きっと【加護】20くらいあるんですよ、あの人は(笑)。
アゼリア:BBT基準だとそのくらいありそうですな(笑)。
GM:他にもアゼリアさんは概念存在ですから、こういう曖昧な世界とは相性が悪いのかもしれません…まぁ、そこまで詳しい設定はしてないっ(ぁ
アゼリア:曖昧に曖昧を重ねると更にぼやける的な。妄想するだけなら自由っ。

焔:「喰われた…って。それじゃ今ここにいるアンタや、あの鬼は何なんだ?」
GM/時計守:「ドミネーターを食い、この世界を味方につけた鬼の力は強かった。キミ一人では、やむなく封じるしか無いほどにね」そう言って彼は、あなたの持つ“鍵”を指差しますよ。
アゼリア:「鍵。いつの間にか持っていたこれ、が?」
GM/時計守:「そう。スグリに渡していたそれを、どういう経緯でキミが手にしたかは知らないが…ともあれ、鬼の封印自体は成った。…だが奴も往生際が悪くてね」
アゼリア:「(スグリが)」
GM/時計守:「私を食った“人食い鬼”…ややこしいな、“神食い鬼”と呼ぼう。奴は封印されながらもこのドミニオンの機能を発動させ、時を戻したんだ」
アゼリア:「(それに。焔の出会ったあの鬼は…。あれは過去のものか)」
蒼紫:「結果として奴とお前は共に蘇った、と言う事か……時計守」
焔:「発動の結果、封印の前で留まらず“力を得る前”まで時間が巻き戻ったのか?」
GM/時計守:「巻き戻した世界と元の世界とでは、因果関係にズレがある。そこの彼(=焔)が鬼を追い、こうして私がまだ生きている『今』は…言うならば『二周目の世界』というところかな。奴は今度こそ私を喰らい、そして封じられることも無い未来を手にしようとしているのさ」
焔:すると客間の扉は…三周目への扉かしら。
アゼリア:「(私もまた、巻き戻されたのか)」
蒼紫:「だが……二周目で奴はしくじった。俺と焔を招き入れてしまったのだからな」
GM/時計守:「一周目の“神食い鬼”が行ったのは、使用人の間引きと支配。そうして二周目の“人食い鬼”が私を食いやすくなるようお膳立てをしたわけだが…そう、キミたちが来てしまうのは想定外だったようだね」頷き。
焔:「それじゃ、消えた鬼は何処へ行った? 三周目を始めようとでもしてるのか?」
蒼紫:「……三周目など始めさせてたまるものか。時計守、お前が受けた借り、俺が……いや、俺達が返させてもらうぞ」
GM/時計守:「逆さ。あの“人食い鬼”は一周目の世界に行ったのだろう。…一周目の自分、“神食い鬼”を食う。それがヤツが考え出す、復活のための最終手段さ」
焔:「またややこしいことを…ウロボロスの真似事でもする気かっての」
蒼紫:「共食いか……醜いな」
アゼリア:「奴を止めるには」
GM/時計守:「“羽根”の力による《封印》は、時間を戻しても『無かったこと』にはならない…特にこの屋敷は、時の狂った世界。ヤツが封印された『扉』が、どこかにあるはずだ」
アゼリア:「扉…」はっと。
焔:「扉? そんなものどこに…」俺たちは見てないから(笑)。
蒼紫:「アゼリア。心当たりがあるのか?」
アゼリア:「客室にあった、あの扉が」ちゃんと説明しよう。
蒼紫:「なるほどな……『扉』と『鍵』は揃っているわけか」
GM/時計守:「扉を見つけているなら話は早い。…やつらを止める方法は二つある」
蒼紫:「二つ……?」
GM/時計守:「“人食い鬼”が封印されている“神食い鬼”を食う前に、“人食い鬼”を倒す。それでこの狂った因果は、これ以上繰り返されることはない。もう一つは…“人食い鬼”が“神食い鬼”を食い終えた後で、改めてその“鍵”で封印することさ」
アゼリア:「二つの方法の違いは」
焔:「…難易度高いのは後者っぽいな。八方丸く収まりそうなのは、どっちだ?」
GM/時計守:「前者を選べば、前の周期で失われた命はもう二度と戻らない。後者を選ぶなら対処は一瞬だ、“鍵”にはそれだけ強力な《封印》の力がある。だが後者は、言ってみればこれまで起こったことの再現だ。“鬼”は再び時を戻し、新しい周期が始まる」
蒼紫:「喪われた命を取り戻す方法があるなら……分が悪くとも、そちらに賭けるのが俺の性分でな、これが」
焔:「あー、正義の味方マニアはそう言うと思ったよ」溜息ついて。
蒼紫:「今回ばかりは無理を承知で付き合ってもらうぜ、焔? 少しでも勝率を上げたいんでな」
アゼリア:「決まりですね」

GM:身も蓋も無く噛み砕くと、前者はトゥルーエンド覚悟でボスを倒す道。後者はベストエンドを目指してリセットする道、となります。
アゼリア:この場合はベストを狙いたいところか。
蒼紫:ですね。
アゼリア:これが第三者視点のゲームなら、トゥルーもありだとは思いましたが(笑)。実際にいる場としてはベストルートかな。
蒼紫:多分、戦闘難度は上がるでしょうけど。
アゼリア:・_)b それは望むところ!

GM/時計守:「…決まったなら、キミたちの選択を聞いてもいいかな?」
アゼリア:「スグリを。貴方を含めた皆を救済します」
焔:「…やり直させた上で全部阻止すれば、鬼のやらかした殺しも全部チャラ。人喰いもなかったことになる、か?」
GM/時計守:「そうなる。だがそれを達成できるのが、何周目になるかは分からないぞ?」
蒼紫:「ふん。何周? 俺を誰だと思ってるんだ、時計守。一発で決めてやるさ」
焔:「……ここの使用人には女の子もいたよな。喰われたお嬢さん達も助かるってわけだ。OK、なら悩むこともない」
アゼリア:「全員、覚悟の上です」
焔:「良いだろう、俺様もプロだ。だが…料金は高いぜ?」ニヤリ、と笑う。

アゼリア:報酬は『うま●棒』100本でどうですかな?
焔:OK、アゼリアねーちゃんからの報酬はそれで手を打とう(笑)。
アゼリア:何とぉ!(笑) いやいや、ちゃんとしたものをあげますよ(笑)。
GM:金額換算、消費税入れても千円ちょいじゃないかっ(笑)。
アゼリア:100本と聞くと大きい。だが値段は千円(笑)。よし、寝る前に聖書を淡々と朗読してあげましょう。
蒼紫:それは拷問だ(笑)。
アゼリア:うむ。快眠をお約束致します。
蒼紫:永眠?(ぉ
アゼリア:いや。フェニックスなら別に大丈夫なんじゃないかな(笑)。
焔:魔神の血脈と言っても不死鳥系列だからね。聖書はぶっちゃけ関係ないよ(笑)。
アゼリア:むしろ回復するかなーと(笑)。
蒼紫:なるほど(笑)。フェニックスなら大丈夫そうですね。

GM/時計守:「なるほど、なるほど。いや、実に面白いなキミたちは! とても一度きりしか同じ時を生きてこなかったものの思考とは思えない!」突然、はじけたように時計守は笑い出します。
アゼリア:「一度だから、ですよ」
蒼紫:「フ……俺は何てったって、世界を敵に回した男だからな。この程度の逆境には慣れてるのさ、これが。焔には、次に俺が手にした“羽根”を譲ってやる。それで文句はあるまい?」
焔:「OKOK。『契約』したからな、忘れるなよ? …ま、こーいうのが面白いから人間界に住み着いてるんだよ、俺様は」
アゼリア:「私からも。聖書を朗読してあげましょう」
蒼紫:「(天然ってのはこれだから怖いな。デーモン相手に聖書とは)」
焔:「いや、いーけどさ。聖書なんて俺様には子守歌も同じだし。アゼリアねーちゃんが膝枕で聞かせてくれるならそれで」
アゼリア:「分かりました。では無事に戻れたら、ですよ」
GM/時計守:「良いだろう、なら私からも力を貸そう。『三周目』に入っても、キミ達が今回の記憶を覚えていられるようにね」
アゼリア:「それは、助かります」
蒼紫:「仮定の話に意味はないさ。一発で決める、その覚悟が大事なんだからな」
GM/時計守:「なら私も、キミ達が次で決めてくれると信じて力を貸そう」と、ここで時計守は《資産:願望》を使用。たとえ“鬼”が時を戻しても、あなたたちだけは前回の記憶を失わずにすみます。
蒼紫:ありがたい。
焔:「そんじゃ、気張って一周目コンプ目指しますか。“夏への扉”を開けに行こうぜ」
アゼリア:「スグリも、きっとそれを望んでいるのでしょう」
蒼紫:「違いない。では、一丁決めますか」
アゼリア:「はい」
GM/時計守:「さあ、それでは行きたまえ。じき“人食い鬼”は“神食い鬼”を食い終える。その瞬間に奴を《封印》すれば、鬼はたまらず時を戻し…新しい周期が始まる。…そこでキミ達は物語をベストに導く。そういうことだね?」にやり、と笑ってみせます。
蒼紫:無言で頷き、ニヤリと笑い返しますよ。
焔:「おうよ、任せとけ!」親指立てる。
アゼリア:「お任せを」一礼を。
GM/時計守:「では、私からも、頼む」屋敷の王は、深くあなたたちに頭を下げます。「私の大事な仲間を…救ってくれ」
アゼリア:「必ずや」
蒼紫:「約束しよう」
GM:その言葉に時計守が満足そうに微笑み…ここで、シーン終了です。

◆舞台裏

GM:さて、恐らくミドル最後の舞台裏。罪の獲得はありますか?
アゼリア:【救済】のエゴから罪取得を希望。
焔:エゴは既に全部罪を得てるので…あとは最後のエゴ化を残すのみ。
蒼紫:人間性が6残っちゃったんで、エゴ化しなかった(笑)。
GM:OKです。アゼリアさん罪1点どうぞー。
アゼリア:ゲット。これで罪3点。エゴ【救済】って、これぶっちゃけ押し付けということか(笑)。
蒼紫:ですね。相手が望んでなくても救済しようとする(笑)。おせっかいとも言いますな(笑)。
GM:ま、格好良く愛で元に戻せばいいんです(笑)。
アゼリア:ですなっ(笑)。
焔:まあ、実際に救けてから絆に戻せば良いんだね(笑)。

*    *    *

GM:では、ここで前半戦終了とします。続きはまた今夜!
一同:うぃっさ! お疲れ様でした!
アゼリア:後は鬼をぼっこぼこにしたるだけでござるな。
焔:この前のセッションは罪6点稼いだが、今回はまだ3点。ちょい不安(笑)。
GM:……さあ、クライマックスの作り直しだっ(爽やかに
一同:はぁっ!?
アゼリア:新たな展開に。
焔:作り直しって…予定外の行動は、特にしてないよね?(笑)
蒼紫:選択肢どおりに動いただけですよ(笑)。
GM:ぶっちゃければ、GMはトゥルーエンドで考えてましたからね。下手すりゃもっかいシナリオやるようなベストエンドルートを狙うとは、ちょと思ってなかった(一同笑)。
焔:あ、あれ〜?(笑)
蒼紫:おや〜?(笑)
アゼリア:道が分かれていたら迷わず苦難の道を選択するでござる。
蒼紫:名も無き使用人達を助けようとするのは、想定外だったって事か〜(笑)。
焔:確かに説明聞いてて、「クライマックスだけで終わるのか?」と少し疑問には思ったが…(笑)。
アゼリア:展開的にありといえばありではありますね。
GM:“鍵”があるとはいえ、下手すりゃ今回以上の悲劇が待ってる訳ですからね。というか「やり直し」という選択肢にもっと忌避感抱かれると思ってました。
アゼリア:ふむふむ。
蒼紫:失敗が許されない、というのは強く感じましたね。とは言え、そこを選ぶのがPC道だとも思ってます(笑)。「失敗したら世界が滅ぶ」⇒「成功すれば良いじゃないマリー」ってのが(笑)。
GM:しかしまぁ、ベストエンドを目指したいと言うならこちらから異論を挟む理由も無く。OK、より厳しいクライマックスを用意しようじゃないですか!(笑)
蒼紫:人食い二匹、神食い一匹とかですね(ぇ
アゼリア:命を掛ける時が来た。
焔:まあ、自分が一度やった結果、失敗したなら諦めもつきますが。今回のは「自分が関わる前に終わった悲劇」なので。遡って止められるなら止めたいかなと。
GM:成る程。言われてみれば確かにそうなんですよね…やっぱりGMとしてシナリオ作ると、PLの心理って少し飛んじゃうものだなぁ(汗)。
焔:ああ、いえ。今のは『焔だったらこう考えるかな』というだけで。別キャラだったら悩むこともあると思います(笑)。
GM:ふむふむ。ま、これはこれで面白いんで私は全然構わない。PLとPCの皆さんにはご迷惑おかけしますが…。
蒼紫:いえいえ。こちらこそお手間取らせてすみません。
アゼリア:格好よくENDが迎えられれば皆の勝利だ!
焔:続きを楽しみにしてます〜。
GM:幸いにも明日の部は丸ごとクライマックスに使えますし。ご満足いただけるよう頑張りますっ!
アゼリア:うぃっさ! PL側でも作戦練っておきますか。
焔:敵の戦術が分からないから、臨機応変に対処するしかないのですが(笑)。一番簡単なのは《チャンスメイク》とって蒼紫を扱き使う事かしら(ぉ
アゼリア:我が軍のトップアタッカーですからな。
蒼紫:《捨て身》だから、回数重ねるとどんどん弱ってくけどね(笑)。
アゼリア:後は私がカバーに入ればか。
蒼紫:カバー、マジお願いします(笑)。
アゼリア:・_)b 任せなさい。
焔:《彼の出番だ》《チャンスメイク》でずっと蒼紫のターン! そしてごりごり削れる【FP】と人間性(笑)。
GM:経験点さえ残ってれば、アーツ取得は自由って方針は変えませんので。ピンチと思ったらどんどん取得してくださいなと。
焔:いちおう、nikさんも私も残ってはいますね。戦況が厳しそうなら本気で考慮しよう(笑)。

 ――――そして、翌晩。

GM:時間丁度ですな。では皆様、準備はOKですか?
一同:OKです。
アゼリア:うぃっさー。ベストED目指して!
焔:ふぁいとー、おー!
GM:うい。では本日のシナリオを開始しましょうか。今日はもう1シーンだけミドルを挟んで、それからクライマックス突入となります。
蒼紫:あいさー。
アゼリア:うぃっさー。
GM:色々考えて、厳しい内容になりましたが…きっとなんとかしてくれると信じてます(笑)。
焔:が、頑張ろう(笑)。
アゼリア:期待に応えるでござる。
GM:それでは。「鬼食らい」後半戦、開幕です。



 Middle 09 【 館の封印 】

シーンプレイヤー:蒼紫
▼屋敷の一階

GM:では、最後のミドルフェイズ。みなさんが地下室から出てきた所からシーン開始です。このシーンは全員登場。人間性の低下をお願いします。

 現在の人間性:アゼリア(6→0)、焔(9→7)、蒼紫(6→5)

GM:…おや。アゼリアさんの人間性が第三段階に。
焔:あぜりん…(笑)。
アゼリア:フ。0を突破してからが本番ですよ(親指立てて)。
GM:6出さなきゃセーフ、のところで狙ったように…(笑)。エゴ化をお願いしまっす(笑)
アゼリア:全ては神の思し召しです。ここはスグリ君かな。エゴ【真実を確かめる】で。

GM:了解です。…それでは、皆様が元の屋敷に戻ってきた時、既にその場を支配する空気は異質なものになっていました。どこか清浄だった今までと違い、今の屋敷内には獣のような殺意が満ちています。そして…その殺意の元凶は、あなたたちの目の前にいました。
焔:「あー、偽装する気はもうないってわけね。結構だ、面倒がなくて良い」
蒼紫:「鬼よ……我が友時計守のため、そして名も無き人々のため、お前を討つ!」
アゼリア:「鬼、か」
GM/人食い鬼:「……遅かったな、貴様ら。もう俺は“俺”を食い終えたぞ」そう言ってくる人影は、先ほど地下でも見た鬼と違いありません。…しかし、その身に宿す力がもはや比較にならないことは、一目で分かります。
アゼリア:「ならば」ここで封印して巻き戻しかな。
GM/神食い鬼:「ここはもはや俺の世界。俺は“神食い鬼”。ここで戦って、貴様らが勝てるとでも思っているのか…?」

アゼリア:鍵をそのお口にねじ込めばよいのかしら。…違う、あの扉か(笑)。
GM:鬼に対して鍵を使う、と宣言してくれればOKです。その後このシーンは半マスターシーンとして、どうなるかを描写します。
アゼリア:なるほど。よっし。

蒼紫:「お前が“神食い鬼”ならば……俺は“神殺し”とでも名乗らせてもらおうか」
GM/神食い鬼:「ただ殺すだけではない。俺は神の力を手に入れたのさ!」
焔:「遅かった、じゃなく。俺たちが“それ”を待っていた…とは考えなかったのかな?」にやり。
アゼリア:鍵を取り出そう。
GM/神食い鬼:「…待っていた、だと?」焔さんの言葉に怪訝そうにし…そしてアゼリアさんの出した鍵に、目を見張ります。
アゼリア:「これが分かるか」鍵を使用しよう。
GM/神食い鬼:「貴様ら…そうか、また俺を封じる気か!」アゼリアさんが鍵を使う、と意識しただけでそれは輝きだし…同時に“神食い鬼”の身体が、末端から石になっていきます。
焔:「ふふふふふ、その通り。征けあぜりん! 俺様は後ろで温かく見守ろう!」
蒼紫:「アゼリア、フォワードは俺が引き受けた! 鍵を使い終えるまで、凌いでみせる!」
アゼリア:「お願いします」あぜりんか。悪くない(うっとり)。
焔:「(…素で返された。ツッコミ待ちだったのに)」

アゼリア:いや突っ込もうと思ったんですけれど!(笑) PLとしてはめっちゃつっこみたかった(笑)。
焔:うむ。やはりここは「突っ込め蒼紫! 俺とあぜりんは後方50mで見守るぜ!」とやるべきだったか(一同爆笑)。
蒼紫:何でだっ?!(笑)
GM:後方50mって、下手すりゃ屋敷の外じゃないですか(笑)。
アゼリア:悪くない…(うっとり)。
蒼紫:悪くないのかよっ!?(笑)

GM/神食い鬼:「おのれ…だが、俺は時を歪める力を得た! ここで敗れても、また繰り返せばいいだけのことよ!」石になった腕で、鬼はあなたたちに殴りかかります。ここは演出で処理しますが。
蒼紫:弾け! 『盾』よッ!!」フォースフィールドに《魔法盾》を重ね、二重の盾で防ぎます。
焔:「まあとりあえず…人生、一からやり直してこいやあ!!」炎の玉を叩きつける!
アゼリア:「(あぜりん。悪くないですね)」
蒼紫:アゼリア本人が気に入ってる(笑)。
GM:二重の盾が鬼の拳を受け止め、炎の玉が鬼の胸に直撃し、よろめかせます。その間にも石化は進み…あっという間に首だけの状態に。
アゼリア:「ええ。またすぐに会えます。」首に向かって。
蒼紫:「時の迷宮の彼方で……決着をつけよう」
GM/神食い鬼:「貴様らも、そのつもりだったというのか…ならばいいだろう。『時よ戻れ』!」言霊を込めて鬼が叫ぶと、屋敷内の空間がぐにゃりと歪み…あなた達の視界が、真っ白い霧に覆われていきます。
焔:「行く先は分かってるんだ。今度こそ、とことんまで追い詰めて…狩ってやるよ」鮫の笑み。
アゼリア:「行きましょう。この戦いに決着をつけます」
蒼紫:「ああ。……時計守、スグリ、ほのか……必ず帰って来るからな」
アゼリア:「(スグリ…)」

GM:深い深い霧の中で、あなたたちの意識も薄れ、自分が何をしていたかも分からなくなりそうな中……鬼とは別の『声』が、あなたたちの意識を繋ぎとめます。
 
 ――『特異点』を破壊しろ
 
 この物語には、必ず繰り返される事象が3つ、存在する
 
 それら全てを阻止すれば、神食い鬼の力は弱まる
 
 その時こそが、鬼の封印を解く時
 
 封印の解けた鬼を倒してしまえば、もう時は巻き戻らない
 
 特異点へは私が送る。頼んだよ……半魔たち

 
GM:その『声』が消えるのに合わせて、あなたたちの意識は覚醒に向かいます。開けた視界の先に見えたものは……。

◆舞台裏

GM:舞台裏パートは挟んでおきましょう。アゼリアさん、エゴから罪を得ますか?
アゼリア:取得を希望で。スグリ君への【真実を確かめる】で。
GM:甘い裁定かもしれませんが…最後の呟きでOKとします。罪をどうぞ。
アゼリア:ゲッツ。

焔:任意エゴ化がないとエゴ上限が4でストップするんだな。これはこれでバランス取れるから良いのかも。
アゼリア:ですねぇ。しかし、止める事象が3つとな。使用人惨殺と…。
焔:時計守を喰らう、のもそうかな。
アゼリア:最後のは、時間を巻き戻す(=鬼生存)?
焔:人間界で人を喰うのは数に入るのかなあ。

▼絆/エゴの変化
アゼリア:
スグリへの絆[疑惑]をエゴ【真実を確かめる】に変換。




 Inter-Mission 02 【 決戦に向けて 】

GM:さて、次のシーンはクライマックスのシーン1となります。このシーンは3つの戦場での戦いを、1つのシーンで同時進行する形式になります。
アゼリア:おお。戦場が3つ。
GM:戦場は全て同じシーン内の出来事としますが、別戦場への「射程:シーン」のアーツ等は効果を発揮しません。例外は二つ。

1.コストが「愛」のアーツ(《万物の打倒者》など)
2.愛を併用した「罪」効果の他者適用(ダメージや達成値のブースト、復活など)


GM:この二種類だけは、自分の居る戦場以外の対象にも効果を与えられます。別の戦場への移動は、ムーブアクションでの「通常移動」が必要になります。特異点を全て破壊した後、弱体化した“神食い鬼”を倒せば…鬼の存在そのものを抹消し、この繰り返される物語に終止符を打てます。

蒼紫:1on1が3つか?!
焔:え、なにそれこわい(笑)。
アゼリア:一人一殺ですね(笑)。焔君結構火力ありますし。地味に大丈夫…?
焔:相手の戦力次第だなあ。余力を残して勝てればいいが…(笑)。

GM:これが、クライマックスのルールになります。何か質問はあるでしょうか。
蒼紫:敵もムーブで移動してくる?
GM:敵は移動しません。基本的に、「特異点にある出来事」の通りに行動し、そのための障害…あなたたちを排除しようとします。
蒼紫:了解。一箇所に敵をまとめる事はできないのか。
GM:他に質問が無ければ、クライマックスに突入しますが?
アゼリア:あぜりん了承。
蒼紫:あぜりん(笑)。OKです。
アゼリア:魔の名あぜりんにするか。
蒼紫:そんなに気にいったのですか(笑)。
アゼリア:Oh,Yes.
焔:三箇所の特異点の内容は判りますか。あと、それぞれに戦力差があったりは?
GM:特異点の内容、および各戦場の勝利条件はクライマックスに入ってからお伝えします。すみませんがPCがどの戦場に配置されるかも、こちらで指定があるので。
焔:OK、了承しました。
アゼリア:ま、後は当たってみてどうなるか、かな。最終的に絆が4つ残ったとして、SA達成としたら8d6。経験点放棄の倍振りを覚悟すれば、合計16d6? いけそうですな。
焔:愛は結構余るから、絆の数はあんまり心配要らないかな。
蒼紫:んむ。問題は、人間性よりも罪ですね。
アゼリア:…罪か。残弾4か。
GM:では、クライマックス…死闘の始まりですよ。


 

■クライマックスフェイズ■

 Climax 01 【 鬼喰らい 】

シーンプレイヤー:全員

GM:まずはあなたたちの置かれている状況…飛ばされた特異点の内容を、順番に説明していきましょう。

▼戦場1―――焔

GM:まずは焔さん。あなたが居るのは、見覚えのある裏路地。目の前に立つのは、傷ついた“人食い鬼”です。状況は前回ヤツを追い詰めた時と全く同じ。違うのは、仕留め損なえばもはや次はない、ということでしょうか。第一の特異点。その破壊手段は「屋敷に逃げられる前に、“人食い鬼”を倒す」です。
アゼリア:目だ! 目を狙え!
焔:「へえ…俺様はここからやり直すわけか。ま、コンティニュー無しの一発勝負はいつものこと、と」
アゼリア:おお。何か漫画っぽい。
焔:「そいじゃ、一丁…やったろうかあ!!」…で、人間性はいつ減らすの?(笑)
GM:じゃあ、一言喋った後で消費してもらいましょう、分かりやすいし(笑)。
焔:7あるから最大振ってもまだプラスだけどねー。(いっころ)…そして最低値を振る俺様。ナイス(笑)。
アゼリア:エコ! きぃ! うらやましい!
GM:素晴らしいなぁ。では次に蒼紫さん。

▼戦場2―――蒼紫

GM:あなたが居るのは、“霧の中のお屋敷”の中。異形の悪魔が、屋敷の使用人たちに襲い掛かる姿です。悪魔の姿に見覚えはありませんが、恐らくは特異点の再現のため、“神食い鬼”が呼び込んだのでしょう…使用人たちを虐殺するために。第二の特異点。その破壊手段は「悪魔を倒し、使用人達を救う」です。
蒼紫:「俺はここ、か…………守るべきものが目の前にある、ってのはありがたいがね、これが」人間性は(いっころ)5から3に。
アゼリア:…なんで皆燃費がいいんだ(笑)。搭載しているエンジンに問題があるとでもいうのか。
蒼紫:今回、やたらと2を振ってる気がします(笑)。
アゼリア:私は6が多い気がする(笑)。

▼戦場3―――アゼリア

GM:最後にアゼリアさん。あなたが居るのも、“霧の中のお屋敷”の中。目の前に立つのは、不似合いな大鎌の刃を自らの首筋に当てる、スグリです。……あなたは思い出します。これは以前にもあった光景…“神食い鬼”に操られた彼女が、戯れに自らの命を絶たされる、その瞬間です。
アゼリア:ぬお。これは酷い。
蒼紫:神食い鬼許すまじ。
GM:第三の特異点。その破壊手段は「スグリの自害を阻止し、支配を解く」です。
アゼリア:「(…思い出した。そうだ。ここでスグリは…。)」噛みしめて無言で剣を構えよう。(いっころ)人間性0からマイナス3。
GM:…彼女の今際の際の回想シーンもあったんですが。流れの都合でお蔵入りに。
蒼紫:トゥルーだと、スグリも死んじゃってたのね。
アゼリア:終了後の回想モードで見えるのですね。
GM:三つの特異点、三者三様の戦いが始まります…。

○現在のエンゲージ

 (人食い鬼・焔) | (悪魔・蒼紫・使用人達) | (スグリ・アゼリア)

 行動値:(10)焔→(9)蒼紫→(7)アゼリア→(5)人食い鬼、悪魔、スグリ


GM:各戦場のエンゲージはこのような形。全員、既に敵とエンゲージ状態です。では、ここからはラウンド進行です…気を抜かないように(にこり)。
アゼリア:GMが鮫のような笑みを浮かべておる。
焔:…戦闘時の動きを考えると厄介だな。蒼紫はカバーリングないし、俺はエンゲージすると初手に攻撃できない。
アゼリア:まずはそれぞれの戦場を片づけることに専念しますか。片付いたら速攻で他のフォローに回るような。割とどれも時間の余裕はなさそうですし。
蒼紫:ですね。目標は各自1ラウンドクリア!!
アゼリア:一撃必殺か!
焔:うーん、《殺戮の宴》なしで攻撃が当たるかなあ?
GM:まぁ言っておくと、【FP】やDAはいじったものの、他は元のボス戦で使う予定だったデータばかりですから…(にこにこ)。
アゼリア:( ´_ゝ`)y−~~~ ではさくっとクリティカルを出して片づけるとするかね。


◆第1ラウンド

GM:こちらは誰もセットアップでの行動はありません。行動値は全員5。
蒼紫:セットアップで《魔獣化》。
GM:では、続いてイニシアチブ順に行動ですね。

>行動値10
GM:…といいつつ、実は。
焔:ん?
GM:人食い鬼、悪魔、スグリはここで《世界律:神速》を使用。割り込みで全員が追加行動を仕掛けます。
蒼紫:何ぃいいいいいい?!
焔:はっはっは…うん、頑張って耐えてみようか(笑)。
アゼリア:来いやぁ!
GM:おおまかな行動内容を言うと、鬼は焔さんを全力で攻撃。悪魔は《世界律:崩壊》による全体攻撃。スグリは自身を攻撃します。
アゼリア:スグリの行動直前で愛、か。 もしそれで片がつくなら焔君を助けにいこう。「語呂の良い騎士! あぜりん推参!」とか言って。
焔:その前にイニシアチブで《魔獣化》する。これで人間性0になったので、鬼への絆をエゴ【焼き尽くしたい】に変更。
GM:お、焔さんも人間性0か。了解了解。《エゴを阻む者》なども使うなら、このタイミングになりますが。
アゼリア:一つは《エゴを阻む者》で潰そう。焔さんかな。鬼の行動か。
焔:一つしか潰せないんだろ、大丈夫か?
GM:あ、一応。全体攻撃とは言いましたが、《世界律:崩壊》も他の戦場には届きません。巻き込まれるのは蒼紫さんと使用人達ですね。
アゼリア:ちょいと作戦タイム!
GM:どうぞ。これもクライマックス戦闘なんで、あまりリソースケチると死ねますよ?
焔:潰すなら蒼紫のところかな。使用人を殺されるとまずいしね。
アゼリア:蒼紫さんの方の追加行動を防いだ方がいいかな。よし。ならそれで。
蒼紫:すまん。
アゼリア:何の。最終的に勝てればOK。
蒼紫:《万物の打倒者》欲しかったら遠慮せず言ってね。
アゼリア:うぃっさー! 作戦終了!
GM:早いな!(笑)←この相談タイム、僅か30秒弱
アゼリア:・_)b タイムイズマネー。《エゴを阻む者》で悪魔の追加行動を潰そう。
GM:了解。では鬼とスグリだけが追加行動ですね。まずは鬼の方から行動を処理しましょう。

>行動値5:“人食い鬼”
GM:“人食い鬼”は目の前の邪魔者にムーブで《風来鬼》、マイナーなし、メジャー《暴虐の君主》+《悪鬼の戦場》で攻撃を仕掛けます。(ころころ)命中は23。焔さんの頭上目掛けて爪を振り下ろします。
蒼紫:出目、たけぇ?!
焔:うーん、これは…ガードしてみるか。
GM:了解。ではダメージに《世界律:絶望》を追加。
焔:やっぱり使ってきたかあ(笑)。
GM:68点の【感情】属性、アーマー値ガード値無効です。更にBS狼狽。
焔:ひとたまりもなくかりそめの死。罪で復活する。
GM:了解。では続いて戦場を移して、スグリの行動です。

>行動値5:スグリ
GM:スグリは自らへと刃を振り下ろさんとします。ムーブで《魔界門》 マイナー《魔神の牙》、メジャーで自分に攻撃。(ころころ)達成値15。
アゼリア:させん! 《守護の盾》でカバー。「スグリ!」
GM:命中…しかし、咄嗟にあなたはスグリと刃の間に割り込みました。ダメージにはまた《世界律:絶望》。(ころころ)65点の【感情】、A値G値無効。ただし、ダメージ減少系のアーツは有効なのでお忘れなく。
アゼリア:ちぃ。《不壊の盾》もだ。12引いて53ダメージか。残り10で何とか耐えた。
焔:おおー。
蒼紫:かろうじて耐えましたね。
アゼリア:そこで愛を使用しよう。スグリへのエゴを再び絆[救済]へ。
GM/スグリ:「……! なんで…?!」あなたのその行動に、スグリは目を丸くしています。彼女の中にある【主人への妄信】のエゴ…それが一瞬揺らいだような。
アゼリア:む。そいつかっ。そのエゴを絆に戻せばいけるか。
GM:その通りです。このタイミングでスグリに愛を頂ければ、彼女の支配を解くことができます。
アゼリア:「護ると言った! そして!」愛を使用しよう。「私は約束を守る! 今度こそ!」
GM/スグリ:「…まもって…くれるんですか? わたしも、みんなも、ごしゅじんさまも…?」
アゼリア:頷こう。「今度は仲間もいる。あの時とは違う。護る。改めてここに誓う。」
GM/スグリ:「…きっと、ですよ…」あなたの首肯を見て、スグリは安心した様子で意識を失います。この戦場の勝利条件を達成しました!
アゼリア:「今まで、こんな大切なことを忘れていたとは…」抱きかかえて呟く。

焔:次はこっちに来てくれるかな(笑)。
アゼリア:・_)b モチのロン。でもね。お姉さん。…イニシアが7なの…。ぶっちゃけこの盾が重たいんだよ! 誰が積んだんだこれ(一同笑)。
焔:相手は5だ。間に合う、たぶん(笑)。
アゼリア:よし。僅差でこちらの勝ちだ(笑)。

>行動値10:焔
GM:では改めて、ラウンド進行に戻りましょう。焔さんの行動をどうぞ。ちなみに焔さんは、人食い鬼の行動で「狼狽」してることをお忘れなくね?
焔:マイナー《殺戮の宴》、メジャーで《状態復元》。「焦ってもしゃーない…な。まずは粘るのが今の役割だ」BS狼狽もこれで打ち消す。
GM:冷静ですね。では回復量のダイスを。
焔:(ころころ)30まで【FP】回復した。
GM:はい。では次の行動に行きましょう。

焔:さっそく治癒アーツが役に立ってしまった(笑)。
アゼリア:|_・)ノ ポーションもあるですよ。もしかして焔君のしっぽはフェニックスの尾か。
焔:そーなるかな?
GM:…復活アイテム的な意味でですか?(笑)

>行動値9:蒼紫
GM:蒼紫さんの行動です。もう割り込みは無し。
蒼紫:「こっちは一撃で決めにゃならんのが辛いとこだが……な、これが」ムーブ、マイナーなし。メジャー、《マルチウェポン》(*複数の武器を操ってダメージ増加)と《捨て身》。(ころころ)ぐ、出目4。これは《第二人格》で振り直す。
GM:はいな。
蒼紫:(ころころ)達成値15、これで。
GM:はい。こちらはドッジを試みます。回避は低いんですが…(ころころ)あ、出目11。
蒼紫:ぶ?!
アゼリア:なにぃ!
焔:こっちからの振り直しアーツは届かないんだよなあ…(笑)。
GM:達成値16。…今日、なんか自分の出目がおかしい。回避です。
蒼紫:ば……いや。いいや。通し。
GM:了解、では回避した、ということで。悪魔はあなたを嘲笑うように、宙でケラケラ笑ってます。では次の行動へ。

アゼリア:あやつ。なかなかの手練れでござるな。
焔:《特異知覚》使えばよかったね。
蒼紫:これは俺の設計ミスなんだけど、《マルチウェポン》と《特異知覚》、同時には使えないんですよ。両方とも「タイミング:判定の直前」なんで。
焔:ああ、そう言えばそうか。…しかし、相手の回避値高いな。こっちは罪を使わないと当たらないかも。

>行動値7:アゼリア
アゼリア:スグリ君はもう大丈夫かな。
GM:スグリは単に気絶してるだけなので、放置しといても大丈夫でしょう。ムーブで好きな戦場に行けますよ。
アゼリア:よし。ではムーブで焔君を助けに行こう。「後は…!」

○現在のエンゲージ

 (人食い鬼・焔) (アゼリア) | (悪魔・蒼紫・使用人達)

 行動値:(10)焔→(9)蒼紫→(7)アゼリア→(5)人食い鬼、悪魔


GM:では、マイナーとメジャーの行動もどうぞ。
アゼリア:よし。ではここで思い出の品、マイナーで再生薬を使用しよう。
GM:お、どうぞ。思い出の品はイニシアチブでしたけど、今回は別にいいや。
アゼリア:おっと、これは失礼を。うぃさ。(ころころ)25点【FP】回復。では、メジャーでエクスカリバーだ! 解放すれば届く! 《宝具開放》5 + 《不断の努力》1 +《英雄伝説》0 + 《聖句詠唱》2 で!
GM:全力ですな。こーいっ。
アゼリア:「焔!」毅然と登場しつつ、開幕ファイヤー! そしてここでクリを出す私!(ころころ)出目3!?Σ( ̄□ ̄;)
GM:残念(笑)。
アゼリア:ちょ、調子に乗りすぎたということか…ガク。
焔:《ワンモアチャンス》!
アゼリア:今のは夢だった! ありがとう焔君! 今度こそ喰らえ!(ころころ)2ゾロ! どうしたアゼリア!(笑)
焔:あぜりん…罪はあと何点?
アゼリア:4点ですな。ここで使おう。ええい、どうしたというのだ(笑)。
GM:…まぁ、ガードするんですけどね。同時に《混沌の主》を使用します。
アゼリア:む。ガードか。
GM:…っと。罪使ってもらう機会だったか。残念(ぇ
蒼紫:お。ガードしてくれたからには、ダメージブーストに罪使えますね。
焔:んだね。
アゼリア:フ。どうやら今宵の私はついているようだ(笑)。
GM:というわけで、ダメージどうぞ。ブーストするならそれもお忘れなく。
アゼリア:使用。ブーストしよう。(ざららーっ)ダメージ64点!「受けよ! 光の一撃を!」1の目が何個かある気がするけれど気にしない!
GM:おお、それは一撃で真っ二つだ。しかしこちらも《混沌の主》で反撃っ(いっころ)17点の【FP】減少が同時に飛びます。
アゼリア:「その程度では倒れん!」17喰らって残り8。
GM/人食い鬼:「バカナ……」信じられないといった表情で、鬼は両断されました。
アゼリア:「…成敗!」
GM:これで焔さんの戦場の勝利条件も達成。残るは悪魔のみ。
アゼリア:「大丈夫でしたか。焔」
焔:「おおー、さすが聖剣の一撃。あぜりん格好いい〜」ぱちぱちと拍手。

アゼリア:HPゲージが点滅してからが本番じゃぁ!
焔:一撃で倒せたか…正直助かった(笑)。
アゼリア:よーし後は一つ! 意外と悪魔が厄介そうだ。
焔:使用人を狙われ続けると危ないね。

○現在のエンゲージ

 (焔) (アゼリア) | (悪魔・蒼紫・使用人達)

 行動値:(10)焔→(9)蒼紫→(7)アゼリア→(5)悪魔


>行動値5:悪魔
GM:ここで悪魔の行動です。派手に翼をはためかせつつ、マイナー《魔神の牙》、メジャーで攻撃。《世界律:崩壊》で、使用人達と蒼紫を同時に攻撃します。
アゼリア:この一撃を何とかしのげれば。
GM:(ころころ)出目11で達成値19…何コレ今日の出目。
蒼紫:《万物の打倒者》。その達成値を-20。
GM:打倒者で達成値0ですか…これなら使用人達(クラード:悪鬼相当)も回避できます。そちらも回避ですよね?
蒼紫:達成値0なんで、そもそも攻撃失敗です。
GM:ういです。悪魔の攻撃は阻止されました…今度は嘲笑う側から悔しがる側ですね。
蒼紫:「俺は! 生きる! 生きて時計守たちを守る!!」
GM:では、これでこのラウンドは終了。次のラウンドに参りましょう。

○現在のエンゲージ

 (焔) (アゼリア) | (悪魔・蒼紫・使用人達)

 行動値:(10)焔→(9)蒼紫→(7)アゼリア→(5)悪魔



◆第2ラウンド

GM:セットアップ。一応、確認のために。こちらは無し。
一同:なしです。
GM:はい、了解です。

>行動値10:焔
GM:焔さんの行動です。エンゲージはフリーなので、戦場移動できますよ。
焔:ムーブで通常移動、蒼紫の戦場に。いきなりエンゲージは無理ですよね?
GM:残念ながら無理です。移動は了解。

○現在のエンゲージ

  (アゼリア) | (焔) (悪魔・蒼紫・使用人達)

 行動値:(10)焔→(9)蒼紫→(7)アゼリア→(5)悪魔


アゼリア:|_;) 一人ぼっちに…。
GM:アゼリアさんは忙しそうだ…(笑)。
焔:では。マイナー無し、メジャーでバーンフレイム!
GM:命中どうぞっ。
焔:テイク・ザット・ユー・フィーンドこれでもくらえ」(ころころ)16か、低い。罪で達成値ブースト!(ころころ)ぐ、合計22。どうなるか…。
アゼリア:私も魔法使いたいな。焔君今度教えてー。
GM:それは…もうクリティカルしないと無理ですな。(ころころ)達成値12、全然駄目。ダメージどうぞっ。
焔:要らないと思うが、ダメージロール前に《ガードブレイク》宣言。更に罪でダメージブースト。
蒼紫:おおっ!
GM:おお。こーいっ。
焔:「焼き尽くせぇぇえっ!!」48点【感情】ダメージ!
GM:おお。では、あなたの気合と共に放たれた炎が、悪魔の全身を焼き焦がします………が、虫の息ですがまだ悪魔は生きています! 2点残った!
焔:ちっ、エンゲージさえ出来てれば…! あ、さっきのかけ声でエゴ【焼き尽くしたい】から罪をGETします(笑)。
GM:地に堕ち、息も絶え絶えな悪魔。罪の獲得もOKです。では、次の人の行動に行きましょうか。

焔:しかし罪残り1点。ちょい厳しいな。
アゼリア:こちらは残り3。蒼紫さんでトドメいけるか。

>行動値9:蒼紫
蒼紫:では、《マルチウェポン》で再び攻撃。《捨て身》は使わず。(ころころ)クリティカル。達成値38と言って攻撃。
GM:ここで出しますか! クリティカルでも避けられないので、ガード!
アゼリア:これは決まったか。
蒼紫:(ころころ)50点【感情】ダメージ。「時計守を守ると決めた……その決意に迷いは……無いっ!」
GM:感情のアーマー値は10あるんですが…その上からでも余裕で死亡です。そもそも《ガードブレイク》されてましたしね。
焔:「これで、何とか特異点クリア、か…」ぜいぜい、と肩で息をつく。
蒼紫:「次が本番、か……しんどいが、踏ん張るしかねぇわな」
GM:ではこれで、全ての戦場の特異点が破壊されました! アゼリアさんも、ここで合流していいですよ。
アゼリア:では合流。「そちらも終わりましたか」
蒼紫:エゴ【時計守を守りたい】で罪を戴きたく。
GM:OKです。

焔:…ん? あ、しまった。悪魔の回避値低かったんだ…固定値が11だと間違えた(苦笑)。
蒼紫:えぇ!?
アゼリア:あるある。
GM:データは自作ですよ。蒼紫さんの攻撃を避けたのは、出目のせい(笑)。
蒼紫:出目が異様に良かったですからね。
焔:失敗したなあ。罪を一つ浪費した。
蒼紫:その分、こっちが1点浮いたから回しますよ。
焔:お願いします(笑)。

GM:使用人達もあなたたちに口々にお礼を言います。事情を知ってる訳ではないですが、明らかな異常事態というのは分かるので。
アゼリア:「これで、残るは」
蒼紫:「(守れた。……あとは決着を着けるのみ)」
焔:「鬼の本体、そいつを潰せばゲームセットだ。…もう一踏ん張りするか!」
アゼリア:「行きましょう」
蒼紫:「ああ。泣いても笑っても、こいつで決着だ」
GM:では、あなたたちが“神食い鬼”が封じられた、あの客室の扉へ向かう…というところで、シーンを閉じても良いですか?
アゼリア:うぃっさー。
焔:OK。…の前に、回復アーツ使っていい?(笑)
GM:ん? まぁ、メインプロセス一回分は、サービスしましょうか(笑)。
焔:感謝。それじゃ二人とも、俺と同じエンゲージに集まれー(笑)。
アゼリア&蒼紫:集合〜。
焔:マイナー《魔震》、メジャー《状態復元》で範囲に回復をかける。(いっころ)15点回復だ。白い炎が三人の傷を癒し、浄めていく。人間性マイナス13、【FP】38に。
蒼紫:おお。ありがたい、それは全快だ。
アゼリア:【FP】23!
GM:さすがサポーター、回復量は多いですね。他の人も、アイテム一つ使うくらいは認めますが。
アゼリア:ポーションを使っておこう。最後の一個。(ころころ)これで32!
GM:はい。蒼紫さんは何かあります?
蒼紫:いやー。何にも持ってないの(涙)。
GM:なるほど(笑)。では、これで本当にシーンを切りましょう。次は決戦ですよ。
アゼリア:よっしゃこーい!



 Climax 02 【 神喰らい 】

シーンプレイヤー:全員
▼封印の間

GM:では、クライマックスの後半戦。それぞれの特異点を破壊したあなたたちが、“神食い鬼”の封じられた扉の前に集まった所からスタートです。というところで、人間性消費をどうぞ。

 現在の人間性:アゼリア(-14→-18)、焔(-13→-17)、蒼紫(-5→-8)

GM:全員振ったかな。では扉の前。以前と違い、アゼリアさんが鍵を使うなら、扉は抵抗無く開きますよ。
アゼリア:使おう。「二人とも、覚悟は」
蒼紫:「いつでもOKだ」
焔:「俺様の覚悟は愛を貫くためにあると決まってる。OKだ」意味不明(ぁ
GM:では、ゆっくりと開いた扉の向こう側に見えるのは……黒い霧と、黒い屋敷。さながらこのドミニオンの風景がネガポジ反転したような空間が広がっています。
アゼリア:「ここが。ここに奴が…。」
GM:黒い屋敷の扉は開いており、そのエントランスの中心にあるのは…巨大な、鬼の石像です。
蒼紫:「目がチカチカするぜ……あれか?」
アゼリア:「そのようですね」
GM:あちこちが罅割れ、欠け、見るからにみすぼらしく損壊しています。特異点破壊のダメージは相当なようです。
アゼリア:しかけるか。
蒼紫:覚 悟 完 了 !
GM:しかしそれでも、《封印》されている間は外部からも干渉はできません。エンゲージの準備ができたら、“鍵”で封印を解いてくださいな。
アゼリア:歩を進めるか。飛び道具がないので接近しなければ。
焔:俺は後方から援護する。
アゼリア:「では」二人に目線を。

○現在のエンゲージ

 | 焔 |――(遠隔)―― |神食い鬼・アゼリア・蒼紫|

 行動値:(10)焔、神食い鬼→(9)蒼紫→(7)アゼリア


GM:エンゲージはこれで良いですかね?
一同:OK。
アゼリア:うぃっさ。「これで、終わりに」鍵を使おう。
GM:では、鍵が光り輝き……巨大な石像の中からすり抜けるように、一回り小さい…それでも大柄な生身の“神食い鬼”が姿を現します。
GM/神食い鬼:「……おのれ…まさか特異点を破壊するとは…!」封印から解放された“神食い鬼”ですが、その力はやはり以前ほどのものには感じられません。「貴様ら…最初からこれが目的だったのか?!」
アゼリア:「左様」
焔:「手こずらせてくれたが、今度こそオシマイだ。覚悟しな?」ニヤリと笑んで。
蒼紫:「長い戦いだったが……俺達の勝ちだ。覚悟を決めろ」
アゼリア:「神食い鬼。これで最後です」
GM/神食い鬼:「抜かせ半魔共が! 衰えたとはいえど、俺が喰らった神の力は健在! 舐めた口を叩いた報いを受けるがいい!」怨嗟の咆哮と共に“神食い鬼”はありったけの力を解放し…では、最終戦闘を開始しましょう!


◆第1ラウンド

GM:セットアップどうぞ。
蒼紫:《魔獣化》!
アゼリア:なし。短期決戦で仕留めなければ。
焔:ですな。復活に使う罪も惜しい。
GM:“神食い鬼”はここで《崇め讃えよ》を使用。[ルーツ:神格]のアーツの効果が+4されます。
アゼリア:神の力か。
GM:底知れぬ殺意と飢餓に汚染されていても、その力は確かに神の力。では、続いてイニシアチブです。

>行動値10:焔
焔:イニシアチブで《魔獣化》。…人間性がマイナス23だ(笑)。
アゼリア:私も《魔獣化》するとマイナス23になる(笑)。
GM:《魔獣化》は了解。ここで更に“神食い鬼”はDA《世界律:神速》を使用。
焔:消す手段がないな。通す。
アゼリア:致し方なし。
GM:では、神の力を風と雷に変換して、身に纏い攻撃! ムーブで《風雷鬼》、マイナー《畏怖》1、メジャー《鬼の道行き》+《世界律:崩壊》でシーン攻撃!(ころころ)命中は17…ここは《世界律:超越》も使いましょう。達成値37です。命中するとBS重圧が付くので、ご注意を。
アゼリア:ちぃ、37では無理か(笑)。
蒼紫:む。それは避けられないな。ガードするしかないか……。
焔:クリティカルしても分が悪すぎる。駄目元でガード宣言。
アゼリア:焔君をカバーかな。《守護の盾》を使用しよう。同時に《魔獣化》を宣言。
焔:感謝。
GM:アゼリアさんもガードですか? 焔さんをカバーするなら、レンジドも必要そうですが。
アゼリア:ですね。《レンジドカバー》も使用でガード宣言。
GM:了解。…ま、ダメージには《世界律:絶望》乗せますけどね!(にこり)
蒼紫:ですよねー!(涙)
GM:(ころころ)A値G値無効の67点【感情】。更に命中した人にはBS重圧を。
アゼリア:ちぃ。これは持たん。罪を使用して立ち上がろう。「まだだ…!」
蒼紫:んー。自分に《魔法盾》5Lv。(ころころ)よし、9点残った。
GM:今ので生き残るとは驚いた。鬼も驚愕を隠せません。
蒼紫:「……本来なら死んでるところなんだがな……焔のお陰で助かった」

焔:まあ、想定内…ではあるのだが。大変だ…(笑)。重圧はこっちで解除しようか?
アゼリア:《魔獣化》だと無効には出来ないのですっけ? 出来ないのならお願いしよう。
GM:焔さんなんかは無効にできるんですけどね、重圧限定で。普通は無理ですな。
アゼリア:ぬわんと。では改めてお願いします。聖なる加護が受けられなくなる(笑)。

GM:では改めて、焔さんの行動をどうぞ。
アゼリア:「(体が、重たく…!)」
焔:マイナー《魔震》、メジャー《状態復元》で前衛エンゲージに範囲回復。「我は『生命を司る魔神』の一柱なり…なんてな?」(いっころ)16点【FP】回復、重圧解除。
蒼紫:ありがと〜。
アゼリア:「よし…。これで!」多謝〜。
GM:く、サポーターめ。では次のイニシアチブへ。

>行動値10:神食い鬼
GM:ここで“神食い鬼”本来の行動です。
蒼紫:くっ! 速いッ!!
焔:向こうも早かったか。
アゼリア:次ラウンドに回すと危ないか。このラウンドで決めませうか。
焔:そだね。ダメージには全部罪ブーストの方向で。
GM:コンボ内容は前回と同じ。ムーブ《風来鬼》、マイナー《畏怖》1、メジャーで《鬼の道行き》。《世界律:崩壊》を使うところまで一緒です。(ころころ)達成値16、また出目が悪い…。
焔:ドッジを試みるか。
GM:また《世界律:超越》を使って、達成値は36!
焔:あー、そりゃ無理だ。ガード宣言。
蒼紫:クリティカル狙いで、《特異知覚》からのドッジ(ころころ)クリティカルはせず。
アゼリア:再度焔君を護ろう。《守護の盾》+《レンジドカバー》!
焔:待った、カバーは蒼紫に。
アゼリア:む。ではそちらに。「蒼紫!」では蒼紫さんとの間に割って入るぞ。
蒼紫:「すまない、アゼリア!」
GM:はい。ではダメージにも再び《世界律:絶望》を使います。(ころころ)A値G値無効の65点【感情】。更に重圧。
焔:最後の罪で復活。重圧は無効化。
アゼリア:再度罪で復活。重圧は甘受。「こちらはまともに動けそうにない…。仕留めて!」
GM:段々厳しくなってきましたね。では次の行動へ。

アゼリア:そうか。アタッカーに重圧が来るとまずい。
焔:そゆこと。
GM:そも、レンジドは1ラウンド1回ですしね。
アゼリア:オウフ。…本当だ。マニュアルにも「1ラウンド1回忘れないでねっ」と書いてある。

>行動値9:蒼紫
蒼紫:《マルチウェポン》からの《捨て身》。(ころころ)出目6、罪で達成値ブースト。(ころころ)達成値29。
GM:ブーストでかいなっ。これは《獣の身こなし》でも無理だ…仕方が無いのでガード宣言。さらに《鬼の腕》3を使い、カウンターを仕掛けます。ダメージどうぞ。
蒼紫:罪でダメージブースト。(ざららーっ)73点A値G値無視!

アゼリア:でかいのがいったっ! 地味にもう3人ともほぼ罪が0? 私は後一つ。
焔:俺は0。
蒼紫:あと二つ……だけど、たぶんここで一点使う事になる。

GM:あだだだだっ。《自然神》で8点軽減しますが、それでも65点素通し! そして《鬼の腕》による反撃ダメージです。(ころころ)17点、直接【FP】喪失です。

アゼリア:カウンターか。
焔:復活なら俺が使えるよ? 愛は余ってるから(笑)。
アゼリア:サポーターのあれですね。
蒼紫:お? じゃあ、解放状態になっておくわ。
アゼリア:解放がまだあるか。本当の奥の手の(笑)。

蒼紫:解放状態を宣言。
GM:仕留めそこないましたか。鬼も今ので大きくふらつきましたが、まだ立ってます。
蒼紫:「お互い痛みわけ、か……こいつは厳しくなってきたぜ」
GM/神食い鬼:「ちぃ…伊達に神殺しなど名乗ってはいないということか…!」では、次の行動へ。

アゼリア:くそ。まだ余裕ありそうだな(笑)。
焔:あれ、蒼紫の【FP】そんな低かった? 回復した分でもう少し持つかと思ったけど。
蒼紫:《捨て身》でゴリゴリ削れてくのよ(笑)。

>行動値7:アゼリア
アゼリア:ムーブはなし。マイナーで重圧解除。剣をふくらはぎにでも刺して痛みで立ち上がろう。メジャーで、攻撃だ!(ころころ)達成値39!「裁きを…受けろ!」
焔:おお、クリット(笑)。
GM:く、それは辛い。《概念神》2で、振りなおしを要求する!
アゼリア:ちぃ。もう一回だ!(ころころ)達成値14。「ちぃ…!」

焔:振り直しはいる?
アゼリア:ふり直しって使えるのですっけ。
GM:別キャラからの振りなおしですし、タイミングも問題ないです。
アゼリア:おお。ならばここでクリティカルだ!

焔:《ワンモアチャンス》! 頼むから当ててくれ!
アゼリア:任せろ! ちょっと本気で気合いいれて振ろう。やってみせろアゼリア!(ころころ)惜しい、達成値16。が、出目としてはよし!
GM:惜しかったですね。罪の方は温存で?
アゼリア:うぃっ。こいつで勝負だ!

焔:蒼紫、罪は残ってる?
蒼紫:2点。今、使うか迷ってる。
GM:お? 他の人から飛ばします?
焔:この一撃で倒せるなら注ぎ込むべきだが…どうなるかな。
蒼紫:んー。使っちゃおう。1点、達成値ブーストに飛ばす。
アゼリア:く。忝い。ここで止められないともう一撃くるか。
焔:止められなければ、次ラウンドは俺とあぜりんも解放状態で凌ぐしかないな。
アゼリア:ですな。人間性の方は大丈夫です?
焔:マイナス29(笑)。
アゼリア:私もこの攻撃でマイナス31かな。

蒼紫:ここで、愛罪ブーストで達成値上昇。アゼリア、宜しく!
GM:はいはい。OKですよー。
アゼリア:「忝い…!」(ころころ)達成値30! これならいけるだろう!
蒼紫:よし!
GM:おお、これは大きい。《獣の身こなし》1で、1ラウンド1回の肉体回避に賭けますが…(ころころ)達成値19か。
アゼリア:あぶなっ。
蒼紫:固定値12もあったのか……怖ぇ。
焔:やっぱり固定値が高かったか…(笑)。
GM:駄目元で自分に《概念神》2Lv、2回目。(ころころ)達成値15、下がったし(笑)。ダメージどうぞっ。

蒼紫:ダメージ、ブースト要る?
焔:あぜりんの罪だけ使っておこう。仕留められない場合が怖い。
アゼリア:うぃっさ!
蒼紫:了解。

アゼリア:ラスト罪を使用。ダメージブースト。(ざららーっ)48の【加護】かな。
GM:ほいさ。こちらは《鬼神剛体》でダメージを減少します。
アゼリア:切っ先で叩きつけてやる。「往生際の悪い!」
GM:(いっころ)8点引いて40点通し。深々と剣の切っ先に胸を抉られますが…がしっとその剣を握り返してきます。まだ健在!
焔:ぐあ、残ったか。
アゼリア:「ちぃ…、これを止めるか!」これで罪0の人間性マイナス31っ。後は頼んだっ。
蒼紫:「ギリギリか……だが、ここで斃れるわけには行かない……ッ」
GM/神食い鬼:「聖なる剣か…だが神の力とは相性が悪いようだな!」と嘯く鬼ですが、もはや虫の息。次のラウンドに行きましょう。

○現在のエンゲージ

 | 焔 |――(遠隔)―― |神食い鬼・アゼリア・蒼紫|

 行動値:(10)焔、神食い鬼→(9)蒼紫→(7)アゼリア



◆第2ラウンド

GM:セットアップ、こちらは再び《崇め讃えよ》を使用します。続いてイニシアチブ。

>行動値10:焔
GM:もう《世界律:神速》はありません。焔さん、どうぞ。
焔:…………待機する。もう手番を一つも無駄に出来ない。
GM:了解。では続いて“神食い鬼”の行動となります。

>行動値10:神食い鬼
GM:実はもう、こちらには《世界律:崩壊》が無い。ムーブで《風来鬼》、マイナー《畏怖》1、メジャー《鬼の道行き》で、アゼリアさんと蒼紫さんのみを対象に攻撃。(ころころ)命中は19で。リアクションどうぞ。
蒼紫:(ころころ)12、喰らった。
アゼリア:カバー!《守護の盾》使用。
GM:はい。リアクションはガード、ドッジ?
アゼリア:ドッジにかけてみるか。(ころころ)11、装備が重いか。ええい。「させんと言った!」だが一人に集められればそれでよし。
GM:命中ですね。ではここで最後の《世界律:絶望》!
蒼紫:げぇっ?! まだ残してたか!
GM:(ころころ)《鬼の道行き》は無効になりましたが、それでも63点。A値G値無効+重圧!
アゼリア:もたん! だが愛を使用して解放かな。剣を支えにして耐えよう。
GM/神食い鬼:「ええい、忌々しい小娘め!」これでこちらもDAはほぼ使い切りました。次の行動に行きましょう。

>行動値9:蒼紫
GM:では蒼紫さん、どうぞ。
アゼリア:「(これ以上はさすがに…)蒼紫、頼む!」
蒼紫:《マルチウェポン》から、メジャーで《捨て身》。(ころころ)6・2・3から6・3取ってクリティカル。37と言って命中。
焔:おお、ここでクリット。
アゼリア:よし。いったか。
GM:解放状態の相手じゃ分が悪いが…ちょっとお待ちを。…やって損は無いはず。《概念神》2で、振りなおしをお願いします。
蒼紫:ちぃっ!(ころころ)15まで下がった。
アゼリア:敵に回すと振り直し怖いな(笑)。
GM:…そちらの振りなおしはありますか? こちらもちょっと悩むところです、これは。
焔:振り直しは…どうする?
アゼリア:行ったほうがよいですかね。一番のアタッカーですし。ダイス3つ振れることを考えると、上がる可能性の方が。
焔:賭けてみるか…《ワンモアチャンス》!
蒼紫:助かります。頼むぜ……。(ころころ)ぐ。ごめん! 上がらず! 達成値15です。
焔:変わらず、か。
アゼリア:でも出目としては悪くはない! 後はGMにありったけの呪いを。
焔:向こうはドッジアーツがな…。
GM:むぅ。ドッジでもいいけど…いや、ここはやはりガード+《鬼の腕》3で! 倒せる時に倒す! ということでダメージどうぞ!
蒼紫:罪でダメージブースト! これに賭ける!
GM:うあ。まだあったのかっ。
蒼紫:(ざららーっ)67点、装甲無視!
GM:オーバーキルにも程がある勢いで【FP】がゼロですが…その罪、使いどころを誤りましたね(にこ)。
蒼紫:む。不滅か。
GM:ええ。《世界律:不滅》が発動。【FP】22で復活します。更にカウンターのダメージを。(ころころ)23点の【FP】減少をどうぞ。
蒼紫:それは斃れた!
アゼリア:「蒼紫!」
焔:「…まだだ。起きろぉ、蒼紫!!」愛で《絆の救済者》発動。蒼紫の身体を黄金の炎が癒し、完全復活させる。
蒼紫:「……う……ぐっ……おおおおおっ!! 焔、済まないッ!!」
アゼリア:「(今のは、焔の炎か…)」
GM/神食い鬼:「…何故だ?! 神すら喰らったこの俺が! なぜこんなちっぽけな半魔どもを食えない?!」もはや狂乱状態。完全に後が無くなりました。

アゼリア:倒れても強制的に起こされている図に一瞬見えた。
焔:死亡直後に使わないといけないからなあ(笑)。とはいえ、こっちも後がない…。
アゼリア:私を信じなさい。
GM:さあ、いよいよ大詰めですね。次の行動へ。

>行動値7:アゼリア
アゼリア:マイナーなし、ムーブなし。メジャーで《バトルロジック》、《不断の努力》、《英雄伝説》、《聖句詠唱》で攻撃だ!(ころころ)5・5・3から5・5採用でクリティカル、達成値41!
蒼紫:おお、回った!
GM:クリティカルか! このラウンド最後の《概念神》! 振りなおし要求します。これを避ければ生き残る可能性はある!
アゼリア:もう一度か! 行け、アゼリア!(ころころ)4・5で達成値37!
焔:よし!
蒼紫:ヨッシャ!!
アゼリア:「神の加護は、貴様を見放したようだな…!!」
GM:駄目かっ! 《獣の身こなし》1で、【肉体】回避。これでもクリティカルじゃないと駄目なんですが…(ころころ)駄目か、達成値18。ダメージどうぞ!
アゼリア:跳躍して上から叩きつけてやる。(ころころ)35の【加護】!「おぉおおおおーーーー!」エクスカリバー行ってこい! これでダメなら焔君に全てを託す!
焔:アーマー値13以下なら倒せる…はず。
GM:アーマー値は有効ですよね。…やっぱり、最後まで手抜きは駄目ですよね。35からアーマー値を引いて27。そこに《自然神》を使って…残り【FP】3です!
アゼリア:「浅い…!」くそー! もう罪残ってない(笑)。ラストバッターお願いします!(笑)
GM/神食い鬼:「ガフッ……?!」胸に聖剣が突き刺さり、血反吐を吐く鬼。ここでラウンド最後の行動です!

>待機:焔
焔:ムーブで移動、エンゲージしてマイナー《魔神の牙》、メジャーでバーンフレイム!(ころころ)ぐああ、低い…達成値14。
アゼリア:「焔!」
GM:しかし、回避は低い…ガード宣言して、耐え切れるかどうか矛と盾の勝負といきましょう!
アゼリア:OPで刺せなかったトドメを今ここで、ですな。
焔:う〜…頼むっ!(ころころ)34点【感情】ダメージ!
GM:アーマー4、ガード8、【感情】5、合わせて減少17…駄目か。ではあなたの炎の一撃で、今度こそ“神食い鬼”は倒れます!
焔:「こいつで最期だ…爆熱! フェニックス・フィンガァァア!!」紅蓮の拳が鬼の土手っ腹をブチ抜き、内部から焼き尽くす!
GM/神食い鬼:「ギァァァァッ! バカナ…バカナァァァ……?!」内側から焼かれる苦痛に身もだえする鬼。その身体は猛烈な速度で炭化していきます。

蒼紫:よし! 獲った!!
アゼリア:おしゃー!
焔:ガードしてくれて助かった…正直、死ぬかと思った(笑)。
GM:《獣の身こなし》使ってましたからね。素の回避は5なので…(笑)。

蒼紫:「今回ばかりはダメかと思ったがな、こいつが……焔、お手柄だ」
アゼリア:「…これで、終わり」
GM:炭になり、こぼれ落ちた鬼の身体の一部は、そのまま跡形も無く消滅していきます。
焔:「いやあ、はっはっは。計 算 通 り !(…あー、死ぬかと思ったぜ)」
アゼリア:「お手柄でした。焔」
焔:「えへへ、うん。もっと褒めて〜?」にへらにへら(笑)。
GM/神食い鬼:「イヤダ…イヤダ、消エタクナイ…」幾度と無く時を捻じ曲げた代償…“神食い鬼”はこのまま、存在ごと消滅するという末路を辿ります。
アゼリア:「蒼紫もどうやら無事のようですね。そして…」鬼の最後も呆気ないものだ。
蒼紫:「輪廻の輪を自ら抜けた代償か……無残だな、『神食い鬼』」
アゼリア:「(当然の報い、か)」
GM/神食い鬼:「イヤダ…ソウダ、モウ一度、時ヲ…助ケテクレタラ、オ前達ノ都合ノ良」
アゼリア:「お前にもう、次は。無い」
GM:……鬼の言葉はそこまででした。最後に残っていた首も、灰となって消滅していきます…。
蒼紫:「……その手は食わん。俺は、俺達の未来は、俺達自身で切り開く」ここで愛を1点。時計守のエゴを絆に戻しておきます。
焔:「命を司る魔神の俺様も、さすがにテメエにくれてやる愛はねぇよ…迷わず地獄へ堕ちやがれ」鮫の笑み。
GM:…“神食い鬼”は消えました、世界から。…そして、彼を封じるためにあったこの世界も、徐々に崩壊を始めています。
蒼紫:「いかん、脱出するぞ!」
アゼリア:続こう。
焔:「ほいさ。これにて任務完了っと!」出口に向かって駆け出そう。
GM:では、これにてクライマックスフェイズ終了。あなたたちは、元の“霧の中のお屋敷”へと帰還しました…。

*    *    *

GM:…そして、日常に帰還できるかはここからが本番! 人間性回復のお時間ですよー。
アゼリア:愛を使ってエゴを絆に戻してもいいのかな。このタイミングで。
焔:えーと、現在人間性マイナス33。愛3点でエゴ化した分を全部絆に復元して…SA達成で二倍振れるんだよね。
GM:はい、SAは全員達成扱いです。エゴを絆に戻すなら、むしろここが最後のチャンスです。
アゼリア:人間性マイナス36、愛2、罪0。絆4、エゴ3かな。今の時点で。
GM:まだ不安だって人は、他の人から愛を貰って絆を復元するのも手ですね。
蒼紫:絆4つ、倍振りで8つ(ころころ)14点まで回復。
焔:絆6で倍振りします。これ以上増やせないし(笑)。
アゼリア:では祖父と救済を反転させて、絆6に。
GM:そうですか。ではお二人もダイスロールをどうぞ。
焔:頼むぜ!(ざらざらーっ)11。よし、生還!
GM:おめでとうございます!
アゼリア:帰還するまでが戦い!(ざらららーっ)8!
蒼紫:おめでとう〜。
アゼリア:・_)b ただいまー。
焔:ふ〜。何とか全員無事だったか(笑)。
GM:アゼリアさんもおめでとうっ。追加振りは全員せずに済みましたね。
アゼリア:追加振りも覚悟していましたが、大丈夫でしたね。
蒼紫:んむ。大丈夫で良かったv
GM:さて、それでは次はエンディングですが。何かやりたい事があれば言ってくだされば。
アゼリア:スグリ君に会いに行こうかな。
焔:う〜ん。共通EDで良いような気もするけど。二人は何かある?
蒼紫:私は時計守と会話ができればOKなんで、共通EDでも。
GM:まぁ、確かに今回はずっと同じ場所の冒険でしたから、NPCも全員出せるし。では、共通EDにします?
蒼紫:はいなv
アゼリア:うぃうぃ。
焔:俺もそれで。ハンドアウトの相手が鬼だから、正直話す相手がいない(笑)。
GM:はいさ。では、エンディングに参りましょう…。


 

■エンディングフェイズ■

 Ending 【 解放の時 】

シーンプレイヤー:全員
▼封印の間

GM:では共通エンディング。問題なければ、クライマックス直後からの開始としようと思いますが。
焔:OKっすー。
アゼリア:うぃさー。
蒼紫:どうぞ。
GM:はい、それでは無事に封印の間から脱出に成功したあなた達。すぐ後ろで、封印の間に繋がる扉が消滅していきます。
アゼリア:間一髪か。
蒼紫:「……アゼリア。『鍵』はどうなった?」
アゼリア:「ん」手元にまだあるのかな。
GM:“奈落封じの鍵”は、封じる対象を失い、また利用可能な状態にあります。ただこれ、現状ではアゼリアさんを「所有者」として認識してるので、他の人が持ってもガラクタですけどね。
アゼリア:ふむ。
蒼紫:「……そうか。……ならそれは、お前の手で『守護者』に返してやっておいてくれ。俺は、彼女に合わす顔が無いんでな、こいつが」
アゼリア:「いえ。そのようなことは」
焔:「…う〜ん。あぜりんさえ良ければ、俺が未羽ねーちゃんに渡そうか?」

アゼリア:ちなみにこの鍵は、守護者に返すのが正しい選択なのかな。スグリ君に返せばいいのかなって安直に考えてましたが(笑)。
焔:たぶん。残す理由もあまりないと思うし。
GM:そこはアゼリアさんの選択にお任せします。守護者に返してもいいですし、この屋敷に置いておくなら、厳重に保管しておいてくれるでしょう。
蒼紫:時計守がどう思うかだけど……ここは守護者に返しちゃってOKだと思う。
GM:時計守は収集家としての好奇心でこれを手元に置いてただけなので。別に怒ったりしませんよ。
焔:割とどうでもよさげな扱いでしたしね。
アゼリア:ふむ。なるほど。どちらでも大丈夫ということであれば、まずはこれを渡してくれた人に返そう。その後で、彼が守護者に返すならそれでよいし。保管するならそれでよしとしよう。

蒼紫:「俺は友人を守れただけで充分だ……『時計守』もそれで納得してくれるだろう」
アゼリア:「…そう、ですね。焔、その前に少し待ってもらえますか?」
焔:「ん、OK」
GM:…とまあ、そんなところで、部屋の外が若干騒がしく。「おきゃくさまのおかえりですかー?!」どたばた。「こらスグリ、屋敷の中を走らないでくれよ…」と、呆れたような声も。ばぁん、と勢いよく客室の扉が開かれると、そこに居たのはスグリと時計守です。
蒼紫:「よっ、『時計守』。何とかなったぜ」軽い調子で片手を上げる。
GM/時計守:「やあ、おかえり、半魔たち。無事にハッピーエンドを作れたかい?」
アゼリア:「見ての通り、全員無事です。そちらも」
焔:「その様子だと、全部覚えてるみたいだな」
GM/時計守:「まあね。しかし覚えているのは私とスグリくらいのものだ。この世界ではもはや“人食い鬼”は『最初から居なかった』扱いになっている。彼が起こした非道も全てチャラだ」
焔:「OKOK、それなら苦労した甲斐があったってもんだ」にんまりと笑う。
蒼紫:「それが良いだろう。……惨劇など、憶えていないに越した事はない」
GM/時計守:「図らずもキミ達は、地球ドミニオンの歴史を少々変えてしまったわけだ。守護者が健在な頃なら、小言くらいは言われたかもしれないね」くすくす。
蒼紫:「何を今更。俺は『世界ノ敵』なんだぜ?」
GM:「ああ、蒼紫君はそうだったね、確かに今更だ」くすくす笑う時計守。「スグリも、みんなも、ごしゅじんさまもぶじなのです! ほんとーに、ありがとうです!」と、スグリは深々とあなた方に頭を下げます。
アゼリア:「スグリ。これを」
GM/スグリ:「……?」時計守の隣で、首を傾げるスグリです。
アゼリア:「覚えているのかどうかは分かりませんが、これは貴方のものですか?」
GM/スグリ:「あ…はい、わたしがごしゅじんさまから、あずかってたものです」“鍵”を見せられると、こくりと頷きます。
アゼリア:「では、これは一旦貴方にお返しします。ありがとう。助かりました」
GM/スグリ:「あ…はいです」受け取りました。「でも、ありがとうはスグリのほうが、なんじゅーばいも言わなきゃならないのです」
焔:「…あ〜、その事なんだけど。アゼリアねーちゃんの『鍵』、要らなくなったなら俺様が預かって良いか? 未羽ねーちゃんに返しておくから」
GM/時計守:「“鍵”のことなら、欲しいと言うなら君たちに差し上げよう。今回の件の報酬にしてはまだ安いくらいだろう」

アゼリア:お値段に換算したらどれくらいなんだろう。
焔:プライスレス。きっと。
GM:金銭価値に換算するのは、ちょっと無茶でしょうな。
アゼリア:確かに。

GM/スグリ:「ほんとーにほんとーにほんとーに、ありがとうですっ」もう一度、みなさんに頭を下げますよ。
蒼紫:「なーに、気にすんなよ。トモダチ、だろう?」
アゼリア:「いえ。礼には。(あの時、私を呼んだのは…やはりスグリであったのだろうか)」
GM/スグリ:「…そーですね。トモダチ、です♪」にこりと微笑むスグリ。支配を受けていたこれまでとははっきり違う、素敵な笑顔です。

アゼリア:OPの声は、結局スグリ本人だったのかな。
蒼紫:じゃないかなぁ。ただ、歴史が変わっちゃったからスグリは憶えてないだろうけど。
GM:あの声は確かにスグリ本人のものです。無意識に鬼の支配に抵抗しようとした意思の表れ、って感じですね。
アゼリア:なるほど。

焔:とことこ近づいて「んじゃ、その鍵は俺が受け取って良いかな?」スグリちゃんの顔を覗き込み。
GM/スグリ:「はいです。守護者さんにきっちりおかえししてくれるとうれしいですっ」にぱー、と至近距離で笑顔を浮かべ、鍵を差し出します。
アゼリア:「では改めて、お願いしますよ。焔」
焔:「サンキュー♪ んで、せっかくだからもう一つ貰っちゃおう」と、そのまま顔を近づけて…唇にチューします(ぉ
GM/スグリ:「……?! はうあ!」チューされて思考停止。それから顔を離して変な叫び声を上げました(笑)。
蒼紫:「……こいつは……全く」額に手を当てて呆れ顔。
焔:「これで貸し借り無しだ。それじゃ、バッハハーイ!」にんまり笑顔で手を振り、意気揚々と玄関から出て行こう(笑)。
GM/スグリ:「す、スグリのはじめてがうばわれたですー!!」ここがドミニオンでなければ、ご近所一帯に響き渡るような大声で叫んだり(笑)。
蒼紫:「責任取れよ、『男の子』ッ!」
焔:「ふははは、俺様は愛の旅人! 数多の愛を求めて世界を流離うサダメなのだ〜!」高らかに笑い声を上げつつ退場しよう(笑)。
蒼紫:「…ま、俺は少し邪魔して行くわ。せっかくのワインとチーズも用意したんだし、な。アゼリア、お前はどうする?」
アゼリア:「ご相伴に預かりましょうか」
GM/時計守:「やれやれ。そうだね、ささやかながら客人をもてなす用意も整っている。一人は帰ってしまったが、軽く宴会といこう」
蒼紫:「じゃ、時計守。アポスルのみんなも揃って……乾杯と行こうぜ?」ニヤッ、と笑って。
GM/時計守:「久々に飲み明かすとするか」同じくにやりと笑みを。
アゼリア:「スグリ。無事で、良かった。」で、抱きしめて終わろう。
GM/スグリ:「……わわ…」抱擁を受け、一瞬戸惑ったスグリですが…。「……ぶじで、よかったです」どんな深い霧でも照らす、日の光のような。そんな満面の笑顔で、頷いたのでした。




ビーストバインド トリニティ
鬼食らい

THE END



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